JP2009301061A - ウエハレンズ集合体の製造方法及びウエハレンズ集合体 - Google Patents

ウエハレンズ集合体の製造方法及びウエハレンズ集合体 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエハレンズとスペーサーを確実に接着させることのできるウエハレンズ集合体の製造方法を提供する。
【解決手段】透明な第1基板の一方の面に複数の光透過部を有する第1絞り部材を形成する第1絞り形成工程と、第1絞り部材が形成された第1基板の一方の面に、第1絞り部材の複数の光透過部に各々対応する位置に硬化性樹脂製の複数のレンズ部を形成するレンズ部形成工程と、第1基板の第1絞り部材が形成される面と、第2基板とを接合する接合面に光硬化性樹脂からなる接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、第1基板と前記第2基板とを接合し、第1基板の接合面とは反対の面側から接着剤に光を照射して硬化を進める光硬化工程と、を有し、第1絞り部材は、光硬化工程で照射される光が接着剤に到達することを妨げない位置に形成されているウエハレンズ集合体の製造方法とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ウエハレンズ集合体の製造方法及びウエハレンズ集合体に関する。
従来、光学レンズの製造分野においては、ガラス平板に熱硬化性樹脂等の硬化性樹脂からなるレンズ部(光学部材)を設けることで、耐熱性の高い光学レンズを得る技術が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
更に、この技術を適用した光学レンズの製造方法としては、ガラス平板の表面に金属膜からなり、入射する光量の調整を行う絞りを形成し、さらに、絞りの表面に硬化樹脂からなる光学部材を複数設けたいわゆる「ウエハレンズ」を形成する。その後、複数のレンズが一体化された状態で、スペーサーをはさんだり、光学面と同時成形された突出部を突き当てたりして積み重ねて接着し、複数の組レンズを形成した後にガラス平板部をカットする方法が開発されている。この製造方法によれば、光学レンズの製造コストを低減することができる。
特許第3926380号公報
ところで、ウエハレンズを複数積層してウエハレンズ集合体を製造する場合、上下のウエハレンズを支持するとともに上下に位置する光学部材間の配置位置を調整するスペーサーをガラス平板間に介在させる必要がある。このとき、スペーサーは、絞りの表面に光硬化性樹脂製の接着剤等によって接着しなければならない。しかしながら、通常、絞りは接着剤の硬化用の光を透過しない金属膜からなるため、絞りの表面にスペーサーを接着することができないという問題があった(ここでは、ガラス平板としているが、プラスチック製平板であっても、透明なセラミック製平板であっても状況は同じであり、以後、ガラス平板の記述についてはガラス製であることに限定されず、プラスチックやセラミックなどの他の透明な平板をも指し、本発明の権利範囲を限定しないものとする。)。
このことは、ウエハレンズを構成する1つの基板に、予め当該基板との間隔を調整するための部材が形成された他のウエハレンズの基板を接合する場合も同様である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ウエハレンズとスペーサー等の他の基板を確実に接着させることのできるウエハレンズ集合体の製造方法及びウエハレンズの製造方法を提供することを目的としている。
上記の課題は、表面と裏面とを有する透明な第1基板の一方の面に複数の光透過部を有する第1絞り部材を形成する第1絞り形成工程と、前記第1絞り部材が形成された前記第1基板の表裏面の内、一方の面に、前記第1絞り部材の複数の光透過部に各々対応する位置に硬化性樹脂製の複数のレンズ部を形成するレンズ部形成工程と、前記第1基板の表裏面の内、前記第1絞り部材が形成される面と、第2基板とを接合する接合面に光硬化性樹脂からなる接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、前記接着剤塗布工程後、前記第1基板と前記第2基板とを接合し、前記第1基板の前記接合面とは反対の面側から前記接着剤に光を照射して硬化を進める光硬化工程と、を有するウエハレンズ集合体の製造方法であって、前記第1絞り形成工程で形成される第1絞り部材は、前記光硬化工程で照射される光が前記接着剤に到達することを妨げない位置に形成されていることを特徴とするウエハレンズ集合体の製造方法、とすることで解決される。
また、表面と裏面とを有する第1基板と、前記第1基板の表裏面の内一方の面に形成された複数の光透過部を有する第1絞り部材と、前記第1基板の表裏面の内一方の面で前記第1絞り部材の複数の光透過部に各々対応する位置に形成された硬化性樹脂製の複数のレンズ部と、を有する第1ウエハレンズと、前記第1基板の前記第1絞り部材が形成された面と、光硬化性樹脂からなる接着剤を介して接合された基板と、を有するウエハレンズ集合体であって、前記第1絞り部材は、前記接着剤の硬化を進めるために照射される光が前記接着剤に到達することを妨げない位置に形成されていることを特徴とするウエハレンズ集合体、とすることでも解決される。
本発明によれば、他方のウエハレンズのうち接合される他の基板との接合対応位置(他の基板がスペーサーの場合には、当該スペーサーの他方の面に対応する位置)には絞りを形成しないので、硬化用の光が直接的に接着剤に入射し、スペーサー等、他の基板とウエハレンズとを確実に接着させることができる。
また、光学部材をガラス平板の両面に形成する場合、両面の光学部材や絞りが互いに垂直な面内でずれた状態(シフト誤差)で積み重ねられることがある。そのため、複数の部材を積み重ねるほど、誤差の累積が生じ、両面の光学部材や絞りを光軸方向において高精度に一致させることが困難となるが、基板の一方の面に形成した所定のアライメントマークを基準として第1の光学部材、第2の光学部材をそれぞれ位置決めして成形することで、それらを光軸方向において高精度に一致させることができる。このことは特に光学部材及び絞りが基板の両面に形成されている場合、それらを光軸方向において高精度で一致させることができる点で利点が大きい。
本発明の好ましい実施形態(第1の実施形態)に係るウエハレンズの概略的な断面図である。 本発明の好ましい実施形態(第1の実施形態)に係るウエハレンズの概略的な分解斜視図である。 本発明の好ましい実施形態(第1の実施形態)に係るウエハレンズの製造方法を概略的に説明するための図面である。 マスターの製造方法を説明するための図面である。 絞りのアライメントマークとマスターとの位置決めを説明するための図面である。 絞りのアライメントマークとマスターとの位置決めを説明するための図面である。 絞りの構成及びその製造方法の変形例を説明するための図面である。 本発明の好ましい実施形態(第2の実施形態)に係るウエハレンズ集合体の概略的な断面図である。 本発明の好ましい実施形態(第2の実施形態)に係るウエハレンズの概略的な分解斜視図である。 本発明の好ましい実施形態(第2の実施形態)に係るウエハレンズ集合体の製造方法を概略的に説明するための図面である。 本発明の好ましい実施形態(第2の実施形態)に係るウエハレンズの製造方法を概略的に説明するための図面である。 図10の後続の工程を概略的に説明するための図面である。 本発明の好ましい実施形態(第3の実施形態)に係るウエハレンズの製造方法を概略的に説明するための図面である。 図13の変形例を説明するための図面である。 本発明の好ましい実施形態(第3の実施形態)に係るウエハレンズ集合体の製造方法を概略的に説明するための図面である。 図15の変形例を説明するための図面である。 図13及び図15の変形例を説明するための図面である。 スペーサー部を樹脂部と一体化した構成のウエハレンズ集合体の製造方法を概略的に説明するための図面である。 図18の変形例を説明するための図面である。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1に示す通り、ウエハレンズ1は主にガラス基板10、絞り20,30、樹脂部40,50で構成されている。図1は図2のI−I線断面図である。ガラス基板10はウエハレンズ1の中央部に配置されており、ガラス基板10の上下には絞り20,30がそれぞれ形成されている。ガラス基板10の上部には樹脂部40が形成されており、樹脂部40は絞り20間の隙間を覆っている。ガラス基板10の下部には樹脂部50が形成されており、樹脂部50は絞り30間の隙間を覆っている。
図2に示す通り、ガラス基板10は円盤状を呈しており所定の厚みを有している。絞り20,30はウエハレンズ1に対する光量調整を行う要素である。絞り20,30は遮光性の金属膜20A,30Aで構成されており、ガラス基板10の上面と下面とにそれぞれ成膜されている。
なお、絞り20,30は遮光性のレジストやシリコン成膜物,カーボン成膜物等で構成されてもよい。またガラス基板10に代えて、熱硬化性樹脂,光硬化性樹脂,熱可塑性樹脂等の透明なプラスチック基板を用いてもよいし、透明なセラミック基板を用いてもよく、ガラス基板10に相当する基板は光透過性の材料から構成されていれば、その種類は問わない。
絞り20には円形状を呈する複数の光透過部22が形成されている。光透過部22は金属膜20Aが形成されていない部位で、光の透過を許容するようになっている。絞り20の周縁部には3対のアライメントマーク24a,24b,24cが形成されている。アライメントマーク24aは絞り20の中心部を通過するライン上において当該中心部に対し対称の位置に配置されている。アライメントマーク24b,24cもアライメントマーク24aと同様の配置を有している。
絞り30には円形状を呈する複数の光透過部32が形成されている。光透過部32は金属膜30Aが形成されていない部位で、光の透過を許容するようになっている。絞り30の周縁部には円形状を呈する1対の開口部34cが形成されている。開口部34cは絞り30の中心部を通過するライン上において当該中心部に対し対称の位置に配置されている。
樹脂部40,50は透明な樹脂40A,50Aで構成されている。樹脂40A,50Aは光硬化性樹脂である。樹脂部40には複数のレンズ部42が形成されている。レンズ部42は上側に凸状を呈した部位であり、その表面が光学面となっている。樹脂部50にも複数のレンズ部52が形成されている。レンズ部52は下側に凸状を呈した部位であり、その表面が光学面となっている。
以上のウエハレンズ1では、図2において、上から順にレンズ部42,光透過部22,光透過部32,レンズ部52が上下方向において対応した位置に配置されており、これらを平面視した場合にすべてその位置が一致している。絞り20のアライメントマーク24cと絞り30の開口部34cも上下方向において対応した位置に配置されており、これらを平面視した場合にその位置が一致している。
続いて、ウエハレンズ1の製造方法について説明する。
図3(a)に示す通り、公知のフォトエッチング技術を用いてガラス基板10に絞り20を形成する。詳しくは、ガラス基板10に対し蒸着、スパッタリング等の方法で金属膜20Aを成膜し、その後フォトレジストをコートする。その後、マスクと露光装置とを用いてレジストの露光・現像処理を行う。当該マスクとして、絞り20に対し光透過部22とアライメントマーク24a,24b,24cとを形成可能なパターンを有するマスクを用いる。その後、エッチングにより金属膜20Aをエッチングし、光透過部22、アライメントマーク24a,24b,24cを有する絞り20を形成する。
その後、図3(b)に示す通り、ガラス基板10上にモノマー状態(硬化前)の樹脂40Aを載置しておいて上方からマスター60を押圧し、マスター60のキャビティ62に樹脂40Aを充填する。
図4に示す通り、マスター60はマザーマスター70(母型)から転写され構成された型であり、透明な光硬化性樹脂で構成されている。マザーマスター70はシリコン,金属,石英等で構成されており、マザーマスター70には、樹脂部40のレンズ部42と同一形状を有する凸部72と、絞り20のアライメントマーク24a,24b,24cに対応する位置決め部74とが、形成されている。マスター60の作製工程においては、マザーマスター70上に透明な光硬化性樹脂を充填して光照射・硬化させる。その結果、マスター60には、マザーマスター70の凸部72に対応するキャビティ62と、マザーマスター70の位置決め部74に対応する位置決め部64とが、形成され、本実施形態ではこれを樹脂部40の成形用の型として用いている。
その後、図3(b)に示す通り、マスター60のキャビティ62に樹脂40Aを充填した状態で上方から光照射する。マスター60は上記の通り透明であるから、その光がマスター60を透過して樹脂40Aに入射し、樹脂40Aが硬化する。その結果、樹脂部40(レンズ部42)が形成される。
特に、図3(b)の工程では、絞り20のアライメントマーク24aとマスター60の位置決め部64とを位置決めした状態で、マスター60をガラス基板10に押圧してその後に光照射する。
詳しくは、図5に示す通り、上下方向にのみ移動可能な顕微鏡90において、ガラス基板10の上方から絞り20のアライメントマーク24aに焦点を合わせる(図5中(1)参照)。その後、顕微鏡90を上方に移動させて顕微鏡90とガラス基板10との間の位置にマスター60を配置し、顕微鏡90の高さ位置を調整しながら、その焦点位置をマスター60の位置決め部64又はその近傍に合わせる(図5中(2)参照)。
この場合に、例えば、先に焦点位置を合わせたアライメントマーク24aと、その後に焦点位置を合わせた位置決め部64とが、図6上段に示すような状態にあると仮定したら、絞り20のアライメントマーク24aに対し位置決め部64が合致するような位置まで、マスター60を水平方向に移動させ(図6下段参照)、この状態でマスター60をガラス基板10に対し押圧して(図5中(3)参照)光照射する。
その後、樹脂部40が形成されたガラス基板10をマスター60から離型して裏返し、図3(c)に示す通り、ガラス基板10の他方の面に絞り30を形成する。
この場合は、公知のリフトオフ技術を用いてガラス基板10に絞り30を形成する。詳しくは、ガラス基板10上にフォトレジストをコート(被覆)し、その後にマスクをフォトレジストと露光装置との間に介在させた状態で、フォトレジストに対し露光し、レジスト像を形成する。
当該マスクとして、絞り30に対し光透過部32と開口部34cとを形成可能なパターン形状を有し、かつ、絞り20のアライメントマーク24bに対応するような位置決め部を有するマスクを用いる。そして実際に露光する工程では、図3(b)の工程において、絞り20のアライメントマーク24aに対しマスター60の位置決め部64を合致させたのと同様に、アライメントマーク24bに対し当該マスクの位置決め部を合致させた状態で露光する。
その後、スパッタリング装置や蒸着装置等を用いて、フォトレジストのない部分に金属膜30Aを成膜し、最終的に残留しているフォトレジストを剥離して絞り30を形成する。
その後、図3(d)に示す通り、ガラス基板10上にモノマー状態(硬化前)の樹脂50Aを載置しておいて上方からマスター80を押圧し、マスター80のキャビティ82に樹脂50Aを充填する。
マスター80はマスター60と同様の手法で作製されたものである。すなわち、マスター80も、マザーマスターから転写され構成された型であって、透明な光硬化性樹脂で構成されている。マスター60と同様に、マスター80にも、樹脂部50のレンズ部52に対応する形状を有するキャビティ82と、絞り20のアライメントマーク24cに対応する位置決め部(84)とが、形成されており、本実施形態ではこれを樹脂部50の成形用の型として用いている。
その後、マスター80のキャビティ82に樹脂50Aを充填した状態で上方から光照射する。マスター80もマスター60と同様に透明であるから、その光がマスター80を透過して樹脂50Aに入射し、樹脂50Aが硬化する。その結果、樹脂部50(レンズ部52)が形成される。
特に、図3(d)の工程でも、図3(b)の工程において、絞り20のアライメントマーク24aに対しマスター60の位置決め部64を合致させたのと同様に、絞り20のアライメントマーク24cとマスター80の不図示の位置決め部とを位置決めした状態で、マスター80をガラス基板10に押圧してその後に光照射する。アライメントマーク24cと不図示の位置決め部との位置決めに際しては、図3(c)の工程において絞り30に開口部34cが形成されているから、顕微鏡90の視認性は十分に確保され、ガラス基板10に対しマスター80がずれた状態で押圧されるのが防止される。
その後、樹脂部50が形成されたガラス基板10をマスター80から離型し、ウエハレンズ1が製造される。
以上の本実施形態では、絞り20に3対のアライメントマーク24a,24b,24cを形成し、各アライメントマーク24a,24b,24cを基準として樹脂部40,絞り30,樹脂部50をそれぞれ位置決め・形成している。詳しくは、アライメントマーク24aに対してはマスター60の位置決め部64を利用して樹脂部40(レンズ部42)を、アライメントマーク24bに対しては露光用のマスクの位置決め部を利用して絞り30を、アライメントマーク24cに対してはマスター80の位置決め部84を利用して樹脂部50(レンズ部52)を、形成している(図2参照)。
そのため、位置決めの基準を絞り20に集中させ、絞り20,30、樹脂部40,50が互いに水平方向にずれた状態で積み重ねられるのを最小の誤差範囲に抑えることができ、ひいては樹脂部40のレンズ部42、絞り20の光透過部22、絞り30の光透過部32、樹脂部50のレンズ52を光軸方向において高精度で一致させることができる。
[変形例1]
絞り20にアライメントマーク24a,24b,24cを形成せずに、ガラス基板10の1箇所にアライメントマークを付してこれを絞り20,30、樹脂部40,50の位置決めの基準としてもよい。すなわち、当該アライメントマークに対し、マスクの位置決め部を合致させて絞り20,30を形成し、マスター60,80の位置決め部64,84を合致させて樹脂部40,50を形成すればよい。この場合、絞り20,30には当該アライメントマークを視認可能な開口部を形成する必要があり、その開口部を介して当該アライメントマークとマスター60,80の位置決め部64,84を合致させる。
[変形例2]
絞り20,30は、金属膜20A,30Aに代えて、プリント(印刷・描画)により構成されてもよい。
絞り20,30は、金属膜20A,30Aに代えて、カーボンブラック等の遮光性物質を含有させたフォトレジストにより構成されてもよい。つまり、基板の一方の面にカーボンブラックを含むフォトレジストを塗布した後に、そのフォトレジストを露光・現像することによって所定パターンの絞りを形成しても良い。例えば、絞り20を形成する場合を一例として挙げると、図7に示す通り、ガラス基板10に対し、カーボンブラックを含有させたフォトレジスト20Bを塗布して露光・現像し、残存するフォトレジスト20Bをそのまま絞り20として使用する。この場合、金属膜20A,20Bに係る工程(スパッタリングや蒸着、エッチング等)を省くことができ、ウエハレンズ1の製造工程を簡素化することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は主には下記の点で第1の実施形態と異なっており、それ以外は第1の実施形態と同様である。
図8に示す通り、ウエハレンズ1に対しウエハレンズ101が積層されており、ウエハレンズ集合体100が構成されている。ウエハレンズ1の樹脂部50の下部には接着層142を介してスペーサー140が接着されている。スペーサー140はガラス又は透明な樹脂で構成された円盤状を呈する部材であり、ウエハレンズ1のレンズ部52に対応する位置に開口部が形成されている(当該開口部からレンズ部52が露出している)。接着層142は光硬化性樹脂製の接着剤142Aで構成されている。
ウエハレンズ1とウエハレンズ101との間にも接着層152,154を介してスペーサー150が設けられている。スペーサー150もガラス又は透明な樹脂で構成された円盤状を呈する部材であり、ウエハレンズ1のレンズ部42とウエハレンズ101のレンズ部52とに対応する位置に開口部が形成されている(当該開口部からレンズ部42,52が露出している)。接着層152,154は、接着層142と同様に、光硬化性樹脂製の接着剤152A,154Aで構成されている。
ウエハレンズ101では、ウエハレンズ1の絞り20,30に代えて絞り120,130が用いられている。絞り120,130は、ウエハレンズ1の絞り20,30とはパターン形状がやや異なっている。図9に示す通り、絞り120には図2のアライメントマーク24a,24b,24cが形成されておらず、金属膜120Aで構成されている。絞り130は、光透過部32を取り囲むように金属膜130Aが形成されており、図2の開口部34cを有していない。本実施形態では、絞り130が形成されていない部位にスペーサー150(接着層154)が対向するようになっている。なお、絞り120,130は遮光性のレジストやシリコン成膜物,カーボン成膜物等で構成されてもよい。
続いて、ウエハレンズ集合体100の製造方法について説明する。
図3(a)〜(d)の工程に従いウエハレンズ1を製造し、製造したウエハレンズ1に対しスペーサー140を立設する。詳しくは、図10(a)に示す通り、ウエハレンズ1の樹脂部50の上面又はスペーサー140の下面に接着剤142Aを塗布し、ウエハレンズ1に対しスペーサー140を載置する。その後、スペーサー140の上方から光を照射して接着剤142Aを硬化させ、スペーサー140をウエハレンズ1に固定する。
その後、スペーサー140を固定したのと同様にして、図10(b)に示す通りにウエハレンズ1の樹脂部40に対しスペーサー150を固定する(これにより製造された製造物を「前駆体160A」という。)。
図10の工程とは別に、ウエハレンズ101の一部を製造する。詳しくは、図11(a)に示す通り、公知のフォトエッチング技術やリフトオフ技術を用いてガラス基板10に金属膜130Aを成膜し、絞り130を形成する。この場合、マスクとして、絞り130を形成可能なパターン形状を有するマスクを用いる。
その後、ウエハレンズ1の樹脂部50(レンズ部52)を形成したのと同様に、図11(b)に示す通り、マスター80のキャビティ82に樹脂50Aを充填した状態で光照射し、樹脂部50を形成する(これにより製造された製造物を「前駆体160B」という。)。
その後、図12(a)に示す通り、前駆体160Aのスペーサー150の上面、又は前駆体160Bの樹脂部50の下面に接着剤154Aを塗布し、前駆体160A上に前駆体160Bを載置する。その後、前駆体160Bのガラス基板10の上方から光を照射して接着剤154Aを硬化させ、前駆体160A,160B間にスペーサー150を固定する。
その後、図12(b)に示す通り、公知のフォトエッチング技術やリフトオフ技術を用いて前駆体160Bのガラス基板10上に金属膜を成膜し、絞り120を形成する。この場合、マスクとして、好ましくは前駆体160Aの絞り20のアライメントマーク24a,24b,24cのいずれかに対応する位置に位置決め部を有するマスクを用い、絞り20に対する絞り120の水平方向における位置ずれを防止する。
なお、図12(a),(b)の工程では、前駆体160Bのガラス基板10の上面(光学面が形成されていない面)には当初から絞り120を形成せずに、前駆体160Bと前駆体160Aとを接着剤154Aで接着してから、その後に絞り120を形成しているが、前駆体160Bと前駆体160Aとを接着する前に当初から、前駆体160Bのガラス基板10の上面であってスペーサー150と接着(対向)する部位に対し、光が入射可能な絞りパターンを、前駆体160Bのガラス基板10に予め形成しておき、当該前駆体160Bをそのまま前駆体160Aに接着するようにしてもよい。
その後、ウエハレンズ1の樹脂部40(レンズ部42)を形成したのと同様に、図12(c)に示す通り、マスター60のキャビティ62に樹脂40Aを充填した状態で光照射し、樹脂部40を形成する。この場合、好ましくは図12(b)の工程において絞り120に対し、前駆体160Aのアライメントマーク24aに対応する位置に開口部を形成しておき、その開口部を介してアライメントマーク24aにマスター60の位置決め部64を合致させれば、絞り20に対する前駆体160B上の樹脂部40の水平方向における位置ずれを防止することができる。
その後、樹脂部40が形成されたガラス基板10をマスター60から離型し、ウエハレンズ集合体100が製造される。
以上の本実施形態では、前駆体160Bを製造する工程において、スペーサー150に対向する位置に絞り130を形成しないから(図11参照)、前駆体160Aと前駆体160Bとを接着させる場合に、接着剤154Aの硬化用の光が前駆体160Bのガラス基板10を介して直接的に接着剤154Aに入射し(図12(a)参照)、確実に接着剤154Aを硬化させることができる。なお上記実施形態では前駆体160Aとしてガラス基板に対して別体のスペーサー140、150を接合したものを例として説明しているが、図18に示すように、ガラス基板250に対してレンズ部を形成する樹脂部250Aにより、他の基板との間の間隔を規定するスペーサー部251Aが一体的に形成された構造体Aを他の基板に接合するものであってもよい。また、同様にスペーサー部251Bが一体的に形成された構造体Bに接合されるものであっても良い。
この場合、接着剤252は各構造体A、Bに形成されたスペーサー部251Aと251Bの接合部の少なくとも一方に塗布された後、構造体A、Bを接合してから光照射により硬化させられる。
この場合、絞り254が当該硬化する接着剤への光照射を妨げないよう、図18に示すように構造体Aの基板両面にのみ絞り254を形成して、接着剤への光照射は構造体Bの底部側から照射する構成をとればよい。
また構造体Aに対して構造体Bを接合後、構造体Bの底部側にレンズ部に相当する樹脂部250Aの成形や、別体のスペーサー253を接着剤を介して接合する構成であっても良い。
この場合には、図19にあるようにスペーサー253と接合するガラス基板の底面側には、当該接着剤が塗布されない部位に絞りを予め形成するものであっても良い。
[変形例1]
スペーサー140,150をすりガラスで構成してもよく、好ましくは穴部分(レンズ部42,52に対応する開口部分)の側壁の表面粗さRaを0.1μm以上とする。スペーサーは通常ガラスであるので、ガラス平板としての基板表面に光硬化性樹脂製の接着剤等によって接着される。しかしながらガラスは一般的に照射光を反射し、特に入射角が大きい条件では空気からガラス内に入射できる光量は数分の一に減少してしまい、光を照射した際でも接着剤に光が十分に入射せず、確実に接着できないという問題が生じ得る。
ところが上記のような構成を行う事により、例えば、接着剤142Aを硬化させる例を挙げて説明すると、図10(a)に示す通り、スペーサー140の斜め上方から光が入射した場合でも、その光はスペーサー140の側壁で全反射することなくスペーサー140に入射して分散し、スペーサー140中を伝播して接着剤142Aに到達する。そのため、接着剤142Aの硬化を促進することができる。その結果、スペーサー140と一方のウエハレンズとが確実に接着して、他方のウエハレンズを積層することができる。
特に接着剤を硬化させる光の入射方向は、通常、絞りの陰になるのを避けるために成形された光学面の光軸方向となるが、これはスペーサーに空けられた光路穴の側壁に対しては、非常に浅い角度(入射角が大きい)のため、側壁の表面粗さが小さいと入射光量の大半が反射してしまう。光の散乱という観点からは、波長レベルの障害物があればレーリー散乱を生じるので、スペーサーの側壁にこの程度の大きさとなる表面粗さがあれば、散乱効果により入射光のスペーサー内への進入が期待できる。一般的に、表面粗さの平均的な凹凸幅(RzやRtyなど)は平均表面粗さRaの3から4倍の値であり、したがって散乱物の大きさとなるRzやRty値が波長オーダーとなると、Ra値はおおむね0.1μm以上が散乱効果を得るために好ましいと言える。また、あまり大きなRa値では、側壁面が完全な破砕面となるためカケやすく好ましくないので、上限値はおおむね1μm程度となる。
[変形例2]
ウエハレンズ101の絞り130,樹脂部50に関し、前駆体160Aと前駆体160Bとを接着する場合に精密な位置決めをしないから、ウエハレンズ1のレンズ部42,52とウエハレンズ101のレンズ部52とが多少ずれる可能性がある。そのため、樹脂部50のレンズ部52の光学精度は多少低下してもよいし、又は絞り130,樹脂部50を形成せずに前駆体160Bのガラス基板10をそのまま前駆体160Aに接着するようにしてもよい。
[変形例3]
接着剤142A,152A,154Aを光・熱硬化併用樹脂製の接着剤に代えて、これらを硬化させる場合に、先に光照射して半硬化させ、その後に熱を加えて完全に硬化させるようにしてもよい。
[変形例4]
ウエハレンズ集合体100は、レンズ部42,52ごとに断片化され撮像装置の光学系等に使用されるが、ウエハレンズ1単体に対しウエハレンズ101やスペーサー140,150を積み重ねている分だけ厚みが大きくなっている。そのため、レンズ部42,52間の切断部位C(図12(c)参照)には絞り20,30,120を形成せず、切断処理を容易に行えるようにしてもよい。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、第1の実施の形態の図3(d)の工程で、図13に示す通り、第1の治具210を使用して樹脂部50を形成する。さらに、第2の実施の形態の図10(a)の工程で、図15に示す通り、押さえ部230及び第2の治具220を使用してスペーサー140を接着する場合であり、それ以外は第1の実施の形態と同様である。そもそも、光学部材をガラス平板の両面に形成する場合、互いに上下に配置された2つの光学部材の軸上厚をそれぞれ一定にすることは高精度なウエハレンズとしての要求仕様である。しかしながら、従来では、光学部材の成形材料である硬化性樹脂の量、粘度及び成形型のガラス平板への移動距離によって光学部材の軸上厚を規制していたため、保管や成形中の温度変化あるいは樹脂体積の計量誤差によって直接、軸上厚が影響を受けるため、ウエハレンズの精度向上を図れなかった。
当該実施形態は、上記事情に鑑みてなされたもので、両面に設けられた光学部材の軸上厚をそれぞれ一定とし、高精度なウエハレンズを製造することのできるウエハレンズの製造方法及びウエハレンズを複数積層させてウエハレンズ集合体を製造するウエハレンズ集合体の製造方法を提供することを目的としている。
そのための態様は、
基板の一方の面に硬化性樹脂製の第1の光学部材が設けられ、前記基板の他方の面に硬化性樹脂製の第2の光学部材が設けられたウエハレンズの製造方法であって、前記第1の光学部材の成形面を有する第1のマスター成形型を使用して、前記基板の一方の面に前記第1の光学部材を成形しておき、前記第1の光学部材側の表面が当接する第1の当接面と、前記第2の光学部材の成形面を有する第2のマスター成形型のうち、前記基板の前記他方の面を押圧する押圧面が当接する第2の当接面と、を備える第1の治具を使用して、前記第1の当接面に前記第1の光学部材側の表面を当接させ、前記基板の前記他方の面と前記第2のマスター成形型の成形面との間に前記硬化性樹脂を充填して、前記押圧面を前記第2の当接面に当接させることによって前記第2の光学部材を成形するものである。
また別の態様は、前述した態様のウエハレンズの製造方法によって製造したウエハレンズを、スペーサーを介在させて、互いに上下に積層させてウエハレンズ集合体を製造するためのウエハレンズ集合体の製造方法であって、一方のウエハレンズの前記第2の光学部材側の表面に前記スペーサーの一方の面が配置されて、前記スペーサーの他方の面を押圧する押さえ部と、一方のウエハレンズの前記第1の光学部材側の表面が当接する第3の当接面と、前記押さえ部の前記スペーサーの他方の面を押圧する押圧面に当接する第4の当接面と、を備える第2の治具と、を使用して、前記第3の当接面に前記一方のウエハレンズの前記第1の光学部材側の表面を当接させ、前記一方のウエハレンズの前記第2の光学部材側の表面と前記スペーサーの一方の面との間に光硬化性樹脂製の接着剤を塗布して、前記スペーサーの他方の面を前記押さえ部で押圧させて前記押圧面を前記第4の当接面に当接させた後に、光照射して前記スペーサーを接着するものである。
図13に示す通り、第1の治具210は、基台211を有し、基台211の上面にはウエハレンズ1が載置される凹部212が形成されている。この凹部212の中心部は上下に開口しており、凹部212を形成する底面213にウエハレンズ1が載置されるようになっている。底面213は、樹脂部40の下面のうち外周縁が当接する第1の当接面213Aとされている。また、基台211の上面214は、マスター80のうちガラス基板10の上面に充填される樹脂50Aを押圧する押圧面81が当接する第2の当接面214Aとされている。
このような第1の治具210を使用して、まず、第1の当接面213Aに樹脂部40の下面のうち外周縁を当接させる。そして、ガラス基板10上にモノマー状態の樹脂50Aを載置しておいて、上方からマスター80を下方に移動させていき、第2の当接面214Aにマスター80の押圧面81を当接させる。これによってマスター80のキャビティ82に樹脂50Aを充填する。
その後は、第1の実施の形態と同様にして光照射し、樹脂50Aを硬化させることによって樹脂部50(レンズ部52)を形成する。
なお、上記第1の治具210は、図14に示す通り、基台211aの上面に治具部215aを設置した構成のものとしても良い。この場合、基台211aの上面が第1の当接面213Aaとされ、治具部215aの上面が第2の当接面214Aaとされている。このように第1の治具210aを基台211aと治具部215aとに分割した構成とすれば、治具部215aの高さのみを適宜変更することで、樹脂部50の光軸方向の高さを容易に調整することができる。
次に、図15に示す通り、押さえ部230及び第2の治具220を使用して、まず、上述のようにして製造したウエハレンズ1にスペーサー140を載置する。
押さえ部230は、ウエハレンズ1の樹脂部50の上面に載置されたスペーサー140の上面を押圧するものである。押さえ部230の押圧面231は、水平面とされている。
第2の治具220は、基本的に第1の治具210と形状は同様であるが、第1の治具210に比べて、第3の当接面223Aと第4の当接面224Aとの間の高さが、ほぼスペーサー140の高さ分だけ高くなっている。具体的に、第2の治具220は、凹部222が形成された基台221を有している。凹部222を形成する底面223は、樹脂部40の下面のうち外周縁が当接する第3の当接面223Aとされている。また、基台221の上面224は、押さえ部230の押圧面231に当接する第4の当接面224Aとされている。
このような第2の治具220を使用して、まず、第3の当接面223Aに樹脂部40の下面のうち外周縁を当接させる。続いて、樹脂部50の上面又はスペーサー140の下面に接着剤142Aを塗布しておき、スペーサー140を載置する。その後、押さえ部230を下方に移動させていき、第4の当接面224Aに押さえ部230の押圧面231を当接させる。これによって、スペーサー140が樹脂部50に押圧される。
その後は、スペーサー140の上方から光照射し、接着剤142Aを硬化させることによってスペーサー140をウエハレンズ1に接着する。
なお、上記第2の治具220は、図16に示す通り、基台221aの上面に2つの治具部226a,227aを順に設置した構成のものとしても良い。この場合、基台221aの上面が第3の当接面223Aaとされ、治具部227aの上面が第4の当接面224Aaとされている。
このように第2の治具220aを基台221aと2つの治具部226a,227aとに分割した構成とすれば、治具部227aの高さのみを適宜変更することで、スペーサー140の高さ位置を容易に調整することができる。
以上の本実施形態では、第1の治具210の第1の当接面213Aを基準面として、第1の当接面213Aに樹脂部40の下面を当接させておき、マスター80のキャビティ82とガラス基板10の上面との間の樹脂50Aを、第2の当接面214Aにマスター80の押圧面81を当接させて押圧している。そのため、基板厚にばらつきがあっても、第1の当接面213Aと第2の当接面214Aとの間の距離を一定に保つことができる。その結果、2つのレンズ部42,52の軸上厚M(図8参照)が一定の高精度なウエハレンズ1を得ることができる。
また、ウエハレンズ1を製造後、第2の治具220の第3の当接面223Aを基準面として、第3の当接面223Aに樹脂部40の下面を当接させておき、スペーサー140の下面と樹脂部50の上面との間の接着剤142Aを、第4の当接面224Aに押さえ部230の押圧面231を当接させて押圧している。そのため、第3の当接面223Aと第4の当接面224Aとの間の距離を一定に保つことができる。その結果、このウエハレンズ1のレンズ部52と、ウエハレンズ1の上方に積層させる他方のウエハレンズ101の下面側のレンズ部42との面間(例えば、図8ではウエハレンズ1のレンズ部42とウエハレンズ101のレンズ部52との面間N)を一定にすることができる。
[変形例]
変形例では、図17(a)に示す通り、ガラス基板10の下面に樹脂部50を成形し、押さえ部330及び第3の治具310を使用してスペーサー140を接着する。その後、図17(b)に示す通り、ガラス基板10の上面に第4の治具320を使用して樹脂部40を成形する。
なお、図17(a),(b)の工程では、ガラス基板10の上面(光学面が形成されていない面)には当初から絞り20を形成せずに、スペーサー140をガラス基板10に接着してから、その後に絞り20を形成しているが、スペーサー140を接着する前に当初から、ガラス基板10の上面に絞り20を予め形成しておき、当該ガラス基板10に対しスペーサー140を接着するようにしてもよい。
第3の治具310は、基台311を有し、基台311の上面にはスペーサー140が載置される凹部312が形成されている。凹部312を形成する底面313は、スペーサー140の下面が当接する第5の当接面313Aとされている。また、基台311の上面314は、押さえ部330の押圧面331に当接する第6の当接面314Aとされている。
このような押さえ部330及び第3の治具310を使用して、まず、第5の当接面313Aにスペーサー140の下面を当接させてスペーサー140を所定位置に載置する。このときスペーサー140の上面又は樹脂部50の下面に接着剤142Aを塗布しておく。そして、ガラス基板10の上面を押さえ部330で全面吸着した状態で、押さえ部330を下方に移動させていき、第6の当接面314Aに押さえ部330の押圧面331を当接させる。これによって、樹脂部50の下面でスペーサー140の上面が押圧される。
その後、スペーサー140の下方から光照射し、接着剤142Aを硬化させることによって、樹脂部50にスペーサー140を接着する。
次に、上述のようにしてスペーサー140を接着したガラス基板10の上面に、第4の治具320を使用して樹脂部40を成形する。
第4の治具320は、基本的に第3の治具310と形状は同様であるが、第3の治具310に比べて、第7の当接面323Aと第8の当接面324Aとの間の高さが、ほぼ絞り20の厚み分だけ高くなっている。具体的に、第4の治具320は、凹部322が形成された基台321を有している。凹部322を形成する底面323は、スペーサー140の下面が当接する第7の当接面323Aとされている。また、基台321の上面324は、マスター60の押圧面61が当接する第8の当接面324Aとされている。
このような第4の治具320を使用して、まず、第7の当接面323Aにスペーサー140の下面を当接させる。そして、ガラス基板10上にモノマー状態の樹脂40Aを載置しておいて上方からマスター60を下方に移動させていき、第8の当接面324Aにマスター60の押圧面61を当接させる。これによってマスター360のキャビティ62に樹脂40Aを充填する。
その後は、第1の実施の形態と同様にして光照射し、樹脂40Aを硬化させることによって樹脂部40(レンズ部42)を形成する。
以上の変形例では、第3の治具310の第5の当接面313Aを基準面として、第5の当接面313Aにスペーサー140の下面を当接させておき、スペーサー140の上面と樹脂部50の下面との間の接着剤142Aを、第6の当接面314Aに押さえ部330の押圧面331を当接させて押圧している。そのため、第5の当接面313Aと第6の当接面314Aとの間の距離を一定に保つことができる。その結果、このウエハレンズ1のレンズ部52と、ウエハレンズ1の下方に積層させる他方のウエハレンズ101の上面側のレンズ部42との面間(例えば、図8に示す面間N)を一定にすることができる。
また、スペーサー140を接着後、第4の治具320の第7の当接面323Aを基準として、この第7の当接面323Aにスペーサー140の下面を当接させておき、マスター60のキャビティ62とガラス基板10の上面との間の樹脂40Aを、第8の当接面324Aにマスター60の押圧面61を当接させて押圧している。そのため、基板厚にばらつきがあっても、第7の当接面323Aと第8の当接面324Aとの間の距離を一定に保つことができる。その結果、2つのレンズ部42,52の軸上厚M(図8参照)が一定の高精度なウエハレンズ1を得ることができる。
1 ウエハレンズ
10 ガラス基板
20 絞り(第1の絞り)
20A 金属膜
22 光透過部
24a,24b,24c アライメントマーク
30 絞り(第2の絞り)
30A 金属膜
32 光透過部
34c 開口部
40 樹脂部(第1の光学部材)
40A 樹脂
42 レンズ部
50 樹脂部(第2の光学部材)
50A 樹脂
52 レンズ部
60 マスター(第1のマスター成形型)
62 キャビティ
64 位置決め部
70 マザーマスター(母型)
72 凸部
74 位置決め部
80 マスター(第2のマスター成形型)
81 押圧面
82 キャビティ
84 位置決め部
100 ウエハレンズ集合体
101 ウエハレンズ
120 絞り
130 絞り
134 開口部
140 スペーサー
142 接着層
142A 接着剤
150 スペーサー
152,154 接着層
152A,154A 接着剤
160A,160B 前駆体
210 第1の治具
213A 第1の当接面
214A 第2の当接面
220 第2の治具
223A 第3の当接面
224A 第4の当接面
230 押さえ部
231 押圧面

Claims (12)

  1. 表面と裏面とを有する透明な第1基板の一方の面に複数の光透過部を有する第1絞り部材を形成する第1絞り形成工程と、
    前記第1絞り部材が形成された前記第1基板の表裏面の内、一方の面に、前記第1絞り部材の複数の光透過部に各々対応する位置に硬化性樹脂製の複数のレンズ部を形成するレンズ部形成工程と、
    前記第1基板の表裏面の内、前記第1絞り部材が形成される面と、第2基板とを接合する接合面に光硬化性樹脂からなる接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
    前記接着剤塗布工程後、前記第1基板と前記第2基板とを接合し、前記第1基板の前記接合面とは反対の面側から前記接着剤に光を照射して硬化を進める光硬化工程と、を有するウエハレンズ集合体の製造方法であって、
    前記第1絞り形成工程で形成される第1絞り部材は、前記光硬化工程で照射される光が前記接着剤に到達することを妨げない位置に形成されていることを特徴とするウエハレンズ集合体の製造方法。
  2. 前記光硬化工程後、前記第1基板の前記第1絞り部材が形成された面とは反対の面に複数の光透過部を有する第2絞り部材を形成する第2絞り形成工程を有することを特徴とする請求項1に記載のウエハレンズ集合体の製造方法。
  3. 前記第1基板の前記第1絞り部材が形成された面とは反対の面に、前記光硬化工程前に複数の光透過部を有する第2絞り部材を形成する第2絞り形成工程を行うとともに、当該第2絞り形成工程で形成される第2絞り部材は、前記光硬化工程で照射される光が前記接着剤に到達することを妨げない位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載のウエハレンズ集合体の製造方法。
  4. 前記第1絞り部材は、前記複数の光透過部毎に独立して設けられた複数の環状絞りで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のウエハレンズ集合体の製造方法。
  5. 前記第2基板は、前記第1基板と接合した際の前記複数のレンズ部各々に対応する位置に、複数の開口部が形成されたスペーサ部材であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のウエハレンズ集合体の製造方法。
  6. 前記第2基板は表面と裏面とを有し、表裏面の内、一方の面に複数のレンズ部を形成するレンズ部形成工程を有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のウエハレンズ集合体の製造方法。
  7. 前記第2基板の前記第1基板との接合面と反対側の面には、第3基板を光硬化性樹脂からなる接着剤を介して接合する接合工程を有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のウエハレンズ集合体の製造方法。
  8. 表面と裏面とを有する第1基板と、
    前記第1基板の表裏面の内一方の面に形成された複数の光透過部を有する第1絞り部材と、
    前記第1基板の表裏面の内一方の面で前記第1絞り部材の複数の光透過部に各々対応する位置に形成された硬化性樹脂製の複数のレンズ部と、を有する第1ウエハレンズと、
    前記第1基板の前記第1絞り部材が形成された面と、光硬化性樹脂からなる接着剤を介して接合された基板と、を有するウエハレンズ集合体であって、
    前記第1絞り部材は、前記接着剤の硬化を進めるために照射される光が前記接着剤に到達することを妨げない位置に形成されていることを特徴とするウエハレンズ集合体。
  9. 前記第1基板の前記第1絞り部材が形成された面とは反対の面には複数の光透過部を有する第2絞り部材が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のウエハレンズ集合体。
  10. 前記第2絞り部材は、前記接着剤の硬化を進めるために照射される光が前記接着剤に到達することを妨げない位置に形成されていることを特徴とする請求項9に記載のウエハレンズ集合体。
  11. 前記第1絞り部材は、前記複数の光透過部毎に独立して設けられた複数の環状絞りで構成されていることを特徴とする請求項8から請求項10までのいずれか一項に記載のウエハレンズ集合体。
  12. 前記第2基板の前記第1基板との接合面と反対側の面には、光硬化性樹脂からなる接着剤を介して接合された第3基板を有することを特徴とする請求項8から請求項11までのいずれか一項に記載のウエハレンズ集合体。
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