JP2010000766A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の構造を複雑化させることなく良好な画像を得る。
【解決手段】画像参照バッファ1241に格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルによるインク滴吐出の対象とされる画素の直前の画素を判定する第1判定回路121と、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルにより2以上の所定数連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素であって、第1判定回路121によって直前の画素と判定された画素を除く画素を判定する第2判定回路122と、第2判定回路122によって前記画素群を構成する画素と判定され、かつ、第1判定回路121によって前記直前の画素と判定されない画素を、インク滴不吐出でメニスカスを揺動させる揺動対象の画素とし、当該画素の階調を、揺動対象を示す階調に変更する階調変更回路123とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクを吐出して画像を描画するインクジェット方式の画像形成装置と、当該画像形成装置のプリント対象とされる画像データに対して画像処理を行う画像処理装置とに関する。
インクジェット方式の画像形成装置には、印刷の指示があった場合に直ちに印刷を実行できるように、インクを吐出するノズルに常にインクが満たされている。このような画像形成装置において、ノズルの開口部におけるインクのメニスカス面では、インク中の溶媒が蒸発しやすく、インクの粘度が上昇しやすい。メニスカス面近傍におけるインクの粘度の上昇は、ノズルからのインクの吐出不良の原因となる。
そのため、メニスカス面におけるインクの粘度の上昇が起こらないように、従来様々な技術が提案されている。このような技術としては、例えば、画像形成とは別に定期的にインクを排出させたり、メニスカス面を揺動させたり、といったものが挙げられる。また、特許文献1には、インク吐出口が形成されるオリフィスプレートに多孔質部材を設け、この多孔質部材を介して、メニスカス面に新しいインクを供給することが記載されている。
特開2005−246788号公報
しかし、特許文献1のように多孔質部材を設けると、装置の構造が複雑になり、加工も困難さも増加する。一方、メニスカス面を揺動するようになっている装置では、メニスカス面を揺動させた直後、メニスカス面が揺動されたノズルからインクを吐出させようとしたときに、この揺動の影響により吐出不良が起こり、所望の画像が得られないことがある。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、装置の構造を複雑化させることなく良好な画像を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像データを一時的に格納する画像参照バッファ及び画像出力バッファと、
前記画像参照バッファに格納された画像データについて、インクジェットベッド内の同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルによるインク滴吐出の対象とされる画素の直前の画素を判定する第1判定回路と、
前記画像参照バッファに格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルにより2以上の所定数連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素であって、前記第1判定回路によって前記直前の画素と判定された画素を除く画素を判定する第2判定回路と、
前記第1及び第2判定回路による判定結果に基づいて、前記第2判定回路によって前記画素群を構成する画素と判定され、かつ、前記第1判定回路によって前記直前の画素と判定されない画素を、インク滴を吐出させずにメニスカスを揺動させる揺動対象の画素とし、当該画素の階調を、当該揺動対象を示す階調に変更して、前記画像参照バッファに格納された画像データを前記画像出力バッファに格納する階調変更回路と
を備える画像処理装置である。
この発明によれば、インク滴を吐出する画素の直前の画素についてはメニスカス面を揺動させないようにデータを加工するので、この画素の直後の画素の描画においてインク滴の吐出不良が起こり難い画像データを生成することができる。また、本発明によれば、第1判定回路、第2判定回路、及び階調変更回路の画像処理ロジック回路を、ASICやFPGA等により実現可能になるので、例えばプリンタドライバ等のプログラムにより上記描画不良防止のためのデータ加工を行う場合よりも、高速に当該データ加工を行うことが可能になる。これにより、本発明は、装置の構造を複雑化させることなく良好な画像を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記第2判定回路が用いる前記所定数は3以上であって、
前記画像参照バッファに格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルによるインク滴吐出の対象とされる画素の直後の画素を判定する第3判定回路を更に備え、
前記第2判定回路は、前記画像参照バッファに格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルにより2以上の所定数連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素であって、前記第1及び第3判定回路によって前記直前及び直後の画素と判定された画素を除く画素を判定し、
前記階調変更回路は、前記第1乃至第3判定回路による判定結果に基づいて、前記第2判定回路によって前記画素群を構成する画素と判定され、かつ、前記第1及び第3判定回路によって前記直前及び直後の画素と判定されない画素の階調を、前記揺動対象を示す階調に変更して、前記画像参照バッファに格納された画像データを前記画像出力バッファに格納するものである。
従来、インク滴を吐出した直後にメニスカス面を揺動させると、揺動の幅が大きくなりすぎたり、逆に小さくなりすぎたりして、インクの洩れ又はインク粘度の上昇等が起きやすいという問題があったが、この発明では、インク滴を吐出直後の画素についてもメニスカス面を揺動させないように画像データを加工するので、当該インクの洩れ又はインク粘度の上昇等が起き難い画像データを生成することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、前記画像データは、前記インク滴吐出の対象とされる画素について複数の階調を有し、前記各判定回路は、当該複数の階調のいずれを有する画素についても、前記インク滴吐出の対象とされる画素と判定するものである。
この発明によれば、インク滴吐出の対象とされる画素について複数の階調を有する画像データからであっても、インク滴の吐出不良が起こり難い画像データ、又はインクの洩れ又はインク粘度の上昇等が起き難い画像データを生成することができる。
また、請求項4に記載の発明は、インク滴を記録媒体上に吐出して1画素の記録を行う複数のノズル、各ノズルに連通し、内部にインクを収容可能な複数の加圧室、及び、各加圧室内のインクに圧力をかけて上記ノズルから上記インク滴を吐出させる複数の圧電素子を有するインクジェットヘッドと、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置と、
前記画像出力バッファに格納された画像データに基づいて、上記各ノズルに対応する圧電素子に対し、前記インク滴が吐出される階調の画素についてはインク滴吐出用の第一駆動信号を印加し、前記揺動対象を示す階調を示す画素についてはインク滴不吐出でメニスカス揺動可能な第二駆動信号を印加し、前記インク滴吐出及び前記揺動対象のいずれの対象でもない階調を示す画素については前記第一及び第二駆動信号のいずれも印加しない駆動信号印加部とを備える画像形成装置である。
この発明によれば、駆動信号印加部により、描画すべき画素の直前又は直後の画素についてはメニスカス面を揺動させない駆動信号を印加することで、これらの画素の描画において、インク滴の吐出不良や、インクの洩れ又はインク粘度の上昇等を起き難くすることができる。
本発明によれば、インク滴を吐出する画素の直前の画素についてはメニスカス面を揺動させないようにデータを加工するので、この画素の直後の画素の描画においてインク滴の吐出不良が起こり難い画像データを生成することができる。また、本発明によれば、第1判定回路、第2判定回路、及び階調変更回路の画像処理ロジック回路を、ASICやFPGA等により実現可能になるので、例えばプリンタドライバ等のプログラムにより上記描画不良防止のためのデータ加工を行う場合よりも、高速に当該データ加工を行うことが可能になる。これにより、本発明は、装置の構造を複雑化させることなく良好な画像を得ることができる。
本発明の実施の一形態である画像形成装置について、図面を参照して以下に説明する。
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の構成の要部構成を示すブロック図である。インクジェットプリンタ方式のプリンタ等でなる画像形成装置1は、CPU11と、画像処理装置10と、画像形成部20とを備える。
CPU11は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。CPU11には、温度・湿度センサ37と、A/Dコンバータ32と、モータ33と、モータ制御IC34と、主電源35と、RIP(プリンタコントーラ)44と、画像処理装置10とが直接的又は間接的に接続されている。
温度・湿度センサ37は、画像形成部20の周囲温度及び湿度を検出する。A/Dコンバータ32は、温度・湿度センサ37によって検出された周囲温度及び湿度をディジタル信号に変換し、CPU11に出力する。モータ33は、図略の用紙搬送ベルトの駆動ローに回転駆動源を供給する駆動源である。モータ制御IC34は、モータ33及びCPU11の間に介在してモータ33の駆動を制御するドライバである。
また、主電源35は、画像形成装置1の各部が動作するために必要な電力を供給するものであり、CPU11及び画像処理装置10は、当該主電源35からの電力を受けて動作する。
画像処理装置10は、主に画像処理に関する制御を行う。画像処理装置10には、インクタンク41と、エンコーダ43と、RIP44と、画像形成部20が接続されている。
インクタンク41は、画像形成部20に備えられるヘッド22(後述)に供給するインクを貯留する。なお、インクタンク41に設けられているROM41aは、当該インクタンク41のシリアル番号や、貯留されているインク種別情報、適合するプリンタ情報等が記憶されており、必要に応じて画像処理装置10によって読み出される。
RIP44は、画像形成装置1にネットワーク接続等されるパーソナルコンピュータで作成されたプリント対象の画像データを当該画像形成装置1が理解可能なデータ形式(例えばビットマップデータ等)に変換する。画像処理装置10は、RIP44から送られてくる画像データに対して必要な画像処理を行い、当該画像データに基づいて、画像形成部20を動作制御する。
なお、CPU11に内蔵されるタイマ・カウンタ11a及びエンコーダ43は、画像形成部20による用紙に対する画像形成と、上記用紙搬送ベルトによる用紙搬送とのタイミングの調整に用いられる。
画像形成部20は、画像処理装置10からの制御指示に従って、画像処理装置10によって画像処理された画像データについて画像形成動作を行う。
図2は、画像形成装置1の画像処理装置10及び画像形成部20の構成を示すブロック図である。
画像処理装置10は、主に画像処理に関する制御を行う。画像処理装置10は、画像データから階調数3(後述)の第一印字データ(i)を生成する画像処理部11と、第一印字データ(i)に4番目の階調を加えて第二印字データ(ii)を生成するデータ加工部12とを備える。
画像形成部20は、インクを用紙上に吐出して画像を描くヘッド22、及びヘッド22を駆動するヘッド駆動部21を備える。
ヘッド駆動部21は、駆動パルス(1)〜(3)を発生する駆動パルス発生部21a、及び、駆動パルス(1)〜(3)のいずれかを、第二印字データ(ii)が示す階調に応じて選択し、抵抗を介して、ヘッド22の圧電素子22aに印加するセレクタ21bを備える。ヘッド22の構造の詳細については後述する。
なお、以下に示す本実施形態では、第一印字データ(i)の最大階調数Nは3、第二印字データ(ii)の最大階調数N’は(N+1)つまり4、駆動パルスは(1)〜(3)の3種類であるとするが、本発明はこれらに限定されるものではない。
ヘッド22について説明する。図3はヘッド22の要部構成を示す平面図、図3はヘッド22の要部構成を示す断面図である。
ヘッド22はいわゆるライン型ヘッドである。図3に示すように、ヘッド22は、用紙に対向する吐出面23をさらに備える。用紙は、図示しない搬送部によって図3中に示す方向Dに搬送されるようになっており、吐出面23から吐出されたインク滴を受けるようになっている。吐出面23の長手方向(方向Dに直行する方向)の大きさは用紙の印字領域の最大幅Eより大きくなっている。吐出面23には、ノズル24の開口部である微小径を有する吐出口25が、吐出面23の長手方向(主走査方向)において少なくとも最大幅Eに渡って複数設けられる。すなわち、主走査方向には、複数のノズル24及びこれに対応する吐出口25が並べて設けられている。
また、図4に示すように、ヘッド22は、吐出面23の吐出口25以外の覆う撥水膜23aと、吐出口25に対して1つずつ設けられた加圧室26と、インクを貯留する図示しないインク槽と、インク槽から複数の加圧室26にインクを供給する共通流路27とを備える。加圧室26と共通流路27とは供給孔28で繋げられており、この供給孔28を介して共通流路27から加圧室26にインクが供給される。ノズル24は加圧室26内から吐出口25まで連続している。加圧室26の壁のうち吐出面23と逆側の壁は振動板29で構成されており、振動板29は複数の加圧室26に渡って連続して形成されており、振動板29には同様に複数の加圧室26に渡って連続して形成された共通電極30が積層されている。共通電極30上には、加圧室26毎に別個の圧電素子22aが設けられており、共通電極30と共に圧電素子22aを挟むようにこれも加圧室26毎に別個の個別電極31が設けられる。
上述のヘッド駆動部21からの駆動パルスが個別電極31に、印加されることで、各圧電素子22aは個別に駆動される。この駆動による圧電素子22aの変形が振動板29に伝えられ、振動板29の変形によって加圧室26は圧縮される。その結果、加圧室26内のインクに圧力が加わり、ノズル24を通ったインクが吐出口25からインク滴となって用紙上に吐出される。
インク滴が吐出されない間も、ノズル24内にはインクが入っており、ノズル24内でインクはメニスカス面Mを形成している。
続いて、上記データ加工部12の構成を説明する。図5はデータ加工部12の概略構成を示すブロック図である。
データ加工部12は、第1判定回路121と、第2判定回路122と、第3判定回路125と、階調変更回路123と、内部RAM124とを備える。内部RAM124は、画像参照バッファ1241と、画像出力バッファ1242とを備える。
第1判定回路121は、画像参照バッファ1241に格納された画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24によってインク滴吐出の対象とされている画素の直前の画素を判定する。
第2判定回路122は、画像参照バッファ1241に格納された画像データについて、同一のノズル24により順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルにより2以上の所定数連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素であって、第1判定回路121によって上記直前の画素と判定された画素を除く画素を判定する。
第3判定回路125は、画像参照バッファ1241に格納された画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24によってインク滴吐出の対象とされている画素の直後の画素を判定する。
階調変更回路123は、第1判定回路121、第3判定回路125、及び第2判定回路122の判定結果に応じて、画像参照バッファ1241に格納されている画像データを構成する各画素の階調を変更して、画像出力バッファ1242に書き込む。例えば、階調変更回路123は、第1判定回路121、第3判定回路125、及び第2判定回路122の判定結果に応じて、第2判定回路122によって上記画素群を構成する画素と判定され、かつ、第1判定回路121及び第3判定回路125によって上記直前及び直後のいずれの画素とも判定されない画素を、インク滴を吐出させずにメニスカスを揺動させる揺動対象の画素とし、当該画素の階調を、当該揺動対象を示す階調に変更した上で、画像参照バッファ1241に格納されている画像データを画像出力バッファ1242に格納する。
内部RAM124は、プリントの対象とされる画像データを一時的に格納する記憶部である。画像参照バッファ1241は、画像形成装置1にネットワーク接続等される図略のパーソナルコンピュータから画像処理部11を経て送られてくるプリント対象の画像データを一時的に格納する。画像出力バッファ1242は、階調変更回路123によって上記階調変更処理がされた後の上記プリント対象の画像データを一時的に格納する。なお、当該画像出力バッファ1242に格納された階調変更後の画像データに基づいて、ヘッド駆動部21がインクジェットヘッド22を駆動する。
画像処理装置10の動作について、データ加工部12の動作を中心に、図6乃至図12を参照してより詳細に説明する。図6及び図7は、それぞれ(a)は第一印字データ(i)の一例を示す図、(b)は第二印字データ(ii)の一例を示す図である。図8は、データ加工部12による処理を中心とした画像処理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。また、図9は階調変更回路123が階調変更処理に用いる真理表を示す図、図10は第1判定回路121のブロック図、図11は第3判定回路125のブロック図、図12は第2判定回路122のブロック図である。
図6及び図7においては、横方向つまり各行の成分は主走査方向の画素を、縦方向つまり各列の成分は副走査方向の画素を示す。また、これらの図面において、1列〜n列の各列内に並べて示される成分は、同一のノズルにより記録される画素をそれぞれ表す。つまり、1のノズルは例えば2列目の1行目からm行目の画素を用紙上に記録し、他のノズルは例えばn列目の1行目からm行目の画素を用紙上に記録する。
また、図6(a)に示すように、第一印字データ(i)は、“0(ゼロ)”、“1”、“2”の3階調からなる。階調“0”は、インクを吐出しない画素(描画されない画素)に付される階調である。画像データを構成する各画素についての当該階調は、RIP44から送られてくる画像データを解析して、各画素に対して画像処理部11が付与する。階調“1”又は階調“2”は、インクを吐出する画素(描画される画素)に付される階調である。なお、階調“1”は、インク吐出量が小、階調“2”はインク吐出量が大を示す。階調“3”は、インクを吐出せずにメニスカスを揺動させる画素に付される階調である。
図8を参照して説明する。データ加工部12は、画像処理部11から送られてきた上記階調付与済みの画像データを画像参照バッファ1241に格納する(S1)。第1判定回路121、第2判定回路122、第3判定回路125及び階調変更回路123は、それぞれ画像参照バッファ1241に格納されている当該画像データを読み込む(S2)。
第1判定回路121は、読み込んだ画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24によってインク滴吐出の対象とされている画素の直前の画素を判定する(S3)。第1判定回路121は、図10に示すような回路を有する。なお、図10には、1画素分の回路を示している。第1判定回路121は、まず、上述した複数のノズル24のうちの1つのノズル24により記録の対象とされる画素に注目し、当該ノズル24により今回注目(1ページ分の画素データを全部まとめて階調補正した後、圧電素子に画素データを送るため)の対象とされる画素の次(1回後)に記録の対象となる画素の階調データを、画像参照バッファ1241より読み込み、階調データレジスタR1に格納する。続いて、第1判定回路121は、階調データレジスタR1に格納した階調データを有する画素の更に次(1回後)に記録すべき画素の階調データを、画像参照バッファ1241から読み込み、階調データレジスタR1の記憶内容を当該読み込んだ階調データに書き換える。なお、2回後の階調データを階調データレジスタR1に直接読み込むようにしてもよい。そして、判定部1211は、図17に示すように、階調データレジスタR1の階調データに基づいて、階調データレジスタR1に格納されている階調が0より大きい場合(R1>0)、判定部1211は、判定結果を「真」として出力する。また、同じく図17に示すように、判定部1211は、階調データレジスタR1に記憶されている階調データがR1=0の場合は、判定結果を「偽」として出力する。第1判定回路121は、当該判定結果を第2判定回路122及び階調変更回路123に出力する。
第3判定回路125は、読み込んだ画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24によってインク滴吐出の対象とされている画素の直後の画素を判定する(S4)。第3判定回路125は、図11に示すような回路を有する。なお、図11には、1画素分の回路を示している。第3判定回路125は、まず、上述した複数のノズル24のうちの1つのノズル24により今回記録の対象とされる画素に注目し、当該ノズル24によりN回前に注目の対象とされる画素の階調データを画像参照バッファ1241より読み込み、階調データレジスタNRNに格納する。判定部1251は、例えば、図19に当該Nを6とした例で示すように、階調データレジスタNRNの階調データに基づいて、階調データレジスタNRNに格納されている階調が0より大きい場合(NRN>0)、判定部1251は、判定結果を「真」として出力する。また、判定部1251は、階調データレジスタNRNに記憶されている階調データがNRN =0以外の場合は、判定結果を「偽」として出力する。第3判定回路125は、当該判定結果を第2判定回路122及び階調変更回路123に出力する。
第2判定回路122は、第1判定回路121及び第3判定回路125の判定結果に基づいて、画像参照バッファ1241から読み込んだ画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24により、所定数(ここでは当該所定数を6とする)以上連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素を判定する(S5)。第2判定回路122は、図12に示すような回路を有する。なお、図12には、1画素分の回路を示している。第2判定回路122は、まず、上述した複数のノズル24のうちの1つのノズル24により今回記録の対象とされる画素の階調データを画像参照バッファ1241より読み込み、階調データレジスタR0に格納する。階調データレジスタR0のデータは、1回記録後には、1回前に記録した階調データとなって、階調データレジスタNR1に格納され、同様に、各回の記録が行われる度にNR2、NR3、NR4、....NRN-1、NRNと格納されていく。判定部1221は、例えば、図18に示すように(図18は上記所定数が6の例を示す)、階調データレジスタR1、R0、NR1、...、NRN-1、NRNに格納されている階調が0である場合(R1=0 and R0=0 NR1=0 NR2=0 NR3=0 NR4=0...NRN-1=0 NRN=0)であって、更に第1及び第2判定回路の判定結果がいずれも「偽」の場合は、第2判定回路122の判定結果を「真」として出力する。また、判定部1221は、これ以外の場合は、図18に示すように、第2判定回路122の判定結果を「偽」として出力する。第2判定回路122は、当該判定結果を階調変更回路123に出力する。
階調変更回路123は、第1判定回路121、第3判定回路125及び第2判定回路122の判定結果が、図9に示す階調変更を行うか否かの判断基準を満たすかを判断し(S6)、第1判定回路121、第3判定回路125及び第2判定回路122の判定結果が、当該図9に示す階調変更を行うか否かの判断基準を満たす場合は(S6でYES)、図9の表に従って、対応する画素(上記今回記録の対象とされる画素)の階調データを変更し(S7)、画像出力バッファ1242に格納する(S8)。
ヘッド駆動部21は、上記画像出力バッファ1242に格納された階調データに基づいてインクジェットヘッド22を駆動する(S9)。データ加工部12は、S1乃至S8の処理を、画像参照バッファ1241に格納されているプリント対象の画像データを構成する全ての画素について終了すると(S10でYES)、当該データ加工処理(階調変更処理)を終了する。なお、上記処理は、主走査方向に並ぶ全てのノズル24が記録を担当する画素について行われる。
この結果、階調変更回路123は、第一印字データ(i)中で、列方向に階調“0”の画素が所定数(ここでは6)以上連続するときには、これらの階調“0”の画素のうち、インク滴が吐出される画素の直前及び直後の画素以外から選択される少なくとも1つの画素の階調を“3”に変更する。こうして、データ加工部12は、階調が変更された第二印字データ(ii)を生成する。言い換えると、階調“3”の画素は、列方向(縦方向)において、階調“1”又は“2”の画素との間に階調“0”の画素を少なくとも1つ挟んで配される。
また、所定数連続する階調“0”の画素のうち、階調“3”に変更される画素の位置は、少なくとも描画される画素の直前及び直後の画素以外であって、吐出不良を防ぐことができる範囲内で適宜設定可能であり、特に限定されるものではない。例えば上記所定数を2以上としたときは、階調“0”から階調“3”に変更される画素は、インク吐出される画素の直前の画素以外から選択されればよい。
第二印字データ(ii)の一例として、図6(b)に示す印字データは、図6(a)の印字データ(i)中で列方向に階調“0”の画素が3以上連続するとき、これらの階調“0”の画素のうち、階調“1”または階調“2”の画素の直前及び直後の画素を除いて、全ての画素の階調が“3”に変更されている。言い換えると、階調“1”または階調“2”の画素から列方向2つ目の画素から、階調“1”または階調“2”の画素の2つ手前までの画素が、全て階調“3”となっている。
なお、以上では最大階調数Nが3の場合について述べたが、さらに付加する階調を“3”としたが、本発明はこれに限定されるものではない。最大階調数Nの第一印字データ(i)には、0、1、2、・・・(N−1)の階調が含まれ得る。データ加工部12は、この印字データ(i)に少なくとも1つの階調、つまり(N+1)番目の階調(図6(b)の例では階調“3”)を少なくとも付加するようになっている。
図7(a)(b)には、最大階調数Nが2である場合、つまり階調が0及び1の2つである場合の第一印字データ(i)の一例、及びこれを加工してなる第二印字データ(ii)の例を示す。図7(b)の第二印字データ(ii)は、データ加工部12で図7(b)と同様の処理を経て生成され、階調“1”の画素から列方向2つ目の画素から、階調“1”の画素の2つ手前までの画素が、全て階調“2”となっている。
ヘッド駆動部21によるヘッド22の駆動について、図13〜図16を参照して以下に具体的に説明する。
図13(a)〜図13(c)は駆動パルス(1)〜(3)の波形の例をそれぞれ表す図面であり、図14(a)〜図14(c)はセレクタ21bによって駆動パルス(1)〜(3)がそれぞれ選択されたときの圧電素子22aにかかる駆動電圧と、この圧電素子22aに対応するノズル24内のインクの流速(ノズル内流速[m/s])とを示す図面である。また、図15(a)は、駆動パルス(3)の波形の他の例を示し、図15(b)は図15(a)に示す波形の駆動パルス(3)がセレクタ21bによって選択されたときの圧電素子22aにかかる駆動電圧と、この圧電素子22aに対応するノズル内流速とを示す図面である。
なお、駆動パルス(1)(2)は特許請求の範囲における第一駆動信号に対応する駆動パルスの例であり、駆動パルス(3)は特許請求の範囲における第二駆動信号に対応する駆動パルスの例である。また、図6(a)(b)を用いて説明した最大階調数Nが3である場合、つまり階調が0〜2の3つである場合は、インク吐出時の階調に応じて駆動パルス(1)(2)を使い分け、図7(a)(b)を用いて説明した最大階調数Nが2である場合、つまり階調が0及び1の2つである場合は、インク吐出時の階調に駆動パルス(1)又は(2)のいずれかを用いる。
図13(a)に示すように、駆動パルス(1)は1のパルスからなり、図13(b)に示すように、駆動パルス(2)は、駆動パルス(1)と同一幅のパルスが2つ連続してなり、図13(c)に示すように、駆動パルス(3)は、駆動パルス(1)のパルス幅よりも小さい幅のパルスが複数回繰り返されてなる。
駆動パルス(1)のパルス幅は、ヘッド流路の固有振動周期(本例では13 usec)の半周期に近い長さ(本例では約7 usec)となるように設定される。ここで「ヘッド流路」とは、ノズル24、加圧室26、及び供給孔28を含む部分を意味する。よって、図14(a)に示すように、圧電素子22aに印加される駆動電圧のパルス幅も、同様にヘッド流路の固有振動周期の半分に近い長さになる。このような駆動電圧によると、ノズル内流速は10m/sを超えるので、1つのインク滴が吐出口25から吐出される。
図14(b)に示すように、駆動パルス(1)と同一幅のパルスが2つ連続した駆動パルス(2)が選択されると、2つのインク滴が吐出口25から吐出される。すなわち、駆動パルス(1)が選択されたときと比較して、一画素当たりに吐出されるインクの体積が2倍となる。
駆動パルス(3)のパルス幅は、ヘッド流路の固有振動周期よりかなり短く設定される。よって、図14(c)に示すように、圧電素子22aに印加される駆動電圧のパルス幅も、同様にヘッド流路の固有振動周期よりかなり短くなる。このような短いパルスが連続すると、ノズル内流速は、メニスカス面Mが揺動されるもののインク滴が吐出されない程度の値となる。
なお、駆動パルス(3)の波形は、図13(c)の形に限定されるものではなく、ノズル24内のメニスカス面Mを揺動させ、かつインク滴を吐出させないものであればよい。このような駆動パルス(3)の例としては、図15(a)に示すように、パルス幅がヘッド流路の固有振動周期に近いものが挙げられる。図15(a)の駆動パルス(3)によると、図15(b)に示すように、ノズル内流速の振動が打ち消されるので、メニスカス面Mを大きく揺らすことができ、かつインク滴が形成されないようにすることができる。
セレクタ21bは、画像処理装置10からの第二印字データ(ii)中、階調“1”については駆動パルス(1)を、階調“2”については駆動パルス(2)を、階調“3”については駆動パルス(3)を選択して圧電素子22aに印加し、階調“0”についてはいずれの駆動パルスも印加しないようになっている。
図16(a)は、仮に図6(a)の第一印字データ(i)に基づいてセレクタ21bが駆動パルスを選択するとしたときのヘッド22の動作を示す図面であり、図16(b)は、それぞれ図6(b)の第二印字データ(ii)に基づいてセレクタ21bが選択した駆動パルスによるヘッド22の動作を示す図面である。図16(a)(b)において、丸はそれぞれ図6(a)(b)の画素に対応する。また、黒丸(●)はインク滴が吐出される画素を、二重丸(◎)はメニスカス面Mが揺動される画素を、一重丸(○)は、インク滴の吐出もメニスカス面Mの揺動も行われない画素を示す。なお、図16(a)(b)では、説明の便宜上、駆動パルス(1)及び(2)によるインク滴の吐出を区別せずに同一の黒丸(●)で表す。
セレクタ21bが上述したように第二印字データ(ii)に基づいて駆動パルスを選択すると、図16(b)に示すように、列方向において、黒丸(●)と二重丸(◎)との間に、少なくとも1つの一重丸(○)が挟まれている。つまり、或るノズル24からインク滴が吐出されて1つの画素の記録が行われた後、メニスカス面Mの揺動が行われるまで、少なくとも1の画素の記録にかかる時間は、このノズル24においてはインクの吐出もメニスカス面Mの揺動も行われない。同様に、或るノズル24でメニスカス面Mが揺動された後、インク液が吐出されるまでの間に、少なくとも1の画素の記録にかかる時間は、このノズル24においてはインクの吐出もメニスカス面Mの揺動も行われない。
図16(a)に示すように、描画しない画素について、全くメニスカス面Mを揺動させなければ、ノズル24内ではインクの粘度が増加し、吐出不良が起きる。
一方、メニスカス面Mを揺動させる駆動電圧の波形は、インク滴を吐出させる駆動電圧
の波形と同様に、ノズル内流速の振動と位相を異にしている(図14(a)〜図14(c)及び図15(b))。それゆえ、駆動パルス(3)によりノズル内流速が振動され、メニスカス面Mが揺動された後、このノズル内流速の振動が充分に小さくなる前に駆動パルス(1)又は(2)が印加されると、所望の大きさのインク滴を安定に形成することができず、吐出不良が起きることがある。
これに対して、本実施形態の画像形成装置1では、上述したとおり、或るノズル24でメニスカス面Mが揺動された後、同一のノズル24からインク滴の吐出を行うまでに、1画素の記録にかかる時間以上、圧電素子22aに駆動パルスを印加させないようになっている(図16(b))。よって、画像形成装置1では、ノズル内流速の振動が小さくなってからインク滴の吐出を行うことができる。その結果、上述のような吐出不良は起こりにくくなる。
また、インク滴を吐出した後、吐出によって生じたノズル内流速の振動が充分に小さくならないうちに駆動パルス(3)が印加されると、メニスカス面Mの揺動幅が大きくなりすぎてインクが吐出口25から外にこぼれたり、逆にメニスカス面Mの揺動幅が小さく、インクの粘度防止という効果が充分に得られなかったりすることがある。
これに対して、本実施形態の画像形成装置1では、上述したとおり、或るノズル24からインク滴吐出後、同一のノズル24でメニスカス面Mの揺動を行うまでに、1画素の記録にかかる時間以上、圧電素子22aに駆動パルスを印加させないようになっている(図16(b))。よって、画像形成装置1では、ノズル内流速の振動が小さくなってからメニスカス面Mの揺動を行うことができる。その結果、上述のような問題は起こりにくくなる。
なお、上記実施形態では、画像形成装置1のデータ加工部12は、第3判定回路125を備え、当該第3判定回路125による処理を行うが、第3判定回路125を備えず当該第3判定回路125による処理を行わないで、第1判定回路121及び第2判定回路122による処理を行って階調変更回路123がこれらの判定結果に基づいて当該階調変更を行うようにしてもよい。以下に、当該階調変更処理を説明する。この階調変更処理では、図20に示す一連の処理が行われる。なお、図8に示した処理と同様の処理は、ここでは説明を省略する。
第1判定回路121、第2判定回路122及び階調変更回路123は、それぞれ画像参照バッファ1241に格納されている当該画像データを読み込む(S12)。ここで、図8に示した階調変更処理と同様の真偽判定を行って、第1判定回路121は、読み込んだ画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24によってインク滴吐出の対象とされている画素の直前の画素を判定する(S13)。そして、第2判定回路122は、図8に示した階調処理と同様の真偽判定を行って、第1判定回路121の判定結果に基づいて、画像参照バッファ1241から読み込んだ画像データについて、同一のノズル24によりタイミングを異ならせて順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズル24により、所定数以上連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素を判定する(S15)。
この後、階調変更回路123は、第1判定回路121及び第2判定回路122の判定結果が、図21に示す階調変更を行うか否かの判断基準を満たすかを判断し(S16)、第1判定回路121及び第2判定回路122の判定結果が、当該図21に示す階調変更を行うか否かの判断基準を満たす場合は(S16でYES)、図21の表に従って、対応する画素(上記今回記録の対象とされる画素)の階調データを変更し(S17)、画像出力バッファ1242に格納する(S18)。
なお、上記画像処理装置10内の各ブロックは、ハードウェアロジックによって実現されてもよいし、コンピュータを用いてソフトウェアによって実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、画像処理装置10は、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を備え、各ブロックは、CPUがROMから読み出したプログラムをRAM上で展開することで実現される。すなわち、コンピュータをデータ加工部12として機能させるプログラムによっても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上述した回路構成や処理に限定されず、種々の変型が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明の目的を画像形成装置1という一つの装置にて達成するものとしたが、これ以外にも、画像処理装置10の機能を果たす装置と、この装置とは別に画像形成部20の機能を果たす装置とを備える画像形成システムも、本発明の技術的範囲に含まれる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成の要部構成を示すブロック図である。 画像形成装置の制御装置及び画像形成部の構成を示すブロック図である。 ヘッドの要部構成を示す平面図である。 ヘッドの要部構成を示す断面図である。 データ加工部の概略構成を示すブロック図である。 (a)は第一印字データ(i)の一例を示す図、(b)は第二印字データ(ii)の一例を示す図である。 (a)は第一印字データ(i)の一例を示す図、(b)は第二印字データ(ii)の一例を示す図である。 データ加工部による処理を中心とした制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。 階調変更回路が階調変更処理に用いる階調変更判断基準を示す図である。 第1判定回路のブロック図である。 第3定回路のブロック図である。 第2判定回路のブロック図である。 (a)〜(c)は駆動パルス(1)〜(3)の波形の例をそれぞれ表す図面である。 (a)〜(c)はセレクタ21bによって駆動パルス(1)〜(3)がそれぞれ選択されたときの圧電素子にかかる駆動電圧と、この圧電素子に対応するノズル内のインクの流速とを示す図面である。 (a)は、駆動パルス(3)の波形の他の例を示し、(b)は(a)に示す波形の駆動パルス(3)がセレクタによって選択されたときの圧電素子にかかる駆動電圧と、この圧電素子に対応するノズル内流速とを示す図面である。 (a)は、仮に図6(a)の第一印字データ(i)に基づいてセレクタが駆動パルスを選択するとしたときのヘッドの動作を示す図面であり、(b)は、図6(b)の第二印字データ(ii)に基づいてセレクタが選択した駆動パルスによるヘッドの動作を示す図面である。 第1判定回路の判定結果の例を示す図である。 第2判定回路の判定結果の例を示す図である。 第3判定回路の判定結果の例を示す図である。 データ加工部による処理を中心とした制御装置の処理の他の実施形態を示すフローチャートである。 階調変更回路が階調変更処理に用いる階調変更判断基準の他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 画像処理装置
11 画像処理部
12 データ加工部
121 第1判定回路
122 第2判定回路
123 階調変更回路
124 RAM
1241 画像参照バッファ
1242 画像出力バッファ
125 第3判定回路
20 画像形成部
21 ヘッド駆動部
21a 駆動パルス発生部
21b セレクタ
22 ヘッド
22a 圧電素子
23 吐出面
24 ノズル
43 エンコーダ

Claims (4)

  1. 画像データを一時的に格納する画像参照バッファ及び画像出力バッファと、
    前記画像参照バッファに格納された画像データについて、インクジェットベッド内の同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルによるインク滴吐出の対象とされる画素の直前の画素を判定する第1判定回路と、
    前記画像参照バッファに格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルにより2以上の所定数連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素であって、前記第1判定回路によって前記直前の画素と判定された画素を除く画素を判定する第2判定回路と、
    前記第1及び第2判定回路による判定結果に基づいて、前記第2判定回路によって前記画素群を構成する画素と判定され、かつ、前記第1判定回路によって前記直前の画素と判定されない画素を、インク滴を吐出させずにメニスカスを揺動させる揺動対象の画素とし、当該画素の階調を、当該揺動対象を示す階調に変更して、前記画像参照バッファに格納された画像データを前記画像出力バッファに格納する階調変更回路と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記第2判定回路が用いる前記所定数は3以上であって、
    前記画像参照バッファに格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルによるインク滴吐出の対象とされる画素の直後の画素を判定する第3判定回路を更に備え、
    前記第2判定回路は、前記画像参照バッファに格納された画像データについて、同一のノズルにより順次記録の対象とされる複数画素のうち、当該ノズルにより2以上の所定数連続してインク滴吐出の対象とされない画素群を構成する画素であって、前記第1及び第3判定回路によって前記直前及び直後の画素と判定された画素を除く画素を判定し、
    前記階調変更回路は、前記第1乃至第3判定回路による判定結果に基づいて、前記第2判定回路によって前記画素群を構成する画素と判定され、かつ、前記第1及び第3判定回路によって前記直前及び直後の画素と判定されない画素の階調を、前記揺動対象を示す階調に変更して、前記画像参照バッファに格納された画像データを前記画像出力バッファに格納する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データは、前記インク滴吐出の対象とされる画素について複数の階調を有し、前記各判定回路は、当該複数の階調のいずれを有する画素についても、前記インク滴吐出の対象とされる画素と判定する請求項1又は求項2に記載の画像処理装置。
  4. インク滴を記録媒体上に吐出して1画素の記録を行う複数のノズル、各ノズルに連通し、内部にインクを収容可能な複数の加圧室、及び、各加圧室内のインクに圧力をかけて上記ノズルから上記インク滴を吐出させる複数の圧電素子を有するインクジェットヘッドと、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記画像出力バッファに格納された画像データに基づいて、上記各ノズルに対応する圧電素子に対し、前記インク滴が吐出される階調の画素についてはインク滴吐出用の第一駆動信号を印加し、前記揺動対象を示す階調を示す画素についてはインク滴不吐出でメニスカス揺動可能な第二駆動信号を印加し、前記インク滴吐出及び前記揺動対象のいずれの対象でもない階調を示す画素については前記第一及び第二駆動信号のいずれも印加しない駆動信号印加部とを備える画像形成装置。
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