JP2009302829A - 携帯端末機に内蔵されるアンテナおよび携帯端末機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的な接続のために大きな面積を必要とすることなく、部品点数が少なく組み立ての容易なアンテナおよび携帯端末機を提供すること。
【解決手段】携帯端末機の機能の一部を担うプリント基板を保持するための合成樹脂からなる基板ホルダHLを有し、基板ホルダHLには、その外周部分に、アンテナ支持部202が設けられており、アンテナ導体層およびフィルム状の絶縁体層を有する可撓性を有したアンテナ素子221が、アンテナ支持部202の表面に貼り付けられることによって構成される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、表面に操作部が設けられるフロントケースとその裏面側に配置されるリアケ−スとを含む筐体にアンテナを内蔵した携帯端末機およびそのアンテナに関する。
従来より、携帯電話機の筐体(ケース)は、ポリカーボネートまたはABS樹脂などの合成樹脂の成形によって製作される。例えば受話器側と送話器側とをヒンジ機構で接続した折り畳み式の携帯電話機において、送話器側の筐体は、表面に操作部が設けられるフロントケースと、フロントケースの裏面側に接して配置され内部に電池収納部が設けられるリアケ−スとから構成される。
近年において、携帯電話機の薄型化、ファッション性、および使い易さへの要望が一層強くなっている。薄型化をさらに進めるには、フロントケース、リアケ−ス、電池、プリント基板、その他の電子部品など、各部の薄型化および小型化を図る必要がある。また、ファッション性を意識してアンテナを内蔵する傾向が一層高くなり、筐体内の狭い空間に効率よくアンテナを収納する必要がある。
従来において、携帯電話機のアンテナ(内蔵アンテナ)は、棒状の合成樹脂からなる支持体に金属からなるアンテナ素子が一体的に設けられて構成され、リアケ−スの内側面の上辺部に沿って配置される。このようなアンテナを内蔵した携帯電話機の例として、市販された富士通社製「F882iES」がある。
また、携帯電話機用のアンテナに関して、特性の改善されたアンテナが提案されている(特許文献1)。
特開2006−191251
さて、従来より、携帯電話機には、持ち運びや鞄に入れておくときの便利さのため、また装飾のために、しばしばストラップが取り付けられる。そのため、筐体にストラップ取り付け部が設けられており、ストラップ取り付け部が筐体の内部に突出することとなって内部空間を一層狭くしている。上に述べた市販の携帯電話機においても、リアケ−スの上辺部の端部寄りにストラップ取り付け部が設けられている。しかし、携帯電話機の使い勝手やファッション性の面から、ストラップ取り付け部をリアケ−スの上辺部の中央部に設けたいという要求がある。
ところが、そうした場合には、筐体の上辺部の中央部においてストラップ取り付け部が内部に突出することになり、それが邪魔になってそこに配置すべきアンテナを取り付けることができなくなる。
本出願人は、ストラップ取り付け部などによって中央部に凸部があった場合でも、それとの干渉を避けて取り付けることのできるアンテナを先に提案した。これによると、アンテナは、送話器側の筐体の内側の上辺部に沿って取り付けられる。
しかし、そのアンテナによる場合には、アンテナをアンテナ回路に接続するために、アンテナの端部に給電電極を一体に設け、その給電電極に設けた穴と送話器側の筐体に設けたナット部材とが一致するように配置し、かつ給電電極とナット部材との間に接続用のバネ電極を配置し、取り付け用のネジでケースに固定する際にそれらを共締めして接続を行う。そのため、給電電極およびバネ電極の占める面積が大きくなり、しかも部品点数が多く組み立て工数を要することから、コスト的に不利であるという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、電気的な接続のために大きな面積を必要とすることなく、部品点数が少なく組み立ての容易なアンテナおよび携帯端末機を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るアンテナは、携帯端末機の機能の一部を担うプリント基板を保持するための合成樹脂からなる基板ホルダを有し、前記基板ホルダには、その外周部分に、アンテナ支持部が設けられており、アンテナ導体層およびフィルム状の絶縁体層を有する可撓性を有したアンテナ素子が、前記アンテナ支持部の表面に貼り付けられることによって構成される。
また、前記アンテナ素子には、コネクタに差し込むことによって前記携帯端末機のアンテナ回路に電気的に接続することの可能な接続端子が設けられる。
可撓性のアンテナ素子が基板ホルダのアンテナ支持部に貼り付けられることにより、アンテナが基板ホルダと一体に構成されるので、構造が簡単である。
本発明によると、電気的な接続のために大きな面積を必要とすることなく、部品点数が少なく組み立ての容易なアンテナおよび携帯端末機を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る携帯電話機1の外観を示す正面図、図2は図1の携帯電話機1の送話器側SGのリアケ−ス12側から見た分解斜視図、図3は図2の筐体KTを拡大して示す図、図4は図2のメインプリント基板25を拡大して示す図、図5は図2のリアケ−ス12を拡大して示す図である。
図1ないし図5において、本実施形態の携帯電話機1は、送話器側(固定側)SGと受話器側(可動側)JGとがヒンジHJによって回動可能に連結された折り畳み式のものである。送話器側SGの筐体KTSは、表面に操作部SBが設けられたフロントケース11、および、フロントケース11の裏面側に接して配置されたリアケ−ス12からなる。フロントケース11およびリアケ−ス12は、それぞれポリカーボネートまたはABS樹脂などの合成樹脂の成形(モールディング)によって製作される。なお、受話器側JGのフロントケース31およびリアケ−ス32も同様に樹脂成形によって製作される。
操作部SBは、電話番号やその他の情報を入力するための種々の操作ボタン20が、フロントケース11に設けられた穴から表面(前面)に突出する状態で配列されており、操作ボタンを押すことによって後述するメインプリント基板25に設けられた接点やセンサなどがそれを検知するように構成されている。フロントケース11の操作部SBの下には、ユーザの音声を内部のマイクロホンに伝えるための音声入力口21が設けられている。
また、リアケ−ス12には、スピーカの出力する音声を外部に伝えるための音声出力口22、およびストラップを取り付けるためのストラップ取り付け部23などが設けられている。また、リアケ−ス12の内部には電池収納部RDが設けられ、その表面は着脱が可能な電池蓋24となっている。フロントケース11とリアケ−ス12とは、リアケ−ス12の側から挿入されてネジ込まれた4つのネジによって一体化されている。
また、受話器側JGの筐体KTJは、フロントケース31、およびフロントケース31の裏面側に接して配置されたリアケ−ス32からなる。フロントケース31の表面には、カラーLCDからなるメインディスプレイ33が設けられ、その上方に内部の受話用スピーカの出力する音声を外部に伝えるための音声出力口34が設けられている。
送話器側SGのメインプリント基板25と受話器側JGのプリント基板36との間において、フレキシブルケーブル41により種々の信号の送受信が行われる。フレキシブルケーブル41は、ヒンジHJの内部空間を通って撓んだ状態で配設されており、ヒンジHJにおける屈曲に耐えるような屈曲耐性を有している。
メインプリント基板25の裏面側には、スピーカ22a、アンテナ29、サブプリント基板25a、および基板ホルダHLの組み立て体であるスピーカアンテナモジュールMSAが取り付けられている。
図3において、フロントケース11とフロントケース31との間は、ヒンジHJによって回動可能に連結されている。ヒンジHJには、コイルバネの復元力によって回動トルクを発生して受話器側JGの筐体KTJを自動的に開けるための開駆動機構JK1が設けられている。開駆動機構JK1は、プッシュボタンPBを押すことによって起動する。
また、フロントケース11には、その内面の上部位置ほぼ中央に、メインプリント基板25を保持するために当該メインプリント基板25の端縁部25cを挿入可能な爪部11cが設けられている。
図4において、メインプリント基板25には、送受信回路を含む高周波回路CHF、アンテナ回路CAT、その他の回路などのために、LSI、IC、各種コネクタ、フレキシブルケ−ブル、その他種々の電子部品BHが実装されている。メインプリント基板25の前面側(フロントケース11の側の面)には、操作ボタン20の操作を検知して入力する接点やセンサなどを配置した入力シートが実装されている。また、メインプリント基板25の前面側には、アンテナ回路CATに接続されたコネクタCN10(図16参照)が設けられている。
図5において、リアケ−ス12には、ワンタッチブザースイッチSOTが設けられている。ワンタッチブザースイッチSOTは、緊急時などにおいて、ユーザが指で矢印方向にスライド移動させることにより、メインプリント基板25に設けられたスイッチSW1がオンし、これによってスピーカ22aからブザー音が出力されるものである。
次に、スピーカアンテナモジュールMSAについて説明する。
図6は図2のスピーカアンテナモジュールMSAを拡大して示す図、図7はスピーカアンテナモジュールMSAの分解斜視図、図8はスピーカアンテナモジュールMSAの正面図、図9はスピーカアンテナモジュールMSAの背面図、図10はスピーカアンテナモジュールMSAの側面図、図11はスピーカアンテナモジュールMSAの平面図および底面図、図12は基板ホルダHLの正面図、図13は基板ホルダHLの平面図、図14は基板ユニットKYの背面側の正面図、図15は基板ユニットKYの前面側の正面図、図16は基板ユニットKYの一部を拡大して示す側面図、図17はアンテナ素子221を展開して示した図、図18はアンテナ素子221の断面図、図19はアンテナ素子221の接続端子226の部分を拡大して示す図、図20は基板ユニットKYをフロントケース11に組付けた状態を示す図、図21は基板ホルダHLに設けられた穴212の近辺を示す図である。
図6〜図21において、スピーカアンテナモジュールMSAは、基板ホルダHLに、サブプリント基板25aおよびスピーカ22aが取り付けられ、またアンテナ素子221が貼り付けられてアンテナ29が構成されている。
図6〜図13、特に図12によく示されるように、基板ホルダHLは、合成樹脂などによって外形がほぼ矩形状に形成されており、外周に外枠部201が設けられ、外枠部201の上部にアンテナ支持部202が設けられ、外枠部201の内側の表面には、基板領域RE1、スピーカ領域RE2、およびスペース領域RE3が設けられている。
また、基板ホルダHLの基板領域RE1には、爪203,204およびボス205,206が設けられており、サブプリント基板25aに設けられた穴231,232にボス205,206が嵌入し、サブプリント基板25aの端縁部に爪203,204が係合することによって、サブプリント基板25aが基板ホルダHLに取り付けられている。
図9に示されるように、基板ホルダHLの前面側における外枠部201の内側には、爪209a〜dが設けられており、これらの爪209a〜dがメインプリント基板25の端縁部に係合することによって、スピーカアンテナモジュールMSAがメインプリント基板25に取り付けられる。スピーカアンテナモジュールMSAとメインプリント基板25との組み立て体が、基板ユニットKYである。
基板ホルダHLのスピーカ領域RE2は、その周囲が壁面211によって囲まれている。スピーカ領域RE2には、スピーカ22aの中心部に設けられた突出部が挿通するための穴207が設けられ、その周囲には、スピーカ22aの音を後方に放射するための穴208が設けられている。
また、基板ホルダHLには、スピーカ領域RE2の外側に、メインプリント基板25をフロントケース11に設けられた爪部11c(図3、図20、図21参照)に挿入する際にその挿入状態を目視確認するための穴212が設けられている。
すなわち、メインプリント基板25は、スピーカアンテナモジュールMSAが取り付けられた後に、フロントケース11に取り付けられるが、その際に、図21に示すように、メインプリント基板25を下方から上方へ移動させ、その端縁部25cを爪部11cに挿入する。穴212は、爪部11cおよび端縁部25cが見える位置に設けられており、端縁部25cを爪部11cに挿入する際にその挿入状態を確認できるのである。
したがって、メインプリント基板25のフロントケース11への組付け作業に際し、端縁部25cの爪部11cへの挿入状態を容易に確認できるので、組付けの作業性が向上する。
アンテナ支持部202は、2つの支持部片202a,202bからなっている。これにより、アンテナ支持部202の長さ方向の中間位置において凹部202cが設けられた形状となっている。
アンテナ支持部202には、前面側の表面に、2つのボス210a,210bが設けられている。
サブプリント基板25aには、SIMカードを出し入れするための装着口233、STカードを出し入れするための装着口234、赤外線によって外部と通信を行うための送受光装置235、236、スピーカ用のコネクタ237、および、サブプリント基板25aとメインプリント基板25との間における信号の送受信を行うためのフレキシブルケーブルFC10(図14参照)のためのコネクタ238などが設けられている。
スピーカ22aは、壁面211の中のスピーカ領域RE2に嵌め込まれ、両面テープで貼り付けられ、または接着剤によって接着されている。基板ホルダHLに設けられた穴208によって、スピーカ22aが後方へ放射した音は穴208を抜けるので、基板ホルダHLの全体がスピーカ22aに対するバッフル板の作用を果たし、スピーカ22aの能率および音響効果を向上させる。
アンテナ29は、アンテナ素子221がアンテナ支持部202の表面に貼り付けられることによって構成されている。
図17および図18に示すように、アンテナ素子221は、アンテナ導体層222a,222bの両面をフィルム状の絶縁体層223,224で挟み込んだ構造であり、全体として可撓性を有する。絶縁体層223,224として、例えばポリ乳酸をフィルム状に成形したものが用いられる。アンテナ導体層222a,222bは、例えば、絶縁体層223,224の一方の表面に金属材料によるパターン印刷を行うことによって形成される。アンテナ導体層222a,222bの材料として、例えば、銅または銅合金が用いられる。
アンテナ素子221には、2つの支持部片202a,202bに対応して2つの素子片221a,221bが設けられている。2つの素子片221a,221bの間は、アンテナ支持部202の凹部202cを回避するために当該凹部202cに対応して切り欠かれた凹部221cとなっている。
アンテナ支持部202の凹部202cおよびアンテナ素子221の凹部221cによって、リアケ−ス12に設けられたストラップ取り付け部23による内部への出っ張りとの干渉が回避されている。
また、2つの支持部片202a,202bの間は、アンテナ素子221の幅方向の一部である連結部221dによって連結されている。支持部片202aの端縁から下方に脚部221eが設けられ、脚部221eの先端に接続端子226が設けられている。
アンテナ導体層222a,222bは、接続端子226から脚部221eを介して支持部片202a,202bにまで延びて設けられており、接続端子226の部分において、それぞれの端部が互いに接続され、かつフィルム状の絶縁体層223,224の一方が削除されて露出している。
アンテナ導体層222a,222bのパターンとして、種々のパターンを用いることができるが、図17においては、アンテナ導体層222aは末端がル−プ状であり、アンテナ導体層222bはみあんだ状である。
本実施形態のアンテナ導体層222a,222bは、2GHzおよび800MHzの周波数帯域に適応するものであるが、形状および長さを種々選定することによって、種々の周波数帯域における受信感度、電波放射効率、指向性、およびインピーダンスなどの規格を満足するように製作することが可能である。
アンテナ素子221には、ボス210a,210bに対応する位置に穴227a,227bが設けられ、穴227a,227bにボス210a,210bが挿入されることによって、アンテナ素子221のアンテナ支持部202に対する位置決めがなされる。これにより、アンテナ29の組み立てが容易化される。
アンテナ素子221は、内側の面に両面テープ225が貼り付けられた状態で、図17に示す各位置LL1,2,3においてア−ル状に曲げられ、アンテナ支持部202の表裏に渡って巻き付けられ、貼り付けられている。
図19に示すように、アンテナ29は、接続端子226が、メインプリント基板25の前面側の表面に設けられたコネクタCN10に挿入されることにより、メインプリント基板25のアンテナ回路CATに電気的に接続される。
コネクタCN10は、3つの電極を有し、3つの電極は互いに短絡されてアンテナ回路CATに接続されている。接続端子226は、これら3つの電極と接触して導通するので、接続が確実に行われる。
なお、本出願人が先に提案したアンテナ29jは次のようである。
すなわち、図22に示すように、アンテナ29jは、棒状の合成樹脂からなる支持体110に、アンテナ素子121,122が一体的に設けられている。支持体110には、ストラップ壁部23bを回避するように凹部111が設けられ、アンテナ素子121は、ストラップ壁部23bを回避するように、凹部111の両側壁112a,bの縁部の間を跨いで設けられている。
支持体110は、凹部111において、その幅方向の一部である連結部113を残して長さ方向(矢印M1方向)に2つに分断されており、かつ、アンテナ素子121は、凹部111の位置において、アンテナ素子121を構成する金属線121fが凹部111を跨ぐように構成されている。
アンテナ29jは、凹部111の両側壁112a,bがストラップ壁部23bに嵌め込まれることによって、その長さ方向の位置決めがなされている。
アンテナ29jは、予め所定の形状に成形されたアンテナ素子121,122および給電電極120とともに、ABS樹脂などの合成樹脂によるインサート成形によって製作されている。支持体110は、その全体形状がリアケ−ス12の内側面に合わせた形状となっており、給電電極120とは反対側の端部に、リアケ−ス12に嵌め込まれた際にリアケ−ス12の壁部または他の電子部品BHなどと係合することにより位置がずれないようにするための突起115が形成されている。
アンテナ素子121,122は、いずれもベリリウム銅などの金属材料をプレス成形したものである。給電電極120は、リン青銅を成形した後の表面に金メッキを施したものである。給電電極120には、取り付け用の穴120aが設けられており、フロントケース11とリアケ−ス12とを連結するためのネジが挿通されることにより、アンテナ29jの全体がそれらのケースに挟まれて固定される。
アンテナ素子121は、平帯状の金属線121a〜vがこの順に連続しかつ折り曲げられて構成されたものであり、例えば2GHz帯の周波数の送受信用である。アンテナ素子122は、アンテナ素子121よりも幅の広い平帯状の金属線122a〜cがこの順に連続しかつ折り曲げられて構成されたものであり、例えば800MHz帯の周波数の送受信用である。
これらのアンテナ素子121,122は、それぞれの主要部が、支持体110の正面側の面MSおよび上面側の面MJに形成されている。
アンテナ素子121は、支持体110の面MSおよび面MJにおいて、みあんだ状であって長さ方向に沿って延びるように設けられており、その途中において、凹部111を避けるために背面側においてブリッジ状に若干突出している。アンテナ素子122は、支持体110の面MSおよび面MJにおいて、みあんだ状であって周面の方向に沿って巻き付きながら延びるように設けられている。
しかし、上に述べたように、このアンテナ29jによる場合には、アンテナ29jをアンテナ回路に接続するために、給電電極120の裏側に接続用のバネ電極を配置しておき、取り付け用のネジでケースに固定する際にそれらを共締めして接続を行う。そのため、給電電極120およびバネ電極の占める面積が大きくなり、また部品点数が多いので組み立て工数を要することとなる。
これに対して、本実施形態のアンテナ29は、可撓性のアンテナ素子221が基板ホルダHLのアンテナ支持部202に貼り付けられて基板ホルダHLと一体に構成されているので、構造が簡単であり、アンテナ29を支持するための専用の支持部材も必要がない。また、アンテナ29は、接続端子226をコネクタCN10に差し込むことによってアンテナ回路CATと直接に接続されるので、接続が簡単で確実であり、アンテナ感度が低下することがなく、また組み立ても容易である。
なお、図22に示したアンテナ29jの構造などについては、適宜、本実施形態において組み込むことが可能である。
上に述べた実施形態のアンテナ29によると、ストラップ取り付け部23によってリアケ−ス12の中央部に凸部があった場合でも、それとの干渉を避けてアンテナ29を取り付けることができる。
また、アンテナ29とアンテナ回路CATとの電気的な接続のために大きな面積を必要とすることなく、部品点数が少なく組み立てが容易である。
上に述べた実施形態において、アンテナ29として、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、逆Fアンテナ、逆Lアンテナ、その他の種々の形式のアンテナとすることが可能である。その他、アンテナ29、アンテナ素子221、アンテナ支持部202、基板ホルダHL、スピーカ22a、サブプリント基板25a、メインプリント基板25、スピーカアンテナモジュールMSA、基板ユニットKY、および携帯電話機1の全体または各部の構成、構造、形状、寸法、成形方法、製作方法、配置、個数、材質、位置、周波数などは、上に述べた以外に種々変更することができる。
上に述べた例では折り畳み式の携帯電話機1について説明したが、折り畳み式でない携帯電話機、およびPDAやノートパソコンなど折り畳み式のまたは折り畳み式でない種々の携帯端末機などにも、本発明を適用することができる。
本実施形態には次に記載する形態も含まれる。
(付記1)
携帯端末機の機能の一部を担うプリント基板を保持するための合成樹脂からなる基板ホルダを有し、
前記基板ホルダには、その外周部分に、アンテナ支持部が設けられており、
アンテナ導体層およびフィルム状の絶縁体層を有する可撓性を有したアンテナ素子が、前記アンテナ支持部の表面に貼り付けられることによって、アンテナが構成されてなる、
携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
(付記2)
前記アンテナ素子には、コネクタに差し込むことによって前記携帯端末機のアンテナ回路に電気的に接続することの可能な接続端子が設けられている、
付記1記載の携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
(付記3)
前記アンテナ支持部は、前記基板ホルダの外枠部から外方に突出しており、
前記アンテナ素子は、前記アンテナ支持部の表裏に渡って巻き付けられてなる、
付記2記載の携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
(付記4)
前記アンテナ支持部は、その長さ方向の中間位置において凹部が設けられており、
前記アンテナ素子は、前記凹部を回避するために当該凹部に対応する部分が切り欠かれている、
付記3記載の携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
(付記5)
表面に操作部が設けられるフロントケースと前記フロントケースの裏面側に配置されるリアケ−スとを含む筐体にアンテナを内蔵した携帯端末機であって、
前記携帯端末機の機能の一部を担うサブプリント基板を保持する合成樹脂からなる基板ホルダを有し、
前記基板ホルダには、その外周部分に、アンテナ支持部が設けられており、
アンテナ導体層およびフィルム状の絶縁体層を有する可撓性を有したアンテナ素子が、前記アンテナ支持部の表面に貼り付けられることによって、前記アンテナが構成されてなる、
携帯端末機。
(付記6)
前記筐体には、携帯端末機の機能の一部を担うメインプリント基板が配置されており、
前記メインプリント基板には、アンテナ回路および前記アンテナ回路に接続されたコネクタが設けられており、
前記基板ホルダは、前記メインプリント基板に保持されており、
前記アンテナ素子は、その一端に設けられた接続端子が前記コネクタに差し込まれることによって、前記アンテナ回路に電気的に接続されている、
付記5記載の携帯端末機。
(付記7)
前記リアケ−スには、その上辺部の中央部において内側面に突出するストラップ取り付け部が設けられ、
前記アンテナ支持部は、その長さ方向の中間位置において、前記ストラップ取り付け部を回避するように凹部が設けられ、
前記アンテナ素子は、前記凹部を回避するために当該凹部に対応する部分が切り欠かれている、
付記6記載の携帯端末機。
(付記8)
前記フロントケ−スには、前記メインプリント基板を保持するために当該メインプリント基板の端縁部を挿入可能な爪部が設けられており、
前記基板ホルダには、前記メインプリント基板を前記爪部に挿入する際にその挿入状態を目視確認するための穴が設けられている、
付記6または7記載の携帯端末機。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観を示す正面図である。 図1の携帯電話機の送話器側のリアケ−ス側から見た分解斜視図である。 図2の筐体を拡大して示す図である。 図2のメインプリント基板を拡大して示す図である。 図2のリアケ−スを拡大して示す図である。 図2のスピーカアンテナモジュールを拡大して示す図である。 スピーカアンテナモジュールの分解斜視図である。 スピーカアンテナモジュールの正面図である。 スピーカアンテナモジュールの背面図である。 スピーカアンテナモジュールの側面図である。 スピーカアンテナモジュールの平面図および底面図である。 基板ホルダの正面図である。 基板ホルダの平面図である。 基板ユニットの背面側の正面図である。 基板ユニットの前面側の正面図である。 基板ユニットの一部を拡大して示す側面図である。 アンテナ素子を展開して示した図である。 アンテナ素子の断面図である。 アンテナ素子の接続端子の部分を拡大して示す図である。 基板ユニットをフロントケースに組付けた状態を示す図である。 基板ホルダに設けられた穴の近辺を示す図である。 アンテナの他の例を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯端末機)
11 フロントケース
11c 爪部
12 リアケ−ス
25 メインプリント基板
25a サブプリント基板
25c 端縁部
29 アンテナ
201 外枠部
202 アンテナ支持部
202a,202b 支持部片
202c 凹部
212 穴
221 アンテナ素子
221c 凹部
222a,222b アンテナ導体層
223,224 絶縁体層
226 接続端子
KTS,KTJ 筐体
KY 基板ユニット
MSA スピーカアンテナモジュール
HL 基板ホルダ
CN10 コネクタ
CAT アンテナ回路

Claims (6)

  1. 携帯端末機の機能の一部を担うプリント基板を保持するための合成樹脂からなる基板ホルダを有し、
    前記基板ホルダには、その外周部分に、アンテナ支持部が設けられており、
    アンテナ導体層およびフィルム状の絶縁体層を有する可撓性を有したアンテナ素子が、前記アンテナ支持部の表面に貼り付けられることによって、アンテナが構成されてなる、
    携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
  2. 前記アンテナ素子には、コネクタに差し込むことによって前記携帯端末機のアンテナ回路に電気的に接続することの可能な接続端子が設けられている、
    請求項1記載の携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
  3. 前記アンテナ支持部は、前記基板ホルダの外枠部から外方に突出しており、
    前記アンテナ素子は、前記アンテナ支持部の表裏に渡って巻き付けられてなる、
    請求項2記載の携帯端末機に内蔵されるアンテナ。
  4. 表面に操作部が設けられるフロントケースと前記フロントケースの裏面側に配置されるリアケ−スとを含む筐体にアンテナを内蔵した携帯端末機であって、
    前記携帯端末機の機能の一部を担うサブプリント基板を保持する合成樹脂からなる基板ホルダを有し、
    前記基板ホルダには、その外周部分に、アンテナ支持部が設けられており、
    アンテナ導体層およびフィルム状の絶縁体層を有する可撓性を有したアンテナ素子が、前記アンテナ支持部の表面に貼り付けられることによって、前記アンテナが構成されてなる、
    携帯端末機。
  5. 前記筐体には、携帯端末機の機能の一部を担うメインプリント基板が配置されており、
    前記メインプリント基板には、アンテナ回路および前記アンテナ回路に接続されたコネクタが設けられており、
    前記基板ホルダは、前記メインプリント基板に保持されており、
    前記アンテナ素子は、その一端に設けられた接続端子が前記コネクタに差し込まれることによって、前記アンテナ回路に電気的に接続されている、
    請求項4記載の携帯端末機。
  6. 前記フロントケ−スには、前記メインプリント基板を保持するために当該メインプリント基板の端縁部を挿入可能な爪部が設けられており、
    前記基板ホルダには、前記メインプリント基板を前記爪部に挿入する際にその挿入状態を目視確認するための穴が設けられている、
    請求項4または5記載の携帯端末機。
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