JP2009300387A - 加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法および加圧水型原子力プラントの2次系 - Google Patents

加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法および加圧水型原子力プラントの2次系 Download PDF

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Abstract

【課題】加圧水型原子力プラントの運転中に、必要に応じてスケールの除去を行え、運転コストの増加を抑制しおよびプラントの健全性を確保できる加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法を提供する。
【解決手段】加圧水型原子力発電プラント1の2次系5における給水ポンプ31aの鉄酸化物除去方法は、加圧水型原子発電プラント1の2次系5における液体を送る給水ポンプ31aへの鉄酸化物の付着状況に対応し、限定された時間、給水ポンプ31a内を比較的強い還元雰囲気とすることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法および加圧水型原子力プラントの2次系に関するものである。
加圧水型原子力プラントの2次系では、機器および配管は炭素鋼製が主体となっている。これらの機器および配管の腐食により溶出した鉄酸化物(マグネタイトFe、ヘマタイト、オキシ水酸化鉄等)が、給水ポンプ等の機器に付着してスケールを形成する。
たとえば、給水ポンプにスケールが付着すると、給水ポンプを駆動する軸動力が増加したり、振動が増加したりする。
軸動力が増加すると、それに使用する蒸気が増加するので、その分コストが増加することになる。たとえば、軸動力が増加するだけで、コスト増加となる。また、振動が増加することは、プラントの健全性が低下することになる。
このため、このスケールの付着を抑制する対策が用いられている。たとえば、特許文献1に示されるように給水中の鉄分を除去する除鉄装置を給水ラインに介装するものが提案されている。
また、給水中の溶存酸素を低減させるため、低濃度、たとえば、0.1ppmのヒドラジンを注入することも実施されている。2次系では、蒸気発生器に入る給水から塩化物イオン、ナトリウムイオン、硫酸イオン等の不織を起こす不純物を除去するためにイオン交換樹脂が備えられている。ヒドラジンを注入するとヒドラジンがこのイオン交換樹脂に吸着し、イオン交換樹脂の脱塩性能を低下させる恐れがあるため、ヒドラジンを常時供給する場合には、濃度を適切に管理する必要がある。
特開平8−42307号公報
ところで、前述した方法を行っても給水ポンプでのスケール付着は確実に阻止し得ないのが現状である。
この対策としては、プラントの水質を改善(pH上昇)が挙げられるが、これもpH上昇のために、構成機器の取替えが必要である。このため多額の費用・期間がかかるので、実施困難な場合があり、スケール付着による問題を回避できない。
給水ポンプにスケールが多く付着した場合、たとえば、プラントの定期点検で運転が停止されたときに、物理的あるいは化学的な除去が挙げられる。
このため、除去が必要な時期に行うことができず、上述の不具合を解消することができない。
また、除去が必要な時期に行うとすると、プラントを停止させることになるので、運用上問題が出る。
本発明は、上記課題に鑑み、加圧水型原子力プラントの運転中に、必要に応じてスケールの除去を行え、運転コストの増加を抑制しおよびプラントの健全性を確保できる加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法および加圧水型原子力プラントの2次系を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法は、加圧水型原子プラントの2次系における液体を送る循環ポンプへの鉄酸化物の付着状況に対応し、限定された時間、該循環ポンプ内を比較的高濃度の還元剤を投入して、強い還元雰囲気とすることを特徴とする。
このように循環ポンプへ鉄系酸化物が付着したスケールの状況に対応し、循環ポンプ内を比較的強い還元雰囲気とするので、鉄酸化物の溶解度が上昇する。鉄酸化物の溶解度が上昇すると、スケールは溶出するので、スケールを除去することができる。
このとき、還元雰囲気とされるのは限定された時間であるので、下流側への悪影響を抑制することができる。
また、たとえば、これは運転中に行うことができる。
このように、運転中に必要に応じてスケールを除去できるので、運転コストの増加を抑制できるとともにプラントの健全性を確保できる。
なお、循環ポンプは、液体を送るものであり、たとえば、給水ポンプ、給水ブースタポンプ、復水ポンプ、復水ブースタポンプ等である。
また、上記発明では、前記高濃度の還元剤雰囲気は前記循環ポンプの上流側に還元剤を投入して形成されることとしてもよい。
このように、必要に応じて循環ポンプの上流側に還元剤を所定量投入すると、それが循環ポンプ内に流入するので、循環ポンプ内を比較的強い還元雰囲気とすることができる。
なお、還元剤としては、たとえば、ヒドラジン、水素等が用いられる。
また、上記発明では、前記循環ポンプの軸動力が所定量よりも大きくなったことで鉄酸化物の付着状況を判定することとしてもよい。
循環ポンプにスケールが付着すると、循環ポンプを駆動する軸動力が増加するので、この軸動力の増加量を判定すると、スケールの付着量を推定することができる。
これが所定量よりも大きくなると、スケールの除去が必要と判定することができる。
また、上記発明では、前記強い還元雰囲気とする処理は、予備として停止されている前記循環ポンプに対し、前記2次系の下流側と切り離した状態で行なわれることを特徴とする。
2次系の循環ポンプの内、たとえば、給水ポンプでは通常複数台並列に並べられており、その一部は予備として停止されている。複数台給水ポンプが順次交代してこの予備とされる。
この停止されている循環ポンプはラインに接続される前に、起動され、準備運転される。本発明では、停止された循環ポンプのスケール除去が必要な場合、あるいは、このタイミングで2次系の下流側と切り離された状態で強い還元雰囲気とするので、還元雰囲気による下流側への悪影響を防止した状態でスケールの除去を行うことができる。
また、本発明の加圧水型原子力プラントの2次系では、還元剤を投入する投入ラインが液体を送る循環ポンプの上流側に接続され、該循環ポンプへの鉄酸化物の付着状況に対応して前記投入ラインから前記還元剤が限定された時間投入されるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、循環ポンプへ鉄系酸化物が付着したスケールの状況に対応し、循環ポンプの上流側に接続された投入ラインから還元剤を所定量投入すると、それが循環ポンプ内に流入するので、循環ポンプ内を比較的強い還元雰囲気とすることができる。
このように循環ポンプ内を比較的強い還元雰囲気とするので、鉄酸化物の溶解度が上昇する。鉄酸化物の溶解度が上昇すると、スケールは溶出するので、スケールを除去することができる。
このとき、還元剤が投入されるのは限定された時間であるので、下流側への悪影響を抑制することができる。
また、たとえば、これは運転中に行うことができる。
このように、運転中に必要に応じてスケールを除去できるので、運転コストの増加を抑制できるとともにプラントの健全性を確保できる。
また、上記発明では、前記循環ポンプは、並列の流路を形成する複数の分岐流路のそれぞれに備えられ、前記投入ラインは、各分岐流路における前記循環ポンプの上流側に接続されていることとしてもよい。
このようにすると、複数の循環ポンプは個別に、それぞれのタイミングでスケールの除去を行うことができる。
また、上記発明では、前記分岐流路は、選択的に開閉可能とされ、前記分岐流路における前記循環ポンプの下流側には、選択的に系外と連通する排出ラインが接続され、前記投入ラインからの前記還元剤の投入は、閉鎖された前記分岐流路に備えられた停止された前記循環ポンプに対してその起動時に行なわれることとしてもよい。
各分岐流路は選択的に開閉可能とされ、閉鎖された分岐流路の循環ポンプは停止される。これは複数台の循環ポンプの一部は順次交代して常に予備として停止される。
この停止されている循環ポンプはラインに接続される前に、起動され、準備運転される。このとき、この分岐流路に接続された排出ラインを系外に連通させると、この循環ポンプから送られる液体は、排出ラインを通って系外に排出されることになる。
停止された循環ポンプのスケール除去が必要な場合、あるいは、このタイミングで投入ラインから還元剤を投入して強い還元雰囲気とすると、循環ポンプから送られる液体が系外に排出されるので、還元雰囲気による下流側への悪影響を防止した状態でスケールの除去を行うことができる。
また、上記発明では、前記分岐流路には、前記循環ポンプおよび前記排出ラインの間の位置と前記投入ラインの上流側位置とを接続する分岐ラインが備えられていてもよい。
このようにすると、分岐流路と分岐ラインとによって循環ポンプを通過する循環流路が形成されるので、分岐流路および排出ラインが閉じた状態で循環ポンプを継続して運転できる。
この状態で、投入ラインから還元剤を投入すると、投入された還元剤が循環して作用するので、スケール除去の効率を向上させることができる。
上記発明では、前記循環ポンプの内部には、少なくとも一部はクロムメッキが施されていることが望ましい。
また、上記発明では、前記循環ポンプの内部は、少なくとも一部は電解研磨が施されていることが望ましい。
このようにすると、循環ポンプ内のスケール付着および成長を抑制できるので、スケール除去作業の頻度を低減させることができる。
なお、クロムメッキあるいは電解研磨は、たとえば、ポンプインペラの外周面等の特に影響の大きな部分にのみ施してもよい。
本発明によれば、運転中に必要に応じてスケールを除去できるので、運転コストの増加を抑制できるとともにプラントの健全性を確保できる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
本実施形態は、本発明を加圧水型原子力発電プラント(加圧水型原子力プラント)1に適用したものである。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的同一のものが含まれる。
図1は、加圧水型原子力発電プラント1の全体概略構造を模式的に示すブロック図である。図2は、給水ポンプの部分を示すブロック図である。
加圧水型原子力発電プラント1には、1次系3と、2次系5とが備えられている。
1次系3には、原子炉7と、1次冷却水の圧力を調節する加圧器9と、蒸気発生器11の第1水室13、第2水室15および複数のU字管17と、1次冷却水循環ポンプ19と、これらを接続する1次冷却水配管21とが備えられている。
1次冷却水循環ポンプ19によって送り出される1次冷却水は、原子炉7で加熱され、加圧器9によって加圧され、蒸気発生器11の第1水室13に導入される。第1水室13に導入された1次冷却水は、多数のU字管17を通って第2水室15から1次冷却水循環ポンプ19の受入口に戻る。
2次系5には、蒸気発生器11と、高圧タービン23と、低圧タービン25と、復水器27と、イオン交換機35と、脱気器29と、給水ポンプ(循環ポンプ)31と、高圧給水加熱器33と、が備えられている。
復水器27の内部には、冷却水供給ポンプ37によって冷却水39が循環される冷却水配管41が装着されている。
復水器27、イオン交換機35、脱気器29、給水ポンプ31、および高圧給水加熱器33を接続し、復水器27で復水された2次冷却水(液体)を蒸気発生器11の2次側入口まで供給する2次冷却配管43が備えられている。
蒸気発生器11の2次側出口および高圧タービン23の間、高圧タービン23および低圧タービン25の間、ならびに、低圧タービン25および復水器27の間を接続する蒸気配管45が備えられている。
高圧タービン23の出力軸および低圧タービン25の出力軸は、発電機47の入力軸に連結されている。
給水ポンプ31は、図2に示されるように複数、たとえば、3台備えられている。
2次冷却配管43は、分岐点Aで分岐され、合流点Bで合流する3本の分岐配管(分岐流路)49a,49b,49cに分離されている。分岐配管49a,49b,49cは並列の流路を形成している。
3台の給水ポンプ31a,31b,31cは、それぞれの分岐配管49a,49b,49cに設置されている。
通常、給水ポンプ31a,31b,31cの1台は、予備として運転が停止されている。
分岐配管49a,49b,49cにおける給水ポンプ31a,31b,31cの上流側には、ヒドラジン(還元剤)を選択的に投入する投入ライン51a,51b,51cが接続されている。
また、給水ポンプ31a,31b,31cの下流側には、分岐配管49a,49b,49cと脱気器29とを接続するミニマムフローライン53a,53b,53cが接続されている。ミニマムフローライン53a,53b,53cには、このラインを開閉するミニマムフロー開閉弁55a,55b,55cが備えられている。
分岐配管49a,49b,49cにおけるミニマムフローライン53a,53b,53cの接続部の下流側には、分岐配管49a,49b,49cを系外に連通させる系外排出ライン(排出ライン)57a,57b,57cが備えられている。
系外排出ライン57a,57b,57cには、このラインを開閉する排出開閉弁59a,59b,59cが備えられている。
分岐配管49a,49b,49cにおける系外排出ライン57a,57b,57cの接続部の下流側には、分岐配管49a,49b,49cを開閉する分岐開閉弁61a,61b,61cが備えられている。
以上のように構成された本実施態様にかかる加圧水型原子力発電プラント1の動作について説明する。
1次冷却水循環ポンプ19によって原子炉7内に送給された1次冷却水は、原子炉7の炉心で加熱された後、加圧器9で加圧されながら蒸気発生器11の第1水室13に導入される。
給水ポンプ31によって供給される2次冷却水は、高圧給水加熱器33によって加熱され、蒸気発生器11の2次側入口に導入される。
熱交換によって2次冷却水は蒸気とされる。この蒸気は、蒸気配管45を通って、高圧タービン23へ、次いで低圧タービン25へ供給される。これにより、高圧タービン23の出力軸および低圧タービン25の出力軸を回転させるので、入力軸がこれらに接続された発電機47を回転させ電力を発生させる。
低圧タービン25で使用された蒸気は、復水器27に送られる。復水器27に導入された蒸気は、冷却水供給ポンプ37で冷却水配管41を通って循環される冷却水によって冷却され復水する。
この復水は、イオン交換機35によって脱塩され、脱気器29によって気体成分を除去され、2次冷却水として給水ポンプ31に戻され、蒸気発生器11へ供給される。
蒸気発生器11で2次冷却水と熱交換された1次冷却水は、1次冷却水循環ポンプ19で原子炉7内に再び送給される。
次に、給水ポンプ31部分の動作について図2を参照して説明する。
3台の給水ポンプ31a,31b,31cは、通常運転では、2台が運転され、1台が予備として停止されている。ここでは、給水ポンプ31aが停止され、給水ポンプ31b,31cが運転されているとする。
すなわち、ミニマムフロー開閉弁55a,55b,55cおよび排出開閉弁59a,59b,59cは全て閉鎖され、ミニマムフローライン53a,53b,53cおよび系外排出ライン57a,57b,57cに2次冷却水が流れない状態とされている。
分岐開閉弁61aは閉じられ、分岐配管49aには2次冷却水が移動できないようにされ、給水ポンプ31aは停止されている。
分岐開閉弁61b,61cは開放され、給水ポンプ31b,31cは運転されている。2次冷却水は、給水ポンプ31b,31cによって、分岐配管49b,49cを通って蒸気発生器11へ供給されている。
このとき、加圧水型原子力発電プラント1の運転を制御するために給水ポンプ31a,31b,31cはその軸動力が経時的に監視されている。
軸動力は、たとえば、給水ポンプ31a,31b,31cを駆動する蒸気量で判定する。この蒸気量が、通常よりも、たとえば、10%多くなると、給水ポンプ31a,31b,31c内に除去すべきスケールが付着していると判断する。
給水ポンプ31aの軸動力が、停止前にこの所定値を超えているとする。
このとき、交代で給水ポンプ31bを停止させ、給水ポンプ31aを稼働させる場合、ミニマムフロー開閉弁55aを開放する。これにより、脱気器29から分岐配管49aおよびミニマムフローライン53aを通る循環流路が形成されるので、給水ポンプ31aを通る2次冷却水の流れができる。ミニマムフローラインを流れる2次冷却水の流量は、給水ポンプ31aを起動できる程度の量である。
この状態で、給水ポンプ31aは起動される。
給水ポンプ31aが起動されると、排出開閉弁59aが開放され、分岐配管49aは系外に連通される。
次いで、ミニマムフロー弁55aが閉鎖され、給水ポンプ31aで供給される2次冷却水は分岐配管49aから系外排出ラインを通って系外に排出される。図2はこの状態を示している。すなわち、白抜きの弁は開放されている弁を、黒塗りの弁は閉鎖されている弁を示している。
このタイミングで、投入ライン51aからヒドラジンを、たとえば、濃度が1〜2ppmとなる量投入する。この濃度は、通常運転時の、たとえば0.1ppmに比べて10〜20倍の濃度とされている。
なお、この濃度は例示であり、たとえば、0.5〜3ppmの範囲で適宜選択される。
この高濃度のヒドラジンが投入されると、それが給水ポンプ31a内に流入するので、給水ポンプ31a内を比較的強い還元雰囲気とすることができる。
このように給水ポンプ31a内を比較的強い還元雰囲気とするので、鉄酸化物(マグネタイト)の溶解度が上昇する。鉄酸化物の溶解度が上昇すると、スケールは溶出するので、スケールを除去することができる。
ヒドラジンによるマグネタイト(Fe)除去のメカニズムは以下の通りである。
すなわち、まず、(1)式に示されるようにヒドラジンが分解されて水素が供給される。
Figure 2009300387
一方、マグネタイトの溶解(除去)と鉄イオンの供給(平衡式)は(2)式で表される。
Figure 2009300387
(1)式によるヒドラジンの添加で増加した水素は、(2)式の右辺の水素濃度を増加させるため、(2)式は左辺(マグネタイトが溶解する方向)への平衡反応が支配的となり、マグネタイトが溶解されるメカニズムとなる。
なお、(2)式左辺のOH項は既添加のアンモニアによる供給が支配的となるため、ヒドラジン添加により増加するOH濃度(N+HO→N +OH)は無視できる。
ヒドラジンの投入は、限定された時間、たとえば、50〜200hr行われる。この時間はマグネタイトの除去に必要な時間であるが、常時供給しているものに比べると、非常に短持間である。
このように給水ポンプ31aから送られる2次冷却水は系外排出ライン59aを通って系外に排出されるので、ヒドラジンは下流側へ送られることがないので、たとえば、イオン交換機35のイオン交換樹脂に吸着し、その脱塩性能を劣化させる等の悪影響を防止できる。
また、運転中の給水ポンプ31b,31cで、その軸動力が、所定値を超えた場合、それが停止状態となるまで待って、前述のようにして処理してもよいし、あるいは、運転中のままで、投入ライン51b,51cからヒドラジンを投入するようにしてもよい。
運転中にヒドラジンを投入すると、それが給水ポンプ31b,31c内に流入するので、給水ポンプ31b,31c内を比較的強い還元雰囲気とすることができる。
このように給水ポンプ31b,31c内を比較的強い還元雰囲気とするので、前述のメカニズムによって鉄酸化物(マグネタイト)の溶解度が上昇する。鉄酸化物の溶解度が上昇すると、スケールは溶出するので、スケールを除去することができる。
このとき、給水ポンプ31b,31cを通過した2次冷却水はそのまま下流側へ供給されることになるが、ヒドラジンが投入される時間は限定された時間であるので、たとえば、イオン交換機35のイオン交換樹脂に吸着し、その脱塩性能を劣化させる等の悪影響を抑制することができる。
このように、運転中に加圧水型原子力発電プラント1を停止することなく、あるいは、給水ポンプ31a,31b,31cの稼働中であっても必要に応じてスケールを除去できるので、運転コストの増加を抑制できるとともに加圧水型原子力発電プラント1の健全性を確保できる。
なお、給水ポンプ31a,31b,31cの内部には、少なくとも一部はクロムメッキが施されるようにしてもよい。
このようにすると、給水ポンプ31a,31b,31cのスケール付着および成長を抑制できるので、スケール除去作業の頻度を低減させることができる。
また、給水ポンプ31a,31b,31cの内部は、電解研磨が施されていてもよい。
このようにすると、給水ポンプ31a,31b,31cのスケール付着および成長を抑制できるので、スケール除去作業の頻度を低減させることができる。
なお、クロムメッキあるいは電解研磨は、たとえば、ポンプインペラの外周面等の特に影響の大きな部分、すなわち、給水ポンプ31a,31b,31cの内部の一部にのみ施してもよい。
本実施形態では、還元剤としてヒドラジンを投入しているが、これに限定されるものではなく、たとえば、水素ガスを投入するようにしてもよい。
水素ガスは、分岐配管49a,49b,49cを通る2次冷却水が高圧であるので、溶存した状態で給水ポンプ31a,31b,31cに供給される。
鉄酸化物の除去効果を高めるため、水素濃度を1ppm〜2ppmとなるように注入する。
このとき水素によるマグネタイト(Fe)除去のメカニズムは以下の通りである。
すなわち、マグネタイトの溶解(除去)と鉄イオンの供給(平衡式)は前記(2)式で表される。
水素添加により(2)式の右辺の水素濃度が増加するため,(2)式は左辺(マグネタイトが溶解する方向)への平衡反応が支配的となり、マグネタイトが溶解・除去されるメカニズムとなる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図3を用いて説明する。
本実施形態は、第一実施形態と基本的構成は同じで、分岐配管49の構成が異なるだけである。以下この相違点を主体として説明し、その他については重複した説明を省略する。
なお、第一実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3は、給水ポンプの部分を示すブロック図である。
本実施形態では、分岐配管49a,49b,49cにおける給水ポンプ31a,31b,31cおよびミニマムフローライン53a,53b,53cの接続部の間と、投入ライン51a,51b,51cの上流側位置とを接続するバイパスライン(分岐ライン)63a,63b,63cが備えられている。
バイパスライン63a,63b,63cには、その開閉を行うバイパス開閉弁65a,65b,65cが備えられている。
このように構成された本実施形態にかかる加圧水型原子力発電プラント1の動作については基本的に前記第一実施形態と同様であるので、重複した説明を省略する。
第一実施形態において、給水ポンプ31aが起動された際、排出開閉弁59aが開放され、分岐配管49aは系外に連通されるが、本実施形態では、この前に、バイパス開閉弁65aが開放される。
これにより、分岐配管49aとバイパスライン63aとによって給水ポンプ31aを通過する循環経路が形成されるので、分岐開閉弁61aおよび排出開閉弁59aが閉じ、分岐配管49aの下流側との接続および系外排出ライン57aによる系外との連通が断たれた状態で給水ポンプ31aを継続して運転できる。
給水ポンプ31aが継続運転されると、2次冷却水は分岐配管49aとバイパスライン63aとを繰り返し循環することになる。
この状態で、投入ライン51aからヒドラジンを投入すると、投入されたヒドラジンが循環して何度も作用するので、スケール除去の効率を向上させることができる。
したがって、ヒドラジンの投入量を低減できる、あるいは、同量とすると作業時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、系外排出ライン57a,57b,57cおよび/またはバイパスライン63a,63b,63cを省略するようにしてもよい。
また、前記実施形態では本発明を給水ポンプ31に適用しているが、必要に応じて給水ブースタポンプ、復水ポンプ、復水ブースタポンプ等に適用してもよい。
本発明の第一実施形態にかかる加圧水型原子力発電プラントの全体概略構造を模式的に示すブロック図である。 本発明の第一実施形態にかかる給水ポンプの部分を示すブロック図である。 本発明の第二実施形態にかかる給水ポンプの部分を示すブロック図である。
符号の説明
1 加圧水型原子力発電プラント1
5 2次系
31,31a,31b,31c 給水ポンプ
49a,49b,49c 分岐配管
51a,51b,51c 投入ライン
57a,57b,57c 系外排出ライン
63a,63b,63c バイパスライン

Claims (10)

  1. 加圧水型原子プラントの2次系における液体を送る循環ポンプへの鉄酸化物の付着状況に対応し、限定された時間、該循環ポンプ内を比較的強い還元雰囲気とすることを特徴とする加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法。
  2. 前記高濃度の還元剤雰囲気は前記循環ポンプの上流側に所定の濃度の還元剤を投入して形成されることを特徴とする請求項1に記載の加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法。
  3. 前記循環ポンプの軸動力が所定量よりも大きくなったことで鉄酸化物の付着状況を判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法。
  4. 前記強い還元雰囲気とする処理は、予備として停止されている前記循環ポンプに対し、前記2次系と切り離した状態で行なわれることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法。
  5. 還元剤を投入する投入ラインが液体を送る循環ポンプの上流側に接続され、該循環ポンプへの鉄酸化物の付着状況に対応して前記投入ラインから前記還元剤が限定された時間投入されるように構成されていることを特徴とする加圧水型原子力プラントの2次系。
  6. 前記循環ポンプは、並列の流路を形成する複数の分岐流路のそれぞれに備えられ、前記投入ラインは、各分岐流路における前記循環ポンプの上流側に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の加圧水型原子力プラントの2次系。
  7. 前記分岐流路は、選択的に開閉可能とされ、前記分岐流路における前記循環ポンプの下流側には、選択的に系外と連通する排出ラインが接続され、
    前記投入ラインからの前記還元剤の投入は、閉鎖された前記分岐流路に備えられた停止された前記循環ポンプに対してその起動時に行なわれることを特徴とする請求項6に記載の加圧水型原子力プラントの2次系。
  8. 前記分岐流路には、前記循環ポンプおよび前記排出ラインの間の位置と前記投入ラインの上流側位置とを接続する分岐ラインが備えられていることを特徴とする請求項7に記載の加圧水型原子力プラントの2次系。
  9. 前記循環ポンプの内部には、少なくとも一部はクロムメッキが施されていることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の加圧水型原子力プラントの2次系。
  10. 前記循環ポンプの内部は、少なくとも一部は電解研磨が施されていることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の加圧水型原子力プラントの2次系。
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