JP2010004033A - 半導体装置の実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を招くことなく冷却性能が向上し、ノイズの影響も低減される半導体装置の実装構造を提供する。
【解決手段】冷却部材30と導電部材32との間は固定ねじ34によって接続されている。固定ねじ34は、導電性および伝熱性を有している。そのため、半導体装置10から発生した熱は、絶縁層部31を経由して冷却部材30に放熱されるとともに、冷却部材30から固定ねじ34を経由して導電部材32からも放熱される。また、導電性の固定ねじ34で冷却部材30と導電部材32とを接続することにより、冷却部材30と導電部材32との間の電位は等しくなる。接地電極であるリード部21、25と接続された導電部材32を冷却部材に接続することにより、半導体装置10は接地電位の冷却部材30と導電部材32との間に挟み込まれる。そのため、半導体装置10は、冷却部材30および導電部材32によって外部からのノイズが遮蔽される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の実装構造に関し、特に樹脂でモールドされた半導体装置の実装構造に関する。
半導体素子を封止する樹脂モールドから露出する放熱部およびリード部を有する半導体装置が公知である。このような半導体装置の場合、放熱部と半導体装置を搭載する冷却部との間の電位が異なるとき、例えば特許文献1または特許文献2に開示されているように、半導体装置と冷却部との間は絶縁する必要がある。特許文献1の場合、半導体装置と冷却部の間は、これらを接着する絶縁ビーズを混入した接着剤によって絶縁されている。また、特許文献2の場合、半導体装置の樹脂モールドは冷却部側へ突出する突起を有している。半導体装置と冷却部との間は、突起によって形成される隙間によって絶縁が図られている。
しかしながら、例えばモータなどを制御するために大電流が流れる半導体装置の場合、流れる電流の増大にしたがって発熱量も増大する。そのため、放熱部の大型化にともない、半導体装置の体格の大型化を招くという問題がある。また、例えばPWM制御のようにスイッチング周波数の高い制御信号を利用する場合、スイッチングによるノイズや外部からのノイズの影響を受けやすく、誤作動を招くおそれもある。
特開平6−244334号公報 特開2005−327791号公報
そこで、本発明の目的は、大型化を招くことなく冷却性能が向上し、ノイズの影響も低減される半導体装置の実装構造を提供することにある。
請求項1記載の発明では、冷却部材と導電部材との間は固定部材によって接続されている。固定部材は、導電性および伝熱性を有している。そのため、半導体装置から発生した熱は、絶縁層部を経由して冷却部材に放熱されるとともに、冷却部材から固定部材を経由して導電部材からも放熱される。すなわち、固定部材で導電部材と冷却部材とを接続することにより、冷却部材だけでなく導電部材も放熱面を形成し、放熱面積が増大する。したがって、放熱部などの面積の増大にともなう大型化を招くことなく、冷却性能を高めることができる。また、導電性の固定部材で導電部材と冷却部材とを接続することにより、導電部材と冷却部材との間の電位は等しくなる。例えば接地電極である導電部材と冷却部材とを接続することにより、半導体装置は接地電位の導電部材と冷却部材とに覆われる。したがって、半導体装置が受けるノイズの影響を低減することができる。
請求項2記載の発明では、半導体装置の導体部と導電部材とは一点接地されている。そのため、導体部と導電部材との間に電流経路を形成することなく、導体部と導電部材との間の電位を同一にすることができる。
請求項3記載の発明では、導電部材は冷却部材との間に半導体装置を収容する収容空間を形成している。そのため、半導体装置は、導電部材と冷却部材とが形成する容器状の収容空間に収容される。これにより、外部からのノイズは、導電部材および冷却部材によって遮蔽される。したがって、半導体装置が受けるノイズの影響を低減することができる。
請求項4記載の発明では、半導体装置は接地部材によって冷却部材と電気的に接続される。これにより、半導体装置は、確実に接地される。したがって、半導体装置が受けるノイズの影響を低減することができる。
請求項5記載の発明では、樹脂モールドには冷却部材側に突出する突出部が設けられている。突出部は、樹脂モールドと冷却部材との間に隙間を形成する。これにより、半導体装置と冷却部材との間は、突出部によって形成される隙間によって絶縁される。したがって、半導体装置の放熱部と冷却部材との間に電位差があるときでも、半導体装置と冷却部材との間を絶縁することができる。
請求項6記載の発明では、絶縁部材は筒状の本体と本体から環状に突出する鍔部を有している。絶縁部材の筒状の本体は、放熱部と固定部材との間を絶縁する。絶縁部材の鍔部は、放熱部と導電部材との間を絶縁する。これにより、固定部材により半導体装置を導電部材とともに冷却部材に固定する場合でも、放熱部と導電部材との間、および放熱部と固定部材との間の絶縁が図られる。したがって、半導体装置と冷却部材との間を絶縁することができる。
本発明の第1実施形態による半導体装置の実装構造を示す模式図であって、(A)は側面図、(B)は(A)の矢印B方向から見た矢視図において導電部材を破線で示した図 本発明の第1実施形態による半導体装置を示す模式図であり、(A)は側面図、(B)は(A)の矢印B方向から見た矢視図 図1(B)のIII−III線における固定ねじの近傍を拡大した断面図 本発明の第2実施形態による半導体装置の実装構造を示す図1(A)相当図 本発明の第3実施形態による半導体装置の実装構造を示す図1(A)相当図 本発明のその他の実施形態による半導体装置の実装構造を示す図1(A)相当図 本発明の第4実施形態による半導体装置の実装構造を示す模式図であって、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線における断面図 本発明の第4実施形態による半導体装置の実装構造の変形形態を示す図1(A)相当図
以下、本発明による半導体装置の実装構造の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による半導体装置の実装構造を図1に示す。半導体装置10は、例えばブロワモータのコントローラなどに適用される。半導体装置10は、図2に示すように樹脂モールド11および導体部12を有している。導体部12は、例えば銅などの金属または合金から板状に形成されている。導体部12は、放熱部13および搭載部14を有している。導体部12の放熱部13には、ねじ穴15が設けられている。導体部12の搭載部14には、半導体素子16が搭載されている。この半導体素子16は、例えばシリコン半導体などで形成されている半導体チップに半導体製造プロセスを用いてトランジスタなどの電子素子が形成されたものである。半導体素子16は、例えばマイクロコンピュータや制御ICなどの制御素子、およびパワーMOS素子やIGBT素子などのパワー素子などから選択される。搭載部14に搭載される半導体素子16は、一つに限らず二つ以上であってもよい。
半導体素子16は、例えば銀ペーストやはんだなどの導電性の接着剤を用いて導体部12に接続されている。これにより、半導体素子16の裏面すなわち搭載部14側の面と搭載部14とは同一の電位となる。半導体素子16の導体部12は、放熱部13および搭載部14に加え、放熱部13と反対側に、複数のリード部21、22、23、24、25を有している。リード部21、22、23、24、25は、例えば銅やアルミニウムなどの導電性の金属や合金からなるリードフレームで形成されている。リード部21、22、23、24、25は、例えば金やアルミニウムなどのボンディングワイヤ26によって搭載部14に搭載されている半導体素子16と電気的に接続されている。
樹脂モールド11は、これら導体部12の少なくとも一部、半導体素子16およびボンディングワイヤ26を封止している。これにより、導体部12は、放熱部13、搭載部14の半導体素子16とは反対側の面、およびリード部21、22、23、24、25が樹脂モールド11から露出している。樹脂モールド11は、一般的な半導体パッケージに用いられるエポキシ系の樹脂などで形成されている。樹脂モールド11は、例えばトランスファーモールド法などによって所定の形状に形成される。
半導体装置10は、図1に示すように冷却部材30に搭載される。冷却部材30は、例えばアルミニウムや銅などの放熱性の高い材料で形成され、図示しない冷却フィンなどを有している。半導体装置10と冷却部材30との間には、絶縁層部31が設けられている。絶縁層部31は、例えばシリコーン樹脂などのように絶縁性を有し、かつ伝熱性を有する材料などで形成されている。
半導体装置10は、冷却部材30とは反対側が導電部材32によって覆われている。導電部材32は、銅やアルミニウムなどの金属で形成されており、冷却部材30との間に半導体装置10を挟み込んでいる。導電部材32は、端部33において半導体装置10のリード部21、25と電気的に接続されている。導電部材32は、例えば溶接などにより半導体装置10の接地電極であるリード部21、25と接続されている。これにより、導電部材32は、半導体装置10のリード部21、25と電位が等しい、すなわち接地電位となる。一方、搭載部14とリード部21、25との間には、所定の電位差が形成される。
導電部材32は、固定部材としての固定ねじ34によって冷却部材30に固定されている。固定ねじ34は、例えばアルミニウムや鉄などの導電性かつ伝熱性の金属または合金で形成されている。固定ねじ34は、導電部材32、および半導体装置10の放熱部13に形成されているねじ穴15を貫いて冷却部材30にねじ止めされている。図3に示すように、固定ねじ34と放熱部13との間、および放熱部13と導電部材32との間は、絶縁部材35によって絶縁されている。絶縁部材35は、例えばポリエチレンやポリアミドなどの絶縁性の樹脂から形成され、本体36および鍔部37を有している。本体36は、筒状に形成され、半導体装置10の放熱部13に形成されているねじ穴15に挿入されている。固定ねじ34は、本体36の内側に挿入されている。これにより、放熱部13と固定ねじ34との間には、絶縁部材35の本体36が挟み込まれる。鍔部37は、本体36の導電部材32側において径方向外側へ円環状に突出している。これにより、導電部材32と放熱部13との間には、絶縁部材35の鍔部37が挟み込まれる。これらの結果、固定ねじ34と放熱部13との間、および放熱部13と導電部材32との間は、それぞれ絶縁部材35によって絶縁される。
固定ねじ34を冷却部材30にねじ止めすることにより、導電部材32および半導体装置10は冷却部材30に固定される。固定ねじ34は導電性の金属で形成されているため、固定ねじ34を冷却部材30にねじ止めすることにより、冷却部材30と導電部材32とは電気的に接続され、電位が等しくなる。この結果、半導体装置10は、電位の等しい冷却部材30と導電部材32との間に挟み込まれる。
以上のように、導電性および伝熱性を有する固定ねじ34は、導電部材32および半導体装置10を冷却部材30に固定している。半導体装置10の発熱は、一部が導体部12の放熱部13から放熱される。半導体装置10の発熱のうち他の一部は、樹脂モールド11の冷却部材30側に露出する導体部12から絶縁層部31を経由して冷却部材30に放熱される。そして、冷却部材30に放熱された半導体装置10の熱は、固定ねじ34を経由して導電部材32にも伝達される。このように、固定ねじ34で冷却部材30と導電部材32とを接続することにより、冷却部材30だけでなく導電部材32からも放熱される。すなわち、放熱面積が拡大し、半導体装置10から発生する熱の放熱が促進される。また、冷却部材30と導電部材32とは、導電性の固定ねじ34によって電位が等しくなっている。これにより、半導体装置10は、電位の等しい冷却部材30と導電部材32との間に挟み込まれている。そのため、冷却部材30および導電部材32は、外部からの電磁ノイズを遮蔽するシールド効果を生じる。
以上説明したように、第1実施形態では、冷却部材30と導電部材32との間は固定ねじ34によって接続されている。固定ねじ34は、導電性および伝熱性を有している。そのため、半導体装置10から発生した熱は、絶縁層部31を経由して冷却部材30に放熱されるとともに、冷却部材30から固定ねじ34を経由して導電部材32からも放熱される。すなわち、固定ねじ34で冷却部材30と導電部材32とを接続することにより、冷却部材30だけでなく導電部材32も放熱面を形成し、放熱面積が増大する。したがって、放熱部13などの面積の増大にともなう大型化を招くことなく、冷却性能を高めることができる。
また、第1実施形態では、導電性の固定ねじ34で冷却部材30と導電部材32とを接続することにより、冷却部材30と導電部材32との間の電位は等しくなる。接地電極であるリード部21、25と接続された導電部材32を冷却部材に接続することにより、半導体装置10は接地電位の冷却部材30と導電部材32との間に挟み込まれる。そのため、半導体装置10は、冷却部材30および導電部材32によって外部からのノイズが遮蔽される。したがって、半導体装置10が受けるノイズの影響を低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による半導体装置の実装構造を図4に示す。
第2実施形態では、導電部材32は、半導体装置10を覆っており、端部38が冷却部材30に接続されている。導電部材32は、第1実施形態と同様に半導体装置10の接地電極であるリード部21、25と電気的に接続されている。また、導電部材32の端部38を冷却部材30に接続することにより、半導体装置10はほぼ全体が導電部材32と冷却部材30とに覆われている。すなわち、半導体装置10は、冷却部材30と導電部材32との間に形成された収容空間39に収容されている。導電部材32は、端部38が冷却部材30と接続されているとともに、固定ねじ34を通して接続されている。これにより、導電部材32は、電気的および熱的に冷却部材30と接続されている。
第2実施形態では、半導体装置10はほぼ全体が導電部材32によって覆われている。そのため、半導体装置10は、冷却部材30と導電部材32とが形成する収容空間39に収容されている。したがって、外部からのノイズがより遮蔽され、半導体装置10が受けるノイズの影響をさらに低減することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による半導体装置の実装構造を図5に示す。
第3実施形態では、半導体装置10は、樹脂モールド11から突出する接地部材41を有している。接地部材41は、半導体装置10の接地電極であるリード部21、25と電気的に接続されている。接地部材41は、半導体装置10と反対側の端部が直接またはボンディングワイヤなどを経由して冷却部材30に接続されている。冷却部材30と導電部材32とは、第1実施形態と同様に固定ねじ34を経由して電気的に接続している。これらの結果、冷却部材30および導電部材32は、半導体装置10の接地電極であるリード部21、25と電位が等しくなっている。
第3実施形態では、半導体装置10の接地部材41を冷却部材30に接続している。これにより、半導体装置10の接地部材41と冷却部材30とは同一の電位となる。そのため、半導体装置10は、冷却部材30および導電部材32によって外部のノイズから遮蔽される。また、半導体装置10から発生する熱の一部は、接地部材41を経由して冷却部材30に放熱される。したがって、放熱性能を高めつつ、半導体装置10が受けるノイズの影響を低減することができる。
(その他の実施形態)
以上説明した複数の実施形態では、樹脂モールド11の冷却部材30側が平坦な例について説明した。しかし、図6に示すように樹脂モールド11の冷却部材30側の端部に冷却部材30側へ突出する突出部42を設けてもよい。突出部42は、樹脂モールド11と同一の樹脂により一体に形成されている。このように突出部42を設けることにより、半導体装置10を冷却部材30に搭載したとき、突出部42に対応して半導体装置10と冷却部材30との間に隙間が形成される。この隙間は、空気が存在することにより、半導体装置10と冷却部材30との間を絶縁する絶縁層部として機能する。したがって、簡単な構造で半導体装置10と冷却部材30との間の絶縁を図ることができる。
また、複数の実施形態では、半導体装置10が五本のリード部21、22、23、24、25を有し、このうちリード部21、25を接地電極とする例について説明した。しかし、リード部の数は五本に限らず一本以上であればよく、接地電極もリード部の総数に応じて一本以上設ければよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による半導体装置の実装構造を図7に示す。
図7に示す半導体装置10は、樹脂モールド11および導体部50を有している。導体部50は、放熱部53、搭載部54およびリード部61、62、63、64、65を有している。導体部50は、放熱部53、搭載部54およびリード部61、62、63、64が導電性の金属などにより一体、すなわち一つの部材で形成されている。導体部50のうちリード部65は、一体となっている放熱部53などと別体に形成されている。このリード部65は、接地電極に設定されている。半導体素子16は、搭載部54に搭載されている。導体部50は、少なくとも一部が樹脂モールド11から露出している。具体的には、放熱部53およびリード部61、62、63、64および65が樹脂モールド11から露出している。また、導体部50の冷却部材30側の面が樹脂モールド11から露出していてもよい。
半導体装置10は、上述の実施形態と同様に冷却部材30に搭載されている。半導体装置10と冷却部材30との間には、絶縁層部31が設けられている。絶縁層部31は、絶縁性かつ伝熱性を有する材料で形成されている。半導体装置10の冷却部材30とは反対側には導電部材32が設けられている。半導体装置10のリード部61〜65は、放熱部53と反対側の端部がコネクタ66に接続している。コネクタ66は、外部の電気回路に接続される。半導体装置10、冷却部材30および導電部材32は、一部または全部が例えば樹脂製のカバー67によって覆われている。
導電部材32は、固定ねじ34によって冷却部材30に固定されている。固定ねじ30は、導電部材32、および半導体装置10の放熱部53に形成されているねじ穴55を貫いて冷却部材30にねじ止めされている。固定ねじ34と放熱部53との間、および放熱部53と導電部材32との間は、絶縁部材35によって絶縁されている。絶縁部材35は、上述の実施形態と同様に本体36および鍔部37を有している。これにより、固定ねじ34と放熱部53との間、放熱部13と導電部材32との間、および放熱部13と冷却部材30との間は、それぞれ絶縁部材35によって絶縁される。
固定ねじ34を冷却部材30にねじ止めすることにより、導電部材32および半導体装置10は冷却部材30に固定される。固定ねじ34は導電性の金属で形成されているため、固定ねじ34を冷却部材30にねじ止めすることにより、冷却部材30と導電部材32とは電気的に接続され、電位が等しくなる。その結果、半導体装置10は、電位の等しい冷却部材30と導電部材32との間に挟み込まれる。
導電部材32は、接地されているリード部65と接続している。具体的には、導電部材32とリード部65とは、接続部71において一点接地により電気的に接続されている。このように接続部71において一点接地することにより、仮に導電部材32とリード部65との間に電位差が生じた場合でも、導電部材32とリード部65との間が電流経路を形成せず、発熱が回避される。また、接続部71において導電部材32とリード部65とを電気的に接続することにより、冷却部材30、導電部材32およびリード部65は、いずれも等しい接地電位となる。そのため、半導体装置10は、等電位である冷却部材30と導電部材32とによって覆われる。その結果、冷却部材30および導電部材32は、外部からの電磁ノイズを遮蔽するシールド効果を生じる。
第4実施形態の場合、半導体装置10は、等電位である冷却部材30と導電部材32によって覆われる。そのため、上記の複数の実施形態と同様に、冷却部材30および導電部材32は、シールド効果を生じる。したがって、半導体装置10を外部の電磁ノイズから遮蔽することができる。
また、第4実施形態の場合、導電部材32とリード部65とは、接続部において一点接地により電気的に接続されている。そのため、仮に導電部材32とリード部65との間に電位差が生じたときでも、二点接地する場合と異なり、導電部材32とリード部65との間に電流経路が形成されない。したがって、導電部材32とリード部65との間に流れる電流による発熱を招くことなく、導電部材32とリード部65とを同一の電位にすることができる。
(変形形態)
以上説明した第4実施形態では、半導体装置10と冷却部材30との間に絶縁層部31を設ける例について説明した。しかし、図8に示すように、半導体装置10と導電部材32との間にも、絶縁層部70を設けてもよい。すなわち、半導体装置10は、絶縁層部31を経由して冷却部材30へ放熱するだけでなく、絶縁層部70を経由して導電部材32側へ放熱する構成としてもよい。このように、絶縁層部31または絶縁層部70は、半導体装置10と冷却部材30との間、または半導体装置10と導電部材32との間の少なくともいずれか一方に設けられる。これにより、半導体装置10、冷却部材30および導電部材32の構成に応じて、半導体装置10の冷却部材30側もしくは導電部材32側から、すなわち半導体装置10の片面からの放熱、または半導体装置10の両面からの放熱が図られる。したがって、半導体装置10の構成に応じて放熱を促進することができる。
なお、半導体装置10と導電部材32との間に設ける絶縁層部70は、図8に示す第4実施形態の変形に限らず、第1実施形態から第3実施形態の半導体装置10に適用してもよい。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
図面中、10は半導体装置、11は樹脂モールド、12、50は導体部、16は半導体素子、30は冷却部材、31、70は絶縁層部、32は導電部材、34は固定ねじ(固定部材)、35は絶縁部材、36は本体、37は鍔部、39は収容空間、41は接地部材、42は突出部を示す。

Claims (6)

  1. 半導体素子を封止している樹脂モールド、および前記樹脂モールドから少なくとも一部が露出する導体部を有する半導体装置と、
    前記半導体装置が搭載され、前記半導体装置の放熱を促進する冷却部材と、
    前記半導体装置の前記冷却部材と反対側に設けられ、前記導体部と接続されている導電部材と、
    前記半導体装置と前記冷却部材との間、または前記半導体装置と前記導電部材との間の少なくともいずれか一方に設けられている絶縁層部と、
    前記導電部材および前記導体部を貫いて前記冷却部材に接続され、前記半導体装置を前記冷却部材に固定する導電性かつ伝熱性の材料からなる固定部材と、
    前記導体部と前記導電部材との間、および前記導体部と前記固定部材との間に設けられ、前記導体部と前記導電部材および前記固定部材との間を絶縁する絶縁部材と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の実装構造。
  2. 前記導体部と前記導電部材とは、一点接地されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の実装構造。
  3. 前記導電部材は、前記冷却部材との間に前記半導体装置を収容する収容空間を形成していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の実装構造。
  4. 前記半導体装置は、前記冷却部材と電気的に接続されて前記半導体素子を接地する接地部材をさらに有することを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体装置の実装構造。
  5. 前記樹脂モールドと一体に形成され、前記樹脂モールドから前記冷却部材側へ突出して前記半導体装置と前記冷却装置との間に隙間を形成する突出部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の半導体装置の実装構造。
  6. 前記絶縁部材は、前記固定部材を内側に収容する筒状の本体と、前記本体から径方向外側に環状に突出して前記導体部と前記導電部材との間に挟み込まれる鍔部とを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の半導体装置の実装構造。
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