JP2003529837A - 手動入力装置及びプロセッサ - Google Patents

手動入力装置及びプロセッサ

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JP2003529837A JP2001573187A JP2001573187A JP2003529837A JP 2003529837 A JP2003529837 A JP 2003529837A JP 2001573187 A JP2001573187 A JP 2001573187A JP 2001573187 A JP2001573187 A JP 2001573187A JP 2003529837 A JP2003529837 A JP 2003529837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動電話や手持ち型プロセッサ等の携帯電子処理装置(102)のための手動操作可能な入力装置(202)を提供する。 【解決手段】 本装置は、各々が個々のデータ項目を表す複数の部分(303、304)を設け、機械的相互作用に対する応答を発生すべく構成された複数のシートを有する。さらに、これらのシートは保護カバーとなるべく装置の周囲に巻かれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ハンドヘルド・プロセッサと組み合わされる手動操作可能な入力装
置に関し、特に、手動操作可能な入力装置は、保護カバーを形成すべくハンドヘ
ルド・プロセッサの周囲に巻かれている。
【0002】 携帯電子処理装置のための手動操作可能な入力装置が知られている。例えば、
携帯キーボードを、例えば「PALM」の商標で販売されている装置のようなハンド
ヘルド・コンピュータ装置へ接続することが可能である。
【0003】 このタイプの公知のキーボードは、本質的に剛体構造であり、蝶番を設けるこ
とにより携帯可能となっている。しかしながら、このタイプの構成は、装置全体
をさらに甚だしく嵩高とするので、常時この装置を持ち運ぶことはあまり行われ
ていない。
【0004】 パーム装置及び他の類似の携帯電子処理装置は、スクリーン・キーボード等の
何らかの種類のキーボードを具備することがよくあるが、これらのキーボードは
、パーム装置であるためにあるいは制限的特性のために比較的小さいことが多い
。従って、例えば、数字キーパッドのみを用いる移動携帯電話上の電話型キーボ
ードを用いて英数字データを入力することが可能である。一般的に、これは相当
時間のかかることである。というのは、フルサイズキーボードと同等の入力を行
うためにしばしば数個のキーを押さなければならないからである。このタイプの
装置の操作を容易にするための高度なアルゴリズムが知られているが、それらは
理想的とは言い難く、より大きなサイズのキーボードを用いる場合の使い易さと
比較してテキストメッセージの入力はかなりやっかいである。
【0005】 本発明によれば、各々が個々のデータ項目を表す複数の部分を設けた、携帯電
子処理装置のための手動操作可能な入力装置が提供され、この手動操作可能な入
力装置は機械的相互作用に対する応答を発生すべく構成された複数のシードを有
する。
【0006】 上記シートは、保護カバーを形成すべく上記装置の周囲に巻かれるように構成
される。
【0007】 本発明の実施例においては、本発明の手動操作可能な入力装置が英数字キーボ
ードである。好適例では、キーボードが1又は複数の布シートを有する。更なる
好適例では、キーボードがメンブレイン(膜)キーボードである。
【0008】 携帯電子処理装置は、好適には、移動電話や「PALM」の商標で販売されている
ようなハンドヘルド・プロセッサ等のハンドヘルド装置である。「ハンドヘルド
」とは、装置のオペレータがその装置の通常の操作中にその装置を簡便に手で持
つことができることを意味する。この点で、通常のデスクトップ・コンピュータ
と区別されるべきである。なぜなら、通常の使用中にデスクトップ・コンピュー
タはデスク上に静置されたままだからでる。さらに、ラップトップ・コンピュー
タ等の携帯装置とも区別されるべきである。なぜなら、装置を別の場所へ移動で
きるが、操作中は平面上に静置されたままだからである。このようなデスクトッ
プ及び携帯装置は、通常の使用中に簡便に手で保持することができない。
【0009】 本発明は、ここに添付の図面を参照して例としてのみ示される。 図1は、本発明による装置を人間が持ち運んでいるところを示している。 図2は、本発明の第1の実施例の巻き形態を示している。 図3は、図2の装置の部分的に開かれた形態を示している。 図4は、図2に示した装置の中間形態を示している。 図5は、自立スタンド部材の詳細である図4に示した装置の更なる背面を示し
ている。 図6は、図5に示した自立スタンド部材の更なる背面を変形位置にある場合に
ついて示している。 図7は、動作形態にある自立スタンド部材を詳細に示す図5の装置の更なる背
面を示している。 図8は、動作形態にある図2〜図7に示した装置の前面斜視図である。 図9は、図8に示した布製キーボード202の展開斜視図である。 図10は、図9に示した布製の導電層901及び902の詳細図である。 図11は、図5のインタフェース回路503の詳細図である。 図12A、12B、12C及び12Dは、図11に示したインタフェース回路
により形成される圧力及び位置の計測を詳細に示している。 図13は、図11に示したPIC16C711プロセッサにより実行される動作モード
を示す流れ図である。 図14は、図13に示したステップ1301においてPIC16C711プロセッサに
より実行される初期化手順を詳細に示す流れ図である。 図15は、図13のステップ1302に示されたZ値データの収集においてPI
C16C711プロセッサの構成を詳細に示す更なる流れ図である。 図16は、図13のステップ1304に示されたX、Y座標位置データ及びZ
軸データの収集においてPIC16C711プロセッサの構成を詳細に示す流れ図である
。 図17A及び17Bは、キー押し中に布製キーボード202のキー入力素子を
通る断面図である。 図18は、巻き形態における本発明の第2の実施例を示す。 図19は、弾性ストラップ1803を緩めた図18の実施例を示している。 図20は、本発明の第2の実施例の中間形態を示している。 図21は、本発明の第2の実施例の変形形態を示している。 図22は、第2の実施例の動作形態を示している。 図23は、本発明の第3の実施例の動作形態を示している。 図24は、別の固定手段を設けたキーボードを具備する図23の装置の更なる
実施例を示している。 図25は、図24の装置の中間形態を示している。 図26は、図24及び図25の装置の巻き形態を示している。 図27は、直列インタフェース接続ピンを詳細に示したハンドヘルド・プロセ
ッサの背面図である。 図28は、移動電話へ接続された図24のキーボード2401を示している。 図29は、動作形態における本発明の更なる実施例を示している。 図30は、巻き形態における図28の実施例を示している。 図31は、ハンドヘルド・プロセッサと図29及び図30の実施例の布製キー
ボードとの間に形成された配線を示している。 図32は、手動操作可能な入力装置の別のメンブレイン・キーボード実施例の
展開図である。 図33は、図32の導電性メンブレイン層3202及び3203の詳細図であ
る。 図34は、図31及び図32のメンブレイン・キーボードの動作のための改変
されたインタフェース回路を詳細に示している。
【0010】 ・図1 図1は、ズボン104のポケット103から本発明による装置102を取り出
そうとしているオペレータ101を示している。装置102は、図1のようにズ
ボンのポケットに入れて、あるいはブリーフケースや鞄等の別の状況において持
ち運ぶのに便利であるように、適宜の大きさと形状である。装置102は、この
装置102の外面を形成する保護カバーないに収容されたハンドヘルド・プロセ
ッサ(図示せず)の形態の電子プロセッサ装置を有する。この実施例では、保護
カバーは、ハンドヘルド・プロセッサの周囲に巻かれかつデータ入力のためにハ
ンドヘルド・プロセッサと共に用いられるべく構成された手動操作可能な入力装
置により形成される。手動操作可能な入力装置により形成された保護カバーは、
収容されたハンドヘルド・プロセッサの一体的構造を保護するために構成された
フレキシブルで耐久性のある布である。
【0011】 ・図2 図2は、巻き形態における本発明の装置102の第1の実施例の斜視図を示す
。ハンドヘルド電子プロセッサ201は、手動操作可能な入力装置により完全に
収容されており、本実施例では、この入力装置は布製キーボード202の形態で
ある。ハンドヘルド・プロセッサ201は、3Comにより製造されたPALM(登録商
標)Vx Processorである。
【0012】 図2に示す巻き形態において、布製キーボード202は、ハンドヘルド・プロ
セッサ201の表面の引っ掻きを避けると共に、プロセッサの一体的構造に悪影
響を及ぼす衝撃を避けるクッション効果を付与すべく構成された保護カバーを形
成する。布製キーボードは、後に図3で説明するVelcro(図示せず)等のフック
とループのファスナーにより巻き形態で固定される。
【0013】 ・図3 図3は、図2に示した装置102が部分的に開かれた形態を示している。図3
に示す布製キーボード202は、完全に開かれた位置にある操作可能な第1側面
部301を有する。布製キーボード202の第1側面部301の内側表面は、そ
の上にフック片302を具備し、これは固定用Velcroファスナーの一部を形成す
る。布製キーボード202の内側表面上にはさらに、303及び304等のキー
入力素子突起が配置されている。キー入力素子突起は、その上に対応する図形ア
イコンを印刷されており、これによりそのキー入力素子が対応する機能及び/又
は英数字の入力を識別する。
【0014】 図3において、第2側面部305は、途中まで曲げられた位置で示されている
。第2側面部305の外側表面上にはループ片306があり、第1側面部301
の内側表面上のフック片302と取り外し可能に係合することにより、図2に示
す巻き形態で第1側面部と第2側面部とが互いに固定されるように構成されてい
る。
【0015】 布製キーボード202の第1側面部と第2側面部に加えて、ハンドヘルド・プ
ロセッサ309が配置される中央部(図3では見えない)がある。第1側面部3
01及び第2側面部305、並びに中央部は、2つの曲がり部307及び308
により規定される。図2に示した巻き形態とするために布製キーボード202に
対して行われる曲げ操作中に、曲がり部307は第1の軸に沿ってハンドヘルド
・プロセッサ309の縁部の周りで曲がり、そして曲がり部308は第2の軸に
沿ってハンドヘルド・プロセッサ309の反対側の縁部の周りで曲がる。第1の
軸と第2の軸の関係は、ハンドヘルド・プロセッサ309の正確な形状に沿うよ
うに規定され、この形状に沿って布製キーボード202が巻かれることとなる。
図3に示した実施例では、ハンドヘルド・プロセッサ309は2つの平行な縁部
を有しており、これに対応して、曲がり部307及び308がそれぞれ曲がる第
1の軸及び第2の軸は、互いに平行な関係に位置する。
【0016】 ・図4 図4は、中間形態において使用されている装置102を示している。装置10
2は、オペレータの手402で支えられ、キーボード202の第1側面部301
及び第2側面部305は、実質的に非曲がり位置に示されており、ハンドヘルド
・プロセッサ309は、キーボード202の2つの側面部の間にあるキーボード
の中央部に位置している。符号303及び304等のキー入力素子は、第1側面
部301及び第2側面部305の内側表面上に見えている。
【0017】 図4に示す中間形態において、ハンドヘルド・プロセッサ309は、スクリー
ン310と符号311等のボタンとがオペレータ101に対して現れるように配
置されている。オペレータ101は、スタイラス401を用いてスクリーン31
0と相互作用することにより、又は符号311等のボタンを押すことにより特定
のデータ項目を選択することができる。このように、オペレータ101は、第2
の自由な手403を用いてハンドヘルド・プロセッサ309と相互作用すること
ができ、図4には、スタイラス401を用いてハンドヘルド・プロセッサ309
のスクリーン上のアイコンを選択しているところが示されている。故に、この中
間形態においては、ハンドヘルド・プロセッサ309は、キーボード202を用
いることなく操作されることが可能である。従って、オペレータがハンドヘルド
・プロセッサ309だけを用いたい場合には、装置102を巻き形態から図4に
示す中間形態へ変形させるだけでよい。さらに、オペレータ101がハンドヘル
ド・プロセッサ309に対する必要な操作を完了したときには、第2側面部30
5をハンドヘルド・プロセッサ309の剥き出しの表面上に曲げ、続いて第1側
面部をハンドヘルド・プロセッサ309の剥き出しの表面の残り部分の上に曲げ
て第1側面部を第2側面部へ固定することにより、持ち運ぶための巻き形態へと
簡便に変形することができる。
【0018】 オペレータ101がハンドヘルド・プロセッサ309と連係させてキーボード
202を用いたい場合は、装置を中間位置から操作位置まで変形させることが必
要である。これを実現するプロセスは、後の図5、図6及び図7を参照して説明
する。
【0019】 ・図5 図5は、中間形態におけるキーボード202の表面上に配置された自立スタン
ド部材501の背面図を示す。自立スタンド部材501は、キーボード202の
表面に直接接するように位置し、ハンドヘルド・プロセッサ309の背後に隠さ
れているので、図4では見えない。このため、図示の目的のために、図5ではハ
ンドヘルド・プロセッサを省くことにより自立スタンド部材501が明確に見え
るようにした。中間形態において、自立スタンド部材501は、中央部(図示せ
ず)のキー入力素子と接してキーボード表面に直接接するように位置している。
【0020】 自立スタンド部材501は、ハンドヘルド・プロセッサ309を部材501上
の位置へ係合させるべく形成されたハンドヘルド・プロセッサ係合部502を具
備する。インタフェース回路503が、ハンドヘルドプロセッサ係合部502に
隣接して配置され、ハンドヘルド・プロセッサ309の対応する入力接続と係合
するように形成されることにより、ハンドヘルド・プロセッサ309が自立スタ
ンド部材501上に置かれたとき、インタフェース回路とハンドヘルド・プロセ
ッサ309との間の接続が形成される。インタフェース回路503は、フレキシ
ブル布製ケーブルによりキーボード202へ接続される。フレキシブル布製ケー
ブルはその中に電気接続素子を具備しており、自立スタンド部材501の長さに
沿って延び、自立スタンド部材501の基部508においてキーボードとの接続
を形成する。
【0021】 自立スタンド部材の本体は、3つのプラスチック支持部を有する。第1プラス
チック支持部505は、ハンドヘルド・プロセッサ係合部502と一体的に形成
される。第1プラスチック支持部505から離間して第2プラスチック支持部5
06があり、第2プラスチック支持部506は第3プラスチック支持部とも離間
している。第3プラスチック支持部507は、基部508にてキーボードへ接続
される。支持脚504は、第1プラスチック支持部505へ蝶番状に取り付けら
れ、第3プラスチック支持部507のスロット509及び510を通って延びて
いる。図5に示す中間形態において、プラスチック支持部及び支持脚504は、
キーボード202の表面上に平坦な形態で配置されることにより、中間形態及び
巻き形態における装置102の嵩を最小とすることができる。
【0022】 ・図6 自立スタンド部材501が中間形態から操作形態へ滑動している変位形態の更
なる外観が図6に示されている。自立スタンド部材の第1プラスチック支持部5
05及びハンドヘルド・プロセッサ係合部502により支持されたハンドヘルド
・プロセッサ309の背面が示されている。前述の通り、ハンドヘルド・プロセ
ッサが自立スタンド部材501上に設置されるとき、インタフェース回路503
はハンドヘルド・プロセッサ309へ電気的に接続される。自立スタンド部材5
01は、第2プラスチック支持部506のいずれの側でも、また、第3プラスチ
ック支持部507とキーボード202の間でもフレキシブルである。これらの位
置においてフレキシブルであることは、基部508からインタフェース回路50
3へと延びて第1、第2及び第3プラスチック支持部を互いに接続するフレキシ
ブル布製ケーブルの曲がりにより容易に実現される。別の実施例においては、基
部508とキーボード並びに第1、第2及び第3プラスチック支持部との間の接
続は蝶番状であり、これによりこれらの部分の間の適当な曲がりを容易に実現す
る。 変位形態において、支持脚504は、第3プラスチック支持部507中のスロ
ットを通り外側へ延びる。
【0023】 ・図7 図7は、操作形態における自立スタンド部材501を示す。図6に示す変異形
態から自立スタンド部材が引き続き滑動すると、第1プラスチック支持部505
がさらに第3プラスチック支持部507の方へ移動する一方、支持脚504はさ
らに外側へ延びて装置102の設置されている表面上へ係合する。
【0024】 操作形態において、ハンドヘルド・プロセッサ装置309は、キーボード20
2から離れた起立位置において支持される。従って、キーボード202の中央部
が現れることにより、キーボード面全体が操作可能となる。布製キーボード20
2は、効果的に連続する形態であるが、中央部701は第1側面部301及び第
2側面部305から効果的に分割されているとみなすことができる。これは、曲
がり部307及び308にそれぞれ対応する点線702で示される第1軸及び点
線703で示される第2軸に沿って布製キーボードが曲がることによる。
【0025】 オペレータが操作形態における装置の使用を終了したとき、自立スタンド部材
を中間形態の平坦位置へ戻すことにより、巻き形態へ再び変形させることができ
る。この手順では、実際には、フレキシブル接続ケーブルを基部508にて第3
軸についてたたむことにより、ハンドヘルド・プロセッサがキーボードの中央部
701に隣接して位置することとなる。第2側面部は、その後ハンドヘルド・プ
ロセッサの縁部の周りで第1軸702について曲げられ、かつ、第1側面部は反
対側の縁部の周りで第2軸703について曲げられる。第1軸及び第2軸は、実
質的に第3軸に対して垂直である。第1側面部及び第2側面部は、その後巻き形
態で固定される。
【0026】 ・図8 図8は、操作形態における装置102の前面斜視図を示す。ハンドヘルド・プ
ロセッサ309は、キーボード202に関して中央に位置し、支持脚504によ
りキーボードの面に対して起立位置に支持される。操作形態において、キーボー
ドの面上の全てのキーは操作可能であり、これによりオペレータはキーボードに
対する全ての操作が可能となる。例えば符号303及び304等のキー入力素子
に対してオペレータの指による機械的圧力を掛けることにより、ハンドヘルド・
プロセッサ309に対して英数字又は機能のデータ入力が伝送され、スクリーン
310上に表示される。
【0027】 所与の操作モードにおいて、ハンドヘルド・プロセッサ309は、LCD表示
スクリーン310上にキーボードを表示し、個々のキーを、スクリーン310に
対するスタイラス410の手動操作により選択することができる。例えば、図4
に示す中間形態におけるごとくである。キーボード202の目的は、この表示さ
れたキーボードの機能を効果的に置換することであり、これによりオペレータは
、標準的キーボードの操作と実質的に同様の方法によりその指で直接キーボード
を利用することができる。このようにして、英数字データの入力をより迅速にか
つ一般的にオペレータやユーザにとってより馴染みのある方法で行うことができ
る。
【0028】 キーボード202の更なる重要な特徴も図8に示されている。符号303及び
304等のキー入力素子は、キーボード202の表面上に離間した形態で配置さ
れた比較的小さな切り欠きコーン状の突起である。この形態は好適である。なぜ
なら、キー入力素子が十分に小さくかつ十分に離れていることにより布キーボー
ドを曲げる際に発生する誤ったキー押しを避けることが必要だからである。これ
に関して、大きく嵩高なキー入力素子は、曲げる際に互いに押されるため、曲げ
た状態とするのに大きな力を必要とし、またキーボードを巻き形態に保持するの
に強い固定手段を必要とすることになる。従って、キーボードは全体として、曲
げる際のキーの押圧を最小とするように構成されることで、容易に曲げることが
できる。
【0029】 図2〜図8で説明した実施例の最後の重要な特徴は、ハンドヘルド・プロセッ
サ装置が、曲げ操作中にもずっとキーボードと接続された状態である(すなわち
、通常使用中には永続的に接続されたままとできる)ことであり、変形プロセス
中にプロセッサを接続したり断絶したりする必要がないことである。
【0030】 ・図9 図9は、図8のキーボードを構成する層を示した展開斜視図である。布製キー
ボード202は、第1導電層901及び第2導電層902を含む10層の個別の
構成層を有する。布製の導電層901及び902の双方は導電性カーボン塗布フ
ァイバで織られるか編まれており、それにより各導電層が個々の層の面に沿った
いずれの方向にも電流を伝えることができる。
【0031】 第1導電層901は、布製キーボードの左縁と右縁に沿ってそれぞれ電気的接
点を形成する導電トラック911及び912を具備する。導電トラックは、銀又
はニッケル等の導電性金属でコーティングされた布から作製できる。このタイプ
の材料は容易に入手可能であり、電磁的干渉から機器を遮蔽するために広く用い
られている。トラックは、導電性接着剤を用いて導電層901及び902へ固定
されている。
【0032】 トラック911及び912は、シート901及び902の布と比較して高導電
性である。従って、検出器の右縁と左縁の間に第1導電層901を横切って(す
なわちX軸方向に)電圧勾配が存在する。第2導電層902は、布層の上縁と下
縁に沿ってそれぞれ電気的接点を形成する導電トラック913及び914を具備
する。従って、第1導電層901を横切って印加される電圧に対して垂直な方向
に第2導電層902を横切って電圧が印加される(すなわち、第2導電層902
を横切る電圧はY軸方向である)。
【0033】 布製キーボードの最上層は、連続した布層903であり、その上面にはキーボ
ードの英数字キーに対応する図形表現が印刷されている。好適には、図形表現が
布層上にスクリーン印刷され、好適な製造プロセスにおいて、英数字の図形表現
の印刷は、布製キーボードが組み立てられた後に行われる。さらに、布層903
は、好適には伸縮可能で熱変形可能な布から作製されることにより、上側中央成
型層904の突起を受容すべく整形されることが可能となる。
【0034】 上側中央成型層904は、この実施例においては、連続的なシリコンゴムシー
トであり、その上面に突出するキー入力素子成型部916を具備する。上側中央
成型層904から突出するキー入力素子成型部916は、最上層903上に示さ
れる英数字図形表現と確実に一致するように成型される。
【0035】 第1導電層901と第2導電層902の間には、5つの層が配置される。第1
マスキング層905及び第2マスキング層906は、導電層901及び902の
内側面にそれぞれ接する。マスキング層905及び906の双方は、布の一表面
に適用されるポリウレタンのラミネート・コーティングをもつフレキシブルで耐
引き裂き性のある布から構成される。別の実施例においては、マスキング層90
5及び906は、布要素をもたずポリウレタンのシートのみである。
【0036】 マスキング層905及び906を貫通して一連の円形孔915がパンチされる
。これらの孔の各々は、層904の対応するキー入力素子成型部916に一致す
るように配置される。キーボードの使用中、マスキング層は、中央導電層907
と外側の導電層901及び902のいずれかとの間に、キーに対応する箇所を除
いて電気的接触が発生するのを防止する。従って、キー同士の間の箇所において
キーボードを不測にも押してしまっても、キーボード操作には悪影響を及ぼさな
い。
【0037】 マスキング層905と906の間には、絶縁メッシュ層908及び909が設
置される。絶縁メッシュ層908及び909は、繊維間に比較的広い間隔がある
ように織られるか又は編まれており、それにより導電層が分離されると同時に、
機械的圧力がかかったとき導電層の間に導通が起きることが可能となる。これら
の絶縁層の存在により、構造全体を折り畳むことができかつフレキシブルとする
ことができ、あるいは2つの導電層の電気的接触による誤った接触を識別してし
まうことなく対象物に周囲に巻くことができる。
【0038】 絶縁メッシュ層908及び909の間には、中央導電層907が設置されてい
る。中央導電層907は、布製の第1導電層901から第2導電層902(すな
わちZ軸方向)への電流を伝達させる一方、シート平面に沿って横方向(すなわ
ちX軸及びY軸方向)に電流が流れるのを防止すべく設けられる。
【0039】 中央導電層907は、1つの導電性フィラメントがねじ込まれている24デシ
テクスのフィラメントからなるポリエステルヤーンを編むことにより作製される
。これにより、導電性フィラメントは、編まれた完成品の中に比較的ランダムに
現れることになる。さらに、中央導電層907は、装置の平面に対して垂直な(
Z軸方向の)導電性を有し、その導電性は圧力がかかったときに大きくなること
により、機械的相互作用中に各層間を容易に導通させる。
【0040】 最後の布層917は、本実施例においては布製キーボードの下面を形成すると
共に、装置102が巻き形態にあるとき外側面を形成する。この層は、好適には
耐久性のある布製カバーであり、布製キーボードの内側に収容された層を保護す
る。別に実施例においては、布層917の下面がゴムのパッチでラミネートされ
ることにより、キーボードと、キーボードが置かれる任意の面との間に高い摩擦
係数を付与する。
【0041】 布製キーボードを形成するこれら10層は、構成要素である布層周囲の縁を接
着することにより互いに機械的に固定されている。
【0042】 ・図10A 布製の第1導電層901は、図10Aにさらに詳細に示されている。2つの導
電トラック911及び912は、布製の層901の導電性ファイバと電気的接触
を形成する。導電トラック911の接点部1011は、布製の層901の左縁に
接触する。導電トラック911の導電部1021は、フレキシブルケーブル10
17へ繋がり、布製の層901の上縁に沿って延びる図10Aにおいて影付き領
域で示されている絶縁片1001により導電層901と接触しないようになされ
ている。
【0043】 同様に、導電トラック912は、接点部1021の上で布製の層901の右縁
に沿って導電性布と接触する。導電部1022は、フレキシブルケーブル101
7へ延び、布製の層901の上縁に沿って延びる絶縁片1001により導電層9
01と接触しないようになされている。これにより、導電トラック911と91
2の間に印加される電圧がX軸方向の電圧勾配を発生することとなる。
【0044】 ・図10B 第2導電層902は、図10Bにさらに詳細に示されている。2つの導電トラ
ック913及び914により布製の層902との電気的接続が形成される。導電
トラック913は、接点部1013を介して導電層902の上縁と電気的接触を
形成する。導電トラック913の導電部1023は、布製の層902の上縁に沿
って延びる絶縁片1002上に延び、そしてフレキシブルケーブル1017に入
る。導電トラック914は、その接点部1014を介して布製の層902の下縁
と電気的接触を形成する。導電トラック914の導電部1024は、布製の層の
右縁及び上縁に沿って延び、フレキシブルケーブル1017に入る。導電トラッ
ク914の導電部1024は、絶縁片1002により布製の層から電気的に絶縁
され上縁に沿って延び、絶縁片1003により絶縁され右縁に沿って延びる。
【0045】 従って、導電トラック913と914の間に電圧が印加されることにより、導
電層902の上縁から下縁(Y軸方向)へ導電層902を横切って電圧勾配が生
じる。
【0046】 本実施例では、布製キーボードに対して4つの接続が可能であり、2つは、布
製の層901の導電トラック911及び912への接続であり、2つは、布製の
層902の導電トラック913及び914への接続である。
【0047】 ・図11 図11は、自立スタンド部材501のハンドヘルド・プロセッサ係合部に設置
されるインタフェース回路1103を詳細に示す。インタフェース回路は、周辺
インタフェース制御器(PIC)1102を具備し、PIC1102はシリアル
通信出力1103へ接続され、また導電トラック911、912、914及び9
13のそれぞれへ必要な電圧を供給しかつ受け取る電気接続端子1104、11
05、1106及び1107へ接続される。PIC1102は、ハンドヘルド・
プロセッサ装置により電源を供給され、PALM(登録商標)Vx Processorの場合は3
.7〜4ボルトの範囲内である。以下の説明では4ボルトとする。
【0048】 PIC1102は、PIC16C711型のプログラマブル制御器である。PIC11
02は、インタフェース回路1103が計測しようとするキーボードのパラメー
タを制御するプログラムの制御下で動作する。検知するパラメータについては、
図12〜図16を参照して後述する。
【0049】 PIC1102の制御下で、必要な出力電圧がPICのピン1、2、10、1
1,12及び13を介して電気接続端子1104、1105、1106及び11
07へ供給される。PICは、アナログ・デジタル変換器を含み、ピン17及び
18で受信したアナログ電圧の処理に用いられる。入力ピン17及び18は、高
インピーダンス・バッファ1108及び1109からの出力をそれぞれ受信する
。バッファ1108及び1109はTL062型ユニティ・ゲイン演算増幅器の半分
であり、センサ出力電圧とPIC1102入力ポートとの間に高インピーダンス
・バッファを設ける。
【0050】 ピン1及び2への接続は、それぞれ抵抗1110及び1111を介して生じる
。抵抗1110及び1111は、通常の機械的相互作用圧力の印加すなわちキー
押しが行われたとき、第1の布製の層901に設けられた導電トラックから第2
の布製の層902に設けられた導電トラックまでの間で計測されるキーボードの
抵抗に従って選択される。通常、抵抗1110及び1111は、10キロオーム
である。
【0051】 PIC1102は、ピン15及び16の間に接続される4MHzで動作する外
部水晶発振器(図示せず)を具備する。正の4ボルトがピン14へ供給され、ピ
ン5は接地へ接続される。ピン4(内部リセット入力)は、100オームの直列
抵抗を介して正の4ボルトに保持される。
【0052】 PIC1102は、導電層901及び902の導電トラック911、912、
914及び913に対し必要な電圧を供給しかつ受け取るべくプログラムされて
いる。この手段により、インタフェース回路は、キーボードに印加される圧力の
計測値(Zで示される)を決定することができ、そしてこの値が十分に大きいな
らばインタフェース回路はこれをキー押しとして認識する。キー押しが検知され
たとき、インターフェース回路はその圧力が印加されているX及びYの位置の計
測を実行する。PICはさらに、検知されたキー圧力の位置若しくはキー圧力が
ないことに関するデータを出力シリアルポート1103へ供給すべく構成されて
いる。
【0053】 ・図12A、12B、12C及び12D インタフェース回路1103により行われる計測の概要が、図12A、12B
、12C及び12Dに示されている。外側導電層902及び901は、ポテンシ
ョメータ1201及び1202により概略的に表され、そして圧力の加えられた
位置における外側導電層間の導電経路の抵抗は、可変抵抗1203により表され
ている。
【0054】 第1の計測は、図12Aに示されている。接続端子1104へ4ボルトが印加
される一方、接続端子1105は非接続のままである。接続端子1107は、既
知の値の抵抗1111を介して接地されている。このように電流は、接続端子1
104からポテンショメータ1202の第1部分1205で示される層901の
第1部分を通り、抵抗Rvをもつ可変抵抗1203で示される導電経路を通り、
ポテンショメータ1201の第1部分1206で示される層902の第1部分を
通り、既知の抵抗1111を通って流れる。接続端子1107に現れる電圧が計
測され、これはレジスタ1111における電圧降下に等しいので、V1は接続端
子1104から流れる電流に直接比例する。
【0055】 第2の計測は、図12Bに示されている。接続端子1106へ4ボルトが印加
される一方、接続端子1107は非接続のままである。接続端子1105は、既
知の値の抵抗1110を介して接地されている。抵抗1110における電圧降下
V2が計測される。電圧V2は、ポテンショメータ1201の第2部分1208
で示される層902の第2部分を通り、抵抗Rvをもつ可変抵抗1203で示さ
れる導電経路を通り、ポテンショメータ1202の第2部分で示される層901
の第2部分を通り、抵抗1110を通って流れる電流に直接比例する。
【0056】 ポテンショメータ1201の第1部分1206及び第2部分1208の抵抗の
和は、層902上の接点部1013と1014の間の抵抗にほぼ等しいので、迅
速に連続して行われる計測中は実質的に一定である。同様に、ポテンショメータ
1202の第1部分1205及び第2部分1209は、層901上の接点部91
1と912の間の抵抗にほぼ等しいので、やはり迅速に連続して行われる計測中
は実質的に一定である。この結果、外側層の間の導電経路の可変抵抗Rvと、計
測される電圧V1及びV2との間に符号1210の関係が存在する。すなわち、
外側層の間の抵抗Rvは、電圧V1の逆数と電圧V2の逆数の和に比例する。
【0057】 一般的に、使用される位置センサにタイプに依存して、抵抗Rvは、圧力の印
加される面積に依存し、すなわち、関係1211で示されるように面積と力の関
数に依存する。従って、電圧計測値V1及びV2から、キーボードに加えられた
力に依存する計測値が決定される。
【0058】 第3の計測が、図12Cに示されている。接続端子1105に4ボルトが印加
される一方、接続端子1104が接地され、電位勾配は層901を横切るように
発生する。電圧計測は接続端子1107で行われる。インタフェース回路は高イ
ンピーダンス・バッファ1108を利用するので、加えられた力の位置において
層902上に現れる電圧が決定される。この電圧V3は、接点部911から加え
られた力の中心までの距離に直接比例し、そのX軸位置を示す。
【0059】 第4の計測は、図12Dに示されている。4ボルトが接続端子1107に印加
され、接続端子1106は接地される。電圧計測は、接続端子1105に現れる
電圧V4で行われる。電圧V4は、接点部414から加えられた力の中心までの
距離に直接比例し、そのY軸位置を示す。従って、電圧V3及びV4は、センサ
上に加えられた力の2次元位置についての情報を与える。すなわち、電圧V3及
びV4は、キー押しを表す加えられた力の位置の中心についてのX及びYの値を
表す。
【0060】 ・図13 図11の周辺インタフェース回路の内部で実行されるプログラムが、図13の
流れ図に概略的に示されている。ステップ1301において、ハードウェアが初
期化されるが、このプロセスは後の図14で詳細に述べる。ステップ1302に
おいて、回路103は電圧V1及びV2の値を計測し、相互作用のZ値を計算す
る。ステップ1302の詳細は、後の図15で詳細に述べる。ステップ1303
において、Zデータが予め設定された値よりも大きいか否かに関して問われる。
この問いに対する答えが「否定」であればプログラムはステップ1302へ戻る
。こうして回路は、予め設定された値よりも大きなZ値が検知されるまでZ値を
計測する。ステップ1303において問いに対する答えが「肯定」であれば、ス
テップ1304において回路は電圧V1、V2、V3及びV4を計測し、Z値を
計算する。ステップ1304は後に図16で詳細に説明する。ステップ1305
において、計算されたZ値が尚、予め設定された値より上であるか否かが問われ
る。この問いに対する答えが「肯定」であれば、さらにステップ1306におい
て十分なサンプルが得られたか否かについて問われる。通常、3〜10組のサン
プルが採られる。高速応答を要求される場合は少数組のサンプルが採られる。ス
テップ1306における問いの答えが「否定」であれば、プログラムはステップ
1304へ戻り、更なる組の計測を行う。ステップ1306における問いの答え
が「肯定」であれば、あるいは、ステップ1305における問いの答えが「否定
」であれば、プログラムは、電圧V3及びV4のサンプルの平均値及び収集され
たZの値の平均値を計算する。従って、プログラムは、平均値を見いだす前に予
め設定された数の電圧を計測する。すなわち、Z電圧が予め設定された値以下に
下がったならば、即座に平均値が計算される。多数のサンプルの平均値を用いる
ことにより、電源ラインの電磁干渉の影響や他のそのような環境ノイズを最小限
とすることができる。
【0061】 例えば、X値の「平均」値を見いだす単純な計算は、記憶された複数のV3の
値の最大値と最小値のメジアンを見いだすことである。すなわち、V3の記憶さ
れた最小値に対してV3の記憶された最大値を加算してその結果を2で割ること
により、Xについて「平滑化された」値が見いだされる。
【0062】 さらに精度を向上させるために、直前及び直後の値とはその値の大きさで異な
るX、Y及びZの値を、平均計算から排除する。さらに、電源ラインの電磁干渉
を除去する既知の方法を、センサから受信した信号に適用してもよい。
【0063】 ステップ1308において、X及びYの位置座標を表すV3及びV4について
の平均値及びZデータの平均値が、シリアル通信出力1601にて出力される。
その後、プログラムはステップ1302へ戻り、更なる機械的相互作用の標示を
探す。
【0064】 ・図14 図13のステップ1301は、図14にさらに詳細に示される。初期化ステッ
プ1301の中で、ステップ1401において、割込みがクリアされた後、ステ
ップ1402でピン17及び18がアナログ・デジタル変換器入力端子としてセ
ットアップされる。PIC16C711のマイクロポートは、低インピーダンス出力又は
高インピーダンス入力として設定することができる。高インピーダンス入力モー
ドのとき、ピン17及び18は内部マルチプレクサを介してアナログ・デジタル
変換器へ接続されるようにプログラム可能である。ステップ1403において、
入力又は出力として使用されることになるポートが、その初期状態に設定される
。ステップ1404において、全てのシステム変数がクリアされ、全ての割込み
がディスエーブルとされる。
【0065】 ・図15 図13のステップ1302は、図15にさらに詳細に示される。ステップ13
02の中で、ステップ1501において、ピン2及び10に対応するポートが出
力ポートとして再設定され、ステップ1502においてピン2はゼロにセットさ
れる一方、ピン10は正の4ボルトにセットされる。こうして接続端子1107
は抵抗1111を介して接地され、接続端子1104に4ボルトが印加される。
ステップ1503において、時間遅延(3.5キロオームの外側層抵抗で横90
mm縦240mmを測定するセンサにおいて通常200マイクロ秒)が設けられ
ることにより電圧を安定化した後、ステップ1504においてピン17の電圧が
計測され記憶される。こうして接続端子1107に存在する電圧V1が計測され
記憶される。
【0066】 ステップ1505において、ピン2及び10が高インピーダンス入力として再
設定される一方、ピン1及び12が低インピーダンス出力として再設定される。
ステップ1506において、ピン1及び12上の電圧がゼロ及び正の4ボルトに
それぞれセットされる。こうして、接続端子1105は抵抗1110を介して接
地される一方、接続端子1106へ4ボルトが供給される。ステップ1503と
同等の適宜の時間遅延が、ステップ1507で設けられた後、ステップ1508
においてピン18の電圧が計測され記憶される。こうして、接続端子1105上
に存在する電圧が計測され電圧V2として計測され記憶される。ステップ150
9において、記憶されたV1及びV2からZ値が計算され、そして記憶される。
ステップ1510においてピン1及び12は、その初期状態である高インピーダ
ンス入力に戻るように再設定される。
【0067】 ・図16 図13のステップ1304は、図16にさらに詳細に示される。ステップ13
04の中で、ステップ1601において、ステップ1302におけると同様の方
法でZ値が収集される。ステップ1602において、ピン1及び2が高インピー
ダンス入力として再設定され、ピン10及び11が低インピーダンス出力として
再設定される。ステップ1603において、ピン10がゼロボルトにセットされ
、ピン11が正の4ボルトにセットされる。これにより、4ボルトが接続端子1
105へ供給される一方、接続端子1104が接地される。その後、ステップ1
604において遅延(通常、横90mm縦240mmを計測する装置において2
00マイクロ秒)が設けられることにより、センサの電圧が安定化された後、ス
テップ1605においてピン17の電圧が計測される。こうして、接続端子11
07上に存在する電圧V3が計測され、これが加えられた力のX軸位置を示す。
【0068】 その後ステップ1607において、ピン10及び11は高インピーダンス入力
として再設定され、ピン12及び13は低インピーダンス出力として再設定され
る。その後ステップ1607において、ピン12上の電圧がゼロにセットされる
一方、ピン13上の電圧が4ボルトにセットされる。こうして4ボルトが接続端
子1107に供給される一方、接続端子1106が接地される。ステップ160
8において、ステップ1604と同様に時間遅延が設けられた後、ステップ16
09においてピン18に現れる電圧が計測される。こうして、接続端子1105
上に存在する電圧V4が計測され、これが、加えられた力のY軸位置を示す。ピ
ン12及び13はその後、高インピーダンス入力である初期状態に戻される。
【0069】 従って、図13〜16を参照して説明した方法により、インタフェース回路は
、電圧計測V3及びV4を行うことにより布製センサに加えられた力の位置を示
すことができ、また、センサを通って流れる電流に比例する電圧V1及びV2を
計測することにより加えられた力の第2の特性に関する情報を得ることができる
。第2の特性とは、加えられた力の圧力、すなわち力の大きさと面積との組合せ
である。さらに、回路は、第2の特性を表すZ値を決定するために電圧V1とV
2を結合させる。
【0070】 回路503は、加えられた力のX位置及びY位置及びZ値を表す出力データを
与える。しかしながら、インタフェース回路の別の実施例においては、計測され
た電圧V1、V2、V3及びV4に対応する出力データを与える。
【0071】 ・図17A及び17B 図17A及び17Bは、キーが押し潰されるに従って導電層901及び902
が電気的接触を形成するプロセスを示している。布製キーボード202は、キー
入力素子303を通る断面で示されている。図17Aは、機械的相互作用のない
ときのキー303を示している。キー入力素子303は、中央成型層904を覆
うシリコンゴムへと成型される。中央成型層904に覆われている下方には、布
製の第1導電層901、第1マスキング層905、第1絶縁メッシュ層908、
中央道伝送907、第2絶縁メッシュ層909、第2マスキング層906、布製
の第2導電層902、及び下側の布層917が配置されている。上側の布層90
3は中央成型層904の上面に接触している。キー入力素子303が対応する文
字、数字若しくは機能の図形表現が、キー入力素子303の突起の中央と直接一
致するように布層903の上面の上に印刷される。キー入力素子303の突起の
下面には、導電層901の方へ延びる接触突起1702が設けられる。
【0072】 図17Aは、キー入力素子突起2601の上面にオペレータの指1701が最
初に接触したときを示している。指1701によりキー入力素子303の突起に
加えられる圧力により、キー入力素子は、図17Bに示すように第1導電層90
1の方へ向かって下方へ撓む。接触突起1702は、第1導電層901を機械的
に圧迫することにより、第1メッシュ層908、中央導電層907、第2メッシ
ュ層909、及び第2導電層902と密着させる。図17Bから分かるように、
キー入力素子303及び関連する接触突起1702は、確実に揃えられることに
より2つの導電層が領域1703において第1及び第2マスキング層905及び
906の孔を通して互いに近接する機械的相互作用を容易とする。オペレータの
指によるキー入力素子の押し潰しとその結果生じる曲がり部分1704及び17
05により、キーボード上の適切なキーが押されたことを示す触覚をオペレータ
の指に対してフィードバックすることも注目すべきである。
【0073】 第1導電層901及び第2導電層902を密着させる機械的相互作用の結果、
前述の通り、いずれかの層に印加される電圧が一方の層から他方の層へ電流を流
し、電気的計測を可能とし、そして機械的相互作用の位置座標が決定される。位
置座標データは、インタフェース回路を介してハンドヘルド・プロセッサへ供給
される。それに続いて、ハンドヘルド・プロセッサは、機械的相互作用のポイン
トで得られたX及びYの位置座標データを一連のルックアップ・テーブルと相関
させることにより、押されたキーに対応する当該データ入力機能を決定すること
ができる。
【0074】 これに関連して、絶縁マスキング層905及び906は、機械的相互作用の結
果第1と第2の導電層901と902の間に流れる電流の領域を制限する。従っ
て、キーが押されたときにのみハンドヘルド・プロセッサへ出力が送られ、キー
入力素子以外のキーボード上のポイントにおける不測の機械的相互作用に対して
は出力が送られない。つまり、マスキング層905及び906は、予め選択され
たキー入力素子の周囲位置に関連する曖昧なX及びYの位置座標データが伝送さ
れたことによりキー入力素子の周囲の領域内の不測の機械的相互作用に応答して
ルックアップ・テーブルからのデータ入力が生じることを避ける。
【0075】 ・図18、19及び20 図18は、巻き形態における装置102の更なる実施例を示す。Palm Inc.に
より製造されたPALM(登録商標)VXプロセッサ等のハンドヘルド・プロセッサ2
01が、布製キーボード202により収容されている。本実施例の布製キーボー
ド202は、布製キーボードに形成された曲げ部により3つの分離した部分に分
割されている。すなわち、第1軸に沿って形成された第1曲げ部1805と、第
2軸に沿って形成された第2曲げ部1806である。本実施例では、第1軸及び
第2軸は、互いに実質的に平行な関係にある。
【0076】 第1側面部1801はハンドヘルド・プロセッサ装置201の平面に接触する
ことにより、背面保護カバーを形成する。第1側面部1801は曲げ部1805
を通り中央部1802へ延びている。中央部1802はさらに、曲げ部1806
を通り第2側面部1804へ延び、第2側面部1804は、巻き形態においてハ
ンドヘルド・プロセッサ装置201の前面に接触する。故に、巻き形態において
装置の背面を覆う第1側面部と、前面保護カバーを形成する第2側面部によりハ
ンドヘルド・プロセッサ201の周囲に保護カバーが形成される。前面保護カバ
ー及び背面保護カバーは、弾性ストラップ1803により所定位置に固定される
【0077】 図19に示すように、装置102を開く第1段階は、弾性ストラップを装置1
02の表面を滑らせつつ緩めることである。
【0078】 弾性ストラップ1803が緩められたならば、中央部1802及び第2側面部
1804により形成される前面カバーを折り返してハンドヘルド・プロセッサ3
09の前面を顕わにすることができる。装置のこの形態は、図20に示すように
中間形態として知られている。図20に示す通り、ハンドヘルド・プロセッサ装
置の前面309は、スタイラス401を用いてスクリーン310上のアイコンを
選択することによりオペレータが装置と相互動作することができるようなオペレ
ータ・インタフェースとして機能する。あるいは、符号311等のインタフェー
ス・ボタンを用いて更なる機能を選択可能である。
【0079】 先の実施例と同様に、中間形態においてハンドヘルド・プロセッサ309は、
オペレータの手402の中で簡便に支持される。従って、オペレータがハンドヘ
ルド・プロセッサ309のみを用いたい(すなわち布製キーボード202を用い
ない)場合は、装置102を中間形態まで開いて装置を簡便に一方の手に載せる
一方、他方の手はフリーのままでハンドヘルド・プロセッサ装置のユーザ・イン
タフェースと相互動作することができる。
【0080】 ・図21 別の例として、オペレータがハンドヘルド・プロセッサ装置と組み合わせて布
製キーボードを用いたい場合は、装置を操作形態まで再変形させることが必要と
なる。装置を操作形態に再変形させるために、図21に示すように装置102の
前面カバーを第2曲げ部1806に沿って開き、中央部及び第2側面部の内側面
上に存在する布製キーボードのキーを顕わにすることができる。この変形状態に
おいて、図21に示すように、中央部1802及び第2側面部1804は開かれ
て、キーボードとして利用できる用になる。第1側面部1801は、ハンドヘル
ド・プロセッサ装置309の背後に隠されたままである。
【0081】 装置の変形を操作形態まで完遂するために、取り外し可能に固定されているハ
ンドヘルド・プロセッサ装置309は、図21に示すように第1側面部から取り
外され、中央部1802の上縁中央に配置されたインタフェース回路接続ポート
2101へ接続される。
【0082】 ・図22 図22は、装置の操作形態を示している。この形態において、完全なキーボー
ド面(すなわち第1側面部1801、中央部1802及び第2側面部1804)
が操作可能となり、これによりオペレータはキーボード面上に存在するいずれの
キーも押すことができる。ループ片2201及び2202は、キーボード202
の第1側面部の内側面に配置されている。これらのループ片は、ハンドヘルド・
プロセッサ装置309の背面に取り付けられた対応するフック片と係合するよう
に構成され、それにより前述の図18〜21に示した通りプロセッサ装置をキー
ボードへ取り外し可能に固定する。
【0083】 操作形態において、ハンドヘルド・プロセッサ装置309は、キーボード20
2に対しその中央で起こされた位置にて平面上に支持される。プロセッサ装置3
09は、支持脚(図示せず)により起こされた位置に支持される。キーボード2
02は、前述のハンドヘルド・プロセッサ装置309のインタフェース回路とシ
リアル入力ポートを介してハンドヘルド・プロセッサ309へ接続される。従っ
てオペレータは、ハンドヘルド・プロセッサ装置309へ対応する英数字データ
を入力してスクリーン310でデータ入力を見るために、キーボード202の表
面上のキーを押すことができる。
【0084】 オペレータがキーボード202の使用を完了したとき、ハンドヘルド・プロセ
ッサ装置をキーボードから外し、その背面を第1側面部1801へ再び取り付け
ることができる。プロセッサ装置309は、プロセッサ装置309の背面上のフ
ック片と布製キーボード202の表面上に位置する対応するループ片2201及
び2202の間の係合によりこの位置へ固定される。その後、第2側面部180
4は、キーボード1802の中央部を覆うために曲げ部1806で折られる。こ
の位置において装置は、図20を参照して説明した中間形態へと変形する。その
後、中央部1802は曲げ部1805で折られることにより、ハンドヘルド・プ
ロセッサ装置309の前面カバーを形成する。このように形成された装置102
の前面カバー及び背面カバーは、引き続いて弾性ストラップ1803により巻き
形態に互いに固定される。
【0085】 ・図23 本発明の更なる実施例は、図23にその操作形態が示されている。前述の2つ
の実施例で述べたように、図23に示す布製キーボード2302は、ハンドヘル
ド・プロセッサ装置309の背面下端401(図示せず)上に設けられたインタ
フェース回路2303、フレキシブル布製ケーブル2305及びシリアル・イン
タフェースを介してハンドヘルド・プロセッサ装置309と接続される。この実
施例においては、ハンドヘルド・プロセッサ装置309は、Palm Inc.により製
造されたPalm(登録商標)IIIプロセッサである。接続片2305は、キーボー
ドとハンドヘルド・プロセッサとの間に機械的接続を形成する。前述のように、
インタフェース回路は、布製キーボード2302へ電源を供給し、図11〜16
を参照して述べた方法で布製キーボードからの出力を判断する。キーボードの動
作のための電源がハンドヘルド・プロセッサから取られる場合は、キーボード動
作に対する僅かな改変が必要である。この例では電源は3.3ボルトであり、前
述のPalm(登録商標)Vxプロセッサから取られる実施例では3.7〜4ボルト
である。
【0086】 操作形態において、オペレータはキーボード2302の英数字を操作可能であ
り、キー押しにより発生したデータ入力は、ハンドヘルド・プロセッサ装置30
9のスクリーン310を介してオペレータに対して表示される。
【0087】 本実施例のキーボード2302は、シリコンゴム成型されたキー入力素子層9
04がない点で前述の実施例とは異なる。従って、図23に示す実施例において
、キーは、キーボード表面から全く突出していない。これは、キーボード230
2がその厚さを低減されるという利点を有することであり、キーボード202に
比べて巻き形態においてよりコンパクトな装置となり、曲げる際にも立体的な障
害が少ない。しかしながら、シリコンゴム成型キー入力層を省くことにより、キ
ーを押したときの触覚的なフィードバックが生じず、所与の保護クッション性能
が失われることがあるという欠点も有する。従って、別の実施例においては、布
製キーボード2302が、層904等のシリコンゴム成型キー入力層を有する。
【0088】 キーボード2302に対する機械的圧力の適用により、前述の通りインタフェ
ース回路2303による機械的相互作用の位置の識別が行われる。しかしながら
、本実施例では、ハンドヘルド・プロセッサ309としてPalm(登録商標)III
プロセッサを用いているので、位置データがルックアップ・テーブルと相関させ
られ、PICプロセッサ1102の特定の英数字データ入力へ関係させられる。
その後、文字表現は、ハンドヘルド・プロセッサ309へ伝送される。従って、
ハンドヘルド・プロセッサ309ではなく、インタフェース回路2303により
ルックアップ相関処理が実行される。
【0089】 キー押しに対応する特定の位置を識別することに加えて、特定の方向へキーボ
ードを横切って指が滑り動いた等のジェスチャーを識別することも可能である。
このタイプの動的移動を検知すると、インタフェース回路2203はこれを捕捉
し、再びこれを特定形式のデータへ変換し、ハンドヘルド・プロセッサ309へ
転送する。本実施例では、例えば、このタイプのジェスチャーを、下段の活字ケ
ースから上段の活字ケースへシフトさせるために用いることができる。別の実施
例では、例えば携帯電話等の装置へ接続されたキーボードを用いて、最も普及し
ている携帯電話の送信ボタンを押すのと同様に、ジェスチャー的移動により通信
を確立すべきことを携帯電話へ示すことができる。
【0090】 キーボードとして用いられることに加えて、キーボード2302はまた、マウ
スやタッチタブレット等を用いて得られるのと同様な他の機能も実行する。この
動作モードの下では、個々の領域が識別される替わりに、装置表面上での動きが
位置又はベクトルの情報としてハンドヘルド・プロセッサ309へ伝送される。
装置内の領域は、モード選択を行うようにも構成できる。別の実施例では、特定
のジェスチャー的動き、例えば縦方向への滑り移動が、動作モード間の転換を示
すために用いられる。
【0091】 ・図24 図24では、ハンドヘルド・プロセッサ309がキーボード2302と類似構
成のキーボード2401へ接続されているが、巻き形態においてキーボードを固
定する別の手段を具備する。キーボード2302はVelcro片で設けられるが、キ
ーボード2401は押圧スタッドを有する。
【0092】 本実施例において操作形態から巻き形態へハンドヘルド・プロセッサ309を
巻く方法が図24、25及び26に示されている。図24では、ハンドヘルド・
プロセッサ309及びキーボード2401が、ユーザがそのスクリーン表示31
0を観ながらキーボード上でタイプできるように互いに配置されていることを示
しており、スクリーン表示310は、キーボード2401に対して中央に配置さ
れ、キーボード面に対して起立した位置に支持されている。しかしながら、ハン
ドヘルド・プロセッサ(処理装置)309の使用が不要となったときは、布製キ
ーボード2401で巻いてハンドヘルド・プロセッサ309のための保護カバー
を形成する。キーボードには、ハンドヘルド・プロセッサ309の周囲の正しい
位置にキーボードを固定するために締結される押圧スタッド2410と2413
が設けられる。
【0093】 ハンドヘルド・プロセッサ309は、先ず、破線2416で示される第1軸につ
いてフレキシブル布製ケーブル2305を曲げて矢印2415で示すようにハン
ドヘルド・プロセッサ309を前方に回転させることによりキーボードの中に巻
かれる。本実施例では、フレキシブル布製ケーブル2305が曲げられることに
より、図25に示すようにハンドヘルド・プロセッサ309の前面2417がキ
ーボードの上面の中央部2420に対して置かれる。別の実施例においては、フ
レキシブル布製ケーブルが蝶番機構により置き換えられることにより、同様の折
り畳みを可能とすると共にキーボード2401とハンドヘルド・プロセッサ(処
理装置)309との間の電気的データ接続を形成する。
【0094】 ・図25及び26 従って、図25は、中間位置における巻き処理の第1段階後の布製キーボード
2401とハンドヘルド・プロセッサ(処理装置)309をプロセッサ309へ
接続される接続片も示している。脚2502が設けられ、これは蝶番を用いてコ
ネクタ2501へ接続される。この脚は、操作位置で示されており、ハンドヘル
ド・プロセッサ309のスタンドとなるために用いられ、LCDスクリーンをよ
り容易に見ることができる。
【0095】 この装置を巻き形態へと再変形するために、脚2502が折り畳まれ、ハンド
ヘルド・プロセッサの背面に実質的に平行になる。キーボード2510の第1側
部は、その後、破線2421で示される第2軸について曲げられて軸2416に
対して直角とされ、それによりキーボードの第1側部2510は、ハンドヘルド
・プロセッサ309の背面に対して重ねられる。このように、ハンドヘルド・プロ
セッサ309は、図26に示すようにキーボードに巻かれ、押圧スタッド241
2及び2413が2411及び2410へ固定され、キーボードを所定の位置に
保持する。
【0096】 こうして、キーボード2401は、図24に示すように操作形態で配置するこ
ともでき、そして第1軸2416について接続手段を折り畳んだ後、第1軸とは
平行でない第2軸2421及び第3軸2422についてキーボードを折り畳むこ
とにより、図26に示すように巻き形態に再変形することもできる。
【0097】 ・図27 ハンドヘルド・プロセッサ309(Palm Inc.製造のPalm(登録商標)IIIプロ
セッサ)の背面が、図27に示されている。ハンドヘルド・プロセッサ309の
背面は、ピン2702、2703及び2710等のピンとしての10個の電気的
接続部を具備する。ハンドヘルド・プロセッサ内のピン2702は、330オー
ムの抵抗を介してインタフェース回路へ3.3ボルトを供給する。ピン2703
はハンドヘルド・プロセッサから、データを受信する接続部であり、従ってイン
タフェース回路2303からのデータがこのピンへ供給される。信号接地は、ピ
ン2710により設けられ、この特定の適用のために残りのピンが使用される。
【0098】 ・図28 キーボードは、データ入力を必要とする若しくは望ましいと考えられる任意の
携帯装置と共に用いることができる。図28は、更なる実施例を示しており、フ
レキシブル・キーボード2401が適宜のインタフェース2803を介して携帯
電話2801へ取り付けられている。通常、携帯電話の通信インタフェースは、
周知技術であるATコマンドに対応する。しかしながら、インタフェース装置2
803の特定の実施形態では、特定の携帯電話への接続を容易にするために改変
が必要であり、保証を無効にすることなく適切なリンクを完全に確保するために
携帯電話会社から情報を得る必要がある。
【0099】 電話2801と同様の携帯電話は、テキスト・メッセージの伝送にますます利
用されつつあり、SMSプロシージャを介した第2世代GSM標準を用いて実現
される。テキスト通信は、第3世代携帯電話用のWAP技術及びアプリケーショ
ンによりさらに強化される。このように、このタイプのキーボードは、電子メー
ル若しくはWEBブラウジングに利用されているときに特に有用なものとなる。
従って、比較的小型の電話が、例えばNokia Communicator 9000等のより高度な
モデルで実現されるものと実質的に同様の機能を付与されることが可能である。
【0100】 ・図29 図29は、操作形態における本発明の更なる実施例を示す。キーボード290
1は、図24に示したキーボード2401と構造的に同じである。前述のように
、キーボードの表面は図形的に複数の領域に分割され、その各々が、例えば符号
2902で示される文字W、数字若しくは同様のキーボードボタン機能等の特定
の文字と関係付けられている。キーボード2901は、ハンドヘルド・プロセッ
サ装置309へ固定されているが、この例では、Palm Inc.により製造されたPal
m IIIeである。キーボードは、ハンドヘルド・プロセッサ309の2分割されたケ
ースの間にキーボードの短い一部を挟むことによりハンドヘルド・プロセッサ3
09へ固定される。
【0101】 図29に示す構成の利点は、キーボードが永続的にハンドヘルド・プロセッサ
すなわち電子処理装置へ接続されたままだということである。従って、オペレー
タは、操作を行う際に手入力キーボードが望ましい場合にはいつでも利用できる
。加えて、持ち運ぶときにもキーボードはほとんど嵩張らず、好ましくない重さ
や体積を付加することなく常に利用できる。さらに、持ち運ぶ際、キーボード2
901を形成するシートが、装置309の周囲に巻かれるように構成されている
ことにより、装置309に関する体積増を最小限とすると共に、保護カバーを提
供する。
【0102】 図29に示す操作形態において、オペレータは布製キーボード上のすべてのキ
ーを操作することができる。しかしながら、持ち運び中のように使用しないとき
は、布製キーボード2901を図30に示すように巻かれた形状に再変形するこ
とができる。布製キーボードは、先ず、ハンドヘルド・プロセッサ装置309の
表面上に拡げられ、この装置の第1縁部に回され、装置の背面に重ねられて、装
置の反対側の第2縁部へ回される。
【0103】 ・図30 布シートは、部品3001及び3002から形成されるVelcroや類似の固定手
段等のフックとループの固定具を用いて所定の位置にしっかりと固定される。
【0104】 ・図31 図31は、布製キーボードとハンドヘルド・プロセッサ(処理装置)309との
間に形成される電気的接続部を示している。図示のために、布製キーボードの第
1導電層901と第2導電層902、及び中央導電層907のみを示した。しか
しながら、装置は、図23で示したとおり9層を有するか、あるいは図9で示し
たとおり10層を有することが有益である。
【0105】 第1導電層901は、前述のように取り付けられた第1及び第2の導電トラッ
ク911及び912を具備し、第2導電層902は、第3及び第4トラック91
3及び914を具備する。中央導電層907は、図9に示したとおりである。機
械的相互作用の位置は、図12〜17で示したように検知される。
【0106】 キーボード表面上の機械的相互作用のX及びYの座標を計測するプロセスは、
2つ部分からなる操作であり、実質的にハンドヘルド・プロセッサ装置309内
で実行されるものと同様である。この結果、キーボード2901をハンドヘルド
・プロセッサ装置309とインタフェースするための比較的直接的な方式を実現
する。
【0107】 スクリーン310は、上面に導電性コーティングを塗布されたガラス板312
1を具備する。これが、下面に導電性コーティングを塗布された透明プラスチッ
ク板3122と平行に保持される。2つの板3121及び3122は、互いにき
わめて近傍に保持されており、わずかな機械的圧力が板3122の上面にかかる
と、2つの板の間に電気的接点が形成される。この機械的接点の位置は、布製キ
ーボード2901上の接点の位置を決定するために実行されるものと実質的に同
様のプロセスを用いて決定される。この結果、図31に示す構造において、実際
のハンドヘルド・プロセッサのスクリーン310に対する機械的相互作用の位置
を決定するために設けられる電子回路は、布製キーボード2901のための同様
の機械的検知プロセスが利用される。従って、これら2つが並列に接続されるこ
とにより、ハンドヘルド・プロセッサ309の電子回路が、内部スクリーン31
0から受信される信号を、実質的に同様である布製キーボード2901を介した
通常の受信信号であるとして動作する。
【0108】 第1導電層901のX方向のシート抵抗は、導電トラック911と912の間
で通常5K57オームである。同様に、第2導電層902のY方向のシート抵抗
は、導電トラック913と914の間で通常1K36オームである。ハンドヘル
ド・プロセッサのスクリーン310上にキーボードを表示するために用いられる
特定のソフトウェアにおいては、点線3123で示すようにオン・スクリーン・
キーボードが、実質的にスクリーンの中央に位置する。この結果、布製キーボー
ド2901から受信される信号は、領域3123に表示される同様の英数字の位
置にマッピングすべく英数字を表現する領域のためのオフセットを必要とする。
これは、更なる抵抗3131、3132、3133及び3134を設けることに
より実現される。通常、前述のシート抵抗については、抵抗3131及び313
2が2Kオームを有し、抵抗3133及び3134が220オームを有する。ハ
ンドヘルド・プロセッサの別の処理回路は、ボックス3150で表されているが
、何ら改変されていない。
【0109】 ・図32 前述の布製キーボード202、2401及び2801の別の実施例を図32に
示す。この実施例では、キーボード3201がメンブラン・キーボードであり、
構成層を示すために図32に展開斜視図が示されている。 最上層は、シリコンゴム成型層904であり、前述の図9で示したものと同じ
である。この層は、その上面を(図9で示した)層903等の耐久性のある布層
でラミネートされている。その上には、個々のキーに対応する図形アイコンが印
刷されている。別の実施例では、最上層が耐久性のあるフレキシブルなプラスチ
ック・フィルムでラミネートされる。例えば、ポリエステル若しくはポリビニル
・クロライドのフィルムである。その上に、各キーに対応する図形が印刷される
【0110】 メンブラン・キーボード3201は、第2導電メンブラン・フィルム3202と
、第2導電メンブラン・フィルム3203を有する。さらに、離間メンブラン層
3204が、第1導電メンブラン層3203と第2導電メンブラン層3203と
の間に配置される。
【0111】 第1導電メンブラン層3202は、Mylar(登録商標)(ポリエチレン・テレフタ
レート)のフィルムである。このフィルム3202の下面には(銀含有インクか
ら形成された)カーボン電極3210等が印刷されることにより、第1導電メン
ブラン層の導電性を確保する。この電極は、インタフェース回路へ接続され、イ
ンタフェース回路は、導電トラック3211等を介して電極3210等へ電圧を
供給する。各電極は、層904上のキー入力素子と対応するように特別に配列さ
れる。例えば、電極3210は、「CAPS LOCK」キー3240の中心に
対応する。
【0112】 第2導電メンブラン層3203もまた、その上面に銀含有インク電極3220
等を印刷されたMylar(登録商標)のフィルムからなり、電極は第2導電メンブラ
ン層の導電性を確保する。層3203の上面に印刷された電極の各々は、層32
03上の対応する電極及び層904上の対応するキー入力素子と揃えられる。例
えば、層3203上の電極3220は、層3202上の電極3210及び層90
4上の「CAPS LOCK」キー3240と特別に揃えられる。
【0113】 分離層3204は、孔を具備する非導電性のMylar(登録商標)のメンブラン・
シートであり、層3202及び3203の表面上に印刷された電極に一致するよ
うに配置される。例えば、孔3230は、層3202上の電極3210及び層3
203上の電極3220と特別に揃えられる。
【0114】 分離層3204は、層904上のキーを押すことにより機械的相互作用が生じ
た場合を除いて、電極3202と3203の層の間に電気的接触が生じるのを防
止する。例えば、「CAPS LOCK」キー3240が押されると、分離層3
204中の孔3230を通して電極3210が電極3220の方へ押し付けられ
る。基本的にキー入力素子3240は、図17A及び17Bで説明したキー入力
素子303と同様に機能する。
【0115】 従って、導電トラック3211を介して電極3210へ電圧が供給されたなら
ば、「CAPS LOCK」キーを押すことにより層3202の電極3210と
層3203の電極3220との間に電気的接触を形成する。よって、層3203
上の導電トラック3221における電圧出力が検出可能となる。「CAPS L
OCK」キーを押すことは、電圧が導電トラック3211へ印加されたときに導
電トラック3221に電圧出力を発生する唯一のキーであるので、この電圧出力
を検出することにより、インタフェース回路は、その電圧出力と形成された対応
する電気的接続とを相関付ける。このデータは、インタフェース回路のルックア
ップ・テーブルと相関付けられることにより、キー押しに対応する「CAPS L
OCK」関数出力を割り当てるか、または、形成された接続の出力及びその出力
の検出に続いてハンドヘルド・プロセッサ内でルックアップ・テーブル相関が実行
される。
【0116】 別の実施例においては、メンブラン層3202、3203及び3204は、ポ
リエステル若しくはポリビニル・クロライド等の別のプラスチック材料から作ら
れる。
【0117】 ・図33 図33は、導電メンブラン層3203をさらに詳細に示している。層3202
は、キーボードの各キー及び長いスペース・バーのための導電性電極3210等
を具備し、この実施例では、符号3320で示す6個の対応する電極を有する。
電圧が、導電トラック3211及び3301〜3313を介して電極へ印加され
、これらの導電トラックは一般的にそれぞれ14個のカラム(列)を設けるように
構成される。導電トラック3211及び3301〜3313は、インタフェース
回路(図示せず)と接続を形成するために延びている。インタフェース回路は、
図34で後述するように各導電トラックと個別に接続を形成することができる。
【0118】 第2導電メンブラン層3201もまた、図33に示される。メンブラン層32
03の表面上に印刷された各導電性電極3220等は、5本の導電トラック32
21及び3330〜3334のいずれかにより接続される。第1導電層3202
と対照的に、第2メンブラン層3203の導電トラックは、電極を効果的に接続
することにより、一連の5個のロー(行)を設けており、それは層3202上の
導電トラックにより設けられるカラム(列)に対してほぼ垂直に延びている。従
って、各キーが押されたとき、層3202上に設けられた特定のカラムに電圧が
印加されるのに続いて特定のローにのみ出力を発生する。例えば、スペース・バ
ー・キー3320に対応する6個の電極への接続を形成すべく延びている導電ト
ラック3303へ電圧が供給されたならば、層3203の導電トラック3330
において電圧出力が検出できる。スペース・バー・キーの押圧は、導電トラック3
303へ電圧が供給されるとき導電トラック3330に出力を生じる唯一のキー
である。
【0119】 図33に示されると同様の機能を実質的に実現するために形成される電極と導
電トラックには多くの変形形態がある。そのような別の実施例の1つは、導電性
のロー(行)とカラム(列)が同一のメンブラン層上に効果的に印刷されること
により、キー入力素子に対応する所定の位置において特定のロー及びカラムの印
刷された電極が終端し、キーの領域にて開回路に対して互いに隣接した電極を設
けることができる。しかしながらこの実施例では、各キー入力素子の下側にカー
ボン等の導電性材料の「ピル」が取り付けられており、キーが押されたときこの
ピルが個々のカラム端子とロー端子の間で接触してその間隙をつなぐことにより
、閉回路を形成する。図31及び32を参照して説明したと同様の方式で、特定
のカラムへ供給された電圧に応答した特定のローの出力電圧の検出が、特定のキ
ー押しを標示することとなる。
【0120】 ・図34 キーボードの領域内でのキー押しの検知を可能とするために、図34に示すイ
ンタフェース回路が構成される。このインタフェース回路は、検知プロセッサ3
401、圧力/位置検知回路3402、スイッチング回路3403、電気接続入
力素子3405を具備するマルチプレクス・スイッチ3404、入力ソケット3
406及び、ハンドヘルド・プロセッサ装置309へ接続できるように設けた出
力ソケット3407を具備する。
【0121】 メンブラン層3303上の5本のローを規定する5本の導電トラックの各々は
、それぞれへの接続を形成され、メンブラン層3302上のカラムを規定する1
4本の導電トラックの各々は、それぞれへの接続を形成される。結果的に、イン
タフェース回路とキーボードの間に19個の接続が形成される。各接続に対応す
る配線は、マルチプレクス・スイッチング回路3404の入力素子へ別々に供給
される。
【0122】 キーボード上のキーが押されたならば、インタフェース回路は、機械的相互作
用の位置を識別する出力を与える。電圧は、図11に示したものと実質的に同じ
回路である圧力/位置検知回路3402を介してキーボードへ印加される。図1
1に示した回路は4個の接続を形成するが、本実施例のインタフェース回路では
、マルチプレクス・スイッチ3404へ接続される。本実施例では、図11に示
した回路の2つの接続のみが用いられる。例えば、電圧は、接続端子1104を
介して層3302の導電トラックへ印加され、接続端子1107は、いかなる出
力電圧も検知するために層3303の導電トラックへ接続される。所与の時点で
形成される接続の詳細な構成は、検知プロセッサの制御の下、マルチプレクス・
スイッチにより決定される。第1操作モードにおいて、マルチプレクス・スイッ
チは、層3302上の各導電カラムに対する電圧印加に続いて、各ローの順次ス
キャンを実行する。
【0123】 キー押しに応答して接続端子1107を介し出力が検出されると、圧力/位置
検知回路は出力を発生し、この出力はスイッチング回路3405を介して検知プ
ロセッサ3401へ送られる。そこで、この出力は、形成された正確な接続並び
に形成された接続に対応する情報と相関付けられ、受信された出力はスイッチン
グ回路3405及び出力ソケット3407を介してハンドヘルド・プロセッサへ
送られる。本実施例では、このようなデータがルックアップ・テーブルと相関付
けられることにより、押されたキーに関係する対応する英数字若しくは機能入力
を決定する。
【0124】 別の実施例では、いずれのキーが押されたかを決定するために必要な処理数を
低減することによりキー押しが検知される速度を増すために、初期状態において
検知プロセッサ3401の制御下にあるマルチプレクス・スイッチ3404が、
圧力/位置検知回路3402を層3203上の5本の導電トラック全てと層32
02上の14本の導電トラック全てへ接続する。圧力/位置検知回路3402に
対し全部で2つの接続が形成される。これらの端子を監視しているとき、開回路
が存在する場合は、英数字キーボード上で機械的相互作用は生じていない。別の
場合、閉回路が識別されたならば、これは機械的相互作用の存在を示しており、
この効果に対する出力がスイッチング回路3403へ供給される。スイッチング
回路3404は、この情報を検知プロセッサ3401及び出力ソケット3407
へ伝送する。
【0125】 機械的相互作用を検知すると、検知プロセッサ3401の制御下にあるマルチ
プレクス・スイッチ3404は、層3203に対する圧力/位置検知回路340
2の接続を維持し、圧力/位置検知回路3402から層3202の導電トラック
3211及び3301〜3306の左側7本の導電トラックへの単一接続が形成
される。再び、圧力/位置検知回路3402は、閉回路または開回路の存在を検
知する。閉回路は英数字キーボードの左半分の1又は複数のキー押しを示す。開
回路又は閉回路を示す出力がスイッチング回路3403へ供給され、スイッチン
グ回路3403はこの情報を検知プロセッサ3401及び出力ソケット3407
へ伝送する。
【0126】 その後、マルチプレクス・スイッチング回路は、層3202の7本の左側の導
電トラックへの接続を切り離して圧力/位置検知回路3402を残りの7本の導
電トラック3307〜3313のそれぞれへの接続するように検知プロセッサに
より指令を受ける。再び、開回路若しくは閉回路が検知され、情報が検知回路3
401へ伝えられる。この段階での閉回路は、右側半分であるQWERTYのキ
ーボード・アウトラインにおける1又は複数のキー押しを示す。
【0127】 圧力/位置検知回路3402への接続が検知プロセッサにより維持される一方
、圧力/位置検知回路は機械的相互作用を示す出力を与える。機械的相互作用が
もはや示されないとき、検知プロセッサは、マルチプレクス・スイッチを初期状
態へ戻す。
【0128】 別の例では、7本の左側の導電トラック3211、3301〜3306のいず
れかに関する1又は複数のキー押しが検知されたならば、検知プロセッサ340
1は、機械的相互作用が存在する導電性のロー及びカラムの交点を識別するため
にバイナリ・サーチを実行する。この回路は、排除のプロセスによりこれを行う
。例えば、導電トラック3307〜3313に関係するカラムにおいてキー押し
が検知されなければ、これらのカラムについては更なるサーチは不要である。し
かしながら、導電トラック3211及び3301〜3306に関係する7本の左
側の導電性カラムでキー押しが検知されたならば、検知プロセッサ3401の制
御下にあるマルチプレクス・スイッチ3404は、圧力/位置検知回路3402
を層3202の最初の4本の導電トラック3211及び3301〜3303へ接
続し、さらに、層3203の5本の導電トラックへ接続する。圧力/位置検知回
路3402は、開回路又は閉回路の存在を検知し、検知プロセッサ3401へそ
れを示す出力を与える。その後、マルチプレクス・スイッチ3404は、圧力/
位置検知回路3402を次の3本の導電トラック3304〜3306へ接続する
一方、層3203の5本の導電トラックへの接続を維持する。圧力/位置検知回
路3402は、開回路若しくは閉回路の存在を検知し、検知プロセッサ3401
へそれを示す出力を与える。
【0129】 従って、制御回路は、4本のカラムの2つのグループの一方のみか若しくは双
方でキー押しがなされたか否かを識別する。2つのグループの一方のみでキー押
しが識別されたならば、このグループのみとやり取りを行い、他のグループは更
なるサーチから排除される。しかしながら、双方のグループでキー押しが識別さ
れたならば、双方のグループとさらにやり取りすることが必要となる。
【0130】 バイナリ・サーチのプロセスは、キー押し若しくは圧力に関係する個々のカラ
ムの識別が確立されるまでこの方式で続けられる。その後、類似のプロセスによ
り、いずれのローがキー押し若しくは圧力に関係するかを確立する。これは、圧
力/位置検知回路を、層3202の14本の導電トラックの全てへ接続しかつ層
3203の変動する数の導電トラックへ接続することにより実行される。ロー及
びカラムの双方が確立されたならば、検知プロセッサ3401は、その位置(1
又は複数)を示す出力をスイッチング回路3403を介して出力ソケット340
7へ与える。その後、検知プロセッサは、次の機械的相互作用が検知されるのに
備えてマルチプレクス・スイッチを初期状態にリセットする。
【0131】 図32〜33を参照して説明したメンブラン・キーボードの実施例は、前述の
全ての実施例で説明した布製キーボードに置き換えることができる。従って、メ
ンブラン・キーボードは、前述のいずれの構造においても折り畳むことができる
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 0026806.0 (32)優先日 平成12年11月2日(2000.11.2) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 0026807.8 (32)優先日 平成12年11月2日(2000.11.2) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ウォーキングトン、スチュアート、マーク イギリス、エーエル3・4エルゼット、ハ ートフォードシャー、セント・アルバン ス、ウェストフィールズ 72エー (72)発明者 チャップマン、クリストファー イギリス、オーエックス9・5キューエ ル、ワトリントン、スプリング・レイン 2 Fターム(参考) 5B019 BA03 BA10 BB09 DA06 5B020 CC12 DD02 DD51

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電子処理装置のために個々のデータ項目をそれぞれ表す
    複数の領域を設けた手動操作可能な入力装置において、前記手動操作可能な入力
    装置が、機械的相互作用に対する応答を発生すべく構成された複数のシートを有
    し、 前記シートは保護カバーを形成すべく前記電子処理装置の周囲に巻かれるよう
    に構成されている手動操作可能な入力装置。
  2. 【請求項2】 前記入力装置がキーボードである請求項1に記載の入力装置
  3. 【請求項3】 前記電子処理装置がハンドヘルド・プロセッサ、携帯電話、
    又は携帯オーディオ機器である請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記入力装置が接続手段により前記電子処理装置へ接続され
    る請求項1〜3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記接続手段がさらに、前記シートへ1又は複数の電圧を印
    加しかつ前記電子処理装置へ位置データを伝送すべく構成されたインタフェース
    回路を有する請求項4に記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記電子処理装置が、前記インタフェース回路から受信した
    位置情報を英数字の形態の表現へ変換するために該位置情報をルックアップ・テ
    ーブルと相関付けるべくプログラムされている請求項5に記載の入力装置。
  7. 【請求項7】 前記接続手段が、折り畳み操作中にも前記電子処理装置への
    接続を維持するべく構成されている請求項4〜6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載の手動操作可能な入力装置で
    あって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記入力装置を前記電子処理装置へ接
    続する前記接続手段が折り畳み可能であることにより、前記電子処理装置と前記
    入力装置とが操作形態において互いに並べられる場合は前記電子処理装置が前記
    入力装置から離れた位置に支持されると共に、巻き形態へと再変形される場合は
    前記電子処理装置が前記入力装置により包まれるようになされており、前記折り
    畳みは、 前記電子処理装置を前記入力装置の表面上に置いた中間形態となるべく前記接
    続手段を第1軸について折り畳むステップと、 前記第1軸と非平行な第2軸及び第3軸について前記入力装置を曲げるステッ
    プとを有する 手動操作可能な入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯電子
    処理装置と組み合わされ、前記折り畳み操作中に前記電子処理装置が前記接続手
    段へ接続されたままである、手動操作可能な入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の手動操作可能な入力装置であって
    携帯電子処理装置と組み合わされ、前記第2軸及び前記第3軸が互いに実質的に
    平行に設けられる、手動操作可能な入力装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかに記載の手動操作可能な入力装
    置であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記第2軸及び前記第3軸が前記
    入力装置を、中央部、実質的に平坦な第1側部、及び実質的に平坦な第2側部に
    分割する、手動操作可能な入力装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯
    電子処理装置と組み合わされ、前記中間形態において、前記電子処理装置が前記
    中央部に置かれ、前記第1側部が前記第2軸に沿った前記電子処理装置の第1縁
    部にて曲がり、かつ前記第2側部が前記第3軸に沿った前記電子処理装置の第2
    縁部にて延びることにより巻き形態を形成する、手動操作可能な入力装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯
    電子処理装置と組み合わされ、前記入力装置の第1側部及び前記第2側部が固定
    手段により前記巻き形態に固定されている、手動操作可能な入力装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯
    電子処理装置と組み合わされ、前記固定手段がVelcro等のループとフックからな
    る機構である、手動操作可能な入力装置。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれかに記載の手動操作可能な入力装
    置であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記中間形態において、前記電子
    処理装置が前記入力装置と独立して操作可能である、手動操作可能な入力装置。
  16. 【請求項16】 請求項11〜15のいずれかに記載の手動操作可能な入力
    装置であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記操作形態において、前記電
    子処理装置が自己起立支持機構上で支持される、手動操作可能な入力装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯
    電子処理装置と組み合わされ、前記自己起立支持機構が、電気的接続素子を内蔵
    しかつ支持プラスチック部分を具備するフレキシブル布製ケーブルを有する、手
    動操作可能な入力装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯
    電子処理装置と組み合わされ、前記支持プラスチック部分が前記自己起立支持機
    構の自己起立を容易にすべく蝶番で取り付けられる、手動操作可能な入力装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の手動操作可能な入力装置であって携帯
    電子処理装置と組み合わされ、前記支持プラスチック部分が前記布製ケーブルに
    蝶番結合されている、手動操作可能な入力装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜7のいずれかに記載の手動操作可能な入力装置
    であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記入力装置が前記電子処理装置の
    縁部へ永続的に取り付けられ、かつ操作形態において互いに並べられるように構
    成されており、前記入力装置が前記電子処理装置の前記縁部から延び、そして前
    記入力装置が前記電子処理装置の周りに巻かれる巻き形態へと再変形する、手動
    操作可能な入力装置。
  21. 【請求項21】 請求項2〜25のいずれかに記載の手動操作可能な入力装
    置であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記入力装置が布から作製される
    、手動操作可能な入力装置。
  22. 【請求項22】 請求項2〜25のいずれかに記載の手動操作可能な入力装
    置であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記入力装置がメンブラン・キー
    ボードを有する、手動操作可能な入力装置。
  23. 【請求項23】 請求項2〜25のいずれかに記載の手動操作可能な入力装
    置であって携帯電子処理装置と組み合わされ、前記キーボードの表面が、該キー
    ボードの曲げを容易にすべく形成されている、手動操作可能な入力装置。
  24. 【請求項24】 携帯電子処理装置のために個々のデータ項目をそれぞれ表
    す複数の領域を設けた手動操作可能な入力装置において、前記手動操作可能な入
    力装置が、少なくとも1つの布製シートと少なくとも1つのメンブラン・シート
    を有し、前記シートは、機械的相互作用に対する出力を発生すべく形成されてお
    り、 前記シートは保護カバーを形成すべく前記電子処理装置の周囲に巻かれるよう
    に構成されている手動操作可能な入力装置。
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