JP2010008872A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーの開閉機構を小型化しつつ、カバーを開けたときのユーザの操作性を高める。
【解決手段】装置本体110の下部の支軸21に、カバー20が開閉自在に支持される。カバー20の下部に扇形のギア23が一体的に形成される。装置本体110に、ギア23に噛み合う減速ギア22が設けられ、減速ギア22にトルクリミッタ24が接続される。支軸21の近傍に、カバー20の開放を規制するアーム25が設けられる。カバー20が開くとき、トルクリミッタ24による回動負荷がギアを通じてカバー20に伝達され、カバー20の急激な回動が阻止される。カバー20が開いたとき、カバー20と装置本体110との間には、支軸21の近傍でアーム25が露出するだけであり、ユーザの作業の邪魔にならない。
【選択図】図2
【解決手段】装置本体110の下部の支軸21に、カバー20が開閉自在に支持される。カバー20の下部に扇形のギア23が一体的に形成される。装置本体110に、ギア23に噛み合う減速ギア22が設けられ、減速ギア22にトルクリミッタ24が接続される。支軸21の近傍に、カバー20の開放を規制するアーム25が設けられる。カバー20が開くとき、トルクリミッタ24による回動負荷がギアを通じてカバー20に伝達され、カバー20の急激な回動が阻止される。カバー20が開いたとき、カバー20と装置本体110との間には、支軸21の近傍でアーム25が露出するだけであり、ユーザの作業の邪魔にならない。
【選択図】図2
Description
本発明は、開閉自在なカバーを有する画像形成装置に関する。
画像形成装置には、ジャムの処理を行うためやカートリッジの交換等のメンテナンスのために、装置本体の一部を開放するカバーが設けられている。このような必要時に、ユーザあるいはサービスマンはカバーの開閉操作を行う。
カバーが装置本体に対して下向きに開く場合、自重によってカバーが急激に開くことがある。これを防ぐために、ユーザは、カバーを支えながら開かなければならない。そこで、ユーザの操作性をよくするために、特許文献1には、カバーの開放動作を規制するダンパを設けた開閉機構が記載されている。
例えば、図4に示すように、カバー40が装置本体41の下部の支軸42周りに回動自在に設けられる。カバー40の中間付近に、円弧状の開閉アーム43が取り付けられる。開閉アーム43にラックギア44が形成され、装置本体41に、ダンパ45が設けられ、ダンパ45のギア46がラックギア44に噛み合う。カバー40を開くとき、ダンパ45によって開閉アーム43に負荷がかけられる。自由落下するカバー40を減速することができ、急激に開くことが阻止される。そして、開閉アーム43によって、カバー40の開度が決まる。
特開平11−84982号公報
通常、カバーが開き切らないように、開閉アームによって開放が規制される。カバーは開閉アームの長さに応じた最大開度まで開く。ところが、開いたカバーの左右のいずれか一側と装置本体との間に、開閉アームが露出する。ユーザがジャム処理あるいはメンテナンスを行うとき、開閉アームが邪魔になることがある。
また、カバーが閉じているとき、開閉アームは装置本体内に引っ込む。装置本体に開閉アームを収容するためのスペースが必要となり、装置の小型化を阻害する。
本発明は、上記に鑑み、カバーの開閉機構の小型化を図りながら、カバーを開けたときのユーザの操作性を高めれる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明は、装置本体に、上下方向に開閉するカバーが設けられ、カバーが、装置本体の下部の支軸に回動自在に支持され、支軸周りに、カバーが下方向に開くときにカバーの急激な開放を防ぐための減速部と、カバーの開放量を規制する規制部とが設けられたものである。
カバーの開閉機構を構成する減速部および規制部が支軸の近傍に集約される。カバーが支軸周りに回動して開いたとき、装置本体の下部において、開閉機構の構成部材が露出することになり、ユーザの邪魔にならない。
減速部は、複数のギアを有し、装置本体に、減速ギアが設けられ、カバーの外周に、減速ギアに噛み合うギアが形成される。そして、減速部は、開いていくカバーの回動に負荷を与えるトルクリミッタを備え、トルクリミッタは、装置本体に設けられて、減速ギアに接続される。トルクリミッタにより、カバーが開くときに回動負荷が与えられる。減速ギアにより、この回動負荷が増幅されてカバーに伝達される。
カバーは、支軸に対して抜き差し可能とされ、カバーは、開いた姿勢において、装置本体に着脱可能とされる。すなわち、ユーザがカバーを引っ張ると、カバーは支軸から抜け、カバーが装置本体から外れる。ユーザがカバーを支軸に押し込むと、カバーは支軸に差し込まれ、カバーが装置本体に装着される。
規制部が、装置本体とカバーとを連結するアームとされ、アームが、カバーの開放を止める。カバーは、シートの搬送路を開放し、規制部が、搬送路よりも下方に配される。カバーが開いたとき、アームが装置本体とカバーとの間に露出するが、搬送路よりも下方にあるので、作業するユーザの邪魔にならない。
減速部および規制部は、装置本体のフロント側に配置される。装置本体の後側には、通常、ローラ等に対する駆動機構が配置され、スペースが制限される。そのため、開閉機構を装置本体のフロント側に配置するのが好ましい。集約された開閉機構が配置されるので、大きくスペースをとることはない。
本発明によると、カバーの開閉機構が装置本体の下部に位置する支軸の近傍に集約されるので、開閉機構を設置するためのスペースを節約でき、装置の小型化を図れる。また、カバーが開いたときに、開閉機構の一部が装置本体の下部で露出するだけであるので、ユーザの邪魔にならず、ユーザの操作性を高めることができる。
本実施形態の画像形成装置を図1に示す。画像形成装置100は、外部から入力された画像データに応じて、記録用紙等のシートに対して多色あるいは単色の画像を形成する。画像形成装置は、装置本体110と、自動原稿処理装置120とを有している。装置本体110には、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等が内装されている。
装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿処理装置120は矢印M方向に回動自在とされ、自動原稿処理装置120が開くと、原稿載置台92の上が開放される。原稿載置台92に原稿を手置きで置くことができる。
原稿台92の下方に、読取装置90が設けられる。読取装置90は、光源、ミラー、読取素子等から構成される。読取装置90は、原稿載置台92上の原稿の画像を読み取り、画像データを出力する。
本画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられる。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電する。帯電器5として、チャージャ型の他、接触型のローラやブラシが用いられることもある。
露光ユニット1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素を有する。なお、露光ユニット1としては、この他発光素子をアレイ状に並べた、例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム3の表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化する。クリーナユニット4は、画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去、回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。上記中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4つ設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100〜150μm程度のフィルムを用いて、無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61上に積層される。このように、積層されたトナー像は中間転写ベルト61の回転によって、シートと中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によってシート上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定のニップ幅で圧接されると共に、転写ローラ10には、トナーをシートに転写させるためのトナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧が印加される。さらに、転写ベルト10は上記ニップ幅を定常的に得るために、転写ローラ10もしくは中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)とされる。
感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によってシート上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去、回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット65は、中間転写ベルト61に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードを備えている。クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用するシートを蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。手差し給紙カセット82にも画像形成に使用するシートが置かれる。装置本体110の上部に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82のシートを転写ローラ10および定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るためのシート搬送路Sが設けられている。シート搬送路Sに沿って、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d,レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、シートの搬送を促進、補助するための小型のローラであり、シート搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に配され、給紙カセット81からシートを1枚ずつピックアップしてシート搬送路Sに供給する。ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に配され、手差し給紙カセット82からシートを1枚ずつピックアップしてシート搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、シート搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、レジストローラ13は、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングで駆動され、シートを転写ローラ10に搬送する。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転する。ヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて、制御部によって所定の定着温度となるように温度制御される。定着ユニットにより、シートに転写された多色トナー像は、溶融されて混合し、圧接されて、シートに対して熱定着される。なお、ヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
給紙カセット81あるいは手差し給紙カセット82から供給されたシートは、シート搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送される。シートは、中間転写ベルト61上のトナー像の先端と整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シート上に画像が転写される。その後、シートは定着ユニット7を通過することによって、シート上の未定着トナーが熱で固着される。シートは、搬送ローラ12bによって排紙トレイ91上に排出される。
上記の搬送経路は、シートに対して片面印字する場合の経路である。両面印字するときは、上記のように片面印字が終了して、定着ユニット7を通過したシートの後端が最終の搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転して、シートを搬送ローラ12c,12dに導く。その後、レジストローラ13を経てシート裏面に印字が行われた後に、シートが排紙トレイ91に排出される。
図2に示すように、シート搬送路Sは、装置本体110の左右のいずれか一側に配され、シート搬送路Sは、下側から上側に向かって略垂直に形成される。印刷中にシートのジャムが発生したとき、シート搬送路Sから詰まったシートを取り除くために、シート搬送路Sを開放するカバー20が設けられる。カバー20は、装置本体110の左右のいずれか一側を覆い、装置本体110の支軸21周りに回動する。カバー20が下向きに回動すると、カバー20は開き、上向きに回動すると、カバー20は閉じる。なお、図2中、シート搬送路Sの一部は省略している。
支軸21は、装置本体110の下部に、前後一対に設けられる。支軸21は、前後方向と平行に水平な状態で装置本体110に固定される。そして、カバー20の開閉機構として、支軸21周りに、カバー20が下方向に開くときにカバー20の急激な開放を防ぐための減速部と、カバー20の開放量を規制する規制部とが設けられる。
減速部は、カバー20の回動に負荷を与える。そのため、減速部は、装置本体110に設けられた減速ギア22と、カバー20に設けられたギア23と、トルクリミッタ24とから構成される。
カバー20の下部が支軸21に嵌められ、カバー20が支軸21に回動自在に支持される。カバー20の前側の下部に、支軸21周りに扇形のギア23が形成される。減速ギア22は、このギア23に噛み合うように装置本体110の下部に配される。トルクリミッタ24は、装置本体110に設けられ、減速ギア22に接続される。トルクリミッタ24は、一般的な構造のものであり、トルクリミッタ24の入力軸に減速ギア22が取り付けられる。無理な荷重が加わったとき、スリップすることにより、一定のトルクが入力軸にかかる。このトルクが各ギア22,23を介してカバー20に伝達され、カバー20が開くときの回動負荷となる。
規制部は、装置本体110とカバー20とを連結するアーム25とされる。アーム25は、可撓性を有する帯状のプラスチック、金属等からなり、アーム25の両端がそれぞれ装置本体110およびカバー20にビス止めされる。アーム25の長さに応じて、カバー20の最大開度が決まる。アーム25は、支軸21の近傍で、シート搬送路Sよりも下方に配置される。カバー20が閉じているとき、アーム25は折れ曲がっている。
上記の減速部および規制部からなる開閉機構は、装置本体110の前側(フロント側)に配置される。また、シート搬送路Sよりも前側寄りに位置する。装置本体110の後側には、各ローラを駆動するためのモータや伝達ギアが配置される。そのため、装置本体110の後側には、設置スペースに制限がある。前側に減速部や規制部を配置することにより、装置本体110の小型化を図れる。
ジャムが発生すると、ユーザはカバー20を開く。カバー20は、支軸21周りに回動する。カバー20の回動に伴い、減速ギア22が回転し、トルクリミッタ24に回転が伝わる。カバー20が自重によって急激に開こうとすると、トルクリミッタ24に一定以上のトルクが加わる。すると、トルクリミッタ24は、スリップして、回転に負荷をかける。この負荷が減速ギア22によって増幅されて、ギア23の回転にブレーキがかけられ、カバー20に対する回動負荷が生じる。これによって、カバー20はゆっくりと開く。そして、アーム25が伸びきったとき、カバー20の開放が止まる。
カバー20が開いたとき、シート搬送路Sは開放され、ユーザは詰まったシートを取り除く。このとき、装置本体110とカバー20との間には、アーム25が露出しているだけである。アーム25は、シート搬送路Sよりも下方に位置しているので、ユーザの作業の邪魔にならない。
カバー20を閉じるとき、ユーザはカバー20を押し上げる。このとき、カバー20にトルクリミッタによる負荷がかかるので、カバー20はゆっくりと閉まり、装置本体に衝撃が加わらない。また、ユーザが途中でカバー20から手を放しても、カバー20が急に下がることを防げる。
ここで、カバー20の開閉機構の具体的な構造を図3に示す。カバー20の前後方向の両側に支軸21に支持される脚30が突設される。脚30の先端に切欠31が形成され、支軸21を挟み込むようになっている。前側の脚30に、支持体32が取り付けられる。支持体32は、脚30の前側にねじ止めされ、着脱自在とされる。支持体32の下部の内側は、装置本体110側に対向し、扇形に形成される。この下部の外周に、減速ギア22に噛み合うギア23が形成される。カバー20の最大開度に応じて、ギア23を形成する長さが決められる。支持体32の下部の外側の隅は切り欠かれ、円弧面33が形成される。円弧面33が、支軸21の周りを回動する。
また、支持体32の下部に円弧状の溝34が形成されている。溝34は、支軸21を中心とする円周上に位置する。装置本体110のフレームにピン35が突設され、ピン35が溝34に挿入されている。カバー20が開閉するとき、ピン35に沿って溝34が移動する。カバー20ががたつかないように、ピン35がガイドの役目を果たす。アーム25は、支持体32よりも後側で、装置本体110に取り付けられる。
支持体32のギア23に噛み合う減速ギア22およびトルクリミッタ24がユニットケース36に装着されている。減速ギア22はユニットケース36に回転自在に支持される。トルクリミッタ24は、ユニットケース36に固定される。なお、減速ギア22は多段ギアとされ、支持体32のギア23と噛み合うとともに、トルクリミッタ24の入力軸に取り付けられたギアと噛み合う。ユニットケース36は、装置本体110のフレームに取り付けられる。このように、減速ギア22およびトルクリミッタ24をユニット化することにより、装置本体110への取付作業が容易となる。
カバー20が開いたとき、カバー20はアーム25によって支えられるとともに、ギア同士の噛み合いによってカバー20の回動が規制される。カバー20は、開いた状態にしっかりと保持される。また、装置本体110とカバー20との間には、アーム25および支持体32の一部が露出する。しかし、これらは支軸21の近傍で露出するので、作業するユーザの邪魔にはならない。
カバー20を装置本体110から取り外すとき、まずアーム25をカバー20あるいは装置本体110から外す。アーム25による規制がなくなるので、カバー20をさらに開くことができる。カバー20を開くと、支持体32のギア23が減速ギア22から離れ、カバー20を引っ張りだすことにより、装置本体110からカバー20を容易に取り外すことができる。カバー20を装着するときは、カバー20を支軸21に嵌めて、上向きに押し上げると、支持体32のギア23が減速ギア22に噛み合う。このとき、支持体32の溝34をピン35に合わせることにより、カバー20の位置決めを容易に行える。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記実施形態のカバーは、装置本体の側面を開放するが、前面を開放するカバーであってもよい。カートリッジを交換するときに、このカバーは開閉される。
規制部として、アームの代わりに、カバーに当接するストッパを装置本体に設けてもよい。カバーが開いたとき、ストッパがカバーに当接して、カバーの回動が止まる。
減速ギアとトルクリミッタとの間にワンウェイクラッチを設ける。ワンウェイクラッチは、カバーが開くときには、トルクリミッタに回転力を伝え、カバーが閉じるときには、空転する。ユーザがカバーを閉じるとき、負荷がかからず、楽にカバーを閉じることができる。
20 カバー
21 支軸
22 減速ギア
23 ギア
24 トルクリミッタ
30 脚
32 支持体
34 溝
35 ピン
21 支軸
22 減速ギア
23 ギア
24 トルクリミッタ
30 脚
32 支持体
34 溝
35 ピン
Claims (7)
- 装置本体に、上下方向に開閉するカバーが設けられ、カバーが、装置本体の下部の支軸に回動自在に支持され、支軸周りに、カバーが下方向に開くときにカバーの急激な開放を防ぐための減速部と、カバーの開放量を規制する規制部とが設けられたことを特徴とする画像形成装置。
- 減速部は、複数のギアを有し、装置本体に、減速ギアが設けられ、カバーの外周に、減速ギアに噛み合うギアが形成されたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 減速部は、開いていくカバーの回動に負荷を与えるトルクリミッタを備え、トルクリミッタは、装置本体に設けられて、減速ギアに接続されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- カバーは、支軸に対して抜き差し可能とされ、カバーは、開いた姿勢において、装置本体に着脱可能とされたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 規制部が、装置本体とカバーとを連結するアームとされ、アームが、カバーの開放を止めることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- カバーは、シートの搬送路を開放し、規制部が、搬送路よりも下方に配されたことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 減速部および規制部は、装置本体のフロント側に配置されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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