JP2010004096A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カール原稿などのような原稿であっても、原稿の読取位置よりも下流側に掃き出された異物をその原稿に対して良好に付着させ、読取ガラスの周辺から異物を良好に除去できるようにする。
【解決手段】読取ガラス21の表面にある異物を読取位置20よりも原稿搬送路の下流側に掃き出して清掃する清掃ブラシ43と、清掃動作中に清掃ブラシ43に付着した異物を清掃ブラシ43から掻き取り、その異物を読取位置20よりも原稿搬送路の下流側に堆積させる異物掻取部材50と、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60とを備える構成である。原稿押さえ手段60が搬送中の原稿9を押さえることにより、読取位置20よりも下流側に掃き出された異物Gを、その原稿9に付着させ、原稿搬送路のさらに下流側に搬送させる。
【選択図】図9
【解決手段】読取ガラス21の表面にある異物を読取位置20よりも原稿搬送路の下流側に掃き出して清掃する清掃ブラシ43と、清掃動作中に清掃ブラシ43に付着した異物を清掃ブラシ43から掻き取り、その異物を読取位置20よりも原稿搬送路の下流側に堆積させる異物掻取部材50と、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60とを備える構成である。原稿押さえ手段60が搬送中の原稿9を押さえることにより、読取位置20よりも下流側に掃き出された異物Gを、その原稿9に付着させ、原稿搬送路のさらに下流側に搬送させる。
【選択図】図9
Description
本発明は、画像読取装置に関し、特に、原稿を1枚ずつ読取ガラス面上に搬送し、その原稿が読取ガラス面上の読取位置を通過する際に画像読取を行うようにした画像読取装置に関する。
従来、いわゆるシートスルータイプの自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置が公知である。この種の装置は、自動原稿搬送装置が原稿を1枚ずつ読取ガラス面上に搬送し、その原稿が読取ガラス面上の所定の読取位置を通過する際に、画像読取部が原稿の画像を読み取るように構成されている。
このような画像読取装置では、読取ガラスの表面に紙粉などの異物が付着していると、読み取った画像にその異物が筋状のノイズとなって現れる。そのため、従来から読取ガラスの表面にある異物の影響を除去するために、種々の方法が提案されている。そのなかには、例えば読取ガラス面の上にブラシなどを備えた清掃部材を配置し、その清掃部材を駆動してガラス表面を清掃することによって読取ガラスの表面から異物を除去する方法がある(例えば、特許文献1,2)。
ところで、読取ガラスの表面を清掃ブラシで清掃する場合、清掃ブラシの動作方向は、通常、読取ガラス面上を搬送される原稿の搬送方向と同じ方向に設定され、読取ガラスの表面にある異物を原稿の読取位置よりも下流側に掃き出すように構成されている。そして原稿の読取位置よりも下流側に掃き出された異物は、次の原稿が搬送されてくると、その原稿に付着してさらに下流側に搬送される。このとき、異物は、次の原稿の後端部のエッジに引っ掛かって付着した状態となることが多いため、原稿の後端部が読取ガラスとほぼ接触する状態であれば、異物が良好に除去される。
しかしながら、自動原稿搬送装置にセットされる原稿には、後端部がカールした状態の原稿(カール原稿)もある。このようなカール原稿は、読取ガラス面上を通過する際も後端部がカールした状態のまま搬送される。そのため、清掃ブラシで原稿の読取位置よりも下流側に掃き出された異物は、カール原稿の後端部のエッジには引っ掛からず、その位置に留まることになる。そして原稿搬送が繰り返されると、新たに発生する紙粉などの異物もそこに蓄積されることとなり、原稿搬送に伴う振動や風などが影響すると、掃き出されて蓄積された異物が舞い上がり、原稿の読取位置に再付着する可能性もある。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決することを目的としてなされたものであり、カール原稿などのように原稿の状態が通常の状態と異なる場合であっても、原稿の読取位置よりも下流側に掃き出された異物をその原稿に対して良好に付着させ、読取ガラスの周辺から異物を良好に除去することができる画像読取装置を提供する。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、原稿を1枚ずつ読取ガラス面上に搬送し、当該原稿が前記読取ガラス面上の読取位置を通過する際に画像読取を行うようにした画像読取装置であって、原稿搬送路を挟んで前記読取ガラスに対向して配置され、所定の回転方向に動作することで前記読取ガラスと接触し、前記読取ガラスの表面にある異物を前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側に掃き出して清掃する清掃ブラシと、前記清掃ブラシの前記回転方向の下流側に設けられ、清掃動作中に前記清掃ブラシに付着した異物を前記清掃ブラシから掻き取り、前記清掃ブラシから掻き取った異物を前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側に堆積させる異物掻取手段と、前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側において前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえる原稿押さえ手段と、を備え、前記原稿押さえ手段が、前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえることにより、前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側に掃き出されて堆積した異物を、当該原稿に付着させ、前記原稿搬送路のさらに下流側に搬送させることを特徴としている。
かかる構成により、カール原稿などのような原稿であっても、原稿押さえ手段が読取位置よりも下流側で原稿を押さえることにより、原稿の読取位置よりも下流側に掃き出された異物をその原稿に対して良好に付着させることができる。
また請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記清掃ブラシの先端を前記原稿押さえ手段として利用することを特徴としている。
また請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記清掃ブラシの回転動作を制御する制御手段と、前記清掃ブラシの回転位置を検出する位置検出手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記位置検出手段によって前記清掃ブラシの回転位置が所定位置であることが検出された場合、前記清掃ブラシの前記回転方向への回転動作を停止させ、更に前記清掃ブラシを前記回転方向とは逆方向に所定量回転させることによって、前記清掃ブラシの先端で前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえることを特徴としている。
また請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の画像読取装置において、前記所定位置が、前記清掃ブラシが前記異物掻取手段による異物掻取位置を通過した位置であることを特徴としている。
また請求項5にかかる発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記清掃ブラシの回転動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記清掃ブラシを前記回転方向に複数回回転させ、1回目の回転時には、前記清掃ブラシを前記読取ガラスに接触させて前記読取ガラスの表面にある異物の清掃動作を行わせると共に、2回目以降の回転時には、前記清掃ブラシの先端を前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側で停止させることによって前記清掃ブラシの先端が前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえた状態とすることを特徴としている。
また請求項6にかかる発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記異物掻取手段は、前記読取位置よりも下流側の前記原稿搬送路に向かって進退可能に構成されており、前記原稿搬送路を原稿が通過中に、前記異物掻取手段を前記原稿搬送路に進入させることにより、前記異物掻取手段を前記原稿押さえ手段として利用することを特徴としている。
また請求項7にかかる発明は、請求項1又は6に記載の画像読取装置において、前記清掃ブラシの回転動作を制御する制御手段と、前記清掃ブラシの回転位置を検出する位置検出手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記位置検出手段によって前記清掃ブラシが前記異物掻取手段による異物掻取位置を通過したことが検出された場合、前記清掃ブラシの前記回転方向への回転動作を停止させ、更に前記清掃ブラシを前記回転方向とは逆方向に所定量回転させることによって、前記清掃ブラシの先端が前記異物掻取手段を押さえて前記異物掻取手段を前記原稿搬送路に進入させ、前記異物掻取手段が前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえた状態とすることを特徴としている。
本発明にかかる画像読取装置よれば、原稿の読取位置よりも原稿搬送路の下流側において原稿搬送路を通過中の原稿を押さえる原稿押さえ手段が設けられ、その原稿押さえ手段が、原稿搬送路を通過中の原稿を押さえることにより、読取位置よりも原稿搬送路の下流側に掃き出されて堆積した異物を、その原稿に付着させ、原稿搬送路のさらに下流側に搬送させるため、カール原稿などのように原稿の状態が通常の状態と異なる場合であっても、原稿の読取位置よりも下流側に掃き出された異物をその原稿に対して良好に付着させ、読取ガラスの周辺から異物を良好に除去することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する幾つかの実施形態において互いに共通する部材については同一符号を付しており、それらについて繰り返しとなる説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、画像読取機能を備えた画像処理装置1の外観構成の一例を示す斜視図である。この画像処理装置1は、いわゆる複合機やMFPなどと称される装置であり、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能など、複数の機能を備えている。画像処理装置1は、LANなどのネットワークに接続可能であり、また電話回線などの通信網にも接続可能である。そして原稿から読み取った画像データをネットワーク経由で他のコンピュータに出力したり、或いはネットワーク経由で他のコンピュータから画像データを入力し、その画像データに基づいてプリント出力を行ったりすることができるようになっている。また通信網を介してFAXデータの送受信も行うことができる構成となっている。
この画像処理装置1は、装置本体1aの上部にスキャナ部2と自動原稿搬送装置(いわゆるADF)3から成る画像読取装置4を備えている。画像読取装置4は、自動原稿搬送装置3とスキャナ部2とを同期して動作させることにより、自動原稿搬送装置3にセットされた原稿から1枚ずつ画像を読み取って画像データを出力するように構成されている。より具体的には、自動原稿搬送装置3は、原稿を1枚ずつスキャナ部2に向けて搬送するように構成されており、スキャナ部2はその原稿が所定の読取位置を通過中に画像読み取り行って画像データを生成するように構成されている。
画像処理装置1の装置本体1aの下部内部には給紙部6が設けられており、さらにその上部には画像形成部5が設けられている。給紙部6は画像形成媒体となる用紙を収容し、画像形成部5に対してその用紙を1枚ずつ供給する。画像形成部5は、入力する画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段であり、入力する画像データに基づいて給紙部6から供給される用紙に対して画像形成を行い、プリント出力を行うように構成されている。例えばコピー機能の場合には、画像形成部5が画像読取装置4から入力する画像データに基づいて画像形成を行うことにより、画像処理装置1は、読み取った原稿のコピー出力を行う。
画像処理装置1の装置本体1aの正面側(前面側)には、ユーザが操作可能な操作パネル10が設けられている。ユーザはこの操作パネル10に表示される案内画面などを見ながらキー操作を行うことにより、画像処理装置1の複数の機能のうちから使用する機能を選択し、その選択した機能に関する各種の設定操作を行うと共に、画像処理装置1に対してジョブの実行を指示することができるようになっている。
図2は、画像読取装置4の全体的な内部構成を示す概略図である。自動原稿搬送装置3は、原稿9を積載する給紙トレイ31を備えており、この給紙トレイ31にセットされた原稿9を装置内部に設けられた搬送機構が1枚ずつ取り出して搬送するように構成されている。自動原稿搬送装置3は原稿を1枚ずつ搬送する搬送機構として、ピックアップローラ32と、複数の搬送ローラ33,36とを備えている。ピックアップローラ32は、給紙トレイ31に積載された原稿9のうち最上面の原稿のみを取り出し、搬送ローラ33に供給する。
搬送ローラ33はピックアップローラ32によって給紙される原稿を第1の搬送路34に沿って搬送し、スキャナ部2の読取ガラス21に対応して設けられた原稿読取部35に搬送する。原稿読取部35に搬送された原稿は、読取ガラス21の上面に規定される原稿搬送路を搬送され、読取ガラス21における所定の読取位置を通過する際にスキャナ部2によってその画像が読み取られる。そして原稿読取部35を通過した原稿は搬送ローラ36によって第2の搬送路37を搬送され、排出口38を介して原稿排出部39に排出される。尚、自動原稿搬送装置3には、上述した搬送路34、37の他、両面原稿の場合に原稿を反転させるための搬送路が別途設けられるが、それについては図示を省略している。
また図2に示すように、原稿読取部35よりも上流側の第1の搬送路34には、ピックアップローラ32によって給紙された原稿を検知するための第1の通紙センサ17と、第1の通紙センサ17よりもさらに下流側の所定位置に設けられ、第1の搬送路34を搬送される原稿をその所定位置で検知するための第2の通紙センサ18とが配置されている。これら第1及び第2の通紙センサ17,18により、後述するガラス面清掃機構40の動作が制御される。尚、本実施形態では、第2の通紙センサ18は、原稿読取部35の近傍に設けられている。
スキャナ部2は、その上面に、原稿の画像を読み取るために設けられた透明の読取ガラス21を備えている。そしてスキャナ部2の内部には、この読取ガラス21を介して画像を読み取るための画像読取手段が設けられている。具体的に説明すると、スキャナ部2の内部には、所定の読取位置を通過する原稿を露光するための露光装置22が設けられており、この露光装置22によって露光された原稿からの反射光は、読取ガラス21を介してスキャナ部2の内部に導かれ、複数のミラー23及びレンズ24を通ってCCDなどの画像読取部25に結像される。ここで露光装置22と複数のミラー23は、読取位置に対応して設けられる読取ヘッド29に組み付けられてユニット化されている。画像読取部25は、読取ガラス21及び読取ヘッド29を介して入射するR,G,Bの各色成分の光量に応じた濃度レベルを検出して画像信号を生成するように構成されており、その画像信号を画像処理部26に出力する。そして画像処理部26は、画像読取部25から入力する画像信号をA/D変換すると共に、各種の画像処理を施して画像データを生成する。
そして本実施形態では、自動原稿搬送装置3の原稿読取部35において、原稿搬送路を挟んで読取ガラス21に対向するようにガラス面清掃機構40が設けられている。このガラス面清掃機構40は、読取ガラス21の上面を原稿が搬送されていない状態で清掃動作を行い、読取ガラス21の上面に付着する紙粉などの異物を除去するように構成されている。例えば、自動原稿搬送装置3において複数枚の原稿9の連続搬送が行われる場合、ガラス面清掃機構40は、先行する原稿が画像読取部35を通過してから、その次の原稿が画像読取部35に搬送されてくるまでの間の原稿間隔で、清掃動作を行うように構成されている。
図3は、ガラス面清掃機構40が設けられた部分の構成を示す拡大図である。自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿は読取ガラス21の上面を搬送方向Fに沿って搬送され、その原稿が読取位置20の直上を通過する際、スキャナ部2で画像の読み取りが行われる。図例の場合、ガラス面清掃機構40は、読取ガラス21における読取位置20に対応してその上方に設けられている。
ガラス面清掃機構40は、モータM1によって動作する清掃部材41を備えている。この清掃部材41は、回転軸42aに対して正逆双方向に回転可能に支持された略円柱状のローラ部材42を有しており、そのローラ部材42の周方向の一部が略平坦なブラシ保持面となっており、このブラシ保持面に多数のブラシ毛が植設されることにより清掃ブラシ43が構成されている。またローラ部材42において清掃ブラシ43が植設されていない部分の周面は、白色のローラ面となっている。また清掃ブラシ43の長さは、清掃部材41が回転したとき、読取ガラス21の上面を清掃可能な長さである。尚、図例では清掃ブラシ43をローラ部材42に直接植設した構成を示しているが、清掃ブラシ43とローラ部材42とを着脱可能にして、清掃ブラシ43のみを交換可能としても良い。
このような清掃部材41は、例えば図3に示すように清掃ブラシ43を上に向けた状態を初期位置(ホームポジション)としている。そして読取ガラス21の上面を清掃可能なタイミングで、清掃部材41はモータM1によって駆動され、正転方向である回転方向R1に回転する。これにより、清掃ブラシ43も回転方向R1に回転し、清掃動作を開始する。この清掃動作では、清掃ブラシ43が読取ガラス21の上面に接触した状態となって回転方向R1に回転することにより、読取ガラスの21の上面にある紙粉などの異物を掃き取り、読取位置20から異物を除去する。ここで清掃部材41の回転方向R1は、清掃ブラシ43による清掃方向が原稿の搬送方向Fと同じ方向になるように設定されている。そのため、清掃部材41は、読取ガラス21の上面にある異物を搬送方向Fの下流側に向けて掃き出すようになっている。
そして読取ガラス21の読取位置20から除去される異物は、一部が原稿の読取位置20の下流側に掃き出され、他の一部が清掃ブラシ43に付着する。清掃ブラシ43に付着した異物をそのままの状態にしておくと、次回の清掃時に、清掃ブラシ43に付着していた異物が再び読取ガラス21に付着する可能性がある。そのため、上記のような清掃動作によって清掃ブラシ43に付着した異物は、清掃ブラシ43から取り除いておく必要がある。そこで本実施形態では、清掃ブラシ43に付着した異物を取り除くため、清掃部材41の回転方向R1の下流側において、回転する清掃部材41の清掃ブラシ43と接触することが可能な位置に、異物掻取部材50が設けられている。
異物掻取部材50は、例えば平板状又はブレード状の部材によって構成され、その先端を清掃ブラシ43の回転軌道内に向けた状態で支持部材51により支持されている。そして回転動作中の清掃ブラシ43と接触することにより、読取ガラス21の上面を清掃した清掃ブラシ43から異物を掻き落とすことができる構成となっている。そのため、清掃部材41が回転方向R1に回転すると、まず清掃ブラシ43と読取ガラス21とが接触して読取ガラス21の清掃動作が行われ、その後、清掃ブラシ43と読取ガラス21とが離れると、その次に清掃ブラシ43と異物掻取部材50とが接触して清掃ブラシ43に付着した異物が取り除かれ、清掃ブラシ43を異物が付着していない綺麗な状態にして初期位置に戻すことができる。
また清掃部材41の近傍には、ローラ部材42の回転位置を検出する位置検出センサ45が設けられる。この位置検出センサ45は、例えばスキャナ部2による主走査方向の画像読取幅から外れた位置に設けられ、ローラ部材42の周面に付されたマーキングを検知してオン/オフすることにより、ローラ部材42が所定の回転位置に到達したことを検出する。この位置検出センサ45によれば、清掃ブラシ43の回転位置も検出されることになる。本実施形態において位置検出センサ45が検出する回転位置は、例えば清掃ブラシ43が異物掻取部材50を通過した位置に設定される。尚、図例では位置検出センサ45は清掃部材41の上方に設置されている場合を示しているが、清掃部材41の周囲近傍であればその設置位置は特に限定するものではない。
本実施形態では、自動原稿搬送装置3において搬送される原稿の先端が図3に示す第2の通紙センサ18によって検知されたタイミングで、清掃部材41による清掃動作を行うこととしている。そのため、自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿が第2の通紙センサ18によって検出されてから、その原稿が読取位置20に到達するまでの間に、清掃部材41を少なくとも1回転させることができるように構成されている。
次に画像読取装置4の制御機構について説明する。図4は、画像処理装置1における主として画像読取装置4を制御するための制御機構を示すブロック図である。画像処理装置1にはメイン制御部10が設けられており、このメイン制御部10がスキャナ部2及び自動原稿搬送装置3を統括的に制御するようになっている。例えばユーザが操作パネル7に対して原稿の読み取り開始を指示した場合、メイン制御部10は、操作パネル7から入力する読み取り開始指示に応答して、自動原稿搬送装置3のADF制御部11及びスキャナ部2のスキャナ制御部12に対して原稿の読み取り動作を開始させるコマンドを出力し、画像読取装置4における原稿の画像読み取り動作を開始させる。
ADF制御部11とスキャナ制御部12は互いに通信可能なように接続されており、メイン制御部10から原稿の読み取り開始を指示するコマンドを入力すると、原稿の搬送タイミングや画像読取タイミングなどのタイミング情報及びその他の情報を互いにやりとりしながら各部を制御することで、自動原稿搬送装置3とスキャナ部2とが同期した動作を行うようになっている。
ADF制御部11は、CPU11aとメモリ11bとを備えた構成であり、CPU11aが所定のプログラムに基づいた処理を実行することにより、自動原稿搬送装置3に設けられた各部を動作制御する制御手段として機能する。例えば、ADF制御部11は、上述したピックアップローラ32、搬送ローラ33及び搬送ローラ36などから成る搬送機構を駆動するための原稿搬送駆動部13を制御することにより、自動原稿搬送装置3における原稿の搬送動作がスキャナ部2の画像読取動作と同期するように制御する。例えば、搬送駆動部13には、ピックアップローラ32、搬送ローラ33及び搬送ローラ36などを駆動するパルスモータが設けられており、ADF制御部11は、原稿搬送駆動部13に対して励磁信号(パルス信号)を出力することにより原稿の搬送動作を制御する。またADF制御部11は、第1及び第2の通紙センサ17,18の検知信号に基づいてガラス面清掃機構40を制御し、上述した清掃ブラシ43による清掃動作を制御する。
ガラス面清掃機構40は、上述した清掃部材41を駆動するための構成として、モータ駆動部47とモータM1とを備えると共に、清掃部材41の回転位置を検出する位置検出センサ45を備えている。モータM1は位置制御が行い易いパルスモータが使用されている。モータ駆動部47は、ADF制御部11から出力される励磁信号(パルス信号)に応じてモータM1を駆動することにより、清掃部材41を回転させる。そのため、ADF制御部11は、モータ駆動部47に出力したパルス数をカウントすることにより、清掃部材41がホームポジションから回転した回転量(回転位置)を把握することができるようになっている。尚、モータM1及び清掃部材41を回転駆動する際の回転方向についても、ADF制御部11で制御可能である。また位置検出センサ45は、清掃部材41の回転位置が所定位置であるときにオンし、その信号をADF制御部11に出力する。
またスキャナ制御部12は、CPU12aとメモリ12bとを備えた構成であり、CPU12aが所定のプログラムに基づいた処理を実行することにより、スキャナ部2に設けられた各部の動作を制御する。すなわち、スキャナ制御部12は、自動原稿搬送装置3における原稿の搬送動作と同期して画像の読み取り動作を行うように、ADF制御部11とデータ通信を行いながら、露光装置22、画像読取部25及び画像処理部26の各部を制御する。
次に、上記のような制御機構によって制御されるガラス面清掃機構40の具体的な動作について説明する。図5乃至図9は、ガラス面清掃機構40による清掃動作の流れを示す図である。自動原稿搬送装置3において原稿搬送が開始された時点では、清掃部材41は図5に示すように初期位置で待機状態となっている。図例ではこの状態で読取ガラス21の上面に紙粉などの異物Gが付着している場合を示している。そして自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿9の先端9aが第2の通紙センサ18によって検知されると、ADF制御部11によってモータM1の駆動が開始され、図5に示すように清掃部材41が回転方向R1への回転動作を開始する。これにより、清掃部材41は、図6に示すように、原稿9の先端9aが読取ガラス21の読取位置20に到達する前に読取ガラス21を清掃することが可能な回転速度で回転し、清掃ブラシ43を読取ガラス21の上面と接触させて異物Gを読取位置20の下流側に掃き出していく。このとき、読取位置20の下流側に掃き出される異物Gの一部が清掃ブラシ43に付着する。
そして清掃部材41がさらに回転方向R1に回転して清掃ブラシ43が読取ガラス21から離れると、次に図7に示すように清掃ブラシ43が異物掻取部材50と接触する。このとき異物掻取部材50は、回転動作中の清掃ブラシ43と接触することにより、清掃ブラシ43に付着した異物Gを掻き取り、清掃ブラシ43から取り除く。異物掻取部材50が掻き取った異物Gは、異物掻取部材50の下方に自然落下し、原稿搬送路内の読取位置20の下流側に堆積する。
そして図8に示すように清掃部材41がさらに回転方向R1に回転して清掃ブラシ43が異物掻取部材50を通過したことが位置検出センサ45によって検出されると、ADF制御部11はモータM1の駆動を停止させる。したがって、清掃部材41は位置検出センサ45がオンした位置で停止する。一方、スキャナ部2は、原稿9の先端9aが読取位置20を通過するタイミングで画像読取を開始し、主走査方向の画像読取動作を、原稿9の搬送動作と同期させながら副走査方向に繰り返し行うことにより、読取位置20を通過する原稿9から全体の画像を読み取る。
ADF制御部11は、図8に示すように清掃部材41を停止させた状態で保持し、例えばタイマ値をセットしてタイマのカウント動作を行うことにより、画像読み取りが行われている原稿9の後端部9bが読取位置20の近傍に搬送されてくるまでその状態を保持する。このとき、セットされるタイマ値は、画像読み取りが行われている原稿9の原稿サイズと搬送速度に基づいて設定される。但し、このようにタイマ値をセットしてタイマカウントを行う場合の他、例えば第2の通紙センサ18が原稿9の後端部9bを検知するまで清掃部材41を停止させた状態で保持する構成としても良い。
そして画像読み取りが行われている原稿9の後端部9bが読取位置20の近傍に到達すると、ADF制御部11は、モータM1を逆転方向に駆動し、図9に示すように、清掃部材41を回転方向R1とは逆方向である回転方向R2に回転させる。このとき回転方向R2への回転量は一定量となるように定められており、ADF制御部11は清掃部材41が回転方向R2に一定量回転すれば、モータM1を再び停止させて清掃部材41をその位置で停止させる。このとき、図9に示すように清掃ブラシ43の先端が読取位置20の下流側で原稿9の上面を押さえた状態となり、読取ガラス21の上を搬送される原稿9が読取ガラス21の上面にほぼ接触した状態となる。そしてこの状態は、原稿9の後端部9bが清掃ブラシ43と読取ガラス21との間の隙間を通過するまで保持される。
したがって、図9に示す状態では、清掃ブラシ43の先端が読取位置20よりも下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60として機能する。清掃ブラシ43の先端が原稿9を押さえることにより、この原稿9を、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側に掃き出されて堆積した異物Gに対して良好に接触させることができる。そのため、この原稿9に異物Gを良好に付着させることができ、原稿9をさらに下流側に搬送することに伴って異物Gを読取ガラス21の上面から除去することが可能になる。特に、図9において破線で示すように原稿9がカール原稿であり、その後端9cが捲れ上がっている場合であっても、清掃ブラシ43の先端が原稿を押さえることにより、その後端9cが清掃ブラシ43と読取ガラス21との隙間を通過する際には後端9cのエッジが読取ガラス21の上面にほぼ接触した状態となって通過するので、そのエッジに対して異物Gを良好に引っ掛けて付着させることができるようになる。それ故、清掃ブラシ34による清掃動作によって読取位置20の下流側に集められた異物Gは、カール原稿などのように通常の状態と異なる原稿9であったとしても、その原稿9が搬送されることに伴って、さらに下流側に除去されることになる。
そして原稿9の後端部9b,9cが清掃ブラシ43と読取ガラス21との間の隙間を通過した後、ADF制御部11によってモータM1の駆動が再び行われ、清掃部材41は図5に示す初期位置に戻る。尚、原稿9の後端部9b,9cが清掃ブラシ43と読取ガラス21との間の隙間を通過した時点で、第1の通紙センサ17によって次の原稿が検知されている場合には、所定のタイミングでモータM1を駆動することにより、図9に示す状態から直接次の清掃動作を行うようにして良い。
ここで、清掃ブラシ43の先端が原稿9を押さえる位置を読取位置20よりも下流側としている理由は、次のようなものである。すなわち、第1に、読取位置20よりも上流側で押さえると、その原稿9が異物Gを集めた読取位置20の下流側を通過する際、再び読取ガラス21の上面から浮き上がってしまい、異物Gが原稿9に対して良好に付着しなくなる可能性があること、第2に、読取位置20で原稿9を押さえると、スキャナ部2が読み取る画像に悪影響を与える可能性があること、などを考慮してそれらを防止するためである。またカール原稿の場合には、清掃動作によって集められた異物Gの近傍位置で原稿9を押さえることが好ましいためでもある。
次に、画像読取装置4において上述した清掃部材41による清掃動作を制御するための処理シーケンスについて説明する。図10及び図11は、ADF制御部11によって行われる一連の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば自動原稿搬送装置3において原稿9の搬送動作が開始されると、その搬送制御のための処理と並行して実行されるようになっている。図10に示すように、ADF制御部11は、原稿9の搬送動作が開始されると、まず、ピックアップローラ32によって給紙された原稿9の原稿サイズを識別する(ステップS10)。例えば、給紙された原稿9が第1の通紙センサ17を通過するのに要した時間などから、原稿サイズを識別することができる。そしてADF制御部11は、第2の通紙センサ18が原稿9の先端9aを検出したか否かを監視し(ステップS11)、第2の通紙センサ18が原稿9の先端9aを検出すれば、モータM1を駆動し始め、清掃部材41による清掃動作を開始させる(ステップS12)。これにより、清掃ブラシ43は初期位置から回転方向R1への回転動作を開始する。
その後、ADF制御部11は、清掃ブラシ43が一定の回転速度で回転するようにモータM1を制御すると共に、位置検出センサ45がオンしたか否かを監視する状態となる(ステップS13)。そして位置検出センサ45がオンすると、モータM1を停止させ、清掃部材41の回転動作を停止させる(ステップS14)。この状態が図8に示す状態となる。
またADF制御部11は、清掃部材41の回転を停止させたタイミングで、原稿9の搬送速度及び原稿サイズに基づき、原稿9の後端部9b,9cが読取位置20の近傍に搬送されてくるまでのタイマ値をセットし、タイマのカウント動作を開始する(ステップS15)。そしてタイマがセットされたタイマ値をカウントアップするまで待機し(ステップS16)、タイマがカウントアップすれば、モータM1を駆動して清掃部材41を回転方向R1とは逆の方向に回転させる動作を開始させる。これにより、清掃ブラシ43は回転方向R2への回転動作を開始する。
ADF制御部11は、清掃部材41の逆転動作を開始すると、モータM1を駆動するために出力したパルス数をカウントするパルスカウント動作を開始する(ステップS18)。このとき、カウント動作を終了させるためのパルスカウント値として、清掃ブラシ43を図8に示す停止状態から図9に示す原稿押さえ状態に移動させることができるパルス数がセットされる。そしてモータM1を駆動しつつカウント動作を行い、そのカウント値がセットされたパルスカウント値をカウントアップするまで待機する(ステップS19)。
そしてカウント値がカウントアップすると、ADF制御部11は、モータM1を停止させ、清掃部材41の逆転動作を停止させる(ステップS20)。この状態が図9に示す状態となり、清掃ブラシ43の先端が原稿9を上方から押さえた状態となる。そしてこの状態で原稿9の後端9b,9cが清掃ブラシ43と読取ガラス21の隙間を通過することにより、読取位置20の下流側に集められた異物Gが後端9b,9cのエッジに引っ掛かり、原稿9と共に、さらに下流側に搬送されていく。
そして図11のフローチャートに進み、ADF制御部11は、第1の通紙センサ17が次の原稿を検出したか否かを判断し(ステップS21)、次の原稿が検出されていれば、図10のフローチャートのステップS10に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。これに対し、次の原稿が検出されていなければ、自動原稿搬送装置3における原稿9の搬送動作が全て終了したものと判断し、モータM1を駆動して、清掃部材41を初期位置に移動させ、清掃部材41が初期位置に戻れば処理を終了する(ステップS22)。
以上のように本実施形態は、清掃ブラシ43を回転方向R1に回転させて読取ガラス21の上面を清掃した後、その清掃ブラシ43を所定位置で停止させ、その後、清掃ブラシ43を回転方向R1とは逆方向の回転方向R2に所定量回転させることによって、清掃ブラシ43の先端で原稿搬送路を通過中の原稿9を読取位置20よりも下流側で押さえるように構成されている。そのため、清掃ブラシ43によって読取位置20の下流側に集められた異物Gは、原稿9の後端9b,9cと良好に接触するようになり、その後端9b,9cのエッジに引っ掛かって原稿9と共に搬送され、読取ガラス21から除去されるようになっている。それ故、本実施形態の画像読取装置4では、優れた清掃性能が発揮され、原稿9を読み取った画像に筋状のノイズが発生することを良好に防止することができる。
また本実施形態では、清掃ブラシ43を回転方向R1に回転させて読取ガラス21の上面を清掃した後にその清掃ブラシ43を停止させる位置を、清掃ブラシ43が異物掻取部材50による異物掻取位置を通過した位置に設定しているため、清掃ブラシ43が清掃動作によって読取位置20の下流側に掃き出した異物Gだけでなく、その清掃動作によって清掃ブラシ43に付着した異物Gも読取位置20の下流側に堆積させた状態で原稿9に付着させることができるようになっている。そのため、清掃ブラシ43による1回の清掃動作で掃き出された全ての異物Gを、1回の原稿搬送で読取ガラス21の周辺から除去することができるようになっている。
尚、上記においては、原稿9の後端部9bが読取位置20の近傍に搬送されてきたタイミングでその原稿9を押さえるようにした構成例を示したが、より好ましくは、原稿9の後端部9bが読取位置20を通過したタイミングでその原稿9を押さえるようにした構成である。この場合、タイミング制御は難しくなるが、スキャナ部2による画像読取が終了してから原稿9を押さえるため、原稿9を押さえることによる原稿9の撓みなどがスキャナ部2の読み取り画像に影響することを抑制できるという利点がある。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。本実施形態では、異物掻取部材50を、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60として利用する形態について説明する。尚、本実施形態でも、画像処理装置1及び画像読取装置4の全体構成は、図1及び図2に示したものと同様である。
次に第2の実施の形態について説明する。本実施形態では、異物掻取部材50を、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60として利用する形態について説明する。尚、本実施形態でも、画像処理装置1及び画像読取装置4の全体構成は、図1及び図2に示したものと同様である。
図12は、本実施形態における異物掻取部材50の構成を示す図である。本実施形態において異物掻取部材50は、図中矢印R3で示す方向に回動可能であり、この回動動作によって原稿の読取位置20よりも下流側の原稿搬送路に向かって進退する。つまり、異物掻取部材50は、図12に示す異物掻取位置50aと原稿押さえ位置50bとの間で移動可能となっている。具体的に説明すると、異物掻取部材50は、その基端部が回動する軸部材52によって支持されており、この軸部材52に装着されたバネなどの付勢手段53が異物掻取部材50の下面を上向きに付勢すると共に、異物掻取部材50の上面側には付勢手段53の付勢力に抗して異物掻取部材50を異物掻取位置50aで保持する保持手段54が設けられた構成である。したがって、異物掻取部材50は、通常、図12に示す異物掻取位置50aに位置している。そして異物掻取部材50に対して付勢手段53の付勢力よりも大きな力が下向きに加わると、異物掻取部材50が軸部材52を中心に下向きに回動し、異物掻取位置50aから原稿押さえ位置50bに変位する。
本実施形態では、清掃部材41を清掃動作時の回転方向R1とは逆方向である回転方向R2に回転させることにより、清掃ブラシ43の先端で異物掻取部材50の上面を下方に押し下げるようになっており、異物掻取部材50を原稿押さえ位置50bに押し下げた状態としたとき、その異物掻取部材50が、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえるようになっている。
図13は、異物掻取部材50が原稿9の上面を押さえた状態を示す図であり、第1の実施の形態における図9に対応する図である。この状態では、異物掻取部材50の先端が読取位置20の下流側で原稿9の上面を押さえた状態となっており、読取ガラス21の上を搬送される原稿9が読取ガラス21の上面にほぼ接触した状態となる。そしてこの状態は、原稿9の後端部9b,9cが異物掻取部材50の先端と読取ガラス21との間の隙間を通過するまで保持される。
したがって、本実施形態では、異物掻取部材50の先端が読取位置20よりも下流側において原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60として機能しており、読取ガラス21の上面を搬送される原稿9を、読取位置20よりも原稿搬送路の下流側に掃き出されて堆積した異物Gに対して良好に接触させることができる。特に、図13において破線で示すように原稿9がカール原稿であり、その後端9cが捲れ上がっている場合であっても、清掃ブラシ43の先端が原稿を押さえることにより、その後端9cが清掃ブラシ43と読取ガラス21との隙間を通過する際には後端9cのエッジが読取ガラス21の上面にほぼ接触した状態となって通過するので、そのエッジに対して異物Gを良好に引っ掛けて付着させることができるようになる。それ故、清掃ブラシ34による清掃動作によって読取位置20の下流側に集められた異物Gは、カール原稿などのように通常の状態と異なる原稿9であったとしても、その原稿9が搬送されることに伴って、さらに下流側に除去されることになる。
そして原稿9の後端部9b,9cが異物掻取部材50と読取ガラス21との間の隙間を通過した後、ADF制御部11によってモータM1を駆動して、清掃部材41を回転方向R1に回転させ、清掃ブラシ43を図5に示す初期位置に戻せば、異物掻取部材50は、付勢手段53の付勢力によって異物掻取位置50aに復帰する。尚、その他の動作は第1の実施の形態で説明した動作と同様である。
このように本実施形態では、清掃ブラシ43を回転方向R1に回転させて読取ガラス21の上面を清掃した後、その清掃ブラシ43を所定位置で停止させ、その後、清掃ブラシ43を回転方向R1とは逆方向の回転方向R2に所定量回転させることによって、その清掃ブラシ43の先端が異物掻取部材50を押さえて異物掻取部材50を原稿搬送路に進入させ、その異物掻取部材50が原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえた状態とするように構成されている。そのため、清掃ブラシ43によって読取位置20の下流側に集められた異物Gは、原稿9の後端9b,9cと良好に接触するようになり、その後端9b,9cのエッジに引っ掛かって原稿9と共に搬送され、読取ガラス21から除去されるようになっている。それ故、本実施形態の画像読取装置4では、優れた清掃性能が発揮され、原稿9を読み取った画像に筋状のノイズが発生することを良好に防止することができる。
尚、上記においては、異物掻取部材50を付勢手段53により上方に向けて付勢している場合を例示したが、この他にも、例えば異物掻取部材50を可撓性のある弾性部材で構成しても良い。この場合、清掃ブラシ43が異物掻取部材50を押し下げれば、それに伴って異物掻取部材50が変形してその先端が原稿9を押さえた状態となり、清掃ブラシ43が初期位置に戻れば、異物掻取部材50が元の形状に弾性復帰して清掃ブラシ43から異物を掻き取ることが可能な状態に戻るので、上記と同様の作用効果がある。
また上記においては、清掃部材41を動作させることにより、異物掻取部材50を原稿搬送路に対して進退させる場合を例示したが、モータM1とは別に、異物掻取部材50を進退移動させる駆動手段を別途設け、清掃部材41の動作とは独立して異物掻取部材50の進退動作を制御できるように構成しても良い。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、清掃部材41が回転軸42aに対して正逆双方向に回転可能である場合を例示したが、本実施形態では清掃部材41が回転軸42aに対して清掃動作時の動作方向である正転方向(すなわち、回転方向R1)のみに回転させる場合を例示する。尚、本実施形態における画像処理装置1及び画像読取装置4の構成は第1の実施の形態で説明したものとほぼ同様であるが、本実施形態では位置検出センサ45は必要でない。そして本実施形態ではADF制御部11による処理手順が第1の実施の形態と異なっている。
次に第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、清掃部材41が回転軸42aに対して正逆双方向に回転可能である場合を例示したが、本実施形態では清掃部材41が回転軸42aに対して清掃動作時の動作方向である正転方向(すなわち、回転方向R1)のみに回転させる場合を例示する。尚、本実施形態における画像処理装置1及び画像読取装置4の構成は第1の実施の形態で説明したものとほぼ同様であるが、本実施形態では位置検出センサ45は必要でない。そして本実施形態ではADF制御部11による処理手順が第1の実施の形態と異なっている。
図14は、本実施形態においてADF制御部11によって行われる一連の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば自動原稿搬送装置3において原稿9の搬送動作が開始されると、その搬送制御のための処理と並行して実行されるようになっている。図14に示すように、ADF制御部11は、原稿9の搬送動作が開始されると、まず、ピックアップローラ32によって給紙された原稿9の原稿サイズを識別する(ステップS30)。そしてADF制御部11は、第2の通紙センサ18が原稿9の先端9aを検出したか否かを監視し(ステップS31)、第2の通紙センサ18が原稿9の先端9aを検出すれば、モータM1を駆動し始め、清掃部材41による清掃動作を開始させる(ステップS32)。これにより、清掃ブラシ43は初期位置から回転方向R1への回転動作を開始する。
そしてADF制御部11は、モータM1を駆動する際、モータM1を駆動するために出力したパルス数をカウントするためのパルスカウント動作を開始する(ステップS33)。このとき、カウント動作を終了させるためのパルスカウント値として、清掃ブラシ43を初期状態から回転方向R1に2回転させ、その2回転目の途中で、図9に示す原稿押さえ状態にて停止させることができるパルス数がセットされる。そしてモータM1を駆動しつつカウント動作を行い、そのカウント値がセットされたパルスカウント値をカウントアップするまで待機する(ステップS35)。
そのため、清掃部材41が回転方向R1に駆動されると、2回転することとなり、1回転目では清掃ブラシ43が読取ガラス21と接触して表面にある異物Gの清掃動作が行われ、2回転目では清掃ブラシ43が原稿9の上面に接触しながら移動する。
そしてカウント値がカウントアップすると、ADF制御部11は、モータM1を停止させ、清掃部材41の回転方向R1への回転動作を停止させる(ステップS36)。この状態が図9に示す状態となり、清掃ブラシ43の先端が原稿9を上方から押さえた状態となる。そしてこの状態で原稿9の後端9b,9cが清掃ブラシ43と読取ガラス21の隙間を通過することにより、1回転目の清掃動作により読取位置20の下流側に集められた異物Gが後端9b,9cのエッジに引っ掛かり、原稿9と共に、さらに下流側に搬送されていく。
そしてADF制御部11は、第1の通紙センサ17が次の原稿を検出したか否かを判断し(ステップS37)、次の原稿が検出されていれば、ステップS30に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。これに対し、次の原稿が検出されていなければ、自動原稿搬送装置3における原稿9の搬送動作が全て終了したものと判断し、モータM1を駆動して、清掃部材41を回転方向R1に回転させることにより初期位置まで移動させ、清掃部材41が初期位置に戻れば処理を終了する(ステップS38)。
尚、図14のフローチャートでは、清掃部材41を回転方向R1に2回転させる場合を例示しているが、3回転以上回転させ、原稿9の後端9b,9cが通過する際には図9に示すように清掃ブラシ43の先端が原稿9を上から押さえた状態で停止する構成としても良い。
このように本実施形態は、清掃ブラシ43を一定の回転方向R1に複数回回転させ、1回目の回転時には、清掃ブラシ43を読取ガラス21に接触させて読取ガラス21の表面にある異物Gの清掃動作を行わせると共に、2回目以降の回転時には、清掃ブラシ43の先端を読取位置20よりも下流側で停止させることによって清掃ブラシ43の先端が原稿搬送路を通過中の原稿9を押さえた状態とする。そのため、1回目の回転時に清掃ブラシ43によって読取位置20の下流側に集められた異物Gは、2回目以降の回転によって押さえられた状態となった原稿9の後端9b,9cと良好に接触するようになり、その後端9b,9cのエッジに引っ掛かって原稿9と共に搬送され、読取ガラス21から除去されるようになっている。それ故、本実施形態の画像読取装置4では、優れた清掃性能が発揮され、原稿9を読み取った画像に筋状のノイズが発生することを良好に防止することができる。
また本実施形態の場合には、清掃ブラシ43は回転方向R1のみに回転すれば良いため、清掃部材41を回転させるための駆動機構や、ADF制御部11による制御が簡単になるという利点もある。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、画像処理装置1が、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能などの複数の機能を備えた装置である場合を例示したが、必ずしもそれら複数の機能を備えている必要はない。特に上述した画像読取装置4は、コピー機能、FAX機能、スキャナ機能のうちの少なくとも1つの機能を備えた装置に対して適用可能である。
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、画像処理装置1が、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能などの複数の機能を備えた装置である場合を例示したが、必ずしもそれら複数の機能を備えている必要はない。特に上述した画像読取装置4は、コピー機能、FAX機能、スキャナ機能のうちの少なくとも1つの機能を備えた装置に対して適用可能である。
また上述した実施形態では、原稿搬送路において原稿9の読取位置20よりも下流側で搬送中の原稿9を押さえる原稿押さえ手段60として、清掃ブラシ43の先端を利用する形態や、異物掻取部材50を利用する形態について説明したが、これら清掃ブラシ43や異物掻取部材50とは異なる部材を別途配置して原稿押さえ手段60を構成しても良い。但し、上述した実施形態のように、原稿押さえ手段60として、清掃ブラシ43や異物掻取部材50を利用する形態では、上記のような別部材を設ける必要がないため、読取ガラス21の上部空間という限られたスペースに設置するという点で有利になると共に、部品コストの上昇を招くことがない点でも好ましい。
また上述した実施形態では、清掃ブラシ43の回転位置を検出する位置検出手段として位置検出センサ45を設けた構成例を示したが、位置検出手段は必ずしも位置検出センサ45である必要はない。例えば、モータM1を起動してからの駆動時間をカウントすることや、モータM1を駆動するために送出したパルス数をカウントすることなどによって、清掃ブラシ43の回転位置を検出する位置検出手段を構成しても良い。
またその他にも、上述した各実施形態に対し、本発明の範囲内において種々の変形例が適用可能であることは言うまでもない。
1 画像処理装置
2 スキャナ部
3 自動原稿搬送装置(ADF)
4 画像読取装置
9 原稿
11 ADF制御部(制御手段)
17 第1の通紙センサ
18 第2の通紙センサ
20 読取位置
21 読取ガラス
40 ガラス面清掃機構(ガラス面清掃手段)
41 清掃部材
43 清掃ブラシ
45 位置検出センサ(位置検出手段)
50 異物掻取部材(異物掻取手段)
60 原稿押さえ手段
M1 モータ(駆動手段)
G 異物
2 スキャナ部
3 自動原稿搬送装置(ADF)
4 画像読取装置
9 原稿
11 ADF制御部(制御手段)
17 第1の通紙センサ
18 第2の通紙センサ
20 読取位置
21 読取ガラス
40 ガラス面清掃機構(ガラス面清掃手段)
41 清掃部材
43 清掃ブラシ
45 位置検出センサ(位置検出手段)
50 異物掻取部材(異物掻取手段)
60 原稿押さえ手段
M1 モータ(駆動手段)
G 異物
Claims (7)
- 原稿を1枚ずつ読取ガラス面上に搬送し、当該原稿が前記読取ガラス面上の読取位置を通過する際に画像読取を行うようにした画像読取装置であって、
原稿搬送路を挟んで前記読取ガラスに対向して配置され、所定の回転方向に動作することで前記読取ガラスと接触し、前記読取ガラスの表面にある異物を前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側に掃き出して清掃する清掃ブラシと、
前記清掃ブラシの前記回転方向の下流側に設けられ、清掃動作中に前記清掃ブラシに付着した異物を前記清掃ブラシから掻き取り、前記清掃ブラシから掻き取った異物を前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側に堆積させる異物掻取手段と、
前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側において前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえる原稿押さえ手段と、
を備え、
前記原稿押さえ手段が、前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえることにより、前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側に掃き出されて堆積した異物を、当該原稿に付着させ、前記原稿搬送路のさらに下流側に搬送させることを特徴とする画像読取装置。 - 前記清掃ブラシの先端を前記原稿押さえ手段として利用することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記清掃ブラシの回転動作を制御する制御手段と、
前記清掃ブラシの回転位置を検出する位置検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記位置検出手段によって前記清掃ブラシの回転位置が所定位置であることが検出された場合、前記清掃ブラシの前記回転方向への回転動作を停止させ、更に前記清掃ブラシを前記回転方向とは逆方向に所定量回転させることによって、前記清掃ブラシの先端で前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記所定位置は、前記清掃ブラシが前記異物掻取手段による異物掻取位置を通過した位置であることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
- 前記清掃ブラシの回転動作を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記清掃ブラシを前記回転方向に複数回回転させ、1回目の回転時には、前記清掃ブラシを前記読取ガラスに接触させて前記読取ガラスの表面にある異物の清掃動作を行わせると共に、2回目以降の回転時には、前記清掃ブラシの先端を前記読取位置よりも前記原稿搬送路の下流側で停止させることによって前記清掃ブラシの先端が前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえた状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記異物掻取手段は、前記読取位置よりも下流側の前記原稿搬送路に向かって進退可能に構成されており、
前記原稿搬送路を原稿が通過中に、前記異物掻取手段を前記原稿搬送路に進入させることにより、前記異物掻取手段を前記原稿押さえ手段として利用することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。 - 前記清掃ブラシの回転動作を制御する制御手段と、
前記清掃ブラシの回転位置を検出する位置検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記位置検出手段によって前記清掃ブラシが前記異物掻取手段による異物掻取位置を通過したことが検出された場合、前記清掃ブラシの前記回転方向への回転動作を停止させ、更に前記清掃ブラシを前記回転方向とは逆方向に所定量回転させることによって、前記清掃ブラシの先端が前記異物掻取手段を押さえて前記異物掻取手段を前記原稿搬送路に進入させ、前記異物掻取手段が前記原稿搬送路を通過中の原稿を押さえた状態とすることを特徴とする請求項1又は6に記載の画像読取装置。
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JP2008158733A JP2010004096A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008158733A JP2010004096A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 画像読取装置 |
Publications (1)
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ID=41585481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008158733A Withdrawn JP2010004096A (ja) | 2008-06-18 | 2008-06-18 | 画像読取装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011176669A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像読取装置、画像形成装置、および自動原稿搬送装置 |
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2008
- 2008-06-18 JP JP2008158733A patent/JP2010004096A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011176669A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像読取装置、画像形成装置、および自動原稿搬送装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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