JP2009512533A - 歯科用インプラント構成要素を製造するための方法 - Google Patents

歯科用インプラント構成要素を製造するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドを製造する方法を提供する。
【解決手段】 歯科用インプラントを持つ第1設置場所と、少なくとも一つの情報マーカーが設置された歯肉癒合支台とを含む口の印象をとる。印象に基づいてストーンモデルを形成する。モデルをスキャンする。スキャンによって得られたデータを使用し、設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラムに形成する。少なくとも一つの情報マーカーを決定し、歯科用インプラントの位置についての情報を集める。立体的画像及び少なくとも一つの情報マーカーに基づいて支台寸法情報を発生する。立体的画像に基づくオーバーモールド急速原形寸法情報を発生する。修整済ストーンモデルに被せられるようになったオーバーモールド急速原形を製作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、全体として、歯科用インプラントシステムに関する。更に詳細には、本発明は、歯科用インプラントシステム用修復構成要素、及び手術インデックスに対する必要をなくすためのインプラント類似体配置工具を開発するためのコンピュータモデルに関する。
人工歯列を用いた、部分的に又は全体的に無菌の患者の歯科的修復は、代表的には、二つの段階で行われる。第1段階では、歯肉を通して切開を行い、下にある骨を露呈する。同化のため、通常は歯科用インプラントである人工歯根を顎骨に配置する。歯科用インプラントは、一般的には、このインプラントと噛み合う構成要素を内部に保持する保持ねじを受け入れる、ねじ山を備えたボアを含む。第1段階中、インプラントと重なる歯肉組織を縫合する。これは、骨同化プロセスが続くに従って治癒する。
骨同化プロセスの完了後、第2段階を開始する。この段階では、歯肉組織を再開放し、歯科用インプラントの端部を露呈する。癒合構成要素即ち癒合支台(healing abutment)を歯科用インプラントの露呈した端部に取り付け、歯肉組織をその周囲に癒合させる。好ましくは、歯肉組織は、交換される自然の歯の周囲に存在する穴とほぼ同じ大きさ及び輪郭の穴が形成されるように癒合する。これを行うため、歯科用インプラントの露呈した端部に取り付けられた癒合支台は、交換される自然の歯の歯肉部分と同じ全体輪郭を有する。
歯科的修復の代表的な第2段階中、癒合支台を取り外し、印象コーピングを印象の露呈端に嵌着する。これにより、人工歯が正確に形成されるように、患者の口の特定の領域の印象をとる。かくして、代表的な歯科用インプラントシステムでは、癒合構成要素及び印象コーピングは、物理的に別の二つの構成要素である。好ましくは、印象コーピングは、癒合構成要素と同じ歯肉寸法を持ち、そのため、印象コーピングと穴を形成する歯肉組織の壁との間には隙間がない。そうでない場合には、患者の口の中での印象の精度が低下する。印象コーピングは、「ピックアップ」型印象コーピングであってもよいし、「転写」型印象コーピングであってもよい。これらは両方とも、当該技術分野で周知である。これらのプロセス後、歯科研究所で、歯科用インプラントに永久的に固定されるべきプロテーゼを印象から形成する。印象は、既に形成してある。
プロテーゼを手作業で形成するために印象材料及び歯型を使用する方法に加え、プロテーゼの形成を補助するのにスキャン技術を使用するシステムが存在する。スキャン装置は、少なくとも三つの異なるアプローチのうちの一つのアプローチで使用される。第1に、スキャンデバイスは、プロテーゼが配置されるべき患者の口の領域を、印象材料を使用する必要も歯型を形成する必要もなくスキャンできる。第2に、癒合支台及び周囲領域から取り外した印象材料をスキャンできる。第3に、歯科医又は技術者は、永久的構成要素を製造するために印象材料を及び歯型から形成した歯科領域のストーンモデルをスキャンできる。
3つの基本的スキャン技術、即ち、レーザースキャン技術、写真画像技術、又は機械的感知技術が存在する。これらのスキャン技術の各々は、プロテーゼを形成するため、上文中に列挙したアプローチ(ストーンモデルのスキャン、印象材料のスキャン、又は印象材料を使用しない口のスキャン)のうちの任意のアプローチに使用され、又はこれについて修整される。スキャンを行った後、研究所は、通常はコンピュータ支援設計(「CAD」)パッケージを使用して、永久的クラウン又はブリッジを形成でき、即ち製造できる。
米国特許第5,338,198号に開示されたCADプログラムを使用することが、立体的モデルを形成するために歯科領域をスキャンする一つの方法である。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。好ましくは、患者の口の印象の形成後、X−Y平面を形成する支持テーブルに印象材料又はストーンモデルを置く。スキャンレーザー光プローブをモデルに向ける。レーザー光プローブはレーザー光のパルスを放射し、これがモデルによって反射される。ビームが印象に当たって散乱した光を検出器が受け取り、Z軸計測値を計算する。モデル及びビームはX−Y平面内で相対的に並進し、X−Y座標平面内の周知の位置に関する複数の接触点を集める。Z平面内の幾つかの接触点の位置を、反射光を検出することによって決定する。最後に、X−Y座標及びZ方向接触点の相関データがデジタル画像を形成する。一回のパスの完了後、モデルを傾けてモデルの一方の側部を、反対側に対し、X−Y平面から垂直方向に遠ざかるように持ち上げてもよい。モデルの第2のスキャンを行った後、モデルを更に回転させ、モデルを更に正確に読み取ってもよい。全てのスキャンの完了後、この電子データを周知の手段によって操作するため、データをCADシステムに供給してもよい。
印象材料やストーンモデルのスキャンを行うため、又は口を直接スキャンするため、写真画像技術を使用してもよい。例えば、一つのシステムは、一回で多数の角度から写真を撮影し、歯科領域のスキャンを行い、モデルを形成し、歯プロテーゼを製造する。米国特許第5,851,115号(カールソン)に開示されているように、このプロセスは、一般的には、患者の口から約50mm乃至150mm離したカメラで立体的な写真を撮影するプロセスで開始される。この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。立体写真には、インプラントデバイスを既に設置した患者の口の写真が含まれる。インプラントの幾つかの位置にマーカーを付けることによって、歯科用インプラントを空間的に正確に位置決めする。結果的に得られた写真は、同じ対象物の多数の画像を示す。写真の画像を読み取りデバイスでスキャンする。読み取りデバイスは写真をデジタル化し、歯科領域のデジタル画像を発生する。スキャナからのデータは、グラフィック画像プログラムに電子的に伝達される。グラフィック画像プログラムはモデルを形成し、これを使用者に対して表示する。モデルの形状、位置、及び他の詳細を確認した後、最終工程で、製造を行うためにコンピュータにデータを伝達する。
第3スキャン方法は、機械的感知技術を使用する。米国特許第5,652,709号(アンダーソン)に開示されているように、歯科的モデルを読み取って発生プロテーゼを製造するのに使用される別の方法は、機械的輪郭感知デバイスである。この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。可変の速度で、長さ方向軸線を中心として回転させることができ且つ同じ軸線に沿って並進できるテーブルに印象モデルを固定する。機械的感知ユニットを、モデルと周知の角度で接触した状態に配置し、感知機器をばねによってモデルの表面にぴったりと当てた状態に保持する。モデルを回転させ、並進させたとき、感知機器は、輪郭の変化を計測でき、データの電子的表示を形成する。次いで、コンピュータが、スキャンデバイスからの電子的表示及びデータを演算処理し、データアレイを形成する。コンピュータは、次いで、記憶のため及び/又はフライス盤に伝達するためにデータを圧縮する。
米国特許第5,338,198号 米国特許第5,851,115号 米国特許第5,652,709号
スキャンプロセス又は他の従来の技術で使用するために患者の口のストーンモデルを形成する場合には、代表的には、患者の口の第2ストーンモデルを使用し、患者で使用するための最終的プロテーゼを形成する。プロテーゼは、代表的には、第2ストーンモデル上に形成される。手術インデックスを使用し、インプラント類似体を第2ストーンモデル内に位置決めする。そのため、歯科研究所はプロテーゼを作るときにインプラントの正確な位置を知ることができる。手術インデックスは、代表的には、インプラント場所の直ぐ隣にある患者の歯の歯型であり、ストーンモデル内のインプラント類似体の位置及び配向を定めるために隣接した歯の位置で決まる。残念なことに、手術インデックスは、追加の構成要素を必要とする臨床医が行うのプロセスの追加の工程である。従来の手術インデックスを使用せずにインプラント類似体をストーンモデル内に配置するためのデバイス及び方法が必要とされる。
本発明の一つのプロセスによれば、歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法を提供する。この方法は、歯科用インプラントが設置された第1設置場所と、少なくとも一つの情報マーカーを持つ歯肉癒合支台とを含む口の印象をとる。歯肉癒合支台は、歯科用インプラントに取り付けられている。このプロセスは、印象に基づいてストーンモデルを形成する。ストーンモデルは、歯モデル及び少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーを含む。方法は、モデルをスキャンする。モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する。方法は、スキャンデータをCADプログラムに伝達する。プロセスは、スキャンデータを使用し、設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する。方法は、少なくとも一つの情報マーカーを決定し歯科用インプラントの位置についての情報を集める。プロセスは、立体的画像及び少なくとも一つの情報マーカーに基づいて支台寸法情報を発生する。プロセスは、立体的画像及び支台寸法情報に基づいてオーバーモールド急速原形寸法情報を発生する。プロセスは、オーバーモールド急速原形寸法情報を急速原形機械に伝達する。方法は、修整済ストーンモデルに被せられるようになったオーバーモールド急速原形を製作する。オーバーモールド急速原形は、支台寸法情報から形成された注文製作の支台を受け入れるようになっている。注文製作の支台にはインプラント類似体が取り付けられている。オーバーモールド急速原形は、更に、注文製作の支台及びインプラント類似体を、修整済ストーンモデル内に、オーバーモールド急速原形を修整済ストーンモデルの少なくとも一つの歯モデル上に位置合わせすることによって位置決めされるようになっている。
本発明の別のプロセスによれば、歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法は、以下の工程を含む。この方法は、歯科用インプラントが設置された第1設置場所と、少なくとも一つの情報マーカーを持つ歯肉癒合支台とを含む、口のストーンモデルを形成する工程を含む。歯肉癒合支台は、歯科用インプラントに取り付けられている。ストーンモデルは、歯モデルと、少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーとを含む。プロセスは、モデルをスキャンする。モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する。スキャンデータをCADプログラムに伝達する。プロセスは、スキャンデータを使用し、設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する。方法は、少なくとも一つの情報マーカーを決定し、特定の患者用の注文製作の支台を製造するための情報を集める。注文製作の支台の寸法情報は、CADプログラムに基づいて発生される。プロセスは、立体的画像及び注文製作の支台の寸法情報に基づいてオーバーモールド急速原形寸法情報を発生する。オーバーモールド急速原形は、インプラント類似体を修整済ストーンモデル内に位置決めするため、修整済ストーンモデルの少なくとも一部に被せられるようになっている。プロセスは、オーバーモールド急速原形寸法情報を急速原形機械に提供する。方法は、オーバーモールド急速原形を製作する。
本発明の別のプロセスによれば、歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法は、以下の工程を含む。このプロセスは、歯肉が被さった口内の骨の第1設置場所に歯科用インプラントを設置する。方法は、取り付け部材を、歯科用インプラントに取り付ける。取り付け部材は、取り付け部材の物理的特徴を同定するための少なくとも一つの情報マーカーを持つ。プロセスは、第1取り付け場所を含む口の印象をとる。印象に基づくストーンモデルを形成する。ストーンモデルは、歯モデルと、少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーとを含む。方法は、モデルをスキャンする。スキャンによりスキャンデータを発生する。プロセスは、設置場所の立体的画像を形成する。プロセスは、モデルマーカーを決定し、注文製作の支台を製造するための情報を集める。方法は、注文製作の支台の寸法情報を、立体的画像及び少なくとも一つの情報マーカーから集めた情報に基づいて発生する。プロセスは、注文製作の支台の寸法情報をフライス盤に伝達する。方法は、注文製作の支台の寸法情報を使用して、注文製作の支台をフライス盤で製作する。方法は、少なくとも一つの情報マーカーを決定し、歯科用インプラントの位置に関する情報を含む、ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を製作するための情報を集める。プロセスは、立体的画像及び注文製作の支台の寸法情報に基づいて、オーバーモールドについての急速原形寸法情報を発生する。オーバーモールドについての急速原形寸法情報を急速原形機械に伝達する。急速原形機械は、オーバーモールドについての急速原形寸法情報を使用し、修整済ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を製作する。プロセスは、モデルマーカーをストーンモデルから取り外すことにより、ストーンモデルを修整する。注文製作の支台及び歯科用インプラント類似体を、ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形に取り付ける。プロセスは、ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を、オーバーモールドが注文製作の支台を立体的画像に示すように位置決めするように、修整済ストーンモデルに配置する。方法は、インプラント類似体を修整済ストーンモデルに固定材料を使用して固定する。プロセスは、インプラント類似体の固定後、オーバーモールドの急速原形を修整済ストーンモデルから取り外す。プロセスは、注文製作の支台と噛み合うようになった歯状プロテーゼを製造する。
本発明の更に別のプロセスによれば、歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法を提供する。この方法は、歯肉が被さった口内の骨の第1設置場所に歯科用インプラントを設置する。取り付け部材を歯科用インプラントに取り付ける。取り付け部材は、取り付け部材の物理的特徴を固定するために、少なくとも一つの情報マーカーを有する。プロセスは、第1取り付け場所を含む口の印象をとる。方法は、印象に基づいてストーンモデルを形成する。ストーンモデルは、歯モデルと、少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーとを含む。プロセスは、モデルをスキャンする。モデルをスキャンすることにより、スキャンデータを発生する。スキャンデータをグラフィック画像ソフトウェアプログラムに伝達する。プロセスは、設置場所の立体的画像を形成する。方法は、モデルマーカーを決定し、注文製作の支台を製造するための情報を集める。注文製作の支台の寸法情報を、立体的画像及び少なくとも一つの情報マーカーから集めた情報に基づいて発生する。注文製作の支台の寸法情報をフライス盤に伝達する。注文製作の支台の寸法情報を使用して、注文製作の支台をフライス盤で製作する。プロセスは、少なくとも一つの情報マーカーを決定し、歯科用インプラントの位置に関する情報を含む、ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を製作するための情報を集める。方法は、立体的画像及び注文製作の支台の寸法情報に基づいて、オーバーモールドについての急速原形寸法情報を発生する。オーバーモールドについての急速原形寸法情報を急速原形機械に伝達する。プロセスは、オーバーモールドについての急速原形寸法情報を使用し、修整済ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を急速原形機械上で製作する。モデルマーカーをストーンモデルから取り外すことにより、ストーンモデルを修整する。注文製作の支台及び歯科用インプラント類似体を、ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形に取り付ける。方法は、ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を、オーバーモールドが注文製作の支台を立体的画像に示すように位置決めするように、修整済ストーンモデルに配置する。インプラント類似体を修整済ストーンモデルに固定材料を使用して固定する。インプラント類似体の固定後、オーバーモールドの急速原形を修整済ストーンモデルから取り外す。注文製作の支台と噛み合うようになった歯状プロテーゼを製造する。
本発明の更に別のプロセスによれば、特定の患者用のプロテーゼの形成で使用するため、インプラント類似体を患者の歯列の修整済ストーンモデルに位置決めする方法が提供される。歯モデル及び少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーを含む患者の歯列のストーンモデルを形成する。ストーンモデルをスキャンする。モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する。スキャンデータをCADプログラムに伝達する。プロセスは、スキャンデータを使用し、設置場所の立体的モデルをCADプログラム上に形成する。少なくとも一つの情報マーカーを決定し、支台を製造するための情報を集める。立体的画像及び少なくとも一つの情報マーカーに基づいて支台寸法情報を発生する。プロセスは、CADプログラム上でインプラント類似体を支台に取り付ける。CADプログラム上でインプラント類似体位置情報を発生する。インプラント類似体位置情報をロボットマニピュレーターに伝達する。方法は、モデルマーカーを取り外すことによってストーンモデルを修整する。ロボットマニピュレーター及びインプラント類似体位置情報を使用してインプラント類似体を修整したストーンモデルに配置する。
本発明の一実施例によれば、歯科用構成要素は、患者の口の修整済物理的モデルの歯列上に位置決めされるようになった急速原形オーバーモールドを含む。急速原形オーバーモールドは、患者の口のCAD画像から形成される。急速原形オーバーモールドは、注文製作の支台及びインプラント類似体を受け入れるようになっている。注文製作の支台は、CAD画像上に設計される。急速原形オーバーモールドは、更に、支台及びインプラント類似体を、CAD画像と実質的に対応する修整済物理的モデルの所定位置に、急速原形オーバーモールドを修整済物理的モデルの少なくとも一つの歯モデル上に位置合わせすることによって、位置決めするようになっている。
本発明のプロセスの更に別の実施例によれば、歯科用インプラント類似体を、歯プロテーゼの形成で使用される修整済ストーンモデルに配置するためのオーバーモールドの製造方法が提供される。患者の口の少なくとも二つの歯及びこれらの二つの歯の近くのインプラント設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する。インプラント設置場所内での歯科用インプラントの位置及び配向を決定する。方法は、歯科用インプラントと噛み合うための支台の立体的画像をCADプログラム上に形成する。オーバーモールドの立体的画像を、立体的支台画像及び少なくとも二つの歯モデルに基づいてCADプログラム上に形成する。立体的オーバーモールド画像は、少なくとも二つの歯モデル及び立体的支台画像と寸法的に相互作用する。立体的オーバーモールド画像からオーバーモールドを製作する。オーバーモールドは、少なくとも二つの歯のモデルを受け入れるための歯受け入れ領域を患者の口の全体モデル上に有する。オーバーモールドは、患者の口の全体モデルで使用されるインプラント類似体と噛み合うようになった支台を受け入れるための支台受け入れ領域を有する。
本発明のプロセスの更に別の実施例によれば、特定の患者のプロテーゼの形成で使用するため、患者の歯列の修整済ストーンモデルにインプラント類似体を位置決めする方法が提供される。プロセスは、患者の口の少なくとも二つの歯及びこれらの二つの歯の近くのインプラント設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する。インプラント設置場所内での歯科用インプラントの位置及び配向を決定する。方法は、歯科用インプラントと噛み合うための支台の立体的画像をCADプログラム上に発生する。インプラント類似体位置情報をCADプログラム上に発生する。CADプログラム上でインプラント類似体を支台に取り付ける。インプラント類似体位置情報をロボットマニピュレーターに伝達する。プロセスは、モデルマーカーを取り外すことによってストーンモデルを修整する。ロボットマニピュレーター及びインプラント類似体位置情報を使用してインプラント類似体を修整済ストーンモデルに配置する。
本発明は、様々な変形例及び別の形体が可能であるけれども、その特定の実施例を例として添付図面に示し、これを本明細書中に詳細に説明する。しかしながら、本発明を開示の特定の形態に限定しようとするものではなく、それとは逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲に定義した本発明の精神及び範囲内の全ての変形例、等価物、及び別の態様を含もうとするものである。
図1a及び図1bに示すように、本発明の一実施例の癒合支台10は、全体に円形の断面形状を持つ主本体15を有する。この主本体15は、第1テーパ区分17と、境界19と、第2テーパ区分21と、端面23と、六角形ソケット25とを有し、自然の歯の発出プロファイル(emergence profile) を複製するのに全体に適した寸法を有する。第1テーパ区分17は、支台10の主本体15から下方に延びており、境界19での直径は、インプラント(図示せず)よりも全体に大きい。境界19は、第1テーパ区分17を、端面23で終端する第2テーパ区分21から分ける。第2テーパ区分21は、インプラントの中央軸線に関し、全体に約5°乃至約10°の所定の角度をなし、好ましくは、10°の角度をなす。別の態様では、第2テーパ区分21を省略し、第1テーパ区分17がインプラントの端面23の直径まで真っ直ぐにテーパしていてもよい。別の実施例では、第1テーパ区分17は、二つのテーパ区分17及び21を分ける明確な境界19なしで、第2テーパ区分21に滑らかに合一していてもよい。六角形配向ソケット即ちヘックス25は、インプラントの六角形のボスと噛み合うためのものである。端面23は、インプラントの着座面とほぼ同じ直径を有する。
図1bは、図1aに示すのと同じ癒合支台10の平面図である。図1a及び図1bに示すように、癒合支台10は、癒合支台10の上面29から突出した正の情報マーカー20を有する。六個の正の情報マーカー20の各々は、下側のヘックス25の六個の隅部と整合するように配置されている。更に、本発明によれば、これらの六個の情報マーカー20は、更に、癒合支台10の高さと対応していてもよいと考えられる。例えば、二個の情報マーカーが、高さが2mmの癒合支台と対応していてもよく、四個の情報マーカーが、高さが4mmの癒合支台と対応していてもよい。これらの実施例では、これらの二個又は四個の情報マーカーは、いずれにしても下にあるヘックス25の隅部にあり、そのためヘックスの相対的位置は周知である。
取り付けボルト50のへッド部分40の露呈面のソケット30は、取り付けボルト50を、図1cに示すように、インプラント70のねじ穴にねじ込むためにレンチ(図示せず)を受け入れるように形成されている。本発明によれば、本明細書中に説明し且つ添付図面に示した癒合支台の各々は、当該技術分野で周知のように、取り付けボルトによってインプラントに固定できると考えられる。取り付けボルト50のへッド部分40に支持されたO−リング60は、入口区分の最外(最広)開口部近くで、へッドと入口区分との間に残る環状隙間を埋める。
図2aの癒合支台100は、図1aに示す癒合支台10と同じ多くの特徴を備えている。図2bの破線125は、図2aの癒合支台100の下側にあるヘックス125と対応する。上面129には、負の情報マーカー(凹所)120が設けられている。これらのマーカーは、癒合支台100の上面129から下方に延びるディンプルとして図2aに示してある。癒合支台100の上面129には、更に、機械加工で隅部に形成した六個のノッチ130が設けられている。上面129は全体に平らであり、癒合支台100の周囲で円形形状に合一する。
ノッチ130は、例えば、下側のインプラントヘックス125の位置を明らかにするため、又は癒合支台の高さ又は直径を明らかにするために使用される。この実施例は、癒合支台100の上面129に六個のノッチを備えた実施例に限定されない。更に、本発明の一つの実施例は、所期の目的のため、四個のノッチを備えていてもよいし、二個のノッチを備えていてもよいと考えられる。更に、情報マーカー及びノッチを用いた方法は、下側のインプラント着座面直径及びインプラントヘックスの角度位置に関する情報を提供するように組み合わせてもよいし変更してもよいと考えられる。
本発明の別の実施例では、図3a及び図3bに示す癒合支台200には、四つの正の情報マーカー220が設けられている。これらのマーカーは、例えば、4mmの高さの癒合支台200を表示するために示してある。癒合支台200の高さ、又は情報マーカーが対応するように設計された他の変数に応じて情報マーカー220の数を増やしてもよいし減らしてもよいと考えられる。正の情報マーカー220は、更に、下側にあるヘックス225の六個の平らな表面のうちの対応する一つの表面を示す。更に、図3bの破線225は、下側にあるヘックス225と直接的に対応する。
更に、図3bの癒合支台の上面229に、二つのノッチ230が蝕刻又は機械加工によって形成されている。これらのノッチは、インプラントの着座面の直径を示すものであってもよい。線240が癒合支台200の上面229に刻みつけてある。これらの線240は、位置又は他の情報を歯科医等に提供するのに使用される。ここでは、線240は、癒合支台の直径(例えば4mm)を示す。手短に述べると、正の情報マーカー220の数は、癒合支台200の高さを示す。正の情報マーカー220の位置は、ヘックス225の配向、即ちインプラントの六角形ボスの配向を示す。ノッチ230は、インプラントの着座面の直径を示す。線240は、全体として、癒合支台200の直径を示す。
本発明の更に別の実施例では、図4a及び図4bの癒合支台300の上面329には、ヘックス335が蝕刻又は機械加工によって形成されている。蝕刻によって形成したヘックス335の隅部322は、図4aに示す下側のヘックス325の隅部の位置と直接的に対応する。本発明の一実施例によれば、歯科医等が様々な高さ又は直径を確認するため、癒合支台に、更に、情報マーカーが設けられていてもよいと考えられる。
図5a及び図5bに示す癒合支台400の上面429には、三角形435が蝕刻又は機械加工によって形成されている。図5bの破線425は、下側にあるヘックス425の位置を示す。蝕刻によって形成した三角形435の隅部422は、下側にあるヘックス425の六個の隅部のうちの三つの隅部と対応する。更に、二つの負の情報マーカー420が図5bに示してある。上文中に説明したように、本発明によれば、癒合支台の様々な高さ又は直径に対し、情報マーカーの数が六個より少なくてもよいと考えられる。
本発明の別の実施例が、図6a及び図6bに示してある。図6a及び図6bに示す癒合支台500は、図1a及び図1bに示す癒合支台10の短縮態様である。癒合支台500の高さを確認するため、二つの正の情報マーカー520が図6bに示してある。癒合支台500の破線525は、下側にあるヘックス525の位置及び配向と対応する。更に、本発明のこの実施例の上面529には、下側にあるヘックス525の平坦部のうちの二つの配向を示すため、二つのノッチ530が示してある。参照番号537を付した数字「4」は、例えば癒合支台500の直径を示すため、癒合支台500の上面529に配置されている。図示のように、参照番号537を付した数字「4」は、直径が4mmの癒合支台500と対応する。本発明によれば、癒合支台の他の直径を表示するため、癒合支台500の上面529に他の数字が配置されていてもよいと考えられる。更に、数字は、癒合支台の高さ又は下側にあるインプラントの直径を表すものであってもよいと考えられる。
プロテーゼ装着プロセスの第2段階中、及び情報マーカーを備えた癒合支台を配置した後、本明細書中上文中に説明した癒合支台だけを用いて、印象コーピングを使用しないで、口の印象を形成する。印象のモデルに、例えばダイストーン(die stone) を注入する。情報マーカーが癒合支台の頂部及び/又は側部に配置されているため、歯科医等は、歯肉の穴、インプラントの大きさ及び下側にあるヘックスの配向を定める上で全ての情報を得る。これにより、歯科医等は永久的な構成要素を迅速に準備できる。更に、本発明のシステムにより、癒合支台を取り囲む柔らかな組織を維持できる。従来のシステムでは、柔らかな組織は、癒合支台を取り外した後に閉じられる。本システムは、患者を、癒合支台を取り外す際の痛みから救うものである。
永久的プロテーゼを形成するため、上文中に説明したように、歯科領域のスキャンを、ストーンモデルから、印象材料から、又は口内で直接的に行う。スキャンは、レーザースキャン技術、写真スキャン技術、又は機械的感知技術を使用して行われる。図8は、スキャンに使用される一つの立体写真撮影方法を示す。カメラ703で患者707の口腔705の立体写真を直接撮影する。臨床医は、患者の顎骨709に又は顎骨709と隣接して配置したインプラント及び他の構成要素を撮影できる。
次いで、スキャンによって得られた情報を、分析のため、グラフィック画像プログラムに伝達する。グラフィック画像ソフトウェアプログラムは、癒合支台の表面に設けられた情報マーカーにより、様々な機能を実施できる。グラフィック画像プログラムは、向き合った咬合の模型を形成するため、向き合った鋳型のスキャンを行うことができ、この情報を主モデルに戻すことができる。この特徴は極めて重要である。というのは、多くの臨床患者が、上顎及び下顎の両方にインプラントを有するためである。
グラフィック画像ソフトウェアプログラムは、癒合支台で使用した発出プロファイル輪郭の立体的画像を発生できる。所望の美容的位置にインプラントが配置されていない場合には、ソフトウェアプログラムは、柔らかな組織を通して修復発生位置をリロケートする。グラフィック画像ソフトウェアプログラムは、更に、歯肉マージンを、全ての歯型、モデル、インプラント、及び支台寸法に対して正確に関連させることができる。ソフトウェアは、無歯の場所内に重ねて透明な歯のアウトラインを形成する。「ゴースト(ghost) 」歯の咬合アウトラインは、可能であれば、正確でなければならず、スキャンした向き合った咬合寸法に基づかなければならない。本発明によれば、咬合アウトラインは、適正な咬合平面及び癒合支台高さを維持するため、ワックスアップ(wax-up)をスキャンすることによって形成されるものと考えられる。
ソフトウェアプログラムは、重ね合わせた歯の寸法の歯列弓近心側、歯列弓遠心側、頬側、及び舌側、及び交互領域から、所与の寸法を差し引く。これにより、製造中、癒合支台の高さを更に減少でき、被せる材料(例えば金、陶器、タルギス(targis)、等)の厚さを適正にできる。グラフィック画像ソフトウェアプログラムは、更に、注文製作の支台に角度の精密測定を組み込み、次いで、プロテーゼの寸法を計算し、必要であれば、研究所の技術者によって検査及び変更を行う。本発明の癒合支台に設けられた様々な情報マーカーから、特徴の各々の分析及び決定を行う。
グラフィック画像コンピュータプログラムによって決定された最終的な寸法情報をコンピュータからフライス盤(例えば5軸フライス盤)に伝達し、注文製作の支台を製造する。本発明によれば、注文製作の支台は、金、チタニウム、又は他の同様の金属又は複合材料から製作できると考えられる。次いで、注文に従って研削したコーピングを製作できる。本発明によれば、注文に従って研削したコーピングは、チタニウム、プラスチック、金、セラミック、又は他の同様の金属又は複合材料から製作できると考えられる。
図7は、本発明の別の実施例の分解図を示す。キャップ602を癒合支台600に置き、その後、癒合インプラント及びこれを取り囲む患者の口の特徴の印象を取るプロセス中に取り外す。本発明によれば、キャップ602は、プラスチック又は金属、又は複合材料から形成できると考えられる。図7に示すように、ノッチ604が癒合支台600の側部に形成されている。これらのノッチは、キャップ602に予備成形されたノッチ606と対応する。キャップ602を癒合支台600に置いたとき、キャップは、キャップ602のノッチ606の数が癒合支台の側壁のノッチ604の数と正確に一致した場合にのみ、ぴったりと且つ適正に嵌着する。本発明によれば、ノッチの数は、図7に示す数よりも少なくてもよいし多くてもよいと考えられる。これらのノッチは、癒合支台の高さ、癒合支台及び/又はインプラントの直径、及び上掲の他のパラメータ等の情報パラメータと対応する。
詳細には、癒合支台をインプラントに固定した後、キャップ602を癒合支台600の上側に固定的に配置する。次いで、印象材料をキャップ602の上側に配置する。次いで、印象を患者の口の中でスキャンするか或いは印象材料(キャップ602を含む)をスキャンし、プロセスを上文中に説明したように続行する。
図9a乃至図9pは、本発明の更に別の実施例を示す。詳細には、図9a乃至図9pは、複数の癒合支台の平面図を示す。これらの図の各々は、癒合支台の上面に四つのマーキング位置を有する。各癒合支台に対し、マーカーは、四つのマーキング位置の各々に設けられるか或いは設けられておらず、マーカーの有無は、視覚的に又はスキャン装置のいずれかによって判断できる。以下に詳細に説明するように、マーキング位置にあるマーカーにより、癒合支台の寸法等の癒合支台の特徴を確認できる。
図9a乃至図9pでは、四つの行が、四つの異なる癒合支台高さ(例えば3mm、4mm、6mm、及び8mm)と対応する。コーディングキーの四つの列は、癒合支台着座面の四つの異なる直径(例えば3.4mm、4.1mm、5.0mm、及び6.0mm)と対応する。従って、16個の独特の癒合支台が提供される。
癒合支台の各々の上面には、四つのマーキング位置に配置された情報マーカーが0個乃至4個設けられている。図9a乃至図9pに示すように、マーキング位置は、癒合支台の中央領域から半径方向に、癒合支台の上面の外領域(即ち12時の位置、3時の位置、6時の位置、9時の位置)まで延びている。
周知のように、数のアレイとして二進法システムが存在する。この場合、数字は、「1」又は「0」であり、これらは二つの状態を表す。これらの状態は、夫々、「オン」及び「オフ」である。各マーキング位置について、マーカーが存在する(「オン」)のが1であり、マーカーが存在しない(「オフ」)のが0である。1及び0の組を互いにまとめることによって、各癒合支台についての情報がわかる。例示の実施例では、情報マーカーから(例えば視覚的検査、口内のスキャン、印象のスキャン、又は印象によって形成したモデルのスキャンによって)得られた1及び0の組が、癒合支台の高さ及び取り付けられたインプラントの着座面の直径についての情報を提供する。
図9a乃至図9pに示す情報マーカーは、円形断面の溝の形態である。しかしながら、本発明では、これらの溝の断面形状は、矩形であってもよいし、三角形であってもよく、又はこの他の様々な形状であってもよい。癒合支台から印象を形成するとき、溝によって形成されたマーキング位置は、印象で、突出した「隆起部(mound) 」状エレメントを形成する。次いで、癒合支台に関する確認特徴が得られるように、この印象をスキャンする。別の態様では、マーキングが、癒合支台の溝を実質的に複製したモデルの溝であるように、患者の口のモデルを印象から形成する。勿論、マーカーは、溝でなく突出部であってもよい。更に、癒合支台の独特の特徴を、口をスキャンすることによって、又は臨床医が単に視覚的にスキャンすることによって確認しようとする場合には、印象材料にエッチングやレーザーマーキング等の特徴を形成しないマーカーを使用してもよい。
次に、各癒合支台の特徴に関し、図9aは、配向ピックアップ802を含む癒合支台801の平面図を示す。これらの配向ピックアップ802は、図9b乃至図9pに示す癒合支台の各々にも存在する。配向ピックアップ802の最も反時計廻り方向(即ち図9a乃至図9pの下領域の水平方向ピックアップ)は、癒合支台の頂部から見て、インプラントのヘックスの一つの平坦部と常に平行である。図示のように、配向ピックアップ802は、図9a乃至図9pの癒合支台の側部に設けられた一対の面取り部である。別の態様では、配向ピックアップ802は、溝であってもよいし、突出した押縁であってもよい。
配置ピックアップ802は、四つのマーキング位置のいずれが第1マーキング位置であるのかを示す第2の機能を備えている。次いで、他の三つのマーキング位置を、最も反時計廻り方向にあるピックアップ802から、癒合支台の上面に設けられた他の三つのマーキング位置まで時計廻り方向に読み取る。換言すると、図9a乃至図9pに示すように、6時の位置の情報マーカーが二進法コードの最初の数字であり、9時の位置の情報マーカーが二進法コードの第2の数字であり、12時の位置の情報マーカーが二進法コードの第3の数字であり、3時の位置の情報マーカーが二進法コードの第4の数字である。概括的に述べると、配置ピックアップ802の位置により、癒合支台の六個の平坦部のうちの一つ(及びインプラントの六個の平坦部のうちの一つ)の位置、及び情報マーカーの有無をチェックするための開始点を決定できる。
癒合支台801の四つの情報マーカーをスキャンすること(コンピュータ又は視覚による)により、図9aの癒合支台801の四つのマーキング位置に情報マーカーがないことがわかる。かくして、癒合支台801についての二進法コードは0000であり、これは、溝をなしたマーカーが四つの所定位置のいずれにもないということを示す。コーディングキーが(チャートに又はコンピュータソフトウェアに)予備設定されているため、二進法コード0000は、癒合支台801が、図9に示す行列の第1列及び第1行にあり、高さが3mmであり、着座面の直径が3.4mmであることを示す。かくして、癒合支台の頂部から三つの別個の情報が得られ、これにより、歯科医等は、(i)インプラントのヘックスの配向、(ii)癒合支台の高さ(癒合支台の下のインプラントの着座面の位置)、及び(iii)癒合支台の着座面の直径(即ちインプラントの着座面の大きさ)を知る。
図9bの癒合支台806は、0100の二進法コードを有する。これは、一つの情報マーカー807だけが第2マーキング位置に存在するためである。かくして、癒合支台806は高さが3mmであり着座面の直径が4.1mmであることが二進法コードからわかる。図9c及び図9dの二つの癒合支台811、816は、夫々、二進法コード1000及び1100を有する。癒合支台811は、情報マーカー812を第1マーキング位置に有するのに対し、癒合支台816は、情報マーカー817、818を第1の二つの位置に有する。かくして、これらの二つの癒合支台の独特の特徴がわかる。
図9e乃至図9hに示す癒合支台821、826、831、836は、高さが4mmであるが、着座面の直径が様々であり、夫々、二進法コード0010、0110、1010、及び1110を持つものと解釈される。癒合支台821は、第3マーキング位置に一つの情報マーカー822を有し、かくして二進法コードが0010になる。これは、癒合支台の高さが4mmであり、着座面の直径が3.4mmであるということを示す。同様の分析を、情報マーカー827、828を持つ癒合支台826、情報マーカー832、833を持つ癒合支台831、及び情報マーカー837、838、839を持つ癒合支台836について行うことにより、これらの癒合支台の独特の特徴を決定できる。
図9i乃至図9lに示す癒合支台841、846、851、856は、高さが6mmであるが、着座面の直径が異なり、夫々、二進法コードが0001、0101、1001、及び1101を持つものと解釈される。癒合支台841は、第4マーキング位置に一つの情報マーカー842を有し、かくして二進法コードが0001となる。これは、癒合支台の高さが6mmであり、着座面の直径が3.4mmであるということを示す。同様の分析を、情報マーカー847、848を持つ癒合支台846、情報マーカー852、853を持つ癒合支台851、及び情報マーカー857、858、859を持つ癒合支台856について行うことにより、これらの癒合支台の独特の特徴を決定できる。
図9m乃至図9pに示す癒合支台861、866、871、876は、高さが8mmであるが、着座面の直径が異なり、夫々、二進法コードが0011、0111、1011、及び1111を持つものと解釈される。癒合支台861は、二つの情報マーカー862、863を有する。これは、癒合支台の高さが8mmであり、着座面の直径が3.4mmであるということを示す。同様の分析を、情報マーカー867、868、869を持つ癒合支台866、情報マーカー872、873、874を持つ癒合支台871、及び情報マーカー877、878、879、880を持つ癒合支台876について行うことにより、これらの癒合支台の独特の特徴を決定できる。
図9a乃至図9pの16個の癒合支台の行列は、四つのインプラント着座面直径及び四つの高さを示すが、この行列は、癒合支台のこの他の物理的特徴を含んでもよい。例えば、癒合支台の最大直径は、二進法コードシステムで得られる情報であってもよい。癒合支台及びかくしてインプラントの継手の種類(即ち内ヘックス又は外ヘックス)を提供してもよい。癒合支台と関連していないがインプラントだけと関連した情報を使用してもよい。例えば、インプラントの製造者を記してもよい。又はインプラントの内ねじボアと噛み合うねじの種類に関する情報を提供してもよい。
更に、図9a乃至図9pは、癒合支台の二つの物理的特徴を提供するための四桁の二進法コードシステムの可能性を示すけれども、三つ又はそれ以上の物理的特徴を提供してもよい。例えば、着座面の二つの大きさ、四つの高さ、及び二つの最大直径により十六個の独特の癒合支台を提供する。これよりも多くの情報が必要とされる場合には、癒合支台及び/又はインプラントの32個の物理的特徴を表示できるように、第5マーキング位置を追加してもよい。一つのマーキング位置をマーカーで示したけれども、各マーキング位置に二つ又はそれ以上のマーカーを設けてもよい。例えば、一つの位置内の一つの周溝及び一つの半径方向溝が二進法システムの二つのディジットを表してもよい。別の態様では、各溝について二つの幅を可能にすることにより、癒合支台についての特定の情報を表す追加のしるしを提供してもよい。
本発明を円形の癒合支台に関して説明したが、解剖学的に歯のような形状の癒合支台は、情報マーカーの利点を得ることができる。かくして、癒合支台の組は、様々な歯のような形状の構成要素を含んでいてもよく、情報マーカーは、癒合支台にいずれの歯の形状が設けられているのかに関する情報を提供できる。例えば、組には、四種類の臼歯形状癒合支台、四種類の小臼歯形状癒合支台、四種類の切歯形状癒合支台、及び四種類の円形支台が含まれる。組の各構成要素に設けられた四つの情報マーカー位置が、十六個の癒合支台のいずれが使用されているのかを決定する情報を提供する。
本発明には、三つのマーキング位置だけしか必要としない八個の独特の癒合支台(図示の十六個の支台ではない)の組も含まれる。この場合におけるコンピュータソフトウェア及び/又は視覚的チャートは、三つのディジットを含む二進法コードにより、これらの八個の独特の癒合支台を同定する。三つのマーキング位置で、オン又はオフの決定と対応する二進法コードは、000、100、010、001、110、101、011、及び111である。同様に、組が独特の癒合支台を四つしか含まない場合には、癒合支台及び取り付けられた歯科用インプラントに関する特徴を決定するために二つのマーキング位置を癒合支台に設けるだけでよい。四つの癒合支台行列における二進法コードは、00、10、01、及び11である。
癒合支台の上面(又は上面の印象、又は上面の印象のモデル)を分析した後、ヘックスの配向を配置ピックアップ802の位置から知り、二進法コードにより、癒合支台の支台高さ及び着座面を知る。更に、上文中に示した種類の他のマーカーを追加することによって、癒合支台及び取り付けられたインプラントに関するこの他の情報を決定することができる。
上文中に説明したマーカーに加え、更に、図9qに示すような特定の構成要素についての情報を提供するためのバーコードシステムを設けることができる。バーコード894は、スキャン又は読み取りを容易に行うことができるように、癒合支台892の上面に配置できる。かくして、バーコード894は、情報マーカーに関して上文中に説明したのと同じ種類の情報を提供する。
図10を参照すると、癒合支台の頂部に設けられた情報を、スキャン技術を使用して読み取る場合、コンピュータソフトウェアは、隣接した歯に対するインプラント900の位置及び配向を決定できる。インプラント900の位置は、「X」軸、「Y」軸、及び「Z」軸を持つ直交座標系で定義される。共通の点は、インプラントの中心線と、インプラント900の着座面925を表す平面920との交点である。
上文中に説明したように、情報マーカーは、インプラントの上方の癒合支台の高さを決定するのを補助する。この高さは、「Z」軸上のゼロ点を同定するのに使用できる。この点は、インプラント900の着座面925を含む平面920内にある。「Y」軸910は、着座面925を表す平面920内にあり、正の「Y」方向は、できるだけ頬側に面する方向に近い。「X」軸915は、平面920内にあり、インプラントのヘックスの面に対して垂直である。かくして、平面920の着座面925の幅は、歯肉を通って発出する癒合支台の幅として周知である。かくして人工歯の発出プロファイルも同様に周知である。
次に図11を参照すると、患者の口のストーン鋳型1000の斜視図が、上面の形体が上文中に説明した癒合支台と対応する癒合支台1002のストーン鋳型モデルとともに示してある。ストーン鋳型1000は、上文中に説明したように、口の印象から形成される。
ストーン鋳型1000の形成後、これを、上文中に説明したスキャン技術を使用してスキャンし、スキャンデータを、コンピュータ支援設計(「CAD」)プログラム等のグラフィック画像プログラムに伝達する。その結果、ストーン鋳型1000(図11参照)の立体的(「3−D」)CADモデル1100が図12に示すように形成される。
図13に示すように、ストーン鋳型1000(図11参照)のCADモデル1100(図12)を修整し、修整済第1CADモデル1200を形成する。このモデルは、インプラント1202の位置、又は癒合支台1002(図11参照)の下にあるインプラントの上面の位置を示すように癒合支台1002(図11参照)が取り外してある。
CADプログラムは、更に、注文製作の、インプラント1202に取り付けられるようになった、患者に特定の支台を設計するのに使用される。注文製作の支台は、多くの場合にクラウンと呼ばれる最終的プロテーゼを支持する。ストーンモデル1000の変形例を使用し、患者の口の特定の寸法及び状態に基づいて、クラウンを隣接した歯の間に嵌まるように設計する。かくして、歯科用インプラントの正確な位置を得ることが、正確なクラウンを設計する上で重要である。CADプログラムを使用して注文製作の支台を設計した後、注文製作の支台の設計をCNCフライス盤等の精密製造デバイスに入力し、通常はチタニウム又はチタニウム合金である金属のブランクから、又はセラミック材料から形成する。
図14に示すように、注文製作の支台1402のCADモデルを、ストーンモデル1000をスキャンすることによって形成した隣接した歯1404のCADモデル間に配置した状態で示す。CADプログラムを使用し、オーバーモールド1502を図15に示すように形成する。オーバーモールド1502を、立体CADモデル1400で、注文製作の支台1402及び隣接した歯1404に被せる。オーバーモールド1502は、実際の注文製作の支台1604(図18参照)を、立体CADモデル1400の注文製作の支台1402と実質的に同じ位置及び配向で位置決めできるように、患者の歯のストーンモデルに被せられるようになっている。
オーバーモールド1502を立体CADモデル1400で設計した後、CADプログラムにより、オーバーモールド1502の立体CADモデルと対応する急速原形オーバーモールド1602(図16参照)を、急速原形機器を使用して形成できる。本発明では、立体リソグラフィー、断層状対象物製造法(laminated-object manufacturing)、選択的レーザー焼結法(selective laser sintering) 、固体グラウンド硬化法(solid ground curing) 、原形プロセス等の多くの急速原形技術を使用してもよいと考えられる。急速原形機器を制御する機器によってオーバーモールド1502の立体CADモデルを使用し、急速原形オーバーモールド1602を形成する。
次に図16を参照すると、この図には急速原形アッセンブリ1600が示してある。このアッセンブリは、急速原形オーバーモールド1602、注文製作の支台1604、及びインプラント類似体1606を含む。急速原形オーバーモールド1602は、このオーバーモールド1602を注文製作の支台1604の縁部にスナップ嵌めすることによって形成したスナップ嵌め連結部により、注文製作の支台1604を受け入れるようになっている。更に、注文製作の支台を急速原形オーバーモールドに締まり嵌めを使用して固定するため、プレス嵌めを使用することが考えられる。注文製作の支台1604は、インプラント類似体1606にねじで固定される。
次いで、精密製造デバイスで製造した注文製作の支台1604(図18参照)を、図17に示すように、変更したストーンモデル1700内に配置し、クラウンを形成しなければならない。変更したストーンモデル1700では、ストーン鋳型1000(図11参照)から癒合支台1002が取り外してあり、その結果、癒合支台1002がストーン鋳型1000(図11参照)にあった場所に開口部1702が形成される。この開口部1702は、インプラント類似体1606を受け入れるのに十分な大きさである。インプラント類似体を受け入れるのに十分に大きい隙間1706又は穴が、ストーンモデル1700に、インプラント類似体1606と開口部1702を形成する壁との間に存在する。急速原形アッセンブリ1600をストーンモデル1700に被せ、注文製作の支台1604及びインプラント類似体1606を立体CADモデルにおけるように位置決めする。次いで、隙間1706をエポキシ等の固定材料で埋め、インプラント類似体1606をストーンモデル1700に固定する。固定材料の硬化後、インプラント類似体1606を、インプラントの場所と隣接した歯に対して患者の口の中のインプラントと実質的に同じ位置にストーンモデル1700内に適正に位置決めする。インプラント類似体1606及び注文製作の支台1604を、図18に示すように、急速原形オーバーモールド1602から取り外してもよい。次いで、インプラント類似体1606及び注文製作の支台1604が適正に位置決めされたストーンモデル1700を使用して、最終的なプロテーゼを形成できる。
かくして、本発明によれば、特定の患者用の注文製作の支台1604を形成するためのスキャンプロセスを行うため、及び最終的なプロテーゼ形成するため、注文製作の支台1604と噛み合うインプラント類似体1606を受け入れるため、同じストーンモデルを使用してもよい。
以上の実施例は、最終的なプロテーゼの形成について説明したが、このプロセスは、一時的プロテーゼの形成にも同様に使用できる。
本発明の別の実施例によれば、ロボットマニピュレーターを使用してインプラント類似体をストーンモデル内に配置する。本明細書中上文中に説明したように、患者の口の印象を取ることによって、患者の口のストーン鋳型1000を形成する。ストーン鋳型をスキャンし、ストーン鋳型1000の立体CADモデル1100を形成する。CADプログラムを使用して注文製作の支台1604を設計する。注文製作の支台1604を、精密製造デバイスで、CADプログラムからの情報を使用して形成する。
図19aに示すように、癒合支台1002を含むストーン鋳型1000(図11参照)の一区分を取り除くことによって、修整済のストーン鋳型1900を形成する。注文製作の支台1604の形成に使用されるCADプログラムを使用し、インプラント類似体が取り付けられた注文製作の支台を含む立体CADモデルを形成する。かくして、図20に示すように、インプラント類似体2002が隣接した歯2004に対して適正な位置に形成された立体CADモデル2000が得られる。この立体CADモデル2000内で座標系を使用し、インプラント類似体2002及び隣接した歯2004の相対的位置を発生する。ストーン鋳型1000のスキャン及びロボットマニピュレーター2100(図21参照)を使用したインプラント類似体2102(図21参照)の配置を行うのに共通のベースプレート2106(図21参照)を使用してもよい。ロボットマニピュレーター2100(図21参照)は、ベースプレート2106(図21参照)に対して周知の位置に配置される。スキャナは、ストーン鋳型1000における癒合支台1002のX位置、Y位置、及びZ位置を、ベースプレート2106の原点とも呼ばれるベースプレート2106の軸線に対して計測する。かくして、ベースプレート2106がロボットマニピュレーター2100に関して周知の位置にある場合には、インプラント類似体2102(図21参照)の正確な位置を決定できる。
インプラント類似体2002及び隣接した歯2004の相対的位置を発生した後、この位置情報をロボットマニピュレーターに入力する。ロボットマニピュレーター2100は、相対的位置についての情報を使用し、インプラント類似体2102を、図21に概略に示すように癒合支台が配置された変形例のストーン鋳型1900に配置したエポキシ等の固定材料2104内に配置する。ロボットマニピュレーター2100は、変形例のストーン鋳型1900内でのインプラント類似体2102の位置が、立体CADモデル2000内のインプラント類似体2002の位置と実質的に同じであるように、インプラント類似体2102を固定材料2104に正確に配置できる。
本発明の別の変形例によれば、インプラント類似体を変形例のストーン鋳型の固定材料内に配置するのにロボットマニピュレーターを使用する代りに、このロボットマニピュレーターを、ストーン鋳型1901に穴1902を第1ハンドで穿孔し、インプラント類似体を第2ハンドで穴に配置するようになった多数のハンドを持つロボットマニピュレーターにしてもよい。
以上の実施例は、最終的なプロテーゼの形成について説明したが、このプロセスは、一時的プロテーゼの形成にも同様に使用できる。
上述の実施例は、患者の口の鋳型をスキャンすることによって説明したが、口内スキャン、CTスキャン、又は他の周知の種類の医療的スキャンにより、立体CADモデルで使用するためのデータを発生してもよいと考えられる。
以上の実施例は、様々なマーキングが設けられた癒合支台を使用して説明したが、更に、スキャンを行う前に、スキャン支台をストーンモデル内に配置してもよいと考えられる。このような実施例によれば、患者の口の第1ストーンモデルを形成し、癒合支台と対応する第1ストーンモデルの一部を取り外し、上文中に説明したように様々なマーキングが設けられたスキャン支台と交換する。次いで、スキャン支台を持つ第1ストーンモデルのスキャンを行い、患者の口の立体CADモデルを形成する。次いで、立体CADモデルを上文中に説明したように使用する。
本発明の特定の実施例及び用途を例示し且つ説明したが、本発明は、本明細書中に開示した正確な構造及び構成に限定されず、様々な変形及び変更が、特許請求の範囲に記載の本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、以上の説明から明らかである、ということは理解されるべきである。
図1aは、癒合支台の平面図である。 図1bは、図1aに示す癒合支台の長さ方向断面図である。 図1cは、インプラントに取り付けた図1bに示す癒合支台の断面図である。 図2aは、癒合支台の別の実施例の平面図である。 図2bは、図2aに示す癒合支台の長さ方向断面図である。 図3aは、癒合支台の更に別の実施例の平面図である。 図3bは、図3aに示す癒合支台の長さ方向断面図である。 図4aは、癒合支台の他の実施例の平面図である。 図4bは、図4aに示す癒合支台の長さ方向断面図である。 図5aは、癒合支台の更に他の実施例の平面図である。 図5bは、図5aに示す癒合支台の長さ方向断面図である。 図6aは、癒合支台の別の実施例の平面図である。 図6bは、図6aに示す癒合支台の長さ方向断面図である。 図7は、本願の別の実施例の分解図である。 図8は、立体的写真撮影法の側面図である。 図9a乃至図9pは、情報マーカーの二進法コードシステムを持つ複数の癒合支台の平面図であり、図9qは、バーコード情報マーカーを持つ癒合支台の平面図である。 図10は、本発明の一実施例の座標系の斜視図である。 図11は、本発明の一実施例で使用した口の印象のストーンモデルの斜視図である。 図12は、図11のストーンモデルの立体的CADモデルの斜視図である。 図13は、CADモデルから癒合支台を取り外した、図12の変形例の立体的CADモデルの斜視図である。 図14は、CADモデルに注文製作の支台を追加した、図13の変形例の立体的CADモデルの斜視図である。 図15は、オーバーモールドを注文製作の支台及び隣接した歯に取り付けた、立体的CADモデルの斜視図である。 図16は、インプラント類似体及び支台を含む、図15の立体的CADモデルに示すオーバーモールドの急速原形の斜視図である。 図17は、図16のオーバーモールドを取り付けた、図11の変形例のストーンモデルの斜視図である。 図18は、オーバーモールドを取り外し、インプラント類似体をストーンモデルに配置し、特定の患者用支台をインプラント類似体に連結した、図17の変形例のストーンモデルの斜視図である。 図19aは、支台を取り外した、口の変形例のストーンモデルの一実施例の斜視図である。 図19bは、支台を取り外した、口の変形例のストーンモデルの別の実施例の斜視図である。 図20は、口中に配置した注文製作の支台及びインプラント類似体の立体的CADモデルの斜視図である。 図21は、インプラント類似体を本発明の別の実施例によるストーンモデルに配置するようになったロボットマニピュレーターシステムの概略図である。
符号の説明
10 癒合支台
15 主本体
17 第1テーパ区分
19 境界
21 第2テーパ区分
23 端面
25 六角形ソケット
29 上面
30 ソケット
40 へッド部分
50 取り付けボルト
70 インプラント
60 O−リング

Claims (46)

  1. 歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法において、
    歯科用インプラントが設置された第1設置場所と、少なくとも一つの情報マーカーを持つ、前記歯科用インプラントに取り付けられた歯肉癒合支台とを含む口の印象をとる工程と、
    歯モデル及び少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーを含むストーンモデルを前記印象に基づいて形成する、工程と、
    前記モデルをスキャンする工程と、
    前記モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する工程と、
    スキャンデータをCADプログラムに伝達する工程と、
    前記スキャンデータを使用し、設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する工程と、
    少なくとも一つの情報マーカーを決定し前記歯科用インプラントの位置についての情報を集める工程と、
    前記立体的画像及び少なくとも一つの情報マーカーに基づいて支台寸法情報を発生する工程と、
    前記立体的画像及び前記支台寸法情報に基づいてオーバーモールド急速原形寸法情報を発生する工程と、
    前記オーバーモールド急速原形寸法情報を急速原形機械に伝達する工程と、
    前記修整済ストーンモデルに被せられるようになった前記オーバーモールド急速原形を製作する工程であって、前記オーバーモールド急速原形は、前記支台寸法情報から形成された注文製作の支台を受け入れるようになっており、前記注文製作の支台にはインプラント類似体が取り付けられており、前記オーバーモールド急速原形は、更に、前記注文製作の支台及び前記インプラント類似体を、前記修整済ストーンモデル内に、前記オーバーモールド急速原形を前記修整済ストーンモデルの少なくとも一つの歯モデル上に位置合わせすることによって位置決めされるようになっている、工程とを含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記スキャンは、レーザースキャン技術である、方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    前記スキャンは、機械的感知技術である、方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    前記スキャンは、写真スキャン技術である、方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    前記写真スキャン技術は、立体写真画像技術である、方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、立体リソグラフィー急速原形技術である、方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、
    オーバーモールド急速原形を製作する前記工程は、断層状対象物製造急速原形技術である、方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、
    オーバーモールド急速原形を製作する前記工程は、選択的レーザー焼結急速原形技術である、方法。
  9. 請求項1に記載の方法において、
    前記ストーンモデルを物理的に変更し、前記修整済ストーンモデルを形成する、方法。
  10. 請求項9に記載の方法において、
    前記モデルマーカーを持つ前記ストーンモデルの領域を取り外し、前記修整済ストーンモデルを形成する、方法。
  11. 請求項1に記載の方法において、
    前記オーバーモールド急速原形は、前記注文製作の支台を受け入れるようになった少なくとも一つの第1凹所と、前記修整済ストーンモデルの歯モデルの少なくとも一部に被せるようになった少なくとも一つの第2凹所とを有する、方法。
  12. 請求項1に記載の方法において、更に、
    前記急速原形オーバーモールドを前記修整済ストーンモデルに被せる工程と、
    前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに流動性材料で取り付け、前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに固定的に取り付ける工程とを含む、方法。
  13. 請求項1に記載の方法において、
    オーバーモールド急速原形寸法情報を発生する工程で、前記少なくとも一つの情報マーカーを追加に使用する、方法。
  14. 歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法において、
    歯科用インプラントが設置された第1設置場所と、少なくとも一つの情報マーカーを持つ、前記歯科用インプラントに取り付けられた歯肉癒合支台とを含む、口のストーンモデルを形成する工程であって、前記ストーンモデルは、歯モデル及び少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーを含む、工程と、
    前記モデルをスキャンする工程と、
    前記モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する工程と、
    前記スキャンデータをCADプログラムに伝達する工程と、
    前記スキャンデータを使用し、設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する工程と、
    少なくとも一つの情報マーカーを決定し、特定の患者用の注文製作の支台を製造するための情報を集める工程と、
    前記CADプログラムに基づいて注文製作の支台の寸法情報を発生する工程と、
    前記立体的画像及び注文製作の支台の寸法情報に基づいてオーバーモールド急速原形寸法情報を発生する工程であって、前記オーバーモールド急速原形は、インプラント類似体を前記修整済ストーンモデル内に位置決めするため、修整済ストーンモデルの少なくとも一部に被せられるようになっている、工程と、
    前記オーバーモールド急速原形寸法情報を急速原形機械に提供する工程と、
    前記オーバーモールド急速原形を製作する工程とを含む、方法。
  15. 請求項14に記載の方法において、
    前記スキャンは、レーザースキャン技術である、方法。
  16. 請求項14に記載の方法において、
    前記スキャンは、機械的感知技術である、方法。
  17. 請求項14に記載の方法において、
    前記スキャンは、写真スキャン技術である、方法。
  18. 請求項17に記載の方法において、
    前記写真スキャン技術は、立体写真画像技術である、方法。
  19. 請求項14に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、立体リソグラフィー急速原形技術である、方法。
  20. 請求項14に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、断層状対象物製造急速原形技術である、方法。
  21. 請求項14に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、選択的レーザー焼結急速原形技術である、方法。
  22. 請求項14に記載の方法において、
    前記ストーンモデルを物理的に変更し、前記修整済ストーンモデルを形成する、方法。
  23. 請求項22に記載の方法において、
    前記モデルマーカーを持つ前記ストーンモデルの領域を取り外し、前記修整済ストーンモデルを形成する、方法。
  24. 請求項14に記載の方法において、
    前記オーバーモールド急速原形は、前記注文製作の支台を受け入れるようになった少なくとも一つの第1凹所と、前記修整済ストーンモデルの歯モデルの少なくとも一部に被せるようになった少なくとも一つの第2凹所とを有する、方法。
  25. 請求項14に記載の方法において、更に、
    前記急速原形オーバーモールドを前記修整済ストーンモデルに被せる工程と、
    前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに流動性材料で取り付け、前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに固定的に取り付ける工程とを更に含む、方法。
  26. 請求項24に記載の方法において、
    オーバーモールド急速原形寸法情報を発生する工程で、前記少なくとも一つの情報マーカーを追加に使用する、方法。
  27. 歯プロテーゼの形成で使用するための修整済ストーンモデルに歯科用インプラント類似体を配置するための急速原形オーバーモールドの製造方法において、
    歯肉が被さった口内の骨の第1設置場所に歯科用インプラントを設置する工程と、
    取り付け部材の物理的特徴を同定するための少なくとも一つの情報マーカーを持つ取り付け部材を、歯科用インプラントに取り付ける工程と、
    前記第1取り付け場所を含む前記口の印象をとる工程と、
    歯モデル及び前記少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーを含むストーンモデルを、前記印象に基づいて形成する工程と、
    前記モデルをスキャンする工程と、
    前記モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する工程と、
    前記スキャンデータをグラフィック画像ソフトウェアプログラムに伝達する工程と、
    前記設置場所の立体的画像を形成する工程と、
    前記モデルマーカーを決定し、前記注文製作の支台を製造するための情報を集める工程と、
    注文製作の支台の寸法情報を、前記立体的画像及び前記少なくとも一つの情報マーカーから集めた前記情報に基づいて発生する工程と、
    前記注文製作の支台の寸法情報をフライス盤に伝達する工程と、
    前記注文製作の支台の寸法情報を使用して、前記注文製作の支台を前記フライス盤で製作する工程と、
    前記少なくとも一つの情報マーカーを決定し、前記歯科用インプラントの位置に関する情報を含む、前記ストーンモデル用のオーバーモールドの急速原形を製作するための情報を集める工程と、
    前記立体的画像及び前記注文製作の支台の寸法情報に基づいて、前記オーバーモールドについての急速原形寸法情報を発生する工程と、
    前記オーバーモールドについての前記急速原形寸法情報を急速原形機械に伝達する工程と、
    前記オーバーモールドについての前記急速原形寸法情報を使用し、前記修整済ストーンモデル用の前記オーバーモールドの前記急速原形を前記急速原形機械上で製作する工程と、
    前記モデルマーカーを前記ストーンモデルから取り外すことにより、前記ストーンモデルを修整する工程と、
    前記注文製作の支台及び歯科用インプラント類似体を、前記ストーンモデル用の前記オーバーモールドの前記急速原形に取り付ける工程と、
    前記ストーンモデル用の前記オーバーモールドの前記急速原形を、前記オーバーモールドが前記注文製作の支台を前記立体的画像に示すように位置決めするように、前記修整済ストーンモデルに配置する工程と、
    前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに固定材料を使用して固定する工程と、
    前記インプラント類似体の固定後、前記オーバーモールドの前記急速原形を前記修整済ストーンモデルから取り外す工程と、
    前記注文製作の支台と噛み合うようになった歯状プロテーゼを製造する工程とを含む、方法。
  28. 請求項27に記載の方法において、
    前記スキャンは、レーザースキャン技術である、方法。
  29. 請求項27に記載の方法において、
    前記スキャンは、機械的感知技術である、方法。
  30. 請求項27に記載の方法において、
    前記スキャンは、写真スキャン技術である、方法。
  31. 請求項30に記載の方法において、
    前記写真スキャン技術は、立体写真画像技術である、方法。
  32. 請求項27に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、立体リソグラフィー急速原形技術である、方法。
  33. 請求項27に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、断層状対象物製造急速原形技術である、方法。
  34. 請求項27に記載の方法において、
    急速原形を製作する前記工程は、選択的レーザー焼結急速原形技術である、方法。
  35. 特定の患者用のプロテーゼの形成で使用するため、インプラント類似体を患者の歯列の修整済ストーンモデルに位置決めする方法において、
    患者の歯列のストーンモデルを形成する工程であって、前記ストーンモデルは、歯モデル及び少なくとも一つの情報マーカーを示すモデルマーカーを含む、工程と、
    前記ストーンモデルをスキャンする工程と、
    前記モデルをスキャンすることによりスキャンデータを発生する工程と、
    前記スキャンデータをCADプログラムに伝達する工程と、
    前記スキャンデータを使用し、設置場所の立体的モデルをCADプログラム上に形成する工程と、
    少なくとも一つの情報マーカーを決定し、支台を製造するための情報を集める工程と、
    前記立体的画像及び前記少なくとも一つの情報マーカーに基づいて支台寸法情報を発生する工程と、
    前記CADプログラム上で前記インプラント類似体を前記支台に取り付ける工程と、
    前記CADプログラム上でインプラント類似体位置情報を発生する工程と、
    前記インプラント類似体位置情報をロボットマニピュレーターに伝達する工程と、
    前記モデルマーカーを取り外すことによって前記ストーンモデルを修整する工程と、
    前記ロボットマニピュレーター及び前記インプラント類似体位置情報を使用して前記インプラント類似体を前記修整したストーンモデルに配置する工程とを含む、方法。
  36. 請求項35に記載の方法において、
    前記スキャンは、レーザースキャン技術である、方法。
  37. 請求項35に記載の方法において、
    前記スキャンは、機械的感知技術である、方法。
  38. 請求項35に記載の方法において、
    前記スキャンは、写真スキャン技術である、方法。
  39. 請求項38に記載の方法において、
    前記写真スキャン技術は、立体写真画像技術である、方法。
  40. 歯科用構成要素において、
    患者の口の修整済物理的モデルの歯列上に位置決めされるようになった急速原形オーバーモールドを含み、前記急速原形オーバーモールドは、患者の口のCAD画像から形成され、前記急速原形オーバーモールドは、注文製作の支台及びインプラント類似体を受け入れるようになっており、前記注文製作の支台は、前記CAD画像上に設計され、前記急速原形オーバーモールドは、更に、前記支台及び前記インプラント類似体を、前記CAD画像と実質的に対応する修整済物理的モデルの所定位置に、前記急速原形オーバーモールドを前記修整済物理的モデルの少なくとも一つの歯モデル上に位置合わせすることによって、位置決めするようになっている、歯科用構成要素。
  41. 歯科用インプラント類似体を、歯プロテーゼの形成で使用される修整済ストーンモデルに配置するためのオーバーモールドの製造方法において、
    患者の口の少なくとも二つの歯及びこれらの二つの歯の近くのインプラント設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する工程と、
    前記インプラント設置場所内での歯科用インプラントの位置及び配向を決定する工程と、
    前記歯科用インプラントと噛み合うための支台の立体的画像をCADプログラム上に形成する工程と、
    オーバーモールドの立体的画像を、前記立体的支台画像及び前記少なくとも二つの歯モデルに基づいて、前記少なくとも二つの歯モデルと寸法的に相互作用する前記立体的オーバーモールド画像に基づいて、及び前記立体的支台画像に基づいて、CADプログラム上に形成する工程と、
    前記立体的オーバーモールド画像から前記オーバーモールドを製作する工程であって、前記オーバーモールドは、少なくとも二つの歯のモデルを受け入れるための歯受け入れ領域を患者の口の全体モデル上に有し、前記オーバーモールドは、患者の口の前記全体モデルで使用されるインプラント類似体と噛み合うようになった支台を受け入れるための支台受け入れ領域を有する、方法。
  42. 請求項41に記載の方法において、
    患者の口の少なくとも二つの歯及びこれらの二つの歯の近くのインプラント設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する工程は、患者の口のストーンモデルをスキャンすることによって行われる、方法。
  43. 請求項41に記載の方法において、
    患者の口の少なくとも二つの歯及びこれらの二つの歯の近くのインプラント設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラムに形成する工程は、患者の口を経口的にスキャンすることによって行われる、方法。
  44. 請求項41に記載の方法において、
    前記修整済ストーンモデルの前記オーバーモールドを噛み合わせ、前記インプラント類似体を前記実際のインプラントの位置と実質的に同じ位置及び配向で配置する工程を更に含む、方法。
  45. 請求項44に記載の方法において、
    前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに流動性固定材料を使用して取り付ける工程を更に含む、方法。
  46. 特定の患者のプロテーゼの形成で使用するため、患者の歯列の修整済ストーンモデルにインプラント類似体を位置決めする方法において、
    患者の口の少なくとも二つの歯及びこれらの二つの歯の近くのインプラント設置場所の立体的コンピュータモデルをCADプログラム上に形成する工程と、
    前記インプラント設置場所内での歯科用インプラントの位置及び配向を決定する工程と、
    前記歯科用インプラントと噛み合うための支台の立体的画像をCADプログラム上に発生する工程と、
    インプラント類似体位置情報をCADプログラム上に発生する工程と、
    CADプログラム上でインプラント類似体を支台に取り付ける工程と、
    前記インプラント類似体位置情報をロボットマニピュレーターに伝達する工程と、
    前記モデルマーカーを取り外すことによって前記ストーンモデルを修整する工程と、
    前記ロボットマニピュレーター及び前記インプラント類似体位置情報を使用して前記インプラント類似体を前記修整済ストーンモデルに配置する工程とを含む、方法。
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