JP2010004211A - 会議支援方法、会議支援装置、および会議支援プログラム - Google Patents
会議支援方法、会議支援装置、および会議支援プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】会議参加予定者が、他の参加予定者との関係を容易に把握することを可能にする会議支援方法、会議支援装置、および会議支援プログラムを提供する。
【解決手段】実施中の会議を特定する会議IDが受け付けられると(S21、S22:YES)、会議への実際の参加者が受け付けられ、会議データベースに記憶される(S26)。実施中の会議の参加予定者を含む会議情報が会議データベースから取得される(S27)。会議データベースに記憶されている過去に開催された会議の会議情報を参照して、実施中の会議の参加予定者のうち、少なくとも一部が共通して過去に参加した会議の会議情報に基いて、参加予定者間の関係を示すユーザ関連情報が生成され(S28)、ユーザ関連情報の表示用データが、参加予定者の端末に送信される(S29)。
【選択図】図13
【解決手段】実施中の会議を特定する会議IDが受け付けられると(S21、S22:YES)、会議への実際の参加者が受け付けられ、会議データベースに記憶される(S26)。実施中の会議の参加予定者を含む会議情報が会議データベースから取得される(S27)。会議データベースに記憶されている過去に開催された会議の会議情報を参照して、実施中の会議の参加予定者のうち、少なくとも一部が共通して過去に参加した会議の会議情報に基いて、参加予定者間の関係を示すユーザ関連情報が生成され(S28)、ユーザ関連情報の表示用データが、参加予定者の端末に送信される(S29)。
【選択図】図13
Description
本発明は、会議支援方法、会議支援装置、および会議支援プログラムに関する。
近年、業務の多様化に伴い、様々なプロジェクトで、入れ替わり立ち替わり、多くの人間と協働しながら業務を行うことが増えている。協働による作業を円滑に進めるために、複数の協働者の端末をネットワーク接続して画像と音声を双方向に送受信することにより、遠隔の地にある者同士の会議を実現するテレビ会議システムが使用される場合がある。このようなテレビ会議システムにおいて、会議をスムーズに進めるために、名刺やIDカードに記された名前や役職等の情報を読み取り、モニタに表示させることが可能なテレビ会議装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平7−123389号公報
しかしながら、多くの人間との協働が増えると、特許文献1に記載のテレビ会議装置でモニタに表示される、名前や役職程度の情報のみでは、過去に会ったことがある相手なのか、どのような業務で協働したのか等、相手との関係を思い出すことは困難である。そのため、せっかくテレビ会議を行っても、円滑なコミュニケーションがとれない場合がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、会議参加予定者が、他の参加予定者との関係を容易に把握することを可能にする会議支援方法、会議支援装置、および会議支援プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の会議支援方法は、ネットワークを介して複数の端末に接続可能な装置によって処理される会議支援方法であって、前記複数の端末の使用者間で開催される会議の関係者である会議関係者を特定する情報を取得する会議関係者情報取得ステップと、過去会議情報記憶手段に記憶されている、過去に開催された会議である過去会議に関する情報であって、前記過去会議への実参加者を少なくとも含む過去会議情報に基づいて、前記会議関係者情報取得ステップで取得された前記情報により特定される前記会議関係者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、会議関係者過去情報として取得する過去情報取得ステップと、前記過去情報取得ステップで取得された前記会議関係者過去情報に基づいて、前記会議関係者間の関係に関する情報である関係情報を作成する関係情報作成ステップと、前記関係情報作成ステップで作成された前記関係情報を、前記会議関係者の使用する端末である会議関係者端末へ送信する関係情報送信ステップを備えている。
請求項2に係る発明の会議支援方法は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者の少なくとも一部が共通して参加した前記過去会議である共通参加会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得し、前記関係情報作成ステップは、前記過去会議情報取得ステップで前記共通参加会議の前記過去会議情報が取得された場合に、前記共通参加会議の前記過去会議情報に基づいて、前記関係情報を作成する共通会議関係情報作成ステップを備えている。
請求項3に係る発明の会議支援方法は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記関係情報作成ステップは、前記過去会議情報取得ステップで前記共通参加会議の前記過去会議情報が取得されなかった場合に、前記会議関係者が初対面であることを示す前記関係情報を作成する初対面情報作成ステップを備えている。
請求項4に係る発明の会議支援方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記会議関係者は、前記会議への参加が要請される可能性のある参加予定者候補であり、いずれかの前記端末から送信された、前記会議の開催日時を少なくとも含む情報を、会議情報として受信する会議情報受信ステップと、前記関係情報送信ステップで前記会議関係者端末へ前記参加予定者候補間の前記関係情報が送信された後に、前記会議関係者端末から送信された、前記参加予定者候補のうち少なくとも1名を前記会議への参加予定者として特定する情報を受信する参加予定者情報受信ステップと、前記会議情報取得ステップで取得された前記会議情報に基づいて前記会議の開催通知を作成し、前記参加予定者情報受信ステップで受信された前記情報により特定される前記参加予定者に前記開催通知を送信する開催通知送信ステップをさらに備えている。
請求項5に係る発明の会議支援方法は、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記会議情報受信ステップで受信された前記会議情報を、前記参加予定者情報受信ステップで受信された前記参加予定者を特定する情報と対応付けて、会議情報記憶手段に記憶させる会議情報記憶ステップと、いずれかの前記参加予定者の使用する端末から送信された、前記会議情報記憶手段に記憶されている前記会議情報のいずれかを特定する情報である会議特定情報を受信する会議特定情報受信ステップと、前記会議情報記憶手段から、前記会議特定情報受信ステップで受信された前記会議特定情報によって特定される前記会議情報に対応する、前記参加予定者を特定する情報を取得する参加予定者情報取得ステップと、前記過去会議情報記憶手段に記憶されている前記過去会議情報に基づいて、前記参加予定者情報取得ステップで取得された前記参加予定者情報により特定される前記参加予定者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、参加予定者過去情報として取得する参加予定者過去情報取得ステップと、前記参加予定者過去情報取得ステップで取得された前記参加予定者過去情報に基づいて、前記参加予定者間の関係に関する情報である参加予定者関係情報を作成する参加予定者関係情報作成ステップと、前記参加予定者関係情報作成ステップで作成された前記参加予定者関係情報を、前記参加会議特定情報の送信元である前記端末へ送信する参加予定者関係情報送信ステップを備えている。
請求項6に係る発明の会議支援方法は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記会議関係者は、前記会議の参加予定者であり、いずれかの前記参加予定者が使用する前記端末から送信された、会議の開催日時を少なくとも含む情報である会議情報を、会議の参加予定者を特定する情報と対応付けて記憶する会議情報記憶手段に記憶されている前記会議情報のうち、いずれかを特定する情報である会議特定情報を受信する会議特定情報受信ステップをさらに備え、前記会議関係者情報取得ステップでは、前記会議情報記憶手段から、前記会議特定情報受信ステップで受信された前記会議特定情報によって特定される前記会議情報に対応する、前記参加予定者を特定する情報を取得し、前記過去情報取得ステップでは、前記過去会議情報記憶手段に記憶されている前記過去会議情報に基づいて、前記会議関係者情報取得ステップで取得された前記情報により特定される前記参加予定者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得し、前記関係情報作成ステップでは、前記過去情報取得ステップで取得された前記会議関係者過去情報に基づいて、前記参加予定者間の関係に関する情報を、前記関係情報として作成し、前記関係情報送信ステップでは、前記関係情報作成ステップで作成された前記関係情報を、前記会議特定情報の送信元である前記端末へ送信することを特徴とする。
請求項7に係る発明の会議支援方法は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成に加え、いずれかの前記会議関係者端末から送信された、前記会議への実参加者を特定する情報を受信する実参加者情報受信ステップと、前記実参加者情報受信ステップで受信された前記会議への実参加者を特定する情報に基づき、前記過去会議情報を作成し、前記過去会議情報記憶手段に記憶させる過去会議情報記憶ステップをさらに備えている。
請求項8に係る発明の会議支援方法は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者のうち所定の割合が参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得することを特徴とする。
請求項9に係る発明の会議支援方法は、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者のすべてが参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得することを特徴とする。
請求項10に係る発明の会議支援方法は、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者のうち所定の割合が参加した前記過去会議の前記過去会議情報のうち、最近所定回数分の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得することを特徴とする。
請求項11に係る発明の会議支援装置は、ネットワークを介して複数の端末に接続可能な会議支援装置であって、前記複数の端末の使用者間で開催される会議の関係者である会議関係者を特定する情報を取得する会議関係者情報取得手段と、過去に開催された会議である過去会議に関する情報であって、前記過去会議への実参加者を少なくとも含む過去会議情報を記憶する過去会議情報記憶手段と、前記過去会議情報記憶手段に記憶された前記過去会議情報に基づいて、前記会議関係者情報取得手段によって取得された前記情報により特定される前記会議関係者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、会議関係者過去情報として取得する過去情報取得手段と、前記過去情報取得手段によって取得された前記会議関係者過去情報に基づいて、前記会議への前記会議関係者間の関係に関する情報である関係情報を作成する関係情報作成手段と、前記関係情報作成手段によって作成された前記関係情報を、前記会議関係者の使用する端末である会議関係者端末へ送信する関係情報送信手段を備えている。
請求項12に係る発明の会議支援プログラムは、請求項1〜10のいずれかに記載の会議支援方法の各種処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1に係る発明の会議支援方法によれば、複数の端末の使用者間で開催される会議について、会議関係者が過去に実際に参加した過去会議の情報に基づいて、会議関係者間の関係に関する関係情報が作成され、会議関係者端末に送信される。したがって、会議関係者は、会議関係者端末で関係情報を確認することにより、名前や役職だけでなく、過去に参加した会議の情報に基づく他の会議関係者との関係について、容易に把握することができる。
請求項2に係る発明の会議支援方法によれば、関係情報は、会議関係者の少なくとも一部が共通して参加した共通参加会議があれば、その情報に基づいて作成される。したがって、請求項1に記載の発明の効果に加え、会議関係者は、面識がある相手であれば、過去に参加した共通の会議の情報に基づく他の会議関係者との関係を、さらに容易に把握することができる。
請求項3に係る発明の会議支援方法によれば、関係情報は、会議関係者の少なくとも一部が共通して参加した共通参加会議がなければ、会議関係者が初対面であることを示す情報として作成される。したがって、請求項2に記載の発明の効果に加え、会議関係者は、初対面の相手か否かを、容易に把握することができる。
請求項4に係る発明の会議支援方法によれば、会議関係者は、会議関係者端末に送信された、会議への参加予定者候補間の関係情報を確認した上で、会議への参加が要請される参加予定者を特定することができる。そして、特定された参加予定者に対して、会議の開催通知が送信される。したがって、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加え、参加予定者候補である会議関係者は、他の参加予定者候補との関係を把握した上で、適切な相手を参加予定者として特定し、会議の開催通知を送信することができる。
請求項5に係る発明の会議支援方法によれば、参加予定者候補間の関係情報を確認した上で参加予定者が特定された会議の会議情報が、参加予定者を特定する情報と対応付けて、会議情報記憶手段に記憶される。したがって、請求項4に記載の発明の効果に加え、会議への参加予定者は、後の任意の時点で、所望の会議の会議情報を特定する情報を送信することにより、その会議の他の参加予定者との関係を確認することが可能となる。よって、例えば、会議開始時点で会議特定情報を送信すれば、他の参加予定者との関係を確認しながら会議を行うことが可能となる。
請求項6に係る発明の会議支援方法によれば、参加予定者を特定する情報と対応付けられた会議情報が、会議情報記憶手段に記憶されている。したがって、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、会議への参加予定者は、任意の時点で、所望の会議の会議情報を特定する情報を送信することにより、その会議の他の参加予定者との関係を確認することが可能となる。よって、例えば、会議開始時点で会議特定情報を送信すれば、他の参加予定者との関係を確認しながら会議を行うことが可能となる。
請求項7に係る発明の会議支援方法によれば、会議が実際に開催され、実参加者を特定する情報が受信される度に、過去会議情報記憶手段に過去会議情報が記憶される。したがって、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の効果に加え、過去会議情報記憶手段を別途更新する必要がない。
請求項8に係る発明の会議支援方法によれば、関係情報は、会議関係者のうち所定の割合が参加した過去会議の会議情報に基づいて作成される。したがって、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の効果に加え、会議関係者は、所定割合の会議関係者と共有している情報を確認することができ、会議を円滑に進めることが容易となる。
請求項9に係る発明の会議支援方法によれば、関係情報は、会議関係者すべてが参加した過去会議の会議情報に基づいて作成される。したがって、請求項8に記載の発明の効果に加え、会議関係者は、他の会議関係者全員と共有している情報を確認することができ、会議を円滑に進めることがさらに容易となる。
請求項10に係る発明の会議支援方法によれば、関係情報は、会議関係者が参加した最近所定回数分の過去会議の会議情報に基づいて作成される。したがって、請求項8に記載の発明の効果に加え、関係情報を確認した会議関係者は、他の会議関係者と共有している情報を思い出すことが容易となる。
請求項11に係る発明の会議支援装置によれば、複数の端末の使用者間で開催される会議について、会議関係者が過去に実際に参加した過去会議の情報に基づいて会議関係者間の関係に関する関係情報が作成され、会議関係者端末に送信される。したがって、会議関係者は、会議関係者端末で関係情報を確認することにより、名前や役職だけでなく、過去に参加した会議の情報に基づく他の会議関係者との関係について、容易に把握することができる。
請求項12に係る発明の会議支援プログラムは、請求項1〜10のいずれかに記載の会議支援方法の各種処理ステップをコンピュータに実行させることができる。したがって、請求項1〜10のいずれかに記載の発明の効果を奏することができる。
以下、本発明を具現化した実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るテレビ会議システム100の全体構成について説明する。図1は、テレビ会議システム100の概略構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、テレビ会議システム100は、会議サーバ10、多地点接続装置20、ならびに、拠点30に設けられたクライアント端末40およびテレビ(TV)会議端末50を含み、これらはすべてネットワーク9に接続されている。ネットワーク9としては、例えば、IP(Internet Protocol)やISDN(Integrated Services Digital Network)等のネットワークを採用することができる。図1では、拠点30は1つしか図示されていないが、実際には複数が存在する。拠点30は、例えばある企業の同一サイト内に複数存在してもよいし、異なる事業所内や、異なる地域や国に点在して存在していてもよい。
会議サーバ10は、例えば、周知のパーソナルコンピュータであり、汎用型の装置である。会議サーバ10は、ネットワーク9を介して接続された拠点30のクライアント端末40から入力された情報に基づき、複数の拠点30間でTV会議端末50を用いて行われるTV会議(以下、単に会議という)に関する各種の処理を行う。例えば、あるクライアント端末40から新規会議の情報が入力されると、会議サーバ10は、新規会議へ参加する可能性がある参加予定者候補間の関係に関する情報を作成し、クライアント端末40に提供する。また、例えば、TV会議の開始を示す情報が入力されると、会議サーバ10は、開始された会議への参加予定者間の関係に関する情報を作成し、クライアント端末40に提供する。会議サーバ10の構成、および会議サーバ10で行われる各種処理の詳細については後述する。
多地点接続装置20は、複数の拠点30に備えられたTV会議端末50を接続し、画像、音声、データ等を中継することにより、多地点間のTV会議を実現する装置である。なお、以下では、多地点接続装置(Multipoint Control Unit)20を、MCU20と略称する。
クライアント端末40は、会議サーバ10と同様、周知のパーソナルコンピュータであり、汎用型の装置である。クライアント端末40には、画像を表示するディスプレイ41と、クライアント端末40のユーザが情報を入力するためのマウス42およびキーボード43が接続されている。
TV会議端末50としては、画像および音声データを圧縮符号化して送信するとともに、受信した圧縮符号化された画像および音声データを復号化して出力することが可能なコーデックを内蔵した、公知のTV会議端末を採用することができる。TV会議端末50には、MCU20から送信された画像を表示するディスプレイ51、拠点30における会議参加者を撮影するカメラ52、音声を入力するマイク53、音声を出力するスピーカ54、および、会議参加者がTV会議端末50の操作を行うための操作装置55が接続されている。
次に、図2〜図5を参照して、会議サーバ10の電気的構成について説明する。図2は、会議サーバ10の電気的構成を示すブロック図である。図3は、ユーザデータベース1510の説明図である。図4は、会議データベース1520の説明図である。図5は、議事録データベース1530の説明図である。
図2に示すように、会議サーバ10は、CPU11と、CPU11に各々接続されたROM12およびRAM13を備えている。CPU11には、その他、入出力(I/O)インタフェイス14が接続されている。I/Oインタフェイス14には、ハードディスク装置(HDD)15、マウスコントローラ16、キーコントローラ17、ビデオコントローラ18、および通信装置19が接続されている。
CPU11は、会議サーバ10の全体の制御を司る。ROM12は、BIOSを含む、会議サーバ10を動作させるための各種のプログラムやそのための設定値を記憶している。CPU11は、ROM12や、後述するHDD15に記憶されたプログラムに従って、会議サーバ10の動作を制御する。RAM13は、各種データを一時的に記憶するための記憶装置である。マウスコントローラ16、キーコントローラ17、およびビデオコントローラ18には、それぞれマウス161、キーボード171およびディスプレイ181が接続されている。通信装置19は、ネットワーク9に接続し、クライアント端末40等の外部機器との間でデータの送受信を行うためのものである。
ここで、HDD15の詳細について説明する。図2に示すように、HDD15は、ユーザデータベース(DB)記憶エリア151、会議データベース(DB)記憶エリア152、議事録データベース(DB)記憶エリア153、およびプログラム記憶エリア154を含む複数の記憶エリアを備えている。
ユーザDB記憶エリア151(図2参照)には、ユーザDB1510(図3参照)が記憶されている。ユーザDB1510は、各拠点30においてクライアント端末40を使用するユーザに関する情報(以下、ユーザ情報という)を格納する。ユーザ情報は、ユーザ1名毎に作成されており、例えば、図3に示すように、ユーザID、氏名、所属およびアドレスを含む。ユーザIDとは、各ユーザに付与される固有の識別コードである。氏名は、ユーザの氏名である。所属は、ユーザの所属する企業や団体の名称である。アドレスは、ユーザの連絡先のメールアドレスである。なお、CPU11により付与されるユーザID以外の情報は、予めユーザによって入力された情報を登録すればよい。ユーザ情報には、他に、例えば、ユーザの電話番号や役職等、ユーザに関連するその他の情報を含めてもよい。なお、図3では、説明の便宜上、6名分のユーザ情報しか図示されていないが、ユーザDB1510に記憶されるユーザ情報の数はこれに限られない。
会議DB記憶エリア152(図2参照)には、会議DB1520(図4参照)が記憶されている。会議DB1520は、いずれかの拠点30のクライアント端末40から入力された、MCU20を介して接続される複数の拠点30間でTV会議端末50を用いて行われる、またはすでに行われた会議に関する情報(以下、会議情報という)を格納する。会議情報は、会議1件毎に作成されており、例えば、図4に示すように、会議ID、主催者ID、会議名、日時、通知文面、参加予定者ID、および実参加者IDを含む。
会議IDは、CPU11によって各会議情報に付与される固有の識別コードである。主催者IDは、新規会議を招集したユーザ(以下、会議主催者という)のユーザIDである。会議名は、会議の名称である。日時は、会議の開催日時である。通知文面は、会議への参加が予定されたユーザである参加予定者へ送信される会議の開催通知メールに記載される文面である。参加予定者IDは、会議への参加予定者のユーザIDである。実参加者IDは、会議に実際に参加したユーザである実参加者のユーザIDである。例えば、会議ID「M5」のように、参加予定者IDに含まれるが、実参加者IDに含まれないユーザID(U3、U5)がある場合、これらのユーザは、参加予定者としてTV会議への参加が要請されたが、実際には参加しなかったことを示している。また、会議がまだ実施されていない場合には、例えば、会議ID「M6」のように、会議情報には実参加者IDが含まれていない状態である。
会議DB1520において、主催者ID、会議名、日時、通知文面、および参加予定者IDは、会議主催者によってクライアント端末40から入力された情報が記憶される。また、実参加者IDは、会議の実施中に、実参加者によって、その実参加者の使用するクライアント端末40から入力された情報が記憶される。会議情報には、図4に図示されている情報以外に、例えば、その会議が関連するプロジェクト名、会議テーマ等、会議に関連するその他の情報を含めてもよい。なお、図4では、説明の便宜上、7件分の会議情報しか図示されていないが、会議DB1520に記憶される会議情報の数はこれに限られない。
議事録DB1530記憶エリア153(図2参照)には、議事録DB1530(図5参照)が記憶されている。議事録DB1530は、会議の終了時に、いずれかの拠点30のクライアント端末40から入力された、実施済みの会議の議事録に関する情報(以下、議事録情報という)を格納する。議事録情報は、会議1件毎に作成されており、例えば、図5に示すように、会議ID、作成者ID、会議テーマ、決定事項、アクションアイテムを含む。作成者IDは、議事録を作成したユーザである議事録作成者のユーザIDである。会議テーマは、会議で行われた討議のテーマである。決定事項は、会議で結論が確定された事項である。アクションアイテムは、会議後になすべき事項として確認された事項である。議事録情報には、他に、例えば、次回会議の開催日時等、議事録に関するその他の情報を含めてもよい。なお、図5では、説明の便宜上、5件分の議事録情報しか図示されていないが、議事録DB1530に記憶される議事録情報の数はこれに限られない。
詳細は図示しないが、図2に示すプログラム記憶エリア154には、各種処理を会議サーバ10に実行させるための各種プログラムが記憶されている。なお、これらのプログラムは、例えばCD−ROMに記憶されたものがCD−ROMドライブ(図示外)を介してインストールされ、プログラム記憶エリア154に記憶される。または、ネットワーク9を介してダウンロードされたプログラムが、プログラム記憶エリア154に記憶されてもよい。HDD15には、その他、各種処理で使用される設定値等も記憶されている。
次に、図6〜図22を参照して、会議サーバ10で行われる各種処理について説明する。なお、以下に説明する各処理は、HDD15のプログラム記憶エリア154に記憶されたプログラムに従って、会議サーバ10のCPU11が実行するものである。
まず、図6を参照して、会議サーバ10のメイン処理について説明する。図6は、会議サーバ10のメイン処理のフローチャートである。メイン処理は、会議サーバ10の電源がONにされると開始され、電源がONである間、継続して繰り返し行われる。まず、ネットワーク9を介して外部機器からの入力があったか否かが判断される(S1)。具体的には、いずれかの拠点30のクライアント端末40において、ユーザがユーザIDとともに入力した情報が会議サーバ10に送信されると、CPU11は、情報の入力があったものと判断し(S1:YES)、入力されたユーザIDおよび情報をRAM13に記憶させる(S2)。
続いて、受け付けられた入力情報が、複数の拠点30間でTV会議端末50を用いて行われる新規の会議の招集を指示する情報であるか否かが判断される(S3)。会議の招集を指示する情報であれば(S3:YES)、会議招集処理が行われる(S10および図7)。詳細は後述するが、会議招集処理では、会議主催者と会議への参加予定者候補との関係を示す情報が作成され、会議主催者のクライアント端末40へ送信される。一方、受け付けられた入力情報が、会議招集の指示ではない場合には(S3:NO)、実施中の会議への参加を指示する情報であるか否かが判断される(S4)。会議への参加を指示する情報であれば(S4:YES)、会議参加処理が行われる(S20および図13)。詳細は後述するが、会議参加処理では、実施中の会議の参加予定者間の関係を示す情報が作成され、クライアント端末40へ送信される。
また、受け付けられた入力情報が、会議参加の指示ではない場合には(S4:NO)、議事録の送信を指示する情報であるか否かが判断される(S5)。議事録送信を指示する情報であれば(S5:YES)、議事録送信処理が行われる(S40および図22)。詳細は後述するが、議事録送信処理では、すでに実施済みの会議で作成された議事録が、会議の参加予定者に送信される。受け付けられた入力情報が、議事録送信の指示ではない場合には(S5:NO)、入力された情報によって指示されるその他の処理が行われる(S6)。入力情報に応じて、会議招集処理(S10)、会議参加処理(S20)、議事録送信処理(S40)、およびその他の処理(S6)のいずれかが行われた後は、処理は入力有無の監視に戻る(S1)。
以下に、図6のメイン処理で行われる会議招集処理(S10)、会議参加処理(S20)、および議事録送信処理(S40)について、順に詳細を説明する。まず、図7〜図12を参照して、会議招集処理について説明する。図7は、会議招集処理のフローチャートである。図8は、会議招集処理で行われる選択画面生成処理のフローチャートである。図9は、ユーザ一覧画面201の説明図である。図10は、参加者選択画面202を示す説明図である。図11は、別の参加者選択画面203を示す説明図である。図12は、会議情報入力画面204の説明図である。
図7の会議招集処理が開始されると、まず、選択画面生成処理が行われる(S11および図8)。選択画面生成処理は、入力者であるクライアント端末40のユーザ、すなわち会議主催者と、会議主催者によって指定された会議への参加予定者候補との関係を示す情報を生成する処理である。
図8に示すように、選択画面生成処理が開始されると、まず、ユーザ一覧画面201(図9参照)の表示用データが生成され、会議主催者のクライアント端末40へ送信される(S111)。これを受信したクライアント端末40では、ディスプレイ41(図1参照)にユーザ一覧画面201が表示される。ユーザ一覧画面201は、例えば、図9に示すように、会議サーバ10のユーザDB1510(図3参照)にユーザ情報が登録されているすべてのユーザを一覧表示する画面である。会議主催者は、ユーザ一覧画面201から、参加を要請する可能性がある参加予定者候補として過去の会議情報を表示させるユーザと、その表示方法を選択することができる。具体的には、ユーザ一覧画面201に表示されるユーザのリストには、ユーザの氏名、所属、および各ユーザに対応する選択用のチェックボックスが含まれている。また、ユーザ一覧画面201には、過去の会議情報の表示方法として、「同時表示」および「リンク表示」の2種類の表示方法を選択するラジオボタンが設けられている。
会議主催者は、自己が主催する新規のTV会議について、リストで氏名と所属を確認し、参加を希望するユーザに対応するチェックボックスと、所望の表示方法に対応するラジオボタンを選択した上で、OKボタンを選択する。OKボタンが選択されると、クライアント端末40において、ユーザ一覧画面201を介して選択されたユーザ(以下、選択ユーザという)と表示方法とが会議サーバ10に送信され、会議サーバ10で受け付けられて、RAM13に記憶される(S112)。例えば、図9に示すように入力が行われた場合、選択ユーザとして「BBB」、「CCC」、および「DDD」を特定する情報と、表示方法として「同時表示」を特定する情報が受け付けられる。
受け付けられた選択ユーザを特定する情報に基づき、選択ユーザのユーザIDが、RAM13の所定の記憶エリアに記憶される選択ユーザリスト(図示外)に追加される(S113)。図9の入力例の場合、ユーザ「BBB」、「CCC」、および「DDD」のユーザIDである「U2」、「U3」、および「U4」が選択ユーザリストに追加される。まず、選択ユーザリストに記憶された選択ユーザのうち、最初の選択ユーザのユーザID(前述の例では「U2」)が処理対象として選択される(S114)。そして、会議主催者および選択ユーザのいずれもが過去に参加した共通の会議があるか否かが判断される(S115)。具体的には、HDD15の会議DB1520(図4参照)に、図6のメイン処理のS2で受け付けられた会議主催者のユーザIDおよび処理対象の選択ユーザのユーザIDを実参加者IDとして含む会議情報が記憶されているか否かが判断される。
例えば、S2で受け付けられた会議主催者のユーザIDがユーザFFFの「U6」である場合、前述の例では、処理対象の選択ユーザのユーザIDは「U2」であるから、会議ID「M1」および「M2」の会議情報には両者が含まれる。よって、共通して参加した会議があると判断される(S115:YES)。このような場合には、これらのユーザが共通して参加した会議の会議情報のうち、最新の会議情報が会議DB1520から取得され、あわせて、対応する議事録情報が議事録DB1530(図5参照)から取得される(S116)。なお、以下の説明では、複数のユーザが共通して参加した会議を、そのユーザ間の共通参加会議といい、その会議情報を、共通参加会議情報というものとする。前述の例では、会議ID「M2」を含む参加会議情報と議事録情報とが取得される。そして、取得された共通参加会議情報と議事録情報とに基づいて、会議主催者および選択ユーザについて、ユーザ間の関係を示す情報であるユーザ関連情報が生成される(S117)。例えば、共通参加会議情報に含まれる主催者ID、会議名、日時および実参加者ID、ならびに対応する議事録情報に含まれる会議テーマ、決定事項およびアクションアイテムに基づいて、ユーザ関連情報が生成される。
一方、会議主催者および選択ユーザがいずれも過去に参加した共通の会議がないと判断された場合には(S115:NO)、両者が初対面であることを示すユーザ関連情報が生成される(S118)。S117またはS118で、会議主催者と処理対象の選択ユーザとのユーザ関連情報が生成された後、S112で受け付けられた、表示方法を特定する情報が、「リンク表示」を示すものか否かが判断される(S119)。クライアント端末40のユーザが指定した方法に従って、表示用データを生成するためである。「リンク表示」が指定された場合には(S119:YES)、ユーザ関連情報へのリンク情報を生成し、生成されたリンク情報を、処理対象の選択ユーザのユーザIDと対応付けて、選択ユーザリストに付加する(S121)。一方、「リンク表示」ではなく、「同時表示」が指定された場合には(S119:NO)、ユーザ関連情報を、処理対象の選択ユーザのユーザIDと対応付けて、選択ユーザリストに付加する(S120)。
現在の処理対象の選択ユーザについて、ユーザ関連情報を表示させるための処理が終了したことになるので、選択ユーザリストに記憶されている選択ユーザのユーザIDすべてについて、処理が完了したか否かが判断される(S122)。対応するリンク情報またはユーザ関連情報が記憶されていないユーザIDがあれば、まだすべての選択ユーザの処理が完了していない(S122:NO)。この場合には、選択ユーザリストから、次の選択ユーザのユーザIDが選択され(S123)、前述のS115〜S122の処理が行われる。すべての選択ユーザの処理が完了しない間は(S122:NO)、同様にして、S115〜S123の処理が繰り返される。
前述の図9の入力例では、2巡目の処理で、ユーザID「U3」について、唯一かつ最新の共通会議情報である会議ID「M1」の会議情報と議事録情報に基づいてユーザ関連情報が生成され、3順目の処理で、ユーザID「U4」について、初対面であることを示すユーザ関連情報が生成されることになる。このようにして、すべての選択ユーザの処理が完了すると(S122:YES)、選択ユーザリストに記憶された情報に基づいて、参加者選択画面202または203(図10および図11参照)の表示用データが生成され(S124)、図8の選択画面生成処理は終了し、図7の会議招集処理に戻る。
図7の会議招集処理に戻ると、生成された参加者選択画面202または203の表示用データが会議主催者のクライアント端末40に送信され、クライアント端末40では、参加者選択画面202または203がディスプレイ41に表示される(S12)。図10に示す参加者選択画面202は、図9に示す入力例のように、ユーザ「BBB」、「CCC」および「DDD」が選択ユーザとして指定され、表示方法として「同時表示」が指定された場合に表示される画面である。図10に示すように、参加者選択画面202には、例えば、選択ユーザの氏名および所属に加えて、会議主催者と選択ユーザとの間のユーザ関連情報が表示される。ユーザ関連情報には、例えば、最新の共通参加会議の日時、会議名、主催者名、他の参加者名、会議テーマ、決定事項、およびアクションアイテムが含まれる。一方、図11に示す参加者選択画面203は、ユーザ「BBB」、「CCC」および「DDD」が選択ユーザとして指定され、表示方法として「リンク表示」が指定された場合に表示される画面である。図11に示すように、参加者選択画面203には、例えば、選択ユーザの氏名および所属と、会議主催者と選択ユーザとの間のユーザ関連情報にリンクする「選択ユーザの詳細情報」の項目が表示される。「選択ユーザの詳細情報」が選択されると、例えば、図10と同様のユーザ関連情報の表示画面が表示される。
会議主催者は、新規会議を開催しようとする場合、前述したように、まず、ユーザ一覧画面201(図9参照)で氏名と所属のみを確認して、参加予定者候補とするユーザを選択することができる。しかし、昨今のように、多くの異なる人間との協働が増え、会議の数も増えると、氏名や所属を見ただけでは、過去の会議で対面したことがある相手なのか、どの会議で対面したのか等、相手との関係を思い出すことは困難な場合がある。よって、このように、参加者選択画面202または203を利用してユーザ関連情報を確認することにより、会議主催者は、自己がユーザ一覧画面201で選択したユーザが、新規の会議の参加予定者として適切か否かを判断することができる。
参加者選択画面202および203には、各選択ユーザに対応する選択用のチェックボックスが表示される。会議主催者は、ユーザ関連情報を確認した上で、なお参加を希望するユーザに対応するチェックボックスを選択することにより、そのユーザを参加予定者として確定し、OKボタンを選択する。OKボタンが選択されると、クライアント端末40で参加者選択画面202または203を介して確定された参加予定者を特定する情報が、会議サーバ10に送信され、会議サーバ10で受け付けられてRAM13に記憶される(S13)。例えば、図10または図11に示すように入力が行われた場合、会議サーバ10では、参加予定者として「BBB」、および「CCC」を特定する情報が受け付けられる。
続いて、会議情報入力画面204(図12参照)の表示用データが生成され、会議主催者のクライアント端末40に送信されると、クライアント端末40では、会議情報入力画面204(図12参照)が表示される(S14)。会議情報入力画面204には、例えば、図12に示すように、受け付けられた参加予定者が会議参加者として表示されるとともに、新規会議に関する情報の入力欄が設けられている。本実施形態では、会議名、会議日時、および、参加予定者に送信される会議開催通知メールに記載される文面である開催通知内容をそれぞれ入力するための入力欄が設けられている。会議主催者によってこれらの入力欄に入力が行われた後、送信ボタンが選択されると、入力された情報が会議サーバ10に送信され、会議サーバ10で受け付けられて、RAM13に記憶される(S15)。
この時点までに受け付けられ、RAM13に記憶されている情報に基づいて、新たな会議情報が会議DB1520に登録される(S16)。具体的には、新たな会議IDが割り当てられて会議ID欄に記憶され、メイン処理(図6)のS2で受け付けられた会議主催者のユーザID、S15で受け付けられた会議名、会議日時および開催通知内容、ならびに、S13で受け付けられた参加予定者が、該当欄にそれぞれ記憶される。そして、ユーザDB1510(図3)が参照され、参加予定者のアドレスに、会議開催通知メールが送信される(S17)。会議開催通知メールには、例えば、主催者名、会議日時、会議名、参加予定者、および開催通知内容が記載される。開催通知メールの送信後(S17)、図7の会議招集処理は終了し、図6のメイン処理に戻る。
次に、図13〜図21を参照して、図6のメイン処理で行われる会議参加処理(S20)について説明する。図13は、会議参加処理のフローチャートである。図14は、会議参加処理で行われるユーザ関連情報生成処理のフローチャートである。図15は、表示内容選択画面301の説明図である。図16は、ユーザ関連情報生成処理で行われる全員参加会議処理のフローチャートである。図17は、ユーザ関連情報生成処理で行われる多人数参加会議処理のフローチャートである。図18は、ユーザ関連情報生成処理で行われる直近会議処理のフローチャートである。図19は、ユーザ関連情報画面311の説明図である。図20は、別のユーザ関連情報画面312の説明図である。図21は、議事録入力画面302の説明図である。
図13に示す会議参加処理が開始されると、実施中の会議への参加を指示する情報の送信元のクライアント端末40に、参加するTV会議の会議IDが問い合わせられる。問合せに応じてクライアント端末40から会議IDが送信されると、会議サーバ10で受け付けられ、RAM13に記憶される(S21)。CPU11は、会議DB1520(図4参照)を参照して、受け付けられた会議IDの会議が実施中であるか否かを判断する(S22)。具体的には、現在の日時が、会議IDに対応して記憶されている日時の範囲内にない場合には、会議は実施中でないと判断される(S22:NO)。このような場合、例えば、会議が実施中でない旨のエラーメッセージがクライアント端末40に送信された後(S23)、図13の会議参加処理は終了して、図6のメイン処理に戻る。
一方、現在の日時が、会議IDに対応して記憶されている日時の範囲内にあり、指定された会議が実施中であると判断された場合には(S22:YES)、参加者入力画面(図示外)の表示用データが生成され、クライアント端末40に送信される(S24)。参加者入力画面には、例えば、クライアント端末40を備える拠点30において、TV会議端末50を用いて他の拠点30との会議に参加するユーザ、すなわち、実参加者のユーザIDを入力するための入力欄および送信ボタンが設けられている。クライアント端末40において、ユーザIDが入力され、送信ボタンが選択されると、入力された実参加者のユーザIDが会議サーバ10に送信され、受け付けられる(S25)。受け付けられた実参加者のユーザIDは、会議DB1520(図4参照)の、参加する会議(以下、参加会議という)の会議IDに対応する実参加者ID欄に記憶される(S26)。このように、会議参加処理が行われる度に、会議への実参加者のユーザIDが会議DB1520に記憶されることにより、会議への参加が要請されたものの実際には参加しなかった参加予定者と、実参加者とを区別して記憶することができる。よって、後にユーザ関連情報を生成する際、実参加者に基づく正しい共通参加会議を抽出することができる。
続いて、参加会議の会議情報が読み出され、RAM13に取得された後(S27)、ユーザ関連情報生成処理が行われる(S28および図14)。ユーザ関連情報生成処理は、会議参加処理を指示したクライアント端末40のユーザ(以下、参加指示者という)を含む、参加会議の参加予定者間の関係を示すユーザ関連情報を生成する処理である。
図14に示すユーザ関連情報生成処理が開始されると、CPU11は、表示内容選択画面301(図15参照)の表示用データを参加指示者のクライアント端末40に送信し、クライアント端末40では、表示内容選択画面301が表示される(S201)。表示内容選択画面301は、参加指示者が、参加予定者間のユーザ関連情報としてどのような情報の提供を希望するかを選択するための画面であり、例えば、図15に示すように、「全員参加会議情報」、「多人数参加会議情報」、および「直近の会議情報」の3つの選択肢が表示される。「全員参加会議情報」は、参加予定者全員の共通参加会議情報に基づくユーザ関連情報に対応する。「多人数参加会議情報」は、参加予定者のうち複数名(少なくとも2名)の共通参加情報に基づくユーザ関連情報に対応する。また、「直近の会議情報」は、参加指示者と各参加予定者の共通参加会議情報のうち、新しい方から指定されたM件数分の共通参加会議情報に基づくユーザ関連情報に対応する。図15の例は、参加指示者が、各参加予定者との共通会議のうち、最近の2件分(M=2)の会議情報に基づくユーザ関連情報をクライアント端末40に提供するよう要求していることを示している。このように、参加指示者が所望の表示内容に対応するラジオボタンを選択し、決定ボタンを選択すると、選択された表示内容を特定する情報が会議サーバ10に送信され、受け付けられる(S202)。
続いて、CPU11は、受け付けられた表示内容に応じたユーザ関連情報の生成処理を行う。受け付けられた表示内容が「全員参加会議情報」である場合には(S203:YES)、全員参加会議処理が行われる(S210および図16)。受け付けられた表示内容が「全員参加会議情報」ではなく(S203:NO)、「多人数参加会議情報」である場合には(S204:YES)、多人数参加会議処理が行われる(S230および図17)。受け付けられた表示内容が「全員参加会議情報」でも「多人数参加会議情報」でもなく、「直近の会議情報」である場合には(S203:NO、S204:NO)、直近会議処理が行われる(S250および図18)。
以下に、全員参加会議処理(S210)、多人数参加会議処理(S230)、および直近会議処理(S250)の各処理について、順に詳細を説明する。まず、図16を参照して、全員参加会議処理について説明する。図16に示す全員参加会議処理が開始されると、CPU11は、参加会議の参加予定者全員が参加した会議、すなわち全員の共通参加会議があるか否かを判断する(S211)。具体的には、会議DB1520(図4参照)が参照され、実参加者IDとして、会議参加処理(図13)のS27で取得された参加会議の会議情報に含まれるすべての参加予定者IDを含む会議情報が、会議DB1520に記憶されているか否かが判断される。
例えば、参加指示者によって、会議ID「M7」が指定されたとする。この場合、図13のS27で取得される会議情報に含まれる参加予定者IDは「U1」、「U2」、および「U3」であり、図4の会議DB1520には、これらのユーザIDすべてを実参加者IDとして含む、会議ID「M1」および「M4」の会議情報が記憶されている。よって、全員の共通参加会議があると判断される(S211:YES)。このような場合、最新の参加予定者全員の共通参加会議情報および対応する議事録情報が、それぞれ、会議DB1520および議事録DB1530からRAM13へ取得される(S212)。前述の会議ID「M7」の例では、会議ID「M1」および「M4」の会議情報のうち、日時が直近の会議情報である会議ID「M4」を含む会議情報と、対応する議事録情報とが取得されることになる。そして、取得された参加予定者全員の共通参加会議情報および議事録情報に基づいて、ユーザ関連情報が生成される(S213)。例えば、前述の選択画面生成処理(図8参照)と同様、共通参加会議情報に含まれる主催者ID、会議名、日時および実参加者ID、ならびに対応する議事録情報に含まれる会議テーマ、決定事項およびアクションアイテムに基づいて、ユーザ関連情報が生成される。
一方、例えば、参加指示者によって、会議ID「M6」が指定されたとする。この場合、図13のS27で取得される会議情報に含まれる参加予定者IDは「U1」、「U3」、「U5」および「U6」であるが、図4の会議DB1520には、これらのユーザIDすべてを実参加者IDとして含む会議情報は記憶されていない。よって、全員の共通参加会議はないと判断される(S211:NO)。このような場合、参加会議の参加予定者全員が共通して参加した会議がないことを示すユーザ関連情報が生成される(S214)。S213またはS214において、前述のようにユーザ関連情報が生成された後、図16示す全員参加会議処理は終了し、図14のユーザ関連情報生成処理に戻る。
次に、図17を参照して、多人数参加会議処理について説明する。図17に示す多人数参加会議処理が開始されると、CPU11は、より多くの人数が参加した会議の会議情報から先に処理するために、RAM13の所定の記憶エリアに記憶された参加人数カウンタのカウンタ値Nに、参加会議の参加予定者の数をセットする。例えば、参加指示者によって、会議ID「M6」が指定されたとする。この場合、図13のS27で取得される会議情報に含まれる参加予定者IDの数は4個であるから、N=4とされる。続いて、参加会議の参加予定者のうちN名が参加した会議、すなわちN名の共通参加会議があるか否かが判断される(S232)。具体的には、会議DB1520(図4参照)が参照され、実参加者IDとして、参加予定者IDのうちN個が含まれる会議情報が記憶されているか否かが判断される。
前述の会議ID「M6」の例では、最初のN=4の処理では、4個の参加予定者IDのうち4個、すなわちすべての参加予定者IDが実参加者IDとして含まれる会議情報が検索されるが、図4の会議DB1520には存在しない(S232:NO)。このような場合には、参加人数カウンタのカウンタ値Nが1減算され(S233)、Nが2未満となったか否かが判断される。Nが2以上であれば(S234:NO)、まだ参加予定者のうち複数名(少なくとも2名)の共通参加会議が存在する可能性があるため、処理はS232に戻る。
前述の会議ID「M6」の例では、N=3とされた後(S233)、参加予定者のうち3名の共通参加会議があるか否かが判断される(S234:NO、S232)。会議ID「M6」について、図13のS27で取得される会議情報に含まれる参加予定者IDは「U1」、「U3」、「U5」および「U6」である。会議DB1520には、このうち、3個の参加予定者ID「U1」、「U3」および「U6」を実参加者IDとして含む、会議ID「M1」の会議情報が記憶されている(S232:YES)。よって、このような場合には、参加予定者N名の共通参加会議情報および対応する議事録情報が、それぞれ、会議DB1520および議事録DB1530からRAM13に取得される(S236)。なお、該当する共通参加会議情報が複数ある場合には、全員参加会議処理(図16参照)の場合と同様、最新の共通参加会議情報と、対応する議事録情報とが取得される。そして、取得された参加予定者N名の共通参加会議情報および議事録情報に基づいて、ユーザ関連情報が生成される(S237)。ユーザ関連情報の生成方法は、前述した全員参加会議処理(図16参照)の場合と同様である。
一方、S232〜S234の処理が繰り返された結果、参加人数カウンタのカウンタ値Nが2未満となった場合(S234:YES)、すなわち、Nが1に達してしまった場合には、参加予定者のうち複数名が共通して参加した会議がないことになる。このような場合、参加会議の参加予定者の少なくとも一部が共通して参加した会議がないことを示すユーザ関連情報が生成される(S235)。S235またはS237において、前述のようにユーザ関連情報が生成された後、図17示す多人数参加会議処理は終了し、図14のユーザ関連情報生成処理に戻る。
次に、図18を参照して、直近会議処理について説明する。図18に示す直近会議処理が開始されると、CPU11は、まず、RAM13の所定の記憶エリアに、図14のS202で受け付けられた直近の会議情報の件数Mをセットする(S249)。例えば、図15に示すように入力が行われた場合、M=2とされる。続いて、図13のS27で取得される会議情報に含まれる参加予定者IDを、RAM13の所定の記憶エリアに記憶された参加予定者リストに追加して、参加予定者リストを作成する(S251)。例えば、参加指示者のユーザIDが「U6」であり、参加会議の会議IDが「M6」だったとする。この場合、S251において、参加予定者リストには、参加予定者ID「U1」、「U3」、「U5」および「U6」が記憶されることになる。
参加予定者リストから、処理対象として、最初の参加予定者の参加予定者IDが選択され(S252)、参加指示者のユーザIDであるか否かが判断される(S253)。これは、参加指示者自身とのユーザ関連情報は不要であるため、処理対象が参加指示者自身の場合には、ユーザ関連情報を生成しないようにするためである。前述ように、会議ID「M6」について参加予定者リストが作成された場合、最初に選択される参加予定者IDは「U1」であるから、参加指示者のユーザID「U6」とは一致しない(S253:NO)。このような場合には、参加指示者と処理対象の参加予定者の共通参加会議があるか否かが判断される(S254)。具体的には、会議DB1520(図4参照)に、参加指示者のユーザIDおよび参加予定者IDを実参加者IDとして含む会議情報が記憶されているか否かが判断される。
この例では、図4の会議DB1520には、参加指示者のユーザID「U6」および参加予定者IDは「U1」を実参加者IDとして含む、会議ID「M1」、「M2」および「M5」の会議情報が記憶されている。よって、これらの共通参加会議情報がすべて、新しい順に取得され、RAM13の所定の記憶エリアに記憶された会議リストに追加される(S255)。会議ID「M1」、「M2」および「M5」の会議情報の場合、日時が新しい方から順に、「M5」、「M2」、「M1」の順で、会議リストに追加されることになる。
会議リストから、処理対象として、最初の共通参加会議情報が選択され(S256)、すでに処理されている共通会議情報と結合されて、RAM13の所定の記憶エリアに記憶される(S257)。ただし、最初の処理では、まだ他に処理された共通会議情報がないため、最初の共通会議情報のままとなる。処理対象の共通会議情報が会議リストから削除された後(S258)、結合された共通参加会議情報の数が、指定された件数であるMに達したか否かが判断される(S259)。図15の入力例の場合、指定された件数M=2であるから、2件分の共通参加会議情報が結合されたか否かが判断されるが、まだ最初の共通参加会議情報のみであるから、M=2には達していないと判断される(S259:NO)。このような場合には、S258で処理対象の共通参加会議情報が削除された結果、会議リストが空になっているか否か、すなわち会議リストに共通参加会議情報が記憶されていない状態か否かが判断される(S260)。前述の例の場合、会議ID「M5」の共通参加会議情報が会議リストから削除された後には、会議ID「M2」および「M1」の共通参加会議情報が残っているため(S260:NO)、次の会議ID「M2」の共通参加会議情報が選択され(S261)、処理はS257に戻る。
2巡目の処理では、RAM13に記憶された会議ID「M5」の共通参加会議情報と、新たに選択された会議ID「M2」の共通参加会議情報が結合され(S257)、会議ID「M2」の共通参加会議情報が会議リストから削除される(S258)。その結果、結合された共通参加会議情報が2件分となり、指定された件数M=2に達する(S259:YES)。このような場合、ここまでの処理で結合されたM件分の共通参加会議情報、および対応する議事録情報に基づいて、ユーザ関連情報が生成される(S262)。ユーザ関連情報の生成方法は、前述した全員参加会議処理(図16参照)の場合と同様である。生成されたユーザ関連情報は、処理対象の参加予定者の参加予定者IDと対応付けて、参加予定者リストに付加される(S265)。
参加予定者リストに、対応するユーザ関連情報が記憶されていない参加予定者IDがある場合には、すべての参加予定者の処理が完了していないため(S266:NO)、参加予定者リストから、次の参加予定者の参加予定者IDが選択される(S267)。前述の例では、参加予定者ID「U3」が選択されることになる。処理はS253に戻り、前述の処理が行われる。参加予定者ID「U3」の参加予定者については、ユーザID「U6」の参加指示者との共通参加会議として、会議ID「M1」の会議情報が会議リストに追加されるが(S255)、この会議情報が削除されると(S258)、結合された共通会議情報の数がM=2に達する前に、会議リストが空になってしまう(S259:NO、S260:YES)。このような場合には、指定された2件分には満たないが、ここまでで結合された共通参加会議情報、および対応する議事録情報に基づいて、ユーザ関連情報が生成され、参加予定者リストに付加される(S262、S265)。
続いて、S267で選択される参加予定者ID「U5」の参加予定者について、S253に戻って処理が行われると、この参加予定者については、ユーザID「U6」の参加指示者との共通参加会議が存在しないと判断される(S254:NO)。よって、初対面であることを示すユーザ関連情報が作成され(S263)、参加予定者リストに付加される結果となる(S265)。次にS267で選択される参加予定者ID「U6」の参加予定者について、S253に戻って処理が行われると、参加予定者ID「U6」は参加指示者のユーザID「U6」と一致するため(S253:YES)、参加予定者リストからこの参加予定者IDは削除される(S264)。このようにして、参加予定者リストに参加予定者IDが記憶されたすべての参加予定者について処理が完了すると(S266:YES)、図18の直近会議処理は終了し、図14のユーザ関連情報生成処理に戻る。
図14のユーザ関連情報生成処理において、前述した全員参加会議処理(S210)、多人数参加会議処理(S230)、または直近会議処理(S250)のいずれかが行われた後、ユーザ関連情報生成処理は終了し、図13の会議参加処理に戻る。
会議参加処理では、続いて、ユーザ関連情報生成処理(S28)で生成されたユーザ関連情報に基づいて、ユーザ関連情報画面311、312等(図19および図20参照)の表示用データが生成され、参加指示者のクライアント端末40に送信される(S29)。図19に示すユーザ関連情報画面311は、例えば、前述の全員参加会議処理(図16参照)において、会議ID「M7」についての処理がなされた場合に表示される画面である。ユーザ関連情報画面311には、参加予定者全員の氏名および所属が表示されるとともに、全員の共通参加会議情報に基づいて生成されたユーザ関連情報が表示される。具体的には、会議ID「M7」の参加予定者全員が共通して参加した最新の会議である会議ID「M1」の会議Aに関する情報と、その議事録に関する情報に基づいたユーザ関連情報が表示される。一方、全員参加会議処理において、会議ID「M6」についての処理が前述のようになされた場合には、参加予定者全員が共通して参加した会議がないため、ユーザ関連情報として、例えば、「AAAさん・CCCさん・EEEさん・FFFさんが全員参加した会議はありません。」という表示が行われる。
また、図20に示すユーザ関連情報画面312は、例えば、前述の直近会議処理(図18参照)において、参加指示者のユーザIDが「U6」であり、参加会議の会議IDが「M6」の場合に生成されたユーザ関連情報に基づいて表示される画面である。ユーザ関連情報画面312には、参加指示者以外の参加会議への参加予定者の各々について、氏名および所属と、参加指示者との関係を示すユーザ関連情報とが表示される。したがって、図19のユーザ関連情報画面311とは異なり、ユーザ関連情報は、参加予定者に応じて異なったものとなる。図20の例では、参加予定者「AAA」(ユーザID=U1)については、前述のように、参加指示者「FFF」(ユーザID=U6)との共通参加会議2件、すなわち、会議Eおよび会議B(会議ID=M5およびM2)があるため、これらの会議情報と、その議事録に関する情報に基づくユーザ関連情報が表示される。参加予定者「CCC」(ユーザID=U3)については、参加指示者「FFF」との共通参加会議1件、すなわち、会議A(会議ID=M1)があるため、この会議情報と、その議事録に関する情報に基づくユーザ関連情報が表示される。また、参加予定者「EEE」については、参加指示者「FFF」との共通参加会議はないため、初対面であることを示すユーザ関連情報である「初対面です。」とのメッセージが表示される。なお、図20に示すように、議事録に関する情報は、ユーザ関連情報からリンク表示させるようにしてもよい。
図示は省略するが、多人数参加会議処理が行われた後に表示されるユーザ関連情報画面は、図19に示す全員参加会議処理が行われた場合のユーザ関連情報画面311と同様の画面とすればよい。例えば、ユーザ関連情報として、参加予定者N名の共通参加会議がある場合には、共通参加会議情報に基づいて生成されたユーザ関連情報を表示し、参加予定者N名の共通参加会議がない場合には、「参加予定者のうちN名が共通して参加した会議はありません。」という表示を行えばよい。
このように、会議への参加予定者のうちの1名である参加指示者は、TV会議端末50を用いて他の拠点30と会議を行いながら、ユーザ関連情報により、他の参加予定者との関係を確認することができる。特に、参加指示者が会議主催者ではなく、参加を要請された側の場合には、他の参加予定者を自分で選択したわけではない。よって、他の参加予定者とは久しぶりの会議だったり、面識がなかったりして、TV会議端末50に接続されたディスプレイ51で顔を見たり、氏名や所属を聞いたりしただけでは、自分との関係が認識できない場合もある。このような場合に、ユーザ関連情報を確認することにより、自分と他の参加予定者との関係について、容易に把握することができる。
また、参加指示者は、会議参加に際して、所望のユーザ関連情報の表示内容を指定することができる。「多人数参加会議情報」が選択された場合には、所定割合の参加予定者と共有している情報を確認することができ、会議を円滑に進めることが容易となる。また、「全員参加会議情報」が選択された場合には、参加予定者は、他の参加予定者全員と共有している情報を確認することができ、会議を円滑に進めることがさらに容易となる。一方、「直近の会議情報」が選択された場合には、参加指示者が指定した件数分の直近の共通参加会議情報に基づいてユーザ関連情報が作成されるため、共有している情報を思い出すことが容易となる。また、参加予定者毎に、参加指示者との共通参加会議情報に基づいてユーザ関連情報が作成されるため、個々の関係を把握しやすい。
ユーザ関連情報画面311、312等(図19および図20参照)には、それぞれ、参加会議の議事録の作成処理を指示するための議事録作成ボタンと、会議参加処理の終了を指示するための終了ボタンが設けられている。議事録作成ボタンが選択されると、議事録の作成処理の指示が会議サーバ10に送信され、終了ボタンが選択されると、会議参加処理の終了指示が会議サーバ10に送信される。
図13に示す会議参加処理において、ユーザ関連情報の表示用データを送信した後(S29)、CPU11は、クライアント端末40から、議事録の作成処理の指示が入力されたか否かを判断する(S31)。議事録の作成処理の指示を受信していなければ(S31:NO)、クライアント端末40から、会議参加処理の終了指示が入力されたか否かを判断する(S32)。終了指示が入力された場合には、図13に示す会議参加処理は終了し、図6のメイン処理に戻る。終了指示も受信していなければ(S32:NO)、処理はS31に戻り、CPU11は、いずれかの指示が入力されるまで待機する。
議事録の作成処理の指示が入力された場合(S31:YES)、CPU11は、議事録DB1530(図5)を参照して、議事録の作成処理が指示された参加会議について、すでに別の参加者によって議事録の作成が指示されているか否かを判断する(S33)。具体的には、S21で受け付けられた参加会議の会議IDを含む議事録情報が、すでに議事録DB1530に記憶されているか否かが判断される。別の拠点30のクライアント端末40を使用する別の参加者がすでに会議サーバ10に議事録の作成を指示している場合には、参加指示者が重複して議事録を作成しても無駄になるからである。そこで、すでに別の参加者によって議事録の作成が指示されている場合には(S33:YES)、参加指示者のクライアント端末40に、別の参加者が議事録を作成する旨のメッセージを送信する(S34)。その後、図13に示す会議参加処理は終了し、図6のメイン処理に戻る。
一方、まだ議事録DB1530に参加会議の会議IDを含む議事録情報が記憶されておらず、別の参加者から議事録の作成指示がなされていないと判断した場合には(S33:NO)、CPU11は、議事録DB1530に、まず、参加会議のIDと、参加指示者のユーザIDのみを新たに登録する(S35)。これにより、別の拠点30のクライアント端末40で議事録の作成が指示されても、議事録が重複して作成されることがなくなる。続いて、CPU11は、議事録入力画面302(図21参照)の表示用データを参加指示者のクライアント端末40に送信し、クライアント端末40のディスプレイ41に表示させる(S36)。
議事録入力画面302には、例えば、図21に示すように、参加会議の会議情報に含まれる会議ID、会議名、日時、および実参加者IDに基づき、会議ID、会議名、会議日時、および参加者名が表示され、参加指示者のユーザIDに基づき、作成者名が表示される。さらに、会議テーマ、決定事項、およびアクションアイテムをそれぞれ入力するための入力欄が設けられている。次回の会議日程等、その他の入力欄を設けてもよい。各入力欄への入力が行われ、保存ボタンが選択されると、入力された議事録情報がクライアント端末40から会議サーバ10へ送信される。会議サーバ10では、議事録情報が受け付けられ(S37)、S35で登録された会議IDに対応する議事録情報として、議事録DB1530(図5参照)に記憶される(S38)。その後、図13に示す会議参加処理は終了し、図6のメイン処理に戻る。
次に、図22を参照して、図6のメイン処理で行われる議事録送信処理(S40)について説明する。図22は、議事録送信処理のフローチャートである。図22に示す議事録送信処理が開始されると、議事録送信を指示する情報の送信元であるクライアント端末40に、議事録を送信する対象の会議の会議IDが問い合わせられる。問合せに応じてクライアント端末40から会議IDが送信されると、会議サーバ10で受け付けられ、RAM13に記憶される(S41)。CPU11は、受け付けた会議IDに対応する会議の議事録が作成済みであるか否かを判断する(S42)。具体的には、議事録DB1530(図5参照)に、受け付けられた会議IDを含む議事録情報が記憶されており、その議事録情報に会議テーマ、決定事項およびアクションアイテムのいずれかが含まれているか否かが判断される。議事録がまだ作成されていない場合には、送信する議事録が存在しないため、議事録送信を指示したクライアント端末40に対して議事録が未作成である旨のエラーメッセージが送信された後(S45)、図22の議事録送信処理は終了して、図6のメイン処理に戻る。
一方、議事録が作成済みであると判断された場合には(S42:YES)、CPU11は、該当する議事録情報を議事録DB1530からRAM13に取得する(S43)。さらに、会議DB1520(図4参照)およびユーザDB1510(図3参照)を参照して、該当する会議の参加予定者のアドレスに、会議情報および議事録情報に基づいて作成した議事録を送信する(S44)。なお、議事録の送信先は、参加予定者ではなく、実参加者を送信先としてもよいし、S41で、会議IDとともに、ユーザによって指定された送信先としてもよい。その後、図22の議事録送信処理は終了して、図6のメイン処理に戻る。
以上に説明したように、本実施形態のTV会議システム100では、クライアント端末40において会議主催者が新規会議の参加予定者を選択する際、会議サーバ10において、会議開催者と参加予定者候補との関係を示すユーザ関連情報が生成され、その表示用データが、会議主催者のクライアント端末40に送信される。また、会議が実施される際には、参加指示者のクライアント端末40に、参加予定者間の関係を示すユーザ関連情報が送信される。ユーザ関連情報は、会議主催者、参加指示者および他の会議関係者(参加予定者候補または参加予定者)が過去に参加した会議の情報に基づいて生成される情報である。したがって、会議主催者または参加指示者は、氏名や所属だけでは他の会議関係者との関係について把握するのが困難な場合であっても、ユーザ関連情報を確認することにより、他の会議関係者との関係について、容易に把握することができる。特に、本実施形態のユーザ関連情報は、会議関係者の少なくとも一部が共通して参加した共通参加会議があれば、その情報に基づいて生成され、共通参加会議がなければ会議関係者が初対面であることを示す情報として生成されている。したがって、初対面の相手か否か、および、面識がある相手であれば、過去に参加した共通の会議の情報に基づく他の会議関係者との関係を、さらに容易に把握することができる。
本実施形態では、会議サーバ10が、本発明の「会議支援装置」に相当し、クライアント端末40が、「端末」に相当する。会議DB1520が、「過去会議情報記憶手段」および「会議情報記憶手段」に相当する。図8のS112または図13のS27の会議情報を取得するステップが、「会議関係者情報取得ステップ」に相当し、処理を行う会議サーバ10のCPU11が、「会議関係者情報取得手段」に相当する。図8のS116、図16のS212、図17のS236、または図18のS255の共通参加会議情報を取得するステップが、「過去情報取得ステップ」に相当し、処理を行うCPU11が、「過去情報取得手段」に相当する。
図8のS117またはS118、図16のS213またはS214、図17のS235またはS237、もしくは図18のS262またはS263のユーザ関連情報を生成するステップが、「関係情報作成ステップ」に相当し、処理を行うCPU11が、「関係情報作成手段」に相当する。このうち、図8のS117、図16のS213、図17のS237、または図18のS262のユーザ関連情報を生成するステップが、「共通会議関係情報作成ステップ」に相当し、図8のS118、図16のS214、図17のS235、または図18のS263のユーザ関連情報を生成するステップが、「初対面情報作成ステップ」に相当する。図7のS12または図13のS29のユーザ関連情報の表示用データを送信するステップが、「関係情報送信ステップ」に相当し、処理を行うCPU11が、「関係情報送信手段」に相当する。
また、図7のS15の会議情報を受け付けるステップが、「会議情報受信ステップ」に相当し、図7のS13の参加予定者を受け付けるステップが、「参加予定者情報受信ステップ」に相当し、S17の開催通知メールを送信するステップが、「開催通知送信ステップ」に相当する。図7のS16の会議情報を会議DB1520に記憶するステップが、「会議情報記憶ステップ」に相当し、図13のS21で参加会議の会議IDを受け付けるステップが、「会議特定情報受信ステップ」に相当する。図13のS27の会議情報を取得するステップが、「参加予定者情報取得ステップ」に相当する。図16のS212、図17のS236、または図18のS255の共通参加会議情報を取得するステップが、「参加予定者過去情報取得ステップ」に相当する。図16のS213またはS214、図17のS235またはS237、もしくは図18のS262またはS263のユーザ関連情報を生成するステップが、「参加予定者関係情報作成ステップ」に相当する。図13のS29のユーザ関連情報の表示用データを送信するステップが、「参加予定者関係情報送信ステップ」に相当し、処理を行うCPU11が、「関係情報送信手段」に相当する。図13のS25で実参加者のユーザIDを受け付けるステップが、「実参加者情報取得ステップ」に相当し、S26で実参加者IDを会議DB1520に記憶するステップが、「過去会議情報記憶ステップ」に相当する。
なお、前述の実施形態に示される構成や処理は例示であり、各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、前述の実施形態では、図6のメイン処理で行われる会議招集処理(S10および図7)、会議参加処理(S20および図13)、および議事録送信処理(S40および図22)のいずれの処理も、クライアント端末40からの指示入力に応じて行われる。すなわち、TV会議システム100では、複数の拠点30間でTV会議端末50を用いて行われるTV会議と、会議サーバ10とクライアント端末40との間で行われる処理とは、連動して行われているわけではない。そこで、TV会議システム100の構成を、以下のように変更することも可能である。
例えば、図1に示すTV会議システム100において、拠点30にはクライアント端末40は設けずに、TV会議端末50のみを設ける構成とすることもできる。この場合、前述の実施形態で、クライアント端末40で行われるものとして説明された操作や処理は、TV会議端末50で行われる。具体的には、例えば、会議招集処理における参加予定者等を含む会議に関する情報の入力や、会議参加処理における会議ID等の入力は、TV会議端末50に接続された操作装置55を使用して行えばよい。そして、会議サーバ10で生成されたユーザ関連情報は、TV会議端末50からディスプレイ51に出力し、表示されることになる。このような構成とした場合、TV会議端末50がMCU20に接続した時点で、会議参加処理が開始される。そして、会議参加処理が行われる場合には、MCU20に中継された他の拠点30の実参加者の映像や音声と、ユーザ関連情報とを画面分割して表示すればよい。これにより、参加指示者は相手の顔とユーザ関連情報とを同時に確認できるため、相手との関係を把握することがさらに容易となり、会議を円滑に進めることができる。このような構成とした場合には、TV会議端末50が、本発明の「端末」に相当する。
一方、会議招集処理(S10および図7)および議事録送信処理(S40および図22)が行われる場合、通常は、TV会議端末50で他の拠点30との画像や音声データの通信を行う必要はない。よって、システム全体の構成は、図1に示すTV会議システム100のままとし、会議招集処理(S10および図7)および議事録送信処理(S40および図22)についてはクライアント端末40と会議サーバ10間での処理、会議参加処理(S20および図13)についてはTV会議端末50と会議サーバ10間での処理としてもよい。
また、例えば、拠点30には、クライアント端末40とともに、TV会議端末50に代えて音声会議端末を設ける構成とすることもできる。このような構成とした場合には、クライアント端末40のディスプレイ41でユーザ関連情報を確認しながら、音声会議端末で音声会議を行うことが可能である。よって、TV会議の場合と同様、声や名前だけでは相手を思い出すことが困難な場合でも、ユーザ関連情報によって、相手との関係を容易に把握することができる。
前述の実施形態では、会議サーバ10でユーザ関連情報が生成され、その表示用データがクライアント端末40に送信されている。しかしながら、会議サーバ10からクライアント端末40に送信されるのは、必ずしも表示用データである必要はない。例えば、会議サーバ10で生成されたユーザ関連情報をそのままクライアント端末40に送信し、クライアント端末40で表示用データを生成して表示を行ってもよい。また、例えば、音声データで送信することも可能である。
また、前述の実施形態では、会議招集処理(S10および図7)で会議情報が登録された後、その会議の実施中に行われる会議参加処理(S20および図13)以外では、ユーザ関連情報の提供は行われていない。しかし、参加予定者のユーザIDを含む会議情報が登録されれば、その後の任意の時点で所望の会議を特定することにより、その会議の他の参加予定者との関係を確認することが可能となる。よって、ユーザ関連情報が提供されるタイミングは、必ずしも会議の実施中である必要はない。例えば、会議実施前に、参加予定者のいずれかからユーザ関連情報の提供の指示を受けた場合に、会議参加処理と同様の処理を行ってもよい。具体的には、図13の会議参加処理のS21、S27〜S29までの処理のみを行えばよい。この場合、会議主催者以外の参加予定者は、自分自身で他の参加予定者を選択したわけではないため、予め、会議実施前に他の参加予定者との関係が把握でき、その後の会議に安心して臨むことができる。
また、前述の実施形態では、会議招集処理(S10および図7)において、ユーザ一覧から新規会議への参加予定者候補が選択され、ユーザ関連情報が生成され、クライアント端末40に提供される。そして、クライアント端末40において、会議主催者が、適宜、参加予定者候補の中から参加予定者を絞り込み、確定する(図7、S11〜S13)。しかしながら、必ずしもこの工程は必要ではなく、図7の会議招集処理のS11〜S12の処理は省略することができる。この場合、会議主催者は、最初から確定した参加予定者の情報を入力し、その情報を会議サーバ10で受け付ければよい(S13)。そして、会議参加処理(S20および図13)においてのみ、ユーザ関連情報の提供を行えばよい。
10 会議サーバ
11 CPU
15 HDD
40 クライアント端末
50 テレビ会議端末
1520 会議データベース
11 CPU
15 HDD
40 クライアント端末
50 テレビ会議端末
1520 会議データベース
Claims (12)
- ネットワークを介して複数の端末に接続可能な装置によって処理される会議支援方法であって、
前記複数の端末の使用者間で開催される会議の関係者である会議関係者を特定する情報を取得する会議関係者情報取得ステップと、
過去会議情報記憶手段に記憶されている、過去に開催された会議である過去会議に関する情報であって、前記過去会議への実参加者を少なくとも含む過去会議情報に基づいて、前記会議関係者情報取得ステップで取得された前記情報により特定される前記会議関係者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、会議関係者過去情報として取得する過去情報取得ステップと、
前記過去情報取得ステップで取得された前記会議関係者過去情報に基づいて、前記会議関係者間の関係に関する情報である関係情報を作成する関係情報作成ステップと、
前記関係情報作成ステップで作成された前記関係情報を、前記会議関係者の使用する端末である会議関係者端末へ送信する関係情報送信ステップを備えたことを特徴とする会議支援方法。 - 前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者の少なくとも一部が共通して参加した前記過去会議である共通参加会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得し、
前記関係情報作成ステップは、
前記過去会議情報取得ステップで前記共通参加会議の前記過去会議情報が取得された場合に、前記共通参加会議の前記過去会議情報に基づいて、前記関係情報を作成する共通会議関係情報作成ステップを備えたことを特徴とする請求項1に記載の会議支援方法。 - 前記関係情報作成ステップは、
前記過去会議情報取得ステップで前記共通参加会議の前記過去会議情報が取得されなかった場合に、前記会議関係者が初対面であることを示す前記関係情報を作成する初対面情報作成ステップを備えたことを特徴とする請求項2に記載の会議支援方法。 - 前記会議関係者は、前記会議への参加が要請される可能性のある参加予定者候補であり、
いずれかの前記端末から送信された、前記会議の開催日時を少なくとも含む情報を、会議情報として受信する会議情報受信ステップと、
前記関係情報送信ステップで前記会議関係者端末へ前記参加予定者候補間の前記関係情報が送信された後に、前記会議関係者端末から送信された、前記参加予定者候補のうち少なくとも1名を前記会議への参加予定者として特定する情報を受信する参加予定者情報受信ステップと、
前記会議情報取得ステップで取得された前記会議情報に基づいて前記会議の開催通知を作成し、前記参加予定者情報受信ステップで受信された前記情報により特定される前記参加予定者に前記開催通知を送信する開催通知送信ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の会議支援方法。 - 前記会議情報受信ステップで受信された前記会議情報を、前記参加予定者情報受信ステップで受信された前記参加予定者を特定する情報と対応付けて、会議情報記憶手段に記憶させる会議情報記憶ステップと、
いずれかの前記参加予定者の使用する端末から送信された、前記会議情報記憶手段に記憶されている前記会議情報のいずれかを特定する情報である会議特定情報を受信する会議特定情報受信ステップと、
前記会議情報記憶手段から、前記会議特定情報受信ステップで受信された前記会議特定情報によって特定される前記会議情報に対応する、前記参加予定者を特定する情報を取得する参加予定者情報取得ステップと、
前記過去会議情報記憶手段に記憶されている前記過去会議情報に基づいて、前記参加予定者情報取得ステップで取得された前記参加予定者情報により特定される前記参加予定者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、参加予定者過去情報として取得する参加予定者過去情報取得ステップと、
前記参加予定者過去情報取得ステップで取得された前記参加予定者過去情報に基づいて、前記参加予定者間の関係に関する情報である参加予定者関係情報を作成する参加予定者関係情報作成ステップと、
前記参加予定者関係情報作成ステップで作成された前記参加予定者関係情報を、前記参加会議特定情報の送信元である前記端末へ送信する参加予定者関係情報送信ステップを備えたことを特徴とする請求項4に記載の会議支援方法。 - 前記会議関係者は、前記会議の参加予定者であり、
いずれかの前記参加予定者が使用する前記端末から送信された、会議の開催日時を少なくとも含む情報である会議情報を、会議の参加予定者を特定する情報と対応付けて記憶する会議情報記憶手段に記憶されている前記会議情報のうち、いずれかを特定する情報である会議特定情報を受信する会議特定情報受信ステップをさらに備え、
前記会議関係者情報取得ステップでは、前記会議情報記憶手段から、前記会議特定情報受信ステップで受信された前記会議特定情報によって特定される前記会議情報に対応する、前記参加予定者を特定する情報を取得し、
前記過去情報取得ステップでは、前記過去会議情報記憶手段に記憶されている前記過去会議情報に基づいて、前記会議関係者情報取得ステップで取得された前記情報により特定される前記参加予定者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得し、
前記関係情報作成ステップでは、前記過去情報取得ステップで取得された前記会議関係者過去情報に基づいて、前記参加予定者間の関係に関する情報を、前記関係情報として作成し、
前記関係情報送信ステップでは、前記関係情報作成ステップで作成された前記関係情報を、前記会議特定情報の送信元である前記端末へ送信することを特徴とする請求項1または2に記載の会議支援方法。 - いずれかの前記会議関係者端末から送信された、前記会議への実参加者を特定する情報を受信する実参加者情報受信ステップと、
前記実参加者情報受信ステップで受信された前記会議への実参加者を特定する情報に基づき、前記過去会議情報を作成し、前記過去会議情報記憶手段に記憶させる過去会議情報記憶ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の会議支援方法。 - 前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者のうち所定の割合が参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の会議支援方法。
- 前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者のすべてが参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得することを特徴とする請求項8に記載の会議支援方法。
- 前記過去情報取得ステップでは、前記会議関係者のうち所定の割合が参加した前記過去会議の前記過去会議情報のうち、最近所定回数分の前記過去会議情報を、前記会議関係者過去情報として取得することを特徴とする請求項8に記載の会議支援方法。
- ネットワークを介して複数の端末に接続可能な会議支援装置であって、
前記複数の端末の使用者間で開催される会議の関係者である会議関係者を特定する情報を取得する会議関係者情報取得手段と、
過去に開催された会議である過去会議に関する情報であって、前記過去会議への実参加者を少なくとも含む過去会議情報を記憶する過去会議情報記憶手段と、
前記過去会議情報記憶手段に記憶された前記過去会議情報に基づいて、前記会議関係者情報取得手段によって取得された前記情報により特定される前記会議関係者が過去に実際に参加した前記過去会議の前記過去会議情報を、会議関係者過去情報として取得する過去情報取得手段と、
前記過去情報取得手段によって取得された前記会議関係者過去情報に基づいて、前記会議への前記会議関係者間の関係に関する情報である関係情報を作成する関係情報作成手段と、
前記関係情報作成手段によって作成された前記関係情報を、前記会議関係者の使用する端末である会議関係者端末へ送信する関係情報送信手段を備えたことを特徴とする会議支援装置。 - 請求項1〜10のいずれかに記載の会議支援方法の各種処理ステップをコンピュータに実行させる会議支援プログラム。
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---|---|---|---|
JP2008160025A JP2010004211A (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 会議支援方法、会議支援装置、および会議支援プログラム |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2008-06-19 JP JP2008160025A patent/JP2010004211A/ja active Pending
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