JP2009516980A - 時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置 - Google Patents

時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009516980A
JP2009516980A JP2008542222A JP2008542222A JP2009516980A JP 2009516980 A JP2009516980 A JP 2009516980A JP 2008542222 A JP2008542222 A JP 2008542222A JP 2008542222 A JP2008542222 A JP 2008542222A JP 2009516980 A JP2009516980 A JP 2009516980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
delay
delay time
unit
response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008542222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4824768B2 (ja
Inventor
ヨン−ホ・シン
サン−ジン・イ
バン−ウォン・イ
Original Assignee
エーティーラブ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020050114414A external-priority patent/KR100725894B1/ko
Priority claimed from KR1020050117183A external-priority patent/KR100728654B1/ko
Application filed by エーティーラブ・インコーポレーテッド filed Critical エーティーラブ・インコーポレーテッド
Publication of JP2009516980A publication Critical patent/JP2009516980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4824768B2 publication Critical patent/JP4824768B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means
    • G04F10/005Time-to-digital converters [TDC]
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means
    • G04F10/06Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means by measuring phase

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

本発明は、時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置を提供する。前記回路は、固定遅延時間を有する基準信号と外部から印加される信号のインピーダンス値にしたがって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、基準信号とセンシング信号との間の遅延時間差を算出し、算出された遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータを生成する遅延時間算出及びデータ発生部とを備えることを特徴とする。したがって、外部から印加される信号に応答して可変する遅延時間を用いてデジタルデータを生成するので、時間−デジタル変換回路の大きさを画期的に減少することができる。また、外部ノイズに対する影響も最小化される。

Description

本発明は、時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置に関し、特に、外部の刺激強度によって基準信号とセンシング信号との間の遅延時間差を可変し、外部の刺激強度に相応する値を有するデジタルデータを生成するために可変した遅延時間差を算出する時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置(Time−to−Digital converting circuit and pressure sensing device using the same)に関する。
最近、信号変換回路として広く用いられる電圧−デジタル変換回路は、大きさが可変する外部電圧を受け取ってその大きさの電圧をデジタルデータとして変換する。
図1は、従来の電圧−デジタル変換回路の構成図である。図1を参照すると、従来の電圧−デジタル変換回路2は、電圧発生部3、信号増幅部4、及びA/Dコンバータ5を備える。
ここで、センサ1は、外部の刺激強度によって出力電圧の大きさを可変して電圧−デジタル変換回路2に印加する。
電圧発生部3は、外部電圧(図示せず)を受け取り、信号増幅部4とA/Dコンバータ5との動作のために要求される電圧レベルを有する動作電圧Vdd1、Vdd2を生成する。
信号増幅部4は、電圧発生部3から動作電圧Vdd1を受け取り、センサ1の電圧Viを増幅してA/Dコンバータ5が増幅された電圧Voの大きさを正確に認識できるようにする。
A/Dコンバータ5は、電圧発生部3から供給される動作電圧Vdd2の電圧レベル範囲を所定単位に分解した後、信号増幅部4の出力電圧Voの大きさに対応する電圧レベル範囲を把握し、把握した電圧レベル範囲に相応する値を有するデジタルデータ(例えば、2進コード)を生成する。
上述した従来の電圧−デジタル変換回路2は、外部の刺激強度によって出力電圧の大きさを可変する各種センサと結合して、センサの電気的信号をデジタルデータに変換することができるので、各種分野において多様に活用することができる。
例えば、図1の電圧−デジタル変換回路2は、図2に示すように、外部音源によって生成される音圧にしたがって静電容量Csenを可変する音圧感知素子MICと、バイアス電圧Vbiasと音圧感知素子MICとの間に接続されて可変した静電容量Csenに相応する出力電圧Viを生成するバイアス抵抗Rbiasとで構成されるセンサ1と結合してマイク回路として活用することもできる。
続いて、図2を参照してマイク回路の動作について説明する。
センサ1の音圧感知素子MICは、外部音源によって生成される音圧にしたがって静電容量Csenを可変する。したがって、音圧感知素子MICを介して流れる電流Imは可変した音圧感知素子MICの静電容量ΔCsen×バイアス電圧Vbiasの式にしたがって可変されるので、電圧−デジタル変換回路の入力電圧Viも電流Im×バイアス抵抗Rbiasの式にしたがって大きさを可変する。
そこで、信号増幅部4は、センサ1の入力電圧Viを所定大きさで増幅し、A/Dコンバータ5は増幅された入力電圧Viの電圧レベルに相応する値を有するデジタルデータ(例えば、2進コード)を生成する。
すなわち、図2のマイク回路において、センサ1は音源の音圧にしたがって電圧の大きさを可変し、電圧−デジタル変換回路2はセンサ1の電圧大きさに相応する値を有するデジタルデータを生成する。
このように、従来の電圧−デジタル変換回路2は、電圧を基盤として信号変換動作を遂行し、入力された電圧をデジタルデータに変換するようにした。
しかし、従来の電圧−デジタル変換回路内の信号増幅部4は、センサ1の電圧ViをA/Dコンバータ5が認識できるように増幅するために電圧発生部3から十分な大きさを有する動作電圧を供給されなければならない。また、A/Dコンバータ5もセンサ1の出力電圧Viを正確に認識し分解するためには電圧発生部3から十分な大きさを有する動作電圧を供給されなければならない。
しかしながら、電圧発生部3によって生成できる電圧の大きさは電圧発生部3の電圧発生容量及び装置大きさに比例するので、十分な大きさを有し、かつ電圧発生部3によって生成可能な電圧を生成するために電圧発生部3はこれに相応する電圧発生容量及び大きさを確保しなければならなかった。
結果的に、電圧−デジタル変換回路の大きさが微細工程を要する高集積システムオンチップ(system on the chip:SoC)回路に適用されて縮小されて、電圧発生部3が十分な大きさの電圧を生成するための電圧発生容量及び大きさを確保することができなければ、電圧発生部3は電圧−デジタル変換回路が必要とする大きさを有する電圧を生成できない。
したがって、従来の電圧−デジタル変換回路が高集積SoC回路に適用される場合、電圧発生部3が十分な大きさと容量を有する電圧を生成できず、電圧−デジタル変換回路の性能が急激に低下し、最悪の場合には電圧−デジタル変換回路に誤動作を引き起こすこともある。
すなわち、従来の電圧−デジタル変換回路は、相対的に大きいサイズを有するアナログ回路(特に、電圧発生回路)に実現されるので、SoCのような高集積回路には電圧−デジタル変換回路を適用しにくかった。また、電圧−デジタル変換回路の動作性能はアナログ回路の特性のため外部ノイズに非常に敏感である。
上述の問題を解決するための本発明の目的は、外部の刺激強度によって基準信号とセンシング信号との間の遅延時間差を可変し、可変された遅延時間差を算出して、外部の刺激強度に相応する値を有するデジタルデータを生成して、減少した大きさと向上した外部ノイズ特性とを有する時間−デジタル変換回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記時間−デジタル変換回路を用いた圧力感知装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の第1様態による時間−デジタル変換回路は、プログラマブル固定遅延時間を有する基準信号と外部から印加される信号のインピーダンスにしたがって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、基準信号とセンシング信号との間の遅延時間差を算出し、算出された遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータを生成する遅延時間算出及びデータ発生部と、を備える。
このとき、外部から印加される信号のインピーダンスは、静電容量、抵抗値、及び誘導容量のうちのいずれか一つである。
遅延時間可変部は、測定信号を生成する測定信号発生部と、測定信号を所定時間遅延させて基準信号を生成する固定遅延部と、外部から印加される信号のインピーダンス値に応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間にしたがって測定信号を遅延させてセンシング信号を生成する可変遅延部と、を備え、遅延時間算出及びデータ発生部は、基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号とセンシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号とを生成する制御信号発生部と、クロック信号を生成するクロック信号発生部と、カウンティングスタート信号に応答してクロック信号の発生個数を算出し始め、カウンティング終了信号に応答して算出したクロック信号の発生個数に相応する値を有するデジタルデータを生成するカウンタと、を備える。また、遅延時間算出及びデータ発生部は、基準信号の第2状態に応答してクロッキングされるリード信号とセンシング信号の第2状態に応答してクロッキングされるリセット信号とを生成する制御信号発生部と、基準信号をそれぞれ異なった時間で遅延させて互いに異なった遅延時間を有する遅延信号を生成する遅延信号発生部と、遅延信号に応答してセンシング信号をラッチし、ラッチされたセンシング信号をデコーディングしてデジタルデータを生成するデジタルデータ発生部と、を備える。
遅延時間可変部は、測定信号を生成する測定信号発生部と、測定信号を所定時間遅延させて基準信号を生成する固定遅延部と、外部から印加される信号のインピーダンスと遅延時間算出及びデータ発生部からフィードバックされるデジタルデータとに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間にしたがって測定信号を遅延させてセンシング信号を生成する可変遅延部と、を備え、遅延時間算出及びデータ発生部は、基準信号に応答してセンシング信号をラッチするラッチ回路と、デジタルデータの値を順に増減させながら可変遅延部にフィードバックし、ラッチ回路の出力信号が第1レベルから第2レベルに可変する時点のデジタルデータ値を取得して出力するカウンタ回路と、を備えることもできる。
前記目的を達成するための本発明の第2様態による時間−デジタル変換回路は、プログラマブル固定の遅延時間を有する基準信号と外部から印加される信号の電圧にしたがって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、基準信号とセンシング信号との間の遅延時間差を算出し、算出された遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータを生成する遅延時間算出及びデータ発生部と、を備える。
遅延時間可変部は、測定信号を生成する測定信号発生部と、測定信号を所定時間遅延させて基準信号を生成する固定遅延部と、外部から印加される信号の電圧と遅延時間算出及びデータ発生部からフィードバックされるデジタルデータとに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間にしたがって測定信号を遅延させてセンシング信号を生成する可変遅延部と、を備え、遅延時間算出及びデータ発生部は、基準信号に応答してセンシング信号をラッチするラッチ回路と、デジタルデータの値を順に増減させながら可変遅延部にフィードバックし、ラッチ回路の出力信号が第1レベルから第2レベルに可変する時点のデジタルデータ値を取得して出力するカウンタ回路と、を備える。
また、遅延時間可変部は、測定信号を生成する測定信号発生部と、測定信号を所定時間遅延させて基準信号を生成する固定遅延部と、外部から印加される信号の電圧に応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって測定信号を遅延させてセンシング信号を生成する可変遅延部と、を備え、遅延時間算出及びデータ発生部は、基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号とセンシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号とを生成する制御信号発生部と、クロック信号を生成するクロック信号発生部と、カウンティングスタート信号に応答してクロック信号の発生個数を算出し始め、カウンティング終了信号に応答して算出されたクロック信号の発生個数に相応する値を有するデジタルデータを生成するカウンタと、を備えることができる。
前記他の目的を達成するための本発明の圧力感知装置は、外部から印加される圧力強さに応答して可変するインピーダンスを有する圧力センサと、プログラマブル固定遅延時間を有する基準信号と圧力センサのインピーダンスにしたがって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、基準信号とセンシング信号との間の遅延時間差を算出し、算出された遅延時間差に相応する値を有する圧力データを生成する圧力データ発生部と、を備える。
このとき、圧力センサのインピーダンスは、静電容量、抵抗値、及び誘導容量のうちのいずれか一つである。
本発明の時間−デジタル変換回路は、外部の刺激強度によってセンシング信号の遅延時間を可変し、可変した遅延時間にしたがってデジタルデータを生成する。よって、時間−デジタル変換回路の大きさは、アナログ回路を必要としないので十分に減少することができ、外部ノイズによる影響も最小化することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の時間−デジタル変換回路について説明する
図3は、本発明の第1実施形態に係る時間−デジタル変換回路を示す構成図である。
図3を参照すると、時間−デジタル変換回路は、遅延時間可変部30と遅延時間算出及びデータ発生部40とを備え、遅延時間可変部30は、測定信号発生部31、可変遅延部32、及び固定遅延部33を備える。
ここで、センサ10は外部の刺激強度によってインピーダンス値Isenを可変する。したがって、外部の刺激強度によって静電容量、誘導容量、または抵抗値が可変されるあらゆる種類の素子がセンサ10として活用することができる。
以下、各構成要素の機能について説明する。
遅延時間可変部30は、センサ10のインピーダンスIsenに比例する遅延時間差を有する基準信号refとセンシング信号senとを生成する。そのために測定信号発生部31は、第1時間を周期としてクロッキングされる測定信号inを生成して可変遅延部32及び固定遅延部33のそれぞれに印加し、可変遅延部32は、センサ10と電気的に接続して、測定信号inを可変遅延部32自体のインピーダンスとセンサ10のインピーダンスとに応答して遅延させてセンシング信号senを生成し、固定遅延部33は、測定信号inを固定遅延部33自体のインピーダンス値にしたがって遅延させて基準信号refを生成する。
遅延時間算出及びデータ発生部40は、基準信号ref及びセンシング信号senを受信して、基準信号refとセンシング信号senとの間の遅延時間差を算出し、算出された遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータを生成する。本発明ではデジタルデータが2進コード形式を有するようにする。
図4ないし図6は、本発明の実施形態に係る遅延時間可変部30の詳細回路図である。
図4の遅延時間可変部30aは外部の刺激強度によって静電容量が可変するセンサ10と結合して動作する回路であり、図5の遅延時間可変部30bは外部の刺激強度によって抵抗値が可変するセンサ10と結合して動作する回路であり、図6の遅延時間可変部30cは外部の刺激強度によって誘導容量が可変するセンサ10と結合して動作する回路である。
まず、図4の遅延時間可変部30aについて説明する。
図4において、測定信号発生部31aは、第1時間を周期にクロッキングされるクロック信号を生成するクロック発生回路に実現し、可変遅延部32aは、測定信号発生部31と遅延時間算出及びデータ発生部40との間に直列接続された抵抗R及びバッファBと、バッファBと接地電圧GNDとの間に接続されるキャパシタCとで構成され、センサ10は可変遅延部32aのキャパシタCと並列に接続される。そして、固定遅延部33aは、測定信号発生部31aと遅延時間算出及びデータ発生部40との間に直列接続された抵抗R及びバッファB、そしてバッファBと接地電圧GNDとの間に接続されるキャパシタCで構成される。
そこで、可変遅延部32aの遅延時定数tsenは「抵抗R×(キャパシタC+センサ10の静電容量Csen)」となり、固定遅延部33aの遅延時定数trefは「抵抗R×キャパシタC」となって、可変遅延部32aと固定遅延部33aとの間の遅延時定数差tdiffは「抵抗R×センサ10の静電容量Csen」となる。
このとき、センサ10に外部刺激が印加されない場合には、可変遅延部32a及び固定遅延部33aのそれぞれが測定信号inを互いに等しい時間の間遅延するように、可変遅延部32aのインピーダンスが固定遅延部33aのインピーダンスとマッチされなければならない。すなわち、固定遅延部33aのインピーダンスR、Cが、センサ10に外部刺激が印加されない場合の可変遅延部32aのインピーダンスR、Cと等しくなるようにする。よって、図7に示すように、外部刺激がセンサ10に印加されないためにセンサ10の静電容量Csenが生成されない場合、固定遅延部33aと可変遅延部32aとの間の遅延時定数差tdiffは0となって、固定遅延部33aと可変遅延部32aとは等しい遅延時間を有する基準信号refとセンシング信号senとを生成する。
一方、センサ10に外部刺激が印加されて外部の刺激強度に比例される値を有するセンサ10の静電容量Csenが生成された場合、固定遅延部33aと可変遅延部32aとの間の遅延時定数差tdiffは「抵抗R×センサ10の静電容量Csen」となり、これによって可変遅延部32aは固定遅延部33aの基準信号refより遅延時定数差tdiffほどさらに遅延したセンシング信号senを生成する。
ここで、固定遅延部33aの抵抗R及び静電容量Cは、可変遅延部32aの抵抗R及び静電容量Cと等しい。しかし、抵抗及び静電容量を異なるようにすることもできる。抵抗及び静電容量を異なるようにすると、遅延時定数車tdiffにオフセット値を有する。例えば、このオフセット値は装置の許容誤差を補償するために用いられる。静電容量Csenに外部刺激がない場合、オフセット電圧は基準信号refとセンシング信号senとの間の遅延時間差を形成させないために用いられる。このような考案のために、抵抗や静電容量のいずれもプログラム的に調節できるようにすることができる。
続いて、図5の遅延時間可変部30bについて説明する。
図5において、測定信号発生部31bは、第1時間を周期にクロッキングされるクロック信号を生成するクロック発生回路として実現し、可変遅延部32bは、測定信号発生部31bと遅延時間算出及びデータ発生部40との間に接続されたバッファBと、バッファBと接地電圧GNDとの間に接続されたキャパシタCとで構成され、センサ10は、測定信号発生部31bとキャパシタCとの間に接続される。そして、固定遅延部33bは、測定信号発生部31bと遅延時間算出及びデータ発生部40との間に直列接続された抵抗R及びバッファB、そしてバッファBと接地電圧GNDとの間に接続されたキャパシタCで構成される。
それで、可変遅延部32bの遅延時定数tsenは「センサ10の抵抗値Rsen×キャパシタC」となり、固定遅延部33bの遅延時定数trefは「抵抗R×キャパシタC」となって、可変遅延部32bと固定遅延部33b間の遅延時定数差tdiffは「(センサ10の抵抗値Rsen−抵抗R)×キャパシタC」となる。
このとき、センサ10に外部刺激が印加されない場合には、可変遅延部32b及び固定遅延部33bが測定信号inを同一時間遅延するように、可変遅延部32b、固定遅延部33b、及びセンサ10間のインピーダンスをマッチングさせる。すなわち、固定遅延部33bのインピーダンスR、Cが、センサ10に外部刺激が印加されない場合のセンサ10及び可変遅延部32bのインピーダンスRsen、Cと等しくなるようにする。
したがって、図4の遅延時間可変部30aのように、外部刺激がセンサ10に印加されず、センサ10の抵抗値Rsenと固定遅延部33bの抵抗Rの抵抗値とが等しい場合には、固定遅延部33bと可変遅延部32bとの間の遅延時定数差tdiffは0となり、固定遅延部33b及び可変遅延部32bは、等しい遅延時間を有する基準信号ref及びセンシング信号senを生成する。
一方、センサ10に外部刺激が印加されて、センサ10の抵抗値Rsenが増加された場合には、固定遅延部33bと可変遅延部32bとの間の遅延時定数差tdiffは「センサ10の抵抗値の増加分ΔRsen×キャパシタC」になり、これによって可変遅延部32bは固定遅延部33bの基準信号refより遅延時定数差tdiffほどさらに遅延したセンシング信号senを生成する。
もし抵抗値Rsenが外部刺激に比例し、ネガティブ(negative)刺激であれば、遅延時定数差tdiffはネガティブとなることができる。そして、多様な抵抗センサが適用できるように、固定遅延部33bの抵抗はプログラム的に調節することができる。
最後に、図6の遅延時間可変部30について説明する。
図6において、測定信号発生部31cは、第1時間を周期にクロッキングされるクロック信号を生成するクロック発生回路として実現され、可変遅延部32cは、測定信号発生部31cと遅延時間算出及びデータ発生部40との間に接続されたバッファBと、バッファBと接地電圧GNDとの間に接続された抵抗Rとで構成され、センサ10が、測定信号発生部31cとバッファBとの間に接続される。そして、固定遅延部33cは、測定信号発生部31cと遅延時間算出及びデータ発生部40との間に直列接続されたインダクタL及びバッファB、そしてバッファBと接地電圧GNDとの間に接続された抵抗Rで構成される。
そこで、可変遅延部32cの遅延時定数tsenは「センサ10の誘導容量Lsen/抵抗R」となり、固定遅延部33cの遅延時定数trefは「インダクタL/抵抗R」となって、可変遅延部32cと固定遅延部33cとの間の遅延時定数差tdiffは「(センサ10の誘導容量Lsen−インダクタL)/抵抗R」となる。
このとき、センサ10に外部刺激が印加されない場合には、可変遅延部32c及び固定遅延部33cが、測定信号inを同一時間遅延させるように、可変遅延部32c、固定遅延部33c、及びセンサ10間のインピーダンスをマッチングさせる。すなわち、固定遅延部33cのインピーダンスL、Rが、センサ10に外部刺激が印加されない場合のセンサ10及び可変遅延部32cのインピーダンスLsen、Rと等しくなるようにする。
これに加え、図4の遅延時間可変部30aのように、外部刺激がセンサ10に印加されず、センサ10の誘導容量Lsenと固定遅延部33cのインダクタLの誘導容量とが等しい場合には、固定遅延部33cと可変遅延部32cとの間の遅延時定数差tdiffは0になって、固定遅延部33c及び可変遅延部32cは、等しい遅延時間を有する基準信号ref及びセンシング信号senを生成する。
一方、センサ10に外部刺激が印加されて、センサ10の誘導容量Lsenが増加された場合には、固定遅延部33cと可変遅延部32cとの間には「センサ10の誘導容量ΔLsenの増加分/抵抗R」ほどの遅延時定数差tdiffが生じる。ゆえに可変遅延部32cは固定遅延部33cの基準信号refより遅延時定数差tdiffほどさらに遅延したセンシング信号senを生成する。
図7に示すように、本発明の実施形態に係る遅延時間可変部30a、30b、30cは、外部の刺激強度によってセンサ10のインピーダンス値(静電容量、抵抗値、誘導容量)が可変されると、可変したインピーダンス値にしたがって基準信号refとセンシング信号senとの間の遅延時間差tdiffを可変する。
本発明は、以下の説明の遅延時間算出及びデータ発生部40を用いて基準信号refとセンシング信号senとの間の遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータ(例えば、2進コード)を生成する。
図8は、図3の遅延時間算出及びデータ発生部の第1実施形態に係る詳細回路図である。
図8を参照すると、遅延時間算出及びデータ発生部40aは、カウンティングスタート信号発生部41、カウンティング終了信号発生部42、カウンティングクロック信号発生部43、及びカウンティング回路44を備える。
カウンティングスタート信号発生部41は、基準信号refを遅延させるインバータI1、I2と、インバータI1、I2によって遅延された基準信号refと遅延されない基準信号refとを排他的論理和して、基準信号refの上昇及び下降エッジに同期してクロッキングされる信号を生成するXORゲートXOR1と、XORゲートXOR1の出力信号と基準信号refとを論理積して基準信号refの上昇エッジに同期してクロッキングされるカウンティングスタート信号startを生成するANDゲートAND1とで構成され、カウンティング終了信号発生部42は、センシング信号senを遅延させるインバータI3、I4と、インバータI3、I4によって遅延されたセンシング信号senと遅延されないセンシング信号senとを排他的論理和して、センシング信号senの上昇及び下降エッジに同期してクロッキングされる信号を生成するXORゲートXOR2と、XORゲートXOR2の出力信号とセンシング信号senとを論理積してセンシング信号senの上昇エッジに同期してクロッキングされるカウンティング終了信号endを生成するANDゲートAND2とで構成される。
このとき、カウンティングスタート信号発生部41及びカウンティング終了信号発生部42は、同一インバータを使用するようにして、インバータI1、I2、I3、I4によって遅延される信号の遅延時間を等しくする。
そして、カウンティングクロック信号発生部43は、第2時間を周期にクロッキングされるカウンティングクロック信号cnt_clkを生成するクロック発生回路として実現され、カウンティング回路44は、カウンティングスタート信号startに応答してカウンティングクロック信号cnt_clkの個数をカウンティングし始め、カウンティング終了信号endに応答してカウンティング動作を終了し、その時までカウンティングされたカウンティングクロック信号cnt_clkの個数に対応する値を有する2進コードを生成するカウンタとして実現される。このとき、カウンタの回路構成は公知技術によるものであり、これに関する詳細な説明は省略する。
このとき、カウンティングクロック信号cnt_clkは、測定信号inの一周期(第1時間)を所定単位(M、Mは自然数)で分解するための信号であるので、測定信号inの周期より小さい周期を有するようにする。好ましくは、カウンティングクロック信号cnt_clkの周期(第2時間)は測定信号inの一周期(第1時間)/Mになるようにする。
以下、図9を参照して図8の遅延時間算出及びデータ発生部40aの動作について説明する。
遅延時間算出及びデータ発生部40aに同一の遅延時間を有する基準信号ref及びセンシング信号senが印加されると、カウンティングスタート信号発生部41のカウンティングスタート信号startとカウンティング終了信号発生部42のカウンティング終了信号endとが同時にクロッキングされる。
カウンティング回路44は、同時にクロッキングされるカウンティングスタート信号start及びカウンティング終了信号endによって生成されるカウンティングクロック信号cnt_clkの個数をカウンティングすることができず、よって、0の値を有する2進コードを生成して出力する。
一方、遅延時間算出及びデータ発生部40aに互いに遅延時間差tdiffを有する基準信号ref及びセンシング信号senが印加されると、カウンティングスタート信号発生部41のカウンティングスタート信号startが先にクロッキングされ、遅延時間差tdiffに相当する時間が経過した後に、カウンティング終了信号発生部42のカウンティング終了信号endがクロッキングされる。
したがって、カウンティング回路44は、カウンティングスタート信号startに応答してカウンティングクロック信号cnt_clkの個数をカウンティングし始め、カウンティング終了信号endに応答して算出されたカウンティングクロック信号cnt_clkのカウンティング動作を終了した後、それまでにカウンティングされたカウンティングクロック信号cnt_clkの個数に対応する値を有する2進コードを生成して出力する。
例えば、カウンティング回路44が3ビットの2進コードを生成する回路であって、算出されたカウンティングクロック信号の発生個数が4であれば、カウンティング回路44は100の2進コードを生成して出力する。
このように遅延時間算出及びデータ発生部40aは、基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差tdiffによってカウンティングスタート信号start及びカウンティング終了信号endの発生時間を決定して、カウンティング回路44が基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差tdiffをカウンティングすることができるようにする。
ここで、すべての装置は完璧にマッチしたものとして仮定する。しかし、外部刺激がない場合にも小さい遅延時間差を有するのは当然である。装置のミスマッチを補償し、多様なセンサを適用するために固定遅延部や可変遅延部のうちのいずれか一つをプログラマブルようにすることも有用である。
図10は、図3の遅延時間算出及びデータ発生部の第2実施形態に係る回路図である。
図10を参照すると、遅延時間算出及びデータ発生部40bは、リード信号発生部45、リセット信号発生部46、遅延信号発生部47、温度計コード発生部48、及び2進コードデコーダ49を備える。
リード信号発生部45は、基準信号refを反転及び遅延させるインバータI1と、センシング信号senを遅延させるインバータI2、I3と、反転及び遅延された基準信号refと遅延されたセンシング信号senとを論理積して、反転及び遅延された基準信号refの上昇エッジに同期してクロッキングされるリード信号readを生成するANDゲートAND1とで構成され、リセット信号発生部46は、センシング信号senを遅延させるインバータI4、I5と、遅延されたセンシング信号senと遅延されないセンシング信号senとを排他的論理和してセンシング信号senの上昇及び下降エッジに同期してクロッキングされる信号を生成するXORゲートXORと、XORゲートXORの出力信号と遅延されたセンシング信号senとを論理積して遅延されたセンシング信号senの下降エッジに同期してクロッキングされるリセット信号resetを生成するANDゲートAND2とで構成される。
このとき、リード信号readは、偶数個のインバータI2、I3及びANDゲートAND1を介して生成されるのに対し、リセット信号resetは、偶数個のインバータI4、I5、XORゲートXOR、及びANDゲートAND2を介して生成されるので、リード信号readがリセット信号resetよりも先にクロッキングされる特徴を有する。すなわち、リセット信号resetがリード信号readよりもさらに一つの論理ゲートXORを経過して生成されるので、リード信号readがリセット信号resetよりも先にクロッキングされる。
遅延信号発生部47は、互いに直列接続して基準信号refを遅延させて複数個の遅延信号delay1〜delay7を生成する複数個の遅延素子D1〜D7で構成され、温度計コード発生部48は、遅延信号delay1〜delay7に応答してセンシング信号senをラッチして複数個の出力信号Q1〜Q7を生成し、かつリセット信号resetによってリセットされる複数個のディーフリップフロップD−FF1〜D−FF7と、複数個のディーフリップフロップD−FF1〜D−FF7の出力信号Q1〜Q7とリード信号readとを否定論理積して温度計コードを生成する複数個のNANDゲートNAND1〜NAND7とで構成され、2進コードデコーダ49は、温度計コードを2進コードに変換する2進コードデコーダに実現される。このとき、温度計コードを2進コードに変換する2進コードデコーダの回路構成は公知の技術によるものであり、これに関する詳細な説明は省略する。
以下、図11を参照して図10の遅延時間算出及びデータ発生部40bの動作について説明する。
遅延時間算出及びデータ発生部40bは、同一の遅延時間を有する基準信号ref及びセンシング信号senを受信すると、次のように動作する。
遅延信号発生部47は、複数個の遅延素子D1〜D7を介して基準信号refを遅延させて互いに異なる遅延時間を有する複数個の遅延信号delay1〜delay7を生成し、すべてのディーフリップフロップD−FF1〜D−FF7は、遅延信号delay1〜delay7のそれぞれの上昇エッジに同期してハイレベルを有するセンシング信号senをラッチしてハイレベルの出力信号Q1〜Q7を生成する。
所定の時間が経過して、リード信号readがクロッキングされると、複数個のNANDゲートNAND1〜NAND7は、リード信号readと複数個の出力信号Q1〜Q7とを否定論理積して0000000値を有する温度計コードを生成する。これに、2進コードデコーダ49は、0000000値を有する温度計コードを受信し、受信した温度計コードを以下の[表1]によって2進コード000に変換して出力する。
しかし、遅延時間算出及びデータ発生部40bに遅延時間差tdiffを有する基準信号ref及びセンシング信号senが印加されると、一部のディーフリップフロップD−FF1は、センシング信号senの遅延時間よりも小さい遅延時間を有する遅延信号delay1を受信し、残りのディーフリップフロップD−FF2〜D−FF7は、センシング信号senの遅延時間よりも長い遅延時間を有する遅延信号delay2〜delay7を受信することになる。
したがって、一部のディーフリップフロップD−FF1は、ローレベルのセンシング信号senをラッチしてローレベルの信号Q1を生成し、残りのディーフリップフロップD−FF2〜D−FF7は、以前のようにハイレベルのセンシング信号senをラッチしてハイレベルの信号Q2〜Q7を生成する。
所定時間が経過して、リード信号readがクロッキングされると、複数個のNANDゲートNAND1〜NAND7は、複数個のディーフリップフロップD−FF1〜D−FF7の出力信号Q1〜Q7に応答して1000000の温度計コードを生成する。すなわち、基準信号refとセンシング信号senとの間の遅延時間差に相応する値である1000000の温度計コードを生成する。
2進コードデコーダ49は、遅延時間差に相応する値である1000000の温度計コードを受信し、温度計コードを以下の[表1]によって2進コード001に変換して出力する。
Figure 2009516980
このように遅延時間算出及びデータ発生部40bは、基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差tdiffによって複数個のディーフリップフロップD−FF1〜D−FF7が互いに異なるレベルを有するセンシング信号senを有するようにして基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差tdiffを算出することができる。
上述では外部の刺激強度によってインピーダンス値を可変する各種センサと結合することのできる時間−デジタル変換回路について説明したが、以下においては外部の刺激強度によって電圧の大きさを可変する各種センサと結合することのできる時間−デジタル変換回路について説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る時間−デジタル変換回路の構成図である。
図12を参照すると、時間−デジタル変換回路60は、遅延時間可変部70と遅延時間算出及びデータ発生部80とを備え、遅延時間可変部70は、測定信号発生部71、可変遅延部72、及び固定遅延部73を備える。そして、センサ50は、従来のセンサ1のように外部の刺激強度によって電圧の大きさを可変するセンサである。
以下、各構成要素の機能について説明する。
遅延時間可変部70は、電圧出力型センサ50から出力される電圧の大きさと遅延時間算出及びデータ発生部80からフィードバックされるデジタルデータとに応答して、基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差を可変する。
ここで、フィードバックされるデジタルデータは、可変遅延部72または固定遅延部73のいずれか一つに用いられる。もし遅延時間差が遅延時間算出及びデータ発生部80の範囲を超えると、可変遅延部72または固定遅延部73のうちのいずれか一つがオフセット遅延時間を提供するためにプログラムされる。例えば、大きい外部刺激は、大きすぎる遅延時間差を生じさせ、遅延時間算出及びデータ発生部80を適用することができない。したがって、固定遅延部73は大きいオフセット遅延値を追加するためにプログラムされる。オフセット遅延は、図4の固定遅延部33aの抵抗Rをさらに大きい抵抗に交換するか、図10の遅延素子D1のようなデジタル遅延素子を追加して形成することができる。
測定信号発生部71は、第1時間を周期にクロッキングされる測定信号inを生成して可変遅延部72及び固定遅延部73のそれぞれに印加し、可変遅延部72は、電圧出力型センサ50と電気的に接続されて、電圧出力型センサ50から出力される電圧の大きさと遅延時間算出及びデータ発生部80からフィードバックされるデジタルデータとによって遅延成分を可変し、可変された遅延成分によって測定信号inを遅延させてセンシング信号senを生成し、固定遅延部73は、固定された遅延成分によって測定信号inを遅延させて基準信号refを生成する。
また、遅延時間算出及びデータ発生部80でフィードバックされるデジタルデータは固定遅延部73をプログラムするために用いられるのは当然である。
遅延時間算出及びデータ発生部80は、デジタルデータの値を順に減少または増加させて可変遅延部72の遅延成分を調整し、基準信号refの遅延時間とセンシング信号senの遅延時間とが等しくなり始めた時のデジタルデータを取得して出力する。図12のフィードバックは、遅延時間算出及びデータ発生部80の出力が可変遅延部72でフィードバックされるようにしてデジタルデータを生成する時間を減らすことができる。これは現在入力された信号の値を以前入力された信号の値で差し引いて増加した値(または減少した値)を算出するデルタモジュレーター(delta modulator)として用いる測定方法であり、詳細な説明は省略する。
電圧出力型センサ50の電圧大きさによって基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差を算出する回路を、図8または図10の遅延時間算出及びデータ発生部として代替することもできるのは当然である。
図13は、図12の時間−デジタル変換回路の詳細回路図を示す第1実施形態を示すものである。
図13を参照すると、測定信号発生部71は、第1時間を周期にクロッキングされるクロック信号を生成するクロック発生回路として実現し、可変遅延部72は、測定信号発生部71と遅延時間算出及びデータ発生部80との間に直列接続された抵抗R1、バッファB1、及び可変遅延チェーンVDCと、バッファB1と電圧出力型センサ50との間に直列接続されたキャパシタC1及びスイッチSWとで構成される。このときの可変遅延チェーンVDCは、直列接続され、かつ遅延時間算出及びデータ発生部80のデジタルデータによって動作が決定される複数個の遅延素子(図示せず)で構成され、スイッチSWは、固定遅延部73のバッファB2の出力信号の電圧レベルによってセンサ50とキャパシタC1との接続可否を決定する。固定遅延部73は、測定信号発生部71と遅延時間算出及びデータ発生部80との間に直列接続された抵抗R2、バッファB2、及び固定遅延チェーンFDCと、バッファB2と接地電圧GNDとの間に接続されるキャパシタC2とで構成される。
好ましくは、センサ50の出力信号が第1キャパシタC1に印加されない場合は、第1抵抗R1及び第1キャパシタC1による遅延時間が、第2抵抗R2及び第2キャパシタC2による遅延時間と相違するように各抵抗及びキャパシタの値を設定するようにする。これはセンサ50の出力電圧Vsenを安定的に感知するためのであり、図13においては第1及び第2キャパシタC1、C2は同一の静電容量を備えるようにするが、第1抵抗R1が第2抵抗R2よりも大きい抵抗値を有するようにして、第1抵抗R1及び第1キャパシタC1による遅延時間を第2抵抗R2及び第2キャパシタC2による遅延時間よりも大きくする。
また、必要によっては固定遅延チェーンFDCの遅延成分を可変遅延チェーンVDCの最小遅延成分と相違するように設定して前記効果を得ることもできる。ここで可変遅延チェーンVDCの最小遅延成分は、フィードバックされるデジタルデータの値とは関係なく、可変遅延チェーンVDCが基本的に有している遅延成分を意味する。
固定遅延チェーンFDCの遅延成分は、初期電源供給時あるいは必要によって外部制御装置(図示せず)によって設定され、電圧出力型センサ50のオフセット電圧が発生した場合にオフセット電圧を補償するか、デジタルデータの0点を合わせる役割を行う。
遅延時間算出及びデータ発生部80は、固定遅延部73の基準信号refに応答して可変遅延部72のセンシング信号senをラッチして出力信号Qを生成するディーフリップフロップ81と、ディーフリップフロップ81の出力によってデジタルデータの出力値を減少または増加させるアップダウンカウンタ82と、第2時間を周期にクロッキングされるカウンティングクロック信号cnt_clkを生成するカウンティングクロック信号発生部83とで構成される。
以下、図14を参照して図13の時間−デジタル変換回路60の動作について説明する。
第1及び第2キャパシタC1、C2は、第1及び第2抵抗R1、R2を介して伝送される測定信号inの電圧レベルによって充/放電動作を遂行する。
第1抵抗R1が第2抵抗R2よりもさらに大きい抵抗値を有するので、基本的に第2キャパシタC2の充/放電動作スタート時間は第1キャパシタC1の充/放電動作スタート時間よりも早く、これによってプリ−基準信号pre_refの信号遷移時間はプリ−センシング信号pre_senの信号遷移時間よりも早くなる。
ここで、第1及び第2抵抗R1、R2の抵抗値差によって基本的に生じるプリ−基準信号pre_refとプリ−センシング信号pre_senとの間の遅延時間差を基準遅延時間差trefであるという。
このような状態において、時間−デジタル変換回路は電圧出力型センサ50の出力電圧Vsenによって次のように動作する。
測定信号inがローレベルからハイレベルに遷移されると、第2キャパシタC2が先に充電動作を行い、第1キャパシタC1が引き継いで充電動作を行う。これによって、第2バッファB2がローレベルからハイレベルに遷移されるプリ−基準信号pre_refを生成した後、基準遅延時間差trefに相応する時間が経過すると第1バッファB1もローレベルからハイレベルに遷移するプリ−センシング信号pre_senを生成する。
そして、測定信号inが、再びハイレベルからローレベルに遷移されると、再び第2キャパシタC2が先に放電動作を行い、第1キャパシタC1が引き継いで放電動作を行う。これによって、第2バッファB2が先にローレベルからハイレベルに遷移するプリ−基準信号pre−refを生成すると、スイッチSWは第1キャパシタC1とセンサ50とを接続し、第1キャパシタC1にセンサ50の出力電圧Vsenがさらに入力される。
結果的に、第1キャパシタC1の放電時間が遅延され、第1バッファB1のプリ−センシング信号pre_senがハイレベルからローレベルに遷移する時間も遅延される。
センサ50に外部刺激が印加されないためにセンサ50が出力電圧Vsenを生成しない場合、第1キャパシタC1はセンサ50の出力電圧Vsenをそれ以上充電しないので、第1バッファB1は基準遅延時間差trefによる時間が経過した後にハイレベルからローレベルに遷移するプリ−センシング信号pre_senを生成する。
一方、センサ50に外部刺激が印加されてセンサ50が外部刺激強度に相応する出力電圧Vsenを生成する場合、第1キャパシタC1はセンサ50の出力電圧Vsenをさらに充電する。これによって第1バッファB1は、基準遅延時間差tref及び可変遅延時間差tdiffによる時間が経過した後、ハイレベルからローレベルに遷移するプリ−センシング信号pre−senを生成する。
ここで、可変遅延時間差tdiffは、センサ50の出力電圧Vsenをさらに充電することによって、生成されるプリ−基準信号pre_refとプリ−センシング信号pre_senとの間の遅延時間差を意味する。そして、固定遅延チェーンFDC及び可変遅延チェーンVDCは、プリ−基準信号pre−refとプリ−センシング信号pre−senとの間の基準遅延時間差trefを補償して、可変遅延時間差tdiffを有してハイレベルからローレベルに遷移する基準信号ref及びセンシング信号senを生成する。
ディーフリップフロップ81は、基準信号refの下降エッジに同期してセンシング信号senをラッチし、アップダウンカウンタ82は、ディーフリップフロップ81の出力信号がハイレベルならデジタルデータ値を順に減少させながらハイレベルの信号が発生する時点のデジタルデータ値を取得して出力し、ローレベルならデジタルデータ値を順に増加させながらハイレベルの信号が発生する時点のデジタルデータ値を取得して出力する。
このように、図13において、電圧出力型センサ50の出力電圧が外部の刺激強度によって可変されると、時間−デジタル変換回路60は、これを感知して可変遅延時間差tdiffを可変した後、アップダウンカウンタ82のデジタルデータ値を可変させながら可変デジタルデータ値を可変遅延チェーンVDCにフィードバックしてセンシング信号senと基準信号refとの時間遅延差tdiffを算出する。
図13では、電圧出力型センサ50の出力電圧が一定である場合に、前記フィードバックによってセンシング信号senと基準信号refとの時間遅延差によってディーフリップフロップ81の出力が測定信号inのパルスごとに、1と0に変わってデジタルデータの最下位ビットがいつも変わる。これを補償することは、従来のデルタモジュレーター方式のアナログデジタルコンバータ(analog−to−digital converter)で用いられる測定方法を適用すれば良いので、ここでの詳細な説明は省略する。
図15は、本発明の一実施形態に係る時間−デジタル変換回路を用いるマイク回路を示す図である。この場合、センサ110は外部音源の音圧によって静電容量を可変する特徴を有するので、図15の時間−デジタル変換回路は、遅延時間可変部120を図4の遅延時間可変部70aとして実現し、遅延時間算出及びデータ発生部130を図8の遅延時間算出及びデータ発生部40aとして実現する。
勿論、図8の遅延時間算出及びデータ発生部40aを図10の遅延時間算出及びデータ発生部40bとして代替されるのは当然である。
図4に説明したように、センサ110が外部音源の音圧によって静電容量を可変すると、図15の遅延時間可変部120は、可変遅延部72a及び固定遅延部73aを介して所定の遅延時間差を有する基準信号refとセンシング信号senを生成する。
遅延時間算出及びデータ発生部130は、セット信号発生部42及びリセット信号発生部41を介して所定の遅延時間差を有するカウンティングスタート信号start及びカウンティング終了信号endを生成し、カウンティングスタート信号startとカウンティング終了信号endとの発生時間差tdiffの間に生じるカウンティングクロック信号cnt_clkの個数を算出して2進コードを生成する。
このように、図15のマイク回路は、図2のマイク回路と同一の外部音源の音圧に相応する値を有するデジタルデータを生成するが、音源の音圧によってセンシング信号senの遅延時間を可変し、可変された遅延時間を算出してデジタルデータを生成するので、別途高い電圧を生成する電圧発生部を必要としない。
したがって、図15のマイク回路は、別途電圧発生部のようなアナログ回路を備えなくても良いので、マイク回路の大きさを画期的に減少することができる。それとともに、本発明のマイク回路はセンサを外部の刺激強度によって静電容量を可変する素子だけで実現することができ、マイク回路の大きさ減少効果をより増大することができる。
そして、前述では省略されていたが、必要によって、図3の時間−デジタル変換回路による実施形態と図10の時間−デジタル変換回路による実施形態とを結合しても時間−デジタル変換回路を実現することができる。
例えば、図13の可変遅延部72及び固定遅延部73に、図8の遅延時間算出及びデータ発生部40aまたは図10の遅延時間算出及びデータ発生部40bの回路を結合して、センサ50の出力電圧に相応するデジタルデータを生成する回路を実現することができる。
また、図4の可変遅延部32a及び固定遅延部33aに図11の可変遅延チェーンVDC、固定遅延チェーンFDC、及び遅延時間算出及びデータ発生部80の回路を結合して、センサ10のインピーダンス値に相応するデジタルデータを生成する回路を実現することもできる。
すなわち、前記の説明では省略されたが、実際の適用例では本発明の実施形態に係る可変遅延部、固定遅延部、遅延時間算出及びデータ発生部を多様な型式で組み合わせることができる。
図16は、本発明の他の実施形態に係る時間−デジタル変換回路を用いる圧力感知装置の構成図である。
従来の圧力感知装置は、大きく分けて、機械式圧力感知装置、電気式圧力感知装置、及び半導体式圧力感知装置に分類される。しかし、前記のような圧力感知装置は圧力の精密度や圧力の大きさに対して汎用的ではなく、それぞれの使用用途に合わせて区別して用いられていた。しかし、圧力感知装置の使用分野が次第に拡大して市場の要求も多様化されており、より高感度、高信頼性の圧力感知装置を開発するための継続的に研究がなされている。このような市場要求に対応するために本発明の時間−デジタル変換回路で構成した圧力感知装置を提案する。
図3のセンサ10のように、圧力センサ210は外部から印加される圧力の強さに応答してインピーダンス値Isenが可変されるあらゆる種類の素子が用いられる。
このとき、可変するインピーダンスの値Isenとしては、静電容量、抵抗値、及び誘導容量のうちのいずれが変わっても関係ないが、可変するインピーダンスの種類によって時間遅延可変部230の構成要素が決定される。
可変するインピーダンス値Isenが静電容量、抵抗値、及び誘導容量のそれぞれ場合についての時間遅延可変部230の構成要素は、図4、図5、及び図6で説明したので、ここでは説明を省略する。
可変遅延部232は、測定信号発生部231によって生成された測定信号inを圧力センサ210のインピーダンス値Isenの変化に従って可変遅延させてセンシング信号senを出力する。センシング信号senは、圧力センサ210に圧力が印加されないと短い遅延時間を有し、圧力が大きく印加されるほどより長い遅延時間を有する。
固定遅延部233は、圧力センサ210に圧力が印加されない場合に、可変遅延部232でセンシング信号senが遅延される時間と同一遅延時間を有するようにするために構成され、固定遅延部233は、圧力センサ210に圧力が印加されなかった場合のインピーダンス値Isenと可変遅延部232のインピーダンス値とを合わせたのと同一のインピーダンス値を有する。
圧力データ発生部240は、図8及び図10に示した遅延時間算出及びデータ発生部40a、40bと等しい。
圧力データ発生部240は、基準信号refに対するセンシング信号senの遅延時間差を測定して測定された遅延時間差に相応する圧力データp_data値を出力する。圧力センサ210に圧力が印加されない場合には、基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間は等しいので、圧力データp_dataの値は「0」が出力され、圧力センサ210に圧力が印加される場合には、圧力センサ210のインピーダンス値Isenが増加してセンシング信号senの遅延時間がさらに長くなって遅延時間差が生じるので、圧力データp_dataの値は「0」以上の値が出力される。
ここで、圧力データ発生部240で生成される測定信号inの周期が長いほど、そして圧力センサ210に可変するインピーダンス値Isenの幅が大きいほどより大きい圧力を測定することができる。
圧力センサ210が広帯域を有するか、またはネガティブ及びポジティブの両極性を有する場合に、圧力データ発生部240は、デジタルデータを生成し、可変遅延部232または固定遅延部233のいずれかをプログラマブルようにする。
レベル分類器250は、使用者が与える命令user_comに従って圧力を指定された単位として区分するレベルlevelを形成し、圧力データ発生部240から出力される圧力データp_dataを解析して対応するレベル値level_dataを出力する。
例えば、圧力データ発生部240が図8のような構成を有する場合、圧力データ発生部240から出力される圧力データp_dataが4ビットの2進データであれば出力される値は「0000」から「1111」までとなり、レベル分類器250が2ビットの2進データを出力すれば、圧力データ発生部240から出力される圧力データp_dataが「0000」から「0011」の範囲内で出力されるとレベル分類器250から出力するレベル値level_dataは「00」に出力される。
同様に、圧力データp_dataが「0100」から「0111」の範囲に出力される場合、レベル分類器250から出力されるレベル値level_dataは「01」に出力され、圧力データp_dataが「1000」から「1011」の範囲に出力される場合、レベル分類器250から出力されるレベル値level_dataは「10」に出力され、圧力データp_dataが「1100」から「1111」の範囲に出力される場合、レベル分類器250から出力されるレベル値level_dataは「11」に出力される。
圧力データ発生部240が図10のような構成を有する場合にもレベル分類器250を適用することができるが、図10の構成要素では2進コードデコーダ49に代替してレベル分類器250を適用することもできる。
また、レベル分類器250は、測定された圧力データp_dataの0点を合わせる役割をすることができる。
レベル分類器250は、外部から使用者の命令user_comを受け取った際に、基準信号refとセンシング信号senとの遅延時間差によって圧力データ発生部240で生成される圧力データp_dataを0点データzero_dataとして受け取り保存する。そして、その後圧力データ発生部240で生成される圧力データp_dataであらかじめ保存された0点データzero_dataを減算してレベルデータlevel_dataを出力する。
圧力データ発生部240は、センシング信号sen及び基準信号refを受信して二つの信号の遅延時間差で圧力データp_dataを生成する。そして、レベル分類器250に使用者の命令user_comが与えられると、圧力データ発生部240は圧力データp_dataをレベル分類器250に出力する。レベル分類器250は減算器(図示せず)を備え、圧力データp_dataが与えられた際、保存された0点データzero_dataがあれば圧力データp_dataから0点データzero_dataを減算してレベルデータlevel_dataを出力する。
上述の0点データzero_dataは、一般に圧力センサ210に圧力が印加されない時の圧力データp_dataを0点データzero_dataとして保存する場合が多いが、容器に入れられた物体の重さなどを測定する場合、容器の重さを0点データzero_dataとして設定した後、容器に入っている物体の重さを測定するなどの用途として用いる。
図17は、本発明のさらに他の実施形態に係る時間−デジタル変換回路を用いる接触及び圧力感知装置の構成図である。
接触及び圧力センサ310は、順にスタックされた第1導体、第1絶縁体、第2導体、第2絶縁体、及び第3導体を備える。第1導体は接触される物体の静電容量を感知し、第2絶縁体は接地電圧GNDに接続され、第3導体は第1可変遅延部332に可変されるインピーダンスを伝送する。第1導体は、第2可変遅延部334と接続されていて、接触される物体の静電容量を感知する役割をする。しかし、第1導体の下に配置され、かつ接地電圧GNDに接続された第2導体と第1可変遅延部332に接続される第3導体とはその間に挿入される弾性絶縁体を有するので、圧力によって静電容量が変化して、その静電容量の変化を第1可変遅延部332に伝達する。
測定信号発生部331、圧力データ発生部340、並びに圧力感知部320を構成する第1可変遅延部332及び第1固定遅延部333は、それぞれ図16の測定信号発生部231、圧力データ発生部240、可変遅延部232、及び固定遅延部233と同一である。
接触感知部321は、第2可変遅延部334、第2固定遅延部335、及び接触信号発生部341を備え、第2可変遅延部334、第2固定遅延部335はそれぞれ第1可変遅延部332、第1固定遅延部333と類似する構成を有する。
第2固定遅延部335は、測定信号inを遅延させて第2基準信号ref2を生成する。
第2可変遅延部334は、接触及び圧力センサ310に接触がなければ測定信号inを第2基準信号ref2より少なく遅延させて第2センシング信号sen2を生成し、接触及び圧力センサ310に接触があれば測定信号inを第2基準信号ref2よりも多めに遅延させて第2センシング信号sen2を生成する。
接触信号発生部341はディーフリップフロップ(D−Flip flop)として実現され、第2基準信号ref2に同期して第2センシング信号sen2を受信して接触及び圧力センサ310が接触状態であるか否かを判定し、接触信号t_dataを生成する。
したがって、物体が十分な伝導性を有してなくでも、一定以上の電荷蓄積能力を有した接触物体であれば接触感知部321は物体の接触可否を正確に判断することができる。
結果的に、図17の接触及び圧力感知装置は、一つの圧力センサで接触と同時に圧力を認識するので、電気的スクロール及び選択装置として有用に用いられる。
図18ないし図21は、図16の圧力感知装置と図17の接触及び圧力感知装置との応用例を示す図である。
図18は、本発明の圧力感知装置を用いた圧力測定装置の一例である。
圧力感知装置410は、図16に示す圧力感知装置であって、外部から印加される圧力Pに応答してインピーダンスが可変する圧力センサを備えて圧力Pに相応する圧力データp_dataを制御部420に出力する。
制御部420は、使用者命令user_comを受け取り、圧力感知装置410から印加された圧力データp_dataを使用者が指定する形式に変換してディスプレイデータdisplay_dataをディスプレイ部430に出力する。
例えば、使用者命令user_comが制御部に指定した単位のうちの一つとして重さ単位であるキログラムKgを指定すると、制御部420は、圧力データp_dataに相応するデータKgをディスプレイデータdisplay_dataに変換してディスプレイ部430に出力する。
図18の圧力測定装置において圧力感知装置410は制御部で指定された単位を設定するので、図16に示すレベル分類器250が省略される。
ディスプレイ部430は、ディスプレイデータdisplay_dataを制御部420から受け取って画面に出力する。
図19は、図16に示した圧力感知装置を利用した電気的スクロール装置の一例のマウスを示す。
入力部510はマウスの動作情報を制御部に伝送する。
二つの圧力センサ521、522は、スクロールのために上下に配置され、使用者が印加する圧力に応答してインピーダンスを可変する。
制御部520は、インピーダンス値に相応する方向と速度を利用して接続されたコンピュータの画面をスクロールさせる信号を生成するために、マウス動作情報と、二つの圧力センサ521、522のインピーダンス変化とを感知する。
インターフェイス部530は、制御部520から出力される信号を接続されたコンピュータが指定する形式で伝送できるように変換する。
よって、前記マウスは、従来の機械的なホイールに替わって2個の圧力感知装置を用いて簡単に電気的なスクロールの機能を実現することができる。
図20と図21は、図17の接触及び圧力感知装置を利用して電気的スクロール及び選択装置を実現し、携帯電話機またはMP3プレーヤに適用した例を示す。
複数個の接触及び圧力センサは、所定のパターンに配置されてスクロール及び選択装置として動作するようにした。すなわち、使用者が特定位置の接触及び圧力センサに圧力を加えると、ディスプレイ画面またはディスプレイ画面のポインタが移動し、圧力がさらに大きくなると動きはさらに早くなるように構成される。また、接触を認識し、画面に表示される特定項目を選択する位置選択装置として利用することができる。
従来の接触センサを用いた場合には、画面の移動方向と速度を感知するためにはそれぞれの方向に複数個の接触パッドが必要であったが、本発明の接触及び圧力センサは接触だけではなく圧力も感知するので、接触及び圧力センサを各方向に一つずつ配置しても画面の移動方向と速度を感知することができるので空間活用度が優れる。
上述では、本発明の好ましい実施形態を参照しながら説明したが、当業者は、添付の特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲で、本発明を多様に修正及び変更することができる。
従来の電圧−デジタル変換回路の構成図である。 従来の時間−デジタル変換回路を用いて実現したマイク回路の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る時間−デジタル変換回路の構成図である。 本発明の実施形態に係る遅延時間可変部の詳細回路図である。 本発明の実施形態に係る遅延時間可変部の詳細回路図である。 本発明の実施形態に係る遅延時間可変部の詳細回路図である。 図4ないし図6の遅延時間可変部の動作を説明するための信号タイミング図である。 図3の遅延時間算出及びデータ発生部の第1実施形態に係る詳細回路図である。 図8の遅延時間算出及びデータ発生部の動作を説明するための信号タイミング図である。 図3の遅延時間算出及びデータ発生部の第2実施形態に係る詳細回路図である。 図10の遅延時間算出及びデータ発生部の動作を説明するための信号タイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る時間−デジタル変換回路の構成図である。 図12の時間−デジタル変換回路の第2実施形態に係る詳細回路図である。 図13の時間−デジタル変換回路の動作を説明するための信号タイミング図である。 本発明の一実施形態に係る時間−デジタル変換回路を用いるマイク回路の構成図である。 本発明の他の実施形態に係る時間−デジタル変換回路を用いる圧力感知装置の構成図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る時間−デジタル変換回路を用いる接触及び圧力感知装置の構成図。 図16の圧力感知装置と図17の接触及び圧力感知装置との応用例である。 図16の圧力感知装置と図17の接触及び圧力感知装置との応用例である。 図16の圧力感知装置と図17の接触及び圧力感知装置との応用例である。 図16の圧力感知装置と図17の接触及び圧力感知装置との応用例である。
符号の説明
10 センサ
20 電圧−デジタル変換回路
30 遅延時間可変部
31 測定信号発生部
32 可変遅延部
33 固定遅延部
40 遅延時間算出及びデータ発生部

Claims (46)

  1. プログラマブル固定遅延時間を有する基準信号と外部から印加される信号のインピーダンスによって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、
    前記基準信号と前記センシング信号との間の遅延時間差を算出し、前記算出された遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータを生成する遅延時間算出及びデータ発生部と、
    を備えることを特徴とする時間−デジタル変換回路。
  2. 前記外部から印加される信号のインピーダンスは、静電容量、抵抗値、及び誘導容量のうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の時間−デジタル変換回路。
  3. 前記遅延時間可変部は、
    測定信号を生成する測定信号発生部と、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記基準信号を生成する固定遅延部と、
    前記外部から印加される信号のインピーダンスに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記センシング信号を生成する可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の時間−デジタル変換回路。
  4. 前記遅延時間算出及びデータ発生部は、
    前記基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号と前記センシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号とを生成する制御信号発生部と、
    クロック信号を生成するクロック信号発生部と、
    前記カウンティングスタート信号に応答して前記クロック信号の個数を算出し始め、前記カウンティング終了信号に応答して算出したクロック信号の個数に相応する値を有する前記デジタルデータを生成するカウンタと、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の時間−デジタル変換回路。
  5. 前記制御信号発生部は、
    前記基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号を生成するカウンティングスタート信号発生部と、
    前記センシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号を生成するカウンティング終了信号発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の時間−デジタル変換回路。
  6. 前記カウンティングスタート信号発生部は、
    前記基準信号を遅延させる第1インバータと、
    前記第1インバータの出力信号と前記基準信号との排他的論理和演算を実行して前記基準信号の第1状態及び第2状態に応答してクロッキングされる信号を生成する第1論理ゲートと、
    前記第1論理ゲートの出力信号と前記基準信号との論理積演算を実行して前記基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号を生成する第2論理ゲートと、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の時間−デジタル変換回路。
  7. 前記カウンティング終了信号発生部は、
    前記センシング信号を遅延させる第2インバータと、
    前記第2インバータの出力信号と前記センシング信号との排他的論理和演算を実行して前記センシング信号の第1状態及び第2状態に応答してクロッキングされる信号を生成する第3論理ゲートと、
    前記第3論理ゲートの出力信号と前記センシング信号との論理積演算を実行して前記センシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号を生成する第4論理ゲートと、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の時間−デジタル変換回路。
  8. 前記遅延時間算出及びデータ発生部は、
    前記基準信号の第2状態に応答してクロッキングされるリード信号と前記センシング信号の第2状態に応答してクロッキングされるリセット信号とを生成する制御信号発生部と、
    前記基準信号をそれぞれ異なる時間で遅延させて互いに異なる遅延時間を有する遅延信号を生成する遅延信号発生部と、
    前記遅延信号に応答して前記センシング信号をラッチし、ラッチされた前記センシング信号をデコーディングして前記デジタルデータを生成するデジタルデータ発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の時間−デジタル変換回路。
  9. 前記制御信号発生部は、
    前記基準信号の第2状態に応答してクロッキングされる前記リード信号を生成するリード信号発生部と、
    前記センシング信号の第2状態に応答してクロッキングされる前記リセット信号を生成するリセット信号発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の時間−デジタル変換回路。
  10. 前記リード信号発生部は、
    前記基準信号を反転させる奇数個のインバータと、
    前記センシング信号を遅延させる偶数個のインバータと、
    前記反転された基準信号と前記遅延されたセンシング信号との論理積演算を実行して前記基準信号の第2状態に応答してクロッキングされる前記リード信号を生成する第5論理ゲートと、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の時間−デジタル変換回路。
  11. 前記リセット信号発生部は、
    前記センシング信号を遅延させる第2インバータと、
    前記第2インバータの出力信号と前記センシング信号との排他的論理和演算を実行して前記センシング信号の第1状態及び第2状態に応答してクロッキングされる信号を生成する第6論理ゲートと、
    前記第6論理ゲートの出力信号と前記第2インバータの出力信号との論理積演算を実行して前記センシング信号の第2状態に応答してクロッキングされる前記リセット信号を生成する第7論理ゲートと、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の時間−デジタル変換回路。
  12. 前記遅延信号発生部は、直列接続された複数個の遅延素子を備えることを特徴とする請求項9に記載の時間−デジタル変換回路。
  13. 前記デジタルデータ発生部は、
    前記遅延信号のそれぞれに応答して前記センシング信号をラッチし、前記リード信号に応答して前記ラッチされたセンシング信号を出力して温度計コードを生成する温度計コード発生部と、
    前記温度計コードを2進コードに変換し、前記2進コードを前記デジタルデータとして出力するコード変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の時間−デジタル変換回路。
  14. 前記温度計コード発生部は、
    前記遅延信号のそれぞれに応答して前記センシング信号をラッチし、ラッチ信号を生成する複数個のラッチ回路と、
    前記リード信号と前記ラッチ信号のそれぞれとの論理積演算を実行して前記温度計コードを生成する複数個の第8論理ゲートと、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の時間−デジタル変換回路。
  15. 前記遅延時間可変部は、
    測定信号を生成する測定信号発生部と、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記基準信号を生成する固定遅延部と、
    前記外部から印加される信号のインピーダンスと前記遅延時間算出及びデータ発生部からフィードバックされる前記デジタルデータ値とに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記センシング信号を生成する可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の時間−デジタル変換回路。
  16. 前記可変遅延部は、
    前記外部から印加される信号のインピーダンスによって遅延時間を可変する第1遅延素子と、
    前記遅延時間算出及びデータ発生部から前記デジタルデータをフィードバックして遅延時間を可変し、前記可変された遅延時間によって前記第1遅延素子の出力信号を遅延させて前記センシング信号を生成する第2遅延素子と、
    を備えることを特徴とする請求項15に記載の時間−デジタル変換回路。
  17. 前記第2遅延素子は、
    直列接続された複数個の遅延素子を備え、
    前記フィードバックされるデジタルデータが増加する場合、前記第1遅延素子の出力信号に遅延演算を実行する前記遅延素子の個数を減少させ、
    前記フィードバックされるデジタルデータが減少する場合、前記第1遅延素子の出力信号に遅延演算を実行する前記遅延素子の個数を増加させることを特徴とする請求項16に記載の時間−デジタル変換回路。
  18. 前記遅延時間算出及びデータ発生部は、
    前記基準信号に応答して前記センシング信号をラッチするラッチ回路と、
    前記可変遅延部に前記デジタルデータをフィードバックする間、前記デジタルデータの値を順に増減し、前記ラッチ回路の出力信号が第1レベルから第2レベルに可変する時点の前記デジタルデータ値を取得して出力するカウンタ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項15に記載の時間−デジタル変換回路。
  19. プログラマブル固定遅延時間を有する基準信号と外部から印加される信号の電圧によって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、
    前記基準信号と前記センシング信号との間の遅延時間差を算出し、前記算出された遅延時間差に相応する値を有するデジタルデータを生成する遅延時間算出及びデータ発生部と、
    を備えることを特徴とする時間−デジタル変換回路。
  20. 前記遅延時間可変部は、
    測定信号を生成する測定信号発生部と、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記基準信号を生成する固定遅延部と、
    前記外部から印加される信号の電圧と前記遅延時間算出及びデータ発生部からフィードバックされる前記デジタルデータとに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記センシング信号を生成する可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項19に記載の時間−デジタル変換回路。
  21. 前記固定遅延部は、
    前記測定信号を充/放電する第1充電部と、
    前記第1充電部の電圧に相応する論理値を有する信号を生成する第1信号発生部と、
    前記信号発生部の出力信号を所定時間遅延させて前記基準信号を生成する第1遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項20に記載の時間−デジタル変換回路。
  22. 前記可変遅延部は、
    前記測定信号及び前記外部から印加される信号を充/放電する第2充電部と、
    前記第1信号発生部の出力信号に応答して前記外部から印加される信号を前記第2充電部に伝達するスイッチと、
    前記第2充電部の電圧に相応する論理値を有する信号を生成する第2信号発生部と、
    前記遅延時間算出及びデータ発生部からフィードバックされる前記デジタルデータに応答して遅延時間を可変し、前記可変された遅延時間によって前記第2信号発生部の出力信号を遅延させて前記センシング信号を生成する第2遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項21に記載の時間−デジタル変換回路。
  23. 前記第2遅延部は、
    直列接続された複数個の遅延素子を備え、
    前記フィードバックされるデジタルデータが増加する場合、前記第2遅延部の出力信号に遅延演算を実行する前記遅延素子の個数を減少させ、
    前記フィードバックされるデジタルデータが減少する場合、前記第2遅延部の出力信号に遅延演算を実行する前記遅延素子の個数を増加させることを特徴とする請求項22に記載の時間−デジタル変換回路。
  24. 前記遅延時間算出及びデータ発生部は、
    前記基準信号に応答して前記センシング信号をラッチするラッチ回路と、
    前記可変遅延部に前記デジタルデータをフィードバックする間、前記デジタルデータの値を順に増減し、前記ラッチ回路の出力信号が第1レベルから第2レベルに可変する時点の前記デジタルデータ値を取得して出力するカウンタ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項20に記載の時間−デジタル変換回路。
  25. 前記カウンタ回路は、
    前記ラッチ回路の出力信号が第1レベルである場合、前記デジタルデータの値を順に減少させ、
    前記ラッチ回路の出力信号が第2レベルである場合、前記デジタルデータの値を順に増加させるアップダウンカウンタを備えることを特徴とする請求項24に記載の時間−デジタル変換回路。
  26. 前記遅延時間可変部は、
    測定信号を生成する測定信号発生部と、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記基準信号を生成する固定遅延部と、
    前記外部から印加される信号の電圧に応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記センシング信号を生成する可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項19に記載の時間−デジタル変換回路。
  27. 前記固定遅延部は、
    前記測定信号を充/放電する第1充電部と、
    前記第1充電部の電圧に相応する論理値を有する前記基準信号を生成する第1信号発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項26に記載の時間−デジタル変換回路。
  28. 前記可変遅延部は、
    前記測定信号及び前記外部から印加される信号を充/放電する第2充電部と、
    前記基準信号に応答して前記外部から印加される信号を前記第2充電部に伝達するスイッチと、
    前記第2充電部の電圧に相応する論理値を有する前記センシング信号を生成する第2信号発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項26に記載の時間−デジタル変換回路。
  29. 前記遅延時間算出及びデータ発生部は、
    前記基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号と前記センシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号とを生成する制御信号発生部と、
    クロック信号を生成するクロック信号発生部と、
    前記カウンティングスタート信号に応答して前記クロック信号の個数を算出し始め、前記カウンティング終了信号に応答して算出したクロック信号の個数に相応する値を有する前記デジタルデータを生成するカウンタと、
    を備えることを特徴とする請求項26に記載の時間−デジタル変換回路。
  30. 前記遅延時間算出及びデータ発生部は、
    前記基準信号の第2状態に応答してクロッキングされるリード信号と前記センシング信号の第2状態に応答してクロッキングされるリセット信号とを生成する制御信号発生部と、
    前記基準信号をそれぞれ異なる時間で遅延させて互いに異なる遅延時間を有する遅延信号を生成する遅延信号発生部と、
    前記遅延信号に応答して前記センシング信号をラッチし、ラッチされた前記センシング信号をデコーディングして前記デジタルデータを生成するデジタルデータ発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項26に記載の時間−デジタル変換回路。
  31. 前記デジタルデータ発生部は、
    前記遅延信号のそれぞれに応答して前記センシング信号をラッチした後、前記リード信号に応答して前記ラッチされたセンシング信号を出力して温度計コードを生成する温度計コード発生部と、
    前記温度計コードを2進コードに変換し、前記2進コードを前記デジタルデータとして出力するコード変換部と、
    を備えることを特徴とする請求項30に記載の時間−デジタル変換回路。
  32. 外部から印加される圧力強さに応答してインピーダンスの値が可変される圧力センサと、
    プログラマブル固定遅延時間を有する基準信号と前記圧力センサのインピーダンスによって可変する遅延時間を有するセンシング信号とを生成する遅延時間可変部と、
    前記基準信号と前記センシング信号との間の遅延時間差を算出し、前記算出された遅延時間差に相応する値を有する圧力データを生成する圧力データ発生部と、
    を備えることを特徴とする圧力感知装置。
  33. 前記圧力センサのインピーダンス値は、静電容量、抵抗値、及び誘導容量のうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項32に記載の圧力感知装置。
  34. 前記遅延時間可変部は、
    測定信号を生成する測定信号発生部と、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記基準信号を生成する固定遅延部と、
    前記圧力センサのインピーダンス値に応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記センシング信号を生成する可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項32に記載の圧力感知装置。
  35. 前記圧力データ発生部は、
    前記基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号と前記センシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号とを生成する制御信号発生部と、
    クロック信号を生成するクロック信号発生部と、
    前記カウンティングスタート信号に応答して前記クロック信号の発生個数を算出し始め、前記カウンティング終了信号に応答して算出されたクロック信号の発生個数に相応する値を有する前記圧力データを生成するカウンタと、
    を備えることを特徴とする請求項34に記載の圧力感知装置。
  36. 前記制御信号発生部は、
    前記基準信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティングスタート信号を生成するカウンティングスタート信号発生部と、
    前記センシング信号の第1状態に応答してクロッキングされるカウンティング終了信号を生成するカウンティング終了信号発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項35に記載の圧力感知装置。
  37. 前記圧力データ発生部は、
    前記基準信号の第2状態に応答してクロッキングされるリード信号と前記センシング信号の第2状態に応答してクロッキングされるリセット信号とを生成する制御信号発生部と、
    前記基準信号をそれぞれ異なる時間で遅延させて互いに異なる遅延時間を有する遅延信号を生成する遅延信号発生部と、
    前記遅延信号に応答して前記センシング信号をラッチし、ラッチされた前記センシング信号をデコーディングして前記圧力データを生成するデジタルデータ発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項34に記載の圧力感知装置。
  38. 前記制御信号発生部は、
    前記基準信号の第2状態に応答してクロッキングされる前記リード信号を生成するリード信号発生部と、
    前記センシング信号の第2状態に応答してクロッキングされる前記リセット信号を生成するリセット信号発生部と、
    を備えることを特徴とする請求項37に記載の圧力感知装置。
  39. 前記圧力感知装置は、使用者命令に応答して使用者が指定した個数のレベル単位に圧力を区分し、前記圧力データに対応するレベルを出力するレベル分類器をさらに備えることを特徴とする請求項32に記載の圧力感知装置。
  40. 前記レベル分類器は、
    使用者命令に応答して前記圧力データを0点データとして保存するためのレジスタと、
    前記圧力データから前記レジスタに保存された前記0点データを減算して出力するための減算器と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項39に記載の圧力感知装置。
  41. 接触される物体の静電容量によってインピーダンスが可変される接触部と外部から印加される圧力強さによってインピーダンスが可変される圧力部とを備える接触及び圧力センサと、
    測定信号を生成する測定信号発生部と、
    前記測定信号を受け取ってプログラマブル固定遅延時間を有する第1基準信号と前記圧力部のインピーダンスによって可変する遅延時間を有する第1センシング信号とを生成する第1遅延時間可変部と、
    前記測定信号を受け取ってプログラマブル固定遅延時間を有する第2基準信号と前記接触部のインピーダンスによって可変する遅延時間を有する第2センシング信号とを生成する第2遅延時間可変部と、
    前記第1基準信号と前記第1センシング信号との間の遅延時間差を算出し、前記算出された遅延時間差に相応する値を有する圧力データを生成する圧力データ発生部と、
    前記第2基準信号と前記第2センシング信号との間の遅延時間差を測定して前記第2センシング信号が前記第2基準信号より遅延する場合に接触信号を生成する接触信号発生部と、
    を備えることを特徴とする接触及び圧力感知装置。
  42. 前記接触及び圧力センサは、
    第1導体で構成された接触部と、
    前記接触部の下の第1絶縁体、前記第1絶縁体の下の接地電圧に接続された第2導体、前記第2導体の下の第2弾性絶縁体、前記第2弾性絶縁体の下の前記第1遅延時間可変部に可変されるインピーダンスを伝達する第3導体、及び前記第3導体の下の第3絶縁体で構成された圧力部と、
    を備えることを特徴とする請求項41に記載の接触及び圧力感知装置。
  43. 前記第1遅延時間可変部は、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記第1基準信号を生成する第1固定遅延部と、
    前記圧力部のインピーダンスに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記第1センシング信号を生成する第1可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項42に記載の接触及び圧力感知装置。
  44. 前記第2遅延時間可変部は、
    前記測定信号を所定時間遅延させて前記第2基準信号を生成する第2固定遅延部と、
    前記接触部のインピーダンスに応答して遅延時間を可変し、可変された遅延時間によって前記測定信号を遅延させて前記第2センシング信号を生成する第2可変遅延部と、
    を備えることを特徴とする請求項42に記載の接触及び圧力感知装置。
  45. 前記第2遅延時間可変部は、
    前記接触部に接触がない場合、前記第2基準信号よりも短い遅延時間を有する第2センシング信号を生成し、
    前記接触部に接触がある場合、前記第2基準信号よりも長い遅延時間を有する第2センシング信号を生成することを特徴とする請求項44に記載の接触及び圧力感知装置。
  46. 前記接触信号発生部は、前記第2基準信号に同期して前記第2センシング信号を取得及びラッチして前記接触信号を生成するフリップフロップであることを特徴とする請求項41に記載の接触及び圧力感知装置。
JP2008542222A 2005-11-28 2006-08-04 時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置 Expired - Fee Related JP4824768B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020050114414A KR100725894B1 (ko) 2005-11-28 2005-11-28 압력센서 및 압력 측정 방법
KR10-2005-0114414 2005-11-28
KR1020050117183A KR100728654B1 (ko) 2005-12-02 2005-12-02 시간-디지털 변환 회로
KR10-2005-0117183 2005-12-02
PCT/KR2006/003069 WO2007061172A1 (en) 2005-11-28 2006-08-04 Time to digital converting circuit and pressure sensing device using the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009516980A true JP2009516980A (ja) 2009-04-23
JP4824768B2 JP4824768B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=38067377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008542222A Expired - Fee Related JP4824768B2 (ja) 2005-11-28 2006-08-04 時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8261619B2 (ja)
JP (1) JP4824768B2 (ja)
TW (1) TWI321402B (ja)
WO (1) WO2007061172A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503402A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 エーティーラブ・インコーポレーテッド センサ、センサのセンシング方法、及びセンサのフィルタ
JP2019086416A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社豊田中央研究所 デジタルセンサ

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8570881B2 (en) * 2006-03-28 2013-10-29 Advanced Micro Devices, Inc. Transmitter voltage and receiver time margining
US20070230646A1 (en) * 2006-03-28 2007-10-04 Talbot Gerald R Phase recovery from forward clock
KR100802656B1 (ko) * 2006-06-22 2008-02-14 주식회사 애트랩 접촉 감지 센서 및 이의 동작 방법
KR101063537B1 (ko) * 2009-02-23 2011-09-07 주식회사 애트랩 커패시턴스 측정 회로
US8456434B2 (en) 2006-06-22 2013-06-04 Atlab Inc. Touch sensor and operating method thereof
US7817761B2 (en) * 2007-06-01 2010-10-19 Advanced Micro Devices, Inc. Test techniques for a delay-locked loop receiver interface
US20090161470A1 (en) * 2007-12-20 2009-06-25 Micron Technology, Inc. Circuit for dynamic readout of fused data in image sensors
US7629916B2 (en) * 2008-04-04 2009-12-08 Infineon Technologies Ag Multiple output time-to-digital converter
US8222607B2 (en) * 2010-10-29 2012-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for time to digital conversion
TWI431445B (zh) 2010-12-22 2014-03-21 Ind Tech Res Inst 控制系統與其初始化方法
KR101327886B1 (ko) * 2011-06-10 2013-11-11 (주)멜파스 터치 패널 시스템과 지연 보상 방법
US9274643B2 (en) 2012-03-30 2016-03-01 Synaptics Incorporated Capacitive charge measurement
US8890544B2 (en) 2012-06-01 2014-11-18 Synaptics Incorporated Transcapacitive charge measurement
US8884635B2 (en) 2012-06-01 2014-11-11 Synaptics Incorporated Transcapacitive charge measurement
US9262023B2 (en) * 2012-07-09 2016-02-16 Atmel Corporation Drive signals for a touch sensor
KR101565098B1 (ko) 2014-04-30 2015-11-02 한국항공우주연구원 신호 입력시간 측정 장치
CN109799450B (zh) * 2018-12-27 2021-01-12 大唐微电子技术有限公司 一种逻辑电路延迟差异比较装置和方法
CN111883199B (zh) * 2020-06-15 2022-09-02 上海集成电路研发中心有限公司 一种rram读出电路及其读出方法
US11031945B1 (en) 2020-09-11 2021-06-08 Apple Inc. Time-to-digital converter circuit linearity test mechanism
JP2023070458A (ja) * 2021-11-09 2023-05-19 富士電機株式会社 集積回路

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154937A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Toko Inc Quadruple integration type a/d converter
JPS5897919A (ja) * 1981-12-05 1983-06-10 Advantest Corp 多重スロ−プ積分形ad変換器の校正方法
DE3642771A1 (de) * 1986-12-15 1988-06-23 Kuipers Ulrich Verfahren und vorrichtung zur messung der messgroesse eines messobjekts
US5191084A (en) 1991-05-01 1993-03-02 American Home Products Corporation Phenyl pyrazolidinones as bronchodilators and anti-inflammatory agents
JP3475537B2 (ja) 1995-01-05 2003-12-08 松下電器産業株式会社 ガス保安装置のガス圧測定回路
KR0158633B1 (ko) * 1995-05-12 1999-03-20 김광호 동작 주파수의 변화가 가능한 전압, 주파수 측정 회로
JP3733385B2 (ja) * 1996-07-15 2006-01-11 富士通株式会社 パルス幅測定回路及びパルス幅測定方法
JPH10260653A (ja) 1997-03-19 1998-09-29 Fujitsu General Ltd サンプリング位相制御装置
US5942692A (en) 1997-04-10 1999-08-24 Mks Instruments, Inc. Capacitive pressure sensing method and apparatus avoiding interelectrode capacitance by driving with in-phase excitation signals
IT1293457B1 (it) * 1997-07-15 1999-03-01 Alsthom Cge Alcatel Sistema per fornire un'informazione relativa alla frequenza di sorgente in un sistema di rice-trasmissione digitale.
JPH1188138A (ja) * 1997-09-03 1999-03-30 Nitta Ind Corp 触覚センサ
JPH11108776A (ja) 1997-10-02 1999-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧力検出装置
JP2000028444A (ja) 1998-07-14 2000-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧力検出装置
JP2000111421A (ja) 1998-10-02 2000-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧力検出装置
KR100311046B1 (ko) 1999-05-15 2001-11-02 윤종용 시간/디지털 변환기, 이를 이용하는 동기 회로 및 동기 방법
US6501706B1 (en) 2000-08-22 2002-12-31 Burnell G. West Time-to-digital converter
KR100411475B1 (ko) 2001-09-24 2003-12-18 주식회사코닉스 정전 용량식 압력센서의 제조방법 및 이를 이용한 압력검출 장치
JP4383730B2 (ja) * 2002-10-22 2009-12-16 アルプス電気株式会社 タッチセンサを有する電子機器
JP4057502B2 (ja) * 2003-10-16 2008-03-05 財団法人北九州産業学術推進機構 デジタル・パルス幅変換回路
US7453255B2 (en) * 2003-11-20 2008-11-18 Logicvision, Inc. Circuit and method for measuring delay of high speed signals
JP4906030B2 (ja) 2004-10-15 2012-03-28 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 テスト回路およびテスト方法
US7558157B1 (en) * 2006-04-26 2009-07-07 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Sensor synchronization using embedded atomic clocks
US7823446B2 (en) * 2006-11-06 2010-11-02 Rosemount Tank Radar Ab Pulsed radar level gauging with relative phase detection
US7804290B2 (en) * 2007-09-14 2010-09-28 Infineon Technologies, Ag Event-driven time-interval measurement

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503402A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 エーティーラブ・インコーポレーテッド センサ、センサのセンシング方法、及びセンサのフィルタ
JP2019086416A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社豊田中央研究所 デジタルセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
US8261619B2 (en) 2012-09-11
WO2007061172A1 (en) 2007-05-31
TWI321402B (en) 2010-03-01
JP4824768B2 (ja) 2011-11-30
TW200721695A (en) 2007-06-01
US20080295603A1 (en) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4824768B2 (ja) 時間−デジタル変換回路及びそれを用いる圧力感知装置
US8729913B2 (en) Capacitance sensing systems, circuits and methods that include current conveyor based oscillators
US11552635B2 (en) High performance inductive sensing all digital phase locked loop
JP5011541B2 (ja) 位置指示器
US20050007168A1 (en) Digital duty cycle correction circuit and method for multi-phase clock
CN101313472B (zh) 时间至数位转换电路以及使用此电路的压力感测装置
KR101292733B1 (ko) 멀티 터치 패널용 정전용량 감지회로
JP5165708B2 (ja) キャパシタンス測定回路
TW200424543A (en) A method and apparatus for detecting on-die voltage variations
KR100845323B1 (ko) 아날로그-디지털 변환기
US20180276516A1 (en) Semiconductor device and controller for asynchronous serial communication, and asynchronous serial communication method and system
JPWO2008020567A1 (ja) A/d変換器
KR20180049460A (ko) 터치 센서 컨트롤러
US9143151B2 (en) Pulse generator and analog-digital converter including the same
CN109300493B (zh) 纹波补偿器、数据驱动电路及半导体器件
KR100728654B1 (ko) 시간-디지털 변환 회로
US20160110023A1 (en) Semiconductor device with touch sensor circuit
US10890548B2 (en) Resistive gas sensor and gas sensing method therefor
KR101114561B1 (ko) 커패시턴스 측정 회로
CN216819821U (zh) 一种高速低功耗电容触摸检测电路及芯片
JP6036330B2 (ja) ジッタモニタ回路
CN112514262A (zh) 处理电路
US20080007313A1 (en) Digital clock generator
CN109656399A (zh) 驱动集成电路、触控面板的驱动方法以及触碰控制系统
Xu An all-digital charge to digital converter

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees