JP2009293586A - 内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排ガス浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の過渡運転状態において、最適な運転モードを選択することによって、NOx触媒に捕捉されたNOxを最適なタイミングで還元でき、排ガス特性および燃費を向上させることができる内燃機関の排ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】排気通路11の上流側に三元触媒12が設けられ、下流側にNOx触媒13が設けられている。NOx触媒13に捕捉されたNOx捕捉量S_QNOxが算出される。内燃機関3が過渡運転状態にあると判定されている場合において、NOx捕捉量S_QNOxが所定値SREF未満のときには、リッチ運転が禁止される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、排気通路に上流側から順に設けられた三元触媒およびNOx触媒によって、排ガスを浄化する内燃機関の排ガス浄化装置に関する。
従来の内燃機関の排ガス浄化装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この内燃機関の排気通路には、その上流側から順に、NOx触媒および三元触媒が設けられている。この排ガス浄化装置では、内燃機関の出力を調整するための出力操作装置の操作速度、例えばスロットル弁の開弁速度がしきい値を超えたときに、内燃機関が加速運転状態にあると判定される。そして、加速運転状態と判定されたときには、加速要求に応じた出力を確保するために、内燃機関の運転モードが、リーン運転からストイキ運転またはリッチ運転に切り換えられる。また、NOx触媒が飽和状態に達したと判定されたときには、上記のしきい値が減少側に設定されるとともに、内燃機関から排出されるNOx排出量を低減するために、点火時期の遅角やEGR量の増量などによって燃焼温度を低下させる制御が行われる。
上述した従来の排ガス浄化装置では、NOx触媒がNOxの飽和状態に達したと判定されているときでも、スロットル弁の開弁速度などの出力操作装置の操作速度がしきい値を超えない限り、加速運転状態と判定されず、リーン運転が継続されてしまう。このため、その間、リッチ運転によるNOx触媒の還元が行われず、内燃機関から排出されたNOxが、飽和状態のNOx触媒で捕捉されることなく下流側に流出する結果、排ガス特性が悪化するおそれがある。
特に、NOx触媒が飽和状態に達したと判定されたときの燃焼温度の低下制御を、EGR量の増量によって行う場合には、EGRガスが排気通路から比較的長い経路を介して吸気通路に遅れて還流するため、EGR量が不足がちになることで、燃焼温度を十分に低下させることができず、内燃機関からのNOx排出量が増大する結果、排ガス特性がさらに悪化してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、内燃機関の過渡運転状態において、最適な運転モードを選択することによって、NOx触媒に捕捉されたNOxを最適なタイミングで還元できるとともに、排ガス特性および燃費を向上させることができる内燃機関の排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
特許第2979956号公報
この目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、内燃機関3の気筒3aから排出された排ガスを浄化する内燃機関の排ガス浄化装置であって、排気通路11に設けられ、排ガスを浄化する三元触媒12と、排気通路11の三元触媒12よりも下流側に設けられ、酸化雰囲気下で排ガス中のNOxを捕捉するとともに、捕捉したNOxを還元雰囲気下で放出するNOx触媒13と、NOx触媒13に捕捉されたNOx捕捉量S_QNOxを算出するNOx捕捉量算出手段(実施形態における(以下、本項において同じ)ECU2、図5)と、内燃機関3の運転モードを、気筒3a内で燃焼する混合気の空燃比を、理論空燃比よりもリーン側に制御するリーン運転、理論空燃比に制御するストイキ運転、または理論空燃比よりもリッチ側に制御するリッチ運転のいずれかに設定する運転モード設定手段(ECU2、ステップ12、15、17)と、内燃機関3が過渡運転状態にあるか否かを判定する過渡運転判定手段(ECU2、図3)と、を備え、運転モード設定手段は、過渡運転判定手段により内燃機関3が過渡運転状態にあると判定されている場合において、算出されたNOx捕捉量S_QNOxが所定量(所定値SREF)未満のときに(ステップ16:NO)、リッチ運転を禁止することを特徴とする。
この内燃機関の排ガス浄化装置によれば、排気通路に、上流側から順に、三元触媒およびNOx触媒が設けられている。また、NOx触媒に捕捉されたNOx捕捉量が、NOx捕捉量算出手段によって算出されるとともに、内燃機関が過渡運転状態にあるか否かが、過渡運転判定手段によって判定される。
そして、内燃機関が過渡運転状態にあると判定されている場合において、NOx捕捉量が所定量未満で、NOx触媒に捕捉されているNOx量が少ないときには、リッチ運転が禁止される。これにより、NOx触媒のNOxの還元・放出動作が不要のときに、リッチ運転よりも燃費の良いストイキ運転またはリーン運転が実行されることによって、燃費を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置において、内燃機関3が過渡運転状態にあると判定され、かつNOx捕捉量S_QNOxが所定量未満の場合において、リーン運転を実行したときに消費される燃料量と、当該リーン運転の実行に伴って排出され、NOx触媒13に捕捉されたNOxを還元するためにリッチ運転を実行したときに消費される燃料量との和を表すリーン運転時燃料消費量パラメータ(リーン運転時燃料消費量QFCON_L)を算出するリーン運転時燃料消費量パラメータ算出手段(ECU2、ステップ18)と、内燃機関3が過渡運転状態にあると判定され、かつNOx捕捉量S_QNOxが所定量未満の場合において、ストイキ運転を実行したときに消費される燃料量を表すストイキ運転時燃料消費量パラメータ(ストイキ運転時燃料消費量QFCON_S)を算出するストイキ運転時燃料消費量パラメータ算出手段(ECU2、ステップ19)と、をさらに備え、運転モード設定手段は、リーン運転時燃料消費量パラメータがストイキ運転時燃料消費量パラメータ未満のときに(ステップ20:YES)、運転モードをリーン運転に設定し、リーン運転時燃料消費量パラメータがストイキ運転時燃料消費量パラメータ以上のときに(ステップ20:NO)、運転モードをストイキ運転に設定することを特徴とする。
この構成によれば、内燃機関が過渡運転状態にあると判定され、かつNOx捕捉量が所定量未満の場合に、燃料消費量を表す次の2つのパラメータ、すなわちリーン運転時燃料消費量パラメータ(リーン運転を実行したときに消費される燃料量と、当該リーン運転の実行に伴って排出され、NOx触媒に捕捉されたNOxを還元するためにリッチ運転を実行したときに消費される燃料量との和を表す)と、ストイキ運転時燃料消費量パラメータ(ストイキ運転を実行したときに消費される燃料量を表す)が算出される。
そして、算出されたリーン運転時燃料消費量パラメータとストイキ運転時燃料消費量パラメータを比較し、前者が後者未満のときには、運転モードがリーン運転に設定され、前者が後者以上のときには、運転モードがストイキ運転に設定される。これにより、消費燃料量のより少ない運転モードをきめ細かく適切に設定でき、燃費をさらに向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置において、三元触媒12の活性状態を判定する三元触媒活性状態判定手段(三元触媒温度センサ24、ECU2、ステップ13)をさらに備え、運転モード設定手段は、三元触媒12が活性状態にないと判定されているときに(ステップ13:NO)、運転モードをリーン運転に設定することを特徴とする。
三元触媒が活性していない状態では、過渡運転状態においてストイキ運転またはリッチ運転を実行しても、三元触媒によるNOxの浄化を良好に行えない。したがって、三元触媒が活性状態にないと判定されているときに、ストイキ運転またはリッチ運転を実行せず、運転モードをリーン運転に設定することによって、燃費をさらに向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置において、NOx触媒13の活性状態を判定するNOx触媒活性状態判定手段(NOx触媒温度センサ25、ECU2、ステップ14)をさらに備え、運転モード設定手段は、NOx触媒13が活性状態にないと判定されているときに(ステップ14:NO)、運転モードをストイキ運転に設定することを特徴とする。
NOx触媒が活性していない状態では、リッチ運転を実行しても、NOx触媒に捕捉されたNOxの還元を良好に行えない。したがって、NOx触媒が活性状態にないと判定されているときに、運転モードをストイキ運転に設定することによって、無駄なリッチ運転の実行を回避でき、燃費をさらに向上させることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関の排ガス浄化装置において、内燃機関3には、気筒3aに吸入される吸気を過給する過給機(ターボチャージャ7)が設けられており、過給機による過給圧PSCを検出する過給圧検出手段(過給圧センサ22)と、過給圧PSCの目標となる目標過給圧PSC_CMDを設定する目標過給圧設定手段(ECU2)と、をさらに備え、過渡運転判定手段は、目標過給圧設定手段により目標過給圧PSC_CMDがその前回値PSC_CMDZに対して所定値RTRNS1を上回る比率で変更された後、検出された過給圧PSCが目標過給圧PSC_CMDに達していない状態を、過渡運転状態と判定すること(ステップ2、6)を特徴とする。
この構成によれば、内燃機関に過給機が設けられており、目標過給圧がその前回値に対して所定値を上回る比率で変更された後、検出された過給圧が変更された目標過給圧に達していない状態が、過渡運転状態と判定される。過給機を有する内燃機関では、過渡運転状態において、過給機の立ち上がりに時間を要することなどによって過給遅れが生じやすく、その場合には、吸気量が大きく不足するため、リーン運転を実行すると、NOx排出量が大きく増大しやすい。本発明では、上述したように、目標過給圧と検出された過給圧との関係から過渡運転状態を判定するので、実際の過給遅れを反映させながら、過渡運転状態の判定とその判定結果に基づく運転モードの設定を適切に行うことができ、請求項1などによる前述した作用を特に効果的に得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る内燃機関の排ガス浄化装置について説明する。図1は、本実施形態の排ガス浄化装置1およびこれを適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3を示している。図2に示すように、この排ガス浄化装置1は、エンジン3の運転状態を表す運転パラメータに応じて、エンジン3の各種の制御処理を実行するECU2を備えている。
エンジン3は、車両(図示せず)に搭載された直列4気筒型のディーゼルエンジンであり、4組の気筒3aおよびピストン3b(1組のみ図示)と、クランクシャフト3cなどを備えている。このエンジン3には、クランク角センサ20が設けられている。このクランク角センサ20は、マグネットロータおよびMREピックアップで構成されており、クランクシャフト3cの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。
CRK信号は、所定クランク角(例えば30゜)ごとに出力される。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。また、TDC信号は、各気筒3aのピストン3bが吸気行程のTDC位置よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号であり、エンジン3が4気筒タイプである本例では、クランク角180゜ごとに出力される。
エンジン3の各気筒3aには、燃料噴射弁4が設けられている(1つのみ図示)。各燃料噴射弁4の開弁時間および開弁タイミングはECU2によって制御され、それにより、燃料噴射量および燃料噴射タイミングが制御される。
エンジン3の吸気通路6には、上流側から順に、エアフローセンサ21、ターボチャージャ7、過給圧センサ22およびスロットル弁機構8が設けられている。エアフローセンサ21は、熱線式エアフローメータで構成されており、吸気通路6内を流れ、気筒3aに吸入される吸気(新気)の流量(以下「吸気量」という)QAを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
また、ターボチャージャ7は、吸気通路6のエアフローセンサ21よりも下流側に設けられたコンプレッサブレード7aと、排気通路11に設けられ、コンプレッサブレード7aと一体に回転するタービンブレード7bと、複数の可変ベーン7c(2つのみ図示)と、可変ベーン7cを駆動するベーンアクチュエータ7dなどを備えている。
このターボチャージャ7では、排気通路11を流れる排ガスによってタービンブレード7bが回転駆動されると、これと一体のコンプレッサブレード7aも同時に回転することによって、吸気を過給する過給動作が実行される。
また、可変ベーン7cは、過給圧を変化させるためのものであり、ハウジングのタービンブレード7bを収容するハウジング(図示せず)の壁部に回動自在に取り付けられている。可変ベーン7cは、ECU2に接続されたベーンアクチュエータ7dに機械的に連結されている。ECU2は、ベーンアクチュエータ7dを介して可変ベーン7cの開度を変化させ、タービンブレード7bに吹き付けられる排ガス量を変化させることによって、タービンブレード7bおよびコンプレッサブレード7aの回転速度を変化させ、それにより、過給圧を制御する。
過給圧センサ22は、コンプレッサブレード7aのすぐ下流側に配置されており、過給圧PSCを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
スロットル弁機構8は、スロットル弁8aおよびこれを駆動するTHアクチュエータ8bなどを備えている。スロットル弁8aは、吸気通路6内に回動自在に設けられている。THアクチュエータ8bは、モータと減速ギヤ機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、ECU2に電気的に接続されている。スロットル弁8aの開度は、ECU2により、THアクチュエータ8bを介して制御され、それにより、スロットル弁8aを通過する吸気量が制御される。
また、エンジン3には、EGR装置10が設けられている。このEGR装置10は、気筒3aから排気通路11に排出された排ガスの一部を吸気通路6側に還流させるものである。EGR装置10は、吸気通路6のスロットル弁8aよりも下流側と排気通路11のタービンブレード7bよりも上流側との間に接続されたEGR通路10aと、このEGR通路10aを開閉するEGR制御弁10bなどで構成されている。
EGR制御弁10bは、そのリフトが最大値と最小値との間でリニアに変化するリニア電磁弁で構成され、ECU2に電気的に接続されている。ECU2は、EGR制御弁10bを介して、EGR通路10aの開度を変化させることにより、排ガスの還流量すなわちEGR量を制御する。また、EGR制御弁10bには、EGR弁開度センサ23が設けられている。EGR弁開度センサ23は、EGR制御弁10bの開度(以下「EGR弁開度」という)LEGRを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
一方、排気通路11のタービンブレード7bよりも下流側には、三元触媒12およびNOx触媒13が、上流側から順に設けられている。三元触媒12は、排ガス中のHC、COおよびNOxを酸化・還元によって浄化する。また、NOx触媒13は、酸化雰囲気下で、排ガス中のNOxを捕捉するとともに、還元雰囲気下で、捕捉したNOxを還元させ、放出するものである。
三元触媒12およびNOx触媒13には、三元触媒温度センサ24およびNOx触媒温度センサ25がそれぞれ設けられている。これらの温度センサ24、25は、三元触媒12の温度(以下「三元触媒温度」という)TTWC、およびNOx触媒13の温度(以下「NOx触媒温度」という)TLNCをそれぞれ検出し、それらの検出信号をECU2に出力する。
また、排気通路11の三元触媒12よりも上流側には、LAFセンサ26が設けられている。このLAFセンサ26は、理論空燃比よりもリッチなリッチ領域から極リーン領域までの広範囲な空燃比の領域において、排気通路11内を流れる排ガス中の酸素濃度をリニアに検出し、その検出信号をECU2に出力する。ECU2は、このLAFセンサ26の検出信号に基づき、気筒3aで燃焼された混合気の空燃比AFを算出する。
さらに、ECU2には、アクセル開度センサ27から、車両のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が出力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、前述した各種のセンサ20〜27の検出信号などに応じて、エンジン3の運転状態を判別するとともに、判別した運転状態に応じて、以下に説明する処理を含む各種の制御処理を実行する。
ECU2は、本実施形態において、NOx捕捉量算出手段、運転モード設定手段、過渡運転状態判定手段、リーン運転時燃料消費量パラメータ算出手段、ストイキ運転時燃料消費量パラメータ算出手段、三元触媒活性状態判定手段、NOx触媒活性状態判定手段、および目標過給圧設定手段に相当する。
図3は、ECU2によって実行される過渡運転判定処理を示している。本処理は、後述する運転モードの設定処理に先立ち、エンジン3が過渡運転状態にあるか否かを判定するものであり、所定の周期(例えば10msec)で実行される。
本処理では、まずステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、過渡運転フラグF_TRNSが「1」であるか否かを判別する。この過渡運転フラグF_TRNSは、イグニッションスイッチ(図示せず)がONされたときに、「0」にリセットされるとともに、後述するように、エンジン3が過渡運転状態にあると判定されているときに「1」にセットされるものである。
このステップ1の答がNOで、過渡運転状態でないときには、今回の目標過給圧PSC_CMDとその前回値PSC_CMDZとの比が、値1.0よりも大きな所定値RTRN1(例えば1.1)よりも大きいか否かを判別する(ステップ2)。なお、この目標過給圧PSC_CMDは、要求トルクPMCMDおよびエンジン回転数NEに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって設定される。また、要求トルクPMCMDは、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって算出される。
このステップ2の答がNOのときには、今回の目標吸気量QA_CMDとその前回値QA_CMDZとの比が、値1.0よりも大きな所定値RTRN2(例えば1.1)よりも大きいか否かを判別する(ステップ3)。なお、この目標吸気量QA_CMDは、要求トルクPMCMDおよびエンジン回転数NEに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって設定される。
ステップ3の答がNOのとき、すなわち、PSC_CMD/PSC_CMDZ≦RTRN1かつQA_CMD/QA_CMDZ≦RTRN2が成立し、目標過給圧PSC_CMDおよび目標吸気量QA_CMDがいずれも、前回から大きく増大していないときには、エンジン3が過給運転状態にないと判定して、過渡運転フラグF_TRNSを「0」に維持し(ステップ4)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ2または3の答がYESで、PSC_CMD/PSC_CMDZ>RTRN1またはQA_CMD/QA_CMDZ>RTRN2が成立し、目標過給圧PSC_CMDまたは目標吸気量QA_CMDが、前回から大きく増大しているときには、加速運転などのエンジン3の過給運転状態が開始したと判定し、そのことを表すために、過渡運転フラグF_TRNSを「1」にセットし(ステップ5)、本処理を終了する。
このステップ5の実行により、前記ステップ1の答がYESになるので、その場合には、ステップ6に進み、過給圧センサ22で検出された過給圧PSCが、現在の目標過給圧PSC_CMD以上であるか否かを判別する。この答がNOのときには、エアフローセンサ21で検出された吸気量QAが、現在の目標吸気量QA_CMD以上であるか否かを判別する(ステップ7)。
このステップ7の答がNOのとき、すなわち、PSC<PSC_CMDかつQA<QA_CMDが成立し、過給圧PSCおよび吸気量QAがいずれも、それらの目標値である目標過給圧PSC_CMDおよび目標吸気量QA_CMDに達していないときには、エンジン3の過給運転状態が継続していると判定し、前記ステップ5に進んで過渡運転フラグF_TRNSを「1」に維持した後、本処理を終了する。
一方、前記ステップ6または7の答がYESで、PSC≧PSC_CMDまたはQA≧QA_CMDが成立し、過給圧PSCが現在の目標過給圧PSC_CMDに達したか、または吸気量QAが現在の目標吸気量QA_CMDに達したときには、エンジン3の過給運転状態が終了したと判定し、前記ステップ4に進んで過渡運転フラグF_TRNSを「0」にセットした後、本処理を終了する。
以上のように、この過渡運転判定処理では、目標過給圧PSC_CMDがその前回値PSC_CMDZに対して、所定値RTRN1を上回る比率で増大したとき、または、目標吸気量QA_CMDがその前回値QA_CMDZに対して、所定値RTRN2を上回る比率で増大したときに、過渡運転状態が開始したと判定する。また、その後、過給圧PSCが現在の目標過給圧PSC_CMDに達したか、または吸気量QAが現在の目標吸気量QA_CMDに達したときに、過渡運転状態が終了したと判定され、上記の開始時から終了時までの間が過渡運転状態とされる。
図4は、運転モードの設定処理を示している。本処理は、上述した過渡運転判定処理による判定結果と、過渡運転状態でのエンジン3の各種の運転パラメータなどに応じて、エンジン3の運転モードを、気筒3a内で燃焼する混合気の空燃比を、理論空燃比よりもリーン側に制御するリーン運転、理論空燃比に制御するストイキ運転、または理論空燃比よりもリッチ側に制御するリッチ運転のいずれかに設定するものである。
本処理ではまず、過渡運転判定処理で設定された過渡運転フラグF_TRNSが「1」であるか否かを判別する(ステップ11)。この答がNOで、エンジン3が過渡運転状態にないときには、エンジン3の運転モードをリーン運転に設定する(ステップ12)。
このように運転モードがリーン運転に設定されると、目標空燃比AF_CMDが理論空燃比よりもリーン側に設定されるとともに、LAFセンサ26で検出された空燃比AFが設定した目標空燃比AF_CMDに収束するよう、フィードバック制御によって、燃料噴射量または吸気量が制御される。また、排ガスが酸化雰囲気に制御されることで、排ガス中のNOxは、三元触媒12ではあまり浄化されず、主としてNOx触媒13に捕捉される。
一方、前記ステップ11の答がYESで、エンジン3が過渡運転状態にあるときには、三元触媒12が活性状態にあるか否かを判別する(ステップ13)。この判別は、検出された三元触媒温度TTWCが所定温度(例えば180℃)よりも高いか否かに基づいて行われる。この答がNOで、三元触媒12が活性状態にないときには、ストイキ運転またはリッチ運転を実施しても、三元触媒12によるNOxの浄化を良好に行えないので、前記ステップ12に進み、運転モードをリーン運転に設定する。
上記ステップ13の答がYESのときには、NOx触媒13が活性状態にあるか否かを判別する(ステップ14)。この判別は、検出されたNOx触媒温度TLNCが所定温度(例えば250℃)よりも高いか否かに基づいて行われる。この答がNOで、NOx触媒13が活性状態にないときには、リッチ運転を実施しても、NOx触媒13に捕捉されたNOxの還元を良好に行えないので、運転モードをストイキ運転に設定し(ステップ15)、本処理を終了する。
上記ステップ14の答がYESのときには、NOx触媒13に捕捉されているNOx捕捉量S_QNOxが、所定値SREF以上であるか否かを判別する(ステップ16)。
このNOx捕捉量S_QNOxは、図5に示す処理によって算出される。本処理ではまず、エンジン3がリーン運転中であるか否かを判別する(ステップ21)。この答がYESで、リーン運転中のときには、要求トルクPMCMDおよびエンジン回転数NEに応じ、マップ(図示せず)を検索することにより、1燃焼サイクルごとのNOx排出量QNOxを算出する(ステップ22)。次に、このNOx排出量QNOxをNOx捕捉量の前回値S_QNOxZに加算することによって、今回のNOx捕捉量S_QNOxを算出し(ステップ23)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ21の答がNOで、リーン運転中でないときには、エンジン3がリッチ運転中であるか否かを判別する(ステップ24)。この答がYESで、リッチ運転中のときには、NOx捕捉量S_QNOxを値0に設定し(ステップ25)、本処理を終了する。これは、リッチ運転は、一旦開始されると、その還元動作により、NOx触媒13に捕捉されたNOxがすべて放出されたと推定されるまで、継続されるためである。前記ステップ24の答がNOで、ストイキ運転中のときには、本処理をそのまま終了する。
図4に戻り、ステップ16の答がYESで、S_QNOx≧SREFのときには、NOx触媒13がNOxの飽和状態に達したとして、運転モードをリッチ運転に設定し(ステップ17)、本処理を終了する。これにより、排ガスが還元雰囲気に制御され、NOx触媒13のNOxが排ガス中のCOなどの還元成分で還元され、浄化された状態で放出されることによって、NOx触媒13の飽和状態が解消され、NOx捕捉能力が回復する。
一方、前記ステップ16の答がNOで、S_QNOx<SREFのときには、リーン運転時燃料消費量QFCON_Lを算出する(ステップ18)。このリーン運転時燃料消費量QFCON_Lは、リーン運転を継続したときに消費される燃料量と、当該リーン運転の実行に伴って排出され、NOx触媒13に捕捉されたNOxを還元するためにリッチ運転を実行したときに消費される燃料量との和に相当する。
リーン運転時燃料消費量QFCON_Lの算出は、例えば、目標吸気量QA_CMDと吸気量QAとの偏差ΔQAと上記のように定義されるリーン運転時燃料消費量との関係を、あらかじめ実験によって求めてマップ化するとともに、過渡運転状態において得られた偏差ΔQAに応じ、このマップを検索することによって、行われる。
次に、ストイキ運転時燃料消費量QFCON_Sを算出する(ステップ19)。このストイキ運転時燃料消費量QFCON_Sは、リーン運転に代えて、ストイキ運転を実行したときに消費される燃料量に相当する。ストイキ運転時燃料消費量QFCON_Sの算出もまた、例えば、目標吸気量QA_CMDと吸気量QAとの偏差ΔQAと上記のように定義されるストイキ運転時燃料消費量との関係を、あらかじめ実験によって求めてマップ化するとともに、過渡運転状態において得られた偏差ΔQAに応じ、このマップを検索することによって、行われる。
次に、上述のようにして算出したリーン運転時燃料消費量QFCON_Lがストイキ運転時燃料消費量QFCON_Sよりも小さいか否かを判別する(ステップ20)。この答がYESで、QFCON_L<QFCON_Sのときには、リーン運転の方が燃料消費量が少ないと想定されるので、前記ステップ12に進み、運転モードをリーン運転に設定する。
一方、上記ステップ19の答がNOで、QFCON_L≧QFCON_Sのときには、ストイキ運転の方が燃料消費量が少ないと想定されるので、前記ステップ15に進み、運転モードをストイキ運転に設定する。
以上のように、本実施形態によれば、エンジン3が過渡運転状態にあると判定されている場合(F_TRNS=1)において、NOx捕捉量S_QNOxが所定値SREF以上のときに(ステップ16:YES)、エンジン3の運転モードをリッチ運転に設定する(ステップ17)。これにより、NOx触媒13に捕捉されたNOx量が多くなったときに、リッチ運転を遅れなく実行することによって、NOx触媒13のNOxを還元し、放出させることで、NOx触媒13のNOx捕捉能力を確実に維持でき、それにより、排ガス特性を向上させることができる。
一方、NOx捕捉量S_QNOxが所定値SREFよりも小さく(ステップ16:NO)、NOx触媒13に捕捉されているNOx量が少ないときには、リッチ運転を禁止し、より燃費の良いストイキ運転またはリーン運転を実行する(ステップ15、17)ので、燃費を向上させることができる。
また、NOx捕捉量S_QNOxが所定値SREFよりも小さい場合、前述したようにして算出されたリーン運転時燃料消費量QFCON_Lがストイキ運転時燃料消費量QFCON_Sよりも小さいときに(ステップ20:YES)、運転モードをリーン運転に設定し、逆のときに(ステップ20:NO)、運転モードをストイキ運転に設定する。これにより、消費燃料量のより少ない運転モードをきめ細かく適切に設定でき、燃費をさらに向上させることができる。
さらに、三元触媒12が活性状態にないと判定されていて(ステップ13:NO)、三元触媒12によるNOxの浄化を良好に行えないときに、運転モードをリーン運転に設定するとともに、NOx触媒13が活性状態にないと判定されていて(ステップ14:NO)、NOx触媒13に捕捉されたNOxの還元を良好に行えないときに、運転モードをストイキ運転に設定するので、無駄なリッチ運転の実行を回避でき、燃費をさらに向上させることができる。
また、目標過給圧PSC_CMDがその前回値PSC_CMDZに対して、所定値RTRN1を上回る比率で増大したとき(ステップ2:YES)、または、目標吸気量QA_CMDがその前回値QA_CMDZに対して、所定値RTRN2を上回る比率で増大したとき(ステップ3:YES)に、過渡運転状態が開始したと判定するとともに、その後、過給圧PSCが現在の目標過給圧PSC_CMDに達するか(ステップ6:YES)、または吸気量QAが現在の目標吸気量QA_CMDに達したとき(ステップ7:YES)に、過渡運転状態が終了したと判定する。
このような判定手法により、目標過給圧PSC_CMDおよび目標吸気量QA_CMDの変化や、これらの目標値に対する過給圧PSCおよび吸気量QAの関係に基づき、実際の吸気の遅れや過給遅れを反映させながら、リーン運転を実行した場合にNOx排出量が増大するような過渡運転状態にあるか否かを、適切に判定することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態に示した過渡運転状態の判定手法は、あくまで一例であり、適当な任意の手法を採用できる。例えば、この判定のためのパラメータとして、過給圧および吸気量を用いているが、これらに代えて、またはこれらとともに、他の適当なパラメータ、例えば、要求トルクPMCMDやアクセル開度APの変化状態、ギヤチェンジによるエンジン回転数NEの変化状態などを用いてもよい。あるいは、過渡運転状態の開始時および終了時の定義も、実施形態に示したものに限らず、任意である。
また、実施形態では、リーン運転時燃料消費量パラメータおよびストイキ転時燃料消費量パラメータとして、リーン運転時燃料消費量QFCON_Lおよびストイキ運転時燃料消費量QFCON_Sを、目標吸気量QA_CMDと吸気量QAとの偏差ΔQAに応じて算出しているが、これに代えて、目標過給圧PSC_CMDと過給圧PSCとの偏差や、エンジン3の目標トルクと実際の出力トルクとの偏差などに応じて算出してもよい。あるいはこれらのパラメータは、リーン運転とストイキ運転の間での燃料消費量の大小関係を比較できるものであればよいので、実施形態の消費量に代えて、例えば消費度合として求めてもよい。
さらに、実施形態では、三元触媒12およびNOx触媒13の活性状態を、それぞれに設けた三元触媒温度センサ24やNOx触媒温度センサ25の検出値に基づいて判定しているが、エンジン3の始動時からの経過時間や排気温度などに基づいて判定してもよい。同様に、実施形態では、NOx捕捉量S_QNOxを、要求トルクPMCMDおよびエンジン回転数NEに応じて推定したNOx排出量を積算することによって算出しているが、NOx触媒13の上下流に設けたNOxセンサで検出したNOx濃度に基づいて算出してもよい。
また、実施形態は、本発明をディーゼルエンジンに適用した例であるが、本発明は、これに限らず、各種の内燃機関、例えばガソリンエンジンに適用してもよい。これに加えて、本発明は、実施形態の車両に搭載されたディーゼルエンジンに限らず、船舶用などの各種の内燃機関にも適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本願発明の一実施形態に係る排ガス浄化装置、およびこれを適用した内燃機関の概略構成を模式的に示す図である。 排ガス浄化装置の概略構成を示すブロック図である。 過渡運転判定処理を示すフローチャートである。 運転モードの設定処理を示すフローチャートである。 NOx捕捉量の算出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 排ガス浄化装置
2 ECU(NOx捕捉量算出手段、運転モード設定手段、過渡運転状態判定手段、
リーン運転時燃料消費量パラメータ算出手段、ストイキ運転時燃料消費量パラメ
ータ算出手段、三元触媒活性状態判定手段、NOx触媒活性状態判定手段、およ
び目標過給圧設定手段)
3 内燃機関
3a 気筒
7 ターボチャージャ(過給機)
11 排気通路
12 三元触媒
13 NOx触媒
22 過給圧センサ(過給圧検出手段)
24 三元触媒温度センサ(三元触媒活性状態判定手段)
25 NOx触媒温度センサ(NOx触媒活性手段)
S_QNOx NOx捕捉量
SREF 所定値(所定量)
QFCON_L リーン運転時燃料消費量(リーン運転時燃料消費量パラメータ)
QFCON_S ストイキ運転時燃料消費量(ストイキ運転時燃料消費量パラメータ)
TTWC 三元触媒温度
TLNC NOx触媒温度
PSC 過給圧
PSC_CMD 目標過給圧
RTRNS1 所定値

Claims (5)

  1. 内燃機関の気筒から排出された排ガスを浄化する内燃機関の排ガス浄化装置であって、
    前記排気通路に設けられ、排ガスを浄化する三元触媒と、
    前記排気通路の前記三元触媒よりも下流側に設けられ、酸化雰囲気下で排ガス中のNOxを捕捉するとともに、捕捉したNOxを還元雰囲気下で放出するNOx触媒と、
    当該NOx触媒に捕捉されたNOx捕捉量を算出するNOx捕捉量算出手段と、
    前記内燃機関の運転モードを、前記気筒内で燃焼する混合気の空燃比を、理論空燃比よりもリーン側に制御するリーン運転、理論空燃比に制御するストイキ運転、または理論空燃比よりもリッチ側に制御するリッチ運転のいずれかに設定する運転モード設定手段と、
    前記内燃機関が過渡運転状態にあるか否かを判定する過渡運転判定手段と、を備え、
    前記運転モード設定手段は、前記過渡運転判定手段により前記内燃機関が前記過渡運転状態にあると判定されている場合において、前記算出されたNOx捕捉量が所定量未満のときに、前記リッチ運転を禁止することを特徴とする内燃機関の排ガス浄化装置。
  2. 前記内燃機関が前記過渡運転状態にあると判定され、かつ前記NOx捕捉量が前記所定量未満の場合において、前記リーン運転を実行したときに消費される燃料量と、当該リーン運転の実行に伴って排出され、前記NOx触媒に捕捉されたNOxを還元するために前記リッチ運転を実行したときに消費される燃料量との和を表すリーン運転時燃料消費量パラメータを算出するリーン運転時燃料消費量パラメータ算出手段と、
    前記内燃機関が前記過渡運転状態にあると判定され、かつ前記NOx捕捉量が前記所定量未満の場合において、前記ストイキ運転を実行したときに消費される燃料量を表すストイキ運転時燃料消費量パラメータを算出するストイキ運転時燃料消費量パラメータ算出手段と、をさらに備え、
    前記運転モード設定手段は、前記リーン運転時燃料消費量パラメータが前記ストイキ運転時燃料消費量パラメータ未満のときに、前記運転モードを前記リーン運転に設定し、前記リーン運転時燃料消費量パラメータが前記ストイキ運転時燃料消費量パラメータ以上のときに、前記運転モードを前記ストイキ運転に設定することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
  3. 前記三元触媒の活性状態を判定する三元触媒活性状態判定手段をさらに備え、
    前記運転モード設定手段は、前記三元触媒が活性状態にないと判定されているときに、前記運転モードを前記リーン運転に設定することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
  4. 前記NOx触媒の活性状態を判定するNOx触媒活性状態判定手段をさらに備え、
    前記運転モード設定手段は、前記NOx触媒が活性状態にないと判定されているときに、前記運転モードを前記ストイキ運転に設定することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
  5. 前記内燃機関には、前記気筒に吸入される吸気を過給する過給機が設けられており、
    当該過給機による過給圧を検出する過給圧検出手段と、
    前記過給圧の目標となる目標過給圧を設定する目標過給圧設定手段と、をさらに備え、
    前記過渡運転判定手段は、前記目標過給圧設定手段により前記目標過給圧がその前回値に対して所定値を上回る比率で変更された後、前記検出された過給圧が前記目標過給圧に達していない状態を、前記過渡運転状態と判定することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
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