JP5286555B2 - 家具システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数人が使用可能な大型のデスクを備えた家具システムに関するものである。
従来から、複数の作業者が対面して利用できるようにしたいわゆるフリーアドレス型の大型のデスクを主体としてなる家具システムが知られている。このような家具システムは、デスクの奥行き方向中央位置にデスクトップパネルを配置可能に構成されており、このデスクトップパネルを配置することによって、奥行き方向に沿った天板上の領域を、一方の使用端側のワークスペースと他方の使用端側のワークスペースとに二分できるようにしている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2008−119412号公報
しかしながら、従来の家具システムは、デスクに対するデスクトップパネルの相対取付位置がデスクの奥行き方向中央位置のみであるため、例えば使用態様によって、奥行き方向に沿った天板上の一方の使用端側のワークスペースを、他方の使用端側のワークスペースよりも広く確保したいという要望には応えることができないものであった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、デスクに対するデスクトップパネルの相対位置がデスクの奥行き方向中央位置に限定されることなく、例えば奥行き方向に沿った天板上の一方の使用端側のワークスペースと、他方の使用端側のワークスペースとの大きさを意図的に異ならせる等、多様な使用態様にも対応可能な家具システムを提供することにある。
すなわち、本発明の家具システムは、複数人が対面して使用可能な奥行き寸法を有するデスクと、このデスクの奥行き方向中央位置に配置可能なデスクトップパネルと、このデスクトップパネルの全体又は一部を前記奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定するための変位取付具とを備えているものであって、前記デスクが、奥行き方向中央位置に他の部位よりも低位となる凹部を有する天板を備え、前記変位取付具が、前記凹部に固定され当該凹部内に収まる変位取付具本体と、この変位取付具本体の上面部に一体又は一体的に設けられ前記天板の奥行き方向に沿って延出し且つ天板上に載置可能なアーム部と、このアーム部の先端部に設けられ前記デスクトップパネルを支持する支持部とを備えたものであることを特徴とする。
このようなものであれば、デスクの奥行き方向中央位置に配置可能なデスクトップパネルを、変位取付具を用いて奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定することにより、例えば奥行き方向に沿ったデスク上における一方の使用端側の領域と、他方の使用端側の領域との広さを意図的に異ならせることができる等、多様な使用態様にも対応可能なものとなる。
また、前記デスクが、奥行き方向中央位置に他の部位よりも低位となる凹部を有する天板を備えたものであり、前記変位取付具が、前記凹部に固定され当該凹部内に収まる変位取付具本体と、この変位取付具本体の上面部に一体又は一体的に設けられ前記天板の奥行き方向に沿って延出し且つ天板上に載置可能なアーム部と、このアーム部の先端部に設けられ前記デスクトップパネルを支持する支持部とを備えたものであるので、変位取付具全体が天板上に露出することを回避することができるとともに、天板の奥行き方向に沿って延出するアーム部が天板上に載置可能なものであるため、このアーム部の先端部に設けた支持部にデスクトップを支持させた場合に、デスクトップパネルの荷重を支持部及び天板で支えることになり、デスクトップパネルの安定した支持状態を保つことができる。
好適な実施態様としては、前記凹部が天板の幅方向に沿って延びる配線ダクトであり、この配線ダクトの一部に固定した前記変位取付具本体を被覆する変位取付具カバーと、前記配線ダクトのうち、前記変位取付具カバーが被覆し得ない部位を被覆するダクトカバーとを備えてなり、前記変位取付具に、前記ダクトカバーを、その上面が前記変位取付具カバーの上面と面一又は略面一となる位置に支持するダクトカバー支持部を設けた態様が挙げられる。
特に、前記デスクが、奥行き方向中央位置に他の部位よりも低位となる凹部を有する天板を備えたものであり、この凹部に、前記デスクトップパネルをデスクの奥行き方向中央位置に固定可能なセンター位置取付具、及び前記変位取付具の何れもが同一の取付構造を介して取付可能に構成していれば、変位取付具を取り付けるための専用の部材や機構を別途設ける必要がない上に、同一の取付構造によりセンター位置取付具と変位取付具とを凹部に取り付けることが可能であるため、使用態様等に応じてセンター位置取付具又は変位取付具の何れかを凹部に取り付けることによってデスクトップパネルの配置位置を変更することができる。
前記取付構造が、前記センター位置取付具に設けたネジ挿通孔、又は前記変位取付具に設けたネジ挿通孔に挿通したねじ込み部材を前記凹部に設けたネジ孔にねじ込むことによって、前記センター位置取付具、及び前記変位取付具を前記凹部に取り付けるものであれば、簡単な取付構造によって、センター位置取付具又は変位取付具を凹部に取り付けることができ、取付作業性の向上に資する。
以上説明したように本発明によれば、デスクに対するデスクトップパネルの相対位置がデスクの奥行き方向中央位置に限定されることなく、例えば奥行き方向に沿った天板上の一方の使用端側のワークスペースと、他方の使用端側のワークスペースとの大きさを意図的に異ならせる等、多様な使用態様にも対応可能な家具システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る家具システム1は、例えば図1及び図2に示すように、複数人が対面して使用可能な奥行き寸法を有するデスク2を主体としてなる。なお、図2は、図1に示す家具システム1の平面図を一部省略して極めて模式的に示したものである。
デスク2は、例えば自席が限定されない所謂フリーアドレス型のオフィス等において用いられる大型のものであり、天板21と、この天板21を支持する支持構造体22とを備えたものである。本実施形態のデスク2は、複数人が横並びで使用可能な幅寸法を有するものである。
天板21は、図1に示すように、天板要素211を複数用いて構成したものである。具体的には、平面視矩形状をなす天板要素211を4つ用い、そのうち2枚ずつの天板要素211を一組としてそれらの反使用端211b同士を向き合わせて配置し、その天板要素211の組を隣接させて配置することで、天板21全体の奥行き方向中央部に各天板要素211の反使用端211bを集合させ、且つ奥行き方向両端部に各天板要素211の使用端211aを位置付けている。つまり、天板21の奥行き方向両端部が何れも使用端となる。なお、以下の説明及び図面では、天板21の一方の使用端を「使用端21a」とし、他方の使用端を「使用端21b」とする。天板21全体の奥行き方向に対をなす天板要素211の反使用端211b同士の間に隙間を形成し、この隙間を、天板21の下方空間に配置した配線ダクト23の配線空間23Sに連通させている(後出の図4参照)。この配線ダクト23は、天板21の奥行き方向中央位置であって且つ天板21の他の部位よりも低位置に設けられるものであり、本発明の「凹部」に相当する。配線ダクト23は、開閉可能なダクトカバー24によって被覆されている。また、図1では、デスク2の両サイドにエンドパネル25を設けた態様を例示しているが、このエンドパネル25は用途に応じて取り外し可能なものである。
支持構造体22は、起立姿勢で配され左右一対をなすパネル状の脚体(以下、「パネル脚221」と称す)と、一対のパネル脚221同士の略中間位置に配される中間脚222と、各パネル脚221と中間脚221との間に横架させた梁フレーム(図示省略)とを備えたものである。
本実施形態の家具システム1は、このような構成をなすデスク2の奥行き方向中央位置に配置可能なデスクトップパネル3を、デスク2の奥行き方向中央位置から変位させた位置に配置できるように構成している。図1に示す家具システム1は、デスク2の幅方向一端部側の領域には、デスク2の奥行き方向中央位置にデスクトップパネル3を配置するとともに、デスク2の幅方向他端部側の領域には、デスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置にデスクトップパネル3を配置している。何れのデスクトップパネル3も同一構造をなすものである。
各デスクトップパネル3は、図3に示すように、デスクトップパネル本体31と、デスクトップパネル本体31を支持する左右一対のパネル支柱32とを備えたものである。デスクトップパネル本体31の幅寸法を天板要素211の幅寸法と同一又は略同一の幅寸法に設定している。対をなすパネル支柱32は、デスクトップパネル3の下端部における両側縁部から下方に延出するものである。図4及び図6に示すように、配線ダクト23のうちパネル支柱32が取り付けられる部位にはネジ孔を有する支柱固定部231を設け、この支柱固定部231を利用して各パネル支柱32を固定するようにしている。本実施形態では、支柱固定部231として、配線ダクト23のうちパネル支柱32が配される部位に設けられ下面にナットNを溶着した水平壁部を適用している。なお、ナットNがその厚み方向に雌ネジを切ったものであることは言うまでもなく、この雌ネジ(ネジ孔)に連通する連通孔を水平壁部の厚み方向に貫通させて形成している。
デスク2の奥行き方向中央位置にデスクトップパネル3を配置する場合には、図3に示すように、デスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置に固定するためのセンター位置取付具4を用いて各パネル支柱32を配線ダクト23に固定し、デスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置にデスクトップパネル3を配置する場合には、図4に示すように、デスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定するための変位取付具5を用いて各パネル支柱32を配線ダクト23に固定する。
センター位置取付具4は、図3に示すように、パネル支柱32の下端部にあてがわれパネル支柱32を支持する支持部41と、前記支柱固定部231のネジ孔に連通し得るネジ挿通孔42aを形成した取付部42とを一体に有するものである。センター位置取付具4は平面視T字状又は略T字状をなし、支持部41の上面に設けられ上方に突出する上方突起部41aを、パネル支柱32の下端部に設けた上方突起部用挿入孔321に挿入するとともに、支持部41に形成したネジ挿通孔41bとパネル支柱32の下端部に設けたネジ孔322とを一致させた状態でねじ込み部材B1によりネジ止めすることによって、このセンター位置取付具4を各パネル支柱32の下端部にそれぞれ一体的に取り付ける。そして、この状態で、各センター位置取付具4をそれぞれ前記支柱固定部231に載置し、センター位置取付具4のネジ挿通孔42aと、支柱固定部231のネジ孔231aとを一致させ、上方からネジ挿通孔42aに挿入したねじ込み部材B2をネジ孔231aにねじ込むことにより、デスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置に固定できるように構成している。なお、図3には、パネル支柱32の下端部に設けた上方突起部用挿入孔321及びネジ孔322、ねじ込み部材B2を示していないが、これら上方突起部用挿入孔321及びネジ孔322は図6に示すものと同様であり、ねじ込み部材B2は図4に示すものと同規格のものである。
一方、変位取付具5は、図4〜図7(図5は変位取付具5の平面図であり、図6は図5のX方向矢視図であり、図7は図5のY方向矢視図である)に示すように、配線ダクト23の支柱固定部231に固定され配線ダクト23内に収まる変位取付具本体51と、この変位取付具本体51の上面部に一体的に設けられ天板21の奥行き方向に沿って延出し且つ天板21上に載置可能なアーム部52と、このアーム部52の先端部に設けられデスクトップパネル3を支持する支持部53とを備えたものである。なお、図6及び図7では、天板21、配線ダクト23、及びデスクトップパネル3を想像線で一部省略して示している。
本実施形態では、対をなすパネル支柱32にそれぞれ取り付ける変位取付具5は相互に左右対称形状をなすものであり、図4〜図7には一方のパネル支柱32に取り付ける変位取付具5を示している。
変位取付具本体51は、アーム部52の基端部を支持するベース511を主体としてなる。このベース511は、起立側壁部511aと、この起立側壁部511aの上下端部からそれぞれ水平方向に延びる上壁部511b及び下壁部511cとを備えたコ字状をなす金属製のものである。そして上壁部511bにアーム部52の基端部を載置させた姿勢でネジ止め及び溶接処理を施すことによりベース511とアーム部52とを一体的に取り付けている。つまり、ベース511の上壁部511bが、「変位取付具本体51の上面部」に相当する。下壁部511cは、上壁部511bよりも長尺であり、この下壁部511cに、変位取付具本体51を被覆する変位取付具カバー6を支持する変位取付具カバー支持部512を載置した状態で一体的に設けている。
変位取付具カバー支持部512は、上壁部512aと、上壁部512aの両縁部から垂下させた一対の垂下壁512bと、各垂下壁512bの下端から相互に離反する方向に延びる一対の鍔部512cとを一体に有する概略ハット状をなすものである。一対の鍔部512cは、ベース511の下壁部511cに載置した状態で溶接処理により一体的に取り付けられている。また、変位取付具カバー支持部512は、各垂下壁512bの基端から相互に離間する方向に延び、ベース511の起立側壁部511aに当てた状態で溶接処理が施された一対の補強部512dを一体に有している。
アーム部52は、基端部をベース511の上壁部511bに載置した状態で一体的に取り付け、天板21の奥行き方向に沿って真っ直ぐ延出する平板状のものであり、このアーム部52の先端部に、平面視においてアーム部52の延出方向と直交する方向に延出する支持部53を一体に形成している。
支持部53は、上方に突出する上方突起部531と、厚み方向に貫通するネジ挿通孔532とを有し、パネル支柱32の下端部に設けた上方突起部用挿入孔321に上方突起部531を挿入するとともに、ネジ挿通孔532とパネル支柱32の下端部に設けたネジ孔322とを一致させた状態でねじ込み部材B1によりネジ止めすることによって、この変位取付具5を各パネル支柱32の下端部にそれぞれ一体的に取り付けている。なお、図4〜図7には、ねじ込み部材B1が示されていないが、このねじ込み部材B1は図3に示すものと同規格のものである。そして、この状態で、変位取付具5を前記支柱固定部231に載置し、変位取付具5のうち、前記ベース511の下壁部511b及び前記変位取付具カバー支持部512の鍔部512cに厚み方向に相互に連通するように設けたネジ挿通孔511x、512xと、支柱固定部231のネジ孔231aとを一致させ、上方からネジ挿通孔511x、512xに挿入したねじ込み部材B2をネジ孔231aにねじ込むことにより、デスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置に固定できるように構成している。この固定状態において、変位取付具5のうち変位取付具本体51の上面部(ベース511の上壁部511b)は天板21の上面よりも低い位置となり、アーム部52及び支持部53は天板21の上面よりも高い位置となり、これらアーム部52及び支持部53は天板21上に載置される。なお、アーム部52及び支持部53の下面にはクッショシート55を貼り付けており(図5参照)、アーム部52及び支持部53と天板21との間にこのクッショシート55が介在するように構成している。また、本実施形態では、一対のパネル支柱32を備えたデスクトップパネル3を適用しており、各パネル支柱32に取り付ける変位取付具5の支持部53が相寄る方向に延出するように、各変位取付具5のアーム部52に対する支持部53の延出方向を設定している。
本実施形態に係る家具システム1は、変位取付具5のうち変位取付具本体51を被覆する変位取付具カバー6と、配線ダクト23のうち、変位取付具カバー6が被覆し得ない部位を被覆するダクトカバー24とを備えている。
変位取付具カバー6は、図4、図8及び図9に示すように、変位取付具カバー支持部512に支持されるものであり、変位取付具カバー支持部512の上壁部512aに載置されるカバー本体61と、アーム部52の下方に潜り込み且つこの変位取付具カバー6が天板21の幅方向に沿って移動した際にカバー本体61の縁部がアーム部52に当たる前に優先して変位取付具本体51の一部、具体的には変位取付具カバー支持部512の補強部512dに当たる一対の当たり部62とを備えたものである。カバー本体61は、変位取付具カバー支持部512の上壁部512a及び対をなす鍔部512cを上方から被覆し得る大きさに設定された平面視矩形状又は略矩形状をなすものである。変位取付具カバー6は、カバー本体61の両縁から下方に垂下し且つ変位取付具カバー支持部512の補強部512dに向かって延びる一対の対向壁部63を備え、各対向壁部63の先端部を相寄る方向に折り曲げることにより前記一対の当たり部62を形成している。また、変位取付具カバー6は、ダクトカバー24の端部と当接又は近接し得るダクトカバー用当たり部64を備えている。本実施形態では、変位取付具カバー6を、単一の板金を折り曲げ加工及び切除加工して成形している。
ダクトカバー24は、天板21の幅方向に沿って延出する長尺のものであり、長手方向両端部を、各変位取付具5に設けたダクトカバー支持部54にそれぞれ支持させることによって水平姿勢に保たれるものである。また、ダクトカバー24は、長手方向両端部に緩衝材241を一体的に取り付けている(図9参照)。
ダクトカバー支持部54は、図4等に示すように、ダクトカバー24と高さ方向に当接又は近接し得る上壁部541と、上壁部541の両縁部から垂下させた一対の垂下壁542と、各垂下壁542の下端から相互に離反する方向に延びる一対の鍔部543とを一体に有する概略ハット状をなすものであり、一対の鍔部543を、ベース511の下壁部511cに載置した状態で溶接処理により一体的に取り付けている。さらに、ダクトカバー支持部54は、天板21の幅方向に沿って変位取付具カバー支持部512と並ぶ位置に配されている。本実施形態のダクトカバー支持部54は、変位取付具カバー支持部512の上壁部512a及び垂下壁512bにそれぞれ内方から添接する上壁添接部544及び垂下添接部545を備え、これら上壁添接部544及び垂下添接部545を上壁部512a及び垂下壁512bbに添接させた状態で溶接処理により一体的に取り付けている(図5等参照)。ダクトカバー支持部54の上壁部541は、変位取付具カバー支持部512の上壁部512aよりも低くなるように設定されており、この変位取付具カバー支持部512の上壁部512aに載置した状態で支持されるダクトカバー24と、変位取付具カバー支持部512の上壁部512aに高さ方向に当接又は近接した状態で支持される変位取付具カバー6とが同一又は略同一高さ位置に位置付けられ、外見上連続するフラットな面を形成する。なお、ダクトカバー支持部54の上壁部541と上壁添接部544とは接続部546によって一体に接続され、この接続部546は、変位取付具カバー支持部512に変位取付具カバー6を支持させた状態でダクトカバー用当たり部64によって被覆される(図4及び図8参照)。
図1及び図2に示す家具システム1は、デスク2の幅方向一端部側の領域に、センター位置取付具4を用いてデスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置に配置しているため、デスク2の奥行き方向一端側、つまり天板21の一方の使用端21a側の領域と、デスク2の奥行き方向他端側、つまり天板21の他方の使用端21b側の領域とを二分する一方で、デスク2の幅方向他端部側の領域に、変位取付具5を用いてデスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置に配置しているため、デスク2の奥行き方向一端側、つまり天板21の一方の使用端21a側の領域と、デスク2の奥行き方向他端側、つまり天板21の他方の使用端21b側の領域とが相互に不均等な広さとなる。
したがって、相対的に広く設定された領域(天板21の一方の使用端21a側の領域)は、多数の物品又は比較的大型の物品を配置することが要求され、天板21上の使用可能なフリースペースが必然的に制約され得るワークスペース、例えば、天板21上に置いた計測機器や各種サンプル等を用いて計測等の研究を行う研究スペースに適した領域となる。また、相対的に狭く設定された領域は、比較的小スペースでも業務に支障を来たさないワークスペース、例えば、出張者やビジターが携帯型情報処理装置(ノート型パーソナルコンピュータ等)を使用するのに適した領域、或いは荷物や備品を置いておく荷物備品置きスペースに適した領域となる。
このように、本実施形態に係る家具システム1は、デスクトップパネル3全体をデスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定するための変位取付具5を備えているため、デスク2の奥行き方向中央位置に配置可能なデスクトップパネル3を、変位取付具5を用いて奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定することにより、例えば奥行き方向に沿ったデスク2上(天板21上)における一方の使用端21a側の領域と、他方の使用端21b側の領域との広さを意図的に異ならせることができ、多様な使用態様にも対応可能なものとなる。
特に、変位取付具5のうち変位取付具本体51は配線ダクト23に固定され配線ダクト23内に収まるものであるため、変位取付具5全体が天板21上に露出することを回避することができるとともにと、変位取付具5のうち天板21の奥行き方向に沿って延出するアーム部52が天板21上に載置可能なものであるため、このアーム部52の先端部に設けた支持部53にデスク2トップを支持させた状態で、デスクトップパネル3の安定した支持姿勢を保つことができる。
さらに、本実施形態に係る家具システム1は、配線ダクト23の支柱固定部231に固定した変位取付具本体51を被覆する変位取付具カバー6と、配線ダクト23のうち、変位取付具カバー6が被覆し得ない部位を被覆するダクトカバー24とを備えたものであり、変位取付具5に設けたダクトカバー支持部54にダクトカバー24を支持させた状態で、ダクトカバー24の上面と変位取付具カバー6の上面とが面一又は略面一となるようにしているため、良好な外観を呈するものとなる。
加えて、デスクトップパネル3をデスク2の奥行き方向中央位置に固定可能なセンター位置取付具4を配線ダクト23の支柱固定部231に取り付ける取付構造と、変位取付具5を配線ダクト23の支柱固定部231に取り付ける取付構造が同じであるため、変位取付具5を取り付けるための専用の部材や機構を別途設ける必要がない上に、同一の取付構造によりセンター位置取付具4と変位取付具5とを配線ダクト23に取り付けることが可能であるため、使用態様等に応じてデスクトップパネル3の配置位置を変更する作業もスムーズ且つ容易に行うことができる。
また、センター位置取付具4に設けたネジ挿通孔42a、又は変位取付具5に設けたネジ挿通孔511x、512xに挿通したねじ込み部材B2を配線ダクト23に設けたネジ孔231aにねじ込むことによって、センター位置取付具4、又は変位取付具5の何れか一方を配線ダクト23に取り付けるものであるため、簡素な取付構造によって、センター位置取付具4又は変位取付具5を配線ダクト23に選択的に取り付けることができ、取付作業性の向上に資する。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、図1に示すレイアウトに代えて、図10(a)〜(c)に示す各種レイアウトを採用しても構わない。図10(a)は、デスク2の天板21上の全領域に亘って、天板21の一方の使用端21a側の領域と、他方の使用端21b側の領域とを異ならせたレイアウトであり、同図(b)は、デスク2の幅方向一端側の領域では、天板21の一方の使用端21a側の領域を、他方の使用端21b側の領域よりも狭く設定し、デスク2の幅方向他端側の領域では、天板21の一方の使用端21a側の領域を、他方の使用端21b側の領域よりも広く設定したレイアウトである。また、同図(c)は、デスクトップパネル3’の幅方向一端部を天板21の一方の使用端21a側に変位させた位置に固定するとともに、デスクトップパネル3’の幅方向一端部を天板21の他方の使用端21b側に変位させた位置に固定し、デスクトップパネル3’がデスク2の奥行き中央位置を跨ぐように配置したレイアウトである。この場合、各変位取付具5’は、デスクトップパネル3’の全体ではなく、その一部をデスク2の奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定するためのものと言える。このレイアウトの場合は、天板21の一方の使用端21a側の領域と、他方の使用端21b側の領域とは同じ広さに設定され、各使用端21a、21b側から見て奥方に形成される奥まったスペースに例えばディスプレイを置く等してスペースの有効利用を図ることができる。なお、同図(c)に示すデスクトップパネル3’は、前記実施形態や同図(a)(b)で示したデスクトップパネル3と比較して幅寸法を大きく設定している点以外はデスクトップパネル3と略同一構造のものであり、また同図(c)に示す変位取付具5’は、例えばアーム部に対する支持部の延出方向を、デスクトップパネル3’と平面視重なり合うように適宜設定している点以外は変位取付具5と略同一構造のものである。このように、変位取付具5、5’を用いてデスク2に対するデスクトップパネル3、3’の相対取付位置を適宜変更することによって種々のレイアウトを採用することができる。
また、変位取付具として、変位取付具本体とアーム部とを一体成形したものを適用してもよい。
また、アーム部の延出程度(延出寸法)を調節可能に構成し、アーム部の延出程度(延出寸法)を変更することによってデスクトップパネルの配置箇所をデスクの奥行き方向に沿って変更できるようにしても構わない。
また、前記実施形態では、「天板の奥行き方向中央位置に他の部位よりも低位となる凹部」として配線ダクトを適用したが、配線ダクトとしての機能は有さない単なる凹部であってもよい。
また、デスクは複数人が対面して使用可能な奥行き寸法を有するものであればよく、4枚以上又は4枚以下の天板要素から構成された天板を備えたもの、或いは単一の大型の天板要素のみで構成された天板を備えたデスクであっても勿論構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る家具システムの全体概略図。 図1の家具システムの平面を一部省略して模式的に示す図。 同実施形態におけるデスクトップパネル及びセンター位置取付具を示す図。 同実施形態における変位取付具をデスクに付帯させた状態を示す図。 同実施形態における変位取付具の平面図。 図5のX方向矢視図。 図5のY方向矢視図。 同実施形態において変位取付具本体を変位取付具カバーで被覆した状態を図4に対応させて示す図。 同実施形態においてさらにダクトカバーを配した状態を図4及び図8に対応させて示す図。 同実施形態に係る家具システムの変形例を図2に対応させて示す図。
符号の説明
1…家具システム
2…デスク
21…天板
23…凹部(配線ダクト)
24…ダクトカバー
3…デスクトップパネル
4…センター位置取付具
42a…ネジ挿通孔
5…変位取付具
51…変位取付具本体
511x、512x…ネジ挿通孔
52…アーム部
53…支持部
54…ダクトカバー支持部
6…変位取付具カバー
B2…ねじ込み部材

Claims (4)

  1. 複数人が対面して使用可能な奥行き寸法を有するデスクと、
    このデスクの奥行き方向中央位置に配置可能なデスクトップパネルと、
    このデスクトップパネルの全体又は一部を前記奥行き方向中央位置から外れた位置に変位させて固定するための変位取付具とを備えている家具システムであって、
    前記デスクが、奥行き方向中央位置に他の部位よりも低位となる凹部を有する天板を備え、
    前記変位取付具が、前記凹部に固定され当該凹部内に収まる変位取付具本体と、この変位取付具本体の上面部に一体又は一体的に設けられ前記天板の奥行き方向に沿って延出し且つ天板上に載置可能なアーム部と、このアーム部の先端部に設けられ前記デスクトップパネルを支持する支持部とを備えたものであることを特徴とする家具システム。
  2. 前記凹部が天板の幅方向に沿って延びる配線ダクトであり、
    この配線ダクトの一部に固定した前記変位取付具本体を被覆する変位取付具カバーと、
    前記配線ダクトのうち、前記変位取付具カバーが被覆し得ない部位を被覆するダクトカバーとを備えてなり、
    前記変位取付具に、前記ダクトカバーを、その上面が前記変位取付具カバーの上面と面一又は略面一となる位置に支持するダクトカバー支持部を設けている請求項1記載の家具システム。
  3. 前記デスクが、奥行き方向中央位置に他の部位よりも低位となる凹部を有する天板を備えたものであり、
    この凹部に、前記デスクトップパネルをデスクの奥行き方向中央位置に固定可能なセンター位置取付具、及び前記変位取付具の何れもが同一の取付構造を介して取付可能に構成している請求項1又は2記載の家具システム。
  4. 前記取付構造が、前記センター位置取付具に設けたネジ挿通孔、又は前記変位取付具に設けたネジ挿通孔に挿通したねじ込み部材を前記凹部に設けたネジ孔にねじ込むことによって、前記センター位置取付具、及び前記変位取付具を前記凹部に取り付けるものである請求項記載の家具システム。
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