JP2006220875A - 画像形成装置、帯電装置及び現像装置 - Google Patents

画像形成装置、帯電装置及び現像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ローラ部材を感光体から離間した状態に維持するスペーサ部材を、感光体の回転によって自動的に移動させてローラ部材を感光体に当接させる移動機構を有することによって、画像形成装置が使用されるまでの間、感光体が汚れてしまうことを確実に防止することができるとともに、画像形成装置を使用する際には、スペーサ部材を手作業で抜き取る必要がなく、感光体を回転させるだけでローラ部材を感光体に当接させて、容易に画像形成を行うことができるようにする。
【解決手段】ローラ部材を感光体から離れた位置に保持するスペーサと、感光体の回転に伴ってスペーサをローラ部材が感光体に圧接する位置に移動させるスペーサ移動機構と、ローラ部材を感光体から離すように移動させるとともに、スペーサをローラ部材を感光体から離れた位置に保持する位置に移動させる操作部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、帯電装置及び現像装置に関するものである。
従来、帯電ローラが感光体ドラムの表面に接触するローラ帯電方式の帯電装置や、現像ローラが感光体ドラムの表面に接触する現像装置を有する画像形成装置においては、帯電ローラや現像ローラのようなローラ部材が感光体ドラムに圧接した状態のまま長期間放置されると、ローラ部材と感光体ドラムとの接触部に感光体ドラムを汚してしまう物質が生成されやすい。このようにして生成された物質によって感光体ドラムが汚れてしまうと、形成された画像において、感光体ドラムの汚れた部位に対応する位置に濃度むら等が発生し、異常画像になってしまう。
特に、画像形成装置が工場で製造されてから実際に使用されるまでには、運送されたり、倉庫に保管されたりして、長期間に亘(わた)り使用されない状態のまま保管されることがある。このような場合、前述のように、感光体ドラムが汚れてしまう恐れがある。
そこで、帯電ローラや現像ローラのようなローラ部材と感光体ドラムとの間に、紙やフィルムから成るシートを挟んだり、スペーサ等の圧接解除手段を挿入したりすることによって、ローラ部材と感光体ドラムとを離間させておき、画像形成装置の使用時には、使用者が前記シートやスペーサを手作業で抜き取る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−156986号公報
しかしながら、前記従来の画像形成装置においては、画像形成装置の使用時に、使用者が前記シートやスペーサを手作業で抜き取る必要があり、手間がかかってしまう。また、前記シートやスペーサを抜き取るのを忘れてしまった場合や、抜き取る際に前記シートが破損してしまい、該シートの一部がローラ部材と感光体ドラムとの間に残存してしまった場合には、帯電不良や現像不良が起きて異常画像が発生してしまう。
本発明は、前記従来の画像形成装置の問題点を解決して、ローラ部材を感光体から離間した状態に維持するスペーサ部材を、感光体の回転によって自動的に移動させてローラ部材を感光体に当接させる移動機構を有することによって、画像形成装置が使用されるまでの間、感光体が汚れてしまうことを確実に防止することができるとともに、画像形成装置を使用する際には、スペーサ部材を手作業で抜き取る必要がなく、感光体を回転させるだけでローラ部材を感光体に当接させて、容易に画像形成を行うことができる画像形成装置、帯電装置及び現像装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、感光体に圧接した状態で回転するローラ部材を有する画像形成装置であって、前記ローラ部材を感光体から離れた位置に保持するスペーサと、前記感光体の回転に伴って前記スペーサをローラ部材が感光体に圧接する位置に移動させるスペーサ移動機構と、前記ローラ部材を感光体から離すように移動させるとともに、前記スペーサをローラ部材を感光体から離れた位置に保持する位置に移動させる操作部とを有する。
本発明によれば、画像形成装置、帯電装置及び現像装置は、ローラ部材を感光体から離間した状態に維持するスペーサ部材を、感光体の回転によって自動的に移動させてローラ部材を感光体に当接させる移動機構を有するようになっている。これにより、画像形成装置が使用されるまでの間、感光体が汚れてしまうことを確実に防止することができるとともに、画像形成装置を使用する際には、スペーサ部材を手作業で抜き取る必要がなく、感光体を回転させるだけでローラ部材を感光体に当接させて、容易に画像形成を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。
図において、11は画像形成装置であり、例えば、電子写真式プリンタ、ファクシミリ機、複写機、プリンタ、ファクシミリ機及び複写機の機能を併せ持つ複合機等であるが、いかなる種類の画像形成装置であってもよい。なお、本実施の形態においては、前記画像形成装置11がカラー電子写真式プリンタである場合について説明する。
そして、画像形成装置11は、ロワカバー12、及び、該ロワカバー12に対して支軸13を中心に分割面Z−Zから開閉自在なアッパカバー14を有し、該アッパカバー14に印刷済みの記録用紙が排出されるスタッカ15が配設される。また、前記ロワカバー12には給紙ローラ16〜19を有する概(おおむ)ねS状の用紙搬送路20が配設されていて、該用紙搬送路20の端部に記録媒体としての記録用紙を収納する給紙カセット21、及び、排出された記録用紙を収納するスタッカ15が配設される。さらに、前記用紙搬送路20には、給紙カセット21から記録用紙を繰り出す用紙繰り出し部22、繰り出された記録用紙を静電効果によって搬送ベルト23に付着させて搬送する搬送ベルトユニット24、画像トナーを記録用紙に定着させる定着部25が配設される。そして、前記搬送ベルトユニット24と用紙搬送路20とを挟んで記録用紙の搬送方向における上流側からブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像形成部26BK、26Y、26M及び26Cが配列されている。なお、各画像形成部26BK、26Y、26M及び26Cの構成は同一であり、収納されているトナーの色が異なる。
ここで、前記画像形成部26BK、26Y、26M及び26Cは、それぞれ、感光体としての感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cを有し、さらに、前記感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cの周囲に、感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cの表面を帯電させる帯電ローラ28BK、28Y、28M及び28C、LED(Light Emitting Diode)等を備え、帯電された感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cの表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する記録ヘッド29BK、29Y、29M及び29C、感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cの表面に帯電トナーを供給して静電潜像を現像する現像ローラ30BK、30Y、30M及び30C、感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cの表面のトナーを記録用紙に転写する転写ローラ32BK、32Y、32M及び32C等が配置されている。なお、図2において、現像ローラ30BKは図示されているものの、現像ローラ30Y、30M及び30Cは図示が省略されている。そして、前記感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27Cの表面に静電潜像を形成し、帯電トナーを静電効果によって付着させることにより画像トナーを形成する。また、前記転写ローラ32BK、32Y、32M及び32Cは、帯電ローラ28BK、28Y、28M及び28Cと逆極性に帯電しており、これにより、搬送ベルト23によって搬送される記録用紙に画像トナーを転写する。
なお、画像形成部26BK、26Y、26M及び26C、感光体ドラム27BK、27Y、27M及び27C、帯電ローラ28BK、28Y、28M及び28C、記録ヘッド29BK、29Y、29M及び29C、現像ローラ30BK、30Y、30M及び30C、並びに、転写ローラ32BK、32Y、32M及び32Cを、それぞれ、統合的に説明する場合には、画像形成部26、感光体ドラム27、帯電ローラ28、記録ヘッド29、現像ローラ30及び転写ローラ32として説明する。
次に、画像形成部26の構成について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるドラムユニットの斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態における現像装置の概略図である。
図3及び4において、40は画像形成部26のドラムユニットである。該ドラムユニット40は、図4に示されるように、帯電装置41、現像装置71及び感光体ドラム27上に残ったトナー42をクリーニングするクリーニング部46を有する。そして、前記帯電装置41は、回転する感光体ドラム27に圧接した状態で回転しながら該感光体ドラム27を帯電する帯電ローラ28を備える。また、前記現像装置71は、感光体ドラム27にトナー42を供給する現像ローラ30、該現像ローラ30のトナー量を規制する現像ブレード43、前記現像ローラ30にトナー42を供給する供給ローラ44、及び、トナー42を収容しておく収容部45を備える。
そして、前記帯電装置41の帯電ローラ28の周りを覆っているケース47は、帯電ローラ28を感光体ドラム27から離れた位置に移動させる操作治具48を操作する操作部としての第1操作部49及び第2操作部50を備える。なお、前記第1操作部49及び第2操作部50はケース47に形成された開口である。また、操作治具48は、後述されるように、帯電ローラ28を感光体ドラム27から離すための第1治具48a、及び、スペーサ移動ギヤ51を移動させるための第2治具48bを備える。そして、第1操作部49は、第1治具48aが帯電ローラ28を感光体ドラム27から離すためのものであり、また、第2操作部50は、第2治具48bがスペーサ移動ギヤ51を移動させるためのものである。
次に、帯電装置41における感光体ドラム27と帯電ローラ28との位置関係について説明する。まず、感光体ドラム27に帯電ローラ28が接している状態について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムに接している状態を示す斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムに接している状態を示す側面図である。
図1において、52は前記帯電ローラ28を回転自在に保持する軸受け、53は前記帯電ローラ28を感光体ドラム27に所定の圧力で圧接させるばね、54は前記軸受け52のガイドであり、帯電ローラ28が感光体ドラム27に圧接する方向を規制する。なお、矢印Aは感光体ドラム27の回転方向を示している。
また、図1及び5において、55は前記帯電ローラ28を感光体ドラム27から離れた位置に保持するスペーサ、51は前記感光体ドラム27の回転に伴ってスペーサ55を帯電ローラ28が感光体ドラム27に圧接する位置に移動させるスペーサ移動機構としてのスペーサ移動ギヤであり、該スペーサ移動ギヤ51には帯電ローラ28を感光体ドラム27から離れた位置に移動させるための操作治具48の第2治具48bが挿入される穴51aが形成される。前記スペーサ移動ギヤ51は帯電ローラ28の芯(しん)金28aに回転自在に嵌(かん)合している。また、57及び58は感光体ドラム27の両端に配設されたギヤである。
さらに、56は前記感光体ドラム27の回転によってスペーサ移動ギヤ51が回転して移動してきたときのストッパである。なお、前記スペーサ55、スペーサ移動ギヤ51、ストッパ56及び前記スペーサ55を帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れた位置に保持する位置に移動させるための第1操作部49及び第2操作部50は、帯電装置41内の左右に配設される。
次に、感光体ドラム27から帯電ローラ28が離れている状態について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムから離れた位置に保持されている状態を示す斜視図、図7は本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムから離れた位置に保持されている状態を示す側面図である。
前記画像形成装置11が製造されて工場から出荷される段階では、図6及び7に示されるように、帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れた位置に保持されている。この場合、スペーサ55が感光体ドラム27の表面に当接して、帯電ローラ28の芯金28aを、ばね53の付勢力に抗して、感光体ドラム27から離れる方向に移動した位置で停止させている。また、スペーサ移動ギヤ51が感光体ドラム27の両端に配設されたギヤ57及び58に噛(か)み合っている。
そして、図6及び7に示される状態から、感光体ドラム27を矢印Aに示される方向に回転させると、ギヤ57及び58によってスペーサ移動ギヤ51が回転させられ、スペーサ55を移動させるので、図1及び5に示されるように、帯電ローラ28が感光体ドラム27に接している状態となる。
次に、操作治具48の状態と、感光体ドラム27と帯電ローラ28との位置関係の状態との関連について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における操作治具の状態を示す第1の図、図9は本発明の第1の実施の形態における操作治具の状態を示す第2の図、図10は本発明の第1の実施の形態における操作治具の状態を示す第3の図、図11は本発明の第1の実施の形態における感光体ドラムと帯電ローラとの位置関係の変化を示す図である。
図8において、操作治具48は、帯電ローラ28の周りを覆っているケース47の第1操作部49及び第2操作部50に挿入される前の状態になっている。この場合、操作治具48はケース47の左右両側の外方において、互いに先端が向き合うように配設される。なお、帯電ローラ28の芯金28aの先端はスペーサ移動ギヤ51から長さaだけ突出し、操作治具48において、第2治具48bの先端は長さbだけ第1治具48aの先端よりも突出している。
そして、左右の操作治具48を互いに接近させて、第2治具48bを第2操作部50に挿入し、さらに、前記第2治具48bの先端をスペーサ移動ギヤ51の穴51aに挿入すると、図9に示されるようになる。さらに、左右の操作治具48を移動させてより接近させると、図10に示されるように、第1治具48aの先端が第1操作部49に挿入されて帯電ローラ28の芯金28aに作用する。
このようにして、左右の操作治具48を操作すると、感光体ドラム27と帯電ローラ28との位置関係は、図11(a)〜(d)に示されるように変化する。なお、図11において、矢印Bはスペーサ移動ギヤ51が回転する方向を示し、矢印Dは操作治具48の作用によって帯電ローラ28が移動する方向を示している。
次に、前記構成の画像形成装置11の動作について説明する。
本実施の形態において、ドラムユニット40は、画像形成装置11の装置本体に対して着脱自在になっている。そして、前記ドラムユニット40が使用前の状態であるときは、ドラムユニット40の中の帯電装置41内の状態は図6及び7に示されるようになっている。この場合、前記帯電ローラ28は、該帯電ローラ28を感光体ドラム27から離れた位置に保持するスペーサ55によって、感光体ドラム27から離れた位置で保持されている。このとき、スペーサ移動ギヤ51は感光体ドラム27の両端に配設されたギヤ57及び58と噛み合った状態にある。
そして、ドラムユニット40を画像形成装置11の装置本体にセットして使用を開始すると、感光体ドラム27が矢印Aに示される方向に回転し始めるので、図1及び5に示されるように、感光体ドラム27のギヤ57及び58に噛み合っていたスペーサ移動ギヤ51も回転する。これにより、前記ギヤ57及び58とスペーサ移動ギヤ51との噛み合いが外れ、該スペーサ移動ギヤ51は、帯電装置41のケース47に配設されているストッパ56の位置まで移動して停止する。また、前記スペーサ移動ギヤ51の回転によって、帯電ローラ28を感光体ドラム27から離れた位置で保持するために感光体ドラム27の表面に当接していたスペーサ55は、帯電ローラ28が感光体ドラム27に圧接する位置に移動し、感光体ドラム27の表面に当接しない状態となる。そのため、帯電ローラ28は、ばね53の付勢力によって、所定の圧力で感光体ドラム27に圧接させられる。
ところで、例えば、組立工場においてドラムユニット40を組み立てて、印刷試験を行った後に出荷するような場合には、帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れた位置に保持するための位置にスペーサ55を移動させる。そのため、図6及び7に示される状態から図1及び5に示される状態になるようにスペーサ移動ギヤ51を移動させる。
この場合、図8〜10に示されるように、作業者は操作治具48を移動させて、帯電装置41のケース47に配設された第1操作部49及び第2操作部50に挿入する。まず、操作治具48のスペーサ移動ギヤ51を移動させるための第2治具48bが、第2操作部50から挿入してスペーサ移動ギヤ51に配設されている穴51aに嵌合する。次に、第1治具48aが第2操作部50から挿入して帯電ローラ28の芯金28aに作用する。なお、該帯電ローラ28の芯金28aの先端がスペーサ移動ギヤ51から突出する長さaと、第2治具48bの先端が第1治具48aの先端よりも突出している長さbとの関係は次の式(1)で示されるようになっているので、第2治具48bが先にスペーサ移動ギヤ51の穴51aに嵌合する。
b>a ・・・式(1)
そして、第1治具48aの先端は円錐(すい)状の形状をしており、第1操作部49に挿入されると、図10に示されるように、帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れる方向に帯電ローラ28を移動させる。
また、作業者が操作治具48を挿入する前において、帯電ローラ28と感光体ドラム27との位置関係は図11(a)に示されるようになっている。この場合、第1操作部49は第1治具48aを挿入して帯電ローラ28を感光体ドラム27から離すように、帯電ローラ28の中心から感光体ドラム27の中心側に円形に配置されている。そして、作業者は第2治具48bを第2操作部50から挿入して穴51aに嵌合させ、さらに、第1操作部49から第1治具48aを挿入していくと、図11(b)に示されるように、円錐形状の第1治具48aの先端が帯電ローラ28を感光体ドラム27に圧接する方向と逆の矢印Dに示される方向に、ガイド54に沿って移動させる。これにより、帯電ローラ28は感光体ドラム27から離れた位置となり、帯電ローラ28に回転自在に嵌合しているスペーサ移動ギヤ51も、感光体ドラム27のギヤ57及び58に噛み合わない位置まで移動する。
そして、図11(c)に示されるように、操作治具48を第1操作部49及び第2操作部50に挿入し、帯電ローラ28及びスペーサ移動ギヤ51を感光体ドラム27から離した状態で、矢印Bに示される方向に第2操作部50によって移動することができないところまで移動させる。このとき、スペーサ移動ギヤ51は、ギヤ57に噛み合わない位置にあるので、移動可能である。前述したような状態から、操作治具48を第1操作部49及び第2操作部50から抜き出すと、図11(d)に示されるように、ガイド54に沿って帯電ローラ28が感光体ドラム27に圧接する方向に移動し、スペーサ55が帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れた位置に保持する位置に移動して停止する。このとき、スペーサ移動ギヤ51はギヤ57に噛み合う。なお、前述の一連の動作において、感光体ドラム27及び帯電ローラ28は、印刷動作時の回転方向にも逆方向にも回転しない。
また、前記操作治具48並びに第1操作部49及び第2操作部50は、左右同時であっても、また、左右のいずれか片方ずつであっても動作可能である。そして、前述の動作を行うことによって、ドラムユニット40を組み立て、印刷試験を終了した後において、感光体ドラム27、帯電ローラ28等を印刷動作時の回転方向と逆の方向に回転させずに簡単に、帯電ローラ28を感光体ドラム27から離れた位置に保持することができる。
このように、本実施の形態においては、ドラムユニット40を出荷する前の保管時にスペーサ55を帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れる位置にしておくことによって、帯電ローラ28と感光体ドラム27とを圧接した状態のまま長期間放置されたときに帯電ローラ28と感光体ドラム27との接触部に発生する感光体ドラム27を汚してしまう物質の発生を防止することができる。そのため、前記物質の発生に起因する濃度むら等の異常画像の発生を防止することができる。
そして、画像形成装置11の納品先で使用者がドラムユニット40を動作させると、感光体ドラム27の回転によって帯電ローラ28が感光体ドラム27に圧接するようにスペーサ55が移動する。そのため、使用者は、手作業でスペーサ55を移動させたり取り外したりする面倒な作業を行わなくてもよいので、スペーサ55を取り外すのを忘れたときに発生する異常画像の発生を防止することができる。
また、ドラムユニット40を出荷する前の保管時にスペーサ55を帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れる位置にする際、帯電装置41にスペーサ55を移動させるための第1操作部49及び第2操作部50を配設し、スペーサ55の移動用の第1治具48a及び第2治具48bを移動させることによって、帯電ローラ28及び感光体ドラム27を印刷動作時の回転方向と逆の方向に回転させずに、スペーサ55を帯電ローラ28が感光体ドラム27から離れた位置に保持する位置に簡単に移動することができる。そのため、感光体ドラム27及び帯電ローラ28が逆の方向に回転したときに起こる不具合の発生を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成を有するものについては、同じ符号を付与することによって、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図12は本発明の第2の実施の形態における現像ローラが感光体ドラムに接している状態を示す側面図、図13は本発明の第2の実施の形態における現像ローラが感光体ドラムから離れている状態を示す側面図、図14は本発明の第2の実施の形態における操作治具の状態を示す図、図15は本発明の第2の実施の形態における操作治具の操作による感光体ドラムと帯電ローラとの位置関係の変化を示す図である。
本実施の形態においては、現像装置71の現像ローラ30と感光体ドラム27との位置関係の変化について説明する。ここで、現像装置71は、図12〜15に示されるように、現像ローラ30を感光体ドラム27から離れた位置に移動させる操作治具48が操作する操作部としての第1操作部60及び第2操作部61を備えている。また、前記操作治具48は、現像ローラ30を感光体ドラム27から離すための第1治具48a、及び、スペーサ移動ギヤ51を移動させるための第2治具48bを備える。前記第1操作部60は第1治具48aが現像ローラ30を感光体ドラム27から離すためのものであり、第2操作部61は第2治具48bがスペーサ移動ギヤ51を移動させるためのものである。
また、図12〜15において、62は現像ローラ30を感光体ドラム27に所定の圧力で圧接させるばね、64は現像ローラ30を回転自在に保持し、支点63が設けられた現像フレーム、65は感光体ドラム27を回転自在に保持し、支点63が設けられた感光体ドラムフレームである。なお、前記第1操作部60及び第2操作部61は感光体ドラムフレーム65に形成された開口である。そして、前記支点63は、ばね62によって現像ローラ30と感光体ドラム27とが所定の圧力で圧接するように現像フレーム64と感光体ドラムフレーム65とを係合する。また、前記支点63によって現像ローラ30が感光体ドラム27に圧接する方向を規制する。
そして、55は前記現像ローラ30を感光体ドラム27から離れた位置に保持するスペーサ、51は前記感光体ドラム27の回転に伴ってスペーサ55を現像ローラ30が感光体ドラム27に圧接する位置に移動させるスペーサ移動ギヤであり、該スペーサ移動ギヤ51には現像ローラ30を感光体ドラム27から離れた位置に移動させるための操作治具48が作動する穴51aが形成されている。また、スペーサ移動ギヤ51は現像ローラ30の芯金30aに回転自在に嵌合している。そして、66は前記感光体ドラム27の回転によってスペーサ移動ギヤ51が回転して移動してきたときのストッパである。
なお、前記スペーサ55、スペーサ移動ギヤ51、ストッパ66、並びに、前記スペーサ55を現像ローラ30が感光体ドラム27から離れた位置に保持する位置に移動させるための第1操作部60及び第2操作部61は、現像装置71内の左右に配設される。
次に、本実施の形態における画像形成装置11の動作について説明する。
まず、ドラムユニット40が使用前の状態であるとき、該ドラムユニット40の中の状態は図12に示されるようになっている。この場合、前記現像ローラ30は、感光体ドラム27から離れた位置に保持するスペーサ55によって、感光体ドラム27から離れた位置で保持されている。このとき、スペーサ移動ギヤ51は感光体ドラム27に配設されたギヤ57及び58と噛み合った状態にある。
そして、ドラムユニット40を画像形成装置11の装置本体にセットして使用を開始すると、感光体ドラム27が矢印Aに示される方向に回転し始めるので、図13に示されるように、感光体ドラム27のギヤ57及び58に噛み合っていたスペーサ移動ギヤ51が回転し、このギヤ57及び58とスペーサ移動ギヤ51との噛み合いが外れ、該スペーサ移動ギヤ51は、現像装置71のケースに配設されているストッパ66の位置まで移動して停止する。また、前記スペーサ移動ギヤ51の回転によって、現像ローラ30を感光体ドラム27から離れた位置で保持するために感光体ドラム27の表面に当接していたスペーサ55は、現像ローラ30が感光体ドラム27に圧接する位置に移動し、感光体ドラム27の表面に当接しない状態となる。そして、現像ローラ30を回転自在に保持した現像フレーム64が、感光体ドラム27を回転自在に保持した感光体ドラムフレーム65に支点63を介して保持されているので、現像ローラ30は、ばね62によって所定の圧力で感光体ドラム27に圧接させられる。
ところで、例えば、組立工場においてドラムユニット40を組み立てて、印刷試験を行った後に出荷するような場合には、現像ローラ30を感光体ドラム27から離れた位置に保持するための位置にスペーサ55を移動させる。そのため、図13に示される状態から図12に示される状態になるようにスペーサ移動ギヤ51を移動させる。
この場合、作業者は、図14に示されるような操作治具48を移動させ、現像装置71の感光体ドラムフレーム65及び現像フレーム64に配設された第1操作部60及び第2操作部61に挿入する。そして、操作治具48を使用して、スペーサ55を現像ローラ30が感光体ドラム27に圧接した状態から離れた位置に保持するように移動させるスペーサ移動ギヤ51を移動させる。なお、前記操作治具48による一連の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同様に、操作治具48並びに第1操作部60及び第2操作部61の動作によっても、感光体ドラム27及び現像ローラ30は、印刷動作時の回転方向にも逆方向にも回転しない。
このように、本実施の形態においては、ドラムユニット40を出荷する前の保管時にスペーサ55を現像ローラ30が感光体ドラム27から離れる位置にしておくことによって、現像ローラ30と感光体ドラム27とを圧接した状態のまま長期間放置されたときに現像ローラ30と感光体ドラム27との接触部に発生する感光体ドラム27を汚してしまう物質の発生を防止することができる。そのため、前記物質の発生に起因する濃度むら等の異常画像の発生を防止することができる。
そして、画像形成装置11の納品先で使用者がドラムユニット40を動作させると、感光体ドラム27の回転によって現像ローラ30が感光体ドラム27に圧接するようにスペーサ55が移動する。そのため、使用者は、手作業でスペーサ55を移動させたり取り外したりする面倒な作業を行わなくてもよいので、スペーサ55を取り外すのを忘れたときに発生する異常画像の発生を防止することができる。
また、ドラムユニット40を出荷する前の保管時に、スペーサ55を現像ローラ30が感光体ドラム27から離れる位置にする際、現像装置71にスペーサ55を移動させるための第1操作部49及び第2操作部50を配設し、スペーサ55の移動用の第1治具48a及び第2治具48bを移動させることによって、現像ローラ30及び感光体ドラム27を印刷動作時の回転方向と逆の方向に回転させずに、スペーサ55を現像ローラ30が感光体ドラム27から離れた位置に保持する位置に簡単に移動することができる。そのため、感光体ドラム27及び現像ローラ30が逆の方向に回転したときに起こる不具合の発生を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、LEDプリンタに適用した例について説明したが、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、MFP(multi Function Printer)等に用いられる画像形成手段に適用することができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムに接している状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるドラムユニットの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における現像装置の概略図である。 本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムに接している状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムから離れた位置に保持されている状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における帯電ローラが感光体ドラムから離れた位置に保持されている状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における操作治具の状態を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における操作治具の状態を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における操作治具の状態を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態における感光体ドラムと帯電ローラとの位置関係の変化を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における現像ローラが感光体ドラムに接している状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態における現像ローラが感光体ドラムから離れている状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態における操作治具の状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における操作治具の操作による感光体ドラムと帯電ローラとの位置関係の変化を示す図である。
符号の説明
11 画像形成装置
27、27BK、27Y、27M、27C 感光体ドラム
28、28BK、28Y、28M、28C 帯電ローラ
30、30BK、30Y、30M、30C 現像ローラ
41 帯電装置
42 トナー
49、60 第1操作部
50、61 第2操作部
51 スペーサ移動ギヤ
55 スペーサ
71 現像装置

Claims (7)

  1. (a)感光体に圧接した状態で回転するローラ部材を有する画像形成装置であって、
    (b)前記ローラ部材を感光体から離れた位置に保持するスペーサと、
    (c)前記感光体の回転に伴って前記スペーサをローラ部材が感光体に圧接する位置に移動させるスペーサ移動機構と、
    (d)前記ローラ部材を感光体から離すように移動させるとともに、前記スペーサをローラ部材を感光体から離れた位置に保持する位置に移動させる操作部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作部は、前記ローラ部材を感光体から離す第1操作部及び前記スペーサを移動させる第2操作部から成る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. (a)感光体に圧接した状態で回転しながら感光体を帯電する帯電ローラを有する帯電装置であって、
    (b)前記帯電ローラを感光体から離れた位置に保持するスペーサと、
    (c)前記感光体の回転に伴って前記スペーサを帯電ローラが感光体に圧接する位置に移動させるスペーサ移動機構と、
    (d)前記帯電ローラを感光体から離すように移動させるとともに、前記スペーサを帯電ローラを感光体から離れた位置に保持する位置に移動させる操作部とを有することを特徴とする帯電装置。
  4. 前記操作部は、前記帯電ローラを感光体から離す第1操作部及び前記スペーサを移動させる第2操作部から成る請求項3に記載の帯電装置。
  5. (a)感光体に圧接した状態で回転しながら感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像装置であって、
    (b)前記現像ローラを感光体から離れた位置に保持するスペーサと、
    (c)前記感光体の回転に伴って前記スペーサを現像ローラが感光体に圧接する位置に移動させるスペーサ移動機構と、
    (d)前記現像ローラを感光体から離すように移動させるとともに、前記スペーサを現像ローラを感光体から離れた位置に保持する位置に移動させる操作部とを有することを特徴とする現像装置。
  6. 前記操作部は、前記現像ローラを感光体から離す第1操作部及び前記スペーサを移動させる第2操作部から成る請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記請求項3若しくは4に記載の帯電装置、又は、前記請求項5若しくは6に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7917059B2 (en) 2007-02-22 2011-03-29 Oki Data Corporation Developing device and image forming apparatus
JP2015129892A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 カシオ電子工業株式会社 帯電ローラの接離機構及びそれを備えた画像形成装置

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