JP2009529090A - 高剪断感圧性接着剤 - Google Patents

高剪断感圧性接着剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2009529090A
JP2009529090A JP2008558281A JP2008558281A JP2009529090A JP 2009529090 A JP2009529090 A JP 2009529090A JP 2008558281 A JP2008558281 A JP 2008558281A JP 2008558281 A JP2008558281 A JP 2008558281A JP 2009529090 A JP2009529090 A JP 2009529090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
acid
emulsion
sensitive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008558281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009529090A5 (ja
Inventor
エム. ルワンドウスキー,ケビン
ビー. フィリアトロールト,ティモシー
エス. アンダーソン,ケリー
エヌ. ガッダム,バブ
ジー. ジョセフ,ユージーン
ルー,イン−ユー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2009529090A publication Critical patent/JP2009529090A/ja
Publication of JP2009529090A5 publication Critical patent/JP2009529090A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J133/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09J133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
    • C09J133/08Homopolymers or copolymers of acrylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J133/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09J133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82BNANOSTRUCTURES FORMED BY MANIPULATION OF INDIVIDUAL ATOMS, MOLECULES, OR LIMITED COLLECTIONS OF ATOMS OR MOLECULES AS DISCRETE UNITS; MANUFACTURE OR TREATMENT THEREOF
    • B82B3/00Manufacture or treatment of nanostructures by manipulation of individual atoms or molecules, or limited collections of atoms or molecules as discrete units
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2301/00Additional features of adhesives in the form of films or foils
    • C09J2301/30Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the chemical, physicochemical or physical properties of the adhesive or the carrier
    • C09J2301/302Additional features of adhesives in the form of films or foils characterized by the chemical, physicochemical or physical properties of the adhesive or the carrier the adhesive being pressure-sensitive, i.e. tacky at temperatures inferior to 30°C

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(メタ)アクリレートコポリマー及びシリカナノ粒子を含むエマルションポリマーを含む接着剤組成物を記載する。ナノ粒子の添加は、接着剤のオーバーラップ剪断特性の有意な増加をもたらし、同時に剥離接着を保持する。

Description

感圧性接着剤(PSAs)は、下記、すなわち(1)強力であると共に永久粘着性、(2)指圧以下での接着、(3)被着物上に保持するのに十分な能力、及び(4)被着物からきれいに取り除ける十分な凝集強度を含む特性を有することが知られている。PSAsとして良好に機能することが分かっている材料としては、必須の粘弾性特性を示し、粘着、剥離接着、及び剪断保持力の所望のバランスをもたらすように設計並びに処方されたポリマーが挙げられる。PSAsは、通常、室温(例えば、20℃)で粘着性であることにより特徴付けられる。PSAsは、ただそれらがべたっとした又は表面に粘着するためだけということで組成物を抱持しない。
米国再発行特許番号第24,906号(ウルリッチ(Ulrich))は、感圧性接着テープを開示しており、その接着層は、アクリル酸エステル及びアクリル酸などの共重合性モノマーのコポリマーを含み、その中で「アクリル感圧性接着テープ」として記載されている。アクリル感圧性接着テープが高い剪断強度及び良好な接着をもたらす場合があるとはいえ、特に高温において、特に剥離強度のいかなる低下もない、更により高い剪断強度に対する必要性がある。
本発明は、(メタ)アクリレートコポリマー及びシリカナノ粒子を含む接着剤組成物を目的とする。ナノ粒子の添加は、接着剤のオーバーラップ剪断特性の有意な増加をもたらし、同時に剥離接着を維持する。有利なことに、本明細書に記載したアクリル感圧性接着による剪断特性の増加を観察するのに僅か少量のナノ粒子(接着剤(メタ)アクリレートコポリマーの重量に対して1〜8重量%)が必要とされる。別の態様では、本発明は、(メタ)アクリレートコポリマー及びシリカナノ粒子を含む水性エマルションを提供し、それは、コーティングされ、乾燥されて感圧性接着剤をもたらし得る。更に、出願人は、粒径の剪断特性への依存を観察している;接着剤中のナノ粒子(20ナノメートル未満)の寸法が小さくなればなるほど剪断性能の増加が大きくなり、同時に一定レベルの剥離性能を維持する。20ナノメートルを超えるより大きい粒径は、剪断特性への強化効果をほとんど有しない。
環境的な理由のため、コーティングプロセスでは、揮発性有機溶媒(VOC’s)の使用からは遠ざかり環境に調和した水系材料に向かうことが望ましい、そのため、本発明は、エマルション(メタ)アクリレートコポリマー及びナノ粒子シリカゾルを含む水性接着剤を提供する。水性系は、コスト、環境、安全、及び規制の理由のため望ましい。水性系は、容易にコーティングすることができ、乾燥したとき、感圧性接着剤をもたらす。
本明細書で使用するとき、
「エマルション」は、1つ以上の界面活性剤によって懸濁液中に保持される2つ又はそれ以上の不混和性液体の安定な混合物を指し、より具体的には、それは、本発明の重合可能なモノマー混合物又は得られたポリマー及び水の安定な混合物を指し、
「ラテックス」は、ポリマーの水性懸濁液又はエマルションを指し、より具体的には、それは、本発明のポリマーの水性エマルションを指し、
「水中油型エマルション」は、水が連続相を形成し、モノマー(油)が不連続液滴の状態である混合物を指し、
水中油型エマルション中の「油相」は、水相でそれらの溶解度の限界を個々に超える処方中の全ての構成成分を指し;これらは一般に、蒸留水中で1%未満の溶解度を有するが、塩などの水相成分は、特定の油の溶解度を減少させ油相への分配をもたらすことができ、
水中油型エマルション中の「水相」は、存在する水及び水溶解性である任意の構成成分、(すなわち、水中でそれらの溶解限度を超えない)を指し、
「(メタ)アクリレートモノマー」は、アルコール類のアクリル酸エステル又はメタアクリル酸エステルであり、
「シリカゾル」は、液体、典型的に水中の分離、非晶質シリカ粒子の分散液を指す。
本明細書において「疎水性」は、モノマーが、水に対する実質的な親和性に欠けていること、すなわち、それが、室温で水を実質的に吸着も吸収もしないことを意味するのに使用される。
シリカナノ粒子の文脈で「親水性」は、容易に水に分散されるこれらのナノ粒子を指す。モノマーの文脈でそれは、水に対する実質的な親和性を有するモノマーを指す。
本発明は、ポリマー100重量部を基準として、
(a)(i)90〜99重量部、好ましくは90〜95重量部の、1〜14個の炭素原子を有し、好ましくは炭素原子の平均数が約4〜約12個である非三級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルと、
(ii)1〜10重量部、好ましくは2〜7重量部の酸官能性モノマーと、
(iii)0〜10重量部の第2非酸官能性極性モノマーと、
(iv)0〜5重量部のビニルモノマーと、
(v)任意に、0.01〜1重量部の多官能性アクリレートと、を含むポリマーと、
(b)1〜8重量部、好ましくは2〜5重量部の20ナノメートル未満の平均粒子径を有するシリカナノ粒子と、を含む感圧性接着剤組成物を提供する。
本発明は、pH2〜6を有し、30〜70重量%の(a)及び(b)、及び界面活性剤を含む70〜30重量%の水相を含む水性エマルションを更に提供する。より具体的には、
(a)エマルションの総重量を基準として24〜約70重量%のポリマーであって、
(i)90〜99重量部、好ましくは90〜95重量部の、1〜14個の炭素原子を有し、炭素原子の平均数が約4〜約12個である非三級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルと、
(ii)1〜10重量部、好ましくは2〜7重量部の酸官能性モノマーと、
(iii)0〜10重量部の第2非酸官能性極性モノマーと、
(iv)0〜5重量部のビニルモノマーと、
(v)任意に、0.01〜1重量部の多官能性アクリレートと
(vi)0〜0.5重量部の連鎖移動剤の反応生成物と、
を含み、(i)から(vi)の合計が100重量部であるポリマーと、
(b)エマルションの総重量を基準として0.3〜6重量%の、20ナノメートル以下の平均粒子径を有するシリカナノ粒子と、
(c)エマルションの総重量を基準として30〜70重量%の、0.5〜約8重量%の界面活性剤を含む水相と、である。
水相を最小限にし、それによりラテックス乾燥中のエネルギーを最小限にし、貯蔵及び出荷費用を最小限にし、プラント生産性を最大限にするため、好ましくは、エマルションは、エマルションの総重量を基準として約50〜約65重量%のポリマーとナノ粒子(a+b)及び約35〜約50重量%の水相、最も好ましくは約55〜約62重量%のポリマーとナノ粒子(a+b)及び約38〜約45重量%の水相を含む。エマルションは、コーティング及び乾燥され、感圧性接着剤を製造し得る。接着剤組成物のポリマー構成成分は、1つ以上のポリマーを含んでもよい。
接着ポリマーを調製するのに有用なアクリレートエステルモノマーは、1〜14個の炭素原子、好ましくは4〜12個の炭素原子の平均を含有する非三級アルコールの疎水性モノマー(メタ)アクリル酸エステルである。
アクリレートエステルモノマーとして使用するのに好適なモノマー類の例としては、エタノールなどの非三級アルコール類のアクリル酸又はメタクリル酸のいずれかのエステル類、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノール、3−メチル−1−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、3−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、イソオクチルアルコール、2−エチル−1−ヘキサノール、1−デカノール、1−デカノール、1−トリデカノール、1−テトラデカノールなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、好ましいアクリレートエステルモノマーは、ブチルアルコール、イソオクチルアルコール、又はそれらの組み合わせを有するアクリル酸のエステルであるが、2つ又はそれ以上の異なるアクリレートエステルモノマーの組み合わせが好適である。
アクリレートエステルモノマーは、好ましくは、ポリマーを調製するのに使用される100重量部の総モノマー含量を基準として90〜99重量部の量で存在する(すなわち、上記組成物のiからvの合計)。より好ましくは、アクリレートエステルモノマーは、90〜95重量部の量で存在する。
ポリマーは更に、酸官能性モノマーを含み、ここで酸官能基は、カルボン酸などの本質的に酸、又はアルカリ金属カルボン酸塩などのその塩であってもよい。有用な酸官能性モノマーとしては、エチレン性不飽和カルボン酸類、エチレン性不飽和スルホン酸類、エチレン性不飽和ホスホン酸類、及びこれらの混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。そのような化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β−カルボキシエチルアクリレート、2−スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、及びそれらの混合物から選択されるものが挙げられる。更により強酸を所望の場合、酸性モノマー類としては、エチレン性不飽和スルホン酸類及びエチレン性不飽和ホスホン酸類が挙げられる。
それらの入手可能性のため、本発明の酸官能性モノマーは一般に、エチレン性不飽和カルボン酸類、すなわち(メタ)アクリル酸類から選択される。酸官能性モノマーは一般に、100重量部の総モノマーを基準として1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の量で使用される。
接着ポリマーを調製するのに有用な極性モノマー類は、いくぶん油溶性及び水溶性の両方であって、エマルション重合において水相と油相との間の極性モノマーの分布をもたらす。有用な第2極性モノマー類は、非酸官能性である。使用されるとき、極性モノマー類は、100重量部の全モノマーを基準として10〜10重量部、好ましくは1〜5重量部を含む。
好適な極性モノマー類の代表的な例としては、2−ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート;N−ビニルピロリドン;N−ビニルカプロラクタム;アクリルアミド;モノ−又はジ−N−アルキル置換アクリルアミド;t−ブチルアクリルアミド;ジメチルアミノエチルアクリルアミド;N−オクチルアクリルアミド;2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−メトキシエトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート類を含むポリ(アルコキシアルキル)アクリレート類;ビニルメチルエーテルを含むアルキルビニルエーテル類;及びこれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。好ましい極性モノマー類としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及びN−ビニルピロリドンからなる群から選択されるものが挙げられる。
使用されるとき、アクリレート接着ポリマーに有用なビニルモノマー類としては、ビニルエステル類(例えば、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル)、スチレン、置換スチレン(例えば、α−メチルスチレン)、ビニルハロゲン化物、及びこれらの混合物が挙げられる。そのようなビニルモノマー類は一般に、100重量部の総モノマーを基準として0〜5重量部、好ましくは1〜5重量部で使用される。
コーティングされた接着剤組成物の凝集強度を増加させるため、多官能性アクリレートが、ブレンド又は重合性モノマー類に組み込まれてもよい。架橋は、γ、UV又は電子ビーム放射線などの高エネルギー電磁放射線を使用して達成されてもよい。
多官能性アクリレートは特に、エマルション重合に有用である。有用な多官能性アクリレート架橋剤の例としては、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート類、ポリブタジエンジアクリレート、ポリウレタンジアクリレート類、プロポキシル化グリセリントリアクリレート、及びこれらの混合物などのジアクリレート類、トリアクリレート類、並びにテトラアクリレート類が挙げられるがこれらに限定されない。
多官能性アクリレートの量及び同一性は、接着剤組成物の適用により調整される。典型的に、多官能性アクリレートは、接着剤組成物の総乾燥重量を基準として5重量部未満の量で存在する。より具体的には、多官能性アクリレートは、接着剤組成物の100重量部の総モノマーを基準として0.01部〜1部の量で存在する。
組成物は一般に、容易に沈殿又は疑集しないコロイド状分散液の形態で使用及び配合されるシリカを更に含む。コロイダルシリカは、水性又は他の溶媒媒質中で実質的に球形状、サブミクロン寸法のシリカ(SiO)粒子の分散液である。本発明に使用されるナノ粒子は、酸安定化又は塩基安定化されてもよい。この組成物に使用されるコロイダルシリカは、水性中又は水/有機溶媒混合物中のサブミクロン寸法シリカ粒子の分散液であり、20ナノメートル未満、好ましくは10ナノメートル未満、及びより好ましくは5ナノメートル未満の平均粒子径を有する。平均粒子径は、透過型電子顕微鏡を使用して測定されてもよい。更に、ナノ粒子は一般に、約150m/gを超える、好ましくは200m/gを超える、及びより好ましくは400m/gを超える表面積を有する。剪断力値の最大限の改善のため、粒子は好ましくは、狭い粒径分布、すなわち2.0未満、好ましくは1.5未満の多分散性を有する。必要であれば、微量のより大きいシリカ粒子を添加してもよいが、そのような添加は、剪断力値の増加に寄与しない。
水性媒質中の無機シリカゾルは、当該技術分野において周知であり、市販されている。水又は水−アルコール溶液中のシリカゾルは、ルドックス(LUDOX)(米国、デラウェア州ウィルミントン(Wilmington)のE.I.デュポンデネマース社(E.I.duPont de Nemours and Co.,Inc.)により製造)、ニアコル(NYACOL)(マサチューセッツ州アシュランドのニアコル社(Nyacol Co.)から入手可能)又はナルコ(NALCO)(米国、イリノイ州オークブルック(Oak Brook)のオンデアナルコケミカル社(Ondea Nalco Chemical Co.)により製造)のような商標名で市販されている。1つの有用なシリカゾルは、平均粒径5ナノメートル、pH10、及び固形分15重量%を有するシリカゾルとして入手可能なナルコ2326である。
非水性シリカゾル(シリカオルガノゾルとも呼ばれる)が使用されてもよく、液相が有機溶媒又は水溶性有機溶媒であるシリカゾル分散液である。この発明の実施において、シリカゾルは、その液相がエマルションと相溶し、典型的に水性又は水溶性有機溶媒であるように選択される。
いくつかの実施形態では、ナノ粒子は、表面改質されてもよい。表面改質されたナノ粒子は、粒子の表面に結合した表面基を含む粒子である。表面基は、粒子の疎水性特性又は親水性特性を改質する。いくつかの実施形態では、表面基は、ナノ粒子をより疎水性にする場合がある。いくつかの実施形態では、表面基は、ナノ粒子をより親水性にする場合がある。表面基は、統計的に平均化された無秩序に表面改質された粒子を提供するように選択してもよい。いくつかの実施形態では、表面基は、粒子の表面上に単層、好ましくは連続的な単層を形成するのに十分な量で存在する。一般に、利用可能な表面官能基(すなわち、Si−OH基)の25%未満が、親水性表面改質剤で改質され、親水性及び分散性を保持し、親水性表面改質剤で改質される。シリカナノ粒子は、表面改質されないことが好ましいが、それらは、酸又は塩基安定化されてもよい。
種々の方法が、ナノ粒子の表面を改質するために利用可能であり、それらには、例えば、表面改質剤のナノ粒子への添加(例えば、粉末又はコロイド状分散液の形態)及び表面改質剤をナノ粒子と反応するのを可能にすることが挙げられる。その他の有用な表面改質プロセスが、例えば、米国特許第2,801,185号(イラー(Iler))及び米国特許第4,522,958号(ダス(Das)ら)に記載されている。
該表面改質基は、表面改質剤から誘導されてもよい。概略的に、表面改質剤は、式A−Bにより表すことができ、式中、A基は粒子の表面に結合することができ(すなわち、Si−OH基)及びB基は系の他の構成成分(例えば、接着剤及び/又は基材)と反応しない相溶化基である。適合化基類は、該粒子を比較的より極性に、比較的低極性又は比較的非極性に、するように選択されることができる。好ましくは、相溶化基は、アミノ基、酸基又はポリ(オキシエチレン)基などの親水基である。表面改質剤の好適な部類としては、例えばシラン類、有機酸類、有機塩基類及びアルコール類が挙げられる。
接着剤組成物の性能を向上させるために、他の添加剤を加えることができる。例えば、平坦化剤類、紫外線吸収剤類、ヒンダードアミン光安定剤(HALS)類、酸素阻害物質類、レオロジー変性剤類、湿潤剤類、消泡剤類、殺生物剤類、染料類などを本明細書に含むことができる。これらの添加剤及びその使用の全てが、当該技術分野において周知である。いずれのこれらの化合物が、それらが接着特性に悪影響を及ぼさない限り使用できることが理解される。
UV吸収剤類及びヒンダードアミン光安定剤類も本組成物に対する添加剤として有用である。UV吸収剤類及びヒンダードアミン光安定剤類は、最終硬化製品への紫外線の有害な影響を減少させるように作用し、それによりコーティングの亀裂、黄変及び層間剥離に対する耐候性すなわち耐性を強化させる。好ましいヒンダードアミン光安定剤は、ニューヨーク州ホーソン(Hawthorne)のチバガイギー社(CIBA-GEIGY Corporation)からチヌビン(Tinuvin)(商標)144として入手可能なビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル]ブチルプロパンジオエートである。
総モノマー組成物を基準として重量部未満の濃度の下記UV吸収剤及びこれらの組み合わせ(ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)(3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル1−4−ヒドロキシフェニル)メチル)ブチルプロパンジオエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、2−ヒドロキシル−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)、α−(3−(3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル)−1−オキソプロピル)−ω−ヒドロキシ、並びにニュージャージー州パシパニ(Parsippany)のBASFワイアンドッテ社(BASF Wyandotte Inc.)により販売されたユビナル(Uvinul)(商標)D−50及びMS−40)が所望の結果をもたらし得る。しかし、組成物の総重量を基準として1〜5重量%の範囲のUV吸収剤の濃度が好ましい。
本明細書のポリマーは、溶液、放射線、バルク、分散、エマルション及び懸濁プロセスを含む任意の従来のフリーラジカル重合法により調製することができる。アクリレートポリマーは、米国特許番号第3,691,140号(シルバー(Silver))、同第4,166,152号(ベーカー(Baker)ら)、同第4,636,432号(シバノ(Shibano)ら)、同第4,656,218号(キノシタ(Kinoshita))及び同第5,045,569号(デルガド(Delgado))に開示されたような懸濁重合により調製されてもよい。それぞれは、接着剤組成物を記載し、重合プロセスの記載は、参照により本明細書に組み込まれる。好ましくは、アクリレートポリマーは、フリーラジカル反応開始剤の存在下においてエマルション重合プロセスにより調製される。
本発明に使用されるアクリレート接着ポリマーの調製に有用な水溶性及び油溶性反応開始剤は、熱に暴露すると混合物の(共)重合を開始するフリーラジカルを生成する反応開始剤である。水溶性反応開始剤は、エマルション重合によりアクリレートポリマーを調製するのに好ましい。好適な水溶性反応開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、及びこれらの混合物;上記過硫酸塩類とメタ重亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウムからなる群から選択されるものなどの還元剤との反応生成物などの酸化還元反応開始剤;並びに4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)及びその可溶性塩類(例えば、ナトリウム、カリウム)からなる群から選択されるものが挙げられるがこれらに限定されない。好ましい水溶性反応開始剤は、過硫酸カリウムである。好適な油溶性反応開始剤としては、バゾ(VAZO)64(2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル))及びバゾ52(2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルペンタンニトリル))、両方ともE.I.デュポンデネマース社から入手可能、などのアゾ化合物類、過酸化ベンゾイル及び過酸化ラウロイルなどの過酸化物類、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられるがこれらに限定されない。好ましい油溶性熱反応開始剤は、(2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル))である。使用されるとき、反応開始剤は、感圧性接着剤では、100重量部のモノマー構成成分を基準として約0.05〜約1重量部、好ましくは約0.1〜約0.5重量部を含んでもよい。
共重合性エマルション混合物は、任意に連鎖移動剤を更に含んでもよく、得られたポリマーの分子量を制御する。有用な連鎖移動剤の例としては、四臭化炭素、アルコール類、メルカプタン類及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられるがこれらに限定されない。存在する場合、好ましい連鎖移動剤は、イソオクチルチオグリコレート及び四臭化炭素である。エマルション混合物は、100重量部の総モノマー混合物を基準として、約0.5重量部まで、典型的に約0.01〜約0.5重量部、使用する場合、好ましくは0.05重量部〜約0.2重量部の連鎖移動剤を更に含んでもよい。
エマルション技術による重合は、乳化剤(emulsifier)(乳化剤(emulsifying agent)又は界面活性剤と呼ばれる場合もある)の存在を必要とする場合がある。本発明に有用なエマルション剤類としては、アニオン性界面活性剤類、カチオン性界面活性剤類、非イオン性界面活性剤類、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
有用なアニオン性界面活性剤類としては、その分子構造が、約C〜C12−アルキル、アルキルアリール、及び/又はアルケニル基からなる群から選択される少なくとも1つの疎水部分、並びにサルフェート、スルホネート、ホスフェート、ポリオキシエチレンサルフェート、ポリオキシエチレンスルホネート、ポリオキシエチレンホスフェートなど、及びそのようなアニオン基の塩類、ここで該塩類は、アルカリ金属塩類、アンモニウム塩類、第三アミノ塩類などからなる群から選択される少なくとも1つのアニオン基を含む、が挙げられるがこれらに限定されない。有用なアニオン性界面活性剤類の代表的な市販の例としては、ポリステップ(POLYSTEP)B−3としてステパンケミカル社(Stepan Chemical Co.)から入手可能なラウリル硫酸ナトリウム;ポリステップB−12としてステパンケミカル社から入手可能なラウリルエーテル硫酸ナトリウム;及びシポネート(SIPONATE)DS−10としてローヌ−プーラン(Rhone-Poulenc)から入手可能なドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。
有用な非イオン性界面活性剤類としては、その分子構造が、エチレンオキシドなどの親水性アルキレンオキシドを有する有機脂肪族又はアルキル芳香族疎水部分の縮合生成物を含むものが挙げられるがこれらに限定されない。有用な非イオン性界面活性剤類のHLB(親水性−親油性バランス)は、約10以上、好ましくは約10〜約20である。界面活性剤のHLBは、界面活性剤の親水性(好水性又は極性)基と親油性(好油性又は非極性)基の大きさ並びに強度のバランスの表現である。本発明に有用な非イオン性界面活性剤類の市販の例としては、イゲパル(IGEPAL)CA又はCOシリーズとしてそれぞれローヌ−プーランから入手可能なノニルフェノキシ又はオクチルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール類;テルギトール(TERGITOL)15−Sシリーズとしてユニオンカーバイド(Union Carbide)から入手可能なC11〜C15二級−アルコールエトキシレート類;及び界面活性剤のツウィーン(TWEEN)シリーズとしてICIケミカルズ(ICI Chemicals)から入手可能なポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが挙げられるがこれらに限定されない。
有用なカチオン性界面活性剤類としては、式C2n+1(CH(式中、Xは、OH、Cl、Br、HSO又はそれらの組み合わせであり、nは、8〜22の整数である)、及び式C2n+1(C(式中、nは、12〜18の整数である)を有するアルキルアンモニウム塩類;ジェミニ界面活性剤、例えば、式:[C16H.33(CH2m+1]X(式中、mは、2〜12の整数であり、Xは、上記で定義される)を有するもの;例えば、ベンザルコニウム塩類などのアラルキルアンモニウム塩類;並びにセチルエチルピペリジニウム塩類、例えば、C1633(C)(C10)X(式中、Xは、上記で定義される)が挙げられる。
或いは、界面活性剤は、モノマー混合物と共重合可能なイオン性表面活性剤であってもよく、重合中にポリマー鎖内に組み込まれる。有用な共重合可能なイオン性表面活性剤の例としては、PCT国際公開特許WO89/12618(タング(Tang)ら)に記載されたものが挙げられるがこれらに限定されない。そこに記載された界面活性剤は、α‐βエチレン性不飽和を含有する疎水性部分、ポリ(アルキレンオキシ)セグメントを含有する親水性部分、及びイオン性セグメントを有する。
PCT国際公開特許WO89/12618によると、反応性界面活性剤類は、エチレン性不飽和アルコールと所定量の第1環状エーテル、例えばプロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はその混合物との連続縮合重合から生じ、続いて所定量のエチレンオキシドと縮合する。カチオン性又はアニオン性末端基官能性が、所望により末端ヒドロキシル基によって付加される。
イオン性共重合性界面活性剤は、少なくとも1つの基、好ましくは共重合性モノマー混合物と反応可能な1つの基を有する。そのような反応性基としては、ビニル基、アクリレート基などのエチレン性不飽和基からなる群から選択されるものが挙げられるがこれらに限定されない。
商標名マゾンサム(MAZON SAM)−211を有する好ましい共重合性界面活性剤は、PPGインダストリーズ社(PPG Industries, Inc.)から入手可能であり、アルキレンポリオキシアンモニウムサルフェートとして記載され、ここでアルコキシ基の数は、約5〜約25個であり、典型的な例では約15〜約20個のエトキシル基を有する。追加の有用な共重合性界面活性剤の例としては、ダイアモンドシャムロック社(Diamond Shamrock Company)から入手可能なトレム(TREM)−LF40(商標)などのアルキルアリルスルホスクシネート類が挙げられる。追加の有用な共重合性界面活性剤類が、ケンドール社(The Kendall Company)に譲渡された米国特許番号第3,925,442号及び同第3,983,166号に開示されており、両方が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明のエマルションは、上記したような共重合性界面活性剤の混合物を使用して作製することができることも想定され、上記のイオン性共重合性界面活性剤の代わりに典型的なイオン性又は非イオン性ナノ共重合性界面活性剤が当該技術分野において一般的に既知である。そのようなナノ共重合性界面活性剤の例は、「エマルション重合:理論と実践(Emulsion Polymerization:theory and practice)」(D.C.ブラックレイ(Blackley))、ニューヨーク、J.ウィリー(J.Wiley)(1975年)に見出すことができ、本明細書に参照により組み込まれる。いくつかの実施形態では、界面活性剤混合物は、界面活性剤混合物の総重量を基準として約40〜約99.5重量%のイオン性共重合性界面活性剤及び約0.5〜約60重量%のナノ共重合性界面活性剤を含む。
好ましくは、この発明のエマルション重合は、アニオン性界面活性剤(類)の存在下で行われる。有用な乳化剤濃度の範囲は、エマルション感圧性接着剤の全てのモノマーの総重量を基準として約0.5〜約8重量%、好ましくは約1〜約5重量%である。
本発明のエマルション感圧性接着剤はまた、1つ以上の従来の添加剤を包含してもよい。好ましい添加剤類としては、粘着付与剤類、可塑剤類、染料類、酸化防止剤類、及びUV安定剤類が挙げられる。そのような添加剤類を、それらがエマルション感圧性接着剤の優れた特性に影響を及ぼさなければ、使用することができる。
粘着付与剤類が使用される場合、合計の接着ポリマー及びシリカの乾燥重量を基準として約40重量%まで、好ましくは30重量%未満、及びより好ましくは5重量%未満が好適となる。いくつかの実施形態では、総接着剤構成成分の乾燥重量を基準として25〜約60phrも好適となる。(メタ)アクリレートポリマー分散液と共に使用して好適な粘着付与剤類としては、ロジン酸類、ロジンエステル類、テルペンフェノール樹脂類、炭化水素樹脂類、及びクマロンインデン樹脂類が挙げられる。粘着付与剤の種類及び量は、接触性、固着強度、耐熱性及び固有接着などの特性に影響を及ぼすことができる。粘着付与剤は一般に、水性分散液の形態で使用される。好適である市販の粘着付与剤類としては、タコリン(TACOLYN)1070、5001及び5002(水性、低分子量熱可塑性樹脂を基準として55%固形分合成樹脂分散液、ハーキュレス社(Hercules Inc.)から入手可能)、SE1055(ロジンエステルの水性分散液、ハーキュレス社から入手可能)、エスコレズ(ESCOREZ)9271(脂肪族炭化水素樹脂エマルション、エクソン(Exxon)から入手可能)、ダーマルセン(DERMULSENE)82、ダーマルセン92、ダーマルセンDT又はダーマルセンDT50(改質テルペンフェノール樹脂の水性分散液、DRTから入手可能)及びアクアタック(AQUATAK)4188(改質ロジンエステル、アリゾナケミカル社(Arizona Chemical Company)から入手可能)が挙げられる。
(メタ)アクリレートコポリマーは、エマルション重合プロセスにより調製されてもよい。エマルション重合では、反応は、ミセル又は水性媒質中に懸濁されたエマルション微小液滴内で発生する。微小液滴又はミセル内で生成されたあらゆる熱は、周囲の水相の熱容量の影響によりただちに調整される。エマルション重合は、発熱反応がよりよく制御された状態で進行し、生じた接着剤組成物は、水性媒質が主要な構成成分であるので不燃性である。
本発明の感圧性接着剤は、バッチプロセス、連続プロセス、又は半連続エマルション重合プロセスにより調製される。重合は一般に
(a)(i)アクリル酸エステルと、
(ii)酸官能性モノマーと、
(iii)任意に、極性モノマーと、
(iv)任意に、ビニルモノマーと、
(v)任意に、多官能性アクリレートと、
(vi)任意に、連鎖移動剤と、を含むモノマープレミックスを作製する工程と、
(b)該プレミックスと
(i)水と、
(ii)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ポリマー界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤と、
(iii)水溶性フリーラジカル反応開始剤と、を含む水相とを組み合わせる工程と、
(c)同時に攪拌し、該エマルションを約30℃〜約80℃の温度まで加熱し、ポリマーラテックスが形成されるまで水中油型エマルションの状態で該モノマー類を重合させる工程と、を含む。その他の混合物が使用されてもよいことが理解されるであろう。例えば、酸官能性モノマー、又はその他の親水性モノマー類が、水溶液に添加されてもよい。更に、いったんエマルション混合物が調製されると、モノマー類は、それらのそれぞれの分配係数により油相及び水相の間を分割し得る。
半連続プロセスでは、フラスコには、脱イオン(DI)水、界面活性剤、酸官能性モノマー類、アクリレートエステルモノマー類、任意の極性モノマー類を含む任意の共重合性モノマー類、加えてあらゆる任意の連鎖移動剤類、pH調節剤又は他の添加剤類を含むシードモノマー混合物が投入される。混合物は、窒素ブランケットなどの不活性雰囲気下で攪拌及び加熱される。混合物が典型的に、約50〜70℃の誘導温度に到達すると、第1反応開始剤が添加され重合を開始し、反応は、発熱される。シード反応が完結後、次にバッチ温度が約70〜約85℃のフィード反応温度に上昇する。フィード反応温度で、DI水、界面活性剤、酸官能性モノマー類、アクリレートエステルモノマー類、任意の極性モノマー類を含む任意の共重合性モノマー類、連鎖移動剤類又は他の添加剤類を含むモノマープレエマルションが典型的に、2〜4時間の時間にわたって攪拌されているフラスコに添加され、同時に温度が維持される。フィード反応の最後で使用する場合、第2反応開始剤が反応に加えられエマルション中の残留モノマー類を更に減少させる。追加の加熱時間の後、混合物を室温(約23℃)まで冷却し、評価のためエマルションを収集する。
エマルションのpHは典型的に、約2〜6である。エマルションの酸性度は、ラテックスの形成に伴い緩衝剤の塩基性溶液、酸性溶液などのpH調節剤を使用し所望のpHレベルに調節されてもよい。好ましくは、pHは7以下、より好ましくはpHは2〜6の範囲内であり、最も好ましくは3〜6の間である。組成物のpHとその接着性能の間にはバランスがあると考えられる。ポリマーの酸基が塩基の添加によって中和されると、エマルションの安定性は増加するが、ポリマーの酸基とシリカナノ粒子との間の水素結合は減少する。
シリカナノゾルは、種々の方法によりアクリレート接着剤に組み込まれてもよい。1つの実施形態では、アクリレート接着剤のエマルションがシリカゾルに添加され、続いて任意に、蒸発によって水及び共溶媒(使用している場合)が除去され、それによりアクリレート接着剤中に分散したシリカナノ粒子を残す。或いは、シリカゾルが、アクリレート接着剤のエマルションに添加されてもよい。シリカナノ粒子が低剪断力の条件下でブレンドされ、アクリレートエマルションの沈殿を回避することが好ましい。蒸発工程は、例えば、蒸留、回転蒸発、又はオーブン乾燥により達成可能である。乾燥前、エマルションは一般に、感圧性接着剤の特性を示さず、そのため、5重量%未満の水、好ましくは1重量%未満の水、最も好ましくは0.5重量%未満の水にまで乾燥することが望ましい。接着剤の水分含有量は、湿度の結果として経時的に増加してもよいことが理解されるであろう。
いったんアクリレート接着剤中に分散されると、シリカナノ粒子は実質的に、分離性(個々の)及び非会合(すなわち、非疑集、非集合)状態である。本明細書で使用するとき、「疑集」は通常、電荷又は極性により一緒に保持された粒子の弱い会合を説明しており、より小さい実体に分解することができる。本明細書で使用するとき、「集合」は、例えば、残留物化学処理により多くの場合一緒に結合された粒子の強い会合を説明しており、集合体をより小さい実体に更に分解することを実現するのは非常に困難である。
調製後、接着剤組成物をただちにコーティングすることが好ましい。組成物の粘度は、経時的に増加することが分かっており、この粘度増加は、シリカナノ粒子のアグロメレーションのためであると考えられている。
エマルション(接着ポリマー及びシリカナノ粒子を含有する)は、従来のコーティング技術により好適な可撓性裏材に容易にコーティングされ、接着剤がコーティングされたシート材料をもたらす。可撓性裏材は、テープ裏材、光学フィルム又は任意の他の可撓性材料として従来利用されたあらゆる材料であってもよい。接着剤組成物に有用であってよい従来のテープ裏材として使用される可撓性裏材の典型的な例としては、紙、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート)、酢酸セルロース、及びエチルセルロースなどのプラスチックフィルム類から作製されるものが挙げられる。
裏材はまた、綿、ナイロン、レーヨン、ガラス、セラミック材料などの合成若しくは天然材料の糸から形成される織布、又は天然、合成繊維若しくはそれらのブレンドのエアレイドウェブなどの不織布などの布地から調製されてもよい。裏材はまた、金属、金属化ポリマーフィルム、又はセラミックシート材料から形成されてもよく、ラベル、テープ、記号、カバー、マーキングしるしなどの感圧性接着剤組成物が利用されていることが従来から知られているあらゆる物品の形態を取ってもよい。
上記組成物は、特定の基材に適するように調節された従来のコーティング技術を使用して基材にコーティングされる。例えば、これらの組成物は、ローラーコーティング、フローコーティング、ディップコーティング、スピンコーティング、スプレーコーティング、ナイフコーティング、及びダイコーティングなどの方法によって様々な固体基材に塗布することができる。これらの種々のコーティング法は、組成物を可変の厚さで基材に定置することを可能にし、それにより組成物のより広い範囲の使用を可能にする。コーティング厚さは、変えられてもよいが、2〜50μ(乾燥厚さ)、好ましくは約25μのコーティング厚さが意図される。エマルション(接着ポリマー、シリカナノ粒子及び水を含有する)は、続くコーティングのために任意の所望の濃度であってもよいが、典型的に30〜70重量%の水、より典型的には50〜65重量%の水である。所望の濃度は、更なるエマルションの希釈、又は部分的な乾燥により達成されてもよい。
本発明の接着剤は、ぬれた状態の積層用途における使用に適する場合があるが、接着剤は、乾燥状態の積層用途においても良好に行うことができ得る、ここで得られた積層は、高い熱及び湿度状態にさらされる。
まず、感圧性接着剤を、所望のコーティング厚さで裏材にコーティングし、次に積層前に乾燥する。続いて、水を、時として水の表面張力を下げるため少量の界面活性剤と共にガラス又は他の基材にスプレーし、基材表面上で薄い水の層を得る。その後、フィルムを適切に基材上に位置決めし、ほとんどの過剰の水を搾り出し、基材/PSA/フィルムラミネートをもたらす。ラミネート内に残った水を、ラミネートに使用される材料によって数日で蒸発させる。
乾燥積層の場合、PSAを所望のコーティング厚さでフィルム(裏材)にコーティングし、次に積層前に乾燥する。続いて、そのようなPSAコーティングされたフィルムを圧力及び/又は高温で基材表面に付着し、フィルムを基材表面に固着する。
上記の装飾的な光管理及び光学用途に加え、感圧性接着剤は、テープ、ラベル、デカール、移動テープ及びその他の物品などの様々な伝統的な感圧性接着剤物品に使用することができる。
本発明の接着剤物品の可撓性支持体又は裏材として有用な好適な材料としては、紙、ラテックス飽和紙、ポリマーフィルム、酢酸セルロースフィルム、エチルセルロースフィルム、布(すなわち、合成又は天然材料から形成される織布又は不織布シート)、金属ホイル及びセラミックシートが挙げられるがこれらに限定されない。
可撓性支持体に含むことができる材料の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン(アイソタクチックポリプロピレンを含む)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ(カプロラクタム)、ポリ(フッ化ビニリデン)などのポリオレフィン類が挙げられる。本発明に有用な市販の裏材としては、クラフト紙(モナドノックペーパー社(Monadnock Paper,Inc.)から入手可能);セロファン(フレクセル社(Flexel Corp.)から入手可能);タイベック(Tyvek)(商標)及びタイパー(Typar)(商標)などのスパンボンドポリ(エチレン)並びにポリ(プロピレン)(デュポン社(DuPont,Inc.)から入手可能);テスリン(Teslin)(商標)(PPGインダストリーズ社(PPG Industries,Inc.)から入手可能)及びセルガード(Cellguard)(商標)(ヘキスト−セラニーズ(Hoechst-Celanese)から入手可能)などのポリ(エチレン)並びにポリ(プロピレン)から得られる多孔質フィルムが挙げられる。
可撓性支持体はまた、剥離コーティング基材を含んでもよい。そのような基材は典型的に、接着移動テープが施される場合に使用される。剥離コーティング基材の例は、当該技術分野において周知である。それらには、例としてシリコーンコーティングクラフト紙などが挙げられる。本発明のテープはまた、低付着性バックサイズ(LAB)を組み込んでもよい。典型的に、このLABは、感圧性接着剤を有するものと反対側にあるテープ裏表面に塗布される。LABsは当該技術分野において既知である。
この発明は、以下の実施例により更に説明されるが、本発明の範囲を限定するものではない。実施例において、全ての部分、割合、百分率は、他に指示がない限り重量である。以下の試験方法は、実施例でもたらされるエマルション感圧性接着剤を評価及び特徴付けるために使用された。材料は全て、他の指示又は記載がない限り、例えばオルドリッチケミカルズ社(Aldrich Chemicals)から市販されている。
これらの実施例は単に、あくまで例示を目的としたものであり、添付の請求項の範囲を制限することを意味するものではない。特に記載のない限り、実施例及びこれ以降の明細書に記載される部、百分率、比率等は全て、重量による。使用される溶媒及びその他の試薬は、特に記載のない限り、シグマ−アルドリッチケミカル社(Sigma-Aldrich Chemical Company)(ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee))より入手した。
Figure 2009529090
試験法
剥離接着試験
使用した試験方法は、ガラス基材がステンレス鋼の代わりに使用されたことを除いて、試験法ASTM D3330−78と同様であった。テープ試料は、25.4マイクロメートル(1ミル)厚さのポリエステルフィルムに接着剤をコーティングし、乾燥することにより調製し、約33マイクロメートル(1.3ミル)の接着剤乾燥コーティング厚さを与えた。これらのテープの2つの1.3cm(0.5インチ)ストリップを、2kg(4.5ポンド)ローラーをテープ上で転がすことによりガラスプレートに付着した。2つのテープ試料を平均した。圧盤速度は、229cm/分(90インチ/分)であった。剥離力を0.5インチ当たりのオンス単位で測定し、デシメートル当たりのニュートンに変換した。
剪断強度試験
試験方法は、試験法ASTM D−3654−78、PSTC−7と同様であった。テープ試料は、25.4マイクロメートル(1ミル)厚さのポリエステルフィルムに接着剤をコーティングし、乾燥することにより調製し、約33マイクロメートル(1.3ミル)の接着剤乾燥コーティング厚さを与えた。1.3cm(0.5インチ)幅のこれらのテープのストリップをステンレス鋼プレートに付着して切断し、1.3cm×1.3cm(0.5インチ×0.5インチ)正方形を鋼プレート上に残した。2kg(4.5ポンド)の重量を接着部分上で転がした。1,000gの重量を各試料に取り付け、試料が破壊するまで吊るした。破壊時間並びに破壊モードを書きとめた。試料は、3度試験し、平均した。試験は、23℃、50%相対湿度で行った。
粘度測定
粒子を含有する接着剤エマルション溶液の粘度をブルックフィールド(Brookfield)粘度計を使用し、室温で測定した。粘度をセンチポアズ単位で測定し、パスカル秒に変換した。
合成実施例1:PSA−2の調製
還流凝縮器、温度計、機械的攪拌器、及び窒素ガス入口を備えた四つ口フラスコ内に脱イオン水(360g)、界面活性剤ローダカルDS−10(3.6g)、重炭酸ナトリウム(0.24g)、2−EHA(228g又は95部)及びAA(12g又は5部)を定置した。窒素下で混合物を攪拌し、55℃まで加熱した。いったんフラスコ温度が55℃に達すると、反応開始剤Kを反応に添加し、重合を開始した。温度は、発熱反応のため上昇し、75℃でピークに達した。反応がピークに達した後、混合物を75℃で1時間加熱し、反応を完結させ、続いて室温まで冷却した。ラテックスをチーズクロスを通して濾過し、全ての凝塊を除去した。
合成実施例2:PSA−3の調製
1リットルのステンレス鋼ワーニング(Waring)ブレンダー容器に、360gの脱イオン水、8gのローダカルDS−10、1.0gの水酸化リチウム、1.2gのトリエタノールアミン、344gの2−オクチルアクリレート(2−OA)、15gのアクリル酸(AA)、及び15gのメチルメタクリレート(MMA)を添加した。内容物をブレンダーにより低速度設定で2分間均質化し、その後温度計、テフロン(登録商標)インペラを備える機械的攪拌器、凝縮器及び窒素入口管を備えた2リットル樹脂フラスコに注いだ。続いて、0.8gの過硫酸カリウムを加えた。反応混合物を窒素ブランケット下で250rpmで攪拌し、62℃まで加熱した。攪拌及び窒素ブランケットを反応時間全体にわたって維持した。発熱が約90℃でピークに達した後、82gの脱イオン水を添加した。バッチを75℃で4時間維持して、冷却し、チーズクロスを通して濾過し、47.3%固体、0.84パスカル秒(840cps)のブルックフィールド粘度及びpH4.3のラテックス接着剤を与えた。平均粒径をコールター(Coulter)N4MD粒子分析器で測定すると、0.14マイクロメートルであった。
実施例1及び比較実施例C1
実施例1の場合、PSA−1を表1に示すように、ナルコ2326の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。ナルコ2326が存在しない試料も比較実施例C1として調製した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例2及び比較実施例C2
実施例2の場合、PSA−1を表2に示すようにナルコ1130の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。ナルコ1130が存在しない試料も比較実施例C2として調製した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例3及び比較実施例C3
実施例3の場合、PSA−1を表3に示すようにナルコ2327の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。ナルコ2327が存在しない試料も比較実施例C3として調製した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例4及び比較実施例C4
実施例4の場合、PSA−1を表4に示すようにナルコ2329の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。ナルコ2329が存在しない試料も比較実施例C4として調製した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
比較実施例C5
比較実施例C5の場合、PSA−1をナルコ8676の3重量%(固体重量基準)とブレンドした。試料は凝固し、コーティングすることができなかった。
実施例5:粘度測定
実施例1C及び1Dの粒子含有接着剤エマルション溶液の粘度を、上記試験方法を使用して経時で測定した。結果を表5に示す。
Figure 2009529090
実施例6及び比較実施例C6
実施例6の場合、PSA−1を表6に示すようにスノーテックスST−40の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。スノーテックスST−40が存在しない試料も比較実施例C6として調製した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
比較実施例7
実施例7の場合、PSA−1を表7に示すようにSTS−01又はSTS−02のいずれかの3重量%(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例7
実施例7の場合、PSA−1を表8に示すようにナルコ1042の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例8
実施例8の場合、アミン官能化5ナノメートル粒子を使用した(改質ナルコ2326)。粒子は、表9に示したように水及び3−アミノプロピルトリメトキシシラン(ペンシルベニア州タリタウン(Tullytown)ゲレスト社(Gelest,Inc.))又は(N,N−ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン(ゲレスト社(Gelest,Inc.))の混合物をナルコ2326に添加することにより改質されたアミンであった。混合物を封止したジャー内で17時間80℃で加熱した。
Figure 2009529090
表10に示すようにこれらの粒子の異なる量(固体重量基準)をPSA−1とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。粒子が存在しない試料も比較実施例C8として調製した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例9
実施例9の場合、PSA−1を表11に示すように3%ナルコ2326(固体重量基準)及びナルコ2327又はナルコ2329のいずれかの異なる量とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例10〜13及び比較実施例C8〜C11
実施例10〜13及び比較実施例C9〜C11の場合、PSA−2を使用した。PSA−2は、pH3.3を有し、この接着剤を実施例10及び比較実施例C9に使用した。このpHの調節は、水酸化アンモニウムを添加することにより行った。実施例11及び比較実施例C10の場合、pHは4.3、実施例12及び比較実施例C11の場合、pHは5.3、実施例13及び比較実施例C12の場合、pHは6.3であった。これらの接着剤を表12に示すようにナルコ2326の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。上記試験方法に記載したように、これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープの剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例14〜17及び比較実施例C13〜C16
実施例14〜17及び比較実施例C13〜C16の場合、PSA−2を使用した。PSA−2は、pH3.3を有し、この接着剤を実施例14及び比較実施例C13に使用した。このpHの調節は、水酸化アンモニウムを添加することにより行った。実施例15及び比較実施例C14の場合、pHは4.3、実施例16及び比較実施例C15の場合、pHは5.3、実施例17及び比較実施例C16の場合、pHは6.3であった。これらの接着剤を表13に示すようにナルコ2327の(固体重量基準)5%とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープについて、上記試験方法に記載されたように剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
実施例18及び比較実施例C17
実施例18の場合、PSA−3を表14に示すようにナルコ2326の異なる量(固体重量基準)とブレンドし、接着剤エマルション溶液を形成した。ナルコ2326が存在しない試料も比較実施例C17として調製した。これらの接着剤エマルション溶液から調製されたテープについて、50.8マイクロメートル(2ミル)のPETフィルムを使用し、上記試験方法に記載されたように剥離接着及び剪断強度を測定した。
Figure 2009529090
本発明の実施例の剥離及び剪断力値のプロットである。

Claims (17)

  1. ポリマー100重量部を基準として、
    (a)(i)90〜97重量部の、1〜14個の炭素原子を有する非三級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルのモノマー単位と、
    (ii)1〜10重量部の酸官能性モノマーのモノマー単位と、
    (iii)0〜10重量部の第2極性モノマーのモノマー単位と、
    (iv)0〜5重量部のビニルモノマー単位と、
    (v)任意に、0.01〜1重量部の多官能性アクリレートと、を含むポリマー、及び
    (b)1〜8重量部の、20ナノメートル以下の平均粒子径を有するシリカナノ粒子、を含む感圧性接着剤組成物。
  2. 前記コロイダルシリカナノ粒子は、10ナノメートル以下の平均粒子径を有する、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  3. 前記コロイダルシリカナノ粒子は、酸又は塩基中和ナノ粒子である、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  4. 前記コロイダルシリカナノ粒子は、≧150m/gの表面積を有する、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  5. 前記コロイダルシリカナノ粒子は、表面改質されていない、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  6. 前記第2極性モノマーは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート;N−ビニルピロリドン;N−ビニルカプロラクタム;アクリルアミド;t−ブチルアクリルアミド;ジメチルアミノエチルアクリルアミド;N−オクチルアクリルアミド;2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−メトキシエトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート類を含むポリ(アルコキシアルキル)アクリレート類;ポリ(ビニルメチルエーテル);及びこれらの混合物から選択される、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  7. 前記ポリマーは、1〜5重量部のアクリル酸及び1〜5重量部の第2極性モノマーを含む、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  8. 前記ポリマーは、水性エマルションポリマーとして調製される、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  9. 酸官能性モノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β−カルボキシエチルアクリレート、2−スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、及びこれらの混合物から選択される、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  10. ビニルエステル類、スチレン、置換スチレン、ビニルハロゲン化物、プロピオン酸ビニル、及びこれらの混合物から選択される1〜5重量部のビニルモノマーを含む、請求項1に記載の感圧性接着剤。
  11. 前記ナノ粒子は、2.0以下の多分散性を有する、請求項1に記載の組成物。
  12. 前記ポリマーは、乳化重合により調製される、請求項1に記載の組成物。
  13. 前記ポリマーは、多官能性アクリレート架橋剤によって架橋される、請求項1に記載の組成物。
  14. 前記非三級アルコールの炭素原子の平均数は、約4〜約12個である、請求項1に記載の組成物。
  15. 請求項1に記載の感圧性接着剤を含む接着剤コーティングされたシート材料。
  16. (a)エマルションの総重量を基準として24〜約70重量%のポリマーであって、
    (i)90〜99重量部、好ましくは90〜95重量部の、1〜14個の炭素原子を有し、炭素原子の平均数が約4〜約12個である非三級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルと、
    (ii)1〜10重量部の酸官能性モノマーと、
    (iii)0〜10重量部の第2非酸官能性極性モノマーと、
    (iv)0〜5重量部のビニルモノマーと、
    (v)任意に、0.01〜1重量部の多官能性アクリレートと、
    (vi)0〜0.5重量部の連鎖移動剤の反応生成物と、
    を含み、(i)から(vi)の合計が100重量部であるポリマーと、
    (b)100重量部のポリマーを基準として、エマルションの総重量を基準として0.3〜6重量%の、20ナノメートル以下の平均粒子径を有するシリカナノ粒子と、
    (c)エマルションの総重量を基準として30〜70重量%の、0.5〜約8重量%の界面活性剤を含む水相と、を含むpH2〜6を有する水性エマルション。
  17. 前記エマルションは、pH3〜6を有する、請求項16に記載のエマルション。
JP2008558281A 2006-03-08 2007-02-16 高剪断感圧性接着剤 Pending JP2009529090A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/276,637 US7645827B2 (en) 2006-03-08 2006-03-08 High shear pressure-sensitive adhesive
PCT/US2007/004026 WO2007102977A1 (en) 2006-03-08 2007-02-16 High shear pressure sensitive adhesive

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009529090A true JP2009529090A (ja) 2009-08-13
JP2009529090A5 JP2009529090A5 (ja) 2010-04-02

Family

ID=38475183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008558281A Pending JP2009529090A (ja) 2006-03-08 2007-02-16 高剪断感圧性接着剤

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7645827B2 (ja)
EP (1) EP1991631B1 (ja)
JP (1) JP2009529090A (ja)
KR (1) KR20080113363A (ja)
CN (1) CN101400754A (ja)
AT (1) ATE517161T1 (ja)
WO (1) WO2007102977A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7652095B2 (en) * 2007-06-20 2010-01-26 3M Innovative Properties Company Pressure-sensitive adhesive containing aziridinyl silanes
EP2231810A1 (en) * 2007-12-18 2010-09-29 3M Innovative Properties Company Microsphere pressure sensitive adhesive composition
US20100151241A1 (en) * 2008-04-14 2010-06-17 3M Innovative Properties Company 2-Octyl (Meth)acrylate Adhesive Composition
US7838110B2 (en) * 2008-12-02 2010-11-23 3M Innovative Properties Company Aziridine-functional photoactive crosslinking compounds
WO2010075387A2 (en) * 2008-12-24 2010-07-01 3M Innovative Properties Company Microsphere pressure sensitive adhesive composition
CN102482385B (zh) * 2009-05-28 2014-10-15 康宁股份有限公司 用来培养细胞的合成微型载体
CN101632840B (zh) * 2009-08-28 2013-06-05 武汉市思泰利医疗器械发展有限公司 生物医用压敏胶及其制备方法
US8222340B2 (en) * 2010-04-05 2012-07-17 3M Innovative Properties Company Crosslinkable syrup copolymers with aminoalkyl (meth)acryloyl solvent monomers
WO2012115642A1 (en) 2011-02-23 2012-08-30 University Of Ottawa Methods for making adhesives
US8507605B2 (en) 2011-02-23 2013-08-13 University Of Ottawa Latex compositions and uses thereof
BR112014019149A8 (pt) 2012-02-03 2017-07-11 3M Innovative Properties Company Misturas para adesivos sensíveis à pressão usadas em filmes protetores
CN103361006B (zh) * 2013-07-05 2015-09-02 天鼎丰非织造布有限公司 一种防水卷材胎基布用高渗透型丙烯酸酯粘合剂及其制备方法
CN103709317B (zh) * 2013-12-12 2016-03-02 苏州博纳化学科技有限公司 一种耐碱乳液的制备方法
CN104945807B (zh) * 2015-07-16 2017-01-25 田菱精密制版(深圳)有限公司 转印装饰用可剥膜树脂组合物
CN111607342A (zh) * 2020-06-22 2020-09-01 无锡万亿星新材料科技有限公司 一种oca光学压敏胶及其制备方法
CN112500521B (zh) * 2020-11-20 2022-04-22 万华化学集团股份有限公司 一种耐增塑剂的胶带用水性压敏胶乳液及其制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152078A (ja) * 1982-03-05 1983-09-09 Nitto Electric Ind Co Ltd 新規なエマルジヨン系感圧性接着剤
JPS6092372A (ja) * 1983-10-25 1985-05-23 Nitto Electric Ind Co Ltd エマルジヨン型感圧性接着剤の製造方法
JPS6268870A (ja) * 1985-09-20 1987-03-28 Nitto Electric Ind Co Ltd 水分散型アクリル系粘着剤
JPH08174773A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Nitto Denko Corp 積層タイルカーペット用感圧性接着剤及びこの感圧性接着剤を塗設したタイルカーペット
JPH08259908A (ja) * 1995-03-20 1996-10-08 Sekisui Chem Co Ltd 両面粘着テープ、両面粘着テープの積層体および両面粘着テープの製造方法

Family Cites Families (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2801185A (en) 1952-05-16 1957-07-30 Du Pont Silica hydrosol powder
IT610737A (ja) 1955-11-18 1900-01-01
US3225013A (en) 1964-10-12 1965-12-21 Minnesota Mining & Mfg Curable compositions of an organic acid anhydride and an alkylenimine derivative
US3691140A (en) 1970-03-09 1972-09-12 Spencer Ferguson Silver Acrylate copolymer microspheres
US3925442A (en) 1971-01-28 1975-12-09 Kendall & Co Monomeric emulsion stabilizers
US3983166A (en) 1974-03-18 1976-09-28 The Kendall Company Monomeric emulsion stabilizers
US4166152B1 (en) 1977-08-17 1999-05-18 Minnesota Mining & Mfg Tacky polymeric microspheres
US4278578A (en) 1979-11-05 1981-07-14 Hillyard Enterprises, Inc. Coating composition for synthetic plastic substrates and methods for preparing and using same
DE3171194D1 (en) 1980-04-17 1985-08-08 Minnesota Mining & Mfg Polyfunctional aziridine crosslinking agents for aqueous magnetic recording media binder
US4490505A (en) 1980-04-17 1984-12-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Polyfunctional aziridine crosslinking agents for aqueous magnetic recording media binder
US4522958A (en) 1983-09-06 1985-06-11 Ppg Industries, Inc. High-solids coating composition for improved rheology control containing chemically modified inorganic microparticles
US4495318A (en) 1984-03-21 1985-01-22 International Cube Corporation Low tack microsphere glue
ZA86528B (en) 1985-01-31 1986-09-24 Himont Inc Polypropylene with free-end long chain branching,process for making it,and use thereof
GB2170427B (en) 1985-02-01 1989-06-07 Sanyo Kokusaku Pulp Co Pressure-sensitive adhesive tapes or sheets
US4656218A (en) 1985-02-08 1987-04-07 Sanyo Kokusaku Pulp Co., Ltd. Adhesive copolymer microspheres-containing aqueous suspension and method for producing the same
US4710536A (en) 1985-08-07 1987-12-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Pressure-sensitive adhesive tape containing hydrophobic silica
US4737559A (en) 1986-05-19 1988-04-12 Minnesota Mining And Manufacturing Co. Pressure-sensitive adhesive crosslinked by copolymerizable aromatic ketone monomers
JPS6392109A (ja) 1986-10-07 1988-04-22 Toshiba Corp 差動増幅回路
US5116676A (en) 1987-04-15 1992-05-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Removable pressure-sensitive adhesive tape
US4833179A (en) 1987-07-27 1989-05-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Suspension polymerization
US5221497A (en) 1988-03-16 1993-06-22 Nissan Chemical Industries, Ltd. Elongated-shaped silica sol and method for preparing the same
US5914162A (en) 1988-04-11 1999-06-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coating for metal surfaces of unsaturated polymer and colloidal inorganic particles
WO1989012618A1 (en) 1988-06-20 1989-12-28 Ppg Industries, Inc. Polymerizable surfactant
US5045569A (en) 1988-11-30 1991-09-03 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hollow acrylate polymer microspheres
US5126394A (en) 1989-10-18 1992-06-30 Dow Corning Corporation Radiation curable abrasion resistant coatings from colloidal silica and acrylate monomer
US5114901A (en) 1991-02-19 1992-05-19 General Motors Corporation Ceramic coating for a catalyst support
US5292844A (en) 1991-05-22 1994-03-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Vinyl acetate modified suspension polymer beads, adhesives made therefrom and a method of making
CA2067969A1 (en) 1991-05-30 1992-12-01 Chung I. Young Method for making structured suspension psa beads
US6048611A (en) 1992-02-03 2000-04-11 3M Innovative Properties Company High solids moisture resistant latex pressure-sensitive adhesive
US5286843A (en) * 1992-05-22 1994-02-15 Rohm And Haas Company Process for improving water-whitening resistance of pressure sensitive adhesives
US5508107A (en) 1993-07-28 1996-04-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Pressure-sensitive adhesive tapes for electronics applications
JP3517913B2 (ja) 1993-10-15 2004-04-12 日産化学工業株式会社 細長い形状のシリカゾルの製造法
US5534391A (en) 1994-01-28 1996-07-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Aziridine primer for flexographic printing plates
JPH07238267A (ja) 1994-03-01 1995-09-12 Sekisui Chem Co Ltd アクリル系粘着剤組成物
US5512612A (en) 1994-04-04 1996-04-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Pressure sensitive adhesive employing a water-dispersible polymer and articles made there from
ATE193311T1 (de) 1994-05-19 2000-06-15 Minnesota Mining & Mfg Polymergegenstand mit verbesserter hydrophiler eigenschaft und verfahren zu seiner herstellung
US5648166A (en) 1995-02-21 1997-07-15 Minnesota Mining And Manufacturing Company Pressure-sensitive adhesives and tape articles
US5648407A (en) 1995-05-16 1997-07-15 Minnesota Mining And Manufacturing Company Curable resin sols and fiber-reinforced composites derived therefrom
US5891530A (en) 1996-04-19 1999-04-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method for producing a coating
AU717961B2 (en) * 1996-10-23 2000-04-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Article comprising a flexible retroreflective sheeting
US5885708A (en) 1997-02-14 1999-03-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Antistatic latex adhesives
WO1999029795A1 (en) 1997-12-05 1999-06-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Optically clear antistatic pressure-sensitive adhesive film
CA2240969C (en) 1998-06-04 2003-09-30 H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. Dry bond film laminate employing acrylic emulsion adhesives with improved crosslinker
US6103316A (en) 1998-07-17 2000-08-15 3M Innovative Properties Company Method of making electron beam polymerized emulsion-based acrylate pressure sensitive adhesives
JP2000318331A (ja) 1999-05-13 2000-11-21 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱性平版印刷版
US6417246B1 (en) 1999-09-21 2002-07-09 Jenerica/Pentron Incorporated Dental composite materials
EP1244719B1 (en) 1999-10-28 2005-01-19 3M Innovative Properties Company Compositions and articles made therefrom
US6509404B1 (en) 1999-11-17 2003-01-21 3M Innovative Properties Co. Ionomeric particulate composition
JP2001172582A (ja) 1999-12-14 2001-06-26 Suzuki Sogyo Co Ltd 導電性粘着剤および該導電性粘着剤層を有する導電性複合材
DE60100371T2 (de) 2000-03-09 2004-04-22 Eastman Kodak Co. Tintenstrahlaufzeichnungselement, das beschichtete Partikel enthält
JP2001311056A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 被着体の接着方法
US6586483B2 (en) * 2001-01-08 2003-07-01 3M Innovative Properties Company Foam including surface-modified nanoparticles
US6883908B2 (en) 2001-01-08 2005-04-26 3M Innovative Properties Company Methods and compositions for ink jet printing of pressure sensitive adhesive patterns or films on a wide range of substrates
US20020150732A1 (en) 2001-02-09 2002-10-17 Manisha Sarkar Image receptor sheet containing vinylpyridine copolymer
US6787629B2 (en) 2001-11-02 2004-09-07 Pentron Clinical Technologies, Llc Dental resin materials, method of manufacture, and uses thereof
US6994904B2 (en) 2001-05-02 2006-02-07 3M Innovative Properties Company Pressure sensitive adhesive fibers with a reinforcing material
US6926957B2 (en) 2001-06-29 2005-08-09 3M Innovative Properties Company Water-based ink-receptive coating
US7169846B2 (en) * 2001-07-13 2007-01-30 Cytec Surface Specialties, Inc. Process for improving water-whitening resistance of pressure sensitive adhesives
US6866928B2 (en) * 2002-04-08 2005-03-15 3M Innovative Properties Company Cleanly removable tapes and methods for the manufacture thereof
US6753051B1 (en) 2002-07-30 2004-06-22 Eastman Kodak Company Ink recording element utilizing wrinkled particles
US20040116882A1 (en) * 2002-12-12 2004-06-17 John Erspamer Odor control coating and related articles of manufacture
DE10304127A1 (de) * 2003-02-03 2004-08-12 Basf Coatings Ag Härtbare Stoffgemische, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US7927703B2 (en) 2003-04-11 2011-04-19 3M Innovative Properties Company Adhesive blends, articles, and methods
US20050016851A1 (en) * 2003-07-24 2005-01-27 Jensen Klavs F. Microchemical method and apparatus for synthesis and coating of colloidal nanoparticles
US20050062024A1 (en) 2003-08-06 2005-03-24 Bessette Michael D. Electrically conductive pressure sensitive adhesives, method of manufacture, and use thereof
US20050064182A1 (en) 2003-09-23 2005-03-24 3M Innovative Properties Company Adhesive articles including a nanoparticle primer and methods for preparing same
US6842288B1 (en) 2003-10-30 2005-01-11 3M Innovative Properties Company Multilayer optical adhesives and articles
US20060134362A1 (en) 2004-12-17 2006-06-22 3M Innovative Properties Company Optically clear pressure sensitive adhesive
US7531595B2 (en) 2006-03-08 2009-05-12 3M Innovative Properties Company Pressure-sensitive adhesive containing silica nanoparticles
US7393901B1 (en) * 2007-02-16 2008-07-01 3M Innovative Properties Company Acrylate adhesives containing silica nanoparticles crosslinked with polyfunctional aziridines

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152078A (ja) * 1982-03-05 1983-09-09 Nitto Electric Ind Co Ltd 新規なエマルジヨン系感圧性接着剤
JPS6092372A (ja) * 1983-10-25 1985-05-23 Nitto Electric Ind Co Ltd エマルジヨン型感圧性接着剤の製造方法
JPS6268870A (ja) * 1985-09-20 1987-03-28 Nitto Electric Ind Co Ltd 水分散型アクリル系粘着剤
JPH08174773A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Nitto Denko Corp 積層タイルカーペット用感圧性接着剤及びこの感圧性接着剤を塗設したタイルカーペット
JPH08259908A (ja) * 1995-03-20 1996-10-08 Sekisui Chem Co Ltd 両面粘着テープ、両面粘着テープの積層体および両面粘着テープの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080113363A (ko) 2008-12-30
EP1991631B1 (en) 2011-07-20
EP1991631A4 (en) 2010-11-17
ATE517161T1 (de) 2011-08-15
WO2007102977A1 (en) 2007-09-13
US20070213448A1 (en) 2007-09-13
EP1991631A1 (en) 2008-11-19
US7645827B2 (en) 2010-01-12
CN101400754A (zh) 2009-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1991630B1 (en) Pressure sensitive adhesive containing silica nanoparticles
JP2009529090A (ja) 高剪断感圧性接着剤
JP2010519348A (ja) 多官能アジリジンと架橋したシリカナノ粒子を含有するアクリレート接着剤
EP2121864B1 (en) Pressure-sensitive adhesive containing acicular silica particles crosslinked with polyfunctional aziridines
US7652095B2 (en) Pressure-sensitive adhesive containing aziridinyl silanes
WO2016036632A1 (en) Pressure-sensitive adhesive containing nanocrystalline cellulose
AU6822994A (en) Waterborne core-shell latex polymers
WO2016114010A1 (ja) エマルション型粘着剤組成物
CN107771201B (zh) 包含(甲基)丙烯酸类聚合物和氨基酸交联剂的压敏粘合剂
JP4698529B2 (ja) 防曇剤組成物、およびそれを用いた防曇性フィルム
EP3497173A1 (en) Water-based pressure sensitive adhesive compositions and methods of making same
EP3497176A1 (en) Water-based pressure sensitive adhesive compositions and methods of making same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120703