JP2010008612A - 半導体機械構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体機械構造体において、外部から衝撃が加わってもヒンジが破損しないようにし、耐衝撃性を高める。
【解決手段】光走査ミラー1は、SOI基板200からなる半導体部100と、半導体部100の上面、下面に接合されたガラス基板を用いてなる上部保護基板110及び下部保護基板120を有している。半導体部100において、可動部50は、第1ヒンジ5により固定フレーム4に揺動可能に軸支されている。上部保護基板110の凹部112aには、可動部50の揺動軸に向け、ストッパ115が突設されている。下部保護基板120の凹部121には、可動部50の揺動軸に向け、ストッパ125が突設されている。ストッパ115及びストッパ125が設けられていることにより、可動部50のz方向の変位が制限され、外部から衝撃が加わっても第1ヒンジ5の破損が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板に形成され、ヒンジに軸支され揺動可能に構成された可動部を有する半導体機械構造体に関する。
従来より、例えばバーコードリーダやプロジェクタ等の光学機器として、ミラー面が設けられた可動部を揺動させて、そのミラー面に入射した光ビーム等をスキャンする光走査ミラーを用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。光走査ミラーとしては、例えば、マイクロマシニング技術を用いて成形される半導体機械構造体を有する小型のものが知られている。このような半導体機械構造体は、光走査ミラーとして用いられるときにミラー面が形成される可動部と、可動部を支持する固定フレームとを有している。可動部と固定フレームとは互いにヒンジにより連結されている。可動部は、例えば、可動部と固定フレームとの間に形成された互いに噛合う一対の櫛歯電極により駆動される。櫛歯電極は、例えば互いの電極が数μm程度の間隔で噛み合うように形成されており、互いの電極間に電圧が印加されることにより静電力を発生する。可動部は、櫛歯電極が発生する駆動力により、ヒンジを捻りながら固定フレームに対し回動し、ヒンジを軸として揺動する。
ところで、このような光走査ミラーにおいて、小さな駆動電圧で、光を走査するのに必要な振れ角を確保するためには、ヒンジを細くし、ヒンジのねじり方向のばね定数を小さくすればよい。しかしながら、このようにヒンジを細くすると、ヒンジが物理的な衝撃に対し脆弱になり、外部から衝撃が加わったときにヒンジが破損し、光走査ミラーが動作不能になることがある。特許文献1には、カバー基板を半導体基板に接合した光走査ミラーの構造が開示されているが、カバー基板を設けても可動部の変位は抑制されないため、外部から衝撃が加わると、可動部が変位しカバー基板に当接する前にヒンジが破損されるおそれがある。
特開2004−109651号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、外部から衝撃が加わっても可動部が変位しにくく、ヒンジの破損を防止することができ、耐衝撃性が高い半導体機械構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、半導体基板に、可動部と、それぞれ前記可動部に一端部が接続され前記可動部の1つの揺動軸を構成する一対のヒンジと、前記一対のヒンジのそれぞれの他端部が接続されており前記ヒンジを支持する固定フレームとが設けられており、前記可動部が、前記一対のヒンジをねじりながら前記固定フレームに対して揺動可能に構成されている半導体機械構造体において、前記半導体基板の少なくとも一面には、前記可動部を保護するための保護基板が接合されており、前記保護基板は、前記可動部の揺動の中心軸に向けて突設されたストッパを有し、それにより、前記可動部の前記半導体基板に対し垂直な方向への変位が制限されているものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ストッパは、前記可動部が変位したときに前記ヒンジに当接しないように、前記ヒンジに近接しないように形成されているものである。
請求項1の発明によれば、可動部の、半導体基板に対し垂直な方向への変位が制限されているので、外部から衝撃が加わったときにヒンジの破損を防止することができ、半導体機械構造体の耐衝撃性を向上させることができる。ストッパは、可動部の揺動時に可動部の変位が少ない揺動軸に向けて突設されているので、可動部のヒンジを軸とする揺動運動を妨げることなくストッパを可動部に近接させることができ、可動部の半導体基板に対し垂直な方向への変位をより効果的に制限することができる。
請求項2の発明によれば、ストッパがヒンジに当接しないので、ヒンジがストッパに接触して破損するトラブルを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2(a),(b)、及び図3は、本実施形態に係る光走査ミラー(半導体機械構造体)の一例を示す。光走査ミラー1は、例えば、バーコードリーダ、外部のスクリーン等に画像を投影するプロジェクタ装置、又は光スイッチ等の光学機器に搭載される小型のものであり、外部の光源等(図示せず)から入射する光ビーム等をスキャン動作させる機能を有している。
先ず、光走査ミラー1の構成について以下に説明する。図1に示すように、光走査ミラー1は、導電性を有する第1シリコン層(活性層)200aと第2シリコン層(基板層)200bとをシリコンの酸化膜(BOX(Buried OXide)層)220を介して接合して成る、3層のSOI(Silicon on Insulator)基板(半導体基板)200から構成された半導体部100を有している。酸化膜220は絶縁性を有しているので、第1シリコン層200aと第2シリコン層200bとは互いに絶縁されている。第1シリコン層200aの厚みは、例えば30μm程度であり、第2シリコン層200bの厚みは、例えば400μm程度である。また、SOI基板200の上面の一部には、酸化膜220bが形成されている(図3に図示)。図2(a)に示すように、光走査ミラー1は、例えば、上面視で一辺が数mm程度の略正方形又は略矩形である直方体状の素子であり、半導体部100と、第1シリコン層200aの上面に接合された上部保護基板(保護基板)110と、第2シリコン層200bの下面に接合された下部保護基板120(保護基板)等で構成されている。
図1に示すように、半導体部100は、上面視で略矩形形状であり上面にミラー面20が形成されたミラー部2と、ミラー部2の周囲を囲むように略矩形の環状に形成された可動フレーム3と、可動フレーム3の周囲を囲むように形成され、光走査ミラー1の側周部となる固定フレーム4とを有している。可動フレーム3と固定フレーム4とは、互いに並んで1つの軸を成すように、固定フレーム4の互いに対向する2側面から各面に直交するように形成された梁状の一対の第1ヒンジ5により連結されている。一方、ミラー部2と可動フレーム3とは、第1ヒンジ5の長手方向と直交する方向に、互いに並んで1つの軸を成すように形成された梁状の一対の第2ヒンジ6により連結されている。第1ヒンジ5及び第2ヒンジ6は、それらそれぞれが成す軸が、上面視でミラー部2の重心位置を通過するように形成されている。第1ヒンジ5及び第2ヒンジの幅寸法は、例えば、それぞれ、5μm程度、30μm程度である。ミラー部2は、第2ヒンジ6を揺動軸として、可動フレーム3に対して揺動可能に可動フレーム3に支持されている。一方、可動フレーム3は、第1ヒンジ5を揺動軸として、固定フレーム4に対して揺動可能に固定フレーム4に支持されている。すなわち、この光走査ミラー1において、ミラー部2と可動フレーム3とが、第1ヒンジ5により構成される軸回りに、固定フレーム4に対し揺動可能な可動部50を構成している。ミラー部2は、第1ヒンジ5と第2ヒンジ6とによりそれぞれ構成される2つの揺動軸回りに、2次元的に揺動可能に構成されている。図2(b)に示すように、可動フレーム3の下面には、可動フレーム3に接合され、可動フレーム3と一体に揺動可能に支持体9が設けられている。また、固定フレーム4には、3つの貫通穴接合部10a,10b,10cが設けられている。以下、第2ヒンジ6の長手方向をX方向と称し、第1ヒンジ5の長手方向をY方向と称し、X方向とY方向に直交する垂直な方向をZ方向と称する。なお、ミラー部2、ミラー面20、又は可動フレーム3等の形状は、矩形に限られず、円形等他の形状であってもよい。
この光走査ミラー1は、例えば静電力を駆動力としてミラー部2を揺動させるものである。半導体部100において、可動フレーム3と固定フレーム4との間の第1ヒンジ5が形成されていない部位には第1櫛歯電極7が形成されており、ミラー部2と可動フレーム3との間の第2ヒンジ6が形成されていない部位には第2櫛歯電極8が形成されている。第1櫛歯電極7は、可動フレーム3のうちX方向に略直交する2側面にそれぞれ櫛歯形状に形成された電極3bと、固定フレーム4のうち電極3bに対向する部位にそれぞれ形成された電極4aとが、一対に互いに噛み合うように配置されて構成されている。第2櫛歯電極8は、ミラー部2のうちY方向に略直交する2側面にそれぞれ櫛歯形状に形成された電極2aと、可動フレーム3のうち電極2aに対向する部位にそれぞれ櫛歯形状に形成された電極3aとが、一対に互いに噛み合うように配置されて構成されている。第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8において、電極3b,4a間の隙間や、電極2a,3a間の隙間は、例えば、2μm乃至5μm程度の大きさとなるように構成されている。第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8は、それぞれの電極3b,4a間、又は電極2a,3a間に電圧が印加されることにより、電極3b,4a間、又は電極2a,3a間に、互いに引き合う方向に作用する静電力を発生する。
ミラー部2、可動フレーム3、固定フレーム4等は、それぞれ、後述するようにSOI基板200をマイクロマシニング技術を用いて加工することにより形成されている。以下に、半導体部100の各部位について、SOI基板200の各層の構造も含めて説明する。
ミラー部2及び可動フレーム3は、第1シリコン層200aに形成されている。ミラー面20は、例えばアルミニウム製の薄膜であり、ミラー部2の上面に外部から入射する光ビームを反射可能に形成されている。ミラー部2は、第2ヒンジ6を通る垂直平面(zx平面に平行な平面)に対し略対称形状に形成されており、第2ヒンジ6回りにスムーズに揺動するように構成されている。図3に示すように、可動フレーム3には、第1シリコン層200aに、第1シリコン層200aの上端から下端まで連通し、酸化膜220に到達するような溝形状の空隙を構成するトレンチ101aが形成されている。トレンチ101aが形成されていることにより、可動フレーム3は、第1ヒンジ5の一方と接続され電極3a及び電極3bと一体となる部位と、2つの第2ヒンジ6を支持する軸支部3c及び軸支部3cに導通部3dを介して接続され、第1ヒンジ5の他方に軸支される軸支部3eから成る部位と、導通部3dにミラー部2の中央部に関し上面視で略点対称となる形状に形成された3つのバランス部3fと、の5つの部位に分割されている。トレンチ101aは、第1シリコン層200aを分離しているので、これらの5つの部位は、互いに絶縁されている。なお、バランス部3fは、形成されていなくてもよい。
支持体9は、可動フレーム3の下方(z方向)の酸化膜220及び第2シリコン層200bにより構成されている。支持体9には、トレンチ101aにより分割された可動フレーム3の5つの部位が共に接合されている。換言すると、支持体9は、可動フレーム3のうちトレンチ101aが形成されている部位の下方に、第1シリコン層200aに接合されたまま形成されている。このように支持体9に5つの部位が共に接合されていることにより、可動フレーム3と支持体9とが、第1ヒンジ5を揺動軸として一体に揺動可能に構成されている。図2(b)に示すように、本実施形態において、支持体9は、可動フレーム3の下面のうち電極3a,3bを除く部位を略覆うように、平面視で第1ヒンジ5に対し略対称形状となる環状に形成されている。また、支持体9の第2シリコン層200bからなる部位の厚みは、固定フレーム4の第2シリコン層200bからなる部位の厚みと略同程度に形成されている。すなわち、支持体9は、第1ヒンジ5を通る垂直平面(y−z平面に平行な平面)に対し略対称形状に形成されている。また、可動フレーム3のトレンチ101aは、バランス部3fを形成するために、第1ヒンジ5を通る垂直平面に対し略対称となる位置及び形状に設けられている。これにより、支持体9を含む可動部50の重心の位置は、第1ヒンジ5により構成される揺動軸に、平面視で略一致し、支持体9を含む可動部50が第1ヒンジ5回りにスムーズに揺動し、光走査ミラー1によるスキャンがより適正に行われるように構成されている。なお、支持体9の第2シリコン層200bからなる部位の厚みは、固定フレーム4の第2シリコン層200bからなる部位の厚みよりも薄く又は厚く形成されていてもよい。
固定フレーム4は、第1シリコン層200a、酸化膜220、及び第2シリコン層200bにより構成されている。固定フレーム4の上面には、3つの貫通穴接合部10a,10b,10cが、互いに並んで形成されている。固定フレーム4には、トレンチ101aと同様に、第1シリコン層200aを複数の部位に分割するように、トレンチ101b(溝部)が形成されている。第1シリコン層200aの下方には酸化膜220及び第2シリコン層200bが接合されており、トレンチ101bは第1シリコン層200aにのみ形成されているので、固定フレーム4全体は一体に構成されている。
トレンチ101bは、固定フレーム4の第1シリコン層200aを、貫通穴接合部10a,10b,10cとそれぞれ略同電位となる、互いに絶縁された3つの部位に分割している。このうち、貫通穴接合部10aと同電位となる部位は、第1ヒンジ5のうち、可動フレーム3のうち軸支部3eに接続された、貫通穴接合部10aから離れた一方の部位を支持する軸支部4dを有している。貫通穴接合部10aと軸支部4dとは、トレンチ101bが形成されていることにより幅が細く形成された導通部4eにより接続されている。また、貫通穴接合部10bと略同電位となる部位は、第1ヒンジ5の他方を支持する軸支部4fを有している。貫通穴接合部10cと略同電位となる部位は、固定フレーム4のうち貫通穴接合部10a,10bと同電位となる上記の2つの部位を除いた部位であり、この部位に電極4aが形成されている。
このようにトレンチ101a,101bが形成されていることにより、第1シリコン層200aには、貫通穴接合部10aが形成され電極2aと略同電位となる部位と、貫通穴接合部10bが形成され可動フレーム3側の電極3a,3bと略同電位となる部位と、貫通穴接合部10cが形成され固定フレーム4側の電極4aと略同電位となる部位との、3つの部位が設けられている。各貫通穴接合部10a,10b,10cは、後述のように外部から電位を変更可能であり、これらの各貫通穴接合部10a,10b,10cの電位を変更することにより第1櫛歯電極7と第2櫛歯電極8を駆動し、光走査ミラー1を駆動可能である。すなわち、本実施形態において、第1シリコン層200aのうち、貫通穴接合部10a,10b,10cをそれぞれ含み互いに絶縁された3つの部分は、第1櫛歯電極7と第2櫛歯電極8に電圧を印加するための電圧印加部を構成している。また、これら電圧印加部の3つの部分は、第1シリコン層200aに形成された、トレンチ101a,101bと、ミラー部2と可動フレーム3との間の空隙及び可動フレーム3と固定フレーム4との間の空隙とを含む絶縁部により、互いに絶縁されている。
上部保護基板110及び下部保護基板120は、固定フレーム4の第1シリコン層200aの上面及び第2シリコン層200bの下面に、それぞれ接合されている。上部保護基板110は、固定フレーム4に接合される接合部111と、可動部50の上部に位置する光透過部112と、貫通穴接合部10a,10b,10cにそれぞれ対応する位置に形成された3つの貫通穴113とを有している。図3に示すように、光透過部112は、キャビティ(Cavity)構造を有しており、可動部50の揺動を妨げないように、下面すなわち半導体部100側から掘り込まれた凹部112aが設けられている。凹部112aには、2つのストッパ115が形成されている。貫通穴113は、上部保護基板110が半導体部100に接合された状態で、貫通穴接合部10a,10b,10cが上面に露出するように形成されている。すなわち、貫通穴113は、貫通穴接合部10a,10b,10cへ電圧印加するための貫通電極として機能し、上部保護基板110により半導体部100の上面を覆いつつ、貫通穴接合部10a,10b,10cに電圧印加可能にしている。貫通穴113は、貫通穴接合部10a,10b,10cの略中央にそれぞれ位置しており、その径は、貫通穴接合部10a,10b,10cの寸法より小さい、例えば0.5mm程度とするのが好ましい。
本実施形態において、ストッパ115は、可動部50のねじり方向以外の、z方向の変位を制限するために設けられている。ストッパ115は、例えば、凹部112aのうち、可動フレーム3の、2つの第1ヒンジ5がそれぞれ接続されている部位の上部の部位から、可動フレーム3に向けて突設されている。換言すると、2つのストッパ115は、それぞれ、凹部112aに、可動部50の揺動の中心軸に向けて突設されている。このストッパ115は、可動部50が変位したときに、第1ヒンジ5に当接しないように、第1ヒンジ5に近接しないように形成されている。これにより、可動部50の変位時に第1ヒンジ5がストッパ115に接触して破損するトラブルは未然に防止されている。また、ストッパ115は、ミラー部2の揺動を妨げないように配置されている。ストッパ115の下端部は、可動部50のz方向変位時に可動部50に当接可能な当接部となる。ミラー部2及び可動部50は、例えば10度程度の揺動角で駆動されるので、ストッパ115は、ミラー部2及び可動部50が揺動時に変位する範囲を考慮した形状に形成されている。例えば、x方向寸法は、100μm乃至400μmとなるように形成され、y方向寸法は、100μm乃至300μmになるように形成されている。これらの寸法の下限は、例えば、ストッパ115に可動部50が当接したときにストッパ115により可動部50を支えることができるように設定されているものである。また、ストッパ115は、可動部50が平衡位置にある場合に可動部50の上面との間にz方向に10μm乃至30μm程度のギャップを有するように形成されている。このように、上部保護基板110に、可動部50に近接してストッパ115が設けられていることにより、可動部50のz方向の変位すなわち半導体基板に対し垂直な方向への変位は制限されている。また、ミラー部2及び可動部50が揺動時に変位する範囲を考慮してストッパ115を形成することにより、ミラー部2及び可動部50の通常駆動時の揺動が妨げられることがない。
下部保護基板120は、上部保護基板110と同様に、キャビティ構造を有しており、可動部50の揺動を妨げないように、可動部50及び支持体9の下方に対応する部位が上面すなわち半導体部100側から彫り込まれ、凹部121が形成されている。
本実施形態において、下部保護基板120にも、上部保護基板110と同様に、可動部50のねじり以外のz方向の変位を制限するためのストッパ125が設けられている。ストッパ125は、1つ設けられ、第1ヒンジ5の揺動軸に沿うように凹部121にリブ状に突設されている。換言すると、ストッパ125は、可動部50の揺動の中心軸に向けて、リブ状に突設されている。ストッパ125の上端部は、可動部50の変位時に可動部50と一体となり変位する支持体9に当接可能な当接部となる。ストッパ125の形状も、可動部50が揺動時に変位する範囲を鑑みて、また、可動部50が当接したときに可動部50を確実に支持しうるように設定される。例えば、x方向寸法は、100μm乃至400μm程度に設定される。また、ストッパ125は、可動部50が平衡位置にあるときz方向に10μm乃至30μm程度のギャップを可動部50との間に有するように形成されている。可動部50に近接してストッパ125が設けられていることにより、可動部50のz方向の変位すなわち半導体基板に対し垂直な方向への変位は、制限されている。また、可動部50が揺動時に変位する範囲を考慮してストッパ125を形成することにより、可動部50の通常駆動時の揺動が妨げられることがない。なお、ストッパ125の突出寸法は、可動部50の変位量を効果的に制限することができるように、支持体9の有無や支持体9の厚みに応じて、適宜変更すればよい。支持体9が設けられていなかったり支持体9の厚みが薄い場合には、ストッパ125は、ストッパ115と同様に、ミラー部2及び可動部50の揺動を妨げず、可動部50がz方向に変位したときには第1ヒンジ5に当接しないように形成するのが好ましい。
なお、上部保護基板110及び下部保護基板120は、内部の半導体部100を保護するものであるため、その厚さは0.5mm乃至1.5mm程度とすれば十分であるが、接合後のサイズを考慮すると、例えば0.6mm程度であることが好ましい。また、凹部112a,121の深さは、可動部50の揺動を妨げない程度で、例えば0.3mmとされているのが好ましい。
また、上部保護基板110は、光透過性および第1シリコン層200aとの接合の容易性から、ガラス基板とすることが好ましい。例えば、コーニング社製パイレックス(登録商標)ガラスであれば、光透過性が良く、また、ガラス中にナトリウムが含まれていることから陽極接合により容易にシリコンと接合することができる。上部保護基板110は、凹部112aや貫通穴113とストッパ115も含め、ガラス基板を用いて、モールド法や貼り合わせ法、エッチング法、ブラスト法などを用いて一体に形成すればよい。また、下部保護基板120としても、上部保護基板110と同様にガラス基板を用いることができる。なお、上部保護基板110、下部保護基板120の材質はこれに限られない。また、例えば、ストッパ115やストッパ125は、それぞれ上部保護基板110や下部保護基板120の本体とは別素材で形成され、上部保護基板110や下部保護基板120の本体に接合されていてもよい。上部保護基板110については、少なくとも光透過部112が光走査ミラー1を用いて走査する光線を透過可能な材料を用いて構成されていればよい。他方、下部保護基板120は、上部保護基板110と異なり光透過性が要求されないため、例えば加工が容易なシリコンを用いて構成することができる。
次に、光走査ミラー1の動作について説明する。第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8は、それぞれ、いわゆる垂直静電コムとして動作し、ミラー部2は、第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8が所定の駆動周波数で駆動力を発生することにより駆動される。第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8は、例えば、電極3a,3bが基準電位に接続された状態で、電極2a及び電極4aの電位をそれぞれ周期的に変化させることにより駆動され、静電力を発生する。この光走査ミラー1においては、第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8それぞれが、例えば矩形波形状の電圧が印加されて周期的に駆動力を発生するように構成されている。
上述のように形成されたミラー部2や可動フレーム3は、一般に多くの場合、その成型時に内部応力等が生じることにより、静止状態でも水平姿勢ではなく、きわめて僅かであるが傾いている。そのため、例えば第1櫛歯電極7が駆動されると、静止状態からであっても、ミラー部2に略垂直な方向の駆動力が加わり、ミラー部2が第2ヒンジ6を揺動軸として第2ヒンジ6を捻りながら回動する。そして、第2櫛歯電極8の駆動力を、ミラー部2が電極2a,3aが完全に重なりあうような姿勢となったときに解除すると、ミラー部2は、その慣性力により、第2ヒンジ6を捻りながら回動を継続する。そして、ミラー部2の回動方向への慣性力と、第2ヒンジ6の復元力とが等しくなったとき、ミラー部2のその方向への回動が止まる。このとき、第2櫛歯電極8が再び駆動され、ミラー部2は、第2ヒンジ6の復元力と第2櫛歯電極8の駆動力により、それまでとは逆の方向への回動を開始する。ミラー部2は、このような第2櫛歯電極8の駆動力と第2ヒンジ6の復元力による回動を繰り返して、第2ヒンジ6回りに揺動する。可動フレーム3も、ミラー部2の揺動時と略同様に、第1櫛歯電極7の駆動力と第1ヒンジ5の復元力による回動を繰り返し、第1ヒンジ5回りに、支持体9と一体に揺動する。このとき、支持体9を含む可動部50が一体として揺動し、ミラー部2の姿勢が変化する。これにより、ミラー部2は、2次元的な揺動を繰り返す。
第2櫛歯電極8は、ミラー部2と第2ヒンジ6により構成される振動系の共振周波数の略2倍の周波数の電圧が印加されて駆動される。また、第1櫛歯電極7は、ミラー部2、可動フレーム3及び支持体9と第1ヒンジ5とにより構成される振動系の共振周波数の略2倍の周波数の電圧が印加されて駆動される。これにより、ミラー部2が共振現象を伴って駆動され、その揺動角が大きくなるように構成されている。なお、第1櫛歯電極7や第2櫛歯電極8の電圧の印加態様や駆動周波数は、上述に限られるものではなく、例えば、駆動電圧が正弦波形で印加されるように構成されていても、また、電極3a,3bの電位が、電極2a及び電極4aの電位と共に変化するように構成されていてもよい。
以下に、図4乃至図9を参照し、光走査ミラー1の製造工程について説明する。なお、図4乃至図9は、図3に示した部位と略同一の部位についての断面図である。まず、酸素および水蒸気雰囲気の拡散炉中で、SOI基板200の上下両表面に酸化膜を形成する(図4)。そして、活性層すなわち第1シリコン層200aの上面に形成された酸化膜220bの表面のうち、可動部50や第1ヒンジ5及び第2ヒンジ6等の形状に、フォトリソグラフィにより、レジスト(図示せず)をパターニングする。その後、RIE(Reactive Ion Etching)により酸化膜220bのうちレジストにマスクされていない部位を除去し、第1シリコン層200aのうち可動部50等が形成されない部位を露出させ、酸素プラズマ中でレジストを除去する(図5)。第1シリコン層200a上面には、例えばアルミニウムをスパッタリングすることによりアルミニウム膜を形成する。アルミニウム膜は、例えば厚みが5000Å程度になるように形成される。そして、フォトリソグラフィによりレジスト(図示せず)をパターニングした後にRIEを行い、アルミニウム膜のうちミラー面20以外の部位を除去し、レジストも除去する(図6)。これにより、ミラー面20が形成される。
ミラー面20を形成した後、第1シリコン層200a上にレジスト230をパターニングして形成し、D−RIE(Deep Reactive Ion Etching)を行い、第1シリコン層200aのうち上面が露出している部位をエッチングする。SOI基板200の酸化膜220のエッチングレートは、第1シリコン層200aのエッチングレートの1パーセント未満であるため、第1シリコン層200aの表面の酸化膜220bおよび酸化膜220はほとんどエッチングされない。これにより、第1シリコン層200aに、可動部50、第1ヒンジ5及び第2ヒンジ6、第1櫛歯電極7及び第2櫛歯電極8等となる形状が形成される。これと同時に、可動部50となる部位にはトレンチ101aが形成され、固定フレーム4となる部位には、トレンチ101bが形成される(図7)。レジスト230は、酸素プラズマ中で除去しておく。
次に、SOI基板200のうち支持基板である第2シリコン層200b(裏面側)の加工を行う。裏面側の加工は、例えば、表面側である第1シリコン層200aの上面を保護のためレジスト230で覆って行われる。まず、第2シリコン層200bの表面に形成された酸化膜220b上に、フォトリソグラフィによりレジスト232をパターニングする。レジスト232は、支持体9及び固定フレーム4に対応する形状に形成される。そして、レジスト232が形成されていない部位の酸化膜220bを、RIEによりエッチングし、露出した第2シリコン層200bを、D−RIEにより掘り込む(図8)。このとき、上述と同様に、エッチングレートの違いにより、第2シリコン層200bは酸化膜220まで掘り込まれ、酸化膜220はほとんどエッチングされない。その後、レジスト232を、酸素プラズマ中で除去する。なお、レジスト232は、第2シリコン層200bのエッチング中に除去されるように構成されていてもよく、その場合、製造工程を省手順化することができる。また、レジスト232の支持体9に対応する部位の厚みを予め調整しておくことにより、エッチング終了後に支持体9が若干エッチングされているようにし、支持体9の厚みを小さくするようにしてもよい。
その後、半導体部100の下方に露出する酸化膜220を、RIEにより除去する。これにより、可動部50やミラー部2が、第1ヒンジ5及び第2ヒンジ6を介して揺動可能になる。また、これにより、トレンチ101aの下方に、酸化膜220と第2シリコン層200bとで構成された支持体9が、トレンチ101aにより絶縁分離された可動フレーム3の複数の部位が共に接合された状態で形成される。なお、これと同時に、第2シリコン層200bの表面の酸化膜220bも除去される。その後、半導体部100の上下のレジスト230,232を除去することにより、半導体部100が完成する。
半導体部100が完成した後、半導体部100に上部保護基板110及び下部保護基板120を接合する。本実施形態においては、上部保護基板110及び下部保護基板120に共にガラス基板を用いた場合について説明する。ガラス基板とSOI基板200は、例えば陽極接合によって、容易に且つ確実に接合することができる。
上部保護基板110及び下部保護基板120の接合工程は、例えば、ミラー面20を保護する観点から、上部保護基板110を先に半導体部100の上面側に接合し、下部保護基板120をその後半導体部100の下面側に接合して行う。上部保護基板110の接合工程では、先ず、凹部112aや貫通穴113が形成されたガラス基板と半導体部100のSOI基板200とを重ね、10Pa以下の真空環境下で、数百℃程度まで加熱する。このとき、好ましくは1Pa以下の環境にすることで、接合後の真空度をより高くすることができる。また、温度に関しては、300℃から400℃程度に保つことが好ましい。その後、ガラス基板とSOI基板200が所望の温度になったところで、SOI基板200の接合側のシリコン層すなわち第1シリコン層200aに対して400V乃至800V程度の電圧を、ガラス基板に印加する。このように電圧を印加した状態で20分乃至60分程度保持することにより、半導体部100に上部保護基板110を良好に接合させることができる。上部保護基板110を接合した後、下部保護基板120も、上述と同様にして半導体部100の第2シリコン層200bに陽極接合され(図9)、図3に示すように光走査ミラー1が完成する。なお、接合方法は、陽極接合に限るものではなく、種々の方法を用いて接合すればよい。
以上説明したように、本実施形態においては、ストッパ115,125により、可動部50のz方向の変位が制限されているので、光走査ミラー1に外部から衝撃が加わったときに第1ヒンジ5の破損を防止することができ、光走査ミラー1の耐衝撃性を向上させることができる。ストッパ115,125は、それぞれ、可動部50の揺動時に可動部50の変位が少ない揺動軸に向けて突設されているので、ストッパ115,125が可動部50に近接するように構成することができ、可動部50のz方向変位をより効果的に制限することができる。本実施形態においては、可動部50の上下にストッパ115,125がそれぞれ配置されているので、耐衝撃性の向上効果をさらに効果的に得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、ストッパ115やストッパ125の構造や位置については、光走査ミラーの揺動運動を考慮して、最適な位置を適宜選択することができ、上記実施形態に限られない。また、光走査ミラーは、上記実施形態のような2軸ジンバル型のものではなく、例えばミラー面が形成された可動部を一対のヒンジで固定フレームに支持した構造を有する1軸に揺動可能なものであってもよい。この場合、ストッパを、可動部の揺動軸に向けて突出するように保護基板上に形成することにより、同様に、光走査ミラーの耐衝撃性を向上させることができる。さらにまた、保護基板は、半導体部100の少なくとも一面に接合されていればよく、また、ストッパは、半導体部100の少なくとも一面側に、可動部の変位を制限するように配置されていればよい。ストッパが片側のみに設けられている場合にも、そのストッパにより可動部のz方向変位を制限することができ、ヒンジの破損を防止し、耐衝撃性を向上させることができる。さらにまた、半導体部100はSOI基板でなく、単一のシリコン基板や金属板であってもよく、またミラー部2および可動体50を揺動する駆動力は櫛歯電極間に働く静電力ではなく、平板電極間に働く静電力や電磁力、電歪力、熱歪力であってもよい。いずれの場合も、ストッパを可動部の揺動軸に向けて突出するように保護基板上に形成することにより、可動部のz方向の変位を制限することができ、ヒンジの破損を防止し、半導体部の耐衝撃性を向上させることができる。
さらにまた、本発明は、ミラー面を有し光を走査する光走査ミラーに限られず、一対のヒンジにより固定フレームに対し揺動可能に構成された可動部が半導体基板に形成された半導体機械構造体に広く適用可能である。すなわち、半導体基板の少なくとも一面に設けられた保護基板に可動部の半導体基板に対し垂直な方向への変位を制限するようにストッパを設けることにより、半導体機械構造体の耐衝撃性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る半導体機械構造体である光走査ミラーの一例を示す分解斜視図。 (a)は上記光走査ミラーの上面側を示す斜視図、(b)は同光走査ミラーの下面側を示す斜視図。 図2(a)のA−A線断面図。 上記光走査ミラーの半導体部の製造工程における側断面図。 上記光走査ミラーの半導体部の製造工程における側断面図。 上記光走査ミラーの半導体部の製造工程における側断面図。 上記光走査ミラーの半導体部の製造工程における側断面図。 上記光走査ミラーの半導体部の製造工程における側断面図。 上記光走査ミラーの製造工程における側断面図。
符号の説明
1 光走査ミラー(半導体機械構造体)
4 固定フレーム
5 第1ヒンジ(ヒンジ)
50 可動部
110 上部保護基板(保護基板)
120 下部保護基板(保護基板)
200 SOI基板(半導体基板)

Claims (2)

  1. 半導体基板に、可動部と、それぞれ前記可動部に一端部が接続され前記可動部の1つの揺動軸を構成する一対のヒンジと、前記一対のヒンジのそれぞれの他端部が接続されており前記ヒンジを支持する固定フレームとが設けられており、
    前記可動部が、前記一対のヒンジをねじりながら前記固定フレームに対して揺動可能に構成されている半導体機械構造体において、
    前記半導体基板の少なくとも一面には、前記可動部を保護するための保護基板が接合されており、
    前記保護基板は、前記可動部の揺動の中心軸に向けて突設されたストッパを有し、それにより、前記可動部の前記半導体基板に対し垂直な方向への変位が制限されていることを特徴とする半導体機械構造体。
  2. 前記ストッパは、前記可動部が変位したときに前記ヒンジに当接しないように、前記ヒンジに近接しないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体機械構造体。
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