JP2009300350A - センサー付き転がり軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ABSセンサーの固定のため、位置決め機能を高め、信頼性向上を図るセンサー付き転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】磁気エンコーダー部8と対向配置されるABSセンサー9と、固定される保持部材とを備えるセンサー付き転がり軸受装置であって、ABSセンサー9は本体軸部9bの軸方向の一方側には、この軸方向と直交する方向に突出する係合突片9c、保持部材は板状材から形成され、外輪2aの外周に圧入嵌装させる円筒嵌装部10dと、磁気エンコーダー部8と所定間隔離れて対向する該円板部10aと円筒嵌装部10dを連接させる連接板部、円板部10aには係合突片9cを有する本体軸部9bの一方側が挿通される取付孔10e、本体軸部9bを所定角度軸回転させた状態で、係合突起9cの先端を連接板部の内面に圧接させ、この圧接状態で本体軸部9bを取付孔10eに圧接させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】磁気エンコーダー部8と対向配置されるABSセンサー9と、固定される保持部材とを備えるセンサー付き転がり軸受装置であって、ABSセンサー9は本体軸部9bの軸方向の一方側には、この軸方向と直交する方向に突出する係合突片9c、保持部材は板状材から形成され、外輪2aの外周に圧入嵌装させる円筒嵌装部10dと、磁気エンコーダー部8と所定間隔離れて対向する該円板部10aと円筒嵌装部10dを連接させる連接板部、円板部10aには係合突片9cを有する本体軸部9bの一方側が挿通される取付孔10e、本体軸部9bを所定角度軸回転させた状態で、係合突起9cの先端を連接板部の内面に圧接させ、この圧接状態で本体軸部9bを取付孔10eに圧接させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、センサー付き転がり軸受装置に関する。
一般に、自動車のハブユニットには車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置(回転検出装置)が取り付けられている。その回転検出装置は、例えば自動車のアンチロックブレーキシステム(ABS)の情報入力手段として用いられる。
この回転検出装置は、車輪を取り付けるハブと、このハブを内輪側で回転自在に支持し、かつ懸架装置に固定される外輪側を備えた軸受からなる軸受ユニットに使用される。この軸受ユニットの軸受の内輪側における車両インナー側には、回転検出装置を構成する磁気エンコーダーが固定される。外輪側における車両インナー側には、磁気エンコーダーを被覆する環状の保護板が設けられ、この保護板を介在させて磁気エンコーダーと対面配置させたセンサーが設けられている。これによって車輪の回転に伴い回転する磁気エンコーダーの回転変化をセンサーによって検出するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1のものは、クリップ部の弾性力によりセンサーのヘッドをクリップオン式に装着したものである。この構造は、クリップ部が弾性変形することによりセンサーを押し付けているため、熱変化や経時的なばね部位の押し付けによりクリープが生じてしまい、センサーを固定する力が低下する。これによって、センサーを安定的に固定することができなくなり、センサーの安定的な出力検出が確保できないことや、センサーのガイド溝とクリップ部は、このクリップ部の弾性力だけで係合されているため、外れやすい問題を有している。
本発明の課題は、ABSセンサーの固定の安定化を図り、位置決め機能を高め、信頼性向上を図るようにしたセンサー付き転がり軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のセンサー付き転がり軸受装置は、車両固定部材に接続される外輪と、車輪に接続される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在される転動体と、前記内輪に固定され、周方向で磁気特性が交互に変化する環状の磁気エンコーダー部と、該磁気エンコーダー部の回転による磁気変化を検出するように、前記磁気エンコーダー部と軸方向で対向配置されるABSセンサーと、該ABSセンサーが固定され、前記外輪に固定される環状の保持部材とを備えるセンサー付き転がり軸受装置であって、前記ABSセンサーは本体軸部を有し、該本体軸部の軸方向の一方側には、この軸方向と直交する方向に突出する係合突片が形成され、前記保持部材は板状材から形成され、前記外輪の外周に圧入嵌装させる円筒嵌装部と、前記磁気エンコーダー部と所定間隔離れて対向する円板部と、該円板部と前記円筒嵌装部を連接させる連接板部が形成され、前記円板部には前記係合突片を有する前記本体軸部の一方側が挿通される取付孔が形成され、該取付孔に前記本体軸部の一方側を挿通させ、この本体軸部を所定角度軸回転させた状態で、前記係合突起の先端を前記連接板部の内面に圧接させ、この圧接状態で前記本体軸部を前記取付孔に圧接させるようにしたことを特徴とする。
上記構成とすることにより、取付孔に挿入するABSセンサーは、軸回転操作だけで固定できるため、装着が容易で作業性がよい。また、保持部材の連接板部に係合突片を圧接した状態でABSセンサーを固定できるため、簡易な構造でありながら位置決め機能が高められ、固定の安定化を図ることができる。これによってABSセンサーの固定位置が決められ、磁気変化の検出が損なわれることがなく、信頼性を向上させたセンサー付き転がり軸受装置を提供できる。
しかも、取付孔はABSセンサーの本体軸部が挿入でき、この本体軸部の外径側が接触できる単純な構造となるため、取付孔の具体的な加工は、簡易なパンチ加工による打ち抜きでよく、保持部材の形状も簡素となり、加工コストが安価である。
上記課題を解決するために、本発明のセンサー付き転がり軸受装置の前記本体軸部の前記係合突片は一対を成して設けられ、前記本体軸部の軸方向の他方側には、圧接固定時に前記取付孔の周りの前記円板部に当接するフランジ部が形成され、前記円板部と前記係合突起との間には、前記円板部に当接される前記フランジ部を、前記円板部に圧接させるようにするクサビ部が介在されることを特徴とする。
上記構成とすることにより、フランジ部および係合突片によって、保持部材の円板部を挟むようにしてABSセンサーを強固に固定できる。また、ABSセンサーの固定状態の軸心は変位することなく固定できる。また、軸方向、径方向及び周方向の3方向を、同時に位置決めすることができる構造となる。その結果、さらにABSセンサーの位置決め機能が高められ、信頼性の向上を図ることができる。
上記課題を解決するために、本発明のセンサー付き転がり軸受装置は、前記係合突起の先端と前記連接板部の内面との圧接箇所において、前記連接板部の内面と、前記係合突起の先端とは面接触させることを特徴とする。
上記構成とすることにより、係合突起の先端と連接板部とは、面接触となるため、接触領域を十分に確保することができることにより、ABSセンサーの固定が安定する。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明に係るセンサー付き転がり軸受装置の取付状態の断面図、図2は、センサー付き転がり軸受装置の部分断面図である。図1において、センサー付き転がり軸受装置1は、固定輪としての外輪2aと、回転輪としての内輪2bと、該内輪2bと外輪2aとの間に介在される複数列で配列される転動体2cから構成される転がり軸受2を備えている。
また、内輪2bは図示のごとく軸方向Zで分割された2体の別体からなる内輪分割体2b1、2b2で形成されたものであるか、図示しない内輪分割体2b1、2b2を一体化したものであるか、さらには、車両アウター側の内輪分割体2b2と後述するハブ4の圧入軸部4cとを一体化させるようにするかは限定されない。また、内輪2bと外輪2aとの間の軸受内部の環状空間室2d内にはグリースが封入される。
この転がり軸受2には、外輪2aと内輪2bとの間の環状空間室2dを外部から密封するための密封装置2eが設けられる。該密封装置2eは転がり軸受2の軸方向Zの両端側に設けられる。
転がり軸受2は車両における懸架装置の車両インナー側のナックル、アクスルハウジングなどの車両固定部材3の取付口3aに接続される。この接続は転がり軸受2の外輪2aを取付口3a内に挿入して嵌装するとともに、外輪2aから外方へ突設されるフランジ部2a1をボルト・ナットなどの締結部材2fを介して車両固定部材3の取付口3aの周辺面(車両アウター側)に固定させている。
転がり軸受2の内輪2bはハブ4と接続されている。ハブ4は車両アウター側に車輪(図示せず)を装着するためのハブボルト4aを有している。ハブ4の車両インナー側には、転がり軸受2の内輪2bに圧入嵌装される圧入軸部4bを有しており、該圧入軸部4bを内輪2bに圧入してハブ4を内輪2bとともに回転可能に設けている。ハブ4は、ドライブシャフト5に対しスプライン結合され、ドライブシャフト5の一端側をハブ4の圧入軸部4bに形成される挿通孔4cに通し、この端部にナット6を螺合することにより固定されている。本例は駆動輪側であるも、ドライブシャフト5と接続されない従動輪側でも適用できる。
転がり軸受2の車両インナー側端部には、車輪の回転変化を検出する回転検出装置7が取付られている。回転検出装置7は、図2に示すように、磁気エンコーダー部8と、該磁気エンコーダー部8の回転による磁気変化を検出するABSセンサー9と、該ABSセンサー9を固定する保持部材としてのカバー体10とから構成されている。
磁気エンコーダー部8は、図3に示すように、異なる極性の磁極(N極,S極)が周方向Yに交互並んで形成される。そして、磁気エンコーダー部8は、図1、2に示すように、転がり軸受2の内輪2bの外周に圧入外嵌され、車両インナー側端部で固定されている。
ABSセンサー9は磁気エンコーダー部8の回転による磁気変化を検出する検出体9a(例えば、ホールIC、ホール素子、又は磁気抵抗素子)を、樹脂モールドによってパケージングしている。そして、ABSセンサー9は、図1、2に示すように、保持部材としてのカバー体10に固定される。
ABSセンサー9は、図4に示すように、円柱状に形成される本体軸部9bを有している。該本体軸部9bの軸方向Z1の一方側には、軸方向Z1と直交する方向に突出する板状の係合突片9cが形成されている。この係合突片9cは軸方向Z1と直交する方向で一対をなすように設けられる。また、本体軸部9bの軸方向Z1の他方側には、軸方向Z1と直交する方向に突出する板状のフランジ部9dが形成される。
カバー体10は、図2、3に示すように、鋼板、ステンレス鋼板等の板金材としての板状材で、全体形状を円環状となすように形成される。このカバー体10は、転がり軸受2の車両インナー側端部に固定される磁気エンコーダー部8を覆う円環状の円板部10aを有している。
この円板部10aの外径端10a1から曲げられて軸方向Z(車両アウター側)に所定寸法で延びる円筒部10bが連続形成され、この円筒部10bの軸端10b1から曲げられて径方向X外方側に所定寸法で延びる壁部10cが連続形成され、さらに、この壁部10cの外径端10c1から所定寸法で折り曲げられて軸方向Z(車両アウター側)の延びる円筒嵌装部10dが連続形成されている。このように構成されるカバー体10の円板部10aと円筒嵌装部10dとを連接させる円筒部10b、壁部10cを連接板部となしている。なお、円板部10aの内径側には、ラビリンス筒部10fが形成されている。このラビリンス筒部10fは軸方向Z(車両インナー側)に突出し、ドライブシャフト5の外周面との間に隙間が形成され、ラビリンス作用によって当該箇所からの泥水の浸入を防止するようにしている。
この円筒嵌装部10dは、転がり軸受2の外輪2aの外周に圧入外嵌され、カバー体10を転がり軸受2に固定するようにしている。また、壁部10cは外輪2aの端面2a2に当接されることにより、カバー体10の軸方向Zの位置決めがなされ、かつ磁気エンコーダー部8を覆う円板部10aと磁気エンコーダー部8との間に所定の間隔Lが設けられるようにしている。このように、カバー体10は、プレス加工で製作できるため、ABSセンサー9にける加工コストが安価となる。
また、カバー体10の円板部10aには、図3に示すように、係合突片9cを有する本体軸部9bの一方側が挿通される取付孔10eが形成されている。この取付孔10eは本体軸部9bの外径側との間で微小な隙間を有するように設定された内径寸法で形成される円孔部10e1と、転がり軸受2の軸中心CLと直交する径方向Xと平行とされ、円孔部10e1における半径方向X1の外方に連続するように、係合突片9cの通過を許容する一対の突片通過孔10e2がパンチ加工による打ち抜きによって形成されている。この円孔部10e1は後述するようにABSセンサー9の位置決めを行う箇所でもある。
そして、ABSセンサー9は、図8に示すように、係合突片9cを有する本体軸部9bの一方側からカバー体10における円板部10aの取付孔10eに挿通させ、ABSセンサー9の検出体9aを、磁気エンコーダー部8の磁気変化を検出可能な位置に配置させるようにしている。
この位置でのABSセンサー9の固定は、本体軸部9bを所定角度軸回転(本例では90度)させた状態で、係合突起9cの先端9c1を、カバー体10の連接板部としての円筒部10bの内面10b1に圧接させている。このことによって、本体軸部9bが取付孔10eとの間の微小な隙間分だけ軸中心CL側に移動し、本体軸部9bの外径側が取付孔10eの内周縁に圧接される。この圧接状態は、円筒部10bの内径寸法、係合突片9cの突出長さなどを設定することが可能となる。例えば、本体軸部9bの外径側から係合突片9cの先端9c1までの寸法L1に対して、取付孔10eの円孔部10e1の内周縁から円筒部10bの内面10b1までの寸法L2を短くして、係合突起9cの先端9c1と、円筒部10bの内面10b1との間に所定の締め代を具有させるようにしている。
また、図7に示すように、円筒部10bの内面10b1は円状であって、その一部分は円弧面であり、この円弧面に対して当接する係合突片9cの先端9c1の面形状を、円弧面と合致させるような面形状に形成して、その当接箇所を面接触状態となしている。また、係合突片9cの先端9c1の面形状と、円筒部10bの内面10b1の一部の当接箇所の面形状は円弧面状に限定されず、例えば平坦面状、楕円面状などの形状で形成してもよい。
また、ABSセンサー9の係合突起9c、若しくは円板部10aの内方側の裏面のいずれか一方に、クサビ部11を設けている。図6、7に示すように、本例では円板部10a側に設けている。このクサビ部11は軸方向Zにおける車両アウター側に突出させている。
このクサビ部11は、ABSセンサー9を軸回転させたときに、本体軸部9bから突出形成される係合突起9cがクサビ部11上に乗り上げることが可能となるように半球状に突出形成されている。さらに、このクサビ部11は、図8に示すように、係合突起9cが乗り上げられたときに、一対の係合突起9cを軸方向Zにおける車両アウター側へ押圧させることとなり、ABSセンサー9の本体軸部9bに形成されるフランジ部9dを円板部10aの取付孔10eの周囲に圧接させるようにしている。
また、クサビ部11の形成位置を係合突起9c側に設けると、ABSセンサー9の軸回転操作において、このクサビ部11が円板部10aの内方側に直ちに接触し、最終的な固定位置まで接触状態が維持されるため、これに対応した軸回転操作力を必要とすることとなる。これに対して、円板部10aの内方側にクサビ部11を設ける場合には、係合突起9cがクサビ部11に乗り上がるまでは、そのような操作力を必要としないので好ましい。また、ABSセンサー9が圧接状態で固定されるときに、クサビ部11と接触する箇所、本例では係合突起9cの平坦面9c2の一部を凹状に形成することもできる。
次に、ABSセンサー9を保持部材としてのカバー体10へ取り付ける状態について説明する。図5に示すように、ABSセンサー9の本体軸部9bの一方側を、カバー体10における円板部10aの取付孔10eに挿入させ、本体軸部9bの一方側に形成される係合突片9cを円板部10aの内方に位置させる。
その後、ABSセンサー9を軸回転させることにより、図7に示すように、係合突片9cの先端9c1の一部が連接板部としての円筒部10bの内面10b1に接触する。この状態からさらに同方向に対して軸回転させながら、係合突片9cの先端9c1と円筒部10bの内面10b1との接触領域を拡大させるように、内面10b1と係合突片9cの先端9c1の先端面とが合致して当接するまで、軸回転させる。
かかる当接状態となすことによって、この当接箇所が圧接状態となるため、一対の係合突片9cに、該係合突片9cの突出方向とは逆方向に均等に軸力Fが加わることとなって、ABSセンサー9における本体軸部9bの外径側が取付孔10eの円孔部10e1の内周縁に押し付けられて、当該位置で径方向X及び周方向Yに固定されることとなる。
また、この固定状態では、係合突片9cと、円板部10aとの間に、図8に示すように、クサビ部11が介在されることによって、ABSセンサー9のフランジ部9dが取付孔10eの周りの円板部10aに圧接されることとなり、この結果、軸方向Zでの位置決めが固定でき、ABSセンサー9の軸方向Z、径方向X及び周方向Yの3方向に対する位置決めが強固かつ持続的に固定保持される。
2a 外輪
2b 内輪
2c 転動体
8 磁気エンコーダー部
9 ABSセンサー
9b 本体軸部
9c 係合突片
9c1 先端
9d フランジ部
10 カバー体(保持部材)
10a 円板部
10d 円筒嵌装部
10e 取付孔
11 クサビ部
X 径方向
Y 周方向
Z 軸方向
2b 内輪
2c 転動体
8 磁気エンコーダー部
9 ABSセンサー
9b 本体軸部
9c 係合突片
9c1 先端
9d フランジ部
10 カバー体(保持部材)
10a 円板部
10d 円筒嵌装部
10e 取付孔
11 クサビ部
X 径方向
Y 周方向
Z 軸方向
Claims (3)
- 車両固定部材に接続される外輪と、車輪に接続される内輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在される転動体と、前記内輪に固定され、周方向で磁気特性が交互に変化する環状の磁気エンコーダー部と、該磁気エンコーダー部の回転による磁気変化を検出するように、前記磁気エンコーダー部と軸方向で対向配置されるABSセンサーと、該ABSセンサーが固定され、前記外輪に固定される環状の保持部材とを備えるセンサー付き転がり軸受装置であって、
前記ABSセンサーは本体軸部を有し、該本体軸部の軸方向の一方側には、この軸方向と直交する方向に突出する係合突片が形成され、
前記保持部材は板状材から形成され、前記外輪の外周に圧入嵌装させる円筒嵌装部と、前記磁気エンコーダー部と所定間隔離れて対向する円板部と、該円板部と前記円筒嵌装部を連接させる連接板部が形成され、
前記円板部には前記係合突片を有する前記本体軸部の一方側が挿通される取付孔が形成され、
該取付孔に前記本体軸部の一方側を挿通させ、この本体軸部を所定角度軸回転させた状態で、前記係合突起の先端を前記連接板部の内面に圧接させ、この圧接状態で前記本体軸部を前記取付孔に圧接させるようにしたことを特徴とするセンサー付き転がり軸受装置。 - 前記本体軸部の前記係合突片は一対を成して設けられ、前記本体軸部の軸方向の他方側には、圧接固定時に前記取付孔の周りの前記円板部に当接するフランジ部が形成され、
前記円板部と前記係合突起との間には、前記円板部に当接される前記フランジ部を、前記円板部に圧接させるようにするクサビ部が介在されることを特徴とする請求項1に記載のセンサー付き転がり軸受装置。 - 前記係合突起の先端と前記連接板部の内面との圧接箇所において、前記連接板部の内面と、前記係合突起の先端とは、面接触させることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサー付き転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008157501A JP2009300350A (ja) | 2008-06-17 | 2008-06-17 | センサー付き転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008157501A JP2009300350A (ja) | 2008-06-17 | 2008-06-17 | センサー付き転がり軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009300350A true JP2009300350A (ja) | 2009-12-24 |
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ID=41547399
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JP2008157501A Pending JP2009300350A (ja) | 2008-06-17 | 2008-06-17 | センサー付き転がり軸受装置 |
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JP (1) | JP2009300350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104849487A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-08-19 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 待测轴转速检测装置及系统 |
-
2008
- 2008-06-17 JP JP2008157501A patent/JP2009300350A/ja active Pending
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CN104849487A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-08-19 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 待测轴转速检测装置及系统 |
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