JP2009543463A - 雑音除去を有するループフィルタ - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 ループフィルタは、第1及び第2の信号経路720,730、演算増幅器(オペアンプ)736及び雑音除去経路740を含む。第1の信号経路720は、第1の信号に第1の伝達関数を供給する。第2の信号経路730は、第2の信号に第2の伝達関数を供給する。第2の信号は、第1の信号のスケール化バージョンである。キャパシタ734は、因子アルファだけ小さくスケールされる。オペアンプは、第1及び第2の信号経路に結合され、オペアンプ雑音を有する制御信号VCTRLを生成するために第1及び第2の信号経路からの信号を合計することを容易にするように形成される。雑音除去経路740は、オペアンプに結合され、制御信号中のオペアンプ雑音を相殺するのに使用される雑音除去信号VCTRLを生成する。制御信号VCTRL及び雑音消去信号VNは、電圧制御発振器(VCO)内に含まれるバリキャップ750の各ノードに適用される。
【選択図】 図7A

Description

本発明は、一般的に電子回路に関し、特に位相同期回路において好適なループフィルタに関する。
位相同期回路(PPLs)は、一般に多くの電子回路において使用され、特に通信回路において重要である。例えば、デジタルシステムは、同期回路、例えば、フリップフロップをトリガーするクロック信号を使用する。送信機及び受信機は、夫々周波数のアップコンバージョン及びダウンコンバージョン用に局部発振器(LO)信号を使用する。無線通信システムにおける無線デバイス(例えば、セルラ電話機)は、デジタル回路用のクロック信号及び送信回路及び受信回路用のLO信号を一般的に使用する。クロック信号及びLO信号は、PLLs内で動作する電圧制御発振器(VCOs)を用いてしばしば生成される。
PLLは、VCO、ループフィルタ及び他の回路ブロックを一般的に含む。ループフィルタは、位相エラー信号を受け取り、フィルタにかけ、VCOに制御信号を供給する。ループフィルタは、集積回路(IC)の外部である分離した回路構成で提供されてもよい。コストを削減するため、かつ、信頼性を可能な限り向上させるためには、IC上にループフィルタを実装することが好ましい。しかしながら、ループフィルタは、ICの広範囲を占有する大きなキャパシタを一般的に有する。残念ながら、これらのスキームの多くは、PLLにかなりの量の雑音を導入する。雑音は、性能を低下させる可能性があり、VCO/PLLに仕様を破綻させる可能性さえある。
従って、IC上の統合に好適で高性能なループフィルタに関して技術的に要請がある。
雑音除去を有する革新的なループフィルタは、ここに記述される。実施形態では、ループフィルタは、第1及び第2の信号経路、演算増幅器(オペアンプ)及び雑音除去経路を含む。第1の信号経路は、第1の電流源から第1の信号を受信し、第1の信号に第1の伝達関数(例えば、ローパス応答)を供給する。第2の信号経路は、第2の電流源から第2の信号を受信し、第2の信号に第2の伝達関数(例えば、インテグレーション応答)を供給する。第2の電流源は、第1の電流源よりアルファ倍小さな出力電流を供給する。アルファは、1より大きい。第2の信号は、第1の信号のスケール化されたバージョンであり、因子アルファだけ第1の信号より小さい。第1の信号経路は、レジスタ及び第1のキャパシタを含むことができる。第2の信号は、アルファだけ小さくスケールされるため、第2の信号経路は、因子アルファだけ小さくスケールされた第2のキャパシタを含むことができる。より小さいキャパシタのサイズは、ループフィルタをIC上の統合に好適なものにする。
オペアンプは、第1及び第2の信号経路に結合され、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するために第1及び第2の信号経路からの信号を合計することを容易にする。オペアンプ及び第1及び第2の信号経路は、以下に記述されるように、種々の方法で結合されることができる。雑音除去経路は、オペアンプに直接にまたは間接に結合され、制御信号中のオペアンプ雑音を相殺するのに使用される雑音除去信号を供給する。制御信号及び雑音除去信号は、可調な回路要素、例えば、バラクタに適用されることができる。この回路要素は、制御信号によって制御されることができ、雑音除去信号によって相殺されるオペアンプ雑音を有することができる。
本発明の種々の面及び実施形態は、以下にさらに詳細に記述される。
本発明の特徴及び性質は、図面において同等の参照符号が相応して全体を通して識別され、図面と併せて以下に説明される詳細な説明からより明らかになるであろう。
図1は、PLLのブロック図を示している。 図2Aは、単経路ループフィルタの周波数応答を示している。 図2Bは、2重経路ループフィルタの周波数応答を示している。 図3は、パッシブ単経路ループフィルタを示している。 図4は、パッシブ2重経路ループフィルタを示している。 図5は、2つのオペアンプを有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 図6Aは、1つのオペアンプを有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 図6Bは、1つのオペアンプを有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 図7Aは、雑音除去を有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 図7Bは、雑音除去を有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 図7Cは、雑音除去を有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 図7Dは、雑音除去を有するアクティブ2重経路ループフィルタを示している。 3つのループフィルタの設計におけるループフィルタ出力雑音を示している。 雑音除去及びVCOを有する2重経路ループフィルタ示している。 雑音除去を有するループフィルタを実行するプロセスを示している。 図11は、無線デバイスのブロック図を示している。
語“典型的(exemplary)”は、“例、事例、又は実例である”ことを意味するためにここに使用される。“典型的”としてここに記述されるいずれかの実施形態又は設計は、必ずしも他の実施形態又は設計より好ましい又は好都合であると解釈されるべきではない。
図1は、位相比較器(PFD)110、チャージポンプ(CP)120、ループフィルタ(LF)130、電圧制御発振器140及び分周器150を含む同期位相回路(PLL)100のブロック図を示している。VOC140は、ループフィルタ130からの制御信号VCTRLによって定められる周波数を有する発振器信号を生成する。分周器150は、周波数に因子Nで発振器信号を分周し、フィードバック信号を供給する。一般に、N≧1であり、Nは、整数値又は非整数値であってもよい。
位相比較器110は、参照信号及びフィードバック信号を受信し、この2つの信号の位相を比較して2つの信号間の位相差/エラーを示す検出器信号を供給する。チャージポンプ120は、検出された位相エラーに比例するエラー信号ICPを生成する。ループフィルタ130は、エラー信号にフィルタをかけ、VCO140に制御信号を供給する。ループフィルタ130は、フィードバック信号の位相又は周波数が参照信号の位相又は周波数にロックされるような制御信号を調節する。
ループフィルタ130は、PLL100における所望のクローズドループ応答を実現するように一般的に選定される周波数応答を有する。例えば、ループフィルタ130の周波数応答は、利得、トラッキング性能(tracking performance)及びPLL雑音特性間のトレードオフに基づいて選定されることができる。
図2Aは、ループフィルタ130の周波数応答210のプロットを示している。周波数応答210は、直流(DC)において第1の極、周波数ω1においてゼロ、及び周波数ω2において第2の極を含む。DCにおける第1極は、DCからωまで周波数の1ディケード(decade)につき−20デシベル(dB)の勾配に帰着する。ωにおけるゼロは、ωからωまで平坦な周波数応答に帰着する。ωにおける第2極は、ω以降から1ディケードにつき−20dBの傾きに帰着する。
図3は、図2Aに示される周波数応答を備えることができるループフィルタ310の概略図を示している。ループフィルタ310は、レジスタ324、並びに、蓄電器326及び328を含む。レジスタ324及び蓄電器326は、ノードX及び回路接地間に直列に結合される。蓄電器328は、ノードX及び回路接地間に結合される。チャージポンプ120からの電流源322は、VCO140に制御電圧VCTRLを供給するノードXを駆動する。所望のループフィルタ周波数応答は、レジスタ324、キャパシタ326及び328、並びに電流源322に適切な値を選定することによって得られることができる。
戻って図2Aを参照すると、ゼロの位置は、図3のレジスタ324及びキャパシタ326、即ち、ω=1/R・Cによって定められる。第2極の位置は、レジスタ324及び主にキャパシタ328、即ち、ω≒1/R・Cによって定められる。ωは、一般的にωよりも非常に小さい(例えば、1桁以下小さい)ため、キャパシタCは、一般的にキャパシタCよりも非常に大きい(例えば、1桁以上)。ループフィルタ310が集積回路(IC)上に実装されるとすると、キャパシタCは、キャパシタCより非常に大きい領域を占有する。これは、IC上へのループフィルタ310の統合をコストの観点から非現実的にする。
キャパシタCのサイズを縮小するために、図3のループフィルタ310は、2つの信号経路に分岐されてもよい。一方の信号経路は、DCにおける1つの極を用いた周波数応答であってよいインテグレーション応答を供給することができる。他方の信号経路は、周波数ωにおける1つの極を用いた周波数応答であってもよいローパス応答を提供することができる。夫々の信号経路は、キャパシタの適切なサイズで設計されることができる。2つの信号経路の出力は、ループフィルタにおける所望の周波数応答を有する制御電圧を得るために合計されることができる。
図4は、図2Aに示されるものと同様な周波数応答を備えることができる2重経路のループフィルタ410の概略図を示している。ループフィルタ410は、第1の信号経路420、第2の信号経路430及び加算器440を含む。第1の信号経路420は、加算器440の一方の入力及び回路接地間に並列に結合されるレジスタ424及びキャパシタ426を含む。チャージポンプ120からの電流源422は、レジスタ424及びキャパシタ426を駆動する。第2の信号経路430は、加算器440の他方の入力及び回路接地間に結合されるキャパシタ434を含む。チャージポンプ120からの電流源432は、キャパシタ434を駆動する。加算器440は、2つの入力を合計し、VCO140に制御電圧VCTRLを供給する。
第1の信号経路420は、下記式として表わされることができる伝達関数H(s)を有する。
Figure 2009543463
(s)は、ω=1/R・Cにおいて1つの極を有するローパス応答である。
第2の信号経路430は、下記式として表わされることができる伝達関数H(s)を有する。
Figure 2009543463
(s)は、DCにおいて1つの極を有するインテグレーション応答である。
ループフィルタ410は、下記式として表わされることができる全体的な伝達関数H(s)を有する。
Figure 2009543463
図2Bは、図4の2重経路ループフィルタ410に対する全体的な伝達関数H(s)の周波数応答220のプロットを示している。周波数応答220は、DCにおいて第1の極、周波数ω´においてゼロ、周波数ω´において第2の極を含む。Cは、Cよりも非常に大きいため、ゼロの位置は、レジスタ424及び主にキャパシタ434、即ち、ω´≒1/R・Cによって定められる。第2極の位置は、レジスタ424及びキャパシタ426、即ち、ω´=1/R・Cによって定められる。所望のループフィルタの周波数応答は、レジスタ424、キャパシタ426及び428並びに電流源422及び432に適切な値を選定することで得られることができる。
ループフィルタ410の2つの信号経路420及び430は、キャパシタの値を選定することに関して融通性を与える。図4に示されるように、電流源422は、ICPの電流を供給することができ、電流源432は、IPC/α、ここでα>1、の電流を供給することができる。これは、キャパシタ434を因子αによって小さくスケール化されることを可能にする。例えば、α=10とすると、キャパシタ434は、C/10の容量を有することができ、図3のループフィルタ310内のキャパシタ326よりも10倍小さいだろう。より小さいキャパシタのサイズは、ループフィルタ410をIC上に統合されることを可能にする。
2重経路ループフィルタ410は、様々な方法で実施されてもよい。ループフィルタ410のいくつかの典型的な設計は、以下に記述されている。
図5は、図4のループフィルタ410の代わりの1つの設計であるループフィルタ510の概略図を示している。ループフィルタ510は、第1の信号経路520、第2の信号経路530及び加算回路540を含む。第1の信号経路520は、レジスタ524、キャパシタ526及びオペアンプ528を含む。レジスタ524及びキャパシタ526は、並列にオペアンプ528の反転入力及び出力間に結合される。レジスタ524及びキャパシタ526は、並列にオペアンプ528の反転入力及び出力に結合される。チャージポンプ120からの電流源522は、オペアンプ528の反転入力を駆動する。第2の信号経路530は、オペアンプ546の非反転入力及び回路接地間に結合されるキャパシタ534を含む。チャージポンプ120からの電流源532は、オペアンプ546の非反転入力及びキャパシタ534を駆動する。加算回路540は、レジスタ542及び544、並びにオペアンプ546を含む。抵抗542は、オペアンプ528の出力及びオペアンプ546の反転入力間に結合される。レジスタ544は、オペアンプ546の反転入力及び出力間に結合される。オペアンプ546は、VCO140に制御電圧VCTRLを供給する。
ループフィルタ510は、所望のループフィルタ周波数応答を供給する、かつ、キャパシタ534のサイズを縮小するという目的を実現する。しかしながら、ループフィルタ510は、所望の機能を実現するために2つのオペアンプを使用する。これらのオペアンプは、制御電圧VCTRLに出現するオペアンプ雑音を生成する。さらに、大きい(例えば、レイルトゥレイル)電圧振幅は、オペアンプ546の非反転入力に出現する。
図6Aは、図4のループフィルタ410の代わりの他の設計であるループフィルタ610の概略図を示している。ループフィルタ610は、第1の信号経路620、第2の経路630及び加算回路を含む。第1の信号経路620は、レジスタ624及びキャパシタ626を含む。レジスタ624は、オペアンプ636の出力及びノードA間に結合される。キャパシタ626は、ノードA及び回路接地間に結合される。チャージポンプ120からの電流源622は、制御電圧VCTRLを供給するノードAを駆動する。第2の信号経路630は、オペアンプ636の非反転入力及び回路接地間に結合されるキャパシタ634を含む。チャージポンプ120からの電流源632は、キャパシタ634を駆動する。オペアンプ636は、加算機能を実行する。
ループフィルタ610は、1つのオペアンプ636のみを使用するという上述した目的を実現する。しかしながら、このオペアンプは、制御電圧VCTRLに出現するオペアンプ雑音を生成する。さらに、大きい電圧振幅は、オペアンプ636の非反転入力に出現する。
図6Bは、図4のループフィルタ410の代わりのさらに他の設計であるループフィルタ612の概略図を示している。ループフィルタ612は、第1の信号経路620、第2の信号経路640及び加算回路を含む。第2の信号経路640は、オペアンプ646の反転入力及び出力間に結合されるキャパシタ644を含む。チャージポンプ120からの電流源642は、同様にオペアンプ646の反転入力にも結合され、キャパシタ644を駆動する。電流源642は、図6Aの電流源632の反対の方向に結合される。これは、電流源632が図6Aのオペアンプ636の非反転入力に結合されるのに対して電流源642が図6Bのオペアンプ646の反転入力に結合されるためである。
ループフィルタ612は、1つのオペアンプのみを使用するという上述した目的を実現し、オペアンプ646の反転入力における高圧発振を回避する。しかしながら、オペアンプ646は、制御電圧VCTRLに出現するオペアンプ雑音を生成する。
一般に、ループフィルタにおけるオペアンプからの雑音は、ループフィルタによって制御されるVCOの位相雑音を大きく低下させることができる。低下量は、1つの典型的なPLL設計に対して測定された。このPLL設計に対して、VCOの統合位相雑音は、例えば図3に示されるように、オフチップのパッシブループフィルタを使用するPLLを用いて初めて測定された。PLLが、例えば図6A又は図6Bに示されるように、オペアンプを有する2重経路ループフィルタを採用する場合、同一VCOの統合位相雑音は、約3dB近く低下することが検出された。この位相雑音の低下量は、VCOにより小さな位相雑音マージンを持たせる、又は、さらに悪いことに、位相雑音の仕様を破綻させるかもしれない。
ある面において、雑音除去を有する革新的な2重経路ループフィルタは、記述されている。雑音除去は、雑音を相殺する、低減する、抑える、或いは軽減するように試みるプロセスを参照する。ここに記載される革新的なループフィルタは、オペアンプ雑音の顕著な量を導入することなく所望のループフィルタ周波数応答を与え、キャパシタのサイズを縮小するという目的を実現する。革新的なループフィルタは、従って、IC上での統合に好適である。さらに、良い位相雑音特性は、雑音除去を有するオンチップのループフィルタにより制御されるVCOに対して実現されることができる。
図7Aは、雑音除去を有する2重経路ループフィルタ710の実施形態の概略図を示している。ループフィルタ710は、図4のループフィルタ410の代わりの新規な設計であり、図1のループフィルタ130に使用されることができる。ループフィルタ710は、第1の信号経路720、第2の信号経路730、加算回路及び雑音除去経路740を含む。第1の信号経路720は、夫々図6Aのレジスタ624及びキャパシタ626に関して前述したように結合されるレジスタ724及びキャパシタ726を含む。チャージポンプ120からの電流源722は、第1の信号経路を駆動する。第2の信号経路720は、図6Bのキャパシタ644に関して前述したように結合されるキャパシタ734を含む。チャージポンプ120からの電流源732は、第2の信号経路を駆動する。オペアンプ736は、2つの信号経路からの信号に対して加算機能を果たす。
図7Aに示される実施形態では、雑音除去経路740は、レジスタ742及びキャパシタ744を含む。レジスタ742は、オペアンプ736の反転入力及びノードB間に結合される。キャパシタ744は、ノードB及び回路接地間に結合される。レジスタ742及びキャパシタ744は、レジスタ724及びキャパシタ726と同じく−3dBの処理能力を有する。これは、ノードBにおけるオペアンプ雑音がノードA(少なくとも低周波数において)におけるオペアンプ雑音と同様の特性を有することに帰着する。
ノードAは、VCO140に制御電圧VCTRLを供給する。ノードBは、雑音除去電圧Vを供給する。可変キャパシタ(バラクタ)750は、ノードA及びB間に結合される。バラクタ750に印加する電圧は、VVAR=VCTRL−Vとして与えられることができる。Vは、図7Aに示される実施形態では仮想的な接地であり、バラクタ750に印加する電圧は、VCTRLに本質的に等しい。ループフィルタ710は、次のように作動する。第1の信号経路720に関して、オペアンプ736は、低出力インピーダンスを有し、電流源722、レジスタ724及びキャパシタ726は、図4の電流源422、レジスタ424及びキャパシタ426と同じ方法で本質的に結合される。第2の信号経路730に関して、オペアンプ736は、同様に光入力インピーダンス有するため、電流源732及びキャパシタ734は、図4の電流源432及びキャパシタ434と同じ方法で本質的に結合される。オペアンプ736の反転入力は、非反転入力が回路接地に結合されるため仮想的な接地にある。従って、オペアンプ736の反転入力における電圧振幅は、極小である。オペアンプ736は、電流源732からの電流ICP/α及びキャパシタ734の静電容量C/αによって定められる出力電圧を供給する。オペアンプ出力電圧は、レジスタ724を介して電流に変換され、ノードAにおいて電流源722からの電流ICPと共に合計される。
明確にするために、全オペアンプ雑音は、次の説明におけるオペアンプの出力に参照される。オペアンプ736からの雑音は、レジスタ724及びキャパシタ726から成る第1のオペアンプ雑音経路を経由して移動する。オペアンプ736からの雑音は、同様にキャパシタ734、レジスタ742及びキャパシタ744から成る第2のオペアンプ雑音経路を経由して移動する。第2の雑音経路を経由したオペアンプ雑音は、特に低周波数において、第1の雑音経路を経由したオペアンプ雑音と近似的に同程度である。同一のオペアンプ雑音は、その結果バラクタ750の両端部/端子に与えられる。バラクタ750の一方の端部におけるオペアンプ雑音は、バラクタ750の他方の端部におけるオペアンプ雑音を本質的に相殺する。雑音除去が有効であると仮定すると、バラクタ750は、その時には電流源722及び732からの所望の信号のみを観測するだろう。
図7Bは、図4のループフィルタ410の代わりの他の新規な設計である雑音除去を有する2重経路ループフィルタ712の実施形態の概略図を示している。ループフィルタ712は、図7Aのループフィルタ710における全回路要素、例えば、レジスタ742及びキャパシタ744を含む。図7Bに示される実施形態では、第1の信号経路720に関して、キャパシタ726は、ノードA及びオペアンプ736の出力間(ノードA及び回路接地間の代わりに)に結合されている。雑音除去経路740に関して、オペアンプ736の反転出力は、ワイヤーライン746経由で雑音除去電圧Vを供給するノードBに結合される。第1のオペアンプ雑音除去経路は、レジスタ724及びキャパシタ726を経由している。第2の雑音経路は、キャパシタ734及びワイヤーライン746を経由している。第2の雑音経路を経由するオペアンプ雑音は、特に低周波数において、第1の雑音経路を経由するオペアンプ雑音と同様である。従って、オペアンプ雑音は、電流源722及び732からの所望の信号を主に観察するバラクタ750において本質的に相殺される。
図7Cは、図4のループフィルタ410の代わりのさらに他の新規な設計である雑音除去を有する2重経路ループフィルタ714の実施形態の概略図を示している。ループフィルタ714は、図7Bのループフィルタ712の全回路要素を含む。図7Cに示される実施形態では、第1の信号経路720に関して、レジスタ724及びキャパシタ726は、並列にオペアンプ736の反転入力及び出力間に結合される。電流源722は、同様にオペアンプ736の反転入力(ノードA)に結合され、レジスタ724及びキャパシタ726を駆動する。第2の信号経路730に関して、キャパシタ734は、ノードB及びオペアンプ736の出力間に結合される。電流源732は、同様にノードBに結合され、キャパシタ734を駆動する。雑音除去経路740に関して、電流源732及びキャパシタ734は、ワイヤーライン746経由でノードBに結合され、ノードBは、雑音除去電圧Vを供給する。
第1のオペアンプ雑音経路は、レジスタ724及びキャパシタ726を経由している。第2のオペアンプ雑音経路は、キャパシタ734及びワイヤーライン746を経由している。第2の雑音経路経由のオペアンプ雑音は、特に低周波数において、第1の雑音経路経由のオペアンプ雑音と同様である。従って、オペアンプ雑音はバラクタ750において本質的に相殺される。
図7Dは、図4のループフィルタ410の代わりのさらに他の新規な設計である雑音除去を有する2重経路ループフィルタ716の実施形態の概略図を示している。ループフィルタ716は、図7Bのループフィルタ712における全回路要素を含む。図7Dに示される実施形態では、第1の信号経路720に関して、レジスタ724及びキャパシタ726は、図7Bに対して前述した通りである。第2の信号経路730に関して、キャパシタ734は、ノードB及びオペアンプ736の出力間に結合される。電流源732は、同様にノードBに結合され、キャパシタ734を駆動する。オペアンプ736は、自出力に結合される反転入力及び回路接地に結合される非反転入力を有する。オペアンプ736は、従って、単一の増幅バッファとして作動する。雑音除去経路740に関して、電流源732及びキャパシタ734は、ワイヤーライン746経由でノードBに結合され、ノードBは、雑音除去電圧Vを供給する。
第1のオペアンプ雑音経路は、レジスタ724及びキャパシタ726を経由している。第2のオペアンプ雑音経路は、キャパシタ734及びワイヤーライン746を経由している。第2の雑音経路経由のオペアンプ雑音は、特に低周波数において、第1の雑音経路経由のオペアンプ雑音と同様である。従って、オペアンプ雑音はバラクタ750において本質的に相殺される。
図7Aから図7Dは、雑音除去を有する2重経路ループフィルタのいくつかの実施形態を示している。雑音除去を有する2重経路ループフィルタは、種々の他の設計で同様に実施されてもよく、これは、本発明の範囲内である。一般に、ループフィルタは、所望の信号に加えて不要なオペアンプ雑音を有する第1の出力信号及び不要なオペアンプ雑音を有する第2の出力信号を供給する。第1及び第2の出力信号で作動される回路要素(例えば、バラクタ)は、その結果、両端子において同様のオペアンプ雑音を観測し、オペアンプ雑音は、本質的に相殺されるであろう。雑音除去の有効性は、第2の出力信号中のオペアンプ雑音がいかに良く第1の出力信号中のオペアンプ雑音に合致するかに依存する。第1及び第2のオペアンプ雑音経路は、ターゲットの周波数レンジを超えて第2の出力信号中のオペアンプ雑音が第1の出力信号中のオペアンプ雑音に合致するように設計されることができる。
図8は、いくつかの典型的なループフィルタ設計に対して出力雑音のプロットを示している。プロット810は、例えば図3に示されるように、パッシブ要素を有するオフチップのループフィルタの出力雑音応答を示している。プロット812は、例えば、図6A又は6Bに示されるように、雑音除去なしのオンチップのアクティブ2重経路ループフィルタの出力雑音応答を示している。プロット812は、オペアンプ雑音が低周波数においてループフィルタ出力雑音を著しく増大させることを示している。プロット814は、例えば、図7Bに示されるように、雑音除去を有するオンチップのアクティブ2重経路ループフィルタの出力雑音応答を示している。プロット814は、オペアンプ雑音が雑音除去信号Vで本質的に相殺される。雑音除去を有するオンチップのアクティブ2重経路ループフィルタの雑音特性は、オフチップのパッシブループフィルタの雑音特性と遜色ない。
図9は、2重経路ループフィルタ712及び図1のVCO140の実施形態の概略図を示している。この実施形態では、VCO140は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)で実施され、アンプ910及び共振器タンク回路920を含む。
アンプ910は、N型MOS(N−MOS)トランジスタ912a及び912b、並びにP型MOS(P−MOS)トランジスタ914a及び914bから成る。トランジスタ912a及び914aは、第1のインバータを形成し、トランジスタ912b及び914aは、第2のインバータを形成する。トランジスタ912aは、回路接地に結合されるソース、トランジスタ914aのドレインに結合されるドレイン、及びノードV OSCに結合されるゲートを有する。トランジスタ914aは、電源VDDに結合されるソース、トランジスタ912aのドレインに結合されるドレイン、及びノードV OSCに結合されるゲートを有する。トランジスタ912b及び914bは、夫々トランジスタ912a及びトランジスタ914aと同様の方法で結合される。ノードV OSC及びV OSCは、夫々第1のインバータの入力及び出力を示している。ノードV OSC及びV OSCは、同様に夫々第2のインバータの入力及び出力を示している。第1及び第2のインバータは、従って、直列に、かつクローズドループの形状に結合されている。ノードV OSC及びV OSCは、VCO140の差動出力を示し、発振器信号を供給する。
共振器タンク回路920は、インダクタ922、バラクタ924a及び924b、キャパシタ926a及び926b、並びにレジスタ928a及び928bから成る。インダクタ922は、ノードV OSC及びV OSC間に結合される。バラクタ924aは、ノードAに結合されるアノード及びノードSaに結合されるカソードを有する。キャパシタ926aは、ノードSa及びノードV OSC間に結合される。レジスタ928aは、ノードB及びノードSa間に結合される。バラクタ924b、キャパシタ926b及びレジスタ928bは、夫々バラクタ924a、キャパシタ926a及びレジスタ928aと同様の方法で結合される。
タンク回路920では、バラクタ924a及び924bは、ループフィルタ712からの制御電圧VCTRLによって調節されることができる可変な静電容量を備える。バラクタ924a及び924bの静電容量、並びにインダクタ922のインダクタンスは、VCO140からの発振器信号の周波数を定めるタンク回路920の共振周波数を定める。キャパシタ926a及び926bは、ノードSa及びSbに所望の電圧でバイアスをかけることを可能にするDCブロッキングを備える。レジスタ928a及び928bは、アイソレーションをノードSa及びSbに提供する。
ループフィルタ712は、チャージポンプ内の電流源722及び732から電流を受け取り、制御電圧VCTRL並びにVCO140内のバラクタ924a及び924bに対する雑音除去電圧Vを生成する。ノードAは、低インピーダンスであり、ループフィルタ712からの制御信号を伝える。ノードBは、高インピーダンスであり、低漏出量を有して本質的に信号振幅を有さない。オペアンプ736の非反転入力は、参照電圧VREFに結合されることができる。ノードSa及びSbにおけるDC電圧は、その結果、VREFに等しくなるであろう。バラクタ924a及び924bのためのバイアス電圧は、従って、オペアンプ736の非反転入力に適切な参照電圧を適用することによって設定されることができる。
図9は、雑音除去を有する2重経路ループフィルタにより制御されることができる典型的なVCOを示している。ここに記述される2重経路ループフィルタは、他のVCO及び、例えば、電流制御発振器(ICOs)、電圧制御水晶発振器(VCXOs)等のような他のタイプの発振器に対して使用されてもよい。ここに記述される2重経路ループフィルタは、整数NのPLL(図1の分周比Nは、整数値である。)及び分数NのPLL(Nは、整数値でない。)等の種々のタイプに対して使用されてもよい。第1及び第2の信号経路は、所望の伝達関数を供給するように設計されることができる。例えば、第1の信号経路内のキャパシタCは、分数NのPLLに対してよりシャープなロールオフを実現するために高次ローパスフィルタに交換してもよい。
図10は、雑音除去を有するループフィルタを実行するプロセス1000の実施形態を示している。第1及び第2の信号は、夫々チャージポンプ内の第1及び第2の電流源で生成される(ブロック1012)。第2の電流源は、第1の電流源よりアルファ倍小さい電流を供給する。ここで、アルファは、1より大きく、例えば、10以上でもあってもよい。第2の信号は、第1の信号のスケール化バージョンであり、因子アルファだけ第1の信号より小さい。
第1の信号は、第1の信号に第1の伝達関数(例えば、ローパス応答)を供給する第1の信号経路を通過される(ブロック1014)。第2の信号は、第2の信号に第2の伝達関数(例えば、インテグレーション応答)を供給する第2の信号経路を通過される(ブロック1016)。第1の信号経路は、レジスタ及び第1のキャパシタを含むことができる。第2の信号経路は、アルファ倍小さくスケールされた第2の信号のため因子アルファ倍小さくスケールされた第2のキャパシタを含むことができる。オペアンプは、第1及び第2の信号経路に結合され、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するために第1及び第2の信号経路からの信号を合計することを容易にするように形成される(ブロック1018)。オペアンプ並びに第1及び第2の信号経路は、ループフィルタの一部であり、例えば、図7Aから7Dに示されるように、種々の方法で結合されてもよい。
雑音除去信号は、直接に又は間接に結合される雑音除去経路で生成される(プロック1020)。雑音除去経路は、オペアンプ又は第2の信号経路に結合されるワイヤーラインを含んでよく、即ち、増設の回路要素を含んでもよい。雑音除去信号は、制御信号中のオペアンプ雑音を相殺するために使用される。制御信号及び雑音除去信号は、可調な回路要素、例えばバラクタに適用される(ブロック1022)。
明確にするために、2つの信号経路を有し、かつ、雑音除去を採用するループフィルタは、上述されている。雑音除去は、3以上の信号経路を有するループフィルタに対して使用されてもよい。例えば、多経路ループフィルタは、VCO内のトラッキング周波数エラーに対して使用される制御信号を通過する1以上の信号経路、利得に対して使用されるスイープ信号を通過する他の1以上の信号経路、VCOの周波数を集中するように使用される調節信号を通過するさらに他の1以上の信号経路等を含んでもよい。
ここに記載される雑音除去を有するループフィルタは、種々の電子回路に対して使用されてもよい。無線通信デバイスに対する雑音除去を有するループフィルタの使用は、以下に記載される。
図11は、無線通信システムにおける無線デバイス1100の実施形態のブロック図を示している。無線デバイス1100は、セルラ電話機、端末、携帯情報端末(PDA)、送受話器、または他のデバイスであってもよい。無線通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)方式、時分割多元接続(TDMA)方式、周波数分割多元接続(FDMA)方式、汎欧州デジタルセルラシステム(Global System for Mobile Communications)(GSM)方式、直交FDMA(OFDMA)方式等であってもよい。
無線デバイス1100は、デジタルプロセッサ1110及び双方向通信をサポートするトランシーバ1130を含む。デジタルプロセッサ1110は、1以上の特定用途向け集積回路(ASICs)で実行されてもよく、1130は、1以上のRF集積回路(RFICs)で実行されてもよい。
デジタルプロセッサ1110内において、エンコーダ1112は、伝達されるべきデータを処理し(例えば、フォーマットし、符号化し、インターリーブする)、モジュレータ(Mod)1114は、データチップを生成するために符号化されたデータをさらに処理する(例えば、変調し、波長を変える)。トランシーバ1130内において、送信(TX)ベースバンドユニット1132は、例えば、デジタルアナログ変換、フィルタリング、増幅等のベースバンド処理を実行する。ミクサ1134は、ベースバンド信号をRFにアップコンバートする。TXRFユニット1136は、例えば、フィルタリング及び電力増幅度等の信号処理を実行し、アンテナ1140を介して送信されるRF変調された信号を生成する。データ受信に関して、受信(RX)RFユニット1142は、アンテナ1140からの入力RF信号を受信し、例えば、低雑音の増幅及びフィルタリング等の信号処理を実行する。ミクサ1144は、調整されたRF信号をRFからベースバンドにダウンコンバートする。RXベースバンドユニット1146は、例えば、フィルタリング、増幅、アナログデジタル変換等のベースバンド処理を実行する。デモジュレータ(Demod)1116は、ユニット1146からの入力サンプルを処理し(例えば、スクランブルを解き、復調する)、シンボル推定値を供給する。デコーダ1118は、シンボル推定値を処理し、複合化されたデータを供給する。一般に、デジタルプロセッサ1110及びトランシーバ1130によって処理することは、無線システムの設計に依存する。
プロセッサ1120は、例えば、ビデオ、オーディオ、グラフィック等の種々のアプリケーションに対応することができる。コントローラ/プロセッサ1160は、無線デバイス1100内で種々の処理ユニットの動作を指令する。メモリ1162は、無線デバイス1100に関するプログラムコード及びデータを記憶する。
VCO/PLL1122は、デジタルプロセッサ1110内でプロセッシングユニットのためのクロック信号を生成する。VCO/PLL1150は、周波数アップコンバージョンのためのミクサ1134によって使用される送信LO信号及び周波数ダウンコンバージョンのためのミクサ1144によって使用される受信LO信号を生成する。VCO/PLL1122及びVCO/PLL1150は、夫々雑音特性を改善するために雑音除去を有するループフィルタを採用することができる。参照発振器1164は、VCO/PLL1122及びVCO/PLL1150の少なくとも1つに対して参照信号を生成する。
ここに記載される雑音除去を有するループフィルタは、アナログIC、RFIC、ASIC、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、デジタル・シグナル・プロセッサ・デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ及び他の電子ユニットに組み込まれてもよい。雑音除去を有するループフィルタは、例えば、N−MOS、P−MOS、CMOS、BJT、GaAs等の種々のIC製造技術に組み込まれてもよい。ループフィルタは、同様に個別部品で実現されることもできる。
開示された実施形態の先の説明は、いかなる当業者が本発明を製造するまたは使用することを可能になるように提供される。これらの実施形態に対する種々の変形は、当業者には直ちに明らかであろう。ここに定義される一般的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱することなしに、他の実施形態に適用することができる。従って、本発明は、ここに示された実施形態に限定されることを意図するのではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴と整合する最も広い範囲に許容されるべきである。

Claims (31)

  1. 第1の信号を受信し、前記第1の信号に第1の伝達関数を供給するために形成される第1の信号経路と、
    第2の信号を受信し、前記第2の信号に第2の伝達関数を供給するために形成される第2の信号経路と、
    前記第1及び第2の信号経路に結合され、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するために前記第1及び第2の信号経路からの信号を合計することを容易にするように形成される演算増幅器(オペアンプ)と、
    前記オペアンプに結合され、前記制御信号中の前記オペアンプ雑音を相殺するために使用される雑音除去信号を供給する雑音除去経路と、
    を備える装置。
  2. 前記第1の伝播関数は、ローパス応答であり、前記第2の伝播関数は、インテグレーション応答である請求項1の装置。
  3. 前記第1の信号経路は、前記第1の信号にローパス応答を供給するように形成されるレジスタ及び第1のキャパシタを含み、前記第2の信号経路は、前記第2の信号にインテグレーション応答を供給するように形成される第2のキャパシタを含む請求項1の装置。
  4. 前記第2のキャパシタは、前記オペアンプの反転入力及び出力間に結合される請求項3の装置。
  5. 前記レジスタ及び前記第1のキャパシタは、並列に前記第1の信号及び前記オペアンプの出力間に結合される請求項3の装置。
  6. 前記雑音除去経路は、前記オペアンプ又は前記第2の信号経路に結合されるワイヤーラインを含む請求項1の装置。
  7. 前記第2の信号は、前記第1の信号のスケール化バージョンであり、1よりも大きい因子アルファだけ前記第1の信号よりも小さい請求項1の装置。
  8. 前記第2の信号経路は、因子アルファだけ小さくスケールされたキャパシタを含む請求項7の装置。
  9. 前記第1の信号を供給するように形成される第1の電流源と、前記第2の信号を供給するように形成され、前記第1の電流源よりアルファ倍小さな電流を供給する第2の電流源と、ただし、アルファは、1より大きい、をさらに備える請求項1の装置。
  10. アルファは、10以上である請求項9の装置。
  11. 前記制御信号及び前記雑音除去信号間に結合されるバラクタをさらに備える請求項1の装置。
  12. 第1の信号を受信し、前記第1の信号に第1の伝達関数を供給するために形成される第1の信号経路と、
    第2の信号を受信し、前記第2の信号に第2の伝達関数を供給するために形成される第2の信号経路と、
    前記第1及び第2の信号経路に結合され、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するために前記第1及び第2の信号経路からの信号を合計することを容易にするように形成される演算増幅器(オペアンプ)と、
    前記オペアンプに結合され、前記制御信号中の前記オペアンプ雑音を相殺するために使用される雑音除去信号を供給する雑音除去経路と、
    を備える集積回路。
  13. 前記第1の信号を供給するように形成される第1の電流源と、前記第2の信号を供給するように形成され、前記第1の電流源よりアルファ倍小さな電流を供給する第2の電流源と、ただし、アルファは、1より大きい、をさらに備える請求項12の集積回路。
  14. 前記第2の信号経路は、第2の伝達関数を得るために使用され、因子アルファだけ小さくスケールされたキャパシタを含む請求項13の集積回路。
  15. 第1の伝達関数を有する第1の信号経路を経由して第1の信号を渡すことと、
    第2の伝達関数を有する第2の信号経路を経由して第2の信号を渡すことと、
    オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するために演算増幅器(オペアンプ)を有する前記第1及び第2の信号経路からの信号を合計することと、
    前記オペアンプに結合される雑音除去経路を有し、前記制御信号中の前記オペアンプ雑音を削除するために使用される雑音除去信号を生成することと、
    を備える方法。
  16. 第1の電流源を有する前記第1の信号を生成することと、前記第1の電流源よりアルファ倍小さい電流を供給する第2の電流源を有する前記第2の信号を生成することと、ただし、アルファは、1より大きい、
    をさらに備える請求項15の方法。
  17. 前記制御信号及び前記雑音除去信号を可調な回路要素に適用することをさらに備える請求項15の方法。
  18. 演算増幅器(オペアンプ)を含み、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するように、かつ、前記制御信号中のオペアンプ雑音を削除するために使用される雑音除去信号を生成するように形成されるループフィルタと、
    前記ループフィルタに結合される電圧制御発振器(VCO)であって、VCOの発振周波数を変更するための、前記ループフィルタからの制御信号及び雑音除去信号で適用される少なくとも1つの可調な回路要素を含む電圧制御発振器(VCO)と、
    を備える装置。
  19. 前記ループフィルタは、第1及び第2の信号を受信し、前記第1の信号に第1の伝達関数を供給し、また、前記第2の信号に第2の伝達関数を供給するように形成される請求項18の装置。
  20. 前記第1の伝達関数は、ローパス応答であり、前記第2の伝達関数は、インテグレーション応答である請求項19の装置。
  21. 前記第2の信号は、前記第1の信号のスケール化バージョンであり、1より大きい因子アルファだけ前記第1の信号よりも小さく、前記ループフィルタは、第2の伝達関数を得るため使用され、因子アルファだけ小さくスケールされたキャパシタを含む請求項19の装置。
  22. 前記第1の信号を供給するために第1の電流源及び前記第2の信号を供給するために第1の電流源よりアルファ倍小さい電流を供給する第2の電流源、ただし、アルファは、1より多きい、を含むチャージポンプをさらに備える請求項19の装置。
  23. 前記少なくとも1つの可調な回路要素は、少なくとも1つのバラクタを含む請求項18の装置。
  24. 前記VCOからの発振器信号を整数の分周比で分周し、フィードバック信号を供給する分周器と、前記フィードバック信号と参照信号との位相エラーを定めるように形成される位相比較器と、をさらに備える請求項18の装置。
  25. 前記VCOからの発振器信号を非整数の分周比で分周し、フィードバック信号を供給する分周器と、前記フィードバック信号と参照信号との位相エラーを定めるように形成される位相比較器と、をさらに備える請求項18の装置。
  26. 演算増幅器(オペアンプ)を含み、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するように、かつ、前記制御信号中のオペアンプ雑音を削除するために使用される雑音除去信号を生成するように形成されるループフィルタと、
    前記ループフィルタに結合される電圧制御発振器(VCO)であって、VCOの発振周波数を変更するための、前記ループフィルタからの制御信号及び雑音除去信号で適用される少なくとも1つの可調な回路要素を含む電圧制御発振器(VCO)と、
    を備える集積回路。
  27. 前記ループフィルタは、第1及び第2の信号を受信し、前記第1の信号に第1の伝達関数を供給し、また、前記第2の信号に第2の伝達関数を供給するように形成される請求項26の集積回路。
  28. 前記第2の信号は、第1の信号のスケール化バージョンであり、1より大きい因子アルファだけ前記第1の信号より小さく、前記ループフィルタは、第2の伝達関数を得るため使用され、因子アルファだけ小さくスケールされるキャパシタを含む請求項27の集積回路。
  29. 演算増幅器(オペアンプ)を含み、オペアンプ雑音を有する制御信号を生成するように、かつ、前記制御信号中のオペアンプ雑音を削除するために使用される雑音除去信号を生成するように形成されるループフィルタと、
    前記ループフィルタに結合される電圧制御発振器(VCO)であって、VCOの発振周波数を変更するための、前記ループフィルタからの制御信号及び雑音除去信号で適用される少なくとも1つの可調な回路要素を含む電圧制御発振器(VCO)と、
    を備える無線デバイス。
  30. 前記VCOは、デジタル回路のためのクロック信号を得るために使用される発振器信号を生成する請求項29の無線デバイス。
  31. 前記VCOは、周波数アップコンバージョン又はダウンコンバージョンのために使用される発振器信号を生成する請求項29の無線デバイス。
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