JP2009285694A - 熱間仕上圧延における蛇行防止方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法 - Google Patents

熱間仕上圧延における蛇行防止方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱間圧延ラインの仕上圧延機での圧延における被圧延材の蛇行を防止できる方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法、そして、好ましくは、クロップ形状認識装置を設置して熱間圧延ラインの仕上圧延機での圧延における被圧延材の蛇行を防止するにあたり、その設置数を減らせる方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法を提供する。
【解決手段】熱間圧延ラインの仕上圧延機の入側および/または圧延機間にて、被圧延材8の長手方向端部の平面形状を測定し(30,31)、該平面形状からウエッジ比率を求め、蛇行を防止すべく仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差dSを設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱間圧延ラインの仕上圧延機での圧延における被圧延材の蛇行防止方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法に関する。なお、本発明にいう金属板は、金属帯をも含む意味とする。
熱間圧延とは、一般的に、連続鋳造または造塊、分塊によって製造されたスラブ状の金属材料を加熱炉にて数百〜千数百℃に加熱した後、熱間圧延ライン上に抽出し、一対または複数対のロールで挟圧しつつそのロールを回転させることで、薄く延ばし、コイル状に巻き取る一連のプロセスである。
図13は、従来から一般的に用いられている熱間圧延ライン100の一例を示す。加熱炉10により数百〜千数百℃に加熱された厚み150〜300mmの金属材料(以下、被圧延材)8は、粗圧延機12、仕上圧延機18により厚み0.8〜25mmまで圧延されて金属帯状に薄く延ばされる。7はテーブルロールであり、被圧延材8を搬送する。
仕上圧延機18を構成する各圧延機の数は、図13に示す熱間圧延ライン100の場合、F1〜F7の7基であるが、6基のものもある。この仕上圧延機18は、多くの場合、複数の圧延スタンドで同時に圧延するタンデム圧延機の形式をとる。仕上タンデム圧延機という呼び方もあるが、略して単に「仕上圧延機」と称されることが多い。14はクロップシャーであり、仕上圧延前に被圧延材8の先尾端のクロップ(被圧延材8の先尾端の、いびつな形状の部分)を切断除去し、仕上圧延機18にスムーズに噛み込みやすい略矩形の平面形状に整形する。50は制御装置、70はプロセスコンピュータ、90はビジネスコンピュータである。
仕上圧延機18での圧延においては、被圧延材8の蛇行がしばしば問題になる。それは、仕上圧延機18の最終圧延スタンドより上流側のいずれかの圧延スタンドにおいて、被圧延材8の先端が蛇行(曲がる場合も含む)すると、次の圧延スタンド入側に設置されているサイドガイド185に突っ掛かってしまい、圧延を継続できなくなる事態になる場合があるからである。
また、被圧延材8の尾端が蛇行すると、図14に示すごとく、サイドガイド185に、被圧延材8の尾端8Eが競り寄って、被圧延材8が折れ重なって圧延されてしまう、絞り込みという現象が起こり、被圧延材8の尾端が千切れたり、ワークロール19が損傷し、後続の別の被圧延材8に転写して表面欠陥となる場合がある。上記のように、仕上圧延機における蛇行は生産性や表面品質の大きな悪化要因となっている。
このような蛇行を防止する技術としては、例えば、特許文献1では、仕上圧延機にて圧延される被圧延材の長手方向端の形状を光学的手段によって、被圧延材の搬送方向にみて複数の位置において検出し、その複数の位置の間における被圧延材の長手方向の伸びの差に基づいて、以降の圧延機における左右圧下量差を制御することで、被圧延材の蛇行を修正する方法を提案している。
ここで、圧下量とは、仕上圧延機18を構成する各圧延機の場合を含め、一般に、上下のワークロール19の間隙のことである。上下のワークロール19の間隙が左右で異なるように制御する場合、その差を、図示しない左右の圧下スクリュー相当位置間や左右の圧下シリンダ相当位置間でどれだけにするか、が左右圧下量差である。
特許文献1ではまた、被圧延材の長手方向端の形状を検出する光学的手段として、クロップを最小とする最適切断制御のために用いるカメラ等を挙げており、これは、例えば、特許文献2に記載のクロップ形状認識装置を用いることなどを指す。
特開昭60−199513号公報 特公昭63−060841号公報
しかしながら、特許文献1による方法では、複数の位置の間における被圧延材長手方向の伸びの差に基づいて左右圧下量差を制御するため、2台以上の長手方向端の形状計測装置が必要であり、コストが高い。また、1台でも何らかの理由で使用できない状態に陥ると制御に使用することができない。
本発明は、従来技術のかような問題を解決するためになされたものであり、熱間圧延ラインの仕上圧延機での圧延における被圧延材の蛇行を防止できる方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法、そして、好ましくは、クロップ形状認識装置を設置して熱間圧延ラインの仕上圧延機での圧延における被圧延材の蛇行を防止するにあたり、その設置数を減らせる方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法、を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するための本発明は、以下の通りである。すなわち、
(1)被圧延材の長手方向における端部の平面形状を測定し、該平面形状からウェッジ比率を求め、該ウェッジ比率に基づいて、蛇行を防止すべく仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を設定することを特徴とする熱間仕上圧延における蛇行防止方法。
(2)前記(1)に記載の熱間仕上圧延における蛇行防止方法において、仕上圧延機入側にて前記平面形状を測定してウェッジ比率を求め、前記端部が仕上圧延スタンドを通過する前に、仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を設定することを特徴とする熱間仕上圧延における蛇行防止方法。
(3)前記(1)または(2)に記載の熱間仕上圧延における蛇行防止方法において、複数の圧延スタンドが連設されてなる仕上圧延機の中間スタンド間にて前記平面形状を測定してウェッジ比率を求め、前記端部が前記中間スタンド間より下流の各仕上圧延スタンドを通過する前に、仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を設定することを特徴とする熱間仕上圧延における蛇行防止方法。
(4)前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の蛇行防止方法を用いた熱延金属板の製造方法。
本発明は、被圧延材の長手方向端部の平面形状を板幅方向で対称となるように仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を修正するので、被圧延材の長手方向端部における回り込みのモーメント力発生を防止することができ、蛇行を防止することができる。
(第1の実施の形態:仕上圧延機の入側にて端部の平面形状を測定する場合)
本発明の一つの実施の形態について、以下、図1から図5を用いて説明する。図1には、被圧延材8の長手方向端部の平面形状を測定するクロップ形状認識装置として、クロップシャー14より上流側で、かつ、仕上圧延機18の入側に配置されたクロップ形状認識装置30と、圧延スタンド間に配置されたクロップ形状認識装置31を図示しているが、本実施の形態では、前者のクロップ形状認識装置30だけを用いる場合について説明する。
このクロップ形状認識装置30は、粗圧延された後、クロップシャー14で被圧延材8の端部のクロップが切断除去される前の、その端部の平面形状、すなわち、端部の長さが被圧延材8の幅方向にどのように分布しているかを測定するものである。
図2は、クロップ形状認識装置30により測定された、粗圧延後の被圧延材8の長手方向先端部の平面形状の一例を示したものであり、右側が左側よりもdLT0長く伸びた事例である。左側は本実施の形態では作業側、右側は同駆動側に対応している。
そして、先端の変形の及ぶ範囲(被圧延材幅の1.5〜2倍。実験などにより求める。)の長さを先端部変形長さLT0とすると、仕上圧延機18の入側における被圧延材8の先端部のウェッジ比率rTW0は、(1)式で表される。
TW0 = dHT0/HT0
= dLT0/LT0 (1)
dHT0 : 仕上圧延機の入側における先端部の左右被圧延材厚差
T0 : 仕上圧延機の入側における先端部の幅中央の被圧延材厚
dLT0 : 先端部変形長さの左右差
T0 : 先端部変形長さ
このとき、仕上圧延機18を構成する各圧延スタンド(F:i=1、2、・・、7)での被圧延材8の先端部の圧延に際し、仕上圧延機18の入側でのウェッジ比率rTW0を維持するように制御すれば、被圧延材8の先端では蛇行(曲がる場合も含む)が発生しない。また、蛇行量が許容できる範囲までであれば、ウェッジ比率を解消するように制御してもよい。
ここで、ウェッジ比率の目標値rT0は、下記(2)式のように表わされる。なお、上述のように、仕上圧延機18の入側でのウェッジ比率rTW0を維持したい場合には、係数k=1とし、逆に、ウェッジ比率rTW0を解消したい場合には、係数k<1とする。
T0=k*dHT0/HT0 (2)
k:係数
したがって、各仕上圧延スタンド(F:i=1、2、・・7)においては、下記(3)式を満足する被圧延材左右板厚差をつける必要がある。
dhTi/hTi=rT0 (3)
dhTi : F出側における先端部の被圧延材左右厚差
Ti : F出側における先端部の被圧延材幅中央の板厚(測定値又は設定値)
さらに、上記(3)式から求めた、各圧延スタンドFの出側における被圧延材左右厚差に基づいて、被圧延材8の先端を噛み込む前に、仕上圧延機18を構成する各圧延スタンドFにおける左右圧下量差を、下記(4)式により求めて、設定する。
dSTi=δdSTi/δdhTi・dhTi (4)
dSTi:Fにおける先端部の左右圧下量差 (i=1、2、・・、7)
δdSTi/δdhTi:被圧延材左右厚差の左右圧下量差に対する影響係数(i=1、2、・・、7)
なお、δdSTi/δdhTiは、理論的または実験的に求めたパラメータである。
以下に、図4を用いて演算処理フローを説明する。まず、仕上圧延機18にて圧延しようとする被圧延材8の先端が、クロップ形状認識装置30の下に達して、クロップ形状認識装置30で被圧延材8の先端部の平面形状が測定され、平面形状データが、制御装置50に入力されたのち、さらに、平面形状データが制御装置50からプロセスコンピュータ70に送信され、実行される(ステップS101のYes)。
そして、測定した先端部変形長さの左右差dLT0、先端部変形長さLT0から、仕上圧延機18の入側における被圧延材8の先端部のウェッジ比率rTW0を、(1)式により算出する(ステップS102)。続いて、各仕上圧延スタンド(F:i=1、2、・・7)の出側での、(3)式を満足する被圧延材左右板厚差dhTiを算出する(ステップS103)。さらに、ステップS103で求めた被圧延材左右厚差dhTiに基づいて、各圧延スタンドFにおける左右圧下量差dSTiを算出する(ステップS104)。
そして、計算の結果は、プロセスコンピュータ70から制御装置50に出力され、制御装置50により、詳説しない他の様々な指令値とともに、各圧延スタンドに対して、左右圧下量差の指令値を設定する(ステップS105)。
そして、各圧延スタンドは、一つ前の先行被圧延材の尾端が各圧延スタンドを抜けて以降、次の後行被圧延材8の先端が各圧延スタンドに噛み込むまでの間に、当該左右圧下量差の指令値になるよう、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
なお、上述は先端部への適用例であるが、同様の考え方により尾端部にも適用可能である。先端部と同様に、図1に示されるクロップシャー14より上流側で、かつ、仕上圧延機18の入側に配置されたクロップ形状認識装置30だけを用いて、粗圧延された後、クロップシャー14で被圧延材8の尾端部のクロップが切断除去される前の、その尾端部の平面形状、すなわち、尾端部の長さが被圧延材8の幅方向にどのように分布しているかを測定する。
図3は、クロップ形状認識装置30により測定された、粗圧延後の被圧延材8の長手方向尾端部の平面形状の一例を示したものであり、右側が左側よりもdLB0長く伸びた事例である。つまり、先端部とは、向きが逆になっている。
上述の演算式、演算処理フローにおいて、先端部の変数rTW0、LT0、dHT0、HT0、dhTi、dSTi等を、尾端部における変数、rBW0、LB0、dHB0、HB0、dhBi、dSBi等に、それぞれ置き換えればよい。
そして、尾端部の場合は、指令値を入力したのち、各圧延スタンドは、当該材先端部の圧延時に設定された左右圧下量差に、その先端部と、先端部以降で圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差の補正値を加えるとともに、上記演算処理で求めた当該尾端用左右圧下量差を上乗せするように、被圧延材の尾端が各圧延スタンドを通過するまでの間に、当該左右圧下量差の指令値になるよう、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
図5には、尾端部への適用時の、先端から尾端までの左右圧下量差の変化を示した。当該材先端部が圧延される際に、先端に対する左右圧下量差が設定されるが、以降は先端部と先端部以降の現在圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられる。そして、尾端部がクロップ形状認識装置30を通過することにより、上記の演算処理がされ、尾端部の平面形状に対応した左右圧下量差が設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。
(第2の実施の形態:仕上圧延機の圧延機間にて端部の平面形状を測定する場合)
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と異なり、図1に示したクロップ形状認識装置30,31のうち、圧延スタンド間(Fn−1とFとの間)に配置された、クロップ形状認識装置31だけを用いる場合である。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態において、(1)式に示した変数のrTW0、LT0、dHT0、HT0を、仕上圧延機18の圧延スタンド間(図1ではF4とF5の間として例示)に配置されたクロップ形状認識装置31の、すぐに上流側の圧延スタンドであるFn−1(図1ではF4)の出側における変数rTWn−1、LTn−1、dHTn−1、HTn−1(図1でいえばrTW4、LT4、dHT4、HT4)に、それぞれ置き換えることにより、クロップ形状認識装置31以降の各圧延スタンド(図1ではF、F、F)の左右圧下量差dSTCi(i=n、n+1、・・、7)、(図1ではdSTC5、dSTC6、dSTC7)を算出し、設定する。ここで、左右圧下量差は圧延スタンド間の形状により求めるものなので、圧延機入側の形状によるものと区別するためにdSTCiと表記している。
なお、図1では、F4の出側にクロップ形状認識装置31が設置された例を示しているが、その他の任意の圧延スタンドの出側であっても構わない。
以下に、図6を用いて演算処理フローを説明する。まず、仕上圧延機18にて圧延しようとする被圧延材8の先端が、クロップシャー14で切断されて、クロップ形状認識装置31の下に達して、クロップ形状認識装置31で被圧延材8の先端部の平面形状が測定される。そして。平面形状データが、制御装置50に入力されたのち、さらに、平面形状データが制御装置50からプロセスコンピュータ70に送信され、演算が実行される(ステップS201のYes)。
そして、測定した先端部変形長さの左右差dLTn−1、先端部変形長さLTn−1から、圧延スタンドFn−1の出側における被圧延材8の先端部のウェッジ比率rTWn−1を、(1)式により算出する(ステップS202)。続いて、各仕上圧延スタンドF(i=n、n+1、・・・、7)の出側での、(3)式を満足する被圧延材左右板厚差dhTCiを算出する(ステップS203)。さらに、ステップS203で求めた被圧延材左右厚差dhTCiに基づいて、各圧延スタンドF(i=n、n+1、・・・、7)における左右圧下量差dSTCiを算出する(ステップS204)。ここで、左右板厚差は圧延スタンド間の形状によるものなので、圧延機入側の形状から求めるものと区別するためにdhTCiと表記している。
そして、計算の結果は、プロセスコンピュータ70から制御装置50に出力され、制御装置50は、詳説しない他の様々な指令値とともに、クロップ形状認識装置31よりも被圧延材8の搬送方向Aにみて下流側の各圧延スタンド(F以降の圧延スタンド:図1では、F5、F6、F7)に対して、左右圧下量差dSTCiの指令値を設定する(ステップS205)。
そして、クロップ形状認識装置31より下流の圧延スタンドでは、被圧延材8の先端がクロップ形状認識装置31より下流の各圧延スタンドに噛み込む前に、当該左右圧下量差の指令値になるよう、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
一方、被圧延材8の先端が、圧延スタンドF1に噛み込んでから、クロップ形状認識装置31に達するまでは、以下のようにすればよい。圧延スタンドF1に噛み込む直前、例えば、仕上入側温度計15の下に達し、被圧延材8に対応する温度が検出された時点で、入側にウェッジが無い場合に蛇行を発生させない左右圧下量差を初期指令値として設定し、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
その後、被圧延材8の先端部が、クロップ形状認識装置31の下に達し、先端部の平面形状からウェッジ比率が算出できた時点で、クロップ形状認識装置31より下流の圧延スタンドに対して、該ウェッジ比率から求めた左右圧下量差dSTCiの指令値を初期指令値に加算して設定し、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
このように、クロップ形状認識装置31以降の各圧延スタンド(図1でいえば、F5、F6、F7)では、被圧延材8の先端が、仕上入側温度計15の下に達した時点と、クロップ形状認識装置31の下に達した時点の、2回において、左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させることになる。
本実施の形態の説明も、先端部に関して説明したが、先端部に代えて、尾端部にも適用可能である。先端部と同様に、図1に示す、圧延スタンド間(Fn−1とFとの間)に配置された、クロップ形状認識装置31だけを用いて、尾端部の平面形状、すなわち、尾端部の長さが被圧延材8の幅方向にどのように分布しているかを測定する。そして、上述の先端部の変数rTWn−1、LTn−1、dHTn−1、HTn−1(図1でいえばrTW4、LT4、dHT4、HT4)、rTw0、dhTCi、dSTCi等を、尾端部の変数、rBWn−1、LBn−1、dHBn−1、HBn−1(図1でいえばrBW4、LB4、dHB4、HB4)、rBw0、dhBCi、dSBCi等に、それぞれ置き換えればよい。なお、先端部同様に、図1では、F4の出側にクロップ形状認識装置31が設置された例を示しているが、その他の任意の圧延スタンドの出側であっても構わない。
そして、クロップ形状認識装置31より下流の圧延スタンドでは、当該材先端の圧延時に設定された左右圧下量差(例えば、入側にウェッジが無い場合に蛇行を発生させない左右圧下量差)に対して、先端と先端以降の圧延中である圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差を加えるとともに、当該尾端用左右圧下量差dSBCiを上乗せするように、尾端部が通過する際に、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
図7に、尾端部への適用時の、先端から尾端までの左右圧下量差の変化を示した。当該材先端が圧延される際に、先端に対する左右圧下量差が設定されるが、以降の圧延時は先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていく。そして、尾端部がクロップ形状認識装置31を通過して、上記の演算処理がされ、平面形状に対応した左右圧下量差dSBCiが設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。なお、第1の実施の形態では、全ての圧延スタンドの左右圧下量差を設定したが、本実施の形態では、クロップ形状認識装置31より下流の圧延スタンド(ここでは、F5〜F7スタンド)だけが対象となる点で異なる。
(第3の実施の形態:仕上圧延機の入側および圧延スタンド間にて端部の平面形状を測定する場合)
第3の実施の形態では、図1に示した、クロップシャー14より上流側で、かつ、仕上圧延機18の入側に配置されたクロップ形状認識装置30と、圧延スタンド間(Fn−1とFの間)に配置されたクロップ形状認識装置31の両方を用いる。
第3の実施の形態では、仕上圧延機18の圧延スタンド間にて平面形状を測定するクロップ形状認識装置31よりも被圧延材8の搬送方向Aにみて入側の各圧延スタンドF(i<n)では、第1の実施の形態を適用し、圧延スタンドF以降の出側にある各圧延スタンドF(i≧n)では、第1の実施の形態に加えて第2の実施の形態を適用する。
以下に、図8を用いて演算処理フローを説明する。まず、仕上圧延機18にて圧延しようとする被圧延材8の先端が、クロップ形状認識装置30の下に達し、クロップ形状認識装置30で被圧延材8の先端部の平面形状が測定され、平面形状データが、制御装置50に入力されたのち、さらに、平面形状データが制御装置50からプロセスコンピュータ70に送信され、実行される(ステップS301のYes)。そして、測定した先端部変形長さの左右差dLT0、先端部変形長さLT0から、仕上圧延機18の入側における被圧延材8の先端部のウェッジ比率rTW0を、(1)式により算出する(ステップS302)。続いて、各仕上圧延スタンド(F:i=1、2、・・7)の出側での、(3)式を満足する被圧延材左右板厚差dhTiを算出する(ステップS303)。さらに、ステップS303で求めた被圧延材左右厚差dhTiに基づいて、各圧延スタンドFにおける左右圧下量差dSTiを算出する(ステップS304)。
そして、計算の結果は、プロセスコンピュータ70から制御装置50に出力され、制御装置50により、詳説しない他の様々な指令値とともに、各圧延スタンドF(i=1、2、・・、7)に対して、左右圧下量差の指令値dSTi(i=1、2、・・、7)を設定する(ステップS305)。
これを受けた各圧延スタンドF(i=1、2、・・、7)は、一つ前の先行被圧延材の尾端が各圧延スタンドを抜けた時点から、被圧延材8の先端が各圧延スタンドに噛み込むまでの間に、当該左右圧下量差の指令値dSTiになるよう、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
続いて、被圧延材8の先端がクロップ形状認識装置31の下に達するまで待機して(ステップS306のNo)、クロップ形状認識装置31の下に達し、先端部の平面形状が測定されると(ステップS306のYes)、平面形状データが制御装置50に入力されたのち、さらに平面形状データが制御装置50からプロセスコンピュータ70に送信される。
そして、測定した先端部変形長さの左右差dLTn−1、先端部変形長さLTn−1から、圧延スタンドFの入側における被圧延材8の先端部のウェッジ比率rTWn−1を、(1)式により算出する(ステップS307)。続いて、各仕上圧延スタンドF(i=n、n+1、・・・、7)の出側での、(3)式を満足する被圧延材左右板厚差dhTCiを算出する(ステップS308)。さらに、ステップS308で求めた被圧延材左右厚差dhTCiに基づいて、各圧延スタンドF(i=n、n+1、・・・、7)における左右圧下量差dSTCiを算出する(ステップS309)。
そして、計算の結果は、プロセスコンピュータ70から制御装置50に送信され、制御装置50は、詳説しない他の様々な指令値とともに、クロップ形状認識装置31以降である、F以降の圧延スタンドに対して、左右圧下量差の指令値dSTCi(i≧n)を先の左右圧下量差指令値dSTi(i≧n)に加算して設定する(ステップS310)。
これを受けたクロップ形状認識装置31以降、F以降の圧延スタンドでは、被圧延材8がそれらの各圧延スタンドに噛み込む前に、当該左右圧下量差の指令値になるよう、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
なお、図1では、仕上圧延機18の入側とF4の出側の2箇所に、クロップ形状認識装置30,31を設置した例として、各クロップ形状認識装置で各実施の形態を説明しているが、3箇所以上としても構わない。
本実施の形態では、クロップ形状認識装置31よりも上流側の各圧延スタンドにおいて、第1の実施の形態による誤差が生じた場合でも、同クロップ形状認識装置31以降の圧延スタンドにおける、第3の実施の形態の適用により、上記誤差を補償できる。
本実施の形態も、先端部に代えて、尾端部に適用が可能である。図1に示す、クロップシャー14より上流側で、かつ、仕上圧延機18の入側に配置されたクロップ形状認識装置30と、圧延スタンド間(Fn−1とFの間)に配置されたクロップ形状認識装置31の両方を用いて、その尾端部の平面形状、すなわち、尾端部の長さが被圧延材8の幅方向にどのように分布しているかを2箇所で測定する。そして、上述の演算式の変数dLT0、LT0、rTW0、dhTi、dSTi、dLTn−1、LTn−1、rTWn−1、dhTCi、dSTCi、dHT0、HT0等を、各々尾端用の変数dLB0、LB0、rBW0、dhBi、dSBi、dLBn−1、LBn−1、rBWn−1、dhBCi、dSBCi、dHB0、HB0等に置き換えて、図8の演算処理フローを適用すればよい。
なお、尾端部の場合には、各圧延スタンドは、図8のステップS305で指令値が設定されると、当該材先端部の圧延時に設定された左右圧下量差に、その先端部と、先端部以降で圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差の補正値を加えるとともに、上記演算処理で求めた当該尾端用左右圧下量差を上乗せするように、被圧延材の尾端が各圧延スタンドを通過するまでの間に、当該左右圧下量差の指令値になるよう、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
さらに、図8のステップS310で指令値が設定されると、クロップ形状認識装置31より下流の圧延スタンドでは、当該材先端の圧延時に設定された左右圧下量差(例えば、入側にウェッジが無い場合に蛇行を発生させない左右圧下量差)に対して、先端と先端以降の圧延中である圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差を加えるとともに、当該尾端用左右圧下量差dSBCiを上乗せするように、尾端部が通過する際に、図示しない左右の圧下スクリューまたは左右の圧下シリンダを動作させる。
図9に、尾端部への適用時の、先端から尾端までの左右圧下量差の変化を示した。当該材先端が圧延される際に、先端に対する左右圧下量差が設定されるが、以降の圧延時は先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていく。そして、尾端部がクロップ形状認識装置30を通過することにより、ステップS301からステップS305の演算処理がされ、尾端部の平面形状に対応した左右圧下量差が設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。
さらに、尾端部がクロップ形状認識装置31を通過して、ステップS306からステップS310の演算処理がされ、平面形状に対応した左右圧下量差dSBCiが設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。
(第4の実施の形態:先端部及び尾端部の平面形状を測定する場合)
第1から第3の実施の形態では、先端部と尾端部の測定は別々に行っていたが、先端部と尾端部の測定を適宜組合せることにより、先端部と尾端部の制御を行うことも可能である。演算処理は、先端部の通過、尾端部の通過にあわせて、前述説明した図4、図6、図8の処理フローを組合せて、実行するようにすればよいので、ここでの詳細説明は省略する。
図10には、第1の実施の形態において、入側クロップ形状認識装置30で先端部及び尾端部の形状をともに測定して制御する場合の、先端から尾端までの左右圧下量差の変化を示した。当該材先端が圧延される際に、一旦、先端に対する左右圧下量差の初期値が設定されるが、図4のステップS101からステップS105の演算処理がされ、入側クロップ形状認識装置30で測定した平面形状に基づく、左右圧下量設定値が設定される。以降の圧延時は先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていく。そして、尾端部が入側クロップ形状認識装置30を通過することにより、尾端に対応するステップS101からステップS105の演算処理がされ、尾端部の平面形状に対応した左右圧下量差が設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。
図11には、第2の実施の形態において、スタンド間クロップ形状認識装置31で先端部及び尾端部の形状を測定して制御する場合の、先端から尾端までの左右圧下量差の変化を示した。当該材先端が圧延される際に、一旦、先端に対する左右圧下量差の初期値が設定される。以降の圧延時は先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていくが、先端部がスタンド間クロップ形状認識装置31の位置を通過して、先端部の平面形状が測定された時点で、図6のステップS201からステップS205の演算処理がされ、スタンド間クロップ形状認識装置31で測定した平面形状に基づく左右圧下量差が設定される。その後の圧延は先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていく。続いて、尾端部が入側クロップ形状認識装置30を通過することにより、尾端に対応するステップS201からステップS205の演算処理がされ、尾端部の平面形状に対応した左右圧下量差が設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。
図12には、第3の実施の形態の先端部と尾端部を組み合わせて、入側クロップ形状認識装置30とスタンド間クロップ形状認識装置31で先端部及び尾端部の形状を測定して制御する際の、先端から尾端までの左右圧下量差の変化を示した。当該材先端が圧延される際に、一旦、先端に対する左右圧下量差の初期値が設定されるが、図8のステップS301からステップS305の演算処理がされ、入側クロップ形状認識装置30で測定した平面形状に基づく、左右圧下量設定値が設定される。以降の圧延時は先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていくが、先端部がスタンド間クロップ形状認識装置31の位置を通過して、先端部の平面形状が測定された時点で、図8のステップS306からステップS310の演算処理がされ、スタンド間クロップ形状認識装置31で測定した平面形状に基づく左右圧下量差が設定される。その後の圧延は、先端部と圧延中の圧延部位との圧延条件の変化に応じた左右圧下量差が加えられていく。続いて、尾端部が入側クロップ形状認識装置30を通過することにより、尾端に対応するステップS301からステップS305の演算処理がされ、尾端部の平面形状に対応した左右圧下量差が設定された以降は、さらに、当該尾端用左右圧下量差が上乗せされる。さらに、尾端部がスタンド間クロップ形状認識装置31を通過することにより、尾端に対応するステップS305からステップS310の演算処理がされ、スタンド間での尾端部の平面形状に対応した左右圧下量差が上乗せされる。
本発明の実施の形態の一例を示す線図 先端部のウェッジ比率の定義を示す線図 尾端部のウェッジ比率の定義を示す線図 本発明の第1の実施の形態における演算処理フローを示す図 本発明の第1の実施の形態を尾端部に適用した際の左右圧下量差の変化を示す図 本発明の第2の実施の形態における演算処理フローを示す図 本発明の第2の実施の形態を尾端部に適用した際の左右圧下量差の変化を示す図 本発明の第3の実施の形態における演算処理フローを示す図 本発明の第3の実施の形態を尾端部に適用した際の左右圧下量差の変化を示す図 本発明の第4の実施の形態における左右圧下量差の変化を示す図 本発明の第4の実施の形態における左右圧下量差の変化を示す図 本発明の第4の実施の形態における左右圧下量差の変化を示す図 本発明を適用すべき熱間圧延ラインの一例を示す線図 本発明を適用すべき熱間圧延ラインの一例を示す線図
符号の説明
7 テーブルロール
8 被圧延材
9 幅プレス
10 加熱炉
12 粗圧延機
13 エッジャーロール
14 クロップシャー
15 仕上入側温度計
16 デスケーリング装置
18 仕上圧延機
19 ワークロール
19A バックアップロール
20 ルーパ
21 仕上出側温度計
22 仕上出側板厚計
23 ランナウトテーブル
24 コイラー
25 コイラー入側温度計
30 クロップ形状認識装置
31 クロップ形状認識装置
50 制御装置
70 プロセスコンピュータ
90 ビジネスコンピュータ
100 熱間圧延ライン
A 搬送方向

Claims (4)

  1. 被圧延材の長手方向における端部の平面形状を測定し、該平面形状からウェッジ比率を求め、該ウェッジ比率に基づいて、蛇行を防止すべく仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を設定することを特徴とする熱間仕上圧延における蛇行防止方法。
  2. 請求項1に記載の熱間仕上圧延における蛇行防止方法において、
    仕上圧延機入側にて前記平面形状を測定してウェッジ比率を求め、前記端部が仕上圧延スタンドを通過する前に、仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を設定することを特徴とする熱間仕上圧延における蛇行防止方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の熱間仕上圧延における蛇行防止方法において、
    複数の圧延スタンドが連設されてなる仕上圧延機の中間スタンド間にて前記平面形状を測定してウェッジ比率を求め、前記端部が前記中間スタンド間より下流の各仕上圧延スタンドを通過する前に、仕上圧延スタンドの作業側と駆動側のロール開度差を設定することを特徴とする熱間仕上圧延における蛇行防止方法。
  4. 請求項1乃至4のいずれかに記載の蛇行防止方法を用いた熱延金属板の製造方法。
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