JPH1084250A - ノイズ除去フィルタ - Google Patents

ノイズ除去フィルタ

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JPH1084250A
JPH1084250A JP23812196A JP23812196A JPH1084250A JP H1084250 A JPH1084250 A JP H1084250A JP 23812196 A JP23812196 A JP 23812196A JP 23812196 A JP23812196 A JP 23812196A JP H1084250 A JPH1084250 A JP H1084250A
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JP
Japan
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noise
signal
input signal
filter
output
Prior art date
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JP23812196A
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English (en)
Inventor
Eiko Kawashima
英光 河嶋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタで除去するのが困難なホワイトノイ
ズを十分に減衰させるノイズ除去フィルタを提供する。 【解決手段】 フィルタ回路1は、入力信号ei (t)
を理想的に希望波成分を減衰した出力信号ei2(t)を
出力する。その後、差動増幅器2は、入力信号e
i1(t)(=ei (t))と信号ei2(t)とを差分し
たe0 (t)の出力信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ除去フィル
タに関し、特にホワイトノイズを除去するノイズ除去フ
ィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】ノイズ除去フィルタは、広い周波数帯域
にわたって多くの周波数成分を持つ交流信号の中から必
要な帯域内の信号成分のみを取り出し、それ以外の信号
を阻止する素子で、図7に示すように、周波数特性によ
り低域通過フィルタ(Low PassFilter ;図中(a)参
照)、広域通過フィルタ(High Pass Filter;図中
(b)参照)、帯域通過フィルタ(Band Pass Filter;
図中(c)参照)、帯域除去フィルタ(Band Eliminate
Filter ;図中(D)参照)等を有する。
【0003】なお、これらのようなフィルタには、抵抗
R,コンデンサC,インダクタンスL等の受動素子で構
成されたパッシブ(受動)フィルタと、トランジスタ,
FET等の能動素子を含んで構成されたアクティブフィ
ルタとが有る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たこれらのフィルタは、ある特定の周波数成分で構成さ
れる不要波に対しては有効にこれを除去するが、全周波
数成分を有するホワイトノイズに対して十分に除去する
ことができないという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、フ
ィルタで除去するのが困難なホワイトノイズを十分に減
衰させるノイズ除去フィルタを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、入力信号からノイズを除
去するノイズ除去フィルタにおいて、入力信号からホワ
イトノイズを出力するノイズ出力手段と、このノイズ出
力手段から出力された前記入力信号中のホワイトノイズ
と、前記入力信号とを差分する差分手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ノイズ出力手段が、入力信号からホワ
イトノイズおよび不要波を出力することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記差分手段が、このノイズ出力手段から
出力された前記入力信号中のホワイトノイズと、前記入
力信号とを差分してたものを、所定倍率増幅することを
特徴とする。
【0009】本発明によれば、入力信号中のホワイトノ
イズからのある信号と,入力信号とを差分するため、入
力信号中のホワイトノイズが、ホワイトノイズからなる
信号と相殺され、ホワイトノイズが減衰した信号を出力
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るノイズ除去フ
ィルタの実施形態を図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明に係るノイズ除去フィルタの
一実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【0012】この実施形態のノイズ除去フィルタは、希
望波のみを除去してホワイトノイズおよび不要波(以
下、単にホワイトノイズという)を出力するフィルタ1
と、作動増幅器2とから構成されている。
【0013】次に、この実施形態のノイズ除去フィルタ
の動作を説明する。
【0014】ここで、説明を簡単にするため、図中
(a)に示すように、入力信号ei (t)をn個のスペ
クトラムからなる希望波と,無限個のスペクトラムから
なるホワイトノイズとにより構成されているものとす
る。
【0015】すると、この入力信号ei (t)は、式1
のように表示される。
【0016】
【式1】
【0017】この入力信号ei (t)は、作動増幅器2
の反転端子21に入力される(ei(t)=e
i1(t))(図中(c)参照)とともに、フィルタ1に
入力される。
【0018】フィルタ回路1は、入力信号ei (t)を
理想的に希望波成分を減衰し、式2に示す出力信号ei2
(t)(図中(b)参照)を出力する。
【0019】
【式2】
【0020】その後、信号ei1(t)および信号e
i2(t)を差動増幅器で差分すると、その出力e
0 (t)(図中(d)参照)は、式3のようになる。な
お、式3中の比例定数Aは、図2に示すように、増幅度
(ゲイン)を示しており、その前に“−”が付くのは、
非反転端子22を基準とするからである。
【0021】
【式3】
【0022】この式から分かるように、理想的な場合に
は、ノイズ成分を示す第2項を無視することができ、従
って、希望波成分を取り出せるようになる。
【0023】続いて、上述したこの実施形態のノイズ除
去フィルタの具体的構成を詳細に説明する。
【0024】<第1の具体的構成例>図3はこの実施形
態に係るイズ除去フィルタの第1の具体的構成を示す回
路図である。
【0025】この実施形態のノイズ除去フィルタは、フ
ィルタ回路1と、差動増幅器2と、アクティブLPF3
と、直流電源4と、アクティブLPF3から出力された
信号の直流成分を除去するカップリングコンデンサ5と
備えて構成されている。
【0026】フィルタ回路1は、入力信号から希望信号
を除去してホワイトノイズのみを出力するように構成さ
れている。
【0027】差動増幅器2は、アクティブLPF3から
出力された信号と、フィルタ回路1から出力されたホワ
イトノイズのみの信号とを差分して所定の倍率に増幅し
たホワイトノイズを十分に減衰させた信号を出力するよ
うに構成されている。
【0028】アクティブLPF3は、所定のカットオフ
周波数fc を有しており、入力信号eiから所定の周波
数帯域の周波数を取り出すとともに、電圧レベルを所定
倍率に増幅して出力するように構成されている。
【0029】直流電源4は、アクティブLPF3の非反
転端子31に所定の電圧を印加させるように構成されて
いる。なお、非反転端子31に印加される電圧は、直流
電源4の電圧を抵抗33と41とで分圧されたものであ
る。
【0030】<第2の具体的構成例>図4はこの実施形
態に係るノイズ除去フィルタの第2の具体的構成を示す
回路図である。
【0031】この実施形態のノイズ除去フィルタは、パ
ッシブ型のLPFからのなるフィルタ回路1と、差動増
幅器2とを備えて構成されている。
【0032】ここで、フィルタ回路1および差動増幅器
2の機能は、第1の具体的構成例のものと同様であるた
め、詳細説明を省略する。
【0033】上述した第1,2の具体的構成例のノイズ
除去フィルタは、例えば図5に示すように、受信機の一
部を構成するRF(Radio Freqence)ユニット中におけ
る超再生検波回路53と増幅器55間に介挿されて使用
される。
【0034】超再生検波回路53により所定周波帯域に
検波されて出力された検波信号は、図6(a)に示すよ
うに、不連続なスペクトラムからなる必要とする希望信
号a,b,c,d,eと、不規則でかつ連続的なホワイ
トノイズとが重畳されている。
【0035】この図のような検波信号がこの実施形態の
ノイズ除去フィルタを通過すると、図6(b)に示すよ
うに、希望信号a,b,c,d,eの出力レベルが減衰
せず、ホワイトノイズが大きく減衰した信号特性が改良
された信号が出力される。
【0036】ちなみに、再生検波回路53から出力され
た上述した図6(a)に示した検波信号を通常のRC
(パッシブ型)LPFに通した場合では、その出力信号
は、図6(c)に示すように、希望信号a,b,c,
d,eおよびホワイトノイズは周波数が高くなるに従っ
て信号レベルが減衰するが、ホワイトノイズがさほど除
去されない。
【0037】この第1、2実施形態のノイズ除去フィル
タでは、フィルタ回路1が入力信号からホワイトノイズ
およびその他の不良波を出力し、差動増幅器2が入力信
号から希望波を除去したホワイトノイズおよび不要波か
らなる信号と、入力信号とを差分するため、入力信号の
S/N比が改善されるとともに、ホワイトノイズが減少
させることができる。
【0038】また、第1、2実施形態のノイズ除去フィ
ルタでは、フィルタ回路1と差動増幅回路とを用いて簡
単、かつ、安価に構成することができる。
【0039】また、第1、2実施形態のノイズ除去フィ
ルタでは、ホワイトノイズを低減するばかりでなく、不
要波をも除去するため、無線における妨害電波特性を改
善することができる。
【0040】さらに、第1、2実施形態のノイズフィル
タでは、差動増幅器2の増幅度(ゲイン)を変更するこ
とにより、信号レベルの調整が容易に行うことができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上本発明によれば、入力信号中のホワ
イトノイズからのある信号と,入力信号とを差分するた
め、入力信号中のホワイトノイズが、ホワイトノイズか
らなる信号と相殺され、入力信号のS/N比が改善され
るとともに、ホワイトノイズを減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノイズ除去フィルタの概略構成を
示すブロック図。
【図2】本発明に係るノイズ除去フィルタ中の差動増幅
器からの出力信号についての説明図。
【図3】本実施形態に係るノイズ除去フィルタの第1の
具体的構成を示す回路図。
【図4】本実施形態に係るノイズ除去フィルタの第2の
具体的構成を示す回路図。
【図5】この実施形態のノイズ除去フィルタが使用され
ている受信機の構成を示すブロック図。
【図6】出力信号波形の相違についての説明図。
【図7】従来から使用されているノイズ除去フィルタの
特性についての説明図。
【符号の説明】
1 フィルタ回路 2 差動増幅器 3 LPF 4 直流電源 5 カップリングコンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号からノイズを除去するノイズ除
    去フィルタにおいて、 入力信号からホワイトノイズを出力するノイズ出力手段
    と、 このノイズ出力手段から出力された前記入力信号中のホ
    ワイトノイズと、前記入力信号とを差分する差分手段
    と、 とを具備することを特徴とするノイズ除去フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ出力手段は、入力信号からホ
    ワイトノイズおよび不要波を出力することを特徴とする
    ノイズ除去フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記差分手段は、このノイズ出力手段か
    ら出力された前記入力信号中のホワイトノイズと、前記
    入力信号とを差分してたものを、所定倍率増幅すること
    を特徴とする請求項1記載のノイズ除去フィルタ。
JP23812196A 1996-09-09 1996-09-09 ノイズ除去フィルタ Withdrawn JPH1084250A (ja)

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Effective date: 20031202