JP2009297591A - ジョークラッシャ - Google Patents

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Abstract

【課題】 不安全な力仕事の人手作業を省き、簡潔・小型構造で、操作性、信頼性、メンテナンス性及び経済性に優れたジョークラッシャを提供する。
【解決手段】 本発明は、サイドフレーム2と固定歯3と揺動する動歯4とで断面V字形の破砕室5を形成し、動歯を取付けたジョー本体6の上端が偏心軸7により旋動自在に枢支され、ジョー本体の背面下端が破砕室の出口幅を調整可能に規定する出口調整機構8及びその安定動作を保持するテンション機構9の各円弧運動により昇降自在に拘束されるジョークラッシャであって、テンション機構は、テンションロッド91と、ジョー本体下端とテンションロッドとの間にヒンジ連結されたテンションシリンダ92と、テンションロッドを出口調整機構側に牽引付勢するテンションスプリング95とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、採取された岩石や鉱石などの破砕物(産物)の破砕に用いられるジョークラッシャに関し、特に人手を省き、破砕粒の粒径を自在に変更するための出口幅調整を自動的に行うことが可能なジョークラッシャに関する。
図8は、従来の一般的なジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図である。
従来のジョークラッシャは、図8に示すように、固定歯103と、固定歯103に対面する動歯104が取付けられたジョー本体106と、固定歯103を固定し、ジョー本体106の上端を軸着する偏心した偏心軸107を支承する機体フレーム101のサイドフレーム102と、サイドフレーム102、固定歯103及び動歯104により断面略V字形の破砕室105を形成し、ジョー本体106背面側の下部161とサイドフレーム102下部との間に設けられて固定歯103に対する出口105a幅を形成する動歯104下端の位置を調整可能に規定する出口調整機構108及びその出口調整機構108の安定動作を保持するテンション機構109とから概略構成されている。
出口調整機構108は、ジョー本体106の背面側のサイドフレーム102に固着された後部ブラケット121内に調整板186を介して摺動自在に取付けられたトッグルブロック182と、ジョー本体106の背面下部161に一端を当接するとともにトッグルブロック182のジョー本体106側前端182aに他端を当接するトッグルプレート181と、シリンダが後部ブラケット121内に取付けられ、ピストンロッド先端部がトッグルブロック182の背面に連結されてトッグルブロック182を位置調整自在に押圧するセット調整油圧シリンダ183とからなっている。
テンション機構109は、ジョー本体106の背面下端部162と後部ブラケット121の下面に設けられたテンションブラケット122との間に架設されたテンションロッド191と、テンションロッド191の後端部にナット197により支承されたばね押え196とテンションブラケット122との間に嵌装されてテンションロッド191をサイドフレーム102後方に牽引する方向に付勢する圧縮ばねであるテンションスプリング195とからなっている。これにより、テンション機構109は、トッグルプレート181の両端をジョー本体106背面下部161とトッグルブロック182前端182aとに当接保持するように、ジョー本体106下端部162を出口調整機構108側に牽引する張力を有する。
このように構成された従来のジョークラッシャは、偏心軸107を回転させることにより、ジョー本体106が上下に動きながら前後(図示左右方向)に揺動し、破砕室105に供給された岩石等を固定歯103と動歯104とにより破砕することができ、破砕された岩石等の破砕粒が出口105aから排出される。すなわち、トッグルブロック182の後部ブラケット121への固設位置を前後方向に調整することにより出口105a幅が調整されて、破砕粒の粒径を自在に変更できる。
したがって、固定歯103及び動歯104が磨耗した場合、固定歯103と動歯104の間隙すなわち出口105a幅を調整する必要がある。その調整頻度は1〜2週間に1回程度で、その都度、テンションロッド191のナット197を緩めて、トッグルブロック182をセット調整油圧シリンダ183にて前方に押し出すことにより生じた隙間に調整板186を追加挿入後、再度元のようにナット197を締め付けて適正な牽引力を与えるようにしている。この調整は、ナット197がテンションスプリング195で押圧されているため、その緩め及び締め付けには相当の力を要し、労力と時間が掛かり面倒であるという問題がある。
また、ジョークラッシャの使用時間が1年程度と長くなると、トッグルプレート181及び破砕室105内のサイドフレーム102に固着されたチークプレート102aが磨耗し、その交換が必要である。しかし、トッグルプレート181の交換には、テンションロッド191の牽引力を緩め、かつジョー本体106を時計方向に移動させる必要がある。また、チークプレート102aは破砕物により変形されているため、その取外しには相当な力を要し、労力と時間が掛かり面倒であるという問題がある。
このような問題をかなり改善するジョークラッシャとして最近提案されている代表的な次の2つの例がある。
図9は、従来の改善された第1例のジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図、図10は図9のC部の詳細を示す拡大図、図11は従来の改善された第2例のジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図、図12は図11のD部のテンション機構の拡大図である。図9乃至12において、一部形状が異なっていても図8と同じ機能を有する構成部材には同一符号を付してあり、以下、重複する詳細な説明は省略する。
第1例のジョークラッシャは、図9、10に示すように、サイドフレーム102内に立設した固定歯103と揺動する動歯104とで断面V字形の破砕室105を形成し、動歯104を取付けたジョー本体106の上端が偏心軸107によって旋動自在に枢支され、ジョー本体106の下端がトッグルプレート181の円弧運動によってほぼ昇降自在に拘束され、トッグルプレート181を押圧するトッグルブロック182の位置の検知手段と、固定歯103及び動歯104の摩耗進行に対応した破砕室105出口105aの出口幅Exを形成するためのトッグルブロック182に連結された油圧シリンダ183を有する駆動手段(出口調整機構108)と、稼働中における許容限度を超える軽負荷、重負荷の検出及び警報の手段と、許容限度を超える摩耗状態の検知と警報の手段と、前記それぞれの検知した情報を入力し演算して駆動命令を出力する手順を実行する制御装置189を具えた構成である(特許文献1参照)
このように構成された第1例のジョークラッシャは、固定歯103、動歯104の新品を破砕室105内に取付けたとき所望の出口幅Exを設定するためにトッグルブロック182の位置を検知して、予め制御装置189の中に記憶させてある関係式に基づいて演算し、必要な距離だけトッグルブロック182を移動して適正な位置に動歯104の位置を決める。ジョークラッシャの稼働とともに固定歯103、動歯104の摩耗が進み、出口幅が次第に広くなろうとするが、出口幅の変動量は所定の手順を経れば直ちに検知されて制御装置189に伝えられ、必要なトッグルブロック182の移動量が演算されるので、起動を命じると出口調整機構108のトッグルブロック182を駆動するロックシリンダ183が、必要量だけ駆動して修正が加えられるので適正な出口幅Exが保たれる。
また、制御装置189は出口幅Exの管理に有効なだけではなく、稼働中の異常事態、すなわち、設定された出口幅Exに対し異常な負荷などにより、トッグルブロック182が後退あるいは前進することに遭遇したときには、直ちにこれを検知として警報を発し作業員に知らせるから、一旦制御装置に適正な設定を入力しておくと、簡単な処理を通じて所望の稼働条件を正確に維持し続けることが可能となる。
これにより、これまで熟練の作業員が破砕室105の下にある排出シュート(図示せず)の中まで入り込み、出口幅Exをパスなどで実測してスパナ、ハンマー、チェンブロックなどの工具を使用して狭隘な場所に苦しみながら、手作業によって動歯104を移動して適当な出口幅Exを確保していたという不安定な姿勢による不安全な力仕事で、現場的に好ましくない人手作業を省略することができるよう意図されている。
第2例のジョークラッシャは、図11、12に示すように、両サイドサイドフレーム102の後端下部を連結し、前面を垂直面としたリヤサイドフレーム121と、リヤサイドフレーム121の前方において前後方向へ水平移動可能とし、後面を傾斜面182bとした角柱状のトッグルブロック182との間に、前面を傾斜面187a、後面を垂直面とした調整ブロック187を昇降可能に設けてなるジョークラッシャの出口幅調整装置において、トッグルブロック182とリヤサイドフレーム121の中央部を、調整ブロック187を挿通する一方、シリンダ中にピストンロッドを囲む摩擦係数の大きいフレキシブルチューブ(図示しない)を内装し、これを油圧によりピストンロッドに圧着可能な油圧式の水平な1本のロックシリンダ183によって連結し、調整ブロック187の両端部とその上方において両サイドサイドフレーム102の内側に垂設した油圧式の2本の調整シリンダ188のピストンロッド188aとを連結した出口調整機構108と、トッグルブロック182の両端部の後面におけるロックシリンダ183と同等の高さにばね受け座182cを形成するとともに、両ばね受け座182cを前後方向へ通るロッド挿通部を形成し、上記両ロッド挿通部を水平に挿通したテンションロッド191の先端をスイングジョー(ジョー本体)106の後面に枢着するとともに、後端部にばね受け196を取付け、かつ、両ばね受け座182cとばね受け196との間にばね195をそれぞれ弾装したテンション機構109とを備える構成である(特許文献2参照)
このように構成された第2例のジョークラッシャの出口幅調整装置によれば、破砕時において、トッグルブロック182がその移動方向と対向する方向のロックシリンダ183によってロックされるので、異物噛み込み時に、トッグルロックが移動することは全くなく、かつ、従来のように摩擦力でロックする場合に比べ、ロックシリンダ183の油圧力及び本数を低減することができる。
また、出口幅の調整の前後においてもトッグルブロック182のばね受け座182cとテンションロッド191の先端との間隔が不変となるので、従来のようにばね受け座(ばね受けブロック)を複数のリンクプレートで支持したりする必要がなく、その構成を簡単にすることができるとともに、出口幅の調整後にばね195の付勢力を調整する必要がない。さらに、出口幅の調整時において、ロックシリンダ183による応力とテンションロッド191を介したばね195による応力とが同一平面内で作用するので、トッグルブロック182を円滑に移動することができる。
これにより、これまでの熟練作業員の人手による出口幅の調整作業を省略することができるよう意図されている。
特開平6−23287号公報 特開2000−176300号公報
しかしながら、第1例(特許文献1)のジョークラッシャは、固定歯103及び動歯104が磨耗した場合、テンションロッド191のナット197を緩めて、トッグルブロック182をセット調整油圧シリンダ183にて前方に押し出すことによる調整後、再度元のようにナット197を締め付けて適正な牽引力を与える必要がある。この調整は、ナット197がテンションスプリング195で押圧されているため、その緩め及び締め付けには相当の力を要し、労力と時間が掛かり面倒であるという問題が依然として残されている。
また、図9、10に示すように、消耗品であるトッグルプレート181及びトッグルブロック182が、後部ブラケット121の前端に摺動自在に設けられたトッグルブロックブラケット123とトッグルブロック182の下端部に設けられたトッグルブロック182の位置検知手段185との間に配置されているためアクセス性が悪く、これらの消耗品(181、182など)を取替える際に、相互に接触損傷を起こすおそれがあるともに取外し、取付けが困難である。
また、トッグルプレート181は高荷重が生じた場合、折損してサイドフレーム102等を損傷させない構造となっており、トッグルプレート181が折損した場合、下方に落下して位置検知手段185を損傷させる危険性が大きい。さらに、位置検知手段185が破砕室105に近接配置されているため、岩石等の破砕物の飛散により損傷する危険性もある。
また、トッグルブロックブラケット123の下端部に上端部が回転自在に枢支されたトッグルブロック182の下方部にテンションス機構109が取付けられている複雑な構造で、トッグルブロック182の下部にテンション荷重が発生することにより偏荷重モーメントがトッグルブロック182及び油圧シリンダ183に付加され、トッグルブロック182と油圧シリンダ183との接続部や油圧シリンダ183のピストン及びピストンロッドのパッキン類の寿命が短縮される等々の問題点がある。
これに対して、第2例(特許文献2)のジョークラッシャは、リヤサイドフレーム121とトッグルブロック182との間に調整ブロック187を2本の油圧調整シリンダ188により昇降可能に設けてなる出口幅調整機構108と出口幅調整機構108の左右両側に併設された一対のテンションロッド191及びばね195が弾装されたテンション機構109とからなる出口幅調整装置が複雑で重厚長大となり、このジョークラッシャのスペースも嵩むとともにコストも増大する。
また、出口幅調整機構108とテンション機構109とが同一平面内に併設されているため、前記従来のジョークラッシャのような出口幅調整機構108の下方部にテンション機構109が設けられる場合に比べて、テンション機構109の牽引力を一層大きくする必要があり、テンション機構109の関連構成部材の強大化、ひいてはジョークラッシャの重量、スペース及びコストの増大化を招く。
さらに、消耗品であるトッグルブロック182を挿通して一対のテンションロッド191が配置されているため、トッグルブロック182を取替える際に、一対のテンションロッド191及びばね195が弾装されたテンション機構109も解体する必要があり、これら両者の取外し、取付けが困難である等々の問題点がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡潔な構成で、全体構造の単純化、小型化が図られ、不安定な姿勢による不安全な力仕事で、現場的に好ましくない人手による出口幅調整等の作業を省略することができ、操作性、信頼性、長寿命性、メンテナンス性及び経済性に優れたジョークラッシャを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明のジョークラッシャは、サイドフレーム内に立設した固定歯と揺動する動歯とで断面略V字形の破砕室を形成し、前記動歯を取付けたジョー本体の上端が偏心軸により旋動自在に枢支され、ジョー本体の背面下端が、前記固定歯に対する出口幅を形成する動歯の位置を調整可能に規定する出口調整機構及びその出口調整機構の安定動作を保持するテンション機構の各円弧運動により昇降自在に拘束されるジョークラッシャにおいて、前記テンション機構は、テンションロッドと、前記ジョー本体の下端と前記テンションロッドの一端との間にそれぞれピンヒンジ連結されたテンションシリンダと、前記テンションロッドの他端に弾装され、前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧するように付勢するテンションスプリングと、からなることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のジョークラッシャであって、前記テンション機構は、前記出口調整機構の下方部に設けられたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のジョークラッシャであって、前記テンションシリンダは流体圧シリンダからなり、前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧するように前記テンションシリンダ内に流体圧を供給する流体圧システムを備えることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3記載のジョークラッシャであって、前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧保持するように前記テンションシリンダ内に供給される流体圧回路には、アキュムレータが連設されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4記載のジョークラッシャであって、前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧保持するように前記テンションシリンダ内に供給される流体圧回路には、流体圧を任意の圧力に保持する調圧手段が設けられていることを特徴としている。
請求項6の発明のジョークラッシャは、サイドフレーム内に立設した固定歯と揺動する動歯とで断面略V字形の破砕室を形成し、前記動歯を取付けたジョー本体の上端が偏心軸により旋動自在に枢支され、ジョー本体の背面下端が、前記固定歯に対する出口幅を形成する動歯の位置を調整可能に規定する出口調整機構及びその出口調整機構の安定動作を保持するテンション機構の各円弧運動により昇降自在に拘束されるジョークラッシャにおいて、前記出口調整機構は、一端が前記ジョー本体の背面下端を揺動自在に支持するトッグルプレートと、前記ジョー本体背面側のサイドフレーム下部に固設されたトッグルブロックブラケット内に前後方向に摺動自在にガイドされ、前記トッグルプレートの他端を揺動自在に支持するトッグルブロックと、前記トッグルブロックブラケット背面側のサイドフレームに固設された後部ブラケットに取付けられ、前記トッグルブロックを押圧するセット調整シリンダとからなり、前記セット調整シリンダ内のピストンロッドとシンリンダヘッドとの間にピストンロッドのストローク変位を検知するストロークセンサが内装され、そのピストンロッドストローク変位と前記動歯下端の動作変位との関係を演算して、前記固定歯に対する動歯の出口位置を表示する出口位置表示システムを備えることを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項6記載のジョークラッシャであって、前記動歯下端の動作変位にピストンロッドストローク変位が比例する位置に前記セット調整シリンダを配置し、前記出口位置表示システムは前記ストロークセンサの出力に比例した値により前記固定歯に対する動歯の出口位置を表示することを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7記載のジョークラッシャであって、前記セット調整シリンダは流体圧シリンダからなり、前記出口調整機構のトッグルプレート、トッグルブロック及びセット調整シリンダがいずれも相互に当接のみの押圧状態で保持されるように前記セット調整シリンダ内に流体圧を供給する流体圧システムを備えることを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項8記載のジョークラッシャであって、前記出口調整機構を押圧保持するように前記セット調整シリンダ内に供給される流体圧回路には、アキュムレータが連設されていることを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項8又は請求項9記載のジョークラッシャであって、前記出口調整機構を押圧保持するように前記セット調整シリンダ内に供給される流体圧回路には、プレッシャスイッチが設けれ、前記出口位置表示システムは、運転中に前記プレッシャスイッチが所定の設定油圧を感知した場合その出力信号を受信し、前記動歯の出口位置を適宜設定した出口幅位置まで拡大すると同時に前記破砕室への破砕物の投入を停止し、前記破砕室内の破砕物が異物共排出されて無負荷運転状態になったときに元の所定の出口幅位置まで戻す異物排出制御を行うことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、固定歯に対する動歯の出口幅が変化しても、ジョー本体の位置が変わる変位量をジョー本体の下端及びテンションロッドの一端にそれぞれピンヒンジ連結されたテンションシリンダのピストンロッドの伸縮により対応して常に一定のテンション荷重を確保することができる。これにより、出口幅調整時においても、不安定な姿勢による不安全な力仕事で、現場的に好ましくない人手によるテンション機構の調整作業を省略することができる。
さらに、ジョー本体は運転中常に前記出口の開き側と閉じ側に規定のストロークで動くので前記ジョー本体下端のテンションシリンダ支点位置も同時に変化するが、その変化量をテンションスプリングで受けて伸縮することによりテンションシリンダのピストンロッドの伸縮作動を少なくすることができるので、常に一定のテンション荷重を確保するとともにテンションシリンダ内のパッキン類の動きが少なく磨耗も少ないので、その寿命を長くすることができる。さらに、ピストンロッドの伸縮動作が少ないことから、テンションシリンダの例えば流体圧などの駆動源の発熱が少なく、その駆動源システムの冷却装置は不要となり簡素化され、駆動源システムの寿命も長くすることができるとともに経済性にも優れる等々の効果がある。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様な効果を有するのに加えて、テンション機構が出口調整機構の下方部に設けられていることから、前記特許文献2のジョークラッシャのような、テンション機構109が出口幅調整機構108と同一平面内に併設されている構成に比べて、「てこの原理」から容易に分かるように、必要なテンション荷重を小さく設定することができ、構成部材をスリムにすることができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明と同様な効果を有するのに加えて、テンションシリンダは流体圧シリンダからなり、ジョー本体の下端を出口調整機構側に押圧するようにテンションシリンダ内に流体圧が供給されることにより、固定歯に対する動歯の出口幅が変化しても、ジョー本体の位置が変わる変位量をテンションシリンダのピストンロッドの伸縮により対応して常に一定のテンション荷重を安定的に確保する信頼性を向上させることができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明と同様な効果を有するのに加えて、ジョー本体の下端を出口調整機構側に押圧保持するように前記テンションシリンダ内に供給される流体圧回路にはアキュムレータが連設されていることから、ジョー本体からの衝撃的な破砕荷重に伴うテンションシリンダ内に供給される流体圧の変動が全てアキュムレータのプラダに吸収されるとともにテンションスプリングの伸縮によりテンションシリンダのピストンロッドの伸縮動作が少ないので、テンションシリンダのパッキン類の摩耗及び流体圧の発熱が少ない。これにより、テンション機構及び流体圧システムの寿命が長くなるとともに、常に一定のテンション荷重を安定的に確保する信頼性を一層向上させることができるという効果がある。
請求項5の発明によれば、請求項3又は請求項4の発明と同様な効果を有するのに加えて、ジョー本体の下端を出口調整機構側に押圧保持するように前記テンションシリンダ内に供給される流体圧回路には流体圧を任意の圧力に保持する調圧手段が設けられていることから、ジョー本体からの衝撃的な破砕荷重に伴う通常運転中又は出口調整時などのテンションシリンダ内に供給される流体圧が常に設定圧力に保持されるので、ジョー本体の下端を出口調整機構側に安定的に押圧保持する信頼性を一層向上させることができるという効果がある。
請求項6の発明によれば、固定歯に対する動歯の出口位置を表示するためのピストンロッドストローク変位を検知するストロークセンサは、セット調整シリンダ内のピストンロッドとシンリンダヘッドとの間に内装されているため、トッグルプレートやその両端部の当接支持部材であるジョー本体の背面下端部及びトッグルブロック前端部にそれぞれ設けられるトッグルシートなどの消耗品を交換する際に損傷する危険性が無く、さらに、トッグルブロックブラケットが後部ブラケットの前方に分離されてトッグルプレート及びトッグルブロックが取外し、取付けに容易なアクセス性の良い位置に配置されていることも加え、これら消耗品の交換作業が容易となる。また、岩石等の破砕物の飛散による損傷の危険性も無くすことができる。
また、前記ピストンロッドストローク変位と動歯下端の動作変位との関係を演算して、前記固定歯に対する動歯の出口位置を表示する出口位置表示システムにより、初期条件として入力している所定の出口幅を確保するようにセット調整シリンダを作動させてトッグルブロックを必要な位置まで移動して出口幅を常に一定に維持することができる。これにより、不安定な姿勢で不安全な力仕事の人手による出口幅調整作業を省略することができる等々の効果がある。
請求項7の発明によれば、請求項6の発明と同様な効果を有するのに加えて、動歯下端の動作変位にピストンロッドストローク変位が比例する位置にセット調整シリンダを配置し、出口位置表示システムはピストンロッドストローク変位に比例した値により固定歯に対する動歯の出口位置を表示することにより、その演算処理を含めて出口位置表示システムを簡易化することができるという効果がある。
請求項8の発明によれば、請求項6又は請求項7の発明と同様な効果を有するのに加えて、セット調整シリンダは流体圧シリンダからなり、出口調整機構のトッグルプレート、トッグルブロック及びセット調整シリンダがいずれも相互に当接のみの押圧状態で保持されるようにセット調整シリンダ内に流体圧が供給されることから、ジョー本体からの破砕荷重はトッグルプレート、トッグルブロックを介してセット調整シリンダのピストンロッドに加わるが、これら出口調整機構の構成部材は相互に当接関係にあり拘束連結されていないためこれらの部材に曲げモーメントが作用することなく、常に破砕荷重はピストンロッドと平行になるように作用する。このように曲げモーメント荷重を受けない出口調整機構は、セット調整シリンダ内の部品及びパッキン等を含む構成部材の損傷を防止し、寿命を長くするとともにその構成をスリム化することができる。さらに、拘束連結されていないトッグルプレート及びトッグルブロックの交換も容易である。
また、セット調整シリンダが流体圧シリンダからなるため、ジョー本体からの破砕荷重の過酷な衝撃をも吸収して十分耐久性があることも加えて出口調整機構の信頼性を向上させる等々の効果がある。
請求項9の発明によれば、請求項8の発明と同様な効果を有するのに加えて、出口調整機構を押圧保持するようにセット調整シリンダ内に供給される流体圧回路には、アキュムレータが連設されていることから、ジョー本体からの衝撃的な破砕荷重に伴うセット調整シリンダ内に供給される流体圧の変動が全てアキュムレータのプラダに吸収されるためセット調整シリンダのピストンロッドの伸縮動作が少ないので、セット調整シリンダのパッキン類の摩耗及び流体圧の発熱が少ない。これにより、出口調整機構及び流体圧システムの寿命が長くなるとともに信頼性を一層向上させることができるという効果がある。
請求項10の発明によれば、請求項8又は請求項9の発明と同様な効果を有するのに加えて、出口調整機構を押圧保持するように前記セット調整シリンダ内に供給される流体圧回路にはプレッシャスイッチが設けれ、出口位置表示システムは、運転中にプレッシャスイッチの設定値以上の回路内圧力が発生した場合、動歯の出口位置を適宜設定した出口幅位置まで拡大すると同時に破砕室への破砕物の投入を停止し、適宜時間経過して無負荷運転状態になったときに元の所定の出口幅位置まで戻す異物排出制御を行うことから、破砕室に例えば金属塊、高強度の塊などの異物が投入された場合、自動的に破砕室への破砕物投入を停止すると同時に出口幅を拡大して異物を排出し、その後所定の出口幅による通常運転状態に復帰することができる。これにより、異物投入によるジョークラッシャの損傷を未然に防止するとともに流体圧システム等の寿命も長くなり、信頼性を一層向上させることができる等々の効果がある。
このように、本発明によれば、簡潔な構成で、全体構造の単純化、小型化が図られ、不安定な姿勢による不安全な力仕事の人手による出口幅調整等の作業を省略することができ、操作性、信頼性、長寿命性、メンテナンス性及び経済性に優れたジョークラッシャを提供することができるという効果がある。
以下、本発明のジョークラッシャを実施するための最良の形態の具体例を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態によるジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図、図2は本発明のジョークラッシャの流体圧(油圧)システム10の概念を示す流体圧(油圧)回路図、図3は本発明のジョークラッシャの運転中の動作説明図(側断面図)、図4は図3のA部拡大図、である。
この実施の形態のジョークラッシャは、図1に示すように、固定歯3と、固定歯3に対面する動歯4が取付けられたジョー本体6と、固定歯3を固定し、ジョー本体6の上端を軸着する偏心した偏心軸7を支承する機体フレーム1のサイドフレーム2と、サイドフレーム2、固定歯3及び動歯4により断面略V字形の破砕室5を形成し、ジョー本体6背面側の下部とサイドフレーム2下部との間に設けられて固定歯3に対する出口5a幅を形成する動歯4の下端の位置を調整可能に規定する出口調整機構8及びその出口調整機構8の安定動作を保持するテンション機構9とから概略構成されている。
このように構成されたジョークラッシャは、偏心軸7がその軸端に取付けられたプーリ71といずれも図示しない電動機とをベルトを介して連動回転することにより、ジョー本体6が上下に動きながら前後(図示左右方向)に揺動し、破砕室5に供給された岩石や鉱石などの破砕物(産物)を固定歯3と動歯4とにより破砕することができ、破砕された岩石等の破砕粒が出口5aから排出される。
出口調整機構8は、トッグルシート61を介して一端がジョー本体6の背面下端を揺動自在に支持するトッグルプレート81と、ジョー本体6背面側のサイドフレーム2下部に固設されたトッグルブロックブラケット23内に前後方向に摺動自在にガイドされ、トッグルシート82aを介してトッグルプレート81の他端を揺動自在に支持するトッグルブロック82と、トッグルブロックブラケット23背面側のサイドフレーム2に固設された後部ブラケット21に取付けられ、トッグルブロック82をピストンロッド83a先端で押圧するセット調整シリンダ83とからなる。
このように、トッグルブロックブラケット23が後部ブラケット21の前方に分離されて消耗品であるトッグルプレート81及びトッグルブロック82が取外し、取付けに容易なアクセス性の良い位置に配置されているため、これら消耗品の交換作業が容易となる。
セット調整シリンダ83は、流体圧例えば油圧シリンダからなり、シリンダの前側に固設されたフランジ83cがボルト84により後部ブラケット21の前壁に取付けられている。
そして、ジョークラッシャは、作動時にトッグルプレート81、トッグルブロック82及びセット調整シリンダ83のピストンロッド83aがいずれも相互に当接のみの押圧状態で保持されるようにセット調整シリンダ83内のシリンダヘッド83b側に油圧を常時供給する油圧システム10を備えている(図2参照)。
この実施の形態のトッグルプレート81の両端面は、トッグルシート61、82aの凹溝状の当接面に係合するように上下端部がカットされた先鋭形状に形成されている。また、ピストンロッド83aの先端面は略球面状などの凸曲面状に形成されることが望ましい。
このような出口調整機構8の構成により、ジョー本体6からの破砕荷重はトッグルプレート81、トッグルブロック82を介してセット調整シリンダ83のピストンロッド83aに加わるが、これら出口調整機構8の構成部材81、82、83aは相互に当接関係にあり拘束連結されていないためこれらの部材81、82、83aに曲げモーメントが作用することなく、常に破砕荷重はピストンロッド83aと平行になるように作用する。このように曲げモーメント荷重を受けない出口調整機構8は、セット調整シリンダ83内の部品及びパッキン等を含む構成部材81、82、83の損傷を防止し、寿命を長くするとともにスリムな構成とすることができる。また、拘束連結されていないトッグルプレート81及びトッグルブロック82の交換も容易である。
また、岩石等の破砕に伴うジョー本体6からの過酷な衝撃荷重は、セット調整シリンダ83内に供給される油圧により吸収されるため、出口調整機構8は十分耐久性があり、信頼性が向上する。
セット調整シリンダ83内のピストンロッド83aとシンリンダヘッド83bとの間に、図1及び後述の図5に示すように、ピストンロッド83aのストローク変位を検知する例えばポテンショメータなどの位置センサであるストロークセンサ85が内装されている。
そして、ジョークラッシャは、ストロークセンサ85によるピストンロッド83aストローク変位と動歯4下端の動作変位との関係を演算して、固定歯3に対する動歯4の出口位置を表示する出口位置表示システム86を備えている。出口位置表示システム86については、後述する。
ストロークセンサ85は、セット調整シリンダ83内に内装されているため、トッグルプレート81やトッグルシート61、82aなどの消耗品を交換する際に接触等による損傷の危険性がなく、岩石等の破砕物の飛散による損傷の危険性も回避することができる。
なお、セット調整シリンダ83は、トッグルブロック82の幅方向(図1の紙面に垂直方向)中央部に対して1本又は2本並列に選択的に配置することができる。後者の場合は、同一の押圧力に対して2本のセット調整シリンダ83を細くできるので出口調整機構8の特に上下方向の高さを低く抑えるメリットがある。
テンション機構9は、テンションロッド91と、ピストンロッド先端クレビス92b及びシリンダヘッド後端クレビス92cがそれぞれジョー本体6の下端部に設けられたテンションブラケット62及びテンションロッド91の先端にピン98、93によりブッシュ99、94を介してヒンジ連結されたテンションシリンダ92と、後部ブラケット21の下端に垂設され、テンションロッド91が挿通されたテンションブラケット22とテンションロッド91の後端部にナット97を介して支承されたばね受け96との間に弾装され、テンションロッド91の後端部をテンションブラケット22側に牽引するように付勢するテンションスプリング95とからなっている。
このテンション機構9の牽引力により、ジョー本体6の下端部が出口調整機構8側に押圧されて出口調整機構8の安定動作が保持される。
また、テンション機構9は、出口調整機構8の下方部に設けられていることから、必要なテンション荷重を相対的に小さく設定することができ、構成部材をスリム化できる。したがって、テンション機構9は、テンションロッド91、テンションシリンダ92及びテンションスプリング95の各単一からなる一式の構成で十分対応することができる。
テンションシリンダ92は、流体圧例えば油圧シリンダからなり、ジョークラッシャの作動時は、油圧システム10によりジョー本体6の下端をテンションブラケット22側に牽引するようにテンションシリンダ92のピストンロッド92a側内に油圧が常時供給される。
このようなテンション機構9の構成により、固定歯3に対する動歯4の出口5a幅が変化しても、ジョー本体6の位置が変わる変位量をジョー本体6の下端部のテンションブラケット62及びテンションロッド91先端にそれぞれピンヒンジ連結されたテンションシリンダ92のピストンロッド92aの伸縮により対応して常に一定のテンション荷重を確保することができる。これにより、出口幅調整時にも、不安定な姿勢で不安全な力仕事の人手によるテンション機構9の調整作業を省くことができる。
また、ジョー本体6は、図3、4に示すように、通常運転中常に固定歯3に対する動歯4の出口5a位置が閉じ側の出口幅E(実線で示した状態)から開き側の出口幅Ea(2点鎖線で示した状態)まで規定のストロークで動く。すなわち、動歯4及びジョー本体6、出口調整機構8及びテンション機構9の運転中での動きは、図3、4において、2点鎖線で示した状態と実線で示した状態との間の動きが繰り返される。この場合、ジョー本体6下端部テンションブラケット62のテンションシリンダ92のピストンロッド先端クレビス92bの支点P位置も同時にPaまで変化するが、その変化量Fをテンションスプリング95で受けて相対的に伸縮吸収することによりテンションシリンダ92のピストンロッド92aの伸縮作動を少なくすることができる。これにより、常に一定のテンション荷重を確保するとともにテンションシリンダ92内のピストン92dのパッキン92eなどのパッキン類の相対動きが少なく磨耗も少ないので、その寿命を長くすることができる。
さらに、ピストンロッド92aの伸縮動作が少ないことから、テンションシリンダ92の油圧オイルの発熱が少なく、その油圧システム10の冷却装置は不要となり、油圧システム10の寿命も長くなる。
また、油圧システム10において、図2に示すように、出口調整機構8を押圧保持するようにセット調整シリンダ83のシリンダヘッド83b側内に油圧が供給される油圧回路12、及びジョー本体6の下端を出口調整機構8側に牽引保持するようにテンションシリンダ92のピストンロッド92a側内に油圧が供給される油圧回路13には、それぞれアキュムレータ16とプレッシャスイッチ12a、アキュムレータ18と調圧手段であるリリーフバルブ13aが連設されている。
ジョー本体6からの衝撃的な破砕荷重に伴うセット調整シリンダ83内に供給される油圧の変動は全てアキュムレータ16のプラダ17に吸収されるためセット調整シリンダ83のピストンロッド83aの伸縮が少なくなり、セット調整シリンダ83のパッキン類の摩耗及び油圧オイルの発熱が抑制される。これにより、出口調整機構8及び油圧システム10の寿命が長くなるとともに信頼性を一層向上させる。
また、ジョー本体6からの衝撃的な破砕荷重に伴うテンションシリンダ92内に供給される油圧の変動は全てアキュムレータ18のプラダ19に吸収されるとともにテンションスプリング95の伸縮によりテンションシリンダ92のピストンロッド92aの伸縮動作が少なくなり、テンションシリンダ92のパッキン類の摩耗及び油圧オイルの発熱が抑制される。これにより、油圧システム10は冷却装置が省かれ簡素化されてテンション機構9と共に寿命が長くなるとともに、常に一定のテンション荷重を安定的に確保する信頼性を一層向上させる。
プレッシャスイッチ12a及びリリーフバルブ13aの作用、効果については、後述する。
次に、この実施の形態によるジョークラッシャの作動調整方法について説明する。
図5はジョークラッシャの出口幅EbからEまで調整時の動作説明図(側断面図)、図6は図5のB部拡大図である。
ジョークラッシャの通常の初期調整は、図2乃至6を参照し、以下の通り行う。
先ず、油圧ユニット11のセット調整シリンダ用油圧回路切替え弁(図示しない)を切替えて、セット調整シリンダ83のシリンダヘッド83b側の油圧回路12に油圧を供給することでピストンロッド83aが伸展してトッグルブロック82を押し、トッグルプレート81を介してジョー本体6を固定歯3側に出口幅Eb(2点鎖線で示した状態)からE(実線で示した状態)まで移動させ、動歯4の所定の出口5a幅E位置でセット調整シリンダ83のシリンダヘッド83b側への油圧供給を停止する。
前記の動作において、セット調整シリンダ83のシリンダヘッド83b側の油圧回路12に油圧を供給することより、セット調整シリンダ83のピストンロッド83a側の油圧回路13(図2)内の油圧は初期設定圧力より上昇しようとするが、リリーフバルブ13aにより初期設定以上の油圧はリターン油圧回路13bを経由して流体圧ユニット11のタンクに戻るので、常に初期設定圧力に保持される。これにより、ジョー本体6の下端を出口調整機構8側に安定的に押圧保持する信頼性が一層向上する。
このように、テンション機構9は、テンションシリンダ92のピストンロッド92a側に常に所定の油圧が保持されて安定したテンション荷重を発生させる。この時テンションスプリング95は所定の寸法圧縮された状態となる。このテンション荷重は、ジョー本体6をトッグルプレート81、トッグルブロック82及びセット調整シリンダ83に押付け、すなわち出口調整機構8を当接状態で保持することにより安定的な運転可能な状態にする。
この調整過程での動歯4及びジョー本体6、出口調整機構8及びテンション機構9の動きは、図5、6において、2点鎖線で示した状態から実線で示した状態までの動きとなる。すなわち、固定歯3に対する動歯4の出口幅は、Ebから所定の出口幅Eに設定される。この調整動作は、ジョークラッシャの通常運転停止中に行われる。その後、ジョークラッシャは、運転中前記図3に示した出口幅EとEaとの間でストローク運転される。
これとは反対に、固定歯3と動歯4の隙間すなわち出口幅を広げる時の調整は、以下の通り行う。
先ず、前記セット調整シリンダ用油圧回路切替え弁を切替えて、セット調整シリンダ83のシリンダヘッド83b側の油圧回路12内の油圧を油圧ユニット11タンクに開放状態にする。
次いで、前記テンションシリンダ用油圧回路切替え弁を切替えて、テンションシリンダ92のピストンロッド92a側に油圧を供給することでジョー本体6はセット調整シリンダ83のピストンロッド83aが後退して、固定歯4と動歯4の隙間すなわち出口幅が拡大する。この調整動作も、ジョークラッシャの通常運転停止中に行われる。
この出口幅拡大調整過程での動歯4及びジョー本体6、出口調整機構8及びテンション機構9の動きは、図5、6において、実線で示した状態から2点鎖線で示した状態までの動きとなる。すなわち、固定歯3に対する動歯4の出口幅はEからEbに拡大され、ジョー本体6下端部テンションブラケット62のテンションシリンダ92のピストンロッド先端クレビス92bの支点位置も同時にPからPbまで移動する。このときのテンションシリンダ92のピストンロッド92aは、ピストン92dストロークS後退する。
以上のジョークラッシャの調整作業は、全て人力によらず、油圧システムの操作により短時間に調整可能である。
そして、ジョークラッシャの運転中は、前記セット調整シリンダ用油圧回路切替え弁によりセット調整シリンダ83のシリンダヘッド83b側のアキュムレータ16が連設された油圧回路12を油圧ユニット11タンクに対して閉鎖することで、テンションシリンダ92のピストンロッド92a側のアキュムレータ18が連設された油圧回路13から供給される油圧により一定のテンション荷重が確保される。
ここで、前記出口位置表示システム86の作用及び効果について、説明する。
トッグルプレート81は、例えば図3に示すように、その先端においてジョー本体6の背面下端にトッグルシート61を介して回動自在に嵌合してテンショ機構9の牽引力とともにジョー本体6の位置及びトッグルプレート81の他端位置を決めるから、動歯4の位置もまたトッグルブロック82の位置によって決められる。
トッグルブロック82を押圧するセット調整シリンダ83内にストロークセンサ85が内装されており、動歯4の位置の変動は正確に検知されて電気的な信号として出口位置表示システム86の演算部へ伝えられる。トッグルプレート81の他端は、トッグルブロック82にトッグルシート82aを介して回動自在に嵌合し円弧運動の始点となっている。そして、このトッグルブロック82の背面にセット調整シリンダ83のピストンロッド83a先端部が当接して油圧システム10により伸縮制御され、さらに、油圧システム10は出口位置表示システム86に連係してその指示に基づいて作動するように自動制御化することができる。
図7は、ジョークラッシャの出口幅調整の概念を示す説明図である。
先ず、前記出口幅拡大調整時の操作と同様にしてセット調整シリンダ用油圧回路切替え弁及びテンションシリンダ用油圧回路切替え弁の切換えにより(ここでテンションシリンダ92の作動は説明を省略するが)、セット調整シリンダ83のピストンロッド83aをシリンダヘッド83b側限度まで後退させ、そのときのストロークセンサ85によるピストンロッド83aの位置をストローク0点G0と定める。次に前記セット調整シリンダ用油圧回路切替え弁及びテンションシリンダ用油圧回路切替え弁を切り換えてセット調整シリンダ83のピストンロッド83aを伸展させて固定歯3と動歯4とが接触するまでトッグルブロック82及びトッグルプレート81を介してジョー本体6を固定歯3側に移動し、接触点を動歯基準点T0とする。ストローク0点G0から動歯基準点T0までのストロークセンサ85によるピストンロッド83aのストロークS0がジョークラッシャの固定の初期条件である。
その後、次第に固定歯3及び動歯4の摩耗が進むと最初の動歯基準点T0は後退してT1となるが、所定の出口幅Eを常に一定に維持するためには、動歯基準点T0からT1までの距離に相当する磨耗量ΔEだけジョー本体6を固定歯3側に移動させる必要がある。出口位置表示システム86は、この出口幅調整を簡単な操作により自動的に行なうことができる。
出口位置表示システム86の制御の主体は例えばシーケンサを適用することができ、ストロークセンサ85からのピストンロッド83a位置すなわちピストンロッドストローク値の電気信号を受けてその変動を直ちに演算し、初期条件として入力している所定の出口幅Eを確保するために移動しなければならないセット調整シリンダ83のピストンロッド83aのストロークS0−E+ΔEを算出する。そして、セット調整シリンダ83のピストンロッド83aがこのストロークS0−E+ΔE伸展し、トッグルブロック82及びトッグルプレート81を介してジョー本体6を固定歯3側に移動して所定の出口幅Eを確保する。
また、図1、3、5に示すように、動歯4下端の動作変位にセット調整シリンダ83のピストンロッド83aストローク変位が比例する位置に出口調整機構8を配置構成することにより、出口位置表示システム86はストロークセンサ85の出力に比例した値により固定歯3に対する動歯4の出口位置を表示することができる。
また、出口位置表示システム86は、稼働中の許容し得る軽負荷、重負荷の限度となる異常負荷や、固定歯3及び動歯4の摩耗限度も初期条件として入力しておくことにより、所定の出口幅Eに比べてこの限度を超える出口幅が発生したとき、すなわち通常の稼働条件を超える過大な負荷が加わったときには、ストロークセンサ85からの信号を受けて異常負荷として警報を発し、作業員に注意を喚起する機能を備えることもできる。
さらに、逆に、所定の出口幅Eに比べて限度を超える小さな出口幅、すなわち過小負荷しか加わらない異常な運転状態に対しても異常負荷として注意を喚起することも、通常の運転において看過し易い固定歯3及び動歯4の限度を超えた摩耗状態に対しても同様の機能を持たせることも容易にできる。
クラッシャの運転中、破砕室5に例えば金属塊、高強度の塊などの異物が岩石等の破砕物(産物)に混入して投入された場合、固定歯3と動歯4の間でその異物を噛込み設計荷重以上の高荷重が発生する。この際の高荷重はトッグルプレート81に伝わり、さらにピストンロッド83aを介して、セット調整シリンダ83のシリンダヘッド側83bの油圧回路12内油圧に伝達される。そこで、油圧回路12内に設けたプレッシャスイッチ12aの適宜設定した油圧以上に油圧が上昇すると、出口位置表示システム86は、プレッシャスイッチ12aが作動してその信号を受信することにより、動歯4及びジョー本体6、出口調整機構8及びテンション機構9の動きが図5、6において実線で示した状態から2点鎖線で示した状態まで動くように、前記出口幅拡大調整時の操作と同様の制御を自動的に行う。すなわち、この場合、ジョークラッシャ運転中に固定歯3に対する動歯4の出口幅が初期設定のEから適宜所定(前記異物が排出可能な広さ)の出口幅Ebに自動的に拡大変更される。
その時、同時に、破砕室5に供給する破砕物の投入を停止する。この停止信号は、プレッシャスイッチ12aの出力信号により出口位置表示システム86に発信される。そして、破砕室5内の前記異物は、出口幅がEbに広がった時点で拡大された出口5aから自動的に排出される。
出口幅Ebの出口5a拡大状態から適宜の時間経過し破砕室内の破砕物が異物共排出されて無負荷運転状態になると、この無負荷運転状態が偏心軸107を駆動するいずれも図示しない電動機の電気回路に設けた接点付メータリレーにより検知される。
この無負荷運転状態が検知された後、出口位置表示システム86は、動歯4を出口幅Ebから元の所定の出口幅E位置まで戻し、当初の所定の出口幅Eによる通常運転状態に自動的に復帰させる異物排出制御を行う。
さらに、出口位置表示システム86は、ジョークラッシャが上記異物排出動作を、適宜所定の回数動作した場合、破砕物の供給を停止して、ジョークラッシャの運転を自動的に停止する制御を行う。その時、異物検知の警報を点灯させてオペレータに知らせる。
これにより、異物投入によるジョークラッシャの損傷を未然に防止するとともに流体圧システム等の寿命も長くなり、信頼性が一層向上する。
なお、前記実施の形態の他に、各部材の形状、配置及び例えばセット調整シリンダ83及びテンションシリンダ92の個数等は、本発明者が任意に変更することができる。
本発明によれば、簡潔な構成で、全体構造の単純化、小型化が図られ、不安定な姿勢で不安全な力仕事の人手による出口幅調整等の作業を省略することができ、操作性、信頼性、長寿命性、メンテナンス性及び経済性に優れたジョークラッシャを提供することができることから、本発明のジョークラッシャは岩石や鉱石等を扱う建設業界や金属製造業界など各種破砕関連産業に効果的に適用することができる。
本発明の一実施の形態によるジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図である。 本発明の一実施の形態によるジョークラッシャの流体圧(油圧)システムの概念を示す流体圧(油圧)回路図である。 図1のジョークラッシャの運転中の動作説明図(側断面図)である。 図3のA部拡大図である。 図1のジョークラッシャの出口幅調整時の動作説明図(側断面図)である。 図5のB部拡大図である。 図1のジョークラッシャの出口幅調整の概念を示す説明図である。 従来の一般的なジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図である。 従来の改善された第1例のジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図である。 図9のC部の詳細を示す拡大図である。 従来の改善された第2例のジョークラッシャの主要部概念を示す側断面図である。 図11のD部のテンション機構の拡大図である。
符号の説明
1 機体フレーム
2 サイドフレーム
3 固定歯
4 動歯
5 破砕室
5a 出口
6 ジョー本体
7 偏心軸
8 出口調整機構
9 テンション機構
10 流体圧(油圧)システム
11 油圧ユニット
12 セット調整シリンダのシリンダヘッド側油圧回路
12a プレッシャスイッチ
13 テンションシリンダのピストンロッド側油圧回路
13a 調圧手段(リリーフバルブ)
14 テンションシリンダのシリンダヘッド側油圧回路
15 セット調整シリンダのピストンロッド側油圧回路
16、18 アキュムレータ
17、19 プラダ
21 後部ブラケット
22 テンションブラケット
23 トッグルブロックブラケット
61、82a トッグルシート
62 テンションブラケット
71 プーリ
81 トッグルプレート
82 トッグルブロック
83 セット調整シリンダ
83a、92a ピストンロッド
83b シリンダヘッド
83c フランジ
84 ボルト
85 ストロークセンサ
86 出口位置表示システム
91 テンションロッド
92 テンションシリンダ
92a ピストンロッド
92b ピストンロッド先端クレビス
92c シリンダヘッド後端クレビス
92d ピストン
92e パッキン
93、98 ピン
94、99 ブッシュ
95 テンションスプリング
96 ばね受け
97 ナット
E、Ea、Eb 出口幅
ΔE 磨耗量
F 変位量
G0 ストローク0点
P、Pa、Pb 支点
S、S0、S1 ストローク
T0、T1 動歯基準点

Claims (10)

  1. サイドフレーム内に立設した固定歯と揺動する動歯とで断面略V字形の破砕室を形成し、前記動歯を取付けたジョー本体の上端が偏心軸により旋動自在に枢支され、ジョー本体の背面下端が、前記固定歯に対する出口幅を形成する動歯の位置を調整可能に規定する出口調整機構及びその出口調整機構の安定動作を保持するテンション機構の各円弧運動により昇降自在に拘束されるジョークラッシャにおいて、
    前記テンション機構は、
    テンションロッドと、
    前記ジョー本体の下端と前記テンションロッドの一端との間にそれぞれピンヒンジ連結されたテンションシリンダと、
    前記テンションロッドの他端に弾装され、前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧するように付勢するテンションスプリングと、からなることを特徴とするジョークラッシャ。
  2. 前記テンション機構は、前記出口調整機構の下方部に設けられたことを特徴とする請求項1記載のジョークラッシャ。
  3. 前記テンションシリンダは流体圧シリンダからなり、
    前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧するように前記テンションシリンダ内に流体圧を供給する流体圧システムを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のジョークラッシャ。
  4. 前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧保持するように前記テンションシリンダ内に供給される流体圧回路には、アキュムレータが連設されていることを特徴とする請求項3記載のジョークラッシャ。
  5. 前記ジョー本体の下端を前記出口調整機構側に押圧保持するように前記テンションシリンダ内に供給される流体圧回路には、流体圧を任意の圧力に保持する調圧手段が設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のジョークラッシャ。
  6. サイドフレーム内に立設した固定歯と揺動する動歯とで断面略V字形の破砕室を形成し、前記動歯を取付けたジョー本体の上端が偏心軸により旋動自在に枢支され、ジョー本体の背面下端が、前記固定歯に対する出口幅を形成する動歯の位置を調整可能に規定する出口調整機構及びその出口調整機構の安定動作を保持するテンション機構の各円弧運動により昇降自在に拘束されるジョークラッシャにおいて、
    前記出口調整機構は、
    一端が前記ジョー本体の背面下端を揺動自在に支持するトッグルプレートと、
    前記ジョー本体背面側のサイドフレーム下部に固設されたトッグルブロックブラケット内に前後方向に摺動自在にガイドされ、前記トッグルプレートの他端を揺動自在に支持するトッグルブロックと、
    前記トッグルブロックブラケット背面側のサイドフレームに固設された後部ブラケットに取付けられ、前記トッグルブロックを押圧するセット調整シリンダとからなり、
    前記セット調整シリンダ内のピストンロッドとシンリンダヘッドとの間にピストンロッドのストローク変位を検知するストロークセンサが内装され、そのピストンロッドストローク変位と前記動歯下端の動作変位との関係を演算して、前記固定歯に対する動歯の出口位置を表示する出口位置表示システムを備えることを特徴とするジョークラッシャ。
  7. 前記動歯下端の動作変位にピストンロッドストローク変位が比例する位置に前記セット調整シリンダを配置し、前記出口位置表示システムは前記ストロークセンサの出力に比例した値により前記固定歯に対する動歯の出口位置を表示することを特徴とする請求項6記載のジョークラッシャ。
  8. 前記セット調整シリンダは流体圧シリンダからなり、
    前記出口調整機構のトッグルプレート、トッグルブロック及びセット調整シリンダがいずれも相互に当接のみの押圧状態で保持されるように前記セット調整シリンダ内に流体圧を供給する流体圧システムを備えることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のジョークラッシャ。
  9. 前記出口調整機構を押圧保持するように前記セット調整シリンダ内に供給される流体圧回路には、アキュムレータが連設されていることを特徴とする請求項8記載のジョークラッシャ。
  10. 前記出口調整機構を押圧保持するように前記セット調整シリンダ内に供給される流体圧回路には、プレッシャスイッチが設けれ、
    前記出口位置表示システムは、運転中に前記プレッシャスイッチが所定の設定油圧を感知した場合その出力信号を受信し、前記動歯の出口位置を適宜設定した出口幅位置まで拡大すると同時に前記破砕室への破砕物の投入を停止し、前記破砕室内の破砕物が異物共排出されて無負荷運転状態になったときに元の所定の出口幅位置まで戻す異物排出制御を行うことを特徴とする請求項8又は請求項9記載のジョークラッシャ。
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