JP2009289458A - 誘導加熱方法及び誘導加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加熱コイルに交流電流を流して被加熱材を加熱する誘導加熱方法を提供する。この誘導加熱方法では、正弦波とは異なる波形の交流電流を上記加熱コイルに流す。この構成によれば、加熱コイルに正弦波とは異なる波形の交流電流を流し、その交流電流により被加熱材を誘導加熱することができる。このような正弦波とは異なる波形の交流電流は、正弦波に比べて、より多くの誘導電流を被加熱材に誘起することができる。
【選択図】図3
Description
本発明の一実施形態に係る誘導加熱方法で使用される誘導加熱装置の構成の概要を、図1に示す。図1は、本実施形態に係る誘導加熱装置の構成の概要を説明するための説明図である。
図1に示すように、MERS10は、ブリッジ回路と、コンデンサCと、を含む。
ブリッジ回路は、加熱コイル1と閉回路を形成する2つの経路と、その2つの経路上に、2つずつ配置された4つの逆導通型半導体スイッチ11〜14(第1〜第4逆導通型半導体スイッチ)によって構成され、コンデンサCは、ブリッジ回路の2つの経路の間に配置される。
次に、このようなMERS10による電流波形の変更原理について、図2A〜図2B及び図3を参照しつつ説明する。図2A〜図2Bは、本実施形態に係るMERSの動作の一例を説明するための説明図である。図3は、本実施形態に係るMERSから出力される電流の一例を説明するための説明図である。
このスイッチング周波数を変更する上で、制御装置20は、正弦波とは異なる波形の交流電流が加熱コイル1に流れるように予め決定されたスイッチング周波数で、スイッチングを行ってもよい。しかし、制御装置20は、固定された周波数を使用するだけなく、加熱中にスイッチング周波数を変更することにより、加熱コイル1に流す電流波形及び周波数を変更することも可能である。このような加熱中のダイナミックな波形の変更は、例えば、鋼材に対する昇温速度を調整することを可能にすると共に、加熱する鋼材の材質・形状・大きさ(厚みや幅など)等の特性に応じた最適な加熱を行うことを可能にすることができる。
なお、「電流波形」の変更は、本実施形態に係る誘導加熱方法によれば、コンデンサCの容量を変更することでも可能である。つまり、上記(1)式に示すように、スイッチング周波数を増加又は減少させることは、コンデンサCの容量を減少又は増加させることに相当する。従って、スイッチング周波数を増減させる代わりに、共振周波数f0におけるコンデンサCの容量を減増させることにより、図3中の(c)期間を伸張させて、加熱コイル1に流れる電流波形を変更することも可能となる。なお、この際、スイッチング周波数を一定にすると、加熱コイル1に流れる交流電流の周波数もほぼ一定となる。
図5A及び図5Bは、本実施形態に係る誘導加熱方法による加熱効率向上効果について説明するための説明図である。ここでは、300mm幅×10mm厚の鋼板を被加熱材として使用し、電源2としてAC400Vの交流電源を使用した。そして、加熱コイル1及び他の構成によるリアクタンスは、4mHとした。
2 電源
3 リアクトル
4 整流装置
10 MERS
11,12,13,14 逆導通型半導体スイッチ
20 制御装置
31 電流計
32 電力調整装置
33 出力電流設定装置
S1,S2,S3,S4 半導体スイッチ
D1,D2,D3,D4 ダイオード
G1,G2,G3,G4 ゲート
C コンデンサ
Claims (9)
- 加熱コイルに交流電流を流して被加熱材を加熱する誘導加熱方法であって、
正弦波とは異なる波形の交流電流を前記加熱コイルに流すことを特徴とする、誘導加熱方法。 - 電源から供給される直流電流を交流電流に変換して前記加熱コイルに供給する磁気エネルギー回生双方向電流スイッチを用いて、正弦波とは異なる波形の交流電流を前記加熱コイルに流すことを特徴とする、請求項1に記載の誘導加熱方法。
- 前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチが有する複数の逆導通型半導体スイッチのオン/オフ切替を行うスイッチング周波数を、前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチと前記加熱コイルとを含む回路の共振周波数から変更することにより、前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチが有するコンデンサの充電/放電を行う周波数を変更させ、正弦波とは異なる波形の交流電流を前記加熱コイルに流すことを特徴とする、請求項2に記載の誘導加熱方法。
- 前記スイッチング周波数を、前記共振周波数よりも低くすることを特徴とする、請求項3に記載の誘導加熱方法。
- 前記被加熱材の材質、形状及び大きさのうちの少なくとも1つに応じて、前記スイッチング周波数を変更することを特徴とする、請求項3又は4に記載の誘導加熱方法。
- 前記加熱コイルに流れる電流の実効値を測定し、
予め設定された目標値に前記実効値が近づくように、前記電源から前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチに供給される直流電流を調整することを特徴とする、請求項2〜5のいずれかの記載の誘導加熱方法。 - 前記加熱コイルに流す交流電流の波形は、台形波又は矩形波であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の誘導加熱方法。
- 前記加熱コイルに流す交流電流の波形を変更することにより、前記被加熱材の昇温量を調整することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の誘導加熱方法。
- 加熱コイルに交流電流を流して被加熱材を加熱する誘導加熱装置であって、
電源から供給される直流電流を交流電流に変換して前記加熱コイルに供給する磁気エネルギー回生双方向電流スイッチと、
前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチが有する逆導通型半導体スイッチのオン/オフ切替を行う制御装置と、
を有し、
前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチは、
第1経路に第1逆導通型半導体スイッチと第4逆導通型半導体スイッチとがスイッチオフ時の導通方向を相互に逆向きにして直列に配置され、第2経路に第2逆導通型半導体スイッチと第3逆導通型半導体スイッチとがスイッチオフ時の導通方向を相互に逆向きにして直列に配置されたブリッジ回路と、
前記第1逆導通型半導体スイッチと前記第4逆導通型半導体スイッチとの間の前記第1経路と、前記第2逆導通型半導体スイッチと前記第3逆導通型半導体スイッチとの間の前記第2経路との間に接続されたコンデンサと、
を含み、
前記加熱コイルの両端は、前記第1経路及び前記第2経路の両端に接続され、
前記コンデンサの両端は、前記電源に接続され、
前記制御装置は、正弦波とは異なる波形の交流電流を前記加熱コイルに流すように、前記磁気エネルギー回生双方向電流スイッチと前記加熱コイルとを含む回路の共振周波数とは異なる周波数により、前記第1逆導通型半導体スイッチ及び前記第3逆導通型半導体スイッチと、前記第2逆導通型半導体スイッチ及び前記第4逆導通型半導体スイッチと、を交互にオン/オフして、前記コンデンサに充電及び放電させることを特徴とする、誘導加熱装置。
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