JP2009287939A - NOxセンサ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を提供すること。
【解決手段】本発明のNOxセンサ素子1は、被測定ガスが導入される被測定ガス室5と、該被測定ガス室5に導入された被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極21、22を備えたセンサセル2と、被測定ガス室5中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極31、32を備えたポンプセル3と、被測定ガス中に含まれる酸素に活性であるとともに一対のモニタ用電極41、42を備えたモニタセル4と、通電により発熱するヒータ6とを有する。ヒータ6による加熱によりセンサセル2とポンプセル3とモニタセル4とを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点において、センサセル2とポンプセル3とモニタセル4とは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガス中の窒素濃度を検出するNOxセンサ素子に関する。
従来から、被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出するとともに一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整するとともに一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、上記被測定ガス中に含まれる酸素に活性であるとともに一対のモニタ用電極を備えたモニタセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるNOxセンサ素子1において、例えば上記センサセルを、該センサセルの温度を検出するための温度検出用セルとする。すなわち、上記従来のNOxセンサ素子においては、センサセルに温度検出機能を持たせる。
そして、上記温度検出用セルである上記センサセルによってそのインピーダンス値を測定し、これをフィードバックしてヒータを制御する。
特開2000−206085号公報
ところが、上記従来のNOxセンサ素子においては、以下のような問題点がある。すなわち、上記のように温度検出用セル(センサセル)による測定値をフィードバックしてヒータを制御する場合、上記温度検出用セルにおいて測定した温度を用いてNOxセンサ素子全体の温度調整を行う。しかしながら、セル同士の温度差が大きい場合には、上記センサセルの温度が一定となるように上記ヒータを制御しても、すべてのセルの温度が安定するまでに比較的時間がかかってしまう。また、上記被測定ガスの流速や温度等の外乱があった場合、上記センサセルの温度が所定の温度となるように制御しても、他のセルの温度との間に大きな温度差ができ、その温度を安定させるまでに時間がかかってしまう。
そしてこのように、上記従来のNOxセンサ素子において、すべてのセルの温度が安定するまでに比較的時間がかかる場合には、精度の良いセンサ出力を早期に得ることが困難となるおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を提供しようとするものである。
第一の発明は、被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルとを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点において、上記センサセルと上記ポンプセルとは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されていることを特徴とするNOxセンサ素子にある(請求項1)。
本発明のNOxセンサ素子は、上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルとが温度上昇した後に温度が安定した時点において、上記センサセルと上記ポンプセルとは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されている。これにより、センサセル及びポンプセルの双方の温度を早期に安定させることができ、早期に精度良くセンサ出力を得ることができる(後述する実施例3参照)。
その結果、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
以上のとおり、本発明によれば、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
第二の発明は、被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
上記NOxセンサ素子における上記センサセル及び上記ポンプセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離をXH1、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子にある(請求項3)。
上記NOxセンサ素子は、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たす。そのため、NOx濃度の検出精度に優れたNOxセンサ素子を得ることができる。
すなわち、上記構成とすることにより、すべてのセルをヒータによって十分に加熱することができる。これにより、セル同士の温度差を小さくすることができ、すべてのセルの温度を早期に安定させることができる。すなわち、かかるNOxセンサ素子においては、例えばある任意のセルの温度が一定となるようにヒータを制御した場合に上記任意のセル以外のセルにおいて被測定ガスの流速や温度等の外乱があっても、すべてのセルの温度を早期に安定させることができる。これにより、早期に精度良くセンサ出力を得ることができるNOxセンサ素子を得ることができる。
その結果、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
さらに、上記構成により、上記センサセル及び上記ポンプセルを上記ヒータにより十分に加熱することができる。これにより、ポンプセルによる被測定ガス中の酸素ガスのポンピング能力を十分に得ることができる。そしてこのため、被測定ガス室の酸素濃度をほぼ一定にすることができる。これによっても、NOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
以上のとおり、本発明によれば、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
第三の発明は、被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を検出する一対のモニタ用電極を備えたモニタセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルと上記モニタセルとを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点において、上記センサセルと上記ポンプセルと上記モニタセルとは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されていることを特徴とするNOxセンサ素子にある(請求項9)。
本発明によれば、上記第一の発明(請求項1)と同様、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
第四の発明は、被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を検出する一対のモニタ用電極を備えたモニタセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
上記NOxセンサ素子における上記センサセル、上記ポンプセル、及び上記モニタセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離をXH1、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子にある(請求項11)。
本発明によれば、上記第二の発明(請求項3)と同様、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
上記第一の発明(請求項1)、及び上記第三の発明(請求項9)において、上記温度差が70℃を超える場合には、すべてのセルの温度を早期に安定させることが困難となるおそれがある(後述する実施例3参照)。
なお、上記の温度差70℃は、各セルの素子表面温度を測定し、その温度の最大値及び最小値を用いて算出したものである。
上記第二の発明(請求項3)、及び上記第四の発明(請求項11)において、Lk>XH2、又はXH1>0.2Lkの関係となる場合には、センサ出力のずれを防ぐことが困難となったり、被測定ガス室における酸素ガスのポンピング能力が低下したりしてしまうおそれがある。すなわち、センサセルの出力とポンプセルのポンピング能力との機能の両立を図ることが困難となるおそれがある。
そしてその結果、NOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることが困難となってしまうおそれがある。
また、上記第一の発明(請求項1)において、上記NOxセンサ素子における上記センサセル及び上記ポンプセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離XH1を、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記第二の発明(請求項3)と同様の作用効果により、NOx濃度の検出精度をより確実に向上させることができる。
また、上記第一の発明(請求項1)及び上記第二の発明(請求項3)において、XH2≦1.5Lkの関係を満たすことが好ましい(請求項4、請求項12)。
この場合には、ヒータ電力の増大を抑制することができるとともに、NOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
なお、XH2>1.5Lkの関係となる場合には、ヒータ電力が急激に増大するおそれがある。
また、上記において、1.1Lk≦XH2≦1.3Lkの関係を満たすことがさらに好ましい(請求項5、請求項13)。
この場合には、ヒータ電力の増大を一層抑制することができるとともに、NOx濃度を一層精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
なお、XH2<1.1となる場合には、セルの温度が所定の温度から若干ずれてしまうおそれがある。
また、XH2>1.3Lkとなる場合には、ヒータ電力の増大を十分に抑制することが困難となってしまうおそれがある。
また、Lk≦XH2−XH1≦1.5Lkの関係を満たすことが好ましい(請求項6、請求項14)。
この場合には、ヒータ電力の増大を抑制しつつNOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
一方、XH2−XH1>1.5Lkである場合には、ヒータ電力が増大してしまうおそれがある。
また、上記において、1.1Lk≦XH2−XH1≦1.3Lkの関係を満たすことがさらに好ましい(請求項7、請求項15)。
この場合には、ヒータ電力の増大を一層抑制することができるとともに、NOx濃度を一層精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
上記第一の発明(請求項1)において、上記センサセル、及び上記ポンプセルのいずれか一方は、それぞれにおける温度を検出するための温度検出用セルとすることができる(請求項8)。
この場合には、ある任意のセルを温度検出用測定セルとしてその温度を測定することによって、この測定温度をヒータの制御にフィードバックしてNOxセンサ素子全体の温度調整をする。そしてこのため、素子温度が被測定ガスの流速や温度等に起因して所定の温度から大きくずれることを防ぐことができる。その結果、NOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
また、上記第三の発明(請求項9)において、上記NOxセンサ素子における上記センサセル、上記ポンプセル、及び上記モニタセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離をXH1、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記第二の発明(請求項3)と同様の作用効果により、NOx濃度の検出精度をより確実に向上させることができる。
また、上記第三の発明(請求項9)及び上記第四の発明(請求項11)において、上記センサセル、上記ポンプセル、及び上記モニタセルのいずれか一つは、それぞれにおける温度を検出するための温度検出用セルとすることができる(請求項16)。
この場合には、上記請求項8と同様の作用効果により、NOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることができる。
また、上記第一〜第四の発明において、上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルとを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点の上記センサセルの温度は、650〜850℃であることが好ましい(請求項17)。
この場合には、NOxセンサ素子を十分に活性させて、NOx濃度を精度良く検出することができるNOxセンサ素子を得ることをできる。
一方、上記センサセルの温度が650℃未満である場合には、NOxセンサ素子を十分に活性させることが困難となってしまい、センサ出力を十分に得ることが困難となるおそれがある。
また、上記センサセルの温度が850℃を超える場合には、センサ用電極で水蒸気を分解し、その際に生じた酸素イオン電流により出力ずれが生じてしまうおそれがある。
(実施例1)
本発明のNOxセンサ素子に係る実施例について、図1、図2を用いて説明する。
図1、図2に示すように、本例のNOxセンサ素子1は、被測定ガスが導入される被測定ガス室5と、通電により発熱するヒータ6とを有する。
また、NOxセンサ素子1は、NOxに活性であって被測定ガス室5に導入された被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極21、22を備えたセンサセル2と、NOxに不活性であって被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極31、32を備えたポンプセル3と、被測定ガス室5中における残留酸素濃度を検出する一対のモニタ用電極41、42を備えたモニタセル4とを有する。
そしてまた、NOxセンサ素子1は、図1に示すように、ヒータ6による加熱によりセンサセル2とポンプセル3とモニタセル4とを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点において、センサセル2とポンプセル3とモニタセル4とは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されている。
なお、本例では、センサセル2、ポンプセル3、及びモニタセル4のうち、最も温度が高くなるセルがポンプセル3であるとして説明する。具体的には、ポンプセル3とセンサセル2、ポンプセル3とモニタセル4とは互いの温度差が70℃以下となるように構成してある。
また、本例のNOxセンサ素子1は、被測定ガス室5、センサセル2、ポンプセル3、モニタセル4、ヒータ6のほか、図1に示すように、多孔質材料からなる多孔質拡散抵抗層700と、後述するように基準ガスが導入される第一基準ガス室71と第二基準ガス室72とを有する。
以下、詳細に説明する。
センサセル2は、図1、図2に示すように、酸素イオン伝導性のセンサ用固体電解質体20と、被測定ガス室5に面しセンサ用固体電解質体20の一方の面に配置したセンサ用電極21(以下、第一センサ用電極21という。)と、センサ用固体電解質体20における第一センサ用電極21を配設した側と反対側の面に配置したセンサ用電極(以下、第二センサ用電極22という。)とを有する。なお、第一センサ用電極21は、NOxに活性な例えばPt(白金)とRh(ロジウム)との合金からなる電極である。
そして、センサ用固体電解質体20には、図1に示すように、被測定ガスを被測定ガス室5に導入するために設けられた導通孔200が形成されている。
導通孔200における外部に面する開口部201は、上述したように多孔質材料からなる多孔質拡散抵抗層200によって覆われている。そして、多孔質拡散抵抗層700を通過してきた被測定ガスは、さらに導通孔200を介して被測定ガス室5へと導入される。
また、モニタセル4は、図1、図2に示すように、被測定ガス室5に面しセンサ用固体電解質体20の一方の面に配設されたモニタ用電極(以下、第一モニタ用電極41という。)と、センサ用固体電解質体20における第一モニタ用電極41を配設した側と反対側の面に配設されたモニタ用電極42(以下、第二モニタ用電極42という。)とを有する。
なお、第一モニタ用電極41は、NOxに不活性な例えばPtとAu(金)との合金からなる電極である。
かかる第二モニタ用電極42は、例えば緻密な被覆層710によって囲まれている。そしてまた、このように、第二モニタ用電極42を覆うように被覆層710を配設することにより、第一基準ガス室71が形成されている。
なお、本例においてモニタセル4は、図2に示すように、NOxセンサ素子1の軸方向に直交する方向の断面においてセンサセル2と並列して配置されている。
ポンプセル3は、図1に示すように、酸素イオン伝導性のポンプ用固体電解質体30と、被測定ガス室5に面しポンプ用固体電解質体30の一方の面に配設されたポンプ用電極31(以下、第一ポンプ用電極31という。)と、ポンプ用固体電解質体30における第一ポンプ用電極31を配設した側と反対側の面に配設されたポンプ用電極32(以下、第二ポンプ用電極32という。)とを有する。なお、第一ポンプ用電極31は、NOxに不活性な例えばPtとAuとの合金からなる電極である。
そして、センサセル2は、その温度を検出するための温度検出用セル8として構成した。具体的には、センサセル2をセンサ用固体電解体20のインピーダンス値を検出することにより温度測定を行う温度検出用セル8とした。
かかる温度検出用セル8によるインピーダンス制御は、以下のようにして行う。すなわち、第一センサ用電極21と第二センサ用電極22との間に交流電圧を印加したときに流れる電流値を測定し、これらの印加電圧と電流値との関係からインピーダンスを求め、そのインピーダンス値から温度を検出する。このように、温度検出用セル8によって測定したインピーダンス値をフィードバックしてヒータ6すなわち発熱体60の制御を行い、各セルの温度を調整している。
上記第二ポンプ用電極32は、図1に示すように、第二基準ガス室72に面している。該第二基準ガス室72は、第二ポンプ用電極32を覆うように配設された第二基準ガス室形成層720とポンプ用固体電解質体30とに囲まれてなる。
また、第二基準ガス室形成層720には、ヒータ6が内蔵されたヒータ基板600が積層されている。
なお、センサセル2とポンプセル3とモニタセル4とを互いの温度差が70℃以下となるよう構成するに当たっては、図1に示すように、センサセル2、ポンプセル3、及びモニタセル4の形成領域Aと、発熱体60の形成領域Bとを、NOxセンサ素子1の軸方向においてずれた位置に配置する。
本例において、センサ用固体電解質体20及びポンプ用固体電解質体30以外のセラミック部材はアルミナである。このため、ヒータ6やポンプセル3から、センサセル2やモニタセル4への電流漏れを低減することが可能となる。さらに、アルミナは熱伝導率が大きいため、NOxセンサ素子1の始動時の温度を早期に上昇させることができる。
具体的には、以下のようなNOxセンサ素子1とした。すなわち、NOxセンサ素子1におけるセンサセル2、ポンプセル3、及びモニタセル4の形成領域AのうちNOxセンサ素子1の長手方向の最も先端となるセル先端部11と最も基端となるセル基端部12との間の長さをLk、ヒータ6の発熱部61の形成領域BのうちNOxセンサ素子1の長手方向の最も先端となる発熱先端部61とセル先端部11との距離をXH1、上記発熱部60の形成領域Bのうち最も基端となる発熱基端部62とセル先端部11との距離をXH2とする。
本例においては、上述したとおり、セル先端部11と発熱先端部61とは、軸方向に互いにずれた位置に配置されるように配設してある。具体的には、発熱先端部61とセル先端部11との間の距離XH1は、0.2Lk以下となるように構成してある。
また、本例のNOxセンサ素子1は、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすよう構成してある。
さらに、NOxセンサ素子は、1.1Lk≦XH2−XH1(本例及び後述する実施例において、LHと表記する。)≦1.3Lkの関係を満たすよう構成されている。
上記XH1、XH2、Lk、LHの具体的な寸法の一例を記載しておくと、XH1は0.5mm、XH2は12.5mm、Lkは10mm、LHは12mmとすることができる。
また、NOxセンサ素子1は、ヒータ6による加熱によりセンサセル2とポンプセル3とモニタセル4とを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点のセンサセル3及びモニタセル4の温度が650〜850℃となるように構成してある。
なお、本例においては、上述したとおり、センサセル2のインピーダンスを測定することにより温度を検出することとしたが、本発明の構成はかかる構成には限られず、ポンプセル3又はモニタセル4のインピーダンスを測定することにより温度を検出してもよく、いずれかのセルに熱電対を貼ったり、ヒータ6の抵抗を測定したりすることによっても、NOxセンサ素子1の温度を検出することができる。
また、本例とは異なり、NOxセンサ素子1がモニタセル4を有していない場合であっても、本発明の作用効果を十分に得ることができる。
さらに、上述したものとは異なり、センサセル2とモニタセル4とがNOxセンサ素子1の軸方向に直交する方向の断面において並列配置されていなくても本発明の作用効果を十分に発揮し得る。
以下に、本例の作用効果について説明する。
本例のNOxセンサ素子1は、ヒータ6による加熱によりセンサセル2とポンプセル3とモニタセル4とが温度上昇した後に温度が安定した時点において、センサセル2とポンプセル3とモニタセル4とは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されている。これにより、センサセル2、ポンプセル3、及びモニタセル4のすべての温度を早期に安定させることができ、早期に精度良くセンサ出力を得ることができる。
その結果、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子1を得ることができる。
また、本例においては、1.1Lk≦XH2≦1.3Lkの関係を満たすため、NOx濃度を一層早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子1を得ることができる。
また、センサセル2、ポンプセル3、及びモニタセル4をヒータにより十分に加熱することができる。そしてこれにより、ポンプセル3を十分に加熱することにより、ポンプセル3における被測定ガス中の酸素濃度のポンピング能力を十分に得ることができる。このため、被測定ガス室5の酸素濃度を一定にすることができる。
以上により、NOx濃度の検出精度に優れたNOxセンサ素子1を得ることができる。
また、ヒータ6による加熱によりセンサセル2とポンプセル3とモニタセル4とを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点のセンサセル2の温度は、650〜850℃である。これにより、NOxセンサ素子1を十分に活性させてNOx濃度の検出精度に優れたNOxセンサ素子1を得ることをできる。
以上のとおり、本例によれば、NOx濃度を早期に精度良く検出することができるNOxセンサ素子を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図3に示すように、セル先端部11と発熱先端部61とがNOxセンサ素子1の軸方向における同じ位置に配置されるように配設してなるNOxセンサ素子1の例である。すなわち、図3に示すように、セル先端部11と発熱先端部61との距離XH1は0である。さらには、セル先端部11と発熱基端部62との間の距離XH2と上記距離XH1との差であるLH(=XH2−XH1)は、XH2と同一である。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図4に示すように、実施例1と同様の構成を有するNOxセンサ素子において、センサセル2とポンプセル3との温度差と、各セルの温度がそれぞれ安定するまでの時間との関係を調べた例である。
すなわち、静止空気中において、NOxセンサ素子を露出させた状態(NOxセンサからNOxセンサ素子を保護するための素子カバーを外した状態)でヒータ6に通電するとともに、サーモビュアにてセンサセル3及びポンプセル4の双方の温度を測定した。そして、センサセル2及びポンプセル3の双方の温度が安定するまでに要する時間であるセル温度安定時間と、そのセル温度安定時間におけるセンサセル2とポンプセル3との温度差とをそれぞれ測定しプロットした。
なお、図4に示すセル温度安定時間の基準値である50秒は、エミッションへの影響が少ないとされるセル温度安定時間の目標値である。
また、本例において使用する符号は、図1において使用した符号に準ずる。
測定結果を図4に示す。
同図からわかるように、上記温度差が70℃以下である場合には、セル温度安定時間を50秒以下と、十分に短くすることができる。
一方、上記温度差が70℃を超える場合には、セル温度安定時間が長くなってしまうことがわかる。
以上からわかるように、上記温度差を70℃以下とすることにより、セル温度安定時間を短くすることができ、本発明の作用効果を発揮することができる。
(実施例4)
本例は、図5、図6に示すように、実施例1と同様の構成を有するNOxセンサ素子において、発熱先端部61と発熱基端部62との距離LH(=XH2−XH1)と、セル先端部11とセル基端部12との距離LKとの関係を調べた例である。
すなわち、LH/LKの値を種々変更して作製したNOxセンサ素子のヒータ6に通電して、センサセル2及びポンプセル3の双方の温度が安定したときの両者の温度差を調べた。
なお、本例では、静止空気中において、NOxセンサ素子を露出させた状態でヒータ6に通電するとともに、サーモビュアにてセンサセル2とポンプセル3との温度差を測定した。
また、本例において使用した符号は、図1における符号に準ずる。
測定結果を図5に示す。
同図からわかるように、LH/LKが1以上である場合には、上記温度差を70℃以下と、十分に小さくすることができる。さらに、LH/LKが1.1以上である場合には、上記温度差を50℃以下と、一層小さくすることができる。
一方、LH/LKが1未満である場合には、温度差が70℃を超えてしまうことがわかる。
よって、温度差との関係からLH≧Lkであることが好ましいことがわかる。
また、上記NOxセンサ素子を用いて、図6に示すように、ヒータ電力とLH/LKとの関係を調べた。
なお、センサセル2及びポンプセル3の平均表面温度が700℃となるようにヒータ6の電圧を調整した。
測定結果を図6に示す。
同図からわかるように、LH/LKが1.5以下の場合には、ヒータ電力を25W以下と、十分に小さくすることができる。さらに、LH/LKが1.3以下である場合には、ヒータ電力を略20Wと、一層小さくすることができる。
一方、LH/LKが1.5を超える場合には、ヒータ電力が急激に大きくなってしまうことがわかる。
以上からわかるように、温度差との関係から、1.0Lk≦LH≦1.5Lkとすることが好ましく、1.1Lk≦LH≦1.3Lkとすることがより好ましい。
(実施例5)
本例は、図7に示すように、実施例1と同様の構成を有するNOxセンサ素子において、ポンプセル3の最高温度と、セル先端部11と発熱先端部61との距離XH1に対するセル先端部11とセル基端部12との距離LKとの関係を示すXH1/LKとの関係を調べた例である。
すなわち、XH1/LKの値を種々変更して作製したNOxセンサ素子のヒータ6に通電して、ポンプセル3の最高温度を測定した。
なお、本例では、静止空気中において、NOxセンサ素子を露出させた状態でヒータ6に通電するとともに、サーモビュアにてポンプセル3の温度を測定した。
また、図7に示すポンプセル3の最高温度の基準値である750℃は、被測定ガス室5に取り込まれた被測定ガス中の酸素ガスをポンピングするための、ポンプセル3におけるポンピング能力として最低限必要な温度である。
また、本例において使用した符号は、図1において使用した符号に準ずる。
測定結果を図7に示す。
同図からわかるように、XH1/LKが0.2以下である場合には、ポンプセル3の最高温度が750℃以上と、十分に大きくすることができる。そしてこの場合には、ポンプセル3のポンピング能力を十分に確保することができる。
一方、XH1/LKが0.2を超える場合には、ポンプセル3の最高温度が750℃未満となることがわかる。そしてこの場合には、ポンプセル3のポンピング能力を十分に得ることが困難となる。
以上からわかるように、ポンプセル3における酸素ガスのポンピング能力を確保するという観点から、XH1/LKは0.2以下であることが必要である。
実施例1における、NOxセンサ素子の断面説明図。 図1における、X−X線断面図。 実施例2における、NOxセンサ素子の断面説明図。 実施例3における、セル温度安定時間と、センサセルとポンプセルとの温度差との関係を示す線図。 実施例4における、センサセルとポンプセルとの温度差と、LH/LKとの関係を示す線図。 実施例4における、ヒータ電力とLH/LKとの関係を示す線図。 実施例5における、ポンプセルの最高温度とXH1/LKとの関係を示す線図。
符号の説明
1 NOxセンサ素子
2 センサセル
3 ポンプセル
5 被測定ガス室
6 ヒータ
61 発熱部

Claims (17)

  1. 被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
    上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルとを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点において、上記センサセルと上記ポンプセルとは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されていることを特徴とするNOxセンサ素子。
  2. 請求項1において、上記NOxセンサ素子における上記センサセル及び上記ポンプセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離XH1を、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  3. 被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
    上記NOxセンサ素子における上記センサセル及び上記ポンプセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離をXH1、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  4. 請求項2又は3において、XH2≦1.5Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  5. 請求項4において、1.1Lk≦XH2≦1.3Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  6. 請求項2〜5のいずれか一項において、Lk≦XH2−XH1≦1.5Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  7. 請求項6において、1.1Lk≦XH2−XH1≦1.3Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記センサセル、及び上記ポンプセルのいずれか一方は、それぞれにおける温度を検出するための温度検出用セルであることを特徴とするNOxセンサ素子。
  9. 被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を検出する一対のモニタ用電極を備えたモニタセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
    上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルと上記モニタセルとを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点において、上記センサセルと上記ポンプセルと上記モニタセルとは、互いの温度差が70℃以下となるよう構成されていることを特徴とするNOxセンサ素子。
  10. 請求項9において、上記NOxセンサ素子における上記センサセル、上記ポンプセル、及び上記モニタセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離をXH1、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  11. 被測定ガスが導入される被測定ガス室と、該被測定ガス室に導入された上記被測定ガス中のNOx濃度を検出する一対のセンサ用電極を備えたセンサセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を調整する一対のポンプ用電極を備えたポンプセルと、上記被測定ガス室中の酸素濃度を検出する一対のモニタ用電極を備えたモニタセルと、通電により発熱するヒータとを有するNOxセンサ素子であって、
    上記NOxセンサ素子における上記センサセル、上記ポンプセル、及び上記モニタセルの形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となるセル先端部と最も基端となるセル基端部との間の長さをLk、上記ヒータにおける発熱部の形成領域のうち上記NOxセンサ素子の長手方向の最も先端となる発熱先端部と上記セル先端部との距離をXH1、上記発熱部の形成領域のうち最も基端となる発熱基端部と上記セル先端部との距離をXH2としたとき、Lk≦XH2、XH1≦0.2Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  12. 請求項10又は11において、XH2≦1.5Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  13. 請求項12において、1.1Lk≦XH2≦1.3Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  14. 請求項10〜13のいずれか一項において、Lk≦XH2−XH1≦1.5Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  15. 請求項14において、1.1Lk≦XH2−XH1≦1.3Lkの関係を満たすことを特徴とするNOxセンサ素子。
  16. 請求項9〜15のいずれか一項において、上記センサセル、上記ポンプセル、及び上記モニタセルのいずれか一つは、それぞれにおける温度を検出するための温度検出用セルであることを特徴とするNOxセンサ素子。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項において、上記ヒータによる加熱により上記センサセルと上記ポンプセルとを温度上昇させた後であってその温度が安定した時点の上記センサセルの温度は、650〜850℃であることを特徴とするNOxセンサ素子。
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