JP2009290157A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像用画素と焦点検出用画素とを備えた撮像素子による焦点検出精度を向上させる。
【解決手段】焦点検出用画素は、撮影光学系を透過する一対の光束の内の主に一方の光束を受光する複数の第1焦点検出用画素と、撮影光学系を透過する光束の内の主に他方の光束を受光する複数の第2焦点検出用画素とからなり、焦点検出用画素のマイクロレンズを透過した光束の内の光電変換素子3b、4bにより光電変換される領域を光電変換領域としたときに、マイクロレンズから所定距離POの位置にある撮影光学系の瞳面EPにおいて、すべての第1焦点検出用画素の光電変換領域をそれぞれのマイクロレンズ3aにより瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるとともに、すべての第2焦点検出用画素の光電変換領域をそれぞれのマイクロレンズ4aにより瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるように、撮像素子受光面における像高hに応じてそれぞれの焦点検出用画素のマイクロレンズ3a、4aと光電変換領域との位置関係を決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は被写体像を撮像する撮像素子と撮像装置に関する。
撮像用画素の二次元配列中の一部に焦点検出用画素を配列し、撮影光学系により結像された被写体像を撮像するとともに、瞳分割位相差検出方式により撮影光学系の焦点調節状態を検出する撮像素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2000−156823号公報
しかしながら、上述した従来の撮像素子では、撮像素子の受光面において撮影光学系の光軸と交わる点から遠ざかるにしたがって、撮影光学系の射出瞳上の異なる領域を通過した一対の焦点検出用光束が焦点検出用画素の光電変換素子へ正しく入射せず、焦点検出精度が低下するという問題がある。
(1) 請求項1の発明は、マイクロレンズと光電変換素子からなる撮像用画素の二次元配列中の一部に、マイクロレンズと光電変換素子からなる焦点検出用画素を配列し、撮影光学系を透過した光束を各マイクロレンズを介して各光電変換素子により受光する撮像素子であって、焦点検出用画素は、撮影光学系を透過する一対の光束の内の主に一方の光束を受光する複数の第1焦点検出用画素と、撮影光学系を透過する光束の内の主に他方の光束を受光する複数の第2焦点検出用画素とからなり、焦点検出用画素のマイクロレンズを透過した光束の内の光電変換素子により光電変換される領域を光電変換領域としたときに、マイクロレンズから所定距離の位置にある撮影光学系の瞳面において、すべての第1焦点検出用画素の光電変換領域をそれぞれのマイクロレンズにより瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるとともに、すべての第2焦点検出用画素の光電変換領域をそれぞれのマイクロレンズにより瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるように、撮像素子受光面における像高に応じてそれぞれの焦点検出用画素のマイクロレンズと光電変換領域との位置関係を決定する。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像素子において、光電変換領域と瞳面とが略共役関係になるように、それぞれのマイクロレンズの曲率を設定するか、マイクロレンズと光電変換領域の設定面との撮影光学系の光軸方向の距離を設定するか、いずれか一方または両方を実施する。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、光電変換領域は、光電変換素子が形成された半導体基板上のそれぞれの光電変換素子により規定される。
(4) 請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、光電変換領域は、それぞれの光電変換素子へ入射する光束を制限するマスクの開口により規定される。
(5) 請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像素子において、焦点検出用画素のマイクロレンズの正面形状を円形にするとともに、撮像用画素のマイクロレンズの正面形状を略矩形にする。
(6) 請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像素子において、焦点検出用画素のマイクロレンズの断面形状を円形または略円形にする。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像素子において、撮像用画素は、撮像用画素のマイクロレンズを透過した光束の内の光電変換素子により光電変換される領域を光電変換領域としたときに、撮像用画素のマイクロレンズと光電変換領域との位置関係を像高によらず一定とする。
(8) 請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像素子と、撮像用画素と焦点検出用画素の出力に基づいて被写体像を生成する画像生成手段と、焦点検出用画素の出力に基づいて撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、焦点検出手段の検出結果にしたがって撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節手段とを備える撮像装置である。
本発明によれば、撮像素子の受光面において撮影光学系の光軸と交わる点から離れた位置の焦点検出用画素においても、撮影光学系の射出瞳上の異なる領域を通過した一対の焦点検出用光束を焦点検出用画素の光電変換素子へ正しく入射させることができ、瞳分割位相差検出方式による焦点検出精度の低下を防止することができる。
図1は一実施の形態の撮像素子の正面図である。一実施の形態の撮像素子1は、その有効画素領域1a内に撮像用画素が二次元状に配列され、その配列中の一部、すなわち有効画素領域1aの中央とその左右に焦点検出用画素が配列されている。図2(a)は図1に示す撮像素子1の中央A部を拡大して示し、図2(b)は図2(a)の一部をさらに拡大して示す。また、図3(a)は図2(b)に示す撮像素子1のB〜B断面を示し、図3(b)は図2(b)に示す撮像素子1のC〜C断面を示す。なお、図2(b)ではマイクロレンズ下の光電変換素子を透視して示す。
撮像素子1は、図3に示すように、複数のマイクロレンズ(2a,3a,4a)が二次元状に配列されたマイクロレンズアレイ5の背面に、複数の光電変換素子(2b,3b,4b)が二次元状に配列された光電変換素子アレイ6が密着して形成される。マイクロレンズとそのマイクロレンズに対応する光電変換素子の組み合わせを画素と呼び、マイクロレンズ2aと光電変換素子2bが撮像用画素2を構成し、マイクロレンズ3aと光電変換素子3bが第1焦点検出用画素3を構成し、マイクロレンズ4aと光電変換素子4bが第2焦点検出用画素4を構成する。つまり、撮像素子1は、その有効画素領域1a内に撮像用画素2が二次元上に配列され、その配列中の一部の有効画素領域1aの中央と左右の3カ所に焦点検出用画素3、4が配列されている。
撮像用画素2において、マイクロレンズ2aは、隣接するマイクロレンズとの境界部分を少なくして集光性能を上げるために、図2に示すように正面から見た形状が矩形に形成されている。なお、製造上の理由等から完全な矩形でなくて略矩形であればよい。また、マイクロレンズ2aは、撮影光学系の瞳の位置と絞りの位置に依存した周辺光量の低下を抑制して受光量を増大させるために、意図的に明確な結像作用を有さないような断面形状に形成されている。一方、光電変換素子2bは、図2(b)にハッチング領域で示すように、マイクロレンズ2aと同様に集光性能を上げるために正面形状が矩形に形成される。撮像用画素2のマイクロレンズ2aと光電変換素子2bの間には赤R、緑G、青Bの色フィルター(不図示)が配置され、これらの色フィルターを備えた撮像用画素2がベイヤー配列されている。
撮像素子1の有効画素領域1aの中央と左右の3カ所には、それぞれ2種類の焦点検出用画素3、4が交互に配列されている。第1焦点検出用画素3は、撮影光学系の射出瞳上の左右の領域の内、主に右側の領域を通過した光束を受光する。一方、第2焦点検出用画素4は、撮影光学系の射出瞳上の左右の領域の内の主に左側の領域を通過した光束を受光する。焦点検出用画素3、4のマイクロレンズ3a、4aは、ともに結像性能を上げるために正面形状が円形に形成されている。また、これらのマイクロレンズ3a、4aは、図3(b)に示すように、結像性能を上げるために断面形状が円形もしくはそれに近い曲面に形成されている。
一方、焦点検出用画素3、4の光電変換素子3b、4bは互いに異なる正面形状に形成されている。図2(b)にハッチング領域で示すように、焦点検出用画素3の光電変換素子3bは、主に撮影光学系の射出瞳の右側領域を通過した光束をマイクロレンズ3aを介して受光するために、正面形状が左半分の矩形に形成されている。また、焦点検出用画素4の光電変換素子4bは、主に撮影光学系の射出瞳の左側領域を通過した光束をマイクロレンズ4aを介して受光するために、正面形状が右半分の矩形に形成されている。
なお、撮像用画素2のマイクロレンズ2aと焦点検出用画素3、4のマイクロレンズ3a、4aの、2種類のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイ5を製作する際には、同一のマイクロレンズ形成用膜厚において2種類のマイクロレンズを成形するための円形マスクの形状をそれぞれ最適化することによって製作することができる。
図4は、撮像素子1の焦点検出用画素3、4による焦点検出方法を説明するための図である。なお、説明を解りやすくするために、図4では撮像素子中央部に8個の焦点検出用画素3、4を配列した場合の例を示す。図において、EPは撮影光学系の射出瞳であり、POは撮像素子1のマイクロレンズ面から射出瞳EPまでの射出瞳距離である。また、図中の“中心軸”は撮像素子1の有効画素領域1a(図1参照)の中心を通る垂線であり、この一実施の形態では撮影光学系の光軸と一致するものとする。
上述したように、第1焦点検出用画素3は、射出瞳EPの左右一対の領域EP1、EP2の内、右側領域EP1を通過した“右光束”をマイクロレンズ3aを介して光電変換素子3bで受光し、第2焦点検出用画素4は、射出瞳EPの左側領域EP2を通過した“左光束”をマイクロレンズ4aを介して光電変換素子4bで受光する。そして、焦点検出用画素3,4の配列において、第1焦点検出用画素3の光電変換素子3bの出力を順に並べた第1信号列a1、a2、a3、・・・と、第2焦点検出用画素4の光電変換素子4bの出力を順に並べた第2信号列b1、b2、b3、・・・との相対的なずれ量を検出することによって、周知の瞳分割位相差検出方式により撮影光学系の焦点調節状態、すなわちデフォーカス量を検出することができる。
なお、撮像素子1の有効画素領域1aの左右に配列した焦点検出用画素3、4においても、同様な構成を備えており、瞳分割位相差検出方式による焦点検出が可能である。
撮影光学系の射出瞳EPの左右一対の領域EP1、EP2を通過した右光束と左光束をマイクロレンズ3a、4aを介して受光し、実際に光電変換する領域を“光電変換領域”と定義すると、この光電変換領域の形状、大きさおよび位置を次の2つの方法により設定することができる。
第1の方法は、図5に示すように、光電変換素子アレイ6の半導体基板上において、光電変換素子3b、4bの実際に受光して光電変換可能な範囲が上記“光電変換領域”に一致するように、光電変換素子アレイ6の半導体基板上に光電変換素子3b、4bを形成する方法である。図5において、マイクロレンズアレイ5と光電変換素子アレイ6の間には、マスク3c、4cと配線材料が配置されている。この方法では、光電変換素子3b、4bの受光面の光電変換可能範囲で“光電変換領域”を規定するので、マスク3c、4cの開口は光電変換領域よりも大きな開口が形成されている。なお、この場合の光電変換領域の設定位置は、光電変換素子3b、4bの受光面である。
第2の方法は、図6に示すように、マイクロレンズアレイ5と光電変換素子アレイ6の間に配置されるマスク3c、4cの開口により“光電変換領域”を規定する方法である。この場合の光電変換領域の設定位置は、マスク3c、4cの配置面である。
ここで、上述したように、撮像素子1の受光面において撮影光学系の光軸と交わる点から遠ざかるにしたがって、撮影光学系の射出瞳EP上の異なる領域EP1、EP2を通過した一対の焦点検出用光束(右光束と左光束)が焦点検出用画素3、4の光電変換素子3b、4bに正しく入射せず、焦点検出精度が低下するという問題がある。
そこで、この一実施の形態の撮像素子1では、(1)射出瞳距離POに対して“光電変換領域”の配置を最適化するとともに、(2)射出瞳距離POに対して焦点検出用画素3、4のマイクロレンズ3a、4aの結像性を最適化することによって、上記問題を解決する。
図7は、射出瞳EP上の左右一対の領域EP1、EP2を通る一対の光束が、中心軸(撮影光学系の光軸が撮像素子1と交わる点を通る垂線)近傍の一対の焦点検出用画素3、4と、中心軸から像高hの近傍にある焦点検出用画素3、4とへ入射する光路図である。以下、図7を参照して一実施の形態の上記(1)、(2)の最適化方法を説明する。図7において、撮像素子1のマイクロレンズ面から射出瞳距離POにある射出瞳EPにおいて、中心軸(撮影光学系の光軸)と交わる点をSとする。また、射出瞳EP上のS点から発し、像高hの位置のマイクロレンズに入射する光束の主光線が光電変換素子受光面と交わる点を“基準点”と呼ぶ。
なお、複数種類の撮影光学系を対象とする場合には、複数種類の射出瞳距離から所定方法により統計平均して代表的な射出瞳距離POを決定する。また、この一実施の形態では、撮影光学系の光軸と撮像素子1の中心を通る中心軸とが一致するとして説明するが、意図的に中心軸を撮影光学系の光軸からずらしてもよい。
まず、図7を参照して上記(1)の最適化方方法を説明する。撮像素子1の中心軸(撮影光学系の光軸)が交差する点から像高hの位置にある焦点検出用画素3において、この画素3のマイクロレンズ3aに対応する光電変換素子3bの位置を、マイクロレンズ3aの光軸から“基準点”までずらす。なお、このずらし量Δhは像高h、射出瞳距離PO等に応じて光学的に一義的に定まる。この第1焦点検出用画素3は、射出瞳EP上の右側領域EP1を通過した右光束をマイクロレンズ3aを介して光電変換素子3bで受光するために、光電変換素子3bの右端を基準点に合わせて光電変換素子3が中心軸へ向かって延びるように配置する。
第2焦点検出用画素4についても同様に、この画素4のマイクロレンズ4aに対応する光電変換素子4bの位置を、マイクロレンズ4aの光軸から基準点までずらす。第2焦点検出用画素4は、射出瞳EP上の左側領域EP2を通過した左光束をマイクロレンズ4aを介して光電変換素子4bで受光するために、光電変換素子4bの左端を基準点に合わせて光電変換素子4bが中心軸から遠ざかる方へ延びるように配置する。ちなみに、撮像素子1の中心軸上にある焦点検出用画素4では、像高hは0であり、かつ基準点が中心軸上にあるため、マイクロレンズ4aの光軸に対する光電変換素子4bのずらし量は0である。
このように、撮像素子1の中心軸から像高hの位置にある焦点検出用画素3,4において、光電変換素子3b,4bの位置を、マイクロレンズ3a,4aの光軸から“基準点”までずらすことによって、すべて第1焦点検出用画素3の“光電変換領域”のマイクロレンズ3aによる投影像が、射出瞳EP上の右側領域EP1で重なり合うとともに、すべての第2焦点検出用画素4の“光電変換領域”のマイクロレンズ4aによる投影像が、射出瞳EP上の左側領域EP2で重なり合う。
図7から明らかなように、射出瞳EP上の右側領域EP1と左側領域EP2は、射出瞳EPと中心軸の交点Sを境にした左右対象の領域であるから、右側領域EP1と左側領域EP2において撮影光学系の絞り等によるケラレが発生したとしても、ケラレの影響が右側領域EP1と左側領域EP2で同一になり、焦点検出精度の低下が避けられる。
上述した一実施の形態では、図8(a)に示すように、光電変換素子3bの右端を基準点に合わせるとともに、光電変換素子4bの左端を基準点に合わせる例を示したが、光電変換素子3b、4bと基準点との間の位置関係はこれに限定されない。
例えば図8(b)に示すように、第1焦点検出用画素3の光電変換素子3bの右端を基準点からΔ1だけ離して光電変換素子3bを中心軸の方へ配置するとともに、第2焦点検出用画素4の光電変換素子4bの左端を基準点からΔ1だけ離して光電変換素子4bを中心軸から遠ざかる方へ配置してもよい。このようにすると、焦点検出における開角が大きくなるので、焦点検出精度を上げることができる。
また、例えば図8(c)に示すように、第1焦点検出用画素3の光電変換素子3bの右端から距離Δ2の位置に基準点を合わせるとともに、第2焦点検出用画素4の光電変換素子4bの左端から距離Δ2の位置に基準点を合わせるようにしてもよい。このようにすると、射出瞳EP上における右側領域EP1と左側領域EP2の一部が重なることになる。
これまでは、図5に示すように、光電変換素子アレイ6の半導体基板上において光電変換素子3b、4bが実際に受光して光電変換する範囲により“光電変換領域”を規定する場合に、撮像素子1の中心軸から像高hの位置にある焦点検出用画素3,4において、光電変換素子3b,4bの位置をマイクロレンズ3a,4aの光軸から基準点までずらすことを説明したが、図6に示すように、マイクロレンズアレイ5と光電変換素子アレイ6の間に配置されるマスク3c、4cの開口により“光電変換領域”を規定する場合には、次のようにしてマイクロレンズ3a、4aと光電変換素子3b、4bの位置関係を決定する。
図9は、マスク3c、4cの開口により光電変換領域を規定する場合の、射出瞳EP上の左右一対の領域EP1、EP2を通る一対の光束が、中心軸(撮影光学系の光軸が撮像素子と交わる点を通る垂線)近傍の一対の焦点検出用画素3、4と、中心軸から像高hの近傍にある焦点検出用画素3、4とへ入射する光路図である。なお、この図9は図7に対応する図であり、図9に示す記号等は図7に示すものと同様である。
まず、図9を参照して上記(1)の最適化方法を説明する。撮像素子1の中心軸(撮影光学系の光軸)が交差する点から像高hの位置にある焦点検出用画素3において、この画素3のマイクロレンズ3aに対応するマスク3cの開口の位置を、マイクロレンズ3aの光軸から“基準点”までずらす。なお、このずらし量Δhは像高h、射出瞳距離PO等に応じて光学的に一義的に定まる。この第1焦点検出用画素3は、射出瞳EP上の右側領域EP1を通過した右光束をマイクロレンズ3aとマスク3cの開口を介して光電変換素子3bで受光するために、マスク3cの開口の右端を基準点に合わせて開口が中心軸へ向かって延びるように配置する。なお、この焦点検出用画素3の光電変換素子3bは、中心軸近傍の光電変換素子3bと同様に充分に広いものとする。
第2焦点検出用画素4についても同様に、この画素4のマイクロレンズ4aに対応するマスク4cの開口位置を、マイクロレンズ4aの光軸から基準点までずらす。第2焦点検出用画素4は、射出瞳EP上の左側領域EP2を通過した左光束をマイクロレンズ4aとマスク4cの開口を介して光電変換素子4bで受光するために、マスク4cの開口の左端を基準点に合わせて開口を中心軸から遠ざかる方へ延びるように配置する。なお、この焦点検出用画素4の光電変換素子4bは、中心軸上の光電変換素子4bと同様に充分に広いものとする。また、ちなみに、撮像素子1の中心軸上にある焦点検出用画素4では、像高hは0であり、かつ基準点が中心軸上にあるため、マスク4cの開口のずらし量は0である。
このように、撮像素子1の中心軸から像高hの位置にある焦点検出用画素3,4において、マスク3c、4cの開口の位置を、マイクロレンズ3a,4aの光軸から基準点までずらすことによって、すべての第1焦点検出用画素3の“光電変換領域”(ここではマスク3cの開口)のマイクロレンズ3aによる投影像が、射出瞳EP上の右側領域EP1で重なり合うとともに、すべての第2焦点検出用画素4の“光電変換領域”(ここではマスク4cの開口)のマイクロレンズ4aによる投影像が、射出瞳EP上の左側領域EP2で重なり合う。
図9から明らかなように、射出瞳EP上の右側領域EP1と左側領域EP2は、射出瞳EPと中心軸の交点Sを境にした左右対象の領域であるから、右側領域EP1と左側領域EP2において撮影光学系の絞り等によるケラレが発生したとしても、ケラレの影響が右側領域EP1と左側領域EP2で同一になり、焦点検出精度の低下が避けられる。
なお、この一実施の形態では、マスク3cの開口の右端を基準点に合わせるとともに、マスク4cの開口の左端を基準点に合わせる例を示したが、マスク3c、4cの開口と基準点との位置関係はこれに限定されない。
例えば図8(b)で説明したように、第1焦点検出用画素3のマスク3cの開口の右端を、基準点からΔ1だけ離して中心軸の方へ配置するとともに、第2焦点検出用画素4のマスク4cの開口の左端を、基準点からΔ1だけ離して中心軸から遠ざかる方へ配置してもよい。このようにすると、焦点検出における開角が大きくなるので、焦点検出精度を上げることができる。
また、例えば図8(c)で説明したように、第1焦点検出用画素3のマスク3cの開口の右端から距離Δ2の位置に基準点を合わせるとともに、第2焦点検出用画素4のマスク4cの開口の左端から距離Δ2の位置に基準点を合わせるようにしてもよい。このようにすると、射出瞳EP上における右側領域EP1と左側領域EP2の一部が重なることになる。
撮像用画素2のマイクロレンズ2aと“光電変換領域”との位置関係について説明する。図10に、この一実施の形態の焦点検出用画素3、4におけるマイクロレンズ3a、4aと光電変換素子3b、4bの位置関係と、撮像用画素2におけるマイクロレンズ2aと光電変換素子2bの位置関係とを対比して示す。図10(a)は撮像素子1の正面図であり、図1に示すように中央部と左右周辺部に焦点検出用画素3,4の配列を備えている。なお、図10(a)では、説明を解りやすくするために撮像用画素2と焦点検出用画素3,4を4個ずつ3カ所に配列した例を示すが、焦点検出用画素3,4の配列箇所、個数はこの例に限定されない。
上述したように、焦点検出用画素3、4は、図10(b)に示すように、撮像素子1の中心(中心軸と交わる点、この一実施の形態では撮影光学系の光軸と交わる点)から離れるほど、つまり像高が大きくなるほど、“光電変換領域”の中心すなわち光電変換素子3b、4bの中心をマイクロレンズ3a、4aの光軸から偏心させる。これに対し撮像用画素2は、図10(c)に示すように、撮像素子1の中心からの像高とは無関係に、光電変換素子2bの中心をマイクロレンズ2aの光軸と一致させる。
焦点検出用画素3、4において、マイクロレンズ3a、4aは、撮像面に多方向から到来する光束を光電変換素子3b、4bにできる限り多く入射させる集光的な性能より、焦点検出用画素3,4の前方の同一領域から到来する光束を光電変換素子3b、4bに入射させる結像的な性能が重要である。そのため、マイクロレンズ3a、4aの正面形状を円形にし、隣接するマイクロレンズ3a、4aと周囲を連続的に接しない(マイクロレンズ形状の乱れを防止する)ように配置するとともに、マイクロレンズ3a、4aの光軸と光電変換素子3b、4bの中心とを像高に応じて偏心させることによって、像高が異なる焦点検出用画素3、4において画素前方の同一領域から到来する光束を光電変換素子3b、4bへ入射させることができる。
これに対し撮像用画素2においては、マイクロレンズ2aは、画素前方の同一領域から到来する光束を光電変換素子2bに入射させる結像的な性能より、撮像面に多方向から到来する光束を光電変換素子2bにできる限り多く入射させるという集光的な性能が重要である。そのため、マイクロレンズ2aの正面形状を矩形にして広くとり、隣接するマイクロレンズ2aと周囲を連続的に近接させて密集させ、像高によらずマイクロレンズ2aの光軸と光電変換素子2bの中心を一致させることによって、性能上あるいは製造上有利になる。
なお、図10では“光電変換領域”が光電変換素子2b、3b、4bにより規定される例を示したが、“光電変換領域”がマスク(焦点検出用画素3,4のマスク3c、4c、および撮像用画素2において実際に光を受光して光電変換する領域を規制するためのマスク(不図示))により規定される場合においても同様である。
次に、上記(2)射出瞳距離POに対して焦点検出用画素3、4のマイクロレンズ3a、4aの結像性を最適化する方法を説明する。“光電変換領域”は、光電変換素子アレイ6の半導体基板上において光電変換素子3b、4bが実際に受光して光電変換する範囲により規定されるか、またはマスク3c、4cの開口により規定される。この光電変換領域のマイクロレンズ3a、4aによる射出瞳EP上の投影像は、ボケが少ないのが好ましい。ボケが少なければ、射出瞳EP上で一対の焦点検出用光束、すなわち右側領域EP1を通る右光束と左側領域EP2を通る左光束のケラレが少なくなり、焦点検出精度の低下が避けられる。逆にボケが大きいと、光電変換領域の投影像の裾が長くなり、射出瞳EP上においてケラレ易くなり、焦点検出精度の低下が避けられない。
そこで、この一実施の形態では、マイクロレンズ3a、4aから射出瞳距離POの位置にある射出瞳EPにおいて、“光電変換領域”の投影像の境界部が最も鮮明になるように、(2a)焦点検出用画素3,4のマイクロレンズ3a、4aの曲率を設定するか、または(2b)マイクロレンズ3a、4aと“光電変換領域”の設定位置との間の中心軸方向(この一実施の形態では撮影光学系の光軸方向)の距離を設定するか、あるいは上記(2a)と(2b)の両方を実施する。
なお、マイクロレンズ3a、4aと“光電変換領域”設定位置との中心軸方向の距離は、図7で説明した半導体基板上の光電変換素子3b、4bが実際に受光して光電変換を行う範囲により“光電変換領域”を規定する場合には、マイクロレンズ3a、4aと光電変換素子3b、4bの受光面との間の中心軸方向の距離であり、一方、図9で説明したマスク3c、4cの開口により“光電変換領域”を規定する場合には、マイクロレンズ3a、4aとマスク3c、4cの設置面との間の中心軸方向の距離である。
なお、上記(2a)〜(2c)のいずれかの方策をとることは、マイクロレンズ3a、4aに対して“光電変換領域”の設定面と射出瞳EP面とを共役関係にすることである。
このように、一実施の形態の撮像素子1では、(1)射出瞳距離POに対して“光電変換領域”の配置を最適化し、さらに(2)射出瞳距離POに対して焦点検出用画素3、4のマイクロレンズ3a、4aの結像性を最適化したので、撮像素子1の受光面において撮影光学系の光軸と交わる点から離れた位置の焦点検出用画素3,4においても、撮影光学系の射出瞳EP上の異なる領域EP1、EP2を通過した一対の焦点検出用光束(右光束と左光束)を焦点検出用画素3、4の光電変換素子3b、4bへ正しく入射させることができ、瞳分割位相差検出方式による焦点検出精度の低下を防止することができる。
なお、一実施の形態の撮像素子1に対して、(1)射出瞳距離POに対して“光電変換領域”の配置を最適化するだけにしも、焦点検出精度の低下防止という効果を期待できる。
《撮像装置》
次に、この一実施の形態の撮像素子1を自動焦点調節機能を備えた一眼レフデジタルカメラに適用した一実施の形態を説明する。一実施の形態のデジタルスチルカメラ201は交換レンズ202とカメラボディ203から構成され、交換レンズ202がマウント部204を介してカメラボディ203に装着される。カメラボディ203にはマウント部204を介して種々の撮影光学系を有する交換レンズ202が装着可能である。
交換レンズ202はレンズ209、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210、絞り211、レンズ駆動制御装置206などを備えている。レンズ駆動制御装置206は不図示のマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、フォーカシング用レンズ210の焦点調節と絞り211の開口径調節のための駆動制御や、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210および絞り211の状態検出などを行う他、後述するボディ駆動制御装置214との通信によりレンズ情報の送信とカメラ情報の受信を行う。絞り211は、光量およびボケ量調整のために光軸中心に開口径が可変な開口を形成する。
カメラボディ203は上述した一実施の形態の撮像素子1、ボディ駆動制御装置214、液晶表示素子駆動回路215、液晶表示素子216、接眼レンズ217、メモリカード219などを備えている。撮像素子1には、撮像画素が二次元状に配置されるとともに、焦点検出位置に対応した部分に焦点検出用画素が組み込まれている。
ボディ駆動制御装置214はマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、撮像素子1の駆動制御と画像信号および焦点検出信号の読み出しと、焦点検出信号に基づく焦点検出演算と交換レンズ202の焦点調節を繰り返し行うとともに、画像信号の処理と記録、カメラの動作制御などを行う。また、ボディ駆動制御装置214は電気接点213を介してレンズ駆動制御装置206と通信を行い、レンズ情報の受信とカメラ情報(デフォーカス量や絞り値など)の送信を行う。
液晶表示素子216は電気的なビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)として機能する。液晶表示素子駆動回路215は撮像素子1によるスルー画像を液晶表示素子216に表示し、撮影者は接眼レンズ217を介してスルー画像を観察することができる。メモリカード219は、撮像素子1により撮像された画像を記憶する画像ストレージである。
交換レンズ202を通過した光束により、撮像素子1の受光面上に被写体像が形成される。この被写体像は撮像素子1により光電変換され、画像信号と焦点検出信号がボディ駆動制御装置214へ送られる。
ボディ駆動制御装置214は、撮像素子1の焦点検出用画素からの焦点検出信号に基づいてデフォーカス量を算出し、このデフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送る。また、ボディ駆動制御装置214は、撮像素子1からの画像信号を処理して画像を生成し、メモリカード219に格納するとともに、撮像素子1からのスルー画像信号を液晶表示素子駆動回路215へ送り、スルー画像を液晶表示素子216に表示させる。さらに、ボディ駆動制御装置214は、レンズ駆動制御装置206へ絞り制御情報を送って絞り211の開口制御を行う。
レンズ駆動制御装置206は、フォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態、絞り開放F値などに応じてレンズ情報を更新する。具体的には、ズーミング用レンズ208とフォーカシング用レンズ210の位置と絞り211の絞り値を検出し、これらのレンズ位置と絞り値に応じてレンズ情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからレンズ位置と絞り値に応じたレンズ情報を選択する。
レンズ駆動制御装置206は、受信したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動量を算出し、レンズ駆動量に応じてフォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動する。また、レンズ駆動制御装置206は受信した絞り値に応じて絞り211を駆動する。
図11は、マイクロレンズを用いた瞳分割型位相差検出方式の焦点検出光学系の構成を示す。なお、焦点検出用画素の部分は拡大して示す。図において、EPは、交換レンズ202(図10参照)の予定結像面に配置されたマイクロレンズから前方POの距離に設定された射出瞳である。この距離POは、マイクロレンズの曲率、屈折率、マイクロレンズと“光電変換領域”設定面との間の距離などに応じて決まる射出瞳距離である。Lは交換レンズの光軸、10a〜10dはマイクロレンズ、13a、13b、14a、14bは光電変換素子、313a、313b、314a、314bは焦点検出用画素、23,24、33,34は焦点検出光束である。
また、EP1は、マイクロレンズ10a、10cにより投影された光電変換素子13a、13bの右側領域である。図11では、説明を解りやすくするために楕円形の領域で示しているが、実際には上述した光電変換素子3bの形状が拡大投影された形状になる。同様に、EP2は、マイクロレンズ10b、10dにより投影された光電変換素子14a、14bの左側領域である。図11では、説明を解りやすくするために楕円形の領域で示しているが、実際には光電変換素子4bの形状が拡大投影された形状になる。
図11では、撮影光学系の光軸Lに隣接する4つの焦点検出用画素313a、313b、314a、314bを模式的に例示しているが、光軸L外の焦点検出用画素においても、光電変換素子はそれぞれ対応した右側領域EP1と左側領域EP2から各マイクロレンズに到来する光束を受光するように構成されている。焦点検出用画素の配列方向は一対の左右領域EP1、EP2の並び方向、すなわち一対の光電変換素子の並び方向と一致させる。
マイクロレンズ10a〜10dは交換レンズ202(図10参照)の予定結像面近傍に配置されており、マイクロレンズ10a〜10dによりその背後に配置された光電変換素子13a、13b、14a、14bの“光電変換領域”の形状がマイクロレンズ10a〜10cから射出瞳距離POだけ離間した射出瞳EP上に投影され、その投影形状は右側領域EP1と左側領域EP2を形成する。すなわち、距離POにある射出瞳EP上で各焦点検出用画素の光電変換領域の投影形状が一致するように、各焦点検出用画素におけるマイクロレンズと光電変換領域設定面との位置関係が定められる。
光電変換素子13aは右側領域EP1を通過し、マイクロレンズ10aに向う光束23によりマイクロレンズ10a上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。同様に、光電変換素子13bは右側領域EP1を通過し、マイクロレンズ10cに向う光束33によりマイクロレンズ10c上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。また、光電変換素子14aは左側領域EP2を通過し、マイクロレンズ10bに向う光束24によりマイクロレンズ10b上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。同様に、光電変換素子14bは左側領域EP2を通過し、マイクロレンズ10dに向う光束34によりマイクロレンズ10d上に形成される像の強度に対応した信号を出力する。
上述した2種類の焦点検出用画素を直線状に多数配置し、各画素の光電変換素子の出力を右側領域EP1および左側領域EP2に対応した出力グループにまとめることによって、右側領域EP1と左側領域EP2をそれぞれ通過する焦点検出用光束が画素列上に形成する一対の像の強度分布に関する情報が得られる。この情報に対して周知の像ズレ検出演算処理(相関演算処理、位相差検出処理)を施すことによって、瞳分割型位相差検出方式で一対の像の像ズレ量が検出される。さらに、像ズレ量に一対の領域EP1、EP2の重心間隔に応じた変換演算を行うことによって、予定結像面に対する現在の結像面(予定結像面上のマイクロレンズアレイの位置に対応した焦点検出位置における結像面)の偏差(デフォーカス量)が算出される。
図12は、一実施の形態のデジタルスチルカメラ(撮像装置)の撮像動作を示すフローチャートである。ボディ駆動制御装置214は、ステップ100でカメラの電源がオンされると、ステップ110以降の撮像動作を開始する。ステップ110において撮像用画素2のデータを間引き読み出しし、電子ビューファインダーに表示させる。続くステップ120では焦点検出用画素3,4から一対の像に対応した一対の像データを読み出す。
ステップ130では読み出された一対の像データに基づいて周知の像ズレ検出演算処理(相関演算処理)を行い、像ズレ量を演算してデフォーカス量に変換する。ステップ140で合焦近傍か否か、すなわち算出されたデフォーカス量の絶対値が所定値以内であるか否かを調べる。合焦近傍でないと判定された場合はステップ150へ進み、デフォーカス量をレンズ駆動制御装置206へ送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を合焦位置に駆動させる。その後、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。
なお、焦点検出不能な場合もこのステップに分岐し、レンズ駆動制御装置206へスキャン駆動命令を送信し、交換レンズ202のフォーカシングレンズ210を無限から至近までの間でスキャン駆動させる。その後、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。
ステップ140で合焦近傍であると判定された場合はステップ160へ進み、シャッターボタン(不図示)の操作によりシャッターレリーズがなされたか否かを判別する。シャッターレリーズがなされていないと判定された場合はステップ110へ戻り、上述した動作を繰り返す。一方、シャッターレリーズがなされたと判定された場合はステップ170へ進み、レンズ駆動制御装置206へ絞り調整命令を送信し、交換レンズ202の絞り値を制御F値(撮影者または自動により設定されたF値)にする。絞り制御が終了した時点で、撮像素子1に撮像動作を行わせ、撮像素子1の撮像用画素2およびすべての焦点検出用画素3,4から画像データを読み出す。
ステップ180において、焦点検出用画素列の各画素位置の画素データを焦点検出用画素3,4の周囲の撮像用画素2のデータに基づいて画素補間する。続くステップ190では、撮像用画素2のデータおよび補間されたデータからなる画像データをメモリーカード219に記憶し、ステップ110へ戻って上述した動作を繰り返す。
なお、上述した一実施の形態では撮像素子1の中央とその左右に2種類の焦点検出用画素を交互に配列した例を示したが、焦点検出用画素の配列位置、配列数、配列方向はこの一実施の形態に限定されるものではなく、例えば縦方向の焦点検出用画素配列と横方向の画素配列が十字に交差するような配列も可能である。
また、上述した一実施の形態では2種類の焦点検出用画素を交互に配列した例を示したが、2種類の焦点検出用画素の配列はこの一実施の形態に限定されず、例えば第1、第1、第2、第2、第1、第1、第2、第2、・・・のような配列であってもよい。さらには、焦点検出用画素配列を2列並べて配列することも可能である。
上述した一実施の形態では正面形状が左半分の矩形の光電変換素子3bを有する第1焦点検出用画素3と、正面形状が右半分の矩形の光電変換素子4bを有する第2焦点検出用画素4とを用いた例を示したが、焦点検出用画素の光電変換素子の正面形状はこの一実施の形態の正面形状に限定されず、例えば左半円形と右半円形であってもよい。
なお、上述した一実施の形態とその変形例では、撮影光学系の射出瞳上の左右一対の互いに異なる領域を通過した一対の焦点検出用光束、すなわち右光束と左光束を例に挙げて説明したが、この説明は便宜的なものであり、射出瞳面の上下方向や斜め方向など、撮影光学系の光軸を回転軸とするあらゆる方向において、本願発明を適用できることは言うまでもない。また、上述した一実施の形態とその変形例では、撮影光学系の射出瞳を通過する一対の光束の内の一方の光束(右光束)と他方の光束(左光束)とに分けて説明したが、これは撮影光学系を透過する一対の光束の内の一方の光束(右光束)と他方の光束(左光束)とに分けた場合と同様である。
なお、上述した実施の形態とそれらの変形例において、実施の形態どうし、または実施の形態と変形例とのあらゆる組み合わせが可能である。
上述した実施の形態とその変形例によれば以下のような作用効果を奏することができる。まず、マイクロレンズと光電変換素子からなる撮像用画素の二次元配列中の一部に、マイクロレンズと光電変換素子からなる焦点検出用画素を配列し、撮影光学系を透過した光束を各マイクロレンズを介して各光電変換素子により受光する撮像素子であって、焦点検出用画素は、撮影光学系を透過する一対の光束の内の主に一方の光束を受光する複数の第1焦点検出用画素と、撮影光学系を透過する一対の光束の内の主に他方の光束を受光する複数の第2焦点検出用画素とからなり、焦点検出用画素のマイクロレンズを透過した光束の内のそれぞれの光電変換素子により光電変換される領域を光電変換領域としたときに、マイクロレンズから所定距離の位置にある撮影光学系の射出瞳面において、すべての第1焦点検出用画素の光電変換領域をそれぞれのマイクロレンズにより瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるとともに、すべての第2焦点検出用画素の光電変換領域をそれぞれのマイクロレンズにより瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるように、撮像素子受光面における像高に応じてそれぞれの焦点検出用画素のマイクロレンズと光電変換領域との位置関係を決定するようにしたので、撮像素子の受光面において撮影光学系の光軸と交わる点から離れた位置の焦点検出用画素においても、撮影光学系の射出瞳上の異なる領域を通過した一対の焦点検出用光束(右光束と左光束)を焦点検出用画素の光電変換素子へ正しく入射させることができ、瞳分割位相差検出方式による焦点検出精度の低下を防止することができる。
また、一実施の形態では、光電変換領域と射出瞳面とが略共役関係になるように、それぞれのマイクロレンズの曲率を設定するか、マイクロレンズと光電変換領域の設定面との撮影光学系の光軸方向の距離を設定するか、いずれか一方または両方を実施するようにしたので、射出瞳面上における第1焦点検出用画素の光電変換領域のマイクロレンズによる投影像と、第2焦点検出用画素の光電変換領域のマイクロレンズによる投影像とが鮮明になってケラレ難くなり、瞳分割位相差検出方式による焦点検出精度の低下を防止することができる。
一実施の形態の撮像素子の正面図 撮像素子の正面拡大図 撮像素子の断面拡大図 撮像素子の焦点検出用画素による焦点検出方法を説明するための図 光電変換素子の実際に光を受光して光電変換する範囲により光電変換領域を規定する図 マスクの開口により光電変換領域を規定する図 射出瞳上の左右一対の領域を通る一対の光束が、中心軸(撮影光学系の光軸が撮像素子と交わる点を通る垂線)近傍の一対の焦点検出用画素と、中心軸から像高hの近傍にある焦点検出用画素とへ入射する光路図 基準点と光電変換素子との位置関係を示す図 マスクの開口により光電変換領域を規定する場合の、射出瞳上の左右一対の領域EPる一対の光束が、中心軸(撮影光学系の光軸が撮像素子と交わる点を通る垂線)近傍の一対の焦点検出用画素と、中心軸から像高hの近傍にある焦点検出用画素とへ入射する光路図 焦点検出用画素におけるマイクロレンズと光電変換素子の位置関係と、撮像用画素におけるマイクロレンズと光電変換素子の位置関係とを対比して示す図 一実施の形態の撮像装置の構成を示す図 一実施の形態の撮像装置の焦点検出方法を説明するための図 一実施の形態の撮像動作を示すフローチャート
符号の説明
1;撮像素子、2;撮像用画素、2a;マイクロレンズ、2b;光電変換素子、3;第1焦点検出用画素、4;第2焦点検出用画素、3a、4a;マイクロレンズ、3b、4b;光電変換素子、3c、4c;マスク、5;マイクロレンズアレイ、6;光電変換素子アレイ、201;撮像装置、202;交換レンズ、206;レンズ駆動制御装置、214;ボディ駆動制御装置

Claims (8)

  1. マイクロレンズと光電変換素子からなる撮像用画素の二次元配列中の一部に、マイクロレンズと光電変換素子からなる焦点検出用画素を配列し、撮影光学系を透過した光束を各マイクロレンズを介して各光電変換素子により受光する撮像素子であって、
    前記焦点検出用画素は、前記撮影光学系を透過する一対の光束の内の主に一方の光束を受光する複数の第1焦点検出用画素と、前記撮影光学系を透過する光束の内の主に他方の光束を受光する複数の第2焦点検出用画素とからなり、
    前記焦点検出用画素の前記マイクロレンズを透過した光束の内の前記光電変換素子により光電変換される領域を光電変換領域としたときに、前記マイクロレンズから所定距離の位置にある前記撮影光学系の瞳面において、すべての前記第1焦点検出用画素の前記光電変換領域をそれぞれの前記マイクロレンズにより前記瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるとともに、すべての前記第2焦点検出用画素の前記光電変換領域をそれぞれの前記マイクロレンズにより前記瞳面に投影した複数の光電変換領域像が重なるように、撮像素子受光面における像高に応じてそれぞれの前記焦点検出用画素の前記マイクロレンズと前記光電変換領域との位置関係を決定することを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記光電変換領域と前記瞳面とが略共役関係になるように、それぞれの前記マイクロレンズの曲率を設定するか、前記マイクロレンズと前記光電変換領域の設定面との前記撮影光学系の光軸方向の距離を設定するか、いずれか一方または両方を実施することを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、
    前記光電変換領域は、前記光電変換素子が形成された半導体基板上のそれぞれの前記光電変換素子により規定されることを特徴とする撮像素子。
  4. 請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、
    前記光電変換領域は、それぞれの前記光電変換素子へ入射する光束を制限するマスクの開口により規定されることを特徴とする撮像素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記焦点検出用画素の前記マイクロレンズの正面形状を円形にするとともに、前記撮像用画素の前記マイクロレンズの正面形状を略矩形にすることを特徴とする撮像素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記焦点検出用画素の前記マイクロレンズの断面形状を円形または略円形にすることを特徴とする撮像素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記撮像用画素は、前記撮像用画素の前記マイクロレンズを透過した光束の内の前記光電変換素子により光電変換される領域を光電変換領域としたときに、前記撮像用画素の前記マイクロレンズと前記光電変換領域との位置関係を像高によらず一定とすることを特徴とする撮像素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像素子と、
    前記撮像用画素と前記焦点検出用画素の出力に基づいて被写体像を生成する画像生成手段と、
    前記焦点検出用画素の出力に基づいて前記撮影光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
    前記焦点検出手段の検出結果にしたがって前記撮影光学系の焦点調節を行う焦点調節手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
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