JP2009511864A - 静水圧感応形アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
本発明は、静水圧の変化に応答して2つの要素相互の相対運動を生じさせるために加圧チャンバ内に用いられるようになったアクチュエータに関する。本発明は、独立気泡から成っていて2つの要素に固定される気泡フォームブロックから成ることを特徴とする。本発明は、タイヤとリムによって形成されるキャビティ内へのホイールモジュール及びアンテナの配備に適している。
Description
本発明は、タイヤ及びホイールによって形成されたキャビティの内部から車両の内部に設置された中央処理装置に情報を伝えることができる手段の車両内への取り付けに関する。
本発明は、その主要な用途において、一般に、特に車両のタイヤの圧力をモニタするためのシステムの種々のコンポーネント(これらには限定されない)、例えば車両のタイヤの状態に関する情報を収集し、処理すると共に伝えるよう設計された装置(又はホイール「ユニット」)の車両内設置に利用される。より正確に言えば、本発明は、特にインフレーション圧力の値を収集し、処理し、そして特に搭載中央処理装置に伝えるよう設計された装置又はホイールユニットをタイヤ及びホイールリムによって形成されたキャビティ内に固定することに関する。
上述のキャビティ内に設けられるよう設計されているのが「ホイールユニット」、換言すると情報の収集、処理及び(又は)伝達装置であることからして、遭遇する問題は、2つの大きな種類のものである。これら問題は、一方において、地面に沿うホイールの迅速な回転に関する問題(遠心力、振動等)であり、他方において、ホイールリムに取り付けられなければならず、又はタイヤを交換するときに取り外されなければならないタイヤの制約である。
また、サイズに限度があり、従って、バッテリの電力に制限がある。しかしながら、バッテリは、非常に長い寿命を持たなければならず、このことは、伝送電力を好き勝手に増大させることはできないということを意味している。これとは対照的に、伝送電力は、できるだけ弱く保たれなければならず、何はともあれ、当該規則によって認可された値よりも小さい状態のままでなければならない。
したがって、所望のシステムは、遠心力及び振動に耐えなければならず、タイヤの脱着を邪魔しないよう小型でなければならず、エネルギー供給源の出力と適合した伝送電力を備えなければならず、しかも、それにもかかわらず、信号を満足のゆく程度に伝送しなければならない。
これらホイールユニットを固定する多くの手法が提案された。これらのうち国際公開第96/15919号パンフレットは、ホイールユニットをホイールのインフレーション/デフレーション弁棒に固定することによりホイールに固定されたホイールユニットを使用している。
しかしながら、この方法は、タイヤを脱着しようとする際、特に、弁が装着ウェル内の壁を貫通して開くことがない場合に問題を生じる。
欧州特許第701,911号明細書の図1は、工業用の市販の車両用のホイールリムを示しており、このホイールリムは、外側から内側に軸方向に進んで、外側受座、安全ハンプ(こぶ状突起)、ホイールディスクが係合する円筒形ゾーン及び装着ウェルを備えている。このリムの場合、弁は、ハンプの内壁内に設けられ、弁棒に固定されたホイールユニットは、装着ウェル内に納まるのではなくディスク係合ゾーンに当接して位置する。ホイールユニットのこの位置により、タイヤの脱着は、非常に困難になる。
欧州特許第701,911号明細書の図1は、工業用の市販の車両用のホイールリムを示しており、このホイールリムは、外側から内側に軸方向に進んで、外側受座、安全ハンプ(こぶ状突起)、ホイールディスクが係合する円筒形ゾーン及び装着ウェルを備えている。このリムの場合、弁は、ハンプの内壁内に設けられ、弁棒に固定されたホイールユニットは、装着ウェル内に納まるのではなくディスク係合ゾーンに当接して位置する。ホイールユニットのこの位置により、タイヤの脱着は、非常に困難になる。
別の固定方法が、米国特許第5,742,984号明細書に示されている。ホイールユニットは、環状フランジによってホイールリムの装着ウェルの外壁に当接して配置されている。ホイールユニットのこの位置は、ホイールからのタイヤの容易な脱着と両立するが、ホイールの金属壁が近くに位置するので、ホイールユニットとモニタシステムの中央受信器との間の無線伝送品質が著しく妨げられることが判明している。
本発明は、静水圧の変化に応答して2つの部品相互の相対運動を生じさせるよう加圧エンクロージャ内で用いられるよう設計されたアクチュエータにおいて、アクチュエータは、2つの部品に固定された独立気泡フォームブロックから成ることを特徴とするアクチュエータに関する。
かかるブロックは、大気圧よりも高い圧力状態のガスで満たされた独立気泡の集まりから成る。その結果、大気圧では、ブロックの気泡の全ては、拡張する。しかしながら、静水圧が増大しているキャビティ内に配置されると、ブロックの体積は、次第に減少すると考えられる。体積の減少の大きさは、加わる静水圧の関数であるが、ブロックの気泡の体積の関数でもある。非常に高い静水圧下では、ブロックの体積は、壁だけの体積にほぼ等しい。これら全てのパラメータは、意図した使用条件に合うように当業者によって容易に変更できる。
第1の使用モードでは、フォームブロックは、2つの部品相互間に配置されると共に2つの基本的に平坦で且つ互いに平行な壁によって2つの部品に固定される。かくして、かかるアクチュエータは、2つの壁及び2つの部品に静水圧が増大しているときにほぼ直線状の閉鎖運動を与え、この運動は、アクチュエータに加えられる静水圧が減少すると、可逆性である。
第2の使用モードでは、フォームブロックは、ピボット軸線pを定めると共に互いに対して角度アルファをなす2つの基本的に平坦な壁によって2つの部品に固定される。
静水圧が増大すると、アクチュエータの独立気泡フォーム材料のブロックは、収縮し、かくしてピボット軸線p回りの回転とほぼ等価な2つのフェースの閉鎖運動を生じさせ、第1の実施形態では、この回転運動は、アクチュエータに加えられる静水圧が減少すると、可逆性である。
2つの連結壁相互間の角度アルファは、好ましくは、180°未満である。
角度アルファは、有利には、80°〜100°である。これにより、本発明のアクチュエータの優れた機械的作動が可能になる。
角度アルファは、有利には、80°〜100°である。これにより、本発明のアクチュエータの優れた機械的作動が可能になる。
好ましい実施形態では、壁は各々、剛性固定用部品によって部品のうちの一方に連結され、2つの固定用部品は、回転軸線がピボットpに一致したヒンジによって互いに連結されている。
この実施形態により、静水圧が変化すると、2つの部品に生じる相対運動に対する良好な制御が可能である。この実施形態は又、アクチュエータの機械的強度を向上させる。
アクチュエータは、大気圧よりも高い静水圧の状態で生じる所与の相対位置に2つの部品を係止する係止クリップを更に有するのが良い。かかるクリップの利点は、2つの部品が、安定であり且つ次の静水圧の変化とは無関係である所与の配備位置に維持されるということにある。クリップは又、静水圧がその後減少した場合でもこの位置を維持することが必要であればそのようにする。
本発明のアクチュエータは、剛性プレートによって互いに連結された2つの独立気泡フォームブロックから成っていても良い。これにより、圧力変化により生じる運動の大きさが大幅に増大し、しかも、良好な機械的効率が依然として維持される。
独立気泡フォーム材料から成るかかるブロックは、ポリエチレンから成るフォーム、ポリウレタンから成るフォーム、ニトリルゴムの配合物を主成分とするフォーム、ポリ塩化ビニルの配合物を主成分とするフォーム、1,2−ポリブタジエンから成るフォーム、ポリイソブチレンから成るフォーム、ポリイソプレンから成るフォーム、及びエラストマー熱可塑性樹脂から成るフォームを含む群から選択された材料で作られるのが良い。
本発明のアクチュエータの寿命は、これらの使用と両立できるので、金属化又は不透性のフィルム又は被膜の被着により気泡フォームの表面を処理することが有利である。かかる処理又はかかる被着は、ブロックの残留透過性を大幅に減少させ、かくして優れたアクチュエータ寿命を保証する。
本発明は又、ホイールリムと、例えばホイールユニット又はアンテナのような装置とを有する組立体であって、タイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に設けられるよう設計された組立体において、上記装置は、本発明のアクチュエータによってホイールリムに固定されていることを特徴とする組立体に関する。
好ましい実施形態では、ホイールリムと、上記装置とを有する組立体は、上記装置が、タイヤ及びホイールリムによって形成されたキャビティが加圧されるか加圧されないかに応じて2つの別々の位置を取るよう設計されているようなものであり、
・相対圧力がゼロの場合、装置は、該装置のハウジングとして役立ち、かくしてホイールリムへのタイヤの容易な装着を可能にするホイールリムの装着ウェル内に配置され、
・公称インフレーション圧力P又は使用圧力では、アクチュエータは、圧縮され、装置は、装着ウェルから半径方向に伸長され、かくして配備される。
・相対圧力がゼロの場合、装置は、該装置のハウジングとして役立ち、かくしてホイールリムへのタイヤの容易な装着を可能にするホイールリムの装着ウェル内に配置され、
・公称インフレーション圧力P又は使用圧力では、アクチュエータは、圧縮され、装置は、装着ウェルから半径方向に伸長され、かくして配備される。
この装置は、好ましくは、係止クリップを有するアクチュエータによってホイールリムに固定される。
本発明は又、タイヤの状態に関する情報を収集し、処理すると共に(或いは)伝達するためにタイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に配置されて固定されるよう設計された例えばホイールユニットのような装置であって、モジュール及びアンテナを有する、装置において、アンテナは、モジュールに対して外部に配置されると共に本発明のアクチュエータによってモジュールに連結されていることを特徴とする装置に関する。
アクチュエータは、好ましくは、一方においてアンテナの一端に固定され、他方においてモジュールに固定される。
本発明は又、タイヤの状態に関する情報を収集し、処理すると共に(或いは)伝達するためにタイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に配置されて固定されるよう設計された例えばホイールユニットのような装置であって、モジュールと、モジュールに隣接して位置する内壁及び外壁を備えたアンテナとを有し、アンテナの一端がモジュールに固定されている、装置において、アンテナの外壁は、その長さの一部が、使用圧力Pを受けると変形し、それによりアンテナを配備する独立気泡フォーム材料の細長いブロック又は細長い層によって覆われていることを特徴とする装置に関する。
本発明は又、タイヤの状態に関する情報を収集し、処理すると共に(或いは)伝達するためにタイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に配置されて固定されるよう設計された例えばホイールユニットのような装置であって、モジュールと、モジュールに隣接して位置する内壁及び外壁を備えたアンテナとを有し、アンテナの一端がモジュールに固定されている、装置において、アンテナの外壁は、その長さの一部が、使用圧力Pを受けると変形し、それによりアンテナを配備する独立気泡フォーム材料の細長いブロック又は細長い層によって覆われていることを特徴とする装置に関する。
アンテナは、プラスチックフィルム内に埋め込まれた薄いケーブル又はワイヤから成り、上記組立体は、長さに沿って可撓性である。
有利な実施形態では、独立気泡フォームゴム層のプロフィールは、前記モジュールに連結された端から自由端まで次第に減少する厚さを有する。かくして、アンテナによって採用される曲率は、モジュールの付近が最も大きい。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の説明を読むと共に添付の図面を参照すると、より明確に理解されよう。
図1は、本発明のアクチュエータの第1の実施形態を示している。アクチュエータ3は、加圧キャビティ2を形成するエンクロージャ1内に設けられている。このアクチュエータは、独立気泡フォーム材料のブロック3から成る。ブロック3は、2つのほぼ平坦で且つ互いに平行な壁4,5を有している。壁4は、第1の部品6に結合され、この第1の部品は、それ自体、エンクロージャ1の壁9に固定されている。壁5は、第2の部品7に結合され、この第2の部品は、エンクロージャのキャビティ内で自由に動くことができる。
図1(a)では、キャビティ2内の圧力は、大気圧Patmに等しい。独立気泡フォーム材料のブロック3は、独立気泡がこの大気圧よりも高い内部圧力を有するようなものである。かくして、ブロック3は、休息位置にある。
図1(b)では、キャビティ2内の圧力は、大気圧Patmよりも高い圧力Pに等しい。静水圧Pの作用を受けて、ブロック3は、圧縮され、部品7は、矢印によって指示された方向で部品8に向かって移動した状態にある。このアクチュエータ3によって生じる運動は、ほぼ並進運動である。この運動は、キャビティ2内の静水圧に応じて可逆性である。
以下の図は、タイヤ及びホイールリムにより形成されたキャビティ内に設けられるアクチュエータを例示として示している。
図2は、欧州特許第701,911号明細書の図1に記載された重量物運搬車両に類似した重量物運搬車両用のホイールリム10を示している。このホイールリムは、とりわけ、装着ウェル11を有し、この装着ウェル内には、ホイールユニット12が、アクチュエータ13によって固定されている。
アクチュエータ13は、独立気泡フォーム材料のブロック14と、ブロック14の壁15に結合されると共にホイールユニット12に固定された第1の固定用部品17と、ブロック14の壁16に結合されると共にホイールリム10の装着ウェル11の半径方向外壁に固定された第2の固定用部品18とから成っている。2つの固定用部品17,18は、好ましくは、ヒンジ19によって相互に連結され、このヒンジにより、2つの部品相互間の回転運動が可能である。回転軸線又はピボット軸線pは、円周方向に位置決めされている。かくして、ヒンジは、アクチュエータ13の機械的強度を補強するのに役立つ。ヒンジは、車両が走行して進むときのホイールユニットに加わる遠心力に耐えると共に車両が受ける振動に耐えるのに特に有用である。
ブロック14は、基本的に平行六面体の形のものである。ブロック14の2つの壁15,16は、基本的に互いに垂直であり、一緒になって、ヒンジ19の軸線に一致したピボット軸線pを定めている。固定用部品17は、例えば、接着結合によりホイールユニットの壁の1つに固定されている。固定用部品18は、任意の機械的手段(接着結合、リベット止め、溶接等)によって装着ウェル11の壁に固定されている。
図2は、ホイールリム10及びホイールユニット12を有する組立体を大気圧の状態で示している。ブロック14が配備され、このブロックは、ホイールユニットが装着溝11によって形成されたハウジング内に配置されるようなものであり、この装着溝は、タイヤをリムに装着することができるようにするために設けられている。また、図2で理解されるように、装着ウェル11によって形成されたハウジング内に配置されると共に装着ウェルの形状に適合するよう設計されたコンポーネント22が設けられている。このコンポーネント22は、ホイールユニット12及びアクチュエータ13を包囲しており、その機能は、タイヤをホイールリム10に装着したりこれから取り外しているときにタイヤのビードエッジを保護することにある。
図3は、タイヤ20がホイールリム10に装着され、大気圧Patmよりも高い使用圧力Pがタイヤ及びリムによって形成されたキャビティ21内に及ぼされているときの状態で図2に記載されたホイールリム10及びホイールユニット12を有する組立体を示している。
アクチュエータ13のブロック14は、静水圧Pの作用を受けて圧縮され、それにより、壁15は、壁16に対して回動し、そしてホイールユニット12を持ち上げてこれを配備する。使用圧力は、5〜9バールオーダーのものであるのが良い。これらの条件下において、ブロック14の体積は、事実上ブロックのフォーム材料の気泡の壁の体積まで減少する。ユニット12は、ピボット軸線p回りの40°〜50°の回転運動を行っていることが理解できる。
この運動により、ユニット12の大部分は、ホイールリムの装着ウェル11によって形成されたハウジングから出てリム10の金属壁から遠ざかることができる。ホイールユニット12は、通常、具体的にはモジュール及びアンテナから成る。この運動により、アンテナは、ホイールリムの壁から遠ざかることができ、しかも、ホイールユニットと車両内部に配置されたシステム(ホイールユニットは、この一部分である)の中央処理装置との間の無線伝送品質が実質的に極めて向上する。
図4は、図2及び図3のアクチュエータに類似していて、係止クリップ31を有するアクチュエータ30によって互いに連結されたホイールリム10及びホイールユニット12を有する組立体を拡大図で且つ大気圧状態で示している。図5は、この組立体を使用圧力Pで示している。
係止クリップ31は、一方においてホイールリム10の壁に固定されると共に他方においてブロック14の壁16に固定された第2の固定用部品18に連結されている。このクリップは、一方においてホイールユニット12に固定されると共に他方においてブロック14の壁15に固定された第1の固定用部品17に設けられた突起32に係合するよう設計されている。2つの固定用部品は、ヒンジ19により互いに連結されている。インフレーション圧力が増大すると、ブロック14は、収縮し、壁15をヒンジ19のピボットp回りに壁16に向かって回動させる傾向がある。所与のピボット角度では、突起32は、クリップ31に設けられている切欠き33に嵌まり込んでそれ以上の回転運動を阻止する。
このクリップは、ホイールユニットを車両の使用条件(温度の上昇等)に関連したインフレーション圧力の変化とは無関係の所与の安定配備位置に保持するという利点を有する。
このクリップは又、圧力が大気圧まで減少すると、ユニットを所与の配備角度位置に保つことができる。この場合、アクチュエータを自由にするのは、特定の機械的作用、例えば取り外されているタイヤビードの機械的作用であろう。
クリップ及び切欠きと突起とを有する組立体は又、圧力が所定のしきい値を下回るやいなや、フォーム材料ブロックの膨張力がクリップの機械的抵抗を上回るように設計されているのが良い。これにより、突起が自由になり、ホイールユニットが、そのハウジングに向かって回転することができるようになる。
図6及び図7は、本発明の別の内容を示しており、即ち、タイヤの条件に関する情報を収集し、処理し、そして伝達するためにタイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に配置されると共に固定されるよう設計されたホイールユニット40を示している。このホイールユニット40は、モジュール41及びアンテナ45を有する。図示のように、モジュールの半径方向内方のフェース42は、円周方向におけるホイールリムの曲率に一致した顕著な曲率を有している。このモジュールは、好ましくは、その主要な長さがホイールリムの円周方向に差し向けられた状態で配置されている。アンテナ45は、モジュール41に対して外部に配置され、このアンテナは、独立気泡フォーム材料のブロック49から成るアクチュエータ46によってモジュール41に連結されており、このアクチュエータの1つの壁47は、モジュール41に接合され、1つの壁48は、アンテナ45の湾曲端部に結合されている。ブロック49の横断面は、基本的に矩形である。これは、三角形であっても良い。アンテナ45は、通常比較的軽量であり、従って補強用ヒンジは、不要である。しかしながら、当然のこととして、必要ならばかかるヒンジを追加しても良い。
図7は、図6に記載したのと同じユニット40を大気圧よりも高い圧力まで加圧されたキャビティ内に位置決めされた状態で示しており、それにより、ブロック49は、アンテナに接触してこれを展開する。
図8及び図9は、モジュール51と、本発明のアクチュエータ55を備えたアンテナ53とを有するホイールユニット50から成る変形実施形態を示している。
アンテナ53は、その長さに関して可撓性であり、大気圧状態では、モジュール51のハウジング52内に位置する。アンテナ53は、その長さの大部分がアクチュエータ55によって覆われ、このアクチュエータは、アンテナの壁に結合された細長い独立気泡フォームブロック56から成る。ユニット50周りの静水圧が高くなると、ブロック56は、圧縮され、かくしてアンテナを曲げてこれを展開する。アンテナは、非常に薄いプラスチックフィルム内に埋め込まれた薄い格子から成るのが良く、従って、組立体は、長さに沿って可撓性のままであるようになる。
独立気泡フォーム材料の層の厚さは、モジュールに連結されたアンテナの端部からその端部まで次第に減少するのが良い。曲げ力は、厚さの関数であり、この変化により、モジュールに連結された端部の最も近くに位置するアンテナの部分のより顕著な曲率が得られる。
図10は、非常に大きな回転を可能にするアクチュエータ61に連結された装置60、例えばホイールユニットを示している。このアクチュエータは、休息状態では、剛性プレート64によって相互に連結された基本的に平行六面体の形の独立気泡フォーム材料の2つのブロック62,63から成っている。各ブロック62,63は、固定用部品65,66に結合されている。2つの固定用部品65,66は、好ましくは、ヒンジによって互いに連結されている。このヒンジは、中間剛性プレート64に連結されても良く、そうでなくても良い。
かかるアクチュエータにより、図11に示すように、圧力下で約80〜100°の回転が可能である。
本発明は、説明すると共に図示した例には限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく種々の改造を行うことができる。
Claims (17)
- 静水圧の変化に応答して2つの部品相互の相対運動を生じさせるよう加圧エンクロージャ内で用いられるよう設計されたアクチュエータにおいて、前記アクチュエータは、前記2つの部品に固定された独立気泡フォームブロックから成ることを特徴とするアクチュエータ。
- 前記フォームブロックは、前記2つの部品相互間に配置されると共に2つの基本的に平坦で且つ互いに平行な壁によって前記2つの部品に固定されている請求項1記載のアクチュエータ。
- 前記フォームブロックは、ピボット軸線pを定めると共に互いに対して角度アルファをなす2つの基本的に平坦な壁によって前記2つの部品に固定されている請求項1記載のアクチュエータ。
- 前記角度アルファは、180°未満である請求項3記載のアクチュエータ。
- 前記角度アルファは、80°〜100°である請求項4記載のアクチュエータ。
- 前記壁は各々、剛性固定用部品によって前記部品のうちの一方に連結され、2つの前記固定用部品は、回転軸線が前記ピボットpに一致したヒンジによって互いに連結されている請求項3乃至5の何れか1項に記載のアクチュエータ。
- 前記2つの部品を所与の相対位置で係止する係止クリップを更に有する請求項1乃至6の何れか1項に記載のアクチュエータ。
- 剛性プレートによって互いに連結された2つの独立気泡フォームブロックから成る請求項1乃至7の何れか1項に記載のアクチュエータ。
- 前記独立気泡フォーム材料は、ポリエチレンから成るフォーム、ポリウレタンから成るフォーム、ニトリルゴムの配合物を主成分とするフォーム、ポリ塩化ビニルの配合物を主成分とするフォーム、1,2−ポリブタジエンから成るフォーム、ポリイソブチレンから成るフォーム、ポリイソプレンから成るフォーム、及びエラストマー熱可塑性樹脂から成るフォームを含む群から選択されている請求項1乃至8の何れか1項に記載のアクチュエータ。
- 前記独立気泡フォームブロックの表面は、金属化又は不透性のフィルム又は被膜の被着によって処理されている請求項1乃至9の何れか1項に記載のアクチュエータ。
- ホイールリムと、例えばホイールユニット又はアンテナのような装置とを有する組立体であって、タイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に設けられるよう設計された組立体において、前記装置は、請求項1乃至10の何れか1項に記載のアクチュエータによって前記ホイールリムに固定されている、組立体。
- 前記装置は、タイヤ及びホイールリムによって形成されたキャビティが加圧されるか加圧されないかに応じて2つの別々の位置を取るよう設計されており、
・相対圧力がゼロの場合、前記装置は、該装置のハウジングとして役立ち、かくして前記ホイールリムへの前記タイヤの容易な装着を可能にする前記ホイールリムの装着ウェル内に配置され、
・公称インフレーション圧力P又は使用圧力では、前記アクチュエータは、圧縮され、前記装置は、前記装着ウェルから半径方向に伸長され、かくして配備される、請求項11記載の組立体。 - タイヤの状態に関する情報を収集し、処理すると共に(或いは)伝達するためにタイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に配置されて固定されるよう設計された例えばホイールユニットのような装置であって、モジュール及びアンテナを有する、装置において、前記アンテナは、前記モジュールに対して外部に配置されると共に請求項1乃至10の何れか1項に記載のアクチュエータによって前記モジュールに連結されている、装置。
- 前記アクチュエータは、前記アンテナの一端に固定されている、請求項13記載の装置。
- タイヤの状態に関する情報を収集し、処理すると共に(或いは)伝達するためにタイヤ及びホイールリムによって形成された内部キャビティ内に配置されて固定されるよう設計された例えばホイールユニットのような装置であって、モジュールと、前記モジュールに隣接して位置する内壁及び外壁を備えたアンテナとを有し、前記アンテナの一端が前記モジュールに固定されている、装置において、前記アンテナの前記外壁は、その長さの一部が、使用圧力Pを受けると変形し、それにより前記アンテナを配備する独立気泡フォーム材料の細長いブロック又は細長い層によって覆われていることを特徴とする装置。
- 前記アンテナは、プラスチックフィルム内に埋め込まれた薄いケーブル又はワイヤから成り、前記組立体は、長さに沿って可撓性である請求項15記載の装置。
- 前記独立気泡フォームゴム層のプロフィールは、前記モジュールに連結された端から自由端まで次第に減少する厚さを有する、請求項15又は16記載の装置。
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