JP2011054039A - 通信会議システム、会議中継装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信会議システム、会議中継装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】参加すべき通信会議をユーザが自ら探し出す手間を省くことができ、ユーザが誤って別の会議に参加することを防止できる通信会議システムを提供する。
【解決手段】通信会議とこの通信会議に参加予定のユーザとを、会議サーバが会議管理テーブルに対応付けて記憶しておく。会議サーバは、通信会議システムへのユーザのログインを許可した場合に、このユーザが参加予定の通信会議を会議管理テーブルから検索し、該当する通信会議が検索されたときには、ログインを許可したユーザを自動的にこの通信会議へ参加させる。また会議サーバは、端末装置を介してユーザからの通信会議の開催予約を受け付け、開催時間が重複する複数の通信会議に同一ユーザが参加予定ユーザとして登録された場合に、このユーザへ通信会議の重複を知らせ、ユーザによる参加会議の選択を受け付けて会議管理テーブルを更新する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ネットワークを利用した通信を介して、遠隔地の複数のユーザが通信会議を行うことを可能とした通信会議システム、会議中継装置及びコンピュータプログラムに関する。
ネットワーク技術の発展に伴って、遠隔の二拠点又は三拠点以上の多拠点に設置された複数の通信装置の間で画像(映像)及び音声等の大容量データを送受信することが可能となり、これらの通信装置を利用して遠隔地のユーザが会議を行うことができる通信会議システム(所謂、テレビ会議システム)が実用化されている。
従来の通信会議システムでは、一の通信装置が電話番号又はIP(Internet Protocol)アドレス等を指定して他の通信装置と直接的に接続を確立し、2つの通信装置が一対一で画像及び音声等のデータを交換することで通信会議が実現される。また3つ以上の通信装置を利用して、一の通信装置を親機とし、他の複数の通信装置を子機として、複数の子機がそれぞれ親機との接続を確立し、親機が子機間のデータ交換を中継することにより、三拠点以上の多拠点での通信会議を実現した通信会議システムがある。また、より多くの拠点間での通信会議を実現するために、複数の通信装置をMCU(Multipoint Control Unit、多地点接続装置)にスター状に接続し、通信装置間のデータ交換をMCUが中継する構成の通信会議システムがある。MCUを利用した通信会議システムでは、通信会議に参加可能な拠点数はMCUの能力(通信装置を接続できる数、例えば通信ポートの数)に依存する。
特許文献1においては、多地点テレビ会議中に別の新たなテレビ会議端末との一時接続が可能な多地点テレビ会議方法が提案されている。この多地点テレビ会議方法では、多地点テレビ会議端末が新たなテレビ会議端末との一時接続処理を行って、新たなテレビ会議端末との端末間通信を確立し、新たなテレビ会議端末へ自画像を送信し、且つ、新たなテレビ会議端末からの送信画像を受信するように、送受信画像を切り替える。また多地点テレビ会議端末は、新たなテレビ会議端末を元のテレビ会議に参加させることを決定した場合には会議への追加処理を行い、元のテレビ会議に参加させないことを決定した場合には切断処理を行う。
また更には、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークを介して接続された通信会議のサーバ装置と複数の通信装置(クライアント装置)とを用い、サーバ装置が任意の複数の通信装置間でのデータ交換を中継することで通信会議を実現するサーバ&クライアント型の通信会議システムが存在する。サーバ&クライアント型の通信会議システムは、サーバ装置の処理能力及びネットワークの通信速度等の制限はあるものの、MCUを利用した通信会議システムと比較して、通信会議に参加する拠点数の増減を比較的容易に行うことができるという利点がある。
特開平10−51557号公報
サーバ&クライアント型の通信会議システムでは、複数の通信会議を並列的に行うことを可能としたものがある。即ち、ネットワークを介して接続されたいくつかの通信装置が1つのグループ(通信装置群)を構成し、グループ内での通信装置間のデータ交換をサーバ装置が中継すると共に、複数のグループを構成することをサーバ装置が許可し、サーバ装置がグループ毎にデータ交換の中継を行うことによって、複数のグループによる複数の通信会議を並列的に行うことが可能となる。
複数の通信会議を並列的に行うことが可能な場合、通信装置を利用するユーザの通信会議への参加は、例えば以下の手順にて行うことが考えられる。まずユーザは通信装置の操作を行ってサーバ装置が提供する通信会議システムにログインし、次いでサーバ装置から提供される通信会議の一覧からユーザが所望の通信会議を探し出し、探し出した通信会議に対する参加手続を通信装置にて行うことによって、ユーザは所望の通信会議に参加する。
しかしながら、1つのサーバ装置にて多数の通信会議が開催されている場合、多数の通信会議が一覧表示された中からユーザは所望の一の通信会議を探し出す必要があるため手間がかかると共に、ユーザが誤って別の通信会議に参加する虞があるという問題があった。
なお、特許文献1に記載の多地点テレビ会議方法は、1つの多地点テレビ会議端末が1つのテレビ会議を開催するものであるため、複数の会議を並列的に行うことで生じる上記の問題を解決し得るものではない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、参加すべき通信会議をユーザが自ら探し出す手間を省くことができ、ユーザが誤って別の会議に参加することを防止できる通信会議システム、会議中継装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る通信会議システムは、複数の通信装置と、通信装置群の内でのデータ通信を中継して、該通信装置群による通信会議を行う会議中継装置とを備え、該会議中継装置が複数の通信装置群による複数の通信会議に係る処理を行う通信会議システムであって、前記会議中継装置は、開催予定の通信会議及び該通信会議に参加予定のユーザに係る情報を対応付けて記憶する会議予定記憶手段と、前記通信装置を介したユーザのシステムへのログインに係る認証処理を行う認証手段と、該認証手段によりユーザのログインが許可された場合に、該ユーザが参加予定の通信会議が前記会議予定記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記通信会議が記憶されていると判定された場合に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に係る通信装置群に含めて、前記通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行う会議参加処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置の会議予定記憶手段が、通信会議に対応付けて、該通信会議の開催予定時刻を記憶するようにしてあり、前記会議中継装置は、一のユーザが認証処理に使用した通信装置が、開催予定時刻を過ぎて通信会議に参加した場合に、該通信会議に参加している他のユーザ認証処理に使用した通信装置へ、通知を行う通知手段を更に有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置の会議予定記憶手段は、通信会議に対応付けて、該通信会議の開催者のユーザに係る情報を記憶するようにしてあり、前記会議中継装置の通知手段は、前記開催者のユーザが認証処理に使用した通信装置へ通知を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置が、通信会議の開催予定時刻を過ぎた後に、前記通信会議への参加を許可するか否かを判定する参加可否判定手段を有し、前記会議中継装置の会議参加処理手段は、前記参加可否判定手段が前記通信会議への参加を許可すると判定した場合に、前記通信会議に参加させる処理を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置が、通信会議の開催予約を受け付ける会議予約受付手段と、該会議予約受付手段が一の通信会議の開催予約を受け付ける際に、該一の通信会議と開催時間の一部又は全部が重複する他の通信会議とに参加予定の同一ユーザが存在するか否かを判定する重複判定手段とを有し、前記会議予約受付手段は、他の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在すると前記重複判定手段が判定した場合に、前記一の通信会議の開催予約を受け付けないようにしてあり、前記会議予定記憶手段は、前記会議予定受付手段が受け付けた通信会議に係る情報を記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置が、通信会議の開催予約を受け付ける会議予約受付手段と、該会議予約受付手段が一の通信会議の開催予約を受け付ける際に、該一の通信会議と開催時間の一部又は全部が重複する他の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在するか否かを判定する重複判定手段と、複数の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在すると前記重複判定手段が判定した場合に、前記ユーザによる参加会議の選択を受け付ける選択受付手段とを更に有し、前記会議予定記憶手段は、前記会議予定受付手段が受け付けた通信会議に係る情報を記憶するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置が、前記会議予約受付手段が通信会議の開催予約を受け付けた場合に、受け付けた通信会議に参加予定の各ユーザへ通知を行う通知手段を更に有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置が、前記通知手段による通知に応じて、各ユーザから参加可否の応答を受け付ける応答受付手段を更に有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置の会議参加処理手段が、前記会議予定記憶手段が記憶した通信会議について予め定められた召集時刻に達した場合に、参加予定のユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置が、一の通信会議に参加中のユーザが他の通信会議に参加予定であり、該他の通信会議に係る所定時刻に達した場合に前記ユーザが認証処理に使用した通信装置へ通知を行う通知手段と、該通知手段による通知に応じて、前記ユーザから前記他の通信会議への参加可否の応答を受け付ける応答受付手段とを更に有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記会議中継装置の会議参加処理手段が、前記一の通信会議の終了後に前記他の通信会議に参加する旨の応答を前記応答受付手段が受け付けた場合に、前記一の通信会議の終了後に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記他の通信会議に参加させる処理を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る通信会議システムは、前記通信装置が、該通信装置を含む通信装置群にて開催中の通信会議に参加予定のユーザを、該通信会議に参加中であるか否かを示して一覧表示する表示手段と、参加予定のユーザが前記通信会議に参加した場合に通知を行う通知手段とを更に有することを特徴とする。
また、本発明に係る会議中継装置は、通信装置群の内でのデータ通信を中継して、該通信装置群による通信会議を行う会議中継装置であって、開催予定の通信会議及び該通信会議に参加予定のユーザに係る情報を対応付けて記憶する会議予定記憶手段と、前記通信装置を介したユーザのシステムへのログインに係る認証処理を行う認証手段と、該認証手段によりユーザのログインが許可された場合に、該ユーザが参加予定の通信会議が前記会議予定記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記通信会議が記憶されていると判定された場合に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に係る通信装置群に含めて、前記通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行う会議参加処理手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、通信装置群内でのデータ通信を中継させて、該通信装置群による通信会議を行わせるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、開催予定の通信会議及び該通信会議に参加予定のユーザに係る情報を対応付けて記憶させるステップと、コンピュータに、前記通信装置を介したユーザのシステムへのログインに係る認証処理を行わせるステップと、コンピュータに、ユーザのログインが許可された場合に、該ユーザが参加予定の通信会議が前記会議予定記憶手段に記憶されているか否かを判定させるステップと、コンピュータに、前記通信会議が記憶されていると判定された場合に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に係る通信装置群に含めて、前記通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行わせるステップとを含むことを特徴とする。
本発明においては、複数の通信装置(クライアント装置)と会議中継装置(サーバ装置)とがネットワークを介して接続されたサーバ&クライアント型などの通信会議システムにて、複数の通信装置群による複数の通信会議を並列的に開催可能な構成の場合に、会議中継装置が開催予定の通信会議に対応付けて、この通信会議に参加予定のユーザに係る情報を記憶しておく。会議中継装置が開催予定の通信会議と参加予定のユーザとを記憶して管理することによって、会議中継装置は通信会議の開催に伴って参加予定の各ユーザに対する種々の処理を行うことが可能となる。
ユーザが通信装置を介して通信会議システムへのログイン処理を行った場合に、会議中継装置は認証処理を行ってユーザのログインの可否を判定する。ユーザのログインを許可した場合、会議中継装置はこのユーザが参加する予定の通信会議が記憶されているか否かを更に判定する。会議中継装置は、ログインしたユーザが参加予定の通信会議が記憶されている場合には、このユーザを通信会議に参加させる処理を行う。このユーザを通信会議に参加させるには、例えばユーザがログイン処理を行った通信装置を通信会議に係る通信装置群に含めて、会議中継装置がこの通信装置群の内で通信会議に係るデータの送受信を中継する処理を行えばよい。
これにより、ユーザは通信装置から通信会議システムへログインするのみで、参加予定の通信会議へ自動的に導かれ、所望の会議に参加することができる。
また、本発明においては、会議中継装置は、開催予定の通信会議に対応付けて、この通信会議の開催予定時刻を記憶しておく。会議中継装置は、通信会議の開催予定時刻を過ぎてからユーザがこの通信会議に参加した場合、この旨をその他のユーザ(既に会議に参加しているユーザ)へ通知する。これにより、通信会議に参加する各ユーザは、他のユーザの出欠状況を把握することができる。
また、本発明においては、会議中継装置は、開催予定の通信会議に対応付けて、この通信会議の開催者(議長又は司会者等の会議を主として進行する者)のユーザに係る情報を記憶しておく。会議中継装置は、通信会議の開催予定時刻を過ぎて参加したユーザの通知をこの通信会議の開催者に対して行う。これにより、通信会議の進行役となる開催者のユーザは、参加予定のユーザの出欠状況を把握することができる。
また、本発明においては、会議中継装置は、例えば上記の通知に対する開催者からの応答などに応じて、開催予定時刻を過ぎてユーザが通信会議に参加することを許可するか否かを判定し、この判定結果に応じてユーザを通信会議に参加させる処理を行う。これにより、開催予定時刻を大幅に遅れてユーザが通信会議に参加するなど、通信会議に支障をきたす虞がある場合に、ユーザの通信会議への参加を禁止することができる。
また、本発明においては、会議中継装置は、通信装置を介して通信会議の開催予約を受け付け、受け付けた通信会議に係る情報(参加予定のユーザ又は開催時刻等の情報)を記憶しておく。更に会議中継装置は、一の通信会議の開催予約を受け付ける際に、既に記憶された他の通信会議の中から開催時間の一部又は全部が重複する通信会議を検索し、予約を受け付ける一の通信会議と開催時間が重複する他の通信会議とに参加予定の同一ユーザが存在するか否かを判定する。
開催時間が重複する複数の会議に同一ユーザが参加することはできないため、複数の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在する場合、会議中継装置は一の通信会議の開催予約を受け付けない。即ち、会議中継装置は先に受け付けた通信会議の予約を優先し、後の通信会議の予約を受け付けない。
これにより、一のユーザが開催時間の重複する複数の会議に参加予定となる矛盾の発生を防止できる。
また、本発明においては、開催時間が重複する複数の通信会議に同一ユーザが参加予定となることを防止するための別の方法として、会議中継装置は、複数の通信会議に参加予定のユーザから、いずれの会議に参加するかの選択を受け付ける。
例えば会議中継装置は、通信会議の開催予約を受け付け、開催時間が重複する複数の通信会議に参加予定のユーザが存在する場合には、このユーザへ電子メールなどにて参加予定の通信会議が重複している旨を通知する。通知を受けたユーザは通信装置を用いていずれの通信会議に参加するかを選択し、会議中継装置は通信装置を介してユーザの選択を受け付ける。
これにより、ユーザは複数の通信会議から自らの判断で参加する会議を選択することができる。また会議中継装置は、各ユーザの選択を受け付けて記憶内容を更新することにより、通信会議及び参加予定のユーザの管理を確実に行うことができる。
また、本発明においては、会議中継装置は、通信会議の開催予約を受け付ける際に、通信会議に参加予定のユーザに係る情報を受け付ける。会議中継装置は、通信会議の開催予約を受け付けた後、この通信会議に参加予定の各ユーザへ電子メールなどにて通信会議を開催する旨の通知を行う。
これにより、通信会議の開催者が各ユーザへ通知を行う必要がなく、各ユーザは通信会議の開催を確実に知ることができる。
また、本発明においては、通信会議の開催予約を受け付けて参加予定のユーザへ通知を行った後、会議中継装置は、各ユーザからこの通信会議に参加するか否かの応答を受け付ける。これにより会議中継装置は、各ユーザの応答を受け付けて記憶内容を更新することにより、通信会議及び参加予定のユーザの管理を確実に行うことができる。
また、本発明においては、会議中継装置は、記憶した通信会議について予め定められた召集時刻に達したか否かを判定する。召集時刻は、例えば開催者が設定した通信会議の開催時刻であってもよく、通信会議の開催時刻の15分前などの所定時刻であってもよく、通信会議の開催予約を行う際に開催者が所望の召集時刻を設定してもよい。
通信会議の召集時刻に達した場合、会議中継装置は、参加予定のユーザをこの通信会議に参加させる。即ち、会議中継装置は、参加予定のユーザがいずれかの通信装置にて通信会議システムにログイン済みであれば、召集時刻に達したときにこのユーザを通信会議へ導けばよい。また参加予定のユーザが通信会議システムにログインしていなければ、会議中継装置は、このユーザがログインした際に、自動的に通信会議へ参加させればよい。
通信会議は予定された時刻に終了するとは限らず、ユーザが一の通信会議に参加している途中に、このユーザが参加予定の他の通信会議が開始される場合がある。
そこで本発明においては、一の通信会議にユーザが参加中に、他の通信会議の開催予定時刻に達した場合、会議中継装置は、このユーザへ電子メール又はポップアップメニュー等の手段で、他の通信会議の開催予定時刻に達した旨を通知する。この通知に対してユーザは他の通信会議に参加するか否かを選択することができ、会議中継装置は、ユーザからの参加可否の応答を受け付ける。
他の通信会議に参加する旨の応答を受け付けた場合、会議中継装置は、参加中の一の通信会議から、開催予定時刻に達した他の通信会議へ、このユーザが参加する通信会議を切り替えればよい。また他の通信会議に参加しない旨の応答を受け付けた場合、会議中継装置は、このユーザの一の通信会議への参加を継続し、他の通信会議を欠席とすればよい。
また、本発明においては、一の通信会議に参加中のユーザへ他の通信会議の開催予定時刻に達した旨を通知し、他の通信会議への参加可否の応答を受け付ける場合に、参加中の一の通信会議が終了した後で他の通信会議に参加する旨の応答を、会議中継装置がユーザから受け付けることを可能とする。この応答を受け付けた場合、会議中継装置は、一の通信会議の終了後に、開催予定時刻に達した他の会議へユーザを参加させる。
これにより、前の通信会議が長引いた場合などであっても、この通信会議の終了後にユーザを自動的に後の通信会議へ導くことができる。
また、本発明においては、開催中の通信会議に参加している通信装置(通信会議に参加しているユーザが使用している通信装置)は、会議中継装置が記憶しているこの通信会議に参加予定のユーザを一覧表示すると共に、各ユーザが実際に参加しているか否かを参加予定ユーザの一覧にマークを付すなどの手段により示す。また未参加のユーザが通信会議に新たに参加した場合には、この旨を参加予定ユーザの一覧表示に点滅表示を行うなどの手段により通知する。
これらにより、通信会議に参加している各ユーザは、この通信会議への他のユーザの出欠状況を容易に確認することができる。
本発明による場合は、会議中継装置が開催予定の通信会議とこの会議に参加予定のユーザに係る情報とを記憶して管理し、ユーザが通信装置にて通信会議システムのログインを行った場合に、このユーザを参加予定の通信会議へ導いて自動的に参加させる構成とすることにより、会議中継装置が多数の通信会議を並列的に行うことができる場合であっても、ユーザは自らが参加すべき通信会議を会議中継装置にて行われる多数の通信会議から探し出す必要がなく、またユーザが誤って別の通信会議に参加する虞もない。よって、ユーザの利便性を低下させることなく、会議中継装置が多数の通信会議を並列的に開催可能な構成とすることができる。
本発明に係る通信会議システムの一構成例を示す模式図である。 通信会議における画像データの送受信を説明するための模式図である。 通信会議におけるドキュメントデータの送受信を説明するための模式図である。 会議サーバの構成を示すブロック図である。 端末装置の構成を示すブロック図である。 会議管理テーブルの一構成例を示す模式図である。 会議サーバが行う会議予約受付処理の手順を示すフローチャートである。 会議サーバが行う重複解消処理の手順を示すフローチャートである。 警告表示の一例を示す模式図である。 ユーザへの通信会議の開催通知の一例を示す模式図である。 会議サーバが行う会議参加応答受付処理の手順を示すフローチャートである。 会議サーバが行う通信会議開催処理の手順を示すフローチャートである。 会議サーバが行う会議参加処理の手順を示すフローチャートである。 参加可否の問い合わせに対する応答の受信処理の手順を示すフローチャートである。 会議サーバがユーザのログイン時に行う処理の手順を示すフローチャートである。 会議サーバがユーザのログイン時に行う処理の手順を示すフローチャートである。 会議サーバが行う参加予定確認処理の手順を示すフローチャートである。 変形例1に係る通信会議システムのユーザ参加状況表示機能を説明するための模式図である。 変形例1に係る通信会議システムのユーザ参加状況表示機能を説明するための模式図である。 変形例2に係る通信会議システムの会議サーバが行う会議予約受付処理の手順を示すフローチャートである。 変形例3に係る通信会議システムの会議サーバが行う会議参加処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る通信会議システムの会議サーバが行う通信会議開催処理の手順を示すフローチャートである。 通信会議の開催通知に対する応答の受信処理の手順を示すフローチャートである。 会議開催通知画面の一例を示す模式図である。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係る通信会議システムの一構成例を示す模式図である。図において1は通信会議システムの会議サーバ(会議中継装置)であり、LAN又はインターネット等のネットワーク3を介して複数の端末装置(通信装置)5a、5b…が接続されている。会議サーバ1は、ネットワーク3に接続された複数の端末装置5a、5b…から任意に選択された2つ以上の端末装置5a、5b…の間で、画像(映像)データ、音声データ又はドキュメントデータ等の各種のデータ送受信を中継することにより、遠隔地での通信会議(テレビ会議)を実現する。
また会議サーバ1は、複数の通信会議を並列的に行うことができる。図1に示す例では、3つの端末装置5a、5d、5eが1つのグループ(通信装置群)を形成して会議1を行い、他の3つの端末装置5b、5c、5fが1つのグループを形成して会議2を行っている。即ち、会議サーバ1は、2以上の端末装置5a、5b…を通信会議を行う1つのグループとして扱い、1つのグループに含まれる複数の端末装置5a、5b…の間で画像データ及び音声データ等の中継を行うと共に、ネットワーク中に複数のグループを形成することを許し、複数のグループについて画像データ及び音声データ等の中継を同時的に行うことができる。
通信会議システムの端末装置5a、5b…は、例えばノート型PC(Personal Computer)にカメラ及びスピーカを搭載した構成、また例えばディスプレイにカメラ及び通信機能を搭載した構成等により実現することができる。ただし端末装置5a、5b…の構成はこれらに限るものではなく、少なくとも会議サーバ1との間で通信を行う機能、ユーザなどの撮像を行う機能、画像(映像)を表示する機能及び音声を出力する機能等を備える装置であればよい。また更には、端末装置5a、5b…の間で画像又は音声等の交換を行わない構成であってもよく、この場合には端末装置5a、5b…が画像表示機能又は音声出力機能等を備えない構成であってもよい。
図2は、通信会議における画像データの送受信を説明するための模式図であり、4つの端末装置5a〜5dが会議サーバ1を利用して通信会議を行う場合について示してある。また、図2においては、各端末装置5a〜5dに搭載されたカメラにて撮影された各ユーザの画像(映像)を、全ての端末装置5a〜5dの間で送受信する例を示してある。
各端末装置5a〜5dにはユーザの顔又は上半身等を撮影可能な位置にカメラがそれぞれ設けられている。通信会議を行う際に、各端末装置5a〜5dは、通信会議に参加するユーザをカメラにて撮影し、撮影により得られた画像(自端末画像)を符号化した送信用の画像データを作成し、この画像データを会議サーバ1へ送信する。
会議サーバ1は、4つの端末装置5a〜5dからの画像データを受信して復号し、4つの自端末画像を取得する。会議サーバ1は、取得した4つの自端末画像を縮小して合成する(つなぎ合わせる)ことによって1つの画像(全端末画像)を作成する。会議サーバ1は、作成した全端末画像を更に符号化して送信用の画像データを作成し、この画像データを4つの端末装置5a〜5dへそれぞれ送信する。
会議サーバ1からの画像データを受信した各端末装置5a〜5dは、受信した画像データを復号して全端末画像を取得し、ディスプレイに全端末画像を表示する。通信会議システムでは会議サーバ1及び端末装置5a〜5dが上記の処理を繰り返し行っており、これにより各端末装置5a〜5dには、通信会議に参加する全てのユーザの画像が動画像として表示される。
なお、図示は省略するが、通信会議における音声データの送受信についても同様の方法で送受信を行うことができる。各通信端末5a〜5dにはマイクが備えられており、ユーザの会話を音声データに変換して会議サーバ1へ送信する。全ての通信端末5a〜5dからの音声データを受信した会議サーバ1は、複数の音声データを合成して1つの音声データを作成し、作成した音声データを全ての端末装置5a〜5dへ送信する。会議サーバ1からの音声データを受信した各端末装置5a〜5dは、受信した音声データに基づいてスピーカから音声出力を行う。
図3は、通信会議におけるドキュメントデータの送受信を説明するための模式図である。通信会議の開催者は、予め会議サーバ1に通信会議の開催予約を行い、この際に通信会議にて使用する資料を会議サーバ1に登録しておく。会議サーバ1に登録する資料は、テキスト又は画像等のデータで構成されたドキュメントデータであり、例えばテキストファイル、画像ファイル、プレゼンテーションソフトウェア用のファイルなどの種々のデータ形式のものであってよい。会議サーバ1は、開催者により予め登録されたこれらのドキュメントデータを共有資料101として記憶している。
通信会議に参加するユーザが使用する各端末装置5a、5b…には、液晶パネルなどによる表示部66が設けられており、上述のように会議参加ユーザを撮影した画像を表示部66に表示することができると共に、会議資料のドキュメントデータを表示することができる。このとき、端末装置5a、5b…は、表示部66を上下又は左右等に分割してユーザの撮影画像及びドキュメントデータを共に表示する構成であってもよく、表示部66に撮影画像又はドキュメントデータのいずれを表示するかをユーザが選択して切り替える構成であってもよい。
会議サーバ1は、通信会議のための共有資料101をページ毎に管理しており、通信会議に参加する全ての端末装置5a、5b…に対して共有資料101の所定のページを送信することによって、全ての端末装置5a、5b…の表示部66に共有資料101の同じページを表示することができる。各端末装置5a、5b…の表示部66に表示する共有資料101のページの変更は、通信会議の開催者のユーザが使用する端末装置5a、5b…にて行うことができ、他のユーザが使用する端末装置5a、5b…には開催者のユーザが行うページ変更の操作に同期して共有資料101の表示ページが変更される。なお、開催者以外のユーザが、自らの端末装置5a、5b…にて、開催者のユーザによるページ変更とは非同期に、共有資料101のページ変更を行うこともできる。
また各端末装置5a、5b…はペンタブレット、マウス又はタッチパネル等のポインティングデバイスによる入力部63を有しており、ユーザは表示部66に表示された会議資料に対して文字又は図形等の記入を入力部63にて行うことができる。一のユーザが一の端末装置5a、5b…の入力部63にて会議資料に記入した文字又は図形等は、他のユーザが使用する他の端末装置5a、5b…の表示部66に会議資料と重ねて表示される。即ち、会議資料に対して一のユーザが記入した文字又は図形等のデータは、通信会議に参加する全てのユーザにて共有される。
このようなドキュメントデータ及びユーザの記入データの共有を行うために、本通信会議システムでは、共有資料101の各ページと、各端末装置5a、5b…にてユーザが記入した文字又は図形等のデータとを、それぞれ異なるレイヤとして扱っている。会議サーバ1から各端末装置5a、5b…へページ単位で送信される共有資料101は、各通信端末5a、5b…においては背景レイヤ151として扱われる。
ユーザが入力部63を用いて記入した文字又は図形等のデータは、各端末装置5a、5b…にて書込レイヤ155として扱われる。各端末装置5a、5b…は、入力部63にてユーザからの入力を受け付けた後、書込レイヤ155のデータを会議サーバ1へ送信し、これを受信した会議サーバ1は、各端末装置5a、5b…に対応付けた端末情報105a、105b…の書込情報として、各端末装置5a、5b…の書込レイヤ155のデータを記憶する。
会議サーバ1は、会議に参加する全ての端末装置5a、5b…について、端末情報105a、105bの書込情報として各端末装置5a、5b…の書込レイヤ155のデータを記憶する。更に会議サーバ1は、各端末装置5a、5b…へ、他の端末装置5a、5b…の書込情報をそれぞれ異なるレイヤとして送信する。各端末装置5a、5b…は、会議サーバ1から送信された他の端末装置5a、5b…の書込レイヤ155のデータを受信して、背景レイヤ151に他の端末装置5a、5b…の書込レイヤ155と自らの書込レイヤ155とを重ねた表示用データを作成し、表示部66へ表示する。これにより、各端末装置5a、5b…の表示部66には、会議に参加する全ての端末装置5a、5b…にてユーザが書き込んだ情報を表示することができる。
なお、各端末装置5a、5b…では、背景レイヤ、他の端末装置5a、5b…の書込レイヤ155、及び自らの書込レイヤ155等の複数のレイヤから、表示部66に重ねて表示するレイヤをユーザが任意に選択することができる。各端末装置5a、5b…は、いずれのレイヤを表示するかを閲覧情報として会議サーバ1へ送信しており、会議サーバ1は、各端末装置5a、5b…に対応付けた端末情報105a、105b…に、書込情報と共に閲覧情報を記憶している。これにより会議サーバ1は、各端末装置5a、5b…へ他の端末装置5a、5b…の書込情報を送信する際に、必要な書込情報のみを取捨選択して送信することができる。
図4は、会議サーバ1の構成を示すブロック図である。通信会議システムの会議サーバ1は、制御部11、コーデック部12、画像処理部13、音声処理部14、通信処理部15、ネットワークI/F(インタフェース)部16、メモリ17、入力処理部18、表示処理部19及びハードディスク20等を備えて構成されている。
ネットワークI/F部16は、通信会議システムのネットワーク3を構成する通信ケーブルなどを接続するための端子を有しており、H.323、SIP若しくはHTTP等の既存の通信プロトコル、又はこれら以外の独自の通信プロトコルに従って、端末装置5a、5b…及び他のサーバ装置(例えば、メールサーバなど)との間で通信を行う。ネットワークI/F部16は、受信したデータを通信処理部15へ与えると共に、通信処理部15から与えられたデータを所定の送信先へ送信する。
通信処理部15は、通信に係るデータ変換及び暗号化等の処理を行う。通信処理部15は、制御部11又はコーデック部12等から与えられた送信用のデータを通信プロトコルに適したデータ形式に変換し、更に暗号化してネットワークI/F部16へ与えることによって、データの送信を行う。また通信処理部15は、ネットワークI/F部16から与えられた受信データを復号し、会議サーバ1の処理に適したデータ形式に変換して制御部11又はコーデック部12等へ与えることによって、データの受信を行う。
コーデック部12は、画像データを符号化する画像符号化部、画像データを復号する画像復号化部、音声データを符号化する音声符号化部及び音声データを復号する音声復号化部を有している。上述のように会議サーバ1は、各端末装置5a、5b…からカメラにて撮影したユーザの画像を受信して合成し、合成画像を各端末装置5a、5b…へ送信する。このときに、コーデック部12は、各端末装置5a、5b…から受信した画像データを画像復号化部にて復号して画像処理部13へ与え、画像処理部13にて合成された画像を画像符号化部にて符号化して通信処理部15へ与えることにより各端末装置5a、5b…へ送信する。
同様に、会議サーバ1は、各端末装置5a、5b…がユーザの発言をマイクでとらえた音声データを合成し、合成音声を各端末装置5a、5b…へ送信する。このときに、コーデック部12は、各端末装置5a、5b…から受信した音声データを音声復号部にて復号して音声処理部14へ与え、音声処理部14にて合成された音声を音声符号化部にて符号化して通信処理部15へ与えることにより各端末装置5a、5b…へ送信する。
なおコーデック部12は、H.261、H.263又はH264等の規格により画像データの符号化/復号化を行うことができ、G.711、G.722、G.728、G.729又はMPEG4等の規格により音声データの符号化/復号化を行うことができる。ただし、上記の規格以外の規格によりコーデック部12が画像データ又は音声データの符号化/復号化を行う構成であってもよい。
画像処理部13は、コーデック部12から与えられた複数の画像データを合成する画像処理を行うと共に、その他の例えば画像の拡大縮小、エッジ強調又は色調整等の種々の画像処理を行うことができる。画像処理部13は、生成した合成画像をコーデック部12へ与える。また画像処理部13は、会議サーバ1に接続された表示装置26に表示する画像の生成する処理を行う。同様に、音声処理部14は、コーデック部12から与えられた複数の音声データを合成する音声処理を行うと共に、その他の例えばノイズ除去又は音量調整等の種々の音声処理を行うことができる。音声処理部14は、生成した合成音声をコーデック部12へ与える。
制御部11は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置であり、ハードディスク20に予めインストールされた種々のプログラムを読み出して実行することにより、会議サーバ1の各部の動作を制御し、通信会議に係る種々の処理を行う。
メモリ17は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリ素子で構成されている。メモリ17は、制御部11、コーデック部12、画像処理部13及び音声処理部14等が行う処理の過程にて生じた種々のデータを記憶する(ただし、コーデック部12、画像処理部13又は音声処理部14は、専用のメモリを有していてもよい)。またメモリ17は、通信処理部15にて送受信するデータを一時的に記憶する通信バッファとして使用してもよい。
入力処理部18は、マウス又はキーボード等の入力装置25からの入力信号を処理することによって、ユーザによる入力操作の有無及び入力操作の内容等を判断して制御部11へ通知する。制御部11は、入力処理部18からの通知に応じて処理を行うことができる。表示処理部19は、画像処理部13から与えられた表示のための画像データを、液晶ディスプレイなどの表示装置26の表示に適した画像信号に変換して出力することにより、表示装置26にて画像表示を行う。
ハードディスク20は、メモリ17より大容量の磁気記憶装置であり、不図示のOS(Operating System)及び各種のアプリケーションソフトウェア等の他に、通信会議システムを実現するための会議管理プログラム20a、会議管理テーブル20b及び認証情報20c等のプログラム及びデータが予め記憶(インストール)されている。これらのプログラム及びデータを用いて会議サーバ1が行う処理については、後述する。
図5は、端末装置5aの構成を示すブロック図である。なお他の端末装置5b、5c…の構成は、端末装置5aの構成と同様であるため、図示は省略する。ただし、端末装置5a、5b…は全て同じ構成である必要はなく、通信会議システムには構成が異なる複数種の端末装置5a、5b…が含まれていてよい。また図5においては、端末装置5aがカメラ52、マイク53、スピーカ57、入力部63及び表示部66を一体的に備える構成を示してあるが、これに限るものではなく、これらの各装置が端末装置5aの本体に着脱可能に設けられる構成であってもよい。
端末装置5aは、画像データ及び音声データの符号化/復号化を行うコーデック部58を備えており、更にコーデック部58は、画像符号化部、画像復号化部、音声符号化部及び音声復号化部を有している。端末装置5aには、例えば表示部66の近傍にカメラ52が搭載されており、表示部66へ向いたユーザの頭部又は上半身等をカメラ52が1秒間に数十回又は数百回程度の頻度で撮像し、撮影画像をコーデック部58の画像符号化部へ与える。コーデック部58は、カメラ52からの映像データを画像符号化部にて符号化して通信処理部60へ与えることにより、会議サーバ1へ撮影画像の送信を行うことができる。またコーデック部58は、会議サーバ1から受信した画像データ(合成画像に係るデータ)を通信処理部60から与えられており、受信した画像データを画像復号化部にて復号し、複号した画像データを表示処理部65へ与えることにより、表示部66への表示を行うことができる。
また端末装置5aは、マイク53及びスピーカ57と共にエコーキャンセラ54を備えている。マイク53はユーザの発言などの音声を集音するものであり、スピーカ57は音声出力を行うものであるが、マイク53及びスピーカ57が近くに配されていると、スピーカ57が出力した音声がマイク53にて集音されるという問題が発生する。エコーキャンセラ54は、マイク53にて集音した音声と、スピーカ57から出力した音声の逆位相の音声とを合成することによって、マイク53にて集音されたスピーカ57の出力音声を打ち消すことができ、上記の問題を解決することができる。
マイク53が出力する音声信号は、エコーキャンセラ54を通してA/D変換部55へ与えられる。A/D変換部55は、与えられたアナログの音声信号を、デジタルの音声データに変換してコーデック部58の音声符号化部へ与える。コーデック部58は、A/D変換部55から与えられた音声データを符号化して通信処理部60へ与えることにより、会議サーバ1へ音声データの送信を行うことができる。
またコーデック部58は、会議サーバ1から受信した音声データ(合成音声に係るデータ)を通信処理部60から与えられており、受信した音声データを音声復号化部にて復号し、複号した音声データをD/A変換部56へ与える。D/A変換部56は、与えられたデジタルの音声データを、アナログの音声信号に変換してスピーカ57へ与えることにより、スピーカ57から音声を出力する。
ネットワークI/F部59は、通信会議システムのネットワーク3を構成する通信ケーブルなどを接続するための端子を有しており、予め定められた通信プロトコルに従って、会議サーバ1及び他の端末装置5a、5b…等との間で通信を行う。ネットワークI/F部59は、受信したデータを通信処理部60へ与えると共に、通信処理部60から与えられたデータを所定の送信先へ送信する。
通信処理部60は、通信に係るデータ変換及び暗号化等の処理を行う。通信処理部60は、制御部51又はコーデック部58等から与えられた送信用のデータを通信プロトコルに適したデータ形式に変換し、更に暗号化してネットワークI/F部59へ与えることによって、データの送信を行う。また通信処理部60は、ネットワークI/F部59から与えられた受信データを復号し、端末装置5aの処理に適したデータ形式に変換して制御部51又はコーデック部58等へ与えることによって、データの受信を行う。
制御部51は、具体的にはCPU又はMPU等の演算処理装置であり、ROM(Read Only Memory)61に予めインストールされた種々のプログラムを読み出して実行することにより、端末装置5aの各部の動作を制御し、通信会議に係る種々の処理を行う。ROM61は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子で構成されており、通信会議システムを実現するためのプログラム及びデータが予め記憶されている。RAM(Random Access Memory)62は、例えばSRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成されており、制御部51及びコーデック部58等が行う処理の過程にて生じた種々のデータを記憶する。
また端末装置5aは、ペンタブレット、マウス若しくはタッチパネルなどのポインティングデバイス又はキーボード等のユーザの入力操作を受け付ける入力部63を備えており、入力部63はユーザによる入力操作に応じた信号を入力処理部64へ出力する。入力処理部64は、入力部63からの入力信号を処理することによって、ユーザによる入力操作の有無及び入力操作の内容等を判断して制御部51へ通知する。制御部51は、入力処理部64からの通知に応じて処理を行うことができる。
端末装置5aは、液晶ディスプレイなどの表示部66を備えており、表示部66は表示処理部65から与えられる画像信号に応じて画像表示を行う。表示処理部65は、コーデック部58から与えられた画像データを、表示部66の表示に適した画像信号に変換して出力することにより、表示部66にて画像表示を行う。
本発明に係る通信会議システムでは、会議サーバ1が、複数の通信会議に係る処理を並列して行うことにより、複数の通信会議を同時的に実行することができる。また会議サーバ1は、複数の通信会議の開催時刻、参加ユーザ及び会議資料等を管理する処理、並びに通信会議システムへのユーザのログインを管理する処理等の通信会議管理処理を行っており、これらの処理は制御部11が会議管理プログラム20aを実行することにより行われ、会議管理テーブル20b及び認証情報20c等のデータが用いられる。
会議サーバ1のハードディスク20に記憶された認証情報20cは、会議サーバ1の管理者又は通信会議システムの管理者等により予め作成されたデータである。認証情報20cとして記憶される情報には、少なくとも、通信会議システムを利用可能なユーザにそれぞれ付されたユーザID(IDentifier)と、各ユーザIDに対応付けられたパスワードとが含まれている。ユーザは、端末装置5a、5b…の入力部63に対する入力操作を行うことによってユーザID及びパスワードの入力を行うことができ、端末装置5a、5b…は入力されたユーザID及びパスワードを会議サーバ1へ送信する。会議サーバ1は、端末装置5a、5b…からのユーザID及びパスワードを受信し、これらが認証情報20cに登録されたものであるか否かを調べることによって、このユーザの通信会議システムへのログイン可否を判定し、判定結果を端末装置5a、5b…へ返信する。
端末装置5a、5b…は、会議サーバ1からログイン可否の判定結果を受信し、ログインが許可された場合にのみ通信会議システムに係るプログラムを動作させることにより、画像データ、音声データ及びドキュメントデータの送受信などの通信会議に係る処理を行う。ログインが許可されなかった場合、端末装置5a、5b…は、表示部66にエラーメッセージなどを表示してユーザへの通知を行い、再度のユーザID及びパスワードの入力を促す。なお、通信会議システムへのログインは端末装置5a、5b…へのログインと兼ねていてもよく、通信会議へのログインと端末装置5a、5bへのログインとをそれぞれ別に行う構成であってもよい。
また、会議サーバ1は、通信会議管理処理として、ユーザによる通信会議の開催予約を受け付ける処理を行う。通信会議システムにログインしたユーザは、いずれかの端末装置5a、5b…にて入力部63に対する入力操作を行うことによって、会議サーバ1に対する通信会議の予約を行うことができる。このとき端末装置5a、5b…は、入力部63及び入力処理部64にてユーザから受け付けた通信会議に係る予約情報を会議サーバ1へ送信し、この情報を受信した会議サーバ1が会議管理テーブル20bに予約情報を登録することによって、通信会議の開催予約を受け付ける。なお、通信会議の開催予約は、会議サーバ1の入力装置25を用いて行ってもよい。
図6は、会議管理テーブル20bの一構成例を示す模式図である。会議サーバ1が有する会議管理テーブル20bには、通信会議の会議名、開催者のユーザID、開催日、開催予定時刻、終了予定時刻、参加予定ユーザのユーザID、及び共有資料のファイル名(又はファイルへのポインタなど)が記憶(登録)されている。図示の例においては、ユーザAが8月1日に開催する会議1は、開催時間1:00〜3:00が予定され、ユーザ1、2…が参加予定であり、共有資料としてファイルAが登録されている。またユーザBが8月1日に開催する会議2は、開催時間2:00〜4:30が予定され、ユーザ11、12…が参加予定であり、共有資料としてファイルBが登録されている。
また、会議管理テーブル20bの参加予定ユーザは、更に”参加”、”仮参加”、”未確定”及び”欠席”に分類されている。これらは、会議サーバ1が参加予定ユーザに対して送信する通信会議の開催案内(詳細は後述する)に対するユーザの応答に応じて分類される。”参加”に分類されたユーザは、開催案内に対して参加の応答を行ったものであり、当該の通信会議に参加することが確定していることを示している。”仮参加”に分類されたユーザは、開催案内に対して仮参加の応答を行ったものであり、当該の通信会議に参加する予定であるが、欠席する可能性があることを示している。”未確定”に分類されたユーザは、開催案内に対して応答を行っていないものであり、通信会議に参加するか否かが不明であることを示している。”欠席”に分類されたユーザは、開催案内に対して欠席の応答を行ったものであり、当該の通信会議に参加しないことが確定していることを示している。
会議サーバ1は、複数の通信会議を並列して開催することができるため、会議管理テーブル20bには開催時間の一部又は全部が重複する複数の通信会議を登録することができる。ただし、重複する複数の通信会議に同一のユーザが並列に参加することはできないため、会議サーバ1は、通信会議の開催予約を受け付ける際に、既に会議管理テーブル20bに登録された通信会議の開催予約を調べ、参加予定のユーザが既に開催時間の重複する他の通信会議に参加予定である場合、通信会議の開催予約を行っているユーザへ警告を与えることができる。
会議サーバ1による警告は、開催予約を行っているユーザが使用する端末装置5a、5b…にて行われ、ユーザはこの警告に対して、ユーザの重複を許可するか、重複したユーザを参加予定者から削除するか、通信会議の予約を保留(中止)するかを選択することができる。参加予定のユーザの重複が許可された場合、会議サーバ1は、開催時間が重複する複数の通信会議に参加予定として登録されたユーザへ、電子メールの送信などの方法により通知を行って、いずれの通信会議に参加するかをユーザに選択させることができる。
図7は、会議サーバ1が行う会議予約受付処理の手順を示すフローチャートであり、会議管理プログラム20aを実行することによって会議サーバ1の制御部11にて行われる処理である。まず、会議サーバ1の制御部11は、端末装置5a、5b…から与えられた通信会議の予約要求に応じて、端末装置5a、5b…との通信を行うことにより、端末装置5a、5b…の表示部66に通信会議の予約情報入力画面を表示させる(ステップS1)。
図示は省略するが、端末装置5a、5b…に表示する予約情報入力画面は、例えば会議名、開催者…等のラベルに対して入力ボックスがそれぞれ設けられたダイアログボックスなどを用いることができる。ユーザは端末装置5a、5b…の入力部63にて必要な情報を入力し、予約情報の確定操作を行うことによって予約情報の入力を終了することができ、端末装置5a、5b…は、入力された予約情報を会議サーバ1へ送信する。会議サーバ1の制御部11は、端末装置5a、5b…からの予約情報を受信することにより、通信会議の予約情報の入力を受け付け(ステップS2)、入力を受け付けた予約情報を調べることによって、通信会議の予約に必要な項目、即ち会議管理テーブル20cに登録すべき項目が全て入力されたか否かを判定する(ステップS3)。
通信会議の予約に必要な項目が全て入力されていない場合(S3:NO)、会議サーバ1の制御部11は、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へエラー通知を送信することによって、端末装置5a、5b…の表示部66にエラー表示を行わせ(ステップS4)、ステップS1へ処理を戻して予約情報の再入力を促す。
通信会議の予約に必要な項目が全て入力された場合(S3:YES)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS2にて受け付けた通信会議の予約情報と、会議管理テーブル20bに登録された通信会議の情報とを比較して、開催時間の一部又は全部が重複する通信会議の参加予定ユーザを検索することで、参加予定ユーザの重複確認を行う(ステップS5)。この結果から、制御部11は、参加予定ユーザが重複しているか否かを判定する(ステップS6)。このとき、他の通信会議の参加予定ユーザであっても、”欠席”に分類されていれば、重複していないと判断してよい。
参加予定ユーザが重複していない場合(S6:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS2にて受け付けた通信会議の予約情報を会議管理テーブル20bに登録することによって、会議予約を登録し(ステップS9)、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へ登録完了通知を送信することによって、端末装置5a、5b…の表示部66に登録完了の表示を行う(ステップS10)。このとき、予約情報として入力された参加予定ユーザは、会議管理テーブル20bの”未確定”に分類される。
次いで、会議サーバ1の制御部11は、ステップS10にて登録した通信会議に参加予定の全てのユーザに対して、例えば電子メールの配信などを行うことによって、通信会議の開催案内を配信し(ステップS11)、処理を終了する。なお、各参加予定ユーザへの開催案内の配信先(電子メールアドレスなど)に係る情報は、例えば通信会議の開催者が予約情報を入力する際に参加予定ユーザのユーザIDと共に入力する構成であってもよく、また例えば認証情報20cなどに予め各ユーザの配信先が登録されている構成であってもよい。
また、予約情報が入力された通信会議について、参加予定ユーザが重複している場合(S6:YES)、会議サーバ1の制御部11は、参加予定ユーザの重複を解消すべく、重複解消処理を行う(ステップS7)。
図8は、会議サーバ1が行う重複解消処理の手順を示すフローチャートであり、図7に示したフローチャートのステップS7にて行われる処理である。重複解消処理において、会議サーバ1の制御部11は、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へ重複警告の通知を行うことによって、端末装置5a、5b…の表示部66に警告表示を行う(ステップS21)。
図9は、警告表示の一例を示す模式図である。会議サーバ1から重複警告の通知を受信した端末装置5a、5b…は、表示部66に警告表示のダイアログなどを表示する。会議サーバ1からの通知には、重複する参加予定ユーザのユーザIDに係る情報が含まれており、端末装置5a、5b…は警告表示の際に重複する参加予定ユーザのユーザIDを表示する。また端末装置5a、5b…は、警告表示に対する応答として、通信会議の予約を行う開催者から「継続」、「参加者から削除」又は「登録画面に戻る」のいずれかの選択を受け付けることができ、受け付けた選択内容を会議サーバ1へ通知する。なお、「継続」は参加予定ユーザが重複した状態で通信会議の予約を継続して行う場合に選択するものであり、「参加者から削除」は重複する参加予定ユーザを削除して通信会議の予約を行う場合に選択するものであり、「登録画面に戻る」は通信会議の予約を中止する場合に選択するものである。
会議サーバ1の制御部11は、端末装置5a、5b…からの通知により、警告表示の「継続」が選択されたか否かを判定する(ステップS22)。「継続」が選択された場合(S22:YES)、会議サーバ1の制御部11は、参加予定ユーザが重複した状態での通信会議の予約を許可し、重複したユーザを当該通信会議への参加が”未確定”として扱い、重複解消処理を終了して図7に示したフローチャートのステップS8へ処理を戻す。
「継続」が選択されなかった場合(S22:NO)、会議サーバ1の制御部11は、警告表示の「参加者から削除」が選択されたか否かを判定する(ステップS23)。「参加者から削除」が選択された場合(S23:YES)、会議サーバ1の制御部11は、重複したユーザを”欠席”として扱い(ステップS26)、重複解消処理を終了して図7に示したフローチャートのステップS8へ処理を戻す。
「参加者から削除」が選択されなかった場合(S23:NO)、即ち「登録画面に戻る」が選択された場合、会議サーバ1の制御部11は、通信会議の予約を保留し(ステップS27)、重複解消処理を終了して図7に示したフローチャートのステップS8へ処理を戻す。
会議サーバ1の制御部11は、ステップS7にて重複解消処理を終えた後、重複解消処理にて通信会議の予約が保留されたか否かを判定する(ステップS8)。予約が保留された場合(S8:YES)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS1へ処理を戻し、通信会議の予約情報の入力受付などを再度行う。予約が保留されていない場合(S8:NO)、会議サーバ1の制御部11は、通信会議の予約情報を会議管理テーブル20bに登録することによって、会議予約を登録する(ステップS9)。このとき、参加予定ユーザは会議管理テーブル20bの”未確定”に分類される。次いで、会議サーバ1の制御部11は、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へ登録完了通知を送信することによって、端末装置5a、5b…の表示部66に登録完了の表示を行い(ステップS10)、通信会議に参加予定の全てのユーザに対して、通信会議の開催案内を配信し(ステップS11)、処理を終了する。
なお、ステップS11において通信会議の開催案内を配信する場合、会議サーバ装置1の制御部11は、参加予定の通信会議が重複しないユーザと、参加予定の通信会議が重複するユーザとでは、異なる内容の開催案内を配信する。図10は、ユーザへの通信会議の開催通知の一例を示す模式図であり、(a)に参加予定の通信会議が重複しないユーザへ送信する開催通知の一例を示し、(b)に参加予定の通信会議が重複するユーザへ送信する開催通知の一例を示す。
会議サーバ1からユーザへの開催通知は、例えば電子メールとして送信される。この電子メールには、開催される通信会議の会議名及び開催時刻等を知らせる文章などと共に、この通信会議に対する出欠をユーザに選択させる文章などが記載されている(図10(a)及び(b)参照)。通信会議に対する出欠の選択は、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)のリンク機能などを用いて会議サーバ1により受け付けられる。図示の例では、端末装置5a、5b…の入力部63を利用して、ユーザがリンク付きの出席、仮出席及び欠席の文字列をクリックすることにより、通信会議に対する出欠を会議サーバ1へ知らせることができる。
また、通信会議が重複するユーザへの開催通知には、開催時間が重複する複数の通信会議にユーザが重複して登録されている旨を知らせる文章などと共に、いずれの通信会議に参加するかをユーザに選択させる文章などが更に記載されている(図10(b)参照)。図示の例では、会議2と重複する会議1及び会議5のリンク付き文字列が記載され、ユーザはこれらの文字列をクリックすることにより、参加する通信会議の選択を行うことができる。会議1の文字列がクリックされた場合には、参加する通信会議として会議1が選択され、会議5の文字列がクリックされた場合には会議5が選択され、出席の文字列がクリックされた場合には会議2が選択される。これにより、いずれの通信会議に出席するかを会議サーバ1へ知らせることができる。
このようにして、通信会議システムにログイン可能なユーザは、いずれかの端末装置5a、5b…を利用して通信会議の開催予約を行うことができ、会議サーバ1は通信会議の予約情報を会議管理テーブル20bに登録することによって、複数の通信会議の開催を管理している。また会議サーバ1は、登録された通信会議に参加予定のユーザへ開催通知を配信すると共に、開催通知に対する応答として通信会議への出欠又は重複する通信会議の選択等をユーザから受け付けることができる。
通信会議の開催通知に対するユーザの応答を受信した会議サーバ1は、受信した応答内容に応じて会議管理テーブル20bを更新する会議参加応答受付処理を行う。図11は、会議サーバ1が行う会議参加応答受付処理の手順を示すフローチャートである。開催通知に対する応答を受信した会議サーバ1の制御部11は、まず、受信した応答が重複する通信会議の選択に係るものであるか否かを判定する(ステップS31)。
重複する通信会議の選択に係る応答を受信した場合(S31:YES)、会議サーバ1の制御部11は、参加の選択がなされた通信会議について、応答を行ったユーザを”参加”に分類すると共に(ステップS32)、参加の選択がなされなかったその他の通信会議について、応答を行ったユーザを”欠席”に分類し(ステップS33)、処理を終了する。なお、図10(b)に示した開催通知において、出席がクリックされて会議2への出席が選択された場合も、会議サーバ装置1の制御部は、重複する通信会議の選択に係る応答を受信した場合(S31:YES)に行う処理(ステップS32及びS33)を行う。
受信した応答が重複する通信会議の選択に係るものでない場合(S31:NO)、会議サーバ1の制御部11は、開催通知に対する応答が”参加”であるか否かを判定する(ステップS34)。応答が”参加”の場合(S34:YES)、会議サーバ1の制御部11は、会議管理テーブル20bの該当する通信会議について、応答を行ったユーザを”参加”に分類して(ステップS35)、処理を終了する。応答が”参加”でない場合(S34:NO)、会議サーバ1の制御部11は、開催通知に対する応答が”仮参加”であるか否かを更に判定する(ステップS36)。応答が”仮参加”の場合(S36:YES)、会議サーバ1の制御部11は、応答を行ったユーザを”仮参加”に分類して(ステップS37)、処理を終了する。応答が”仮参加”でない場合(S36:NO)、即ち応答が”欠席”の場合、会議サーバ1の制御部11は、応答を行ったユーザを”欠席”に分類して(ステップS38)、処理を終了する。
このように、開催通知に対するユーザからの応答に応じて、会議サーバ1が会議管理テーブル20bの参加予定ユーザの項目を更新することにより、会議サーバ1は、開催者が入力した参加予定ユーザの通信会議に対する参加可否を確実に管理することができる。なお、ユーザは開催案内に対する応答を複数回行うことができ、会議サーバ装置1はユーザが応答を行う毎にこれを受信し、最新の応答に応じて会議管理テーブル20bを更新する。
開催予約がなされた通信会議の開催時刻の所定時間前(以下、開催準備時刻という)に達した場合、会議サーバ1は、通信会議のためのデータ中継を開始し、通信会議に参加予定のユーザを参加させる処理を行う。なお開催準備時刻は、通信会議の参加予定ユーザを招集する時刻として設定されるものであり、予め通信会議の開催者が開催予約を行う際に設定する構成であってもよく、会議サーバ1に予め設定された共通の時刻(例えば、開催時刻の15分前など)を用いてもよい。
図12は、会議サーバ1が行う通信会議開催処理の手順を示すフローチャートである。会議管理テーブル20bに登録されたいずれかの通信会議について、現在の時刻が開催準備時刻に達した場合、会議サーバ1の制御部11は、当該通信会議に参加予定の一のユーザを会議管理テーブル20bから選択し(ステップS41)、選択した参加予定ユーザが通信会議システムにログイン済みであるか否かを判定する(ステップS42)。
選択した参加予定ユーザが通信会議システムにログイン済みの場合(S42:YES)、会議サーバ1の制御部11は、この参加予定ユーザが会議管理テーブル20bにおいて”参加”に分類されているか否かを更に判定する(ステップS43)。参加予定ユーザが”参加”に分類されている場合(S43:YES)、会議サーバ1の制御部11は、会議参加処理を行う(ステップS44)。
また参加予定ユーザが”参加”に分類されていない場合(S43:NO)、即ち”仮参加”、”未確定”又は”欠席”に分類されている場合、会議サーバ1の制御部11は、このユーザが使用している端末装置5a、5b…へ通知を行うことにより、通信会議に参加するか否かの問い合わせを行い(ステップS45)、会議参加処理を行うことなく、ステップS46へ処理を進める。
図13は、会議サーバ1が行う会議参加処理の手順を示すフローチャートである。会議参加処理において、会議サーバ1の制御部11は、通信会議に参加させるユーザが使用する端末装置5a、5b…を通信会議のグループに加えて(ステップS51)、このグループ内の他の端末装置5a、5b…との間での画像データ、音声データ及びドキュメントデータ等の中継を開始する(ステップS52)。これによりユーザは通信会議に参加することができる。なお会議サーバ装置1は、各ユーザの通信会議システムへのログインに係る処理も行っており、ログイン中のユーザと、このユーザが使用する端末装置5a、5b…との対応を管理している。
また会議サーバ1の制御部11は、ユーザを通信会議に参加させた時刻が、会議管理テーブル20bに登録された通信会議の開催予定時刻を経過していたか否かを判定する(ステップS53)。ユーザの参加時刻が通信会議の開始予定時刻を経過した場合には(S53:YES)、会議サーバ1の制御部11は、この通信会議の開催者として会議管理テーブル20bに登録されたユーザへ通知を行い(ステップS54)、会議参加処理を終了して元の処理へ戻る。ユーザの参加時刻が通信会議の開始予定時刻を経過していない場合には(S53:NO)、会議サーバ1の制御部11は、通知を行うことなく、会議参加処理を終了して元の処理へ戻る。
ステップS44にて会議参加処理を終了した後、又は、ステップS45にてユーザへの参加可否の問い合わせを行った後、会議サーバ1の制御部11は、会議管理テーブル20bに登録された当該通信会議の参加予定ユーザの全てについて、ステップS41〜S45の処理を終了したか否かを判定する(ステップS46)。全ての参加予定ユーザの処理を終了していない場合(S46:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS41へ処理を戻し、会議管理テーブル20bから別の参加予定ユーザを選択して上述の処理を繰り返し行う。全ての参加予定ユーザの処理を終了した場合(S46:YES)、会議サーバ1の制御部11は、通信会議開催処理を終了する。
このように会議サーバ1は、開催準備時刻に通信会議に係る処理を開始し、この際に既に通信会議システムにログイン済みの参加予定ユーザ(”参加”に分類されたユーザ)を通信会議に自動的に参加させることができる。また会議サーバ1は、開催した通信会議について”仮参加”、”未確定”及び”欠席”に分類されたユーザに対して参加可否の問い合わせを行い、参加の応答を行ったユーザを自動的に通信会議へ参加させることができる。なお、”欠席”に分類されたユーザに対しては、参加可否の問い合わせを行わない構成であってもよい。
図14は、参加可否の問い合わせに対する応答の受信処理の手順を示すフローチャートであり、図12に示したフローチャートのステップS45にて行った参加可否の問い合わせに対する応答の受信処理である。参加可否の問い合わせに対する応答を受信した会議サーバ装置1の制御部11は、まず、受信した応答の種別が参加であるか否かを判定する(ステップS56)。
応答の種別が参加の場合(S56:YES)、会議サーバ1の制御部11は、図13に示した会議参加処理を行って(ステップS57)、応答に係るユーザを通信会議に参加させて、処理を終了する。また応答の種別が参加でない場合(S56:NO)、会議サーバ1の制御部11は、応答に係るユーザを欠席として扱い(ステップS58)、処理を終了する。
また、会議サーバ1は、通信会議の開催準備時刻以後に通信会議システムにログインした参加予定ユーザを、自動的に通信会議へ参加させる機能を有している。図15及び図16は、会議サーバ1がユーザのログイン時に行う処理の手順を示すフローチャートである。会議サーバ1の制御部11は、端末装置5a、5b…にて通信会議システムへのログイン要求がユーザによりなされた場合に、認証情報の入力要求をこの端末装置5a、5b…へ送信することにより、端末装置5a、5b…の表示部66に認証情報入力画面を表示させる(ステップS61)。
認証情報入力画面を表示した端末装置5a、5b…はユーザからの認証情報の入力操作を受け付けて会議サーバ1へ送信し、会議サーバ1の制御部11は、通信処理部15にて認証情報を受信することによって、ユーザからの認証情報の入力を受け付け(ステップS62)、受け付けた入力に基づいて認証処理を行う(ステップS63)。認証処理において、会議サーバ1の制御部11は、ハードディスク20に記憶した認証情報20cに、ステップS62にて受け付けた認証情報に係るユーザID及びパスワード等が登録されているか否かの判断、及び、このユーザが既にログイン済みでないかの判断等の処理を行う。
認証処理の結果から、会議サーバ1の制御部11は、認証情報を入力したユーザのログインを許可するか否かを判定する(ステップS64)。ログインを許可しない場合(S64:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS61へ処理を戻し、端末装置5a、5b…に認証情報入力画面を表示させて、認証情報の入力受付を行う。ログインを許可する場合(S64:YES)、会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザとこのユーザが使用している通信端末5a、5b…との関連付けを行う(ステップS65)。ユーザ及び通信端末5a、5b…の関連付けは、例えばユーザIDと端末装置5a、5b…を識別する情報(IPアドレス又はMACアドレス等)とを対応付けて認証情報20cなどと共に記憶することで行われる。次いで、会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザが参加予定の通信会議が開催されているか否かを確認する参加予定確認処理を行う(ステップS66)。
図17は、会議サーバ1が行う参加予定確認処理の手順を示すフローチャートであり、図15及び図16に示したフローチャートのステップS66にて行う処理である。参加予定確認処理において、会議サーバ1の制御部11は、ユーザのログインを許可した時点にて開催中又は開催準備中(開催準備時刻から開催予定時刻までの時間)の通信会議から、開催予定時刻が最も早いものを会議管理テーブル20bから検索する(ステップS81)。会議サーバ1の制御部11は、該当する通信会議が検索により存在したか否かを判定し(ステップS82)、該当する通信会議が存在しない場合には(S82:NO)、このユーザが参加予定の通信会議がないと確認して(ステップS85)、処理を終了し、図15及び図16に示したフローチャートの処理へ戻る。
該当する通信会議が存在する場合(S82:YES)、会議サーバ1の制御部11は、会議管理テーブル20bを参照して、ログインを許可したユーザがこの通信会議の参加予定ユーザであるか否かを判定する(ステップS83)。参加予定ユーザの場合(S83:YES)、会議サーバ1の制御部11は、この参加予定ユーザが”参加”に分類されているか否かを更に判定する(ステップS84)。ログインを許可したユーザが参加予定ユーザでない場合(S83:NO)、又は、参加予定ユーザが”参加”に分類されていない場合(S84:NO)、会議サーバ1の制御部11は、開催中又は開催準備中の通信会議から、開催予定時刻が次に早いものを会議管理テーブル20bから検索し(ステップS87)、ステップS82へ処理を戻す。参加予定ユーザが”参加”に分類されている場合(S84:YES)、会議サーバ1の制御部11は、この通信会議をこのユーザが参加予定の通信会議に確定し(ステップS86)、処理を終了して、図15及び図16に示したフローチャートの処理へ戻る。
ステップS66にて参加予定確認処理を終了した後、会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザが参加予定の通信会議があると参加予定確認処理によって確認されたか否かを判定し(ステップS67)、参加予定の通信会議がある場合には(S67:YES)、会議参加処理(図13参照)を行って(ステップS68)、処理を終了する。
参加予定の通信会議がない場合(S67:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザが仮参加の予定の通信会議が開催されているか否かを確認する仮参加予定確認処理を行う(ステップS69)。なお、仮参加予定確認処理は、図17のフローチャートに示した参加予定確認処理と同様の処理であり、ステップS84にて”参加”に分類されているか否かを判定する処理を、”仮参加”に分類されているか否かを判定する処理に変更することで実現できる(仮参加予定確認処理のフローチャートの図示は省略する)。仮参加予定確認処理の終了後、会議サーバ1の制御部11は、仮参加の通信会議があると仮参加予定確認処理によって確認されたか否かを判定する(ステップS70)。
仮参加の通信会議がない場合(S70:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザが未確定の予定の通信会議が開催されているか否かを確認する未確定予定確認処理を行う(ステップS71)。なお、未確定予定確認処理は、図17のフローチャートに示した参加予定確認処理と同様の処理であり、ステップS84にて”参加”に分類されているか否かを判定する処理を、”未確定”に分類されているか否かを判定する処理に変更することで実現できる(未確定予定確認処理のフローチャートの図示は省略する)。未確定予定確認処理の終了後、会議サーバ1の制御部11は、未確定の通信会議があると未確定予定確認処理によって確認されたか否かを判定する(ステップS72)。
ステップS70にて仮参加の通信会議がある場合(S70:YES)、又は、ステップS72にて未確定の通信会議がある場合(S72:YES)、会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザに対して、該当する通信会議に参加するか否かの問い合わせを行う(ステップS73)。このとき会議サーバ1の制御部11は、ログインを許可したユーザが使用する端末装置5a、5b…に対して問い合わせのメッセージを送信し、これを受信した端末装置5a、5b…は、表示部66に通信会議への参加可否の問い合わせ画面(図示は省略する)を表示する。問い合わせ画面においてユーザは、端末装置5a、5b…にて通信会議への参加/欠席を選択することができ、端末装置5a、5b…はユーザの選択を受け付け、サーバ装置1へ問い合わせに対する応答として送信する。端末装置5a、5b…からの応答を受信した会議サーバ1の制御部11は、受信した応答が参加の応答であるか否かを判定する(ステップS74)。参加の応答があった場合(S74:YES)、会議サーバ1の制御部11は、会議参加処理(図13参照)を行って(ステップS68)、処理を終了する。
ステップS72にて未確定の通信会議がない場合(S72:NO)、又は、ステップS74にて参加の応答がない場合(S74:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ユーザが使用する端末装置5a、5b…の表示部66にロビー画面を表示させて(ステップS75)、処理を終了する。なお、ロビー画面とは、通信会議システムの各種機能をユーザが利用するためのメニュー又はアイコン等が設けられた初期画面である。
以上の構成の通信会議システムにおいては、通信会議とこの通信会議に参加予定のユーザとを会議サーバ1が会議管理テーブル20bに対応付けて記憶しておく構成とすることによって、通信会議システムにログインしたユーザに対して種々のサービスを提供することができる。会議サーバ1は、通信会議システムへのユーザのログインを許可した場合に、このユーザが参加予定の通信会議を会議管理テーブル20bから検索し、該当する通信会議が検索されたときには、ログインを許可したユーザを自動的にこの通信会議へ参加させる構成とすることにより、会議サーバ1が多数の通信会議を並列的に行うことができる場合であっても、ユーザは自らが参加すべき通信会議を多数の通信会議から探し出す必要がなく、またユーザが誤って別の通信会議に参加する虞もない。よって、ユーザの利便性を低下させることなく、会議サーバ1が多数の通信会議を並列的に開催可能な構成とすることができる。
また、会議サーバ1は、開催予定時刻を過ぎてユーザが通信会議に参加した場合に、この通信会議の開催者のユーザへ通知を行う構成とすることにより、開催者が通信会議の進行役である場合に、参加予定のユーザの出欠状況を把握することができる。
また、会議サーバ1は、端末装置5a、5b…を介してユーザからの通信会議の開催予約を受け付け、開催時間が重複する複数の通信会議に同一ユーザが参加予定ユーザとして登録された場合に、このユーザへ通信会議の重複を知らせ、ユーザによる参加会議の選択を受け付けて会議管理テーブル20bを更新する構成とすることにより、ユーザは重複する通信会議から自らの判断で会議する通信会議を選択することができ、また会議サーバ1は通信会議及び参加予定ユーザの管理を会議管理テーブル20bにて確実に行うことができる。
また、会議サーバ1は、通信会議の開催者による開催予約を受け付けた場合に、この通信会議の参加予定ユーザへ電子メールなどによる通知を行う構成とすることにより、通信会議の開催者は各ユーザへの通知を自ら行う必要がなく、各ユーザは通信会議の開催を確実に知ることができる。また、会議サーバ1は、通信会議の開催通知に対する各ユーザの参加又は欠席等の応答を受け付ける構成とすることにより、受け付けた応答に応じて会議管理テーブル20bを更新することができ、通信会議及び参加予定ユーザの管理を確実に行うことができる。
また、会議サーバ1は、通信会議について予め定められた開催準備時刻に達した場合に、通信会議システムに既にログイン済みの参加予定ユーザを通信会議に自動的に参加させる構成とすることにより、通信会議に参加予定のユーザは特別な手続き及び操作等を必要とすることなく、通信会議に参加することができる。
なお本実施の形態においては、端末装置5a、5b…はカメラ52、マイク53、スピーカ57、入力部63及び表示部66を一体的に備える構成としたが、これに限るものではなく、これらを別体(即ち着脱可能)に設ける構成であってもよい。また、会議サーバ1及び複数の端末装置5a、5b…を接続するネットワーク3は、有線のネットワークに限らず、無線通信を利用したネットワークであってもよく、この場合に会議サーバ1のネットワークI/F部16及び端末装置5a、5b…のネットワークI/F部59は無線信号の送受信を行う構成であってもよい。
また、通信会議システムは複数の端末装置5a、5b…とは別に会議サーバ1を備える構成としたが、これに限るものではなく、一の端末装置5a、5b…が会議サーバ1を兼ねる構成であってもよい。また、図6に示した会議管理テーブル20bの項目は一例であってこれに限るものではない。
(変形例1)
上述の通信会議システムにおいては、会議サーバ1がユーザを通信会議に参加させる処理(図13参照)を行う際に、このユーザの参加が通信会議の開催予定時刻を過ぎている場合には、通信会議の開催者のユーザへのみ通知を行う構成としたが、これに限るものではない。例えば、以下の変形例1に示すように、通信会議に参加する全てのユーザが、参加予定ユーザの参加状況を把握することができる構成としてもよい。
図18及び図19は、変形例1に係る通信会議システムのユーザ参加状況表示機能を説明するための模式図である。変形例1に係る通信会議システムの会議サーバ1は、通信会議の開催中に、会議管理テーブル20bに登録されたこの通信会議の参加予定ユーザ(”参加”、”仮参加”及び”未確定”に分類されたもの)と、各参加予定ユーザが実際にこの通信会議に参加しているか否かに係る情報とを、この通信会議のグループに含まれる各端末装置5a、5b…へ送信する。
会議サーバ1からこれらの情報を受信した各端末装置5a、5b…は、参加状況を通知するウインドウ161を表示部66に表示する。このウインドウ161には、開催中の通信会議の参加予定ユーザのユーザIDが一覧表示されると共に、実際に通信会議に参加しているユーザに対しては、ユーザIDに参加を示すマークが付される(図18(a)参照)。
通信会議の開催中に、参加予定ユーザが遅れてこの通信会議に参加した場合、会議サーバ1から各端末装置5a、5b…へこのユーザの参加が通知される。各端末装置5a、5b…は、会議サーバ1からの通知に応じて、新たに参加したユーザに対応するウインドウ161内のユーザIDにマークを付し、このマークを数回点滅させる(図18(b)参照)。その後、各端末装置5a、5b…は、マークの点滅を停止し、他の参加中のユーザと同様に、ユーザIDにマークを付した表示を行う(図18(c)参照)。
このように、通信会議を構成するグループに含まれる各端末装置5a、5b…が参加予定ユーザの一覧表示を行うと共に、各ユーザが実際に参加しているか否かを示すマークを付すことによって、通信会議に参加する各ユーザは、この通信会議への他のユーザの参加状況を知ることができる。また、遅れて通信会議に参加したユーザについては、各端末装置5a、5b…がマークを数回点滅させることによって、通信会議に参加する各ユーザは、この通信会議へ途中参加したユーザを知ることができる。
なお、遅れて通信会議に参加したユーザについては、ユーザIDに付すマークを点滅させて途中参加を通知する構成としたが、これに限るものではない。例えば、各端末装置5a、5b…は、開催中の通信会議に新たなユーザが参加した場合、別のウインドウ162を表示部66に表示して(図19参照)、このユーザの途中参加を通知する構成としてもよい。また、ユーザIDを表示するのではなく、ユーザIDに対応付けられた表示用の名前(例えばハンドル名又は実名等)を表示する構成であってもよい。
(変形例2)
上述の通信会議システムにおいては、会議サーバ1が通信会議の開催予約を受け付ける際に、開催時間が重複する通信会議に同一のユーザが参加予定であっても、通信会議の開催予約を受け付ける構成としたが、これに限るものではない。例えば、以下の変形例2に示すように、重複する参加予定ユーザを含む通信会議の予約を受け付けない構成としてもよい。
図20は、変形例2に係る通信会議システムの会議サーバ1が行う会議予約受付処理の手順を示すフローチャートである。変形例2の会議サーバ1は、端末装置5a、5b…から与えられた通信会議の予約要求に応じて、端末装置5a、5b…との通信を行うことにより、端末装置5a、5b…の表示部66に通信会議の予約情報入力画面を表示させる(ステップS91)。端末装置5a、5b…は、ユーザによる通信会議の予約情報の入力を受け付けて会議サーバ1へ送信し、会議サーバ1の制御部11は、端末装置5a、5b…からの予約情報を受信することにより、通信会議の予約情報の入力を受け付ける(ステップS92)。
次いで会議サーバ1の制御部11は、入力を受け付けた予約情報を調べることによって、通信会議の予約に必要な項目、即ち会議管理テーブル20cに登録すべき項目が全て入力されたか否かを判定する(ステップS93)。通信会議の予約に必要な項目が全て入力されていない場合(S93:NO)、会議サーバ1の制御部11は、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へエラー通知を送信することによって、端末装置5a、5b…の表示部66にエラー表示を行わせ(ステップS94)、ステップS91へ処理を戻して予約情報の再入力を促す。
通信会議の予約に必要な項目が全て入力された場合(S93:YES)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS92にて受け付けた通信会議の予約情報と、会議管理テーブル20bに登録された通信会議の情報とを比較して、開催時間の一部又は全部が重複する通信会議の参加予定ユーザを検索することで、参加予定ユーザの重複確認を行う(ステップS95)。この結果から、制御部11は、参加予定ユーザが重複しているか否かを判定する(ステップS96)。
参加予定ユーザが重複する場合(S96:YES)、会議サーバ1の制御部11は、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へエラー通知を送信することによって、端末装置5a、5b…の表示部66に参加予定ユーザが重複している旨を知らせるエラー表示を行わせ(ステップS97)、ステップS91へ処理を戻して予約情報の再入力を促す。
参加予定ユーザが重複していない場合(S96:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS92にて受け付けた通信会議の予約情報を会議管理テーブル20bに登録することによって、会議予約を登録する(ステップS98)。次いで、会議サーバ1の制御部11は、予約情報の入力が行われた端末装置5a、5b…へ登録完了通知を送信することによって、端末装置5a、5b…の表示部66に登録完了の表示を行い(ステップS99)、ステップS98にて登録した通信会議に参加予定の全てのユーザに対して、通信会議の開催案内を配信し(ステップS100)、処理を終了する。
このように、会議サーバ1は参加予定ユーザが重複した通信会議の開催予約を禁止する構成であってもよい。これにより、開催時間が重複する複数の通信会議に同一のユーザが参加予定となる矛盾の発生を防止することができ、各ユーザが参加する通信会議を選択する負担を軽減することができる。
また、参加予定ユーザが重複する場合に、このユーザを常に”未確定”に分類して通信会議の開催予約を受け付ける構成としてもよく、又は、このユーザを常に”欠席”に分類して通信会議の開催予約を受け付ける構成としてもよい。
更には、参加予定ユーザが重複する通信会議の開催予約を受け付けた際に会議サーバ1が行う処理を、例えば通信会議システムの管理者などが選択的に設定することができる構成としてもよい。この場合、例えば下記の4つの処理から選択する構成とすることができる。
(1)通信会議の開催予約を行うユーザに、重複する参加予定ユーザの対処を選択させる(図7及び図8参照)。
(2)参加予定ユーザが重複する場合には、通信会議の開催予約を受け付けない(図20参照)。
(3)重複する参加予定ユーザを常に”未確定”に分類。
(4)重複する参加予定ユーザを常に”欠席”に分類。
(変形例3)
上述の通信会議システムにおいては、通信会議にユーザが遅れて参加した場合に、この通信会議の開催者のユーザへ通知を行うのみの構成としたが、これに限るものではない。例えば、以下の変形例3に示すように、開催予定時刻に遅れたユーザの通信会議への参加の可否を、開催者のユーザが決定することができる構成としてもよい。
図21は、変形例3に係る通信会議システムの会議サーバ1が行う会議参加処理の手順を示すフローチャートである。会議サーバ1の制御部11は、会議管理テーブル20bに登録された開催予定時刻と現在時刻とを比較することにより、ユーザを参加させる通信会議の開催予定時刻を経過したか否かを判定し(ステップS111)、通信会議の開催予定時刻を経過した場合(S111:YES)、この通信会議の開催者として会議管理テーブル20bに登録されたユーザへ通知を行う(ステップS112)。
会議サーバ1からの通知を受信した開催者の端末装置5a、5b…は、開催予定時刻に遅れたユーザの通信会議への参加を許可するか否かの判断を、入力部63により開催者のユーザから受け付け、受け付けた参加可否を応答として会議サーバ1へ送信する。会議サーバ1の制御部11は、通信処理部15にて開催者が使用する端末装置5a、5b…からの応答を受信し(ステップS113)、受信した応答が通信会議への参加許可であるか否かを判定する(ステップS114)。
応答が参加許可でない場合(S114:NO)、会議サーバ1の制御部11は、開催予定時刻に遅れたユーザが使用する端末装置5a、5b…へ参加不許可通知を送信し(ステップS117)、処理を終了する。参加不許可通知を受信した端末装置5a、5b…は、通信会議への参加が拒否された旨を通知するメッセージを表示部66に表示することができる。
ステップS111にて開催予定時刻を経過していない場合(S111:NO)、又は、ステップS114にて応答が参加許可の場合(S114:YES)、会議サーバ1の制御部11は、通信会議に参加させるユーザが使用する端末装置5a、5b…を通信会議のグループに加えて(ステップS115)、このグループ内の他の端末装置5a、5b…との間での画像データ、音声データ及びドキュメントデータ等の中継を開始し(ステップS116)、処理を終了する。これによりユーザは通信会議に参加することができる。
このように、会議サーバ1が通信会議の開催予定時刻を経過して途中参加しようとするユーザを開催者へ通知し、このユーザの通信会議への参加可否を開催者に決定させる構成とすることによって、会議の進行に支障をきたすなどの虞がある場合に、開催者の判断でユーザの途中参加を拒否することができる。なお変形例3においては、開催者がユーザの途中参加の可否を決定する構成としたが、これに限るものではなく、例えばその他の通信会議参加ユーザが途中参加の可否を決定することができる構成としてもよく、また例えば通信会議の開始から所定時間経過後にはユーザの途中参加を認めない構成とし、この所定時間を開催者が通信会議の開催予約の際に設定する構成としてもよい。
(実施の形態2)
通信会議の開催者は開催予約を行う際に開催予定時刻及び終了予定時刻を登録するが、通信会議が予定された時刻に終了するとは限らない。例えばユーザが第1の通信会議に参加し、その終了後に第2の通信会議に参加する予定の場合に、第1の通信会議が終了予定時刻を過ぎても終わらずに、第2の通信会議の開催予定時刻に達する虞がある。実施の形態2に係る通信会議システムは、このような場合に、第1の通信会議に参加中のユーザへ第2の通信会議の開催を通知し、いずれの通信会議に参加するかの選択をユーザから受け付けて、選択された通信会議へこのユーザを自動的に参加させる機能を有している。
また、通信会議システムにログイン中のユーザが、通信会議の開催予約などの重要な作業を行っている際に、このユーザが参加予定の通信会議の開催予定時刻に達する虞がある。実施の形態2に係る通信会議システムは、このような場合に、重要な作業を行っているユーザへ通信会議の開催を通知し、この通信会議に参加するか否かの応答をユーザから受け付けて、参加の応答に応じてこのユーザを通信会議へ自動的に参加させる機能を有している。
図22は、実施の形態2に係る通信会議システムの会議サーバ1が行う通信会議開催処理の手順を示すフローチャートである。まず、会議管理テーブル20bに登録された通信会議の開催準備時刻に達した場合、会議サーバ1の制御部11は、当該通信会議に参加予定の一のユーザを会議管理テーブル20bから選択し(ステップS121)、選択した参加予定ユーザが通信会議システムにログイン済みであるか否かを判定する(ステップS122)。選択した参加予定ユーザがログイン済みでない場合(S122:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS129へ処理を進める。
選択した参加予定ユーザが通信会議システムにログイン済みの場合(S122:YES)、会議サーバ1の制御部11は、この参加予定ユーザが開催中の他の通信会議に参加中であるか否かを判定する(ステップS123)。ログイン済みの参加予定ユーザが他の通信会議に参加中でない場合(S123:NO)、会議サーバ1の制御部11は、この参加予定ユーザが通信会議の開催予約などの重要処理を行っているか否かを更に判定する(ステップS124)。参加予定ユーザが他の通信会議に参加中の場合(S123:YES)、又は、参加予定ユーザが重要作業を行っている場合(S124:YES)、会議サーバ1の制御部11は、このユーザが使用する端末装置5a、5b…へ通信会議の開催を通知する(ステップS125)。
会議サーバ1からの通知を受信した端末装置5a、5b…は、ユーザに通信会議の開催を知らせる会議開催通知画面を表示部66に表示する。図24は、会議開催通知画面の一例を示す模式図である。会議開催通知画面には、開催される通信会議の会議名及び開催日時(開催予定時間)等の情報が表示されると共に、この通信会議に参加するか否かの判断をユーザから受け付ける手段が設けられている。詳しくは、会議開催通知画面には、”今すぐ参加する”、”後で参加する”及び”欠席する”の3つのボタンが設けられており、ユーザは端末装置5a、5b…の入力部63を操作していずれか1つのボタンを選択することができる。端末装置5a、5b…は、ユーザによる入力操作を受け付けていずれのボタンが選択されたかを判定し、この判定結果を基に”今すぐ参加する”、”後で参加する”又は”欠席する”のいずれかを応答として会議サーバ1へ送信する。
ステップS124にて参加予定ユーザが重要作業を行っていない場合(S124:NO)、会議サーバ1の制御部11は、この参加予定ユーザが会議管理テーブル20bにおいて”参加”に分類されているか否かを更に判定する(ステップS126)。参加予定ユーザが”参加”に分類されている場合(S126:YES)、会議サーバ1の制御部11は、このユーザを通信会議に参加させるべく、会議参加処理を行う(ステップS127)。
参加予定ユーザが”参加”に分類されていない場合(S126:NO)、即ち”仮参加”、”未確定”又は”欠席”に分類されている場合、会議サーバ1の制御部11は、このユーザが使用している端末装置5a、5b…へ通知を行うことにより、通信会議に参加するか否かの問い合わせを行う(ステップS128)。なお、会議サーバ1から通信会議に参加するか否かの問い合わせが与えられた端末装置5a、5b…は、問い合わせ画面を表示してユーザからの応答を受け付け、受け付けた応答内容を会議サーバ1へ送信する。会議サーバ1は、端末装置5a、5b…からの応答を受信して、応答内容に応じた処理(図14参照)を行うことができる。
ステップS127にて会議参加処理を終了した後、ステップS128にて通信会議に対する参加可否の問い合わせを行った後、又は、ステップS125にて通信会議の開催通知を行った後、会議サーバ1の制御部11は、会議管理テーブル20bに登録された当該通信会議の参加予定ユーザの全てについて、ステップS121〜S128の処理を終了したか否かを判定する(ステップS129)。全ての参加予定ユーザの処理を終了していない場合(S129:NO)、会議サーバ1の制御部11は、ステップS121へ処理を戻し、会議管理テーブル20bから別の参加予定ユーザを選択して上述の処理を繰り返し行う。全ての参加予定ユーザの処理を終了した場合(S129:YES)、会議サーバ1の制御部11は、通信会議開催処理を終了する。
図23は、通信会議の開催通知に対する応答の受信処理の手順を示すフローチャートであり、図22に示したフローチャートのステップS125にて行った通信会議の開催通知に対する応答の受信処理である。なお、会議サーバ1は、通信会議システムにログイン中のユーザに係る情報、例えば参加中の会議、実行中の重要作業及び参加待ちの会議等の情報を記憶したユーザ管理情報を有しており、このユーザ管理情報は会議サーバ1のハードディスク20などに記憶されている。図示の処理においては、このユーザ管理情報を利用する。
通信会議の開催通知に対する応答を受信した会議サーバ1の制御部11は、受信した応答が"今すぐ参加"であるか否かを判定する(ステップS131)。応答が"今すぐ参加"の場合(S131:YES)、会議サーバ1の制御部11は、このユーザを通信会議に参加させるべく、会議参加処理を行い(ステップS133)、処理を終了する。
受信した応答が"今すぐ参加"でない場合(S131:NO)、会議サーバ1の制御部11は、応答が"後で参加する"であるか否かを更に判定する(ステップS132)。応答が"後で参加する"の場合(S132:YES)、会議サーバ1の制御部11は、この通信会議を、このユーザの後で参加する予定の通信会議としてユーザ管理情報に登録し(ステップS134)、処理を終了する。
応答が"後で参加する"でない場合(S132:NO)、即ち応答が"欠席する"の場合、会議サーバ1の制御部11は、会議管理テーブル20bにおいてこのユーザを"欠席"に分類し(ステップS135)、処理を終了する。
その後、会議サーバ1は、ユーザ管理情報に基づいて、”後で参加する”を選択したユーザの動向を監視し、先の通信会議が終了した場合又は重要作業を終了した場合等に、このユーザを自動的に通信会議に参加させる。また、先の通信会議が終了する前又は重要作業が終了する前に通信会議の開催予定時刻に達した場合、会議サーバ1はこの通信会議について”後で参加する”を選択したユーザを、ユーザ管理情報を基に検索し、各ユーザへ通信会議の開催予定時刻に達した旨を通知してもよい。
以上の構成の実施の形態2に係る通信会議システムは、先の会議に参加中のユーザ又は重要作業中のユーザに対して、会議サーバ1が、通信会議の開催準備時刻に達した場合に通知を行い、この通信会議へ参加するか否かの応答をユーザから受け付ける構成とすることにより、先の会議の終了後又は重要作業の終了後にこのユーザを自動的に通信会議へ参加させることができる。これによりユーザは、先の会議に参加中又は重要作業中であっても、自らが参加する予定の通信会議の開催を知ることができ、ユーザは特別な手続き及び操作等を必要とすることなく通信会議に参加することができる。
なお、実施の形態2に係る通信会議システムのその他の構成は、実施の形態1に係る通信会議システムの構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
1 会議サーバ(会議中継装置)
3 ネットワーク
5a、5b… 端末装置(通信装置)
11 制御部(認証手段、判定手段、会議参加処理手段、通知手段、参加可否判定手段、会議予約受付手段、重複判定手段、選択受付手段、応答受付手段)
13 画像処理部
14 音声処理部
18 入力処理部
19 表示処理部
20 ハードディスク
20a 会議管理プログラム(コンピュータプログラム)
20b 会議管理テーブル(会議予定記憶手段)
20c 認証情報
51 制御部
52 カメラ
53 マイク
57 スピーカ
60 通信処理部
63 入力部
64 入力処理部
65 表示処理部
66 表示部
101 共有資料
105a、105b… 端末情報
151 背景レイヤ
155 書込レイヤ
161 ウインドウ(表示手段)
162 ウインドウ(通知手段)

Claims (14)

  1. 複数の通信装置と、通信装置群の内でのデータ通信を中継して、該通信装置群による通信会議を行う会議中継装置とを備え、該会議中継装置が複数の通信装置群による複数の通信会議に係る処理を行う通信会議システムであって、
    前記会議中継装置は、
    開催予定の通信会議及び該通信会議に参加予定のユーザに係る情報を対応付けて記憶する会議予定記憶手段と、
    前記通信装置を介したユーザのシステムへのログインに係る認証処理を行う認証手段と、
    該認証手段によりユーザのログインが許可された場合に、該ユーザが参加予定の通信会議が前記会議予定記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により前記通信会議が記憶されていると判定された場合に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に係る通信装置群に含めて、前記通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行う会議参加処理手段と
    を有すること
    を特徴とする通信会議システム。
  2. 前記会議中継装置の会議予定記憶手段は、通信会議に対応付けて、該通信会議の開催予定時刻を記憶するようにしてあり、
    前記会議中継装置は、一のユーザが認証処理に使用した通信装置が、開催予定時刻を過ぎて通信会議に参加した場合に、該通信会議に参加している他のユーザ認証処理に使用した通信装置へ、通知を行う通知手段を更に有すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信会議システム。
  3. 前記会議中継装置の会議予定記憶手段は、通信会議に対応付けて、該通信会議の開催者のユーザに係る情報を記憶するようにしてあり、
    前記会議中継装置の通知手段は、前記開催者のユーザが認証処理に使用した通信装置へ通知を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項2に記載の通信会議システム。
  4. 前記会議中継装置は、通信会議の開催予定時刻を過ぎた後に、前記通信会議への参加を許可するか否かを判定する参加可否判定手段を有し、
    前記会議中継装置の会議参加処理手段は、前記参加可否判定手段が前記通信会議への参加を許可すると判定した場合に、前記通信会議に参加させる処理を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の通信会議システム。
  5. 前記会議中継装置は、
    通信会議の開催予約を受け付ける会議予約受付手段と、
    該会議予約受付手段が一の通信会議の開催予約を受け付ける際に、該一の通信会議と開催時間の一部又は全部が重複する他の通信会議とに参加予定の同一ユーザが存在するか否かを判定する重複判定手段と
    を有し、
    前記会議予約受付手段は、他の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在すると前記重複判定手段が判定した場合に、前記一の通信会議の開催予約を受け付けないようにしてあり、
    前記会議予定記憶手段は、前記会議予定受付手段が受け付けた通信会議に係る情報を記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の通信会議システム。
  6. 前記会議中継装置は、
    通信会議の開催予約を受け付ける会議予約受付手段と、
    該会議予約受付手段が一の通信会議の開催予約を受け付ける際に、該一の通信会議と開催時間の一部又は全部が重複する他の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在するか否かを判定する重複判定手段と、
    複数の通信会議に参加予定の同一ユーザが存在すると前記重複判定手段が判定した場合に、前記ユーザによる参加会議の選択を受け付ける選択受付手段と
    を更に有し、
    前記会議予定記憶手段は、前記会議予定受付手段が受け付けた通信会議に係る情報を記憶するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の通信会議システム。
  7. 前記会議中継装置は、前記会議予約受付手段が通信会議の開催予約を受け付けた場合に、受け付けた通信会議に参加予定の各ユーザへ通知を行う通知手段を更に有すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の通信会議システム。
  8. 前記会議中継装置は、前記通知手段による通知に応じて、各ユーザから参加可否の応答を受け付ける応答受付手段を更に有すること
    を特徴とする請求項7に記載の通信会議システム。
  9. 前記会議中継装置の会議参加処理手段は、前記会議予定記憶手段が記憶した通信会議について予め定められた召集時刻に達した場合に、参加予定のユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の通信会議システム。
  10. 前記会議中継装置は、
    一の通信会議に参加中のユーザが他の通信会議に参加予定であり、該他の通信会議に係る所定時刻に達した場合に前記ユーザが認証処理に使用した通信装置へ通知を行う通知手段と、
    該通知手段による通知に応じて、前記ユーザから前記他の通信会議への参加可否の応答を受け付ける応答受付手段と
    を更に有すること
    を特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1つに記載の通信会議システム。
  11. 前記会議中継装置の会議参加処理手段は、前記一の通信会議の終了後に前記他の通信会議に参加する旨の応答を前記応答受付手段が受け付けた場合に、前記一の通信会議の終了後に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記他の通信会議に参加させる処理を行うようにしてあること
    を特徴とする請求項10に記載の通信会議システム。
  12. 前記通信装置は、
    該通信装置を含む通信装置群にて開催中の通信会議に参加予定のユーザを、該通信会議に参加中であるか否かを示して一覧表示する表示手段と、
    参加予定のユーザが前記通信会議に参加した場合に通知を行う通知手段と
    を更に有すること
    を特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1つに記載の通信会議システム。
  13. 通信装置群の内でのデータ通信を中継して、該通信装置群による通信会議を行う会議中継装置であって、
    開催予定の通信会議及び該通信会議に参加予定のユーザに係る情報を対応付けて記憶する会議予定記憶手段と、
    前記通信装置を介したユーザのシステムへのログインに係る認証処理を行う認証手段と、
    該認証手段によりユーザのログインが許可された場合に、該ユーザが参加予定の通信会議が前記会議予定記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により前記通信会議が記憶されていると判定された場合に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に係る通信装置群に含めて、前記通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行う会議参加処理手段と
    を備えること
    を特徴とする会議中継装置。
  14. コンピュータに、通信装置群内でのデータ通信を中継させて、該通信装置群による通信会議を行わせるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、開催予定の通信会議及び該通信会議に参加予定のユーザに係る情報を対応付けて記憶させるステップと、
    コンピュータに、前記通信装置を介したユーザのシステムへのログインに係る認証処理を行わせるステップと、
    コンピュータに、ユーザのログインが許可された場合に、該ユーザが参加予定の通信会議が前記会議予定記憶手段に記憶されているか否かを判定させるステップと、
    コンピュータに、前記通信会議が記憶されていると判定された場合に、前記ユーザが認証処理に使用した通信装置を前記通信会議に係る通信装置群に含めて、前記通信装置を前記通信会議に参加させる処理を行わせるステップと
    を含むこと
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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