JP2009503774A - 外側バルブを備えた電気的なランプ - Google Patents

外側バルブを備えた電気的なランプ Download PDF

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Abstract

ランプの、長手方向軸線(A)を規定する長手方向に延ばされたバルブ(1)は、互いに反対の側に位置する端部で密封部分(6;32)によって閉鎖されている。この密封部分(6;32)には、外側バルブが隆起部によって固定されている。外側バルブに隣接した首部分は特殊な製作法によって形成されている。

Description

技術分野
本発明は、電気的なランプであって、外側バルブと、真空密に閉鎖された、長手方向に延ばされた内側バルブとが設けられており、該内側バルブが、長手方向軸線を規定していて、発光手段を有していて、互いに反対の側に位置する端部で密封部分によって閉鎖されており、該密封部分が、箔を有しており、外側バルブが、その端部に設けられた狭められた2つの首部分を有していて、内側バルブに被せられており、少なくとも一方の首部分が、内側バルブの密封部分の端部に設けられた結合区分に固定されている形式のものに関する。電気的なランプは、特にメタルハライドランプ、水銀高圧放電ランプ、外側バルブを備えたハロゲン白熱ランプである。ランプの内側バルブは密封部分によって両側で閉鎖されている。
背景技術
欧州特許出願公開第1492146号明細書に基づき、内側バルブを完全に取り囲んでいない外側バルブを備えたランプが公知である。外側バルブは一方または両方の密封部分にそれぞれ首部分によって端部で固定されている。
ドイツ連邦共和国特許出願第102004056452.3号明細書(まだ公開されていない)に基づき、このような形式の外側バルブが、それぞれ端部に設けられた狭幅の首部分を備えていることが公知である。この首部分は、内側バルブの密封部の端部に設けられた隆起部に固定されている。
これらの結合技術では、箔が内側バルブの密封部分内で極めて強く温度負荷されていることが欠点である。このことは、ランプの早期の故障に繋がり得る。
発明の開示
本発明の課題は、請求項1の上位概念部に記載したランプを改良して、酸素含有の雰囲気に接触する通電したい金属製の構成部材における温度負荷が可能な限り僅かに保たれるようにすることである。
この課題を解決するために本発明の構成では、密封部分の末端の区分が存在しており、該区分で首部分と密封部分との間の間隔が、多くとも4mm、有利には多くとも2.5mmであり、少なくとも首部分の狭められた領域が、箔の軸方向の長さの少なくとも20%、特に少なくとも40%を成す箔の部分領域を取り囲むまで、前記間隔が、内側バルブに向かって維持されるようになっているようにした。
本発明の有利な構成によれば、結合区分が、密封部分に設けられた環状の隆起部によって形成されている。
本発明の有利な構成によれば、狭められた領域における首部分の最小間隔が、少なくとも0.1mm、特に少なくとも0.7mmである。
本発明の有利な構成によれば、外側バルブが、冷却を生ぜしめるガス、特に50%よりも過度に多く希ガス、たとえばアルゴンで充填されている。
本発明の有利な構成によれば、狭められた領域の軸方向の長さが、少なくとも4mm、特に少なくとも6mmである。
本発明の有利な構成によれば、外側バルブが、狭められた2つの首部分によって、密封部分に位置する孔を閉鎖している。
本発明の有利な構成によれば、狭められた領域における首部分の直径が、コンスタントであるかまたは外向きに小さくなっている。
本発明の有利な構成によれば、狭められた首部分の全長が、多くとも20mm、有利には多くとも12mmであり、外側バルブの前駆体としての管状のガラス体の狭幅部が、単に先の加熱後の成形ローラ掛けプロセスまたは成形ブロープロセスによって形成されている。
本発明の有利な構成によれば、狭められた首部分の全長が、少なくとも6mm、有利には少なくとも11mmであり、外側バルブの前駆体としての管状のガラス体の狭幅部が、先の加熱後の成形ローラ掛けプロセスまたは成形ブロープロセスによって、外側バルブのすでに狭められた部分の引伸しプロセスによる熱変形加工に組み合わされて形成されている。
本発明の有利な構成によれば、外側バルブと、狭められた首部分とが、それぞれ異なる寸法の複数の構成部材から組み合わされている。
本発明によるランプは、真空密に閉鎖された内側バルブ、特に放電容器を有している。この内側バルブはランプ軸線を規定していて、互いに反対の側に位置する端部で密封部分によって閉鎖されている。この密封部分はピンチシール部または溶融封止部である。ランプの内部に設けられた発光手段は、2つの電極の間の放電アークまたは発光体である。発光手段は、これに通じる内側の給電部に導電的に接続されている。密封部分は、特に外向きに突出した延長部を備えている。この延長部は中空の管として形成されている。
石英ガラスランプの場合の金属製の電流通過構成部材、特に給電部および箔は、ランプ運転中に温度負荷にさらされている。この温度負荷が過度に高くかつ周辺の雰囲気が酸素含有である場合には、温度負荷は早期のランプ故障に繋がり得る。故障メカニズムは、給電部の、酸化に起因した焼切れであるかまたはガラスにおける、金属部材の酸化に起因した損傷である。この損傷は燃焼室の開放に繋がり得る。冒頭で述べた形式のランプの場合、10000h以上の一般的な耐用年数値は、過度に強い酸化過程が給電線材および溶融封止箔の領域で十分に回避される場合にしか達成されないことが確認された。この場合、十分に安全なランプデザインに対する尺度は、石英ガラス内に真空密に埋め込まれたモリブデン箔の外側の端部における温度である。この箇所では、熱的な負荷が常に約350℃未満であることが望ましい。このことを達成するための既知の手段は、たとえば十分に長い箔ピンチシール部またはガラスから成る密封部分の、著しく拡大された表面である。20〜40℃だけの前述した限界値の上昇は、たとえばクロムまたは白金によるコーティングを介した金属製の構成部材の付加的な酸化防護によって達成することができる。
給電構成部材の、温度に関連した酸化の前述した問題は、ピンチシール部によって密封された排気された外側バルブを備えたランプの場合には生ぜしめられない。なぜならば、これによって、電流通過部の高温の箇所への空気酸素の流入が、連続して位置する2つのモリブデン箔にわたる二重に密封されたシステムによって阻止されるからである。
本発明は、高温の外側バルブ充填ガスの対流がランプの側方の密封部分の長さにわたって著しく防止されるまで、ガス充填された防護バルブを、たいてい管状の直径を端部でその長さにわたって先細りにすることによって特に幾何学的に形成することを説明している。外側バルブの端部の本発明による先細りによって、内側から外側への温度勾配がより大きくなり、これによって、端部もより低温になる。この効果は、ランプの側方の密封部分の金属製の電流通過構成部材にも伝達される。密封部分のガラス表面を介して、より良好にまたはより迅速に温度を、より低温の外側バルブ充填ガスと、外側バルブガラスとに放出することができる。したがって、温度が密封部分の長さにわたってより迅速に内側から外側に低下する。これによって、箔の端部におけるより低い温度またはより短い箔溶融封止部/箔ピンチシール部が可能となる。
詳細には、内側バルブであり、この内側バルブが、発光手段(2)を有していて、互いに反対の側に位置する端部で密封部分(6;15)によって閉鎖されており、この密封部分(6;15)が、箔(7)を有しており、この場合、外側バルブ(14)が、その端部に設けられた狭められた2つの首部分(13)を有していて、内側バルブに被せられており、この場合、少なくとも一方の首部分(13)が、内側バルブの密封部分の端部に設けられた結合区分(12)に固定されている形式のものにおいて、密封部分の末端の区分(Z)が存在しており、この区分(Z)で首部分と密封部分との間の間隔(D)が、多くとも4mm、有利には多くとも2.5mmであり、この場合、少なくとも首部分の狭められた領域が、箔の軸方向の長さの少なくとも20%、特に少なくとも40%を成す箔の部分領域(Y)を取り囲むまで、前記間隔(D)が、内側バルブに向かって維持されることを特徴としている。密封部分は、H字形に形成された溶融封止部またはピンチシール部である。有利には、最も長い寸法がほぼ正方形であり、特に30%正確である。
有利には、結合区分が、密封部分に設けられた環状の隆起部によって形成されている。
対流を可能な限り良好に阻止するためには、首部分と密封部との間の間隔が可能な限り小さいものの、少なくとも0.1mm、特に少なくとも0.7mmであることが望ましい。
改善された冷却作用は、さらに、外側バルブが、冷却を生ぜしめるガス、特に50%よりも過度に多く希ガス、たとえばアルゴンで充填されていることによって得られる。
十分な冷却は、すでに、狭められた領域の軸方向の長さが、少なくとも4mm、特に少なくとも6mmである場合に得られる。
製作プロセスに応じて、外側バルブが、狭められた2つの首部分によって、密封部分に位置する孔を閉鎖していることを考慮することが有利であり得る。
ランプタイプおよびワット数に応じて、狭められた領域における首部分の直径が、コンスタントであるかまたは外向きに小さくなっていると有利であり得る。
狭められた首部分の全長は、通常、多くとも20mm、有利には多くとも2mmであることが望ましい。この場合、外側バルブの前駆体としての管状のガラス体の狭幅部は、単に先の加熱後の成形ローラ掛けプロセスまたは成形ブロープロセスによって形成されてよい。首部分が短ければ短いほど、この製作プロセスをますます容易に使用することができる。特にこのことは最大6mmまたは最大10mmの長さに当てはまる。
狭められた首部分の全長が、少なくとも6mm、有利には少なくとも11mmであると、外側バルブの前駆体としての管状のガラス体の狭幅部が、先の加熱後の成形ローラ掛けプロセスまたは成形ブロープロセスによって、外側バルブのすでに狭められた部分の引伸しプロセスによる熱変形加工に組み合わされて形成される。
このように先細りにされた領域の製作は、特に材料節約的である。この場合、外側バルブの端部の先細り部は、外側バルブの半径方向の最大のかつ最小の拡幅部を互いに結合する曲率半径部または斜面を含めて、少なくとも2mmの長さおよび最大で全長にわたって、ランプの真空密な密封部分を備えた領域を密に取り囲んでいることが望ましい。この場合、たいてい管状の外側バルブの最小の内径は、その先細りにされた領域で4mmよりも大きくなく、ランプの側方の密封部分の最大の外径から離されていることが望ましい。また、外側バルブの最小の内径は密封部分の最大の外径に相当していてもよく、部分的に互いに結合されていてさえよい。
有利には、外側バルブジオメトリは内側容器のジオメトリに類似して形成されている。このことは、基本的に、外側バルブと放電容器の延長部分、すなわち、真空密な電流通過構成部材を備えた領域との間の間隔が、多くとも4mmであることが望ましいことを意味している。
この場合の特別な問題は、このような外側バルブ形状の廉価な製作である。この場合、主として、2つの可能性が生ぜしめられる。1つは、たいていそれぞれ異なる寸法の複数の個別部材からの製作である。これらの個別部材はガラス溶融プロセスによって互いに固く結合される。もう1つには、このような外側バルブが、ガラス溶融プロセスによって素材から所望の形状にもたらされてもよい。このことは、特に廉価な実施態様を説明している。
たとえば、この技術は、35〜250Wの比較的低い出力を備えたメタルハライドランプに適している。
この場合、より大きな長さにわたる外側バルブの先細りは、有利には、密封部分、特に内側容器の密封部の延長部分への隆起部/膨出部付設技術に組み合わせて実施することができる。隆起部の形成のこの技術は、たとえば欧州特許出願公開第588602号明細書または欧州特許出願公開第465083号明細書ならびにドイツ連邦共和国特許出願第102004056452.3号明細書に基づき自体公知である。
先細りは、燃焼管に設けられた孔にわたる排気孔閉鎖技術と、これに続く、外側バルブガラスを介した閉鎖とに同じく組合せ可能である。ここでは、まさに、別の利点が生ぜしめられる。なぜならば、予めローラ掛けされた領域で付加的な引伸し(このことは、特に有利な実施態様であると分かった)によって、ガラス材料を減少させることができるからである。このことは、下方に位置する排気孔の閉鎖をより簡単にする。
より大きな長さにわたるガラス成形による外側バルブの先細りにされた端部の製作が有利である。外側バルブの直径の最大55%の長さにわたる「通常」の先細り部は、ガラスの回転時の多段階の成形ローラ掛けプロセスによって比較的簡単に製作することができる。一般的な例は、外側バルブの約22mmの一般的な直径において2〜12mmの首長さとして規定される、先細りにされた部分の長さである。
より長い首部分の製作は、多段階の自由なローラ掛けプロセスによって、公知のように、極端に困難に製作可能であるかもしくは外側バルブの直径の少なくとも75%の長さ、たとえば22mmの直径で約17mmの長さ以降、もはや技術的に有利に使用することができない。それぞれ異なる直径の複数のガラス管が連続して設けられる技術が択一的である。しかし、この技術では、付加的なランプ構成部材に起因して、製造技術的なかつコスト側の多大手間が不利である。
組み合わされたローラ掛け・引張りプロセスを介した製作がより簡単であると共により廉価である。この場合、まず、首部分の最大限に可能な長さHTL、すなわち、外側バルブの外径の約50%の長さが、公知の自由なローラ掛けプロセスによって製造される。首部分の本来の端長さが、後続のステップで、すでにローラ掛けされた区分の領域における引伸しによって達成される。このことは、付加的に、予めローラ掛けされた領域への万が一の材料堆積物を再び均一な肉厚に引き伸ばすことができるという利点を有している。
外側バルブは、有利には、中央の胴部と、この胴部に末端で隣接する、特に付設されたかもしくは一体成形された、ここでは首部分と呼ばれる管片とを備えたバルブである。
有利な構成は、内側容器の場合、密封部分の管状の延長片を提案する。この延長片には、隆起部が隣接している。延長片は、特に付設されているかまたは一体成形されている。これによって、ピンチシール部が半径方向対称的でない場合でも、半径方向対称的な隆起部の提供が可能となる。隆起部は密封部分から、たとえば据込みによって形成されてもよいし、別個のビードとして密封部分に載着されてもよい。この場合、外側バルブと隆起部との間の結合部の破断強さは、両構成部材の間の接触が緊密であればあるほど増加する。
有利には、内側バルブだけでなく外側バルブも石英ガラスまたは硬質ガラスから成っている。
可能な具体的な製作プロセスは、以下のステップ:すなわち、
a)内側の容積を規定しかつ2つの端部を有する装着されたガラス製の内側容器、特に石英ガラス製の管を準備し、この場合、それぞれ1つの電流通過システムが、外側から端部を介して容積内に突入しており、この場合、システムが、特に電極システムであり、該電極システムが、少なくとも1つの電極と、1つの箔と、1つの給電部とを有しており、この場合、内側の容積にガス含有の充填物が封入されており、この場合、内側容器の端部が、電流通過システムの中心の部分をガス密に取り囲む密封部分と、場合により、電流通過システムの、外側に位置する部分を有する延長部分とによって形成されるようになっており;
b)より大きな寸法を有する付与された最大の外径と、開放した2つの端部とを備えた石英ガラス製の第2の管を準備し、この場合、第2の管が、内側の容積と、少なくとも密封領域と、場合により、延長部分のある程度の部分とをカバーするように、第2の管の寸法が設定されており;
c)第2の管を内側容器にわたって被せ;
d)狭められた首部分を第2の管の第1の端部に一般的に4〜10mmの長さにわたって成形ローラ掛けプロセスによって成形し;このために、ガラス部分における変形加工したい領域を加熱し、より小さな直径を備えた一方の首部分が生ぜしめられるまで、回転させられる成形ローラによって内方に押し進め;10mmよりも大きな首部分の一般的な長さに対して、前述した成形ローラ掛けを、付加的に、加熱による、すでに予め成形されたガラス部分における引伸しと、これに続く軸方向の引張りとに組み合わせ、これによって、首部分を付加的に延長し;
e)狭められた第2の首部分を第2の端部にステップd)に類似して成形し;
f)第1の側の成形された首部分の最外の端部と、内側容器の延長部分とを結合し;
g)第2の側の成形された首部分と、内側容器の延長部分とを結合する:
ことに基づいている。
本発明の有利な構成
以下に、本発明を複数の実施例につき詳しく説明する。
図1aには、両側でピンチシールされたハロゲン白熱ランプの側面図が示してある。このハロゲン白熱ランプは内側のバルブ1を有している。このバルブ1の中間部分4内には、発光体2が軸方向に配置されている。
この発光体の端部5はその機能において内側の給電部として、密封部として機能するピンチシール部6内に直接埋め込まれていて、そこで、ピンチシール箔7に接続されている。
ピンチシール部6は外側に、口金構成要素として働くこともできる延長部分として、ピンチシール部に一体成形された管状のガラススリーブ11を有している。
このスリーブ11には、ランプ軸線に対して横方向外向きに隆起部12が形成されている。この隆起部12には、外側バルブ14の、狭められた円筒状の首部分13として形成された端部が継ぎ合わされており、これによって、2つの首部分13を備えた外側バルブが、中間部分4の両側に設けられた両隆起部12の間に延びている。
さらに、自体公知であるように、口金は密封部分の端部に取り付けることができる。この場合、口金は電気的なコンタクトエレメント(図示せず)を有している。このコンタクトエレメントは、発光手段に通じる給電部に導電的に接続されている。この場合、コンタクトエレメントは密封部分の管状の延長部内に収納されている。
狭められた首部分と、H字形のピンチシール部6との間の間隔Dは1.5mmである。この場合、間隔Dは、広幅側におけるピンチシール部の谷と、H字の両先端との間の平均値を意味している(図1b参照)。H字形のピンチシール部は大きな表面を有していて、したがって、密封部を極めて良好に冷却する。
図2aには、メタルハライドランプ25が示してある。このメタルハライドランプ25は溶融封止部15によって密封されている。この場合、対流の、強化された阻止のためには、一方の首部分13aが外向きに狭められて形成されているのに対して、他方の首部分13bはコンスタントな直径を有しているものの、別個の管片から製造されている。この管片は外側バルブに、内方に向けられた斜面で継ぎ合わされている。アルゴン封入時の外側バルブ内の冷却封入圧は、特に200〜400mbarである。
製作は、まず、準備ステップとして、放電容器が成形され、この放電容器に通過システムが装着され、放電容器にガス封入物が封入され、その後、放電容器が閉鎖されるように進行する。これらのステップは自体公知である。
図3には、別の製作の第1のステップが示してある。この場合、装着されたガラス製の内側容器30、特に石英ガラス製の管が準備される。この内側容器30は内側の容積を規定していて、密封された2つの端部31を有している。この場合、それぞれ1つの電流通過システム32が外側から端部を介して容積内に突入している。このシステムは、特に電極システムである。この電極システムは、少なくとも1つの電極と、1つの箔と、1つの給電部とを有している。放電容器の内側の容積には、ガス含有の充填物が封入されている。この場合、内側容器の端部31は、電流通過システムの中心の部分をガス密に取り囲む密封部分34と、電流通過システムの、外側に位置する部分を有する、隆起部33を備えた延長部分とによって形成される。
第2のステップでは、放電容器よりも大きな寸法を有する付与された最大の外径と、開放した2つの端部とを備えた、外側に位置する石英ガラス製の第2の管35の準備が行われる。この場合、第2の管35の寸法は、この第2の管が、放電容器の内側の容積と、少なくとも密封領域と、場合により、延長部分のある程度の部分とをカバーするように設定されている。
第3のステップでは、内側容器にわたる第2の管の被せが行われる。
第4のステップでは、成形ローラ掛けプロセスによる、第2の管35の第1の端部に設けられた、一般的に4〜10mmの長さにわたる狭められた第1の首部分36の成形が行われる。このためには、ガラス部分における変形加工したい領域が加熱され、回転させられる成形ローラ37によって、縮径された直径を備えた首部分36が得られるまで内方に押し進められる。
第5のステップでは、第4のステップに類似して、第2の成形ローラ39による第2の端部31bでの、狭められた第2の首部分の成形が行われる(図4参照)。
第6のステップでは、第1の側31aにおける成形された首部分の最外の端部と、内側容器の延長部分との結合が行われる(図示せず)。
第7のステップでは、第2の側31bにおける成形された首部分と、内側容器の延長部分との結合が行われる(図示せず)。
10mmよりも大きな首部分の一般的な長さLに対して、前述した成形ローラ掛けは、付加的に、加熱による、すでに予め成形されたガラス部分における引伸しと、これに続く軸方向の引張り(矢印40参照)とに組み合わされ、これによって、首部分36が付加的に延長される(図5参照)。
最後のステップでは、それぞれアルゴンでパージされてよく、場合により、グローブボックスさえ使用されてよい。
ハロゲン白熱ランプの側面図である。 ハロゲン白熱ランプの横断面図である。 メタルハライドランプの実施例の側面図である。 メタルハライドランプの実施例の横断面図である。 図2に示したメタルハライドランプの製作の方法ステップを示す図である。 図2に示したメタルハライドランプの製作の方法ステップを示す図である。 図2に示したメタルハライドランプの製作の方法ステップを示す図である。
符号の説明
1 バルブ、 2 発光体、 4 中間部分、 5 端部、 6 ピンチシール部、 7 ピンチシール箔、 11 ガラススリーブ、 12 隆起部、 13,13a,13b 首部分、 14 外側バルブ、 15 溶融封止部、 25 メタルハライドランプ、 30 内側容器、 31 端部、 31a 側、 31b 端部、 32 電流通過システム、 33 隆起部、 34 密封部分、 35 管、 36 首部分、 37 成形ローラ、 39 成形ローラ、 40 矢印、 D 間隔、 L 長さ

Claims (11)

  1. 電気的なランプであって、外側バルブ(14)と、真空密に閉鎖された、長手方向に延ばされた内側バルブ(1)とが設けられており、該内側バルブ(1)が、長手方向軸線(A)を規定していて、発光手段(2)を有していて、互いに反対の側に位置する端部で密封部分(6;15)によって閉鎖されており、該密封部分(6;15)が、箔(7)を有しており、外側バルブ(14)が、その端部に設けられた狭められた2つの首部分(13)を有していて、内側バルブに被せられており、少なくとも一方の首部分(13)が、内側バルブの密封部分の端部に設けられた結合区分(12)に固定されている形式のものにおいて、密封部分の末端の区分(Z)が存在しており、該区分(Z)で首部分と密封部分との間の間隔(D)が、多くとも4mm、有利には多くとも2.5mmであり、少なくとも首部分の狭められた領域が、箔の軸方向の長さの少なくとも20%、特に少なくとも40%を成す箔の部分領域(Y)を取り囲むまで、前記間隔(D)が、内側バルブに向かって維持されるようになっていることを特徴とする、電気的なランプ。
  2. 結合区分が、密封部分に設けられた環状の隆起部(12)によって形成されている、請求項3記載の電気的なランプ。
  3. 狭められた領域における首部分の最小間隔が、少なくとも0.1mm、特に少なくとも0.7mmである、請求項3記載の電気的なランプ。
  4. 外側バルブが、冷却を生ぜしめるガス、特に50%よりも過度に多く希ガス、たとえばアルゴンで充填されている、請求項3記載の電気的なランプ。
  5. 狭められた領域の軸方向の長さが、少なくとも4mm、特に少なくとも6mmである、請求項3記載の電気的なランプ。
  6. 外側バルブが、狭められた2つの首部分によって、密封部分に位置する孔を閉鎖している、請求項3記載の電気的なランプ。
  7. 狭められた領域における首部分の直径が、コンスタントであるかまたは外向きに小さくなっている、請求項3記載の電気的なランプ。
  8. 狭められた首部分の全長が、多くとも20mm、有利には多くとも12mmであり、外側バルブの前駆体としての管状のガラス体の狭幅部が、単に先の加熱後の成形ローラ掛けプロセスまたは成形ブロープロセスによって形成されている、請求項3記載の電気的なランプ。
  9. 狭められた首部分の全長が、少なくとも6mm、有利には少なくとも11mmであり、外側バルブの前駆体としての管状のガラス体の狭幅部が、先の加熱後の成形ローラ掛けプロセスまたは成形ブロープロセスによって、外側バルブのすでに狭められた部分の引伸しプロセスによる熱変形加工に組み合わされて形成されている、請求項3記載の電気的なランプ。
  10. 外側バルブと、狭められた首部分とが、それぞれ異なる寸法の複数の構成部材から組み合わされている、請求項3記載の電気的なランプ。
  11. 外側バルブ(12)と、該外側バルブ(12)内に配置された、長手方向に延ばされた内側容器、特に放電容器(2)とを備えた電気的なランプを製作するための方法において、以下の方法ステップ:すなわち、
    a)内側の容積を規定しかつ2つの端部を有する装着されたガラス製の内側容器、特に石英ガラス製の管を準備し、この場合、それぞれ1つの電流通過システムが、外側から端部を介して容積内に突入しており、この場合、システムが、特に電極システムであり、該電極システムが、少なくとも1つの電極と、1つの箔と、1つの給電部とを有しており、この場合、内側の容積にガス含有の充填物が封入されており、この場合、内側容器の端部が、電流通過システムの中心の部分をガス密に取り囲む密封部分と、場合により、電流通過システムの、外側に位置する部分を有する延長部分とによって形成されるようになっており;
    b)より大きな寸法を有する付与された最大の外径と、開放した2つの端部とを備えた石英ガラス製の第2の管を準備し、この場合、第2の管が、内側の容積と、少なくとも密封領域と、場合により、延長部分のある程度の部分とをカバーするように、第2の管の寸法が設定されており;
    c)第2の管を内側容器にわたって被せ;
    d)狭められた首部分を第2の管の第1の端部に一般的に4〜10mmの長さにわたって成形ローラ掛けプロセスによって成形し;このために、ガラス部分における変形加工したい領域を加熱し、より小さな直径を備えた一方の首部分が生ぜしめられるまで、回転させられる成形ローラによって内方に押し進め;10mmよりも大きな首部分の一般的な長さに対して、前述した成形ローラ掛けを、付加的に、加熱による、すでに予め成形されたガラス部分における引伸しと、これに続く軸方向の引張りとに組み合わせ、これによって、首部分を付加的に延長し;
    e)狭められた第2の首部分を第2の端部にステップd)に類似して成形し;
    f)第1の側の成形された首部分の最外の端部と、内側容器の延長部分とを結合し;
    g)第2の側の成形された首部分と、内側容器の延長部分とを結合する:
    を使用することを特徴とする、電気的なランプを製作するための方法。
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