JP2009297573A - 便器設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】便座支持部材と便器本体上面との間からの臭気発生を容易に防止することができる便器設備を提供する。
【解決手段】便座3e及び便蓋3fが起倒方向回動自在に取り付けられている便座支持部材2は、座部の前部に配置された昇降可能なフロントベースプレート3aと、無底箱状の合成樹脂製のカバー3dとによって外殻が形成されている。このフロントベースプレート3aに人体臀部を温水で洗浄するための温水洗浄ノズルが設置されている。このフロントベースプレート3aの底面には、便座支持部材2が浮上したときにその下側領域Sに向って紫外線を照射する紫外線LED3gが設けられている。人体が検知されないときに便座支持部材2が浮上し、LED3gが点灯する。
【選択図】図1

Description

本発明は、便座支持部材を便器本体の後部上面に対し接離させる機構を備えた便器設備に関する。
洋風便器の上面に設置された便座は、便座支持部材を介して洋風便器に対し俯仰方向に回動自在に取り付けられている。
この便座支持部材と洋風便器上面との間に尿などの汚れが染み込んで臭気の原因となり易い。そこで、便座支持部材としてのロータンクカバーの前部を洋風便器に対し上下動可能とし、洋風便器の清掃時に該ロータンクカバーの前部を便座と共に上方に移動(浮上)させるようにしたものが提案されている(特開2000−33051号公報)。
また、特開2002−4384号公報には、便座支持部材としての便座ボックスを浮上させたときに露出する便器後部上面部分を照明器具により照明することが記載されている。この照明は、便器上面を清掃し易くするために点灯される。
実開平5−16881号には、便器やロータンクの外面に光触媒層を設け、この光触媒層に紫外線ランプから紫外線を照射することが記載されている。
特開2000−33051号公報 特開2002−4384号公報 実開平5−16881号公報
本発明は、便座支持部材と便器本体上面との間からの臭気発生を容易に防止することができる便器設備を提供することを目的とする。
請求項の便器設備は、便器本体の後部上面に設けられる便座支持部材と、該便座支持部材に支持された便座とを備えた便器設備において、該便座支持部材と、その下側の便器本体との間に向って風を吹き出す吹出手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項の便器設備は、請求項において、該吹出手段は、温風を吹き出すものであることを特徴とするものである。
請求項の便器設備は、請求項において、該吹出手段は、人体臀部乾燥用温風ファンからの温風を吹き出すものであることを特徴とするものである。
請求項の便器設備は、請求項ないしのいずれか1項において、便器本体近傍の人体を検知する人体検知手段と、該人体検知が人体不検知であるときに前記吹出手段を作動させる制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項の便器設備は、請求項ないしのいずれか1項において、前記吹出手段の動作と連動して作動する脱臭装置又はトイレルーム用換気装置を備えたことを特徴とするものである。
求項によると、便座支持部材と便器本体の後部上面との間の乾燥を促進することにより、臭気が防止される。
請求項によると、この乾燥が温風により十分に行われる。
請求項によると、温風吹出専用の温風発生手段が不要となり、コスト低減等を図ることができる。
請求項によると、便器近傍から人がいなくなると吹出手段が作動するので、人が驚いたりすることが防止される。
請求項によると、この風の吹出により臭気が発生しても、この臭気が脱臭されたりトイレルーム外に排出されるので、トイレルーム内に臭気が篭ることが防止される。
参考例に係る便器設備の側面図である。 参考例に係る便器設備の側面図及び要部拡大図である。 参考例に係る便器設備の側面図である。 参考例に係る便器設備の側面図及び要部拡大図である。 施の形態に係る便器設備の温風ユニットの構成を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して参考例及び実施の形態について説明する。図1は参考例に係る便器設備の側面図であり、(a)図は便座支持部材の浮上前、(b)図は便座支持部材の浮上後の状態を示している。
陶器製の洋風便器本体1の後部上面に便座支持部材(この参考例では便座ボックス)2が昇降可能に設置されており、この便座支持部材2に便座3e及び便蓋3fが起倒方向回動自在に取り付けられている。
この参考例では、便座支持部材2は、前部に配置された昇降可能なフロントベースプレート3aと、無底箱状の合成樹脂製のカバー3dとによって外殻が形成されている。このフロントベースプレート3aに、人体臀部を温水で洗浄するための温水洗浄ノズル(図示略)が設置されている。また、このフロントベースプレート3aの底面には、便座支持部材2が浮上したときにその下側領域Sに向って紫外線を照射する紫外線光源としての紫外線LED3gが設けられている。広い範囲に紫外線を照射するために、LEDを複数個設けるのが好ましい。また、有機ELなどの面状の紫外線発光体を用いてもよい。
図1に図示はしないが、このフロントベースプレート3a上には、便座3e及び便蓋3fを開閉させるモータ駆動式電動開閉ユニット、人体臀部に向けて温風を吹き出してその乾燥を行うモータ駆動式温風ファン、便鉢内から臭気を含んだ空気を吸引して脱臭するモータ駆動式脱臭ファン及び脱臭カートリッジが設けられている。カバー3dには、便器本体1に近づいた人体を検知するための赤外線センサ等よりなる人体検知センサが設けられている。
便器本体1の最後部上面には、カバー3dの後部側が上方から被さるようにリアベースプレート4aが設けられている。このリアベースプレート4aには、前記温水洗浄ノズルへ温水を供給するためのヒータ付き温水タンク4b、モータ駆動式温水切替弁(図示略)が設けられている。また、図1に図示は省略するが、このリアベースプレート4aには、便座支持部材2を押し上げたり、降下させたりするためのモータ駆動式浮上ユニット、ヒータ及び電動ファンよりなる部屋暖房ファン、電源基板、制御回路基板、便鉢やトラップ部へ水を供給するためのソレノイド駆動式バルブユニット等が設けられている。
この温水洗浄機構等は、トイレルームの壁面に取り付けられたリモコン(図示略)によって操作される。便座支持部材2又はこのリモコンには、浮上ユニットを昇降操作するための浮上スイッチが設けられている。
なお、便器本体1の外面にはその後部上面も含めて酸化チタン等の光触媒層が設けられている。
この便器設備の作動について次に説明する。
人がトイレルームから退室して人体検知センサが人体不検知になると、浮上ユニットが便座支持部材2を所定高さまで押し上げ、その状態に停止させる。また、便座支持部材2が上昇すると、紫外線LED3gが点灯する。これにより、浮上した便座支持部材2の前部の下側スペース(下側領域)Sに紫外線が照射され、紫外線殺菌及び付着有機物の分解が行われる。この参考例では、便器本体1の外面に光触媒層が設けられており、該光触媒層に紫外線が照射されたときに活性酸素が発生し、付着有機物が効率よく分解される。
人がトイレルーム内に入室し、人体検知センサが人体を検知した場合には、紫外線LED3gが消灯すると共に、便座支持部材2が下降し、便器使用に備える。紫外線LED3gが消灯するので、紫外線が人体に当たることがない。
なお、人がリモコンの浮上スイッチを操作した場合にも便座支持部材は上昇するが、このときには紫外線LED3gは点灯しないように構成されている。このように紫外線LEDが点灯しないので、該下側領域Sに臨む便器本体の上面や、フロントベースプレート3aの下面等を紫外線を受けることなく清掃することができる。
上記参考例では便座支持部材として便座ボックスが図示されているが、ロータンクであってもよい。この便座支持部材は全体が昇降してもよく、前記特開2000−33051号のように前部のみが昇降してもよい。
本発明では、便座支持部材と便器本体の後部上面との間に若干(例えば5mm以上)の間隙があくように便座支持部材の下面に突起やリブを設けた場合には、便座支持部材が昇降しなくてもよい。
上記参考例では、人が検知されるときには紫外線LED3gを消灯させているが、紫外線光量を減少させてもよい。
上記参考例では、人を検知していない間は便座支持部材2を上昇させたままとしているが、人を検知しなくなってから所定時間(例えば30分ないし5時間程度)が経過すると、便座支持部材2を下降させてもよい。また、上記の参考例のように、人体検知に応じた自動昇降を停止させるスイッチや機能を設けてもよい。
上記参考例では、リモコンに便座3eや便蓋3fの開閉スイッチを設け、スイッチ操作により便座3eや便蓋3fを開閉させてもよく、人体検知センサが人を検知すると便蓋を開くようにしてもよい。また、紫外線LED3gが点灯しているときには便座3e及び便蓋3fを倒伏状態とし、紫外線の拡散を抑制するようにしてもよい。
上記のリモコンや便座支持部材には、紫外線LEDを手動で点灯及び消灯させるための手動式スイッチを設けてもよく、リモコンの複数のスイッチを所定の順番で操作すると紫外線LEDが点灯あるいは消灯するよう構成してもよい。
上記参考例では、便器本体1の後部上面に向って紫外線を照射するようにフロントベースプレート3aに紫外線LED3gを設けているが、フロントベースプレート3aに向って下から紫外線を照射するようにリアベースプレート4aや便器本体1の後部上面等に紫外線LEDを設けてもよい。図2(a)はこのように構成された便器設備の側面図であり、図2(b)は図2(a)のB部分の拡大図である。なお、図2(a)は便座支持部材2の浮上後の状態を示している。
この図2の参考例では、便器本体1の最後部上面に取り付けられたリアベースプレート4aに紫外線LED3g’が設けられている。この参考例では、該紫外線LED3g’は、便座支持部材1が便器本体1の後部上面から浮上すると上方へ向って紫外線を照射するように設置されている。なお、この参考例でも、広い範囲に紫外線を照射するために、紫外線LED3g’を複数個リアベースプレート4aに設けるのが好ましい。また、該リアベースプレート4a以外の便器本体1の後部上面領域にも紫外線LED3g’を設けてもよい。この参考例では、フロントベースプレート3aを含む便座支持部材2の下面に、酸化チタン等の光触媒層(図示略)が設けられている。
この参考例のその他の構成は前述の図1の参考例と同様となっており、図2において図1と同一の符号は同一の部分を示している。
この参考例にあっては、便座支持部材2が便器本体1の後部上面から浮上すると、紫外線LED3g’が点灯し、下から該便座支持部材2の下面に向って紫外線が照射されて紫外線殺菌及び付着有機物の分解が行われる。なお、この参考例では、便座支持部材2の下面に光触媒層が設けられているので、該光触媒層に紫外線が照射されたときに活性酸素が発生し、付着有機物が効率よく分解される。
便座支持部材と便器本体の後部上面の双方に向って紫外線を照射するよう構成してもよい。
上記の各参考例では、便座支持部材を便器本体の後部上面に対し略垂直に昇降させるよう構成しているが、斜め方向(例えば斜め後方等)に昇降させるよう構成してもよい。また、便座支持部材を便器後方や側方へ回動させる(又は傾ける)ことにより、該便座支持部材が便器本体の後部上面から離隔するよう構成してもよい。
図3は、便座支持部材が便器後方へ向って回動する構成を有する便器設備の側面図であり、(a)図は便座支持部材回動前の状態を示し、(b)図は便座支持部材回動後の状態を示している。
この参考例では、便器本体1の最後部にロータンク16が取り付けられ、該ロータンク16の前面側に、便座支持部材2Aが設置されている。なお、この参考例では、該便座支持部材2Aが設置された、ロータンク16と便器本体1の便鉢部(図示略)後縁との間の便器上面領域を便座本体1の後部上面と称する。
この参考例では、該便座支持部材2Aは、ロータンク16に対し接離するように前後方向へスライド可能に、且つその後端側を回動中心として上下方向に回動可能に設置されている。この便座支持部材2Aのスライド及び回動機構については後で述べる。
この便座支持部材2Aは、便器本体1の後部上面に配置されたベースプレート(図示略)と、無底箱状のカバー(符号略)とにより外殻が構成されている。該カバーの前部側に、便座3e及び便蓋3fが起倒方向回動可能に取り付けられている。図示はしないが、この参考例でも、該ベースプレート上に、温水洗浄ノズル、温風ファン及び脱臭装置等の衛生機器や、便座3e及び便蓋3fの電動開閉ユニット等の各種の装置が搭載されている。また、カバーには、便器本体1に近づいた人体を検知するための人体検知センサが設けられている。
該ベースプレートの後端側に回動軸20が設けられている。この回動軸20は軸心方向を便器本体1の左右方向として配置されており、便座支持部材2Aはこの回動軸20を回動中心として上下に回動する。なお、この参考例では、この便座支持部材2Aの回動及び前後のスライドは手動により行われる。該ベースプレートには、この便座支持部材2Aの上方への回動(便器本体1からの浮上)を助勢すると共に、該便座支持部材2Aが下方へ回動(便器本体1へ降下)するときにはその降下速度を抑制するダンパ機構21が設けられている。
該ダンパ機構21は、この参考例では、便座支持部材2Aが上方へ回動したときに、前記ベースプレートの便器本体1からの離隔に伴って該ベースプレートの前部の底面から下方へ向って脚状に突出するロッド21aと、該ロッド21aの後端側が進退可能に挿入されたシリンダ21bと、該シリンダ21b内に蓄力状態にて収容され、該ロッド21aを突出方向に付勢しているスプリング(図示略)と、該ロッド21aがベースプレートの底面から所定長さ突出したときに該ロッド21aの退動をロックして便座支持部材2Aを浮上状態に保持するロック機構とを有している。
なお、該スプリングの不勢力は、便座支持部材2Aの重量に抗してロッド21aをベースプレートの底面から突出させて該便座支持部材2Aを便器本体1から浮上させる程の強さではなく、それよりも若干弱いものとなっている。
図示はしないが、前記カバーには、このダンパ機構21のロックを解除するためのレバーが設けられている。
便器本体1の後部上面には、便座支持部材2Aの連結部材22が取り付けられている。該連結部材22には、回動軸20を保持する軸受け溝22aが設けられている。この軸受け溝22aは、便器本体1の後部上面に沿って前後方向に延在しており、この軸受け溝22aに対し、回動軸20が回動可能に、且つ該軸受け溝22aに沿って前後方向にスライド可能に係合している。
この参考例では、便座支持部材2Aのベースプレートの底面に紫外線LED23が設けられている。この紫外線LED23は、便座支持部材2Aが上方へ回動して該ベースプレートの前部が便器本体1の後部上面から浮上したときに、該ベースプレートの下側スペースSに向って(便器本体1の後部上面に向って)紫外線を照射するよう配置されている。
この参考例のその他の構成は前述の図1の参考例と同様となっている。
この参考例では、通常の使用時(用便時)には、図3(a)において二点鎖線にて示されるように、便座支持部材2Aは便器本体1の後部上面に着底し、且つロータンク16側へ後退した位置に配置されている。
清掃時やメンテナンス時等には、作業者が手で図3(a)のように便座支持部材2Aを前方へスライドさせ、次いで該便座支持部材2Aの前部を上方へ持ち上げる。これにより、便座支持部材2Aがその後端側の回動軸20を回動中心として上方へ回動し、該便座支持部材2Aの前部が便器本体1の後部上面から浮上する。この際、該便座支持部材2A(ベースプレート)の底部から脚状にロッド21aが突出し、該便座支持部材2Aの前部が所定高さまで浮上すると、該ロッド21aがロックされて該便座支持部材2Aが浮上状態に保持される。
また、便座支持部材2Aが浮上すると、紫外線LED23が点灯する。これにより、浮上した便座支持部材2Aの前部の下側スペースSに紫外線が照射され、紫外線殺菌及び付着有機物の分解が行われる。
清掃又はメンテナンス作業終了後、ロック解除レバーを操作してロッド21aのロックを解除する。これにより、便座支持部材2Aが自重により下方へ回動し、該便座支持部材2Aの前部が便器本体1の後部上面に降下する。なお、この際、ダンパ機構21の作用により、便座支持部材2Aは比較的ゆっくりと降下する。該便座支持部材2Aが便器本体1の後部上面に着底した後、該便座支持部材2Aを後方へ押して元の位置に復帰させる。
なお、この参考例では、便座支持部材2Aの前後のスライド及び上下の回動を手動で行うよう構成しているが、これらを電動(自動)で行うよう構成してもよい。
この参考例では、便座支持部材2Aの底面に紫外線LED23を設けているが、便器本体1の後部上面に紫外線LED23を設け、下から該便座支持部材2Aの底面に向って紫外線を照射するよう構成してもよい。また、次の図4に示すように、便器本体1の後部上面に取り付けられた連結部材22等に紫外線LEDを設けてもよい。なお、図4(a)はこのように構成された便器設備の便座支持部材浮上時を示す側面図であり、図4(b)は図4(a)のB部分の拡大図である。
この図4の参考例では、連結部材22の前面部分に紫外線LED23’が設けられており、便座支持部材2Aの前部が便器本体1の後部上面から浮上したときに、該紫外線LED23’が該便座支持部材2Aの下側スペースSに臨んで、該便座支持部材2Aの底面と便器本体1の後部上面との双方の広い範囲に紫外線を照射するよう構成されている。
この参考例のその他の構成は図3の参考例と同様である。
上記の各参考例では紫外線のみを照射して殺菌等を行うようにしているが、本発明では、便座支持部材2と便器本体1の後部上面との間に風を吹き出して乾燥を併せて行ったり、乾燥のみを行ったりする
この乾燥を行うためには、常温の空気を吹き出してもよいが、温風を吹き出すのが好ましい。この温風を吹き出すためには、便座支持部材2内の人体臀部乾燥用温風ファンを利用するのが、部材コストの低減、機器スペースの節約などの点から好適である。
図5はかかる温風乾燥機構の一例を示すものである。フロントベースプレート3a上にエアヒータ及びファンよりなる温風ユニット10が設置され、ダクト11が前方に延設されている。ダクト末端12からは温風が便座に座った人体に向けて吹き出す。このダクト11の途中の下面に開口13と開閉式蓋14が設けられている。この開口13の下方のベースプレート3aには開口15が設けられている。蓋14は図示しないモータにより、開口13を閉鎖した倒伏姿勢と、ダクト11内に起立した姿勢とをとるように回動される。蓋14を倒伏させた状態で温風ユニット10を作動させると、矢印Aのように温風が人体臀部に向って吹き出す。蓋14を符号14’の如く起立させて温風ユニット10を作動させると、開口13,15を通って温風がフロントベースプレート3aの下側に吹き出す。
この温風吹出機構は、人体が人体検知センサで検知されないときに作動されるようにしてもよい。紫外線LEDの点灯と同期して温風が吹き出すようにしてもよい。便座支持部材2と便器本体1の後部上面との間の湿度を検知して、所定温度以上のときに温風を吹き出すようにしてもよい。
この温風などの風の吹き出し時に併せて前記脱臭ファンを作動させたり、トイレルーム用換気装置を作動させて臭気を除去するようにしてもよい。
なお、本発明においても、便座支持部材が上昇したときにその下側領域を照明する光源を設けてもよい。この光源は、例えば前記リモコン等の浮上スイッチを操作したときに点灯される。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の構成とされてもよい。例えば、便座支持部材を電動浮上方式としているが、手動にて昇降させるよう構成してもよい。
1 便器本体
2,2A 便座支持部材
3a フロントベースプレート
3e 便座
3f 便蓋
3g,3g’,23,23’ 紫外線LED
10 温風ユニット
13,15 開口
14 蓋
16 ロータンク
20 回動軸
21 ダンパ機構
22 連結部材
22a 軸受け溝

Claims (14)

  1. 便器本体の後部上面に設けられる便座支持部材と、
    該便座支持部材に支持された便座とを備えた便器設備において、
    該便座支持部材の下面及び/又は該便器本体の上面に向って紫外線を照射する紫外線光源を設けたことを特徴とする便器設備。
  2. 請求項1において、前記紫外線光源は面状発光体よりなることを特徴とする便器設備。
  3. 請求項1又は2において、前記便座支持部材は少なくともその前部が前記後部上面から離隔可能であり、前記紫外線光源は、離隔する該便座支持部材及び/又は該後部上面、あるいは該便座支持部材と該後部上面との間に設けられていることを特徴とする便器設備。
  4. 請求項3において、前記便座支持部材が前記後部上面から離隔した状態にあるときに前記紫外線光源を点灯させるか又は光量を増大させる紫外線光源制御手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  5. 請求項3又は4において、便器本体近傍の人体を検知する人体検知手段と、該人体検知手段が人体不検知であるときに前記便座支持部材を前記後部上面から離隔させる手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  6. 請求項5において、人体検知手段が人体を検知すると、前記紫外線光源を消灯するか又は光量を低下させると共に、前記便座支持部材を前記後部上面に対し接近させる手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  7. 請求項3又は4において、前記便座支持部材が前記後部上面から離隔した後、所定時間が経過すると、前記紫外線光源を消灯するか又は光量を低下させると共に前記便座支持部材を前記後部上面に対し接近させる手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、前記便座支持部材に便蓋が支持されており、前記紫外線光源が点灯するか又は光量を増大させるときに便蓋を閉める便蓋制御手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記便座支持部材が前記後部上面から離隔した状態にあるときに該便座支持部材の下面に風を吹き出す吹出手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  10. 便器本体の後部上面に設けられる便座支持部材と、
    該便座支持部材に支持された便座とを備えた便器設備において、
    該便座支持部材とその下側の便器本体との間に向って風を吹き出す吹出手段を設けたことを特徴とする便器設備。
  11. 請求項10において、該吹出手段は、温風を吹き出すものであることを特徴とする便器設備。
  12. 請求項11において、該吹出手段は、人体臀部乾燥用温風ファンからの温風を吹き出すものであることを特徴とする便器設備。
  13. 請求項10ないし12のいずれか1項において、便器本体近傍の人体を検知する人体検知手段と、該人体検知が人体不検知であるときに前記吹出手段を作動させる制御手段を備えたことを特徴とする便器設備。
  14. 請求項9ないし13のいずれか1項において、前記吹出手段の動作と連動して作動する脱臭装置又はトイレルーム用換気装置を備えたことを特徴とする便器設備。
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