JP2009303006A - 色信号処理装置、色変換装置、色信号処理プログラム、色変換プログラム - Google Patents

色信号処理装置、色変換装置、色信号処理プログラム、色変換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号が得られる色信号処理装置および色信号処理プログラムを提供する。
【解決手段】総量制限値設定部11には、出力装置において使用してよい色材の総量値である総量制限値が設定されている。総量算出部12は、出力装置色空間の色信号である入力色信号の総量値を算出する。制限値算出部13は、総量算出部12で算出された総量値に応じて、色信号の総量を制限する制限値を算出する。例えば出力装置の総量制限値前から徐々に総量を制限し、総量制限値を過ぎた後に総量制限値となるように、制限値を制御するとよい。色補正部14は、入力色信号の総量値が制限値算出部13で算出された制限値内となるように、出力装置色空間において入力色信号を補正して、出力装置色空間の出力色信号を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、色信号処理装置、色変換装置、色信号処理プログラム、色変換プログラムに関するものである。
複数の色材を用いてカラー画像などの出力を行う出力装置においては、画質の維持や装置に対する負担の軽減などから、使用する色材の総量が制限されている場合がある。例えば色材としてC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(墨)を用いる場合、各色材量は0%から100%までの値を取る。色材の総量は0%から400%までとなるが、出力装置の色材総量の制限(総量制限値)が例えば300%の場合、色材総量がこの300%を超える色については総量制限値内の色に変換する必要がある。
例えば特許文献1には、色変換テーブルのテーブル値が総量(250%)以下という条件を満たさない場合に、この条件を満たす値にテーブル値を変更し、色変換後の値が総量制限値を超えないようにしている。また特許文献2においては、使用するインクの総量が総量制限値を超えた場合に、K値を一定のままCMY値を減らして総量制限値の範囲内で出力している。さらに特許文献3においては、最初から総量制限値を満たす色しか使用しないこととして、総量制限値を満たす色に対する測色値を得て色量制限関数を求め、この色量制限関数を用いて総量制限値内での出力を行っている。さらにまた特許文献4では、階調補正後の濃度値が総量制限値内となるように、階調補正前に各色材量を一律に増減し、色材総量を総量制限値内に規制している。更に特許文献5では、色予測モデルを作成する際に使用するカラーパッチの出力値について総量制限値内の色に変更して出力することで、総量制限値を満たす色予測モデルを作成している。
図14は、総量制限が課せられた場合の出力装置の色再現域の一例の概略図である。上述の従来技術は、いずれも総量制限値を超えた場合に総量制限値の範囲内となるように色を変更し、あるいは総量制限値を満たす色域を用いて出力を行うものである。この場合の色再現域の一例を図14に示している。ここでは、ある色相における色再現域の断面(L−C平面)を示している。なお、総量制限値を満たす色再現域の外郭を求める方法については、特許文献6や特許文献7などに記載されている。
図中の点Pは総量制限値による制限がかかる境界の色であり、この点Pにおいて色域外郭は屈曲している。例えば、最大彩度色Tから低明度方向に色域外郭に沿って色を変化させて行くと、総量制限がなければ黒丸で示した色を通ることになる。しかし、総量制限により点Pよりも低明度の破線で示した色域外郭上の色は再現されず、実線で示した色域外郭上の白丸の方向へと色が変化する。そのため、点Pにおいて色の段差が発生する。
図15は、総量制限が課せられている場合の出力装置の色再現域への色変換の一例の説明図である。図14で説明したように、総量制限が課せられている場合の出力装置の色再現域に、屈曲する点Pが存在する。この影響は、例えば出力装置の色再現域外の色を色再現域の色に変換する処理においても現れる。図15では、黒丸で示している色再現域外の均等間隔の色を、色差最小の色域外郭の色に変換した例を示している。もともと均等な間隔であった色は、点Pの付近で階調が密となり、その分だけ低明度低彩度色については階調が粗になっている。また、点Pの前後で色の変化の傾向も変わってしまう。
図16は、総量制限が課せられている場合の出力装置の色再現域への色変換の別の例の説明図である。図16では、ある入力色域全体を出力装置の色再現域(出力色域)に変更する例を示している。このような色変換を行う場合、入力色域の外郭の色を出力色域の外郭の色に変換し、その際の変換方向にある色についても同じ変換比率で変換する。そのため、入力色域の外郭上の色(黒丸)は出力色域の外郭上の色(白丸)に変換され、点Pにおいて色の変化の傾向が異なってしまう。それとともに、色域内部で等間隔に変化していた色(黒の三角)についても、出力色域の外郭形状に応じた色(白い三角)に変換されてしまう。従って、この場合には色再現域内の色まで、色の変化が変換前後で異なってしまう。
図17は、総量制限が課せられた場合の総量の変化の一例の説明図である。上述の屈曲点Pが現れる理由は、上述のように点Pにおいて総量制限が開始されることによる。例えば図14における最大明度点から色再現域の外郭上をたどって色を変化させてゆき、その際の総量値を示すと、図17に示すように変化する。点Tを通り点Pまでは、色の変化に従って色材の総量は増加して行く。そして、点Pにおいて色材の総量が総量制限値に達し、それ以降は色材を増やせなくなる。従って、点Pの前後で色材を増減させる方法を変えなければならず、そのため色の傾向が変わってしまう。
例えば特許文献8には、入力色空間の入力色から出力装置の色空間の出力色への変換を行うための色変換テーブルにおいて、出力色を平滑化処理し、あるいは例えば出力色のうちのK(墨)成分について平滑化処理してK成分と入力色とから他の色成分を予測することが記載されている。また、色変換テーブルを作成する際に、総量規制値を平滑化処理し、あるいはさらに出力色のうちのK(墨)成分について平滑化処理し、入力色から出力色を再計算することが記載されている。これらの技術により、上述の点Pのような屈曲点は平滑化され、階調の急激な変化や、色の変化の傾向が急激に変化するなどの不具合は解消される。この特許文献8では、入力色から一旦出力色に変換するものの、総量規制値を超える場合には入力色から再度、出力色への変換を行っている。
特開平9−247471号公報 特開平9−261492号公報 特開2000−25274号公報 特開2003−125225号公報 特開2004−147257号公報 特開2005−63093号公報 特開2006−352475号公報 特開2005−236802号公報
本発明は、簡単に、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号が得られる色信号処理装置および色信号処理プログラムと、その色信号処理装置および色信号処理プログラムの機能を利用した色変換装置及び色変換プログラムを提供することを目的とするものである。
本願請求項1に記載の発明は、出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間における入力色信号の総量値を算出する総量算出手段と、算出された前記総量値に応じて色信号の総量を制限する制限値を算出する制限値算出手段と、総量値が算出された前記制限値内となるように前記出力装置色空間において前記入力色信号を補正する補正手段を有することを特徴とする色信号処理装置である。
本願請求項2に記載の発明は、本願請求項1に記載の色信号処理装置における前記出力装置色空間が墨を色成分として含み、前記補正手段は、前記入力色信号の総量値が前記制限値算出手段で算出した前記制限値を超えている場合に、墨を固定して他の色成分を総量値が前記制限値内となるように補正することを特徴とする色信号処理装置である。
本願請求項3に記載の発明は、本願請求項1に記載の色信号処理装置における前記出力装置色空間が墨を色成分として含み、前記補正手段は、前記入力色信号の総量値が前記制限値算出手段で算出した前記制限値を超えている場合に、総量値が前記制限値内となるように各色成分を等比率で減少させて補正することを特徴とする色信号処理装置である。
本願請求項4に記載の発明は、本願請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の色信号処理装置における前記入力色信号が、所定の色空間の第1の色信号と出力装置色空間の第2の色信号とを対応付けた色変換表における前記第2の色信号であり、前記補正手段により補正された色信号により前記色変換表の前記第2の色信号を置き換える色変換表補正手段を有することを特徴とする色信号処理装置である。
本願請求項5に記載の発明は、本願請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の色信号処理装置における前記入力色信号が、前記出力装置色空間における色域外郭上の色信号であり、前記補正手段により補正された色信号により色域情報を生成する色域情報生成手段を有することを特徴とする色信号処理装置である。
本願請求項6に記載の発明は、本願請求項5に記載の色信号処理装置の構成に加え、さらに、前記色域情報生成手段で生成された色域情報を用いて任意の色信号を前記色域情報が示す色域内の色信号に変換する色変換手段を有することを特徴とする色信号処理装置である。
本願請求項7に記載の発明は、出力装置において再現される色域を示す色域情報を用いて入力色空間における入力色信号を出力装置において再現される色域の色信号に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段で変換された色信号を前記出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間の色信号に変換する第2の変換手段を有し、前記色域情報は、出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間における色域外郭上の外郭色信号の総量値を算出し、算出された前記総量値に応じて色信号の総量を制限する制限値を算出し、総量値が算出された前記制限値内となるように前記出力装置色空間において前記外郭色信号を補正し、補正された色信号により生成したものであることを特徴とする色変換装置である。
本願請求項8に記載の発明は、本願請求項7に記載の色変換装置における前記出力装置色空間が墨を色成分として含み、前記色域情報は、前記外郭色信号の総量値が前記制限値を超えている場合に、墨を固定して他の色成分を総量値が前記制限値内となるように補正して得た色信号により生成されたものであることを特徴とする色変換装置である。
本願請求項9に記載の発明は、本願請求項7に記載の色変換装置における前記出力装置色空間が墨を色成分として含み、前記色域情報は、前記外郭色信号の総量値が前記制限値を超えている場合に、総量値が前記制限値内となるように各色成分を等比率で減少させて得た色信号により生成されたものであることを特徴とする色変換装置である。
本願請求項10に記載の発明は、本願請求項7に記載の色変換装置における前記出力装置色空間が墨を色成分として含み、前記色域情報は、前記出力装置における総量制限値よりも大きい値を上限として前記制限値を算出して生成したものであり、前記第2の変換手段は、墨生成条件に従って制限された墨量を生成するとともに該墨量を用いて他の色成分を算出し、該墨量及び他の色成分の総量が前記出力装置における総量制限値を超えている場合に、前記墨生成条件を変更して総量値が前記総量制限値内となるように補正することを特徴とする色変換装置である。
本願請求項11に記載の発明は、コンピュータに、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の色信号処理装置の機能を実行させることを特徴とする色信号処理プログラムである。
本願請求項12に記載の発明は、コンピュータに、請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の色変換装置の機能を実行させることを特徴とする色変換プログラムである。
本願請求項1に記載の発明によれば、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号を、簡単に得ることができる。
本願請求項2に記載の発明によれば、出力装置色空間の中で処理を行うことができるとともに、墨量を保存して色域を広く利用することができる。
本願請求項3に記載の発明によれば、出力装置色空間の中で処理を行うことができるとともに、墨量の比率を抑えて粒状性の悪化を防ぐことができる。
本願請求項4に記載の発明によれば、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号に変換できる色変換表を簡単に得ることができる。
本願請求項5に記載の発明によれば、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色再現域を示す色域情報を簡単に得ることができる。
本願請求項6に記載の発明によれば、任意の色信号から、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号を簡単に得ることができる。
本願請求項7に記載の発明によれば、入力色空間における入力色信号を、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号に変換することができる。
本願請求項8に記載の発明によれば、出力装置色空間において墨量を保存して広い色再現域の色域情報を得ることができる。
本願請求項9に記載の発明によれば、出力装置色空間において墨量を保存して粒状性の悪化を防止した色再現域の色域情報を得ることができる。
本願請求項10に記載の発明によれば、墨生成条件に従って制限された墨量を生成する場合に、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止しつつ、色再現域を広く活用することができる。
本願請求項11に記載の発明によれば、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号を、簡単に得ることができる。
本願請求項12に記載の発明によれば、入力色空間における入力色信号を、総量制限を満たすとともに色の逆転や不連続などの階調性の低下を防止した出力装置色空間の色信号に変換することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す構成図である。図中、11は総量制限値設定部、12は総量算出部、13は制限値算出部、14は色補正部である。出力色信号は、出力装置で色材を用いて出力するために使用される色信号であり、その出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間における色信号である。この例では、入力色信号についても出力装置色空間における色信号であるものとする。なお、ここでは出力装置色空間は墨を色成分として含むものとし、具体例としてはCMYK色空間などである。
総量制限値設定部11は、出力装置において使用してよい色材の総量値である総量制限値が設定されている。総量制限値は予め与えておけばよい。あるいは外部の装置から設定を受けたり、または利用者が設定するように構成してもよい。
総量算出部12は、入力色信号の総量値を算出する。入力色信号が出力装置で使用する色材色を色成分とした出力装置色空間の色信号であることから、各色成分の値を加算すれば総量値が算出される。
制限値算出部13は、総量算出部12で算出された総量値に応じて、色信号の総量を制限する制限値を算出する。図2は、総量値と制限値との関係の一例の説明図である。例えば、総量制限値設定部11に設定されている総量制限値よりも所定量だけ少ない総量値から総量の制限を行い、総量値が増加するに伴って次第に制限値が総量制限値に近づくように、総量値に応じた制限値を制御する。この場合の制限値の一例を図2に示している。この例では、総量値をTAC、出力装置における総量制限値をDL、制限値をTACLとし、総量値TACが総量制限値となる点をR(=DL)、それより所定量だけ少なく、制限値を総量値より少なくする制御を開始する点をSとする。TAC≦SではTACL=TACとし、TAC>Sでは、
TACL=tanh((TAC−S)/(DL−S))・(DL−S)+S
で求めればよい。もちろん、総量値に基づく制限値の制御方法は任意である。
総量値が総量制限値DLに達した後は制限値を総量制限値として処理すると、点Rの前後で特性が変化して画質に影響するが、図2に示すように総量値に応じて徐々に制限値を制御することにより、画質への影響を抑えている。
色補正部14は、入力色信号の総量値が制限値算出部13で算出された制限値内となるように、出力装置色空間において入力色信号を補正する。例えば入力色信号を(C,M,Y,K)、出力色信号を(C’,M’,Y’,K’)とし、制限値をTACLとすると、C+M+Y+K≦TACLではC’=C、M’=M、Y’=Y、K’=Kとして入力色信号をそのまま出力色信号とすればよい。C+M+Y+K>TACLの場合には、墨を固定して他の色成分を減らし、制限値内となるように補正する。例えば、
K’=K
C’=C・((TACL−K)/(C+M+Y))
M’=M・((TACL−K)/(C+M+Y))
Y’=Y・((TACL−K)/(C+M+Y))
と補正すればよい。あるいは、各色成分とも定率で減らし、制限値内となるように補正してもよい。例えば、
K’=K・((TACL)/(K+C+M+Y))
C’=C・((TACL)/(K+C+M+Y))
M’=M・((TACL)/(K+C+M+Y))
Y’=Y・((TACL)/(K+C+M+Y))
と補正すればよい。出力装置色空間において補正処理を行うだけであるので、高速に補正される。
以上のような構成により、出力装置色空間の入力色信号は、総量制限値を満たし、さらに総量値が総量制限値前後となっても色の逆転や不連続などの階調特性の劣化を生じない出力装置色空間の出力色信号に補正されることになる。
図3は、本発明の第2の実施の形態を示す構成図である。図中、21は色変換表、22は色変換表補正部、23は変換部である。この第2の実施の形態では、上述の第1の実施の形態の構成に加えて色変換表補正部22を設け、色変換表21に設定されている出力装置色空間の色信号の値を、総量制限値を満たす色信号に書き換える例を示している。なお、図3には色変換表21を用いて第1色信号を第2色信号に変換する変換部23についても示している。
色変換表21は、変換部23で第1色信号から第2色信号への色変換処理を行う際に用いるために、いくつかの第1色信号とその第1色信号を色変換した後の第2色信号とを対応付けたものである。第1色信号は、例えばRGB色空間やCIELAB色空間など、予め決められた任意の色空間の色信号でよい。また第2色信号は、ここでは出力装置色空間の色信号であるとする。この色変換表21は、予め利用者が設定したり、あるいは別途生成されて設定されているものとする。
この色変換表21の出力値である第2色信号を入力色信号として、総量算出部12は総量値を算出し、制限値算出部13は総量値に応じた制限値を算出し、色補正部14は入力色信号を制限値内となるように補正する。これらの各部については第1の実施の形態で説明したとおりであり、補正後の出力色信号は総量制限値を満たすとともに、色の逆転や不連続などの階調性の低下が生じることはない。
色変換表補正部22は、色補正部14で補正された出力色信号を色変換表21の出力値として書き戻し、色変換表21を補正する。これにより、総量制限値を満たすとともに階調性の低下が生じない色変換表21が得られる。
変換部23は、補正された色変換表21を用いて第1色信号を第2色信号へ変換する。色変換表21の出力値が総量制限値を満たすとともに階調性の低下が生じないように補正されているので、第2色信号も、総量制限値を満たし、階調性の低下が生じることはない。なお、この変換部23は色変換表21が参照できれば他の各部とは別の装置などに設けてもよい。
図4は、本発明の第3の実施の形態を示す構成図である。図中、31は外郭色信号生成部、32は出力装置特性取得部、33は外郭情報生成部である。この第3の実施の形態では、上述の第1の実施の形態の構成に加えて外郭色信号生成部31、出力装置特性取得部32、外郭情報生成部33を設け、総量制限値を満たすとともに階調性の低下が生じない色再現域の外郭を求める構成例を示している。
外郭色信号生成部31は、出力装置色空間における色再現域の外郭色信号を生成する。図5は、出力装置色空間の色再現域の外郭の説明図である。ここでは出力装置色空間をCMYKとした場合の外郭を示しており、各色成分が0%から100%まで取り得るものとし、WはC、M、Y、Kがともに0%、ほかは表示した色成分が100%となる色を示している。例えばCと表示された色はC=100%でM=Y=K=0%、MKと表示された色はM=K=100%でC=Y=0%、CMYKと表示された色はC=M=Y=K=100%の色をそれぞれ示している。ここでは各色成分の0%から100%までを5等分して格子点を示し、この格子点を外郭色信号として順次生成する。もちろん、分割数などは任意である。
この外郭色信号生成部31で生成した外郭色信号を入力色信号として、総量算出部12は総量値を算出し、制限値算出部13は総量値に応じた制限値を算出し、色補正部14は入力色信号を制限値内となるように補正する。これらの各部については第1の実施の形態で説明したとおりであり、補正後の外郭色信号は総量制限値を満たすとともに、色の逆転や不連続などの階調性の低下が生じることのない色再現域の外郭色信号に補正されている。なお、色材単色である1次色や2つの色成分からなる2次色など、総量制限値を満たすことが予め分かっている色については、色補正部14の処理を行わずに外郭情報生成部33の処理に移行してもよい。
出力装置特性取得部32は、出力装置に対して与えた出力装置色空間の色信号と、その色信号により出力装置から出力される色との対応関係を取得する。例えば、出力装置色空間がCMYK色空間の場合、CMYK色信号を出力装置に与え、出力された色を測色して、例えばCIELAB色空間などの装置非依存色空間の色信号を得て、CMYK色信号とLab色信号との対を出力装置特性として取得すればよい。なお、色域情報として出力装置色空間における色再現域の外郭を求める場合には、この出力装置特性取得部32は不要である。
外郭情報生成部33は、色補正部14から渡される補正された外郭色信号により、色域情報を生成する。例えば出力装置色空間における色再現域の外郭を生成するのであれば、色補正部14から渡される補正された外郭色信号をそのまま色域情報として利用すればよい。また、例えばCIELAB色空間などの装置非依存色空間における色域情報を生成するのであれば、出力装置特性取得部32で取得した出力装置特性を参照して、色補正部14から渡される補正された外郭色信号を装置非依存色空間における色信号に変換し、この色空間における色域情報を生成すればよい。
このようにして生成された色域情報が示す色再現域の外郭では、出力装置の総量制限値前後で色の変化が大きく異なることはなく、外郭上の色であっても階調性が損なわれることはない。
図6は、本発明の第4の実施の形態を示す構成図である。図中、41は色変換部である。この第4の実施の形態では、上述の第3の実施の形態の構成に加えて色変換部41を設け、色再現域の変換処理を行う例を示している。
色変換部41は 、外郭情報生成部33で生成された色域情報を用いて、任意の色信号を色域情報が示す色再現域内の色信号に変換する。例えば色再現域外の色について色再現域の外郭上の色に変換したり、色再現域内の色も含めて、入力される色信号の範囲が、色域情報が示す色再現域内となるように変換してもよい。
図7は、本発明の第4の実施の形態における色再現域の変換処理の具体例の説明図である。なお、ここではある色相における明度−彩度平面を示している。図中の実線が外郭情報生成部33で生成された色域情報による外郭を示し、破線が総量制限を考慮しない場合の外郭を示している。例えば、図中の黒丸で示すように、総量制限を考慮しない場合の外郭上を徐々に変化する色信号が入力されたとする。色変換部41は、この入力された色信号を、色域情報が示す色再現域内の色信号に変換する。この例では、白丸で示すように色域情報が示す色再現域の外郭の色信号に変換される。色域情報が示す色再現域の外郭には大きく屈曲する点が存在しないため、入力される色信号の色の変化をほぼ反映した色信号に変換されている。従って、変換後の色信号において階調性が損なわれることはなく、もちろん、総量制限値も満たしている。
図8は、本発明の第4の実施の形態における色再現域の変換処理の別の具体例の説明図である。この例では、入力される色信号の取り得る色範囲(入力色域として示す)が分かっており、その入力色域を、色域情報が示す色再現域(出力色域として示す)に合わせる処理を行う例を示している。また、この例では明度軸上の所定の点と入力された色信号とを結ぶ直線に沿って、所定の点から入力色域の外郭までの距離と所定の点から出力色域の外郭までの距離との比に応じて色変換を行う例を示している。
このような色変換を行う場合、例えば黒丸で示した入力色域の外郭の色は、白丸で示した出力色域の外郭の色に変換される。また、黒の三角で示した入力色域の内部の色についても、白の三角で示した出力色域の内部の色に変換される。第3の実施の形態においても説明したように、色域情報が示す出力色域の外郭は出力装置の総量制限値前後で色の変化が大きく異なることはない。従って、入力色域内の階調性が損なわれることなく出力色域内の色に変換され、そのことは図8においても示されている。
図9は、本発明の第5の実施の形態を示す構成図である。図中、51は色域変換部、52は出力色変換部である。この第5の実施の形態では、上述の第3の実施の形態の構成に加えて色域変換部51および出力色変換部52を設け、装置非依存色空間などの入力色空間の第1色信号を、入力色空間において色再現域の変換処理を施した上で、出力装置色空間の第2色信号に変換する例を示している。
色域変換部51は、外郭情報生成部33で生成された色域情報を用いて、入力色空間の第1色信号を、入力色空間における色域情報が示す出力装置の色再現域内の色信号に変換する。例えば色再現域外の色について色再現域の外郭上の色に変換したり、色再現域内の色も含めて、入力される色信号の範囲が、色域情報が示す色再現域内となるように変換してもよい。なお、この第5の実施の形態における外郭情報生成部33は、入力色空間に変換した色域情報を出力するものとしている。
出力色変換部52は、出力装置特性取得部32で取得した出力装置特性を用い、色域変換部51で変換された色信号を、出力装置色空間の第2色信号に変換する。例えば出力装置特性から色変換モデルを作成し、その色変換モデルを用いて変換を行えばよい。
上述の色域変換部51が使用する色域情報が示す色再現域の外郭は、外郭点の総量値に応じた制御値により総量を制御して総量制限値前後で色の変化が大きく異ならないようにしている。そのため、色域変換部51によって変換された色信号は、入力された第1色信号の色変化の傾向を反映している。これにより、出力色変換部52によって変換された第2色信号についても、色の逆転や不連続などの階調特性の劣化を生じることはない。もちろん、総量制限値を満たしていることは言うまでもない。
出力色変換部52において出力装置色空間の第2色信号への変換を行う際に、特に墨が画質に影響することから、使用する墨量を制限するなどの墨生成条件を設定する場合がある。この場合、出力色変換部52は設定されている墨生成条件に従って制限された墨量を生成し、その墨量を用いて他の色成分を算出することになる。
図10は、墨生成条件が設定されている場合の色再現域の一例の説明図である。墨生成条件を適用すると、墨量が多くなる色の使用が抑えられるため、色再現域は明度が低い色において狭くなる。図10において、点線が総量制限値を適用した場合の色域外郭、実線が外郭情報生成部33で生成された色域情報が示す外郭、一点鎖線がさらに墨生成条件に従って墨量を制限した場合の色域外郭を示している。このように、墨生成条件を設定した場合の色再現域は狭くなってしまう。
このような場合に、制限値算出部13で制限値を算出する際に、出力装置の総量制限値よりも大きい値を上限として、総量値に応じた制限値を制御してもよい。図11は、総量制限値よりも大きい値を制限値の上限とする場合の総量値と制限値との関係の一例の説明図、図12は、総量制限値よりも大きい値を制限値の上限とする場合の色再現域の一例の説明図である。図11に実線で示すように、総量値に応じて制限値をなだらかに増加させ、総量値が多い場合の制限値を総量制限値よりも大きくしている。この例では、総量値が総量制限値となると制限値を総量値よりも徐々に減らすようにしている。
このように制限値を制御し、算出した制限値を用いて、色補正部14は外郭情報生成部31で生成した外郭色信号を補正する。そして外郭情報生成部33において、補正された外郭色信号により色域情報を生成することになる。生成された色域情報が示す色再現域の外郭を図12において細い実線で示している。
色域変換部51は外郭情報生成部33で生成された外郭情報に従って、入力色空間の第1色信号を、入力色空間における色域情報が示す出力装置の色再現域内の色信号に変換する。外郭情報生成部33で生成された色域情報が示す色再現域は、必ずしも出力装置の総量制限値を満たしているわけではないが、外郭には急峻に色の変化の傾向が変わるような部分は存在しない。従って、変換前後における階調性は保持される。
色域変換部51で変換された第1色信号は、出力色変換部52において出力装置色空間の第2色信号に変換する。この変換の際に、墨生成条件を満たすように墨量を生成し、その墨量と色域変換部51で変換された第1色信号とを用いて第2色信号の他の色成分を算出する。
墨生成条件を適用した後の色再現域の外郭を図12に太線で示している。一点鎖線で示した制限値の上限を総量制限値とした場合に比べて、制限値の上限を総量制限値より大きくしたことにより、変換後の色再現域が広がっていることが分かる。
なお、制限値の上限を総量制限値より大きくして得た外郭上法が示す色再現域は、出力装置の総量制限値を満たしていない部分が存在するため、墨生成条件を適用しても出力色変換部52で変換した第2色信号の総量値が総量制限値を超えていることもあり得る。そのような場合には、墨生成条件を変更し、例えば墨量を増加させるなどにより、総量値が総量制限値内となるように補正するとよい。
図13は、本発明の各実施の形態で説明した機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。図中、61はプログラム、62はコンピュータ、71は光磁気ディスク、72は光ディスク、73は磁気ディスク、74はメモリ、81はCPU、82は内部メモリ、83は読取部、84はハードディスク、85はインタフェース、86は通信部である。
上述の本発明の各実施の形態で説明した各部の機能の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラム61によって実現してもよい。その場合、そのプログラム61およびそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶させておけばよい。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取部83に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取部83にプログラムの記述内容を伝達するものである。例えば、光磁気ディスク71,光ディスク72(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク73,メモリ74(ICカード、メモリカードなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
これらの記憶媒体にプログラム61を格納しておき、例えばコンピュータ62の読取部83あるいはインタフェース85にこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム61を読み出し、内部メモリ82またはハードディスク84に記憶し、CPU81によってプログラム61を実行することによって、上述の本発明の各実施の形態で説明した機能の一部又は全部が実現される。あるいは、ネットワークなどを介してプログラム61をコンピュータ62に転送し、コンピュータ62では通信部86でプログラム61を受信して内部メモリ82またはハードディスク84に記憶し、CPU81によってプログラム61を実行することによって実現してもよい。
コンピュータ62には、このほかインタフェース85を介して様々な装置と接続してもよい。例えば情報を表示する表示装置やユーザが情報を入力する入力装置等も接続され、総量制限値や色変換表出力装置特性など利用者が設定する場合に利用してもよい。また出力装置が接続され、出力色信号あるいは第2色信号に応じた出力が行われるように構成してもよい。さらに画像入力装置が接続され、画像入力装置で入力した画像に対して色処理を施し、出力装置で画像を出力するように構成してもよい。
本発明の第1の実施の形態を示す構成図である。 総量値と制限値との関係の一例の説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す構成図である。 本発明の第3の実施の形態を示す構成図である。 出力装置色空間の色再現域の外郭の説明図である。 本発明の第4の実施の形態を示す構成図である。 本発明の第4の実施の形態における色再現域の変換処理の具体例の説明図である。 本発明の第4の実施の形態における色再現域の変換処理の別の具体例の説明図である。 本発明の第5の実施の形態を示す構成図である。 墨生成条件が設定されている場合の色再現域の一例の説明図である。 総量制限値よりも大きい値を制限値の上限とする場合の総量値と制限値との関係の一例の説明図である。 総量制限値よりも大きい値を制限値の上限とする場合の色再現域の一例の説明図である。 本発明の各実施の形態で説明した機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。 総量制限が課せられた場合の出力装置の色再現域の一例の概略図である。 総量制限が課せられている場合の出力装置の色再現域への色変換の一例の説明図である。 総量制限が課せられている場合の出力装置の色再現域への色変換の別の例の説明図である。 総量制限が課せられた場合の総量の変化の一例の説明図である。
符号の説明
11…総量制限値設定部、12…総量算出部、13…制限値算出部、14…色補正部、21…色変換表、22…色変換表補正部、23…変換部、31…外郭色信号生成部、32…出力装置特性取得部、33…外郭情報生成部、41…色変換部、51…色域変換部、52…出力色変換部、61…プログラム、62…コンピュータ、71…光磁気ディスク、72…光ディスク、73…磁気ディスク、74…メモリ、81…CPU、82…内部メモリ、83…読取部、84…ハードディスク、85…インタフェース、86…通信部。

Claims (12)

  1. 出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間における入力色信号の総量値を算出する総量算出手段と、算出された前記総量値に応じて色信号の総量を制限する制限値を算出する制限値算出手段と、総量値が算出された前記制限値内となるように前記出力装置色空間において前記入力色信号を補正する補正手段を有することを特徴とする色信号処理装置。
  2. 前記出力装置色空間は墨を色成分として含み、前記補正手段は、前記入力色信号の総量値が前記制限値算出手段で算出した前記制限値を超えている場合に、墨を固定して他の色成分を総量値が前記制限値内となるように補正することを特徴とする請求項1に記載の色信号処理装置。
  3. 前記出力装置色空間は墨を色成分として含み、前記補正手段は、前記入力色信号の総量値が前記制限値算出手段で算出した前記制限値を超えている場合に、総量値が前記制限値内となるように各色成分を等比率で減少させて補正することを特徴とする請求項1に記載の色信号処理装置。
  4. 前記入力色信号は、所定の色空間の第1の色信号と出力装置色空間の第2の色信号とを対応付けた色変換表における前記第2の色信号であり、前記補正手段により補正された色信号により前記色変換表の前記第2の色信号を置き換える色変換表補正手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の色信号処理装置。
  5. 前記入力色信号は、前記出力装置色空間における色域外郭上の色信号であり、前記補正手段により補正された色信号により色域情報を生成する色域情報生成手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の色信号処理装置。
  6. さらに、前記色域情報生成手段で生成された色域情報を用いて任意の色信号を前記色域情報が示す色域内の色信号に変換する色変換手段を有することを特徴とする請求項5に記載の色信号処理装置。
  7. 出力装置において再現される色域を示す色域情報を用いて入力色空間における入力色信号を出力装置において再現される色域の色信号に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段で変換された色信号を前記出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間の色信号に変換する第2の変換手段を有し、前記色域情報は、出力装置で使用する色材色を色成分とする出力装置色空間における色域外郭上の外郭色信号の総量値を算出し、算出された前記総量値に応じて色信号の総量を制限する制限値を算出し、総量値が算出された前記制限値内となるように前記出力装置色空間において前記外郭色信号を補正し、補正された色信号により生成したものであることを特徴とする色変換装置。
  8. 前記出力装置色空間は墨を色成分として含み、前記色域情報は、前記外郭色信号の総量値が前記制限値を超えている場合に、墨を固定して他の色成分を総量値が前記制限値内となるように補正して得た色信号により生成されたものであることを特徴とする請求項7に記載の色変換装置。
  9. 前記出力装置色空間は墨を色成分として含み、前記色域情報は、前記外郭色信号の総量値が前記制限値を超えている場合に、総量値が前記制限値内となるように各色成分を等比率で減少させて得た色信号により生成されたものであることを特徴とする請求項7に記載の色変換装置。
  10. 前記出力装置色空間は墨を色成分として含み、前記色域情報は、前記出力装置における総量制限値よりも大きい値を上限として前記制限値を算出して生成したものであり、前記第2の変換手段は、墨生成条件に従って制限された墨量を生成するとともに該墨量を用いて他の色成分を算出し、該墨量及び他の色成分の総量が前記出力装置における総量制限値を超えている場合に、前記墨生成条件を変更して総量値が前記総量制限値内となるように補正することを特徴とする請求項7に記載の色変換装置。
  11. コンピュータに、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の色信号処理装置の機能を実行させることを特徴とする色信号処理プログラム。
  12. コンピュータに、請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の色変換装置の機能を実行させることを特徴とする色変換プログラム。
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