JP2009299363A - 面付錠のストライク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス扉に直接取り付けでき、見栄えを良好にでき、しかも、左右勝手を無くし、交換等のメンテナンスも容易となるストライク構造を得る。
【解決手段】両開き扉11の一方の扉11aから突出される錠ボルトを受け入れるストライク100を、他方の扉11bに固定する面付錠のストライク構造であって、召合33を挟み双方の扉に対称位置で形成された取付穴と、他方の扉11bを挟み取付穴に通した固定ボルトにて相互に固定される扉室外側の戸当たりユニット及び扉室内側のストライクユニットとを具備し、戸当たりユニットが、外殻の外装ケースを有し、外装ケースが、ストライクユニットに固定されるケース蓋に固定手段にて固定され、固定手段が、外装ケースの木口側面を貫通してケース身に螺合する木口ネジと、外装ケースの木口反対側面に形成された係止孔と、ケース身から突出して内側から係止孔に係止する係止突起とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、両開き扉の一方の扉の木口側から突出される面付錠の錠ボルトを受け入れるストライクを、他方の扉に固定する面付錠のストライク構造に関する。
近年、ガラス素材の強度向上によって全面ガラス扉が多用されるようになってきている。全面ガラス扉は、例えばオフィスビルの玄関や店舗の入り口に設置される場合、施錠装置を設ける必要がある。従来、この種の全面ガラス扉に施錠装置を設けるには、吊元金具や、上框、下框、或いは中央部に付設した金属枠部に施錠装置を設けるのが一般的であった。
ところが、施錠装置を設けるために金属枠部分を付設するのでは、折角の全面ガラス扉の意匠性を低下させることがあり、好ましくはこれら金属枠部分が設けられない方が良い。
このような不具合を解消するものに、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して、施錠装置のみを全面ガラス扉に取り付けた特許文献1のドア錠が提案されている。
このドア錠によれば、全面ガラス扉に施錠装置を設けるための金属枠部を付設せずに、全面ガラス扉の開閉端にドア錠のみを取り付けでき、全面ガラス扉の意匠性を損ねず、見栄えを向上させることができた。
特表2002−523660号公報
上記した従来のドア錠は、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して取付けできることから、金属枠部分を付設する場合に比べ、全面ガラス扉の意匠性を低下させずに済む。ところで、両開き扉では、一方の扉から突出されるドア錠(以下、「面付錠」という)の錠ボルトを受け入れるストライクを、他方の扉に固定する必要がある。このストライクも面付錠と同様、ガラス扉に直接取り付けでき、固定ボルト等を表出させないなど、見栄えの良好であることが望まれる。また、両開き扉では、面付錠とストライクの左右勝手を無くし、これら部材が反対側の扉にも取り付けできるよう汎用性を高める必要もある。さらに、外装部材や摩耗し易い部材はメンテナンスが容易に行えることが望ましい。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、ガラス扉に直接取り付けでき、固定ボルト等を表出させすに見栄えを良好にでき、しかも、左右勝手を無くし、交換等のメンテナンスも容易とすることができる面付錠のストライク構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の面付錠のストライク構造は、両開き扉11の一方の扉11aから突出される面付錠17の錠ボルト19を受け入れるストライク100を、前記両開き扉の他方の扉11bに固定する面付錠のストライク構造であって、
召合33を挟み双方の扉に対称位置で形成された取付穴29a,29bと、
前記他方の扉11bを挟み該取付穴29a,29bに通した固定ボルト35にて相互に固定される扉室外側の戸当たりユニット37及び扉室内側のストライクユニット39と、を具備し、
前記戸当たりユニット37が、外殻の外装ケース55を有し、
該外装ケース55が、前記ストライクユニット39に固定されるケース蓋61及び補強ブロック57に固定手段109にて固定され、
該固定手段109が、前記外装ケース55の木口側面を貫通して前記補強ブロック57に螺合する木口ネジ111と、前記外装ケース55の木口反対側面に形成された係止孔113と、前記ケース蓋61から突出して内側から該係止孔113に係止する係止突起115と、
を有することを特徴とする面付錠のストライク構造。
この面付錠のストライク構造では、戸当たりユニット37とストライクユニット39が取付穴29a,29bに通した固定ボルト35にて扉に直接挟持固定でき、枠等の取付用部材が扉11に不要となる。戸当たりユニット37が外殻の外装ケース55に覆われ、閉扉状態では木口ネジ111も見えなくなる。面付錠17と、戸当たりユニット37及びストライクユニット39が、左右逆扉に取付可能となる。開扉状態で、木口ネジ111が螺合解除されれば、戸当たりユニット37の外装ケース55が簡単に外れる。
請求項2記載の面付錠のストライク構造は、請求項1記載の面付錠のストライク構造であって、
前記ストライクユニット39が、外殻の外装ケース67を有し、
該外装ケース67が、前記戸当たりユニット37に固定されるケース蓋73及び補強ブロック69に固定手段117にて固定され、
該固定手段117が、前記外装ケース67の木口側面を貫通して前記補強ブロック69に螺合する木口ネジ119と、前記外装ケース67の木口反対側面に形成された係止孔121と、前記ケース蓋73から突出して内側から該係止孔121に係止する係止突起123と、
を有することを特徴とする面付錠のストライク構造。
この面付錠のストライク構造では、ストライクユニット39が外殻の外装ケース67に覆われ、閉扉状態では木口ネジ119も見えなくなる。開扉状態で、木口ネジ119が螺合解除されれば、ストライクユニット39の外装ケース67が簡単に外れる。
請求項3記載の面付錠のストライク構造は、請求項1又は請求項2記載の面付錠のストライク構造であって、
前記補強ブロック57,69が前記ケース蓋61,73とケース身59,71とで一体に挟持固定され、
前記戸当たりユニット37の補強ブロック57と、前記ストライクユニット39の補強ブロック69とが、前記固定ボルト35にて相互に固定されることを特徴とする。
この面付錠のストライク構造では、戸当たりユニット37、ストライクユニット39が、金属等の高剛性の補強ブロック57,69同士で扉を挟み扉に固定できる。外装ケース55,57は、これらを覆うのみとなる。また、扉室内側となるストライクユニット側の補強ブロック57から取付穴29a,29bに通した固定ボルト35を扉室外側の戸当たりユニット37の補強ブロック57に螺合することで、扉室外側の補強ブロック57では、外装ケース55が外されても、固定ボルト35や、螺合部、例えば螺子頭が表出しない。
請求項4記載の面付錠のストライク構造は、請求項3記載の面付錠のストライク構造であって、
前記戸当たりユニット37の補強ブロック57に、戸当たり部材63と、該戸当たり部材63に嵌り前記一方の扉11aに当たる弾性部材65とが組み付けられ、
該戸当たり部材63及び該弾性部材65が、前記木口ネジ111にて前記補強ブロック57に固定されることを特徴とする。
この面付錠のストライク構造では、木口ネジ111の螺合解除により、戸当たり部材63と弾性部材65が補強ブロック57から分離可能となる。
請求項5記載の面付錠のストライク構造は、請求項3又は請求項4記載の面付錠のストライク構造であって、
前記ストライクユニット39の補強ブロック69に、ストライク部材75が組み付けられ、
該ストライク部材75が、前記木口ネジ119にて前記補強ブロック69に固定されることを特徴とする。
この面付錠のストライク構造では、木口ネジ119の螺合解除により、ストライク部材75が補強ブロック69から分離可能となる。
本発明に係る請求項1記載の面付錠のストライク構造によれば、扉を挟み固定される扉室外側の戸当たりユニット及び扉室内側のストライクユニットとを具備し、戸当たりユニットの外装ケースを補強ブロックに固定する固定手段が、外装ケースの木口側面を貫通して補強ブロックに螺合する木口ネジと、外装ケースの木口反対側面に形成された係止孔と、ケース蓋から突出して内側から係止孔に係止する係止突起とからなるので、扉に枠を設けることなく、取付穴を利用してガラス扉に直接取り付けでき、意匠性を高めることができる。戸当たりユニットが外装ケースに覆われ、木口ネジのみが扉木口側に見え、この木口ネジも閉扉されることにより隠れるので、戸当たりユニットの扉室外側からの見栄えを良好にできる。また、面付錠の取付穴と、戸当たりユニット及びストライクユニットの取付穴が、召合を挟んで対称に配置されるので、これら部材を左右逆の扉に取り付けでき、左右勝手を無くして汎用性を高めることができる。さらに、開扉状態で木口ネジを外すのみで外装ケースが脱着できるので、外装ケース交換等のメンテナンスを容易にできる。
請求項2記載の面付錠のストライク構造によれば、ストライクユニットの外装ケースを補強ブロックに固定する固定手段が、外装ケースの木口側面を貫通して補強ブロックに螺合する木口ネジと、外装ケースの木口反対側面に形成された係止孔と、ケース蓋から突出して内側から係止孔に係止する係止突起とからなるので、ストライクユニットが外装ケースに覆われ、木口ネジのみが扉木口側に見え、この木口ネジも閉扉されることにより隠れるので、ストライクユニットの扉室内側からの見栄えを良好にできる。また、開扉状態で木口ネジを外すのみで外装ケースが脱着できるので、外装ケースの交換、さらには、戸当たりユニット及びストライクユニットの交換等のメンテナンスを容易にできる。
請求項3記載の面付錠のストライク構造によれば、ケース蓋とケース身とで補強ブロックが一体に挟持固定され、戸当たりユニットの補強ブロックと、ストライクユニットの補強ブロックとが、固定ボルトにて相互に固定されるので、戸当たりユニット、ストライクユニットが、金属等の高剛性の補強ブロック同士で扉を両面から挟むように固定でき、取付強度を高め、信頼性、防犯性を向上できる。また、扉室内側となるストライクユニット側の補強ブロックから取付穴に通した固定ボルトを扉室外側の戸当たりユニットの補強ブロックに螺合することで、外装ケースが外されても、扉室外側には固定ボルトや、螺合部が表出しないようにでき、防犯性を高めることができる。
請求項4記載の面付錠のストライク構造によれば、戸当たりユニットの補強ブロックに、戸当たり部材と、戸当たり部材に嵌り一方の扉に当たる弾性部材とが組み付けられ、戸当たり部材及び弾性部材が、木口ネジにて補強ブロックに固定されるので、別体の戸当たり部材と弾性部材が木口ネジにより補強ブロックに固定でき、特に弾性部材の交換を容易にできる。
請求項5記載の面付錠のストライク構造によれば、ストライクユニットの補強ブロックに、ストライク部材が組み付けられ、ストライク部材が、木口ネジにて補強ブロックに固定されるので、別体のストライク部材が木口ネジにより補強ブロックに固定でき、ストライク部材の交換を容易にできる。
以下、本発明に係る面付錠のストライク構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る面付錠のストライク構造を備えたガラス扉の正面図、図2は図1のA−A矢視図である。
本実施の形態による面付錠のストライク構造は、開閉体である例えば両開きの全面ガラス扉に好適に用いることができる。この他、当該ストライク構造は、片開きの全面ガラス扉、両開き・片開きのスチール扉等に用いても好適なものである。本実施の形態では、当該ストライク構造を備えた図1に示すストライクが両開きの全面ガラス扉11(11a,11b)に設けられる例を説明する。
建物開口の左右にはガラスパネル13,13が設けられ、ガラスパネル13,13は開口サッシ等に取付固定されている。ガラスパネル13,13に挟まれる出入口開口部には上記した一対の全面ガラス扉11a,11bがヒンジ15,15を介して開閉自在に支持されている。全面ガラス扉11a,11bは、例えば一方のガラス扉11aが室内側(図2の下側)へ開放可能となり、他方のガラス扉11bが不図示の規制手段にて開閉が規制されている。
全面ガラス扉11a,11bは、一方のガラス扉11aが他方のガラス扉11bへ施錠されれば、一対の全面ガラス扉11a,11bの双方は、開閉規制された施錠状態となる。すなわち、一方のガラス扉11aに設けられた面付錠17が、他方のガラス扉11bに設けられたストライク100へ施錠するように働く。
ストライク100は、面付錠17から突出する錠ボルト19の先端を係止可能としている。つまり、他方のガラス扉11bが固定されている状態で、一方のガラス扉11aは、錠ボルト19がストライク100に係止することで、室内側への開放が規制される。
図3は取付穴を通して見た扉室外側ストライクと扉室外側面付錠の正面図である。
面付錠17は、図2に示す外装ユニット19と、錠ケースユニット21と、開閉操作部材であるレバーハンドル23A,23Bと、レバーハンドル23A,23Bに並設される施解錠操作部材(サムターン)25と、図3に示す施解錠操作部材(シリンダ錠)27と、が外部に表出して設けられている。外装ユニット19と錠ケースユニット21は、図3に示す横並び一対の取付穴29a,29bを利用して一方のガラス扉11aの開閉端を挟持して取り付けられる。すなわち、レバーハンドル23A,23Bは、軸31が取付穴29aに通される。シリンダ錠27、サムターン25は、取付穴29aを介して不図示の錠機構に連結される。この他、取付穴29a,29bには、外装ユニット19と錠ケースユニット21を連結する固定ボルトが通される。
図4は図2に示したストライクの断面図である。
ストライク100は、上記のように、他方のガラス扉11bに固定され、一方のガラス扉11aから突出される面付錠17の錠ボルト19を受け入れる。このストライク100も、図3に示す召合33を挟み双方の扉11a,11bに対称位置で形成されたガラス扉11b側の取付穴29a,29bを利用して固定される。ストライク100は、図4に示すように、ガラス扉11bを挟み取付穴29a,29bに通した固定ボルト35,35にて相互に固定される扉室外側の戸当たりユニット37と、扉室内側のストライクユニット39とを具備する。
図5は戸当たりユニットとストライクユニットを分離した斜視図である。
戸当たりユニット37には位置決めピン41,43が突設され、位置決めピン41,43は取付穴29a,29bに通されストライクユニット39に嵌合される。これにより、戸当たりユニット37とストライクユニット39相互の相対位置が定められる。戸当たりユニット37には加締め固定された雌ネジ筒45が突設され、雌ネジ筒45は取付穴29bに通され、ストライクユニット39を貫通する固定ボルト35と螺合する。また、戸当たりユニット37には雌ネジ軸47,47が相対回転不能に装着され、雌ネジ軸47,47は取付穴29aに配置され、ストライクユニット39を貫通する固定ボルト35,35と螺合する。
なお、図3中、49,49はバネ支持ピンを示す。バネ支持ピン49,49は、本実施の形態とは左右勝手が逆の両開き扉11の場合、他方のガラス扉11bにレバーハンドル23A,23Bが設けられるときのバネ支持手段となる。したがって、本実施の形態では使用されない。
図6は戸当たりユニットとストライクユニットの分解斜視図である。
戸当たりユニット37は、ガラス扉11bとの間にライナー51を挟んで取り付けられる。また、ストライクユニット39も、ガラス扉11bとの間にライナー53を挟んで取り付けられる。
戸当たりユニット37は、外殻の外装ケース55を有する。外装ケース55は、補強ブロック57を一体に挟持固定するケース身59とケース蓋61を覆う。補強ブロック57には戸当たり部材63と、弾性部材65とが固定される。
ストライクユニット39は、外殻の外装ケース67を有する。外装ケース67は、補強ブロック69を一体に挟持固定するケース身71とケース蓋73を覆う。補強ブロック69にはストライク部材75が固定される。
図7は戸当たりユニットの分解斜視図である。
戸当たりユニット37の補強ブロック57は、亜鉛ダイカスト製で、成型時のヒケ(凹状成形不良)防止の凹部77を有する。補強ブロック57を挟んだケース身59とケース蓋61は、ケース身59の支持柱79に、ケース蓋61から通されたネジ81が螺合されて固定される。また、ケース身59の上下面から通されたネジ83が、ケース蓋61の上下ネジ孔85,85に螺合されてさらに強固に固定される。
補強ブロック57の木口側には戸当たり部材63の固定される固定座87が形成される。補強ブロック57、ケース蓋61には、雌ネジ軸47,47を突出させる孔89,89,孔91,91が形成される。この雌ネジ軸47,47は、補強ブロック57の孔89,89に頭部47aが相対回転不能に嵌入される。なお、図7中、93はケース身59と補強ブロック57の固定ネジを示す。
図8はストライクユニットの分解斜視図である。
ストライク部材75の補強ブロック69は、亜鉛ダイカスト製で形成される。補強ブロック69を挟んだケース身71とケース蓋73は、ケース身71の加締め支持柱95に、ケース蓋73から通されたネジ97が螺合されて固定される。また、ケース身71の上下面から通されたネジ99が、ケース蓋73の上下ネジ孔101,101に螺合されてさらに強固に固定される。
補強ブロック69の木口側にはストライク部材75の固定される雌ネジ103が形成される。なお、図8中、105はケース身71と補強ブロック69の固定ネジ、107は固定ボルト35が通される支持パイプを示す。
戸当たりユニット37の外装ケース55は、ストライクユニット39に固定される補強ブロック57に図6に示す固定手段109にて固定される。固定手段109は、外装ケース55の木口側面を貫通して補強ブロック57に螺合する木口ネジ111と、外装ケース55の木口反対側面に形成された係止孔113と、ケース蓋61から突出して内側から係止孔113に係止する係止突起115と、を有する。
また、ストライクユニット39の外装ケース67は、戸当たりユニット37に固定される補強ブロック69に固定手段117にて固定される。固定手段117は、外装ケース67の木口側面を貫通して補強ブロック69に螺合する木口ネジ119と、外装ケース67の木口反対側面に形成された係止孔121と、ケース蓋73から突出して内側から係止孔121に係止する係止突起123と、を有する。
外装ケース67を固定する固定手段117が、木口ネジ119と、係止孔121と、係止突起123とからなるので、ストライクユニット39が外装ケース67に覆われ、木口ネジ119のみが扉木口側に見え、この木口ネジ119も閉扉されることにより隠れるので、ストライクユニット39の扉室内側からの見栄えを良好にできる。また、開扉状態で木口ネジ119を外すのみで外装ケース67が脱着できるので、外装ケース67の交換、さらには、戸当たりユニット37及びストライクユニット39の交換等のメンテナンスを容易にできる。
戸当たりユニット37とストライクユニット39では、それぞれのケース身59,71とケース蓋61,73とで補強ブロック57,69が一体に挟持固定され、戸当たりユニット37の補強ブロック57と、ストライクユニット39の補強ブロック69とが、固定ボルト35,35にて相互に固定される。
これにより、戸当たりユニット37、ストライクユニット39が、金属等の高剛性の補強ブロック57,69同士で扉に固定でき、取付強度を高め、信頼性、防犯性を向上できる。また、扉室内側となるストライクユニット側の補強ブロック69から取付穴29aに通した固定ボルト35を扉室外側の戸当たりユニット37の補強ブロック57側に螺合することで、外装ケース55が外されても、扉室外側には固定ボルトや、螺合部が表出しないようにでき、防犯性を高めることができる。
また、戸当たりユニット37の補強ブロック57には、戸当たり部材63と、戸当たり部材63に嵌りガラス扉11aに当たる弾性部材65とが組み付けられる。戸当たり部材63及び弾性部材65は、木口ネジ111にて補強ブロック57に固定される。これにより、別体の戸当たり部材63と弾性部材65が木口ネジ111により補強ブロック57に固定でき、特に弾性部材65の交換を容易にできる。
また、ストライクユニット39の補強ブロック69には、ストライク部材75が組み付けられる。ストライク部材75は、木口ネジ119にて補強ブロック69に固定される。これにより、別体のストライク部材75が木口ネジ119により補強ブロック69に固定でき、ストライク部材75の交換を容易にできる。
次に、上記ストライク構造の組み付け手順を説明する。
図9は外装ケースを分離した戸当たりユニットの斜視図、図10は外装ケースを分離したストライクユニットの斜視図、図11は召合における戸当たり部材近傍の拡大平面図である。
先ず、戸当たりユニット37は、図9に示すように、補強ブロック57、ケース身59、ケース蓋61を予め組み付けておく。また、ストライクユニット39も、図10に示すように、補強ブロック69、ケース身71、ケース蓋73を予め組み付けておく。
次いで、取付穴29a,29bに、通したケース身59の位置決めピン41,43を、ケース蓋73の位置決め孔125,127(図8参照)に一致させる。ストライクユニット39のケース身71から挿通した固定ボルト35,35,35を、戸当たりユニット37の雌ネジ筒45、雌ネジ軸47,47に螺合する。これにより、戸当たりユニット37とストライクユニット39は、補強ブロック57、ケース身59、ケース蓋61、及び補強ブロック69、ケース身71、ケース蓋73がガラス扉11bに固定される。
次いで、ケース蓋61の係止突起115に、外装ケース55の係止孔113を係合する。予め弾性部材65を組み付けた戸当たり部材63を、補強ブロック57の固定座87に組み付け、外装ケース55に通した木口ネジ111で固定する。これにより、戸当たりユニット37は、外装ケース55に覆われるとともに、戸当たり部材63の取付が完了する。
また、ストライクユニット39は、係止突起123に外装ケース67の係止孔121を係止し、ストライク部材75の挿入空間129にストライク部材75を挿入し、ストライク部材75に通した木口ネジ119を、ケース身71のネジ孔131と、補強ブロック69の雌ネジ103に螺合する。これにより、ストライクユニット39は、外装ケース67に覆われるとともに、ストライク部材75の取付が完了する。
このようにして、戸当たり部材63と、ストライクユニット39が取り付けられた他方のガラス扉11bに、一方のガラス扉11aが閉められると、図11に示すように、ガラス扉11aの開閉端が弾性部材65に衝接し、それ以上の閉動が規制される。この状態で、面付錠17から突出された錠ボルト19は、ストライクユニット39のストライク部材75に係合することとなる。
このように、ストライク構造では、戸当たりユニット37とストライクユニット39が取付穴29a,29bに通した固定ボルト35,35にて扉に直接挟持固定でき、枠等の取付用部材が扉に不要となる。戸当たりユニット37が外殻の外装ケース55に覆われ、閉扉状態では木口ネジ111も見えなくなる。面付錠17と、戸当たりユニット37及びストライクユニット39が、左右逆扉に取付可能となる。開扉状態で、木口ネジ111が螺合解除されれば、戸当たりユニット37の外装ケース55が簡単に外れるようになっている。
したがって、上記実施の形態による面付錠のストライク構造によれば、扉に枠を設けることなく、取付穴29a,29bを利用して他方のガラス扉11bに直接取り付けでき、意匠性を高めることができる。また、面付錠17の取付穴29a,29bと、戸当たりユニット37及びストライクユニット39の取付穴29a,29bが、召合33を挟んで対称に配置されるので、これら部材を左右逆の扉に取り付けでき、左右勝手を無くして汎用性を高めることができる。さらに、木口ネジ111を外すのみで、外装ケース55の交換等のメンテナンスを容易にできる。
本発明に係る面付錠のストライク構造を備えたガラス扉の正面図である。 図1のA−A矢視図である。 取付穴を通して見た扉室外側ストライクと扉室外側面付錠の正面図である。 図2に示したストライクの断面図である。 戸当たりユニットとストライクユニットを分離した斜視図である。 戸当たりユニットとストライクユニットの分解斜視図である。 戸当たりユニットの分解斜視図である。 ストライクユニットの分解斜視図である。 外装ケースを分離した戸当たりユニットの斜視図である。 外装ケースを分離したストライクユニットの斜視図である。 召合における戸当たり部材近傍の拡大平面図である。
符号の説明
11…両開き扉
11a…一方の扉
11b…他方の扉
17…面付錠
19…錠ボルト
29a,29b…取付穴
33…召合
35…固定ボルト
37…戸当たりユニット
39…ストライクユニット
55,67…外装ケース
57,69…補強ブロック
59,71…ケース身
61,73…ケース蓋
63…戸当たり部材
65…弾性部材
75…ストライク部材
100…ストライク
109,117…固定手段
111,119…木口ネジ
113,121…係止孔
115,123…係止突起

Claims (5)

  1. 両開き扉の一方の扉から突出される面付錠の錠ボルトを受け入れるストライクを、前記両開き扉の他方の扉に固定する面付錠のストライク構造であって、
    召合を挟み双方の扉に対称位置で形成された取付穴と、
    前記他方の扉を挟み該取付穴に通した固定ボルトにて相互に固定される扉室外側の戸当たりユニット及び扉室内側のストライクユニットと、を具備し、
    前記戸当たりユニットが、外殻の外装ケースを有し、
    該外装ケースが、前記ストライクユニットに固定されるケース蓋及び補強ブロックに固定手段にて固定され、
    該固定手段が、前記外装ケースの木口側面を貫通して前記補強ブロックに螺合する木口ネジと、前記外装ケースの木口反対側面に形成された係止孔と、前記ケース蓋から突出して内側から該係止孔に係止する係止突起と、
    を有することを特徴とする面付錠のストライク構造。
  2. 請求項1記載の面付錠のストライク構造であって、
    前記ストライクユニットが、外殻の外装ケースを有し、
    該外装ケースが、前記戸当たりユニットに固定されるケース蓋及び補強ブロックに固定手段にて固定され、
    該固定手段が、前記外装ケースの木口側面を貫通して前記補強ブロックに螺合する木口ネジと、前記外装ケースの木口反対側面に形成された係止孔と、前記ケース蓋から突出して内側から該係止孔に係止する係止突起と、
    を有することを特徴とする面付錠のストライク構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の面付錠のストライク構造であって、
    前記補強ブロックが前記ケース蓋とケース身とで一体に挟持固定され、
    前記戸当たりユニットの補強ブロックと、前記ストライクユニットの補強ブロックとが、前記固定ボルトにて相互に固定されることを特徴とする面付錠のストライク構造。
  4. 請求項3記載の面付錠のストライク構造であって、
    前記戸当たりユニットの補強ブロックに、戸当たり部材と、該戸当たり部材に嵌り前記一方の扉に当たる弾性部材とが組み付けられ、
    該戸当たり部材及び該弾性部材が、前記木口ネジにて前記補強ブロックに固定されることを特徴とする面付錠のストライク構造。
  5. 請求項3又は請求項4記載の面付錠のストライク構造であって、
    前記ストライクユニットの補強ブロックに、ストライク部材が組み付けられ、
    該ストライク部材が、前記木口ネジにて前記補強ブロックに固定されることを特徴とする面付錠のストライク構造。
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