JP2012057995A - 検査治具及び接触子 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造容易として安価に製造できるだけでなく保守も容易な、接触子と電極との導電接触を確実にすること、又接触子の内部抵抗の改善もできるプリント配線板などの電子部品に通電する検査治具及び接触子を提供する。
【解決手段】被検査プリント配線板の検査端子に導電接触する接触子10は導電性の接触針11とコイルばね12からなり、接触針11は先端111、突出部112、大径部113、中継部114を有し、コイルばね12は中継端122、ばね定数部123、電極端121からなり、接触子保持体20に保持され、電極部40に着脱可能に搭載され初期荷重を有し、電極部40の検査装置と接続される電極41は接触子10と直列に配設されて、コイルばね12は異形線からなり電極41と接触する電極端121は端末において中心方向に曲げられて中心近傍に端面がある検査治具1。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリント配線板などの電子部品に備えられた検査端子に接触される接触子及び検査治具に関するものである。
プリント配線板の検査ついて、一般的な構成を図1で説明する。検査治具1は被検査プリント配線板と検査装置の間に配置されて、導電を確保し抵抗値などの電気特性が検査される。被検査プリント配線板の検査端子に導電接触する複数の接触子10を保持する接触子保持体20、この接触子保持体20を支持して接触子10と導電接触する電極を有する電極部40はコネクタ46を介して検査装置と接続されている。この接触子保持体20と電極部40を分離可能にする構成は製作と保守に有効である。
特許文献1に外周に円筒状のスリーブを使用しない、異形線をコイルばねとして使用した検査用プローブが(文献1図1)にある。絶縁材料からなるブロックの孔にプランジャ(文献1符号3)、コイルばね(文献1符号2)、信号取出し部材(文献1符号5)を同軸に配置している。そして、コイルばね(文献1符号2)の線材の断面形状が矩形状で、コイルばね(文献1符号2)の径方の辺より長手方向の辺が長いことを特徴にして、細径のプローブとして機能している。
しかし、コイルばね(文献1符号2)の両側に導電部材を配置して部品点数を3点として外側のスリーブを無くし製作コストを改善しているが、まだコスト改善の余地はある。
特許文献2において、外周の筒体(文献2符号200A)の中間部をコイルスプリング状に形成し、接触ピン(文献2符号100A)と筒体(文献2符号200A)の2個の導電部材からなる垂直コイルスプリングプローブを形成して、プローブの内部抵抗の直流抵抗と交流インダクタンスの改善をしている。
しかし、検査装置に接続されている電極が小さい場合、筒体(文献2符号200B)の端部に円錐形状の接続キャップ(文献2符号240B)を使用しているので、部品点数が3個となる。
特許文献3には、プリント配線板の導通検査治具として、プランジャ(文献3符号3)、スプリング(文献3符号4)、当接部材(文献3符号9)が同軸に配置されて接触子が構成されて、検査装置と接続される接点(文献3符号10)は、エナメル線を挿通孔に挿通させて接着剤で固定している。そして、その位置ずれに対して円錐形状の当接部材(文献3符号9)を配置して導電接触を確保している。
しかし、上記の特許文献1,2と同様に導電部材は3個で、コスト改善の余地はある。
特許文献4の(文献4図7)には、導電接触子(文献4符号4)として、圧縮コイルばねの密着巻部(文献4符号5a)と軸部(文献4符号4c)とが接触してインダクタンス及び抵抗を無くしている。そして、縮径の端部として部品点数を2個としている。
しかし、縮径巻きの最小外径にはコイルばねの特性で線径の4倍の限界があり、コイル中心径の小さい微細コイルばねの制約になっている。電極の面積の小さい又は位置ずれのある場合、接触が困難になる。
上記のように、検査治具1の電極部40の電極と接触子10との導電接触と、接触子10の内部電気特性の改善に各種の工夫がなされている。
実新第3027159号公報 特許第4031007号公報 特開2007−322136号公報 実新第3326095号公報
近年、電子機器の小型化が進行し、プリント配線板や電子部品などの微細化と高密度化が進み、検査端子の増加と、検査間隔の微細化に反比例し接触子の高単価化することが相乗して、検査治具の価格が騰貴しコスト低減が重要な課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、製造容易として安価に製造できるだけでなく保守も容易な、接触子と電極との導電接触を確実にすることと、接触子の電気特性の直流抵抗と交流インダクタンスを改善ができるプリント配線板に通電する検査治具及び接触子を提供することを目的とする。
請求項1の発明に依れば、プリンド配線板などの電子部品に備えられた検査端子に先端が接触される接触子、検査装置と接続する電極部を備える検査治具において、電極部は検査装置と接続されるコネクタ、そのコネクタから配線された電極を電極板の表面にコイルばねと直列に配設されてなり、接触子は導電性の接触針とコイルばねからなり、接触針は先端、突出部、大径部、中継部を有し、コイルばねは中継端、ばね定数部、電極端からなり、接触子保持体に保持され電極部に着脱可能に搭載され初期荷重を有し、接触子保持体は先端を検査端子に案内し大径部を係止する案内板とコイルばねを保持するコイルばね保持板からなり、コイルばねは異形線からなり電極端は端末において中心方向に曲げられて中心近傍に端面があることを特徴とする。
請求項2の発明に依れば、プリンド配線板などの電子部品に備えられた検査端子と先端が接触され、電極端と検査装置に接続されている電極とを接触する接触子において、接触子は導電性の接触針とコイルばねからなり、接触針は先端、突出部、大径部、中継部からなり、コイルばねは中継端、ばね定数部、電極端からなり、接触子保持体に直列又は同軸に保持されて、電極と検査端子とに圧接されて導電接触し、コイルばねは異形線からなり電極端は端末において中心方向に曲げられて中心近傍に端面があることを特徴とする。
請求項3の発明に依れば、請求項2の接触子において、接触針は中継部と連続してコイルばねの内側に延設する延設部を有しコイルばねの伸縮を同軸に案内していることを特徴とする。
請求項4の発明に依れば、請求項2又は3の接触子において、中継部の外周と中継端の内周とで連結されて接触針とコイルばねは一体となったことを特徴とする。
請求項5の発明に依れば、請求項4の接触子において、接触針の大径部は中継部と中継端とを接合して形成されたことを特徴とする。
請求項6の発明に依れば、請求項1乃至6のいずれかに記載の接触子において、前記異形線の横幅は縦幅より小さいことを特徴とする。
発明に共通する効果として、コイルばねの電極端の端面がコイルばねの中心近傍にあるので、電極部の電極が小さい、位置ずれがある場合も接触子保持体に保持された接触子の電極端との導電接触が確実に確保されるので検査の信頼性を確保できる。そして、検査間隔の微細な検査治具の製作と保守が容易なので長期的にもコスト低減となる。コイルばねに異形線を使用しているので円形線と比較して、細巻きが容易で荷重特性が良く細径の接触子として好都合である。
請求項1の発明に依れば、接触針を傾斜させることで、微小な間隔の検査端子の検査も容易にでき、検査端子の小変更にも対応できることがある。部品と接触子保持体の構成が単純で設計、部品の製造、及び検査治具の組立と保守において、接触子が一体となり接触子保持体又は案内板が着脱可能で、組立と不良の接触子の交換とが容易でコスト低減に適合する。案内板が着脱可能の場合コイルばねと接触針の挿入が同時に行うことができる。
請求項2の発明に依れば、異形線を使用するので電極端を中心方向に曲げるのが容易で部品を1個減らすことができる。
請求項3の発明に依れば、延設部がコイルばねの伸縮を摺動し案内するので、接触子内部の直流抵抗と交流インダクタンスを改善し、電極にコイルばねの荷重を効率良く伝達し導電接触を確実にする。そして、接触子の両端が同軸の円錐として機能し接触子として好都合である。
請求項4の発明に依れば、接触針とコイルばねとが連結されているので導電接続となり内部抵抗が安定する。
請求項5の発明に依れば、接触針の加工が簡素でコスト低減ができる。中継部と中継端の接触面積が確保でき接合を確実にできる。
請求項6の発明に依れば、細径の接触子として異形線のコイルばねの特性を最大限に活用できる。
上記の各々の請求項の発明の効果は、共通手段をコイルばねの線材は異形線で電極端の中心近傍の端面としているので他の請求項の効果にもなる共通の事項がある。
図1は本発明の実施形態を示す検査治具の全体の構成を示す説明図。 図2は本発明の実施例1における検査治具の断面図。 図3は本発明の実施形態を示す異形線のコイルばねを示す拡大図。 図4は本発明の実施形態のコイルばねの線材断面の類型図。 図5は本発明の実施例7における検査治具の断面図。 図6は本発明の実施例5における検査治具の断面図。
接触子10と電極部40の電極41とを確実に導電接触させる目的を、最小の部品点数で、製作と保守が容易に実現した。
本発明の実施形態の検査治具1は、図1に示すように、複数の接触子10は接触子保持体20に保持されて、電極板42に着脱可能に装着されている。電極板42には図2に示す電極41が接触子10のコイルばね12と直列に配設されて支持体43に固着している。支持体43はコネクタ46と共に治具ベース板45に固着されている。電極41とコネクタ46はリード線44で配線されて電極部40を形成している。検査治具1が検査装置に搭載されて、コネクタ46を介して電気的に接続される。接触子10の先端111が被検査プリント配線板の検査端子に圧接して電気特性を測定することができることになる。
図2及び図3において、内部の構成を説明する。接触子10は接触針11とコイルばね12を同軸に重合して配置されている。導電性金属の接触針11は先端111、突出部112、大径部113、中継部114、延設部116からなる。先端111は導電接触を確実にするために60度の円錐となっている。突出部112は接触子保持体20の第1案内板21の第1案内孔221から伸縮可能に突出して被検査プリント配線板の検査端子との圧接を確保している。大径部113は接触針11の係止をするために第2案内孔221の径より大きい径になっている。
中継部114の径はコイルばね12の内径より少し大きく2mm程度加工されている。コイルばね12の中継端122を大径部113まで圧入して握着されて連結し一体となる。連結を強固にするために、溶接などの接合をしても良い。
延設部116はコイルばね12の内径より少し小さく中継部114と連続して突出部112の反対側に圧接時コイルばね12の電極端121と干渉しない長さで切断され面取りされている。伸縮するコイルばね12の内側と摺動し伸縮を同軸に案内して導電接触する。材質はSK4、表面処理は金めっきとしているが、先端形状と合わせて使用条件により各々を変更しても良い。
第1案内板21には先端111を被検査プリント配線板の検査端子に案内する第1案内孔211と、第2案内板22には大径部113を係止し、コイルばね12を電極41に案内する第2案内孔221とが同軸に外側に形成され、内側は少し大きな径の第1貫通孔212と第2貫通孔222を形成している。コイルばね保持板23にはコイルばね12と干渉しないことが好ましいコイルばね保持孔231が第2案内孔221と同軸に形成されて、第1案内板21と第2案内板22を重ねて整合して螺子止めされて絶縁性の接触子保持体20を形成している。
コイルばね12はばね鋼鋼材やりん青銅などの導電性の金属で、接触針11と一体に付勢してコイルばね保持板23に保持されている。コイルばね12の表面処理は導電接触を確実にするために金めっきが望ましい。
電極41は絶縁性の電極板42にコイルばね保持孔231と同軸の電極孔411にエナメル線などのリード線44が挿入されて接着剤411aで固定されて平面加工されている。図において、コイルばね12と電極41とが同軸の中心近傍で導電接触している。電極41の端面の表面処理も導電接触を確実にするために金めっきが望ましい。
電極41の固定において、細径のリード線44と電極孔411のクリアランスを大きくすると挿入と接着は容易になるが電極41の位置ずれは大きくなる。この製作法は製作に適正なクリアランスに相当する位置ずれが発生するが、電極41として個別部品は要らず間隔を小さくできる。
接触子保持体20に保持されて接触子10は電極部40に搭載されているので、コイルばね12に付勢が掛けられて圧接の前に初期荷重を有する。これは、接触子10の中継部114と中継端122は握着し導電接続しており、内部接触の電極端121と電極41が導電接触している状態にあり、多数の接触子10の確実な導電接触を確保することができる。
本発明のコイルばね12について、図3において説明する。コイルばね12は線材として横幅がa、縦幅がbの異形線を使用してコイル中心径がDとなっている。接触針11の中継部114の外周に握着する中継端122、コイルばね12の伸縮特性を有するばね定数部123、電極41と導電接触する電極端121からなる。中継端122の端末処理は係止と連結を確実するためにオープンエンドの研磨としている。
電極端121の端末処理は、コイルばね中心線125を横切るように曲げられて、コイルばね中心線125の近傍で切断されている。製作仕様上は電極端121と電極41とが接触する端面をコイルばね中心線125としている。そして、製作上の誤差(バラツキ)とコイル巻線機の制約等は使用可能な範囲で認められる容易な形状で、図3の(a)は正面図、(b)は底面図で、電極端121の端面の様子を示している。
電極端121の端面がコイルばね中心線125の近傍にあるので、電極41とコイルばね12との相対的な位置ずれの許容度を大きくすることができる。これは、位置ずれの可能性のあるリード線44を接着して形成する電極41や面積の小さな電極41なども対応することができ、検査間隔の微細な検査治具1の製作を容易にすることになる。
図4はコイルばね12に使用される線材の断面の類型図である。(a)は本発明に使用している異形線である。縦幅のbが横幅aより大きくなっている。これはaが小さいのでコイル中心径のDを小さくできることになる。D/aのコイル指数cは4以上が良いとされている。図4の各々の断面積は同じに作図している。(b)は等辺の角線、(c)は円形線を両側平面に圧延した圧延線、(d)は一般に使用される円形線である。最小曲げ径は(d)の円形線より(a)の異形線の方が良いことが図から判る。そして、中心方向への曲げも容易である。
接触子10の荷重特性に重要なコイルばね定数を比較すると、(a)、(c)、(b)、(d)の順になり(a)の形状が良く細径の接触子10に好都合である。中継端122においてクローズドエンドなくオープンエンドになっているのは、本実施例のコイルばね12のコイルピッチを変えるは好ましくないことに依るが特に支障はない。異形線はひねりを入れると外径が凸凹するので好ましくないが図3の電極端121で少し内側に入るのは問題ない。
圧接時、接触針11の延設部116はコイルばね12が圧縮する場合、ばね定数部123と摺動して圧縮を同軸に案内し導電接触する。コイルばね12の電極端121の部分は通電時の直流抵抗と交流のインダクタンス成分として残ることになるが、ばね定数部123の部分が加算されないので改善の比率が大きい。
接触子10の接触針11とコイルばね12が同軸に伸縮動作するので電極端121の電極41と接触する端点は接触針11の中心軸の近傍にあることになる。コイルばね保持孔231との干渉を避けて、コイルばね12の荷重を電極41と検査端子に効率良く伝え導電接触を確実にすることができる。
組立と保守について図1,2を参照して説明する。接触針11の延設部116、中継部114をコイルばね12の中継端122、ばね定数部123に大径部113の位置まで圧入し一体の接触子10を準備する。次に第1案内板21、第2案内板22、コイルばね保持板23を重ねて整合し螺子止めし、接触子保持体20とする。コイルばね保持板23を上側にして、接触子10の先端111を前方にして全てのコイルばね保持孔231に挿入する。組立済みの電極部40を90度に設置する。接触子10が装着された接触子保持体20を電極板42に整合して螺子で固着する。これで検査治具1の組立は完了する。
不良の接触子10の交換は、検査治具1を90度に設置して、接触子保持体20を取り外し不良の接触子10を取り出して、良品の接触子10を挿入する。接触子10の挿入された接触子保持体20を単体で取り扱う場合、コイルばね12を下側にすると、全ての接触子10が落下するので注意が必要であるが、手順は単純で容易である。
各板を整合する場合、図には示していないが、位置合わせピンと位置合わせ孔を整合すると機械的な位置が決まる構成になっているので作業は容易である。
電極41の間隔より小さな微小な間隔の検査端子を検査する場合など、図2において、第1案内孔211、第2案内孔221、コイルばね保持孔231を同軸でなくシフトして接触子10を少し傾斜させて、先端111の位置と電極41の位置を少しシフトすることができる。
被検査プリント配線板に一部設計変更があり、検査端子の位置が少しシフトした場合にも、第1案内板21、第2案内板22、コイルばね保持板23を交換することで対応することができる場合がある。これは、接触子10の接触針11とコイルばね12が同軸に動作し両端を円錐として使用できる事例である。接触子10の全長を傾斜しているので位置の変換効率が良い。そして、接触針11の長さ、径などを変更することで適用の範囲を広げることもできる。
実施例1の図2の接触針11の変形例である。接触針11a(図示はない。)の相違点は延設部116がなくコイルばね12の伸縮を案内はしていない。中継部114は中継端122に握着されて連結し一体の接触子10aとなる。
コイルばね12の伸縮はコイルばね保持孔231とコイルばね12のばね定数部123の外周との摺動で行われる。
実施例2と同様に、電極41と先端111の位置を少しシフトすることができる。実施例2との相違点は、接触針11aのみを少し傾斜する。コイルばね12は電極41と同軸に垂直に配置し、第1案内孔211と第2案内孔221をシフトして接触針11aを傾斜する。検査端子の小変更に対応する場合、第1案内板21と第2案内板22の交換で良く、コイルばね保持板23の交換の必要はない。
大径部113を中継部114と中継端122とを溶接などで接合することで形成し代用することができる。図6において説明する。
接触針11cは棒状部材の両端を加工されて、先端111、突出部112、中継部114、延設部116からなり、中継部114とコイルばね12の中継端122とを係止の位置で接合して一体の接触子10cとする。実施例1の接触子10と同等の接触子10cとなり、接触針の形状と加工が簡素でコスト低減に好都合である。中継端122は縮径されて中継部114を握着し係止の位置を確実にすることが望ましい。
実施例5で延設部116無くしても良い。製作はより容易になる。図6において、案内板25は第1案内板21の1枚としている。又コイルばね保持板23を1枚で構成しているが複数枚でも良い。
組立はコイルばね保持板23を電極板42に螺子止めし、接触子10cをコイル保持孔231に挿入し、第1案内板21を整合して重ね固定する。保守も第1案内板21を外して接触子10cを交換すれば良い。
図5において説明する。接触子10bは導電性の接触針11bとコイルばね12を直列に配置してなる。接触針11bは先端111、突出部112、大径部113、中継部114bからなる。大径部113は接触針11bの係止をするために突出部112、第1案内孔211、第2案内板221の径より大きい径になっている。中継部114bは突出部112と通常は同じ径で反対の方向に延設して90度の円錐の端面として、コイルばね12の中継端122の内側を案内する径の段付き加工が周辺にある。コイルばね12自体は前の実施例と変わりはないが、中継端122は中継部114bの端面と当接して導電接触している。
第1案内板21には先端111を検査端子に案内する第1案内孔211と第1貫通孔212、第2案内板22には同軸に第2貫通孔222と中継部114bを中継端122に案内する第2案内孔221が形成されている。第1案内板21と第2案内板22は螺子止めされて接触針11bを保持する案内板25を形成する。コイルばね保持板23にはコイルばね12が伸縮可能なコイルばね保持孔231が第2案内孔221、電極穴411と同軸に形成されて、電極板42に着脱可能に螺子で固定されている。そして、案内板25はコイルばね保持板23に着脱可能に螺子で固定されて、接触子保持体20を形成している。
電極部40は前の実施例と同じで特に説明はしない。接触子10bを装着した場合、接触針11bを係止する位置が第2案内孔221から第1案内孔221に変わり、組立と保守の手順が変わる。
組立と保守について図1、5を参照して説明する。組立完了した電極部40の電極板42にコイルばね保持板23を整合して装着する。そしてコイルばね12を全てのコイルばね保持孔231に電極端121を前方にして挿入する。この作業と並行して、第2案内板22を少し浮かして置き、接触針11bを全ての第2貫通孔222に中継部114bを前方に挿入する。そして第1案内板21を整合して重ね螺子止めする。この案内板25をコイルばね保持板23に整合して重ね螺子で装着する。これで検査治具1の組立は完了する。
接触子10bの交換作業は、案内板25を取り外して不良のコイルばね12を交換する。そして、案内板25を少し浮かして置き、第1案内板21を取り外して不良の接触針11bを交換する。
実施例6の構成において、実施例4と同様に電極41と先端111の位置を少しシフトすることもできる。
図6の接触子保持体20において、大径部113のある接触針11bとコイルばね12を同軸に重合して配置して大径部113でコイルばね12の中継端122を係止しても良い。握着や接合の必要がなく製作が容易である。
本発明の接触子は、プリント配線板、IC、ICパッケージ等の電子部品に備えられた電極端子に接触される検査装置全般に用いることができる。
検査治具は、本発明の接触子を用いることができる通電治具に適用することができる。
1・・・・検査治具
10・10a,10b,10c・・接触子
11・11a,11b,10c・・接触針
111・・先端
112・・突出部
113,113c・・大径部
114,114b・・中継部
116・・延設部
12・・・コイルばね
121・・電極端
122・・中継端
125・・コイルばね中心線
20・・・接触子保持体
23・・・コイルばね保持板
25・・・案内板
40・・・電極部
41・・・電極
42・・・電極板
44・・・リード線
46・・・コネクタ

Claims (6)

  1. プリンド配線板などの電子部品に備えられた検査端子に先端が接触される接触子、検査装置と接続する電極部を備える検査治具において、
    前記電極部は前記検査装置と接続されるコネクタ、前記コネクタから配線された電極を電極板の表面にコイルばねと直列に配設されてなり、
    前記接触子は導電性の接触針とコイルばねからなり、前記接触針は前記先端、突出部、大径部、中継部を有し、前記コイルばねは中継端、ばね定数部、電極端からなり、接触子保持体に保持され、電極部に着脱可能に搭載され初期荷重を有し、
    前記接触子保持体は、前記先端を前記検査端子に案内し前記大径部を係止する案内板と、前記コイルばねを保持するコイルばね保持板からなり、
    前記コイルばねは異形線からなり前記電極端は端末において中心方向に曲げられて中心近傍に端面があることを特徴とする検査治具。
  2. プリンド配線板などの電子部品に備えられた検査端子と先端が接触され、電極端と検査装置に接続されている電極とを接触する接触子において、
    前記接触子は導電性の接触針とコイルばねからなり、前記接触針は前記先端、突出部、大径部、中継部からなり、前記コイルばねは中継端、ばね定数部、前記電極端からなり、接触子保持体に直列又は同軸に保持されて、前記電極と前記検査端子とに圧接されて導電接触し、
    前記コイルばねは異形線からなり前記電極端は端末において中心方向に曲げられて中心近傍に端面があることを特徴とする接触子。
  3. 請求項2の接触子において、前記接触針は前記中継部と連続して前記コイルばねの内側に延設する延設部を有し、前記コイルばねの伸縮を同軸に案内していることを特徴とする。
  4. 請求項2又は3の接触子において、前記中継部の外周と前記中継端の内周とで連結されて前記接触針と前記コイルばねは一体となったことを特徴とする。
  5. 請求項4の接触子において、前記接触針の大径部は前記中継部と前記中継端とを接合して形成されたことを特徴とする。
  6. 請求項1乃至6のいずれかに記載の接触子において、前記異形線の横幅は縦幅より小さいことを特徴とする。
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