JP2009299172A - 水素吸蔵合金およびアルカリ蓄電池 - Google Patents

水素吸蔵合金およびアルカリ蓄電池 Download PDF

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Abstract

【課題】特定構造の水素吸蔵合金の平均粒径および水素吸蔵合金の酸素濃度と平均粒径との関係を最適化して、水素吸蔵合金の活性度および耐食性を向上させる。
【解決手段】本発明の水素吸蔵合金は、Lnで表される希土類元素とマグネシウムとからなるA成分と、少なくともニッケル、アルミニウムを含む元素からなるB成分とから構成され、水素吸蔵合金の合金相はA27型構造および/またはA519型構造であるとともに、水素吸蔵合金の酸素濃度α(質量%)と平均粒径β(μm)との積α×β(質量%・μm)が25(質量%・μm)より大きく56(質量%・μm)より小さく(25<α×β<56)、かつ平均粒径βが25μmより小さい(β<25)ことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)や電気自動車(PEV:Pure Electric Vehicle)等の大電流放電を要する用途に適したアルカリ蓄電池の負極活物質として用いられる水素吸蔵合金およびこの水素吸蔵合金を負極活物質として用いたアルカリ蓄電池に関する。
近年、二次電池の用途が拡大して、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(PEV)などの出力が求められる機器の電源用としてアルカリ蓄電池、特に、ニッケル−水素蓄電池が用いられるようになった。一般的に、ニッケル−水素蓄電池の負極活物質として用いられる水素吸蔵合金は、LaNi5のNi成分の一部をアルミニウム(Al)やマンガン(Mn)等の元素で置換したAB5型希土類水素吸蔵合金(ここで、BはNi,Al,Mnなどとなる)が用いられている。このようなAB5型希土類水素吸蔵合金は、微粉化などの耐食性の観点より、置換元素の置換量が多く、製造過程で合金表面にこれら置換元素の酸化物が形成されて、活性度が低下するという問題があった。
そこで、上述したAB5型希土類水素吸蔵合金の高出力化手法として、AB5型構造の合金表面にニッケルに富む領域を設けて、表面活性度を向上させるようにした水素吸蔵合金が、例えば特許文献1(特許第3241047号公報)にて提案されるようになった。この特許文献1にて提案された高出力化手法においては、酸処理やアルカリ処理などの液体酸化処理を施すことにより、AB5型構造の水素吸蔵合金表面に形成された酸化物を除去することで、ニッケルに富む表面状態をもたらすというものである。
特許第3241047号公報
しかしながら、ニッケルに富む表面状態の水素吸蔵合金は、初期の活性度は高いが、正極から発生する酸素やアルカリ電解液により、置換元素のアルミニウムやマンガンなどが酸化されて水酸化物になりやすく、放電リザーブ蓄積や合金失活が加速され、耐食性が低下するという問題が生じた。
そこで、本発明は上記した問題を解決するためになされたものであって、特定構造の水素吸蔵合金の平均粒度(平均粒径)および水素吸蔵合金の酸素濃度と平均粒度(平均粒径)との関係を最適化して、水素吸蔵合金の活性度および耐食性を向上させることを目的としてなされたものである。
上記目的を達成するため、本発明の水素吸蔵合金は、Lnで表される希土類元素とマグネシウムとからなるA成分と、少なくともニッケル、アルミニウムを含む元素からなるB成分とから構成され、水素吸蔵合金の合金相はA27型構造および/またはA519型構造であるとともに、水素吸蔵合金の酸素濃度α(質量%)と平均粒度(平均粒径)β(μm)との積α×β(質量%・μm)が25(質量%・μm)より大きく56(質量%・μm)より小さく(25<α×β<56)、かつ平均粒度(平均粒径)βが25μmより小さい(β<25)ことを特徴とする。
本発明者等は、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとアルミニウムとを含むA27型構造および/またはA519型構造を有し、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度を規定した水素吸蔵合金を用いた場合、耐食性能を損なわず高出力性能を達成することを見出した。ここで、希土類−マグネシウム−ニッケル−アルミニウム系の水素吸蔵合金は、AB2型構造とAB5型構造とからなるA27型構造や、AB2型構造が2層とAB5型構造が3層を周期として積み重なり合ったA519型構造をとることが可能で、単位結晶格子当たりのニッケル比率を向上させることができ、高出力の水素吸蔵合金負極を提供することが可能となる。
ここで、水素吸蔵合金粒子の酸素濃度をα(質量%)とし、その平均粒度(平均粒径)をβ(μm)とすると、水素吸蔵合金粒子の表面積当たりの酸化量X(質量%/μm)を算出すると、X=合金酸化量/表面積=酸素濃度×合金質量/表面積=α×(4/3πβ3)×比重/4πβ2=1/3×α×β×比重となり、α×β(質量%・μm)を水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標として用いることができることが分かる。そして、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標をα×β(質量%・μm)とした場合、α×β(質量%・μm)が56(質量%・μm)よりも大きくなった場合、酸化物が増大することによって、反応抵抗の増大化をもたらすことが明らかになった。また、α×β(質量%・μm)が25(質量%・μm)よりも小さくなった場合、合金表面のニッケル単離が不十分で電荷移動抵抗が律速である低温域での高出力が得られないことが明らかになった。
このため、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標をα×β(質量%・μm)とした場合、酸素濃度α(質量%)と平均粒度(平均粒径)β(μm)との積α×β(質量%・μm)が25(質量%・μm)より大きく56(質量%・μm)より小さく(25<α×β<56)なるような水素吸蔵合金粒子を用いる必要がある。なお、25<α×β<56となるような水素吸蔵合金粒子を得るには、平均粒度β(μm)が25μm未満(β<25)の水素吸蔵合金粒子を用いるのが望ましい。
この場合、一般式がLnl-xMgxNiy-a-bAlab(式中、LnはYを含む希土類元素から選択される少なくとも1種の元素であり、MはCo,Mn,Znから選択される少なくとも1種の元素であり、0.1≦x≦0.2、3.5≦y≦3.9、0.1≦a≦0.3、0≦b≦0.2)と表される水素吸蔵合金を用いるのが望ましい。これは、このような組成範囲において、単位結晶格子あたりのニッケル比率を向上させることができるからである。
そして、このようにニッケル比率が大きい水素吸蔵合金粉末の表面全体あるいは一部に特定の酸化物が形成された水素吸蔵合金粉末を用いると、表面の酸化物形成時にニッケルが単離して、高活性を得ることができるようになる。また、水素吸蔵合金表面の溶出成分のアルミニウムなどが酸化物となっているため、電池系内で正極から発生する酸素や電解液による酸化が抑えられるようになる。これにより、耐食性が向上した水素吸蔵合金電極を提供することが可能となる。なお、酸化物は加熱酸化処理により形成するのが望ましい。これは、塩酸などの水溶液により酸化処理を行うと、水素吸蔵合金表面の酸化物が取り除かれることにより、ニッケルリッチ(ニッケルに富む)な表面状態にすることが可能であるが、電池系内で、正極から発生する酸素やアルカリ電解液により、アルミニウムなどの溶出が増大し、耐食性が低下するためである。
本発明のアルカリ蓄電池においては、水素吸蔵合金表面の溶出成分のアルミニウムなどが酸化物となっているため、電池系内で正極から発生する酸素や電解液による酸化が抑えられるようになり、耐食性が向上したアルカリ蓄電池を提供することが可能となる。また、本発明のアルカリ蓄電池は、活性度を向上させるニッケル触媒増加と電池系内での酸化抑制を両立させるものであるので、これらの効果を発揮させるためには表面積が大きな設計、つまり、水素吸蔵合金電極の電極容量(Ah)に対する表面積(cm2)が60(cm2/Ah)以上であることが望ましい。
本発明においては、A27型構造および/またはA519型構造を有する水素吸蔵合金の平均粒度(平均粒径)、および水素吸蔵合金の酸素濃度と平均粒度(平均粒径)との関係を最適化して合金表面の活性度を向上させ、かつ耐食性を向上させているので、高出力特性と耐久性能が両立したアルカリ蓄電池を得ることが可能となる。
ついで、本発明の実施の形態を以下に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。なお、図1は本発明のアルカリ蓄電池を模式的に示す断面図である。また、図2は水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標としての酸素濃度α(wt%)と平均粒径β(μm)との積(α×β)と−20℃アシスト出力(低温出力)との関係を示すグラフである。
1.水素吸蔵合金
ランタン(La),セリウム(Ce),ネオジム(Nd),サマリウム(Sm),プラセオジム(Pr),マグネシウム(Mg),ニッケル(Ni),アルミニウム(Al),コバルト(Co),マンガン(Mn),亜鉛(Zn)などの金属元素を下記の表1に示すような所定のモル比となるように混合した後、これらの混合物をアルゴンガス雰囲気の高周波誘導炉に投入して溶解させた。この後、合金鋳塊になるように溶湯急冷して水素吸蔵合金a〜eを作製した。
この場合、組成式がLa0.7Ce0.2Nd0.1Ni3.9Al0.3(Co,Mn)1.0で表されるものを水素吸蔵合金aとし、Nd0.9Mg0.1Ni3.3Al0.2で表されるものを水素吸蔵合金bとし、La0.2Nd0.7Mg0.1Ni3.5Al0.1Zn0.2で表されるものを水素吸蔵合金cとした。また、La0.5Sm0.4Mg0.1Ni3.7Al0.1で表されるものを水素吸蔵合金dとし、La0.4Pr0.1Nd0.5Mg0.2Ni3.6Al0.3で表されるものを水素吸蔵合金eとした。以上の結果を表にまとめると、下記の表1に示すような結果となった。なお、下記の表1には、各水素吸蔵合金a〜eを一般式Lnl-xMgxNiy-a-bAlab(MはCo,Mn,Znの少なくとも1つ以上からなる元素)で表した場合のx(Mgの量論比),a(Alの量論比),b(Mの量論比)およびy(B成分(Ni+Al+M)の量論比)の値も示している。
Figure 2009299172
ついで、得られた各水素吸蔵合金a〜eについて、DSC(示差走査熱量計)を用いて融点(Tm)を測定した。その後、これらの水素吸蔵合金a〜eの融点(Tm)よりも30℃だけ低い温度(Ta=Tm−30℃)で所定時間(この場合は10時間)の熱処理を行った。ついで、Cu−Kα管をX線源とするX線回折測定装置を用いる粉末X線回折法で水素吸蔵合金a〜eの結晶構造の同定を行った。この場合、スキャンスピード1°/min、管電圧40kV、管電流300mA、スキャンステップ1°、測定角度(2θ)20〜50°でX線回折測定を行った。得られたXRDプロファイルよりJCPDSカードチャートを用いて、各水素吸蔵合金a〜eの結晶構造を同定した。
ここで、各結晶構造の構成比において、A519型構造はCe5Co19型構造とPr5Co19型構造とし、A27型構造はNd2Ni7型構造とCe2Ni7型構造とし、AB5型構造はLaNi5型構造として、JCPDSによる各構造の回折角の強度値と42〜44°の最強強度値との比各強度比を、得られたXRDプロファイルにあてはめて、各構造の構成比率を算出すると、下記の表2に示すような結果が得られた。
Figure 2009299172
上記表1および表2の結果から以下のことが明らかとなった。即ち、合金aのように、0.1≦x≦0.2、0.1≦a≦0.2、0≦b≦0.1の条件を満たさなく、かつB成分(Ni+Al+M)の量論比yが5.2のように大きくなると、AB5型構造となる。これに対して、合金bのように、0.1≦x≦0.2、0.1≦a≦0.2、0≦b≦0.1の条件を満たし、B成分(Ni+Al+M)の量論比yが3.5であると、A27型構造が合金主相となる。また、合金c〜eのように0.1≦x≦0.2、0.1≦a≦0.2、0≦b≦0.1の条件を満たし、かつB成分(Ni+Al+M)の量論比yが3.8以上、3.9以下であると、A519型構造が合金主相となることが分かる。
2.水素吸蔵合金電極
ついで、これらの各水素吸蔵合金a,b,dの塊を粗粉砕した後、不活性ガス雰囲気中で体積累積頻度50%での粒径(D50)が25μm以下になるまで機械的に粉砕した後、酸素分圧(気圧×酸素濃度)が0.0001気圧(SI単位では10.1325Pa)以上の酸素雰囲気中において、所定温度(例えば、150℃)で所定時間(例えば、3時間)だけ加熱するという加熱酸化処理を施した。
ついで、上述のように加熱酸化処理を施した各水素吸蔵合金粉末(a,b,d)100質量部に対して、非水溶性結着剤としてのSBR(スチレンブタジエンラテックス)を0.5質量部と水(あるいは純水)を加えた後、混練して水素吸蔵合金スラリーを作製した。この後、Niメッキ軟鋼材製の多孔性基板(パンチングメタル)からなる負極芯体を用意し、この負極芯体に、充填密度が5.0g/cm3となるように水素吸蔵合金スラリーをそれぞれ塗着し、乾燥させた後、所定の厚みになるように圧延した。この後、所定の寸法(この場合は、電極容量(Ah)に対する負極表面積(cm2)が60cm2/Ah)になるように切断して、水素吸蔵合金電極11(a1,b1,d1)をそれぞれ作製した。
ここで、水素吸蔵合金aを用いたものを水素吸蔵合金電極a1とした。また、水素吸蔵合金bを用いたものを水素吸蔵合金電極b1とし、水素吸蔵合金dを用いたものを水素吸蔵合金電極d1とした。一方、上述のような加熱酸化処理を施さない水素吸蔵合金粉末(a,b,d)を用いて、上述と同様にして水素吸蔵合金電極11をそれぞれ作製し、水素吸蔵合金電極a0(水素吸蔵合金aを用いたもの)、水素吸蔵合金電極b0(水素吸蔵合金bを用いたもの)、水素吸蔵合金電極d0(水素吸蔵合金dを用いたもの)とした。
3.ニッケル電極
多孔度が約85%の多孔性ニッケル焼結基板を比重が1.75の硝酸ニッケルと硝酸コバルトの混合水溶液に浸漬して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内にニッケル塩およびコバルト塩を保持させた。この後、この多孔性ニッケル焼結基板を25質量%の水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液中に浸漬して、ニッケル塩およびコバルト塩をそれぞれ水酸化ニッケルおよび水酸化コバルトに転換させた。
ついで、充分に水洗してアルカリ溶液を除去した後、乾燥を行って、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内に水酸化ニッケルを主成分とする活物質を充填した。このような活物質充填操作を所定回数(例えば6回)繰り返して、多孔性焼結基板の細孔内に水酸化ニッケルを主体とする活物質の充填密度が2.5g/cm3になるように充填した。この後、室温で乾燥させた後、所定の寸法に切断してニッケル電極12を作製した。
4.ニッケル−水素蓄電池
この後、上述のように作製された水素吸蔵合金電極11とニッケル電極12とを用い、これらの間に、ポリプロピレン製不織布からなるセパレータ13を介在させて渦巻状に巻回して渦巻状電極群を作製した。なお、このようにして作製された渦巻状電極群の下部には水素吸蔵合金電極11の芯体露出部11aが露出しており、その上部にはニッケル電極12の芯体露出部12aが露出している。ついで、得られた渦巻状電極群の下端面に露出する芯体露出部11aに負極集電体14を溶接するとともに、渦巻状電極群の上端面に露出するニッケル電極12の芯体露出部12aの上に正極集電体15を溶接して、電極体とした。
ついで、得られた電極体を鉄にニッケルメッキを施した有底筒状の外装缶(底面の外面は負極外部端子となる)16内に収納した後、負極集電体14を外装缶16の内底面に溶接した。一方、正極集電体15より延出する集電リード部15aを正極端子を兼ねるとともに外周部に絶縁ガスケット18が装着された封口体17の底部に溶接した。なお、封口体17には正極キャップ17aが設けられていて、この正極キャップ17a内に所定の圧力になると変形する弁体1bとスプリング17cよりなる圧力弁(図示せず)が配置されている。
ついで、外装缶16の上部外周部に環状溝部16aを形成した後、電解液を注液し、外装缶16の上部に形成された環状溝部16aの上に封口体17の外周部に装着された絶縁ガスケット18を載置した。この後、外装缶16の開口端縁16bをかしめることにより、ニッケル−水素蓄電池10(A〜H)を作製した。この場合、外装缶16内に30質量%の水酸化カリウム(KOH)水溶液からなるアルカリ電解液を電池容量(Ah)当り2.5g(2.5g/Ah)となるように注入した。
ここで、水素吸蔵合金電極a1を用いたものを電池A1とし、水素吸蔵合金電極b1を用いたものを電池B1とし、水素吸蔵合金電極d1を用いたものを電池D1とした。一方、水素吸蔵合金電極a0を用いたものを電池A0とし、水素吸蔵合金電極b0を用いたものを電池B0とし、水素吸蔵合金電極d0を用いたものを電池D0とした。
5.電池試験
(1)出力特性評価
まず、上述のようにして作製された電池A1,B1,D1,A0,B0,D0を用いて、25℃の温度雰囲気で、1Itの充電々流でSOC(State Of Charge:充電深度)の120%まで充電し、1時間休止した。ついで、70℃の温度雰囲気で24時間放置した後、45℃の温度雰囲気で、1Itの放電々流で電池電圧が0.3Vになるまで放電させるサイクルを2サイクル繰り返して、これらの各電池A1,B1,D1,A0,B0,D0を活性化した。
活性化終了後、25℃の温度雰囲気で、1Itの充電電流でSOC(State Of Charge :充電深度)の50%まで充電した後、1時間休止した。ついで、−20℃の温度雰囲気で、任意の充電レートで20秒間充電させた後、30分間休止させた。この後、−20℃の温度雰囲気で、任意の放電レートで10秒間放電させた後、25℃の温度雰囲気で30分間休止させた。このような−20℃の温度雰囲気で、任意の充電レートでの20秒間充電、30分の休止、任意の放電レートで10秒間放電、25℃の温度雰囲気での30分の休止を繰り返した。
この場合、任意の充電レートは、0.5It→1.0It→1.5It→2.0It→2.5Itの順で充電電流を増加させ、任意の放電レートは、1.0It→2.0It→3.0It→4.0It→5.0Itの順で放電電流を増加させ、各放電レートで10秒間経過時点での各電池A1〜E1および各電池A0〜E0の電池電圧(V)を各電流毎にそれぞれ測定して、放電V−Iプロット近似曲線を求めた。ここで、求めたV−Iプロット近似曲線上の電池電圧が0.9V時の電流を放電特性指標としての放電出力(−20℃アシスト出力)として求めた。
そして、加熱酸化処理を行わなかった水素吸蔵合金電極a0,b0,d0を用いた電池A0,B0,D0の−20℃アシスト出力を100とし、加熱酸化処理を行った水素吸蔵合金電極a1,b1,d1を用いた電池A1,B1,D1の−20℃アシスト出力をそれとの相対比率で表すと下記の表3に示すような結果となった。
Figure 2009299172
上記表3の結果から明らかなように、A519型構造やA27型構造を有する水素吸蔵合金(b,d)は−20℃アシスト出力、即ち、低温出力特性が向上していることが分かる。一方、これに対して、AB5型構造を有する水素吸蔵合金(a)は−20℃アシスト出力、即ち、低温出力特性が低下していることが分かる。これは、AB5型構造を有する水素吸蔵合金(a)はアルミニウム、コバルト、マンガンなどの酸化物の抵抗が増大して、出力低下をもたらしたためと考えられる。
一方、一般式がLnl-xMgxNiy-a-bAlab(式中、LnはYを含む希土類元素から選択される少なくとも1種の元素、MはCo,Mn,Znから選択される少なくとも1種の元素)と表され、かつ0.1≦x≦0.2、3.5≦y≦3.9、0.1≦a≦0.3、0≦b≦0.2の条件を満たす組成範囲のA519型構造やA27型構造を有する水素吸蔵合金(b,d)は、単位結晶格子当たりのニッケル比率を向上させることができる。このため、このようなA519型構造やA27型構造を有する水素吸蔵合金(b,d)を加熱酸化処理することによって、これらの水素吸蔵合金(b,d)の表面に酸化物を形成する際にニッケルが単離し、高活性が得られたからであると考えられる。
6.−20℃アシスト出力と酸素濃度との関係について
ついで、−20℃アシスト出力と水素吸蔵合金粉末の表面積当たりの酸素濃度との関係について検討を行った。この場合、組成式がNd0.9Mg0.1Ni3.3Al0.2と表される水素吸蔵合金粉末bを用いた。そして、加熱温度と加熱時間を変化させて加熱酸化処理を行った水素吸蔵合金粉末bを用い、上述と同様にして水素吸蔵合金電極11(b2〜b7)を作製した。この後、得られた水素吸蔵合金電極b2〜b7を用いて、上述と同様にしてニッケル−水素蓄電池10(B2〜B7)を作製した。なお、水素吸蔵合金電極b2を用いたものを電池B2とし、水素吸蔵合金電極b3を用いたものを電池B3とし、水素吸蔵合金電極b4を用いたものを電池B4とし、水素吸蔵合金電極b5を用いたものを電池B5とし、水素吸蔵合金電極b6を用いたものを電池B6とし、水素吸蔵合金電極b7を用いたものを電池B7とした。
そして、上述のようにして作製された電池B2〜B7を用いて、上述と同様にして活性化した後、上述と同様にして出力特性評価試験を行い、放電特性指標としての放電出力(−20℃アシスト出力)として求めた。この後、加熱酸化処理を行わなかった水素吸蔵合金電極b0を用いた電池B0の−20℃アシスト出力を100とし、加熱酸化処理を行った水素吸蔵合金電極b2〜b7を用いた電池B2〜B7の−20℃アシスト出力をそれとの相対比率で表すと下記の表4に示すような結果となった。なお、表4には、上述した電池B1の結果も併せて示している。
また、放電出力を測定した後、各電池B1〜B7を解体して、水素吸蔵合金電極11(b1〜b7)を取り出した後、超音波洗浄装置で純水洗浄して結着剤等を除去して水素吸蔵合金のみとした。そして、堀場製作所製酸素・窒素分析装置EMGA−500を用いて酸素濃度α(wt%)を測定し、堀場製作所製レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置LA−300を用いて平均粒径β(μm)を測定した。得られた酸素濃度α(wt%)および平均粒径β(μm)に基づいて、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標として、α×β(wt%・μm)を算出すると下記の表4に示すような結果となった。
そして、表4の結果から表面積当たりの酸素濃度(α×β)を横軸にし、−20℃アシスト出力比(%)を縦軸にしてグラフに表すと、図2に示すような結果となった。
Figure 2009299172
上記表4および図2の結果から明らかなように、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標となるα×β(wt%・μm)が25(wt%・μm)より大きくかつ56(wt%・μm)よりも小さく(25<α×B<56)なると、−20℃アシスト出力(低温出力特性)が向上することが分かる。これは、α×β(wt%・μm)が56(wt%・μm)より大きくなると、水素吸蔵合金表面の酸化物が増大することによって反応抵抗が増大し、出力低下をもたらしたと考えられる。
一方、α×β(wt%・μm)が25(wt%・μm)より小さくなると、水素吸蔵合金表面のニッケル単離が不十分となって、電荷移動抵抗が律速である低温域での高出力が得られなくなったと考えられる。これらの結果から、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標となるα×β(wt%・μm)は25(wt%・μm)より大きくかつ56(wt%・μm)よりも小さく(25<α×B<56)するのが望ましいということができる。
7.表面処理方法の検討
ついで、水素吸蔵合金表面の酸化処理方法について検討を行った。この場合、組成式がNd0.9Mg0.1Ni3.3Al0.2と表される水素吸蔵合金粉末bを用いた。そして、上述した加熱酸化処理に代えて、塩酸処理(濃度が0.1mol/Lの塩酸水溶液に0.5間だけ浸漬する)を行った水素吸蔵合金粉末と、純水処理(80℃の純水に4時間だけ浸漬する)を行った水素吸蔵合金粉末とを用い、上述と同様にして水素吸蔵合金電極11(b8,b9)を作製した。この後、得られた水素吸蔵合金電極b8,b9を用いて、上述と同様にしてニッケル−水素蓄電池10(B8,B9)を作製した。なお、水素吸蔵合金電極b8を用いたものを電池B8とし、水素吸蔵合金電極b9を用いたものを電池B9とした。
そして、上述のようにして作製された電池B8,B9を用いて、上述と同様にして活性化した後、上述と同様にして出力特性評価試験を行い、放電特性指標としての放電出力(−20℃アシスト出力)として求めた。この後、加熱酸化処理を行わなかった水素吸蔵合金電極b0を用いた電池B0の−20℃アシスト出力を100とし、塩酸処理あるいは純水処理を行った水素吸蔵合金電極b8,b9を用いた電池B8,B9の−20℃アシスト出力をそれとの相対比率で表すと下記の表5に示すような結果となった。なお、表5には、上述した電池B0および電池B1の結果も併せて示している。
ついで、上述のようにして作製された電池B0,B1,B8を用いて、以下のようにして耐食性の指標としての負極の放電リザーブを求めた。この場合、電池を開放して電解液リッチな状態にし、この開放した電池中に参照極(Hg/HgO)を配置する。ついで、正極活物質が完全に放電状態となった後、25℃の温度雰囲において、1Itの放電電流で負極電位が参照極(Hg/HgO)に対して0.3Vになるまで放電させ、このときの放電時間から負極の1It放電時の容量を求める。
この後、10分間放電を休止した後、0.1Itの放電電流で負極電位が参照極(Hg/HgO)に対して0.3Vになるまで放電させ、このときの放電時間から負極の0.1It放電時の容量を求める。得られた1It放電時の容量と0.1It放電時の容量の和を放電リザーブ量として求め、求めた放電リザーブ量を公称電池容量の比として算出して放電リザーブ蓄積率((放電リザーブ量/公称電池容量)×100%)として表すと、表5に示す結果となった。なお、表5においては、電池B0の水素吸蔵合金電極b0の放電リザーブ蓄積率に対する比(放電リザーブ蓄積比)として示している。
また、放電出力を測定した後、上述と同様にして、水素吸蔵合金電極b0,b1,b8,b9を超音波洗浄して結着剤等を除去して水素吸蔵合金のみとし、上述と同様にして、水素吸蔵合金の酸素濃度α(wt%)と平均粒径β(μm)とを測定した。得られた酸素濃度α(wt%)および平均粒径β(μm)に基づいて、水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標として、α×β(wt%・μm)を算出すると下記の表5に示すような結果となった。
Figure 2009299172
上記表5の結果から明らかなように、塩酸処理された水素吸蔵合金を用いた水素吸蔵合金電極b8を備えた電池B8は、酸化が未処理の水素吸蔵合金を用いた水素吸蔵合金電極b0を備えた電池B0よりも−20℃出力比(低温出力)が向上しているが、放電リザーブ蓄積比が増加傾向で耐食性に劣ることが分かる。これは、塩酸処理により、水素吸蔵合金表面の酸化物が取り除かれることにより、ニッケルリッチ(ニッケルに富む)な表面状態にすることが可能であるが、電池系内で、正極から発生する酸素やアルカリ電解液により、アルミニウムなどの溶出が増大し、耐食性が低下したためと考えられる。
一方、純水により酸化処理された水素吸蔵合金電極b9を備えた電池B9は、酸化が未処理の水素吸蔵合金を用いた水素吸蔵合金電極b0を備えた電池B0よりも−20℃出力比(低温出力)が低下していることが分かる。これは、純水酸化は、加熱酸化とは異なり、合金表面全面あるいは一部に水酸化物が形成される際にニッケルの単離が起こらず、水酸化物の抵抗により出力が低下したためと考えられる。なお、電池B9については、出力の著しい低下が認められたため、負極の放電リザーブの測定は行わなかった。
以上の表1〜表5の結果および図2の結果を総合勘案すると、水素吸蔵合金の合金相はA27型構造および/またはA519型構造であるとともに、水素吸蔵合金粉末の酸素濃度α(wt%)と平均粒度(平均粒径)β(μm)との積α×β(wt%・μm)が25<α×β<56となるような水素吸蔵合金粒子を用いる必要がある。なお、25<α×β<56となるような水素吸蔵合金粒子を得るには、平均粒度β(μm)が25μm未満(β<25)の水素吸蔵合金粒子を用いるのが望ましい。これにより、単位結晶格子当たりのニッケル比率を向上させることができ、高出力の水素吸蔵合金負極を得ることが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、酸素分圧(気圧×酸素濃度)が0.0001気圧(SI単位では10.1325Pa)以上の酸素雰囲気中において加熱酸化処理を行う例について説明したが、特に、加熱酸化処理方法に関してはこのような条件に限定されず、気固酸化による合金表面酸化物の作製において、極板加熱酸化処理や鋳造時の溶解成分配合調整など、上述の趣旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できる。
また、上述した実施形態においては、電極容量(Ah)に対する負極表面積(cm2)が60cm2/Ahになるように切断して水素吸蔵合金電極11を作製する例について説明したが、負極表面積(cm2)が増大するほど活性度が向上する効果が増大することから、電極容量(Ah)に対する負極表面積(cm2)が60cm2/Ah以上になると、さらに性能が向上する効果が増大すると容易に推測できる。
本発明のアルカリ蓄電池を模式的に示す断面図である。 水素吸蔵合金の表面積当たりの酸素濃度の指標としての酸素濃度α(wt%)と平均粒径β(μm)との積(α×β)と−20℃アシスト出力(低温出力)との関係を示すグラフである。
符号の説明
11…水素吸蔵合金電極、11a…芯体露出部、12…ニッケル電極、12a…芯体露出部、13…セパレータ、14…負極集電体、15…正極集電体、15a…正極用リード、16…外装缶、16a…環状溝部、16b…開口端縁、17…封口体、17a…封口板、17a…正極キャップ、17b…弁板、17c…スプリング、18…絶縁ガスケット

Claims (5)

  1. Lnで表される希土類元素とマグネシウムとからなるA成分と、少なくともニッケル、アルミニウムを含む元素からなるB成分とから構成される水素吸蔵合金であって、
    前記水素吸蔵合金の合金相はA27型構造および/またはA519型構造であるとともに、
    前記水素吸蔵合金の酸素濃度α(質量%)と平均粒径β(μm)との積α×β(質量%・μm)が25(質量%・μm)より大きく56(質量%・μm)より小さく(25<α×β<56)、かつ平均粒度βが25μmより小さい(β<25)ことを特徴とする水素吸蔵合金。
  2. 前記水素吸蔵合金は一般式がLnl-xMgxNiy-a-bAlab(式中、LnはYを含む希土類元素から選択される少なくとも1種の元素であり、MはCo,Mn,Znから選択される少なくとも1種の元素であり、0.1≦x≦0.2、3.5≦y≦3.9、0.1≦a≦0.3、0≦b≦0.2)と表されることを特徴とする請求項1に記載の水素吸蔵合金。
  3. 前記水素吸蔵合金の表面の一部あるいは全面に酸化物が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水素吸蔵合金。
  4. 前記酸化物は加熱酸化処理により形成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の水素吸蔵合金。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の水素吸蔵合金を負極活物質とする水素吸蔵合金電極と、正極と、これらの両極を隔離するセパレータと、アルカリ電解液とを外装缶内に備えたアルカリ蓄電池であって、
    前記水素吸蔵合金電極の電極容量X(Ah)に対する表面積Y(cm2)の割合Y/Xが60(cm2/Ah)以上(Y/X≧60)であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
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