JP2009501163A - 低められたpH‐値で作用物質を放出する薬剤形を製造するための被覆として、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用 - Google Patents

低められたpH‐値で作用物質を放出する薬剤形を製造するための被覆として、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2009501163A
JP2009501163A JP2008520726A JP2008520726A JP2009501163A JP 2009501163 A JP2009501163 A JP 2009501163A JP 2008520726 A JP2008520726 A JP 2008520726A JP 2008520726 A JP2008520726 A JP 2008520726A JP 2009501163 A JP2009501163 A JP 2009501163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
active substance
anionic
weight
acrylate copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008520726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5193036B2 (ja
Inventor
ペーテライト ハンス−ウルリッヒ
アスムス マンフレート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roehm GmbH Darmstadt
Original Assignee
Evonik Roehm GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Evonik Roehm GmbH filed Critical Evonik Roehm GmbH
Publication of JP2009501163A publication Critical patent/JP2009501163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5193036B2 publication Critical patent/JP5193036B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5005Wall or coating material
    • A61K9/5021Organic macromolecular compounds
    • A61K9/5026Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/28Dragees; Coated pills or tablets, e.g. with film or compression coating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2072Pills, tablets, discs, rods characterised by shape, structure or size; Tablets with holes, special break lines or identification marks; Partially coated tablets; Disintegrating flat shaped forms
    • A61K9/2077Tablets comprising drug-containing microparticles in a substantial amount of supporting matrix; Multiparticulate tablets
    • A61K9/2081Tablets comprising drug-containing microparticles in a substantial amount of supporting matrix; Multiparticulate tablets with microcapsules or coated microparticles according to A61K9/50
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/28Dragees; Coated pills or tablets, e.g. with film or compression coating
    • A61K9/2806Coating materials
    • A61K9/2833Organic macromolecular compounds
    • A61K9/284Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone
    • A61K9/2846Poly(meth)acrylates

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されていて、かつ含有される作用物質の少なくとも30%を、作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値で、30分間で放出させる、作用物質含有核を有する薬剤形を製造するための、アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステル25〜95質量%のラジカル重合単位及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー5〜75質量%(この際、含有される陰イオン基の少なくとも4%は塩基によって中和されている)を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用に関する。

Description

本発明の範囲
本発明は、低められたpH‐値で作用物質を放出する薬剤形を製造するための被覆として、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用に関する。
技術背景
EP0088951A2は、水中に分散された被覆剤による薬剤形の被覆法を記載している。粉末のカルボキシルキ基‐含有((メタ)アクリレートコポリマーを分散液へ再分散させるために、カルボキシル基の部分中和が推奨される。酸性基の塩生成は、塩基との反応によって起きる。塩基として、アルカリ、例えば、苛性ソーダ溶液、苛性カリ溶液、ソーダ、苛性カリ、重炭酸ナトリウム、燐酸三ナトリウム、クエン酸三ナトリウム又はアンモニア又は生理学的に認容性のアミン、例えば、トリエタノールアミン又はトリス‐(ヒドロキシメチル)‐アミノメタンがこれに該当する。再分散に関して、コポリマー中に含まれるカルボキシル基の0.1〜10質量%の中和度が有利である。
WO2003/072087は、薬剤形及びその製法を記載している。薬剤形は、必要な場合には部分中和され得る陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている。陰イオンコポリマーの溶液を製造するために、通例、酸残基の部分的又は完全な中和が必要である。
陰イオンコポリマーは、例えば、徐々に水中1〜40質量%の最終濃度で加入攪拌され、その際、塩基性物質、例えば、NaOH、KOH、水酸化アンモニウム又は有機塩基、例えば、トリエタノールアミンの添加によって部分的に又は完全に中和され得る。その製造の際に(部分)中和の目的のために塩基、例えば、NaOHが既に添加されているコポリマーの粉末を使用することも可能であり、従って、その粉末は既に(部分)中和されたポリマーである。溶液のpH‐値は、通例、4以上、例えば、4〜約7の範囲である。
WO2004/096185は、同様に、薬剤形及びその製法を記載している。その薬剤形は、WO2003/072087のそれとは異なった、場合により部分的に中和され得る陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている。陰イオンコポリマーの溶液を製造するために、通例、酸残基の部分的又は完全な中和が必要である。陰イオンコポリマーは、例えば、徐々に水中1〜40質量%の最終濃度で加入攪拌され、その際、塩基性物質、例えば、NaOH、KOH、水酸化アンモニウム又は有機塩基、例えば、トリエタノールアミンの添加によって部分的に又は完全に中和され得る。その製造の際に(部分)中和の目的のために塩基、例えば、NaOHが既に添加されているコポリマーの粉末を使用することも可能であり、従って、その粉末は既に(部分的)中和されたポリマーである。溶液のpH‐値は、通例、4以上、例えば、4〜約7の範囲である。
課題及び解明
例えば、オイドラギット(EUDRAGIT)(登録商標)L、オイドラギット(EUDRAGIT)(登録商標)L100‐55、オイドラギット(EUDRAGIT)(登録商標)S又はオイドラギット(EUDRAGIT)(登録商標)FS型の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーは、薬剤形のための腸液可溶性被覆剤として公知である。モノマー組成によって、しかし殊に陰イオン基の含量によって、陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーは、腸液又は人工腸液中の特異的溶解‐pH‐値を特徴とする。ポリマー‐型によって、特異的溶解‐pH‐値又は特異的溶解開始のpH‐値は、例えば、pH5.5〜7.5の範囲である。従って、被覆化薬剤形は、各陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーに特異的な溶解pH‐値以上で、含有の作用物質を放出する。従って、特異的溶解‐pH‐値は、作用物質放出の開始を特徴付ける。
当然、胃から十二指腸への移行範囲で、食物粥状物及びその中に含まれる胃酸のその影響によって、空腸まで続く予想不可能なpH‐変化が生じ得る。従って、理論的には十二指腸で既に、pH‐値5.5又は6.0で、直ちに放出されるべきである作用物質が、生体内では未だ放出されないということが起こり、それというのも、食物摂取条件的に各状況におけるpH‐値は、ポリマー被覆の特異的溶解‐pH‐値以下であるからである。
薬剤物質の急速かつ完全な作用については、その吸収力の故に、特に胃に接続する十二指腸が重要である。強力な運動機能を特徴とする小腸のこの範囲では、胃の内容物及び運動周期によって、pH‐値は2〜6で変動すると考えられる。十二指腸を通過する時間は短く、15〜30分間の範囲である。
多数の作用物質、例えば、鎮痛剤については、速やかな作用開始が十二指腸での早期吸収と同等に目的とされる。同時に、十分に可溶性でかつ(酸‐)安定性であり、従って、酸性環境での放出に理論的に好適である多数の作用物質がある。従って、十分な酸安定性を有する作用物質を含有し、その際、速やかな吸収が所望される薬剤形の被覆用にこれを使用するために、陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの特異的溶解‐pH‐値を、酸性範囲で前以て供給し得る場合が好都合である。
陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーを、部分中和形で使用することが公知である。それによって、改善されたポリマー水溶性及びポリマー分散液の安定性が達成される。部分中和のための塩基として、通例、NaOH、KOH、水酸化アンモニウム又は有機塩基、例えば、トリエタノールアミンのような物質が推奨される。酸性範囲で陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの特異的溶解‐pH‐値を合目的に降下させるための、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用は非公知である。
従って、試験管内及び生体内で、含有される作用物質の少なからぬ割合を、陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの特異的な溶解‐pH‐値の達成前に既に、比較的短い時間で放出することできる、陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆された薬剤形を製造することが課題としてあった。
この課題は、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されていて、かつ含有される作用物質の少なくとも30%を、作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値で、30分間で放出させる、作用物質含有核を有する薬剤形を製造するための、アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステル40〜95質量%のラジカル重合単位及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー5〜60質量%(この際、含有される陰イオン基の少なくとも4%は塩基によって中和されている)を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用によって解明される。
本発明の説明
本発明は、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されていて、かつ含有される作用物質の少なくとも30、有利に少なくとも50、特に少なくとも70%を、作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有作用物質の10以下、殊に8以下、有利に5%以下を30分間で放出させた)pH‐値で、30分間で放出させる、作用物質含有核を有する薬剤形を製造するための、アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステル40〜95質量%のラジカル重合単位及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー5〜60質量%(この際、含有される陰イオン基の少なくとも4%、例えば、4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までは塩基によって中和されている)を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用に関する。作用物質放出は、各pH‐値で、USP28によって調べることができる(同様に、例参照)。
含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの中和によって、(メタ)アクリレートコポリマーの特異的溶解‐pH‐値は、中和度によって、pH‐値約0.5〜1.5、有利に1.5より高く2.5まで又は約2.5より高く3.5まで降下又は低下され得る。相応に低下されたpH‐値における作用物質放出を保証するために、作用物質に応じて、好適な変数を選択することができる。
陰イオン(メタ)アクリレートコポリマー
陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーは、アクリル‐又はメタクリル酸のラジカル重合化C‐〜C‐アルキルエステル25〜95、有利に40〜95、殊に60〜40質量%及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー75〜5、有利に60〜5、殊に40〜60質量%を含む。
通例、前記の割合は全量100質量%になる。しかし、付加的に、他のビニル系共重合可能なモノマー、例えば、ヒドロキシエチルメタクリレート又はヒドロキシエチルアクリレート0〜10、例えば、1〜5質量%の範囲の少量が含有されていてよく、これが実質的特性の損傷又は変化を起こすことはない。他のビニル系共重合可能なモノマーが含有されていないことが有利である。
アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステルは、殊に、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート及びブチルアクリレートである。
陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマーは、例えば、アクリル酸であり、メタクリル酸が有利である。
本発明の目的には、メタクリル酸40〜60質量%及びメチルメタクリレート60〜40質量%又はエチルアクリレート60〜40質量%を含む陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーが殊に有利である(オイドラギット(登録商標)L又はオイドラギット(登録商標)L100-55型)。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
オイドラギット(登録商標)Lは、メチルメタクリレート50質量%及びメタクリル酸50質量%を含むコポリマーである。腸液又は人工腸液中の特異的作用物質放出開始のpH‐値(特異的溶解‐pH‐値)は、pH6.0で示され得る。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
オイドラギット(登録商標)L100-55は、エチルアクリレート50質量%及びメタクリル酸50質量%を含むコポリマーである。オイドラギット(登録商標)L30D-55は、オイドラギット(登録商標)L100-5530質量%を含有する分散液である。腸液又は人工腸液中の特異的作用物質放出開始のpH‐値(特異的溶解‐pH‐値)は、pH5.5で示され得る。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
同様に、メタクリル酸20〜40質量%及びメチルメタクリレート80〜60質量%を含む陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーが好適である(オイドラギット(登録商標)S型)。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
オイドラギット(登録商標)S100は、メタクリル酸30質量%及びメチルメタクリレート70質量%を含むコポリマーである。腸液又は人工腸液中の特異的作用物質放出開始のpH‐値(特異的溶解‐pH‐値)は、pH7.0で示され得る。
同様に、本発明の目的のために、メチルメタクリレート10〜30質量%、メチルアクリレート50〜70質量%及びメタクリル酸5〜15質量%を含む(メタ)アクリレートコポリマーが好適である(オイドラギット(登録商標)FS、EP0704208B1参照)。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
オイドラギット(登録商標)FS30Dは、メチルメタクリレート25質量%、メチルアクリレート65質量%及びメタクリル酸10質量%を含むコポリマー30質量%を含有する分散液である。腸液又は人工腸液中の特異的作用物質放出開始のpH‐値(特異的溶解‐pH‐値)は、pH7.0で示され得る。
更に、本発明の目的のために、
メタクリル酸及び/又はアクリル酸20〜34質量%、
メチルアクリレート20〜69質量%及び
エチルアクリレート0〜40質量%及び/又は場合により
他のビニル系共重合可能なモノマー0〜10質量%
から組成するコポリマー(WO2003/072087参照)が好適であり、この際、コポリマーのガラス転移温度は、ISO11357‐2、項目3.3.3により、高々60℃であるという条件を伴う。この(メタ)アクリレートコポリマーは、その良好な引裂伸張特性の故に、殊にペレットの錠剤への圧縮に好適である。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
更に、本発明の目的のために、
メタクリル酸及び/又はアクリル酸20〜33質量%、
メチルアクリレート5〜30質量%及び
エチルアクリレート20〜40質量%及び
ブチルメタクリレート10より高く30質量%まで及び
場合により
他のビニル系共重合可能なモノマー0〜10質量%
(この際、モノマーの割合は全量100質量%になる)
から組成するコポリマー(WO2004/096185参照)が好適であり、この際、コポリマーのガラス転移温度は、ISO11357‐2、項目3.3.3(中点温度Tmg)により、55〜70℃であるという条件を伴う。この型のコポリマーは、その良好な機械特性の故に、殊にペレットの錠剤への圧縮に好適である。含有される陰イオン基の少なくとも4%、有利に4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は有利に20より高く40%までの部分中和によって、中和度に応じて、特異的溶解‐pH‐値が約0.5〜3.5pH‐単位低下され得る。
前記のコポリマーは、殊に、
メタクリル酸又はアクリル酸(メタクリル酸が有利である)20〜33、有利に25〜32、特に有利に28〜31質量%、
メチルアクリレート5〜30、有利に10〜28、特に有利に15〜25質量%、
エチルアクリレート20〜40、有利に25〜35、特に有利に18〜22質量%、及び
ブチルメタクリレート10より高く30まで、有利に15〜25、特に有利に18〜22質量%
のラジカル重合単位から組成し、この際、モノマー組成はコポリマーのガラス転移温度が55〜70℃、有利に59〜66、特に有利に60〜65℃であるように選択される。
特異的放出プロフィール又は放出部位の調整のために、前記のコポリマーの混合物を使用することもできる。
この際、ガラス転移温度とは、殊に、ISO11357‐2、項目3.3.3による中点温度Tmgが解される。測定は、軟化剤を添加せずに、残余モノマー含量(REMO)100ppm以下で、加熱率10℃/分で、かつ窒素雰囲気下に行われる。
コポリマーは、前記の量範囲のモノマー、メタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート及びブチルメタクリレートから、有利に実際に排他的に、90、95又は100質量%まで成り立つ。
しかし付加的に、他のビニル系共重合可能なモノマー、例えば、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ビニルピロリドン、ビニルマロン酸、スチロール、ビニルアルコール、ビニルアセテート及び/又はその誘導体0〜10、例えば、1〜5質量%の範囲の少量が含有されていてよいが、これは実質的な特性を損傷すべきではない。
陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの製造
陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの製造は、自体公知の方法で、モノマーのラジカル重合によって行われ得る(例えば、EP0704207A2、EP0704208A2、WO2003/072087、WO2004/096185参照)。コポリマーは、自体公知の方法で、例えば、DE‐C2135073に記載された方法によって、有利に陰イオン乳化剤が存在して、水相で、ラジカル乳化重合によって製造可能である。
共重合体は、ラジカル重合の慣例法により、連続的又は不連続的に(バッチ法)、ラジカル化開始剤及び場合により分子量の調整のための調整剤が存在して、物質で、溶液で、粒状重合によって又はエマルジョンで製造され得る。平均分子量M(質量平均、例えば、溶液粘度の測定によって決定される)は、例えば、80000〜1000000(g/モル)の範囲であってよい。水溶性重合開始剤及び(有利に陰イオン系の)乳化剤が存在する、水相での乳化重合が有利である。
物質重合の場合には、コポリマーは、固形で、破砕、押出し、粒化又は熱時破断によって得られ得る。
(メタ)アクリレートコポリマーは、自体公知の方法で、ラジカル物質‐、溶液‐、粒状‐又は乳化重合によって得られる。これらは、処理の前に、好適な粉砕‐、乾燥‐又は噴霧法により、本発明による粒度範囲で使用されるべきである。これは、押出されかつ冷却された顆粒押出物の簡単な破砕又は熱時破断によって行われる。
殊に、他の粉末又は液体との混合の場合には、粉末の使用が有利であり得る。粉末の製造のための好適な用具類は、当業者に慣例の、例えば、気流ミル、デスミル、ファンミルである。場合により、相応する篩分段階を包含することができる。工業的大量のための好適なミルは、例えば、約6バール超過圧で操作される向流ミル(Multi Nr. 4200)である。
部分中和
本発明は、アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステル40〜95質量%のラジカル重合単位及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー5〜60質量%を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用に関し、この際、含有される陰イオン基の少なくとも8%、有利に8〜60%又は10より高く50%まで、特に有利に12〜40、殊に15より高く35%までが塩基によって中和されている。
本発明による(メタ)アクリレートコポリマーの部分中和には、殊に、無機塩基、有利に高くとも150の分子量を有するものが好適である。殊に、例えば、苛性ソーダ溶液(NaOH)苛性カリ溶液(KOH)、水酸化アンモニウム又は有機塩基、例えば、トリエタノールアミン、ソーダ、苛性カリ、重炭酸ナトリウム、燐酸三ナトリウム、クエン酸三ナトリウム又はアンモニア又は生理学的に認容性のアミン、例えば、トリエタノールアミン又はトリス‐(ヒドロキシメチル)‐アミノメタンが好適である。NaOHが特に有利である。
前記物質の分子量は公知であり、又は分子中に存在する原子による原子量によって計算することができる。
150以上のMWを有する陽イオン有機塩基は不適当であり、又は本発明によって厳格に除外され、それというのも、それらは、本発明によらない他の方法で、作用物質放出特性に影響するからである。除外すべきものは、特に、例えば、3〜100、有利に5〜25単位の、ヒスチジン、アルギニン又はリシン、ポリ‐ヒスチジン、ポリ‐アルギニン、ポリ‐リシン、陽イオン又は両性イオン燐脂質、例えば、ホスファチジルコリン、リボヌクレオシド:RNA中の発現に相応する、リボースの炭素原子1でのヒドロキシ官能基と塩基アデニン、グアニン、シトシン、チミン又はウラシルの複素環アミノ官能基との縮合生成物;デスオキシリボヌクレオシド;DNA中の発現に相応する、デスオキシリボースの炭素原子1でのヒドロキシ官能基と塩基アデニン、グアニン、シトシン、チミン又はウラシルの複素環アミノ官能基との縮合生成物;陽イオン界面活性補助物質又は乳化剤を含む塩基、例えば、ベンズアルコニウム(CAS RN : 8001 - 54 - 5)、ベンズエトニウム(CAS : 121 - 54 - 0)、セタルコニウム(CAS : 122 - 18 - 9)、セトリミド(CAS : 8044 - 71 - 1)、セトリモニウム(CAS: 57 - 09 - 0)、セチルピリジニウム(CAS: 123 - 03 - 5)、ステアラルコニウム(CAS : 122 - 19 - 0)、ジアリルジメチルアンモニウム(CAS : 230 - 993 - 8)を含む天然又は合成オリゴマー又はポリマーである。
分散液
部分中和された(メタ)アクリレート‐コポリマーは、例えば、10〜50‐%の固体含量を有する水性分散液の形で存在してよい。
部分中和された(メタ)アクリレート‐コポリマーは、例えば、分散液から噴霧乾燥によって得られた再分散可能な粉末の形で存在してよい。
分散液/部分中和
乳化重合体は、有利に10‐〜50‐質量%、殊に20〜40‐%の水生分散液の形で生成され、適用される。市販形としては、固体含量30質量%が有利である。質量平均値ラテックス‐粒度(半径)は、通例、40〜100nm、有利に50〜70nmであり、これは加工技術的に有利な粘度1000mPa・s以下を保証する。粒度はレーザー回析によって、例えば、マスターサイザー(Mastersizer)2000(Fa. Malvern)を用いて測定することができる。
陰イオンコポリマーは、例えば、徐々に最終濃度1〜40質量%で、水中に、その際、前記のように、部分的に本発明による塩基性物質、例えば、NaOHの添加によって攪拌加入される。その製造の際に既に、(部分)中和の目的のために、塩基、例えば、NaOHが添加されているコポリマーの粉末を使用することもでき、従って、粉末は既に(部分)中和されたポリマーである。溶液のpH‐値は、通例、4以上、例えば、4〜約6の範囲である。この際、完全‐又は部分中和分散液のチャージと非中和分散液との混合物又は異なった部分中和度を有するチャージの混合物を処理し、前記の方法で更に加工することもでき、即ち、混合物を被覆に使用する又は先ず粉末に凍結乾燥又は噴霧乾燥させることができる。非中和ポリマーを含む粉末と相応する量の固体塩基との混合物も同様に可能であり、従って、中和は水中への再分散の際に初めて起きる。
分散は、例えば、自体公知の方法で噴霧乾燥又は凍結乾燥され、再分散可能な粉末の形で準備される(例えば、EP‐A0262326参照)。選択的な方法は、凍結乾燥又は凝結及び押出機での水分の絞り出し、引き続きの粒化である(例えば、EP‐A0683028参照)。
噴霧‐又は凍結乾燥され、かつ再分散された粉末を含むコポリマー‐分散液は、高められた剪断強度を有し得る。これは、殊に噴霧塗布の際に有利である。乳化剤の添加によって、剪断安定性は高められ得る。陰イオン乳化剤を0.1〜2質量%の量で含有することが有利である。乳化剤としてラウリル硫酸ナトリウムが特に有利である。
部分中和された(メタ)アクリレートコポリマーの使用。
部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーは、本発明により、作用物質含有核を有する薬剤形の製造のために使用され得て、これは部分中和された陰イオン(メタ)アクリレート‐コポリマーで被覆されていて、含有される作用物質の少なくとも30%を、作用物質が十分に可溶性で安定していて、かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有作用物質の10%未満を30分間で放出させたpH‐値で、30分間で放出させる。
当業者には、USP 28による、殊にUSP 28 < 711 >パドル‐法(=装置2)による放出試験が広く周知である。
作用物質放出は、USP 28、殊にUSP 28 - NF 23、一般章< 711 >、溶解、装置2(パドル)、方法< 724 > "遅延放出(腸被覆)商品‐一般的薬剤放出標準(Delayed Release(Enteric Coated)Articles - General General Drug Release Standard)"、方法B(100Upm、37℃)により、次の変化を伴って測定され得る:被覆薬剤形は、USP 28に従って、緩衝液中各々関連するpH‐値で作用物質放出について試験される。試験媒体中の作用物質濃度は、作用物質に依り、例えば、測光法又はHPLC(高圧液体クロマトグラフィー(High Pressure Liquid Chromatography))により決定され得る。
他の被膜化ポリマーとの混合物
薬剤形の被覆は、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーに付加的に、イオン側基を有しない又は非実質的な量でのみ有する他の被膜化ポリマー50まで、有利に30まで、殊に20質量%まで含有することができる。側基又はモノマー単位の、合計して5%以下、例えば、0.1〜5%以下がイオン基を含有する場合には、非実質的量のイオン側基がポリマー中に存在する。イオン側基を有しない又は非実質的な量でのみ有する他の被膜化ポリマーは次のものであってよい:メチルメタクリレート及びエチルアクリレートを含むコポリマー(オイドラギット(登録商標)NE30D)、ポリビニルアルコール‐ポリエチレングリコール‐グラフト‐コポリマー(コリコート(Kollicoat)(登録商標)IR)、ポリビニルアセテート(PVAc、コリコート(Kollicoat)(登録商標)SR)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC、クルセル(Klucel)(登録商標))、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC、ファルマコート(Pharmacoat)(登録商標)、メトセル(Methocel)(登録商標)、セピフィルム(Sepifilm)(登録商標)、ビスコントラン(Viscontran)(登録商標)、オパドライ(Opadry)(登録商標)、ヒドロキシメチルエチルセルロース(HEMC)、エチルセルロース(EC、エトセル(Ethocel)(登録商標)、アクアコート(Aquacoat)(登録商標)、スレリース(Surelease)(登録商標))、メチルセルロース(MC、ビスコントラン(Viscontran)(登録商標)、チロプール(Tylopur)(登録商標)、メトセル(Methocel)(登録商標))、セルロースエステル又は前記ポリマーの混合物。
補助物質
本発明による組成物に、有利にその製造の際に、核の構成のため及び被覆のための通例の添加物が添加される。基本的には当然、使用される全物質は毒物学的に懸念なく、かつ殊に、患者に危険なく薬剤中に使用されるべきである。
薬剤被覆又は被覆物中の慣例添加物の使用量及び使用は当業者に慣用である。慣例の添加物は、例えば、分離剤、顔料、安定剤、抗酸化剤、孔形成剤、浸透促進剤、光沢剤、芳香剤又は矯味剤であってよい。これらは加工助剤として用いられ、安全で再現可能な製法及び良好な長時間貯蔵を保証し、又はそれらは薬剤形中で付加的な有利な特性を達成すべきである。
軟化剤
軟化剤として好適な物質は、通例、分子量100〜20000を有し、かつ分子中に1種以上の親水基、例えば、ヒドロキシル‐、エステル‐又はアミノ基を含有する。シトレート、フタレート、セバケート、ヒマシ油が好適である。好適な軟化剤の例は、クエン酸アルキルエステル、プロピレングリコール、グリセリンエステル、フタル酸アルキルエステル、セバシン酸アルキルエステル、スクロースエステル、ソルビタンエステル、ジエチルセバケート、ジブチルセバケート及びポリエチレングリコール4000〜20000である。有利な軟化剤は、トリブチルシトレート、トリエチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、ジブチルセバケート及びジエチルセバケートである。使用量は、部分中和された(メタ)アクリレート‐コポリマーに対して、1〜35、有利に5〜25質量%である。
組成物への軟化剤の添加は、公知方法で、直接、水溶液中に又は混合物の熱的予備処理後に行われ得る。軟化剤の混合物を使用することもできる。
分離剤
分離剤は、通例、親油性を有し、通例、噴霧懸濁液に添加される。これらは被膜化間の核の凝集を回避する。滑石、ステアリン酸Mg又は‐Ca、粉砕珪酸、カオリン又はHLB‐値3〜8を有する非イオン乳化剤を使用することが有利である。分離剤の常用量は、ポリマー又はポリマー混合物に対して、0.5〜100質量%である。
顔料
顔料は被覆の着色に用いられる。
顔料は、(メタ)アクリレート‐コポリマー‐分散液に、例えば、加入攪拌によって直接添加されるか、又は別々に分散させて、次いで分散液に添加することもできる。常用量は、ポリマー又はポリマー混合物の質量に対して、例えば、20〜400質量%である。
これについて、例えば、次も参照される:ドイツ学術振興会(Deutsche Forschungsgemeinschaft)、食品用色素(Farbstoff fuer Lebensmittel)、Harald Boldt KG, Boppard ( 1978 ) ;ドイツ食品評論(Deutsche Lebensmittelrundschau)74, Nr. 4, S. 156 (1978) ; 25. 08. 1980付け薬剤色素処方(Arzneimittelfarbstoffverordnung)AmFarbV。
好適な顔料は、例えば、酸化アルミニウム顔料又は酸化鉄顔料であってよい。例えば、イエローオレンジ、コチニールレッドラッカー、酸化アルミニウム又はアゾ色素をベースとする着色顔料、スルホン酸色素、イエローオレンジS(E110, C.l. 15985, FD & C Yellow 6)、インジゴカルミン(E132, C.l. 73015, FD & C Blue 2)、タルトラジン(E102, C.l. 19140, FD & C Yellow 5)、ポンソウ4R(E125, C.l. 16255, FD & C Cochineal red A)、キノリン黄(E104, C.l. 47005, FD & C Yellow 10)、エリスロシン(E127, C.l. 45430, FD & C Red 3)、アゾルビン(E122, C.l. 14720, FD & C Carmoisine)、アマランス(E123, C.l. 16185, FD & C Red 2)、ブリリアント酸緑(E142, C.l. 44090, FD & C Green S)が好適である。
前記の顔料E‐番号は、EU‐番号付けに関係する。これに関しては、" ドイツ学術振興会(Deutsche Forschungsgemeinschaft)、食品用色素(Farbstoff fuer Lebensmittel)、Harald Boldt Verlag KG, Boppard ( 1978 ) ;ドイツ食品評論(Deutsche Lebensmittelrundschau)74, Nr. 4, S. 156 (1978); 25. 08. 1980付け薬剤色素処方(Arzneimittelfarbstoffverordnung)AmFarbVも参照される。FD & C‐番号は、米国食品医薬品局(U. S. Food and Administration (FDA) )により、米国食品医薬品局、食品安全及び応用栄養センター、化粧品及び色素局:連邦規則コード‐表題21色素添加規則82部、公認臨時指定色素及び詳記リスト(CFR21 82部)(U. S. Food and Drug Administration, Center for Food Safety and Applied Nutrition, Office of Cosmetics and Colors: Code of Regulations - Title 21 Color Additive Regulations Part 82, Listing of Certified Provisionally Listed Colors and Specifications (CFR 21 Part 82))に記載されている食料、薬剤及び化粧品における許可に関係している。
使用に適応した薬剤形
本発明は、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されていて、かつ含有される作用物質の少なくとも30%を、作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値で、30分間で放出させる、作用物質含有核を有する薬剤形を製造するための、アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステル40〜95質量%のラジカル重合単位及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー5〜60質量%(この際、含有される陰イオン基の少なくとも4%、例えば、4〜40%又は有利に4〜10又は有利に10より高く20%まで又は20より高く40%までは塩基によって中和されている)を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用に関する。
薬剤形は、有利に、ポリマー被覆を、中和剤としてNaOHと共に軟化剤5〜25質量%と組み合わせて含有することができる。
作用物質
使用に適応して、作用物質含有核を有する薬剤形が得られ、これは、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されていて、かつ得られる作用物質の少なくとも30%を、作用物質が十分に可溶性で安定しているpH‐値で30分間に放出させる。
使用に適応した薬剤形は、例えば、NaOHで15%まで部分中和されたオイドラギット(登録商標)L100-55(エチルアクリレート50質量%及びメタクリル酸50質量%を含むコポリマー;特異的溶解‐pH‐値=pH5.5)で被覆されていてよい(例C参照)。この場合には、pH4.0で既に、含有される作用物質の著しい量が放出される。従って、含有される作用物質は、pH4.0で十分に可溶性で、かつ安定であるべきであり、そうして意図される治療的効果が現われる。
十分な可溶性とは、工業手引(Guidance for Industry)"米国保健及び社会貢献部局‐食品医薬品局‐医薬品評価及び調査センター(CDER)、2000年8月、BPシステムによる生物薬学的分類に基づく即時‐放出固体経口投与形のための生体内生物有効性および生物等価研究の放棄"II.A節‐可溶性(Waiver of In Vivo Bioavailability and Bioequivalence Studies for Immediate - Release Solid Oral Dosage Forms on a Biopharmaceutics Classification "by U. S. Department of Health and Human Services - Food and Drug Administration - Center for Drug Evaluation and Research CDER), Augst 2000, BP System" Abschnitt II.A - Solubility)により、薬剤用量は、その絶対量に無関係で、各々関連するpH‐値を有する緩衝液250ml中で溶解することが解される。関連するpH‐値は、前記の例では4.0である。可溶性の測定は、IIIA節中の方法に従って行うことが有利である。
十分な安定性とは、含有される作用物質が、各々関連のpH‐値を有する緩衝液に、37℃で2時間以上、少なくとも90、有利に少なくとも95%の割合まで治療的に有効で又は化学的に無変化で留まっている場合が解され、この際、場合により分解された又は治療的に無効な成分は非毒性又は非認容性であるべきである。pH‐依存の安定性は、化学的‐物理的分析により、及び試験管内又は生体内研究により試験され得る。多数の慣例作用物質については、相応するデータが既に存在している。アセチル‐サリチル酸は、例えば、pH4.0で十分に可溶性で、安定である。
本発明の目的のために好適な作用物質は、例えば、その市販形が胃液耐性被覆を有する作用物質であり、それというのも、作用物質はpH1.2では不溶性かつ不安定であるが、約pH3.0以上では十分に可溶性で、安定であることが知られているからである。本発明の有利な作用は、殊に、特に速やかな作用が示されている作用物質で現われる。
そのような潜在的に好適な作用物質の選択は、例えば、次のものであってよい:プロトンポンプ遮断剤、殊に、オメプラゾル(Pmeprazol)、ランゾプラゾル(Lanzoprazol)、パントプラゾル(Pantoprazoru)、ラベプラゾル(Rabeprazol)、ペルプラゾル(Perprazol)、エソムプラゾル(Esomprazol)、テナトプラゾル(Tenatoprazol)、アナストロゾル(Anastrozol)、アリピプラゾル(Aripiprazol)、ダプリプラゾル(Dapriprazol)、ヒドロキシオメプラゾル、レミノプラゾル(Leminoprazol)、及びパロキセチン(Paroxetin)、ピンドロル(Pindolol)、レボキセチン(Reboxetin)、抗生物質、殊に、5‐アミノサリチル酸、スルファサラジン(Sulfasalazin)、ブデノシド(Budenosid)、ナタマイシン(Natamycin)、プレグルメタシン(Preglumetacin)、スルファサラシン(Sulfasalacin)、ニトロフランチン(Nitrofurantin)、ジダノシン(Didanosin)、非ステロイド抗リウマチ剤、殊に、アセチルサリチル酸、アセメタシン(Acemetacin)、イブプロフェン、ジクロフェナク、ナプロキセン(Naproxen)、ケトプロフェン、デキシケトプロフェン(Dexketoprofen)、インドメタシン、チアプロフェン酸、及び脂質降下剤、殊に、プラバスタチン(Pravastatin)、抗痙攣剤、殊に、バルプロイン酸又は抗高血圧剤、例えば、ラミプリル(Ramipril)及びその塩。
更に、酵素‐、蛋白質‐又はペプチド‐作用物質、例えば、次のものが挙げられる:ブロメライン(Bromelain)、パンクレアチン又はトリプシン、インスリン、ヒト成長ホルモン(hGH)、コルバプラチン(Corbaplatin)、イントロン(Intron)A、カルシトニン(Calcitonin)、クロマリン(Cromalyn)、インターフェロン、カルシトニン、顆粒細胞コロニー刺激因子(G‐CSF)、インターロイキン、キニン、副甲状腺ホルモン、グルカゴン、プロ‐ソマトスタチン、ソマトスタチン、デチレリックス(Detirelix)、セトロレリックス(Cetrorelix)、バソプレシン、1‐デアミノシステイン‐8‐D‐アルギニン‐バソプレシン、酢酸ロイプロリド又は、草又は他の植物、例えば、ライ麦、小麦、大麦、燕麦、バミューダ草、錫草、カエデ、ニレ、オーク、プラタナス、ポプラ、スギ、錫草、アザミから得られた抗原、IgG、特異的ワクチン又はモノクローナル抗体、ペプチドホルモン、免疫変調蛋白質、抗原又は抗体。
本発明が有利に使用され得る他の作用物質は次のものである:オリゴヌクレオチド又は該当範囲のpKa‐値を有する陰イオン作用物質。
使用に適応した薬剤形の製法
使用に適応した薬剤形は、自体公知の方法で、製薬学的に通例の方法、例えば、直接圧縮、乾燥‐、湿潤‐又は半融粒状物の圧縮、押出し及び引続いての丸剤化、湿潤又は乾燥粒化又は直接的ペレット化又は作用物質を含まない球状物又は中性核(剤核)又は作用物質含有の粒子上への粉末の結合によって(パウダー積層)及び噴霧法でのポリマー被覆の塗被によって又は渦動層粒化によって製造される。
被覆の層厚は、放出pH‐値への実質的な影響を与えずに、広い範囲に渡っている。通例の塗被量は、核表面積1cm当たり、4〜10mg/ポリマーである。
多粒子薬剤形の製造
本発明は、使用すべきコポリマーが充填剤とのペレットの圧縮の際に、高い圧力に耐えるので、多粒子薬剤形の製造にも好適である。
製薬学的に通例の結合剤と作用物質含有の粒子との圧縮による多粒子薬剤形の製造は、例えば、Beckert et al. (1996), "腸溶被覆ペレットの崩壊錠剤への圧縮(Compression of enteric-coated pellets to disintegrating tablets)"International Jounal of Pharmaceutics 143, S. 13 - 23 及びWO96/01624に詳説されている。
作用物質含有ペレットは、積層法により作用物質を塗被することにより製造される。そのために、作用物質を他の補助物質(分離剤、場合により軟化剤)と一緒に均一にして、結合剤中に溶かし、又は懸濁させる。渦動層法により、液体をプラセボーペレット又は他の好適な担体物質上に塗被することができ、この際、溶解剤又は懸濁剤を蒸発させる(文献:International Journal of Pharmaceutics 143, S. 13 - 23)。製法後に、乾燥段階を続けることができる。作用物質は数段階で塗被され得る。
数種の作用物質、例えば、アセチルサリチル酸は、作用物質結晶の形で市販されていて、作用物質含有ペレットの代わりにこの形で使用され得る。
作用物質含有ペレット上の被膜は、通例、渦動層装置で塗被される。処方例は、本出願中に説明されている。被膜化剤は、通例、軟化剤及び分離剤と好適な方法により混合される。この際、被膜化剤は、溶液又は懸濁液として存在していてよい。被膜化のための補助物質は、同様に溶解又は懸濁されていてよい。有機性又は水性溶解剤又は分散剤を使用することができる。分散液の安定化のために、付加的に安定剤を使用することができる(例:ポリソルベート(Polysorbat)80又は他の好適な乳化剤又は安定剤)。
分離剤の例は、グリセロールモノステアレート又は他の好適な脂肪酸誘導体、珪酸誘導体又は滑石である。軟化剤の例は、プロピレングリコール、フタレート、ポリエチレングリコール、セバケート又はシトレート、及び他の文献に記載された物質である。
作用物質含有及び腸溶性コポリマー‐層の間に、分離層を塗被することができ、これは作用物質及び被覆物質の分離に、相互作用の回避目的のために用いられる。この層は、不活性被膜化剤(例えば、HPMC、HPC又は(メタ)アクリル酸コポリマー)又は、例えば、滑石又は他の好適な製薬学的物質を含むことができる。同様に、被膜化剤及び滑石又は他の類似物質を含む混合物を使用することができる。
被覆粒子を含む錠剤の製造のための混合物は、ペレットと錠剤化のための好適な結合剤との混合、必要な場合には、崩壊促進物質の添加及び必要な場合には、催滑剤の添加によって調合される。混合は好適な機械中で行われ得る。被覆粒子に損傷を引き起こす混合機、例えば、鋤歯付き混合機は不適当である。好適な短時間の崩壊を達成するために、被覆粒子への補助物質の添加の際に特別な順序を必要とすることができる。被覆粒子と催滑剤又は離型剤ステアリン酸マグネシウムとの予備混合によって、その表面を疎水性化させ、そうして付着を回避することができる。
錠剤化に好適な混合物は、崩壊助剤、例えば、コリドンCL通例3〜15質量%及び催滑剤及び離型剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、例えば、0.1〜1質量%を含有する。結合剤割合は、被覆粒子の要求割合により決められる。
典型的な結合剤は、例えば、セラクトース(Cellactose)(登録商標)、微晶性セルロース、燐酸カルシウム、ルディプレス(Ludipress)(登録商標)、乳糖又は他の好適な糖、硫酸カルシウム又は澱粉誘導体である。僅少な嵩密度を有する物質が有利である。
典型的な崩壊助剤(砕解剤)は、網状結合澱粉‐又はセルロース誘導体、及び網状結合ポリビニルピロリドンである。同様に、セルロース誘導体が好適である。好適な結合剤の選択によって、崩壊助剤の使用を省略することができる。
典型的な催滑剤及び離型剤は、ステアリン酸マグネシウム又は他の好適な脂肪酸の塩又はこの目的のために文献に挙げられた物質(例えば、ラウリン酸、ステアリン酸カルシウム、滑石等)である。好適な機械(例えば、外部催滑装置を有する打錠機)又は好適な成形装置の使用で、混合物中の催滑剤及び離型剤の使用を省略することができる。
混合物に、場合により、流動性改善のための助剤を添加することができる(例えば、高分散性珪酸誘導体、滑石等)。
錠剤化は、通例の打錠機、偏心‐又は回転打錠機上で、プレス圧5〜40kN、有利に10〜20kNの範囲で行なうことができる。打錠機は外部催滑系統を備えていてよい。場合により、マトリックス充填を攪拌翼によって回避するマトリックス充填のための特別な系統を使用することができる。
被覆の層厚は、放出pH‐値への実質的な影響を与えずに、広い範囲に渡っている。通例の塗被量は、核表面積1cm当たり、4〜10mg/ポリマーである。
使用に適応した薬剤形のための他の製法
塗被法は、有機性溶液からの噴霧塗被により、又は有利に水性分散液からの噴霧塗被により、溶融により又は直接的粉末塗被により行われる。この際、実施には、一様で無孔の被覆が生じることが決定的である。
公知技術水準による塗被法、例えば、Bauer, Lehmann, Osterwald, Rothgang,"被覆薬剤形(Ueberzogene Arzneiformen)"Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft mbH Stuttgart, Kap 7, S. 165 - 196参照。
適用のために、関連特性、要求試験及び薬局方中の詳記が挙げられる。
詳細は、慣例の綱要書、例えば、次のものから引用することができる:
− Voigt, R.(1984): 製薬学的技術の綱要書(Lehrbuch der pharmazeutischen Technologie); Verlag Chemie Weinheim - Beerfield Beach/Florida - Basel.
− Sucker, H., Fuchs, P., Speiser, P.: 製薬学的技術(Pharmazeutische Technologie), Georg Thieme Verlag Stuttgart (1991), 特に15及び16章, S.626 - 642.
− Gennaro, A., R. (著者), レミントンの製薬学的科学(Remington's Pharmaceutical Sciences), Mack Publishing Co., Easton Pennsylvania (1985), 88章, S. 1567 - 1573.
− List, P. H. (1982): 薬剤形学(Arzneiformenlehre), Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft mbH, Stuttgart.
上層
もう1種の、有利に水溶性のポリマー及び他の機能、例えば、着色又は付着回避を保証する補助物質、例えば、顔料及び/又は分離剤を含む外側上層(トップコート)を塗被することも可能である。
分離層
作用物質含有及び腸溶性コポリマー‐層の間に分離層(サブコート)が塗被されていてよく、これは、作用物質及び被覆物質の分離に、相互作用を回避する目的のために用いられる。この層は、不活性被膜化剤(例えば、HPMC、HPC又は(メタ)アクリル酸‐コポリマー)又は、例えば、滑石又は他の好適な製薬学的物質を含むことができる。同様に、被膜化剤及び滑石又は類似物質を含む組成物を使用することができる。

30%の分散液(オイドラギット(登録商標)L30D-55)を含むオイドラギット(登録商標)L100-55(エチルアクリレート50質量%及びメタクリル酸50質量%を含むコポリマー)での被覆。特異的溶解‐pH‐値=pH5.5。NaOHでの部分中和。
例A〜Dにおいて、テオフィリン顆粒、粒度0.5〜0.8mmに、生成物温度30〜35℃で、非中和ポリマーを、及び様々に部分中和されたポリマーを、渦動層装置中で被覆させた。ポリマー塗被は、全例において、核質量に対して、18〜25質量%であった。
Figure 2009501163
例B、C及びDにおいて、例Aと相違して、オイドラギットL30D-55のカルボキシル基の4.4、15又は30%を中和するために、1N NaOHを相応する量で添加した。噴霧塗被後に、粒子を窯床上40℃で2時間乾燥させた。
USP28<711>パドル‐法(=装置2)によるテオフィリン‐ペレットの放出試験
被覆テオフィリン‐粒子を、USP28<711>パドル‐法(=装置2)により100Upmで試験した。
引き続き、作用物質放出を、USP28により、次の緩衝成分(表1)を用いて、一定のpH‐値で試験した。30分間後の作用物質放出を、分光法により測定した(表2参照)。
Figure 2009501163
例A:本発明に依らない。例Aは、本発明による例B、C及びDの比較として用いられる。
オイドラギット(登録商標)L30D-55:特異的溶解‐pH‐値=pH5.5
Figure 2009501163

Claims (16)

  1. アクリル‐又はメタクリル酸のC‐〜C‐アルキルエステル25〜95質量%のラジカル重合単位及び陰イオン基を有する(メタ)アクリレート‐モノマー5〜75質量%(この際、含有される陰イオン基の少なくとも4%は塩基によって中和されている)を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーを、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されていて、かつ含有される作用物質の少なくとも30%を、作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値で、30分間で放出させる、作用物質含有核を有する薬剤形を製造するために用いる使用。
  2. 部分中和に使用される塩基は、高くとも150の分子量を有する、請求項1に記載の使用。
  3. NaOH、KOH又はアンモニアを部分中和に使用する、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 部分中和度は4〜10%である、請求項1又は3に記載の使用。
  5. 含有される作用物質の少なくとも30%が30分間で放出され、かつ作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有する作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値は、非部分中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの、腸液又は人工腸液中での特異的作用物質放出開始のpH‐値より0.5〜1.5pH‐単位だけ下にある、請求項4に記載の使用。
  6. 部分中和度は10より高く20%までである、請求項1又は3に記載の使用。
  7. 含有される作用物質の少なくとも30%が30分間で放出され、かつ作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有する作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値は、非部分中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの、腸液又は人工腸液中での特異的作用物質放出開始のpH‐値より1.5〜2.5pH‐単位だけ下にある、請求項6に記載の使用。
  8. 部分中和度は20より高く40%までである、請求項1又は3に記載の使用。
  9. 含有される作用物質の少なくとも30%が30分間で放出され、かつ作用物質が十分に可溶性で安定している(かつ非中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーで被覆されている相応する薬剤形が、含有する作用物質の10%未満を30分間で放出させた)pH‐値は、非部分中和の陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの、腸液又は人工腸液中での特異的作用物質放出開始のpH‐値より2.5〜3.5pH‐単位だけ下にある、請求項8に記載の使用。
  10. 陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーは、メタクリル酸40〜60質量%のラジカル重合単位及びメチルメタクリレート60〜40質量%又はエチルアクリレート60〜40質量%を含む、請求項1から9までのいずれか1項に記載の使用。
  11. 陰イオン(メタ)アクリレート‐コポリマーは、10〜50%の固体含量を有する水性分散液の形で使用される、請求項1から10までのいずれか1項に記載の使用。
  12. 被覆は、イオン側基を有しない又は非実質的な量でのみ有する他の被膜化ポリマー50質量%までを含有する、請求項1から11までのいずれか1項に記載の使用。
  13. イオン側基を有しない又は非実質的な量でのみ有する他の被膜化ポリマーとしては、メチルメタクリレート及びエチルアクリレートを含むコポリマー(オイドラギット(登録商標)NE30D)、ポリビニルアルコール‐ポリエチレングリコール‐グラフト‐コポリマー(コリコート(登録商標)IR)、ポリビニルアセテート(PVAc、コリコート(登録商標)SR)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC、クルセル(登録商標))、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC、ファルマコート(登録商標)、メトセル(登録商標)、セピフィルム(登録商標)、ビスコントラン(登録商標)、オパドライ(登録商標))、ヒドロキシメチルエチルセルロース(HEMC)、エチルセルロース(EC、エトセル(登録商標)、アクアコート(登録商標)、スレリース(登録商標))、メチルセルロース(MC、ビスコントラン(登録商標)、チロプール(登録商標)、メトセル(登録商標))、セルロースエステル又は前記ポリマーの混合物である、請求項12に記載の使用。
  14. プロトンポンプ遮断剤、殊に、オメプラゾル、ランゾプラゾル、パントプラゾル、ラベプラゾル、ペルプラゾル、エソムプラゾル、テナトプラゾル、アナストロゾル、アリピプラゾル、ダプリプラゾル、ヒドロキシオメプラゾル、レミノプラゾル、及びパロキセチン、ピンドロル、レボキセチン、抗生物質、殊に、5‐アミノサリチル酸、スルファサラジン、ブデノシド、ナタマイシン、プレグルメタシン、スルファサラシン、ニトロフランチン、ジダノシン、非ステロイド抗リウマチ剤、殊に、アセチルサリチル酸、アセメタシン、イブプロフェン、ジクロフェナク、ナプロキセン、ケトプロフェン、デキシケトプロフェン、インドメタシン、チアプロフェン酸、及び脂質降下剤、殊に、プラバスタチン、抗痙攣剤、殊に、バルプロイン酸又は抗高血圧剤、例えば、ラミプリル及びその塩が作用物質として含有されている、請求項1から13までのいずれか1項に記載の使用。
  15. 作用物質として、プロトンポンプ遮断剤、及び被覆として、メタクリル酸40〜60質量%のラジカル重合単位及びエチルアクリレート60〜40質量%を含む、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーを使用する、請求項1から14までのいずれか1項に記載の使用。
  16. 作用物質として、アセチルサリチル酸、及び被覆として、メタクリル酸40〜60質量%のラジカル重合単位及びエチルアクリレート60〜40質量%を含む、20より高く40%までの部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーを使用する、請求項1から14までのいずれか1項に記載の使用。
JP2008520726A 2005-07-12 2006-04-05 低められたpH‐値で作用物質を放出する薬剤形を製造するための被覆として、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用 Expired - Fee Related JP5193036B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005032806A DE102005032806A1 (de) 2005-07-12 2005-07-12 Verwendung eines teilneutralisierten, anionischen (Meth)acrylat-Copolymers als Überzug für die Herstellung einer Arzneiform mit einer Wirkstofffreisetzung bei erniedrigten pH-Werten
DE102005032806.7 2005-07-12
PCT/EP2006/003115 WO2007006353A2 (de) 2005-07-12 2006-04-05 Verwendung eines teilneutralisierten, anionischen (meth) acrylat-copolymers als uberzug fur die herstellung einer arzneiform mit einer wirkstofffreisetzung bei erniedrigten ph-werten

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009501163A true JP2009501163A (ja) 2009-01-15
JP5193036B2 JP5193036B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=37507688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008520726A Expired - Fee Related JP5193036B2 (ja) 2005-07-12 2006-04-05 低められたpH‐値で作用物質を放出する薬剤形を製造するための被覆として、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用

Country Status (15)

Country Link
US (1) US7932258B2 (ja)
EP (1) EP1906939B1 (ja)
JP (1) JP5193036B2 (ja)
KR (1) KR101325901B1 (ja)
CN (1) CN101193627A (ja)
BR (1) BRPI0612878A2 (ja)
CA (1) CA2609439C (ja)
DE (1) DE102005032806A1 (ja)
ES (1) ES2588173T3 (ja)
HU (1) HUE028344T2 (ja)
IL (1) IL186553A0 (ja)
MX (1) MX290450B (ja)
PL (1) PL1906939T3 (ja)
SI (1) SI1906939T1 (ja)
WO (1) WO2007006353A2 (ja)

Families Citing this family (62)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7776314B2 (en) 2002-06-17 2010-08-17 Grunenthal Gmbh Abuse-proofed dosage system
DE10336400A1 (de) 2003-08-06 2005-03-24 Grünenthal GmbH Gegen Missbrauch gesicherte Darreichungsform
DE102005005446A1 (de) 2005-02-04 2006-08-10 Grünenthal GmbH Bruchfeste Darreichungsformen mit retardierter Freisetzung
DE10361596A1 (de) 2003-12-24 2005-09-29 Grünenthal GmbH Verfahren zur Herstellung einer gegen Missbrauch gesicherten Darreichungsform
EP1768668A2 (en) 2004-06-16 2007-04-04 Tap Pharmaceutical Products, Inc. Multiple ppi dosage form
DE102004032049A1 (de) 2004-07-01 2006-01-19 Grünenthal GmbH Gegen Missbrauch gesicherte, orale Darreichungsform
DE102005005449A1 (de) 2005-02-04 2006-08-10 Grünenthal GmbH Verfahren zur Herstellung einer gegen Missbrauch gesicherten Darreichungsform
JP5228359B2 (ja) * 2007-04-12 2013-07-03 ニプロ株式会社 主薬粒子及びその製造方法ならびに口腔内崩壊錠
BRPI0721654B8 (pt) 2007-05-07 2022-07-05 Evonik Roehm Gmbh formas de dosagem sólida compreendendo um revestimento entérico com liberação acelerada do fármaco, seu método de fabricação e uso
US8173158B2 (en) * 2007-10-12 2012-05-08 Takeda Pharmaceuticals U.S.A., Inc. Methods of treating gastrointestinal disorders independent of the intake of food
PE20091620A1 (es) * 2008-03-11 2009-11-12 Takeda Pharmaceutical Preparacion solida de desintegracion oral
US8834845B2 (en) * 2009-04-02 2014-09-16 Innotere Gmbh Bioactive bone cement and method for its production
US20100303920A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 Johan Hjartstam Aqueous Film Coating Composition / 841
ES2560210T3 (es) 2009-07-22 2016-02-17 Grünenthal GmbH Forma de dosificación resistente a la manipulación para opiádes sensibles a la oxidación
RU2604676C2 (ru) 2010-09-02 2016-12-10 Грюненталь Гмбх Устойчивая к разрушению лекарственная форма, содержащая неорганическую соль
CN103857386A (zh) 2011-07-29 2014-06-11 格吕伦塔尔有限公司 提供药物立即释放的抗破碎片剂
LT2736495T (lt) 2011-07-29 2017-11-10 Grünenthal GmbH Sugadinimui atspari tabletė, pasižyminti greitu vaisto atpalaidavimu
US10653631B2 (en) 2011-09-07 2020-05-19 Roland SAUR-BROSCH Optimal colon targeting technology
US10799460B2 (en) 2011-09-07 2020-10-13 Roland SAUR-BROSCH Formulation for the controlled release of one or several substances in the digestive tract of a mammal
WO2013045352A1 (de) 2011-09-30 2013-04-04 Basf Se Verfahren zur herstellung von festen pigmenthaltigen filmüberzugsmitteln in form von granulaten auf basis von magensaftresistenten filmbildnern für pharmazeutische dosierungsformen
CA2868142A1 (en) * 2012-04-18 2013-10-24 Grunenthal Gmbh Tamper resistant and dose-dumping resistant pharmaceutical dosage form
RS56839B1 (sr) 2012-04-30 2018-04-30 Tillotts Pharma Ag Formulacija leka sa odloženim otpuštanjem
CN102846386B (zh) * 2012-09-19 2015-02-25 四川大学 智能可控释放抗菌成分的牙种植体及制备方法
JP6445537B2 (ja) 2013-05-29 2018-12-26 グリュネンタール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 1個または複数の粒子を含有する改変防止(tamper−resistant)剤形
CN105682643B (zh) 2013-07-12 2019-12-13 格吕伦塔尔有限公司 含有乙烯-醋酸乙烯酯聚合物的防篡改剂型
US10799515B2 (en) * 2013-10-29 2020-10-13 Tillotts Pharma Ag Delayed release drug formulation
AU2014356581C1 (en) 2013-11-26 2020-05-28 Grunenthal Gmbh Preparation of a powdery pharmaceutical composition by means of cryo-milling
EP3346991A1 (en) 2015-09-10 2018-07-18 Grünenthal GmbH Protecting oral overdose with abuse deterrent immediate release formulations
US10076494B2 (en) 2016-06-16 2018-09-18 Dexcel Pharma Technologies Ltd. Stable orally disintegrating pharmaceutical compositions
CN106317426A (zh) * 2016-08-19 2017-01-11 湖州展望天明药业有限公司 一种可再分散的聚丙烯酸树脂粉末及其制备方法
EP3662898A1 (en) 2018-12-07 2020-06-10 Tillotts Pharma AG Solid composition comprising mesalazine
EP3662902B1 (en) 2018-12-07 2024-07-31 Tillotts Pharma AG Colonic drug delivery formulation
EP3662901A1 (en) 2018-12-07 2020-06-10 Tillotts Pharma AG Delayed release drug formulation comprising an outerlayer with an enzymaticyaaly degradable polymer, its composition and its method of manufacturing
EP3662900A1 (en) 2018-12-07 2020-06-10 Tillotts Pharma AG Colonic drug delivery formulation
EP3662895A1 (en) 2018-12-07 2020-06-10 Tillotts Pharma AG A process for manufacturing reducing sugar-free 5-asa tablet cores
WO2021115648A1 (en) 2019-12-11 2021-06-17 Evonik Operations Gmbh Dosage form comprising an alkaline agent and an enteric coating layer
KR20220113698A (ko) 2019-12-11 2022-08-16 에보닉 오퍼레이션스 게엠베하 질환을 치료 또는 예방하는데 사용하기 위한 투여 형태
EP4072531A1 (en) 2019-12-11 2022-10-19 Evonik Operations GmbH Dosage form for use in treating or preventing of a disease
CN114945357A (zh) 2019-12-27 2022-08-26 伊夫罗生物科学公司 包含细菌和微生物胞外囊泡的固体剂型
WO2021146523A1 (en) 2020-01-17 2021-07-22 Evelo Biosciences, Inc. Solid dosage forms with improved disintegration profiles
CN115551486A (zh) 2020-04-17 2022-12-30 伊夫罗生物科学公司 具有改善的崩解谱的固体剂型
TW202228653A (zh) 2020-09-18 2022-08-01 美商艾弗洛生物科技股份有限公司 細菌之固體劑型
WO2022061123A1 (en) 2020-09-21 2022-03-24 Evelo Biosciences, Inc. Solid dosage forms with improved disintegration profiles
US20240024377A1 (en) 2020-10-29 2024-01-25 Evelo Biosciences, Inc. Compositions comprising spirulina components
WO2022125005A1 (en) * 2020-12-08 2022-06-16 Santa Farma Ilac Sanayii A. S. Stable sustained release compositions of acemetacine
WO2022132738A1 (en) 2020-12-14 2022-06-23 Evelo Biosciences, Inc. Extracellular vesicle preparations
US20240226188A9 (en) 2020-12-22 2024-07-11 Evelo Biosciences, Inc. Compositions comprising animal hemoglobin
JP2024505207A (ja) 2021-01-26 2024-02-05 エヴェロ バイオサイエンシズ,インコーポレーテッド プレボテラ(Prevotella)細胞外小胞調製物
US20240148797A1 (en) 2021-02-26 2024-05-09 Evelo Biosciences, Inc. Compositions and methods for reducing cytokine expression
TW202302125A (zh) 2021-03-05 2023-01-16 美商艾弗洛生物科技股份有限公司 固體劑型
JP2024516110A (ja) 2021-04-08 2024-04-12 エヴェロ バイオサイエンシズ,インコーポレーテッド 細菌を含有する医薬組成物
WO2022221183A1 (en) 2021-04-12 2022-10-20 Evelo Biosciences, Inc. Fournierella extracellular vesicle preparations
WO2022251166A2 (en) 2021-05-25 2022-12-01 Evelo Biosciences, Inc. Bacterial compositions comprising soy hemoglobin
WO2023049268A1 (en) 2021-09-24 2023-03-30 Evelo Biosciences, Inc. Solid dosage forms containing bacteria and microbial extracellular vesicles
WO2023114295A1 (en) 2021-12-14 2023-06-22 Evelo Biosciences, Inc. Veillonella parvula bacteria extracellular vesicle preparations
WO2023114300A1 (en) 2021-12-14 2023-06-22 Evelo Biosciences, Inc. Fournierella massiliensis bacteria extracellular vesicle preparations
WO2023114296A2 (en) 2021-12-14 2023-06-22 Evelo Biosciences, Inc. Extracellular vesicle preparations
WO2023146843A1 (en) 2022-01-25 2023-08-03 Evelo Biosciences, Inc. Extracellular vesicle compositions and methods of use
WO2023183396A1 (en) 2022-03-22 2023-09-28 Evelo Biosciences, Inc. Compositions and methods of treating inflammation using prevotella histicola
WO2023200837A1 (en) 2022-04-13 2023-10-19 Evelo Biosciences, Inc. Compositions and methods of treating inflammation using prevotella histicola
WO2023239728A1 (en) 2022-06-07 2023-12-14 Evelo Biosciences, Inc. Compositions and methods of treating inflammation using prevotella histicola extracellular vesicles
WO2024102226A1 (en) 2022-10-14 2024-05-16 Evelo Biosciences, Inc. Methods for assaying drug substances and drug products by using cell lines with nf-kb- inducible reporter genes

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000514051A (ja) * 1996-06-28 2000-10-24 クリンゲ ファーマ ジーエムビーエイチ ベンズイミダゾール誘導体を活性成分とする経口投与用の安定な薬剤形およびその製造方法
JP2002523443A (ja) * 1998-08-28 2002-07-30 アンドルックス ファーマスーティカルズ インコーポレーテッド オメプラゾール製剤
WO2003072087A1 (de) * 2002-02-27 2003-09-04 Röhm GmbH & Co. KG Azneiform und verfahren ihrer herstellung
WO2004058225A1 (de) * 2002-12-20 2004-07-15 Röhm Gmbh & Co.Kg Verfahren zur herstellung von überzogenen arzneiformen und nahrungsergänzungsmitteln mit konzentrationsgradienten im überzug
JP2004532258A (ja) * 2001-05-30 2004-10-21 ユーロセルティック ソシエテ アノニム 薬剤組成物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT93637A (pt) * 1989-04-20 1990-11-20 Procter & Gamble Metodo para o tratamento de desordens funcionais intestinais/colonicas, especialmente o sindrome de irritacao intestinal
US5580578A (en) 1992-01-27 1996-12-03 Euro-Celtique, S.A. Controlled release formulations coated with aqueous dispersions of acrylic polymers
WO2000033821A1 (en) 1998-12-07 2000-06-15 Bristol-Myers Squibb Company Enteric coated pravastatin bead formulation
DE10332160A1 (de) * 2003-07-15 2005-02-03 Röhm GmbH & Co. KG Multipartikuläre Arzneiform, enthaltend mucoadhaesiv formulierte Peptid- oder Protein-Wirkstoffe, sowie ein Verfahren zur Herstellung der Arzneiform
TWI372066B (en) 2003-10-01 2012-09-11 Wyeth Corp Pantoprazole multiparticulate formulations
DE102005007059A1 (de) * 2005-02-15 2006-08-24 Röhm GmbH & Co. KG Teilneutralisiertes anionisches (Meth)acrylat-Copolymer
BRPI0621996B8 (pt) * 2006-08-18 2022-07-05 Evonik Roehm Gmbh preparação farmacêutica compreendendo um núcleo com um ingrediente ativo e com um ácido orgânico e/ou com o sal de um ácido orgânico, e um revestimento que envolve o núcleo e que compreende um ou mais copolímeros de (met)acrilato, e seu uso.

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000514051A (ja) * 1996-06-28 2000-10-24 クリンゲ ファーマ ジーエムビーエイチ ベンズイミダゾール誘導体を活性成分とする経口投与用の安定な薬剤形およびその製造方法
JP2002523443A (ja) * 1998-08-28 2002-07-30 アンドルックス ファーマスーティカルズ インコーポレーテッド オメプラゾール製剤
JP2004532258A (ja) * 2001-05-30 2004-10-21 ユーロセルティック ソシエテ アノニム 薬剤組成物
WO2003072087A1 (de) * 2002-02-27 2003-09-04 Röhm GmbH & Co. KG Azneiform und verfahren ihrer herstellung
WO2004058225A1 (de) * 2002-12-20 2004-07-15 Röhm Gmbh & Co.Kg Verfahren zur herstellung von überzogenen arzneiformen und nahrungsergänzungsmitteln mit konzentrationsgradienten im überzug

Also Published As

Publication number Publication date
CA2609439C (en) 2013-10-29
JP5193036B2 (ja) 2013-05-08
US20080200482A1 (en) 2008-08-21
ES2588173T3 (es) 2016-10-31
WO2007006353A3 (de) 2007-04-12
EP1906939B1 (de) 2016-06-01
DE102005032806A1 (de) 2007-01-18
CA2609439A1 (en) 2007-01-18
KR20080024200A (ko) 2008-03-17
MX290450B (es) 2011-09-23
BRPI0612878A2 (pt) 2010-11-30
MX2007015954A (es) 2008-10-27
WO2007006353A2 (de) 2007-01-18
EP1906939A2 (de) 2008-04-09
HUE028344T2 (en) 2016-12-28
IL186553A0 (en) 2008-01-20
US7932258B2 (en) 2011-04-26
PL1906939T3 (pl) 2016-12-30
CN101193627A (zh) 2008-06-04
KR101325901B1 (ko) 2013-11-07
SI1906939T1 (sl) 2016-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5193036B2 (ja) 低められたpH‐値で作用物質を放出する薬剤形を製造するための被覆として、部分中和された陰イオン(メタ)アクリレートコポリマーの使用
KR101387835B1 (ko) 코팅된 제약 제형을 제조하기 위한 중합체 혼합물의 용도및 혼합된 중합체성 코팅을 갖는 제약 제형
CA2478506C (en) Pharmaceutical formulation for the active ingredient budesonide
CA2373909C (en) Multilayer drug form release in the colon
TWI394584B (zh) 包含聚合物與難溶於水之活性成份的混合物的藥學組成物
KR101424653B1 (ko) 에탄올의 영향에 대하여 내성을 가지는 ph-의존성 조절 방출 제약학적 오피오이드 조성물
KR101454056B1 (ko) 에탄올의 영향에 대하여 내성을 가지는 비-오피오이드용 ph-의존성 조절 방출 제약 조성물
JP5453434B2 (ja) エタノールの影響に対する耐性を有するオピオイドではないpH依存の制御放出の医薬組成物
KR101500792B1 (ko) 결장에서 증가된 활성 물질 방출을 갖는 코팅된 제약학적 또는 건강기능성 제제
JP2008534530A (ja) 活性成分放出に関して調節作用を有する物質を有するペレットを含有している多粒子薬剤形
JP2008534531A (ja) 調節物質の送達に影響を及ぼすマトリックスを有するペレットを有する多粒子の医薬剤形
IL185218A (en) An anionic copolymer of (dead) acrylate is partially contradictory
JP2007517038A (ja) 薬学的組成物
WO2024120944A1 (en) Delayed release composition with resistance against fed state gastric conditions
JP2021515778A (ja) エタノールの影響に対する耐性を有するポリマー混合物
MX2008008915A (es) Composiciones farmaceuticas que comprenden mezclas de polimeros e ingredientes activos moderadamente solubles en agua

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111118

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120319

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121119

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5193036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees