JP2010004692A - フラッシュ用電源装置 - Google Patents

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裕樹 松田
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Abstract

【課題】回路規模をそれほど増大させることなく連続フラッシュ点灯が可能なLEDフラッシュ用電源装置を提供する。
【解決手段】電池を電源とし電池からの入力電圧を昇圧する昇圧回路(20)と、該昇圧回路から出力される電流により充電される電気二重層コンデンサ(40)と、該コンデンサを所定の電流値で放電可能な定電流回路(30)とを設け、前記定電流回路から出力される電流を発光素子(50)に流してフラッシュ点灯させるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラッシュランプを点灯駆動するための直流電源装置に関し、例えば携帯電話機やディジタルカメラのフラッシュランプに使用されるW−LED(白色発光ダイオード)の駆動電流を供給する電源装置に利用して有効な技術に関する。
携帯電話機やディジタルカメラ等の撮像機能を有する電子機器においては、夜間撮影や室内撮影の際あるいは逆光時に良好な撮影を可能にするためのフラッシュランプに、W−LEDを使用しているものがある。かかる撮像機能を有する電子機器は、一般に電池を電源とする一方、W−LEDのフラッシュ点灯には電池の電圧よりも高い電圧が必要とされるため、昇圧型のDC−DCコンバータやチャージポンプ回路などからなるフラッシュ駆動用電源を発生する電源装置に設けられている。
なお、撮像装置におけるLEDフラッシュの駆動電源装置に関する発明としては、例えば特許文献1に記載されている発明がある。
特開2005−093566号公報 特開2007−097251号公報
特許文献1に記載されている発明においては、コンデンサにチャージした電荷を負荷駆動回路でLEDを通して引き抜くことでLEDをフラッシュ点灯させるようにしている。かかる駆動電源装置においては、フラッシュ点灯を行うとコンデンサの電圧が急速に低下するので、コンデンサの容量が充分に大きくないと連続したフラッシュ点灯が困難であるという課題がある。
そこで、本発明者は、特許文献2に記載されているようなチャージポンプ回路を使用した電源装置で、LEDフラッシュの駆動用電源を発生することについて検討した。その結果、電池電圧をチャージポンプ回路の入力電圧とした場合、フラッシュ点灯時には1〜2Aの比較的に大きな電流を流す必要があるため、特に電池が消耗した状態でフラッシュ点灯を行うと、電源電圧を共通にするCPUなどセット内の他の回路に供給される電流が減少してしまい、誤動作を起こすおそれがあることが明らかとなった。
そのため、撮像機能を備えた電子機器においては、電池電圧が下がったときにフラッシュ機能を無効にしたり、システムダウンしてユーザに電池交換を促す必要が生じる。その結果、フラッシュ点灯に必要なエネルギーが電池に残っているにもかかわらず、フラッシュ点灯ができなかったり、機器そのものが使用できなくなってしまうという課題がある。
また、チャージポンプ回路を使用した電源装置では、チャージポンプを構成するスイッチ素子として比較的サイズの大きなパワートランジスタを複数個使用するため、回路規模が大きくなり半導体集積回路化した場合にはチップサイズが増大するというという課題がある。前記特許文献1に記載されている発明も、フラッシュ点灯のために負荷駆動回路を設けているため、周辺の回路規模が大きくなるという課題がある。
この発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、電池を電源とするフラッシュ撮影機能を備えた電子機器において、回路規模をそれほど増大させることなく連続フラッシュ点灯が可能なLEDフラッシュ用電源装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、電池を電源とするフラッシュ撮影機能を備えた電子機器において、電池電圧が下がってもフラッシュ点灯が行なえるとともに、フラッシュ点灯で大電流がLEDに流された際にセット内の他の回路が誤動作を起こすのを回避できるLEDフラッシュ用電源装置を提供することにある。
この発明のさらに他の目的は、電池を電源とするフラッシュ撮影機能を備えた電子機器において、電池の残存エネルギーが非常に少なくなるまで使用することができ、それによって電池を有効に使用することができるLEDフラッシュ用電源装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、電池を電源とし電池からの入力電圧を昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路から出力される電流により充電される電気二重層コンデンサと、該コンデンサを所定の電流値で放電可能な定電流回路と、を備え、前記定電流回路から出力される電流を発光素子に流してフラッシュ点灯させるように構成したものである。ここで、前記コンデンサの容量値は0.3F以上であり、前記昇圧回路は入力電圧を5.5V以上に昇圧するとともに0.5A以下の電流を受けて0.25〜0.4Aの電流で前記コンデンサを連続して充電し、前記定電流回路は最大で2Aの電流を出力するように構成するとよい。
上記のような構成によれば、フラッシュ点灯前に前記コンデンサをフル充電状態にしておけば、発光素子を点灯させるエネルギーは昇圧回路によって充電されたコンデンサから供給されるとともに、コンデンサは昇圧回路によって連続して充電されるため、少なくとも2回は連続したフラッシュ点灯が可能となる。また、電気二重層コンデンサは、小型大容量であるため携帯用電子機器に適しているとともに、入力電圧が低くなっても充放電できるため、電池およびコンデンサの残存エネルギーがかなり少なくなるまで使用することができる。
さらに、望ましくは、前記定電流回路は、スイッチ素子と該スイッチ素子をオン、オフ制御する制御回路とする。これにより、簡単な回路の追加で連続したフラッシュ点灯が可能となる。ここで、前記第1の昇圧回路は、インダクタを有するDC−DCコンバータで構成することができる。
本発明に従うと、電池を電源とするフラッシュ撮影機能を備えた電子機器において、回路規模をそれほど増大させることなく連続フラッシュ点灯が可能なLEDフラッシュ用電源装置を実現できる。また、電池電圧が下がってもフラッシュ点灯が行なえるとともに、フラッシュ点灯で大電流がLEDに流された際にセット内の他の回路が誤動作を起こすのを回避できる。さらに、電池の残存エネルギーが非常に少なくなるまで使用することができ、それによって電池を有効に使用することができるLEDフラッシュ用電源装置を実現できるという効果がある。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を適用したLEDフラッシュ用電源装置の概略構成を示す。
本発明のLEDフラッシュ用電源装置は、リチウムイオン電池のような直流電源10からの直流電圧を昇圧する前段昇圧回路20と、該前段昇圧回路20の出力端子と接地点との間に接続され前段昇圧回路20により充電されるコンデンサ40と、コンデンサ40に充電されている電荷を定電流で放電する後段定電流回路30とから構成され、後段定電流回路30から出力される電流がフラッシュランプとしての発光素子50に流されることでフラッシュ点灯するように構成されている。
特に限定されるものではないが、上記前段昇圧回路20と後段定電流回路30は、一つの半導体チップ上に半導体集積回路(本明細書ではこれを電源用ICと称する)として形成され、コンデンサ40と発光素子50は、ディスクリート部品で構成され上記電源用ICに外付け素子として接続されている。
上記コンデンサ40には、例えば5.5Vで0.5Fの電荷を蓄積することが可能なスーパーキャパシタと呼ばれる大容量電気二重層コンデンサが使用される。発光素子50には、例えば順方向電圧Vfが2V〜4Vで発光可能なW−LED(ホワイト発光ダイオード)が使用される。コンデンサ40の望ましい容量値は、0.3F以上である。
上記前段昇圧回路20は、リチウムイオン電池(10)から最大で0.5A(アンペア)の入力電流Iinを受けて、例えば5.5Vのような定電圧で0.25〜0.4Aの電流を出力可能に設計されている。前段昇圧回路20の出力電流を0.25〜0.4Aに規制することで入力電流を0.5A以下に抑え、電源を共通にするCPUなどセット内の他の回路への影響を少なくすることができる。このような昇圧回路は、例えば後述するようなスイッチングレギュレータ方式のDC−DCコンバータにより構成することができるが、それに限定されるものではない。
上記後段定電流回路30は、例えば入力電圧2.1V〜5.5Vの範囲で動作し、最大2A(アンペア)の定電流で出力電流Ioutを流すことができるように構成される。このような昇圧回路は、例えば後述するようなMOSトランジスタとそのオン、オフ制御回路により構成することができるが、それに限定されるものではない。
上記前段昇圧回路20は電源が投入されている間ずっと動作させてもよいが、いつでもフラッシュ点灯可能にするためコンデンサ40を予め充電して待機するフラッシュモードが設定されている間のみ動作するように構成しても良い。
図2には、上記前段昇圧回路20の一例が示されている。本実施形態における前段昇圧回路20は、直流電圧Vinが入力される電圧入力端子INと接地点との間に直列形態に接続されたコイル(インダクタ)L1およびNチャネルMOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)からなる駆動用トランジスタSW1、前記コイルL1とSW1との接続ノードと出力端子OUTとの間に接続された整流用のダイオードD1、駆動用トランジスタSW1をオン、オフ制御するスイッチング制御回路21によって、スイッチングレギュレータとして構成されている。そして、出力端子OUTと接地点との間に、出力電圧検出用のブリーダ抵抗R1,R2が直列に接続され、R1,R2により分圧された電圧がスイッチング制御回路21のフィードバック端子FBに印加されている。
スイッチング制御回路21は、上記フィードバック端子FBの電圧VFBと参照電圧Vref1との電位差に応じた電圧を出力する誤差アンプ22と、該誤差アンプ22の出力に応じたPWMパルスを生成するPWM制御回路23と、該PWM制御回路23の出力に基づいて前記駆動用トランジスタSW1のオン、オフ駆動信号を生成する駆動回路24を有する。
上記PWM制御回路23は、所定の周波数の三角波(鋸波を含む)を生成する波形生成回路や該波形生成回路により生成された三角波と誤差アンプ22の出力とを比較するコンパレータなどを備え、フィードバック電圧VFBに応じて電圧が高いときは出力のパルス幅を狭くしフィードバック電圧が低いときは出力のパルス幅を広くするような制御を行なう。PWMパルスの代わりにPFM(パルス周波数変調)パルスを生成する回路を用いても良い。
本実施形態における後段定電流回路30は、図1のブロック20内に示されているように、コンデンサ40が接続されるノードと出力端子OUTとの間に接続されたMOSFETからなるスイッチ素子Q1と、該スイッチ素子Q1を定電流源として動作させる制御回路31とから構成されている。
MOSFETからなるスイッチ素子Q1を使用する場合、そのオン抵抗は0.1Ω程度になるので、2Aの電流を流す場合、0.2Vの電圧降下が生じるので、定電流回路30の入力範囲は、使用するW−LEDの順方向電圧Vf+0.2V以上(Vf=3.6Vの場合には3.8V以上)に設定するのが良い。また、制御回路31には、入力電圧すなわちコンデンサ40の充電電圧が3.8Vのような最小電圧以上になっているか否か検出する電圧検出回路を設け、最小電圧以上の場合にのみスイッチ素子Q1をオンさせて、W−LEDに駆動電流を流して点灯できるように構成しても良い。
次に、図1のフラッシュ用電源装置の動作を、図3を用いて説明する。なお、ここでは、一例として、発光素子50としてVfが3.6VのW−LEDを使用し、後段定電流回路30は入力電圧範囲が3.8V〜5.5Vに規制され、2Aの定電流を流すことができるように構成され、その出力電流で2灯のW−LEDをフラッシュ点灯させる場合を想定する。また、フラッシュ点灯させる前に、コンデンサC40は前段昇圧回路20によって5.5V、0.5Fにフル充電されているものとする(図3のタイミングt1)。
この状態で、後段定電流回路30であるスイッチ素子Q1を例えば0.25秒間オンさせると、コンデンサ40の電荷が後段定電流回路30を通して出力端子へ供給されて2Aの出力電流がW−LEDに流れてフラッシュ点灯する。すると、コンデンサ40を放電する場合、C(容量)×V(電圧)=i(電流)×t(時間)の関係があるので、V=2A×0.25s÷0.5F=1Vより、コンデンサ40はその電圧が約1V低下して4.5Vになる(図3の期間T1)。しかし、前段昇圧回路20が動作を続けることによって、コンデンサ40が充電され電圧は再び上昇する(図3の期間T2)。
ここで、連続フラッシュにおけるインターバルを例えば放電時間である0.25秒の4倍の1秒に設定したとすると、前段昇圧回路20の出力電流が0.4Aであれば、コンデンサ40を充電する場合、C(容量)×V(電圧)=i(電流)×t(時間)の関係があるので、V=0.4A×1s÷0.5F=0.8Vより、コンデンサ40の電圧が0.8V高くなるように充電することができる。これにより、コンデンサ40の電圧は、放電前の5.5Vよりも0.2V低い5.3Vまで回復する(図3のタイミングt2)。
その後、再びフラッシュ点灯させると、コンデンサ40の電荷が後段定電流回路30によって出力電流として放電され、電圧は約1V低下して4.3Vになる(図3の期間T3)。そして、前段昇圧回路20が動作を続けることによって、コンデンサ40が充電され電圧は再び上昇して5.1Vまで回復する(図3の期間T4)。上記のような動作を続けて放電後のコンデンサ40の電圧がある程度まで下がると、次に1秒かけて前段昇圧回路20によってコンデンサ40を充電させたとしても後段定電流回路30で2Aの出力電流を0.25秒間流すことができなくなり、所望のフラッシュ点灯が行なえなくなる。
前記実施形態の電源装置によれば、上記条件で4回の連続点灯が可能である。よって、本実施形態を適用することで連続したLEDのフラッシュ点灯が可能となる。また、上記条件で、コンデンサ40の容量を0.5Fではなく0.4Fとした場合には、1回(0.25s)の点灯でコンデンサの電圧は1.25V下がり、1秒の充電で1V上昇するので、ぎりぎり連続3回のフラッシュ点灯が可能である。さらに、コンデンサ40の容量を0.3Fとした場合には、1回(0.25s)の点灯でコンデンサの電圧は約1.67V下がり、1秒の充電で約1.33V上昇するので、連続2回のフラッシュ点灯が可能である。よって、少なくとも2回の連続フラッシュ点灯を補償するために必要なコンデンサ40の容量値は、0.3F以上である。
次に、後段定電流回路30から2A(アンペア)の出力電流を、Vfが3.6VであるW−LEDに流す時間を0.25秒にした理由を説明する。
入力電圧が5.5Vで、2Aの出力電流をVfが3.6VのW−LED(2灯)に流す場合、後段定電流回路30の効率は、3.6(V)÷5.5(V)=0.655より、65.5%となる。これより、LEDの発光に必要な電力Poutは、
Pout=3.6V×1A×2=7.2W ……(1)
となる。一方、5.5V/0.5Fのコンデンサで供給できるエネルギー量は、次のようにして求めることができる。
まず、発光時に前段より供給されるエネルギー量EINを計算する。前段の昇圧型DC−DCコンバータの効率を80%とし、電源(電池)からの入力電圧を3.1Vとすると、次式、
EIN=0.5A×3.1V×0.5s×80%
より、0.62Jとなる。次に、5.5Vに充電された0.5Fのコンデンサが3.8Vに下がるまでに供給できるエネルギー量EOUTを計算すると、次式(2)
EOUT=1/2×0.5F×(5.52−3.82)+EIN ……(2)
より、4.57Jとなる。
次に、定電流回路30の効率が65%であることを考慮し、コンデンサから供給できる上記エネルギー量より、LEDの点灯時間tを算出すると、
t=4.75J×0.655÷7.2W=415.7ms
となる。また、C(容量)×V(電圧)=i(電流)×t(時間)より、415.7ms(ミリ秒)発光させたときのコンデンサの電圧降下は、1.664Vであり、後段定電流回路30の入力電圧範囲の下限である3.8Vにほぼ到達してしまう。従って、0.5Fのコンデンサを5.5Vまでフル充電したとしても、415.7ms(ミリ秒)間発光させると、可能なフラッシュ点灯は1回のみである。
コンデンサの電圧降下を1V以下に抑えるための点灯時間tは、
t=0.5F×1V÷2A=0.25s
より、0.25秒である。LEDの発光に必要な電力Poutは、上記式(1)より7.2Wであり、0.25秒の発光に必要なエネルギー量ELEDは、
ELED=3.6V×1A×2灯×0.25s=1.8J
である。0.5Fのコンデンサより供給するエネルギー量Eoutは、定電流回路の効率が65%であるので、
Eout=1.8J÷0.655=2.748J
となる。一方、5.5V/0.5Fのコンデンサで供給できるエネルギー量は、式(2)より4.57Jであるので、充分に連続発光が可能であることが分かる。
以上の考察から、前記実施形態のフラッシュ用電源装置を使用すれば、LEDの連続したフラッシュ点灯が可能となることが分かる。また、電池電圧を入力電圧とする昇圧回路で構成された電源装置であってコンデンサ40の容量値が小さいものにおいては、上記のように2A(アンペア)のような大きなフラッシュ駆動電流をW−LEDに流そうとした場合、その電流の多くは電池から供給されるため、特に電池が消耗して電圧が下がった状態でフラッシュ点灯を行うと、電源電圧を共通にするCPUなどセット内の他の回路に供給される電流が減少して、誤動作を起こすおそれがある。しかるに、前記実施形態のフラッシュ用電源装置によれば、フラッシュ点灯に必要なエネルギーは、電池ではなくコンデンサ40から供給される。そのため、フラッシュ点灯により電源電圧を共通にするCPUなどセット内の他の回路に供給される電流が減少して、誤動作を起こすのを回避することができる。
また、電気二重層コンデンサのような大容量コンデンサを使用しない電源装置では、フラッシュ点灯時の誤動作を回避するには、電池電圧が下がった場合にフラッシュ機能を無効にしたり、システムダウンしてユーザに電池交換を促す必要があるが、そのようにすると、フラッシュ点灯に必要なエネルギーが電池に残っているにもかかわらず、フラッシュ点灯ができなかったり、機器そのものが使用できなくなる。これに対し、前記実施形態のフラッシュ用電源装置を使用すれば、そのような不具合がなくなり、電池のエネルギーを充分に使いきって電池を有効に使用することができるという利点がある。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態においては、前段昇圧回路20と後段定電流回路30を1つのICとして構成すると説明したが、別のICとして構成するようにしても良い。
また、前記実施形態においては、前段昇圧回路20を図2のようなDC−DCコンバータにより構成した場合を説明したが、前段昇圧回路20はチャージポンプ回路やトランスを有するフライバック型のDC−DCコンバータにより構成しても良い。ただし、他の構成の昇圧回路を用いた場合にも、コンデンサ40には電気二重層コンデンサのような大容量コンデンサを使用するのが良い。
以上の説明では、本発明をLEDフラッシュ用電源装置に適用した例を説明したが、本発明にそれに限定されるものではなく、短い時間に比較的大きな電流を出力したい機能を有する電子機器における電源装置に広く利用することができる。
本発明を適用したLEDフラッシュ用電源装置の概略構成を示すブロック図である。 前段昇圧回路の一例を示す回路構成図である。 本発明を適用したLEDフラッシュ用電源装置における連続フラッシュ点灯時のコンデンサの電圧の変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 電源(電池)
20 前段昇圧回路
30 後段定電流回路
40 コンデンサ(電気二重層コンデンサ)
50 発光素子(W−LED)
21 スイッチング制御回路
22 誤差アンプ
23 PWM制御回路
24 駆動回路
L1 コイル(インダクタ)
C1 平滑容量
W−LED 白色発光ダイオード
SW1 コイル駆動用トランジスタ

Claims (4)

  1. 電池を電源とし電池からの入力電圧を昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路から出力される電流により充電される電気二重層コンデンサと、該コンデンサを所定の電流値で放電可能な定電流回路と、を備え、前記定電流回路から出力される電流を発光素子に流してフラッシュ点灯させるように構成したことを特徴とするフラッシュ用電源装置。
  2. 前記コンデンサの容量値は0.3F以上であり、前記昇圧回路は入力電圧を5.5V以上に昇圧するとともに0.5A以下の電流を受けて0.25〜0.4Aの電流で前記コンデンサを連続して充電し、前記定電流回路は最大で2Aの電流を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ用電源装置。
  3. 前記定電流回路は、スイッチ素子と該スイッチ素子をオン、オフ制御する制御回路とからなることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ用電源装置。
  4. 前記昇圧回路はインダクタを有するDC−DCコンバータであることを特徴とする請求項2または3に記載のフラッシュ用電源装置。
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