JP2010008971A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takeshi Fukao
剛 深尾
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
Shinichi Kawahara
真一 川原
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Kazuosa Kuma
数修 久間
Tsutomu Kato
勉 加藤
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Abstract

【課題】転写紙搬送装置上から回収した残留トナーも、再利用することによりトナーリサイクル率を向上でき、転写紙搬送装置からの回収トナー容器容量を小さくすることにより装置の小型化を図る。
【解決手段】ブラック以外の色の像担持体1及び現像装置3はトナー像を中間転写体6に転写すべく配置され、中間転写体6及びブラック像担持体1Bにそれぞれ接触しつつ記録媒体を搬送する転写搬送装置15を有し、ブラック像担持体1B上のトナー像は記録媒体へ直接転写し、その後中間転写体6上のトナー像を重ねて転写することが可能であり、転写搬送装置15上に残留したトナーを除去して一時的に保持するクリーニング手段34と、除去されたトナーを搬送する除去トナー搬送手段11とを有し、転写後にブラック像担持体1B上から回収されたブラックトナー及びクリーニング手段34により除去されたトナーをブラック現像装置3Bに回収して再利用する画像形成装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは像担持体または転写体から回収したトナーをリサイクルする乾式2成分現像方式の画像形成装置に関する。
最近の市場におけるカラー画像形成装置の稼働状況を見ると、所望する全形成画像におけるモノクロ画像の占める割合は7〜8割程度であり、フルカラー画像中にもブラックトナーが使用されていることを考慮すると、画像形成時において転写材に対して転写されず像担持体上または転写体上に残存した廃トナー中におけるブラックトナーの割合が他の色のトナーに比してかなり高いことが分かる。
上述の理由から、他の色が混合しないようにブラックトナーのみを回収し、回収したトナーを再度使用する技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。この技術により、ほとんどの回収トナーを廃棄せずに済むので実用的である。また、混色トナーをブラック現像装置で再利用するため、回収トナー量が予め定められた混入量以下となるように制限する技術が、例えば「特許文献2」に開示されている。また、回収トナーの再利用及び廃棄をトナー搬送スクリュの回転方向の切替により行う技術が、例えば「特許文献3」に開示されている。さらに、混色トナー専用の現像装置及び像担持体を設ける技術が、例えば「特許文献4」、「特許文献5」に開示されている。
特開2002−357938号公報 特許第3366969号公報 特開2002−365995号公報 特開2000−35703号公報 特開2006−30519号公報
「特許文献1」に開示された技術では、タンデム方式の各色配置においてブラック現像装置が最上流側に配置されており転写紙への転写位置から最も遠く、市場で最も稼働率の高いモノクロ画像形成時においてブラックトナーの顕像化が行われてから転写紙に転写されるまでの時間が長いという問題点がある。このためオペレータがプリント命令を出力してから実際に転写紙が排出されるまでの待ち時間が長く、さらに各作像装置の空転時間が長いことにより無駄に空転している部品の摩耗が速く、部品寿命を短縮してしまう。「特許文献2」に開示された技術では、回収トナーのカラー比率を管理することができないため、特定の色のトナー回収比率が大きくなった場合、どうしても混色トナーの混入によりブラックの色調が変性してしまう等の画質劣化が発生してしまうという問題点がある。
「特許文献3」に開示された技術では、クリーニング装置の内部には混色トナーが貯留されており、画素のカウントによって各画像毎に使用される各色トナーの使用量を把握できたとしても実際はその積分値を扱うこととなるため、回収トナー中の混色度合いを正確に推定することが困難であるという問題点がある。「特許文献4」及び「特許文献5」に開示された技術では、通常の画像形成ユニット数よりもユニットを多数設置する必要が生じ、装置の大きさが大きくなってしまうと共に製造コストが上昇してしまうという問題点がある。
本発明は上述した各問題点を解決し、ブラック画像を形成する像担持体を中間転写装置よりも転写紙搬送方向上流側の位置に独立して配設し、カラー画像形成時においてブラック現像剤を混色しない状態で回収して再利用が可能であると共に、転写紙搬送装置上から回収した残留トナーも再利用することによりトナーリサイクル率を向上でき、転写紙搬送装置からの回収トナー容器容量を小さくすることにより装置の小型化を図ることが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、ブラックを含む各色に対応した複数の像担持体と、前記各像担持体上に形成された潜像を顕像化する現像剤を収容し前記各像担持体に対応して設けられた複数の現像装置と、顕像化されたトナー像が転写される中間転写体とを有し、ブラック以外の色に対応する前記像担持体及び前記現像装置は顕像化されたトナー像を前記中間転写体に転写すべく配置され、ブラックに対応する前記像担持体及び前記現像装置は前記中間転写体よりも記録媒体搬送方向上流側に前記中間転写体とは独立して配置され、前記中間転写体及びブラックに対応する前記像担持体にそれぞれ接触しつつ記録媒体を搬送する転写搬送装置を有し、ブラックに対応する前記像担持体上のトナー像は記録媒体へ直接転写し、記録媒体にブラックに対応する前記像担持体上のトナー像を転写した後に前記中間転写体上のトナー像を重ねて転写することが可能な画像形成装置であって、前記転写搬送装置上に残留したトナーを除去して一時的に保持するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で除去されたトナーをブラックに対応する前記現像装置に搬送する除去トナー搬送手段とを有し、転写後にブラックに対応する前記像担持体上から回収されたブラックトナー及び前記クリーニング手段により前記転写搬送装置上より除去されたトナーをブラックに対応する前記現像装置に回収して再利用することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、さらに前記中間転写体と前記転写搬送装置とを接離させる接離手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、さらに各色のトナーを各色毎に記録媒体上に転写する画像調整パターンを出力した際に、前記中間転写体から前記転写搬送装置に転移された残留トナーを前記クリーニング手段で除去し、ブラックに対応する前記現像装置に回収して再利用することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、さらに出力される前記画像調整パターンは各色毎のトナー量が同じであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の画像形成装置において、さらに前記クリーニング手段で除去された前記画像調整パターンのブラックトナーは前記除去トナー搬送手段のトナー搬送方向最下流側の位置で回収されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらにブラック以外の前記画像調整パターンの作成位置を前記除去トナー搬送手段のトナー搬送方向において互いに変化させる制御手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらに前記クリーニング手段で除去されたトナーを撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、さらに前記クリーニング手段で除去されたトナー中の紙粉を除去する紙粉除去手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ブラックの像担持体上より回収されたブラック転写残トナーの他に転写紙搬送装置上より回収された残留トナーをリサイクルできるので、リサイクル率を向上することができる。
図1は、本発明の一実施形態を採用した画像形成装置としてのカラーデジタル複合機の概略正面図である。同図においてこのカラーデジタル複合機は、イエロ、シアン、マゼンタ(Y,C,M)の3つの画像形成ユニット12Y,12C,12Mを有しており、これらがループ状をなしほぼ水平に延びる中間転写体としての中間転写ベルト6のベルト移動方向に沿って直列に配置されたタンデム方式を採用している。ブラック(B)の画像形成ユニット12Bは上述のタンデム配列よりも記録媒体である転写紙の移動方向上流側の位置に独立して設けられており、その転写構成は中間転写ベルト6に対するイエロ、シアン、マゼンタの転写構成とは独立し、画像形成ユニット12Bで形成されたブラックのトナー像は転写搬送装置15によって転写紙に対して直接転写されるように構成されている。画像形成ユニット12Bは転写紙の垂直搬送経路の近傍にこれに沿って配置されており、転写搬送装置15は垂直搬送経路の下流側に配置された定着装置10の転写紙搬送方向上流側のスペースに中間転写ベルト6に対して直交する向きに配置されている。
各画像形成ユニット12Y,12C,12M,12Bは画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして構成されている。各画像形成ユニット12は、像担持体としての感光体ドラム1、帯電装置2、各感光体ドラム1上に形成された潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置3、感光体クリーニング装置4等をそれぞれ備えている。各画像形成ユニット12は、それぞれが有する各感光体ドラム1の周面が中間転写ベルト6の下側の展張面に接するようにそれぞれ配置されている。
各画像形成ユニット12の下方にはレーザ光により各感光体ドラム1の周面上に静電潜像を形成する露光装置5が配設されており、画像形成装置本体の上部には原稿画像を読み取るスキャナ16が配設されている。スキャナ16で読み取られた原稿、ファクシミリ等の受信データ、コンピュータから送信されるカラー画像情報等は、イエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に色分解されて各色の画像データ情報が形成され、形成された画像データ情報が各色の画像形成ユニット12に対応した露光装置5にそれぞれ送られる。
均一に帯電された各感光体ドラム1は、各露光装置5からの露光光により露光されて静電潜像を形成され、この潜像に各現像装置3から供給されたトナーが供給されることによりトナー像が形成される。各感光体ドラム1Y,1C,1M上に作成されたカラートナー像はタイミングを合わせて中間転写ベルト6にそれぞれ転写され、中間転写ベルト6上には色重ねされたトナー像が形成される。
本実施形態では感光体クリーニング装置としてブレードタイプのものを用いたが、ファーブラシローラ、磁気ブラシクリーニング方式等の他の方式であってもよい。また、露光装置5もレーザ方式には限定されず、LED方式等の他の方式であってもよい。
中間転写ベルト6は、駆動ローラ17、従動ローラ18、テンションローラ19,20によって支持されており、中間転写ベルト6の内側には各感光体ドラム1に対向して1次転写ローラ21Y,21C,21Mが設けられている。中間転写ベルト6を介して従動ローラ18と対向する位置には、中間転写ベルト6上の残留トナーを除去するベルトクリーニング装置7が配設されている。
感光体ドラム1B上に形成されたブラックトナー像は、転写搬送装置15が有する転写紙搬送ベルト8によって搬送される転写紙に直接転写され、その後に中間転写ベルト6上に色重ねされたイエロ、シアン、マゼンタのカラートナー像が転写紙に転写される。このため転写紙搬送ベルト8は、ブラックトナー像の転写部においては直接転写ベルトとして機能し、中間転写ベルト6上のカラートナー像の転写部においては2次転写ベルトとして機能する。
画像形成装置本体の下部には、互いにサイズが異なる転写紙を貯容する給紙トレイ22,23が配設されている。各給紙トレイ22,23から図示しない給紙手段によって給紙された転写紙Pは、図示しない転写紙搬送手段を介してレジストローラ対24へと搬送され、スキューを修正された後に所定のタイミングで感光体ドラム1Bと転写紙搬送ベルト8との接触部位である転写部へと搬送される。ブラックトナー像とカラートナー像とを重ねて転写された転写紙は、定着装置10においてトナー像を定着されてカラー画像が形成される。定着された転写紙は搬送経路R1へと搬送され、排紙ローラ対30により排紙トレイ31上にフェイスダウン状態で排出されて積載される。両面モードの場合には図示しない切替爪により搬送経路R2へと搬送され、両面ユニット33で反転された後にレジストローラ対24へと送られ、片面画像形成時と同様の排紙経路を辿る。
転写搬送装置15は、転写紙搬送ベルト8、転写紙搬送ベルト8を支持する駆動ローラ25、転写手段を兼ねる従動ローラ21B、テンションローラ27、2次転写ローラ28、転写紙搬送ベルト8上をクリーニングするクリーニングブレード9等を具備している。2次転写ローラ28は駆動ローラ17に対向配置されており、転写紙搬送ベルト8を介して図示しない接離機構により中間転写ベルト6に対して接離自在に構成されている。モノクロ画像作成時において、露光装置5からの射出光によって感光体ドラム1B上の画像部がブラックの画像データに基づいて露光され、現像装置3Bからのブラックトナーの供給により感光体ドラム1B上にはブラックトナー像が作成される。作成されたブラックトナー像は転写紙搬送ベルト8によって搬送される転写紙に直接転写され、定着装置10により定着されて転写紙上にモノクロ画像が形成される。
モノクロ画像形成時において、中間転写ベルト6と転写紙搬送ベルト8との接触部は上述した図示しない接離機構の作動により図2に二点鎖線で示すように互いに離間されており、イエロ、シアン、マゼンタの各画像形成ユニット12及び中間転写ベルト6は作動しない。これにより、イエロ、シアン、マゼンタの各画像形成ユニット12及び中間転写ベルト6の長寿命化を図ることができる。上述の構成では2次転写ローラ28を変位させる構成としたが、従動ローラ21Bを支点として転写紙搬送ベルト8全体を変位させる構成としてもよい。
上述の構成では、中間転写ベルト6に比して周長が大幅に短い転写紙搬送ベルト8を接離させ、中間転写ベルト6は転写紙搬送ベルト8と連動しない構成であるので、中間転写ベルト6の張力変動がない。色合わせ数の多い中間転写ベルト6を転写紙搬送ベルト8に対して接離する構成を採用することも可能であるが、この場合には色合わせのための位置精度が経時的に低下する虞がある。これに対して上述の構成では、中間転写ベルト6をイエロ、シアン、マゼンタの各感光体ドラム1に接したままの構成とすることができるため、中間転写ベルト6上の位置決め精度を高く設定でき、ベルト寄りに対する余裕度が向上する。また、ベルト走行が安定化することによりフルカラー画像形成時における色ずれに対しても余裕度を向上させることができる。なお、従来技術としてモノクロ画像形成時に中間転写ベルトをブラック以外の像担持体から離間させる構成が知られているが、この方式では中間転写ベルトのみを駆動してブラック以外の画像形成ユニットを駆動(空転)させる必要はないものの、中間転写ベルトを変位させるために上述した張力変動の問題は避けられない。
上述した構成において、中間転写ベルト6を支持する駆動ローラ17を図示しない手段によって変位させ、中間転写ベルト6を転写紙搬送ベルト8に対して接離させる構成を採用してもよい。この場合には、転写紙の搬送姿勢が変化することがないので転写紙搬送ベルト8と定着装置10との間における転写紙の挙動が安定するため、定着装置10から排出された後の転写紙にしわが発生したり画像に乱れが発生したりすることを防止することができる。
中間転写ベルト6の上方にはトナーバンク32が配設されている。トナーバンク32は、ブラックトナータンク32B、イエロトナータンク32Y、シアントナータンク32C、マゼンタトナータンク32Mから構成され、各トナータンク32はトナー補給パイプ29B,29Y,29C,29Mを介して各現像装置3に接続されている。
上述した構成では、ブラックトナー像を転写紙に対して直接転写する構成を示したが、これは構成部品点数を少なくできること、露光装置5から射出されるブラック画像のレーザ書き込み像を他の色のレーザ書き込み像と同じ向きにできることというメリットがあるためである。本発明はこの構成に限定されず、ブラックに対応する感光体ドラム1B上に形成されたトナー像を、中間転写ベルトや中間転写ローラを介して転写紙に転写する方式を採用してもよい。ただし、この場合には露光装置5から射出されるブラック画像のレーザ書き込み像が他の色のレーザ書き込み像を正像とすると鏡像となり、書き込み制御が複雑化する。
本実施形態において、ブラックの画像形成ユニット12Bは、他の色の画像形成ユニット12Y,12C,12Mから独立して配置されているので、ブラックの作像工程にイエロ、シアン、マゼンタの逆転写トナーが混入することがない。本発明において、ブラックの感光体ドラム1Bより回収されたトナーはブラックの現像装置3Bへと運ばれて再利用される。以下に本発明の特徴部を説明する。
図3に示すように、転写搬送装置15の右方にはクリーニングブレード9を内包するケーシング26が配設されており、クリーニングブレード9とケーシング26とによってクリーニング手段34が構成されている。クリーニングブレード9によって転写紙搬送ベルト8上より除去された残留トナーは、ケーシング26の底部へと落下する。ケーシング26の底部には、ケーシング26の内部とブラック現像装置3Bの内部とを連通し、ケーシング26内に貯留された残留トナーをブラック現像装置3Bへと搬送する除去トナー搬送手段11が配設されている。除去トナー搬送手段11は内部にスクリュを有しており、スクリュの回転によって残留トナーをブラック現像装置3Bへと搬送する。
転写紙搬送ベルト8上より回収される残留トナーは、ブラックの地汚れトナー及び中間転写ベルト6からもたらされるカラーの地汚れトナーであり、カラーの転写残トナーはベルトクリーニング装置7によって回収される。カラーの転写残トナーでは画像毎に回収されるトナー色の比率が大きく異なるが、転写紙搬送ベルト8上より回収される残留トナーは画像によって特定の色の比率が大きく異なることがなく、ブラックトナーに混合させてリサイクルすることが可能である。上述の構成により、ブラックの感光体ドラム1B上より回収されたブラック転写残トナーの他に転写紙搬送ベルト8上より回収された残留トナーをリサイクルできるので、リサイクル率を向上することができる。また、転写紙搬送ベルト8上の残留トナーをリサイクルすべくブラック現像装置3Bへと搬送することによりクリーニング手段34のトナー回収容量を小さくできるので、装置本体を小型化でき省スペース化を図ることができる。
また上述の構成では、モノクロ画像形成時において中間転写ベルト6と転写紙搬送ベルト8との接触部は上述した図示しない接離機構の作動により図2に二点鎖線で示すように互いに離間するので、転写紙搬送ベルト8上の残留トナーにフルカラーの地汚れが混色することを防止でき、ほとんどブラックの地汚れトナーとすることによりリサイクルトナーにおけるブラックの色調が変化することを防止することができ、良質な画像を得ることができる。
上述の構成の画像形成装置において、本発明では各感光体ドラム1上に画像調整パターンを作成してこれを転写紙に出力した際に、転写紙搬送ベルト8上に残留したトナーをクリーニング手段34で除去し、これをブラック現像装置3Bへと搬送してリサイクルする構成とした。図4に示すように画像調整パターンはカラーの転写残トナーとは異なり、回収される残留トナーの色と量とを管理することができるため、転写紙搬送ベルト8上で回収される残留トナーの色味(色相)を0に近づけることが容易であるため、ブラックトナーに混合してリサイクル使用してもブラックの色調が変化せず、良質な画像を得ることができる。また、このときに画像調整パターンの各色のトナー量を同じとすることにより、さらに管理を容易化することができる。
上述の構成において、図4に示すようにクリーニング手段34で除去された画像調整パターンのブラックトナーが除去トナー搬送手段11のトナー搬送方向最下流側の位置で回収されるように構成することにより、除去トナー搬送手段11ではトナー搬送方向下流側に向かうに従いトナーの撹拌が顕著となるため、ブラック現像装置3Bに回収される前に残留トナーが混合し易くなり、色味にムラがなくなり良質な画像を得ることができる。
また、ブラック以外のカラートナーの画像調整パターン作成位置を除去トナー搬送手段11のトナー搬送方向において互いに変化させる制御手段を用い、画像調整パターンを図5に示すように作成することにより、一定の時間間隔でカラーの画像調整パターン作成位置が変化し、除去トナー搬送手段11内で互いに異なる色同士のトナーが堆積することにより撹拌が容易化され、ブラック現像装置3Bに回収される前に残留トナーが混合し易くなり、色味にムラがなくなり良質な画像を得ることができる。
また、図3に符号14で示すように、クリーニング手段34内に貯容された残留トナーを撹拌する撹拌手段としてのスクリュを設けることにより、ブラック現像装置3Bまでのトナー搬送経路が短くトナー搬送中に十分な混合が期待できない場合であっても残留トナーを混合することができ、リサイクルトナーの色味にムラがなくなり良質な画像を得ることができる。
さらに、図3に符号13で示すように除去トナー搬送手段11の内部に紙粉を除去する紙粉除去手段を配設することにより、紙粉が多い転写紙であっても転写紙搬送ベルト8上で回収された残留トナーをリサイクル使用することができ、リサイクルトナーに紙粉が混入することにより異常画像が発生する不具合を防止することができる。図3の構成では、紙粉除去手段13として紙粉を漉す網状部材を取り付けている。網状部材の網の目の大きさはトナー粒径よりも十分に大きいため、トナー搬送の妨げとはならない。
上記実施形態では、本発明が適用可能な画像形成装置としてカラーデジタル複合機を用いた例を示したが、本発明が適用可能な画像形成装置はこれに限られず、複写装置、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ等に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる転写搬送装置の接離動作を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる画像形成装置の画像形成部要部の概略図である。 本発明の一実施形態における画像調整パターン作成時に除去トナー搬送手段内を搬送される残留トナーの挙動を説明する概略図である。 本発明の一実施形態における画像調整パターン作成時に除去トナー搬送手段内を搬送される残留トナーの挙動を説明する概略図である。
符号の説明
1 像担持体(感光体ドラム)
3 現像装置
6 中間転写体(中間転写ベルト)
11 除去トナー搬送手段
13 紙粉除去手段
14 撹拌手段(スクリュ)
15 転写搬送装置
34 クリーニング手段

Claims (8)

  1. ブラックを含む各色に対応した複数の像担持体と、前記各像担持体上に形成された潜像を顕像化する現像剤を収容し前記各像担持体に対応して設けられた複数の現像装置と、顕像化されたトナー像が転写される中間転写体とを有し、ブラック以外の色に対応する前記像担持体及び前記現像装置は顕像化されたトナー像を前記中間転写体に転写すべく配置され、ブラックに対応する前記像担持体及び前記現像装置は前記中間転写体よりも記録媒体搬送方向上流側に前記中間転写体とは独立して配置され、前記中間転写体及びブラックに対応する前記像担持体にそれぞれ接触しつつ記録媒体を搬送する転写搬送装置を有し、ブラックに対応する前記像担持体上のトナー像は記録媒体へ直接転写し、記録媒体にブラックに対応する前記像担持体上のトナー像を転写した後に前記中間転写体上のトナー像を重ねて転写することが可能な画像形成装置であって、
    前記転写搬送装置上に残留したトナーを除去して一時的に保持するクリーニング手段と、前記クリーニング手段で除去されたトナーをブラックに対応する前記現像装置に搬送する除去トナー搬送手段とを有し、転写後にブラックに対応する前記像担持体上から回収されたブラックトナー及び前記クリーニング手段により前記転写搬送装置上より除去されたトナーをブラックに対応する前記現像装置に回収して再利用することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記中間転写体と前記転写搬送装置とを接離させる接離手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    各色のトナーを各色毎に記録媒体上に転写する画像調整パターンを出力した際に、前記中間転写体から前記転写搬送装置に転移された残留トナーを前記クリーニング手段で除去し、ブラックに対応する前記現像装置に回収して再利用することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    出力される前記画像調整パターンは各色毎のトナー量が同じであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング手段で除去された前記画像調整パターンのブラックトナーは前記除去トナー搬送手段のトナー搬送方向最下流側の位置で回収されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    ブラック以外の前記画像調整パターンの作成位置を前記除去トナー搬送手段のトナー搬送方向において互いに変化させる制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング手段で除去されたトナーを撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング手段で除去されたトナー中の紙粉を除去する紙粉除去手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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