JP2010001889A - クロスフロータービンエアフォイル - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスタービンエンジンに関し、そのタービンエアフォイルを適切に冷却し、有効寿命の長期化を促進する技術を提供する。
【解決手段】タービンエアフォイル12は、対向する前縁及び後縁32、34間において軸線方向に翼弦に渡って延びる加圧側壁及び吸引側壁24、26を有する。側壁24、26は、横方向に間隔を空けており、側壁24、26を橋絡する仕切り36により翼弦方向に分割され縦方向に延びる流路を定める。有孔部36は、その内部を斜めに延びる交差孔40の列を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特に、そのタービンエアフォイルの冷却に関する。
ガスタービンエンジンでは、空気を圧縮器により加圧し、燃焼器において燃料と混合して高温燃焼ガスを発生させる。エネルギは、タービンステージにおいて、ガスから抽出され、タービンステージは、圧縮器に動力を供給すると共に、一般的なターボファン航空機エンジン用途において、ファンに動力を供給することで仕事を行う。
タービン効率は、その燃焼ガスの入口温度を最大にすることで最大となるが、様々なタービン部品を適切に冷却し、有効寿命の長期化を促進する必要がある。
通常のタービン部品には、タービンノズル内のステータベーンが含まれ、タービンノズルでは、支持ロータディスクから外側へ半径方向に延びる対応するタービンロータブレード列へ燃焼ガスを送る。
ステータベーン及びロータブレードは、高温燃焼ガスのエネルギ抽出を最大化するために特に構成された、一般的なエアフォイル構造を有する。エアフォイルは、一般に中空であり、動作中、エアフォイルを内部冷却するための冷媒として、圧縮器から抜き出した加圧空気を使用する内部冷却回路を含む。
使用された冷却用空気は、通常、エアフォイルの側壁を通して延びるフィルム冷却孔の様々な列を介して排出され、エアフォイル外表面全体に冷却用空気の薄膜を形成して断熱をもたらす。
圧縮器から抜き出され、燃焼サイクルにおいて使用されない全ての空気は、エンジンの全体的効率を低下させるため、通常は最小化される。しかしながら、ステータベーン及びロータブレードは、その前縁から始まり、前縁後方の最大幅のハンプ領域へ向けて厚さを増す複雑な3Dエアフォイル構造を有しており、その後、エアフォイルは、薄狭な後縁へと幅を狭めていく。
エアフォイルの空力性能は、軸線方向では対向する前縁及び後縁間、半径方向では半径方向内側の根元及び外側の先端間において、一般に凹状の加圧側及び一般に凸状の吸引側全体での、対応する速度、圧力、熱の分布に影響を与える。
エアフォイルの内部冷却回路は、特に、外部流動環境を適合させ、圧縮器から抜き出した限定された冷媒の使用を調整するように構成される。
先行技術には、タービンエアフォイルの異なる部分を冷却するための様々な構成を、対応する利点及び欠点と共に開示する、数十年に遡る無数の特許で溢れている。
現代のタービンエアフォイル冷却設計の複雑性を増大させるものは、こうした部品のサイズ及び製造である。大型エンジンは、大型のタービンエアフォイルを有し、効果的な冷却のために、相応の大きな冷媒流を要する。
小型エンジンは、相応の小さなタービンエアフォイルを有するが、エンジン効率を最大化するために、エンジンサイズに関係なく燃焼ガス温度を可能な限り高温にすることから、適切な冷却を必要とする。
小さなタービンエアフォイルを製造する際の重大な課題の一つは、相応の小さな冷却特徴部を備えた小型エアフォイルを鋳造する能力である。
現代のタービンエアフォイルは、一般に、高い運転温度における強度を高めたニッケルに基づく超合金から鋳造される。超合金エアフォイルは、一般に、鋳造により作成され、エアフォイルの小さな内部冷却特徴部を定めるセラミックコアを必要とする。
しかしながら、小さなセラミックコアは、特に脆弱で損傷しやすいため、製造中に無駄が多くなる。更に、コアに組み込まれる冷却特徴部は、最小限のサイズではあっても、小型エンジン環境には過大となり得る実用サイズを有する。
具体的には、一般的なタービンエアフォイルは、エアフォイルの様々な部分の内部インピンジメント冷却を行うために、冷媒が小噴流として排出される対応区画内に、内部インピンジメント孔を含む場合がある。
これに対応して、タービンエアフォイルは、通常、使用済みの内部冷却用空気を排出して外部空気断熱を形成する、側壁を介したフィルム冷却孔の多様な列を更に含む。
外部フィルム冷却孔は、従来の穿孔技術を使用して、エアフォイル鋳造後に容易に形成し得るが、穿孔では内部にアクセスできないため、内部インピンジメント孔は、鋳造により形成する必要がある。
こうした違いは、穿孔したフィルム冷却孔を、内部の鋳造インピンジメント孔より実質的に小さな直径にし得ることを意味する。
一般的なフィルム冷却孔は、断面が円筒形であり、約12乃至18ミル(0.3乃至0.46mm)の直径を有し得る。こうした小孔は、容易に穿孔可能であるが、一般に鋳造不可能である。
通常の内部インピンジメント孔も円筒形の断面を有し、小型から大型までのタービンエアフォイルサイズの関数として、直径約24乃至90ミル(0.6乃至2.2mm)の範囲となり得る。
しかしながら、最小インピンジメント孔サイズは、通常、最小の実用鋳造サイズにより制限されるが、その実用鋳造サイズは、小型タービンエアフォイルにおいて、相対的に大きなインピンジメント孔を発生させる。
したがって、小型タービンエアフォイルにおいて鋳造可能な最小のインピンジメント孔であっても、過剰な冷媒が孔を通して送られ、エンジンの全体的効率は、望ましくない減少を示す。
したがって、特に小型タービンエアフォイルにおいて有用な、改良された冷却特徴部を有するタービンエアフォイルを提供することが望ましい。
タービンエアフォイルは、対向する前縁及び後縁間において軸線方向に翼弦に渡って延びる加圧側壁及び吸引側壁を有する。側壁は、横方向に間隔を空けており、側壁を橋絡する仕切りにより翼弦方向に分割され縦方向に延びる流路を定める。有孔部は、その内部を斜めに延びる交差孔の列を含む。
内部冷却回路を有するガスタービンエンジンのタービンロータブレードの一例の部分断面等角図である。 線2−2に沿った図1のエアフォイルの半径又は横断面図である。 キャンバーライン3−3に沿った図2のエアフォイル一部の縦方向又は立面図である。 線4−4に沿った図2の第二の流路の一部の部分断面図である 線5−5に沿った図2の第五の流路の部分断面図である。
以下、好適な実施形態例により、本発明を、その別の目的及び利点と共に、添付図面と併せて以下の詳細な説明において具体的に説明する
図1に、ガスタービンエンジン内において使用するタービンロータブレード10の実施形態例を示す。ブレード10は、内部プラットフォーム14から一体的に外側へ延びるエアフォイル12を含み、内部プラットフォーム14は、エンジン内の支持ロータディスク(図示無し)の周囲にブレードを取り付けるために構成された従来のダブテール16と一体式に形成される。
図1に示したタービンブレード10は、運転中に高温燃焼ガス18を受けるディスクに支持されたブレード列全体のうちの一枚である。
通常のガスタービンエンジンは、圧縮器と、燃焼器と、運転中に圧縮器へ動力を供給するタービンステージとを、連続した流体連通状態で含む。一般的には、低圧タービンが高圧タービンの後に続き、通常のターボファン航空機エンジン用途において上流ファン(図示無し)を駆動する。
空気20は、運転中、圧縮器において加圧され、燃焼器において燃料と混合され、高温燃焼ガス18を生成し、高温燃焼ガス18は、タービンステータノズルを介して排出され、タービンロータブレード10間へ送られ、タービンロータブレード10は、エネルギを抽出して、支持ディスクを回転させると共に圧縮器ロータに動力を提供する。
加圧された圧縮器排気20の一部は、ブレードダブテール16を介して、ブレードの内部冷却回路22内へ適切に送られ、運転中の温度を許容値内に制限してブレードの長い有効寿命を確保する。冷却回路22は、図示したタービンブレード用に、或いは冷却されたエアフォイルを有するタービンステータベーンにおいて、特定のエンジン設計による任意の従来型構成を有し得る。
冷却回路は、運転中に供給される限定された加圧空気冷媒20の冷却性能を改善するために、以下に説明したように具体的に修正した。一定の量の冷媒20に対して、ブレードの冷却の改善を達成し得るか、或いは、ブレードの冷却の改善により、冷媒の量を低減し得る。
タービンエアフォイル12は、図1の縦立面及び図2の半径断面又は横断面の状態で最初に設置され、横方向又は円周方向において対向する加圧側壁及び吸引側壁24、26を含み、側壁24、26は、プラットフォーム14に位置する半径方向内側の根元28から反対側の縦方向端部に位置する半径方向外側の先端30までの翼幅に渡って、縦方向又は半径方向に延びる。
二枚の側壁24、26は、更に、対向する前縁及び後縁32、34間において、軸線方向に翼弦に渡って延びる。加圧側壁24は、根元から先端に渡り、前縁及び後縁間で全般的に凹状であり、一方、吸引側壁26は、それらの間で全般的に凸状である。
二枚の側壁は、前縁及び後縁間において横方向又は円周方向に間隔を空け、運転中にエンジンの圧縮器から加圧冷媒20を送る内部冷却回路22を定める。
具体的には、二枚の側壁24、26は、互いから間隔を空けた状態にあり、対応する縦壁又は仕切り36により局所的に橋絡されており、縦壁又は仕切り36は、翼弦方向で間隔を空けて冷却回路の縦方向又は半径方向の流路1乃至6を定める。図2に示した実施形態例では、五枚の仕切り36が、前縁及び後縁間において軸線方向で間隔を空け、六本の対応する縦方向主流路1乃至6を定める。
冷却回路22及びその数本の流路1乃至6は、任意の構成を有してよく、図1乃至3に示した実施形態例では、専用の後縁回路を含み、後縁回路において、第五の流路5は、ダブテール16基部に加圧冷媒20を受領する専用の開口入口38を有する流入路となる。
第五の流路の前の第四の流路4は、ダブテール基部に別の専用入口38を有し、スリーパス蛇行回路の第一の区間を形成し、スリーパス蛇行回路は、第三及び第四の流路の最上部に流動方向を反転させる曲流部を有し、第二及び第三の流路の底部に流動の方向を再度反転させる曲流部を有する。
特に重要な点は、加圧冷媒20をタービンエアフォイルの半径方向外側に送る第二の流路2及び第五の流路5であり、特に、第一の流路1では前縁32に対して、第六の流路6では後縁に対して、対応するインピンジメント冷却を行うように構成されている。
具体的には、第一及び第五の仕切り36は、両方とも孔が空いており、従来のインピンジメント孔の一般的な標準配向性又は垂直配向性とは対照的に、対応する仕切りを縦方向又は半径方向において斜めに延びるインピンジメント孔又は交差孔40の単一の縦列をそれぞれ有する。
各交差孔40は、対応する流入路2、5内の冷媒流の主方向に対して優先的に選択し得る鋭角の傾斜角Aにおいて、有孔仕切り36を介して縦方向に傾斜する。
各縦列内の交差孔40は、同一の傾斜方向において、好ましくは同一の傾斜の大きさで、一致して同様に傾斜することが好ましいが、傾斜角度は、エアフォイルの特定の設計と、回転するタービンロータブレード又は静止したノズルベーン内の動作環境とに応じて、性能の利点を最大化するために変更し得る。
図2に示したように、エアフォイルの半径断面は、前縁及び後縁32、34間においてエアフォイルを二等分し、凹状加圧側壁24及び凸状吸引側壁26のそれぞれの曲率に全般的に対応する中心キャンバーライン42を有する。交差孔40は、対向する側壁24、26の中間において、対応する有孔仕切り36内の単一の列として配置され、全体としてキャンバーライン42に沿って、或いは、局所的にキャンバーライン42に平行に延びることが好ましい。
図2の実施形態例には六本の流路1乃至6を図示しているが、交差孔40は、通常、エアロフォイル前縁の直後に、そのインピンジメント冷却用として第一の仕切り36に設け、更に、同様のインピンジメント冷却をエアフォイルの後縁領域に対して行うために、最後の仕切り36にも設け得る。
中間の仕切りは、一般に無孔であり、図示した実施形態例では、中間スリーパス蛇行冷却回路の複数のパスを定める。
背景の項において示したように、内部交差孔40は、タービンブレード10全体の最初の鋳造中に形成する必要があることから、冷却回路の内部空洞特徴部を定めるために使用されるセラミックコア(図示無し)の対応部分によって定められる。
更に、こうした交差孔40は、結果として、従来の鋳造プロセスにより可能な最小サイズにより最小サイズが制限される。例えば、その最小鋳造サイズは、管状孔に対して約24ミルとなる場合があり、特定のエアフォイル設計では、特に、最小サイズのガスタービンエンジンにおいて通常見られる小型タービンエアフォイルに対して、不必要に大きくなる場合がある。小型タービンエアフォイルに対して、交差孔40は、最小鋳造サイズとして、約20×28ミルの長円又はレーストラック状の断面を有する場合がある。
したがって、対応する有孔仕切り36に対して標準方向又は垂直方向から離れて交差孔40を優先的に傾斜させることで、他の方法では相対的に大きなものとなる交差孔40に有意な圧力の低下を導入して、運転中に交差孔40を介して送られる冷媒20の流量を相応に減少させ得る。
図2及び3に示したように、第二及び第五の流路2、5は、それぞれの有孔仕切り36の一方の側に対応する流入路を定め、第一及び第六の流路1、6は、その反対側に対応する流出路を定める。
前縁回路において、冷媒20は、流入路2を通って縦方向へ送られ、その後、交差孔40を介して軸線方向へ向きを変えられ、流出路1に入り前縁へ向かう。
同様に、後縁回路において、冷媒20は、最初に流入路5を通って軸線方向へ送られ、その後、交差孔40を介して後方へ向きを変えられ、流出路6に入り後縁34へ向かう。
対応する流入路2、5は、対応する入口を有し、図1乃至3に図示した構成例では、例えば、エアフォイルの根元に近い、流路の半径方向内側端部における対応する入口を含む。
図1及び3は、冷媒をエアフォイルの根元へ導入するダブテール16基部の二つの専用入口38を示している。後縁回路において、冷媒20は、第五の流路5を通って半径方向外側へ流れる。前縁回路では、冷媒20は、最初にスリーパス蛇行回路4−3−2を通って運ばれた後、対応する交差孔40に対する流入路を定める最後の蛇行流路2を通って、再度、半径方向外側へ流れる。
図3に示した両実施形態において、対応する交差孔40は、縦流入路2、5とは反対の向きへ、有孔仕切り36を介して縦方向に傾斜しており、通過する冷媒流の方向を優先的に反転させる。
流入路2、5を通る主冷媒流は、当初、図3において半径方向外側へ向かっているため、交差孔40をそれぞれの流出路1、6内へ半径方向内側に傾斜させることで、主冷媒流は、急角度に曲げられると共に半径方向外側方向から半径方向内側方向へ反転され、これにより、有意な圧力損失が生じる。
圧力損失は効率的なガスタービンエンジン設計において通常は望ましくないが、このような相対的な大きな交差孔40を有する場合、孔40の反転又は逆傾斜による付加的圧力損失の意図的な導入を使用して、加圧冷媒が交差孔40を介して送られる際に、過剰な流量の低減を助長し得る。
図1乃至3に示したタービンロータブレード実施形態例では、側壁24、26は、根元28から先端30の翼幅に渡って縦方向に延びる。したがって、交差孔40は、対応する流入路2、5から対応する流出路1、6へ縦方向内側に傾斜する。そのため、各交差孔40の対応する入口開口部は、交差孔40の対応する出口開口部より上の高さ及び翼幅に位置している。
図2、3に示した前縁回路では、流出路1は、前縁32の直後に配置され、交差孔40は、前縁32に向かって下方に傾斜して、その裏側を流入路2から受け取った冷媒によりインピンジメント冷却する。
図2、3に示した後縁回路では、流出路6は、後縁34の直前に配置され、交差孔40は、後縁34に向かって下方に傾斜して、その内部前側を流入路2から受け取った冷媒によりインピンジメント冷却する。
図2、3に示した両実施形態において、逆傾斜角度Aは、圧力損失の導入を最大化するのに適切な90度未満の鋭角である。例えば、傾斜角度Aは、30乃至80度の範囲にしてよく、特定のエアフォイル設計に基づいて最適化し得る。
冷却効率の更なる改善は、対応する交差孔40との協調のため、対応する流入路2、5内側において、加圧及び減圧側壁24、26の一方又は両方に並ぶ協調するタービュレータ群44を導入することで得られる。
タービュレータ44は、従来の任意の構造を有してよく、一般には、側壁の内面と一体的に形成あれた細長い長方形のリブであり、流路を完全に橋絡することなく、内面からほんの僅かに突起する。タービュレータ44自体が鋭角の傾斜角度Bを有し、図示した実施形態例において、好ましくは45度であるが、交差孔との個別及び集合的性能を最適化するために必要に応じて変更してよい。
図3において最初に示したように、主冷媒流の優勢な方向は、二つの流入路2、5において半径方向外側である。対応するタービュレータ44の列を両側壁の内側に導入することで、タービュレータは、局所的に主流動を妨害し、図4及び5に示した対応する二次流動を形成して、熱伝達及び冷却性能に影響を与える。
好適な半径方向傾斜角度と、対応する交差孔40に対する方向とを備えたタービュレータ44を特定的に導入することで、タービュレータにより導入された二次流動は、主冷媒20の局所的な低温部分を対応する交差孔40へ送るために使用し得る。
図2に最初に示したように、流路1乃至6のそれぞれは、前縁及び後縁間のエアフォイルにおける相対的位置により制御される、対応する横断輪郭を有する。各流路は、対応するアスペクト比ARを有し、アスペクト比ARは、対向する側壁24、26間の円周方向又は横方向の高さHに対する軸線方向又は翼弦方向における流路の局所幅Wの比である。前縁後ろにあるエアフォイルの最大幅のハンプ領域における横に狭い流路から、ハンプ領域より後方へ向けて先細になる狭小な後縁領域における細長く幅広な流路まで、流路は、アスペクト比及び輪郭において様々である。
例えば、第二の流路2は、1である1:1未満のアスペクト比を有し、全体としては、見掛け又は平均のアスペクト比が約1:3である長方形となる。
一方、第五の流路5は、1である1:1より大きいアスペクト比を有し、同じく全体としては、平均又は見掛けのアスペクト比が約4:1である長方形となる。
第二の流路2はエアフォイルのハンプ領域において相対的に高さHが大きくなるため、対向する側壁24、26のタービュレータ44は、流路の狭い幅Wと比較して、互いの間隔が実質的に開いている。
一方、第五の流路5の境界となる対向側壁のタービュレータ44は、エアフォイルの薄い後縁領域において流路の高さHが低いことから、相対的に互いの間隔が小さくなる。
これに対応して、第二の流路2の有孔仕切り内の交差孔40は、高さのある流路2を二等分するエアフォイルの中心キャンバーラインに沿って位置する。更に、背の低い第五の流路5において、交差孔40は、同様に二等分するキャンバーラインに沿って位置するが、相対的に背が低く、且つ、交差孔をタービュレータに近接して配置する後方の有孔仕切り36内に位置する。
図3に示したように、アスペクト比の低い前方流入路2内のタービュレータ44は、冷媒を前縁流出路1へ供給する前方有孔仕切り36において終了する第一の傾斜方向又は配向性を有する。
一方、後縁流入路5内の対応するタービュレータ44は、後縁流出路6への供給を行うアスペクト比の高い流路5のための後方有孔仕切り36を始点とする反対の第二の傾斜方向を有する。
言い換えると、タービュレータ44の配向性は、流路のアスペクト比により制御され、流路内において、対応する有孔仕切り36及び斜行交差孔40と最善の形で協調するように配置され、冷却有効性及び効率を最大化する。
図3に最初に示したように、タービュレータ44のそれぞれは、各側壁24、26の内側において、半径方向又は縦方向外側へ傾斜しており、主冷媒20が流路をその入口端部から流れる際に最初に受領する、上流又は開始位置にある第一の端部46を含む。更に、各タービュレータは、対応する流路を通して送られた主冷媒20を最後に受領する、半径方向反対側の下流又は終了位置にある第二の端部48を含む。
タービュレータ44は、対応する流入路2、5において、例えば45度で半径方向に傾斜しているため、開始及び終了端部46、48は、エアフォイルの半径方向又は縦方向の翼幅において異なる高さに位置しており、構造の異なる流入路2、5において異なる挙動を示す。
具体的には、図3及び4に示した前方流入路2及びその1未満のアスペクト比に関して、タービュレータ44は、前縁及び前方有孔仕切り36に向かって半径方向外側へ傾斜しており、流入路2の後方側の境界となる後方無孔仕切りに隣接する開始端部46よりも上の高さで、終了端部48が有孔仕切り36に隣接した状態となる。
一方、図3及び5に示した後方流入路5内のタービュレータ44は、半径方向内側へ傾斜しており、1より大きなアスペクト比を有する流入路5の前方側の境界となる前方無孔仕切り36に隣接する反対側の終了端部48より低い高さで、タービュレータの開始端部46が前方有孔仕切り36に隣接した状態となる。
上述したように、斜行する交差孔40を優先的に使用して、対応する流入路2、5内の主冷媒流の方向を、対応する流出路1、6内へ向けて局所的に反転させ、付加的な圧力低下又は圧力損失を交差孔又はオリフィス40において特定的に導入し、これに応じて冷却回路を通る冷媒の流量を減少させ得る。
これにより、鋳造された交差孔40を、相対的に小さなタービンエアフォイルにおいて、流れ直径は必要なものより大きいものの、通過する冷媒流を低減した状態で利用し得る。
これに対応して、流入路2、5におけるタービュレータ44の優先的配向性は、更に、異なるアスペクト比を有する前方及び後方流入路2、5の異なる構造に対して、対応する交差孔40を介して局所的に温度の低い流動を提供することで、性能及び効率を改善する。
具体的には、図2及び4は、アスペクト比の小さな流入路2と、その内部のタービュレータ44及び交差孔40の協調とを示している。主冷媒流20は、図4において縦方向を上方へ向かい、横断面又は放射面に第二の流れ場を導入する傾斜タービュレータ44により妨害される。
タービュレータ44は相対的に短く、流入路2の短辺側に配置されているため、その熱伝達効果は、こうした短い側壁の近くにおいて局所的に顕著となり、アスペクト比の低い流入路2の中心近くに位置する温度の低い主流動又は中心流動に比べて、側壁に沿った二次流動は、相対的に温度が高くなる。
したがって、最も低い局所的流動温度を得るための交差孔40の最善の位置は、タービュレータの終了端部48における大きな流れ又は中心流動の内部となる。これにより、図4に示した相対的に幅広の有孔仕切り36の中心に沿って配置された交差孔40を介して、局所的に温度の低い流動が送られ、前縁のインピンジメント冷却が改善される。
一方、図2及び5に示した後方の流入路5は、高いアスペクト比のため相対的に狭く、タービュレータ44は、相対的に長く、流路5の境界となる相対的に長い側壁に沿って配置される。
この構造において、アスペクト比の高い流路5内の長いタービュレータ44は、アスペクト比の低い第二の流路2内の短いタービュレータより大きな熱伝導効果を有し、冷媒をより多く加熱する。更に、第五の流路5内の二次流動は、第二の流路2内よりも強く、構造の異なる流路2、5を通して送られる冷媒内の実質的に異なる局所温度に相応の影響を与える。
図3は、逆に配向された交差孔40と最善の形で協調する第二及び第五の流路2、5内のタービュレータ44の逆配向性を最も良く表している。第五の流路5において、タービュレータ44の開始端部46は、後方の有孔仕切り36に隣接し、局所的に温度の低い冷媒を後方の交差孔40へ提供する。
図3に示した第五の流路において主冷媒流を上方へ送る際に、傾斜タービュレータ44により生じた二次流動は、タービュレータの終了端部48へ向かって冷媒温度を増加させる。言い換えると、冷媒流は、当初、タービュレータの開始端部において最も温度が低く、タービュレータ44の終了端部において温度が増加している。
したがって、図5に示した第五の流路5内の狭い有孔仕切り36に開始端部を隣接させてタービュレータ44を配向することにより、局所的に温度の低い流動が後方の交差孔40を介して送られ、エアフォイルの後縁領域における冷却性能を最大化する。
図1及び2において最初に示したように、前方の交差孔40からの空気噴流は、前縁流路1に受領され、前縁の裏側のインピンジメント冷却が行われ、使用済みの冷却用空気は、前縁周囲の加圧側壁及び吸引側壁を橋絡する数列のフィルム冷却孔50を介して排出される。
これに対応して、後縁流路6は、後方交差孔40からの冷媒噴流を受領し、後縁の内部前側のインピンジメント冷却を行い、使用済みの冷媒は、通常、薄い後縁領域の加圧側で開口する後縁冷媒スロット又は孔の列を介して排出される。
図3に示したフィルム冷却孔50は、前方交差孔40とは逆の傾斜方向において、前縁周囲の側壁24、26を介して傾斜させ、付加的な利点を加えることが好ましい。
具体的には、前方交差孔40は、流入路2から流出路1へ、前縁32に向かって、縦方向内側に傾斜しており、一方、フィルム冷却孔50は、流出路1からエアロフォイルの側壁を介して、反対側の縦方向外側へ傾斜している。
これにより、交差孔40だけでなく、逆に傾斜したフィルム冷却孔50においても付加的な圧力低下を形成し、エアフォイルを介して排出される冷媒の流量を更に低減する。
流出路1は前縁の直後に配置されているため、前縁32を橋絡する両側壁24、26を介してフィルム冷却孔50の列を多数提供することができる。全ての前縁フィルム冷却孔50は、第一の流路1において終了する前方交差孔40と逆に傾斜させ、排出されるフィルム冷却用空気の流量を集合的に低減することが好ましい。
冷媒流量の低減は、エンジン効率を更に増加させるために使用し得る。或いは、一定の流量に対して、フィルム冷却孔の数を増加させて、限定されたフィルム冷却用空気の表面被覆率を増加し得る。
更に、対応する改善点を、図3に示した後縁冷却スロット52の列にも導入し得る。後縁スロット52の例は、その出口において従来の形で分岐しており、一般的には鋳造により形成され、この鋳造は、普通、大型のタービンエアフォイルに限定される。
上述したように、小型のタービンエアフォイルは、その内部の小特徴部の鋳造可能性に関する特定の問題に直面しており、小特徴部は、何れにせよ最小の鋳造可能サイズを有するものとなる。小型タービンエアフォイルにおいて、後縁孔は、大きすぎるものとなるため鋳造不可能であり、代わりに、エアフォイルの鋳造後に穿孔され、穿孔された孔では、従来の鋳造冷却スロットより流動直径が実質的に小さくなる。
したがって、後方流路6への供給を行う斜行交差孔40の導入により、交差孔40からの付加的な圧力損失のため、冷媒の排出流量が低減するため、小型のエアフォイル設計において、相対的に大きな鋳造後縁スロット52の導入が可能となり、これは他の方法では実際的ではなく可能ともならない。
大きな鋳造後縁スロット52を、それ以外は小型であるタービンエアフォイルにおいて使用することにより、後縁スロットの被覆率と、付随する冷却性能とは改善されるが、斜行交差孔40により形成された圧力損失のため、流量は減少する。
図2及び3に示した前方及び後方交差孔40は、前縁及び後縁のインピンジメント冷却のために特に使用される二種類の内部交差孔40を表しており、特定のエアロフォイル設計での必要に応じて、個別に又は共に使用し得る。
斜行交差孔40は、冷媒流の方向と反対に傾斜させた場合に付加的な圧力損失が導入され、通過する流量を低減するために優先的に使用し得る。
交差孔40は、特定の用途での必要に応じて、他の利点を得るために、対応する流入路及び流出路を通る優勢な流動に対して様々な傾斜配向性を有し得る。
タービュレータは従来の特徴であり、様々な構成及び角度方向で存在するが、上述したように優先的に使用して、交差孔40と協調させると共に、タービンエアフォイルの優れた冷却において熱伝達効果を改善する一方で、冷却を担当する流動を最小化し得る。個別の流路のアスペクト比と、エアフォイルの前縁及び後縁間での位置とに応じて上述したような形で協調させながら、タービュレータの様々な実施形態を必要に応じて使用し得る。
上述した斜行交差孔は、小型タービンエアフォイルにおける特定の利点のために使用し得るが、熱伝達性能を局所的に調整することが望まれる大型のエアフォイルにおいて、対応する利点を有し得る。
交差孔と、協調するタービュレータとは、運転中に更に冷却性能をもたらす遠心力を受けるタービンロータブレードの例において示したが、冷却性能の改善が望まれるステータベーンにおいても使用することができる。
以上、本明細書では本発明の好適な実施形態例と考えられるものを説明してきたが、本明細書の内容から、当業者には本発明の他の変形例が明らかとなることから、本発明の本来の趣旨及び範囲内に入るこうした全ての変形例は、添付特許請求の範囲に包含されるべきである。
したがって、添付特許請求の範囲において定義及び区別される本発明は、米国特許証により保護されることが望ましい。

Claims (10)

  1. タービンエアフォイル(12)であって、
    対向する前縁及び後縁(32、34)間において、縦方向に翼幅に渡って延び、軸線方向に翼弦に渡って延びる加圧及び吸引側壁(24、26)であり、前記側壁(24、26)を橋絡する仕切り(36)により翼弦方向に分割され縦方向に延びる複数の流路(1乃至6)を定めるように、間に横方向に間隔を空け、
    前記仕切り(36)の一枚は有孔であり、その内部を傾斜して通過し且つ前記有孔仕切り(36)の一方の側にある流入路(2、5)と、その反対側にある流出路(1、6)との間に渡って延びる交差孔(40)の縦列を有し、
    前記交差孔(40)は、前記有孔仕切り(36)を介して、前記縦流入路(2、5)とは反対に縦方向へ傾斜して、内部を通して送られる冷媒の方向を反転させる、加圧及び吸引側壁(24、26)と、
    前記流入路(2、5)内部において、前記加圧及び吸引側壁(24、26)の内側に並び、前記冷媒の二次流動を導入すると共に、前記交差孔(40)に対して縦方向に傾斜して局所的に温度の低い冷媒を前記交差孔(40)へ送るタービュレータ群(44)と、を備えるエアフォイル。
  2. 前記流入路(2、5)は、横方向の高さに対する翼弦方向の幅のアスペクト比を有し、
    前記タービュレータ(44)は、1未満のアスペクト比に対して、前記有孔仕切り(36)において終了する第一の傾斜方向を有し、
    前記タービュレータ(44)は、1より大きな前記アスペクト比に対して、前記有孔仕切り(36)において開始される逆の第二の傾斜方向を有する、請求項1記載のエアフォイル。
  3. 前記タービュレータ(44)のそれぞれは、前記流入路(2、5)を通る前記冷媒(20)を最初に受領する第一の開始端部(46)と、前記流入路(2、5)を通る前記冷媒を最後に受領する、縦方向反対側の第二の終了端部(48)とを有し、
    前記タービュレータは、前記流入路(2、5)内において縦方向に傾斜し、前記開始及び終了端部(46、48)は、翼幅において異なる高さに位置する、請求項2記載のエアフォイル。
  4. 前記加圧及び吸引側壁(24、26)は、半径方向内側の根元(28)から半径方向外側の先端(30)まで翼幅に渡って縦方向に延び、
    前記交差孔(40)は、前記流入路(2、5)から前記流出路(1、6)へ縦方向内側に傾斜する、請求項3記載のエアフォイル。
  5. 前記流出路(1)は、前記前縁(32)の直後に配置され、前記交差孔(40)は、前記前縁に向かって傾斜し、その裏側をインピンジメント冷却する、請求項3記載のエアフォイル。
  6. 前記タービュレータ(44)は、前記流入路(2)において縦方向に傾斜し、前記終了端部(48)が前記有孔仕切り(36)に隣接する状態となる、請求項5記載のエアフォイル。
  7. 前記側壁(24、26)の一方を介して、前記交差孔(40)と反対の傾斜方向へ傾斜するフィルム冷却孔(50)の列を更に備える、請求項6記載のエアフォイル。
  8. 前記交差孔(40)は、前記流入路(2)から前記流出路(1)へ縦方向内側に傾斜し、前記フィルム冷却孔(50)は、前記流出路(1)から前記一方の側壁(24、26)を介して、縦方向外側に傾斜する、請求項7記載のエアフォイル。
  9. 前記流出路(6)は、前記後縁(34)の直前に配置され、前記交差孔(40)は、前記後縁に向かって傾斜し、その前側をインピンジメント冷却する、請求項3記載のエアフォイル。
  10. 前記タービュレータ(44)は、前記流入路(2)において縦方向に傾斜し、前記開始端部(46)が前記有孔仕切り(36)に隣接する状態となる、請求項9記載のエアフォイル。
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