JP2009301828A - 密閉型電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解液注入用の注液孔を封止する封口体が、その封口体の係合部を軸に回転することを防いで、封止体の頭部を電池ケースに適正に接合できるようにする。
【解決手段】本発明の密閉型電池は、電池ケース6に開設された電解液注入用の円形の注液孔16を封止する封止体17を有する。封止体17は、左右方向に伸びていて外部リード34が接合される平板状の頭部22と、該頭部22の下面22aから下向きに突出して注液孔16に係合する円柱状の係合部23とを有する。そして、封止体17の係合部23を注液孔16に係合したのちに、封止体17の頭部22を電池ケース6に溶接接合することで、注液孔16が封止される。封止体17の頭部22および電池ケース6には、封止体17が係合部23を軸に回転することを阻止する廻り止め手段30が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池ケースに開設された電解液注入用の円形の注液孔を封止する封止体を有するリチウムイオン二次電池等の密閉型電池に関する。
本発明に係る密閉型電池の公知例としては、例えば特許文献1の図3に示す密閉型電池を挙げることができる。かかる密閉型電池では、前記封止体が、電池ケースの表面に沿って左右方向に伸びる長方形状の頭部と、該頭部の下面から下向きに突出して注液孔に係合する円柱状の係合部とを有しており、封止体の係合部を注液孔に係合したのちに、封止体の頭部を電池ケースにレーザ溶接等で溶接することで、注液孔が封止体で封止される。そして、その封止体の頭部に、保護回路又は外部機器等に接続された外部リードが溶接される。
特開2003−317703号公報(図3)
特許文献1に記載の密閉型電池にあっては、封止体の頭部を電池ケースに溶接する前の段階で振動又は衝撃等が加わると、封口体が係合部を軸に回転して封止体の頭部が適正な姿勢からずれる可能性がある。この場合、例えば封止体の頭部の一部が電池ケースからはみ出し、その一部に他の電池等が接触する等によって封止体の係合部が注液孔から外れるおそれがある。また、封止体の頭部が適正な姿勢からずれることで、自動溶接機によって封止体の頭部の所定部分、例えば外周縁部を電池ケースに溶接する場合に、その溶接を正確に行うことができなくなる。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、封口体が係合部を軸に回転することを防いで、封止体の頭部を電池ケースに適正に接合できる密閉型電池を提供することを目的とする。
本発明が対象とする密閉型電池は、電池ケース6に開設された電解液注入用の円形の注液孔16を封止する封止体17を有する密閉型電池を対象とする。前記封止体17が、電池ケース6の表面に沿って所定方向に伸びて外部リード34が接合される平板状の頭部22と、該頭部22の下面22aから下向きに突出して注液孔16に係合する円柱状の係合部23とを有している。そして、封止体17の係合部23を注液孔16に係合したのちに、封止体17の頭部22を電池ケース6に接合することで、注液孔16が封止される。封止体17の頭部22および電池ケース6には、封止体17が係合部23を軸に回転することを阻止する廻り止め手段30が設けられていることを特徴とする。
廻り止め手段30が、封止体17の頭部22の下面22a又は電池ケース6に設けた係合突起31と、該係合突起31に対応して電池ケース6又は封止体17の頭部22の下面22aに設けてあって、係合突起31が嵌め込まれる係合凹部32とからなるものとすることができる。
封止体17の頭部22の外周縁部25aが、電池ケース6の注液孔16の周縁部にレーザ溶接されることで、封止体17の頭部22が電池ケース6に接合されるようになっており、廻り止め手段30が、電池ケース6に設けてあって封止体17の頭部22の外周縁部25aに当接する突起37・40・43を含み、該突起37・40・43を用いて封止体17が係合部23を軸に回転することを阻止しており、レーザ溶接の際に突起37・40・43が溶融するものとすることができる。
電池ケース6は、少なくとも表面側がアルミニウムやアルミニウム合金で形成されており、封止体17の頭部22は、電池ケース6側に配置されたアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層25と、アルミニウム層25上に配置されてアルミニウムとは異なる金属又は金属合金で形成された異種金属層26とからなり、アルミニウム層25は異種金属層26よりも大形に形成されていて、アルミニウム層25の外周縁部25aが異種金属層26の外周縁26aよりも外側に張り出しており、封止体17は、レーザ溶接法によってアルミニウム層25の外周縁部25aが電池ケース6に接合されるものとすることができる。
本発明に係る密閉型電池によれば、封止体17が係合部23を軸に回転することが廻り止め手段30によって阻止されるので、封止体17の頭部22を電池ケース6に接合する前に、例えば振動又は衝撃が電池に加わっても、それによって封止体17が回転して頭部22が適正な姿勢からずれることがない。
したがって、前記封止体17の回転によって、例えば封止体17の頭部22の一部が電池ケース6からはみ出し、その頭部22の一部に他の電池等が接触して、封止体17の係合部23が注液孔16から外れることを確実に防止できる。また、封止体17の頭部22が適正な姿勢からずれることがないので、例えば自動溶接機によって封止体17の頭部22の外周縁部25aを電池ケース6にレーザ溶接する場合に、レーザ光を封止体17の頭部22の外周縁部25aに正確に照射することができ、封止体17の頭部22を電池ケース6に確実に接合することができる。
廻り止め手段30が、封止体17の頭部22の下面22a又は電池ケース6に設けた係合突起31と、電池ケース6又は封止体17の頭部22の下面22aに設けた係合凹部32とからなると、廻り止め手段30を係合突起31と係合凹部32との簡単な構成で形成でき、この分だけ廻り止め手段30を設けることによる電池のコスト上昇を抑えることができる。
封止体17の頭部22の外周縁部25aに当接して封止体17の回転を阻止する突起37・40・43が、レーザ溶接の際に溶融するものであると、封止体17の頭部22の外周縁部25aを電池ケース6の注液孔16の周縁部にレーザ溶接したときには、突起37・40・43が、封止体17の頭部22の外周縁部25aと電池ケース6の注液孔16の周縁部との溶接部に溶け込んで、その形跡を残さない。これにて、突起37・40・43が、封止体17の頭部22に外部リード34を接合する際の邪魔になること等を防止できる。
封止体17のアルミニウム層25の外周縁部25aが異種金属層26の外周縁26aよりも外側に張り出していると、レーザ溶接の際にアルミニウム層25にレーザ光を直接照射して、該アルミニウム層25のみを溶融して電池ケース6に接合することができる。つまり、アルミニウム層25と共に異種金属層26を溶融しなくても済み、この分だけレーザ光の照射エネルギーを低く抑えることができる。
(第1実施形態) 図1ないし図4に、本発明に係る密閉型電池の第1実施形態を示す。この密閉型電池は 図1および図2に示すように、上面に左右横長の開口を有する有底角筒形状の電池缶1と、電池缶1内に収容される電極体2および非水電解液と、電池缶1の開口上面を塞いで密封する左右横長の蓋3と、蓋3の内側に配置されるプラスチック製の絶縁体5とを含む。電池缶1の左右幅寸法は34mm、上下高さ寸法は46mm、前後厚み寸法は4mmである。電池缶1と蓋3とによって電池ケース6が形成される。
電極体2は、帯状の正極と帯状の負極との間に帯状のセパレータを介在させた状態で渦巻状に巻回して作製され、図2に示すように巻回状態で扁平状になっている。正極は、コバルト酸リチウム等の正極活物質を含有する正極活物質層が帯状の正極集電体の裏表両面に形成されており、図1および図2に示すように、正極集電体から薄板状の正極集電リード10が導出される。
負極は、黒鉛等の負極活物質を含有する負極活物質層が帯状の負極集電体の裏表両面に形成されており、負極集電体から薄板状の負極集電リード11が導出される。セパレータは、ポリエチレン樹脂等の微多孔性薄膜フィルム等からなる。非水電解液は、エチレンカーボネートとメチルエチルカーボネートとを混合した溶媒にLiPF6 を溶解させて作製した。
電池ケース6の電池缶1は、アルミニウム又はアルミニウム合金の板材の深絞り成形品である。電池ケース6の蓋3は、アルミニウム又はアルミニウム合金の板材のプレス成形品であり、電池缶1の開口周縁の上端に蓋3の外周縁の段差部を載置した状態でYAGレーザ等でシーム溶接される。これにて、図1に示す電池ケース6が形成される。蓋3の中央には、上側の絶縁パッキング12および下側の絶縁板13を介して負極端子15が貫通状に取り付けられる。
蓋3の左右方向の右端寄りには、図1および図2に示すように、電解液注入用の円形の注液孔16が上下貫通状に開設される。そして、注液孔16から電池ケース6内に非水電解液が注入されたのちに、注液孔16が封止体17で塞がれて封止される(図1の状態)。負極端子15の下端には、蓋3の内面において左右横長の薄板からなるリード体19が接続される。リード体19は、注液孔16の反対側に延びており、前記絶縁板13で蓋3と絶縁される。このリード体19の下面に負極集電リード11が溶接される。
正極集電リード10は、蓋3の裏面において絶縁板13と注液孔16との間のスペースに溶接される。これで正極集電リード10が蓋3および電池缶1に導通して、蓋3および電池缶1が正極電位に帯電する。蓋3の左右方向の一端寄り(図1の左端寄り)には、開裂ベント20が形成されており、開裂ベント20は、電池内圧が異常上昇したときに開裂して電池内圧を解放する。
封止体17は、電池ケース6の蓋3の表面に沿って左右方向(所定方向)に伸びており、後述する外部リード34が溶接接合される四角形の平板状の頭部22と、該頭部22の下面22aの中央から下向きに突出して注液孔16に係合する円柱状の係合部23とを有する。封止体17の頭部22は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層25と、該アルミニウム層25上に配置されてアルミニウムとは異なる金属であるニッケル又はニッケル合金で形成されたニッケル層(異種金属層)26とからなる。封止体17の係合部23は、頭部22のアルミニウム層25と一体形成されており、その下端がテーパ状に形成される。
封止体17の頭部22と、該頭部22の下面22aに臨む蓋3の表面部分とには、図1および図2に示すように、封止体17が係合部23を軸に回転することを阻止する廻り止め手段30が設けられている。廻り止め手段30は、封止体17の頭部22の下面の一端側(図1では右側)に設けた係合突起31と、該係合突起31に対応して蓋3に設けてあって係合突起31が嵌め込まれる係合凹部32とからなる。そして、封止体17の係合部23を注液孔16に係合する際に、封止体17の係合突起31が蓋3の係合凹部32に嵌め込まれる。
封止体17の係合突起31は、封止体17の係合部23の径方向に伸びる左右横長の直方体形状に形成され、蓋3の係合凹部32は、封止体17の係合部23の径方向に伸びる左右横長に形成される。係合凹部32の左右方向の長さ寸法は、図3に示すように、係合突起31の左右方向の長さ寸法よりも大きくなっている。係合凹部32の前後方向の長さ寸法は、係合突起31の前後方向の長さ寸法よりも僅かに大きくなっている。これにて、封止体17が係合部23を軸に回転しようとしたときに、係合突起31の前後の側面が、係合凹部32の前後の内面に当接して、封止体17の回転を阻止する。
係合凹部32の深さ寸法は、図4に示すように係合突起31の突出寸法よりも大きくなっている。係合突起31の突出寸法は0.3mmである。係合突起31の前後方向の長さ寸法は0.6mm、左右方向の長さ寸法は1.0mmである。なお、係合突起31の下端の左右両縁は、それぞれ傾斜状に切り欠けられている。
封止体17の頭部22は、図3および図4に示すように、アルミニウム層25がニッケル層26よりも大形に形成されており、アルミニウム層25の外周縁部25aがニッケル層26の外周縁26aよりも外側に張り出している。かかる封止体17は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材と、ニッケル又はニッケル合金からなる板材とを上下に重ね合わせて圧延機で圧接接合されたクラッド材を用いており、プレス加工機で頭部22が形成されるとともにアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材の一部で係合部23および係合突起31が形成される。このとき、頭部22のアルミニウム層25の外周縁部25aがニッケル層26の外周縁26aよりも外側に張り出すように形成される。頭部22のアルミニウム層25の厚さ寸法は0.15mm、ニッケル層26の厚さ寸法は0.2mmである。係合部23の上下寸法は1.0mmである。
電池の組み立てに際しては、蓋3に対して、前述のように負極端子15、絶縁パッキング12、絶縁板13およびリード体19をそれぞれかしめ加工等によって取り付けておき、電極体2および絶縁体5を電池缶1内に収容したのちに、負極集電リード11をリード体19に、正極集電リード10を蓋3にそれぞれ溶接する。次いで、電池缶1の開口周縁に蓋3をシーム溶接したのちに、電池缶1内を真空減圧して注液孔16から非水電解液を注入する。
非水電解液の注入完了後に、封止体17の係合部23を注液孔16に係合するとともに、封止体17の係合突起31を蓋3の係合凹部32に嵌め込む(図4の状態)。次いで、封止体17の頭部22のアルミニウム層25の外周縁部25aを、その全周にわたって蓋3における注液孔16の周縁部にYAGレーザ等でレーザ溶接して接合する。これにて、注液孔16が、封止体17で塞がれて封止される。この後、図1に示すように、封止体17の頭部22のニッケル層26の上面に、保護回路又は外部機器等の正極の外部リード34がスポット溶接され、負極端子15の上面に、保護回路又は外部機器等の負極の外部リード35がスポット溶接される。正負の各外部リード34・35は、ニッケル又はニッケル合金の層を有するクラッド材等からなる。
このように、封止体17の係合突起31が蓋3の係合凹部32に嵌め込まれるので、封止体17の頭部22を電池ケース6に溶接接合する前に、例えば振動又は衝撃が電池に加わっても、封止体17が係合部23を軸に回転することがない。したがって、前記回転によって封止体17の頭部22が適正な姿勢(図3の姿勢)からずれて、例えば頭部22の一部が電池ケース6からはみ出し、その頭部22の一部に他の電池等が接触して、封止体17の係合部23が注液孔16から外れるようなことがない。
また、封止体17の頭部22が適正な姿勢からずれることがないので、例えば自動溶接機によって封止体17の頭部22のアルミニウム層25の外周縁部25aを電池ケース6にレーザ溶接する際に、レーザ光を封止体17のアルミニウム層25の外周縁部25aに正確に照射して、封止体17の頭部22を電池ケース6に確実に接合することができる。そして、レーザ光が、封止体17の頭部22のニッケル層26には当たらないことで、レーザ光による熱でニッケル層26が溶けて飛び散るスパッタの発生を防止することができ、スパッタの発生に伴うピンホール等の溶接不良の発生を確実に防止することができる。
(第2実施形態) 次に、本発明の第2実施形態に係る密閉型電池を図5および図6を用いて説明する。第2実施形態では、廻り止め手段30が、蓋3の上面に設けてあって封止体17の頭部22の外周縁部25aの前後縁にそれぞれ当接して、封止体17の頭部22を挟み込む前後一対の挟持突起37・37を含んでいる。つまり、この廻り止め手段30は、封止体17の頭部22の外周縁部25aの前後縁と、蓋3の挟持突起37・37とで構成される。前後の挟持突起37・37は、封止体17の頭部22の右端寄りの位置に配置される。その他の点は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
第2実施形態では、振動等で封止体17が係合部23を軸に回転しようとしても、挟持突起37・37が封止体17の頭部22の前後縁に当接していることで前記回転が阻止されて、封止体17の頭部22が適正な姿勢(図5の姿勢)からずれることが防止される。
レーザ溶接の際には、レーザ光が挟持突起37・37にも照射されて、挟持突起37・37が溶融する。これにて、挟持突起37・37が、封止体17の頭部22の外周縁部25aと電池ケース6の注液孔16の周縁部との溶接部に溶け込んで、その形跡をほぼ残さないことになる。これによって挟持突起37・37が、封止体17の頭部22に外部リード34を接合する際の邪魔になること等を防止できる。前後の挟持突起37・37は、封止体17の頭部22の左右の端寄りの位置に配置されることが好ましいが、注液孔16の前後に配置してもよい。
(第3実施形態) 次に、本発明の第3実施形態に係る密閉型電池を図7を用いて説明する。第3実施形態では、廻り止め手段30が、封止体17の頭部22の外周縁部25aの一端(図7では右側)に切り欠き状に設けた凹入部39と、蓋3の上面に設けてあって前記凹入部39に嵌まり込む係合突起40とで構成される。つまり、この廻り止め手段30は、封止体17の頭部22の外周縁部25aの凹入部39と、蓋3の係合突起40とで構成される。その他の点は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
第3実施形態では、蓋3の係合突起40が、封止体17の頭部22の外周縁部25aの凹入部39に嵌まり込んで、凹入部39の内面を構成する封止体17の頭部22の外周縁部25aに当接するので、振動等で封止体17が係合部23を軸に回転しようとしても、その回転が阻止されて、封止体17の頭部22が適正な姿勢(図7の姿勢)からずれることが防止される。レーザ溶接の際には、レーザ光が係合突起40にも照射されて係合突起40が溶融する。これにて、係合突起40が、封止体17の頭部22の外周縁部25aと電池ケース6の注液孔16の周縁部との溶接部に溶け込んで、その形跡をほぼ残さないことになり、係合突起40が、封止体17の頭部22に外部リード34を接合する際の邪魔になること等を防止できる。
(第4実施形態) 次に、本発明の第4実施形態に係る密閉型電池を図8を用いて説明する。第4実施形態では、廻り止め手段30が、封止体17の頭部22の外周縁部25aの一端(図8では右側)から外方へ突出するように設けられた膨出部42と、蓋3の上面に設けてあって封止体17の膨出部42の前後縁にそれぞれ当接して、膨出部42を挟み込む前後一対の挟持突起43・43とで構成される。つまり、この廻り止め手段30は、封止体17の頭部22の膨出部42と、蓋3の挟持突起43・43とで構成される。その他の点は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
第4実施形態では、振動等で封止体17が係合部23を軸に回転しようとしても、蓋3の挟持突起43・43が封止体17の頭部22の膨出部42に当接していることで前記回転が阻止されて、封止体17の頭部22が適正な姿勢(図8の姿勢)からずれることが防止される。レーザ溶接の際には、レーザ光によって挟持突起43・43および膨出部42が溶融する。これにて、挟持突起43・43および膨出部42が、封止体17の頭部22の外周縁部25aと電池ケース6の注液孔16の周縁部との溶接部に溶け込んで、その形跡をほぼ残さないことになり、挟持突起43・43および膨出部42が、封止体17の頭部22に外部リード34を接合する際の邪魔になること等を防止できる。
封止体17の係合部23は、合成ゴム等であってもよい。この場合、係合部23は、頭部22の下面22aに接着剤等で固定されることになる。係合部23は、注液孔16に対して遊びを有する状態で係合されてもよい。注液孔16および封止体17は、必ずしも蓋3に設ける必要はなく、電池ケース6のいずれかの個所に設けてあればよい。例えば注液孔16および封止体17は、電池缶1の底面や側面に設けてもよい。
封止体17の頭部22の下面22aに係合凹部32を設け、蓋3に係合突起31を設けてもよい。係合突起31および係合凹部32を複数箇所に設けてもよい。封止体17の頭部22と挟持突起37・37との間、凹入部39と係合突起40との間および膨出部42と挟持突起43・43との間に遊びを有してもよい。
封止体17は、ニッケル層26に代えてステンレス鋼やステンレス合金等からなる金属層で形成してもよい。電池缶1や蓋3は、少なくとも表面側がアルミニウムやアルミニウム合金の層で形成されるクラッド材で作製してもよい。
本発明に係る密閉型電池の第1実施形態の縦断正面図である。 第1実施形態の密閉型電池の分解斜視図である。 第1実施形態の密閉型電池の要部の平面図である。 図3のA−A線断面図である。 本発明に係る密閉型電池の第2実施形態の要部の平面図である。 図5のB−B線断面図である。 本発明に係る密閉型電池の第3実施形態の要部の平面図である。 本発明に係る密閉型電池の第4実施形態の要部の平面図である。
符号の説明
6 電池ケース
16 注液孔
17 封止体
22 頭部
22a 下面
23 係合部
25 アルミニウム層
25a 外周縁部
26 ニッケル層
26a 外周縁
30 廻り止め手段
31 係合突起
32 係合凹部
34 外部リード
37 挟持突起
40 係合突起
43 挟持突起

Claims (4)

  1. 電池ケースに開設された電解液注入用の円形の注液孔を封止する封止体を有する密閉型電池であって、
    前記封止体が、電池ケースの表面に沿って所定方向に伸びて外部リードが接合される平板状の頭部と、該頭部の下面から下向きに突出して前記注液孔に係合する円柱状の係合部とを有しており、前記封止体の係合部を前記注液孔に係合したのちに、前記封止体の頭部を前記電池ケースに接合することで、前記注液孔が封止されており、
    前記封止体の頭部および前記電池ケースには、前記封止体が前記係合部を軸に回転することを阻止する廻り止め手段が設けられていることを特徴とする密閉型電池。
  2. 前記廻り止め手段が、前記封止体の頭部の下面又は前記電池ケースに設けた係合突起と、該係合突起に対応して前記電池ケース又は前記封止体の頭部の下面に設けてあって、前記係合突起が嵌め込まれる係合凹部とからなる請求項1記載の密閉型電池。
  3. 前記封止体の頭部の外周縁部が、前記電池ケースの前記注液孔の周縁部にレーザ溶接されることで、前記封止体の頭部が前記電池ケースに接合されるようになっており、
    前記廻り止め手段が、前記電池ケースに設けてあって前記封止体の頭部の外周縁部に当接する突起を含み、該突起を用いて前記封止体が前記係合部を軸に回転することを阻止しており、
    前記レーザ溶接の際に前記突起が溶融する請求項1記載の密閉型電池。
  4. 前記電池ケースは、少なくとも表面側がアルミニウムやアルミニウム合金で形成されており、
    前記封止体の頭部は、前記電池ケース側に配置されたアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と、該アルミニウム層上に配置されてアルミニウムとは異なる金属又は金属合金で形成された異種金属層とからなり、
    前記アルミニウム層は前記異種金属層よりも大形に形成されていて、該アルミニウム層の外周縁部が前記異種金属層の外周縁よりも外側に張り出しており、
    前記封止体は、前記レーザ溶接法によって前記アルミニウム層の外周縁部が前記電池ケースに接合される請求項1ないし3のいずれかに記載の密閉型電池。
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