JPH0842307A - 除鉄装置を備えた発電プラント - Google Patents

除鉄装置を備えた発電プラント

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JPH0842307A
JPH0842307A JP6178343A JP17834394A JPH0842307A JP H0842307 A JPH0842307 A JP H0842307A JP 6178343 A JP6178343 A JP 6178343A JP 17834394 A JP17834394 A JP 17834394A JP H0842307 A JPH0842307 A JP H0842307A
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JP
Japan
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feed water
iron
drain
power plant
drain lines
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Withdrawn
Application number
JP6178343A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
佐藤  寛
Hiroshi Kishimoto
洋 岸本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0842307A publication Critical patent/JPH0842307A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は給水加熱器等の鉄分含有率の高いド
レンを給水として回収使用するため、ボイラその他にス
ケールが多量付着し勝ちだった従来の不具合を解消する
ため、ドレンラインに除鉄装置を備えた発電プラントを
提供することを目的とする。 【構成】 本発明はドレンを回収して用いるドレンライ
ンを有する高・低圧の給水加熱器を備えた発電プラント
において、上記ドレンラインにドレンの鉄分除去可能な
除鉄装置を介装してなることを特徴とする除鉄装置を備
えた発電プラント、を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給水加熱器等のドレンラ
インにドレンの鉄分を除去する除鉄装置を備えた火力発
電プラント、原子力発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の火力発電プラントの系統図
を示す。
【0003】図において、1はボイラ、2は高圧タービ
ン、3は低圧タービン、4は復水器、5は復水ポンプ、
6は濾過器、7は復水脱塩装置、8は復水ブースタポン
プ、9は低圧給水加熱器、9a,9bは低圧給水加熱器
9の各ドレンライン、10はドレンポンプ、11は脱気
器、12はボイラ給水ポンプ、13は高圧給水加熱器、
13a,13bは高圧給水加熱器13の各ドレンライン
で、これらは図に矢印で蒸気、水等の流れを示すような
順に連通されている。
【0004】その他、図示を省略した近似の構成に原子
力発電プラントがある。
【0005】これら火力発電プラントのボイラ1、原子
力発電プラントの蒸気発生装置に供給される給水中の鉄
分は、できるだけ少なくする必要があり、この目的のた
めに従来は復水ポンプ5の後流側に、濾過器6を設置し
て鉄分を除去している。しかしながら濾過器6の後流側
に於て、たとえば低圧給水加熱器9のドレンが給水中に
ドレンライン9a,9bによって回収されていること、
及び脱気器11には高圧給水加熱器13のドレン及び原
子力発電プラントの場合湿分分離器のドレンが回収され
ており、それらのドレンには鉄分が多く含まれているた
め、この鉄分がボイラ1又は原子力発電プラントの場
合、蒸気発生装置に持ち込まれることとなる。この結
果、ボイラ1のチューブにスケールが付着し、圧損の増
加、及びチューブの破損を引き起こす原因となってい
る。又、蒸気発生装置に於てはチューブにスケールが付
着することによる蒸気発生装置性能の低下(PWR)、
放射化された腐食生成分の増加(BWR)が引き起こさ
れる。
【0006】又、脱気器11以降の高圧給水加熱器13
のチューブにもスケールが付着し、圧損の増加、及びチ
ューブの損傷を引き起こしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の火力、原子
力の各発電プラントには解決すべき次の課題があった。
【0008】即ち、従来の発電プラントでは上述の通
り、ボイラや蒸気発生装置等に鉄分を多く含んだドレン
が持ち込まれ、スケールが付着して圧損の増大、チュー
ブ破損の原因となるという問題があった。
【0009】また、スケールは熱伝達を阻害し、諸伝熱
機器の性能を低下させるという問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決した、除鉄装置を
備えた発電プラントを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として次の(1),(2)に記載の除鉄装置を備え
た発電プラントを提供しようとするものである。
【0012】(1).ドレンを回収して用いるドレンラ
インを有する高・低圧の給水加熱器を備えた発電プラン
トにおいて、上記ドレンラインにドレンの鉄分除去可能
な除鉄装置を介装してなることを特徴とする除鉄装置を
備えた発電プラント。
【0013】(2).上記(1)記載の除鉄装置を備え
た発電プラントにおいて、ドレンを回収して用いるドレ
ンラインを有する湿分分離器及び加熱器を備えると共に
上記ドレンラインにドレンの鉄分除去可能な除鉄装置を
介装してなることを特徴とする除鉄装置を備えた発電プ
ラント。
【0014】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0015】(1).上記(1)の構成にあっては高・
低圧の給水加熱器のドレンラインに除鉄装置を介装する
ので、回収されたドレンを用いる給水中の鉄分濃度が低
く、ボイラその他にスケールが殆ど付着しない。
【0016】(2).上記(2)の構成にあっては上記
(1)の構成に加え、ドレンラインを有する湿分分離器
及び加熱器を付設し、ドレンラインに除鉄装置を介装す
るので、たとえば原子力発電プラント等にあっても上記
(1)と同等の作用を奏する。
【0017】
【実施例】本発明の第1、第2実施例を図1、図2によ
り説明する。なお、従来例、または先の実施例と同様の
構成部材には同符号を付し、必要ある場合を除き説明を
省略する。また、両実施例とも従来例に加えて付設され
る部材は除鉄装置17のみであるから一見明瞭性を付与
するため、該装置17には斜線(ハッチング)を施して
示す。
【0018】(第1実施例)請求項1の発明に係る火力
発電プラントの第1実施例を図1により説明する。
【0019】図1は本実施例の系統図で、図において、
17はドレン中の鉄分を除去するための除鉄装置であ
る。除鉄装置17は低圧給水加熱器9のドレンライン9
a,9b及び高圧給水加熱器13のドレンライン13
a,13bに各介装されている。
【0020】その他の構成は従来例と同様である。
【0021】次に上記構成の作用について説明する。
【0022】高圧給水加熱器13のドレンはカスケード
にてドレンライン13b,13aを経て脱気器11に回
収される。従って、ドレンは除鉄装置17を経由するこ
ととなり、ドレン中の鉄分が除去され、給水中への鉄分
の持ち込みが防止される。
【0023】低圧給水加熱器9のドレンはカスケードに
てドレンライン9b,9aを経て復水ラインに回収され
る。従って、ドレンはやはり除鉄装置17を経由するこ
ととなり、同様に給水中への鉄分の持ち込みが防止され
る。この結果、ボイラ1等へ入る給水中の鉄分濃度が従
来例に比して十分に低く、その内部等にスケールが付着
する不具合が殆どなくなる。
【0024】従って、スケール付着によるチューブの断
面狭窄がもたらす圧損、熱伝達率低下に伴なう熱交効率
の低下、チューブ破損等の不具合が解消するといった利
点がある。
【0025】また、脱気器11以降の高圧給水加熱器1
3のチューブについても、従来あった上述のような不具
合が解消されるという利点がある。
【0026】(第2実施例)請求項2の発明に係る原子
力発電プラントの第2実施例を図2により説明する。
【0027】図2は本実施例の系統図で、図において、
14は蒸気発生装置、15は湿分分離器、15aは湿分
分離器15から脱気器11へ連通するドレンライン、1
6は加熱器、16aは加熱器16から高圧給水加熱器1
3へ連通するドレンラインで、各ドレンライン9a,9
b,13a,15a,16aには除鉄装置17が介装さ
れている。なお、本実施例においては高圧給水加熱器1
3は1基設けられている。その他の構成は第1実施例の
構成と同様である。
【0028】次に上記構成の作用について説明する。
【0029】高圧給熱加熱器13と低圧給水加熱器9の
ドレンについてはドレンライン9a,9bに設けられた
除鉄装置17により前述の第1実施例の火力発電プラン
トの例と同様の作用効果がある。
【0030】湿分分離器15のドレンはドレンライン1
5aを経て脱気器11に回収されるため、その中途で除
鉄装置17でドレン中の鉄分が除去され、加熱器16の
ドレンはドレンライン16aの除鉄装置17で鉄分が除
去されるため、給水中への鉄分の持ち込みが防止され
る。この結果、蒸気発生装置14のチューブ等にスケー
ル付着が殆どなくなり、第1実施例と同等の作用効果が
奏せられる。
【0031】なお、除鉄装置17の設備費の低減を計る
ために、図1、図2共に高圧及び低圧給水加熱器9,1
3のドレンライン9a,9b,13a,13b等の除鉄
装置17はカスケードの下流側にのみ設備容量を大きく
した装置として介装してもよい。即ち、設置個数は自由
である。
【0032】以上の通り、第1、第2実施例によれば低
圧給水加熱器9のドレンライン9a,9b、高圧給水加
熱器13のドレンライン13a,13b、湿分分離器1
5のドレンライン15a、加熱器16のドレンライン1
6aに各除鉄装置17を介装するので再び給水として回
収されるドレン中の鉄分が除去され、従来のようにボイ
ラ1や蒸気発生装置14のチューブ等、通水部にスケー
ルが付着することがなく、従って、通水断面狭窄が生じ
ないので流体設備にとって有害な圧損増加が生じないと
いう利点がある。
【0033】また、熱交換部にとって有害なスケールに
よる熱伝達の低下が生じないという利点がある。
【0034】また、原子力発電プラントにあっては放射
能化された腐食生成分の増加が生じないという利点があ
る。
【0035】また、脱気器11以降の高圧給水加熱器1
3等のチューブにもスケールが付着せず、圧損やチュー
ブ損傷を生じないという利点がある。
【0036】また、チューブをも含めた管路にスケール
が付着しないので、定期的に行なう化学洗滌のインター
バルを長くできるという利点がある。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0038】即ち、本発明によればたとえば火力発電プ
ラント及び原子力発電プラント等の高・低圧の給水加熱
器及び湿分分離器、加熱器のドレンラインに除鉄装置を
設置するため、給水中の鉄分を減少させることができ
る。この結果、ボイラ及び蒸気発生装置への鉄分の持ち
込み量が減少し、ボイラに於てはチューブへのスケール
付着量減少による圧損の減少によりプラント効率が向上
する。又チューブの破損防止、化洗インターバルの延長
が実現される。蒸気発生装置に於てはスケール持込によ
性能の低下及び放射化された腐食生成分の増加が防止さ
れる。又高圧給水加熱器に於てもスケール付着による圧
損増加、及びチューブの損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る火力発電プラントの
系統図、
【図2】本発明の第2実施例に係る原子力発電プラント
の系統図、
【図3】従来の火力発電プラントの系統図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 9 低圧給水加熱器 9a,9b ドレンライン 11 脱気器 13 高圧給水加熱器 13a,13b ドレンライン 14 蒸気発生装置 15 湿分分離器 16 加熱器 17 除鉄装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレンを回収して用いるドレンラインを
    有する高・低圧の給水加熱器を備えた発電プラントにお
    いて、上記ドレンラインにドレンの鉄分除去可能な除鉄
    装置を介装してなることを特徴とする除鉄装置を備えた
    発電プラント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除鉄装置を備えた発電プ
    ラントにおいて、ドレンを回収して用いるドレンライン
    を有する湿分分離器及び加熱器を備えると共に上記ドレ
    ンラインにドレンの鉄分除去可能な除鉄装置を介装して
    なることを特徴とする除鉄装置を備えた発電プラント。
JP6178343A 1994-07-29 1994-07-29 除鉄装置を備えた発電プラント Withdrawn JPH0842307A (ja)

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JP6178343A JPH0842307A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 除鉄装置を備えた発電プラント

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JP6178343A Withdrawn JPH0842307A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 除鉄装置を備えた発電プラント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300387A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法および加圧水型原子力プラントの2次系

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JP2009300387A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 加圧水型原子力プラントの2次系における循環ポンプの鉄酸化物除去方法および加圧水型原子力プラントの2次系

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