JP7068883B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
一方で、特許文献1では、便蓋の先端と便器の先端とが略一致する構成を採用しているため、便蓋によって覆われる便座の先端は便器の先端よりも後方に下がっている。また、便座は、開放方向および閉鎖方向への回動は可能であるものの、他の方向への移動は想定されていない。このため、使用者がトイレ装置を使用する際には、便器の先端が便座の先端よりも前方に突き出した状態となり、使用者は心理的に不快に感じたり、使用者の脚などに便器の先端が触れたりする可能性があり、衛生的であるとは言い難かった。
本発明によれば、便座の前後方向への移動が便蓋の回動動作と連動しているため、使用者は便蓋を開けるまたは閉じるという一つの操作によって便座を前方向または後方向へと移動させることできる。このため、操作性に優れた便座装置とすることができる。
本発明によれば、便座装置の側方にはカウンター部が設けられているため、カウンター部の上面や内部に備品などを置くことができる。また、便蓋が閉じている状態において、カウンター部の前面と便蓋の前面とが面一であるため、トイレ装置は意匠性に優れている。さらには、便蓋が開いている状態において、便座の先端は、カウンター部の前面よりも前方に突出しているため、使用者は便座に着座しやすく、極めて衛生的である。
本発明によれば、非使用時において、便座の先端が便器本体の先端よりも後方に位置し、使用時において、便座の先端が便器本体の先端と一致する、または便器本体の先端よりも前方に位置する。このため、使用者がトイレ装置を使用しない際は、便座はコンパクトに納まることができる。また、使用者がトイレ装置を使用する際は、便座の先端が便器本体の先端よりも後方に下がっているような状況を避けることができ、極めて衛生的である。
本発明によれば、非使用時において、便蓋の先端が便器本体の先端と一致し、使用時において、便座の先端が便器本体の先端と一致する。使用者がトイレ装置を使用しない際は、便蓋の先端と便器本体の先端とが一致することで、トイレ装置の外観をすっきりさせることができ意匠性が向上されている。また、使用者がトイレ装置を使用する際は、便座の先端が便器本体の先端よりも後方に下がっているような状況を避けることができ、極めて衛生的である。
本発明によれば、トイレ装置は上記態様に係る便座装置を備えるため、極めて衛生的であり、かつ意匠性に優れている。
本発明によれば、便座装置の側方にはカウンター部が設けられているため、カウンター部の上面や内部に備品などを置くことができる。また、便蓋が閉じている状態において、カウンター部の上面と便蓋の上面とが面一であるため、トイレ装置は意匠性に優れている。
本発明に係るトイレ装置によれば、極めて衛生的であり、かつ意匠性に優れている。
以下、本発明の第一実施形態に係る便座装置およびトイレ装置について、図1から図5を参照して説明する。
以降の説明において、使用者が便座装置およびトイレ装置に着座した状態で向く側を便座装置、トイレ装置およびそれらの構成要素の「前」または「先」と称し、その反対側を「後」と称し、これらを結ぶ方向を「前後方向」と称する。また、便座装置およびトイレ装置に着座した使用者から見て左側を「左」と称し、右側を「右」と称し、これらを結ぶ方向を「左右方向」と称する。
便座2は、便器本体5およびカバー面6の上方において、便器本体5に対して開閉可能に取り付けられている。便座2の中央には、便器本体5の便鉢に連通した孔が形成されており、便座2は略環状に形成されている。便座2の左右方向における長さは、第1カウンター部20と第2カウンター部30との間隔と略一致している。
図2および図3(b)に示すように、便座2は、便蓋3が開いている状態において、便座2の先端2bが前方に突出するように前方向に向かって移動することができる。つまり、便座2は、便蓋3が開いている状態において、便座2の先端2bが便器本体5およびカバー面6(便器本体5の先端)よりも前方に突出するように前方向に向かって移動することができる。便座2の前方向への移動は、便蓋3が便器本体5に対して開く方向に回動する動作と連動している。
図1および図3(a)に示すように、便座2は、便蓋3が閉じている状態において、便座2の先端2bが前方に突出しないように後方向に向かって移動することができる。つまり、便座2は、便蓋3が閉じている状態において、便座2の先端2bがカバー面6(便器本体5の先端)よりも後方に位置するように後方向に向かって移動することができる。便座2の後方向への移動は、便蓋3が便器本体5に対して閉じる方向に回動する動作と連動している。
図1および図3(a)に示すように、便蓋3が閉じている状態において、便蓋3は便座2を完全に覆い隠すことができる。
第1リンク部材41には固定軸孔41bが形成されており、固定軸孔41bには固定軸43が挿通されている。第1リンク部材41は、固定軸43まわりに回動可能である。固定軸43は、隣り合うカウンター部まで延びて、カウンター部の所定の位置に接続されている。
図3(a)および図4(a)に示すように、便蓋3が閉じている状態において、固定軸孔41bおよび固定軸43は、接続バー9と第1リンク部材41とが固定されている位置と略同一の高さであり、かつ前方に位置している。
図3(a)および図4(a)に示すように、便蓋3が閉じている状態において、第1ピン孔41aおよび第1ピン44は、前後方向において固定軸孔41bおよび固定軸43の位置と略同一であり、かつ下方に位置している。
第2リンク部材42の後端付近には第1ピン孔42aが形成されており、第1ピン孔42aには第1ピン44が挿通されている。第2リンク部材42は、第1ピン44まわりに回動可能である。
第1ピン44が、第1リンク部材41の第1ピン孔41aと第2リンク部材42の第1ピン孔42aとに挿通されているため、第1リンク部材41とは第2リンク部材42とは第1ピン44を介して互いに相対回動可能に接続されている。
図3(a)および図4(a)に示すように、便蓋3が閉じている状態において、第2ピン孔42bおよび第2ピン45は、第1ピン孔41a、第1ピン孔42aおよび第1ピン44よりも前方かつ上方に位置している。
図3(b)および図4(b)に示すように、便蓋3が便座2および便器本体5に対して開く方向に回動動作をすると、便蓋3の後側立設部8に固定された接続バー9と接続した第1リンク部材41が固定軸43まわりに回動し、便蓋3の後側立設部8および接続バー9が前方かつ下方へと移動する。第1リンク部材41は便蓋3が回動する方向と同じ方向に回動するため、第1リンク部材41の第1ピン孔41a、第2リンク部材42の第1ピン孔42a、および第1ピン44は前方かつ上方へと移動する。第2リンク部材42の第1ピン孔42aが前方へと移動するため、第2リンク部材42の第2ピン孔42bも前方へと移動し、第2ピン45と接続した便座2が前方へと移動する。
なお、トイレ部10と第1カウンター部20との間には、仕切り板24(図5参照)が設けられており、仕切り板34と同様に、仕切り板24には規制部4を配置可能な空間を形成するように切り欠かれた部分があり、規制部4の第1リンク部材41と当接するストッパ面が形成されている。
図1および図3(a)に示すように、トイレ部10の便蓋3が閉じている状態において、第1カウンター部20の上面21と便蓋3の上面3aとは面一であり、第1カウンター部20の前面22と便蓋3の前面3bとは面一である。また、第1カウンター部20の引き出し面23とトイレ部10のカバー面6とは面一である。
なお、「面一である」とは、完全面一である場合に限られず、実質的面一または略面一である場合も含まれる。例えば、第1カウンター部20の上面21に置かれた載置物を上面21に沿って移動させた際に、第1カウンター部20の上面21と便蓋3の上面3aとの間を載置物が円滑に移動できるような場合には、上面21と上面3aとは面一であるといえる。また、上面21と上面3aとの間に、製造技術上やむを得ない程度の意図しない段差が生じていた場合であっても、上面21と上面3aとは面一であるといえる。以降の説明においても同様とする。
図1および図3(a)に示すように、トイレ部10の便蓋3が閉じている状態において、第2カウンター部30の上面31と便蓋3の上面3aとは面一であり、第2カウンター部30の前面32と便蓋3の前面3bとは面一である。また、第2カウンター部30の引き出し面33とトイレ部10のカバー面6とは面一である。
図5は、便座装置1およびトイレ装置100の作用を示す斜視図である。
使用者が便座装置1およびトイレ装置100を使用しない非使用時においては、図3(a)および図4(a)に示すように、便蓋3が閉じ、便座2の先端2bがカバー面6(便器本体5の先端)よりも後方に位置している。
使用者が便座装置1およびトイレ装置100を使用する使用時において、使用者が便座装置1の便蓋3を開くと、便蓋3の動きと連動して便座装置1の便座2の先端2bが便器本体5に対して前方向に移動する。便座2の移動および便蓋3の回動動作は、規制部4によって規制されており、便蓋3が便座2および便器本体5に対して完全に開き、便座2の先端2bが便器本体5およびカバー面6(便器本体5の先端)よりも前方に突出した状態が維持される。使用者は、前方に移動した便座2に着座して、トイレ部10を使用する。使用者は、便座2の先端2bが便器本体5およびカバー面6(便器本体5の先端)よりも前方に突出した状態で便座2に着座するため、使用者の脚などに便器本体5やカバー面6が触れることがない。
使用者が便座装置1の便座2から立ち上がり、便蓋3を閉じると、便蓋3の動きと連動して便座2の先端2bがカバー面6(便器本体5の先端)よりも後方に移動する。便蓋3が便座2および便器本体5に対して完全に閉じた状態では、便蓋3の上面3a、第1カウンター部20の上面21、および第2カウンター部30の上面31は面一となり、便蓋3の前面3b、第1カウンター部20の前面22、および第2カウンター部30の前面32は面一となる。
また、便蓋3が閉じている状態において、第1カウンター部20の上面21と便蓋3の上面3aとが面一であり、第2カウンター部30の上面31と便蓋3の上面3aとが面一であるため、トイレ装置100は意匠性に優れている。
また、便蓋3が閉じている状態において、第1カウンター部20の前面22と便蓋3の前面3bとが面一であり、第2カウンター部30の前面32と便蓋3の前面3bとが面一であるため、トイレ装置100は意匠性に優れている。さらには、便蓋3が開いている状態において、便座2の先端2bは、第1カウンター部20の前面22および第2カウンター部30の前面32よりも前方に突出しているため、使用者は便座2に着座しやすく、極めて衛生的である。
次に、本発明の第一実施形態の変形例に係る便座装置について、図6を参照して説明する。
本変形例に係る便座装置は、カウンター部との組み合わせは行わない一般的なトイレ装置に設けられている点、および便座の先端が便器本体の先端と一致するように便座が前方向に向かって移動する点で第一実施形態とは異なっている。
なお、以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6(a)および図6(b)に示すように、本変形例に係る便座装置1Aは、便器本体5に対して前後方向に移動可能な便座2と、回動動作が可能な便蓋3と、便座2の移動を規制する規制部4Aとを備えている。便器本体5は、便蓋3および便座2の下方に設けられている。
本変形例において、便蓋3の前面3b(先端)と便器本体5の先端5bとが一致しているとは、便蓋3が完全に閉じている状態において、便蓋3の上面3aの周囲から垂下する便蓋3の前面3bと便器本体5の先端5b側の外周面とによって形成される外形線が側面視で段差なくきれいに延びている(略真っ直ぐとなる)ことを意味し、便蓋3の上面3aの周囲から垂下する便蓋3の前面3bの下端が便器本体5のリム部の上面の先端と一致していることを意味している。
本変形例において、便座2の先端2bと便器本体5の先端5bとが一致しているとは、便座2の先端2bと便器本体5の先端5b側の外周面とによって形成される外形線が側面視で段差なくきれいに延びている(略真っ直ぐとなる)ことを意味し、便座2の先端2bが便器本体5のリム部の上面の先端と一致していることを意味している。
次に、本発明の第二実施形態に係る便座装置について、図7から図19を参照して説明する。
本実施形態に係る便座装置は、便座の前後方向への移動が便蓋の回動動作と連動していない点で第一実施形態および第一実施形態の変形例とは異なっている。
図7に示すように、トイレ装置200は、便座装置50と、機能部51と、軸支部52と、便器本体80とを備えている。機能部51は、便器本体80の後方かつ上方に設けられている。機能部51の前方には軸支部52が設けられており、軸支部52には便座60および便蓋70が回動可能に取り付けられている。
便座60は、便器本体80の上方において、便器本体80に対して開閉可能に軸支部52に取り付けられている。後述するとおり、便座60は、便器本体80に対して前後方向に移動可能である。
円板91には出力軸54が挿入されて固定される出力軸固定孔92が形成されている。出力軸固定孔92は円板91の中心から偏心した位置に形成されているため、円板91は出力軸54から偏心するようにして出力軸54に固定されている。
出力軸54の先端は矩形状の形状であり、円板91の出力軸固定孔92は出力軸54の先端の形状に合うような矩形状の形状となっている。このため、出力軸54と円板91の出力軸固定孔92とは互いに係合し、便座回転出力モーター53による出力軸54の回転に伴って円板91が回転する。
便座ヒンジ95には回転軸孔96が形成されており、回転軸孔96に回転軸94が挿入されている。
円板91の中心に位置する回転軸94は円板91と一体で形成されている。回転軸94の先端の形状は円形状の形状であり、便座ヒンジ95の回転軸孔96は回転軸94の先端の形状に合うような円形状の形状となっている。回転軸孔96に回転軸94が挿入されているものの、回転軸94から回転軸孔96を介して便座ヒンジ95に伝達される力は、便座ヒンジ95の回転軸94(回転軸孔96)まわりの回転には作用せず、後述する回転軸94の軸方向と垂直に交わる方向への便座ヒンジ95の動作に作用する。
なお、図8においては、軸支部52の右端に設けられた規制部90の構成を示しているが、軸支部52の左端に設けられた規制部90も同様の構成を有している。
図9から図14は、便座装置50の動作を示す模式図である。なお、図9から図14においては、説明の分かり易さの観点から、規制部90の構成要素は実線で示されている。例えば、図9(a)および図9(b)において、円板91は便座ヒンジ95に覆われて隠れているものの、実線で示されている。
図9(a)および図9(b)に示すように、便座60と規制部90の便座ヒンジ95とは一体で形成されている。
図9(a)に示すように、便蓋70が完全に閉じている状態では、便蓋70の先端71と便器本体80の先端81とは前後方向における位置が同一であるため、便座60の先端61は便器本体80の先端81よりも後方に下がっている。
図9(b)に示すように、便座60の先端61が便器本体80の先端81よりも後方に位置している状態において、便座ヒンジ95の係合ピン97は、円板91のスリット93の前端と当接するようにして係合している。
図11に示すように、便座ヒンジ95の係合ピン97が円板91のスリット93の後端に当接した状態においては、便座60の先端61は便器本体80の先端81よりも前方に突出している。つまり、規制部90は便座60の前後方向の移動を規制し、規制部90の係合ピン97とスリット93の後端との当接によって、便座60の先端61が便器本体80の先端81よりも前方に突出した状態を維持している。
使用者が便座装置50およびトイレ装置200を使用する使用時において、便座装置50の便座60の先端61が便器本体80に対して前方向に移動する。便座60の前後方向への移動は、規制部90によって規制されており、図11に示すように、便座60の先端61が便器本体80の先端81よりも前方に突出した状態が維持される。
また、本実施形態のトイレ装置200は、使用者がトイレ装置200を使用した後に、便座60を後方に移動させ、その後便蓋70を閉じ、トイレ装置200を自動的に図9(a)に示す状態とするように構成されていてもよい。
さらに、本実施形態のトイレ装置200は、トイレ装置200を操作するリモコンを備え、リモコンに設けられた便座開ボタンが使用者によって押されたときに、便座60が前方に突出した状態(図11に示す状態)から回動して便器本体80に対して開いた状態(図14に示す状態)になるように構成されていてもよい。同様に、リモコンに設けられた便座閉ボタンが使用者によって押されたときに、便座60が便器本体80に対して開いた状態(図14に示す状態)から回動して便器本体80に対して閉じてかつ前方に突出した状態(図11に示す状態)に戻るように構成されていてもよい。
図15から図19は、便蓋70の動作を示す模式図である。なお、図9から図14と同様に、図15から図19においては、説明の分かり易さの観点から、規制部90および規制部190の構成要素は実線で示されている。
規制部190は、機能部51よりも前方であって、規制部90よりも後方に、軸支部52を左右方向において挟むようにして一対で設けられている。
便蓋70は、規制部190を介して軸支部52に取り付けられている。規制部190は、円板191を有している。円板191は、左右方向において軸支部52と便蓋70との間に設けられている。
円板191には出力軸154が挿入されて固定される出力軸固定孔192が形成されている。出力軸固定孔192は円板191の中心から偏心した位置に形成されているため、円板191は出力軸154から偏心するようにして出力軸154に固定されている。
出力軸154の先端は矩形状の形状であり、円板191の出力軸固定孔192は出力軸154の先端の形状に合うような矩形状の形状となっている。このため、出力軸154と円板191の出力軸固定孔192とは互いに係合し、便座回転出力モーターによる出力軸154の回転に伴って円板191が回転する。
円板191の中心に位置する回転軸194は円板191と一体で形成されている。回転軸194の先端の形状は円形状の形状であり、便蓋70の回転軸孔196は回転軸194の先端の形状に合うような円形状の形状となっている。回転軸孔196に回転軸194が挿入されているものの、回転軸194から回転軸孔196を介して便蓋70に伝達される力は、便蓋70の回転軸194(回転軸孔196)まわりの回転には作用せず、後述する回転軸194の軸方向と垂直に交わる方向への便蓋70の動作に作用する。
なお、便蓋70に形成された回転軸孔196および係合ピン197は、便蓋70に形成されていてもよいし、便蓋70にヒンジのような別部材を設け、当該別部材に形成されていてもよい。
図17に示すように、便蓋70の係合ピン197が円板191のスリット193の後端に当接した状態においては、便蓋70と機能部51との間には所定の隙間が形成されている。
2、60 便座
3、70 便蓋
4、4A、90、190 規制部
5、80 便器本体
6 カバー面
7 前側立設部
8 後側立設部
9 接続バー
10 トイレ部
10A、100、200、200A トイレ装置
20 第1カウンター部
30 第2カウンター部
41 第1リンク部材
42 第2リンク部材
43 固定軸
44 第1ピン
45 第2ピン
51 機能部
52 軸支部
53 便座回転出力モーター
54、154 出力軸
91、191 円板
92、192 出力軸固定孔
93、193 スリット
94、194 回転軸
95 便座ヒンジ
96、196 回転軸孔
97、197 係合ピン
Claims (3)
- 便器本体に対して前後方向に移動可能な便座と、
前記便座の移動を規制する規制部と、便蓋と、を備え、
前記便座は、前記便座の先端が前記便器本体の先端と一致するように、または前記便器本体の前記先端よりも前方に突出するように前方向に向かって移動し、
前記規制部は、前記便座の前記先端が前記便器本体の前記先端と一致した状態、または前記便器本体の前記先端よりも前方に突出した状態を維持可能に前記便座の移動を規制し、前記便座の前後方向への移動が前記便蓋の回動動作と連動する便座装置と、
前記便座装置の側方に設けられたカウンター部と、を備え、
前記カウンター部の前面は、前記便蓋が閉じている状態において、前記便蓋の前面と面一であり、
前記便座の前記先端は、前記便蓋が開いている状態において、前記カウンター部の前記前面よりも前方に突出しているトイレ装置。 - 前記便座装置は、
非使用時において、前記便座の前記先端は、前記便器本体の前記先端よりも後方に位置し、
使用時において、前記便座の前記先端は、前記便器本体の前記先端と一致する、または前記便器本体の前記先端よりも前方に位置する請求項1に記載のトイレ装置。 - 前記カウンター部の上面は、前記便蓋が閉じている状態において、前記便蓋の上面と面一である請求項1または2に記載のトイレ装置。
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