JP2009521927A - 多成分食品又は飼料 - Google Patents

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Abstract

貯蔵安定な食品又は動物用食品が開示される。この食品は、中空でもよく又は粒状成分、気体成分で少なくとも部分的に充填されてもよく、又は2種以上の成分で共押出しされてもよいコアを、少なくとも部分的に取り囲み、1種又は複数の食感、風味及び色を有する食品を形成する、実質的にシリアルベースの外殻を有する。
【選択図】 なし

Description

発明の分野
本発明は、食品又は動物用飼料に関する。より詳細には、本発明は、外部成分及び少なくとも1種の内部成分を有する、多層食品又は飼料に関する。
発明の背景
特許、公開出願、技術論文及び学術論文を含む様々な刊行物を、明細書の全体を通して引用することができる。これらの引用された刊行物のそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
複数の成分を有する加工製品は、人用の食品及び動物飼料の両方で知られている。そのような製品は、例えば、食感、色、組成、香料などの1つ又は複数の性質が異なる2層を組み合わせるのに使用されている。
いくつかの付与された特許は、一般に、多成分食品又は飼料の最新技術に関する。例えば米国特許第5643623号(第‘623号特許)は、酸化防止剤を含有する第1の成分と、この第1の成分のインビボ(in vivo)生物学的酸化防止特性を保護するために配置されている個別の第2の成分とを含む、2成分健康食品について述べている。酸化防止剤は、少なくとも2種の栄養酸化防止剤、非栄養酸化防止剤及び抗炎症薬のブレンドである。第2の成分は、炭水化物、脂肪、若しくはタンパク質成分、又はこれらの組合せを含有する。第1の成分は、例えば、第2の成分の間に挟むことができ、又は第2の成分内の内在コアにすることができる。
米国特許第6117477号(第‘477号特許)は、ソフトクリーム様食感の基材、又は脂質及び固体成分で調製された内部成分であって、水相を含まずに含水率が約15%未満である内部成分と、この内部成分を完全に取り囲んで、炭水化物、脂肪、タンパク質又はこれらの成分の組合せを含む外部成分と、を有する二重食感動物用食品について述べている。外部成分は約20%未満の含水率を有する。この製品は、単一の二重成分押出物を形成する共押出プロセスによって形成される。内部成分は、製品の約5から約50重量%を構成する。
第‘477号特許として発行された出願の優先権を主張する欧州特許第EP1063897B1号は、より軟らかい内殻を完全に取り囲んだシリアルベースの外殻を含み、殻成分の全含水率が約20重量%未満である共押出しされた二重食感のペット又は動物用食品について述べている。殻は、炭水化物、脂肪、タンパク質又はこれらの組合せを含む、少なくとも1種の成分を含有する。内部成分は、脂質及び固体成分の混合物を含み、水分活性が約0.65未満であり、全含水率が約15重量%未満である。
前述の第‘477号特許の一部継続出願から発行された、米国特許第6254910号(第‘910号特許)は、加工中は影響を受けやすく又は不安定な成分の送達システムについて述べている。このシステムは、第‘477号特許に記載されている二重食感食品を含み、ソフトクリーム様の内部成分が、加工上不安定であり又は影響を受けやすい成分をさらに含んでおり、外部成分が、影響を受けやすい成分の存続可能性を維持するために内部成分を完全に取り囲んでいる。第‘477号特許のように、この製品は、単一の二重成分押出物として共押出しされる。
第‘910号特許の一部継続出願であった出願から発行された米国特許第6312746号(第‘746号特許)は、ソフトクリーム様食感の基材、又は脂質及び固体成分で調製された内部成分であって、水分活性(a)が約0.65未満であり、含水率が約15%未満である内部成分と、この軟質内部成分を完全に取り囲むシリアルベースの外殻成分と、を有する二重食感動物用食品について述べている。殻は、炭水化物、脂肪、タンパク質又はこれらの成分の組合せを含み、約20%未満の含水率を有する。この製品は、単一の二重成分動物用食品を形成する共押出プロセスによって形成される。
前述の第‘746号特許の一部継続出願から発行された米国特許第6827957号(第‘957号特許)は、内側にある共押出しされた内部成分を完全に取り囲み、内部成分よりも硬質の、シリアルベースの押し出された殻成分を含む、二重食感の非ヒト用食品又はペット用食品について述べている。殻成分は、その全含水率が20重量%未満であり、炭水化物、脂肪、タンパク質又はこれらの組合せを含む少なくとも1種の成分を含有する。内部成分は、そのaが約0.65未満であり、全含水率が約15重量%未満である。内部成分は、脂質及び固体成分の混合物を含み、その脂質含量は少なくとも10重量%である。
米国特許出願公開第2002/0022079号は、上述の第‘476号特許の一部継続出願である。この出願は、aが約0.65未満であり全含水率が約15重量%未満である、脂質及び固体成分の混合物を含有する軟質内部成分を含む、二重食感のペット又は動物用食品について述べている。この製品は、軟質内部成分を完全に取り囲み、炭水化物、脂肪、タンパク質又はこれらの組合せを含む少なくとも1種の成分を含有する、シリアルベースの殻成分を含むとも言われる。殻成分は、20重量%未満の全含水率を有し、1つの二重成分食品が形成される軟質内部成分の共押出しによって形成される。
米国特許出願公開第2004/0052906号は、内部及び外部成分を共に有する二重食感ペットフード製品について述べている。内部成分は、約12から20%の含水率を有し、外部成分は、約10から30%の含水率を有する。1つの単位として、これら2成分は、栄養的に完全で貯蔵安定性のあるペットフードを形成すると言われる。この製品は、様々な肉付きの骨、例えばドラムスティック、ポークチョップ又はTボーンの、いずれかに似るように形成され、この場合、内部成分は一般に骨状であり、外部成分は一般に肉状である。これらの成分のどちらか又は両方は、やや湿った状態にし又は乾燥させることができる。
欧州特許明細書公開第0088574B1号は、異なる組成の2つの処方物からなる動物用食品について述べている。第1の処方物は、硬質の閉じた殻として成形された、タンパク質食品及びミルにかけたシリアル混合物である。第2の処方物は、第1の処方物とは異なる粘度を有し、閉じた殻により画定された内部空間の少なくとも一部を満たす。内層は、殻よりも低い含水率を有する。この明細書は、第2の処方物を粉末にすることができるが、他の実施形態では液体又はゲルであることを教示する。
米国特許出願公開第2004/0253342号(第‘342号出願公開)は、1から10片の食品が動物の1日の栄養所要量を提供するペットフード製品について述べている。この食品は、鶏の脚、ポークチョップなど、肉付きの骨の構造に似るように生成され、動物にとって面白いとされる比較的大きな断片で動物に提供され、それによって、動物の満足感と、動物及びその飼い主の食体験全体が改善される。食品は、動物、好ましくはイヌに咀嚼させるように設計され、動物は、食べている間にその付属肢で食品を保持することが可能になる。製品は、肉状の部分であるか骨状の部分であるかに応じて、硬さ、脆さ、靱性及び密度に関して2つの異なる属性を有することができ、又は単一の粘度にすることができる。
前述の第‘342号特許出願公開の一部継続出願である、関連する米国特許出願公開第2005/0181097号は、1個から15個の間のいくつかの断片が、完全でバランスのある1日の動物の栄養所要量を提供するペットフードについて述べている。各断片は、そのカロリー量が50から2500kcalの間である。内部及び外部成分は、硬さや脆さ、靱性、密度、カロリー密度、g当たりのカロリー数、色、風味などの属性を異ならせることができる。
米国特許出願公開第2005/0084517号は、毛玉の処理又は便内での毛の蓄積に有用な二重食感ペットフード製品について述べている。この製品は、内部成分を完全に取り囲む殻を有する。シェルは、内部成分よりも硬く、食物繊維、並びに追加の可溶性及び不溶性繊維源を含む。より軟らかい内部成分は、ワセリン、鉱油などの潤滑剤を含む。
前述の特許は、多成分食品の分野におけるある進歩について述べているが、代替の又は追加の特徴及び利点をもたらすことができる革新的な製品が、依然として求められている。例えば、食感及び物質に数多くの変化を加えることが可能な製品、並びに風味や香り、色、食感、口当たり、おいしさ、満腹感、乳化、水和特性、水分活性安定性、微生物管理などの改善された機能特性を有する製品が求められている。
発明の概要
本発明の一態様は、中空コア領域を少なくとも部分的に取り囲んだ貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、この殻は、外側表面領域及び内側表面領域を有し、これらの表面領域は、湿潤剤に接触可能であり、湿潤剤に曝されたときに食品の再水和が可能になるように形成されている食品を特徴とする。様々な実施形態において、再水和は、同様に処方された食品であって内側表面領域を有しない食品に比べて、速い速度で、又は/かつ大きな範囲で生じる。食品は、所定時間が過ぎた後、同様に処方された食品であって内側表面領域を有しない食品に比べて、多くの湿潤剤を保持してもよい。ある実施形態では、貯蔵安定な殻は、中空コア領域を部分的に取り囲み、完全には取り囲んでいない。
ある実施形態では、食品は、哺乳動物の完全なマクロ及びミクロ栄養所要量を提供するように処方される。一実施形態では、離乳した哺乳動物、例えば子イヌや子ネコの消費量に適合させることができる。他の実施形態では、食品は、同じ種の健康な哺乳動物に比べて咀嚼能力が限定された哺乳動物による使用に適合させる。特定の処方物は、イヌ又はネコ用であり、より具体的には高齢のイヌ又はネコ用である。他の実施形態では、食品は、健康を損ない又は病気若しくは手術から回復中の哺乳動物用に処方される。
ある実施形態では、食品は、シリアルをベースにする。同様に処方された食品であって内側表面を有しない食品に比べて、密度が低くてもよい。さらに、同様に処方された食品であって内側表面を有しない食品に比べて、破壊までのエネルギーが50%ほど少ないことを必要としてもよい。他の実施形態では、食品は、同様に処方された食品であって内側表面を有しない食品に比べて、おいしさが改善されている。
本発明の他の態様は、コア領域を少なくとも部分的に取り囲み、完全には取り囲んでいない貯蔵安定な殻を有する押出成形食品を特徴とする。殻は、外側表面領域及び内側表面領域を有し、これらの表面領域は、湿潤剤に曝されたときに食品の再水和が可能になるように適合されているが、このコア領域には、貯蔵安定な殻の製造中又は殻の押出後に添加される1種又は複数の追加成分又はこれらの混合物が、少なくとも部分的に充填され、この食品は、押し出された殻の外側表面領域及び内側表面領域の両方に少なくとも部分的に接触する湿潤剤に曝されたときに、再水和する。様々な実施形態では、再水和は、同様に処方された食品であって内側表面領域を有しない食品に比べて、速い速度で、又は/かつ大きな範囲で生じる。食品は、所定時間が過ぎた後、同様に処方された食品であって内側表面領域を有しない食品に比べて、多くの湿潤剤を保持してもよい。
様々な実施形態では、1種又は複数の追加成分の少なくとも1種又はこれらの混合物を、殻により画定されたコア内に噴霧し、詰め込み、注入し、又はポンプ注入する。1種又は複数の追加成分又はこれらの混合物は、動物、植物又は微生物由来の産物又は副産物の1種又は複数を含む。特定の実施形態では、追加成分又はその混合物は、乳産物、肉又は卵をベースにしているか、これらに由来する成分である動物産物又は副産物である。その他の実施形態では、種子、葉、果実、野菜、塊茎、球根又は茎に由来する植物産物又は副産物である。さらに別の実施形態では、酵母、藻、細菌又はカビに由来する微生物産物又は副産物でよい。
1種又は複数の追加成分の少なくとも1種は、粉乳やホエー粉末、卵粉、ブドウ粉末、パープルコーンミール、緑藻、ブルーベリー、獣脂、おいしさを押し上げる消化粉末などの、粉末状又は粒状成分を含んでもよい。その他の実施形態では、追加成分の少なくとも1種は、風味や香り、色、食感、口当たり、おいしさ、満腹感、乳化、水和特性、水分活性安定性、微生物管理などの機能特性を提供する。
その他の実施形態では、食品は、3種以上の食感、色、風味、又はこれらの組合せを含む。外殻は、典型的には約14%未満の重量含水率、及び約0.63未満の水分活性を有し、カビが成長しにくい。他の実施形態では、殻は、約25%以下の重量含水率を有し、保湿剤をさらに含む。これらの食品も、カビが成長しにくい。
本発明の他の態様は、1種又は複数の粒状成分或いはこれらの混合物が少なくとも部分的に充填されたコア領域を取り囲む貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、この貯蔵安定な殻の製造中に追加成分が添加される食品を特徴とする。ある実施形態では、食品は、3種以上の食感、色、風味、又はこれらの組合せを含む。外殻は、典型的には約14%未満の重量含水率及び約0.63未満の水分活性を有し、カビが成長しにくい。他の実施形態では、殻が、約25%以下の重量含水率を有し、保湿剤をさらに含む。これらの食品も、カビが成長しにくい。
ある実施形態では、1種又は複数の粒状成分の少なくとも1種が、植物由来である。他の実施形態では、粒状成分の少なくとも1種が、動物由来又は微生物由来である。顆粒の粒度は、典型的には平均直径が約150μよりも大きい。
上述の食品は、朝食用食品、スナック食品、ペットフード又はペットトリートでもよい。ある実施形態では、製品は、標準的な食品分析法で測定した場合に、タンパク質が少なくとも約26重量%であり、脂肪が少なくとも約10重量%である。
本発明の他の態様は、1種又は複数の気体成分或いはこれらの成分の混合物が、少なくとも部分的に充填されたコア領域を取り囲む貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、貯蔵安定な殻の製造中又はその製造後に気体成分が添加される食品を特徴とする。ある実施形態では、気体成分は、少なくとも1種の香気成分を含む。一実施形態では、香りは、外殻が破壊されたときにのみ実質的に放出される。一実施形態では、香気成分は、香りが不快と感じる消費者の都合を考えて、殻内に区分けされている。他の実施形態では、香気成分は、消費の際に香りの知覚が最大になるように、殻内に区分けされている。
外殻は、典型的には約14%未満の重量含水率、及び約0.63未満の水分活性を有し、カビが成長しにくい。他の実施形態では、殻は約25%以下の重量含水率を有し、保湿剤をさらに含む。これらの食品も、カビが成長しにくい。
本発明の他の態様は、1種又は複数の成分或いはそのような成分の1種又は複数の混合物が少なくとも部分的に充填されたコア領域を取り囲む、貯蔵安定なシリアルベースの殻を有する押出成形食品であって、これらの成分又は混合物は、この貯蔵安定な殻と共に押し出される食品を特徴とする。殻は、典型的には約14%未満の重量含水率及び約0.63未満の水分活性を有し、カビが成長しにくい。他の実施形態では、殻は、約25%以下の重量含水率を有し、保湿剤をさらに含む。これらの食品は、カビが成長しにくい。
様々な実施形態では、食品は、朝食用食品、スナック食品、ペットフード又はペットトリートである。ある実施形態では、食品は、栄養的にバランスのとれた哺乳動物用の食餌を提供する。特定の実施形態では、一般に認められた食品分析法で測定した場合に、タンパク質を少なくとも約26重量%、脂肪を少なくとも約10重量%含む。
ある実施形態では、食品は、3種以上の食感、色、香り、又はこれらの組合せを含む。成分は、植物由来、動物由来又は微生物由来でよい。成分は、固体、半固体、粉、スラリー、顆粒、粉末、乳漿、ゲル、液体又は気体の形をとってもよく、肉若しくはその副産物、魚若しくはその副産物、海産物若しくはその副産物、卵若しくはそれをベースにした製品、牛乳、チーズ、バター、ホエー、野菜、果物、種子若しくはこれらの一部、微生物若しくはその副産物、保湿剤、酸味料、抗菌薬、抗真菌薬、甘味料、ゲル化剤、酸化防止剤、スパイス、調味料又は香料を含んでもよい。
本発明のその他の特徴及び利点は、ここに示される詳細な説明、実施例及び図面を参照することにより、理解されよう。
例示的な実施形態の詳細な説明
(水和特性の高い食品)
一態様では、本発明は、再水和特性が高められた、貯蔵安定な乾燥食品を特徴とする。この食品は、中空コア領域を少なくとも部分的に取り囲む貯蔵安定な殻を有する。食品のサイズ及び形状は、外側の乾燥した殻及び中空コアの両方に関し、完全に柔軟にすることができる。一実施形態では、殻は、一般的に又は実質的に球状であり、中空コア領域も実質的に球状である。他の実施形態では、実質的に球状の食品は、完全に閉じた球ではなく、周囲に対して部分的に開いている。他の実施形態では、食品は、殻によって完全に取り囲まれた中空コアで、完全に封止してもよい。食品は、朝食用食品、スナック食品、又はペット若しくは動物用食品にすることができるが、一般に、通常は液体又は「湿潤剤」で湿潤するタイプのもの、例えば朝食用シリアルタイプの製品及び乾燥ペットフード製品である。食品用の湿潤剤は、典型的には消費者によって、又はペット若しくは動物により摂取される食品を調製する人物によって利用される。湿潤剤は、任意の栄養又は非栄養食品級又は飲用に適した液体、例えば水、ミルク(例えば母乳、牛乳)、ジュース、ジュース製品などを含むことができる。好ましい実施形態では、殻の開放領域によって、水などの、ある量の湿潤剤が殻の内側表面に接触するように十分な接近手段がもたらされ、その結果、例えば食品の、改善された水和特性に寄与することになる。その他の実施形態では、殻は別の形状であり、例えば、少なくとも実質的な円筒形、樽形、円錐状、二重円錐状、ダイヤモンド形、カップ形、円環状、超円環状、超球状、卵形、楕円形、三角形、長方形、立方体、多角形、又は食品に用いるのに適切と見なされるようなその他の形状であるが、これらに限定するものではない。食品は、一般に、様々なサイズの「枕」形製品として製造される。ある実施形態では、枕形製品は、例えば押出物をより小さな断片に切り離しながら、実質的な円筒形から容易に形成することができ、これは少なくとも部分的に平らでありその端部が一緒に挟まれ又は折り込まれた状態のものである。ある場合には、所望の形状は、技術的な決定又は機能特性を基にする。その他の場合には、形状は、マーケティングデータに基づいて選択してもよく、その一方で、さらに別の実施形態では、形状は、主に又は単に審美的な目的に合わせて選択される。枕形の食品は、ある実施形態、例えばペットフードの分野で好ましい。枕形の食品は、長方形又は任意のその他の断面積でよい。
一実施形態では、食品は独自の食感を有する。食品は、1つにはその食感によって、また1つにはその構成又は形状によって、即ち湿潤剤に接触することが可能な表面領域によって、少なくとも部分的に水和(再水和)し又は浸漬されるのにも容易な品質を有する。一実施形態では、食品は、独自の食感を有しないか、湿潤剤に接触する表面領域が広くない同等の製品よりも、速い速度で水を吸収する。他の実施形態では、食品は、本発明の食品の特徴に欠ける同等の食品に比べて、多くの湿潤剤を吸収することができる。さらに別の実施形態では、食品は、例えば殻の内側表面領域が不十分な伝統的な形状(例えば中実)を持つ同等の処方製品よりも、所与の時間、再水和湿潤剤をより多く保持する。
他の実施形態では、食品は、中空の又は少なくとも部分的に中空のコアを持たない製品、或いは容易に湿潤しない製品よりも、咀嚼するのが容易である。このことは、ある食品において、例えば母親の母乳から離乳しつつある乳児、ペット又は哺乳動物に対して移行食を与える際に、特に有用である。本発明の食品によれば、親、飼い主又は飼育者は、母乳又は調合乳から固形食品に完全に移行しておらず又は移行し始めたばかりの幼児、ペット(例えば、子イヌ又は子ネコ)又は哺乳動物に対して、おいしそうで軟らかく又は粥状の粘度を有する食餌を素早く容易に準備することが可能になる。食品は、意図される摂取者の栄養所要量に一致し又は超えるように処方することができ、素早く消化することができる低残渣の食品にさらに処方することができ、又はその他の食餌、栄養、若しくは健康上の利益を有するように処方することができる。
再水和特性が強化された食品は、例えば、高齢であるか、歯の問題など口内状態が原因で咀嚼が困難な可能性がある、個人、ペット又は動物に非常に有用である。この食品は、病気のために弱っており又はおそらくは術後である者にも有益である。この場合も、本発明の食品は、食品の意図される摂取者の栄養所要量に一致するよう処方することができ、改善されたおいしさを提供することができる。
詳細な実施形態では、再水和特性によって、食品は、伝統的な中実形状をとる同等の処方製品よりも、即ち実質的に球状の中空コアを取り囲む実質的な球形としての本発明の食品を、中実な丸い形と比較した場合、湿潤剤を最大10%多く吸収することが可能になる。本発明の食品は、伝統的な形状の食品に比べて、湿潤剤を少なくとも約20%、30%又は40%多く吸収できることがより好ましい。本発明の食品は、伝統的な中実形状をとる同等の処方物に比べ、追加の湿潤剤を最大約50%以上吸収できることが、さらに好ましい。
食品は、様々な性質、例えば食感、形状、風味、香り及び色を有するものを製造することができる。一実施形態では、食品は、スラリーから製造される。ある実施形態では、例えばペット又は動物用食品の場合、スラリーは高脂肪含量及び高タンパク質含量を含む。例えばイヌ、子イヌ、ネコ、子ネコ及びその他の動物に餌を与えるのに有用であり又は満足のいくものであると考えられる、そのような含量のスラリーを生成する処方物は、ペットフードを製造する分野で一般に知られており、或いは問題とされる特定の哺乳動物又は動物に関する文献から決定することができる。
本発明の様々な態様により製造された食品は、同等の伝統的な食品よりも軽いことが好ましい。即ち、本発明の食品はそれほど密度が高くない。一実施形態では、本発明の食品を破壊するのに必要な力は、力の物理的測定、例えばInstron機械試験装置などにより決定した場合、同等の処方物である伝統的な食品を破壊するのに必要な力よりも、少なくとも約10%少ない。本発明のこの態様による食品は、同様に処方された伝統的な食品に比べて、破壊には少なくとも約20%、30%、又はさらに40%少ない力を必要とすることが、より好ましい。本発明の製品を破壊するのに、少なくとも約50%以上少ない力が必要であることが、さらに好ましい。ここに示される食品の低密度は、少なくとも1つには、本発明の食品を破壊するのにより少ない力を要するという要件に寄与することが好ましい。
ここに示される食品は、浸漬性などの改善された水和特性及び低破壊力に関する要件をもたらすことができるだけではなく、おいしさも同様に向上する。食品を用いた動物研究では、おいしさが実質的に上昇する。いくつかの実施形態では、おいしさは、従来の処方及び製造による同等の食品に比べて、約10〜20%上昇する。おいしさは、約20〜又は約25〜33%上昇することがより好ましい。本発明による食品のおいしさは、約30〜50%又はそれ以上上昇することがさらに好ましい。おいしさが、同等の処方物である従来の食品と比べて、少なくとも約50〜又は約60〜75%又はさらに100%上昇する食品が、さらに好ましい。
(添加剤により高められた水和食品)
本発明の他の態様では、上述の再水和特性が高められた食品が提供され、中空コアは、食品の製造中に、又は殻形成後の別の加工ステップで、1種又は複数の有用な添加剤で少なくとも部分的に充填される。したがって本発明は、1つ又は複数の食感を有する、シリアルベースの押出成形食品を提供する。コアは、好ましくは100%充填されるわけではなく、殻内部の一部の表面領域が、再水和の時間、程度などの再水和効率が最大になるように、湿潤剤に接触可能のままである。
一実施形態では、食品は、少なくとも1種の追加の食用成分、好ましくは栄養成分で、少なくとも部分的に充填されるが、この追加成分は、風味、香り、食感、口当たり、満腹度又は色、又は栄養補助特性、又はさらに医薬品若しくは薬物特性のような機能特性をもたらすことができる。追加成分は、例えば産物を中空コア内に配置し、噴霧し、詰め込み、注入し、ポンプ注入し、分散させ、又は重力供給することによって、食品製造後に添加することができる。ある実施形態では、追加成分は、半分又は完全に特注の食品を得るために、小型バッチ操作で又は手作業で添加することができる。そのような製品の適用例には、個人の特殊な食餌又は医療要件を満たすように注文に応じて製造すること、又は単に消費者の好みに応じて特別に製造することを含めることができる。例えばスナック食品は、中空コアが販売時に消費者の選択に応じて少なくとも部分的に充填されるものを、本発明によって調製することができる。再水和が容易な動物用食品又はペットフードは、殻に配置される追加成分が、例えば獣医の助言又は処方に従ってペットの特殊な食餌又は医療要件を満たすように注文に応じて製造されるものを、本発明によって調製することができる。
その他の実施形態では、1種又は複数の追加成分は、食品の製造中又は加工中に添加することができる。これは、食品のより大規模な適用例に特に有用である。そのような実施形態の場合、添加された成分は、例えば、その周りに殻が形成されるときに加熱しながら又は加熱せずに殻のコア領域内に共押出しすることができ、或いは、殻が完全に形成された後も含めてその他の手段によって添加することができる。
ここで示される再水和特性が改善された食品に添加することのできる有用な成分又は構成成分の例には、殻内に見出されるものの他に栄養成分が含まれ、例えば追加の脂肪源、又はさらに特定の脂質若しくはその種類、炭水化物、タンパク質、栄養又は非栄養的、可溶性又は不溶性タイプの繊維、ビタミン、酸化防止剤、並びにその他の所望の品質を与える構成成分、例えば香料、香り、食感、口当たり、満腹感、おいしさ、又は食欲を刺激し若しくは抑制するもの、及びこれらのいずれかの組合せなどがあるが、これらに限定するものではない。手短に言えば、追加成分は、例えば、おいしさを向上させ又は食品の消費を促進させること、或いは動物又はペットに餌を与える人にとって食品がより取扱いやすく又は使用しやすくなるようにすることも含む、食品を消費する人、ペット又は動物の健康又は楽しみに関連した目的に有用な、単一成分又は任意の数の成分の混合物を含むことができる。
例えば、場合によっては、離乳中のペット又は動物の健康を増強するのに使用される添加剤を、殻の空隙領域に噴霧し又は詰め込み又は付着させる。他の実施形態では、動物に別々に提供される場合、又はその物品が通常の食品と混合される場合に、ペット又は動物によって選択的に又は優先的に回避されがちな添加剤は、本発明による食品の内部に配置したときに容易に摂取される。
他の実施形態では、食品は、動物又はペットに食品を提供する人が、動物又はペットに別々に提供し或いは食品を出す時に手作業でその動物用食品又はペットフードと混合するのに不都合な、追加成分又は構成成分を含む。場合によっては、構成成分は、におい又は外観が不快であるので、或いは汚く、ネバネバし、又は適正な量で分散させにくいなどの他のいくつかの望ましくない性質により、不都合である可能性がある。その他の場合には、添加された成分又は構成成分は、人が取り扱い又はにおいを嗅ぐのに好ましくないが、たとえそのようであっても、ペット又は動物には魅力的である可能性がある。
一実施形態では、添加された成分は、植物、動物又は微生物源の産物又は副産物の少なくとも1種を含む。植物の場合、その構成成分は、植物の少なくとも一部を含み、例えば葉、茎、果物、野菜、種子又はこれらのいくつかの組合せの少なくとも一部を含む。種子の場合、この材料は、例えば小麦粉又はタンパク質を含有する粉又は他の何らかの画分でよい。ある実施形態では、種子は、様々な程度まで発芽し又は出芽することができ、或いは植物を麦芽処理することができる。果物は、植物に関して知られている様々な植物栄養素の他に、色、風味、甘さ、可溶性繊維などを提供することができる。そのような植物栄養素は、栄養補助食品として植物成分の使用の一部をなすことができ、例えば重要な健康上の利益をもたらす栄養素であり、例えば酸化防止剤、ビタミン、補助因子及び前駆体である。そのような栄養補助食品は、ある疾患の流行又は重症度を最小限に抑える際、或いは健康に対して認識された危険性を低下させる際、保護上の利益をもたらすことができる。動物源の場合、構成成分は、少なくとも部分的に、乳産物又はその副産物、肉産物又はその副産物、或いは栄養成分として又は機能食品加工される動物のその他の部分の産物又は副産物を含むことができる。全卵又はその一部も、好ましくは粉末形態として、本発明の食品に添加するための構成成分として有用である。
添加された1種又は複数の構成成分は、一実施形態において殻の製造後に粉末形態で添加してもよい。顆粒状の構成成分、又は顆粒状の構成成分の混合物も、殻に添加するのに都合良く使用することができる。粉の形の構成成分も容易に使用することができる。野菜又は果物の場合、構成成分は、適用例に応じて、また、この構成成分を製品に添加する時とこの製品を出す時との関係に応じて、粉末形態又は粒状形態の乾燥材料として、或いはピューレ、スラリー、又は若干の水が存在するその他の形で添加することができる。湿潤成分は、製品が出される時に近付いたら添加してもよい。粉末状成分、顆粒状成分及びその他の成分の混合物を、本発明による食品を充填するのに使用される添加剤成分と同様に使用することができる。ここで、粉末成分は、容易に入手可能であり、有用である。一実施形態では、本発明のこの態様による食品は、最適な粒度及びザラザラした食感をもたらす。粒度は、水又は他の湿潤剤に溶かして元に戻される任意の成分の混合物に、特に重要な特徴である。粒度が小さいほど、より広い表面領域が水吸収に利用できるようになる。非常に微細な粉末は、より多くの塊を形成しやすく、適正に分散するのにより多くの時間とエネルギーを要する。大きい粒子が多すぎると、分散体はより重くなり、一見したところざらついている。最適な粒度分布は、特に離乳中の動物で又は老齢の動物集団で、最良の受容性を得るのに好ましい。一実施例では、離乳食成分及び処方物の粒度分布において、その粒子のおよそ半分が250μよりも大きく、半分がより小さい。一部の構成成分の粒子は、他よりも微細になりやすく、一部は全て250μよりも大きい。一部の商用離乳食は、粒子の約4分の3(75%)が250μよりも大きい粒度分布を有する。これらは、水と混合したときに塊をほとんど生成しない。当業者なら、50μ又は100μより実質的に小さい粉末成分を回避する際の、様々な兼ね合い及び考慮事項が理解されよう。一実施形態では、好ましい粒状成分が約100μ以上の粒度を有し、例えば100μ、120μ、150μ、180μ、200μ、250μであり、さらにいくらか大きい粒度を有する。
微生物成分も、添加剤成分として本発明の食品と共に使用することができる。例えば、様々な微生物タンパク質源及びビタミン源は、ペット及び動物用食品に有用であることが知られている。さらに、ある脂質及びその他の有用な栄養素は、食品に含めるために所望の微生物内で生成することができる。一実施形態では、藻類、例えば緑藻類を使用して、食品内に含めるのに又は食品に添加するのに有用な成分を生成する。そのような藻類産物は、例えば粉末として添加することができる。
殻内に、任意の手法によって配置し、詰め込み、噴霧し、注入し、又は充填するための特定の成分の例には、ミルク、ホエー、卵粉末などの機能性粉末、緑藻類や果物粉末(例えばブドウ粉末)、ブルーベリーなどの着色ベリーを含む果物などの機能性食品、並びにコーンミール(例えばパープルコーンミール)、大豆ミール及び魚粉が含まれる。消化剤及び獣脂を含む、おいしさを押し上げる物質も、食品のコアを少なくとも部分的に充填するのに使用することができる。
食品は、単一の食感を有することができ、また、概して2種以上の食感を有することができる。単一の食感が望まれる場合、外殻の追加成分は、消費者によって食感が容易に区別されないように、外殻と同様の食感のものである。最終製品で2種以上の食感が望まれる場合、構成成分は、食品の消費者(人、ペット又はその他の動物であるか否かに関わらず)によって区別しやすいように、所望の食感のそれぞれが十分異なるように選択することができる。したがって外殻が、破壊が比較的容易なサクサク感を有することが好ましい場合、内部充填成分は、例えばより軟らかく又はより硬く、若干曲がり、消費者にとってよりしっとりし又はより乾燥したように見える、その他の食感からなることができる。所望の究極的な最終製品に応じて変化させることのできる多数の食感特性がある。当業者なら、多くの利用できる食感特性が理解され、本発明の食品において所望の属性をどのように実現することができるかが一般に理解されよう。
殻は、上記にて論じたように任意のサイズ及び形状にすることができ、広い柔軟度で処方することができるので、当業者なら、そのような貯蔵安定性があり素早く再水和する押出成形された殻に、多くの用途があることが理解されよう。現在では、人用の朝食用食品及びスナック食品、並びにペット又は動物用食品又はトリートを考えることが可能になり、その全ては、ここで使用するために考えられている。したがって高度な食品技術により、本発明は、ここに記載された正確な実施異形態に限定されるものではなく、提示される教示に一致した広範な変形例が可能であることが理解されよう。
(粒状充填成分を有する食品)
他のいくつかの態様において、本発明は、シリアルベースの押出成形殻であって、この殻よりも含水率が少ない粒状充填成分を少なくとも部分的に取り囲むシリアルベースの押出成形殻を有する貯蔵安定な食品を提供する。腐敗、劣化、微生物増殖、又は高含水率に起因するその他の品質の損失、例えばカビの増殖に関連した問題を防ぐには、殻の水分活性が、約0.8未満、約0.75未満、約0.7未満、又はさらに約0.67未満に維持されることが好ましい。より好ましくは、殻の水分活性が約0.66未満、約0.65未満、又は約0.64未満である。約0.63未満、約0.62未満、約0.61未満、約0.60未満の殻の水分活性も食品に有用である。一実施形態では、殻は、約14%未満の重量含水率を有する。そのような殻の水分活性aは、好ましくは、カビの成長などの劣化を予防するのに十分低く、殻及び製品を貯蔵安定にするのに十分低い。他の実施形態では、殻は、約20%より高く約25%以下の重量含水率を含む、やや湿った押出成形殻である。水分活性を低下させ、より高い水分活性に関連した問題を最小限に抑えるには、抗真菌薬などの保存剤と組み合わせて使用することもできる保湿剤及びその他の蒸気圧調節材料を使用することによって、やや湿った食品を保護する。保湿剤の例には、グリセロール、ソルビトール及び様々な糖が含まれ、これらの使用は、やや湿った貯蔵安定な食品の当業者に理解される。塩及びその他の化合物も、食品の蒸気圧及び水分活性の低下を助けるために添加することができる。
ここで、食品の殻は、製品全体の低い又は高い割合を構成することができ、例えば殻は、食品全体の約30%〜少なくとも約90%を構成することができる。粒状充填成分又は構成成分の性質及び機能に応じて、より多くの又はより少ない殻成分が望ましいと考えられる。
殻の中心組成物は、その全体又は一部が、外側のシリアルベースの殻に包まれた粒状材料である。様々な好ましい実施形態では、中心充填成分が、押出成形後に殻成分によって完全に包まれ、即ち、内部充填材及び外殻が共押出しされて食品を形成する。殻の中心、即ち充填部分は、炭水化物、脂質、タンパク質又は繊維、又はこれらの混合物を含むことができる。中心充填材の成分は、湿っていても乾燥していてもよいが、現在のところ、この材料は約14%未満の含水率及び約0.6以下のaを有すること、又は充填材が約25%以下の水分を有し、保湿剤及びa低下成分及び抗真菌薬を利用して貯蔵安定性を最大にすることが好ましい。中心充填成分又は混合物は、全体として、外殻よりも低い含水率を有することも好ましい。中心充填成分の可能な組成が広範に及ぶにもかかわらず、それでもなお充填成分の食感は少なくとも部分的にザラザラした感じとされ、大部分が又は過大に粉末状であり又はクリーム状であるというわけではない。
粉末状成分は容易に入手可能であり、クリーム状の充填材は二重食感食品の分野で知られているが、本発明のこの態様による食品は、最適な粒度及びザラザラした食感をもたらすことが好ましい。最適な粒度分布が好ましい。一実施形態において、好ましい粒状成分は、その大部分が、約100μ以上の粒度、例えば100μ、120μ、150μ、180μ、200μ、250μであり、さらにいくらか大きい粒度を有する。
一実施形態において、殻は、例えば、単一成分、或いはタンパク質、脂肪、炭水化物又は繊維(例えば、可溶性繊維)又はこれらの組合せを含む成分の混合物、を含む粒状材料で少なくとも部分的に充填される。ここで、使用される外殻は、1種又は複数の粒状成分を完全に包み込むことができる。
食品用の充填材を形成するのに使用することができる粒状材料の例は、植物ベースの成分であり、例えばコーンミール、大豆製品(例えば大豆ミール)、オートミール、粉砕又は粒状化されたシリアル、粉砕又は粒状化されたハーブ、或いはその他の風味成分、例えば乾燥ハーブであり、野菜、果物、又は種子由来成分、繊維含有材料、動物産物又は副産物、例えば魚粉、又はその他の動物タンパク源などである。粒状材料は、必ずしも天然に生ずるものである必要はなく、粒状の性質又は食感を有する加工された食品又は飼料でよい。
一実施形態では、粒状材料は、風味、香り、及びその他の機能的性質を最終食品組成物に与える粉砕されたハーブである。最終成分のそれぞれは、少なくとも栄養上の価値、機能上の価値、又はその他の何らかの価値を最終製品に与えることが好ましい。他の実施形態では、粒状添加剤がコーンミール又はコーン産物若しくは副産物である。ミルク、チーズ、卵、ホエーなどの成分の粒状形態も、使用することができる。中心充填成分は、粒状の乾燥肉、野菜及び果物も含むことができる。魚及び魚の副産物は、中心充填組成物として使用され又は中心充填組成物に添加される粒状材料として、提供することもできる。
粒状充填食品の用途は、当業者に明らかであろう。この製品は、例えば、貯蔵中又は食べる前に粒状中心充填成分が特に強力な又は不快なにおいを有する場合、においの問題が生じないようにその強力なにおいを包み込むだけではなく、摂取時の食品の粉砕によって、その摂取時に、凝縮されてより楽しめる形で香りを放出することになる、という追加の利益をもたらす。例えばペットフードでは、ある種類の肉又は魚製品は、飼い主ではなくペットに魅力のある強い香りを有する。例えば人の食品の場合、ある種類のチーズ、ガーリックなどの物品は強力で、スナックを摂取した後に長時間にわたって残留する場合は不快になる可能性があり、食品は、その香りが摂取前後に問題とならないように、粒状のチーズ又はガーリックを包み込む。同様に、ある香りの付いた食品は、ある文化的背景を持つ人には非常に魅力的であるが、別の文化的背景を持つ人には不快である。したがって本発明の食品によれば、スナック食品などの食品は、摂取されるまで、その潜在的に不快になる香りを含有することが可能になり、摂取時には、保存されている香りが外殻の崩壊によって放出されるので、消費者の楽しみが最大になる。
香りを制御する魅力の他に、本発明の食品は、粒状充填材が殻とは完全に異なる1種又は複数の風味及び色を有することができるので、風味及び色の組合せを使用することが可能になる。これにより当業者は、香り、風味及び色に関して非常に様々な魅力を有する新しい朝食用食品、スナック食品、ペットフードなどを生成することが可能になる。
ペット又は動物用食品の場合、組成物全体又は成分ミックスは、栄養的に完全な食品を提供することが好ましい。例えば食品の組成は、一般に、その製品が約26重量%以上のタンパク質及び約10重量%以上の脂肪であるようにすべきである。ペットトリート又は人用スナック食品の場合、この食品は必ずしも栄養的に完全である必要はなく、むしろ、望まれ役に立つような様々なマクロ及びミクロ栄養素による有用な補給をもたらすことができる。
風味及び色の場合と同様に、本発明のこの態様による食品は、粒状中心充填材の性質に応じて、2種以上の食感を与えることにも留意されたい。サイズ及び食感が異なる粒子を有する異なる成分の組合せ又は混合物は、多重食感充填材を生成することになり、一方、単一食感のかなり均一な粒子を有する充填材は、口内で同時に存在する2種の食感、即ち殻の食感及び充填材の食感を有する食品をもたらすことになる。
ここに示されるような粒状充填材を有する食品で可能性のある、様々な香り、風味、色及び食感によって、非常においしくなり、楽しみ及び興味も増大する。これは特に、飽きることによって摂取量が低下する可能性のある、ペット及び動物の飼育及びケアで有用である。
(気体又は香りのある充填成分が充填された食品)
さらに別の態様では、本発明は、中空コアを完全に取り囲むシリアルベースの押出成形殻を含み、このコアが空気以外の気体の充填材又は香りを含有する貯蔵安定な食品を提供する。殻は、その含水率が約14重量%未満になるように、また水分活性が約0.60未満になるように、乾燥させることができる。或いは殻は、重量含水率が15%又は20%より高く約25%以下のやや湿った殻にすることができる。上述のように、やや湿った外殻の場合、食品の安定性が最大になるように、水分活性を低下させ、また微生物増殖及びその他の劣化プロセスを制御するために、保湿剤及びその他の添加剤を使用する。気体充填材又は香りが充填された食品は、一般に、ただ1つの食感からなる。ある実施形態では、気体成分は、口内に追加の体験をさせることができるが、この体験は、一般に別の食感とは見なされない。例えばスナック食品は、口内で放出され体験することのできる、ある残留二酸化炭素又はその他の気体を有する可能性がある。
一実施形態では、当該やや湿った外殻は、殻に包まれる気体充填材又は香りを含む環境内で押出成形される。他の実施形態では、殻に、その形成後に気体充填材又は香りを注入する。さらに別の実施形態では、押出物が、ある長さの中空として形成され、個々の小片があるサイズに切断されたときに、ここに気体又は香気成分が勢いよく流され、充填され、密封される。
本発明の製品は、空気のみを含む現在入手可能な製品とは異なる。本発明のこの態様により製造された食品は、空気以外の任意の気体充填材を提供する。気体充填材は、単一の気体を含むことができ、より好ましくは、担体気体、香気成分などの気体の混合物を含むことができる。他の実施形態では、殻内で混合される気体を発生する、1種又は複数の固体又は半固体成分が添加される。
一実施形態では、包装前又は貯蔵中に、担体気体が徐々に分散するが、香気成分は、シリアルベースの殻に結合されたままである。ある実施形態では、気体は完全に不活性であってもよく、その他の実施形態では、例えばシリアル殻に前駆体として存在する風味成分の発生を助けるために、即ち所望の酸化還元反応による発生を助けるために、気体が組み込まれていてもよい。
香りに関しては、この香りは、機能的性質を改善するのに有用な任意の香りにすることができる。当業者に理解されるように、おいしさは、意図される食品の摂取者の食欲を刺激する香りの使用によって、増大させることができる。例えば、様々な肉及び魚の香り、並びにチーズ及びその他の乳産物の香りが、特に有用である。ある場合には、香りを天然由来のものにすることができ、一方その他の場合には、合成化合物及び処方物を利用することが、より容易でありより有効である。特定の成分は、様々な魅力ある食品において著しく重要なものであることが、熟練した風味及び香りの化学者に知られている。肉のような香りは、調理されているか又は生であるか、無傷か又は細分されているか、新鮮か又は様々な程度に時間が過ぎているか、骨か骨髄かに関わらず、例えば、赤身の肉、家禽、ポークなどの香りを含むことができる。乳産物の香りは、ミルク、バター、チーズ、ヨーグルト、その他の発酵し又は新鮮な乳産物の香りを含むことができる。野菜、果物の香りも、マッシュルームなどに関連するようなその他の土の香り、及び「スモーキー」と言われることもある様々な香りと同様に、ここでの実施形態では有用である。魚のような香りは、新鮮な又は時間が過ぎた、調理され又は生のままである魚又はその一部、並びにその他の海産物及びそこから調製された煮出し汁に関連付けることができる。微生物発酵及びその他の供給源から発生した香りも、ここに示される食品で役立てることができる。
気体成分そのものは、その他の少量のミクロ成分、即ちそれ自体が特定の風味又は最終食品の全体的な風味などのおいしさに影響を及ぼす可能性のある、その他の少量のミクロ成分を含んでもよい。
(2種以上の充填成分を有する食品)
ここでは、コアを画定し包み込むシリアルベースの押出成形外殻を含み、このコアには少なくとも2種の追加成分が充填される、貯蔵安定な食品も提供される。前述の内容による押出成形食品は、1種、2種、又はさらに多数の食感を消費者にもたらしてもよい。同様にこの製品は、1種又は複数の色、及び1種又は複数の風味を有することができる。
上述のように、外殻を乾燥させることができ、その含水率は約14重量%未満であり、その水分活性は約0.60未満である。その他の実施形態は、殻をやや湿らせることができ、その含水率は少なくとも15重量%又は20重量%であり、含水率は最大で約25重量%である。この場合も、殻がやや湿っており劣化又はカビの増殖を促進する可能性のある食品の安定性が最大になるように、水分活性を低下させ微生物増殖及びその他の劣化プロセスを制御するために、保湿剤及びその他の添加剤を使用する。
中心に充填される成分は、保湿剤、可塑剤、香料、脂肪、乳化剤、又は粉末状ミルク、卵、若しくはホエーなどの粉末状成分など、他の添加剤によって、殻組成物と同様又は同一にすることもできる。中心充填成分は、1種又は複数の粉末、粒状材料、ペースト、高固体ゲル、風味の良いゲル、肉、魚、卵、野菜、塊茎、果物、種子、肉ベース及び/又は魚ベースの処方物、スラリー、ミール、乳漿、気体及び香りを含むことができる。成分の1種又は複数は、保湿剤や安定剤、乳化剤、酸味料、抗菌薬、酸化防止剤、保存剤、抗真菌薬などの添加剤を含むこともできる。
一実施形態では、製品は、特定の用途及び使用される処方物に応じて、高温若しくは加熱された形又は低温若しくは加熱されていない形で中心に押し出される中心充填材成分の周りに、外側のシリアルベースの殻が押し出される共押出製品である。食品の処方に詳しい当業者なら、どの成分を高温又は加熱状態で押し出すべきか、またどれが低温又は加熱されていない状態でよいのか理解されよう。ある実施形態では、中心充填材料の複数の成分又は構成成分を、押出プロセス中に混ぜ合わせることが可能になり、一方その他の実施形態では、これらの成分が別々に、製造又は加工操作中にシリアルベースの外殻に送り込まれる。したがって、前述の内容に一致した任意の製造方法を使用することができ、2軸スクリュー又は多軸押出機を使用することができ、又は中心内容物を包み込む殻を得るためのその他の手段を使用することができる。多重食感の場合、特に3種以上が望ましく、中心充填材の様々な成分が、押出操作の前に均質な混合物を形成しないようにすることが好ましい。ある場合には、最終製品の成分の様々な食感は、これらの成分の粒度、硬さ、降伏などが変化するので区別可能になり、したがって、製造又は押出プロセス中に、これらの成分を必ずしも完全に別々に維持する必要はない。その他の場合では、ある成分が、食品の製造全体を通して別々に維持されるときのみ区別可能な場合、これらを別々に維持することがより重要である。
前述の内容に一致する多重充填された食品を製造することが可能なだけではなく、いくつかの構成も都合良く製造することができる。一実施形態では、多重充填成分は、充填成分として使用される均一又は不均一混合物としてブレンドされる。中心領域の成分の1種又は複数は、別々に維持され、さらに外殻の中心に別々に充填されることがより好ましい。食品の成分は、例えば外層が押し出され、中心層及び内層がこの外層内に共押出しされる、同心円層に生成することができる。製品は、連続単位として製造され、所望のサイズに切断され又は分離される。同心円層を押し出すのに使用されるダイは、任意の断面形状の押出物を製造することができるが、基本的な形状がプロセスを促進させる。
充填成分が同心円状に共押出しされる食品の他に、充填成分が、別々の隣接した非同心円状の流れとして、外側のシリアルベースの押出物の流れの中に共押出しされる食品を製造することができる。この結果、個々の成分のそれぞれ又はこれらの混合物が位置付けられている殻内に、隣接して接続しているが、実質的に明確に異なる領域を有する、外側のシリアルベースの殻を有する製品が得られる。したがって、この実施形態では、充填成分の個別の流れが平行であるが、互いに同心円の関係にはない。製品を製造するためのその他の構成、又はこれらの組合せは、本発明の範囲内であると見なされる。
下記の実施例は、本発明をさらに詳細に記述するために示される。これらは、本発明を例示するものであり、限定しようとするものではない。
(実施例1.改善された食品の浸漬性(水和))
目的:キブル及びフレークの水和を評価すること。
この手順は、キブル及びフレークの浸漬性を測定するために設計された。浸漬性のレベルは、所与の重量のサンプルが所与の時間で水和するのに必要な水の質量と定義される。
材料及び方法:
重量がわかっているサンプルを、過剰であるが体積がわかっている40℃の水に、正確な時間(通常は3分間)浸漬した。濾過(ブフナーフィルター)した後、サンプルに吸収されていない水の体積を測定した。サンプルに吸収された体積を、差によって決定した。各サンプルについて2回測定した。
サンプルの乾燥物質含量を、浸漬性手順の前に決定した。使用前に、過剰な水を用いてブフナーフィルターを予め水和させた。過剰な水を、使用前に除去した。測定されるサンプルの100g乾燥物質(DM)を、600mlビーカーに入れた。40℃(+/−1℃)の水を、250ml(キブルの場合)又は500ml(フレークの場合)で添加した。サンプルは、水和時間全体、例えば3分間の全体を通して、沈めたままにしなければならない。必要な場合には、サンプルをビーカーに沈めたままにした。水和時間(例えば3分)が終了した後、サンプル及び水をブフナーフィルターに通して濾過し、濾液を収集し、その体積を測定した。フィルターから、3分間滴下させた。
計算:
水和は、下記の通り計算した。
キブルの場合:%水和=(250−V)ml/100g乾燥物質、但しV=吸収されていない水の体積。
フレークの場合:%水和=(500−V)ml/乾燥物質、但しV=吸収されていない水の体積。
サンプルごとに、平均値、標準偏差及び変動係数を下記の通り計算した。
平均、X=(ΣXi)/n
標準偏差、ET=(Σ(Xi−X)/(n−1))1/2
変動係数、CV=ET/X×100;
但しXi=所与のサンプルに関する各測定の値、n=測定回数。単位は、乾燥物質100g当たり、吸収された水の体積として計算される。
結果を図1に示す。
(実施例2.改善された食品の、実用上の利点及び最終使用者/飼い主に対する魅力の尺度としての浸漬性)
第2の浸漬性試験は、浸漬性の目に見える差を観察するために、組織内で開発された。
目的:所与の時間における、乾燥ペットフードサンプルへの水の浸漬性を測定する。浸漬性は、所与の時間で食品に吸収された水の重量である。
材料及び方法:
透明な乾燥したプラスチックボウルを秤上に置き、このスケールを0に合わせた。乾燥食品300gをボウルに入れた。食品が入っているボウルを秤から外し、観察し写真を撮るのに適切な卓上に置いた。温かい水道水を、1000mlのガラスビーカーに注いだ。必要に応じて温水又は冷水を添加することにより、温度を約30℃に調節した。500mlビーカーを秤上に置き、0に合わせた。30℃の水約600gを、500mlビーカーに注いだ。水の正確な重量を記録した。500mlビーカーから計量した水を、食品300gが入っているボウルに注いだ。500mlビーカーをスケールの背後に置き、0に合わせ、浸漬性試験が終わるまでそのままにした。食品及び水を撹拌して、食品の全てが水で確実に覆われるように、又は水と接触するようにした。撹拌を、10分ごとに繰り返した。
食品及び水の写真を、15、20、30及び45分で望み通りにボウルの上方及び/又は側面から撮った。30又は45分後、残っている自由液体を、秤上の、自重が測定された元の500mlビーカーに注ぎ、液体の重量を記録した。
浸漬性の計算:
初期の水−残された水=吸収された水
例:600g−300g=吸収された水300g
吸収された水/初期の水×100=%吸収
300g/600g×100=50%吸収
典型的な実験の結果を図2に示す。
(実施例3.「中実キブル」に対する「空のキブル」のおいしさ)
中実な伝統的キブルに対する空のキブルのおいしさについて、制御条件下、ネコ及びイヌのパネリストで試験をした。
測定されたパラメータには、提供された各タイプの食品ごとの(例えば、空のキブル対丸いキブル)、毎日測定される食物摂取量;及び体重が含まれた。
消費%は、実際の全(g)消費量とは無関係に、最も消費される食品を反映するので、「好み」を決定するのに最も使用されるパラメータである。
消費された製品Aのg数/(消費された製品A+Bの合計のg数)×100=消費された%製品A
結果を、グラフの形で示す。実施された研究の結果を、図3、図4(イヌ)及び図5(ネコ)に示す。
本発明は、これまで記述され例示された実施形態に限定するものではない。添付される特許請求の範囲内で、変更及び修正を加えることが可能である。
中空コアを有する食品の吸水率を、他の食品と比較して示す図である。ベタ塗りの黒色棒は、2種の同等のペットフード処方物を表し、一方は伝統的な丸い中実キブル、他方は「空のキブル」として中空コアを有するものを表す。空のキブルは、同等の処方物よりも多くの水分を吸収し保持した。 保水性は、中空コアを有する食品のほうが大きい。固定時間経過後の、中空コアを有するペットフード製品(「空のキブル」)から排出される水が、同様に処方された伝統的なペットフード製品(「中実キブル」)から排出される水と比較して示されている。 イヌの離乳処方物を使用した「空のキブル」対「中実キブル」のおいしさを示すグラフである。 伝統的な子イヌ用食品を使用した「空のキブル」対「中実キブル」のおいしさを示すグラフである。 ネコにおける「空のキブル」対「中実」又は「クローバー」キブルのおいしさを示すグラフである。

Claims (65)

  1. 中空コア領域を少なくとも部分的に取り囲む貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、
    前記殻は、外側表面領域及び内側表面領域を有し、これらの表面領域は、湿潤剤に接触可能であり、湿潤剤に曝されると当該食品の再水和が可能になるように形成されている食品。
  2. 前記内側表面領域を有しない、同様に処方された食品に比べて、速い速度で、又は/かつ大きな範囲で再水和が生じる、請求項1に記載の食品。
  3. 前記内側表面領域を有しない、同様に処方された食品に比べて、多くの湿潤剤が所定時間後に保持されている、請求項2に記載の食品。
  4. 哺乳動物の完全なマクロ及びミクロ栄養所要量を提供する、請求項1に記載の食品。
  5. 離乳哺乳動物による摂取用に調製された、請求項1に記載の食品。
  6. 子イヌ又は子ネコ用に処方された、請求項5に記載の食品。
  7. 同種の健康な哺乳動物に比べて咀嚼能力が制限された哺乳動物用に調製された、請求項1に記載の食品。
  8. イヌ又はネコ用に処方された、請求項7に記載の食品。
  9. イヌ又はネコが、成熟しているか高齢である、請求項8に記載の食品。
  10. シリアルベースである、請求項9に記載の食品。
  11. 前記内側表面を有しない、同様に処方された食品に比べて密度が低い、請求項1に記載の食品。
  12. 前記内側表面を有しない、同様に処方された食品に比べて、破壊するのに必要なエネルギーが50%も少ない、請求項1に記載の食品。
  13. 前記内側表面を有しない、同様に処方された食品に比べて、おいしさが改善されている、請求項1に記載の食品。
  14. 健康を損なっているか、病気又は手術から回復中の哺乳動物用に処方された、請求項1に記載の食品。
  15. 前記貯蔵安定な殻が、中空コア領域を部分的に取り囲み、完全には取り囲んでいない、請求項1に記載の食品。
  16. コア領域を少なくとも部分的に取り囲み、完全には取り囲んでいない貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、
    前記殻は外側表面領域及び内側表面領域を有し、前記表面領域は、湿潤剤に曝されると当該食品の再水和が可能になるように形成され、
    前記コア領域は、1種又は複数の追加成分又はこれらの混合物で少なくとも部分的に充填され、前記追加成分は、前記貯蔵安定な殻の製造中又は前記殻の押出成形後に添加され、
    前記食品は、湿潤剤に曝されると再水和し、当該湿潤剤は、押出成形された前記殻の外側表面領域及び内側表面領域の両方に少なくとも部分的に接触可能である食品。
  17. 前記内側表面領域を有しない、同様に処方された食品に比べて、速い速度で、又は/かつ大きな範囲で再水和が生じる、請求項16に記載の食品。
  18. 内側表面領域への湿潤剤の接触が可能になるように形成されていない、同様に処方された食品に比べて、多くの湿潤剤が所定時間後に保持されている、請求項17に記載の食品。
  19. 哺乳動物の完全なマクロ及びミクロ栄養所要量を提供する、請求項16に記載の食品。
  20. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種又はそれらの混合物が、前記殻により画定された前記コア内に噴霧され、詰め込まれ、注入され、又はポンプ注入される、請求項16に記載の食品。
  21. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種又はそれらの混合物が、動物、植物又は微生物である産物又は副産物の1種又は複数を含む、請求項16に記載の食品。
  22. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種又はそれらの混合物が、乳産物、肉又は卵をベースにしているか、これらに由来する成分である動物産物又は副産物を含む、請求項21に記載の食品。
  23. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種又はそれらの混合物が、種子、葉、果物、野菜、塊茎、球根又は茎に由来する植物産物又は副産物を含む、請求項21に記載の食品。
  24. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種又はそれらの混合物が、酵母、藻類、細菌又はカビに由来する微生物産物又は副産物を含む、請求項21に記載の食品。
  25. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種が、粉末状又は粒状成分である、請求項16に記載の食品。
  26. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種が、粉乳、ホエー粉末、卵粉、ブドウ粉、パープルコーンミール、緑藻類、ブルーベリー、獣脂、又はおいしさを上昇させる消化粉末を含む、請求項25に記載の食品。
  27. 前記1種又は複数の追加成分の少なくとも1種が、風味、香り、色、食感、口当たり、おいしさ、満腹感、乳化、水和特性、水分活性安定化又は微生物管理を含む機能的性質を提供する、請求項25に記載の食品。
  28. 3種以上の食感、色、風味、又はこれらの組合せを含む、請求項16に記載の食品。
  29. 前記殻が、約14%未満の重量含水率及び約0.63未満の水分活性を有する、請求項28に記載の食品。
  30. カビの増殖を促進しない、請求項29に記載の食品。
  31. 前記殻が、約25%以下の重量含水率を有し、さらに保湿剤を含む、請求項28に記載の食品。
  32. カビの増殖を促進しない、請求項31に記載の食品。
  33. コア領域を取り囲む貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、
    前記コア領域は、1種又は複数の粒状成分又はそれらの混合物で少なくとも部分的に充填され、前記追加成分は、前記貯蔵安定な殻の製造中に添加される食品。
  34. 3種以上の食感、色、風味、又はこれらの組合せを含む、請求項33に記載の食品。
  35. 前記殻が、約14%未満の重量含水率及び約0.63未満の水分活性を有する、請求項34に記載の食品。
  36. カビの増殖を促進しない、請求項35に記載の食品。
  37. 前記殻が、約25%以下の重量含水率を有し、さらに保湿剤を含む、請求項34に記載の食品。
  38. カビの増殖を促進しない、請求項37に記載の食品。
  39. 1種又は複数の粒状成分の少なくとも1種が植物由来である、請求項33に記載の食品。
  40. 1種又は複数の粒状成分の少なくとも1種が動物由来である、請求項33に記載の食品。
  41. 1種又は複数の粒状成分の少なくとも1種が微生物由来である、請求項33に記載の食品。
  42. 1種又は複数の粒状成分の少なくとも1種が、平均直径が約150μよりも大きい粒子を含む、請求項33に記載の食品。
  43. 朝食用食品、スナック食品、ペットフード又はペットトリートである、請求項33に記載の食品。
  44. 食品分析のための標準的な方法で測定して、タンパク質が少なくとも約26重量%、脂肪が少なくとも約10重量%である、請求項33に記載の食品。
  45. コア領域を取り囲む貯蔵安定な殻を有する押出成形食品であって、
    前記コア領域は、空気以外の1種又は複数の気体成分又はそのような成分の混合物で少なくとも部分的に充填され、前記気体成分は、前記貯蔵安定な殻の製造中又は製造後に添加される食品。
  46. 前記気体成分が、香りを有する少なくとも1種の香気成分を含む、請求項45に記載の食品。
  47. 前記香りが、外殻が破損したときにのみ実質的に放出される、請求項46に記載の食品。
  48. 不快と感じる消費者の都合を考えて、前記香気成分が殻内に区分けされている、請求項47に記載の食品。
  49. 消費時に香りの知覚が最大になるように、前記香気成分が殻内に区分けされている、請求項47に記載の食品。
  50. 前記殻が、約14%未満の重量含水率及び約0.63未満の水分活性を有する、請求項45に記載の食品。
  51. カビの増殖を促進しない、請求項50に記載の食品。
  52. 前記殻が、約25%以下の重量含水率を有し、さらに保湿剤を含む、請求項45に記載の食品。
  53. カビの増殖を促進しない、請求項52に記載の食品。
  54. コア領域を取り囲む貯蔵安定なシリアルベースの殻を有する押出成形食品であって、
    前記コア領域は、1種又は複数の成分或いはそのような成分の1種又は複数の混合物で少なくとも部分的に充填され、前記成分又は混合物は、前記貯蔵安定な殻と一緒に共押出しされる食品。
  55. 前記殻が、約14%未満の重量含水率及び約0.63未満の水分活性を有する、請求項54に記載の食品。
  56. カビの増殖を促進しない、請求項55に記載の食品。
  57. 前記殻が、約25%以下の重量含水率を有し、さらに保湿剤を含む、請求項54に記載の食品。
  58. カビの増殖を促進しない、請求項57に記載の食品。
  59. 3種以上の食感、色、風味、又はこれらの組合せを含む、請求項54に記載の食品。
  60. 前記1種又は複数の成分の少なくとも1種が、植物由来、動物由来又は微生物由来である、請求項59に記載の食品。
  61. 哺乳動物に、栄養的にバランスのとれた食餌を提供する、請求項60に記載の食品。
  62. 一般に認められた食品分析法で測定して、タンパク質を少なくとも約26重量%、脂肪を少なくとも約10重量%含む、請求項61に記載の食品。
  63. 前記1種又は複数の成分の少なくとも1種が、固体、半固体、ミール、スラリー、顆粒、粉末、乳漿、ゲル、液体又は気体を含む、請求項60に記載の食品。
  64. 前記1種又は複数の成分の少なくとも1種が、肉若しくはその副産物、魚若しくはその副産物、海産物若しくはその副産物、卵若しくはそれをベースにした製品、ミルク、チーズ、バター、ホエー、野菜、果物、種子若しくはこれらの一部、微生物抽出物又は微生物副産物、保湿剤、酸味料、抗菌剤、抗真菌剤、甘味料、ゲル化剤、酸化防止剤、スパイス、着香料又は香りを含む、請求項60に記載の食品。
  65. 朝食用食品、スナック食品、ペットフード又はペットトリートである、請求項64に記載の食品。
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