JP2009301659A - 磁気ヘッドおよび磁気記憶装置 - Google Patents

磁気ヘッドおよび磁気記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009301659A
JP2009301659A JP2008155684A JP2008155684A JP2009301659A JP 2009301659 A JP2009301659 A JP 2009301659A JP 2008155684 A JP2008155684 A JP 2008155684A JP 2008155684 A JP2008155684 A JP 2008155684A JP 2009301659 A JP2009301659 A JP 2009301659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
magnetic head
bearing surface
air bearing
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008155684A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Aoki
健一郎 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008155684A priority Critical patent/JP2009301659A/ja
Priority to US12/365,664 priority patent/US20090310243A1/en
Publication of JP2009301659A publication Critical patent/JP2009301659A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers
    • G11B5/3133Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure
    • G11B5/314Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure where the layers are extra layers normally not provided in the transducing structure, e.g. optical layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers
    • G11B5/3133Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure
    • G11B5/3136Disposition of layers including layers not usually being a part of the electromagnetic transducer structure and providing additional features, e.g. for improving heat radiation, reduction of power dissipation, adaptations for measurement or indication of gap depth or other properties of the structure for reducing the pole-tip-protrusion at the head transducing surface, e.g. caused by thermal expansion of dissimilar materials
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • G11B5/6011Control of flying height
    • G11B5/6064Control of flying height using air pressure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造で電流の増加を抑えつつ浮上面の変形量が増大する磁気ヘッドおよび磁気記憶装置を提供する。
【解決手段】磁気ヘッド3において記憶媒体に情報を記録するための磁気を与える主磁極311と、浮上面Sを熱で変形させることによって磁気ヘッドの記憶媒体からの浮上量を調整するヒータ33とを備え、ヒータは、浮上面Sに向かって浮上面との距離を単調に減少させながら浮上面からの距離が主磁極と重なる近接距離dまで延在して主磁極からの最近接点pを通過し最近接点を通過した後に浮上面との距離を単調に増加させながら延在して浮上面から遠ざかる形状を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、磁気ヘッドおよび磁気記憶装置に関する。
従来より磁気記憶装置がコンピュータに内蔵されあるいは外付けされて多用されている。磁気記憶装置は、磁気ディスクの回転に伴う空気流により磁気ヘッドが固定された磁気ヘッドスライダが磁気ディスク表面から浮上し、その状態で磁気ヘッドにより磁気ディスクの情報にアクセスされる。
磁気ヘッドの磁気ディスク表面からの浮上量は磁気ディスクの高記録密度化に対応して年々低下しており、現在では10nm以下の浮上量となっている。このため、このヘッド浮上量は、温度および気圧といった動作環境や、磁気ヘッドスライダの浮上面(ABS:Air Bearing Surface)の形状のばらつき等に影響を受けて変動しやすい。
そこで、磁気ヘッドを搭載する磁気ヘッドスライダ内にヒータを内蔵し、このヒータに通電して発熱させ、磁気ヘッドを熱変形させて浮上量を調整する方法が提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。この方法では、必要に応じて磁気ヘッドの磁極先端部分を突出させて、磁極先端部分と磁気ディスクとの間隙が小さくなる。さらに、ヒータのうち素子近傍部より引き出し部分のシート抵抗を小さく抑えることで、ヒータでの発熱効率を高めることや、ヒータの周囲にアルミナよりも熱伝導率の高い部材を配置する手法が提案されている(例えば、特許文献3および4参照)。また、ヒータを2層に配置する手法や、ヘリカルコイルを採用した磁気ヘッドに配置する手法も知られている(例えば、特許文献5および6参照)。また、磁気ディスクを局所的に加熱して記録する熱アシスト記録のための磁気ヘッドにヒータを内蔵することが知られている(例えば、特許文献7〜9参照)。
特開平5−20635号公報 米国特許第5991113号明細書 特開2004−335069号公報 特開2006−53972号公報 特開2007−287277号公報 特開2006−244692号公報 米国特許第6493183号明細書 米国特許第7023660号明細書 米国特許第7268973号明細書
熱変形により浮上量を調整する磁気ヘッドには、高信頼性を確保するのと共に、電流の増加を抑えつつさらに浮上面の変形量を増大することが望まれている。上述した手法では、発熱量を増加するため蛇行したヒータが配置されるが、蛇行したヒータが配置できるのは浮上面から離れた位置であり、発熱の効率が低くなる。また、ヘリカルコイルを採用した磁気ヘッドは、主磁極に通電するため接続構造が複雑となる。また、熱アシスト記録のための磁気ヘッドでは、磁気ヘッドの浮上量の調整が考慮されていない。
本件開示の磁気ヘッドおよび磁気記憶装置の課題は、上記事情に鑑み、製造容易な簡単な構造で電流の増加を抑えつつ浮上面の変形量を増大させた磁気ヘッドおよびこの磁気ヘッドを備えた磁気記憶装置を提供することを目的とする。
本件開示の磁気ヘッドの基本形態は、相対的に移動する記憶媒体に浮上面を向けて浮上しこの記憶媒体に情報を記憶する磁気ヘッドであって、
上記記憶媒体に情報を記録するための磁場を発生する主磁極と、
上記浮上面を熱で変形させることによって上記磁気ヘッドのこの記憶媒体からの浮上量を調整するヒータと、を備え、
上記ヒータが、上記浮上面に向かってこの浮上面との距離を単調に減少させながら上記浮上面からの距離が上記主磁極と重なる近接距離まで延在して上記主磁極からの最近接点を通過しこの最近接点を通過した後に上記浮上面との距離を単調に増加させながら延在してこの浮上面から遠ざかる形状を有する。
ここで単調に減少および単調に増加とは、一部領域では距離が一定であることも含む意味である。
また、本件開示の磁気記憶装置の基本形態は、
情報が磁気的に記録される記憶媒体と、
相対的に移動する記憶媒体に浮上面を向けて浮上しこの記憶媒体に情報を記録する磁気ヘッドと、
磁気ヘッドに電気信号を供給する電子回路とを備え、
上記磁気ヘッドが、
上記記憶媒体に情報を記録するための磁気を与える主磁極と、
上記浮上面を熱で変形させることによってこの磁気ヘッドのこの記憶媒体からの浮上量を調整するヒータと、を備え、
上記ヒータが、上記浮上面に向かってこの浮上面との距離を単調に減少させながら上記浮上面からの距離が上記主磁極と重なる近接距離まで延在して上記主磁極からの最近接点を通過しこの最近接点を通過した後に上記浮上面との距離を単調に増加させながら延在してこの浮上面から遠ざかる形状を有する。
これら磁気ヘッドおよび磁気記憶装置の基本形態によれば、ヒータが蛇行しない単純な形状で浮上面に近接した位置に配置される。したがって、製造が容易な簡単な構成で、電流の増加を抑えつつ浮上面の変形量を増大化することができる。
以上の本件開示の磁気ヘッドおよび磁気記憶装置の上記基本形態によれば、簡単な構造で電流の増加を抑えつつ浮上面の変形量が増大する。
以下、本件開示の磁気ヘッドおよび磁気記憶装置の発明の具体的な実施形態について説明する。
図1は、磁気記憶装置の具体的な実施形態を表した図である。
図1に示す磁気記憶装置1には、図に垂直な方向を回転軸とする回転駆動力を発生するロータリアクチュエータ6が設けられている。このロータリアクチュエータ6は、サスペンションアーム5を支持しており、ロータリアクチュエータ6の回転駆動力を受けて、サスペンションアーム5は、ロータリアクチュエータ6の周りを図の面内で回動する。サスペンションアーム5の先端には、支持具としてのジンバル4を介して磁気ヘッド3が取り付けられている。磁気ヘッド3は、記憶媒体としての磁気ディスク2からの情報の読み取りや磁気ディスク2への情報の書き込みを行う。
情報の読み取りや書き込みの際には、ロータリアクチュエータ6によりサスペンションアーム5が回転駆動されることで、磁気ヘッド3が磁気ディスク2上の目標位置に移動し、磁気ディスク2からの情報の読み取りや磁気ディスク2への情報の書き込みを行う。円盤状の磁気ディスク2の表面には、同心円状に多数のトラック7が設けられており、各トラック7には、トラック7に沿って、1ビット領域と呼ばれる1ビット分の情報を記憶する単位記憶領域が並んでいる。これらの1ビット領域には、磁気ディスク2の面とは垂直方向(面内記憶方式の場合は、面内方向)を向いた磁化が設けられており、磁化の向きにより1ビット分の情報が表される。この磁気ディスク2は、円盤の中心を回転中心として図の面内を回転し、磁気ディスク2表面近くに配置された磁気ヘッド3は、回転する磁気ディスク2の各1ビット領域に順次近接する。
情報の記録時には、磁気ディスク2に近接した磁気ヘッド3に電気的な記録信号が入力され、磁気ヘッド3は、入力された記録信号に応じて各1ビット領域に磁界を印加して、その記録信号に担持された情報をそれらの各1ビット領域の磁化方向の形式で記録する。また、情報の再生時には、磁気ヘッド3は、各1ビット領域において磁化方向の形式で記録された情報を、磁化それぞれから発生する磁界に応じて電気的な再生信号を生成することにより取り出す。ここで、磁気ヘッド3が1つのトラック7で情報の読み取りを行った後、別のトラック7で情報の読み取りや書き込みを行う際には、ロータリアクチュエータ6の回転駆動力を受けたサスペンションアーム5が回動して磁気ヘッド3がその別のトラック7に近接した位置に移動し、その別のトラック7の各1ビット領域において、上述した方式で情報の読み取りや書き込みを行う。
上述した、ロータリアクチュエータ6、サスペンションアーム5、ジンバル4、磁気ヘッド3など、情報の記憶再生に直接的に携わる各部は、磁気ディスク2とともに、ベース8に収容されている。図1にはベース8の内側の様子が表されている。ベース8の裏側には、上記の各部を制御する電子回路が形成された制御基板9が設けられている。上記の各部は、不図示の機構でこの制御基板9と電気的に導通しており、磁気ヘッド3に入力される記録信号や、磁気ヘッド3で生成された再生信号は、この制御基板9において処理される。また、制御基板9は、磁気ヘッド3に内蔵された後述するヒータに電流を供給して、磁気ヘッド3と磁気ディスク2の距離を制御する。
図2は、図1に示す磁気ヘッドを示す図である。図2には、磁気ヘッド3が磁気ディスク2とともに示されている。
磁気ヘッド3は、磁気ディスク2の回転で生じる空気流により磁気ディスク2上に浮上するスライダ3Aと、スライダ3Aの空気流出側に固着され、磁気ディスク2をアクセスする素子が形成された素子形成部3Bとを備えている。磁気ヘッド3は、矢印Rの向きに回転する磁気ディスク2に対し、矢印R’の向きに相対移動することとなる。磁気ヘッド3は、ジンバル4によって磁気ディスク2に接する向き(図2における上向き)に力が付与されている。しかし、磁気ディスク2の回転に伴い空気流入側から空気流出側に流れる空気流によって、浮上面Sを磁気ディスク2に向けた姿勢で磁気ディスク2上(図2における下向き)に浮上する。
図3は、図2に示す磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。
素子形成部3Bは、情報の記録時に記録信号に応じて各1ビット領域に磁界を印加して磁化方向の形式で情報を記録する記録素子31と、情報の再生時に各1ビット領域の磁化それぞれから発生する磁界に応じて、情報を表す電気的な再生信号を生成する再生素子32と、ヒータ33とを備えている。素子形成部3Bは、支持基板となるスライダ3Aに、記録素子31、再生素子32、およびヒータ33が、アルミナ製の絶縁層34を介して順次積層された構造を有している。以降、スライダ3Aを支持基板3Aとも称する。
記録素子31は、主磁極311、主磁極311を挟む位置に配置された補助磁極312,313、補助磁極312,313と主磁極311とを接続する接続部314、および記録用の薄膜コイル316A,316Bを備えている。主磁極311、補助磁極312,313、および接続部314は、ニッケル(Ni)と鉄(Fe)の合金(Ni−Fe)で形成されている。また、薄膜コイル316A,316Bの周囲には絶縁性の樹脂317が充填されている。本実施形態の記録素子31では主磁極311を左右から挟みこみ磁場を発生させるダブルコイル方式が採用されている。主磁極311と、2つの補助磁極312,313のうち空気流出側の第1補助磁極312と、接続部314とは、磁気記録時に発生する磁束の第1の磁路の一部を構成する。薄膜コイル316A,316Bのうち空気流出側に配置された薄膜コイル316Aが、この第1の磁路と鎖交するように配置されている。一方、主磁極311と、空気流入側の第2補助磁極313とは第2の磁路の一部を構成する。空気流入側に配置された薄膜コイル316Bが、この第2の磁路と鎖交するように配置されている。主磁極311は、接続部314から磁気ディスク2に対向する先端にかけて先細りの形状となっている(図4参照)。
再生素子32は、巨大磁気抵抗効果(GMR効果)を利用して情報の再生を行う素子であり、磁気抵抗効果膜321および磁気シールド層322,323を備えている。2つの磁気シールド層322,323は、磁気抵抗効果膜321を挟む位置に配置されている。磁気抵抗効果膜321としては、GMRの他にトンネル磁気抵抗効果(TMR効果)を利用したものも採用可能である。磁気シールド層322,323は、ニッケル(Ni)と鉄(Fe)の合金(Ni−Fe)で構成されており、高い透磁率を有する。
ヒータ33は、磁気ヘッド3の浮上面Sを熱で変形させることによってこの磁気ヘッド3の磁気ディスク2からの浮上量を調整する。本実施形態では、ヒータ33が、再生素子32の磁気シールド層322,323のうち、記録素子31側に配置された磁気シールド層323よりも記録素子31側に配置されている。より詳細には、ヒータ33は記録素子31内に配置されている。
図4は、図3の磁気ヘッドにおけるヒータの形状を示す図である。図4には、磁気ヘッドの移動方向R’から見たヒータ33の形状が示されている。
図4に示すように、ヒータ33は、浮上面Sに向かって浮上面Sとの距離を単調に減少させながら浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる近接距離dまで延在して主磁極311からの最近接点pを通過し、最近接点pを通過した後に浮上面Sとの距離を単調に増加させながら延在して浮上面Sから遠ざかる形状を有する。より詳細には、ヒータ33は1層で形成されており、接続端子としての2つのヒータジョイント331,332のそれぞれから浮上面Sに向かって、浮上面Sからの距離が近接距離dとなる位置まで直線状に延びた一対のアプローチ部33A,33Cと、アプローチ部33A,33Cの先端どうしを連絡して浮上面Sと略平行に延在した平行部33Bとからなる。ヒータ33の材料はニッケルカッパーであるが、ニッケルカッパーの他に、タングステンまたはチタンタングステンも採用可能である。
支持基板3Aは、酸化アルミニウム(Al)と炭化チタン(TiC)とを有する非磁性の材料の表面に酸化アルミニウム膜が形成された基板(AlTiC基板)である。
図3および図4に示す磁気ヘッド3において、ヒータ33に制御基板9(図1参照)から電流が供給されると、磁気ヘッド3のうちのヒータ33近傍部分が加熱され、浮上面Sが磁気ディスク2に向かって突出するように変形する。
図6および図7は、浮上面からのヒータの距離が互いに異なる複数の磁気ヘッドについて、ヒータに電流を通電した場合の磁気ヘッドの浮上面における変形の分布を示すグラフである。図6は、磁気ヘッドの浮上面における突き出し量(ヒータ突き出し量)を示し、図7は突き出す速度を表す時定数を示している。ここで、浮上面からのヒータの距離は、図4に示すヒータのうち、浮上面に最も近い部分の距離を意味する。
図6のグラフに示すように、ヒータの浮上面からの距離が小さくなる、すなわち浮上面から見てヒータが手前に配置されるほど、磁気ヘッドの浮上面における突き出し量が大きくなる。また、図7のグラフに示すように、ヒータの浮上面からの距離が小さくなるほど、時定数が小さくなり、通電に対する変形の反応が早いことがわかる。
本実施形態の磁気ヘッド3におけるヒータ33は、蛇行した形状を有しておらず、単純な形状を有しているため、浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる位置、より詳細には、接続部314よりも浮上面S側の位置に配置される。
図5は、蛇行した形状のヒータを有する比較例としての磁気ヘッドを示す図である。
図5に示す比較例の磁気ヘッドは、磁気ヘッドの浮上量を調整するヒータが蛇行した形状を有するため、浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる位置にヒータが配置できない。
これに対し、本実施形態のヒータ33は、蛇行した形状を有しておらず、単純な形状を有しているため、浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる位置、より詳細には、接続部314よりも浮上面S側の位置に配置される。したがって、同じ電流量でも、浮上面の変形量が増大する。また、本実施形態のヒータは、1層の導体層で形成できるので、多層に亘って電流の経路を設ける場合に比べて製造が容易である。
本実施形態の磁気ヘッド3では、ヒータ33の電流は、記録用の薄膜コイル316A,316Bにより発生する磁束と差交する。薄膜コイル316A,316Bにより発生する磁束の他に、ヒータ通電により発生する漏洩磁束の発生が懸念される。
ヒータ通電により発生する漏洩磁束について、有限要素法を用いた次回解析により調査した。本実施形態の磁気ヘッドをモデルとし、図8に示す主磁極311および補助磁極312の配置条件で、浮上面Sから1μm離れた測定位置Mにおける、媒体垂直方向の磁束密度を求めた。
図9は、媒体垂直方向磁束密度の分布を表すグラフである。グラフの横軸は、浮上面Sに沿った位置を表しており、空気流出側が”+”であり、空気流入側が”−”である。”0”は、主磁極311の空気流入側の端の位置を表している。また、グラフの実線は、記録用の薄膜コイル316A,316Bにより発生する磁束密度を表し、破線は、薄膜コイルと等しい電流によるヒータ通電により発生する磁束密度を表している。なお、磁束密度は、得られた最大の磁束密度を1とし、ノーマライズして表示している。
図9のグラフに示すように、薄膜コイル通電時の場合、およびヒータ通電時の場合の双方で、主磁極近傍で大きな磁束密度の分布を得るが、ここで、ヒータ通電時に発生する磁束(破線)は、薄膜コイル通電時に発生する磁束(実線)に対して1/10以下、より詳しくは0.093であり、非常に小さい。さらに、ヒータの抵抗を100Ω程度とすれば、ヒータが、薄膜コイルに通電する書込み電流よりも小さな電流で、変形に十分な程度に発熱する。したがって、ヒータ通電時の漏洩磁束は、実際にはさらに小さくなり、ヒータ通電による漏洩磁束が記録に与える影響は小さいことがわかる。
次に、磁気ヘッドの具体的な第2実施形態について説明する。以下の第2実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図10は、第2実施形態における磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。
図10に示す磁気ヘッド203は、記憶媒体からの浮上量を調整するヒータ233が記録素子31の外部に配置されている点が、図3に示す第1実施形態の磁気ヘッド3と異なる。ヒータ233は、より詳細には、記録素子31と再生素子32との間に配置されており、さらに詳細には、記録素子31が有する2つの補助磁極312,313のうち再生素子32の側に配置された補助磁極313と、再生素子32が有する2つの磁気シールド層322,323のうち記録素子31の側に配置された磁気シールド層323との間に配置されている。なお、ヒータ233の形状は、図4に示すものがそのまま当てはまる。
第2実施形態の磁気ヘッド203は、ヒータ33が記録素子31の外部に配置されるため、ヒータ33を流れる電流が、記録用の薄膜コイル316A,316Bにより発生する磁束とは差交しない。したがって、ヒータ33を流れる電流による漏洩磁束の影響がさらに抑えられる。
これまでは、ヒータが1層で形成された例について説明したが、ヒータは、二股に分かれて延在したものであってもよい。次に、磁気ヘッドの具体的な第3実施形態について説明する。以下の第3実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図11は、第3実施形態における磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。
図11に示す磁気ヘッド303は、記憶媒体からの浮上量を調整するヒータ333が、主磁極311を間に挟むように二股に分かれて延在している点が、図3に示す第1実施形態の磁気ヘッド3と異なる。
図12は、図11に示すヒータの構造を説明する図である。図12には、磁気ヘッド303の主磁極311、補助磁極312、およびヒータ333を図12におけるz方向から見た透視図、すなわち磁気ディスクの側から見た透視図が示されている。
図12に示すように、ヒータ333は、主磁極311に対する最近接点pの近傍領域で二股に分かれている。二股に分かれたヒータの岐路333Aおよび333Bは、主磁極311を間に挟む位置に配置されている。
第3実施形態の磁気ヘッド303によれば、ヒータ333を流れる電流が、主磁極311に対する最近接点pの近傍領域で岐路333Aおよび333Bに分かれて、主磁極311を挟んで略同じ方向に流れ、その後再び合流する。この結果、一方の岐路333Aを流れる電流によって主磁極311に生じる磁束と他方の岐路333Aを流れる電流によって主磁極311に生じる磁束とが打ち消しあうため、ヒータ333を流れる電流による漏洩磁束の影響がさらに抑えられる。
次に、磁気ヘッドの具体的な第4実施形態について説明する。以下の第4実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図13は、第4実施形態における磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。
図13に示す磁気ヘッド403は、記録素子431にシングルコイル方式が採用されており、記録用の薄膜コイル316Aが1つだけ設けられている点が図3に示す第1実施形態の磁気ヘッド3と異なる。
シングルコイル方式の記録素子431であっても、ヒータ433が浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる位置に配置されるので、浮上面の変形量が増大する。
次に、磁気ヘッドの具体的な第4実施形態について説明する。以下の第4実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
次に、磁気ヘッドの具体的な第5実施形態について説明する。以下の第5実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図14は、第5実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。図14には、磁気ヘッドの移動方向R’(図2参照)で見たヒータ533の形状が示されている。
図14に示すヒータ533は、主磁極311の最近接点p近傍領域qに配置された平行部533Bが近傍領域q両側の領域に配置されたアプローチ部533A,533Cよりも狭幅に形成されている。このため、電流を流した場合に磁気ヘッドの浮上面Sに近い部分を他の部分よりも高温に加熱することができる。したがって、上述した第1実施形態に比べ、電流を等しく維持したまま、浮上面Sを大きく変形させることができる。
次に、磁気ヘッドの具体的な第6実施形態について説明する。以下の第6実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図15は、第6実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。図15には、磁気ヘッドの移動方向R’(図2参照)で見たヒータ633の形状が示されている。
図15に示すヒータ633は、主磁極311の最近接点p近傍領域qに配置された平行部533Bが近傍領域q両側の領域rに配置されたアプローチ部633A,633Cよりも狭幅に形成されており、さらに、ヒータ633のアプローチ部633A,633Cのそれぞれは、浮上面Sに向かって先細りの形状を有している。すなわち、アプローチ部633A,633Cは、2つのヒータジョイント331,332のそれぞれから浮上面Sに近づくに従い、幅が狭く形成されている。
このヒータ633は、浮上面Sに近い部分ほど幅が狭く電気抵抗が高いため、電流を流した場合に磁気ヘッドの浮上面Sに近い部分を他の部分よりも高温に加熱することができる。
以上の実施形態では、ヒータが直線状に延びた形状からなる例を説明したが、次に、ヒータが曲線形状を有する磁気ヘッドの具体的な第7実施形態について説明する。以下の第7実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図16は、第7実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。図16には、磁気ヘッドの移動方向R’(図2参照)で見たヒータ733の形状が示されている。
図16に示すヒータ733は、これまで説明した他の実施形態のヒータと同様に、浮上面Sに向かって浮上面Sとの距離を単調に減少させながら浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる近接距離dまで延在して主磁極311からの最近接点pを通過し、最近接点pを通過した後に浮上面Sとの距離を単調に増加させながら延在して浮上面Sから遠ざかる形状を有する。ただし、図16に示すヒータ733は、他の実施形態のヒータとは、略曲線形状の構成を有している点が異なる。ヒータ733は、より詳細には略U字型の形状を有している。
次に、曲線形状を有するヒータにおいて、主磁極の最近接点近傍領域が近傍領域両側の領域よりも狭幅に形成されている磁気ヘッドの具体的な第8実施形態について説明する。以下の第8実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図17は、第8実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。図1には、磁気ヘッドの移動方向R’(図2参照)で見たヒータ833の形状が示されている。
ヒータ833は、略U字型の形状を有しており、さらに、浮上面Sに向かって浮上面Sとの距離を単調に減少させながら浮上面Sからの距離が主磁極311と重なる近接距離dまで延在して主磁極311からの最近接点pを通過し、最近接点pを通過した後に浮上面Sとの距離を単調に増加させながら延在して浮上面Sから遠ざかる形状を有する。
次に、ヒータの厚みが異なる磁気ヘッドの具体的な第9実施形態について説明する。以下の第9実施形態の説明にあたっては、これまで説明してきた実施形態における各要素と同一の要素には同一の符号を付けて示し、前述の実施形態との相違点について説明する。
図18は、第9実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。図18のパート(A)には、磁気ヘッドの移動方向R’(図2参照)で見たヒータ933の形状が示されている。また、図18のパート(B)は、パート(A)におけるヒータ933のB−B線断面図である。
図18に示すヒータ933は、パート(B)によりよく示すように、主磁極311の最近接点p近傍領域qにおける層の厚さが近傍領域q両側の領域rにおける層の厚さよりも薄く形成されている。このため、電流を流した場合に磁気ヘッドの浮上面Sに近い部分を他の部分よりも高温に加熱することができる。第1実施形態に比べ、電流を等しく維持したまま、浮上面Sを大きく変形させることができる。
次に、ヒータの抵抗率が異なる磁気ヘッドの具体的な第10実施形態について説明する。以下の第10実施形態の説明にあたっては、第9実施形態における図18のパート(A)を流用して説明する。
第10実施形態における磁気ヘッドのヒータは、幅も厚みもいたるところで略等しいが、主磁極311の最近接点p近傍領域qにおける材料の抵抗率が近傍領域q両側の領域rにおける材料の抵抗率よりも高い。抵抗率は、例えばヒータがニッケルカッパー合金で形成されている場合に、ニッケルとカッパーの比率を変えることで調整する。
第10実施形態における磁気ヘッドでは、ヒータに電流を流した場合に磁気ヘッドの浮上面Sに近い部分を他の部分よりも高温に加熱することができる。したがって、第1実施形態に比べ電流を等しく維持したまま、浮上面Sを大きく変形させることができる。
ヒータの形状についていくつかの例を説明したが、ヒータには接続端子としてのヒータジョイントの位置に対応して種々の形状が採用される。
図19および図20は、ヒータジョイントの位置が異なる変形例を示す図である。
図19に示す磁気ヘッドでは、2つのヒータジョイント10331,10332が補助磁極313および磁気シールド層323を、浮上面Sが広がる方向に避けた位置に配置されている。また、ヒータ1033は、これら2つのヒータジョイント10331,10332間を延びた形状である。
図20に示す磁気ヘッドでは、2つのヒータジョイント11331,11332が補助磁極11313および磁気シールド層11323に対し、浮上面Sの反対側に配置されている。また、ヒータ1133は、これら2つのヒータジョイント11331,11332間を延びた形状である。図20に示す磁気ヘッドでは、補助磁極11313および磁気シールド層11323が、上述した他の実施形態の磁気ヘッドに比べて小さい。しかし、本実施形態のヒータ1133は、浮上面Sに向かって浮上面Sとの距離を単調に減少させながら近接距離まで延在し、最近接点pを通過した後に浮上面Sとの距離を単調に増加させながら延在して浮上面Sから遠ざかる形状を有する。このため、補助磁極11313および磁気シールド層11323が小型化しても主磁極311と重なる近接距離に配置可能である。
なお、具体的な各実施形態に対する上記説明では、「課題を解決するための手段」で説明した基本形態における磁気ヘッドの一例として垂直記録型の磁気ヘッドの構成が示されているが、この磁気ヘッドは、垂直記録型の磁気ヘッド以外にも面内記録型の磁気ヘッドであってもよい。
以下、上述した基本形態を含む種々の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
相対的に移動する記憶媒体に浮上面を向けて浮上し該記憶媒体に情報を記憶する磁気ヘッドであって、
前記記憶媒体に情報を記録するための磁場を発生する主磁極と、
前記浮上面を熱で変形させることによって前記磁気ヘッドの該記憶媒体からの浮上量を調整するヒータと、を備え、
前記ヒータが、前記浮上面に向かって該浮上面との距離を単調に減少させながら前記浮上面からの距離が前記主磁極と重なる近接距離まで延在して前記主磁極からの最近接点を通過し該最近接点を通過した後に前記浮上面との距離を単調に増加させながら延在して該浮上面から遠ざかる形状を有することを特徴とする磁気ヘッド。
(付記2)
前記ヒータは、該ヒータの前記最近接点近傍領域が該近傍領域両側の領域よりも狭幅に形成されたことを特徴とする付記1記載の磁気ヘッド。
(付記3)
前記ヒータは、該ヒータの前記最近接点領域が該近傍領域両側の領域よりも薄く形成されたことを特徴とする付記1または2記載の磁気ヘッド。
(付記4)
前記ヒータは、該ヒータの前記最近接点領域が該近傍領域両側の領域よりも抵抗率が相対的に高い材料で形成されたことを特徴とする付記1から3いずれか1項記載の磁気ヘッド。
(付記5)
前記ヒータが、前記最近接点近傍領域では前記主磁極を間に挟むように二股に分かれて延在してなることを特徴とする付記1から4いずれか1項記載の磁気ヘッド。
(付記6)
前記ヒータが、前記浮上面に向かって、該浮上面からの距離が前記近接距離となる位置まで直線状に延びた一対のアプローチ部と、該一対のアプローチ部の先端どうしを連絡して浮上面と略平行に延在した平行部とを有することを特徴とする付記1から5いずれか1項記載の磁気ヘッド。
(付記7)
前記平行部が前記一対のアプローチ部よりも幅狭に形成されたことを特徴とする付記6記載の磁気ヘッド。
(付記8)
前記一対のアプローチ部のそれぞれが、前記浮上面に向かって先細りの形状を有することを特徴とする付記6または7記載の磁気ヘッド。
(付記9)
情報が磁気的に記録される記憶媒体と、
相対的に移動する記憶媒体に浮上面を向けて浮上し該記憶媒体に情報を記録する磁気ヘッドと、
磁気ヘッドに電気信号を供給する電子回路とを備え、
前記磁気ヘッドが、
前記記憶媒体に情報を記録するための磁気を与える主磁極と、
前記浮上面を熱で変形させることによってこの磁気ヘッドの該記憶媒体からの浮上量を調整するヒータと、を備え、
前記ヒータが、前記浮上面に向かって該浮上面との距離を単調に減少させながら前記浮上面からの距離が前記主磁極と重なる近接距離まで延在して前記主磁極からの最近接点を通過し該最近接点を通過した後に前記浮上面との距離を単調に増加させながら延在して該浮上面から遠ざかる形状を有することを特徴とする磁気記憶装置。
磁気記憶装置の具体的な実施形態を表した図である。 図1に示す磁気ヘッドを示す図である。 図2に示す磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。 図3の磁気ヘッドにおけるヒータの形状を示す図である。 比較例としての磁気ヘッドを示す図である。 複数の磁気ヘッドについて磁気ヘッドの浮上面における突き出し量の分布を示すグラフである。 複数の磁気ヘッドについて磁気ヘッドの浮上面における突き出し時定数の分布を示すグラフである。 漏洩磁束解析における主磁極および補助磁極の配置条件を示す図である。 媒体垂直方向磁束密度の分布を表すグラフである。 第2実施形態における磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。 第3実施形態における磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。 図11に示すヒータの構造を説明する図である。 第4実施形態における磁気ヘッドの素子形成部の構造を示す拡大断面図である。 第5実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。 第6実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。 第7実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。 第8実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。 第9実施形態における磁気ヘッドのヒータの構造を示す図である。 ヒータジョイントの位置が異なる第1の変形例を示す図である。 ヒータジョイントの位置が異なる第2の変形例を示す図である。
符号の説明
1 磁気記憶装置
2 磁気ディスク(記憶媒体)
3,203,303,403 磁気ヘッド
3A スライダ(支持基板)
3B 素子形成部
31,431 記録素子
32 再生素子
33,233,333,433,533,933,1033,1133 ヒータ
311 主磁極
312,313,11313 補助磁極
314 接続部
316A,316B 薄膜コイル
322,323,11323 磁気シールド層
S 浮上面
9 制御基板(電子回路)

Claims (6)

  1. 相対的に移動する記憶媒体に浮上面を向けて浮上し該記憶媒体に情報を記憶する磁気ヘッドであって、
    前記記憶媒体に情報を記録するための磁場を発生する主磁極と、
    前記浮上面を熱で変形させることによって前記磁気ヘッドの該記憶媒体からの浮上量を調整するヒータと、を備え、
    前記ヒータが、前記浮上面に向かって該浮上面との距離を単調に減少させながら前記浮上面からの距離が前記主磁極と重なる近接距離まで延在して前記主磁極からの最近接点を通過し該最近接点を通過した後に前記浮上面との距離を単調に増加させながら延在して該浮上面から遠ざかる形状を有することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 前記ヒータは、該ヒータの前記最近接点近傍領域が該近傍領域両側の領域よりも狭幅に形成されたことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 前記ヒータは、該ヒータの前記最近接点領域が該近傍領域両側の領域よりも薄く形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の磁気ヘッド。
  4. 前記ヒータは、該ヒータの前記最近接点領域が該近傍領域両側の領域よりも抵抗率が相対的に高い材料で形成されたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の磁気ヘッド。
  5. 前記ヒータが、前記最近接点近傍領域では前記主磁極を間に挟むように二股に分かれて延在してなることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の磁気ヘッド。
  6. 情報が磁気的に記録される記憶媒体と、
    相対的に移動する記憶媒体に浮上面を向けて浮上し該記憶媒体に情報を記録する磁気ヘッドと、
    磁気ヘッドに電気信号を供給する電子回路とを備え、
    前記磁気ヘッドが、
    前記記憶媒体に情報を記録するための磁気を与える主磁極と、
    前記浮上面を熱で変形させることによってこの磁気ヘッドの該記憶媒体からの浮上量を調整するヒータと、を備え、
    前記ヒータが、前記浮上面に向かって該浮上面との距離を単調に減少させながら前記浮上面からの距離が前記主磁極と重なる近接距離まで延在して前記主磁極からの最近接点を通過し該最近接点を通過した後に前記浮上面との距離を単調に増加させながら延在して該浮上面から遠ざかる形状を有することを特徴とする磁気記憶装置。
JP2008155684A 2008-06-13 2008-06-13 磁気ヘッドおよび磁気記憶装置 Withdrawn JP2009301659A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008155684A JP2009301659A (ja) 2008-06-13 2008-06-13 磁気ヘッドおよび磁気記憶装置
US12/365,664 US20090310243A1 (en) 2008-06-13 2009-02-04 Magnetic head and magnetic storage device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008155684A JP2009301659A (ja) 2008-06-13 2008-06-13 磁気ヘッドおよび磁気記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009301659A true JP2009301659A (ja) 2009-12-24

Family

ID=41414518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008155684A Withdrawn JP2009301659A (ja) 2008-06-13 2008-06-13 磁気ヘッドおよび磁気記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20090310243A1 (ja)
JP (1) JP2009301659A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150213820A1 (en) * 2014-01-28 2015-07-30 HGST Netherlands B.V. Magnetic recording head having thermal fly height control element with near zero magnetomotive force

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8259412B2 (en) 2010-10-14 2012-09-04 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Thermal fly height control magnetic recording head having a novel heating element geometry
US8811127B1 (en) * 2013-02-22 2014-08-19 Tdk Corporation Magnetic head comprising recording part, reading part, heater for expansion of the recording part, and heater for expansion of the reading part

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493183B1 (en) * 2000-06-29 2002-12-10 International Business Machines Corporation Thermally-assisted magnetic recording system with head having resistive heater in write gap
US6963464B2 (en) * 2000-10-26 2005-11-08 Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. Magnetic head heating element in a disk drive
JP2004335069A (ja) * 2003-04-14 2004-11-25 Tdk Corp 薄膜磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、及び、ハードディスク装置
US7133254B2 (en) * 2003-05-30 2006-11-07 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic recording head with heating device
US7268973B2 (en) * 2003-07-24 2007-09-11 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. Perpendicular magnetic head having thermally assisted recording element
JP2005166106A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Toshiba Corp 垂直磁気ヘッドおよび垂直磁気ディスク装置
US7092195B1 (en) * 2004-05-28 2006-08-15 Western Digital (Fremont), Inc. Method of using a magnetic write head having an internal heater
JP4291754B2 (ja) * 2004-08-10 2009-07-08 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ 磁気ヘッド・スライダおよび磁気ディスク装置
US7428124B1 (en) * 2005-01-18 2008-09-23 Western Digital (Fremont), Llc Magnetic recording head with resistive heating element and thermal barrier layer
US7430098B1 (en) * 2005-01-18 2008-09-30 Western Digital (Fremont), Llc Perpendicular magnetic recording head with dynamic flying height heating element
JP2008027504A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Fujitsu Ltd 磁気ヘッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150213820A1 (en) * 2014-01-28 2015-07-30 HGST Netherlands B.V. Magnetic recording head having thermal fly height control element with near zero magnetomotive force

Also Published As

Publication number Publication date
US20090310243A1 (en) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7612965B2 (en) Thin-film magnetic head having heatsink wider on air bearing surface side
US7203035B2 (en) Thin-film magnetic head having a sheet-shaped heater with a lead part connected in series with the heater and having a resistance lower than the heater
US7420776B2 (en) Thin-film magnetic head, head gimbal assembly, and hard disk drive
JP4438853B2 (ja) 低抵抗部分を有する発熱素子を備えた薄膜磁気ヘッド
US7688537B2 (en) Thin-film magnetic head with heating element for adjusting magnetic spacing and control method of magnetic spacing
JP2008034004A (ja) 渦電流を用いた熱アシスト磁気記録方法及び熱アシスト磁気記録用ヘッド
JP2006024289A (ja) 発熱体を備えた薄膜磁気ヘッド、該薄膜磁気ヘッドを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置
JP2008047241A (ja) 浮上量測定方法及び浮上量の調整が可能な磁気ディスク装置
US7224553B2 (en) Thin-film magnetic head, head gimbal assembly, and hard disk drive incorporating a heater
JP2009099219A (ja) 磁気ヘッド
JP2010009638A (ja) 磁気ヘッドおよび磁気ディスク装置
JP2005285306A (ja) 薄膜磁気ヘッド
JP2006351115A (ja) 抵抗発熱体を備えた薄膜磁気ヘッド
JP2009301659A (ja) 磁気ヘッドおよび磁気記憶装置
JP2006323932A (ja) 発熱体を備えた薄膜磁気ヘッド、該薄膜磁気ヘッドを備えたヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えた磁気ディスク装置及び該薄膜磁気ヘッドを用いた磁気記録再生方法
JP2006196127A (ja) 薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッドアセンブリ及び磁気ディスクドライブ装置
JP2005056508A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
US9852751B2 (en) Thin film magnetic head, head gimbals assembly, head arm assembly, and magnetic disk unit with improved air bearing surface
US7180707B2 (en) Thin-film magnetic head, head gimbal assembly, and hard disk drive
JP2007323761A (ja) 熱膨張率及びヤング率が規定されたコイル絶縁層を備えた薄膜磁気ヘッド
JP2004110976A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよび磁気ディスク装置
JP2004288352A (ja) 薄膜磁気ヘッドにおける媒体対向面のラッピング方法
JP4186912B2 (ja) マグネティックスペーシングの制御方法
JP2006351116A (ja) 抵抗発熱体を備えた薄膜磁気ヘッド
WO2009153837A1 (ja) 磁気ヘッド、磁気ヘッドの製造方法、及び磁気記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20091023

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100902

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110829