JP2010004960A - サイドパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】天板上の領域のみならず床面上の領域もデスクの幅方向に沿って仕切ることができ、プライバシーを重視したパーソナルワークに適したワークスペースの形成に寄与し、レイアウト変更に伴う移設作業も容易に行うことができるサイドパネルを提供する。
【解決手段】天板21上にデスクトップパネル3を有したデスク2に取付可能なサイドパネル4であって、天板21上に起立姿勢で配され天板21上の領域を仕切り得る天板仕切部分41A、及び床面F上に起立姿勢で配され床面F上における着座者の側方領域を仕切り得る床面仕切部分41Bを一体に有する側面視L字形又は略L字形のパネル本体41と、パネル本体41のうち天板仕切部分41A側の側端部に設けられデスクトップパネル3に接続可能な接続部42と、パネル本体41のうち床面仕切部分41Bの下端部に設けられ床面Fに接地する接地部43とを備えたものとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、デスクに取付可能なサイドパネルに関するものである。
従来から、複数の作業者が利用できるようにしたいわゆるフリーアドレス型のデスクが知られている。このようなフリーアドレス型のデスクは、組織によって異なる使用態様にも柔軟に対応できるように、デスクトップパネルやサイドパネルを取付可能に構成している。
特にサイドパネルを取り付けた場合には、下記特許文献1に示されているように、天板上の領域をその幅方向(長手方向)に沿って分割することができ、サイドパネルによって仕切られた天板上の領域をパーソナルワークに適したスペースとして好適に使用することが可能である。
特開2008−119412号公報
しかしながら、従来から知られているサイドパネルは、天板上にのみ配置されるタイプであるため、天板上の領域をその幅方向に仕切ることが可能である一方で、天板よりも手前側の領域、換言すれば床面上における着座者の側方領域を仕切ることはできず、プライバシーを重視したパーソナルワークに最適なワークスペースを形成するという要望には十分に応えきれずにいた。
このような要望に応えるべく、床面上に起立姿勢で設置可能な高さ寸法の大きい別体のパネルを、天板上に載置したサイドパネルに接続する態様も考えられるが、このような態様であれば、部品点数が増加し、コストアップを招来する上に、それぞれ別体のパネル同士を相互に接続する態様であるため、十分な強度を確保することが困難であり、また精度が出し難いという不具合が生じ得る。さらに、レイアウト変更等によってサイドパネルの取付位置を変更する場合には、天板上のサイドパネルの移設作業と、床面上のパネルの移設作業がそれぞれ必要であり、レイアウト変更に伴う移設作業が煩雑になるという問題が生じる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、天板上の領域のみならず床面上の領域もデスクの幅方向に沿って仕切ることができ、プライバシーを重視したパーソナルワークに適したワークスペースの形成に寄与し、レイアウト変更に伴う移設作業も容易に行うことができるサイドパネルを提供することにある。
すなわち、本発明のサイドパネルは、天板上にデスクトップパネルを有したデスクに取付可能なものであって、天板上に起立姿勢で配され天板上の領域を仕切り得る天板仕切部分、及び床面上に起立姿勢で配され床面上における着座者の側方領域を仕切り得る床面仕切部分を一体に有する側面視L字形又は略L字形のパネル本体と、当該パネル本体のうち前記天板仕切部分側の側端部に設けられ前記デスクトップパネルに接続可能な接続部と、前記パネル本体のうち前記床面仕切部分の下端部に設けられ床面に接地する接地部とを備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、パネル本体が天板上に載置され得る天板仕切部分及び床面上に載置され得る床面仕切部分を一体に有する側面視L字形又は略L字形に形成されたものであるため、接続部をデスクトップパネルに接続し、接地部を床面に接地させた状態において、パネル本体の天板仕切部分によって天板上の領域を仕切ることができるとともに、床面仕切部分によって床面上における着座者の側方領域をも同時に仕切ることができ、パーソナルワークに必要とされるプライバシーを配慮し、執務により集中し易いワークスペースを形成することができる。しかも、天板仕切部分と床面仕切部分とが一体であるため、部品点数やコストの不要な増加を抑えることができるとともに、高い強度を確保することができる。加えて、天板仕切部分と床面仕切部分とが一体であるため、高い取付精度を要求されることもなく、レイアウト変更等に伴うサイドパネルの移設作業も簡便に済ますことができる。
さらに、サイドパネルが、前記パネル本体のうち前記天板仕切部分と前記床面仕切部分との境界部位又は境界部位近傍に設けられ、該パネル本体を前記天板に固定するための固定部を備えたものであれば、天板仕切部分と床面仕切部分とを一体に有する比較的大型なパネル本体であっても、これら天板仕切部分と床面仕切部分との境界部位又は境界部位近傍に設けた固定部によってパネル本体を天板に固定することにより、天板に対するパネル本体の不意なガタツキや位置ずれを防止することができ、サイドパネル全体の取付強度を高めることができ、安定した設置状態を実現することができる。
前記接続部が、前記パネル本体のうち前記天板仕切部分側の側端部に形成した収容部にパネル本体の厚み方向に隙間無く又は略隙間無く嵌合可能な嵌合部と、前記デスクトップパネルに係わり合う引っ掛け部とを備えたものであり、前記固定部が、前記天板の下方から天板を押圧し得る押圧部を備えたものであれば、接続部をパネル本体から取り外した状態でその引っ掛け部をデスクトップパネルに係わり合わせ、パネル本体の収容部に接続部の嵌合部を嵌合させることによって、接続部とパネル本体とがパネル本体の厚み方向に位置決めされた状態で一体的に組み付けられるとともに、固定部の押圧部によって天板を下方から押圧することによって、この押圧部と、パネル本体のうち天板仕切部分の下端部とによって天板を挟み込んだ状態で支持することができ、サイドパネルのガタツキの生じ難い良好な取付状態を実現できる。
パネル本体が天板の使用端に当接することに起因する損傷を防止するには、前記固定部が、前記天板の使用端に当接又は近接し得る当たり部を備えたものであればよい。このようなものであれば、移設作業が頻繁に行われる場合に特に有効である。
以上説明したように本発明によれば、天板上の領域のみならず床面上の領域もデスクの幅方向に沿って仕切ることができ、プライバシーを重視したパーソナルワークに適したワークスペースの形成に寄与し、レイアウト変更に伴う移設作業も容易に行うことが可能なサイドパネルを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るサイドパネル4は、例えば図1に示す家具システム1に適用されるものである。
家具システム1は、複数人が横並びで使用可能な幅寸法及び複数人が対面して使用可能な奥行き寸法を有するデスク2を主体としてなり、このデスク2の奥行き方向中央位置にデスクトップパネル3を取付可能に構成している。
デスク2は、例えば自席が限定されない所謂フリーアドレス型のオフィス等において用いられる大型のものであり、天板21と、この天板21を支持する支持構造体22とを備えたものである。
天板21は、図1に示すように、天板要素211を複数用いて構成したものである。具体的には、平面視矩形状をなす天板要素211を4つ用い、そのうち2枚ずつの天板要素211を一組としてそれらの反使用端211b同士を向き合わせて配置し、その天板要素211の組を隣接させて配置することで、天板21全体の奥行き方向中央部に各天板要素211の反使用端211bを集合させ、且つ奥行き方向両端部に各天板要素211の使用端211aを位置付けている。つまり、天板21の奥行き方向両端部が何れも使用端となる。なお、天板21全体の奥行き方向に対をなす天板要素211の反使用端211b同士の間に隙間を形成し、この隙間を、天板21の下方空間に配置した図示しない配線ダクトの配線空間に連通させている。また、図1では、デスク2の幅方向両端にエンドパネル23を設けた態様を例示しているが、このエンドパネル23は用途に応じて取り外し可能なものである。
支持構造体22は、起立姿勢で配され左右一対をなすパネル状の脚体(以下、「パネル脚221」と称す)と、一対のパネル脚221同士の略中間位置に配される中間脚(図示省略)と、各パネル脚221と中間脚との間に横架させた梁フレーム (図示省略)とを備えたものである。
デスクトップパネル3は、天板21全体の奥行き方向中央位置に配されるものであり、本実施形態では、一のデスクトップパネル3の幅寸法を天板要素211の幅寸法と同一又は略同一に設定し、このようなデスクトップパネル3を天板21の幅方向に沿って複数並べて設けている。各デスクトップパネル3は、デスクトップパネル本体31と、デスクトップパネル本体31を支持し且つ前記天板要素211の反使用端211b同士の間に設けた図示しない支柱取付部に取付可能な左右一対のパネル支柱32とを備えたものである。
しかして、本実施形態の家具システム1はサイドパネル4を取付可能に構成している。なお、サイドパネル4に関する以下の説明では、天板21の奥行き方向中央側をサイドパネル4の「前」側とし、天板21の使用端側をサイドパネル4の「後」側とする。
サイドパネル4は、図1及び図2に示すように、天板21上に起立姿勢で載置され得る天板仕切部分41A及び床面F上に起立姿勢で載置され得る床面仕切部分41Bを一体に有する側面視L字形又は略L字形に形成されたパネル本体41と、パネル本体41のうち天板仕切部分41A側の側端部に設けられデスクトップパネル3に接続可能な接続部42と、パネル本体41のうち床面仕切部分41Bの下端部に設けられ床面Fに接地する接地部43と、パネル本体41のうち天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとの境界部位に設けられ該パネル本体41を天板21に固定するための固定部44を備えたものである。なお、図2では、デスク2及びデスクトップパネル3に対するサイドパネル4の相対位置関係を示すべく、デスク2のうち天板21のみを示すとともに、デスクトップパネル3のうちデスクトップパネル31のみを示している。
パネル本体41は、一体構造をなすフレームにより側面視L字形又は略L字形の骨格を形成し、このフレームの両面にそれぞれ化粧面を設けている。なお、化粧面としては、ピン等が差し込み可能なクロスタイプや、チョーク又はペン等で描画可能なボードタイプ、或いはマグネットタイプやハンギングタイプ等が挙げられ、これらのうちから、業務内容や使用態様に応じて適宜選択すればよい。パネル本体41のうち天板仕切部分41A側の側端部(換言すれば、パネル本体41の前端部)に、接続部42の一部を収容し得る収容部41aを形成している(図2参照)。収容部41aは、パネル本体41の前方にのみ開口する縦長の中空ボックス状をなすものである。パネル本体41のうち床面仕切部分41B側の側端部(換言すれば、パネル本体41の後端部)にはエンドカバー413を取り付け、床面仕切部分41Bにおいてこのエンドカバー413と対面する端部に、床面仕切部分41Bの高さ寸法から天板仕切部分41Aの高さ寸法を引いた寸法を有する中間カバー414を取り付けている。天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとは、外見上、高さ寸法が大きく変わる部分で区切ることができる。言及するまでもないが、パネル本体41のうち相対的に高さ寸法が小さい領域が天板仕切部分41Aであり、相対的に高さ寸法が大きい領域が床面仕切部分41Bであり、また、パネル本体41の上端部は全幅に亘って同一高さ位置である一方で、天板仕切部分41Aの下端部が床面仕切部分41Bの下端部よりも上方に位置する。なお、パネル本体41のうち天板仕切部分41A側の側端部の下端領域に矩形状又は略矩形状の切欠部41bを設け、サイドパネル4をデスク2に取り付けた状態において、この切欠部41bと天板21との間に空隙が形成されるようにしている。
接続部42は、図3及び図4に示すように、隣接するデスクトップパネル3の境界部位に形成される溝3aに対して上方から抜き挿し可能な平面視T字又は略T字形の突起部421と、前記パネル本体41の収容部41aにパネル本体41の厚み方向に隙間無く又は略隙間無く嵌合可能な嵌合部422とを備えたものである。嵌合部422は、前方及び上下方向に開口する平面視略コ字状をなし、その内部空間に補強部材を一体的に設けている。さらに、補強部材の少なくとも上端部及び下端部に、高さ方向に沿って雌ネジが切ってあり、この雌ネジを利用して、嵌合部422の上端部側に第1引っ掛け片423をネジ止めするとともに、嵌合部422の下端部側に第2引っ掛け片424をネジ止めしている。これら第1引っ掛け片423及び第2引っ掛け片424の先端部を、嵌合部422の前方に向ける一方で、前記突起部421の先端部を嵌合部422の後方に向けている。
接地部43は、パネル本体41のうち床面仕切部分41Bの下端部に設けられたものである。本実施形態では、アジャスタ機能を有する一対の接地部43を適用している。
固定部44は、図5〜図7(図5は図2の要部拡大図であり、図6は図5のX方向矢視図に相当するものであり、図7は図5のY方向矢視図に相当するものである)に示すように、天板21の下方に潜り込み雌ネジ441xを切ったベース441と、前記雌ネジ441xに下方からねじ込み可能なねじ込み部材442と、ねじ込み部材442の先端部に、このねじ込み部材442に対して空転可能に支持され、且つねじ込み部材442の螺進退動作に伴って上下動することにより天板21の下面に対して接離し、天板21の下面を押圧し得る押圧部443とを備えものである。そして、ねじ込み部材442をねじ込んで押圧部443を上方へある程度移動させた際に、この押圧部443とパネル本体41の天板仕切部分41Aの下端部とによって天板21を挟持することが可能となる。すなわち、この固定部44はパネル本体41と協働してクランプ機能を発揮し得るものである。
固定部44のベース441は、例えば単一の板金を折り曲げ成形したものであり、パネル本体41の前記中間カバー414に設けた溝414aに係わり合う差込み部441aと、差込み部441aの上端部から前方に延びる前方延出部441bと、前方延出部441bの先端から垂下し天板21の使用端に当接又は近接し得る当たり部441cと、当たり部441cの両側縁から後方に延び先端部が中間カバー414の前面に当接し得る一対の対向壁部441dと、当たり部441cの下縁から前方に延び先端部側に偏位した幅方向中央位置に雌ネジ441xを切った潜り込み部441eと、潜り込み部441eの両側縁から下方に垂下する左右一対の鍔部441fとを備えたものである。このベース441は、差込み部441aを中間カバー414の溝414aに係わり合わせるとともに、前方延出部441bに設けたネジ挿通孔441yと、パネル本体41の天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとの境界部位近傍の下面に設けた図示しない雌ネジとを一致させ、下方からネジ挿通孔441yに挿入したビスBを雌ネジにネジ止めすることによって、パネル本体41に一体的に取り付けられている。また、中間カバー414の前面に当接する前記左右一対の対向壁部441dの先端部には、例えばクッションシート等の緩衝用シート441gを貼り付けている。ベース441の前方延出部441bはパネル本体41の厚み寸法内に収められるものである。
ねじ込み部材442は、雌ネジ441xにねじ合わせ可能な軸部442aと頭部442bとを備えてなり、この頭部442bを直接摘んで、或いは頭部442bに設けた工具差込用孔にドライバ等の工具を差し込んでねじ回すことによって、ベース441、より具体的には潜り込み部441eに対して上下方向に進退動作するものである。なお、操作性の向上という観点から、頭部442bに図示しないグリップを設け、グリップを把持して回すことにより、ベース441、特に潜り込み部441eに対して上下方向に進退動作させるようにしてもよい。なお、本実施形態では、ねじ込み部材442として、軸部442aの先端部が尖っている尖り先ねじを適用している。
押圧部443は、平板状をなす金属製のものであり、幅方向中央位置に厚み方向に貫通する小孔443aを設けている。この小孔443aは、ねじ込み部材442の先端部の一部のみが入り込み得る開口径に設定され、さらに、ねじ込み部材442の先端部を小孔443aに入り込ませた状態でねじ込み部の先端部が小孔443a内に収まる、換言すれば、ねじ込み部材442の先端部が押圧部443の上面よりも上方に突出しないように設定している。
次に、このようなサイドパネル4を、デスク2に取り付ける手順及び作用について説明する。なお、本実施形態に係るサイドパネル4は、図1に示すように、隣接するデスクトップパネル3同士の境界部位に取り付けることが可能であるとともに、デスクトップパネル3同士の境界部位以外にも取り付けることが可能である。すなわち、このサイドパネル4は、デスクトップパネル3に対する取付位置が自在に変更可能なものである。
以下の説明では、先ずサイドパネル4を隣接するデスクトップパネル3同士の境界部位に取り付ける手順及び作用について説明する。
隣接するデスクトップパネル3同士の境界部位にサイドパネル4を取り付けるには、先ず、図3に示すように、接続部42をパネル本体41から分離させ、接続部42の前記T字状又は略T字状の突起部421を、デスクトップパネル3同士の境界部材に形成される溝3aに上方から差し込む。この差し込み状態において接続部42はデスクトップパネル3に対して天板21の使用端側に向かって抜き外すことができない状態で引っ掛かり、且つデスクトップパネル3の幅方向への首振り動作(ガタツキ)も規制された状態となる。なお、デスクトップパネル3同士の境界部材に形成される溝3aは、各デスクトップパネル3の端部キャップ3c(後出の図8参照)を取り外した状態でのみ露出するものであるため、接続部42の突起部421をデスクトップパネル3同士の境界部材に形成される溝3aに挿入する前に、デスクトップパネル3の端部キャップ3cを予め取り外している。
次いで、図4に示すように、接続部42のうち天板21上に露出している部分を前記収容部41aに収容するように天板21の使用端側からパネル本体41をデスクトップパネル3に近付け、収容部41aに接続部42の嵌合部422を嵌合させる。嵌合部422がパネル本体41の厚み方向に隙間無く又は略隙間無く収容部41aに嵌合することにより、接続部42に対するパネル本体41の首振り動作(ガタツキ)が規制される。なお、接続部42の前記第1引っ掛け片423及び第2引っ掛け片424は、嵌合部422よりも後方に位置付けられるが、これら第1引っ掛け片423及び第2引っ掛け片424も収容部41a内に収容される。
収容部41aに嵌合部422を嵌合させるようにパネル本体41をデスクトップパネル3に近付ける作業に伴って、固定部44の一部が天板21の使用端側の下方に潜り込む。具体的には、前記ベース441の潜り込み部441eが天板21の下方に潜り込む。潜り込み部441e全体又は略全体が天板21の下方に潜り込んだ時点で、前記当たり部441cが天板21の使用端に当接又は近接する。この状態で、ねじ込み部材442を正方向に回転させる操作力を付与すると、この操作力によってねじ込み部材442が潜り込み部441eの雌ネジ441xに螺合しながら上方へ移動し、これに伴ってねじ込み部材442の先端に空転可能に支持させた押圧部443が上方へ移動する。ある程度ねじ込み部材442が上方へ移動した時点で押圧部443が天板21の下面に当接し、さらにねじ込み部材442を正方向に回転させる操作力を付与することによって、押圧部443が天板21の下面を押圧し、この押圧部443と、パネル本体41の天板仕切部分41Aの下端部とによって天板21をその厚み方向に挟持する。このように、押圧部443とパネル本体41の天板仕切部分41Aの下端部とによって天板21をその厚み方向に締め付けて挟持することにより、サイドパネル4をデスク2に固定することができる。この固定状態において、接地部43が床面Fに接地することによって、サイドパネル4の安定した取付状態が確保される。固定状態において、天板21の使用端と前記中間カバー414の前面との間、換言すれば天板21の使用端と床面仕切部分41Bとの間には、ベース441の一部、具体的にはベース441の当たり部441c及び左右一対の対向壁部441dが介在するため、高さ寸法の差異により外見上で床面仕切部分41Bと区別される天板仕切部分41Aのうち、平面視においてベース441の当たり部441c及び左右一対の対向壁部441dと重なる領域は、実際には天板21上に載置されない。つまり、本実施形態では、天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとを外見上高さ寸法が大きく変わる部分で区切っており、平面視においてベース441の当たり部441c及び左右一対の対向壁部441dと重なり、天板21上には載置されない部分も含めて「天板仕切部分41A」としている。なお、予め取り外していたデスクトップパネル3の端部キャップ3cは、サイドパネル4を設置した後に取り付ければよい。
次に、サイドパネル4の取付位置を変更する作業、つまりサイドパネル4の移設作業の手順及び作用について説明する。以下では、隣接するデスクトップパネル3同士の境界部位に取り付けていたサイドパネル4を、デスクトップパネル3同士の境界部位以外に取り付ける際の手順及び作用について説明する。
先ず、ねじ込み部材442を逆方向に回転させる操作力を付与し、ねじ込み部材442を潜り込み部441eの雌ネジ441xに螺合させながら下方へ移動させて、これに伴って押圧部443も下方へ移動させる。これにより、押圧部443とパネル本体41の天板仕切部分41Aの下端部とによる天板21の挟持状態が解除され、パネル本体41をデスクトップパネル3から離間させる方向に移動させる。次いで、デスクトップパネル3同士の境界部材に形成される溝3aに挿入している突起部421を上方へ引き抜いて溝3aから抜き外すことによって、接続部42をデスクトップパネル3から分離させる。そして、接続部42の前記第1引っ掛け片423を一旦嵌合部422から取り外し、図8に示すように、第1引っ掛け片423のみをデスクトップパネル3の上端部近傍に設けた上部スリット3tに係わり合わせる。上部スリット3tはデスクトップパネル3の幅方向に沿って連続して設けられているため、この第1引っ掛け片423を係わり合わせる位置もデスクトップパネル3の幅方向に沿った所望の位置に自在に変更できる。第1引っ掛け片423をデスクトップパネル3の幅方向に沿った所望の位置に係わり合わせた状態で、接続部42を前記突起部421が前面側に位置付けられるように姿勢変更し、第2引っ掛け片424をデスクトップパネル3の下面に設けた下部スリット3u(図3参照)に係わり合わせるとともに、第1引っ掛け片423と嵌合部422とを再度ねじ止めすることにより、接続部42をデスクトップパネル3の幅方向に沿った所望の位置に取り付けることができる。この後の手順及び作用は前述の手順及び作用と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ここで、隣接するデスクトップパネル3同士の境界部位にサイドパネル4を取り付ける態様では、接続部42の突起部421が、デスクトップパネル3に係わり合う本発明の「引っ掛け部」として機能し、デスクトップパネル3同士の境界部位以外にサイドパネル4を取り付ける態様では、接続部42の第1引っ掛け片423及び第2引っ掛け片424が本発明の「引っ掛け部」として機能することを付言しておく。なお、下部スリット3uもデスクトップパネル3の幅方向に沿って連続して設けられている。また、収容部41aに接続部42の嵌合部422を嵌合させた状態において、嵌合部422よりも後方に位置付けられる接続部42の突起部421は、収容部41a内に収容される。
このように、本実施形態に係るサイドパネル4は、一体構造をなす側面視L字形又は略L字形のフレームによりパネル本体41を形成し、天板仕切部分41A及び床面仕切部分41Bを一体に有するものであるため、天板仕切部分41Aによって天板21上の領域を仕切ることができるとともに、床面仕切部分41Bによって床面F上における着座者の側方領域をも同時に仕切ることができ、パーソナルワークに必要とされるプライバシーを配慮し、執務により集中し易いワークスペースを形成することができる。さらに、天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとが一体であるため、部品点数やコストの不要な増加を抑えることができるとともに、高い強度を確保することができる。しかも、天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとが一体であるため、高い取付精度を要求されることもなく、レイアウト変更等に伴うサイドパネル4の移設作業も簡便に行うことができる。
特に、パネル本体41のうち天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとの境界部位又は境界部位近傍に、パネル本体41を天板21に固定するための固定部44を設けているため、天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとを一体に有する大型なパネル本体41であっても、これら天板仕切部分41Aと床面仕切部分41Bとの境界部位に設けた固定部44によってパネル本体41を天板21に固定することにより、天板21に対するパネル本体41の不意なガタツキや位置ずれを防止することができ、サイドパネル4全体の取付強度を高めることができ、安定した設置状態を実現することができる。
また、接続部42が、パネル本体41のうち天板仕切部分41A側の側端部に形成した収容部41aにパネル本体41の厚み方向に隙間無く又は略隙間無く嵌合可能な嵌合部422と、デスクトップパネル3に係わり合う引っ掛け部(突起部421、第1引っ掛け片423、第2引っ掛け片424)とを備えたものであり、固定部44が、天板21の下方から天板21を押圧し得る押圧部443を備えたものであるため、接続部42をパネル本体41から取り外した状態でその引っ掛け部(突起部421、第1引っ掛け片423、第2引っ掛け片424)をデスクトップパネル3に係わり合わせ、パネル本体41の収容部41aに接続部42の嵌合部422を嵌合させるとともに、固定部44の押圧部443によって天板21を下方から押圧することによって、この押圧部443と、パネル本体41のうち天板仕切部分41Aの下端部とによって天板21を挟み込んだ状態で支持することができ、サイドパネル4のガタツキの生じ難い良好な取付状態を実現できる。
加えて、固定部44が、天板21の使用端に当接又は近接し得る当たり部441cを備えたものであるため、パネル本体41が天板21の使用端に当接することに起因する損傷を防止でき、移設作業が頻繁に行われる場合に特に有効である。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、サイドパネルが固定部を有さず、パネル本体のうち天板仕切部分を天板に載せ置き、接地部を床面に接地させた状態で安定した自立姿勢となるサイドパネルであってもよい。また、固定部に代えて又は併用して、パネル本体をデスクトップパネル側に近付けて取り付ける作業に連動して天板の所定箇所に弾性係合する弾性係合部を備えたサイドパネルであっても構わない。
また、固定部として、クランプ仕様のものではなく、単純なネジ止め機構を適用してもよい。
また、デスクが、4枚以上又は4枚以下の天板要素から構成された天板を備えたもの、或いは単一の大型の天板要素のみで構成された天板を備えたものであっても勿論構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係るサイドパネルを取り付けた家具システムの全体概略図。 同実施形態に係るサイドパネルの全体図。 同実施形態に係るサイドパネルを隣接するデスクトップパネルの境界部分に取り付ける手順を説明するための図。 同実施形態に係るサイドパネルを隣接するデスクトップパネルの境界部分に取り付ける手順を説明するための図。 図2の要部拡大図。 図5のX方向矢視図を一部省略して示す図。 図5のY方向から見たサイドパネルのベース部を示す図。 同実施形態に係るサイドパネルをデスクトップパネルのうち隣接するデスクトップパネルの境界部分以外の部分に取り付ける手順を説明するための図。 同実施形態に係るサイドパネルをデスクトップパネルのうち隣接するデスクトップパネルの境界部分以外の部分に取り付ける手順を説明するための図。
符号の説明
2…デスク
21…天板
3…デスクトップパネル
4…サイドパネル
41…パネル本体
41a…収容部
41A…天板仕切部分
41B…床面仕切部分
42…接続部
421…引っ掛け部(突起部)
422…嵌合部
423、424…引っ掛け部(第1引っ掛け片、第2引っ掛け片)
43…接地部
44…固定部
441c…当たり部
443…押圧部
F…床面

Claims (4)

  1. 天板上にデスクトップパネルを有したデスクに取付可能なサイドパネルであって、
    天板上に起立姿勢で配され天板上の領域を仕切り得る天板仕切部分、及び床面上に起立姿勢で配され床面上における着座者の側方領域を仕切り得る床面仕切部分を一体に有する側面視L字形又は略L字形のパネル本体と、
    当該パネル本体のうち前記天板仕切部分側の側端部に設けられ前記デスクトップパネルに接続可能な接続部と、
    前記パネル本体のうち前記床面仕切部分の下端部に設けられ床面に接地する接地部とを備えていることを特徴とするサイドパネル。
  2. さらに、前記パネル本体のうち前記天板仕切部分と前記床面仕切部分との境界部位又は境界部位近傍に設けられ、該パネル本体を前記天板に固定するための固定部を備えている請求項1記載のサイドパネル。
  3. 前記接続部が、前記パネル本体のうち前記天板仕切部分側の側端部に形成した収容部にパネル本体の厚み方向に隙間無く又は略隙間無く嵌合可能な嵌合部と、前記デスクトップパネルに係わり合う引っ掛け部とを備えたものであり、
    前記固定部が、前記天板の下方から天板を押圧し得る押圧部を備えたものである請求項2記載のサイドパネル。
  4. 前記固定部が、前記天板の使用端に当接又は近接し得る当たり部を備えたものである請求項2又は3記載のサイドパネル。
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