JP2010004609A - モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロータヨーク61の端面61aから軸方向に沿って形成された複数の第1肉抜き孔70と、第1肉抜き孔70より径方向の外側に配置され端面61aに開口して永久磁石63を収容する収容孔62と、ロータヨーク61の軸方向の端部に配置され収容孔62の開口部を閉塞する端面板80と、端面板80に形成された複数の第2肉抜き孔90と、を備え、軸方向から見て、全ての第1肉抜き孔70の少なくとも一部が、第2肉抜き孔90を通して露出していることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
そこで本発明は、運転効率を低下させることなく冷却性能を向上させることが可能なモータの提供を課題とする。
請求項4に係る発明によれば、第1肉抜き孔のいずれかの角部に集中した冷却油が、端面板によって堰き止められることなく、第2肉抜き孔を通って流出する。したがって、冷却油を循環させることが可能になり、モータの冷却効率を向上させることができる。
(車両用駆動モータユニット)
図1は車両用駆動モータユニットの概略構成断面図である。
図1に示すように、車両用駆動モータユニット(以下、モータユニットという。)10は、ステータ部21及びロータ部60を備えたモータ23を収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の軸方向一方側に締結され、モータ23のシャフト(シャフト)24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の軸方向他方側に締結され、モータ23の回転センサ25を収容するセンサハウジング13と、を備えている。なおミッションハウジング12は、モータハウジング11に締結された共用ハウジング12Aと、共用ハウジング12Aに締結されたギアハウジング12Bとで構成されている。またモータハウジング11の内部にはモータ室36が、ミッションハウジング12の内部にはミッション室37が、センサハウジング13の内部にはセンサ室38が、それぞれ形成されている。
モータユニット10の内部には、ベアリング26,27やモータ23等を冷却するための冷却油40が導入されている。上述したモータ23は、ステータ部21の下部が冷却油40に浸漬された状態で配置されている。またミッション室37にはオイルポンプ41が設けられており、オイルポンプ41により汲み上げられた冷却油40が、油路42を通ってモータユニット10内を循環するように構成されている。そして、モータユニット10内を循環する冷却油40がベアリング26,27等に供給されることで、ベアリング26,27等が冷却されるようになっている。
本実施形態のモータ23は、インナーロータ型のモータであって、筒状のステータ部21と、ステータ部21の内側に配置された円柱状のロータ部60と、ロータ部60の中心に同軸状に圧入固定され回転可能に支持されたシャフト24と、を備えている。
ステータ部21は、磁性板材が軸方向に積層されたものであって、径方向内側に向かって延びるティース21aを備えている。このティース21aには、インシュレータ(不図示)を介してコイル21bが巻装されている。
図3に示すように、シャフト24の周囲には、端面板80を軸方向に貫通する複数(例えば8個)の第2肉抜き孔90が形成されている。第2肉抜き孔90は、例えば円形状とされ、端面板80の周方向に均等に配置されている。
ロータヨーク61の第1肉抜き孔70および端面板80の第2肉抜き孔90は、以下の相対関係を満たすように形成されている。
図3に示すように、ある円周上において、隣接する第2肉抜き孔90間の距離は、第1肉抜き孔70の開口幅より長くなっている。例えば、第2肉抜き孔90の中心90cを通る円周C1上において、隣接する第2肉抜き孔90間の距離B1は、第1肉抜き孔70の開口幅A1より長くなっている。その結果、ロータヨーク61の軸方向から見て、全ての第1肉抜き孔70の少なくとも一部が、第2肉抜き孔90を通して露出することになる。これにより、冷却油が第1肉抜き孔70に流入しても、第2肉抜き孔90を通して冷却油を流出させることができる。したがって、冷却油を循環させることが可能になり、モータの冷却効率を向上させることができる。また冷却油が第1肉抜き孔70に滞留しないので、冷却油によるロータヨーク61の劣化を防止することができる。
図4および図5は、第2実施形態に係るモータのロータ部の説明図であり、図4は図5のQ−Q線における断面図であり、図5は側面図である。図4に示す第2実施形態では、ロータヨーク61と端面板180との間に隙間87が形成されている点で、第1実施形態とは相違している。なお第1実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
図6は第3実施形態に係るモータのロータ部の側面図である。第3実施形態では、上記実施形態より開口面積の大きい第1肉抜き孔170が形成されている。例えば、第2実施形態における複数(例えば8個)の第1肉抜き孔のうち、隣り合う一対の第1肉抜き孔を連結させることで、複数(例えば4個)の第1肉抜き孔170が形成されている。
これにより、隣接する第2肉抜き孔90の最外部91間の周方向距離B2が、第1肉抜き孔170の最外部171の周方向長さA2より短くなっている。この場合、ロータヨーク61の軸方向から見て、第1肉抜き孔170の最外部171の周方向長さのうち少なくとも一部が、常に第2肉抜き孔90を通して露出する。これにより、第1肉抜き孔170に流入した冷却油が、ロータヨーク61の回転状態において遠心力により最外部171に集中しても、第2肉抜き孔90を通して流出することになる。したがって、冷却油を循環させることが可能になり、モータの冷却効率を向上させることができる。また冷却油が第1肉抜き孔170に滞留しないので、冷却油によるロータヨーク61の劣化を防止することができる。
図7は第4実施形態に係るモータのロータ部の側面図である。第4実施形態では、上記実施形態より開口面積の大きい第2肉抜き孔190が形成されている。例えば、第1実施形態における複数(例えば8個)の第2肉抜き孔のうち、隣り合う一対の第2肉抜き孔を連結させることで、複数(例えば4個)の第2肉抜き孔190が形成されている。
これにより、ある円周C3上において、第2肉抜き孔190の開口幅B3が、第1肉抜き孔70の幅A3およびその両側のリブ78の幅Dの合計幅(A3+2×D)より大きくなっていることが望ましい。この場合、第2肉抜き孔190を通して、複数の第1肉抜き孔70が露出することになる。これにより、第1肉抜き孔70に流入した冷却油が、第2肉抜き孔190を通して流出しやすくなる。したがって、冷却油を循環させることが可能になり、モータの冷却効率を向上させることができる。また冷却油が第1肉抜き孔70に滞留しないので、冷却油によるロータヨーク61の劣化を防止することができる。
例えば、実施形態では第1肉抜き孔を略三角形状とし、第2肉抜き孔を円形状としたが、第1肉抜き孔および第2肉抜き孔を他の形状とすることも可能である。
Claims (7)
- 回転可能に支持されたシャフトと、前記シャフトに対して同軸状に圧入固定された円柱状のロータヨークと、前記ロータヨークの端面から軸方向に沿って形成された複数の第1肉抜き孔と、前記第1肉抜き孔より径方向の外側に配置され前記端面に開口して永久磁石を収容する収容孔と、前記軸方向における前記ロータヨークの端部に配置され前記収容孔の開口部を閉塞する端面板と、前記端面板に形成された複数の第2肉抜き孔と、を備え、
前記軸方向から見て、全ての前記第1肉抜き孔の少なくとも一部が、前記第2肉抜き孔を通して露出していることを特徴とするモータ。 - 前記径方向における前記第2肉抜き孔の最外部を通る円周の直径は、前記径方向における前記第1肉抜き孔の最外部を通る円周の直径より大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
- 前記シャフトの中心軸から前記径方向における前記第2肉抜き孔の最内部までの距離は、前記中心軸から前記径方向における前記第1肉抜き孔の最内部までの距離より小さくなっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ。
- 前記第1肉抜き孔は、多角形状に形成され、
前記軸方向から見て、前記第1肉抜き孔の全ての角部が、前記第2肉抜き孔を通して露出していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のモータ。 - 前記端面板における前記ロータヨーク側の端面の周縁部には、前記収容孔の開口部を閉塞する凸部が形成され、
前記径方向における前記凸部の最内部を通る円周の直径は、前記径方向における前記第1肉抜き孔の最外部を通る円周の直径より大きくなっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のモータ。 - 前記端面板は、前記収容孔の開口部を閉塞する環状板と、前記環状板を前記ロータヨークとの間で挟持するとともに前記シャフトに圧入固定された支持板と、を備え、
前記環状板は非磁性材料からなり、前記支持板は前記シャフトと同等の線膨張係数を有する材料からなり、
前記凸部は、前記環状板によって構成されていることを特徴とする請求項5に記載のモータ。 - 前記支持板は、中央部が前記ロータヨークに向けて撓み変形した状態で前記シャフトに圧入固定されていることを特徴とする請求項6に記載のモータ。
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2008
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