JP2009284660A - モータユニットおよびモータユニットの製造方法 - Google Patents

モータユニットおよびモータユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】振動の影響を受けにくく、かつ、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることができるモータユニットおよびモータユニットの製造方法を提供する。
【解決手段】モータ23が収容されたモータケース15と、PDU61が収容されたPDUケース62と、が一体化するように締結され、モータケース内に配置され、モータ端子73が接続されるモータ端子台70と、PDUケース内に配置され、PDU端子63が接続されるPDU端子台65と、モータ端子台とPDU端子台との間を接続する3相ケーブル71と、を備え、3相ケーブルを挿通させるため、モータケースおよびPDUケースに開口部84,68が形成されたモータユニット100であって、モータケースの開口部とPDUケースの開口部との間がシールされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータユニットおよびモータユニットの製造方法に関するものである。
従来から、燃料電池自動車や電気自動車などモータにより駆動する車両用パワートレインを備えたものが知られている。また、このような車両用パワートレインを備えた車両には、モータを駆動させるために電力を供給したり、該モータからの回生電力を充電したりするためのインバータを備えたPDU(パワードライブユニット)やバッテリが設けられている。
この車両用パワートレインは、一般的に車体前方のモータルーム(エンジン自動車のエンジンルームに相当)に配置されている。それに対して、車両用パワートレインと接続されるPDUは車体中央部のフロアパネルの下方に配置されていた(例えば、特許文献1参照)。このように車両用パワートレインとPDUとの設置位置が離れると、その間に設けられる3相ケーブルの距離が長くなり、レイアウトが困難になったり、3相ケーブルを構成する銅線からの発熱損失が発生したり、車両の重量が重くなるという問題があった。
これらの問題を解消するために、特許文献1には車両用パワートレインのケーシングとPDUのケーシングとを一体に取り付けたものも提案されている。このように構成することで、3相ケーブルを短くすることができ、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減に寄与することができるというものである。
特開平11−180163号公報
ところで、上述した特許文献1の構造では、車両用パワートレインのケーシングとPDUのケーシングとを一体締結して両者間で3相ケーブルの長さが最短となるようにコネクタ接続しているが、3相ケーブルの両端の接続構造には振動を吸収するための構造が検討されておらず、モータ巻線の断線又はPDU部品の導通不良の虞があった。これは、車両用パワートレインのケーシングとPDUのケーシングとは一体締結されていても、振動した場合には完全に同位相で振動しないため、3相動力線(モータ巻線、PDUバスバーなど)が各々のケーシングに固定されていないと、その3相動力線に応力がかかるためである。また、ケーブルの代わりにバスバーを用いて両者間を接続する方法では、ケーシングが振動した際に振動の吸収力が足りず、バスバーと端子台の接続部において接触不良などが発生する虞があった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、振動の影響を受けにくく、かつ、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることができるモータユニットおよびモータユニットの製造方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、モータ(例えば、実施形態におけるモータ23)が収容されたモータケース(例えば、実施形態におけるモータケース15)と、PDU(例えば、実施形態におけるPDU61)が収容されたPDUケース(例えば、実施形態におけるPDUハウジング62)と、が一体化するように締結され、前記モータケース内に配置され、モータ端子(例えば、実施形態におけるモータ巻線73)が接続されるモータ端子台(例えば、実施形態におけるモータ端子台70)と、前記PDUケース内に配置され、PDU端子(例えば、実施形態におけるPDUバスバー63)が接続されるPDU端子台(例えば、実施形態におけるPDU端子台65)と、前記モータ端子台と前記PDU端子台との間を接続する3相ケーブル(例えば、実施形態における3相ケーブル71)と、を備え、該3相ケーブルを挿通させるため、前記モータケースおよび前記PDUケースに開口部(例えば、実施形態における開口部84,68)が形成されたモータユニット(例えば、実施形態におけるモータユニット100)であって、前記モータケースの開口部と前記PDUケースの開口部との間がシールされていることを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、前記3相ケーブルの両端部にLA端子(例えば、実施形態におけるLA端子54,56)が設けられ、該LA端子と前記モータ端子台および前記PDU端子台とが接続されていることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、モータが収容されたモータケースと、PDUが収容されたPDUケースと、が一体化するように締結され、前記モータケース内に配置され、モータ端子が接続されるモータ端子台と、前記PDUケース内に配置され、PDU端子が接続されるPDU端子台と、前記モータ端子台と前記PDU端子台との間を接続する3相ケーブルと、を備え、該3相ケーブルを挿通させるため前記モータケースおよび前記PDUケースに開口部が形成されたモータユニットの製造方法であって、前記3相ケーブルの一端を前記PDU端子台に接続する工程と、前記3相ケーブルの他端を前記開口部を挿通して前記モータケース側に配置する工程と、前記モータケースに形成された取付用開口部(例えば、実施形態における開口部82)から工具を挿入して前記3相ケーブルの他端を前記モータ端子台に接続する工程と、前記取付用開口部を蓋部材(例えば、実施形態における蓋部材83)で閉塞する工程と、を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、モータケースとPDUケースとを一体締結したため、3相ケーブルが受ける振動の影響を最小限にすることができる。また、モータケースに収容されたモータ端子台とPDUケースに収容されたPDU端子台との間に敷設される3相ケーブルの長さを短くすることができるため、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることができる。また、モータケースの開口部とPDUケースの開口部とをシール材(O−リング)を介して接続することで、モータケースとPDUケースとをメタルタッチさせることができるため、接地用のシールド線を廃止することが可能となる。さらに、モータケースの開口部とPDUケースの開口部とをシール材(O−リング)を介して接続することで、防水性を確保することができる。
請求項2に記載した発明によれば、端子台と3相ケーブルとの接続箇所にLA端子を用いることにより、接続箇所の省スペース化を図ることができる。つまり、モータケースおよびPDUケースの小型化を図ることができる。また、LA端子を用いることにより端子の脱着が容易になり、ケース一体化の組立性が向上する。したがって、モータユニットが振動しても、3相ケーブルでケース間の振動を吸収できるので、モータ巻線やPDU導通部品(バスバー)は振動の影響を受けにくくなり、かつ、簡単な取付で、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることが可能となる。
請求項3に記載した発明によれば、モータケースとPDUケースとを一体締結したため、モータケースに収容されたモータ端子台とPDUケースに収容されたPDU端子台との間に敷設される3相ケーブルの長さを短くすることができる。したがって、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることができる。また、PDU端子台と3相ケーブルとを締結固定した後に、モータ端子台と3相ケーブルとを締結固定することで、最小限の締結開口部で確実に3相ケーブルを端子台に締結させることができ、信頼性の高いモータユニットを製造することができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1はモータユニットの概略構成断面図である。図1に示すように、モータユニット100は、モータ23を収容した車両用パワートレイン(以下、パワートレインという。)10と、インバータ75を収容したPDU61と、を備えている。このモータユニット100は、パワートレイン10の上方にPDU61が載置された構成になっている。
パワートレイン10は、ステータ部21およびロータ部22を備えたモータ23を収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の一方側に締結され、モータ23の出力軸24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の他方側に締結され、モータ23の回転センサ25を収容するセンサハウジング13と、を備えている。つまり、モータハウジング11、ミッションハウジング12およびセンサハウジング13とで、モータケース15を構成している。なお、ミッションハウジング12は、モータハウジング11に締結された共用ハウジング12Aと、共用ハウジング12Aに締結されたギアハウジング12Bとで構成されている。また、モータハウジング11の内部はモータ室36として、ミッションハウジング12の内部はミッション室37として、センサハウジング13の内部はセンサ室38として、それぞれ構成されている。
モータハウジング11は、モータ23全体を覆うように略円筒形状で形成されている。モータハウジング11とミッションハウジング12との境界部のミッションハウジング12側には、モータ23の出力軸24の一端を回転自在に支持するベアリング26が設けられ、モータハウジング11とセンサハウジング13との境界部のセンサハウジング13側には、モータ23の出力軸24の他端を回転自在に支持するベアリング27が設けられている。
また、モータハウジング11の壁部31、ミッションハウジング12の壁部32およびセンサハウジング13の壁部33には、互いに連通するブリーザ通路35がそれぞれ形成されている。
ここで、モータハウジング11の壁部31内で、ブリーザ通路35よりも内周側には、モータ23を冷却するためのウォータジャケット55がモータ23のステータ部21を全周覆うように設けられている。また、ステータ部21は、モータハウジング11に焼き嵌めされており、モータハウジング11の内周面に密着するように配されている。
ミッションハウジング12内には、パワートレイン10内で使用している潤滑オイルを分離するためのブリーザ室51が形成されている。つまり、動力伝達部(ギア)やモータ23の回転により飛散した潤滑オイルをブリーザ室51で分離することができ、潤滑オイルがブリーザ室51に設けられ外部と連通するブリーザ配管39から外部へ漏れ出すことを防止することができる。
このブリーザ室51は、パワートレイン10の最上部にあたる位置に形成されている。また、ブリーザ室51はブリーザ通路35と連通しており、ブリーザ配管39からパワートレイン10内の高圧・高温の空気を排出することができるようになっている。さらに、ブリーザ室51は、ブリーザ通路35を介してモータ室36、ミッション室37、およびセンサ室38と連通している。
ここで、パワートレイン10には、PDU61に接続される3相ケーブル71と、モータ23のモータ巻線73とを電気的に接続させるためのモータ端子台70が設けられている。モータ端子台70は、モータ室36に面したセンサハウジング13の壁部77(後に詳述する。)に取り付けられている。モータ端子台70とPDU61に設けられたPDU端子台65との間には、3相ケーブル71が敷設されており、モータ23とインバータ75とが電気的に接続されている。なお、センサハウジング13には、3相ケーブル71を配設するとともに、3相ケーブル71とモータ端子台70とを接続させるための接続室81が形成されている。
次に、PDU61は、パワートレイン10の上方に載置されている。PDU61は略箱型形状のPDUハウジング62を備えており、PDUハウジング62内にインバータ75やコンデンサ76などが収容されている。また、インバータ75にはPDUバスバー63が設けられている。PDUバスバー63は、同じくPDUハウジング62内に収容されたPDU端子台65に向かって延設されており、PDUバスバー63とPDU端子台65とは締結ボルト64(図2参照)により締結固定されている。そして、PDU端子台65に接続されているPDUバスバー63と3相ケーブル71が締結ボルト80により電気的に接続されている。
図2は図1のA部詳細図である。なお、図2ではブリーザ通路35が形成されていない断面を示す。また、説明の都合上一部斜め上方よりの斜視図にしている。
図2に示すように、モータ23を構成しているステータ部21およびロータ部22がモータハウジング11内に配されている。ステータ部21は、略円環状の板材が複数積層されたステータコア21Aと、該ステータコア21Aに巻回されたモータ巻線わたり部21Bとで構成されている。モータ巻線わたり部21Bからモータ端子台70に向かってモータ巻線73が3本延設されている。そして、モータ巻線73の端部にはLA端子のモータ端子53が設けられ、締結ボルト74を介してモータ端子台70に締結されている。なお、締結ボルト74をモータ端子台70に締め付けるために、センサハウジング13の天上面13Aには開口部41が形成され、該開口部41を閉塞するために蓋部材42が設けられている。
モータ端子台70が取り付けられる位置におけるセンサハウジング13の天上面13Aと底面13Bとの間には、壁部77が立設されている。壁部77には開口部78が形成されており、該開口部78にモータ端子台70の3相ケーブル接続部43が挿通されるようになっている。具体的には、モータ23の各相に対応した3相ケーブル接続部43を挿通することができる開口部78が壁部77に形成されている。つまり、壁部77のモータハウジング11側からモータ端子台70を取り付けると、壁部77の接続室81側にモータ端子台70の3相ケーブル接続部43が突出するとともに、モータ端子台70に設けられた放熱板50と壁部77とが当接するようになっている。
この状態で、放熱板50に形成されたネジ孔(不図示)にネジを挿通して放熱板50と壁部77とをメタルタッチ(接触)させて締付固定している。なお、放熱板50と壁部77との間には液体パッキンを塗布した状態でシールし締付固定している。
次に、接続室81において、モータ端子台70の3相ケーブル接続部43と3相ケーブル71とが接続されている。具体的には、3相ケーブル71の端部にLA端子54が設けられ、締結ボルト79を介してモータ端子台70に締結されている。なお、締結ボルト79をモータ端子台70に締め付けるために、センサハウジング13の側面13Cには開口部82が形成され、該開口部82を閉塞するために蓋部材83が設けられている。
そして、3本の3相ケーブル71は、接続室81の上部に形成された開口部84を挿通するとともに、PDUハウジング62の下面に形成された開口部68を挿通して、PDU61内へ敷設されている。なお、PDUハウジング62には、3相ケーブル71を配設するとともに、3相ケーブル71をPDU端子台65に締結させるための接続室85が形成されている。
この接続室85のPDU端子台65において、PDUバスバー63と3相ケーブル71とが接続されている。具体的には、3相ケーブル71の端部にLA端子56が設けられ、締結ボルト80を介してPDUバスバー63と3相ケーブル71とが接続されている。
なお、3相ケーブル71におけるモータ端子台70との接続箇所と、PDU端子台65(PDUバスバー63)との接続箇所とは、モータユニット100の正面視において水平方向にずれており、PDU端子台65との接続箇所の方が車幅方向外側に位置している。つまり、3相ケーブル71は、正面視において傾斜するように敷設されている。このように構成することで、3相ケーブルの長さに若干の余裕を持たせることができ、モータユニット100が振動したときに追従させることが可能となる。
(モータユニットの製造方法)
次に、モータユニット100の製造方法(組立方法)について説明する。なお、ここでは3相ケーブル71の接続方法を中心に説明する。
まず、PDU61のPDU端子台65に3相ケーブル71を接続する。具体的には、3相ケーブル71の一端に取り付けられたLA端子56をPDUバスバー63との接続部に位置合わせし、そこに締結ボルト80を締め付けて固定する。また、3相ケーブル71の他端側は、PDUハウジング62の開口部68から突出するように配しておく。
3相ケーブル71の他端をモータケース15(センサハウジング13)の開口部84に挿入し、PDUハウジング62の開口部68とモータケース15の開口部84とを当接させ、ボルトなどにより締結固定する。このとき、PDUハウジング62の開口部68と、モータケース15の開口部84との間にはシール材(O−リング)を設置させた状態で当接し、締付固定する。
次に、パワートレイン10のモータ端子台70に3相ケーブル71を接続する。具体的には、3相ケーブル71の他端に取り付けられたLA端子54をモータ端子台70の3相ケーブル接続部43に位置合わせし、そこに締結ボルト79を締め付けて固定する。締結ボルト79を締付固定する際には、センサハウジング13の側面13Cに形成された開口部82より工具(不図示)を挿入して締結ボルト79を締め付ける。締結ボルト79の締め付けが完了したら、蓋部材83により開口部82を閉塞して、3相ケーブル71の接続が完了する。
(作用)
上述のように構成したモータユニット100の作用について説明する。
車両の運転中には、タイヤから伝わる振動やモータ23などが駆動することによる振動などが生じ、その振動はモータユニット100にも伝播する。モータユニット100が振動する際、モータハウジング11、ミッションハウジング12、およびセンサハウジング13からなるモータケース15およびPDUハウジング62も振動する。モータケース15とPDUハウジング62とはボルトなどにより締結固定されているため、基本的には同位相で振動するが、3相ケーブル71に加わる振動ストレスは発生している。しかしながら、本実施形態では、3相ケーブル71の両端にLA端子54,56を取り付け、LA端子54,56を締結ボルト79,80でモータ端子台70、PDU端子台65(PDUバスバー63)にそれぞれ締結固定したため、モータ巻線73やPDUバスバー63に振動を伝えることなく、3相ケーブル71だけで振動を吸収させて追従させることができる。また、LA端子54,56のボルト挿通孔の大きさに若干の余裕を持たせることで、組立てバラツキに対する生技性を向上することができる。またさらに、3相ケーブル71の長さを、若干余裕を持たせるように正面視で傾斜させて配置することでも、振動に対して追従させることができる。したがって、従来のコネクタ接続やバスバー接続よりも安価で簡単でしかも確実に振動を吸収することが可能となる。
本実施形態によれば、モータケース15(モータハウジング11、ミッションハウジング12、およびセンサハウジング13)とPDUハウジング62とを一体締結したため、モータケース15に収容されたモータ端子台70とPDUハウジング62に収容されたPDU端子台65との間に敷設される3相ケーブル71の長さを短くすることができる。したがって、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることができる。また、モータケース15の開口部84とPDUハウジング62の開口部68とをシール材(O−リング)を介して接続することで、モータケース15とPDUハウジング62とをメタルタッチさせることができるため、接地用のシールド線を取り止めることが可能となる。さらに、モータケース15の開口部84とPDUハウジング62の開口部68とをシール材(O−リング)を介して接続することで、振動に追従させつつ防水性を確保することができる。
また、各端子台65,70と3相ケーブル71との接続箇所にLA端子54,56を用いることにより、接続箇所の省スペース化を図ることができる。つまり、モータケース15およびPDUハウジング62の小型化を図ることができる。また、LA端子54,56を用いることにより端子の脱着が容易になり、ケース一体化の組立性が向上する。したがって、モータユニット100が振動しても3相ケーブル71でケース間の振動を吸収できるので、モータ巻線73やPDU導通部品(PDUバスバー63)は振動の影響を受けにくくなり、かつ、簡単な取付けで、電気抵抗による発熱の抑制および重量の軽減を図ることが可能となる。
さらに、PDU端子台65と3相ケーブル71とを締結固定した後に、モータ端子台70と3相ケーブル71とを締結固定することで、確実に3相ケーブル71を各端子台65,70に締結させることができ、信頼性の高いモータユニット100を製造することができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や材質などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、3相ケーブルが、モータ端子台との接続箇所よりもPDU端子台との接続箇所の方が車幅方向外側に位置するように傾斜配置したが、逆に、PDU端子台との接続箇所よりもモータ端子台との接続箇所の方が車幅方向外側に位置するように傾斜配置してもよい。また、3相ケーブルを正面視において傾斜配置させなくてもよい。
本発明の実施形態におけるパワートレインの概略構成断面図である。 図1のA部詳細図である。
符号の説明
15…モータケース 23…モータ 54,56…LA端子 61…PDU 62…PDUハウジング(PDUケース) 63…PDUバスバー(PDU端子) 65…PDU端子台 68…開口部 70…モータ端子台 71…3相ケーブル 73…モータ巻線 77…壁部 82…開口部(取付用開口部) 83…蓋部材 84…開口部 100…モータユニット

Claims (3)

  1. モータが収容されたモータケースと、PDUが収容されたPDUケースと、が一体化するように締結され、
    前記モータケース内に配置され、モータ端子が接続されるモータ端子台と、
    前記PDUケース内に配置され、PDU端子が接続されるPDU端子台と、
    前記モータ端子台と前記PDU端子台との間を接続する3相ケーブルと、を備え、
    該3相ケーブルを挿通させるため、前記モータケースおよび前記PDUケースに開口部が形成されたモータユニットであって、
    前記モータケースの開口部と前記PDUケースの開口部との間がシールされていることを特徴とするモータユニット。
  2. 前記3相ケーブルの両端部にLA端子が設けられ、該LA端子と前記モータ端子台および前記PDU端子台とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載のモータユニット。
  3. モータが収容されたモータケースと、PDUが収容されたPDUケースと、が一体化するように締結され、
    前記モータケース内に配置され、モータ端子が接続されるモータ端子台と、
    前記PDUケース内に配置され、PDU端子が接続されるPDU端子台と、
    前記モータ端子台と前記PDU端子台との間を接続する3相ケーブルと、を備え、
    該3相ケーブルを挿通させるため前記モータケースおよび前記PDUケースに開口部が形成されたモータユニットの製造方法であって、
    前記3相ケーブルの一端を前記PDU端子台に接続する工程と、
    前記3相ケーブルの他端を前記開口部を挿通して前記モータケース側に配置する工程と、
    前記モータケースに形成された取付用開口部から工具を挿入して前記3相ケーブルの他端を前記モータ端子台に接続する工程と、
    前記取付用開口部を蓋部材で閉塞する工程と、を備えていることを特徴とするモータユニットの製造方法。
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