JP2009531801A - ディスク駆動及び光検出ゲイン選択方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、記録担体(104)からデータをゲイン−帯域幅制限光検出回路(45)のゲイン値(2000)の範囲を選択する方法に関する。その方法は、a)最大許容ゲイン値(gmax)を設定することにより第1読み出しパワーを求める段階であって、第1読み出しパワーは、第1速度において回転している記録担体からデータを読み出す最小読み出しパワー値である、段階と、b)第1読み出しパワー値を増加させ、最大許容ゲイン値を減少させることにより、第2読み出しパワー及び第2ゲイン値を求める段階と、を有する。第2読み出しパワーは、データが第2速度において、回転している記録担体から読み出される最小読み出しパワー値である。その方法は、ゲイン値を最適化し、ゲイン値の最適値により最適な性能を得ることにおいて、全ての種類の光検出回路について有用である。

Description

本発明は、光ディスクドライブに関し、より具体的には、光学装置の光検出器回路に関する。
特開平06/096449号公報(Kaneko Shinji等による)において、ディスクドライブで用いるために適する可変ゲインタイプの光検出器回路を動作させる方法について開示されている。その方法は、2つのゲイン値の間の切り替えを有し、それ故、データが、異なるディスク、即ち、異なる反射率値を有する読み出し専用メモリ(ROM)ディスク及び追記型(WO)ディスクから読み出されることが可能である。それらの方法は、ディスクのタイプに基づいて、ゲイン値を選択する。上記の特許文献の方法は、各々のディスクのタイプ及びサブタイプが、それら自体のゲイン値、例えば、BD−R/RE DL、BD−R/RE SL、BD−ROM SL、BD−ROM DLを有することが必要である。このことは、ゲイン値の範囲を増加させ、ゲイン選択回路を複雑に且つ高価にする。
光検出器回路において、ゲイン値の範囲を最適に保つ最大可能速度で、最悪の場合のディスク(信号レベルの点で)が読み出されることを可能にする方法を有することは有利である。光検出器回路におけるゲイン値の範囲を最適に保つ最大可能速度で、最悪の場合のディスクが読み出されることを可能にするゲイン選択装置を有することは有利である。光検出器回路におけるゲイン値の範囲を最適に保つ最大可能速度で、最悪の場合のディスクが読み出されることを可能にするコンピュータプログラムコード手段を有することは有利である。
特開平06/096449号公報
従って、記録担体からデータを読み出すゲイン−帯域幅限定光検出器回路のゲイン値の範囲を選択する方法について、以下、説明する。第1読み出しパワーが、光検出器回路の複数の許容ゲイン値から最大許容ゲイン値を設定することにより求められる。第1読み出しパワーは、記録担体が第1速度で回転している間に、データが記録担体から読み出し可能である最小読み出しパワー値である。第2読み出しパワー及び第2ゲイン値は、第1読み出しパワー値を増加させ、最大許容ゲイン値を減少させることにより求められる。第2読み出しパワーは、記録担体が第2速度で回転している間に、データが記録担体から読み出される最小読み出しパワー値である。その方法は、最低速度における最悪の場合に、記録担体を読み出すように光検出器回路により許容可能である最大ゲイン値を確保し、この記録担体について、より高い速度においてゲイン値を減少させることにより、ゲイン値を選択する。これを行うことにより、信号レベルの減少が、読み出しパワーの増加により補償される。
更に、読み出し担体からデータを読み出すために帯域幅限定光検出器回路のゲイン値の範囲を選択するゲイン選択装置について、以下、説明する。第1読み出しパワーを求める手段は、光検出器回路の複数の許容ゲイン値から最大許容ゲイン値を設定することにより、第1読み出しパワーを求める。第1読み出しパワーは、記録担体が第1速度で回転している間に、データが記録担体から読み出し可能である最小読み出しパワー値である。第2読み出しパワー−第2ゲイン値を求める手段は、第1読み出しパワー値を増加させて、最大許容ゲイン値を減少させることにより、第2読み出しパワー及び第2ゲイン値を求める。第2読み出しパワーは、記録担体が第2速度で回転している間における、データが記録担体から読み出し可能である最小読み出しパワー値である。
更に、記録担体からデータを読み出すゲイン帯域幅限定光検出器回路のゲイン値の範囲を選択するコンピュータプログラムコード手段について、以下、説明する。これは、コンピュータシステムがゲイン選択の動作を実行することを可能にするコンピュータプログラムコード手段が本発明の方法を実施することを可能にする点で、特に有利であるが、それに限定されるものではない。従って、一部の既知の光学装置は、前記光ドライブを制御するコンピュータシステムにおいてコンピュータプログラムコード手段をインストールすることにより、一部の既知の光学装置が、ここで述べる方法に従って動作するように変えられることが可能であることが考慮されている。そのようなコンピュータプログラムコード手段は、何れかの種類のコンピュータ読み出し可能媒体、例えば、磁気ベースの媒体又は光ベースの媒体に備えられていることが可能である。
本発明の上記の及び他の特徴、側面及び有利点については、添付図を参照して、例示として、以下の詳細説明において更に述べていて、添付図において、同様の参照番号は同様の又は類似する構成要素を示している。
図1において、光ディスク104、典型的には、ブルーレイディスクから情報を読み出す駆動装置100が示されている。ディスクドライブ100は、光ビームにより光ディスク104のトラックを走査する光学系40及び光ディスク104を回転させるモータ(図示せず)を有する。より具体的には、光学系40は、光ビーム42aを発生させるように備えられている光ビーム発生手段41、例えば、レーザダイオードのようなレーザを有する。光駆動回路41aは光ビーム発生手段41を駆動する。光ビーム42aは、ビームスプリッタ43及び対物レンズ44を通る。対物レンズ44は、光ディスク104におけるスポットSPに光ビーム42bをフォーカシングする。光ビーム42bは、光ディスク104から反射し、光検出器45に達するように、対物レンズ44及びビームスプリッタ43を通る。光検出器45は、複数の検出器セグメント、例えば、4つの検出器象限の各々に入射する光量のそれぞれを示す、個別の検出器信号A、B、C、Dのそれぞれを供給することができる4つの検出器セグメント45a、45b、45c、45dを有する。光検出器45の一実施例は、SIPEX社製の10チャネル光検出集積回路SP8059である。その回路は、405、650及び780nmの波長において動作し、ブルーレイ読み出し/書き込み、x16DVD読み出し/書き込み及びx48CD読み出し/書き込みについて適切である。その10チャネルは、4つの高速チャネル、4つの低速チャネル及び2つのRFチャネルを有する。
光ビーム42dは、光検出器45に入射し、電気信号に変換され、信号再生が実行される前に増幅される。光検出器45は信号Sを出力する。信号Sは、光駆動回路41aに入り、光ビーム発生手段41の出力光パワーを適合させる。光検出回路45は増幅器を有する。光検出器45の出力は、第1差動増幅器(図示せず)及び第2差動増幅器(図示せず)に供給される。第1差動増幅器の出力信号Sservoは、光学系40のフォーカシングサーボ及びトラッキングサーボのために用いられる。第2差動増幅器の出力信号Sreadは、光ディスク104に書き込まれている信号情報を読み出すように用いられる。異なる光学ディスクは異なる反射率を有し、ディスクからの反射光量は異なる種類のディスク間で変わる。光ディスクに記憶されているデータのロバストな読み出しを確実にするために、良好な品質を有する読み出し信号を発生させる必要がある。データリカバリは、入力読み出し信号が低い振幅を有する場合には、困難になる。光入力レベルにおけるこの差を適応させるように、光検出器45は、それに応じて、増幅器のゲインを設定するゲイン設定手段を備えている。このことは、種々の速度で低反射率のディスク及び高反射率のディスクの読み出しについてゲインを適切に設定することを可能にし、それにより、各々のディスクについて好ましい読み出し信号を得ることを可能にする。ゲイン値は、1x、2x、3x、4x等として設定されることが可能である。このために、駆動装置100は、ゲイン選択装置45Hを有する。ゲイン選択装置45Hは、設定されるゲイン値の最適値を選択する。ゲイン選択装置45Hは、第1読み出しパワーファインディング手段及び第2読み出しパワー−第2ゲイン値ファインディング手段を有する。
光ディスクは、CD−DA、DVD−ビデオ、DVD−ROM、DVD+RW、Blu−ray R/RE及びBlu−ray ROM等、多くの種類(単層及び2層)で製造されている。ディスク駆動は、異なる速度でそれらの異なるディスクの種類をサポートしなければならない。光検出回路のゲイン−帯域幅積は読み出し速度を制限する。通常、帯域幅は、ディスクの種類(CD、DVD、BD)毎に及び速度(1x、2x、...4x等)毎に設定されるものである。CDについては、帯域幅は、典型的には、1xの速度において1.5MHzであり、DVDについては、帯域幅は、典型的には、1xの速度において9MHzであり、そしてBDについては、帯域幅は、典型的には、1xの速度において20MHzである。光検出回路は、i)異なる種類の光ディスク、ii)異なる速度、iii)異なる反射率値、及びiv)光検出回路のゲインと帯域幅との積の制限について満足する必要がある。それ故、光検出回路は、あるゲイン値の範囲を可能にする。光ディスクのより速い読み出し速度及び多様化は、低反射率のディスクを再生しているときに、光検出回路が小さい光信号を受け入れる状況をもたらしてきた。低ディスク反射率、光ピックアップユニット(OPU)における低戻り効率及び低光検出回路効率は、光検出回路により生成される低電流レベルに繋がる。許容信号レベルを得るためには、光検出回路の出力において、より大きいゲインが必要とされる。このことは、読み出し信号の帯域幅を制限する。光検出回路においてかなり低い信号レベルを有する最も悪い場合のディスクは、大きいゲインを必要とすることが可能である。光ディスク102からデータを読み出すゲイン選択装置45Hを用いて、光検出器45のゲイン値の範囲を選択する方法について、図2を参照して、以下、説明する。
ステップ202において、データが読み出されるようになっている光ディスク104が認識される。光ディスクの種類を認識するように用いられることができる、従来型の光ディスク認識方法が利用可能である。光ディスクの種類は、例えば、BD−R/RE SL、BD−R/RE DL、BD/ROM SL、BD−ROM DL、CD−R、CD−RW、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R又はDVD−RWの一である(しかし、それに限定されない)ことが可能である。駆動装置100において挿入されるディスクの種類を認識することは重要である。近年、2つ又はそれ以上の異なる種類のディスクを動作させることができるディスクドライブが開発されてきている。そのような種類の駆動装置100は、マルチタイプドライブと呼ばれている。マルチドライブタイプは、2つの(又は、それ以上の)異なる種類のディスクの何れかであるようにディスクを予測することが可能であるため、そのディスクドライブは、適切なフォーマットでディスクを動作させることができるように、新しいディスクが挿入されるときに、そのディスクの種類を確認する必要がある。ディスクの種類が認識された後、駆動装置100は、そのディスクからデータを読み出すように、特定の波長を用いる適切なレーザ源を用いる。例としては、米国特許第6061318号明細書において、ディスクの種類を認識するように用いることができる、ディスクの厚さに基づいて、ディスクの種類を識別する方法について開示されている。ステップ204において、光検出器45のゲイン−帯域幅積が得られる。ゲイン−帯域幅積は、一定値、例えば、100である。ゲイン−帯域幅積は、最小許容ゲイン値gmin、例えば、1x、最大許容ゲイン値gmax、例えば、5x、最小許容帯域幅、例えば、20Hz及び最大許容帯域幅、例えば、100MHzを与える。ステップ206において、駆動装置100の速度は、光ディスク104を読み出すために光ドライブ100により許容可能である第1速度に設定される。ゲイン値は、最大許容ゲイン値gmaxに設定され、帯域幅は、最小許容帯域幅に設定される。それらの設定により、ステップ208において、データは光ディスク104から読み出され、第1読み出しパワーが得られる。第1読み出しパワーは、光ディスク104が第1許容速度で回転している間、データが光ディスク104から読み出し可能である最小読み出しパワー値である。ステップ210において、駆動装置の速度は、光ディスク104を読み出すために許容可能である第2速度に設定される。ステップ212において、第2読み出しパワー及び第2ゲイン値が求められる。第2読み出しパワーは、最大ゲイン値gmaxを減少し、第1読み出しパワー値を増加させることにより求められる。第1読み出しパワー値は、最大許容読み出しパワー値Rmaxまで増加され、ここで、Rmaxは、最小許容ゲイン値gminまで減少される。このことは、擬似コード表現により明確にされ、それは次のように与えられる。
(i=gmax;i<=gmin;i−−)、及び
(j=FRP;j<=gmax;i++)について、
{光ディスクからのデータが読み出されることが可能である場合、
第2ゲイン値=i
第2読み出しパワー=j;}
有効な一実施形態においては、駆動装置100により許容される第2速度は、駆動装置100により許容される第1速度より高い。第1速度は最も低い速度、例えば、1xに設定され、第2速度は、最も高い速度、例えば、4xに設定される。これは、最悪の場合(信号レベルの点で)の光ディスク104についての最大速度が実現され、低反射率値を有する最悪のディスクが最大速度で読み出されることができるために、有利である。このことは、最悪のディスクが最大有効許容速度で読み出されることができることを確実にする。一般に、最高データ転送レートは、ディスクの最高回転速度において得られる。従って、その最高データ転送レートの適用は、常に、特定のディスク種類についての最高有効速度を目的とする。全てのディスクの種類について最高速度を可能にはしないため、その駆動装置は、最高転送レートで全てのサポートされる媒体をカバーするように、複数の速度をサポートしなければならない。
本発明の他の有効な実施形態においては、第2読み出しパワー及び第2ゲイン値が、i)光検出回路の許容可能なゲインと帯域幅との積、及びii)光ディスク104についての最大許容読み出しパワーRmaxに基づいて、求められる。このように、最大データ転送レートが、所定の光検出回路及び所定のディスク規格について、得られる。ディスク規格に依存する各々のディスクは、特定の読み出しパワーがディスクを読み出すために用いられることを可能にする。読み出しパワー値を上回る場合、ディスクを損傷した可能性がある。例えば、4xの速度におけるブルーレイディスクについての最大許容読み出しパワーは1.2mWである。この読み出しパワーに制限することにより、ディスクに対する可能な損傷が克服される。更に、ゲイン−帯域幅積の考慮とゲイン値の選択により、ディスクドライブ100が許容帯域幅の限界内で動作することが確実にされる。
表1は、ブルーレイディスク104からデータを読み出す光検出回路のゲイン値の範囲を選択する、提案している方法の有効な結果を概略的に示している。ブルーレイディスクを選択する理由は、CD及びDVDについて、信号対ノイズ比はそれ程重要でなく、ノイズは高読み出し速度を禁じることである。モータ及び駆動損失のような機械的考慮は、得られる最大ディスク速度を制限する。ブルーレイディスクの場合には、一般に、ディスクの反射率がかなり小さく、更に、光経路の戻り効率及び検出効率は、CD及びDVDの場合より、かなり小さいために、信号対ノイズ比は特に臨界状態にある。光検出回路45の許容ゲイン−帯域幅積は80MHzであると仮定する。1xの読み出しの速度のために必要な帯域幅は20MHzであると仮定する。ここでは、4つの種類のブルーレイディスク、即ち、a)BD−R/RE DL−読み出し、再書き込み可能2層、b)BD−R/RE SL−読み出し、再書き込み可能信号層、c)BD−ROM DL−読み出し専用メモリ2層、d)BD−ROM SL−読み出し専用メモリ単層について考慮される。例示として考慮される実施例においては、BD駆動により許容される最低速度は2xであり、BDにより許容される最高速度は4xである。
表1から、ディスクBD−R/RE DLは最悪の場合のディスクであることが理解できる。これは、最小の光検出信号、即ち、(0.6x5)/100=0.03が得られるために、最悪の場合のディスクである。このディスク、BD−R RE/DLについては、2xの速度(最低速度)において、ゲイン値は、最大ゲイン値gmax、即ち、2xに設定され、そのことは、帯域幅を40MHzに制限する。このディスクの読み出しパワーは、ブルーレイディスクの規格により、0.6mWに制限される。4xの速度において、(最高速度の)読み出しパワーは、4xの規格により許容される最大読み出しパワー値まで増加され、ゲインは、それに伴って、2分の1に減少される。このことは、必要な帯域幅、80MHzを生成する。表1から、他の種類のディスクは臨界状態にはなく、即ち、許容されるPreadとディスクの反射率との積は、BD−R/RE DLの場合に比べて大きい、即ち、0.06である。それらのディスクの読み出しパワーは、1xのゲインにおける信号レベルが、4xの速度におけるBD−R RE/DLの場合と同様であるように、選択される。例えば、ディスクBD−R/RE SLの場合、2xの速度において、読み出しパワーは、次式のように選択され、
Figure 2009531801
同じ方針で、他のディスクについての読み出しパワー、即ち、0.4、0.4、0.4、0.15及び0.15が選択される。このことは、全てのBDディスクが、2つのゲイン値、即ち、1x及び2xを用いて、1x...4xにおいて読み出されることを可能にする。更に、それらの2つのゲイン値により、光検出回路のゲイン−帯域幅積における限界を越えない限り、適切な読み出しパワーを用いることにより、それらの2つのゲイン値による最悪の場合のディスクでない他のディスク全てを適合させることが可能である。これにより、本発明が、読み出しパワー値を適切に選択することにより、2つのゲイン値を用いて、より多くの光ディスクが読み出されることを可能にすることは、明らかである。これは、本発明を実施する一方法である。表1は、BDディスクからデータを読み出す光検出回路のゲイン値の範囲を選択する方法についての実施例、及びBD−R RE DLが最悪の場合のディスクである可能な結果の単なる例示である。常にこのようになる必要はない。ディスクの反射率Pread及び他の因子に基づいて、結果が変わることに留意する必要がある。
基本的には、ディスクについての最大有効速度が、光検出回路のゲイン−帯域幅積と、光検出回路におけるゲイン値の数を最小化しながら、ディスクの規格に従う許容読み出しパワーと、を考慮して、実現されるように、読み出しパワー及びゲインは選択される。
Figure 2009531801
本発明については、光ディスクを用いる実施形態により説明しているが、本発明はまた、回転する記録担体からデータを読み出す光検出回路及び光源を用いる、矩形のカードのような他の記録担体又は何れかの他の種類の情報担体について適応するものである。当業者は、ソフトウェアにおいて又はハードウェア及びソフトウェアの両方において、光検出回路のゲイン値の範囲を選択する方法についての上記の実施形態を実施することができる。しかしながら、同時提出の特許請求の範囲に記載しているように、本発明の広汎な範囲から逸脱することなく、種々の修正及び変形を行うことが可能であることは明らかである。用語“を有する”は、請求項及び明細書に記載している要素以外の要素の存在を排除するものではない。要素又はステップの単数表現は、その要素又はステップの複数の存在を排除するものではない。図及び明細書は、単なる例示目的であるとみなされ、本発明を限定するものではない。
要約すると、記録担体からデータを読み出すゲイン帯域幅限定光検出回路のゲイン値の範囲を選択する方法について、上で詳述している。記録担体は、駆動装置により複数の許容速度で回転可能である。その方法は、
光検出回路の複数の許容ゲイン値から最大許容ゲイン値(gmax)を設定することにより、第1読み出しパワー(FRP)を求める段階であって、第1読み出しパワー(FRP)は、記録担体が駆動装置により許容される第1速度で回転している間に、データが記録担体から読み出し可能である最小読み出しパワー値である、段階;並びに
駆動装置により複数の許容読み出しパワー値について第1読み出しパワー(FRP)値を増加させ、複数の許容ゲイン値について最大許容値(gmax)を減少させることにより、第2読み出しパワー(SRP)及び第2ゲイン値を求める段階であって、第2読み出しパワー(SRP)は、記録担体が駆動装置により許容される第2速度で回転している間に、データが記録担体から読み出し可能である最小読み出しパワー値である、段階;
を有する。
その方法は、ゲイン値を最適化し、ゲイン値の最適な値により最適な性能を得る全ての種類の光検出回路において有用である。
光ディスクドライブの模式図である。 光検出回路のゲイン値の範囲を選択する方法のステップを示すフロー図である。

Claims (11)

  1. 記録担体からデータを読み出す光検出回路のゲイン値の範囲を選択する方法であって、前記光検出回路の動作は許容ゲイン−帯域幅積により制限され、前記記録担体は駆動装置により複数の許容速度で回転可能である、方法であり:
    前記光検出回路の複数の許容ゲイン値から最大許容ゲイン値を設定することにより第1読み出しパワーを求める段階であって、前記第1読み出しパワーは、前記記録担体が前記駆動装置により許容される第1速度で回転している間に、データが前記記録担体から読み出される最小読み出しパワー値である、段階;並びに
    前記駆動措置により複数の許容読み出しパワー値について前記第1読み出しパワー値を増加させ、前記複数の許容ゲイン値について前記最大許容ゲイン値を減少させることにより、第2読み出しパワー及び第2ゲイン値を求める段階であって、前記第2読み出しパワーは、前記記録担体が前記駆動装置により許容される第2速度で回転している間に、データが前記記録担体から読み出される最小読み出しパワー値である、段階;
    を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記駆動装置により許容される前記第2速度は、前記駆動装置により許容される前記第1速度より高い、方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、前記第2読み出しパワー及び前記第2ゲイン値は、i)前記光検出回路の前記許容ゲイン−帯域幅積と、ii)前記第2速度における前記記録担体についての最大許容読み出しパワーと、に基づいて求められる、方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法であって、前記方法は光記録担体において実行される、方法。
  5. 記録担体からデータを読み出す光検出回路のゲイン値の範囲を選択するゲイン選択装置であって、前記光検出回路の動作は許容ゲイン−帯域幅積により制限され、前記記録担体は駆動装置により複数の許容速度で回転可能である、ゲイン選択装置であり:
    前記光検出回路の複数の許容ゲイン値から最大許容ゲイン値を設定することにより第1読み出しパワーを求める第1読み出しパワーファインディング手段であって、前記第1読み出しパワーは、前記記録担体が前記駆動装置により許容される第1速度で回転している間に、データが前記記録担体から読み出される最小読み出しパワー値である、第1読み出しパワーファインディング手段;並びに
    前記駆動措置により複数の許容読み出しパワー値について前記第1読み出しパワー値を増加させ、前記複数の許容ゲイン値について前記最大許容ゲイン値を減少させることにより、第2読み出しパワー及び第2ゲイン値を求める第2読み出しパワー−第2ゲイン値ファインディング手段であって、前記第2読み出しパワーは、前記記録担体が前記駆動装置により許容される第2速度で回転している間に、データが前記記録担体から読み出される最小読み出しパワー値である、第2読み出しパワー−第2ゲイン値ファインディング手段;
    を有するゲイン選択装置。
  6. 請求項5に記載のゲイン選択装置であって、前記駆動装置により許容される前記第2速度は、前記駆動装置により許容される前記第1速度より高い、ゲイン選択装置。
  7. 請求項5又は6に記載のゲイン選択装置であって、前記第2読み出しパワー−第2ゲイン値ファインディング手段は、i)前記光検出回路の前記許容ゲイン−帯域幅積と、ii)前記第2速度における前記記録担体についての最大許容読み出しパワーと、に基づいて、前記第2読み出しパワー及び前記第2ゲイン値を求めるための手段を更に有する、ゲイン選択装置。
  8. 請求項5乃至7の何れか一項に記載のゲイン選択装置を有する光ピックアップユニット。
  9. 請求項8に記載の光ピックアップユニットを有する駆動装置。
  10. 請求項9に記載の駆動装置であって、該駆動装置は光ドライブである、駆動装置。
  11. プログラムがコンピュータにおいて実行されるとき、請求項1に記載の方法を実行するプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
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