JP3264228B2 - 封止用電極複合体 - Google Patents

封止用電極複合体

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JP3264228B2 JP24700697A JP24700697A JP3264228B2 JP 3264228 B2 JP3264228 B2 JP 3264228B2 JP 24700697 A JP24700697 A JP 24700697A JP 24700697 A JP24700697 A JP 24700697A JP 3264228 B2 JP3264228 B2 JP 3264228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ランプのバル
ブの封止用管部に封着されて封止部を形成するために用
いられる封止用電極複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電ランプの封止部の構造として
は、封着用の金属箔を用いた箔シール方式のものが知ら
れている。而して、最近においては、傾斜機能材料より
なる閉塞体とこれに保持された電極部材とを具えた封止
用電極複合体を用い、当該封止用電極複合体の閉塞体に
バルブの封止用管部を封着させることにより封止部を形
成する手段が提案されている。この封止用電極複合体に
おける閉塞体を構成する傾斜機能材料は、導電性無機物
質成分と絶縁性無機物質成分との焼結体により構成さ
れ、軸方向に沿って導電性無機物質成分濃度が傾斜的に
変化し、それによって導電性無機物質成分濃度が低くて
絶縁性材料としての性質を有する絶縁性部分と、導電性
無機物質成分濃度が高くて導電体としての性質を有する
導電性部分とを共に有する一体の材料である。
【0003】図11は、従来の封止用電極複合体の一例
における構成を示す説明図である。この封止用電極複合
体80においては、傾斜機能材料よりなる円筒状の閉塞
体81が設けられている。この閉塞体81を構成する傾
斜機能材料は、一端から他端に向かうに従って導電性無
機物質成分濃度が高くなっており、これにより、一端側
に絶縁性部分82が形成され、他端側に導電性部分83
が形成されている。閉塞体81には、その一端部の端面
から軸方向に有底孔が形成されており、この有底孔内
に、内部リード棒86の先端に電極体87が保持されて
なる電極部材85が挿入されて固定されている。また、
閉塞体81には、その他端部の端面から軸方向に有底孔
が形成されており、この有底孔内に、外部リード棒88
が挿入されて固定されている。
【0004】このような封止用電極複合体80によれ
ば、以下のようにして放電ランプの封止部が形成され
る。図12(イ)に示すように、発光空間包囲部91の
端部に封止用管部92が形成されてなるバルブ材料90
を用意し、このバルブ材料90の封止用管部92を介し
て封止用電極複合体80を挿入し、その閉塞体81が封
止用管部92内に位置するよう配置する。次いで、図1
2(ロ)に示すように、バルブ材料90の封止用管部9
2の外端を加熱溶融して密閉する。そして、バルブ材料
90の内部に負圧を作用させた状態で、封止用管部92
における閉塞体81の絶縁性部分82が位置する個所を
外周から加熱することにより、図12(ハ)に示すよう
に、封止用管部92を溶融させて縮径するよう変形さ
せ、閉塞体81の絶縁性部分82の周面に気密に融着さ
せることにより、封止部93が形成される。その後、図
12(ニ)に示すように、封止用管部92の外端部分を
切断することにより、放電ランプが製造される。95
は、このようにして得られる放電ランプのバルブであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
封止用電極複合体80においては、以下のような問題が
あることが判明した。バルブ材料90の封止用管部92
を閉塞体81の絶縁性部分82に封着させる際には、閉
塞体81全体の熱容量が大きいために当該閉塞体81の
絶縁性部分82が十分に高い温度に加熱されず、その結
果、閉塞体81にバルブ材料90の封止用管部92を高
い強度で融着させることができないため、耐圧性の高い
封止部が得られない。このような問題は、直径の大きい
閉塞体81を有するもの程、顕著である。
【0006】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、放電ランプにおける
バルブの封止用管部に封着されることにより、耐圧性の
高い封止部を形成することのできる封止用電極複合体を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の封止用電極複合
体は、放電ランプにおけるバルブの封止用管部に封着さ
れる円柱状の閉塞体と、この閉塞体に保持された電極部
材とを具えてなる封止用電極複合体であって、前記閉塞
体は、導電性無機物質成分および絶縁性無機物質成分か
らなり、軸方向に沿って金属成分濃度が傾斜的に変化す
ることによって導電性部分および絶縁性部分が形成され
た傾斜機能材料により構成され、当該閉塞体における絶
縁性部分の周面には、周方向に伸びる封着用突条部が形
成されており、この封着用突条部に、これを取り囲むよ
う配置されたバルブの封止用管部が融着されることを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の封止用電極複合体
について詳細に説明する。図1は、本発明の封止用電極
複合体の一例における構成を一部を破断して示す説明図
である。この封止用電極複合体においては、ランプにお
けるバルブの封止用管部に封着される、円柱状の胴部1
5を有する閉塞体10が設けられており、この閉塞体1
0には、電極部材20が保持されている。具体的には、
電極部材20は、内部リード棒21と、この内部リード
棒21の先端部に設けられた電極体22とにより構成さ
れ、一方、閉塞体10には、その一端部11の端面から
軸方向に有底孔が形成されており、この有底孔内に、電
極部材20の内部リード棒21の基端部が挿入されて固
定されている。また、閉塞体10の他端部12には、そ
の端面から軸方向に有底孔が形成されており、この有底
孔内に外方に伸びる外部リード棒25が挿入されて固定
されている。
【0009】閉塞体10は傾斜機能材料により構成され
ている。この傾斜機能材料は、導電性無機物質成分と絶
縁性無機物質成分との焼結体よりなり、軸方向に沿って
導電性無機物質成分濃度が変化し、それによって導電性
無機物質成分濃度が低くて絶縁性材料としての性質を有
する絶縁性部分と、導電性無機物質成分濃度が高くて導
電体としての性質を有する導電性部分とを共に有する一
体の材料である。ここで、導電性無機物質成分として
は、例えばモリブデン、ニッケル、タングステン、タン
タル、クロム、白金、亜鉛等の金属、炭化ケイ素、ケイ
化モリブデン、炭化タンタル、炭化タングステンなどを
用いることができる。絶縁性無機物質成分としては、封
着されるバルブの材質によって適宜選択することがで
き、例えばシリカガラス、石英(SiO2 )、アルミナ
(Al2 3 )、炭化チタン、窒化けい素(Si
3 4 )、酸窒化アルミニウム(AlON)などを用い
ることができる。
【0010】図示の例における閉塞体10においては、
その一端部11から他端部12に向かうに従って導電性
無機物質成分濃度が高くなっており、これにより、一端
側に絶縁性部分13が形成され、他端側に導電性部分1
4が形成されている。閉塞体10における絶縁性部分1
3の導電性無機物質成分濃度は5体積%以下である。具
体的には、閉塞体10の一端部11の導電性無機物質成
分濃度は例えば実質上0体積%であり、閉塞体20の他
端部12の導電性無機物質成分濃度は例えば50体積%
である。
【0011】閉塞体10における内部リード棒21の基
端が位置する個所は、その導電性無機物質成分濃度が1
6.0体積%以上であることが好ましく、これにより、
電極部材20は、閉塞体10の導電性部分を介して外部
リード棒25と確実に電気的に接続される。また、内部
リード棒21および外部リード棒25を閉塞体10に固
定する手段としては、焼き嵌めによる手段を利用するこ
とができる。
【0012】閉塞体10における絶縁性部分13である
一端部11には、胴部15から突出して周方向に伸びる
封着用突条部16が全周にわたって形成されている。こ
の封着用突条部16の胴部15からの突出高さhは、例
えば2〜7mmであり、封着用突条部16の幅dは、例
えば3〜7mmである。また、封着用突条部16におけ
る導電性無機物質成分濃度は、当該封着用突条部16の
熱的線膨張係数がバルブ材料の熱的線膨張係数と同等な
もの若しくは近似したものとなるよう、例えば3.0体
積%未満てあることが好ましく、これにより、バルブの
封止用管部との十分な気密融着が達成されて、耐圧性の
高い封止部が確実に形成される。
【0013】このような閉塞体10は、例えば以下の第
1の方法〜第3の方法のいずれかの方法によって製造す
ることができる。 (1)第1の方法:この第1の方法においては、乾式法
(例えば特開平8−138555号公報参照)により直
接的に閉塞体10を製造する。具体的に説明すると、先
ず、金属粉末と絶縁性無機物質粉末との割合が互いに異
なる複数の粉末材料を調製する。そして、図2に示すよ
うに、製造すべき閉塞体10の輪郭形状に適合する形状
の成形空間を有する金型30を用意し、この金型30の
底部材31の上面上に、金属粉末の含有割合が最も低い
混合粉末を層状に充填し、これを加圧体32によって加
圧することにより、成形層L1を形成する。次いで、こ
の成形層L1上に、金属粉末の含有割合が2番目に低い
混合粉末を層状に充填し、これを再び加圧体32によっ
て加圧することにより、成形層L1上に一体的に積層さ
れた状態の成形層L2を形成し、更に同様の操作を、金
属粉末の含有割合が低い混合粉末から順に繰り返すこと
により、複数の成形層が一体的に積層された成形層積層
体10aを形成する。このようして得られた成形層積層
体10aを適宜の条件で焼成することにより、閉塞体1
0が製造される。
【0014】(2)第2の方法:この第2の方法におい
ては、図3に示すように、湿式法(例えば特開平3−1
65832号公報、特開平8−165832号公報、特
開平8−138555号公報参照)または乾式法によ
り、製造すべき閉塞体10の胴部15と同等の外径を有
する、傾斜機能材料よりなる円柱体10bを作製する。
そして、この円柱体10bにおける絶縁性部分13bの
周面に、絶縁性材料よりなる突条部形成材16bを巻付
け、当該突状部形成材16bを円柱体10bに融着させ
ることにより、封着用突条部16を形成し、以て閉塞体
10が製造される。
【0015】(3)第3の方法:この第3の方法におい
ては、図4に示すように、湿式法または乾式法により、
製造すべき閉塞体10の封着用突条部16における外径
と同等の外径を有する、傾斜機能材料よりなる円柱体1
0cを作製する。そして、この円柱体10cを切削する
ことにより、胴部15および封着用突条部16を形成
し、以て閉塞体10が製造される。
【0016】以上のような方法により製造された閉塞体
10に、図5に示すように、その一端部11の端面から
軸方向に伸びる有底孔17を形成すると共に、その他端
部12の端面から軸方向に伸びる有底孔18を形成し、
有底孔17に電極部材20における内部リード棒21の
基端部を挿入して固定し、有底孔18に外部リード棒2
5を挿入して固定することにより、図1に示す構成の封
止用電極複合体が得られる。
【0017】上記の封止用電極複合体においては、以下
のようにしてランプの封止部が形成される。図6に示す
ように、発光空間包囲部41と、この発光空間包囲部4
1の端部に連接された封止用管部42とを有してなる、
例えばシリカガラスよりなるバルブ材料40を用意し、
このバルブ材料40の封止用管部42を介して、封止用
電極複合体1を挿入し、その閉塞体10の封着用突条部
16が封止用管部42の外端部に位置するよう配置し、
これにより、封着用突条部16が封止用管部42に取り
囲まれた状態とする。そして、例えばハルブ材料40内
に不活性ガスを流しながら、ガスバーナーなどの加熱手
段によって、封止用管部42の外端部および閉塞体10
の封着用突条部16を直接加熱して両者を溶融させ、封
止用管部42の外端部を閉塞体10の封着用突条部16
に気密に融着させることにより、図7に示すように、封
止部45が形成される。封止部45の内壁側において、
封止用管部42と閉塞体10の突条部16との接触部が
よく馴染んでおり、なめらかな曲面となるように封止部
45が形成される。
【0018】上記の封止用電極複合体によれば、傾斜機
能材料よりなる閉塞体10の絶縁性部分13の周面に、
周方向に伸びる封着用突条部16が形成されているた
め、バルブ材料40の封止用管部を封着させる際には、
封着用突条部16を十分に高い温度に加熱することがで
き、これにより、封着用突条部16にバルブ材料40の
封止用管部42が高い強度で確実に融着されるので、高
い耐圧性を有する封止部45を確実に形成することがで
きる。また、バルブ材料40の封止用管部42を閉塞体
10の封着用突条部16に封着させる際に、閉塞体10
の封着用突条部16がバルブ材料40の封止用管部42
の外端部に位置するよう封止用電極複合体1を配置する
ことにより、閉塞体10の封着用突条部16をバルブ材
料40の封止用管部42と共に直接加熱することが可能
となり、その結果、更に高い耐圧性を有する封止部45
を形成することができる。
【0019】以上、本発明に係る封止用電極複合体の実
施の形態の一例について説明したが、本発明は、図1に
示す封止用電極複合体に限定されず、種々の変更を加え
ることが可能である。例えば、図1に示す閉塞体10に
おいては、封着用突条部16は、その一側面(図で左側
面)が閉塞体10の一端部11の端面と同一平面上に位
置する個所に形成されているが、封着用突条部16が形
成される個所はこれに限られず、絶縁性部分13におけ
る周面の適宜の個所に形成することができる。また、図
1に示す閉塞体10の封着用突条部16は、他側面がテ
ーパ状に形成されて当該封着用突条部16の先端が尖状
とされているが、封着用突条部16はこのような形状の
ものに限られず、図8に示すように、先端が曲面状のも
のであってもよい。また、外部リード棒25は必須のも
のではなく、図9に示すように、電極部材20のリード
棒23が閉塞体10をその軸方向に貫通するよう設けら
れた構成であってもよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の封止用電極複合体の具体的な
実施例について説明する。 〈実施例〉下記の仕様の閉塞体を用い、図1に示す構成
に従って、本発明の封止用電極複合体A1を5個作製し
た。
【0021】〔閉塞体〕 材質:SiO2 よりなる絶縁性無機物質粉末とモリブデ
ンよりなる導電性無機物質粉末とを用い、乾式法により
製造された傾斜機能材料, 一端部における導電性無機物質成分濃度:0体積%, 他端部における導電性無機物質成分濃度:80体積%, 胴部の直径:6mm,長さ:20mm 封着用突条部の突出高さh:3mm,封着用突条部の幅
d:4mm
【0022】また、胴部の直径がぞれぞれ9mm、15
mm、20mm、25mmであること以外は上記同様の
仕様の閉塞体を用い、本発明の封止用電極複合体A2〜
A5をそれぞれ5個作製した。
【0023】封止用管部の内径がそれぞれ13mm(封
止用電極複合体A1用)、16mm(封止用電極複合体
A2用)、22mm(封止用電極複合体A3用)、27
mm(封止用電極複合体A5用)、32mm(封止用電
極複合体A5用)であるシリカガラス製のバルブ材料を
5個ずつ用意し、上記の封止用電極複合体A2〜A5に
より、次のようにして、バルブ材料に封止部を形成し
た。バルブ材料の封止用管部を介して、封止用電極複合
体を挿入し、その閉塞体の封着用突条部が封止用管部4
2の外端部に位置するよう配置した。そして、バルブ材
料内に窒素ガスを流しながら、ガスバーナーによって、
封止用管部の外端部および閉塞体の封着用突条部を直接
加熱して両者を溶融させ、封止用管部の外端部を閉塞体
の封着用突条部に気密に融着させることにより、ハルブ
材料に封止部を形成した。このようにして封止部が形成
されたバルブ材料の内部に窒素ガスを供給し、封止部が
破壊するときのガス圧力(以下、「破壊圧力」とい
う。)を測定した。各5試料についての破壊圧力の測定
結果の最低値を図10に示す。
【0024】〈比較例〉閉塞体に封着用突条部を形成し
なかったこと以外は、上記の封止用電極複合体A1〜A
5と同様の条件により、比較用の封止用電極複合体B1
〜B5をそれぞれ5個作製した。そして、実施例と同様
のバルブ材料を用意し、図11に示す工程に従って、バ
ルブ材料に封止部を形成した。このようにして封止部が
形成されたバルブ材料について、実施例と同様にして封
止部の破壊圧力を測定した。破壊圧力の測定結果の最低
値を図10に示す。
【0025】図10の結果から明らかなように、本発明
の封止用電極複合体A1〜A5によれば、従来の封止用
電極複合体B1〜B5と比較して、十分に高い耐圧性を
有する封止部が形成されることが確認された。また、本
発明の封止用電極複合体A1〜A5により形成された封
止部は、従来の封止用電極複合体B1〜B5により形成
された封止部に比較して、破壊圧力のばらつきが少ない
ものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明の封止用電極複合体によれば、傾
斜機能材料よりなる閉塞体の絶縁性部分の周面に、周方
向に伸びる封着用突条部が形成されているため、バルブ
材料の封止用管部を封着させる際には、封着用突条部を
十分に高い温度に加熱することができ、これにより、封
着用突条部にバルブの封止用管部が高い強度で確実に融
着されるので、耐圧性の高い封止部を確実に形成するこ
とができる。また、バルブ材料の封止用管部を閉塞体の
封着用突条部に封着させる際に、閉塞体の封着用突条部
がバルブ材料の封止用管部の外端部に位置するよう封止
用電極複合体を配置することにより、閉塞体の封着用突
条部をバルブ材料の封止用管部と共に直接加熱すること
が可能となり、その結果、更に高い耐圧性を有する封止
部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の封止用電極複合体の一例における構成
を一部を破断して示す説明図である。
【図2】第1の方法により閉塞体を製造するための成形
層積層体を製造する工程を示す説明用断面図である。
【図3】第2の方法により閉塞体を製造する工程を示す
説明用断面図である。
【図4】第3の方法により閉塞体を製造する工程を示す
説明用断面図である。
【図5】閉塞体に有底孔を形成した状態を示す説明用断
面図である。
【図6】バルブ材料内に封止用電極複合体が挿入されて
配置された状態を示す説明図である。
【図7】閉塞体の封着用突条部にバルブの封止用管部が
封着されて封止部が形成された状態を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の封止用電極複合体の他の例における構
成を一部を破断して示す説明図である。
【図9】本発明の封止用電極複合体の更に他の例におけ
る構成を一部を破断して示す説明図である。
【図10】封止部の破壊圧力と閉塞体の直径との関係を
示す曲線図である。
【図11】従来の封止用電極複合体の一例における構成
を一部を破断して示す説明図である。
【図12】図11に示す封止用電極複合体によりランプ
の封止部を形成する工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 封止用電極複合体 10 閉塞体 10a 成形層積層体 10b 円柱体 10c 円柱体 11 一端部 12 他端部 13 絶縁性部分 14 導電性部分 15 胴部 16 封着用突条部 16b 突条部形成材 17 有底孔 18 有底孔 20 電極部材 21 内部リード棒 22 電極体 25 外部リード棒 30 金型 31 底部材 40 バルブ材料 41 発光空間包囲部 42 封止用管部 45 封止部 80 封止用電極複合体 81 閉塞体 82 絶縁性部分 83 導電性部分 85 電極部材 86 内部リード棒 87 電極体 88 外部リード棒 90 バルブ材料 91 発光空間包囲部 92 封止用管部 95 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 幸治 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシ オ電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−138555(JP,A) 特開 平9−115484(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/36 H01J 9/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ランプにおけるバルブの封止用管部
    に封着される円柱状の閉塞体と、この閉塞体に保持され
    た電極部材とを具えてなる封止用電極複合体であって、 前記閉塞体は、導電性無機物質成分および絶縁性無機物
    質成分からなり、軸方向に沿って導電性無機物質成分濃
    度が傾斜的に変化することによって導電性部分および絶
    縁性部分が形成された傾斜機能材料により構成され、当
    該閉塞体における絶縁性部分の周面には、周方向に伸び
    る封着用突条部が形成されており、この封着用突条部
    に、これを取り囲むよう配置されたバルブの封止用管部
    が融着されることを特徴とする封止用電極複合体。
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