JP2010007875A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数のノズル11A、11Bのうちいずれかのノズルから噴射されたガスが、このノズルと対向するガス導入口と異なるガス導入口側に流れることを防止するセパレータ15を設ける。これにより、ガスの噴射が停止しているノズル11A、11Bに対応するガス導入口からメインバーナに流れる気流が発生した場合であっても、いずれかのノズル11A、11Bから噴射されたガスの一部が気流に巻き込まれることが、セパレータ15によって防止されるので、未燃焼ガスが排気中に排出されることを確実に防止できる。
【選択図】図7
Description
これにより、請求項3に記載の発明では、送風機(5)により空間(13)に向けて送風された空気を、仕切り板(15)によりバーナ(7)から噴出される火炎の噴出方向と略平行な方向に整流することができるので、火炎を安定させることができ、燃焼性を良好な状態とすることができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
(第1実施形態)
1.図面の説明
図1はバーナユニット3及び送風機5等の正面図であり、図2は図1の右側面図であり、図3はバーナユニット3の上面図であり、図4(a)はメインバーナ7の上面図であり、図4(b)は図4(a)のA−A断面図であり、図5(a)はメインバーナ7の正面図であり、図5(b)は図5(a)の左側面図である。
本実施形態に係る給湯器1は、送風機にて燃焼用の一次空気及び二次空気を供給する強制燃焼方式の燃焼装置である。
バーナユニット3は、図2に示すように、燃焼用のガスと空気とが混合した混合気を燃焼させる複数のメインバーナ7、これらのメインバーナ7を収納するバーナ台9(図3参照)、各メインバーナ7にガスを噴射供給する複数の第1、2ノズル11A、11Bが設けられたノズル台11、及びメインバーナ7の燃焼状態を監視するためのセンサーバーナ(図示せず。)等から構成されている。
また、バーナ台9のうちメインバーナ7の下方側には、送風機5から送風されてきた空気を、後述する第1炎口7A、第2炎口7Bから噴出される混合気と同一方向(本実施形態では、上方)に噴出する噴出孔9Aが多数設けられている。そして、噴出孔9Aを通じてバーナ台9内に噴出された空気は、二次空気としてメインバーナ7から生じる火炎に供給される。
メインバーナ7は、図4(a)及び図4(b)に示すように、混合気を上方側に向けて噴出させるべく上方に向けて開口した第1炎口7A、第2炎口7Bを上端部に有しており、本実施形態では、排気中の窒素酸化物を低減すべく、量論空燃比より燃料の希薄な混合気(淡ガス)が第1炎口7Aから噴出され、量論空燃比より燃料の濃い混合気(濃ガス)が第1炎口7Aを囲むように形成された第2炎口7Bから噴出され、火炎が形成される。
ノズル台11は、図2に示すように、ガスを第1、2ガス導入口7C、7D(以下、これらを総称するときは、ガス導入口7C等という。)に向けて噴射供給する複数の第1、2ノズル11A、11B(以下、これらを総称するときは、ノズル11A等という。)が設けられたもので、各ノズル11A等は、各ガス導入口7C等と所定の間隔を有して対向する位置に設けられている。
ノズル11A等とガス導入口7C等との間に形成された空間13には、不完全燃焼を確実に防止すべく、十分な量の燃焼用の空気が送風機5により送風されているので、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、送風された空気の一部は、ガスの噴射が停止しているノズルに対応するガス導入口からバーナに流れてしまう。
本実施形態は、図9に示すように、送風機5により空間13に送風された空気を整流することを主たる目的とした整流板17を新たに空間13に設けたものである。なお、本実施形態では、一体成形にてノズル台11に整流板17を一体化している。
上述の施形態では、各セパレータ15は、分割された3つの分配供給路11Cの区画壁11Dに対応する部位に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば全てのノズル11A等間に設ける、又はセパレータ15を1つのみ設けるようにしてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
7A…第1炎口、7B…第2炎口、7C…第1ガス導入口、7D…第2ガス導入口、
9…バーナ台、9A…噴出孔、9B…空気導入口、11…ノズル台、
11A…第1ノズル、11B…第2ノズル、11C…分配供給路、
11D…区画壁、11E…蓋、11F…ガス供給口、11G…ビス、13…空間、
15…セパレータ、17…整流板。
Claims (5)
- 燃焼用のガスと空気とを混合させ、その混合した混合気を燃焼させる複数のバーナと、
前記バーナの炎口と連通する複数のガス導入口に向けてガスを噴射供給するとともに、前記ガス導入口と所定間隔を有して対向する位置にて開口した複数のノズルと、
前記ノズルと前記ガス導入口との間に形成された空間に向けて、前記混合気を生成するための空気を送風する送風機と、
前記空間内に設けられ、前記複数のノズルのうちいずれかのノズルから噴射されたガスが、このノズルと対向する前記ガス導入口と異なるガス導入口側に流れることを防止する仕切り板と
を備えることを特徴とする燃焼装置。 - 前記複数のノズルが形成されたノズル台の内部空間を複数の空間に区画するとともに、前記複数のノズルにガスを分配供給する複数の分配供給路を形成する区画壁を備えており、
さらに、前記仕切り板は、前記区画壁に対応する部位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。 - 前記仕切り板は、前記バーナから噴出される火炎の噴出方向と略平行な方向に延びる壁状の部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼装置。
- 前記送風機により前記空間に向けて送風された空気を前記バーナから噴出される火炎の噴出方向と略平行な方向に整流する整流板を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃焼装置。
- 前記仕切り板は、前記ノズル台に一体化されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃焼装置。
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2008
- 2008-06-24 JP JP2008164357A patent/JP5274910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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