JP6916098B2 - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents
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(モード1)
IGBT11の電流Ic1の電流が0Aとなるタイミングからモード1が始まるものとする。モード1開始時にはIGBT11に電流は流れていないが、IGBT11はすでにオンしているため、モード1開始直後からIGBT11に電流Ic1が流れ始める。このときIGBT11の両端電圧(コレクタ端子、エミッタ端子間電圧Vc1)は0Vであるため、IGBT11には損失が発生しないZVZCSターンオンとなる。
(モード2)
IGBT11を遮断しモード2になると、ILは電源回路10、スナバコンデンサ23、加熱コイル5、共振コンデンサ7の経路と、加熱コイル5、共振コンデンサ6、スナバコンデンサ23の経路と、加熱コイル5、共振コンデンサ7、スナバコンデンサ24の経路に流れる。このとき、スナバコンデンサ23は充電され、スナバコンデンサ24は放電される。これにより、IGBT11の両端電圧は緩やかに上昇し、ZVSターンオフとなり、スイッチング損失を小さくできる。
(モード3)
IGBT12の電流Ic2の電流が0Aとなるタイミングからモード3が始まるものとする。モード3開始時にはIGBT12に電流は流れていないが、IGBT12はすでにオンしているため、モード3開始直後からIGBT12に電流Ic2が流れ始める。このときIGBT12の両端電圧(コレクタ端子、エミッタ端子間電圧Vc2)は0Vであるため、IGBT12には損失が発生しないZVZCSターンオンとなる。
(モード4)
IGBT12を遮断しモード4になると、ILは加熱コイル5、スナバコンデンサ24、電源回路10、共振コンデンサ6の経路と、加熱コイル5、スナバコンデンサ24、共振コンデンサ7の経路と、加熱コイル5、スナバコンデンサ23、共振コンデンサ6の経路に流れる。このとき、スナバコンデンサ24は充電され、スナバコンデンサ23は放電される。これにより、IGBT12の両端電圧は緩やかに上昇し、ZVSターンオフとなり、スイッチング損失を小さくできる。
(モード1):IGBT12のオフからIGBT12のコレクタ電圧のピークまでの期間である。モード1において、IGBT12をオフすると、IGBT12に流れていた電流が遮断され、加熱コイル5に蓄えられていたエネルギーにより、加熱コイル5と共振コンデンサ6の経路に電流が流れる。この時、IGBT12のコレクタ電圧が正弦波状に上昇し、ゼロ電圧スイッチング(以下、ZVS)となる。
(モード2):IGBT12のコレクタ電圧のピークから0Vになるまでの期間である。モード2において、IGBT12のコレクタ電圧がピークになると、加熱コイル5の電流が正から負に切り替わり、電流の向きが反転し、共振コンデンサ6、加熱コイル5の経路に電流が流れる。
(モード3):ダイオード22の通電期間である。モード3において、共振コンデンサ6が放電され、IGBT12のコレクタ電圧が0Vになると、ダイオード22がオンし、加熱コイル5、フィルタコンデンサ4、ダイオード22の経路に電流が流れる。このダイオード22の通電期間内にIGBT12のゲートをオンする。
(モード4):IGBT12の通電期間である。モード4において、加熱コイル5のエネルギーがなくなると、加熱コイル電流が負から正に切り替わる。このときIGBT12はすでにゲートがオンしているため電流が流れ始める。このときスイッチング損失の発生しないZVSになる。電流はフィルタコンデンサ4、加熱コイル5、IGBT12の経路と商用電源1、整流回路2、インダクタ3、加熱コイル5、IGBT12、整流回路2の経路に流れる。
以上のモード1からモード4を繰り返し動作することで、加熱コイル5に高周波の交流電流が流れ、鍋を加熱する。
2 整流回路
3 インダクタ
4 フィルタコンデンサ
5,51,52,53 加熱コイル
6,7,8 共振コンデンサ
9 リレー
10 電源回路
11、12,13,14 IGBT
20、40、90 スイッチング回路
21、22、27、28 ダイオード
23、24、25、26 スナバコンデンサ
30、91 共振回路
31、32 電流検出器
54 フェライト
55、56 磁束
61 ドライブ回路
62 共振電流検出回路
63 入力電流検出回路
70 制御回路
71 入力電力設定部
100,200,300 インバータ
p 正電極
o 負電極
Claims (6)
- 複数の加熱コイルを用いて被加熱物を加熱する電磁誘導加熱調理器であって、
直流電源と、
該直流電源の両端子に接続され、供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、
前記複数の加熱コイルの各々に供給する複数のインバータ回路と、
該複数のインバータ回路を制御する制御回路と、を具備し、
前記インバータ回路は、
上アームと下アームを直列接続したスイッチング回路と、
前記加熱コイルと共振コンデンサを直列接続した共振回路と、
該共振回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備え、
前記制御回路は、前記複数のインバータ回路を駆動するときに、磁束が分散されるように加熱コイル間の磁気結合を時間的に変化させながら、各インバータの電流検出回路の出力値の総和を小さくするように前記複数のインバータ回路を制御することを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 請求項1記載の電磁誘導加熱調理器において、
前記インバータ回路を、周波数制御、Duty制御、または、入力電圧制御により電流を制御し、前記複数のインバータの電流通電タイミングを制御することで、前記電流検出回路の出力値の総和を小さくするように前記複数のインバータ回路を制御することを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 複数の加熱コイルを用いて被加熱物を加熱する電磁誘導加熱調理器であって、
直流電源と、
該直流電源の両端子に接続され、供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、
前記複数の加熱コイルの各々に供給する複数のインバータ回路と、
該複数のインバータ回路を制御する制御回路と、を具備し、
前記インバータ回路は、
前記直流電源の両端子に接続する、第一の上アームと第一の下アームを直列接続した第一のスイッチング回路と、
前記直流電源の両端子に接続する、第二の上アームと第二の下アームを直列接続した第二のスイッチング回路と、
前記加熱コイルと共振コンデンサを直列接続した共振回路と、
該共振回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備え、
前記制御回路は、前記複数のインバータ回路を駆動するときに、前記第一のスイッチング回路と前記第二のスイッチング回路の通電位相の制御と、前記複数のインバータ回路の通電タイミングを制御することで、磁束が分散されるように加熱コイル間の磁気結合を時間的に変化させながら、前記電流検出回路の出力値の総和を小さくするように前記複数のインバータ回路を制御することを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 請求項3に記載の電磁誘導加熱調理器において、
前記共振回路は、前記加熱コイルと、第一の共振コンデンサと、第二の共振コンデンサで構成され、
前記第一のスイッチング回路と前記第二のスイッチング回路を切り離すリレーを備えたことを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 複数の加熱コイルを用いて被加熱物を加熱する電磁誘導加熱調理器であって、
直流電源と、
該直流電源の両端子に接続され、供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、
前記複数の加熱コイルの各々に供給するインバータ回路と、
該インバータ回路を制御する制御回路と、を具備し、
前記インバータ回路は、
スイッチング素子と、前記加熱コイルと共振コンデンサを並列接続した共振回路と、を直列接続した直列接続回路と、
前記共振回路に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備え、
前記制御回路は、前記複数のインバータ回路を駆動するときに、磁束が分散されるように加熱コイル間の磁気結合を時間的に変化させながら、前記電流検出回路の出力値の総和を小さくするように前記複数のインバータ回路を制御することを特徴とする電磁誘導加熱調理器。 - 請求項1乃至請求項5何れか一項に記載の電磁誘導加熱調理器において、
前記複数の加熱コイルは、該加熱コイルの直下に放射状に配置されるフェライトの一部が、隣り合う加熱コイルに跨る構造であることを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017223322A JP6916098B2 (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 電磁誘導加熱調理器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019096420A JP2019096420A (ja) | 2019-06-20 |
JP6916098B2 true JP6916098B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=66973083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017223322A Active JP6916098B2 (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 電磁誘導加熱調理器 |
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- 2017-11-21 JP JP2017223322A patent/JP6916098B2/ja active Active
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