JP2009525528A - 外付けキーボード - Google Patents

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Abstract

ユーザーが操作可能な英数字キー(240)を含むキーボード(100)について説明する。ユーザーが操作可能なキー(240)と関連付けされた一つないし複数の識別装置(220)がキーボード(100)に含まれている。キーボード(100)に近接して配置されると、前記一つないし複数の識別装置(220)は、ユーザーが操作可能なキー(240)のユーザーによる操作(250)に応答して、デジタル機器(10)と選択的に通信する。キーボード(100)は、キーボードを折り畳んで展開されていない動作停止状態にすること、および、デジタル機器(10)と通信するために、開いて展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含む。キーボード(100)は、機器(10)と近接しているときに、近接域磁気結合および/または静電結合によって通信する。キーボード(100)は、前記一つないし複数の識別装置(220)と前記デジタル機器(10)との間を接続して機能させる中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を含み、この中間共振回路(140、150;C2、C3、L)は、使用中のデジタル機器(10)上に第1の領域(130)をオーバーレイするとともに、使用中の一つないし複数の識別装置(220)に結合された第2の領域(160)をオーバーレイすることによって両者間の信号を結合するように、空間的に配置されたコンポーネントを含む。キーボード(100)は、移動電話(10)および携帯情報端末(PDA)に、データ入力を容易にするために、特に有用である。

Description

[発明の分野]
本発明は、外付けキーボードに、たとえば、空間的に近接して配置されたデジタル機器に接続して機能するよう動作可能な外付けキーボードに関する。また、本発明は、そのような外付けキーボードから、その近傍の関連づけされた機器に情報を伝達する方法にも関する。さらに、本発明は、前記デジタル機器がそのような外付けキーボードと通信できるようにするための、該デジタル機器上で実行可能なソフトウェア製品にも関する。また、本発明は、外付けキーボードに結合されるよう動作可能なデジタル機器を含むデジタルシステムに関する。
[発明の背景]
現代のデジタル機器は、たとえば、セルラー式電話(cell phones)、移動電話(mobile telephones)、システム電子手帳(digital personal organizers)、携帯情報端末(personal data assistants:PDA)を含む。移動電話の一例を示す図1および図2において、移動電話は、一般に10で示されている。電話10は、その電話10のユーザーにテキストや画像等の情報を表示するために、たとえば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)技術を用いて実現されたディスプレイ画面20を含んでなる。また、電話10は、さらに、たとえば、ダイヤルするための数字データやスペシャルメッセージングサービス(SMS)のためのテキスト等のデータを当該電話10に入力するための、一般に30で示されているキーボードを含んでなる。電話の他の構成部品には、データプロセッサ60に結合されたマイクロフォン40およびラウドスピーカー50が含まれる。さらに、電話10は、図示しない移動電話ネットワークとワイヤレスで通信可能にするために、その電話10のデータプロセッサ60に結合された無線周波数回路80に結合されたアンテナ70も含んでおり、その移動電話ネットワークとの通信は、1GHzのオーダーの無線通信周波数で実装されている。また、オプションとして、電話10は、前記データプロセッサ60に結合されたワイヤレスインターフェイス90を介して、その電話と空間的に近接している、たとえば、ブルートゥース(Blue Tooth)のような固有のプロトコルで、すなわち、13.56MHzの無線通信周波数で、他の装置と直接通信することもできる。このような他の装置としては、たとえば、電話10を、手を使わず操作可能(hands-of)にするイヤホンおよびマイクロフォン付きヘッドセットが含まれる。
携帯情報端末(PDA)は、一般に、PDAが移動電話ネットワークと通信できるようにする構成要素がないことを除けば、前述の移動電話10と同様である。もっとも、PDAは、従来、たとえばブルートゥースプロトコルを利用してワイヤレス方式で、他のデジタル機器、たとえばパーソナルコンピューター(PC)およびラップトップコンピューターと、たとえばデータを同期させる目的で、ローカルに通信するよう動作させることが可能となっている。
移動電話や携帯情報端末などのデジタル機器は、メーカーによって搭載されるデータプロセッサの性能向上とメモリー容量の増加に伴い、時とともに、漸進的に複雑化しつつある。さらに、このような機器は、今や、ユーザーの命令に応答して任意に実行可能な特別な機能を実現するための、たとえば、JavaまたはJava scriptで書かれたソフトウェアアプリケーションをダウンロード可能とするのに足るだけの精巧さを獲得している。たとえば、移動電話には、電話に内蔵されているデータメモリーに格納可能なSMSメッセージの作成をアシストするテキスト編集ソフトウェアを含むものもある。
PCT国際出願第PCT/US99/29362号(国際公開(WO)第00/36849号) 米国特許第6,133,833号 現代のユーザーにとって望ましい移動電話製品および携帯情報端末製品を提供するために、これらの製品のメーカーは、漸進的によりコンパクトなデジタル機器を生産しようと努力してきた。そのような小型化の結果、ユーザーが押せるキー数の増加、使用するキーの物理サイズの縮小、多機能キーの採用のうち一つないし複数の手法で、前記キーボード30は進化してきた。また、その小型化のさらなる結果として、前記ディスプレイ画面20は、より細かな細部を提示するために画素解像度が向上したものとなっている。キーボード30とディスプレイ20のこのような進化は、視力に衰えがあったり指先が器用に動かせなかったりするユーザーが移動電話や携帯情報端末など現代的デジタル機器で仕事をするとき困難を経験するという問題が生じる。そのような問題に対処するために、小型のキーを押すための先の尖ったスタイラスとともに、たとえば小型のディスプレイを観視するための拡大レンズなど光学拡大装置を、ユーザーに提供するのが昨今の処方である。また、多機能キーは、必要なキーの総数を減らすことが可能になるものの、指先が無比の器用さを有するユーザーを除けばデータ入力に難儀することになる。
前段では、ブルートゥースなどのプロトコルを介したローカルなデジタル通信について説明している。そのようなプロトコルを用いる他の種類の装置に、無線周波数識別装置(radio frequency identification device:RFID)がある。近接域通信(near-field communication:NFC)も知られている。NFC技術は、RFIDに関連の深い非接触識別技術とさまざまな接続技術とを組み合わせることにより確立された技術である。その技術を利用する装置がピアトゥーピア(peer-to-peer:P2P)ネットワークを形成するためにどのように相互運用可能かを定義する標準規格が確立されている。NFCは、通常、数センチメートルの距離を、13.56MHzのオーダーの周波数域で動作する。また、これまでNFC技術を標準化するための作業が推進されており、そのような標準規格としては、ISO 18092、ISO 21481、ECMA(340、352および356)およびETSI TS 102 190がある。さらに、そのようなNFC技術は、フィリップス社(Philips)のMIFARE技術およびソニー社(Sony)のFelicaカードを含む標準規格ISO14443Aに基づくスマートカードのための非接触インフラストラクチャーとの互換性もある。
国際公開されたPCT国際出願第PCT/US99/29362号(国際公開(WO)第00/36849号)には、マイクロプロセッサ制御のインダクション型無線周波数識別(RFID)リーダーのためのハンドヘルド型受動遠隔プログラマーについて記載されている。リーダーは、剛体の成形された筐体を備え、その中には、コンデンサーC1およびインダクターL1により示されているアンテナを含むとともに、複数の専用集積回路RFIDトランスポンダータグIC1〜IC16を含む。各トランスポンダータグには、固有のコードが関連付けされている。また、筐体には、複数のキーを備えるキーパッドが収容されている。各キーは、選択されたタグにRFIDリーダーの無線周波数感知域における電磁誘導によって給電するために、対応するトランスポンダータグをアンテナに直接接続するよう選択的に動作可能である。RFIDリーダーは、それによって、動作中に、遠隔プログラマーのユーザーによって一つないし複数のキーが押されるとそれを検出することができる。RFIDリーダーに格納されているプログラムインストラクションは、遠隔プログラマーのキーパッド上の特定のキーの作動を表すものとして各固有のタグを認識する。プログラマーの特定のキーまたはキーのシーケンスの作動は、RFIDリーダーによって、リーダーのマイクロプロセッサに対するプログラムインストラクションとして認識される。
他の遠隔ワイヤレス方式のキーボードが知られている。たとえば、公開された米国特許第6,133,833号には、無線周波数励起/受信装置によって遠隔給電されるワイヤレス方式のキーボードまたはキーパッドが記載されている。ワイヤレス方式のキーボードは、無線周波数識別システムにおいて用いられるよう構成されている。さらに、ワイヤレス方式のキーボードおよび励起/受信装置は、静電放射または電磁放射によって電線を介さずに通信する。ワイヤレス方式のキーパッドには動力源は組み込まれていない。このワイヤレス方式のキーパッドは、既存の無線周波数識別システムに追加ないし後付けすることが容易であると主張されている。キーボードは、複数のキーまたは操作部材を備え、それらは手動操作される。キーまたはボタンを押すことによって、そのキーまたはボタンに関連付けられた所定の応答信号が生成される。応答信号は、励起/受信装置に関連付けられている装置またはシステムの操作に関連する。ワイヤレス方式のキーボードの実装には、インダクターとコンデンサーを含むアンテナを、ユーザーによるキーまたはボタンの操作に応答してそのアンテナに選択的に接続されているRFID装置のアレイに直接結合することを含む。
ここまでに説明してきたようなワイヤレス方式キーボードおよび受動遠隔制御装置は、移動電話または携帯情報端末に比べると、物理的サイズが比較的大きく、この大きなサイズが、技術的な課題となる。さらに、そのキーボードおよび制御装置は、しばしば、移動電話または携帯情報端末(PDA)がキーボードまたは受動制御装置に給電するために充分な結合が可能となるようには、実装されていない。
[発明の概要]
本発明の第1の目的は、移動電話および/または携帯情報端末ならびに同様なタイプの小型デジタル機器とともに動作可能なワイヤレス方式のキーボードを提供することである。
本発明の第2の目的は、収納時にはコンパクトであるが、ユーザーが容易にデータ入力できるよう展開した時には充分大きなサイズとなるよう動作可能なワイヤレス方式のキーボードを提供することである。
本発明の第3の目的は、複数の異なるタイプの移動電話および携帯情報端末と相互運用可能にするよう設計されたワイヤレス方式キーボードを提供することである。
本発明のこれらの目的のうち一つないし複数は、添付の特許請求の範囲に記載の本発明によって手当が可能である。
本発明の第1の態様にしたがって提供されるキーボードは、ユーザーが操作可能な複数の英数字キーを含むキーボードであって、該キーボードは、前記ユーザーが操作可能なキーと関連付けされた一つないし複数の識別装置を含み、該一つないし複数の識別装置は、前記ユーザーが操作可能なキーのうちの一つないし複数のキーのユーザーによる操作に応答して、前記キーボードに近接して配置されたデジタル機器と選択的に通信するよう動作可能であり、
(a)前記キーボードは、前記キーボードを折り畳むことおよび/または丸めることによって展開されていない動作停止状態にすること、および、前記デジタル機器と通信するために、開くことおよび/または広げることによって展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含み、
(b)前記キーボードは、前記デジタル機器に近接しているときに、該デジタル機器と近接域磁気結合および/または静電結合によって通信するよう動作可能であり、
(c)前記キーボードは、前記一つないし複数の識別装置と前記デジタル機器との間を接続して機能させる中間共振回路を含み、該共振回路は、使用中の前記デジタル機器上に第1の領域をオーバーレイするとともに、使用中の前記一つないし複数の識別装置に結合された第2の領域をオーバーレイすることによって両者間の信号を結合するように、空間的に配置されたコンポーネントを含む
ことを特徴とする。
本発明は、キーボードが可撓性であるということ、近接域通信を利用しているということ、そして中間共振回路を介して効率的に結合されていることが相俟って、前記キーボードを、前記デジタル機器にデータ入力するときに便利なものとしているという点で、有利である。
オプションとして、このキーボードにおいては、前記一つないし複数の識別装置が前記中間共振回路を通じて送電される電力から動力供給されることを可能にするための信号の増強を提供する単一体よりも、前記中間共振回路が高いQ値を示すよう動作可能である。このような高いQ値は、デジタル機器およびキーボードの間でよりエネルギー効率の高い通信を提供することによって、たとえば、キーボードにデジタル機器から動力供給することが可能になり、ひいてはキーボード内にバッテリーやそれに類するものを内蔵させる必要がなくなることになる。さらなるオプションとして、Q値は、10〜100の範囲とするのが有利である。
オプションとして、前記キーボードにおいては、前記中間共振回路は、その内部で誘導される交流信号を前記一つないし複数の識別装置および前記デジタル機器に通信することだけのために結合されている。前記キーボードと前記デジタル機器との間の物理的電気的接続を確立する必要がなくなれば、そのキーボードは、当該デジタル機器と即時に結合して通信状態に入ることが容易となり、湿潤および/または腐食性の環境にあるときは殊更、キーボードの動作の信頼性が向上する。
オプションとして、前記キーボードの基板は、接合、積層および/または一体成形された複数の層を含む。そのような製造手法をとることによって、前記キーボードは、自動生産装置を用いて製造するのに便利なものとなる。さらなるオプションとして、前記キーボードは、当該キーボードの製造中に、前記複数の層が、ロール品形状で、接合、積層および/または一体成形されることによって、作製される。
オプションとして、前記キーボードにおいては、前記複数の層は、高分子絶縁層、導電性層、プリント電子ポリマー層、表面実装電子チップ素子、表面実装受動素子のうちの少なくとも一つを含む。
オプションとして、デジタル機器が小型である場合に当該デジタル機器と組み合わせて一層前記キーボードの有用性が高くなるように、前記キーボードは、動作中、当該キーボードのユーザーに、視覚的情報を提示するために、動作中に、前記デジタル機器から前記中間共振回路を介してデータを受信するための関連付けされたディスプレイドライバー(510)を備えた画素ディスプレイをさらに含むものとする。さらなるオプションとして、たとえば、経済性と製造の簡便性を目的として、前記画素ディスプレイは、前記キーボードがその折り畳まれた動作停止状態とその開いた動作状態との間で操作されるときに屈曲するよう動作可能なプリント可能な有機電子部品を用いて実装されている。
オプションとして、前記キーボードにおいては、前記第1の領域が、前記第2の領域よりも面積が狭くなっている。このような比率とすることによって、さまざまなタイプのデジタル機器を前記キーボードと繋げて使用しようとすることで前記キーボードの中間共振回路が使用中に離調してしまうことが起こりにくくなる。
オプションとして、前記キーボードにおいては、前記第1の領域が、前記キーボード上に設けられた動作中に前記デジタル機器を収容するための領域に実質的に対応する領域を有するよう配置されている。前記キーボードをこのように配置することによって、デジタル機器が、開いた動作状態に展開した前記キーボードに近接して配置されたときに、より強固に結合されるよう動作可能となる。
オプションとして、たとえばRFID集積回路のさまざまな国際標準規格に準拠するものとするため、前記キーボードにおいては、前記中間共振回路が、動作中、実質的に13.56MHzの共振周波数を示すよう動作可能である。
オプションとして、前記キーボードにおいては、前記一つないし複数の識別装置のうちの少なくとも一つが、キーボードの動作中、そのユーザーによる操作を監視するために、当該キーボードの複数のキーを多重化するよう動作可能である。そのように多重化することによって、前記キーボードの製造中に組み付ける必要がある識別装置の数を減らすことが可能となり、それによって、その製造コストの削減が可能となる。
オプションとして、前記キーボードへのデータ入力が左右両手を使ってできるように使い勝手をよくするため、前記デジタル機器を収容するための前記第1の領域は、開いた動作状態に展開したときの前記キーボードの実質的に中央に配置されている。
あるいは、代替オプションとして、前記キーボードの第1の領域は、開いた動作状態に展開したときの前記キーボード(100)の周縁部に向かって実質的に非対称に配置されている。
オプションとして、前記キーボードは、前記デジタル機器に英数字データを入力すること、前記デジタル機器と通信して実行されるゲームをプレイすること、のうちの一つないし複数をアシストするように、選択的に、そのキーが空間的に配置されている。前記キーボードをそのように配置することによって、ユーザーが行う前記デジタル機器への特定のタイプのデータ入力作業に最適化させることができる。
オプションとして、前記キーボードは、電源を内蔵しており、当該電源は、前記一つないし複数の識別装置に給電するために前記デジタル機器から前記中間共振回路を介して結合可能な電力が不足する場合に、前記一つないし複数の識別装置に給電するように、動作中に結合される。前記キーボードのそのような実装形態によって、当該キーボードに給電する充分な電力で放射しない可能性があるものも含むより広い範囲のデジタル機器で、そのキーボードを使用可能とすることができる。
本発明の第2の態様にしたがって提供されるキーボードは、ユーザーが操作可能な複数の英数字キーを含むキーボードであって、該キーボードは、前記ユーザーが操作可能なキーと関連付けされた一つないし複数の識別装置を含み、該一つないし複数の識別装置は、前記ユーザーが操作可能なキーのうちの一つないし複数のキーのユーザーによる操作に応答して、前記キーボードに近接して配置されたデジタル機器と選択的に通信するよう動作可能であり、
(a)前記キーボードは、前記キーボードを折り畳むことおよび/または丸めることによって展開されていない動作停止状態にすること、および、前記デジタル機器と通信するために、開くことおよび/または広げることによって展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含み、
(b)前記キーボードは、前記デジタル機器に近接しているときに、該デジタル機器と近接域磁気結合および/または静電結合によって通信するよう動作可能であり、
(c)前記キーボードが、動作中、当該キーボードのユーザーに、視覚的情報を提示するために、動作中に、前記デジタル機器からデータを受信するための、関連付けされたディスプレイドライバーを備えた画素ディスプレイをさらに含む
ことを特徴とする。
オプションとして、前記キーボードは、前記一つないし複数の識別装置および/または前記ディスプレイドライバーと前記デジタル機器との間を接続して機能させる中間共振回路を含む。
本発明の前記第2の態様によるキーボードは、前記キーボードがその折り畳まれた動作停止状態とその開いた動作状態との間で操作されるときに前記画素ディスプレイが屈曲するよう動作可能なプリント可能な有機電子部品を用いて実装されている。
本発明の第3の態様にしたがって、ユーザーが操作可能な複数の英数字キーを含むとともに、当該ユーザーが操作可能なキーと関連付けされて前記ユーザーが操作可能なキーのうちの一つないし複数のキーのユーザーによる操作に応答してデジタル機器と選択的に通信するよう動作可能な一つないし複数の識別装置を含むキーボードを、近接して配置されたデジタル機器と通信するように、結合する方法を提供する。この方法は、
(a)前記キーボードを折り畳むことおよび/または丸めることによって展開されていない動作停止状態にすること、および、前記デジタル機器と通信するために、開くことおよび/または広げることによって展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含むように前記キーボードを製造するステップと、
(b)前記デジタル機器に近接しているときに、該デジタル機器と、近接域磁気結合および/または静電結合によって、前記キーボードから通信するステップと、
(c)前記キーボードにおいて、前記一つないし複数の識別装置と前記デジタル機器との間を接続して機能させるために、使用中の前記デジタル機器上に第1の領域をオーバーレイするとともに使用中の前記一つないし複数の識別装置に結合された第2の領域をオーバーレイすることによって両者間の信号を結合するように空間的に配置されたコンポーネントを含む中間共振回路を利用するステップと
を含む。
本発明の第4の態様にしたがって、データ担体上で保存および/または搬送されるソフトウェア製品であって、本発明の前記第3の態様による方法を実装する際に用いられる、デジタル機器(10)の電算処理ハードウェア上で実行可能なソフトウェア製品を提供する。
本発明の特徴は、添付の特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲からは外れた任意の組み合わせと組み合わせることが可能であると理解されるであろう。
以下、本発明の諸実施形態を、単なる例として、掉尾の図面を参照して説明する。
添付の図面において、関連付けがなされた矢印に添えられた数字は、提示された要素を一般的に指示するために用いられる。また、下線を付した数字は、要素の上に重ねて配置されてその要素を指示するために用いられる。接続線に関連付けられた数字は、接続線のその数字から遠い方の端部にある要素を指示するために用いられる。
[本発明の諸実施形態の説明]
概略において、本発明は、近接域ワイヤレス通信によってコンパクトなデジタル機器と相互運用されることが可能な外付けキーボードに関係し、そのコンパクトなデジタル機器は、移動電話や携帯情報端末(PDA)などのうちの一つないし複数の機器を含むがオプションとしてはそれらに限定されない。その可撓性構造のため、この外付けキーボードは、その第1の動作停止状態において、使用されていないときに折り畳むまたは丸めることができる。また、この外付けキーボードは、使用時に展開するために、開くまたは広げることで、その第2の展開された動作状態にすることができる。さらに、オプションとして、この外付けキーボードは、前記コンパクトなデジタル機器をその上に配置するよう指定された領域を含んでおり、それによって、そのコンパクトなデジタル機器から、遠隔配置されたそのキーボードへの、およびその逆向きの、近接域放射の効率的な結合を強化する。
図3を参照すると、本発明による外付けキーボードの一実施形態を示す図が一般に100aで指示されている。外付けキーボード100aは、可撓性基板110を含んで作製されている。この基板110は、使用していないときに収納するために、折り畳むことおよび丸めることのうちの少なくとも一方ができるようになっている。一方で、展開されるときには、外付けキーボード100aは、キーボード100aのキー、たとえばキー120a、を操作するためにユーザーがアクセスすることができるようにするため、実質的に平坦な支持面、たとえばテーブルの上面に、適宜、開くことまたは広げることによって、実質的に平坦な状態にすることができる。キーボード100aをそのように実質的に平坦な状態に展開することは、図4にも示されており、ここでは、領域130が、たとえば移動電話または携帯情報端末(personal digital assistant:PDA)といった10で示されているコンパクトなデジタル機器を配置すべく確保されている。
図3および4に示されているキーボード100aは、その基板110までの厚みが、オプションとして、2mm〜5mmの範囲であり、展開されたときの平面寸法が、オプションとして、左右の長さにして15cm〜30cmの範囲、前後の深さにして10cm〜20cmの範囲を有するものとなっている。もっとも、キーボード100aは、後述するように、他の物理寸法を有するような実装形態も可能である。また、移動電話10を配置する領域130は、図3および4において、実質的にキーボード100aの中央寄りにあるものとして描かれているが、キーボードの他の実装形態においては、領域130がその一方の側に片寄っている場合も含むものと理解されるであろう。
キーボード100aの基板110は、可撓性材料から、たとえばシリコーンゴム、プラスチック材料のフィルム、表面ないし内部に金属導体を含んでなるプラスチック材料のフィルム、表面に電子部品をプリントおよび/または接合してなるプラスチック材料のフィルム等のうちの一つないし複数から、作製されるのが好ましい。オプションとして、プラスチック材料のフィルムは、ポリイミドカプトン、アセテートシートまたはそれらに類するものから作製される。なお、「カプトン(Kapton)」は、デュポン社(Du Pont Inc.)の登録商標である。また、基板110は、オプションとして、さらに、セラミックコンデンサー、抵抗およびRFID集積回路のような表面実装された電子部品を含む。従来、RFID集積回路は、現代的デザインを備えるものであり、上述のRFID装置の標準規格に準拠するよう動作可能である。基板110は、成形、接合および/または積層技術によって形成可能である。たとえば、プラスチック材料および/またはシリコーンのさまざまなシート部材を、積層、接合および/または連続的に成形して合体させた後で、切断して、個々のキーボード100aを形成することができる。いわゆる「ロール品」形状で製造するこのような連続的な手法によれば、キーボード100aを自動製造装置内で高速大量生産可能とすることができる。
以下、外付けキーボード100aの構成について図5を参照してさらに説明する。キーボード100aは、導電性のループとして実装され、一回もしくは複数回巻いた導線を含むインダクター140を含む。オプションとして、インダクター140は一回だけ巻いた導線を含む。インダクター140は、まとめて150で指示されているコンデンサーおよび抵抗をそれと直列に接続している。コンデンサーおよび抵抗150は、インダクター140とともに共振回路を形成するよう動作可能である。この共振回路は、オプションとして、10〜100の範囲の、より好ましくは20〜50の範囲の、Q値を有する。共振回路に対する100近くの高Q値は、キーボード100aを移動電話10に非常に効率的に結合することを可能にする一方で、移動電話10内に存在する強磁性部品の性質によっては、共振回路の同調がより重要となる。逆に、10に届かないQ値は、移動電話10からの近接域放射の結合が比較的非効率になるので、最適とはいえないが、その場合は共振回路の同調が比較的に重要ではなくなる。したがって、共振回路に対するQ値が20〜50の範囲、より好ましくは40であれば、キーボード100aにとっては、理想的な実際上の妥協点であることがわかる。
インダクター140は、たとえばカプトンポリイミドポリマーフィルムのような絶縁層上に形成された金属薄膜によって作製されるのが好ましい。また、オプションとして、このインダクター140に追加された表面実装された部品として、抵抗およびコンデンサー150が実装される。あるいは、コンデンサーおよび抵抗150は、詳細後述するような薄膜プリントおよび/または積層された部品として実装される。
コンデンサーおよびその抵抗150と組み合わせたインダクター140によって形成された共振回路は、移動電話10が図4に示すような領域130上に配置された時に実質的に13.56MHzの共振周波数を有するよう配置されている。また、前述の共振回路のQ値は、領域130に配置されたさまざまな種類のデジタル機器が、キーボード100aが機能不能となるほどまでに、インダクター140およびコンデンサー150によって形成された共振回路を離調させるようなことのないように、選択される。
図5に示すように、インダクター140は、領域130に加え、この領域130に隣接する追加領域160をも取り囲んでいる。領域130、160を足し合わせた領域は、インダクター14により磁気的に囲まれた領域全体を表現している。この追加領域160を領域130に比べ広い面積を有するものとすることによって、インダクター140を含む共振回路は、強磁性部品を含むさまざまなタイプのデジタル機器が領域130に配置されたときに13.56MHzの周波数から離調してしまいにくくしている。
図5に示すように、キーボード100aは一つないし複数のRFID回路、たとえば200で示されているRFID回路、を含んでいる。オプションとして、キーボード100は、そのようなRFID回路200を複数含んでいる。各回路200は、少なくとも部分的に追加領域160をオーバーレイしていてそれによって動作中にインダクター140に磁気的に結合されるインダクター210を含んでいる。また、図示のように、各回路200は、一つないし複数の対応するスイッチ240とそれぞれ直列に結合されている一つないし複数のRFID集積回路220を含んでいる。各回路200は、オプションとして、複数のRFID集積回路220を含んでいる。動作において、スイッチ240を矢印250に示されているように操作することで、スイッチ240は、非導通状態から、そのRFID集積回路220を、インダクター210を通って接続させ、これをもってインダクター140を含む共振回路と通信する導通状態に遷移させる。
RFID集積回路220は、オプションとして、領域130上に配置された移動電話10から結合された呼び掛け信号によって当該集積回路220のデジタルユニット280に電力供給する整流回路270を含む図6に示されているような専用装置であり、移動電話10は、インダクター140を含む共振回路を介し、続いてインダクター210を介して、RFID集積回路220に対し、実質的に13.56MHzの周波数で通信する。このような動作のしかたにより、キーボード100aは、移動電話10からのみ供給される電力で動作させることが可能なので、キーボード100aは、なんら電源を内蔵せずとも、たとえばバッテリーやそれに類するものを何も内蔵していなくとも実装することができる。このような実装形態は、キーボード100aのユーザーにとって、キーボード100aが内蔵バッテリー切れによって誤動作することを気に懸けなくても済むので、魅力的である。
インダクター210は、複数回、たとえば5〜100回、巻かれて実装されるのがよい。また、インダクター210は、薄膜プリント、エッチングまたは真空蒸着が施された導体を適切に空間配置してインダクター210を形成したものを一つ乃至複数用いて実装するのが好ましい。あるいは、インダクター210は、1巻の絶縁線、たとえば0.1mm径のエナメル被覆銅線を、用いて作製可能である。したがって、インダクター140は一つないし複数のインダクター210と組み合わせて、キーボード100aの対応するキーをユーザーが操作すると作動可能にする、RFID集積回路220内に、充分な整流電位を生成するのに有利な変圧器を、実効性をもって形成する
前記一つないし複数のRFID集積回路220としては、キーボード内にベアチップ(bare die)として、たとえば金ボールバンプボンディングによって、実装された専用シリコン素子が好ましい。あるいは、RFID集積回路220は、有機半導体素子を形成可能な有機ポリマーを用いたプリント薄膜形状で実装することもできる。プリント可能な半導体ポリマーインクを用いた電子回路の作製については、過去に、たとえばPCT国際特許出願第PCT/GB2004/000433号(国際公開(WO)第2004/0704669号)およびPCT/GB2003/005435号(国際公開(WO)第2004/055920号)にたとえば記載がある。ここで、これらの文献は、本発明の動作を解明するものとして、参照により引用されているものとする。
次に、図7を参照すると、本発明によるキーボードの代替的実施形態が一般に100bによって示されている。図7に模式的に示されているキーボード100bは、一般に、このキーボード100bがオプションとしてその内部に電源を含んで実装されることが可能とされていることを除けば、図5に示されている前述のキーボード100aと同様である。電源としては、図7に示されているような一つないし複数のセルを含むバッテリーがよい。バッテリーは、300で指示されている。バッテリー300は、キーボード100bの作製中にセットされ内部に封入される構成部品とすることができる。あるいは、バッテリー300は、ユーザーが取り扱える、オプションとしてはユーザーによる保守が可能に、すなわちユーザーによって交換ができるようにすることもできる。あるいは、バッテリー300は、小型で再充電可能な装置である。さらに他のオプションとして、バッテリー300は、薄膜プリント技術によって実装することができる。図7に示されているキーボード100bのキーと関連付けされたスイッチ310としては、接点の複数の集合、たとえば、所与のRFID集積回路220に作動電力を供給するために当該集積回路220をバッテリー300に接続するための接点S1の第1の集合およびその所与のRFID集積回路220をその関連付けられたインダクター210に接続することによってインダクター140を含む共振回路を介して前記領域130上に配置された移動電話10またはそれに類する機器に接続するための接点S2の第2の集合、を備えているものがよい。
図8に、図3に示されているキーボード100aの内部構成部品が図示されている。インダクター210がオーバーレイされているインダクター140の追加領域160は、非常に広い面積、たとえば、移動電話10やそれに類するものが動作中にオーバーレイされる領域130と比べて3倍を超える面積、を有する。上述のように、そのような面積比にすると、コンデンサーおよびその抵抗150に結合されているインダクター140によって形成される同調回路が、領域130上に配置される移動電話10またはそれに類するものに含まれる強磁性または常磁性の構成部品に反応して離調してしまうことが起こりにくくなるという利点がある。
図9では、キーボードの代替的実施形態が100cで示されている。キーボード100cは、領域130が、移動電話10またはそれに類するものがキーボード100c上に配置されると、実質的にその領域全体を囲むように、拡げられていることを除き、図8に示されているキーボード100aと同様である。このような実装形態によれば、インダクター140を含む共振回路と、コンデンサーおよび抵抗150とが、13.56MHzから離調してしまうことが起こりやすくはなるものの、にもかかわらず、RFID集積回路220と領域130上に配置された移動電話10またはそれに類するものとの間で、動作中により大きな給電エネルギーが結合されることになる。図9において、領域130は、上述のインダクター210上にオーバーレイしている追加領域160と実質的に同等の面積がある。
内蔵する必要のあるRFID集積回路220の数を減らすことによって外付けキーボード100の製造を簡略化するために、当該キーボードは、オプションとして、図10に示されているような実装形態をとる。ここで、キーボードは、一般に100dで示されている。キーボード100dには、上述した整流回路270および上述したデジタルユニット280を含む、400で示されたRFID集積回路が含まれている。このRFID集積回路400は、さらに、図10および11の両方に示されているようなマルチプレクサー410を含み、RFID集積回路400が起動されると420で示されている複数のスイッチをスキャンして、これらのスイッチ420のうちのどれが押されたかを判定するようになっている。RFID集積回路400は、移動電話10によって、あるいは、携帯情報端末(PDA)やそれに類する機器によって、それらが図10に示されているようにキーボード100dの領域130に配置されたときに、給電されると動作可能となる。給電されるとRFID集積回路400は、スイッチ420をスキャンし、それに関連付けされたインダクター210を介して返信して、インダクターを介して領域130上に配置された移動電話10に応答をする。オプションとして、RFID集積回路400上には、スイッチ420のそれぞれに固有の接続部が備えられている。代替的に、あるいは追加的に、RFID集積回路400は、RFID集積回路400からスイッチ420への必要とされる接続部の数を減らすため、図示されているような行×列のマトリックス状に多重化する配置を備えている。さらにオプションとして、RFID集積回路400は、図10に示されているようなキーボード100d内に内蔵されているバッテリーから電力供給される。RFID集積回路400は、移動電話10からインダクター140、210を介して結合されたエネルギーからその電力を引き出すよう動作可能とするのがよいが、オプションとして、領域130上に配置された移動電話10から供給される電力が不足しているときにバッテリーから引き出される電力に切り替えるようにのみ動作可能としてもよい。
次に、図12を参照すると、本発明によるキーボードは、一般に100eで示されており、このキーボード100eは、図12に示されているようなインダクター140内に結合するためのインダクター210に接続されている電子ドライバーユニット500に接続されている電子ディスプレイ510をさらに含んでいることを除けば、前記キーボード100aと同様である。電子ディスプレイ510は、プリントされた電子デバイスを用いてキーボード100e上の可撓性領域として作製するとよいが、それによって、そのようなディスプレイを含むキーボード100eが不使用時に収納するため折り畳んだり丸めたりすることができるように可撓性を有するものとなる。また、ディスプレイ510は、オプションとして、視覚的画像を提示するため、視覚的コントラストを生成するために帯電体を扱うために電界を用いることに関する公開された米国特許出願(US)第2006/0181751号に記載されているような技術を用いて作製される。この特許出願の内容は、本発明の諸実施形態を説明するため、ここに、参照により引用されているものとする。電子ドライバーユニット500は、オプションとして、基板110内に表面実装する構成部品として組み付けられた集積回路として、あるいは、上述のようにプリントされた電子回路として、実装されている。したがって、領域130上に配置された移動電話10や携帯情報端末(PDA)ないしそれに類するものは、視覚情報が図1および2に示されている移動電話10のディスプレイ画面20を通じて提示可能な形式より空間的に広い形式でユーザーに提示できるように、ディスプレイ情報、たとえばテキストおよび画像を、13.56MHzの搬送周波数でインダクター140、210を介して電子ディスプレイ510に通信するよう動作可能である。電子ドライバーユニット500は、画像データのストリームを受信し、電子ディスプレイ510の画素セルを駆動する際に該画像データを適切に多重化するよう動作可能である。電子ドライバーユニット500を動作させる電力は、図4に示されているように領域130上に配置された移動電話10ないしそれに類するものから引き出されるのが好ましい。図12に示したようにキーボード100を実装することによって、ディスプレイ20およびキーボード30が、ともに、長い時間にわたり、たとえば数時間続けて、快適に使用するには小さすぎるという問題に、同時に対処することができるようになるという利点がある。
図3に示されているようなキーボード100aは、図13に示されているようなより簡素な形態での実装が可能である。図13に示されているキーボードは、100fで示されており、上述のキーボード100a〜100eの実装形態に基づくものである。キーボード100fには、それを操作中のユーザーから見てその基板110の左手側に片寄った位置に移動電話10を収容する領域130を有する。オプションとして、キーボード100fとして、領域130が、操作中のユーザーから見て基板110の右手側に含まれるものとすることもできる。さらに、図13のキーは、電話をかけるため、SMSメッセージを作成し、あるいは一般的な数値データを入力するために数字をダイヤルするのが容易となるよう特化した配置となっている。このような形態とすることによって、たとえば図13のキーボード100fを、筋肉の動きの細やかな制御ができない人がより簡単に使用できるようにするために、キーボード100fには、図3のキーボード100aの実装形態に比べて、より大きなキー240を採用することができる。あるいは、このような形態とすることによって、その可搬性を向上させ、展開されていないときの収納の要件を緩和するために、図13に示されているキーボード100fの基板110を図3に示されているキーボード100aよりも小さいサイズとすることができる。
代替的に、図3に示されているようなキーボード100は、図14に示されているような、一般に100gで示されているより簡素な形態での実装も可能である。図14に示されているキーボード100gには、操作中のユーザーから見て基板110の左手側に、移動電話10、携帯情報端末(PDA)ないしそれに類するものを収容する領域130を有する。オプションとして、領域130は、代替的に、操作中のユーザーから見て基板110の左手側に含まれるものとすることもできる。さらに、図14のキーボード100gのキー240は、使用時に領域130上に配置される移動電話10、携帯情報端末(PDA)ないしそれに類するものの上で、インタラクティブゲームおよびそれに類するものをプレイするための制御が容易となるよう特化した配置となっている。
さらに代替的に、図3に示されているようなキーボード100aは、図15に示されているような、一般に100hで示されているより簡素な形態での実装も可能である。図15に示されているキーボード100hには、操作中のユーザーから見て基板110の左手側に、移動電話10、携帯情報端末(PDA)ないしそれに類するものを収容する領域130を有する。オプションとして、領域130は、代替的に、操作中のユーザーから見て基板110の左手側に含まれるものとすることもできる。さらに、図15のキーボード100hのキー240は、特定の電話番号をダイヤルするのが容易になるように、たとえば、母親、父親、兄弟および/または姉妹のような近親者にダイヤルするために、特化した配置となっている。動作において、ユーザーが、キーボード100hのスイッチ240のうち一つないし複数を操作することによって、キーボード100hの領域130上に配置された移動電話10に、電話10に入力されるべく予めプログラムされた番号を呼び出すためのメッセージが通信される。図15のキーボード100hは、特に、長くつながった数字を覚えておいてタイプ入力するのが難しい小さな子供にとって、また、認知能力に障害のあるお年寄りにとっても便利である。
前述のさまざまなキーボードの変形例100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100hにおいて、RFID集積回路220はそのスイッチ240とともに、さまざまに異なる態様で実装可能である。図16aにおいて、RFID集積回路220は、その前記インダクター210と直列に接続されており、ユーザーにより操作されると一本の可動導体600によって相互に接続されるそのスイッチ240の2つの接点に結合されている。オプションとして、インダクター210は、13.56MHzに同調させることによって、実質的に13.56MHz以外の周波数で干渉がRFID集積回路220に伝播するのを防止する同調回路610、たとえば同調コンデンサーを、オプションとしてQ値測定抵抗と並列に、備えている。図16bにおいては、RFID集積回路220は、オプションとしてスイッチ240の、ボタン内に組み込まれているものとして、つまりキーとして示されている。図16cにおいては、RFID集積回路220は、そのインダクター210とともに、すべて、スイッチ240のボタンに組み込まれているものとして、つまりキーとして示されており、このような実装形態は、キーボード100のキー120を、それらの露出しユーザーがアクセス可能な上面の面積を使い勝手のよい便利な大きさに維持しつつ、より密に実装することができるという利点がある。
上述の形態では、図4に示されているような領域130上に配置された移動電話10ないしそれに類する機器を、キーボード100aに近接域磁気結合することを説明している。しかし、対応する静電結合、すなわち容量結合、も適用可能であると理解されるであろう。キーボード100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100hがそのような態様で実装されると、その回路構成は、図17aおよび17bに図示されているような形態で実装可能となる。
図17aにおいて、電話10は、パッチアンテナ900を内蔵させており、パッチアンテナ900は、好都合に、導電性プレートとして、実装されている。また、静電気的に実装されたキーボードの基板110は、浮動導電面910、たとえば、動作中にパッチアンテナ900とともにコンデンサーC1を形成する積層金属層を有する。また、基板110には、導電性接地面920Eが積層または他の態様で組み込まれている。浮動導電面910は、前記導電性接地面920EとともにコンデンサーC2を形成する。浮動導電面910の領域上に隣接しているのは、浮動導電面910とともにコンデンサーC3を形成する電極面930である。さらに、電極面930は、インダクターLを介して導電性接地面920Eと接続されている。インダクターLは、追加的に表面実装された構成部品であるか、基板110内に導電トラックを適切に形成することによって作製されたものである。コンデンサーC2またはC3は、数式1(式1)で定義されるような静電容量を有するCRにより示される直列コンデンサーを形成する。
Figure 2009525528
さらに、この直列コンデンサーCRは、インダクターLとともに、数式2(式2)で定義される共振周波数fを有する共振回路を形成する。
Figure 2009525528
周波数fは、たとえばインダクターLに対するインダクタンス値を適切に選択することによって、実質的に13.56MHzとなるように調節される。基板110内においてごく近接して含まれているのは、前記電極面930とともにコンデンサーC4を形成する追加電極プレート940である。キーボードのキーに関連付けられたスイッチ240は、動作時に、RFID集積回路220を起動するために、選択的にRFID集積回路220を前記追加電極プレート940に接続する。
図17bは、図17aにしたがって実装される場合のキーボードのための回路の実装形態を示す図である。コンデンサーC2およびC3をインダクターLと組み合わせて形成される共振回路は、13.56MHzの共振によって、コンデンサーC2に発生する信号を、当該共振回路のQ値倍に増幅させるよう動作可能である。インダクターLに発生する信号は、上述のように静電気的に実装された場合のキーボードのキーが押されるとそれに応答して、コンデンサーC4を介してそれぞれ対応するRFID集積回路220に選択的に結合される。当該集積回路220は、それによって、起動され、コンデンサーC2のプレートを形成する前記浮動導電面910上に配置された移動電話10ないしそれに類するものに、コンデンサーC4、C3およびC1を介して通信を返すよう動作可能である。
上述の形態では、本発明によるキーボードの磁気結合による動作および静電結合による動作を両方説明した。本発明によるキーボードの実施形態は、磁気結合の手法および静電結合の手法を両方組み合わせて用いるよう実装することができるものと理解されるであろう。たとえば、キーボード100は、一実施形態において、移動電話10またはそれに類するものからインダクター140およびコンデンサー150により実装された共振回路への磁気結合を、そして引き続き、共振回路からスイッチを介してRFID集積回路220への静電結合を利用するように実装可能である。本発明によるキーボードの諸実施形態を実装する際に、結合の手法の他の組み合わせも可能である。
図17aおよび17bに示されているように、静電結合、すなわち容量結合、が利用される場合には、キーボードのキーと関連付けられているスイッチ240は、容量性に実装可能であり、それによって、動作中に電気的接触がなされる必要がなくなるのでキーボードの信頼性が高くなる。隣接する導体が互いに接近すると、その間の静電結合が強化される。このように、図17aおよび17bに示されているようなキーボードの実装形態におけるキーに用いられる静電結合スイッチは、図18において、一般に、1000で示されている。この静電結合スイッチ1000は、キーボードの基板110の内部もしくは上に組み込まれている第1の電極プレート1010と、キーボードのキー内の第2の電極プレート1020とを含んでいる。キーは、高弾性材料、たとえば軟質シリコーンゴム、から作製されている。オプションとして、この高弾性材料は、その内部に、一つないし複数の空隙、すなわち空洞を含むものとすることができる。作用において、ユーザーがキーの露出した上面に加える力が、キーを基板側に弾性変形させることによって、電極プレート1010、1020を互いに近接させ、それによって、その間の静電容量を増加し、その間でより多くの13.56MHz信号を結合する。
本発明の実施形態の作用を、上述の態様では、主として13.56MHzの周波数を有する信号を利用するものとして説明しているが、本発明の諸実施形態は、13.56MHz以外の周波数で動作するよう容易に変更可能であると理解されるであろう。
図1および2に示されている移動電話10を参照すると、電話10を、上述の、本発明によるキーボードのさまざまな実施形態とともに動作可能とするために、データプロセッサ60のメモリーにソフトウェア製品をダウンロードすることができる。このソフトウェア製品を実行すると、データプロセッサ60が、ワイヤレスインターフェイス90を起動して、呼び掛け放射を、たとえば13.56MHzの周波数で、発する。電話10が、キーボード100の前記領域130に近接して配置されると、キーボード100の一つないし複数のキーのユーザーによる操作に応答して、エネルギーがキーボード100の一つないし複数のRFID集積回路220に選択的に結合される。この一つないし複数の選択的に結合されたRFID集積回路220は給電されると、続けて、その固有の署名コード信号を出力することによって、応答する。署名コード信号は、領域130を介して移動電話10へと反対方向に伝播し、最終的にデータプロセッサ60で受信し、そこで利用される。たとえば、データプロセッサ60は、オプションとして、ディスプレイ画面20のシンボルの表示、および/または、図12に示されているようにキーボードのディスプレイ510が含まれている場合にはそのディスプレイ510上にシンボルを表示させるための信号の出力を行うよう動作可能である。前記ソフトウェア製品は、JavaまたはJavascriptで記述されるのが好ましいが、他のコンピューター言語を利用することもできる。さらに、ソフトウェア製品は、ワイヤレス搬送信号を介して、または小型光学ディスクまたはプラグインソリッドステートデータメモリーなどの物理データ担体を介して、移動電話10内にロードされるのがよい。移動電話10を他の代替装置、たとえば携帯情報端末(PDA)やそれに類するもの、と置き換えた場合でも、データ製品に対する同様の考察は、必要な修正を行うことで、適用できる。
添付の特許請求の範囲により定義された本発明の範囲から逸脱することなく、上述の本発明の諸実施形態の修正が可能である。
図8および9を参照すると、図示されているキーボード100a、100cのキーの列は、エネルギー結合効率の向上および製造の容易化のため、各RFID集積回路220が個別に関連するそれぞれのインダクター210を備えるのではなく、それぞれ、そのそれぞれのRFID集積回路220に対する対応する単一のインダクター210を備えるものであるという利点がある。その利点は、インダクター210が前記追加領域160の周縁に隣接しているよりも前記追加領域160内に囲まれて配置されている方がより良好な結合が達成されることによるものである。したがって、図8および9に示されているようなキーボード100a、100cの実装形態は、特に作用において有益である。
「備える」「有する」「含む」「内蔵する」「存在する」「ある」およびそれに類することばは、非排他的に解釈されるべきものであるよう意図されており、すなわち、存在が明示されていない他の事項や構成要素をも考慮に入れるものとする。
添付の特許請求の範囲の記載中、括弧でくくった数字は、特許請求された対象の理解を助けることを意図するものであり、特許請求の範囲を決定することを意図するものではない。
セルラー式電話(cell-phone)としても知られている公知の現代の移動電話を示す模式図である。 図1の移動電話を含む構成部品の模式図である。 本発明の第1の実施形態、すなわち可撓性基板を用いて実装された外付けキーボード、の模式図である。 図1の移動電話の図3に示されているような外付けキーボード上への配置を示す図である。 図3に示されている外付けキーボードの内部構成部品を示す図である。 図3に示されている外付けキーボード内に含まれる無線周波数識別装置(RFID)集積回路を示す図である。 図3の外付けキーボードの代替的実施形態、すなわち内部電源たとえばバッテリーを含む代替的実施形態、を示す図である。 キーボードの移動電話に結合するための領域が、動作時にキーボード上に配置されたとき、図1の移動電話によって提供されるインターフェイス域の下位部分だけをオーバーレイする、図3に示されているような外付けキーボードの実装形態を示す模式図である。 キーボードの移動電話に結合するための領域が、動作時にキーボード上に配置されたとき、図1の移動電話によって提供されるインターフェイス域の実質的に全面のみをオーバーレイする、図3に示されているような外付けキーボードの実装形態を示す模式図である。 多重無線周波数識別装置(RFID)集積回路が、ユーザーによって操作される複数のキーに接続して機能させるために用いられる、図3に示されているような外付けキーボードの実装形態を示す模式図である。 図10に示されているようなキーボードの内部で用いられる多重無線周波数識別装置(RFID)集積回路の内部構成部品の模式図である。 図3の外付けキーボードの、可撓性電子ディスプレイを含む実装形態を示す模式図である。 図3のキーボードの簡略化された実装形態であって、図1に示されている移動電話やそれに類するものへの数値データ入力を考慮して改造された、簡略化された実装形態を示す模式図である。 図3のキーボードの簡略化された実装形態であって、図1に示されている移動電話やそれに類するものと協働してゲームをプレイする活動を考慮して改造された、簡略化された実装形態を示す模式図である。 図3のキーボードの簡略された実装形態であって、図1に示されている移動電話やそれに類するものを用いて所定の人々の少人数の部分集合との通信を考慮して改造された、簡略化された実装形態を示す模式図である。 図3のキーボードおよびその他の図に示されているその変形例における、無線周波数識別装置(RFID)集積回路を結合するためのさまざまな代替可能な接続構成を示す図である。 図3のキーボードおよびその他の図に示されているその変形例における、無線周波数識別装置(RFID)集積回路を結合するためのさまざまな代替可能な接続構成を示す図である。 図3のキーボードおよびその他の図に示されているその変形例における、無線周波数識別装置(RFID)集積回路を結合するためのさまざまな代替可能な接続構成を示す図である。 図3に示されている外付けキーボードの、動作時におけるその内部の静電結合を利用して実装された、実装形態を示す模式図である。 図3に示されている外付けキーボードの、動作時におけるその内部の静電結合を利用して実装された、実装形態を示す模式図である。 図3に示されている外付けキーボードを静電結合を利用して実装するときに用いられるのに適した静電結合スイッチを示す模式図である。

Claims (22)

  1. ユーザーが操作可能な複数の英数字キー(240)を含むキーボード(100)であって、該キーボード(100)は、前記ユーザーが操作可能なキー(240)と関連付けされた一つないし複数の識別装置(220)を含み、該一つないし複数の識別装置(220)は、前記ユーザーが操作可能なキー(240)のうちの一つないし複数のキーのユーザーによる操作(250)に応答して、前記キーボード(100)に近接して配置されたデジタル機器(10)と選択的に通信するよう動作可能であり、
    (a)前記キーボード(100)は、前記キーボード(100)を折り畳むことおよび/または丸めることによって展開されていない動作停止状態にすること、および、前記デジタル機器(10)と通信するために、開くことおよび/または広げることによって展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含み、
    (b)前記キーボード(100)は、前記デジタル機器(10)に近接しているときに、該デジタル機器(10)と近接域磁気結合および/または静電結合によって通信するよう動作可能であり、
    (c)前記キーボード(100)は、前記一つないし複数の識別装置(220)と前記デジタル機器(10)との間を接続して機能させる中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を含み、該共振回路(140、150;C2、C3、L)は、使用中の前記デジタル機器(10)上に第1の領域(130)をオーバーレイするとともに、使用中の前記一つないし複数の識別装置(220)に結合された第2の領域(160)をオーバーレイすることによって両者間の信号を結合するように、空間的に配置されたコンポーネントを含む
    ことを特徴とするキーボード(100)。
  2. 前記中間共振回路は、前記一つないし複数の識別装置(220)が当該中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を通じて送電される電力から動力供給されることを可能にするための信号の増強を提供する単一体よりも、高いQ値を示すよう動作可能であることを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  3. 前記Q値は、10〜100の範囲であることを特徴とする請求項2に記載のキーボード(100)。
  4. 前記中間共振回路は、その内部で誘導される交流信号を前記一つないし複数の識別装置(220)および前記デジタル機器(10)に通信することだけのために結合されていることを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  5. 前記基板は、接合、積層および/または一体成形された複数の層を含むことを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  6. 前記複数の層は、当該キーボードの製造中に、ロール品形状で、接合、積層および/または一体成形されることを特徴とする請求項5に記載のキーボード(100)。
  7. 前記複数の層は、高分子絶縁層、導電性層、プリント電子ポリマー層、表面実装電子チップ素子、表面実装受動素子のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  8. 前記キーボード(100)が、動作中、当該キーボード(100)のユーザーに、視覚的情報を提示するために、動作中に、前記デジタル機器(10)から前記中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を介してデータを受信するための、関連付けされたディスプレイドライバー(510)を備えた画素ディスプレイ(510)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  9. 前記画素ディスプレイ(510)は、前記キーボード(100)がその折り畳まれた動作停止状態とその開いた動作状態との間で操作されるときに屈曲するよう動作可能なプリント可能な有機電子部品を用いて実装されていることを特徴とする請求項8に記載のキーボード(100)。
  10. 前記第1の領域(130)が、前記第2の領域(160)よりも面積が狭いことを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  11. 前記第1の領域(130)が、前記キーボード(100)上に設けられた動作中に前記デジタル機器(10)を収容するための領域に実質的に対応する領域を有するよう配置されていることを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  12. 前記中間共振回路(140、150;C2、C3、L)が、動作中、実質的に13.56MHzの共振周波数を示すよう動作可能であることを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  13. 前記一つないし複数の識別装置(220)のうちの少なくとも一つが、キーボード(100)の動作中、そのユーザーによる操作を監視するために、当該キーボード(100)の複数のキー(240)を多重化するよう動作可能であることを特徴とする請求項1に記載のキーボード(100)。
  14. 前記第1の領域(130)が、開いた動作状態に展開したときの前記キーボード(100)の実質的に中央に配置されていることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載のキーボード(10)。
  15. 前記第1の領域(130)が、開いた動作状態に展開したときの前記キーボード(100)の周縁部に向かって実質的に非対称に配置されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載のキーボード(10)。
  16. 前記キーボード(100)は、前記デジタル機器(10)に英数字データを入力すること、前記デジタル機器(10)と通信して実行されるゲームをプレイすること、のうちの一つないし複数をアシストするように、選択的に、そのキー(240)が空間的に配置されていることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載のキーボード(10)。
  17. 前記キーボード(100)は、電源(300)を内蔵しており、当該電源(300)は、前記一つないし複数の識別装置(220)に給電するために前記デジタル機器(10)から前記中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を介して結合可能な電力が不足する場合に、前記一つないし複数の識別装置(220)に給電するように、動作中に結合されることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項に記載のキーボード(10)。
  18. ユーザーが操作可能な複数の英数字キー(240)を含むキーボード(100)であって、該キーボード(100)は、前記ユーザーが操作可能なキー(240)と関連付けされた一つないし複数の識別装置(220)を含み、該一つないし複数の識別装置(220)は、前記ユーザーが操作可能なキー(240)のうちの一つないし複数のキーのユーザーによる操作(250)に応答して、前記キーボード(100)に近接して配置されたデジタル機器(10)と選択的に通信するよう動作可能であり、
    (a)前記キーボード(100)は、前記キーボードを折り畳むことおよび/または丸めることによって展開されていない動作停止状態にすること、および、前記デジタル機器(10)と通信するために、開くことおよび/または広げることによって展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含み、
    (b)前記キーボード(100)は、前記デジタル機器(10)に近接しているときに、該デジタル機器(10)と近接域磁気結合および/または静電結合によって通信するよう動作可能であり、
    (c)前記キーボード(100)が、動作中、当該キーボード(100)のユーザーに、視覚的情報を提示するために、動作中に、前記デジタル機器(10)からデータを受信するための、関連付けされたディスプレイドライバー(510)を備えた画素ディスプレイ(510)をさらに含む
    ことを特徴とするキーボード(100)。
  19. 前記キーボード(100)は、前記一つないし複数の識別装置(220)および/または前記ディスプレイドライバー(510)と前記デジタル機器(10)との間を接続して機能させる中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を含むことを特徴とする請求項18に記載のキーボード。
  20. 前記画素ディスプレイ(510)は、前記キーボード(100)がその折り畳まれた動作停止状態とその開いた動作状態との間で操作されるときに屈曲するよう動作可能なプリント可能な有機電子部品を用いて実装されていることを特徴とする請求項18または19に記載のキーボード(100)。
  21. ユーザーが操作可能な複数の英数字キー(240)を含むとともに、当該ユーザーが操作可能なキー(240)と関連付けされて前記ユーザーが操作可能なキー(240)のうちの一つないし複数のキーのユーザーによる操作(250)に応答してデジタル機器(10)と選択的に通信するよう動作可能な一つないし複数の識別装置(220)を含むキーボード(100)を、近接して配置されたデジタル機器(10)と通信するように、結合する方法であって、
    (a)前記キーボードを折り畳むことおよび/または丸めることによって展開されていない動作停止状態にすること、および、前記デジタル機器(10)と通信するために、開くことおよび/または広げることによって展開された動作状態にすることを可能にする可撓性基板を含むように前記キーボード(100)を製造するステップと、
    (b)前記デジタル機器(10)に近接しているときに、該デジタル機器(10)と、近接域磁気結合および/または静電結合によって、前記キーボード(100)から通信するステップと、
    (c)前記キーボード(100)において、前記一つないし複数の識別装置(220)と前記デジタル機器(10)との間を接続して機能させるために、使用中の前記デジタル機器(10)上に第1の領域(130)をオーバーレイするとともに使用中の前記一つないし複数の識別装置(220)に結合された第2の領域(160)をオーバーレイすることによって両者間の信号を結合するように空間的に配置されたコンポーネントを含む中間共振回路(140、150;C2、C3、L)を利用するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  22. データ担体上で保存および/または搬送されるソフトウェア製品であって、請求項21に記載の方法を実装する際に用いられる、デジタル機器(10)の電算処理ハードウェア上で実行可能なソフトウェア製品。
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