JP2009287921A - 垂直コイルスプリングプローブ - Google Patents

垂直コイルスプリングプローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2009287921A
JP2009287921A JP2008055928A JP2008055928A JP2009287921A JP 2009287921 A JP2009287921 A JP 2009287921A JP 2008055928 A JP2008055928 A JP 2008055928A JP 2008055928 A JP2008055928 A JP 2008055928A JP 2009287921 A JP2009287921 A JP 2009287921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
probe
guide
end winding
vertical coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008055928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4566248B2 (ja
Inventor
Mitsunaka Fumi
光中 文
Yuji Takamidori
裕治 高緑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Electronic Materials Corp
Original Assignee
Japan Electronic Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Materials Corp filed Critical Japan Electronic Materials Corp
Priority to JP2008055928A priority Critical patent/JP4566248B2/ja
Publication of JP2009287921A publication Critical patent/JP2009287921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566248B2 publication Critical patent/JP4566248B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【目的】 本発明の目的は量産化に適した垂直コイルスプリングプローブを提供する。
【構成】 ベース部130A、ベース部130Aの下面に設けられた接触子110A及びベース部130Aの上面に設けられた直線状の案内子120Aを有する接触ピン100Aと、ベース部130Aの上面上に設置され且つ接触ピン100Aの案内子120Aが挿入されるコイルスプリング200Aとを備えており、コイルスプリング200Aは、案内子120Aの上端部に接触可能な上側座巻き部210Aと、この上側座巻き部210Aの下端部に連続する弾性変形部230Aとを有しており、上側座巻き部210Aの内周面211Aが平坦面となっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体デバイスの電気的諸特性を測定するのに使用される垂直コイルスプリングプローブに関する。
この種の垂直コイルスプリングプローブは、半導体デバイスの電極に接触する接触ピンと、接触ピンの後端部分である案内子が挿入される筒体とを備えており、この筒体は、接触ピンの鍔部に連結される下側筒部と、上側筒部と、下側筒部と上側筒部との間のコイル状のスプリング部とを有している(特許文献1参照)。
前記筒体はレーザー加工や機械加工されることにより、導電性を有する筒の中間部から前記スプリング部が作成される。
特許第4031007号公報
ところが、前記垂直コイルスプリングプローブは微細なものであるから、前記レーザー加工や機械加工により前記筒体を作成するには高度な加工技術が必要となる。即ち、技術者のレベルによりその精度にバラツキが生じ且つコスト高になるため、量産化に適さないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは量産化に適した垂直コイルスプリングプローブを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の垂直コイルスプリングプローブは、ベース部、このベース部の下面に設けられた接触子及びベース部の上面に設けられた直線状の案内子を有する接触ピンと、ベース部の上面上に設置され且つ接触ピンの案内子が挿入されるコイルスプリングとを備えており、コイルスプリングは、案内子の上端部に接触可能な上側座巻き部と、この上側座巻き部の下端部に連続する弾性変形部とを有しており、上側座巻き部は、その内周面が平坦面となっており、上端部が先鋭化されていることを特徴としている。
このような垂直コイルスプリングプローブによる場合、コイルスプリングが線材を巻き回すだけで高精度且つ容易に作成することができることから、量産化に適している。しかも、コイルスプリングの上側座巻き部の内周面が平坦面となっていることから、案内子の上端部が上側座巻き部内を摺動する際に、案内子の上端部と上側座巻き部の内周面との摺動面積が増大し、両者の電気的な接続が安定する。よって、プローブ全体の電気抵抗値を小さくすることができる。また、上側座巻き部の上端部が先鋭化されていると、プローブユニットの電極に接触する際に、当該電極上の酸化膜を容易に突き破ることが可能になる。よって、上側座巻き部と前記電極との電気的な接続を安定させることができる。
前記コイルスプリングは断面視略矩形状の線材が巻き回された構成となっていることが好ましい。このように断面視略矩形状の線材を用いると、当該線材を巻き回して上側座巻き部を作成するだけで、当該上側座巻き部の内周面を平坦面とすることができる。従って、上側座巻き部の内周面の後加工が不要になるため、量産化に更に適している。
前記コイルスプリングは、メッキ加工された前記線材が巻き回された構成となっていることが好ましい。前記線材を巻き回してコイルスプリングを作成した後にメッキ加工しようとすると、コイルスプリングが微細であることから、コイルスプリング内部にメッキ液が侵入せず、コイルスプリングの内周面にメッキされない部分が生じる可能性があるが、前述の通り、前記線材をメッキ加工した後に、巻き回すようにすれば、コイルスプリング全体を均一にメッキすることができる。
案内子は、前記上端部以外の部分の外径が当該上端部の外径よりも小さくなっていることが好ましい。この場合、案内子の上端部以外の部分がコイルスプリングの内周面に接触しない。即ち、案内子のコイルスプリングとの摺動面積を低減することができるので、コイルスプリング圧縮時における案内子のコイルスプリング内の往路移動と、コイルスプリング復元時における案内子のコイルスプリング内の復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る垂直コイルスプリングプローブについて図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係る垂直コイルスプリングプローブの概略的斜視図、図2は同プローブの概略的分解斜視図、図3は同プローブの概略的断面図である。
図1乃至図3に示す垂直コイルスプリングプローブAは、接触ピン100Aと、この接触ピン100Aに取り付けられるコイルスプリング200Aとを備えている。以下、各部について詳しく説明する。
接触ピン100Aは、円柱状の接触子110Aと、接触子110Aよりも外径が大きい円柱状の案内子120Aと、下面に接触子110Aが、上面に案内子120Aが各々設けられたベース部130Aとが一体的に構成されたものである。この接触ピン100Aは白金合金やベリリウム銅等の導電性を有する円柱体の外周面を切削加工することにより各部が作成される。
接触子110Aは先端部が先鋭化されている。これにより、接触子110Aの先端部を後述する半導体デバイス10の導電パッド11との所定の接触圧を確保すると共に、導電パッド11上の酸化膜を容易に突き破ることができるようにしている。
ベース部130Aはコイルスプリング200Aの外径と略同じ外径を有する円板状の部位である。このベース部130A上にコイルスプリング200Aの下側座巻き部220Aが設置される。
案内子120Aは、外径がコイルスプリング200Aの内径よりも若干小さい円柱状の接続部121A(上端部)と、この接続部121Aの下側の部分であり且つ当該接続部121Aよりも外径が小さい円柱状の本体部122Aと、この本体部122Aの外周面に設けられたフランジ部123Aとを有している。
本体部122Aはコイルスプリング200Aの下側座巻き部220A及び弾性変形部230Aに間隙を有して挿入される。これにより、案内子120Aとコイルスプリング200Aとの摺動面積を低減している。また、本体部122Aは弾性変形部230Aの伸縮方向をガイドするガイド棒となっている。
フランジ部123Aはコイルスプリング200Aの内径よりも若干大きい外径を有するリング体である。このフランジ部123Aは、本体部122Aがコイルスプリング200Aの下側座巻き部220A及び弾性変形部230Aに挿入される際に、当該下側座巻き部220Aに押し込まれる。
接続部121Aはコイルスプリング200Aの上側座巻き部210A内に上下に摺動自在に挿入される。この接続部121Aが上側座巻き部210Aの内周面211A上を摺動することにより、接続部121Aと上側座巻き部210Aとの安定した電気的接続が確保される。また、接続部121Aは、コイルスプリング200Aの弾性変形部230Aが伸縮する際に上側座巻き部210A内を上下方向に摺動する。
接続部121Aの長さ寸法と本体部122Aの長さ寸法とを合わせた寸法(即ち、案内子120Aの長さ寸法)は、接触子110Aが後述する半導体デバイス10の電極11に圧接し、弾性変形部230Aが圧縮された状態のコイルスプリング200Aの長さ寸法よりも短くなっている。即ち、弾性変形部230Aが圧縮した状態で、接続部121Aがコイルスプリング200Aから上方に突出しないようにしている。
コイルスプリング200Aは、ニッケル金(Ni+Au)メッキ加工された断面視略矩形状の線材(例えば、ステンレス、ピアノ線、アモルファス合金等)を巻き回して作成されたものである。このコイルスプリング200Aは、上側座巻き部210Aと、下側座巻き部220Aと、上側座巻き部210Aと下側座巻き部220Aとの間に設けられた弾性変形部230Aとを有している。
下側座巻き部220Aは接触ピン100Aの本体部122Aが挿入されると共に、フランジ部123Aが押し込まれる。この下側座巻き部220Aのフランジ部対向部はカシメられ、フランジ部123Aに固着される。このようにコイルスプリング200Aを容易に接触ピン100Aに取り付けることができる。
弾性変形部230Aは接触ピン100Aの本体部122Aに沿って伸縮可能なコイル部である。
上側座巻き部210Aの内周面211Aは、前記線材の第1面が上下に連なることにより平坦面を形成している。これにより、上側座巻き部210Aの内周面211Aと接触ピン100Aの接続部121Aの外周面との摺動面積の増大を図っている。
また、上側座巻き部210Aの上端部の外周面は上方に向けて漸次低減するテーパ面となっており、先鋭化されている。これにより、上側座巻き部210Aが後述するプローブユニットBの接続基板400の接続パッド420上の酸化膜を容易に突き破ることができるようになっている。
このような構成の垂直コイルスプリングプローブAは次のように組み立てられる。まず、断面視略矩形状の線材をニッケル金(Ni+Au)メッキ加工する。その後、前記線材を図示しない棒材に当該線材の第1面が上下に連なるように巻き回し、下側座巻き部220Aを作成する。そして、前記線材をコイル間隔を空けて前記棒材に巻き回し、弾性変形部230Aを作成する。その後、前記線材を当該線材の第1面が上下に連なるように前記棒材に巻き回し、上側座巻き部210Aを作成する。これにより、上側座巻き部210Aの内周面211Aが平坦面となる。
このように作成されたコイルスプリング200Aに、接触ピン100Aの案内子120Aを下側座巻き部220A側から挿入し、当該下側座巻き部220Aをベース部130上に設置させる。このとき、案内子120Aのフランジ部123Aを下側座巻き部220A内に押し込む。
このように案内子120Aをコイルスプリング200A内に挿入することにより、本体部122Aが下側座巻き部220A及び弾性変形部230A内に間隙を有して挿入されると共に、接続部121Aが上側座巻き部210A内に挿入される。
その後、下側座巻き部220Aをフランジ部123Aと共にカシメる。これにより、コイルスプリング200Aが案内子120Aに固着される。
このように組み立てられた垂直コイルスプリングプローブAはプローブユニットBに組み込まれる。以下、プローブユニットBについて図面を参照しつつ説明する。図4はプローブユニットの概略的断面図、図5は同ユニットの垂直コイルスプリングプローブの上端部を示す概略的断面図であって、(a)が断面視略円形のコイルスプリングを用いた場合の図、(b)が断面視略矩形状のコイルスプリングを用いた場合の図である。
プローブユニットBは、半導体デバイス10の複数の導電パッド11に各々接触可能な複数の垂直コイルスプリングプローブAと、垂直コイルスプリングプローブAを収納保持するケーシング300と、このケーシング300の上方に配置される接続基板400とを備えている。以下、詳しく説明する。
ケーシング300は、上側ガイド板310と、下側ガイド板320と、上側ガイド板310と下側ガイド板320との間に設けられたスペーサ330とを有している。
下側ガイド板320には、半導体デバイス10の複数の導電パッド11の位置に各々対応した箇所に複数の円形の下側ガイド孔321が設けられている。この下側ガイド孔321の径は垂直コイルスプリングプローブAの接触子110Aの外径よりも大きく、ベース部130Aの外径よりも小さくなっている。従って、下側ガイド孔321には垂直コイルスプリングプローブAの接触子110Aが上下動可能に挿入される。
また、下側ガイド板320の下側ガイド孔321の縁部上には垂直コイルスプリングプローブAの接触子110Aのベース部130Aが載置される。
上側ガイド板310には、垂直コイルスプリングプローブAの上側座巻き部210Aの外径よりも径が大きい複数の上側ガイド孔311が設けられている。上側ガイド孔311は下側ガイド孔321と各々同心円状に配置される。この上側ガイド孔311には垂直コイルスプリングプローブAの上側座巻き部210Aが各々挿入される。なお、上側ガイド板310は図示しない支持手段を介して接続基板400に取り付けられる。
接続基板400は、その上下面に各々設けられた複数の接続パッド410、420と、この接続パッド410、420を各々接続する複数の内部配線430とを有している。接続パッド420には垂直コイルスプリングプローブAの上側座巻き部210Aが各々接触する。これにより、垂直コイルスプリングプローブAが接続基板400と下側ガイド板320の下側ガイド孔321の縁部との間で保持され、コイルスプリング200Aの弾性変形部230Aが圧縮状態で保持される。なお、接続パッド410には、図示しない測定装置が接続される。
このような構成のプローブユニットBは次のように組み立てられる。まず、ケーシング300の上側ガイド孔321に上方から垂直コイルスプリングプローブAを各々挿入する。そして、ケーシング300の下側ガイド孔311に垂直コイルスプリングプローブAの接触子110Aを各々挿入する。すると、垂直コイルスプリングプローブAのベース部130の下面が下側ガイド板320の下側ガイド孔311の縁部に各々当接する。
その後、接続基板400の接続パッド420を垂直コイルスプリングプローブAの上側座巻き部210Aに各々接触させる。この状態で、接続基板400をケーシング300に近接させる。これにより、垂直コイルスプリングプローブAのコイルスプリング200Aの弾性変形部230Aが接続基板400とベース部130Aの間で圧縮される。
この状態で、ケーシング300の上側ガイド板310を支持手段を介して接続基板400に取り付ける。
このように組み立てられたプローブユニットBは前記測定装置のプローバに取り付けられ、半導体デバイス10の電気的諸特性を測定する測定テストに使用される。以下、その測定工程について説明すると共に、プローブユニットBの各部の動作について説明する。
まず、前記プローバを動作させる。すると、半導体デバイス10が測定位置に順次搬送される。半導体デバイス10が前記測定位置に位置すると、プローブユニットBを半導体デバイス10に相対的に近接させ、プローブユニットBの複数の垂直コイルスプリングプローブAの接触子110Aを半導体デバイス10の複数の導電パッド11に各々接触させる。すると、垂直コイルスプリングプローブAの弾性変形部230Aの付勢力により、接触子110Aが半導体デバイス10の導電パッド11に各々圧接する。
その後、プローブユニットBを半導体デバイス10に相対的に近接させると、接触子110Aが導電パッド11に各々押圧される。これにより、接触ピン100Aが上方に移動し、コイルスプリング200Aの弾性変形部230Aが接触ピン100Aのベース部130と接続基板400との間で各々圧縮される。このとき、接触子110Aが導電パッド11上で各々微細移動し、当該導電パッド11上の酸化膜を除去する。また、上側座巻き部210Aの上端部が接続基板400の接続パッド420に圧接し、当該接続パッド420上の酸化膜を突き破る。更に、接触ピン100Aの接続部121Aがコイルスプリング200Aの上側座巻き部210A内を上方に各々摺動する。
上側座巻き部210Aの内周面211Aが平坦面となっているため、接続部121Aの外周面との摺動面積が増大する。よって、両者の安定した接触が確保され、垂直コイルスプリングプローブAの電気抵抗が低減する。よって、半導体デバイス10の電極11から発せられた信号が接触ピン100A、上側座巻き部210A、接続基板400を通じて上記測定装置に安定的に送られ、当該測定装置により半導体デバイス10の測定テストが行われる。
その後、プローブユニットBを半導体デバイス10に相対的に離反させると、コイルスプリング200Aの弾性変形部230Aが各々復元し、その付勢力により接触ピン100Aが下方に各々移動する。このとき、接触ピン100Aの接続部121Aがコイルスプリング200Aの上側座巻き部210A内を下方に各々摺動する。そして、接触ピン100Aのベース部130が下側ガイド板320の下側ガイド孔311の縁部に各々当接する。
以上のような垂直コイルスプリングプローブAによる場合、上記線材を巻き回すだけでコイルスプリング200Aを高精度且つ簡単に作成することができるので、量産化に適している。
また、図5(a)に示すように、断面視略円形の線材を巻き回して作成されたコイルスプリング(以下、断面円形コイルスプリング)を用いた場合、上側座巻き部の内周面は凸凹面であり、その各凸部(即ち、線材の各頂部)が接続部121Aの外周面に接触するだけであるから、前記上側座巻き部と接続部121Aの摺動面積が小さくなり、プローブ全体の電気抵抗値が大きくなる。よって、上記測定テストに使用することができない。また、断面視略円形の線材を用いると、前記上側座巻き部の上端部にテーパ面を形成することも困難である。
この点、垂直コイルスプリングプローブAは、図5(b)に示すように、コイルスプリング200Aの上側座巻き部210Aの内周面211Aが断面視略矩形状の線材をその第1面が上下に並ぶように巻き回すことにより平坦化されていることから、上側座巻き部210Aの内周面211Aと接続部121Aの外周面との摺動面積が増大し、プローブ全体の電気抵抗値が小さくなる。よって、測定するための信号が減衰する等の不具合を防止することができるので、上述とおり上記測定テストに使用することができる。また、断面視略矩形状の線材を用いると、上側座巻き部210Aの上端部にテーパ面を形成することも容易である。
また、コイルスプリング200Aは、その断面が略矩形状であるため、当該断面の幅及び高さが断面円形コイルスプリングと同一であったとしても、当該断面円形コイルスプリングよりも断面面積が大きくなる。このため、コイルスプリング200Aは、スプリング自体の強度が断面円形コイルスプリングよりも強く、直線性が良いため、プローブ用のコイルスプリングとして適している。
更に、案内子120Aは、本体部122Aの外径が接続部121Aの外径よりも小さくなっており、コイルスプリング200Aの下側座巻き部220A及び弾性変形部230Aに間隙を有して挿入されている。即ち、案内子120Aとコイルスプリング200Aとの摺動面積が低減されている。このため、コイルスプリング200Aとして断面視略矩形状の線材を巻き回したものを用いたとしても、コイルスプリング200Aの圧縮時における案内子120Aのコイルスプリング200A内の往路移動と、コイルスプリング200Aの復元時における案内子120Aのコイルスプリング200Aの内の復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができる。
このような垂直コイルスプリングプローブAについては、ベース部、ベース部の下面に設けられた接触子及びベース部の上面に設けられた直線状の案内子を有する接触ピンと、ベース部の上面上に設置され且つ接触ピンの案内子が挿入されるコイルスプリングとを備えており、コイルスプリングは、案内子の上端部に接触可能な上側座巻き部と、この上側座巻き部の下端部に連続する弾性変形部とを有しており、上側座巻き部の内周面が平坦面となっている限り任意に設計変更することが可能である。
コイルスプリング200Aについては、上記実施例において断面視略矩形状の線材を巻き回して作成されたものを使用するとしたが、内周面が平坦面にされた上側座巻き部及びこの下側に連続する弾性変形部を有するコイルスプリングである限り任意に設計変更することが可能である。例えば、断面視略円形の線材を巻き回したコイルスプリングを用い、上側座巻き部の内周面を研磨等により平坦面とすることも可能である。
また、コイルスプリング200Aを接触ピン100Aに取り付ける方法については上述したカシメ以外に周知の取付手段を用いることが可能である。例えば、コイルスプリング200Aの下端部を案内子120Aの下端部又はベース部130に接着するようにしても良いし、コイルスプリング200Aの下端部を接触ピン100Aのベース部130上に設けた凸部に嵌合させるようにしても構わない。なお、コイルスプリング200Aについては接触ピン100Aに取り付けなくてもよく、単にベース部130上に設置するようにしても構わない。
接触ピン100Aについては、ベース部、ベース部の下面に設けられた接触子及びベース部の上面に設けられた直線状の案内子を有する限り任意に設計変更することが可能である。
ベース部130については、コイルスプリング200Aが設置可能なものである限り任意に設計変更することが可能である。
接触子110Aは円柱状の部位に限定されることはない。例えば、略く字状やU字状に湾曲した形状のものや突起状のものであっても良い。
なお、上記垂直コイルスプリングプローブの各部の形状、材質等については、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。同様に、プローブユニットについては、この垂直コイルスプリングプローブを備えるものである限りどのような構成のものであっても良い。
本発明の実施の形態に係る垂直コイルスプリングプローブの概略的斜視図である。 同プローブの概略的分解斜視図である。 同プローブの概略的断面図である。 プローブユニットの概略的断面図である。 同ユニットの垂直コイルスプリングプローブの上端部を示す概略的断面図であって、(a)が断面視略円形のコイルスプリングを用いた場合の図、(b)が断面視略矩形状のコイルスプリングを用いた場合の図である。
符号の説明
A 垂直コイルスプリングプローブ
100A 接触ピン
110A 接触子
120A 案内子
121A 接続部(上端部)
122A 本体部(上端部以外の部分)
130A ベース部
200A コイルスプリング
210A 上側座巻き部
211A 内周面
220A 下側座巻き部
230A 弾性変形部

Claims (4)

  1. ベース部、ベース部の下面に設けられた接触子及びベース部の上面に設けられた直線状の案内子を有する接触ピンと、
    ベース部の上面上に設置され且つ接触ピンの案内子が挿入されるコイルスプリングとを備えており、
    コイルスプリングは、案内子の上端部に接触可能な上側座巻き部と、この上側座巻き部の下端部に連続する弾性変形部とを有しており、
    上側座巻き部は、その内周面が平坦面となっており、上端部が先鋭化されていることを特徴とする垂直コイルスプリングプローブ。
  2. 請求項1記載の垂直コイルスプリングプローブにおいて、
    コイルスプリングは断面視略矩形状の線材が巻き回された構成となっていることを特徴とする垂直コイルスプリングプローブ。
  3. 請求項2記載の垂直コイルスプリングプローブにおいて、
    コイルスプリングは、メッキ加工された前記線材が巻き回された構成となっていることを特徴とする垂直コイルスプリングプローブ。
  4. 請求項1、2又は3記載の垂直コイルスプリングプローブにおいて、
    案内子は、前記上端部以外の部分の外径が当該上端部の外径よりも小さくなっていることを特徴とする垂直コイルスプリングプローブ。
JP2008055928A 2008-03-06 2008-03-06 垂直コイルスプリングプローブ Active JP4566248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055928A JP4566248B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 垂直コイルスプリングプローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008055928A JP4566248B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 垂直コイルスプリングプローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009287921A true JP2009287921A (ja) 2009-12-10
JP4566248B2 JP4566248B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=41457294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008055928A Active JP4566248B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 垂直コイルスプリングプローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4566248B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057995A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Hideo Nishikawa 検査治具及び接触子
JP2013096699A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Japan Electronic Materials Corp 電気的接触子構造
CN111896782A (zh) * 2020-08-04 2020-11-06 河南大学 一种无损测量薄膜的探针和测量仪器
JP2022060280A (ja) * 2017-09-19 2022-04-14 日本電産リード株式会社 接触端子、検査治具、及び検査装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239349A (ja) * 1996-12-27 1998-09-11 Nhk Spring Co Ltd 導電性接触子
JP2003172748A (ja) * 2001-12-10 2003-06-20 Nhk Spring Co Ltd 導電性接触子
JP2004152495A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Yamaichi Electronics Co Ltd 狭ピッチicパッケージ用icソケット
JP2007024664A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Japan Electronic Materials Corp 垂直コイルスプリングプローブ及びこれを用いたプローブユニット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239349A (ja) * 1996-12-27 1998-09-11 Nhk Spring Co Ltd 導電性接触子
JP2003172748A (ja) * 2001-12-10 2003-06-20 Nhk Spring Co Ltd 導電性接触子
JP2004152495A (ja) * 2002-10-28 2004-05-27 Yamaichi Electronics Co Ltd 狭ピッチicパッケージ用icソケット
JP2007024664A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Japan Electronic Materials Corp 垂直コイルスプリングプローブ及びこれを用いたプローブユニット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057995A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Hideo Nishikawa 検査治具及び接触子
JP2013096699A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Japan Electronic Materials Corp 電気的接触子構造
JP2022060280A (ja) * 2017-09-19 2022-04-14 日本電産リード株式会社 接触端子、検査治具、及び検査装置
JP7371709B2 (ja) 2017-09-19 2023-10-31 ニデックアドバンステクノロジー株式会社 接触端子、検査治具、及び検査装置
CN111896782A (zh) * 2020-08-04 2020-11-06 河南大学 一种无损测量薄膜的探针和测量仪器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4566248B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI482974B (zh) 接觸式探針及探針座
TWI697683B (zh) 測試裝置
JP6442668B2 (ja) プローブピンおよびicソケット
JP2016003921A (ja) プローブピン
KR20110065047A (ko) 테스트 소켓, 그 테스트 소켓의 제작방법 및 포고핀
JP4448086B2 (ja) プリント配線板の検査治具
JP4566248B2 (ja) 垂直コイルスプリングプローブ
JP2017003551A (ja) 垂直コイルバネプローブ
US9880202B2 (en) Probe card for an apparatus for testing electronic devices
WO2014030536A1 (ja) 異方導電性部材
JP2019082378A (ja) コンタクトプローブ
KR101827736B1 (ko) 반도체 칩 검사용 커넥터 핀 장치 및 그의 제작 방법
KR101775978B1 (ko) 슬라이딩 유동이 가능한 전기적 특성 검사핀 및 이를 갖는 검사 유니트
JP2011169595A (ja) 両端変位型コンタクトプローブ
JP2007218850A (ja) プローブピン、プローブカード、検査装置および検査装置の制御方法
JP2012032162A (ja) コンタクトプローブ及びコンタクトプローブ用導電部材
JP2012220451A (ja) 検査ユニット
US20210156885A1 (en) Probe
JP2007147518A (ja) 電極子装置
JP4571007B2 (ja) 通電試験用プローブ
JP6266209B2 (ja) 電気接触子及び電気部品用ソケット
JP2013217862A (ja) 電気的接触子
JP4056983B2 (ja) プローブカード
JP2010091436A (ja) コンタクトプローブ。
JP3908230B2 (ja) プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091027

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4566248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250